JP7375911B2 - パワーコンディショナ - Google Patents

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Description

本開示は、パワーコンディショナに関するものである。
従来、太陽光発電システムは、例えば一般家庭に設置され、太陽光パネルで発電される電力を交流電力に変換して出力するパワーコンディショナを備えている(例えば、特許文献1参照)。パワーコンディショナは、太陽光パネルの出力電圧を変換するDC/DC変換回路と、直流バスラインを介してDC/DC変換回路から得られる直流電力を交流電力に変換するDC/AC変換回路とを備えている。また、パワーコンディショナは、DC/DC変換回路を介して直流バスラインに接続された蓄電池を備えている。蓄電池は、DC/DC変換回路を介して直流バスラインとの間で充放電される。
特開2018-098820号公報
ところで、パワーコンディショナは、直流バスの電圧値と蓄電池の端子電圧値が異なる場合に、DC/DC変換回路を介して蓄電池を充放電する。この場合、DC/DC変換回路にて生じる変換ロスは、システム効率を悪化させる。また、蓄電池は、蓄電池の温度により内部抵抗値が変化し、充放電時にその内部抵抗値に応じて損失が生じる。内部抵抗値が高い領域で充電すると、太陽光パネルによって発電したエネルギーを効率よく活用できないという問題があった。
本開示の目的は、太陽光パネルによって発電したエネルギーの効率よい活用を可能としたパワーコンディショナを提供することにある。
本開示の一態様であるパワーコンディショナは、太陽光パネルの発電電力を変換して直流バスに出力する昇圧チョッパ回路と、前記直流バスの電力を交流電力に変換し、電力系統に連系可能なインバータと、前記直流バスに直接接続され、前記直流バスにおける電力により充電される蓄電池と、前記昇圧チョッパ回路と前記インバータとを制御する制御部と、を備え、前記インバータの駆動によって前記直流バスに現れる前記電力系統の商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧が前記蓄電池に印加される。
この構成によれば、第1周波数成分の脈動電圧が直流バスに直接接続された蓄電池に印加される、つまり商用周波数の2倍の周波数の脈動電圧により蓄電池に対して充電と放電が行われる。これら充放電により蓄電池に発熱が生じ、蓄電池の温度が上昇する。蓄電池が直流バスに直接接続される、つまり蓄電池と直流バスとの間にDC/DC変換回路を備えていないことによってシステム効率が向上し、かつ蓄電池の温度上昇により内部抵抗による内部抵抗損失が低減されるため、太陽光パネルの発電電力、つまり太陽光パネルによって発電したエネルギーを効率よく活用できる。
上記のパワーコンディショナにおいて、前記蓄電池は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池であることが好ましい。
この構成によれば、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池は、三元系のリチウムイオン二次電池と比べSOCの広い範囲で端子間電圧の変化量が小さいフラットな電圧特性を有している。したがって、この正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池を蓄電池として直流バスに直接接続することで、直流バスの電圧を安定化できる。
上記のパワーコンディショナにおいて、前記直流バスは、第1電力線と第2電力線とを備え、前記昇圧チョッパ回路は、前記太陽光パネルに第1端が接続されたインダクタ素子と、前記インダクタ素子の第2端から前記第1電力線に向けて順方向に接続された整流素子と、前記インダクタ素子と前記整流素子との間のノードと前記第2電力線との間に接続され、前記制御部によりオンオフ制御されるスイッチング素子と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、昇圧チョッパ回路は、インダクタ素子とスイッチング素子と整流素子とを備える。したがって、簡単な構成で、太陽光パネルの発電電力を昇圧した出力電力を得ることができる。
上記のパワーコンディショナにおいて、前記直流バスには、前記昇圧チョッパ回路の出力電力を平滑化する電解コンデンサは接続されていないことが好ましい。
この構成によれば、高圧電力を平滑化する容量の大きな電解コンデンサが接続されていないため、パワーコンディショナを小型化、軽量化できる。例えば、アルミ電解コンデンサは、部品の構造上、内部の電解液の蒸発(ドライアップ)が電解コンデンサ及びパワーコンディショナの製品寿命に影響する。従って、電解コンデンサを用いないことで、パワーコンディショナの長期信頼性を向上できる。
