JP7370574B2 - コマ抽出方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、コマ抽出方法及びプログラムに関する。
近年、スマートフォンなどの携帯端末で漫画を読む機会が非常に多くなってきている。しかし、スマートフォンなどの携帯端末で漫画を読む場合、紙に印刷された漫画を読む場合に比べて読みにくい場合が多い。例えば、漫画の1ページには複数のコマが描かれており、1ページを1つの画像として表示して読む場合、1つのコマが小さくなってしまい読みにくい。また、ページ中の対象のコマを拡大して読み進める場合、操作が煩雑になり読みにくい。
これに対して、漫画画像からコマを抽出して各コマをバラバラに表示することで、携帯端末でも読みやすくすることが考えられる。従来より、コマを抽出する技術が提案されているが、コマ抽出の精度を向上させることが求められている。例えば、特許文献1では、コマの枠線が途切れている場合でもコマ抽出を行えることが開示されている。また、特許文献2では、漫画画像の全体から境界線で区画されているコマが検出された後、コマの検出領域を狭くして、境界線で区画されているコマ、又はコマに内包されたコマを検出することが開示されている。
しかし、特許文献1、2では、特定のコマを有する漫画画像に対しては、コマ抽出の精度は向上すると考えられるが、その他のコマを有する漫画画像に対しては、精度良くコマ抽出を行えない。これに対して、特許文献3では、機械学習の技術を用いてコマ等を認識する技術が提案されている。特許文献3では、漫画のコマ部分等を検出するよう機械学習された状態にある検出手段を用いることにより、認識精度を向上させている。
特開2017-45219号公報 特開2014-212476号公報 特開2019-46253号公報
しかしながら、特許文献3で提案されている漫画のコマ部分を検出するための機械学習の技術では、大量の教師データが必要となり、非常に手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、漫画画像から簡易に精度良くコマ抽出を行うことができるコマ抽出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のコマ抽出方法は、漫画画像を黒色と白色に二値化する二値化工程と、前記漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する第1の抽出工程と、前記漫画画像における、前記第1の抽出工程によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域に対して黒色の領域をクラスタリングするクラスタリング工程と、前記クラスタリングされた各領域を矩形領域とし、該矩形領域をコマとして抽出する第2の抽出工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、漫画画像から簡易に精度良くコマ抽出を行うことができる。
本発明に係るコマ抽出方法の一例におけるフローチャートである。 本発明に係るコマ抽出方法の一例における漫画画像を説明するための図である。 クラスタリング工程を説明するための図である。 本発明に係るコマ抽出方法の一例における他の漫画画像を説明するための図である。 本発明に係るコマ抽出方法の他の例におけるフローチャートである。 並べ替え工程を説明するための図である。 並べ替え工程を説明するための他の図である。 並べ替え工程を説明するための他の図である。
以下、本発明に係るコマ抽出方法及びプログラムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(第1の実施形態)
本発明に係るコマ抽出方法の一実施形態について説明する。
本実施形態のコマ抽出方法は、漫画画像を黒色と白色に二値化する二値化工程と、前記漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する第1の抽出工程と、前記漫画画像における、前記第1の抽出工程によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域に対して黒色の領域をクラスタリングするクラスタリング工程と、前記クラスタリングされた各領域を矩形領域とし、該矩形領域をコマとして抽出する第2の抽出工程と、を有することを特徴とする。
本実施形態によれば、漫画画像から簡易に精度良くコマ抽出を行うことができる。本実施形態によれば、枠線がないコマの他、手描きなどの直線ではなく波打っている線に囲まれたコマ等の抽出を行うことができる。ここでいう「精度良くコマ抽出を行う」とは、人間がコマであると認識するものを抽出することをいい、従来の技術に比べて人間の認識に近いことをいう。人間の認識とできるだけ一致することが好ましいが、完全一致することを要するものではない。
