JP7371250B2 - 基地局及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いる基地局及びその制御方法に関する。
近年、第5世代の移動通信システム(以下、「5Gシステム」と呼ぶ)が注目されている。5Gシステムは、第4世代の移動通信システム(以下、「4Gシステム」と呼ぶ)と比べて、高速通信、多数同時接続、及び低遅延といった特長を有する。5Gシステムの商用サービス開始当初は、5Gシステムは、4Gシステムのネットワーク基盤を利用するノンスタンドアロン(NSA)で運用される。
このようなNSAの構成において、ユーザ装置は、まず4Gシステムの基地局(以下、「4G基地局」と呼ぶ)に接続し、その後、4G基地局からの接続指示に応じて5Gシステムの基地局(以下、「5G基地局」と呼ぶ)にも接続し、高速なデータ通信を5G基地局と行う。
ここで、ユーザ装置が5G基地局に接続する際に用いるランダムアクセスプリアンブルを取得する方法としては、5G基地局がブロードキャストするシステム情報からユーザ装置がランダムアクセスプリアンブルを取得する第1の方法と、4G基地局が5G基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを4G基地局からユーザ装置に提供する第2の方法とがある。
3GPP技術仕様書「TS38.300 V16.1.0」、インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/38_series/38.300/38300-g10.zip>
第1の態様に係る基地局は、移動通信システムにおいて用いる基地局であって、ユーザ装置との無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信部を制御する制御部とを備える。前記無線通信部は、前記ユーザ装置を他の基地局に接続させる接続指示を前記ユーザ装置に送信する。前記制御部は、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方に基づいて、前記基地局が前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを前記接続指示に含めるか否かを決定する。
第2の態様に係る基地局の制御方法は、移動通信システムにおいて、他の基地局との通信を行うとともに、ユーザ装置との通信を行う基地局の制御方法であって、前記基地局が前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを、前記ユーザ装置を前記他の基地局に接続させる接続指示に含めるか否かを決定することと、前記接続指示を前記ユーザ装置に送信するステップとを有する。前記決定することは、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方に基づいて、前記決定を行うことを含む。
第3の態様に係る移動通信システムは、ユーザ装置と、他の基地局との通信を行うとともに前記ユーザ装置との通信を行う基地局とを有する。前記基地局は、前記ユーザ装置を前記他の基地局に接続させる接続指示を前記ユーザ装置に送信するとき、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方を用いて、前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを前記接続指示に含める。
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成を示す図である。 一実施形態に係る基地局の構成を示す図である。 データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 競合ベースのランダムアクセスプロシージャを示す図である。 NSA構成における5G基地局への接続制御の第1の方法を示す図である。 NSA構成における5G基地局への接続制御の第2の方法を示す図である。 NSA構成における5G基地局への接続制御の方法を使い分ける場合の動作を示す図である。
上述した第1の方法は、ユーザ装置が取得するランダムアクセスプリアンブルは他のユーザ装置と競合し得るため、ユーザ装置と5G基地局との接続処理に遅延が生じ得るという問題がある。特に、5G基地局が混雑しているときに、このような問題が顕著になる。
一方、上述した第2の方法は、ユーザ装置が取得するランダムアクセスプリアンブルは他のユーザ装置と競合しないが、4G基地局が5G基地局からランダムアクセスプリアンブルを取得するために時間を要するという問題がある。
そこで、本開示は、ユーザ装置と基地局との接続処理を円滑に行うことを可能とすることを目的とする。
図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係る移動通信システム1の構成を示す図である。一実施形態に係る移動通信システム1は、5GシステムをNSAで運用するNSA構成である。
図1に示すように、移動通信システム1は、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、4G基地局200Aと、5G基地局200Bと、コアネットワーク20とを有する。以下において、4G基地局200A及び5G基地局200Bを区別しないときは基地局200と呼ぶ。
UE100は、移動可能な通信装置である。UE100は、ユーザにより利用される通信装置であればどのような装置であっても構わない。例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)、タブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、及び/又は車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)である。
