JP7377152B2 - 読取システム、読取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、読取システム、読取方法に関する。
本発明は、非接触IC(Integrated Circuit)タグとの通信手段を備えてなる読取システム、読取方法に関する。
通箱内の輸送物品に張り付けられたICタグを読取漏れが発生しないように、少なくとも1つ通箱内側にリーダが設置され、当該リーダによって通箱に収容された物品のICタグを読み取ることで、物品の在庫管理を行う物品管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。ICタグから読み取られたデータは、外部通信用アンテナから外部の携帯端末により収集され、ネットワークを介してサーバに送信することが可能となっている。また、通箱の内部と外部との間で電波が透過しないように遮蔽する遮蔽部材が、通箱の全面に亘って設けられている。
特許第6220825号公報
しかしながら、収容されたICタグについては、内部に設けられたリーダによって読み取るだけでなく、外部のリーダから読み取れることが必要となる場合があった。上述の物品管理システムでは、通箱の全面に遮蔽部材が用いられているため、外部のリーダから通箱内のICタグを読み取ることができない。また、通箱から遮蔽部材を取り除いた場合には、外部のリーダからICタグを読み取ることができるが、通箱内に設けられたリーダは、通箱外のICタグを読み取ってしまう可能性が生じてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、容器の内部のICタグを読み取る際に容器外部のICタグを読み取らないようにしつつ、容器外部からであっても容器内部のICタグを読み取ることが可能な読取システム、読取方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、物品を収容可能な収容部を有する容器と、前記容器に設けられ、前記物品に取り付けられたICタグと通信を行う通信部と、当該収容部を取り囲む領域の一部に設けられ前記ICタグと前記通信部との無線通信を遮蔽する遮蔽部と、前記容器に設けられる基準ICタグと、前記基準ICタグを読み取ることができたか否かに応じて、前記通信部の通信領域の広さを変更する通信範囲制御部と、を有する。
また、本発明の一態様は、物品を収容可能な収容部を有する容器と、前記容器に設けられ、前記物品に取り付けられたICタグと通信を行う通信部と、当該収容部を取り囲む領域の一部に設けられ前記ICタグと前記通信部との無線通信を遮蔽する遮蔽部と、前記容器に設けられる基準ICタグと、通信ユニットと、を有する読取システムにおける読取方法であって、前記通信ユニットが、前記基準ICタグを読み取ることができたか否かに応じて、前記通信部の通信領域の広さを変更する読取方法である。
以上説明したように、この発明によれば、容器の内部のICタグを読み取る際に容器外部のICタグを読み取らないようにしつつ、容器外部からであっても容器内部のICタグを読み取ることが可能となる。
この発明の一実施形態による読取システム1の構成を示す概略構成図である。 容器Cの外部から読取装置150によって収容部C3内のICタグを読み取る場合について説明する図である。 リーダライタ101の出力のレベルと基準ICタグK1の読み取り状況との関係の一例を説明する図である。 通信ユニット10の動作を説明するフローチャートである。 第1の実施形態における変形例における読取システム1aを説明する概略構成図である。 第1の実施形態における他の変形例における読取システム1bを説明する概略構成図である。 第1の実施形態における他の変形例における読取システム1cを説明する概略構成図である。 第1の実施形態における他の変形例における読取システム1dを説明する概略構成図である。 第1の実施形態における他の変形例における読取システム1dを説明する概略構成図である。 複数の読取システムが隣接された場合を説明する図である。 複数の読取システムが隣接された場合を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態による読取システムについて図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による読取システム1の構成を示す概略構成図である。