上記のパワーコンディショナにおいて、前記インバータは、前記複数のスイッチング素子を含み、前記制御部は、前記インバータの前記スイッチング素子を、前記商用周波数よりも高い周波数の制御信号にてPWM制御し、前記直流バスの電圧には、前記制御信号の前記制御信号の周波数を基本波の周波数とする高調波成分を含む第2周波数成分の脈動電圧が重畳され、前記蓄電池は、インダクタ素子を含む電線により前記直流バスに接続されていることが好ましい。
この構成によれば、商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧は、蓄電池を接続する電線に含まれるインダクタ素子を通過し、高調波成分を含む第2周波数成分の脈動電圧はインダクタ素子を通過しない。したがって、商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧が印加され、それに伴って充放電電流が流れることによって蓄電池の温度を上昇させるとともに、高調波成分を含む第2周波数成分の脈動電圧が蓄電池に与える影響を低減できる。
上記のパワーコンディショナは、前記直流バスに接続され、前記第2周波数成分の脈動電圧を濾波するコンデンサを備えることが好ましい。
この構成によれば、直流バスに現れる高調波成分を含む第2周波数成分の脈動電圧がコンデンサにより濾波されるため、出力電力を伝達する直流バスに直接接続された蓄電池に対する影響を低減できる。
本開示の一態様によれば、太陽光パネルによって発電したエネルギーの効率よい活用を可能としたパワーコンディショナを提供することができる。
太陽光発電システムのブロック回路図。 パワーコンディショナの回路図。 パワーコンディショナの概略ブロック図。 蓄電池の放電電流とインバータの出力電流を示す波形図。 インバータの出力電流と昇圧チョッパ回路の出力電流を示す波形図。 重量毎の電池容量と端子間電圧の関係を示す特性図。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の太陽光発電システム10は、太陽光パネル11と、太陽光パネル11に接続されたパワーコンディショナ12とを有している。太陽光発電システム10は、例えば一般家庭に設置される。パワーコンディショナ12は、図示しない分電盤等を介して一般家庭の系統電力線13に接続され、系統電力線13は商用電力系統14に接続されている。商用電力系統14は、電力会社が電力を伝送する配電系統である。系統電力線13には、屋内負荷として電気機器(単に「機器」と表記)15が接続される。電気機器15は、分電盤を介して屋内に敷設された電力線又は屋内に設置されたコンセント(アウトレット)に接続されるものである。電気機器15は、例えば、照明、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、空気調和機、電子レンジ、等の電気機器である。なお、太陽光発電システム10は、商業施設や工場等に設置されてもよい。
太陽光パネル11は、複数の発電セル(太陽電池セル)と、複数の発電セルに基づく電力を出力する出力部とを有する。出力部は、例えば出力電力が最大となる出力電圧で電流を取り出すMPPT(Maximum Power Point Tracking:最大電力点追従)制御を実行する。これにより、太陽光パネル11は、太陽光により発電した直流電力を出力する。
パワーコンディショナ12は、太陽光パネル11にて発電した直流電力を交流電力Poutに変換して出力する。そして、パワーコンディショナ12は、太陽光パネル11と商用電力系統14とを連系又は解列する。
パワーコンディショナ12は、昇圧チョッパ回路21、インバータ22、フィルタ23、系統連系用リレー(単に「リレー」と表記)24、蓄電池25、直流バス31、DC-DCコンバータ27、整流器28、制御部29を有している。昇圧チョッパ回路21とインバータ22は、直流バス31を介して互いに接続されている。
図1に示すように、蓄電池25は、電線32を介して直流バス31に接続されている。つまり、蓄電池25は、DC-DCコンバータ等の変換回路を介することなく、直流バス31に直接接続されている。
蓄電池25は、充放電可能とされた電池(二次電池)である。蓄電池25は、例えばリチウムイオン電池である。蓄電池25は、直列に接続された複数のリチウム電池を有している。本実施形態のリチウム電池は、正極材料にリン酸鉄リチウム(LiFePO)を用いている。リチウム電池の負極材料は、炭素系材料、例えばグラファイト(Gr)である。
