JP7367537B2

JP7367537B2 - 超音波診断装置

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Publication number: JP7367537B2
Application number: JP2020008864A
Authority: JP
Inventors: 友彦佐塚; 政志國田
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 2020-01-23
Filing date: 2020-01-23
Publication date: 2023-10-24
Anticipated expiration: 2040-01-23
Also published as: JP2021115123A; US20210228183A1

Description

本発明は、超音波診断装置に関する。

超音波診断は、超音波探触子を体表から当てるという簡単な操作で心臓の拍動や胎児の動きの様子が超音波画像として得られるものであり、安全性が高いため繰り返して検査を行うことができる。

超音波診断を行うための装置として、従来、携帯型の超音波診断装置本体と、当該超音波診断装置本体が取り付けられるカート部と、からなる超音波診断装置が知られている。例えば、特許文献１には、ミニ・ドック（カート部）に超音波診断装置本体をスタッキングコネクタで接続して使用される構成が提案されている。

特表２００６－５１８２５２号公報

しかしながら、上記特許文献１では、超音波診断装置本体単体での使用時も、カート部使用時も、超音波診断装置本体に対する入出力ポートの位置が同じであり使い勝手が悪いものであった。また、使用に際して、超音波診断装置本体に対して複数のコネクターを１つずつ取り付けていたので、コネクターの取付け作業に多くの時間を要し、作業性が悪いものであった。

本発明の課題は、取付け作業を容易にするとともに、使い勝手が良好な超音波診断装置を提供することである。

上記課題を解決するため、本発明の超音波診断装置は、
超音波を送受信する超音波探触子から得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成する超音波診断装置本体と、前記超音波診断装置本体に接続する入出力ポートと、前記超音波診断装置本体が着脱可能に取り付けられるカート部と、を備える超音波診断装置であって、
前記超音波診断装置本体は、複数の端子の接続口を有する本体側接続部を備え、
前記入出力ポートは、前記複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持するポート側接続部を備え、
前記カート部は、
前記本体側接続部と接続される第１接続部と、
前記ポート側接続部と接続される第２接続部と、を備え、
前記本体側接続部および前記第１接続部の接続は、コネクターを介して接続する接続方式と、前記コネクターを介することなく直接接続する接続方式とで選択可能であり、
前記ポート側接続部および前記第２接続部の接続は、コネクターを介して接続する接続方式と、前記コネクターを介することなく直接接続する接続方式とで選択可能であることを特徴とする。

本発明によれば、取付け作業を容易にするとともに、使い勝手を良好にすることができる。

超音波診断装置の本体部及びカート部を示す斜視図である。カート部の機能構成を示すブロック図である。超音波診断装置の使用時の状態を説明するための図である。超音波診断装置の使用時の状態を説明するための図である。

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。

［構成］
本実施の形態の超音波診断装置１の構成について説明する。
超音波診断装置１は、病院等の医療機関の診察室等に設置され、超音波を送受信する超音波探触子（図示略）を被検体（患者）に当てて、超音波探触子から超音波を送受信し、被検体からのエコーに応じたエコー信号から超音波画像（断層画像、各種信号波形等）を生成する装置である。超音波診断装置１は、医師、技師等のユーザーが使用し、病院等の医療機関内を移動できるように、移動可能な構成を有する。

図１は、超音波診断装置１の全体構成を示す斜視図である。
図１に示すように、超音波診断装置１は、超音波診断装置本体１０と、ユーザーの任意で使用可能なカート部２０と、を備える。また、図１において、図示されるように、前後左右上下の方向をとるものとする。

超音波診断装置本体１０は、超音波探触子への駆動信号の送信、超音波探触子からの電気信号としてのエコー信号の受信、エコー信号に基づく超音波画像データの生成及び表示を行う装置である。カート部２０は、超音波診断装置本体１０が取り付け可能で、車輪により移動自在な台部である。超音波診断装置本体１０は、カート部２０から取り外して持ち運び可能である。後述するように、この超音波診断装置１は、超音波診断装置本体１０に、入出力ポート３０（図３、図４参照）を直接的に又は間接的に接続して用いられる。