読取システム1は、容器Cと、通信ユニット10と、複数の基準ICタグ(K1、K2、K3)を含む。
容器Cは、容器本体C1と、蓋部C2と、収容部C3を有する。容器Cの形状は、箱状(矩形状)であり、物品を収容しているか否かに関わらす一定の形状を保持することができるものである。また、容器Cは、断熱材が用いられた場合には、収容部C3内に保冷剤を入れることで、収容部C3内の温度を低温の状態に保つことができる。例えば、保冷状態や冷凍状態を維持する必要がある物品を収容することができる。
また、このような容器Cは、特定の場所に設置されるものであってもよいし、持ち運び可能であってもよい。
ここでは、収容部C3には、物品50が収容されている。この物品50には、ICタグT1が取り付けられている。また、ここでは収容部C3に1つの物品が収容されているが、複数の物品を収容することもできる。
ICタグT1は、管理対象の物品に1つずつ取り付けられる。
ICタグT1は、例えば、RFID(radio frequency identifier)タグである。
複数のICタグは、物品に取り付けられるICタグと、通信領域を設定する上で基準となる位置に設置されるICタグ(以下、基準ICタグと称する)との2種類に分けることができる。ICタグT1は、それぞれ物品に取り付けられ、各物品を識別するために用いることができる。
このICタグT1は、個別に識別情報が割り当てられており、1つの物品50に1つのICタグT1が取り付けられており、ICタグT1の識別情報に基づいて、物品50を個別に識別できるようになっている。
容器本体C1は、内周側に1つまたは複数の物品を収容可能な収容部C3が設けられている。容器本体C1は、収容部C3を取り囲む領域の一部に形成されている。ここでは、容器C1の上面、底面、側面のうちいずれか1つの面の少なくとも一部に開口部C11が設けられており、この開口部C11以外において容器本体C1が収容部C3を取り囲むようになっている。なお、開口部C11は、容器本体C1の複数面に設けられていてもよい。
開口部C11は、収容部C3に対して外部から物品を入れる、あるいは収容部C3から物品を取り出すことが可能となっている。
また、容器本体C1には、遮蔽部材が用いられる。遮蔽部材は、電波を遮蔽する機能を有する。遮蔽部材は、電波を著しく弱めることが可能な部材であれば、任意の材質を使用しても構わない。
容器本体C1の全体が遮蔽部材によって構成されていてもよいし、容器本体C1の外周面、内周面、外周面と内周面と間、のうち少なくともいずれか1つの部分に、遮蔽部材が設けられていてもよい。容器本体C1は、収容部C3を取り囲むように形成されており、リーダライタ101から放射された電波が容器本体C1を透過しないようにされている。このため、容器Cの外部にあるICタグとリーダライタ101とが容器本体C1通信経路の一部とした通信が成立しないようになっている。
収容部C3は、1つまたは複数の物品を収容可能である。
蓋部C2は、容器本体C1の開口部C11に取り付けられる。
蓋部C2は、通信ユニット10のリーダライタ101から放射される電波を透過することが可能な材料(樹脂、紙等)で形成される。
容器Cの一部には開口部C11が設けられており、蓋部C2が非遮蔽部材によって形成されているため、容器Cには非遮蔽領域が設定されており、これにより外部のリーダライタが、通信領域を非遮蔽部から収容部C3内に到達するような位置から通信することで、収容部C3に収容されたICタグT1を読み取ることができるようになっている。
ここで、非遮蔽部には遮蔽部材が設けられていないが、遮蔽部材によって構成されるシート部材で非遮蔽部を覆うように設けるようにしてもよい。これにより、容器Cの外部から収容部C3内のICタグT1を読み取る際に、開口部C11からシート部材を取り外す(めくる)ことで、外部からICタグT1を読むようにしてもよい。そして、読み終わった際に、シート部材を取り付けるようにしてもよい。これにより、外部からICタグT1を読む場合にのみ非遮蔽部が非遮蔽状態となるようにすることができ、外部からICタグを読む必要がないときは、遮蔽状態を維持することができる。