蓄電池25は、バッテリ管理部(BMU:バッテリマネジメントユニット)25aを有している。バッテリ管理部25aは、蓄電池25の蓄電量を算出する。また、バッテリ管理部25aは、蓄電池の温度を検出する。蓄電池25の蓄電量は、蓄電池25のSOC(State of Charge)で示される。蓄電池25のSOCは、蓄電池25の端子間電圧と充放電電流とから算出される。なお、蓄電池25の蓄電量は、例えば蓄電池25の端子間電圧値で示されてもよい。バッテリ管理部25aは、蓄電量、温度、等を含む検出信号を出力する。
制御部29は、例えばCPU51、メモリ52、周辺回路53を備え、それらは内部バス54を介して互いに接続されている。メモリ52は、ROM、RAMを含む。メモリ52は、CPU51が実行する処理プログラム、処理に必要な各種のデータ、処理プログラムの実行により一時的に格納される各種のデータを記憶する。周辺回路53は、CPU51が動作するための少なくとも1つの回路を含む。周辺回路53は、例えば制御部29の動作のためのクロック信号を生成する回路、パワーコンディショナ12に含む各種のセンサや蓄電池25の検出信号を入力するインタフェース回路、パワーコンディショナ12の外部と有線又は無線で通信する通信回路、等を含む。CPU51は、処理プログラムの実行に際して必要となる情報(データ)を、周辺回路53を直接アクセスする、又は周辺回路53からメモリ52に格納された情報(データ)を読み出す。なお、メモリ52に記憶される情報(データ)は、例えば周辺回路53に接続される外部端末からメモリ52に格納されるものを含む。
制御部29は、CPU51が処理プログラムを実行することにより、太陽光パネル11の発電電力に基づいて系統電力線13に交流電力Poutを出力するよう、上記の昇圧チョッパ回路21、インバータ22を制御する。また、制御部29は、太陽光パネル11の発電電力と、系統電力線13に接続された電気機器15の消費電力との差である余剰電力に基づいて蓄電池25を充電するように、昇圧チョッパ回路21、インバータ22を制御する。
蓄電池25の蓄電電力は、太陽光パネル11が発電しないとき、電気機器15の消費電力が太陽光パネル11の発電電力を上回るとき、等において、直流バス31に向けて放電される。制御部29は、蓄電池25の放電電力に基づく交流電力Poutを系統電力線13に出力するようにインバータ22を制御する。なお、制御部29は、電気機器15の消費電力が太陽光パネル11の発電電力を上回り、蓄電池25から放電するときに昇圧チョッパ回路21を停止するようにしてもよい。
太陽光パネル11の発電電力は、昇圧チョッパ回路21の入力電圧及び入力電力により算出できる。制御部29は、昇圧チョッパ回路21の入力側に設けられた電圧センサ41及び電流センサ42により検出した入力電圧及び入力電流に基づいて、太陽光パネル11の発電電力を算出する。電気機器の消費電力は、例えば電気機器15が接続される図示しない分電盤に設けられた電力センサ61にて検出した電力量により消費電力を得ることができる。
図2に示すように、太陽光パネル11の正極端子と負極端子は昇圧チョッパ回路21に接続されている。昇圧チョッパ回路21の出力端子は、直流バス31を介してインバータ22に接続されている。直流バス31は、高圧側の第1電力線31aと低圧側の第2電力線31bとを備えている。
昇圧チョッパ回路21は、インダクタ素子L11とトランジスタT11とダイオードD11とを備えている。インダクタ素子L11の第1端子は太陽光パネル11の正極端子に接続され、インダクタ素子L11の第2端子はトランジスタT11とダイオードD11に接続されている。ダイオードD11のカソードは、直流バス31の第1電力線31aに接続されている。トランジスタT11は、スイッチング素子の一例である。本実施形態において、トランジスタT11は、例えばNチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。インダクタ素子L11とダイオードD11との間のノードにはトランジスタT11のドレイン端子に接続され、トランジスタT11のソース端子は太陽光パネル11の負極端子と、直流バス31の第2電力線31bとに接続されている。トランジスタT11のゲート端子には、制御部29から制御信号S11が供給される。なお、トランジスタT11を絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)等としてもよい。ダイオードD11は、整流素子の一例である。整流素子として、例えばトランジスタ等のスイッチング素子を用いてもよい。
制御部29は、昇圧チョッパ回路21の出力電圧の平均値を直流バス31の電圧(例えば380V)とするように、昇圧チョッパ回路21のトランジスタT11をオンオフする制御信号S11を調整する。例えば、制御部29は、所定の周波数の制御信号S11を生成するとともに、制御信号S11のデューティ比を、例えばパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御により調整する。制御信号S11の周波数は、数十kHz程度(例えば20kHz)に設定される。
