JP7366083B2 - チャネル制御装置、チャネル制御方法、及びチャネル制御システム - Google Patents

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本発明は、チャネル制御装置、チャネル制御方法、及びチャネル制御システムに関するものである。
BaaS型ビジネスの浸透やチャネルの多様化に対応するために、金融機関チャネル系システムのアーキテクチャは、チャネル層と業務処理層が疎結合(APIによる連携)になると想定される。疎結合になることで、金融機関における営業店やインターネットバンキングだけではない、様々なチャネルからAPIを介した銀行業務が実現できる。一方で、そうしたチャネルを介した各種処理要求を適宜にコントロールする必要性も出てくる。

なお、オンライン上での業務処理に関して適宜制御を行う従来技術としては、例えば、金融機関における情報系システムの構築に際して効率のよいメッセージ処理システムを実現するメッセージ管理方式(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、データベース制御機能及びデータコミュニケーション制御機能を備える情報系オンラインデータシステムに用いられ、該情報系オンラインデータシステムで処理すべきデータの入力処理制御を行い入力データを得る第1の手段と、該入力データをメッセージキューファイルに格納制御する第2の手段と、前記メッセージキューファイルに格納されたデータをファイルデータとして取り出して業務処理プログラムに渡す制御を行う第3の手段とを有することを特徴とするメッセージ管理方式である。
特開平7-121477号公報
ところが、(何も対応をしなければ)チャネル多様化に伴う、顧客接点の増加機会を効果的に活かしきれない。また、チャネル多様化に伴って業務処理が呼び出される機会が増加するが、呼び出し分に応じたリソースの割り当てが困難となる可能性もある。
なぜなら、勘定系システムは、セキュリティ等の観点から、クラウドではなくオンプレで構築しているケースが多い故である。オンプレで構築されたシステムは、当該システムにおけるスケーラビリティが低く、突発的なアクセス数の増加に対応しきれない状況(サーバビジ―)が想定される。当然、チャネルごとの業務上の特性や効果等に応じたアクセス制御を行うこともできていない。
そこで本発明の目的は、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、効率的な業務処理の制御を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のチャネル制御装置は、金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを保持する記憶装置と、一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明のチャネル制御方法は、情報処理装置が、金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを、記憶装置で保持して、一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する、ことを特徴とする。
また、本発明のチャネル制御システムは、金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを保持する記憶装置と、一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する演算装置と、を含むチャネル制御装置を含むことを特徴とする。

本発明によれば、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、効率的な業務処理の制御が可能となる。
本実施形態のチャネル制御システムを構成するネットワーク例を示す図である。 本実施形態におけるチャネル制御装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の業務・接続先優先度テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態のチャネル優先度テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるチャネル制御方法のフロー例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のチャネル制御システム10を構成するネットワーク構成図である。図1に示すチャネル制御システム10は、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、効率的な業務処理の制御を可能とするコンピュータシステムである。
本実施形態のチャネル制御システム10は、図1で示すように、ネットワーク1を介して接続された、チャネル制御装置100、チャネル200、及び実行システム300によ
り構成されている。これらのうち、少なくともチャネル制御装置100を含む複数装置を総称してチャネル制御システム10とする。
本実施形態のチャネル制御装置100は、金融機関における業務システムと様々なチャネル200との間の処理を仲介、制御するサービスの提供装置と言える。具体的には、API(Application Programming Interface)を金融機関内外の所定装置に公開するサーバ装置を想定する。
