JP7364529B2 - 溶接制御装置、溶接ロボットシステム、および、溶接制御方法 - Google Patents

溶接制御装置、溶接ロボットシステム、および、溶接制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、溶接制御装置、溶接ロボットシステム、および、溶接制御方法に関わる。
大型構造物などの溶接作業時に参照される溶接条件の決定は、溶接品質の出来を大きく左右する重要な作業である。溶接条件は、溶接トーチの動作や使用する電力などを規定する溶接動作データである。
溶接条件の決定は、溶接作業者の勘や経験に基づいて行われる場合がほとんどであった。溶接作業者は、設計部門が作成する作業手順書を確認し、単純板材に対してテスト溶接を行うことで、溶接条件の可能設定範囲内で溶接条件をチューニングする。
近年の少子高齢化に伴い、熟練した溶接作業者の減少が著しいので、手動溶接をロボット溶接に置き換えた自動溶接システムの導入も進んでいる。ロボット溶接に用いられる溶接条件についても、自動的に最適化する方法がいくつか提案されている。
特許文献1には、溶接時の状態を監視し、溶接時の状態と品質が最も優れたものとなるように、報酬を与えながら溶接条件を調整していく旨が記載されている。
特許文献2には、溶接時の溶融池のカメラ画像から、正確に溶接位置を検出できるよう機械学習を行い、溶接条件を制御する旨が記載されている。
特開2017-030014号公報 特開2018-192524号公報
溶接ロボットシステムの溶接対象物に新規な溶接構造を設定する場合、その都度新たな溶接条件の探索が必要となる。溶接条件の探索は、熟練した溶接作業者が減少しているため、実対象物のテスト溶接により自動で行われることが望ましい。
また、同じ設計データを元に製造されたとしても、実際の溶接対象となる個々の母材には、製造上の寸法誤差に起因する開先のギャップ幅の変化や開先のずれなどの誤差を含んでいる。よって、同じ設計データから製造された複数の母材に対して、単純に同じ溶接条件を用いてしまうと、個々の母材が含む個体差により、溶接された製品の品質にもばらつきが発生してしまう。形状に応じた溶接条件の変更や、領域ごとの溶接条件の探索が必要となる。
特許文献1,2などの従来の溶接条件を制御する技術では、溶接条件を自動的に改善する仕組みは提供されているものの、同じ製品にも個体差があることは想定されていない。よって、ある母材を対象として最適化した溶接条件では、別の母材の溶接品質を向上させることができなかった。
そこで、本発明は、溶接対象物の自動条件探索を可能とする溶接ロボットシステムを提供すること、及びそれぞれ製造上の寸法誤差を含んでいる個々の母材に対しても、適した溶接条件を求めることを、主な課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の溶接制御装置は、以下の特徴を有する。
本発明は、溶接対象の母材の形状を示す母材形状データに対して、所定の設定条件に従って1または複数の領域を設定する領域設定部と、
設定された各領域の前記母材形状データに対してデータベースから溶接条件を検索し、検索された溶接条件を用いて溶接ロボットにより溶接が行われると、その溶接の品質を示す品質スコアを算出するスコア算出部と、
設定された各領域の前記品質スコアを向上させるように前記溶接条件を更新し、その更新結果の溶接条件を学習結果として前記データベースに出力する学習部とを有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、溶接対象物の自動条件探索を可能とする溶接ロボットシステムを提供すること、及びそれぞれ製造上の寸法誤差を含んでいる個々の母材に対しても、適した溶接条件を求めることができる。
本発明の一実施形態に関する溶接ロボットシステムの全体図である。 本発明の一実施形態に関するYZ平面から見たときの母材の側面図である。 本発明の一実施形態に関するXZ平面から見たときの母材の側面図である。 本発明の一実施形態に関する溶接制御装置の構成図である。 本発明の実施例1における溶接制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1における母材の平面図である。 本発明の実施例1における1回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。 本発明の実施例1における品質スコアグラフおよびスコア差分グラフを示す説明図である。 本発明の実施例1における2回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。 本発明の実施例2における溶接制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例2における母材の平面図である。 本発明の実施例2における1回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。 本発明の実施例2における品質スコアグラフおよびスコア差分グラフを示す説明図である。 本発明の実施例2における2回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、溶接ロボットシステムの全体図である。