この昇圧チョッパ回路21は、制御信号S11に応じてトランジスタT11がオンオフすることで、太陽光パネル11の出力電圧を昇圧した電圧を、直流バス31に出力する。本実施形態の昇圧チョッパ回路21は、一般的なDC-DCコンバータが有する平滑用コンデンサを備えていない。また、本実施形態において、昇圧チョッパ回路21とインバータ22との間、詳述すると、直流バス31、直流バス31と昇圧チョッパ回路21の構成部材との間、直流バス31とインバータ22の構成部材との間には、平滑用コンデンサが接続されていない。一般的に直流バス31により伝達される高電圧(平均値が380V)を平滑化するコンデンサには、高容量のアルミ電解コンデンサが用いられるが、本実施形態において、このアルミ電解コンデンサからなる平滑用コンデンサを備えていない。
従って、昇圧チョッパ回路21の出力電圧は、直流成分と、直流成分に重畳された周波数成分を含む。昇圧チョッパ回路21により直流バス31の電圧に重畳する周波数成分は、トランジスタT11をPWM制御する制御信号S11の周波数(トランジスタT11のスイッチング周波数)を基本波の周波数とした高調波成分を含む周波数成分(第2周波数成分)であり、例えば20kHzを基本波の周波数とした周波数成分である。
インバータ22は、スイッチング素子としてのトランジスタT21,T22,T23,T24を含む。トランジスタT21~T24は、例えばNチャネルMOSFETである。なお、トランジスタT21~T24としてIGBT等を用いてもよい。トランジスタT21,T22のドレイン端子は高圧側の第1電線22aに接続され、トランジスタT21,T22のソース端子はトランジスタT23,T24のドレイン端子に接続され、トランジスタT23,T24のソース端子は低圧側の第2電線22bに接続されている。つまり、インバータ22は、第1電線22aと第2電線22bとの間に直列に接続されたトランジスタT21とトランジスタT23とからなる直列回路と、第1電線22aと第2電線22bとの間に直列に接続されたトランジスタT22とトランジスタT24とからなる直列回路とを含む。トランジスタT21,T22は、ハイサイドスイッチング素子の一例であり、トランジスタT23,T24は、ローサイドスイッチング素子の一例である。各トランジスタT21~T24のゲート端子には、制御部29から制御信号S21~S24が供給される。
第1電線22aと第2電線22bは、直流バス31の第1電力線31aと第2電力線31bとにそれぞれ接続されている。なお、第1電線22aと第1電力線31a、第2電線22bと第2電力線31bは、インバータ22と直流バス31により便宜上分割して示したものであり、一体的であってもよいし、さらに複数の電線に分割されていてもよい。トランジスタT21のソース端子とトランジスタT23のドレイン端子の間の接続点と、トランジスタT22のソース端子とトランジスタT24のドレイン端子の間の接続点は、フィルタ23に接続されている。
制御部29は、所定の周波数の制御信号S21~S24を生成し、インバータ22のトランジスタT21~T24をオンオフ制御する。制御信号S21~S24の周波数は、パワーコンディショナ12が連系する商用電力系統14の交流電力の周波数(商用周波数:50Hzまたは60Hz)よりも高い周波数に設定され、例えば20kHzに設定される。制御部29は、系統電力線13に出力する交流電力Poutを正弦波に近づけるように、制御信号S21~S24のパルス幅を、例えばパルス幅変調(PWM)制御により調整する。制御信号S21~S24の周波数は、数十kHz程度(例えば20kHz)に設定される。
これらの制御信号S21~S24によって駆動されるインバータ22は、直流バス31の電圧を商用周波数の交流電圧に変換する。このとき、直流バス31には、商用周波数の2倍の周波数(100Hzまたは120Hz)にて脈動する周波数成分(第1周波数成分)の脈動電圧が現れる。つまり、直流バス31の電圧には、第1周波数成分の脈動電圧がリップル成分として重畳される。この第1周波数成分は、昇圧チョッパ回路21のトランジスタT11やインバータ22のトランジスタT21~T24のスイッチング周波数(例えば20kHz)と比べ低周波である。このため、第1周波数成分を低周波成分、上述の第2周波数成分を高周波成分と表現する。
また、インバータ22の駆動により、インバータ22に含まれるトランジスタT21~T24をPWM制御する制御信号S21~S24の周波数(トランジスタT21~T24のスイッチング周波数)を基本波の周波数とした高調波成分を含む周波数成分(第2周波数成分)の脈動電圧が、直流バス31の電圧に重畳する。また、インバータ22の駆動によりインバータ22から出力される交流電力には、トランジスタT21~T23のスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む周波数成分の脈動電圧が重畳する。
