JP7367963B2 - 音声の検出のための補助装置 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 1.2018年10月20日 TOHOKU UNIVERSAL ACOUSTICAL COMMUNICATION MONTH 2018 アブストラクト集にて発表 2.2018年10月20日 http://www.ais.riec.tohoku.ac.jp/uac2018/papers/Seminar3-12.pdfにて発表 3.2018年10月25日-26日(発表日:10月26日) TOHOKU UNIVERSAL ACOUSTICAL COMMUNICATION MONTH 2018にて発表 4.2019年2月19日 一般社団法人 日本音響学会 2019年春季研究発表会〔講演論文集〕 講演要旨・講演論文CD-ROMにて発表 5.2019年3月5日-7日(発表日:3月6日) 一般社団法人日本音響学会 2019年春季研究発表会にて発表
本発明は、音声の検出のための補助装置に関する。
異常構音の一種として側音化構音が知られている。側音化構音は、イ列音、拗音、エ列音等の発話時に生じやすい。側音化構音では、呼気が歯列の頬側を通って口角から口腔外に流出することによって、イ列音、拗音、エ列音等の発話時に摩擦性雑音を伴った独特の歪み音が生じる。
側音化構音の評価のための手法として、例えば、鼻息鏡を用いた手法、エレクトロパラトグラフィ(electropalatography :EPG)を用いた手法、コンピュータによる音響分析を用いた手法が知られている。鼻息鏡を用いた手法は、発話者の鼻に配置された鼻息鏡の曇り方によって側音化構音の有無を評価する手法である。また、EPGを用いた手法は、多数の電極が設けられた人工口蓋床を発話者の口腔内に挿入し、発話者の発話時の舌の動きを電極を介して検出することで側音化構音の有無を評価する手法である。音響分析は、例えばマイクロホンによって収集された音声の波形分析やスペクトル解析によって側音化構音の有無を評価する手法である。
米国特許第9911358号明細書
本発明は、側音化構音を含む音声の評価を簡易な構成で精度良く行うための音声の検出のための補助装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の音声の検出のための補助装置は、第1の開口を有する板と、前記第1の開口から放射される発話者の側音化構音を含む音声を少なくとも前記発話者の右方向及び左方向に分離するように前記第1の開口を仕切る仕切り板とを具備する。
本発明によれば、側音化構音を含む音声の評価を簡易な構成で精度良く行うための音声の検出のための補助装置を提供することができる。
図1は、一実施形態に係る音声の検出のための補助装置の外観図である。 図2は、一実施形態に係る音声の評価システムの一例の構成を示すブロック図である。 図3は、評価システムの動作を示すフローチャートである。 図4は、側音化構音が発生していないときの音響信号の波形と、側音化構音が発生しているときの音響信号の波形とを比較して示した図である。 図5は、一実施形態の変形例の補助装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、一実施形態に係る音声の検出のための補助装置の外観図である。補助装置10は、板11と、仕切り板12と、台座13とを有している。
板11は、例えば透明な円板である。板11の形状は、特に限定されない。つまり、板11は、円板でなくてもよく、矩形板等であってもよい。また、板11のサイズも特に限定されるものではない。また、板11の材質も特に限定されるものではない。さらに、板11は、必ずしも透明板である必要はなく、着色されていてもよい。
板11は、第1の開口111と、第2の開口112とを有する。第1の開口111は、発話者が板11を介して発話する際の口唇用の開口である。つまり、発話者は、第1の開口111に自身の口唇部を位置させて発話する。ここで、第1の開口111の形状は、例えば長方形である。しかしながら、第1の開口111の形状は、長方形に限定されるものではない。第1の開口111の形状は、円、三角形等であってもよいし、発話者の口唇部の形状に合わせた形状であってもよい。