超音波診断装置本体１０は、筐体部１１０と、表示部１２０と、操作部１３０と、本体側接続部１４０（図３、図４参照）と、を有する。

筐体部１１０は、例えば少なくとも後端部がＲ形状の略直方体形状を有し、各種電子部品、基板等が内蔵される。
表示部１２０は、例えば、筐体部１１０と接続され、ＬＣＤ（Liquid Crystal Display）、ＥＬＤ（Electro Luminescence Display）等で構成され、超音波画像等の表示情報を表示する折り畳み式の表示部である。表示部１２０を折り畳むことで、超音波診断装置本体１０の持ち運びがさらに容易になる。
操作部１３０は、診断開始を指示するコマンドや被検体の個人情報等のデータの入力等を行うための各種スイッチ、ボタン、トラックボール、マウス、キーボード等を備える。また、操作部１３０は、前部の左右中央部に、ユーザーが把持するためのハンドル部１３１を有する。

本体側接続部１４０は、超音波診断装置本体１０の後部側面に設けられている。本体側接続部１４０は、複数の端子の接続口を有する。本体側接続部１４０には、複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持する入出力ポート３０のポート側接続部３１が、直接的に又は間接的に接続可能となっている。

カート部２０は、本体取り付け面部２１０と、前端ガイド部２４０と、超音波探触子ホルダー部２５０と、支柱部２６０と、キャスター部２７０と、接続ユニット２８０と、を有する。

本体取り付け面部２１０は、上下方向に垂直な平面部であり、超音波診断装置本体１０の上下方向に垂直な平面部分が載置される。本体取り付け面部２１０上には、超音波診断装置本体１０を本体取り付け面部２１０に上下及び左右方向に固定する固定部（図示省略）が備えられている。

前端ガイド部２４０は、超音波診断装置本体１０の前部に対応するガイド部であり、本体取り付け面部２１０の前端部に設けられている。前端ガイド部２４０により、超音波診断装置本体１０の前端部の位置決めを行うことができる。

超音波探触子ホルダー部２５０は、超音波診断装置本体１０に接続された各種の超音波探触子（図示略）を保持する。
支柱部２６０は、本体取り付け面部２１０及びキャスター部２７０に接続され、上下方向に延在し、超音波診断装置本体１０（本体取り付け面部２１０等）を支持する。
キャスター部２７０は、車輪を有し、車輪の回転によりカート部２０及び取り付けられた超音波診断装置本体１０を前後左右方向に移動可能である。

接続ユニット２８０は、本体取り付け面部２１０上において、超音波診断装置本体１０の後部に対応する位置に設けられている。
接続ユニット２８０は、本体側接続部１４０と接続される第１接続部２８１と、入出力ポート３０のポート側接続部３１と接続される第２接続部２８２とを、一体に形成したユニットである。
なお、接続ユニット２８０に超音波診断装置本体１０が接続された状態において、接続ユニット２８０は超音波診断装置本体１０の後端部の位置決めを行う後端ガイド部として機能することもできる。

図２は、カート部２０の機能構成を示すブロック図である。
図２に示すように、カート部２０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）やメモリーを備える制御部２１、バッテリー２２などを備える。

ＣＰＵは、各種演算処理を行い、カート部２０の各部動作を統括制御するプロセッサーである。ＣＰＵは、メモリーに記憶されたプログラムを読み出して実行することで、各種制御動作を行う。
メモリーは、ＣＰＵに作業用のメモリー空間を提供し、各種データを記憶する。ＣＰＵは、例えば、ＲＡＭ（Random Access Memory）と不揮発性メモリーとを含む。ＲＡＭは、ＣＰＵの演算処理に用いられ、また、一時データを記憶する。不揮発性メモリーは、例えば、フラッシュメモリーであり、各種設定及びプログラムなどを記憶する。