フィルタ23は、インダクタ素子L21,L22とコンデンサC21とを含む。フィルタ23は、インバータ22から出力される交流電力の高周波成分を減衰させ、インバータ22の出力電圧と出力電流とを正弦波に近づける。フィルタ23は、系統連系用リレー24を介して系統電力線13、詳しくは系統電力線13に設けられた分電盤に接続される。制御部29は、系統連系用リレー24を閉状態(オン)して太陽光パネル11と商用電力系統14とを連系し、系統連系用リレー24を開状態(オフ)して太陽光パネル11を解列する。
図2に示すように、蓄電池25は、電線32を介して直流バス31に接続されている。電線32は、高圧側の第1電線32aと低圧側の第2電線32bを含む。蓄電池25のプラス側端子は、第1電線32aを介して直流バス31の第1電力線31aに接続され、蓄電池25のマイナス側端子は、第2電線32bを介して直流バス31の第2電力線31bに接続されている。
また、本実施形態のパワーコンディショナは、直流バス31に接続されたコンデンサCxを有している。コンデンサCxは、例えばフィルムコンデンサであり、高周波成分の信号に対してフィルタとして機能する特性を有する。フィルムコンデンサとしては、例えばポリスチレンフィルムコンデンサ、ポロプロピレンフィルムコンデンサ、等の高周波に適したフィルムコンデンサを用いることができる。コンデンサCxは、直流バス31の電圧に重畳する第2周波数成分(高周波成分)を濾波する。この第2周波数成分(高周波成分)は、昇圧チョッパ回路21に含まれるスイッチング素子としてのトランジスタT11のスイッチングノイズ、インバータ22に含まれるスイッチング素子としてのトランジスタT21~T24のスイッチングノイズ、外部ノイズ、等を含む。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
パワーコンディショナ12は、太陽光パネル11の発電電力を変換して直流バス31に出力する昇圧チョッパ回路21と、直流バス31の電力を交流電力に変換するインバータ22と、直流バス31に直接接続され、直流バス31における電力により充電される蓄電池25と、昇圧チョッパ回路21とインバータ22とを制御する制御部29と、を備える。
直流バス31の電圧には、インバータ22の駆動による第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧が重畳する。この第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧により、蓄電池25に対して電流が入出力する、つまり第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧により蓄電池25に対して充電と蓄電池25からの放電が行われる。これら充電と放電とにより蓄電池25に発熱が生じ、蓄電池25の温度が上昇する。温度上昇により蓄電池25の内部抵抗による内部抵抗損失が低減されるため、太陽光パネル11の発電電力、つまり太陽光パネル11によって発電したエネルギーを効率よく活用できる。
図3は、本実施形態のパワーコンディショナ12について、蓄電池25に対する作用を確認するための実験回路を示す。図3において、インバータ22の入力側と出力側とに電流センサ62、63を設け、蓄電池25に対する電流Ibatと、インバータ22から出力される交流電流Ioutとを観測する。
ケース1:蓄電池25から商用電力系統14に放電(逆潮流)するときの交流電流Ioutと蓄電池25に対する電流Ibatを観測する。動作条件として、蓄電池25の出力電圧を430[V]、商用電力系統14の交流電圧を200[Vrms]、蓄電池25の出力電力を3200[W]とした。図4は、交流電流Ioutと電流Ibatの波形を示す。
ケース2:昇圧チョッパ回路21から商用電力系統14に放電(逆潮流)するときの交流電流Ioutと蓄電池25に対する電流Ibatを観測する。動作条件として、蓄電池25の出力電圧を430[V]、商用電力系統14の交流電圧を200[Vrms]、蓄電池25の出力電力を0[W]とした。つまり、このケース2では、蓄電池25から直流バス31への実質的な放電電流が無い。図5は、交流電流Ioutと電流Ibatの波形を示す。