また、本実施形態では、教師なし学習による機械学習の技術を利用してコマ抽出を行うことができ、従来の技術に比べて簡易にコマ抽出を行うことができる。従来の技術では、教師データを用意することが必要であり、正解付きの教師あり学習による機械学習を行う場合、手間とコストが必要であった。これに対して、本実施形態によれば、教師データを用意することなく機械学習の技術を利用してコマ抽出を行うことができるため、簡易に精度良くコマ抽出を行うことができる。また、教師データなし機械学習と領域抽出を組み合わせることにより、コマ枠がないコマなども精度良くコマ抽出を行うことができる。
本実施形態のコマ抽出方法のフローチャートを図1に示す。
本実施形態では、二値化工程(S101)、第1の抽出工程(S102)、クラスタリング工程(S103)、第2の抽出工程(S104)を行い、必要に応じてその他の工程を行う。
<二値化工程>
二値化工程では、漫画画像を黒色と白色に二値化する(S101)。
二値化は、特に制限されるものではないが、例えば漫画画像をHSV色空間に変換して二値化する。HSV色空間に変換して二値化する場合、例えば、明度80%以下及び色相70%以下の領域を黒色とし、それ以外を白色とする。
なお、二値化工程では、HSV色空間に限られるものではなく、その他の色空間を用いて二値化してもよい。
本実施形態においては、後述の第1の抽出工程におけるコマ抽出の精度を向上させるため、二値化の精度を上げることが好ましい。本実施形態において二値化の精度を上げるには、例えばエッジ検出を利用してグレースケールによる二値化の補完を行うことが挙げられる。
<第1の抽出工程>
第1の抽出工程では、漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する(S102)。
本実施形態の第1の抽出工程について、図2を用いて説明する。図2(A)には漫画画像の一例が示されており、漫画画像10にはコマA~Eが描かれている。漫画画像10に対して輪郭抽出を行うと、図2(B)に示されるように、コマA~C、Eが抽出される。
輪郭抽出では、対象となる画像において、枠線で囲まれた領域を認識して枠線で囲まれた領域を切り出して出力する。そのため、漫画画像10に対して輪郭抽出を行うと、コマA~C、Eをそれぞれ抽出して出力することができる。
本例の第1の抽出工程では、漫画画像10におけるコマDは抽出対象外となる。
コマDは、枠線に途切れている箇所があるため、輪郭抽出において枠線で囲まれた領域として認識されない。このようなコマDに対しては、後述のクラスタリング及び第2の抽出工程を経ることで抽出される。
なお、コマEの枠線は、手書きなどによる波打った線であるが、本例ではコマとして抽出可能である。コマEが抽出されない場合であっても、後述のクラスタリング及び第2の抽出工程を経ることで抽出対象となり得る。
輪郭抽出としては、領域成長法(watershedアルゴリズム)、領域統合法等を用いることができる。
<クラスタリング工程>
クラスタリング工程では、漫画画像における、前記第1の抽出工程によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域に対して黒色の領域をクラスタリングする(S103)。
第1の抽出工程によってコマとして抽出されなかった残りの領域に対してクラスタリングを行うことにより、第1の抽出工程で抽出されなかったコマに対しても抽出することができる。実際には、後述の第2の抽出工程でコマを抽出することになるが、クラスタリング工程では、その前準備を行うことに相当する。
本実施形態のクラスタリング工程について、図3に例を挙げて説明する。
図3(A)は図2におけるコマDを示しており、図3(B)はコマDにおける枠線20の拡大図を示している。また、図3(B)は、クラスタリングを行った後の状態を示すものであり、クラスタリングを行うことにより、枠線20において途切れた部分があっても、1つのまとまり(クラスタリング領域30)として扱うことができる。
これにより、図3(C)に示されるように、コマDの途切れた枠線20はクラスタリング領域30として扱うことができる。枠線が途切れている場合など、一続きの枠線がない場合は細かい領域がバラバラに検出されてしまうため、クラスタリングを行うことにより、細かい領域で近いものを結合する。
本実施形態におけるクラスタリング工程では、上記の例における枠線に限られず、様々な領域に対してクラスタリングを行い、塊(クラスタ)にしている。クラスタにすることで、後述の第2の抽出工程において、コマを抽出するための矩形領域を形成することができる。