バッテリー２２は、カート部２０の各部に所定の動作電圧で電力を供給する。バッテリー２２は、例えば、ソーラパネルと蓄電池などを備えている。また、バッテリー２２として、着脱可能な乾電池やボタン型電池などが用いられてもよいし、バッテリー２２が所定のケーブルで又は接続端子を介して接続されることで充電される二次電池、例えば、リチウムイオン電池などを有していてもよい。

図２に示すように、カート部２０の制御構成は、超音波診断装置本体１０と入出力ポート３０の接続時にＣＰＵにアクセスするパスと、ＣＰＵをスルーするパスとを有するものである。

入出力ポート３０は、複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持するポート側接続部３１を備える。ポート側接続部３１は、超音波診断装置本体１０の本体側接続部１４０に接続される。
また、入出力ポート３０は、例えば、ＵＳＢ、ＤＶＩ、ＨＭＩなどの外部機器接続端子、映像出力端子、プローブポートの少なくとも一つを有し、入出力ポート３０にこれらを接続して使用することが可能となっている。
また、入出力ポート３０は、電源部３２を備えている。

図３及び図４は、超音波診断装置１の使用時の状態について説明するための図である。
超音波診断装置１は、超音波診断装置本体１０に、入出力ポート３０を接続した状態で用いられる。

図３に示すように、カート部２０を用いる場合、超音波診断装置本体１０の本体側接続部１４０と、カート部２０の接続ユニット２８０の第１接続部２８１とを接続する。
また、入出力ポート３０のポート側接続部３１と、カート部２０の接続ユニット２８０の第２接続部２８２とを接続する。
このとき、本体側接続部１４０と第１接続部２８１、及び、ポート側接続部３１と第２接続部２８２は、直接差し込んで接続することもできるし、所定のコネクターＫを介して接続することもできる。コネクターＫは、ケーブル付きコネクターを用いることもできる。

また、図４に示すように、カート部２０を用いない場合、超音波診断装置本体１０の本体側接続部１４０と、入出力ポート３０のポート側接続部３１とを接続する。
このとき、本体側接続部１４０とポート側接続部３１は、直接差し込んで接続することもできるし、所定のコネクターＫを介して接続することもできる。コネクターＫは、ケーブル付きコネクターを用いることもできる。

このような超音波診断装置本体１０と入出力ポート３０の接続方方式は、ユーザーが任意で、使用時の状況等に応じて決めるものである。これにより、入出力ポート３０の位置をユーザーが任意で調整できるため、使い勝手を良くすることができる。
また、本体側接続部１４０は、複数の端子の接続口を有し、ポート側接続部３１は、複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持するため、複数の端子を纏めて接続可能であって、作業性がよい。

[効果]
以上のように、本実施形態の超音波診断装置１は、超音波を送受信する超音波探触子から得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成する超音波診断装置本体１０と、超音波診断装置本体１０に接続する入出力ポート３０と、を備える超音波診断装置である。
超音波診断装置本体１０は、複数の端子の接続口を有する本体側接続部１４０を備え、入出力ポート３０は、複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持するポート側接続部３１を備え、本体側接続部１４０およびポート側接続部３１の接続は、コネクターＫを介して接続する接続方式と、コネクターＫを介することなく直接接続する接続方式とで選択可能である。
このため、取付け作業を容易にするとともに、使い勝手を良好にすることができる。

また、本実施形態によれば、超音波診断装置本体１０が着脱可能に取り付けられるカート部２０を備え、カート部２０は、本体側接続部１４０と接続される第１接続部２８１と、入出力ポート３０と接続される第２接続部２８２と、を備える。
このため、カート部２０を用いる際にも、容易に接続でき、かつ、使い勝手を良好にすることができる。