また、蓋部C2は、容器本体C1から取り外すことができてもよいし、蓋部C2の一部が容器本体C1に連結されていることで、開閉することが可能となっていてもよい。
通信ユニット10は、容器Cの複数の側部のうちいずれか1つの側部に取り付けられる。この図において、通信ユニット10は、開口部C11に対向する面C12に取り付けられる。通信ユニット10は、面12の面上に設けられてもよいし、面12から窪むように形成される凹部に収まるように取り付けられてもよい。また、面12と当該面12に対向する外部側の面との間に埋め込まれるようにしてもよい。
通信ユニット10は、リーダライタ101、通信範囲制御部102を含む。
リーダライタ101は、通信ユニット10が開口部C11に対向する面C12に取り付けられることで、当該リーダライタ101についても、開口部C11に対向する面C12に取り付けられる。
リーダライタ101は、出力に応じて定まる通信領域Rを対象として、電波を放射することで、ICタグと通信を行う。リーダライタ101は、通信可能な領域内にあるICタグと無線によって通信を行う通信部として機能する。リーダライタ101は、物品(例えば物品50)に取り付けられたICタグ(例えば、ICタグT1)と通信を行うことが可能なアンテナを備えている。
リーダライタ101の通信可能な領域は、ICタグと無線通信するための送信アンプのゲインを調整することで、当該通信可能な領域の大きさが決まる。
また、リーダライタ101は、送信アンプのゲインの調整の他に、周囲の環境の変化に起因して、通信可能な領域の広さが変わることがある。例えば、周囲の温度の変化によって、通信アンプの増幅率や、空気中の屈折率などの物性値が変化することがあり、これにより、通信可能な距離や広さが変化する場合がある。
リーダライタ101の通信領域のうち、通信領域の長手方向に直交する幅方向(短手方向)においては、通信領域内が容器Cの外部を含むような大きさに設定されたとしても容器本体C1の遮蔽部材によって遮蔽される。このため、仮に容器Cの外部であって容器Cの近傍にICタグT10が存在していたとしても、リーダライタ101は、このICタグT10を読み取ることがなく、収容部C3内にあるICタグのみを読み取ることができる。
通信範囲制御部102は、リーダライタ101によって第1基準ICタグ(例えば基準ICタグK1)の読取結果に基づいて、リーダライタ101の通信領域の広さを変更する。例えば、通信範囲制御部102は、基準ICタグK1を読むことができる場合に、リーダライタ101の出力を減少させ、基準ICタグK1を読むことができない場合に、出力を増加することで、通信領域の広さを変更する。
通信範囲制御部102は、リーダライタ101の出力を減少させる場合には、リーダライタ101の内部の回路に設けられた送信アンプのゲインを減少させることで、通信領域の大きさが小さくなるように変更することができ、リーダライタ101の出力を増加させる場合には、当該送信アンプのゲインを増加させることで、通信領域の大きさが大きくなるように変更することができる。
通信範囲制御部102は、リーダライタ101の出力を増加させることで、リーダライタ101の正面側において読取ができる距離を長くすることができ、リーダライタ101の出力を減少させることで、リーダライタ101の正面側において読取ができる距離を短くすることができる。
このように、通信範囲制御部102は、容器Cに開口部C11がありその遠方側に非遮蔽領域があったとしても、基準ICタグK1が設けられた位置に応じて通信範囲の大きさを制御することで、容器Cの外側に通信領域が到達しないようにすることができ、開口部があったとしても収容部の外部にあるICタグを読み取ってしまうことを防止することができる。
ここで、リーダライタ101の特性にもよるが、通信範囲制御部102は、リーダライタ101の出力を増加させることで、リーダライタ101の正面側における幅方向の読取可能な幅を広くすることができ、リーダライタ101の出力を減少させることで、リーダライタ101の正面側における幅方向の読取可能な幅を狭くすることもできる。