クラスタリングは、DBSCAN(Density based spatial clustering of applications with noise)により行うことが好ましい。DBSCANは、精度良くクラスタリングを行うことができるという利点があり、第2のコマ抽出において精度良くコマ抽出を行うことができる。
クラスタリングを行う際のパラメータとしては、例えば、ドットどうしがどの程度離れていてもクラスタとして扱うのかを表すパラメータや、特定のドットの周りに何個のドットがあればクラスタとして扱うのかを表すパラメータ等が挙げられる。例えばDBSCANを用いる場合は、εやminPtsが挙げられる。DBSCANは、教師なし学習であるため、教師データを作成する必要がなく、手間やコストを抑えることができる。
<第2の抽出工程>
第2の抽出工程では、前記クラスタリングされた各領域を矩形領域とし、該矩形領域をコマとして抽出する(S104)。
図3(C)に示されるように、コマDのクラスタリング領域30は矩形領域であるため、第2の抽出工程によりコマDがコマとして抽出される。
第2の抽出工程において、「各領域」とあるのは、上述のクラスタのことであり、クラスタリングされた領域を矩形領域とする。矩形領域の作成の方法としては、適宜変更することができる。例えば、クラスタから4つの点を選び出し、4つの点の配置を考慮し、矩形となるように配置されている場合を矩形領域としてもよいし、クラスタから複数の直線を選び出し、直線が矩形となるように配置されている場合を矩形領域としてもよい。
このようにして、本実施形態における第2の抽出工程では、例えばクラスタリングされた各領域から矩形領域を作成し、作成した矩形領域をコマとして抽出することができる。これにより、従来の技術に比べて、更に精度よくコマ抽出を行うことができる。
なお、本実施形態では、第1の抽出工程によってコマとして抽出されなかった残りの領域に対して黒色の領域をクラスタリングした後、第2の抽出工程を行っているが、二値化された漫画画像に対してクラスタリングした後、第2の抽出工程を行ってもよい。
<その他の例>
ここで、本実施形態におけるその他の例について説明する。本実施形態によれば、コマ枠線がない漫画画像においてもコマ抽出を行うことができる。例を図4に示す。図4(A)は漫画画像の例を示す図であり、図4(B)はコマ抽出されたコマを示す図である。本実施形態によれば、図2に示されるような漫画画像だけでなく、図4に示されるような枠線がない漫画画像に対しても簡易に精度良くコマ抽出を行うことができる。
<プログラム>
本実施形態のプログラムは、漫画画像を黒色と白色に二値化する二値化処理と、前記漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する第1の抽出処理と、前記漫画画像における、前記第1の抽出処理によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域に対して黒色の領域をクラスタリングするクラスタリング処理と、前記クラスタリングされた漫画画像において、矩形領域を判定して該矩形領域をコマとして抽出する第2の抽出処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
(第2の実施形態)
本発明に係るコマ抽出方法の他の実施形態について説明する。
本実施形態のコマ抽出方法のフローチャートを図5に示す。なお、本実施形態における二値化工程(S202)、第1の抽出工程(S205)、クラスタリング工程(S206)、第2の抽出工程(S207)としては、上記実施形態と同様の工程とすることができるため、説明を省略する。
<正規化工程>
正規化工程では、二値化工程の前に、前記漫画画像の横幅のサイズを正規化する(S201)。正規化を行うことにより、第1の抽出工程や第2の抽出工程の精度を向上させることができる。漫画画像の横幅のサイズとしては、適宜変更することが可能であるが、例えば、300pixel~500pixelにすることができる。
正規化は必須ではなく、省略することも可能であるが、その場合、漫画画像の横幅が所定のサイズであることが好ましい。
<直線判定工程>
直線判定工程では、二値化工程の後であり、かつ、前記第1の抽出工程の前に、前記漫画画像に対してハフ変換を行い、直線が検出されるかどうかを判定する(S203)。
直線が判定されるか判定を行い(S205)、直線判定工程において直線が検出されたと判定された場合(S205でYESの場合)、第1の抽出工程(S205)、クラスタリング工程(S206)、第2の抽出工程(S207)を行うようにする。これにより、不要な工程を行うことを防止でき、処理の高速化を図ることができる。