基地局200は、UE100との無線通信を行う装置である。基地局200は、1又は複数のセルを管理する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
4G基地局200Aは、4Gの無線通信方式であるLTE(Long Term Evolution)に準拠した無線通信をUE100と行う。NSA構成において、4G基地局200Aは、UE100が行う無線通信の制御(以下、「通信制御」と呼ぶ)を行う。4G基地局200Aは、セル10Aを管理する。なお、4G基地局200Aは、eNodeBとも呼ばれる。
5G基地局200Bは、5Gの無線通信方式であるNR(New Radio)に準拠した無線通信をUE100と行う。NSA構成において、4G基地局200Aは、UE100とのデータ通信を行う。5G基地局200Bは、セル10Bを管理する。セル10Bのキャリア周波数は、セル10Aのキャリア周波数よりも高い。セル10Bのカバーエリアは、セル10Aのカバーエリアよりも狭く、セル10Aのカバーエリア内にある。なお、5G基地局200Bは、gNodeBとも呼ばれる。
4G基地局200A及び5G基地局200Bのそれぞれは、コアネットワーク20と接続される。コアネットワーク20は、UE100が在圏するエリアを管理したり、UE100のデータの転送制御を行ったりする。一実施形態において、コアネットワーク20は、4Gのコアネットワークである。4Gのコアネットワークは、EPC(Evolved Packet Core)とも呼ばれる。コアネットワーク20は、5Gのコアネットワークであってもよい。5Gのコアネットワークは、5GC(5G Core Network)とも呼ばれる。
4G基地局200A及び5G基地局200Bは、基地局間インターフェイス30を介して互いに接続され、基地局間インターフェイス30を介して基地局間通信を行う。4G基地局200A及び5G基地局200Bは、基地局間インターフェイス30を介さずに、コアネットワーク20を介して基地局間通信を行ってもよい。
このように構成された移動通信システム1において、UE100は、5G基地局200Bのセル10B内に位置する。UE100は、まず4G基地局200Aに接続し、その後、4G基地局200Aからの接続指示に応じて5G基地局200Bにも接続し、高速なデータ通信を5G基地局200Bと行う。
(ユーザ装置の構成)
次に、一実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成について説明する。図2は、UE100の構成を示す図である。図2に示すように、UE100は、無線通信部110と、制御部120とを有する。
無線通信部110は、基地局200との無線通信を行う。無線通信部110は、アンテナ101と、受信部111と、送信部112とを有する。受信部111は、制御部120の制御下で各種の受信を行う。受信部111は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部120に出力する。送信部112は、制御部120の制御下で各種の送信を行う。送信部112は、制御部120が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。
無線通信部110は、4Gの無線通信方式であるLTE及び5Gの無線通信方式であるNRの両方式に対応している。無線通信部110は、4G基地局200AとのLTE通信を行いながら、5G基地局200BとのNR通信を行うことができる。
制御部120は、UE100における各種の制御を行う。具体的には、制御部120は、無線通信部110を制御する。制御部120は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
(基地局の構成)
次に、一実施形態に係る基地局200の構成について説明する。図3は、基地局200の構成を示す図である。図3に示すように、基地局200は、無線通信部210と、制御部220と、バックホール通信部230とを有する。
無線通信部210は、UE100との無線通信を行う。無線通信部210は、アンテナ201と、受信部211と、送信部212とを有する。受信部211は、制御部220の制御下で各種の受信を行う。受信部211は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部220に出力する。送信部212は、制御部220の制御下で各種の送信を行う。送信部212は、制御部220が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。
基地局200が4G基地局200Aである場合、無線通信部210は、4Gの無線通信方式であるLTEに対応している。一方、基地局200が5G基地局200Bである場合、無線通信部210は、5Gの無線通信方式であるNRに対応している。
制御部220は、基地局200における各種の制御を行う。具体的には、制御部220は、無線通信部210及びバックホール通信部230を制御する。制御部220は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサと電気的に接続された少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部230は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部230は、コアネットワーク20と接続されるとともに、基地局間インターフェイス30を介して隣接基地局と接続される。
(プロトコルスタックの構成)
次に、一実施形態に係るプロトコルスタックの構成について説明する。図4は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。NSA構成において、UE100は、ユーザプレーンの通信であるデータ通信を少なくとも5G基地局200Bと行う。