また、容器Cに断熱材が用いられる場合、収容部C内の温度は、外気温度とは異なる温度に維持されるが、蓋部C2を開いた場合に一時的に外気温に近づく。このような場合、リーダライタ101は、温度の変化の影響を受け、出力の変動が生じ、通信範囲の大きさも変動する。このような場合であっても、通信範囲制御部102が、基準ICタグK1を用いることで、リーダライタ101の出力を制御することができる。
通信範囲制御部102は、基準ICタグK1の識別情報を予め記憶しており、リーダライタ101によって取得された識別情報のうち、基準ICタグK1の識別情報があるか否かを判定することで、基準ICタグK1を読み取ることができたか否かを判定することができる。
通信範囲制御部102は、例えばCPU(中央処理装置)等の処理装置若しくは専用の電子回路で構成されてよい。
なお、通信ユニット10は、リーダライタ101によってICタグを読み取った結果を記憶する記憶部を有する。この記憶部に記憶されたログを、無線または有線によって外部のコンピュータやスマートフォンに対して出力するようにしてもよい。無線によって出力する場合には、非遮蔽部を介して送信するようにしてもよい。
記憶部は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
この記憶部は、例えば、不揮発性メモリを用いることができる。
基準ICタグK1、K2、K3は、リーダライタ101の通信領域を設定する上で基準となる位置を示すために用いることができる。
また、基準ICタグK1、基準ICタグK2、基準ICタグK3に割り当てられたそれぞれの識別情報を参照することで、いずれの基準ICタグを読み取ることができたか、あるいはいずれも読み取ることができなかったのかを把握できる。また、基準ICタグK1、基準ICタグK2、基準ICタグK3に割り当てられたそれぞれの識別情報を例えば、記憶部に予め特定しておくことで、いずれの基準ICタグを読み取ることができたか、あるいは、物品に取り付けられたICタグであるかを識別することもできる。
基準ICタグK1は、リーダライタ101によってICタグと通信を行う対象として定められた対象領域と、リーダライタ101による通信の読み取り対象外として定められた対象外領域と、の境界に応じた位置であって、リーダライタ101から到来する電波が遮蔽部材によって遮蔽されない位置に配置され、対象領域の基準位置を表す。
ここでは、基準ICタグK1は、容器Cにおいて、通信ユニット10が取り付けられた面12に対向する面側(蓋部C2)であって、非遮蔽部または非遮蔽部の近傍に取り付けられる。また、基準ICタグK1は、蓋部C2に取り付けられる場合について説明するが、容器本体C1に取り付けられてもよい(後述する)。
この基準ICタグK1は、蓋部C2の外面または内面に貼り付けられてもよいし、外面または内面の一部に設けられた凹部(窪み)に取り付けるようにしてもよい。基準ICタグK1が設けられることで、少なくとも基準ICタグK1とリーダライタ101との間に容器Cの収容部C3が位置することになる。これにより、基準ICタグK1は、容器Cの外部側と容器Cの内部側との境界の位置を示すことができる。ここでは、容器Cの外部側が対象外領域として設定され、基準ICタグT1が取り付けられた容器Cの外面よりも内側(少なくとも収容部C3を含む領域)が対象領域として設定される。
また、この基準ICタグT1は、リーダライタ101の対向面側に設けられた場合には、最大距離の位置を示すものとして用いることができる。
基準ICタグK2は、開口部C11の近傍であって収容部C13の内部に設けられる。
通信ユニット10は、基準ICタグK1が読取できないような通信領域に設定されたとしても、基準ICタグK2が読み取ることができていれば、少なくとも、収容部C3内についてICタグを読取可能な状態であったことを検出することができる。なお、基準ICタグK2を利用することで、蓋部C2(非遮蔽部)の厚さは、基準ICタグK1が読取不可であった場合に、当該基準ICタグK1を読み取らなかったとしても基準ICタグK2を読み取ることができるような関係となる厚さに設定することができる。
基準ICタグK3は、収容部C3のうち通信ユニット10が設けられた近傍のいずれかの位置に設けられる。例えば、基準ICタグK3は、容器C内において、面C12における角部に設けられる。通信ユニット10は、基準ICタグK1が読取できないような通信領域に設定されたとしても、基準ICタグK3が読み取ることができていれば、面C12の角部においてもICタグを読取可能な状態であったことを検出することができる。