第2の開口112は、発話者が板11を介して発話する際の鼻用の開口である。つまり、第2の開口112は、第1の開口111に発話者の口唇部が位置したときに発話者の鼻部に位置するように形成されている。第2の開口112により、発話者の口唇部が板11に近づいたとしても、発話者の鼻が邪魔にならない。このため、発話者は、板11に自身の顔を近づけて発話することができる。ここで、第2の開口112の形状は、例えば円形である。しかしながら、第2の開口112の形状は、円形に限定されるものではない。第2の開口112の形状は、長方形、三角形等であってもよいし、発話者の鼻部の形状に合わせた形状であってもよい。
仕切り板12は、第1の開口111を縦方向に仕切るように板11に取り付けられている。図1の例において、仕切り板12は、第1の仕切り板121と、第2の仕切り板122とを有している。第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122は、例えば透明な矩形板である。第1の仕切り板121は、蝶番123を介して板11に取り付けられている。第2の仕切り板122は、第1の仕切り板121と一定の間隔を空けて、蝶番124を介して板11に取り付けられている。第1の仕切り板121と第2の仕切り板122とにより、第1の開口111は空間的に3分割される。ここで、第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122の形状及びサイズは、第1の開口111を仕切ることができるのであれば種々に変更され得る。また、第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122の材質も特に限定されるものではない。さらに、第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122は、必ずしも透明板である必要はなく、着色されていてもよい。
また、図1に示すように、第1の仕切り板121には、長孔125が形成されている。また、第2の仕切り板122には、長孔126が形成されている。長孔125は、第1の仕切り板121を蝶番123に取り付けるために形成されている。同様に、長孔126は、第2の仕切り板122を蝶番124に取り付けるために形成されている。
ここで、長孔125は、第1の仕切り板121の短辺に沿って長手方向を有するように形成されている。また、長孔126は、第2の仕切り板122の短辺に沿って長手方向を有するように形成されている。このような構成により、第1の仕切り板121は、長孔125の範囲だけ蝶番123に対して相対的に移動できる。また、第2の仕切り板122は、長孔126の範囲だけ蝶番124に対して相対的に移動できる。発話の評価の際には、蝶番123に対する第1の仕切り板121の位置及び蝶番124に対する第2の仕切り板122の位置が適切に調整された上で、第1の仕切り板121は蝶番123にネジ止めされるとともに、第2の仕切り板122は蝶番124にネジ止めされる。例えば、第1の仕切り板121は板11に対して60°をなす位置で板11に接触するように調整されていてよいし、第2の仕切り板122は板11に対して120°をなす位置で板11に接触するように調整されていてよい。
台座13は、例えば円弧状をしており、板11に取り付けられている。板11は、台座13によって自立する。また、台座13に板11が取り付けられたときに、第1の開口111の左側、正面、右側となる台座13の位置には、長孔131、132、133がそれぞれ形成されている。例えば、長孔131は、板11に対して30°をなす位置に形成されていてよい。長孔132は、板11に対して90°をなす位置に形成されていてよい。長孔133は、板11に対して150°をなす位置に形成されていてよい。長孔131、132、133は、第1の開口111を介して発された音声を収集するためのセンサ21、22、23を設置するための孔である。センサ21、22、23は、例えば指向性マイクロホンであって、長孔131、132、133を介して台座13にネジ止めされる。
ここで、長孔131、132、133は、台座13の円弧と直交するように形成されている。このような構成により、センサ21は、長孔131の範囲だけ台座13の上を相対的に移動できる。また、センサ22は、長孔132の範囲だけ台座13の上を相対的に移動できる。また、センサ23は、長孔133の範囲だけ台座13の上を相対的に移動できる。発話の評価の際には、台座13におけるセンサ21、22、23の位置が適切に調整された上で、センサ21、22、23はネジ止めされる。
図2は、一実施形態に係る音声の評価システムの一例の構成を示すブロック図である。評価システム1は、補助装置10と、センサ20と、処理装置30と、記憶装置40とを有している。