漫画画像の中には、枠自体がない一コマ画像も相当数存在する。一コマ画像である場合、直線がないことが多いため、漫画画像に直線がない場合は、一コマ画像であると判定して、第1の抽出工程以降の工程を行わず、一コマとして出力する(S209)。これにより、行う工程を省くことができ、コマ抽出にかかる時間を省くことができる。
ハフ変換による直線の検出は、一般的に用いられている手法を使用できる。例えば、あるドットを通る直線は、
ρ=x・cosθ+y・sinθ
と表すことができる。ρとθの座標軸における曲線は、ドットの数だけ描くことができ、曲線が交わる個所が複数のドットを通る直線となる。
直線判定工程では、ハフ変換をした後、例えば漫画画像の横幅に対して50%以上の長さの水平な直線が検出された場合、漫画画像に直線があると判定することができる。なお、正規化した場合は、正規化後の漫画画像の横幅に対して50%以上の長さの水平な直線が検出された場合、漫画画像に直線があると判定することができる。
<並び替え工程>
並び替え工程では、前記第1の抽出工程及び前記第2の抽出工程によって抽出されたコマを、前記漫画画像におけるコマを読み進める順番に沿うように並び替える(S208)。並び替え工程を行うことにより、スマートフォンなどの携帯端末で抽出したコマを読む場合に、読みやすくなる。
本実施形態における並び替え工程について、図6、図7を用いて説明する。
ここでは、漫画画像10として、左上から右下へ読み進める場合を例に挙げて説明する。図6に示される例では、A、B、C、D、Eの順に読み進める。原点(0,0)とし、横方向をx軸、縦方向をy軸としている。また、各コマにおける左上の点をa~eとし、それぞれの値は、x1<x2<x3であり、y1<y2<y3である。
第1の抽出工程及び第2の抽出工程の段階では、並べ替えは行われておらず、番号付け(ナンバリングとも称する)は行われていない。第1の抽出工程及び第2の抽出工程でコマを抽出したときにナンバリングしてもよいが、抽出された順がコマを読み進める順に対応していないことがあるため、並べ替え工程を行うことが好ましい。
図7(A)は、並べ替え工程を行った場合の例である。並べ替えの処理は、適宜変更することが可能であるが、左上から右下へ読み進める場合、まず、y軸の値の小さなコマの順に並べる。次いで、y軸の値が同じコマがある場合、y軸の値が同じコマにおいてx軸の値が小さなコマの順に並べ替える。
このように並べ替えることで、図7(B)のような順序とすることができる。ここでは、並べ替えた結果、表示の番号として1~5の番号を付けている。並べ替え工程では、上記のように表示の番号を付けてもよいし、付けなくてもよい。表示の番号は、例えばスマートフォンなどの携帯端末で抽出されたコマを表示する場合の表示の順番として用いることができる。
本実施形態における並び替え工程は、抽出されたコマに対して、横幅を調整する工程を行ってもよい。横幅調整を行うことにより、スマートフォンなどの携帯端末で表示する際に、抽出されたコマが読みやすくなる。図7(B)において、コマBの横幅を基準として、各コマの横幅を調整する例を示す。例えば、コマA、コマEは、横幅がコマBの横幅よりも小さいため、横幅を広げてコマBと同じ横幅にする。このとき、コマA、コマEの縦と横の比(アスペクト比)は一定のままで横幅を基準の大きさにすることが好ましい。このようにすることで、コマ内の絵を崩すことなく表示することができる。同様に、コマC、コマDの横幅を基準の大きさに狭める。
本実施形態においては、横幅調整は必須ではなく、適宜実施すればよい。必要に応じて、横幅を調整するのではなく、基準の大きさに足りない箇所を黒塗りしてもよい。例えば、基準の横幅(コマBの横幅)よりも横幅が小さいコマEにおいて、横幅を大きくせずに、基準の横幅に足りない部分を黒塗りにしてもよい。この場合の例を図7(C)に示す。このようにすることで、小さいコマが拡大されすぎて、かえって見えにくくなることを防ぐことができる。なお、黒塗りでなくても、白塗りなど他の色を用いてもよい。
本実施形態においては、左上から右下へ読み進めていく漫画画像に限られるものではなく、右上から左下へ読み進めていく漫画画像であってもよい。この場合の例について図8を用いて説明する。図8は、図6と同様の図であり、漫画画像10に対してコマ抽出を行い、並べ替えを行い、横幅を調整したものである。
ここで、図8では、各コマにおける右上の点をa~eとし、それぞれの値は、x1<x2<x3であり、y1<y2<y3である。並べ替えの処理は、適宜変更することが可能であるが、右上から左下へ読み進める場合、まず、y軸の値の小さなコマの順に並べる。次いで、y軸の値が同じコマがある場合、y軸の値が同じコマにおいてx軸の値が大きなコマの順に並べ替える。