一方、チャネル200は、上述の金融機関が提供する各種の金融サービスを利用する際に行員やユーザが操作する端末、或いは外部システムである。具体的な例としては、ATM、テラー端末、センター端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
また、実行システム300は、金融機関における金融業務を実際に実行する業務システムである。この実行システム300は、振込業務、入出金業務、投信業務、勘定系など、業務の種類ごとに構築、運用されることを想定する。
なお、上述の実行システム300は、金融機関におけるセキュリティポリシーや各種の規制などの関係を踏まえ、オンプレミス基盤にて構築、運用されているものと、そうしたポリシーとは異なる方針が採用され、クラウド基盤にて構築、運用さるものとが併存しているものとする。
オンプレミス基盤で構築、運用されている実行システム300としては、例えば、振込業務や入出金業務を想定できる。また、クラウド基盤で構築、運用されている実行システム300としては、投信業務を想定できる。勿論こうした運用例はあくまで一例であって、適用対象等について限定はしない。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態のチャネル制御システム10を主として構成するチャネル制御装置100のハードウェア構成は、図2に以下の如くとなる。
すなわちチャネル制御装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105、を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAM(Random Access Memory)など揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPU(Central Processing Unit)である。
なお、プログラム102は、API(Application Programming Interface)を実装する関数、プロシージャ、変数、データ構造などのライブラリを含むことを想定する。また、APIとしては、外部APIと内部APIの2種を含みうる。外部APIは、上述の金融機関以外の他事業者(のチャネル)からの処理要求を受けて処理結果を返す、いわゆるオープンAPIである。また、内部APIは、金融機関で運用するチャネル(例:ATM、テラー端末、センター端末等々)からの処理要求を受けて処理結果を返すAPIである。
また、通信装置105は、ネットワーク10と接続してチャネル200や実行システム300との通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
また、記憶装置101内には、本実施形態のチャネル制御装置100として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、業務・接続先優先度テーブル125及びチャネル優先度テーブル126が少なくとも記憶されている。ただし、これらテーブルについての詳細は後述する。
<データ構造例>
続いて、本実施形態のチャネル制御装置100が用いる各種情報について説明する。図3に、本実施形態における業務・接続先優先度テーブル125の一例を示す。
本実施形態における業務・接続先優先度テーブル125は、金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの各種情報を規定したテーブルである。
この業務・接続先優先度テーブル125は、例えば、業務名をキーとして、当該業務の(業務間での)優先度、当該業務に関する処理要求をAPIで受けて接続先とする実行システムの基盤種類(クラウド基盤かオンプレミス基盤)、及び当該実行システムの識別情報、といったデータを紐付けレコードの集合体となっている。
また図4に、本実施形態におけるチャネル優先度テーブル126の一例を示す。本実施形態におけるチャネル優先度テーブル126は、上述の処理要求の要求元であるチャネルの種類ごとの(チャネル間での)優先度の情報を規定したテーブルである。
このチャネル優先度テーブル126は、例えば、チャネル種類をキーとして、当該チャネルの優先度の値を紐付けレコードの集合体となっている。
<チャネル制御方法のフロー>
以下、本実施形態におけるチャネル制御方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するチャネル制御方法に対応する各種動作は、チャネル制御装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図5は、本実施形態におけるチャネル制御方法のフロー例を示す図である。この場合、チャネル制御装置100は、一定時間内に複数のチャネル200それぞれから、業務の処理要求を受信する(s10)。この処理要求が対象とする業務は、例えば、入出金、振込、口座残高の照会、遺言、といったものとなる。
チャネル制御装置100は、s10で処理要求を受信した業務それぞれに関する優先度及び実行システム300の各種情報を、業務・接続先優先度テーブル125に基づき特定する(s11)。
ここで特定される情報としては、例えば、あるチャネル200からの処理要求が「入出金」業務に関するものである場合、当該業務の優先度「1」、接続先「オンプレミス」、実行システムの識別情報「A」、といった値になる。また、同時間帯に別のチャネル200から受けた処理要求が「照会」業務に関するものである場合、当該業務の優先度「0.5」、接続先「オンプレミス」、実行システムの識別情報「A」、といった値になる。