図4に示すように、ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤと5G基地局200BのPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤと5G基地局200BのMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。5G基地局200BのMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤと5G基地局200BのRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、5G基地局200BがEPCに接続される場合、SDAPレイヤが無くてもよい。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
図5は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。NSA構成において、UE100は、制御プレーンの通信を少なくとも4G基地局200Aと行う。
図5に示すように、制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤと4G基地局200AのRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCと4G基地局200AのRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCと4G基地局200AのRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとコアネットワーク20のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
(接続処理)
次に、一実施形態に係る接続処理について説明する。接続処理は、UE100が基地局200に接続するための処理である。このような接続処理は、3GPPの規格においてランダムアクセスプロシージャと呼ばれる。ランダムアクセスプロシージャには、競合ベース(Contention based)及び非競合ベース(Non-contention based)の2種類がある。
図6は、競合ベースのランダムアクセスプロシージャを示す図である。競合ベースのランダムアクセスプロシージャは、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャを利用できない場合に利用され、以下の4つのステップからなる。
図6に示すように、ステップS1において、UE100の制御部120は、競合ベースのランダムアクセスに利用可能なランダムアクセスプリアンブル(プリアンブル系列)群の中から何れかのランダムアクセスプリアンブルを選択し、ランダムアクセスプリアンブルを無線通信部110から送信する。競合ベースのランダムアクセスに利用可能なランダムアクセスプリアンブルの情報は、基地局200がブロードキャストするシステム情報に含まれている。UE100の無線通信部110は、RACH(Random Access Channel)により、選択したランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)を基地局200に送信する。なお、ランダムアクセスプリアンブルは、UE100の識別子(UE識別子)を含まない。
ステップS2において、基地局200の無線通信部110がランダムアクセスプリアンブルを受信すると、基地局200の制御部220は、ランダムアクセス応答(RA応答)を無線通信部210からUE100に送信する。ここで、基地局200の制御部220は、UE100から受信したランダムアクセスプリアンブルに基づいて、UE100との間の上りリンク遅延を推定する。また、基地局200の制御部220は、UE100に割り当てる無線リソースを決定する。ランダムアクセス応答は、遅延推定の結果に基づくタイミング補正値、決定した割当て無線リソースの情報、及びUE100から受信したランダムアクセスプリアンブルを識別する識別子(プリアンブル識別子)等を含む。
ステップS3において、UE100の無線通信部110がランダムアクセス応答を受信すると、UE100の制御部120は、接続要求メッセージを無線通信部110から基地局200に送信する。接続要求メッセージは、RRCレイヤで送受信されるメッセージであって、メッセージ3(Msg3)或いはScheduled Transmissionとも呼ばれる。接続要求メッセージは、UE識別子を含む。例えば、UE識別子は、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)である。
ステップS4において、基地局200の制御部220が接続要求メッセージを受信すると、競合解決メッセージ(Contention Resolution)を無線通信部210からUE100に送信する。競合解決メッセージは、RRCレイヤで送受信されるメッセージであって、メッセージ4(Msg4)とも呼ばれる。競合解決メッセージは、基地局200が受信した接続要求メッセージに含まれるUE識別子を含む。例えば、競合解決メッセージは、接続要求メッセージそのものを競合解決IDとして含んでいる。UE100の制御部120は、自身が送信した接続要求メッセージ(競合解決ID)を含んだ競合解決メッセージを受信することにより、ランダムアクセスプロシージャが完了したと判断する。
このような競合ベースのランダムアクセスプロシージャでは、複数のUE100が同じランダムアクセスプリアンブル(同じプリアンブル系列)を基地局200に同時期に送信し得る。このような競合は、プリアンブル競合(或いはプリアンブル衝突)とも呼ばれる。
プリアンブル競合に係る複数のUE100は、基地局200から送信された1つのランダムアクセス応答に反応して接続要求メッセージを基地局200に送信する。基地局200は、例えば最初に受信した接続要求メッセージに含まれるUE識別子を競合解決メッセージに含める。その結果、プリアンブル競合に係る複数のUE100のうち、最初に接続要求メッセージを送信したUE100が基地局200と接続する。