補助装置10は、図1で示した補助装置である。図2に示すように、発話者Wは、補助装置10の第1の開口111に自身の口唇部を近づけて発話する。第1の開口111から放射された音声は、第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122により、右方向R、正面方向C、左方向Lの3方向に空間的に分離される。
センサ20は、センサ21、22、23を有する。センサ21は、右方向Rの音声を収集する。センサ22は、正面方向Cの音声を収集する。センサ23は、左方向Lの音声を収集する。前述したように、センサ21、22、23は、例えば指向性マイクロホンである。このとき、センサ21、22、23は、収集した音声に応じた音響信号を出力する。なお、センサ20は、マイクロホンでなくてもよい。例えば、センサ20は、放射された音声の音圧を検出する音圧センサであってもよいし、放射された音声の呼気流量を検出する呼気センサであってもよい。
処理装置30は、記憶装置40に記憶されている情報を用いて、センサ21、22、23のそれぞれで収集された音声を分析する。例えば、処理装置30は、センサ21、22、23から出力された音響信号の波形と、記憶装置40に記憶されている側音化構音の波形とを比較することにより、発話者Wの発話に側音化構音が生じているか否かを判定する。また、例えば、処理装置30は、センサ21、22、23から出力された音響信号を、高速フーリエ変換を用いて周波数スペクトルに変換し、周波数スペクトルと記憶装置40に記憶されている側音化構音のスペクトルとを比較することにより、発話者Wの発話に側音化構音が生じているか否かを判定する。処理装置30は、例えば、CPU等のプロセッサ31と、ROM及びRAMといったメモリ32、表示装置33、キーボード及びマウスといった入力インターフェース34を備えたパーソナルコンピュータであってよい。なお、プロセッサは、CPUに限らず、ASIC、FPGA等であってもよい。また、プロセッサは、単一であってもよいし、複数であってもよい。
記憶装置40は、処理装置30における音声分析に必要な情報を記憶している。この情報は、例えば側音化構音の音響信号の波形の情報、側音化構音のスペクトルの情報である。ここで、側音化構音の音響信号の波形の情報及びスペクトルの情報は、右方向Rの情報、正面方向Cの情報、左方向Lの情報を含む。右方向Rの情報、正面方向Cの情報、左方向Lの情報は、例えば、言語聴覚士が側音化構音を模して補助装置10の第1の開口111から発話した音声を、センサ21、22、23を用いて収集することで得られる。なお、右方向Rの情報、正面方向Cの情報、左方向Lの情報は、複数の異なる話者が発話した音声を、センサ21、22、23を用いて収集することで得られてもよい。この場合、記憶装置40は、複数の異なる話者の音声の例えば平均値等を記憶してもよい。記憶装置40は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブといった記憶装置であってよい。また、記憶装置40は、処理装置30とネットワークを介して接続されたサーバに設けられた記憶装置であってもよい。
以下、評価システム1の動作を説明する。図3は、評価システム1の動作を示すフローチャートである。図2に示すように、発話者Wは、補助装置10の第1の開口111に自身の口唇部を近づけて発話する。第1の開口111を介して放射された音声は、第1の仕切り板121と第2の仕切り板122とによって右方向R、正面方向C、左方向Lの3方向に分離される。右方向Rの音声は、センサ21で収集される。正面方向Cの音声は、センサ22で収集される。左方向Lの音声は、センサ23で収集される。ここで、以下の説明ではセンサ21、22、23は、指向性マイクロホンである。
ステップS1において、プロセッサ31は、センサ21、22、23から出力された音響信号に対して前処理をする。前処理は、例えば音響信号のデジタル化、ノイズの除去、増幅といった処理である。プロセッサ31は、前処理された3方向からの音響信号をそれぞれメモリ32に記憶させる。
ステップS2において、プロセッサ31は、側音化構音の音響信号の波形の情報を記憶装置40から取得する。前述したように、側音化構音の音響信号の波形の情報は、右方向Rの情報、正面方向Cの情報、左方向Lの情報を含む。
ステップS3において、プロセッサ31は、メモリに記憶された音響信号の波形と、記憶装置40から取得した側音化構音の音響信号の波形の情報とを比較する。図4は、側音化構音が発生していないときの音響信号の波形と、側音化構音が発生しているときの音響信号の波形とを比較して示した図である。ここで、図4の例は、「シ」音の音響信号の波形を比較して示した例である。また、図4の横軸は時間を示し、縦軸は音響信号の振幅を示している。