図2は、容器Cの外部から読取装置150によって収容部C3内のICタグを読み取る場合について説明する図である。
読取装置150は、容器Cの外周面のうち、開口部C11設けられた面側において、収容部C3に向かって読取用の電波を放射することで、容器C内部のICタグT1を容器Cの外部から読み取ることが可能である。ここでは、開口部C11には、蓋部C2があるが、蓋部C2は非遮蔽部材によって構成されているため、蓋部C2を開くことなく、外部からICタグT1を読み取ることができる。蓋部C2を開くことなく外部からICタグT1を読み取ることができるため、収容部C3の気密性を維持しつつ、外部からICタグT10を読み取ることができる。
図3は、リーダライタ101の出力のレベルと基準ICタグK1の読み取り状況との関係の一例を説明する図である。
例えば、初期状態として想定した環境下において最適な出力レベルが100である場合、通信範囲制御部102は、例えば、リーダライタ101の送信アンプのゲインを出力レベル100に応じた値に変更する。この場合、基準ICタグK1を読み取ることができなかった場合(図1;通信領域R、図3「K1読取」が「×」)、出力を増加する。
ここで、通信範囲制御部102は、出力を増加または減少させる場合における変更の度合いは、予め決められた度合い毎に変更するようにしてもよい。例えば、出力のレベルを5単位で変更するようにしてもよいし、10単位で変更するようにしてもよい。変更の度合いが小さいほど、通信範囲の微調整がし易い。
ここでは、基準ICタグK1を読み取ることができなかったため、出力レベルを120まで増加させた場合、基準ICタグK1を読み取ることができるようになったため(図1;通信領域R1、図2「K1読取」が「○」)、通信範囲制御部102は、出力を減少させる。
通信範囲制御部102は、このような調整を繰り返すことで、そのときの環境に応じた最適な出力となるように収束させることができる。
ここで、通信範囲制御部102は、出力レベルを100あるいは120に設定したとしても、基準ICタグK2については、いずれの出力レベルであっても、読み取ることができており(図2「K2読取」がいずれも「○」)、基準ICタグK3についても、いずれの出力レベルであっても、読み取ることができている(図2「K3読取」がいずれも「○」)。
一方、容器Cの外部にあるICタグT10については、出力レベルを100あるいは120に設定したとしても、いずれも読み取りされない(図2「T10読取」がいずれも「×」)。
このように、基準ICタグK1を読み取ることができるか否かに応じて通信範囲を拡大または縮小するようにリーダライタ101を制御するようにしたので、仮に容器Cの近傍にICタグがあっても、そのICタグとは通信せず、収容部C3にあるICタグを対象として通信することが可能となる。
次に、上述した通信ユニット10の動作を説明する。図4は、通信ユニット10の動作を説明するフローチャートである。
通信ユニット10の通信範囲制御部102は、リーダライタ101によってICタグと通信を行い、ICタグから識別情報の読み出しを行い(ステップS101)、読み出しの結果、基準ICタグK1を読み取ることができたか否かを判定する(ステップS102)。
通信範囲制御部102は、読み出し処理の結果において、基準ICタグK1の識別番号が検出された場合には(ステップS102-YES)、基準ICタグK1を読み取ることができたと判定し、リーダライタ101の出力を減少させる(ステップS103)。そして、通信範囲制御部102は、リーダライタ101による通信を終了するか否かを判定し(ステップS104)、終了しない場合(ステップS104-NO)にはステップS101に移行し、読み取り処理を終了する場合(ステップS104-YES)には、処理を終了する。
処理の終了については、外部から処理終了のコマンドの入力があった場合に終了するようにしてもよい。
一方、ステップS102において、基準ICタグK1の識別情報が検出されなかった場合(ステップS102-NO)、通信範囲制御部102は、基準ICタグK1を読み取ることが出来なかったと判定し、リーダライタ101の出力を増加させる(ステップS105)。その後、通信範囲制御部102は、処理をステップS104に移行する。