競合解決メッセージにより指定されないUE100、すなわち、正常に競合解決メッセージを受信できないUE100は、所定時間(バックオフ時間)の経過後に、ランダムアクセスプロシージャをステップS1からやり直すことになる。従って、競合ベースのランダムアクセスプロシージャは、UE100が基地局200に接続するまでに要する時間(すなわち、接続処理遅延)が長くなり得る。
一方、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャにおいては、基地局200が事前にランダムアクセスプリアンブルをUE100に対して指定する。このランダムアクセスプリアンブルは、UE100に対して専用で割り当てられ、他のUE100との競合が生じないため、上述したステップS3及びS4が不要となる。非競合ベースのランダムアクセスプロシージャは、プリアンブル競合に起因する接続処理遅延が生じない。
(NSA構成における5G基地局への接続制御)
次に、一実施形態に係るNSA構成における5G基地局200Bへの接続制御について説明する。NSA構成において、UE100は、まず4G基地局200Aに接続し、その後、4G基地局200Aからの接続指示(以下、「5G基地局接続指示」と呼ぶ)に応じて5G基地局200Bにも接続し、高速なデータ通信を5G基地局と行う。
UE100は、4G基地局200Aとの接続時には競合ベースのランダムアクセスプロシージャを利用するしかないが、その後の5G基地局200Bとの接続時には、競合ベースのランダムアクセスプロシージャに限らず、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャを利用可能である。
すなわち、UE100が5G基地局200Bに接続する際に用いるランダムアクセスプリアンブルを取得する方法としては、5G基地局200Bがブロードキャストするシステム情報からUE100がランダムアクセスプリアンブルを取得する第1の方法(競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)と、4G基地局200Aが5G基地局200Bから取得するランダムアクセスプリアンブルを4G基地局200AからUE100に提供する第2の方法(非競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)とがある。
図7は、NSA構成における5G基地局200Bへの接続制御の第1の方法を示す図である。
図7に示すように、ステップS101において、4G基地局200Aの無線通信部210は、システム情報をブロードキャストする。このシステム情報は、4G基地局200Aに対する競合ベースのランダムアクセスに利用可能なランダムアクセスプリアンブルの情報を含む。ここで、UE100は、RRCアイドル状態にある。UE100の無線通信部110は、4G基地局200Aからブロードキャストされるシステム情報を受信する。
ステップS102において、UE100の制御部120は、4G基地局200Aから受信したシステム情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを取得する。
ステップS103において、UE100及び4G基地局200Aは、上述した接続処理(図6参照)、具体的には、競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行う。これにより、UE100が4G基地局200Aに接続し、UE100はRRCアイドル状態からRRCコネクティッド状態に遷移する。
ステップS104において、4G基地局200Aの制御部220は、UE100に対する通信制御を行う。例えば、4G基地局200Aの制御部220は、隣接基地局に関する無線状態の測定をUE100に対して指示するように無線通信部210を制御する。UE100の制御部120は、無線状態測定を行い、測定結果を示す測定報告を4G基地局200Aに送信するように無線通信部110を制御する。4G基地局200Aの制御部220は、UE100からの測定報告に基づいて、UE100が5G基地局200Bのセル10Bのカバーエリア内に居ると判断し、UE100を5G基地局200Bに接続させることを決定する。
ステップS105において、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bへの接続を指示する5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する。5G基地局接続指示は、UE100と4G基地局200Aとの接続を維持しつつUE100を5G基地局200Bに接続させる指示である。5G基地局接続指示は、RRCレイヤで送受信されるメッセージであってもよい。
接続制御の第1の方法において、5G基地局接続指示は、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャに利用するランダムアクセスプリアンブル(すなわち、5G基地局200BがUE100に専用で割り当てるランダムアクセスプリアンブル)を含まない。UE100の制御部120は、このような5G基地局接続指示の受信に応じて、5G基地局200Bに対して競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行う必要があると判断する。
ステップS106において、5G基地局200Bの無線通信部210は、システム情報をブロードキャストする。このシステム情報は、5G基地局200Bに対する競合ベースのランダムアクセスに利用可能なランダムアクセスプリアンブルの情報を含む。UE100の無線通信部110は、5G基地局200Bからブロードキャストされるシステム情報を受信する。
ステップS107において、UE100の制御部120は、5G基地局200Bから受信したシステム情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを取得する。