図4のNL、NC、NRは、それぞれ、正常な「シ」音の音響信号の左方向、正面方向、右方向の波形を示している。図4に示すように、正常な音響信号の場合、音声の放射方向による振幅の違いは殆どない。
図4のLL、LC、LRは、それぞれ、側音化構音のときの「シ」音の音響信号の左方向、正面方向、右方向の波形を示している。図4に示すように、側音化構音が発生しているときの音響信号の場合、振幅は、放射方向によって大きく異なる。図4の例では、LRの振幅はLC、LLの振幅に比べて大きい。
図4に示すように、正常な音響信号の波形と側音化構音のときの音響信号の波形とは大きく異なる。したがって、センサ21、22、23を介して収集された音響信号の波形を側音化構音の音響信号の波形と比較することにより、発話者の発話時に側音化構音が発生しているか否かを判定することができる。例えば、センサ21を介して収集された右方向の音響信号と側音化構音の右方向の音響信号との差、センサ22を介して収集された正面方向の音響信号と側音化構音の正面方向の音響信号との差、センサ23を介して収集された左方向の音響信号と側音化構音の左方向の音響信号との差が閾値以内であるときには、プロセッサ31は、側音化構音が発生していると判定する。
ステップS4において、プロセッサ31は、比較結果から、側音化構音が発生しているか否かを判定する。ステップS4において、側音化構音が発生していると判定されたときには、処理はステップS5に移行する。ステップS4において、側音化構音が発生していないと判定されたときには、処理はステップS6に移行する。
ステップS5において、プロセッサ31は、側音化構音が発生していることを通知する。通知は、例えば側音化構音が発生していることを示すメッセージを表示装置33に表示させることで行われる。ステップS6において、プロセッサ31は、側音化構音が発生していないことを通知する。通知は、例えば側音化構音が発生していないことを示すメッセージを表示装置33に表示させることで行われる。ステップS5又はS6の後、プロセッサ31は、処理を終了させる。なお、側音化構音の評価結果は、表示装置33への表示に限らずに任意の手法で出力され得る。例えば、プロセッサ31は、側音化構音の評価結果を記憶装置40に記憶させてもよい。
また、前述したように、側音化構音の評価は、音響信号の波形以外の種々のパラメータを用いて行われてよい。
以上説明したように本実施形態によれば、発話者の音声は、補助装置10によって複数の放射方向に分離される。特に、側音化構音では、放射方向毎に音響信号の波形等に違いがあるので、補助装置10によって発話者の音声を複数の放射方向に分離することにより、精度良い評価が行われ得る。
また、補助装置10は、発話のための開口である第1の開口111を仕切り板で空間的に仕切るだけの簡易な構成である。つまり、実施形態では、音声を放射方向毎に分離するために複雑な装置や複雑な処理は必要ない。
また、補助装置10の仕切り板の角度は、蝶番によって変更できる。これにより、発話者の発話の特徴に応じた調整、特定の放射方向の音声の収集範囲を広げる調整といった各種の調整が行われ得る。さらに、実施形態では、補助装置10に設置されるセンサの位置も変更できる。これによっても、発話者の発話の特徴に応じた調整等の各種の調整が行われ得る。
[変形例]
以下、実施形態の変形例を説明する。前述した実施形態では、仕切り板12は、2枚の仕切り板によって、第1の開口111を3分割している。第1の開口111の分割数は、3分割には限定されない。例えば、音声の分離性能は低下するものの、仕切り板12は、例えば第1の開口111の開口中心を通るように設置された1枚の仕切り板によって第1の開口111を2分割するものであってもよい。または、仕切り板12は、3枚以上の仕切り板によって第1の開口111を4分割以上に分割するものであってもよい。
また、前述した実施形態では、仕切り板12は、取り付け位置を変更できるように構成されている。しかしながら、仕切り板12の取り付け位置は、変更できなくてもよい。つまり、仕切り板12の取り付けのために空けられる孔は長孔でなくてもよいし、仕切り板は蝶番を介して取り付けられなくてもよい。さらに、台座13におけるセンサ21、22、23の設置位置も変更できなくてよい。この場合、台座13に空けられる孔も長孔でなくてよい。
また、前述した実施形態では、板11は、台座13に支持されるとしている。しかしながら、板11が自立できるように構成されていれば、台座13はなくてもよい。
