JP7365143B2 - 下足入れ - Google Patents
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Description
さらに、上記第一板材上端部と上記背面壁との間隔は、27~47mmで、上記第二板材上端部と上記開口扉との間隔は、65~85mmで、上記第一板材上端部と上記第二板材上端部との間隔は、118~138mmで、上記第二板材表面部の短手方向の長さは、40~60mmであることが望ましい。
そして、下足保持部が、最下端に下足保持角部を有するように略L字型に形成され、背面壁から27~47mmかつ開口扉から65~85mm離れて配置され、下足保持部の奥行が118~138mm、下足保持部の底に該当する第二板材表面部の短手方向の長さが40~60mmであることにより、背面壁や開口扉に触れず落下や位置ずれしないように下足保持部に確実に保持された状態で下足を収納することができる。
これらの図において、複数個存在する同一の部位については、一つの部位のみに符番した部分もある。説明の便宜上、所定の部位やこの引き出し線をかくれ線(破線)や想像線(二点鎖線)で示し、断面部分をハッチングで示した部分もある。
説明において、上方、下方、側方、垂直方向、水平方向等の方向を示す用語は、基本的に、通常使用する向きで下足入れを設置した状態における位置関係とする。
なお、下足入れSの高さ及び横幅に限定はなく、玄関への設置に影響しない限り、いずれでもよい。
なお、背面壁1、側壁2,2、及び開口扉3の厚みは、同じでも異なっていてもよい。開口扉3は、例えば、片方又は両方の開き戸式・引き戸式・折れ戸式であり、下足の出し入れに影響しない限り、いずれでもよい。下足保持部4は、下足保持部104より下側に配置されてもよく、限定はない。
図1及び図2に示すとおり、下足保持部4は、側壁2,2の一方から他方に渡って設けられており、下足を斜めに立て掛ける第一板材41と、第一板材41より低い位置にあり第一板材41より短手方向の長さが短い第二板材42との組み合わせで略L字型に形成され、第一板材41及び第二板材42の接点かつ最下端に位置する下足保持角部43を有する。
なお、下足保持部4の数に限定はなく、下足の収納に影響しない限り、いくつでもよい。
第二板材42は、直線状の第二板材上端部42aと、下足保持角部43を形成する直線状の第二板材下端部42bと、背面壁1側を向いている平坦状の第二板材表面部42cとを有する。
なお、下足保持部4の形成及び下足入れSに対する配置に影響しない限り、第一板材上端部41a、第一板材下端部41b、第二板材上端部42a、及び第二板材下端部42bは、例えば、湾曲状でも凸凹状でもよく、第一板材表面部41c及び第二板材表面部42cは、例えば、曲面状でも凸凹状でもよい。
第一板材表面部41cの短手方向の長さw5は163~183mmで、163mmより短いと下足を支え切れなかったり背面壁1又は開口扉3に下足の一部が接したりするおそれがあり、183mmより長いと上下の下足保持部4との間隔が狭くなり下足を出し入れしにくくなるおそれがあるため、好ましくは168~178mm、より好ましくは170~175mm、最適値としては173mmである。
第一板材表面部41cと第二板材表面部42cとでなす角度d2は90~110°であり、90°より緩やかだと収納時に下足の一部が第二板材表面部42cからはみ出てしまい位置ずれにより落下するおそれがあり、110°より急だと下足保持角部43に下足の一部が納まり切らず位置ずれにより落下するおそれがあるため、好ましくは95~105°、より好ましくは98~102°、最適値としては100°である。
また、上記角度d1及び上記角度d2が上記範囲外だと、上記間隔w1~w3及び上記長さw4・w5も上記範囲外になってしまうおそれがある。
下足保持部4が、第一棒材5に対してフック状の第一板材上端部41a、第二棒材6に対してフック状の第二板材上端部42aをそれぞれ引っ掛けた状態で着脱自在に取り付けられている。なお、下足保持部4が、同一高さの位置に対向する穴に設けられたダボに引っ掛けられていてもよい。
第一棒材5及び第二棒材6の移動範囲w6が、垂直方向かつ上方向及び/又は下方向に22~42mmであり、22mmより狭いと移動前後で高さが略同等であるためサイズの異なる下足を収納しにくいおそれがあり、42mmより広いと移動前後で高さが変わり過ぎて余剰スペースが生じてしまうおそれがあるため、好ましくは27~37mm、より好ましくは30~34mm、最適値としては32mmである。
第一棒材5の移動範囲が、第二棒材6を中心とし、第一棒材5と第二棒材6との距離を半径Rとする円弧上であることにより、第一棒材5のみの移動に伴い第一板材41が急勾配になり第一板材上端部41aが背面壁1から間隔w1b分遠のくため、大きめの靴の収納時につま先が背面壁1に接することを回避することができる。換言すれば、第一棒材5が挿し込まれる第一の穴に対し、上記円弧上に位置する第二の穴は、上記円弧上であり、上記第一の穴より背面壁1から遠く、かつ上方に位置している。この場合、間隔w1bは47mmより狭く、角度d1は19°より緩やかにするのが好ましい。