このように並べ替えることで、図6(C)と同様に、漫画画像を読み進める方向に沿うような順序とすることができる。
このように、本実施形態では、右上から左下へ読み進める漫画画像であっても、コマ抽出して並べ替えることが可能となる。
並び替え工程においては、小さすぎるコマはノイズとして除去するようにしてもよい。「小さすぎるコマ」としては、例えば、絵の一部に矩形領域が描かれており、この矩形領域が抽出されてしまった場合などが想定される。
ノイズとして除去するコマの大きさとしては、適宜変更することが可能であり、例えば、横幅が漫画画像の横幅の1/5以下であるコマを除去の対象としてもよい。なお、正規化した場合は、横幅が正規化後の漫画画像の横幅の1/5以下であるコマを除去の対象としてもよい。ノイズとして除去することにより、不要な画像が取り除かれ、漫画画像が読みやすくなる。
10 漫画画像
20 枠線
30 クラスタリング領域

Claims (12)

  1. コンピュータによって実行される方法であって、
    漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する第1の抽出工程と、
    前記漫画画像における、前記第1の抽出工程によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域の少なくとも一部の領域をクラスタリングするクラスタリング工程と、
    前記クラスタリングされた各領域を矩形領域とし、該矩形領域をコマとして抽出する第2の抽出工程と、を有する、方法。
  2. 前記クラスタリング工程では、DBSCAN(Density based spatial clustering of applications with noise)により前記クラスタリングを行う、請求項1に記載の方法。
  3. 前記漫画画像を2色に二値化する二値化工程を有し、
    前記クラスタリング工程では、前記2色のうち少なくとも一方の領域をクラスタリングする、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記漫画画像を黒と白に二値化する二値化工程を有し、
    前記クラスタリング工程では、黒の前記領域をクラスタリングする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記二値化工程では、HSV色空間に変換して二値化する、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記二値化工程の後であり、かつ、前記第1の抽出工程の前に、前記漫画画像に対してハフ変換を行い、直線が検出されるかどうかを判定する直線判定工程を有し、
    前記直線判定工程において直線が検出されたと判定された場合、前記第1の抽出工程、前記クラスタリング工程及び前記第2の抽出工程を行う、請求項3~5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記二値化工程の前に、前記漫画画像の横幅のサイズを正規化する正規化工程を有する、請求項3~6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記輪郭抽出は、領域成長法又は領域統合法により行われる、請求項1~7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記漫画画像における前記コマの配置位置に基づいて、前記コマを並び替える並び替え工程を有する、請求項1~8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記並び替え工程では、前記コマが前記漫画画像の幅の閾値以下である場合、並び替えの対象外とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記並び替え工程では、前記漫画画像における少なくとも一つのコマを基準として、前記基準との相対的な大小関係に基づいて前記コマのうち少なくとも1つのコマの幅を調整する、請求項又は請求項10に記載の方法。
  12. プログラムであって、
    漫画画像に対して輪郭抽出を行い、前記漫画画像における枠線で囲まれた領域をコマとして抽出する第1の抽出処理と、
    前記漫画画像における、前記第1の抽出処理によって前記コマとして抽出されなかった残りの領域の少なくとも一部の領域をクラスタリングするクラスタリング処理と、
    前記クラスタリングされた各領域を矩形領域とし、該矩形領域をコマとして抽出する第2の抽出処理と、をコンピュータに実行させる、プログラム。
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