図4に示すように、電流Ibatは、蓄電池25から放電される電流(直流成分)Idcと、インバータ22による直流交流変換のために、交流電流Ioutの周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分と、インバータ22の動作周波数(トランジスタT21~T24のオンオフする周波数)を基本波の周波数とした高調波成分(第2周波数成分)とを含む。この電流Ibatにおいて、直流成分は7.5[Aavg]、直流成分と交流成分の合計値は9.2[Arms]であった。
図5に示すように、電流Ibatは、インバータ22の動作周波数(トランジスタT21~T24のオンオフする周波数)を基本波の周波数とした高調波成分(第2周波数成分)を含む。この電流Ibatは、蓄電池25から放電されないため、直流成分は0(零)である。そして、この電流Ibatは、4.9[Arms]の高調波成分を含む。
本実施形態の蓄電池25は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池である。図6は、重量毎の電池容量と端子間電圧の関係を示す。図6において、特性線A41は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池の特性を示し、特性線A42は、正極に三元系(ニッケル-コバルト-マンガン)を用いたリチウムイオン二次電池の特性を示す。正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池は、三元系(ニッケル-コバルト-マンガン)のリチウムイオン二次電池と比べ、SOCの広い範囲で端子間電圧の変化量が小さいフラットな電圧特性を有している。したがって、この正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池である蓄電池25を直流バス31に直接接続することで、直流バス31の電圧を安定化できる。
直流バス31は、第1電力線31aと第2電力線31bとを備える。昇圧チョッパ回路21は、太陽光パネル11に第1端が接続されたインダクタ素子L11と、インダクタ素子L11の第2端から第1電力線31aに向けて順方向に接続されたダイオードD11と、インダクタ素子L11とダイオードD11との間に第1端が接続され、第2端が接地、つまり第2電力線31bに接続され、制御部29によりオンオフ制御されるトランジスタT11と、を備える。したがって、簡単な構成で、太陽光パネル11の発電電力を昇圧した出力電力P21を得ることができる。
本実施形態のパワーコンディショナ12において、直流バス31には、昇圧チョッパ回路21の出力電力を平滑化する電解コンデンサは接続されていない。高圧電力を平滑化する容量の大きな電解コンデンサが接続されていないため、パワーコンディショナ12を小型化、軽量化できる。例えば、アルミ電解コンデンサは、部品の構造上、内部の電解液の蒸発(ドライアップ)が電解コンデンサ及びパワーコンディショナの製品寿命に影響する。従って、電解コンデンサを用いないことで、パワーコンディショナ12の長期信頼性を向上できる。
図3に示すように、電線32(図2に示す電線32s)は、インダクタ素子Lxを含む。インダクタ素子Lxは、第1電線32aの寄生インダクタ素子ンス、第1電線32aに挿入接続されたインダクタ素子である。インバータ22の駆動により直流バス31に現れる、商用周波数の2倍の周波数で脈動する第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧は、蓄電池25を接続する電線32(第1電線32a)に含まれるインダクタ素子Lxを通過して蓄電池25に印加され、昇圧チョッパ回路21及びインバータ22のスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧はインダクタ素子Lxを通過せず、蓄電池25に印加されない。したがって、第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧が蓄電池25に印加され、それに伴って充放電電流が流れることによって蓄電池25の温度を上昇させるとともに、蓄電池25に対する第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧の影響を低減できる。
パワーコンディショナ12は、直流バス31に接続され、昇圧チョッパ回路21及びインバータ22のスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧を濾波するコンデンサCxを備える。従って、第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧がコンデンサCxにより濾波されるため、直流バス31に直接接続された蓄電池25に対する第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧の影響を低減できる。
(効果)