以上説明した実施形態によれば、通信範囲制御部102が、基準ICタグK1を読み取ることができたか否かに応じて、リーダライタ101の通信領域の大きさを調整することができる。これにより、リーダライタ101の周囲の環境(温度、湿度、気圧など)が変動することに応じてリーダライタ101の通信領域の特性に変動が生じたとしても、基準ICタグK1が配置された位置を基準として、出力値が収束するようにして、通信領域を調整することができる。これにより、温度センサや気圧センサ等の環境を測定するセンサを用いる必要がない。また、開口部C11の外部側に遮蔽部材を設ける必要がないので、容器Cの外部にある読取装置であっても、収容部C3の内部のICタグを読み取ることができる。
また、この実施形態によれば、基準ICタグK1を非遮蔽部近傍に設けるようにしたので、非遮蔽部から容器Cの外部側に通信領域が到達しているか否かを直接的に把握することができる。すなわち、読取対象外の領域の近傍に基準ICタグK1を設けることで、リーダライタ101の通信領域が読取対象外の領域に到達しているか否かを直接的に把握することができる。
次に、上述した第1の実施形態の変形例について説明する。
図5は、第1の実施形態における変形例における読取システム1aを説明する概略構成図である。この図において、図1と共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略、相違する点について説明する。
基準ICタグK1は、第1実施形態において蓋部C2に取り付けられる場合について説明したが、この変形例においては、容器本体C1aに取り付けられる。
ここで、容器Caにおいて、開口部C11aは、第1実施形態と概ね同じであるが、開口する大きさが、第1実施形態に比べて小さい。ここで、容器本体C1aの開口部C11a側の端部においては、面C12に対して平行方向に伸びる部位があり、これにより開口部C11aのサイズが小さくなっている。
蓋部C2aは、開口部C11aに対応する形状とされ、容器本体C1aに取り付け可能である。
この場合、基準ICタグK1は、開口部C11a近傍の収容部C3内に設けられる。このとき、基準ICタグK1と通信ユニット10(リーダライタ101)とは、容器本体C1aにおいて対向する位置に設けられる。
また、この変形例に示すように、非遮蔽部(蓋部C2a)は、リーダライタ101に対応する面において全面に設けずに、リーダライタ101に対向する面の一部に設けられていてもよい。
次に、図6は、第1の実施形態における他の変形例における読取システム1bを説明する概略構成図である。この図において、図1または図5と共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略、相違する点について説明する。
容器Cbにおいて、容器本体C1aは、上述の図5に示す形状と同じであるが、蓋部C2bの形状が異なる。すなわち、蓋部C2bは、開口部C11aを基準として収容部C3側に配置される。
この場合、基準ICタグK1は、蓋部C2bが取り付けられた状態において、蓋部C2bよりも通信ユニット10に近い位置に設けられる。
次に、図7は、第1の実施形態における他の変形例における読取システム1cを説明する概略構成図である。この図において、図1、図5、図6のいずれかに共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略、相違する点について説明する。
図6に示す容器Cbにおいては、読取装置150が収容部C3内のICタグを読み取る場合、容器本体C1aから離間した位置から読み取る場合を想定していた。しかしこの変形例においては、開口部C11aに収まるように取り付けた状態で収容部C3内のICタグを読み取るようにしてもよい。この場合、読取装置150は、容器Ccの外部にあるICタグT10を読み取ることがない。
ここでは、読取装置150における容器Ccに対向する面の形状及びサイズと、開口部C11aの形状及びサイズが同じであると非遮蔽部を読取装置150で覆うことができる点において好ましい。