溶接ロボットシステムは、溶接ロボット21と溶接機22とが協調して溶接を行うように構成される。
溶接対象となる母材41L,41Rは、溶接の結果であるビード42により継手が形成され、一体化される。溶接ロボット21の先端に備え付けられた溶接トーチは、角度データおよび位置データなどの溶接条件(以下、適宜「溶接動作データ」)として、自動的に動作する。そして、溶接トーチに対して溶接機22から供給される電力によりアーク(火花)が発生し、その結果としてビード42の溶融池が形成される。
なお、供給される電力の溶接条件である電流データおよび電圧データも、溶接条件(溶接動作データ)として制御に使用されるため、溶接機22にはデジタル溶接機を用いることが望ましい。
さらに、溶接ロボットシステムには、溶接動作データを最適化するための各種測定器(母材測定器31、品質測定器32、および、動作測定器33)も備えられる。
動作測定器33は、溶接機22が入力した溶接動作データに従って溶接したときの電流データおよび電圧データを、動作測定データとして測定する。つまり、動作測定データは、実際に溶接に使用された溶接動作データの実測値であり、理論的には溶接動作データと動作測定データとは同じ値となる。
母材測定器31は、レーザ光31Lを母材41L,41Rに照射することで、その3次元の形状を測定するレーザ変位計である。レーザ光31Lは、例えば、ビード42の進行方向である溶接線方向(X軸方向)に沿って、0.1mm刻みで照射される。なお、ビード42の進行方向に対する横方向(Y軸)と、高さ方向(Z軸)も図1には記載されている。
以下、図2および図3を参照して、母材測定器31および品質測定器32が測定するパラメータの詳細を説明する。
図2は、YZ平面から見たときの母材41L,41Rの側面図である。
母材測定器31は、溶接が行われる前の母材41L,41Rについて、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを、母材形状データとして測定する。
・開先角度401は、母材41L,41R間に形成される空間(開先)の角度である。
・板厚402aは、母材41L,41RのZ軸高さである。
・開先ルート厚さ402bは、開先の狭い面(ルート面)のZ軸高さである。
・開先幅403は、母材41L,41Rのルート面間のY軸幅であり、ギャップとも呼ばれる。このギャップは、溶接によって金属で埋められる。
品質測定器32は、母材41Rの上面とビード42との間の角度である濡れ角404を、品質測定データとして測定してもよい。
図3は、XZ平面から見たときの母材41Lの側面図である。
品質測定器32は、溶接中および溶接後の母材41L,41Rから、その溶接の品質を示す以下のパラメータのうちの少なくとも1つを、品質測定データとして測定する。
・ヒューム411は、溶接トーチ21T先端部の溶接ワイヤがアーク413により金属蒸気となって空中に放出されたものである。スパッタ412は、溶接ワイヤがアーク413により液体となって周囲に飛び散ったものである。品質測定器32は、ヒューム411およびスパッタ412の発生量(各領域に発生しているスパッタ412の総数など)を測定する。
・ビード42の形状として、ビード42のY軸幅、ビード42のZ軸高さを測定する。なお、品質測定器32は、ヒューム411やスパッタ412の影響を受けるため、完全に溶接が終了した後にビード42の形状を測定することが望ましい。
・母材41Lの各領域の変形量として、X軸始点(領域の最左点)でのビード42のZ軸高さと、X軸終点(領域の最右点)でのビード42のZ軸高さとの差分を測定する。
図4は、溶接制御装置10の構成図である。
各測定器(母材測定器31、品質測定器32、動作測定器33)は、図1~図3で説明した通りである。なお、各測定器の測定結果は、可視化するためディスプレイ等で表示できるようにしてもよい。
溶接制御装置10は、パラメータ変換部11と、領域設定部12と、スコア算出部13と、条件学習部14と、条件DB15と、条件設定部16と、ロボット制御部17と、溶接機制御部18とを備える。
溶接制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、ハードディスクなどの記憶手段(記憶部)と、ネットワークインタフェースとを有するコンピュータとして構成される。
このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラム(アプリケーションや、その略のアプリとも呼ばれる)を実行することにより、各処理部により構成される制御部(制御手段)を動作させる。
パラメータ変換部11は、母材測定器31が測定した母材形状データを、形状の特徴を示すようにパラメータに変換する。領域設定部12は、パラメータ化された形状の特徴、
または後述する品質スコアをもとに、1つの母材に対してX軸方向に1または複数の領域を設定する(複数の領域を設定する場合は、領域分割となる)。
スコア算出部13は、母材測定器31が測定した品質測定データから、品質スコアを計算する。
条件学習部14は、設定された母材の領域ごとに、品質スコアを向上させるように動作測定器33からの動作測定データを学習し、最適化された溶接動作データを条件DB15に出力する。
条件設定部16は、条件DB15から溶接動作データを読み取り、ロボット制御部17から溶接ロボット21に送信し、溶接機制御部18から溶接機22に送信することで、溶接を実行させる。
以下、2種類の母材形状データについて、それぞれの実施例を説明する。
実施例1は、矩形の切り欠き傷が母材に存在する場合を示す(図5~図9)。
図5は、実施例1における溶接制御装置10の動作を示すフローチャートである。
まず、溶接ロボットシステムにはN番目の溶接母材が設置される。
S101として、母材測定器31は、設置された母材の形状を示す母材形状データ(図2で示した開先幅、板厚、開先ルート厚さ、開先角度など)を測定する。パラメータ変換部11は、母材測定器31から得られた母材形状データを母材形状パラメータに変換する。
図6は、実施例1における母材の平面図である。
母材測定器31は、Y軸上側(ビードの進行方向の左側)と、Y軸下側(ビードの進行方向の右側)にそれぞれ母材が設置されている状態の母材形状データ101を、全体で1つの領域として測定する。この母材形状データ101には、全区間x10-x15には、上下のギャップ幅1mmが形成される。しかし、切り欠き傷により、区間x11-x12のギャップ幅は上側に1mm余分に存在し、区間x13-x14のギャップ幅は下側に3mm余分に存在している。
パラメータ変換部11は、母材形状データ101を母材形状パラメータ102に変換する。母材形状パラメータ102は、母材形状データ101の各x位置について、左右の母材間のギャップ幅(左右差分)を母材形状の特徴量としてy軸とした関数あるいは配列である。
図7は、図6の母材に対して1回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。
S102として、領域設定部12は、母材形状パラメータ111(図6の母材形状パラメータ102と同じ)を、形状差分グラフ112に変換する。
例えば、x番目の母材形状パラメータをY[x]とし、x番目の形状差分グラフをZ[x]とし、引数Pの絶対値を求める関数を|P|とすると、計算式「Z[x]=|Y[x]-Y[x-1]|」により、形状差分グラフを求めることができる。
または、母材形状パラメータの関数Y(x)に対する微分をY'(x)とし、形状差分グラフの関数をZ(x)とすると、計算式「Z(x)=|Y'(x)|」により、形状差分グラフを求めてもよい。形状差分グラフの値は、例えば、刻み幅を0.1mmとする中央差分の近似値を用いる。
次に、領域設定部12は、形状差分グラフの各位置における特徴量と、条件DB15に記憶された所定の設定条件(形状閾値KT)とを比較する。今回、形状閾値KTは3mmであった。
領域設定部12は、形状閾値KTより大きい形状差分グラフの箇所を見つけると(S102,Yes)、その箇所の前後を2つの領域として設定(分割)するための区切りとして検出する。例えば、図7の形状差分グラフ112では、位置x13と、位置x14とでそれぞれ形状閾値KTを超過するので、領域設定部12は、位置x13までの領域R11と、区間x13-x14の領域R12と、位置x14からの領域R13という合計3つの領域を設定する(S103)。
つまり、領域設定部12は、ギャップ幅が4mmとなっている箇所を新たな領域R12として設定した。一方、ギャップ幅が2mmとなっている区間x11-x12は、形状閾値KTより小さいので、ギャップ幅が1mmの箇所と同じ領域R11として判断された。
条件設定部16は、S103で設定した領域R11~R13ごとに、前回の溶接までに最適化された溶接動作データを条件DB15から読み出す。つまり、条件設定部16は、領域R11~R13の母材形状データごとに適した溶接動作データを条件DB15から検索して取得する。よって、条件DB15には、母材形状データごとに適した溶接動作データが対応づけて登録されている。