ステップS108において、UE100及び5G基地局200Bは、上述した接続処理(図6参照)、具体的には、競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行う。これにより、UE100が5G基地局200Bにも接続する。
ステップS109において、UE100及び5G基地局200Bは、データ通信を行う。
図8は、NSA構成における5G基地局200Bへの接続制御の第2の方法を示す図である。
図8に示すように、ステップS201乃至S204の動作は、上述した接続制御の第1の方法と同様である。
但し、ステップS204において、4G基地局200Aの制御部220は、UE100を5G基地局200Bに接続させることを決定するとともに、4G基地局200Aが5G基地局200Bから取得するランダムアクセスプリアンブルを5G基地局接続指示に含めることを決定する。
ステップS205において、4G基地局200Aの制御部220は、UE100に対して専用で割り当てるランダムアクセスプリアンブルを5G基地局200Bに要求するようにバックホール通信部230を制御する。ここで、4G基地局200Aのバックホール通信部230は、5G基地局200Bとの基地局間通信により、ランダムアクセスプリアンブルを5G基地局200Bに要求する。5G基地局200Bの制御部220は、4G基地局200Aからの要求に応じてUE100にランダムアクセスプリアンブルを割り当て、割り当てたランダムアクセスプリアンブルを4G基地局200Aに通知するようにバックホール通信部230を制御する。4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bからのランダムアクセスプリアンブルを取得する。
ステップS206において、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bへの接続を指示する5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する。
接続制御の第2の方法において、5G基地局接続指示は、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャに利用するランダムアクセスプリアンブル(すなわち、5G基地局200BがUE100に専用で割り当てるランダムアクセスプリアンブル)を含む。UE100の制御部120は、このような5G基地局接続指示の受信に応じて、5G基地局200Bに対して非競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行うと判断する。
ステップS207において、UE100の制御部120は、4G基地局200Aから受信した5G基地局接続指示に含まれるランダムアクセスプリアンブルを取得する。
ステップS208において、UE100及び5G基地局200Bは、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行う。非競合ベースのランダムアクセスプロシージャにおいて、UE100は、4G基地局200Aから取得したランダムアクセスプリアンブルを5G基地局200Bに送信する。これにより、UE100が5G基地局200Bにも接続する。
ステップS209において、UE100及び5G基地局200Bは、データ通信を行う。
ここで、接続制御の第1の方法(図7)及び第2の方法(図8)を比較すると、第2の方法は、プリアンブル競合が発生しないため、第1の方法に比べて信頼性が高い方法であるといえる。しかし、第2の方法は、4G基地局200Aが5G基地局200Bからランダムアクセスプリアンブルを取得するステップ(ステップS205)が必要であり、その分の遅延が生じる。一方、第1の方法は、4G基地局200Aが5G基地局200Bからランダムアクセスプリアンブルを取得することによる遅延が生じないが、プリアンブル競合が発生した場合には接続遅延が生じ得る。
一実施形態において、4G基地局200Aは、接続制御の第1の方法及び第2の方法を適切に使い分けることにより、UE100と5G基地局200Bとの接続処理を円滑に行うことを可能とする。図9は、NSA構成における5G基地局200Bへの接続制御の方法を使い分ける場合の動作を示す図である。
図9に示すように、ステップS301において、UE100及び4G基地局200Aは、上述した接続処理(図6参照)、具体的には、競合ベースのランダムアクセスプロシージャを行う。これにより、UE100が4G基地局200Aに接続し、UE100はRRCアイドル状態からRRCコネクティッド状態に遷移する。
ステップS302において、4G基地局200Aの制御部220は、UE100に対する通信制御を行う。
ステップS303において、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベルに基づいて、4G基地局200Aが5G基地局200Bから取得するランダムアクセスプリアンブルを5G基地局接続指示に含めるか否かを決定する。
例えば、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベルを取得するようにバックホール通信部230を制御する。4G基地局200Aのバックホール通信部230は、5G基地局200Bとの基地局間通信により5G基地局200Bの混雑レベルを取得する。5G基地局200Bの混雑レベルは、5G基地局200Bの混雑の度合いを示す指標であればどのようなものであってもよい。5G基地局200Bの混雑レベルは、例えば、5G基地局200Bに接続するUEの数、5G基地局200Bの無線リソースの使用率、及び5G基地局200Bのハードウェア(例えば、CPU)の使用率のうち少なくとも1つである。