図1及び図3に示すとおり、下足保持部104は、背面壁1側に位置して下足を斜めに立て掛ける第一板材141と、第一板材141より低い位置にあり第一板材141より短手方向の長さが短い第二板材142と、第二板材142より高い位置にあり開口扉103に接合された第三板材143との組み合わせで上側を開放した略箱型に形成されている。さらに、下足保持部104は、第一板材141と第三板材143との間に、内部を長手方向に略二等分して各々の空間に下足を斜めに収納するための仕切り板材144を有する。開口扉103は、下端を支軸にして回動するヒンジ式の開き戸であり、下足保持部104は、開口扉103の動作に追従する。
なお、仕切り板材144は、下足保持部104の内部を三等分以上にするように複数個あてもよい。
まず、図2に示すとおり、例えば、女性用のハイヒールの場合、第一板材上端部41aにかかと部分を引っ掛け、第一板材表面部41cに裏部分の一部を載置すると、つま先部分が第二板材上端部42aを越えた状態で収納できる。一方、男性用の革靴の場合、下足保持角部43に一致するように第二板材表面部42cにかかと部分を載置し、第一板材表面部41cに裏部分の一部を載置すると、つま先部分が第一板材上端部41aを越えた状態で保持できる。さらに、下足の種類に応じて、第一棒材5及び第二棒材6の高さを任意に変更できる。
また、図3に示すとおり、スニーカーの場合、開口扉103を開け、背面壁1側に甲部分が向き、第二板材表面部42cにつま先部分が近接した状態で、仕切り板材144で等分された各々の空間に靴が刺さった状態で保持できる。
1 背面壁
2 側壁
3,103 開口扉
4,104 下足保持部
5 第一棒材
6 第二棒材
Claims (3)
- 使用時において最奥に位置する背面壁と、当該背面壁の左右に位置する側壁と、当該背面壁と対向する位置かつ当該側壁の各々の先端部分に取り付けられた開口扉とで形成された箱型の下足入れであって、
内部に下足を斜めに保持するように設けられた下足保持部を備え、
前記下足保持部は、第一板材と、当該第一板材より短手方向の長さが短い第二板材との組み合わせで略L字型に形成され、
当該第一板材及び当該第二板材の接点かつ最下端に位置する下足保持角部を有し、
前記第一板材は、前記下足保持部の最上端に位置する第一板材上端部と、
前記下足保持角部を形成する第一板材下端部と、
前記開口扉側を向いている第一板材表面部とを有し、
前記第二板材は、第二板材上端部と、前記下足保持角部を形成する第二板材下端部と、前記背面壁側を向いている第二板材表面部とを有し、
前記側壁のそれぞれに設けられた複数の穴により、
前記側壁の一方から他方に渡って、前記背面壁側に位置して着脱自在に取り付けられた第一棒材及び当該第一棒材より低く前記開口扉側に位置して着脱自在に取り付けられた第二棒材をさらに備え、
前記下足保持部が、
前記第一棒材に対して前記第一板材上端部、
前記第二棒材に対して前記第二板材上端部をそれぞれ引っ掛けた状態で着脱自在に取り付けられており、
前記穴は、第一棒材が取り付けられている第一の穴より背面壁から遠く、かつ上方に位置すると共に、第二棒材を中心とし、第一棒材と第二棒材との距離を半径とする円弧上にある第二の穴を含み、
第一棒材の位置を、第一の穴の位置から第二の穴の位置へ移動可能である
ことを特徴とする下足入れ。 - 垂直方向に対する前記第一板材表面部の角度は、19~39°で、
前記第一板材表面部と前記第二板材表面部とでなす角度は、90~110°である
ことを特徴とする請求項1に記載の下足入れ。 - 側壁に設けられる前記複数の穴は、垂直上下方向の間隔が22~42mmである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の下足入れ。
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JP2020195469A JP2020195469A (ja) | 2020-12-10 |
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Family Cites Families (1)
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JPS5797439U (ja) * | 1980-12-08 | 1982-06-15 |
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2019
- 2019-05-31 JP JP2019102007A patent/JP7365143B2/ja active Active
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