次に、図8は、第1の実施形態における他の変形例における読取システム1dを説明する概略構成図である。この図において、図1、図5、図6、図7のいずれかに共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略、相違する点について説明する。
図5に示す容器Caにおいては、読取装置150が収容部C3内のICタグを読み取る場合、容器本体C1aから離間した位置から読み取る場合を想定していた。しかしこの変形例においては、蓋部C2cを覆うようにして蓋部C2cに当接させた状態で収容部C3内のICタグを読み取るようにしてもよい。この場合、読取装置150は、容器Ccの外部にあるICタグT10を読み取ることがない。
ここでは、読取装置150における容器Cdに対向する面の形状及びサイズと、開口部C11aの形状及びサイズが同じであると非遮蔽部を読取装置150で覆うことができる点において好ましい。
次に、図9は、第1の実施形態における他の変形例における読取システム1dを説明する概略構成図である。この図において、図1、図5、図6、図7、図8のいずれかに共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略、相違する点について説明する。
上述の実施形態においては、容器Cにおいて通信ユニット10(リーダライタ101)が取り付けられる面と、基準ICタグK1が取り付けられる面が対向する場合について説明したが、隣接する面に設けられるようにしてもよい。
ここでは、通信ユニット10は、容器Ceにおける収容部C3内の一部の面である面C12eに取り付けられる。基準ICタグK1は、面C12eに隣接する面である面C12fに設けられる。
このように、基準ICタグK1が設けられる位置と通信ユニット10(リーダライタ101)が設けられる位置は、通信ユニット10がリーダライタ101の出力を制御することで、開口部C11eを介して容器Ceの外部にあるICタグを読みよりしないように通信領域の大きさを制御することができるのであれば、容器Ceにおいて対向面でなくてもよい。
このように、リーダライタ101が設けられた面に対して、基準ICタグK1が設けられる面が隣接する面に設けられる場合、リーダライタ101によって基準ICタグK1を読み取ることができたか否かに応じて通信範囲制御部102がリーダライタ101の出力を制御することで、通信領域が開口部C12fから外部側に到達しないように制御できればよい。例えば、リーダライタ101の通信領域の形状(通信特性)を予め把握することができれば、容器Ceの各部の形状に応じて、リーダライタ101と基準ICタグK1との位置を決めやすい。
次に、上述した読取システムが複数存在し、隣り合って配置された場合について、図10、図11を用いて説明する。ここでは、図1の読取システム1を例にして説明する。
図10、図11は、複数の読取システムが隣接された場合を説明する図である。
この記載のように、容器Cfと容器Cgが隣り合った場合、容器Cfの蓋部C2(非遮蔽部材)により、容器Cfと容器Cgのそれぞれの遮蔽部材の間にスペースが生じる。そのため、容器Cfの蓋部C2(非遮蔽部)側から読取装置150fによって斜め方向から読み取ることで、容器Cfの内部のICタグを読み取ることが可能である。
一方、容器Cgについても、容器Cgの蓋部C2(非遮蔽部)側から読取装置150gの電波を放射することで、容器Cg内のICタグを外部から読み取ることができる。
同様に、図11に示すように、容器Cfと容器Cgのそれぞれの蓋部C2(非遮蔽部)の面が対向するように隣接する場合であっても、収容部内のICタグを外部から読み取ることができる。例えば、容器Cfの蓋部C2の斜め方向から読取装置150によって読み取ることで、容器Cfの内部のICタグを読み取ることが可能である。また、容器Cgの蓋部C2の斜め方向から読取装置150によって読み取ることで、容器Cgの内部のICタグを読み取ることが可能である。
また、図10、図11に示すように、容器Cfと容器Cgが隣接するように配置された場合であっても、図1に示す第1実施形態と同様に、それぞれの読取システムにおいて、各容器に取り付けられた基準ICタグK1により、各リーダライタ101の出力が最適化される。さらに、各容器内に設けられたリーダライタ101からみて基準ICタグK1の遠方側に隣接する容器の容器本体のいずれかの面が向いている場合には、遮蔽部材があることになるため、隣接する容器内を誤読することはない。また、図11に示すように、容器Cf、容器Cgの非遮蔽部の面が向かい合うように並べられた場合でも、基準ICタグK1を基準の位置として、出力の最適化がなされるため、隣接する容器内を誤読することはない。