また、本実施形態によれば、第１接続部２８１及び第２接続部２８２は、一体に形成された接続ユニット２８０として構成される。
このため、構成を簡便にすることができる。

[その他]
その他、超音波診断装置１を構成する各部の細部構成に関して、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。

例えば、上記実施の形態においては、超音波診断装置本体１０の後部側面の一か所に本体側接続部１４０が設けられた構成を例示したが、本体側接続部１４０の位置及び数はこれに限定されない例えば、超音波診断装置本体１０の後部側面及び左部側面の二か所に設けてもよい。これにより、使用時の自由度をより向上させることができる。

また、上記実施の形態においては、カート部２０の本体取り付け面部２１０上の一か所に接続ユニット２８０が設けられた構成を例示したが、接続ユニット２８０の位置及び数はこれに限定されない。例えば、本体取り付け面部２１０上において、超音波診断装置本体１０の側部及び後部に対応する二か所の位置に設けてもよい。これにより、使用時の自由度をより向上させることができる。

また、上記実施の形態においては、カート部２０が、第１接続部２８１と第２接続部２８２を一体的に保持する接続ユニット２８０を備えた構成を例示したが、ユニット状にする必要はなく、第１接続部２８１と第２接続部２８２がそれぞれカート部２０の所定の位置（例えば、カート部２０の前端と後端など）に備えられていても良い。

１超音波診断装置
１０超音波診断装置本体
１１０筐体部
１２０表示部
１３０操作部
１３１ハンドル部
１４０本体側接続部
２０カート部
２１０本体取り付け面部
２４０前端ガイド部
２５０超音波探触子ホルダー部
２６０支柱部
２７０キャスター部
２８０接続ユニット
２１制御部
２２バッテリー
３０入出力ポート
３１ポート側接続部
Ｋコネクター

Claims

超音波を送受信する超音波探触子から得られた受信信号に基づいて超音波画像を生成する超音波診断装置本体と、前記超音波診断装置本体に接続する入出力ポートと、前記超音波診断装置本体が着脱可能に取り付けられるカート部と、を備える超音波診断装置であって、
前記超音波診断装置本体は、複数の端子の接続口を有する本体側接続部を備え、
前記入出力ポートは、前記複数の端子の接続口に対応する端子を一括保持するポート側接続部を備え、
前記カート部は、
前記本体側接続部と接続される第１接続部と、
前記ポート側接続部と接続される第２接続部と、を備え、
前記本体側接続部および前記第１接続部の接続は、コネクターを介して接続する接続方式と、前記コネクターを介することなく直接接続する接続方式とで選択可能であり、
前記ポート側接続部および前記第２接続部の接続は、コネクターを介して接続する接続方式と、前記コネクターを介することなく直接接続する接続方式とで選択可能であることを特徴とする超音波診断装置。
前記超音波診断装置本体は、前記本体側接続部を複数個所に備えることを特徴とする請求項１に記載の超音波診断装置。
前記コネクターは、ケーブル付きコネクターであることを特徴とする請求項１又は２に記載の超音波診断装置。
前記第１接続部及び前記第２接続部は、一体に形成されたユニットとして構成されることを特徴とする請求項１から３のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
前記カート部は、前記ユニットを複数個所に備えることを特徴とする請求項４に記載の超音波診断装置。
前記カート部は、
演算処理を行うＣＰＵを備えた制御部を有し、
前記本体側接続部と前記入出力ポートの接続時に前記ＣＰＵにアクセスするパスと、前記ＣＰＵをスルーするパスとを有することを特徴とする請求項１から５のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
前記入出力ポートは、電源部を備えることを特徴とする請求項１から６のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
前記入出力ポートは、外部機器接続端子、映像出力端子、プローブポートの少なくとも一つを有することを特徴とする請求項１から７のいずれか一項に記載の超音波診断装置。