或いは、4G基地局200Aの制御部220は、4G基地局200Aの混雑レベルに基づいて5G基地局200Bの混雑レベルを推定することにより、5G基地局200Bの混雑レベルを取得してもよい。具体的には、4G基地局200Aのセル10A及び5G基地局200Bのセル10Bが一部重複しているため、5G基地局200Bの混雑レベルが4G基地局200Aの混雑レベルと同等であるとみなしてもよい。
4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベルが所定レベルよりも高い場合、上述した第2の方法(すなわち、非競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択する。具体的には、4G基地局200Aの制御部220は、ランダムアクセスプリアンブルを5G基地局200Bから取得するようバックホール通信部230を制御し(ステップS305)、取得したランダムアクセスプリアンブルを含む5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する(ステップS306)。
5G基地局200Bが混雑している場合、競合ベースのランダムアクセスプロシージャは、プリアンブル競合が生じる可能性が高い。このため、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bが混雑している場合、第2の方法(非競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択することにより、UE100が5G基地局200Bに円滑に接続できるようにする。
一方、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベルが所定レベル以下である場合、上述した第1の方法(競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択する。具体的には、4G基地局200Aの制御部220は、ランダムアクセスプリアンブルを含まない5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する(ステップS304)。
5G基地局200Bが混雑していない場合、競合ベースのランダムアクセスプロシージャは、プリアンブル競合が生じる可能性が低い。このため、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bが混雑していない場合、第1の方法(競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択することにより、UE100が5G基地局200Bに円滑に接続できるようにする。
ステップS303において、4G基地局200Aの制御部220は、UE100が使用するサービス種別に基づいて、4G基地局200Aが5G基地局200Bから取得するランダムアクセスプリアンブルを5G基地局接続指示に含めるか否かを決定してもよい。
例えば、4G基地局200Aの制御部220は、UE100が使用するサービス種別が遅延許容型のサービスである場合、上述した第2の方法(非競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択する。具体的には、4G基地局200Aの制御部220は、ランダムアクセスプリアンブルを5G基地局200Bから取得するようバックホール通信部230を制御し(ステップS305)、取得したランダムアクセスプリアンブルを含む5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する(ステップS306)。
なお、遅延許容型のサービスとは、リアルタイム系のサービス(例えば、音声通話又はストリーミング配信等)以外のサービスをいい、例えば、センサ測定データの定期アップロード等のIoTサービス、又はFTP(File Transfer Protocol)によるファイル転送が遅延許容型のサービスに該当する。4G基地局200Aの制御部220は、UE100のベアラに割り当てられたQCI(QoS Class Identifier)に基づいて、UE100が使用するサービス種別を判断してもよい。
4G基地局200Aの制御部220は、UE100が使用するサービス種別が遅延許容型のサービスであって、且つ、5G基地局200Bの混雑レベルが所定レベルよりも高い場合、上述した第2の方法(非競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択してもよい。
一方、4G基地局200Aの制御部220は、UE100が使用するサービス種別が遅延許容型のサービスではない場合(例えば、UE100が使用するサービス種別がリアルタイム系のサービスである場合)、上述した第1の方法(競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択してもよい。具体的には、4G基地局200Aの制御部220は、ランダムアクセスプリアンブルを含まない5G基地局接続指示をUE100に送信するように無線通信部210を制御する(ステップS304)。
4G基地局200Aの制御部220は、UE100が使用するサービス種別が遅延許容型のサービスではなく、且つ、5G基地局200Bの混雑レベルが所定レベル以下である場合、上述した第1の方法(競合ベースのランダムアクセスプロシージャ)を選択してもよい。
このように、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベル及びUE100が使用するサービス種別のうち少なくとも一方に基づいて、4G基地局200Aが5G基地局200Bから取得するランダムアクセスプリアンブルを5G基地局接続指示に含めるか否かを決定する。言い換えると、4G基地局200Aの制御部220は、5G基地局200Bの混雑レベル及びUE100が使用するサービス種別のうち少なくとも一方に基づいて、UE100から5G基地局200Bへのランダムアクセスプロシージャとして、競合ベースのランダムアクセスプロシージャ及び非競合ベースのランダムアクセスプロシージャのうち一方を選択する。これにより、UE100が5G基地局200Bに円滑に接続可能とすることができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態において、4Gシステムのネットワーク基盤を利用して5Gシステムを運用するNSA構成について説明した。NSA構成において、UE100は、4G基地局200Aと接続しつつ5G基地局200Bにも接続する。しかしながら、このようなNSA構成に代えて、同一システム内の二重接続の構成としてもよい。