そして、条件設定部16は、読み出した溶接動作データのうちの溶接トーチを動作させるための角度データおよび位置データを、ロボット制御部17から溶接ロボット21に送信する。同様に、条件設定部16は、読み出した溶接動作データのうちの溶接トーチに供給される電流データおよび電圧データを、溶接機制御部18から溶接機22に送信する。
これにより、溶接ロボット21および溶接機22は、領域ごとに適した溶接動作データに基づいて、今回の溶接を実行する(S104)。
溶接結果データ113は、図6の母材形状データ101に対して、領域R11~R13ごとに個別の溶接動作データに基づいて、ビードB11~B13が形成されたときの平面図である。
例えば、領域R12の区間x13-x14には、ギャップ幅4mmが存在していた。このギャップ幅4mmの領域R12に適した溶接動作データとして、幅が広めのビードB12を形成するものが選択された。よって、ギャップ幅4mmにはビードが過不足無く適切に塗られた。同様に、領域R13も適切なビードB13の溶接動作データが用いられた。
一方、領域R11の区間x11-x12には、ギャップ幅2mmが存在していた。このギャップ幅2mmと周囲の1mmとは同じ領域R11なので、幅が1mmに近いビードB11を形成する溶接動作データが選択された。よって、ギャップ幅2mmの区間x11-x12には、上部に若干の塗り残しが発生してしまった。
品質測定器32は、図2の濡れ角、図3のビード高さ、ビード幅、母材の変形量、スパッタ発生量のうちの少なくとも1つを、S104の溶接時の品質測定データとして測定する(S105)。品質測定データは、例えば、溶接線をx軸、ビード幅をy軸、ビード高さをz軸とした配列としてデータ化される。
この品質測定データの測定と並行して、動作測定器33は、S104の溶接時の電流データおよび電圧データを動作測定データとして測定する。
スコア算出部13は、設定された領域ごとに、品質測定データからスコアを算出(採点)する(S111)。具体的には、スコア算出部13は、設定された領域ごとに、品質測定データからパラメータ別のスコアを採点する。以下、3つのパラメータ別のスコアを例示する。
(形状スコアS)ビード形状(ビード高さ、ビード幅、濡れ角)のスコアは、ビードの望目形状に対する品質を示す。ここでは、ビードのアスペクト比(=ビード高さ/ビード幅)が0.2を満点とし、それ以上のアスペクト比を取る場合にスコアが減点されることとした。
(変形スコアD)ビード変形量のスコアは、変形の発生量ゼロを満点とし、それ以上の場合にスコアが減点される。
(スパッタスコアN)ビード形成時に発生したスパッタ発生量のスコアも、スパッタの発生量ゼロを満点とし、それ以上の場合にスコアが減点される。
そして、スコア算出部13は、パラメータ別の各スコアを足し合わせることで、領域ごとの溶接の出来を示す品質スコアQを計算する。
Q(領域R11)=S(領域R11)+D(領域R11)+N(領域R11)
Q(領域R12)=S(領域R12)+D(領域R12)+N(領域R12)
Q(領域R13)=S(領域R13)+D(領域R13)+N(領域R13)
なお、スコア算出部13は、各スコアに係数(重み)を掛けてから、各スコアを足し合わせてもよい。
図8は、図7の溶接結果データ113の品質測定データから算出された品質スコアグラフ121およびその品質スコアグラフ121におけるスコア差分グラフ122を示す説明図である。
品質スコアグラフ121は、溶接線をx軸、品質スコアQをy軸とした関数あるいは配列である。
さらに、スコア算出部13は、品質スコアグラフ121をスコア差分グラフ122に変換する。ここでは、差分幅を刻み幅である0.1mmとして、中央差分を用いた。
例えば、x番目の品質スコアグラフをP[x]とし、x番目のスコア差分グラフをQ[x]とすると、計算式「Q[x]=|P[x]-P[x-1]|」により、スコア差分グラフを求めることができる。
または、品質スコアグラフの関数をP(x)とし、スコア差分グラフの関数をQ(x)とすると、計算式「Q(x)=|P'(x)|」により、スコア差分グラフを求めてもよい。
スコア算出部13は、スコア閾値STより大きいスコア差分グラフ122の箇所を見つけると(S112,Yes)、その箇所で領域設定部12が領域を再設定(再分割)するために形状閾値KTを変更する(S113)。スコア閾値STは、例えば100点満点中の20点とする。
図9は、図6の母材に対して2回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。
S113として、スコア算出部13は、図7の形状差分グラフ112に使用された形状閾値KT(旧KT=3mm)を低減することで、図9の形状差分グラフ131に使用される形状閾値KT(新KT=2mm)に変更する。これにより、新KTを超過する箇所として、1回目の領域設定に使用されたx13,x14に加え、新たに、x11,x12が検出されるようになった。