また、チャネル制御装置100は、上述の処理要求を送信してきたチャネル200それぞれの優先度を、チャネル優先度テーブル126に基づき特定する(s12)。
ここで特定される情報としては、例えば、上述の「入出金」業務に関する処理要求を送信してきたチャネル200が「営業店端末A」である場合、当該チャネルの優先度「1」、といった値になる。また、上述の別のチャネル200が「IB」(インターネットバンキング)である場合、当該チャネルの優先度「0.7」といった値になる。
続いて、チャネル制御装置100は、上述のs10で受信した各処理要求の対象となった業務のうち、その実行システム300がクラウドを基盤としたものを特定する(s13)。図3で示す業務・接続先優先度テーブル125であれば、「振込」業務に関する処理要求のみが特定されることになる。
また、チャネル制御装置100は、s13で特定した業務「振込」について、当該処理要求を当該実行システム300に転送し(s14)、その処理結果をAPI経由で当該チャネル200に応答する。
続いて、チャネル制御装置100は、上述のs10で受信した各処理要求の対象となった業務のうち、s11で特定した情報によれば、実行システム300がオンプレミスを基盤としたものについて、当該実行システム300が単一業務のみ担当するものか判定する(s15)。
図3の業務・接続先優先度テーブル125の場合、「基盤種類」欄の値が「オンプレミス」となっている業務として、「入出金」、「照会」、「遺言」の各業務がある。よって、s10で受信した処理要求の対象業務が、例えば「入出金」と「照会」であったならば、チャネル制御装置100は、いずれも「オンプレミス」基盤で実行されるものと特定する。また、これら業務に関するレコードにおいて「識別情報」欄の値は、いずれも「A」で同一である。よってチャネル制御装置100は、当該実行システム「A」は、「入出金」と「照会」の両方の業務を担うものと特定する。すなわち、この場合の実行システム300は、単一業務のみ担当するものではない、と判定することになる。
上述の判定の結果、当該実行システム300が単一業務のみ担当するものであった場合(s16:Yes)、チャネル制御装置100は、当該処理要求を当該実行システム300に送信し(s17)、その処理結果をAPI経由で当該チャネル200に応答する。
一方、上述の判定の結果、当該実行システム300が複数業務を担当するものであった場合(s16:No)、チャネル制御装置100は、処理をs18に遷移させる。
続いて、チャネル制御装置100は、上述の処理要求の対象業務のうち、業務・接続先優先度テーブル125における「基盤種類」が「オンプレミス」となっているものが複数存在するか判定する(s18)。すでに示した例では、対象業務が「入出金」と「照会」であった場合、いずれの業務も「基盤種類」が「オンプレミス」となっている。その場合、「基盤種類がオンプレミスとなっている業務が複数存在する」と判定されることになる。
上述の判定の結果、複数業務を担当するものが存在しない場合(s18:No)、チャネル制御装置100は、当該処理要求を当該実行システム300に転送し(s19)、その処理結果をAPI経由で当該チャネル200に応答する。
一方、上述の判定の結果、オンプレミス基盤で処理される複数の業務が処理要求の対象となっていることが判明した場合(s18:Yes)、チャネル制御装置100は、当該複数業務の間で実行システムが共通するものを特定する(s20)。
上述の例の場合、業務「入出金」及び業務「照会」に関して、「識別情報」欄の値は、いずれも「A」で同一であり、チャネル制御装置100は、「入出金」と「照会」の両方の業務で実行システム300が共通している、と判定することになる。
また、チャネル制御装置100は、s19で特定した複数業務それぞれについて、その優先度(s11で特定)及び上述のチャネルの優先度(s12で特定)に基づいて総合優先度を算定する(s21)。
この場合、例えば、チャネル「営業店端末A」から受信した処理要求が「入出金」業務に関するものである場合、当該業務の優先度「1」、チャネル200の優先度が「1」であることに基づき、当該「入出金」業務の処理要求に関して、業務の優先度「1」×チャネルの優先度「1」=総合優先度「1.0」と算定する。
同様に、例えば、チャネル「IB」から受信した処理要求が「照会」業務に関するものである場合、当該業務の優先度「0.5」、チャネル200の優先度が「0.7」であることに基づき、当該「照会」業務の処理要求に関して、業務の優先度「0.5」×チャネルの優先度「0.7」=総合優先度「0.35」と算定する。
続いて、チャネル制御装置100は、s21で算定した総合優先度がより高い処理要求を優先的に、当該実行システム300に転送し(s22)、その処理結果をAPI経由で当該チャネル200に応答してフローを終了する。
上述の例の場合、「営業店端末A」から受信した「入出金」業務に関する処理要求を、「IB」から受信した「照会」業務に関する処理要求よりも先に、実行システム「A」に転送し、その処理結果を応答することになる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、効率的な業務処理の制御が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のチャネル制御装置において、前記演算装置は、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについて、当該処理要求を当該実行システムに転送するものである、としてもよい。