また、前述した実施形態では、板11には、第2の開口112が形成されている。しかしながら、発話者の発話の際に鼻が邪魔にならないのであれば、第2の開口112は形成されなくてもよい。例えば、補助装置10は、図5に示すような、内部の空間が第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122で仕切られた伝達路113を有する構造であってもよい。図5では、第1の開口111が設けられる板11は、発話者Wの口元の形状に合わせた曲面を有して伝達路113の1つの面を形成している。板11の高さ方向の長さは、発話者Wの口唇部の高さ方向の長さよりも長く、口唇部から鼻部までの長さよりも短い。また、板11には、例えば矩形の側面を有する管が取り付けられている。第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122は、伝達路113の側面形状に合わせた形状を有して、伝達路113の内部に形成されている。第1の仕切り板121及び第2の仕切り板122によって、伝達路113の内部の空間は、3分割されている。図5のような補助装置10であれば、第2の開口112は不要である。なお、図5では、板11は、伝達路113とは別体としているが、板11は伝達路113と一体に形成されていてもよい。
さらに、実施形態では、補助装置10は、側音化構音の評価に用いられるとしている。しかしながら、補助装置10は、音声を複数の放射方向に分離することで行われる各種の評価に適用され得る。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1 評価システム、10 補助装置、11 板、12 仕切り板、13 台座、20 センサ、21 センサ、22 センサ、23 センサ、30 処理装置、31 プロセッサ、32 メモリ、33 表示装置、34 入力インターフェース、40 記憶装置、111 第1の開口、112 第2の開口、113 伝達路、121 第1の仕切り板、122 第2の仕切り板、123 蝶番、124 蝶番、125 長孔、126 長孔、131 長孔、132 長孔、133 長孔。

Claims (10)

  1. 第1の開口を有する板と、
    前記第1の開口から放射される発話者の側音化構音を含む音声を少なくとも前記発話者の右方向及び左方向に分離するように前記第1の開口を仕切る仕切り板と、
    を具備する音声の検出のための補助装置。
  2. 前記仕切り板は、前記第1の開口から放射される前記発話者の音声を前記発話者の正面方向、右方向、左方向に分離するように前記第1の開口を仕切る第1の仕切り板と第2の仕切り板とを有する、
    請求項1に記載の音声の検出のための補助装置。
  3. 前記第1の開口のサイズは、前記発話者の口唇部のサイズに応じて決められている請求項1又は2に記載の音声の検出のための補助装置。
  4. 前記仕切り板は、前記分離された音声の放射方向を変更できるように前記板に取り付けられている請求項1乃至3の何れか1項に記載の音声の検出のための補助装置。
  5. 前記仕切り板は、蝶番を介して前記板に取り付けられている請求項4に記載の音声の検出のための補助装置。
  6. 前記板は、前記第1の開口が前記発話者の口唇部の位置に配置されたときに、前記発話者の鼻部の位置に配置されるように前記板に形成された第2の開口をさらに有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の音声の検出のための補助装置。
  7. 前記第1の開口のサイズは、前記発話者の鼻部のサイズに応じて決められている請求項6に記載の音声の検出のための補助装置。
  8. 記板は、前記発話者の口元の形状に合わせた曲面を有して前記発話者の口唇部から前記第1の開口を介して放射された音声を伝達するように構成された伝達路の1つの面をなしており、
    前記仕切り板は、前記伝達路の内部に形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の音声の検出のための補助装置。
  9. 前記板を支持するとともに、前記仕切り板で複数の方向に分離された音声をそれぞれ収集するセンサを設置するための台座をさらに具備する請求項1乃至8の何れか1項に記載の音声の検出のための補助装置。
  10. 前記台座には、それぞれの前記センサの設置位置を調整するための孔が形成されている請求項9に記載の音声の検出のための補助装置。
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