領域設定部12は、区間x11-x12を区切りとして、領域R11を新たに3つの領域R111~R113として再設定する(S114)。この再設定に伴い、スコア算出部13は、領域R111~R113ごとの品質スコアQを再計算する。
Q(領域R111)=S(領域R111)+D(領域R111)+N(領域R111)
Q(領域R112)=S(領域R112)+D(領域R112)+N(領域R112)
Q(領域R113)=S(領域R113)+D(領域R113)+N(領域R113)
条件学習部14は、スコア算出部13で得られた品質スコアQを元に、設定された領域ごとに、機械学習によって溶接動作データの最適化を行い、その結果を条件DB15に書き出す(S121)。
なお、機械学習は、大きく分けて「教師有り学習」、「教師なし学習」、「強化学習」に分類される。ここでは、条件学習部14は、ある溶接動作データで溶接を行って、得られる溶接の結果から機械学習を行っていくことを想定し、強化学習のひとつである「Q学習」を用いた。一方、条件学習部14は、得られた品質スコアQがより高くなるように溶接動作データを調整できる方法であれば、どのような方法でも構わない。
Q学習では、報酬の概念を用いて、与えられた環境における価値を最大化するようにエージェントに行動を学習させる。今回の「価値の最大化」とは、溶接により優れた継手を形成することで、製品の品質を向上させることである。
そのための、「エージェント」とは条件設定部16であり、その「行動」とは、条件設定部16がロボット制御部17や溶接機制御部18に与える溶接動作データである。また、「報酬」とは、その溶接動作データによる溶接の品質測定データをもとにスコア算出部13が計算した品質スコアQである。
Q学習では、ある状態Sにおいて、行動Aを取ったときの価値である状態行動価値Q(S、A)を、実際に行動をとってみることによって、関数を次々に更新していくことによって、行動を最適化していく。一般的に、Q学習の更新式は、以下の(式1)のように示される。
なお、(式1)の左辺が現在の(時刻tの)Q値、右辺が新しい(時刻t+1の)Q値に相当している。rは報酬である。αは学習率と呼ばれ、Q値の更新をどの程度急激に行うかを示す。γは割引率と呼ばれ、将来の価値をどの程度考慮するかを示す。maxの付いた項はそのとき考えられるうちで最大のQ値をとることを示す。
Figure 0007364529000001
条件学習部14は、スコア算出部13で得られた品質スコアQを報酬として、行動価値関数を更新する。この更新において、品質スコアQが低ければ、報酬rも低くなり、(式1)の右辺の値が低くなることで、行動価値関数Qが小さくなる。一方、品質スコアQが高ければ、報酬rは大きくなり、(式1)の右辺の値が大きくなることで、行動価値関数Qが大きくなる。
条件学習部14は、Q学習により改良され、より高い報酬が得られるような適切な溶接動作データとその形状閾値KT(今回は3mm)とで条件DB15の内容を更新する(S122)。更新された溶接動作データは、次回の溶接に使用させることで、次回からさらに製品の品質向上が期待できる。
図9の溶接結果データ132は、図7の溶接結果データ113における領域R11のビードB11が、領域R111~R113それぞれのビードB111~B113に置き換わったものである。
領域R112では、学習された溶接動作データにより、塗り残しのない高い品質スコアQのビードB112が選択されている。これにより、1回目の設定結果による溶接結果データ113よりも、2回目の設定結果による溶接結果データ132のほうが製品の品質が向上した。
以上、図5~図9を参照して、実施例1を説明した。
実施例2は、スロープ状のギャップが母材に存在する場合である(図10~図14)。
以下、図10~図14を参照して、実施例2を説明する。この実施例2では、基本的には実施例1と同じ処理を行うが、母材のギャップ形状が実施例1とは異なることにより、領域の再設定処理にも若干の相違点が存在する。
図10は、実施例2における溶接制御装置10の動作を示すフローチャートである。
実施例1(図5)と比較すると、図10ではS114で領域を再設定するためのパラメータが、形状閾値KTの変更処理(S113)から限界範囲の決定処理(S113B)に置き換わる。
図11は、実施例2における母材の平面図である。
S101において母材測定器31が測定した母材形状データ201は、ギャップ幅が1mmから3mmまで徐々に広がるスロープ状の区間x20-x21と、ギャップ幅が5mmから1mmまで徐々に狭くなるスロープ状の区間x22-x23とがそれぞれ存在する。パラメータ変換部11は、母材形状データ201を母材形状パラメータ202に変換する。