なお、以上説明した実施形態において、容器には、蓋部が設けられ、この蓋部が非遮蔽領域とされた場合について説明したが、蓋部を有しない容器としてもよく、この場合、開口部または開口部の外部側が非遮蔽部として機能すればよい。
また、上述した実施形態において、容器の形状が矩形状である場合を一例として説明したが、容器の形状は矩形状ではなく、四角錐台形状、三角柱状、球形状、楕円体状など、用途に応じた形状を適用するようにしてもよい。その場合、基準ICタグの取り付け位置は、容器の形状、非遮蔽部の形状、遮蔽部の形状、リーダライタの通信領域の形状(放射パターン)等の関係に応じて適宜設定すればよい。
また、以上説明した実施形態において、基準ICタグK1が蓋部C2に取り付けられた場合について説明したが、蓋部C2が開閉される際に容器本体C1から取り外されたことを検出した場合に、蓋部C2が容器本体C1の元の位置に取り付けられるまでの間において、リーダライタ101の出力の変更を一時停止するようにしてもよい。
なお、基準ICタグK1を蓋部C2ではなく容器本体C1に取り付けた場合には、蓋部C2を開閉したとしても、リーダライタ101に対する基準ICタグC2の相対位置が変わらないため、蓋部C2を開閉したとしても、リーダライタ101の通信領域が変動しない状態を維持することができる。そのため、蓋部C2に基準ICタグK1を設けた場合には、蓋部C2の開閉に応じて、リーダライタ101の通信領域の大きさを変更する制御を一時停止するための機能が不要になる。
上述した実施形態における通信ユニット10をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1,1a,1b,1c,1d…読取システム、10…通信ユニット、50…物品、101…リーダライタ、102…通信範囲制御部、150,150f,150g…読取装置

Claims (6)

  1. 物品を収容可能な収容部を有する容器と、
    前記容器に設けられ、前記物品に取り付けられたICタグと通信を行う通信部と、
    当該収容部を取り囲む領域の一部に設けられ前記ICタグと前記通信部との無線通信を遮蔽する遮蔽部と、
    前記容器に設けられる基準ICタグと、
    前記基準ICタグを読み取ることができたか否かに応じて、前記通信部の通信領域の広さを変更する通信範囲制御部と、
    を有する読取システム。
  2. 前記収容部の収容されるICタグと前記容器の外部の読取装置とが無線通信を行う電波を透過可能な非遮蔽部と、
    を有する請求項1に記載の読取システム。
  3. 前記基準ICタグは、前記通信部に対して相対位置が変わらない位置に取り付けられる
    請求項1または請求項2に記載の読取システム。
  4. 前記基準ICタグは、非遮蔽部の近傍に設けられる
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の読取システム。
  5. 前記通信範囲制御部は、基準ICタグを読むことができる場合に前記通信部の出力を減少させ、前記基準ICタグを読むことができない場合に、前記出力を増加することで、前記通信領域の広さを変更する
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の読取システム。
  6. 物品を収容可能な収容部を有する容器と、
    前記容器に設けられ、前記物品に取り付けられたICタグと通信を行う通信部と、
    当該収容部を取り囲む領域の一部に設けられ前記ICタグと前記通信部との無線通信を遮蔽する遮蔽部と、
    前記容器に設けられる基準ICタグと、
    通信ユニットと、を有する読取システムにおける読取方法であって、
    前記通信ユニットが、前記基準ICタグを読み取ることができたか否かに応じて、前記通信部の通信領域の広さを変更する
    読取方法。
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