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)パワーコンディショナ12は、太陽光パネル11の発電電力を変換して直流バス31に出力する昇圧チョッパ回路21と、直流バス31の電力を交流電力に変換し、電力系統に連系可能なインバータ22と、直流バス31に直接接続され、直流バス31における電力により充電される蓄電池25と、昇圧チョッパ回路21とインバータ22とを制御する制御部29と、を備える。インバータ22の駆動により直流バス31に現れる、商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧が蓄電池25に印加される。
第1周波数成分の脈動電圧により、直流バス31から蓄電池25に対して電流が入出力する、つまり商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧により蓄電池25に対して充電と蓄電池25からの放電が行われる。これら充電と放電とにより蓄電池25に発熱が生じ、蓄電池25の温度が上昇する。温度上昇により蓄電池25の内部抵抗による内部抵抗損失が低減されるため、太陽光パネル11の発電電力、つまり太陽光パネル11によって発電したエネルギーを効率よく活用できる。
(2)蓄電池25は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池である。図6は、重量毎の電池容量と端子間電圧の関係を示す。図6において、特性線A41は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池の特性を示し、特性線A42は、正極に三元系(ニッケル-コバルト-マンガン)を用いたリチウムイオン二次電池の特性を示す。正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池は、三元系(ニッケル-コバルト-マンガン)のリチウムイオン二次電池と比べ、SOCの広い範囲で端子間電圧の変化量が小さいフラットな電圧特性を有している。したがって、この正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池である蓄電池25を直流バス31に直接接続することで、直流バス31の電圧を安定化できる。
(3)直流バス31は、第1電力線31aと第2電力線31bとを備える。昇圧チョッパ回路21は、太陽光パネル11に第1端が接続されたインダクタ素子L11と、インダクタ素子L11の第2端から第1電力線31aに向けて順方向に接続されたダイオードD11と、インダクタ素子L11とダイオードD11との間に第1端が接続され、第2端が接地、つまり第2電力線31bに接続され、制御部29によりオンオフ制御されるトランジスタT11と、を備える。したがって、簡単な構成で、太陽光パネル11の発電電力を昇圧した出力電力P21を得ることができる。
(4)直流バス31には、昇圧チョッパ回路21の出力電力を平滑化する電解コンデンサは接続されていない。高圧電力を平滑化する容量の大きな電解コンデンサが接続されていないため、パワーコンディショナ12を小型化、軽量化できる。例えば、アルミ電解コンデンサは、部品の構造上、内部の電解液の蒸発(ドライアップ)が電解コンデンサ及びパワーコンディショナの製品寿命に影響する。従って、電解コンデンサを用いないことで、パワーコンディショナ12の長期信頼性を向上できる。
(5)電線32(図2に示す電線32s)は、インダクタ素子Lxを含む。インダクタ素子Lxは、第1電線32aの寄生インダクタ素子ンス、第1電線32aに挿入接続されたインダクタ素子である。インバータ22の駆動により直流バス31に現れる、商用周波数の2倍の周波数で脈動する第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧は、蓄電池25を接続する電線32(第1電線32a)に含まれるインダクタ素子Lxを通過して蓄電池25に印加され、インバータ22のスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧はインダクタ素子Lxを通過せず、蓄電池25に印加されない。したがって、第1周波数成分(低周波成分)の脈動電圧が蓄電池25に印加され、それに伴って充放電電流が流れることによって蓄電池25の温度を上昇させるとともに、蓄電池25に対する第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧の影響を低減できる。なお、第2周波数成分は、昇圧チョッパ回路21の駆動によるスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む。従って、昇圧チョッパ回路21及びインバータ22の駆動によって生じ、直流バス31の電圧に重畳する第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧はインダクタ素子Lxを通過しないため、蓄電池25に対する影響を低減できる。