図12は、図11の母材に対して1回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。
領域設定部12は、母材形状パラメータ211(図11の母材形状パラメータ202と同じ)を、形状差分グラフ212に変換する。そして、領域設定部12は、形状閾値KTより大きい形状差分グラフの箇所(ここではx22,x23)を見つけると(S102,Yes)、その箇所を区切りとして3つの領域R21~R23を設定(領域分割)する(S103)。
溶接結果データ213は、領域R21~R23ごとに個別の溶接動作データに基づいて、ビードB21~B23が形成されたときの平面図である。溶接結果データ213の領域R23の左下には、スロープ状のギャップにより、ビードB23の塗り残しが発生してしまった。
図13は、図12の溶接結果データ213の品質測定データから算出された品質スコアグラフ221およびその品質スコアグラフ221におけるスコア差分グラフ222を示す説明図である。
スコア算出部13は、スコア閾値STより大きいスコア差分グラフ222の箇所(ここではx22,x23に加えて、新たにx231)を見つけると(S112,Yes)、そのx231の箇所で領域設定部12に領域を再設定(再分割)させるための設定を行う。
図14は、図11の母材に対して2回目の領域設定を行う旨を示す平面図である。
まず、実施例2の形状差分グラフ212にはx231の付近にピークが存在しないので、実施例1のような形状閾値KTの変更処理(S113)では、領域を再設定できない。
そこで、スコア算出部13は、形状差分グラフ231の瞬間値(微分値)と形状閾値KTとを比較する代わりに、形状差分グラフ231の積分値(面積L231)と、その面積の限界範囲である閾値(図示省略)とを比較することで、面積閾値を超過した箇所x231を再設定する箇所とする(S113B)。
図14の溶接結果データ232は、図12の溶接結果データ213における領域R23のビードB23が、領域R231のビードB231および領域R232のビードB232に置き換わったものである。ビードB23の塗り残しがビードB231によって解消されている。
このように、実施例2では、ギャップ幅の変化がゆるやかなスロープ状の母材であっても、適切な箇所で領域を再設定することができる。
なお、領域設定部は、評価点が偶然同じ場合に、設定(領域分割)しない判断をする可能性がある。しかし、そのような場合でも、その後の溶接条件の変更によって次回の評価点が必ず変化するため、領域設定が適正に行われる。
上記の方法では、初期溶接条件が理想条件と大きく異なった場合、溶接最適条件に到達できない可能性がある。そこで、以下の実施例3では、上記の方法にさらに初期条件の設定を加えた場合について説明する。
まず、条件設定部は、溶接電流値を3水準用意し、その他の溶接条件は標準の水準で設定する。これは、溶接電流を変動させた場合、他の条件より溶着量や変形量、スパッタ量が大きく変動するためである。今回は、100、200、300Aの電流を設定した。この3条件に従って、溶接ロボットと溶接機は協調してテスト溶接を行い、溶接ビードを形成する。品質評価部は、形成されたビード形状の評価を行い品質スコアを算出する。
今回、100Aの場合、溶接ビードが小さく、品質スコアは50点であった。200Aの場合、溶接ビードの大きさは適正で、品質スコアは70点であった。300Aの場合、板厚に対して入熱量が過大となり溶け落ちが生じ、溶接ビードが適正に形成されず、品質スコアは10点であった。この結果を基に溶接ロボットシステムは、電流値200Aを初期条件として、溶接条件の自動探索を開始する。なお、ここに示す初期条件の設定以降の処理は、先に述べた実施例に従うため、ここでは省略する。
以上説明した本実施形態では、溶接ロボットシステムの溶接ロボット21および溶接機22を動作させるための溶接動作データを機械学習する溶接制御装置10を説明した。これにより、溶接対象物の自動条件探索を可能とする溶接ロボットシステムを提供することができる。
なお、溶接対象の母材は、同じ設計データから製造されたとしても、その製造時の誤差や、配置時の誤差により、ギャップ幅にゆらぎが生じる。そこで、溶接制御装置10は、母材形状データの形状差分グラフから形状閾値KTを超える箇所(つまり局所的に形状が大きく変化する箇所)で1回目の領域設定を行う。そして、溶接制御装置10は、設定された領域ごとに、条件DB15から領域の母材形状データごとに適した溶接動作データを読み取り、領域ごとの溶接作業を溶接ロボット21に実行させる。
これにより、条件DB15に事前登録された前回までの学習結果を活用して、製造上の寸法誤差を含んでいる個々の母材を溶接できる。つまり、形状に応じた溶接条件の変更や、領域ごとの溶接条件の探索が可能となる。