これによれば、スケーラビリティに優れたクラウド基盤にて実装されている実行システムに対しては、各チャネルからの処理要求(当該実行システムが接続先であるもの)をそのままアクセスすることとなり、迅速かつ効率的な業務処理の遂行がなされる。ひいては、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、より効率的な業務処理の制御が可能となる。
本実施形態におけるチャネル制御装置において、前記演算装置は、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものについて、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送するものである、としてもよい。
これによれば、スケーラビリティに乏しいオンプレミス基盤にて実装されている実行システムのうち単一業務のみ遂行するものに対しては、各チャネルからの処理要求(当該実
行システムが接続先であるもの)を時系列順にそのままアクセスすることとなり、当該オンプレミス基盤の処理能力(例:CPU数、スレッド数など)に応じるものの、相応に迅速かつ効率的な業務処理の遂行がなされる。ひいては、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、より効率的な業務処理の制御が可能となる。
本実施形態におけるチャネル制御装置において、前記演算装置は、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に、当該実行システムに転送するものである、としてもよい。
これによれば、スケーラビリティに乏しいオンプレミス基盤にて実装されている実行システムのうち複数業務を遂行するものに対しては、各チャネルからの処理要求(当該実行システムが接続先であるもの)を優先度順にアクセスすることとなり、チャネル種類の優先度も踏まえた効率的な業務処理の遂行がなされる。ひいては、金融機関における対象業務やチャネル、システム特性を適切に踏まえた、より効率的な業務処理の制御が可能となる。
本実施形態におけるチャネル制御方法において、前記情報処理装置が、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについて、当該処理要求を当該実行システムに転送する、としてもよい。
本実施形態におけるチャネル制御方法において、前記情報処理装置が、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものについて、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送する、としてもよい。
本実施形態におけるチャネル制御方法において、前記情報処理装置が、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に、当該実行システムに転送する、としてもよい。
1 ネットワーク
10 チャネル制御システム
100 チャネル制御装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 業務・接続先優先度テーブル
126 チャネル優先度テーブル
200 チャネル
300 実行システム

Claims (3)

  1. 金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを保持する記憶装置と、
    一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とするチャネル制御装置。
  2. 情報処理装置が、
    金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを、記憶装置で保持して、
    一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する、
    ことを特徴とするチャネル制御方法。
  3. 金融機関における業務ごとの優先度及び実行システムの識別情報を規定した第1テーブルと、業務の要求元であるチャネルの種類ごとの優先度の情報を規定した第2テーブルを保持する記憶装置と、
    一定時間内に複数のチャネルそれぞれから業務の処理要求を受信した場合、当該業務それぞれに関する優先度及び実行システムを前記第1テーブルに基づき特定する処理と、前記チャネルそれぞれの優先度を前記第2テーブルに基づき特定する処理と、前記特定した前記業務それぞれに関する優先度、前記実行システムそれぞれの基盤特性、前記実行システムそれぞれにおける複数業務の担当有無、及び前記チャネルそれぞれの優先度に基づき、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがクラウドを基盤としたものについては、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたもので、当該実行システムが単一業務のみ担当するものである場合、当該処理要求を当該実行システムに転送し、前記業務のうち、前記特定した前記実行システムがオンプレミスを基盤としたものが複数存在し、当該複数の業務の間で前記実行システムが共通するものについて、前記複数の業務それぞれの優先度及び前記チャネルの優先度に基づいて総合優先度を算定し、当該総合優先度が高い前記処理要求を優先的に当該実行システムに転送する、配信制御を行う処理を実行する演算装置と、
    を含むチャネル制御装置を含むことを特徴とするチャネル制御システム。
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