例えば、UE100は、第1の4G基地局(マスタ基地局)と接続しつつ第2の4G基地局(セカンダリ基地局)にも接続する。このような二重接続の構成においては、上述した実施形態における4G基地局200Aを第1の4G基地局と読み替え、上述した実施形態における5G基地局200Bを第2の4G基地局と読み替えればよい。
或いは、UE100は、第1の5G基地局(マスタ基地局)と接続しつつ第2の5G基地局(セカンダリ基地局)にも接続する。このような二重接続の構成においては、上述した実施形態における4G基地局200Aを第1の5G基地局と読み替え、上述した実施形態における5G基地局200Bを第2の5G基地局と読み替えればよい。
上述した実施形態に係る動作を基地局間のUE100のハンドオーバに適用してもよい。例えば、UE100は、4G基地局200Aからの接続指示(ハンドオーバ指示)に応じて、4G基地局200Aから5G基地局200Bへのハンドオーバを行う。或いは、UE100は、第1の4G基地局から第2の4G基地局へのハンドオーバを行ってもよいし、第1の5G基地局から第2の5G基地局へのハンドオーバを行ってもよい。
UE100又は基地局200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又は基地局200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又は基地局200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2020-087015号(2020年5月18日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (9)

  1. 移動通信システムにおいて用いる基地局であって、
    ユーザ装置との無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部を制御する制御部と、を備え、
    前記無線通信部は、前記ユーザ装置を他の基地局に接続させる接続指示を前記ユーザ装置に送信し、
    前記制御部は、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方に基づいて、前記基地局が前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを前記接続指示に含めるか否かを決定する
    基地局。
  2. 前記接続指示は、前記ユーザ装置と前記基地局との接続を維持しつつ前記ユーザ装置を前記他の基地局に接続させる指示である
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記基地局が準拠する無線通信方式は、前記他の基地局が準拠する無線通信方式と異なる
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記制御部は、前記他の基地局の混雑レベルが所定レベルよりも高いことに応じて、前記ランダムアクセスプリアンブルを含む前記接続指示を前記ユーザ装置に送信するように前記無線通信部を制御する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
  5. 前記制御部は、前記他の基地局の混雑レベルが前記所定レベル以下であることに応じて、前記ランダムアクセスプリアンブルを含まない前記接続指示を前記ユーザ装置に送信するように前記無線通信部を制御する
    請求項4に記載の基地局。
  6. 前記制御部は、前記ユーザ装置が使用するサービス種別が遅延許容型のサービスであることに応じて、前記ランダムアクセスプリアンブルを含む前記接続指示を前記ユーザ装置に送信するように前記無線通信部を制御する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 前記制御部は、前記ユーザ装置が使用するサービス種別が前記遅延許容型のサービスではないことに応じて、前記ランダムアクセスプリアンブルを含まない前記接続指示を前記ユーザ装置に送信するように前記無線通信部を制御する
    請求項6に記載の基地局。
  8. 移動通信システムにおいて、他の基地局との通信を行うとともに、ユーザ装置との通信を行う基地局の制御方法であって、
    前記基地局が前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを、前記ユーザ装置を前記他の基地局に接続させる接続指示に含めるか否かを決定することと、
    前記接続指示を前記ユーザ装置に送信することと、を有し、
    前記決定することは、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方に基づいて、前記決定を行うことを含む
    基地局の制御方法。
  9. ユーザ装置と、
    他の基地局との通信を行うとともに前記ユーザ装置との通信を行う基地局とを有する移動通信システムにおいて、
    前記基地局は、前記ユーザ装置を前記他の基地局に接続させる接続指示を前記ユーザ装置に送信するとき、前記他の基地局の混雑レベル及び前記ユーザ装置が使用するサービス種別の少なくとも一方を用いて、前記他の基地局から取得するランダムアクセスプリアンブルを前記接続指示に含める
    移動通信システム。
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