さらに、溶接制御装置10は、溶接の品質を示す品質測定データから計算した品質スコアをもとに、2回目の領域設定を行うとともに、品質スコアを評価関数として溶接動作データの機械学習(チューニング)を行う。
これにより、条件DB15に未登録の母材形状データが局所的に出現したとしても、その箇所を新たな領域(学習対象)として、より高品質な溶接動作データを作成できる。
以上により、最適化された溶接動作データを溶接に活用することで、溶接動作データの作成に必要な母材(テストピース)の数と、その母材を用いた実験回数を低減することができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。
また、前記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体におくことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
さらに、各装置を繋ぐ通信手段は、無線LANに限定せず、有線LANやその他の通信手段に変更してもよい。
10 溶接制御装置
11 パラメータ変換部
12 領域設定部
13 スコア算出部
14 条件学習部
15 条件DB
16 条件設定部
17 ロボット制御部
18 溶接機制御部
21 溶接ロボット
22 溶接機
31 母材測定器
32 品質測定器
33 動作測定器

Claims (9)

  1. 溶接対象の母材の形状を示す母材形状データに対して、所定の設定条件に従って1または複数の領域を設定する領域設定部と、
    設定された各領域の前記母材形状データに対してデータベースから溶接条件を検索し、検索された溶接条件を用いて溶接ロボットにより溶接が行われると、その溶接の品質を示す品質スコアを算出するスコア算出部と、
    設定された各領域の前記品質スコアを向上させるように前記溶接条件を更新し、その更新結果の溶接条件を学習結果として前記データベースに出力する学習部とを有することを特徴とする
    溶接制御装置。
  2. 前記スコア算出部は、溶接により母材の継手として形成されたビードの形状をもとに、前記品質スコアを算出することを特徴とする
    請求項1に記載の溶接制御装置。
  3. 前記スコア算出部は、溶接が行われることで母材が変形したとき、その母材の変形量をもとに、前記品質スコアを算出することを特徴とする
    請求項1に記載の溶接制御装置。
  4. 前記スコア算出部は、溶接中に発生したヒュームの発生量またはスパッタの発生量をもとに、前記品質スコアを算出することを特徴とする
    請求項1に記載の溶接制御装置。
  5. 前記領域設定部は、前記スコア算出部が算出した前記品質スコアの局所的な変化量がスコア閾値を超過した箇所に対して領域の再設定を行い、その領域の再設定を行うために前記所定の設定条件を更新することを特徴とする
    請求項1に記載の溶接制御装置。
  6. 前記領域設定部は、前記母材形状データの局所的な変化量が形状閾値を超過した箇所に対して領域設定を行う旨の前記所定の設定条件に対して、前記形状閾値を低減することで前記所定の設定条件を更新することを特徴とする
    請求項5に記載の溶接制御装置。
  7. 前記領域設定部は、前記母材形状データの変化量の積分値が形状閾値を超過した箇所に対して領域設定を行う旨の前記所定の設定条件を設けることで、前記所定の設定条件を更新することを特徴とする
    請求項5に記載の溶接制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の溶接制御装置と、前記溶接ロボットとを含めて構成され、
    前記溶接制御装置は、さらに、設定された各領域の前記母材形状データに対して前記データベースから適した前記溶接条件を検索し、その検索した溶接条件を前記溶接ロボットに送信することで、前記溶接ロボットの溶接動作を制御する条件設定部を有することを特徴とする
    溶接ロボットシステム。
  9. 溶接制御装置は、領域設定部と、スコア算出部と、学習部とを有しており、
    前記領域設定部は、溶接対象の母材の形状を示す母材形状データに対して、所定の設定条件に従って1または複数の領域を設定し、
    前記スコア算出部は、設定された各領域の前記母材形状データに対してデータベースから溶接条件を検索し、検索された溶接条件を用いて溶接ロボットにより溶接が行われると、その溶接の品質を示す品質スコアを算出し、
    前記学習部は、設定された各領域の前記品質スコアを向上させるように前記溶接条件を更新し、その更新結果の溶接条件を学習結果として前記データベースに出力することを特徴とする
    溶接制御方法。
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