(6)パワーコンディショナ12は、直流バス31に接続され、昇圧チョッパ回路21及びインバータ22のスイッチング周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧を濾波するコンデンサCxを備える。従って、直流バス31の電圧に重畳される第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧がコンデンサCxにより濾波されるため、直流バス31に直接接続された蓄電池25に対する第2周波数成分(高周波成分)の脈動電圧の影響を低減できる。
(変更例)
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。上記実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・蓄電池25に、正極材料にニッケル系正極材(NCA)、コバルト酸リチウム(LCO)、三元系(NCM)を用いたリチウムイオン二次電池を用いてもよい。
・図2に示すコンデンサCxを省略してもよい。
10 太陽光発電システム
11 太陽光パネル
12 パワーコンディショナ
13 系統電力線
14 商用電力系統
15 電気機器
21 昇圧チョッパ回路
22 インバータ
22a 第1電線
22b 第2電線
23 フィルタ
24 系統連系用リレー
25 蓄電池
25a バッテリ管理部
27 DC-DCコンバータ
28 整流器
29 制御部
31 直流バス
31a 第1電力線
31b 第2電力線
32 電線
32a 第1電線
32b 第2電線
34 内部バス
41 電圧センサ
42 電流センサ
51 CPU
52 メモリ
53 周辺回路
61 電力センサ
62,63 電流センサ
A41,A42 特性線
C21,Cx コンデンサ
D11 ダイオード
Ibat 電流
Idc 電流
Iout 交流電流
L11,L21,L22,Lx インダクタ素子
P21 出力電力
Pout 交流電力
S11,S21~S24 制御信号
T11,T21~T24 トランジスタ

Claims (4)

  1. 太陽光パネルの発電電力を変換して直流バスに出力する昇圧チョッパ回路と、
    前記直流バスの電力を交流電力に変換し、電力系統に連系可能なインバータと、
    前記直流バスに直接接続された蓄電池と、
    前記昇圧チョッパ回路と前記インバータとを制御する制御部と、
    を備え、
    前記インバータの駆動によって前記直流バスに現れる、前記電力系統の商用周波数の2倍の周波数にて脈動する第1周波数成分の脈動電圧が前記蓄電池に印加され、
    前記インバータは、複数のスイッチング素子を含み、
    前記制御部は、前記インバータの前記スイッチング素子を、前記商用周波数よりも高い周波数の制御信号にてPWM制御し、
    前記直流バスの電圧には、前記制御信号の周波数を基本波の周波数とした高調波成分を含む第2周波数成分の脈動電圧が重畳され、
    前記蓄電池は、インダクタ素子を含む電線により前記直流バスに接続されており、
    前記直流バスに接続され、前記第1周波数成分の脈動電圧を濾波することなく前記第2周波数成分の脈動電圧を濾波するコンデンサを備えた、
    パワーコンディショナ。
  2. 前記蓄電池は、正極にリン酸鉄リチウムを用いたリチウムイオン二次電池である、請求項1に記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記直流バスは、第1電力線と第2電力線とを備え、
    前記昇圧チョッパ回路は、
    前記太陽光パネルに第1端が接続されたインダクタ素子と、
    前記インダクタ素子の第2端から前記第1電力線に向けて順方向に接続された整流素子と、
    前記インダクタ素子と前記整流素子との間のノードと前記第2電力線との間に接続され、前記制御部によりオンオフ制御されるスイッチング素子と、
    を備えた、請求項1又は請求項2に記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記直流バスには、前記昇圧チョッパ回路の出力電力を平滑化する電解コンデンサは接続されていない、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーコンディショナ。
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