JP7363334B2 - 実行装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

実行装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、実行装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
出力装置から出力される音波を用いて、実行装置に所定の実行内容を実行させる情報処理システムが知られている。
例えば、映像、音声等のコンテンツを出力装置から出力するとともに、スマートロボット等の実行装置に、コンテンツに合わせた所定の実行内容を実行させる情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、出力装置から、所定の動作内容を識別する動作IDを含む映像、音声等のコンテンツを出力する。また、端末装置は、周辺の音波を取得し、取得した音波に含まれる動作IDに対応する所定の動作内容を実行する。これにより、特許文献1に開示された技術では、コンテンツに合わせて、例えば、スマートロボット等の実行装置に所定の動作内容を実行させることができる。
しかし、この方法では、例えば、録音装置等を用いて、出力装置が出力する音波が録音、再生された場合等に、実行装置が意図と異なる動作内容を実行してしまう恐れがある。
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の動作内容を実行する実行装置が、録音された音波等により、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制する。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る実行装置は、出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の実行内容を実行する実行装置であって、前記所定の実行内容と、前記実行内容を識別する識別情報とを記憶する記憶部と、前記出力装置が出力する前記音波に含まれる識別情報を検出する検出部と、前記検出部が検出した第1の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記出力装置に識別情報を表す音波の情報を提供するサーバ装置に、前記第1の識別情報の更新を要求する要求情報を送信する要求情報送信部と、を有する。
本発明の一実施形態によれば、出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の動作内容を実行する実行装置が、録音された音波等により、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制することができる。
一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図である。 一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る実行装置のハードウェア構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の例を示す図である。 一実施形態に係る情報処理システムが管理する情報のイメージを示す図である。 第1の実施形態に係る実行装置の処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る音波IDの更新処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る操作画面の例を示す図である。 第2の実施形態に係る実行装置の処理の例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る音波IDの更新処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。 第5の実施形態に係る音波IDの管理処理の例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク2を介して通信可能に接続される実行装置100、サーバ装置10、登録端末20、及び出力装置30等を含む。
実行装置100は、出力装置30が、例えば、スピーカ31等を用いて出力する音波に含まれる識別情報(以下、音波IDと呼ぶ)に応じて、所定の実行内容を実行する装置である。実行装置100には、例えば、サイネージシステム100a、情報端末100b、及びスマートロボット100c等が含まれ得る。
サイネージシステム100aは、例えば、STB(Set Top Box)101と、表示装置102とを含み、デジタルサイネージとして機能する。STB101は、例えば、画像や音声等のコンテンツと、コンテンツを識別する音波IDとを記憶しておき、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDに対応するコンテンツを、表示装置102に出力する。なお、画像や音声等のコンテンツの出力は、サイネージシステム100aが実行する所定の実行内容の一例である。
情報端末100bは、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の情報処理装置であり、所定のアプリケーションプログラム(以下、アプリと呼ぶ)を実行することにより、実行装置100として機能する。例えば、情報端末100bは、STB101と同様に、画像や音声等のコンテンツと、コンテンツを識別する音波IDとを記憶しておき、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDに対応するコンテンツを出力する。
別の一例として、情報端末100bは、表示部に表示するキャラクタに実行させる実行内容と、実行内容を識別する音波IDとを記憶しておき、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDに対応する実行内容を、キャラクタに実行させるものであっても良い。なお、画像や音声等のコンテンツの出力、表示部に表示するキャラクタに実行させる実行内容等は、情報端末100bが実行する所定の実行内容の一例である。
スマートロボット100cは、例えば、ロボット型の情報端末である。スマートロボット100cは、例えば、スマートロボット100cが実行する実行内容(例えば、歩行、お辞儀、発話等)と、実行内容を識別する音波IDとを記憶しておき、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDに対応する実行内容を実行する。なお、スマートロボット100cが実行する実行内容は、スマートロボット100cが実行する所定の実行内容の一例である。
なお、図1に示すサイネージシステム100a、情報端末100b、スマートロボット100c等は実行装置100の一例である。実行装置100は、例えば、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDに応じたコンテンツを出力する、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、テレビ等の他の電子機器であっても良い。
サーバ装置10は、コンピュータの構成を有する情報処理装置、又は複数の情報処理装置を含むシステムであり、実行装置100が実行する実行内容と、実行内容を識別する音波IDとの対応関係を管理する。
登録端末20は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末等の情報端末であり、ウェブブラウザ等を利用して、サーバ装置10にアクセスして、実行装置100に実行させる所定の実行内容を登録するために用いられる。
上記の構成により、サーバ装置10は、例えば、実行装置100に実行させる所定の実行内容を登録するためのウェブページを提供するウェブサーバの機能を有し、登録端末20によって登録された所定の実行内容を、音波IDと対応付けて管理する。また、サーバ装置10は、所定の実行内容と、当該実行内容を識別する音波IDとを、実行装置100に配信する。さらに、サーバ装置10は、所定の実行内容と、当該実行内容を識別する音波IDを表す音波データとを、出力装置30に提供する。
出力装置30は、実行装置100に所定の実行内容を実行させる操作者(オペレータ)等が利用する、例えば、PC、タブレット端末等の情報端末である。例えば、操作者等は、出力装置30で、情報処理システム1に対応するアプリを実行することにより、実行装置100に所定の実行内容を実行させるための操作画面を表示する。また、出力装置30は、操作画面で選択された実行内容に対応する音波IDを含む音波を、スピーカ31等から出力する。
これに応じて、実行装置100は、出力装置30から出力される音波に含まれる音波IDに対応する実行内容を実行する。このように、本実施形態では、操作者等は、出力装置30を用いて、実行装置100に所定の動作内容を実行させることができる。ただし、これだけでは、例えば、録音装置等を用いて、出力装置30が出力する音波が録音、再生された場合等に、実行装置100が意図と異なる実行内容を実行してしまう恐れがある。
そこで、本実施形態に係る実行装置100は、出力装置30から出力される音波に含まれる音波IDに対応する所定の実行内容を実行するときに、当該音波IDの更新を要求する要求情報をサーバ装置10に送信する。例えば、実行装置100は、出力装置30から出力される音波に含まれる第1の音波IDを検出し、第1の音波IDに対応する所定の実行内容を実行するときに、第1の音波IDの更新要求をサーバ装置10に送信する。
また、サーバ装置10は、第1の音波IDの更新要求を受け付けると、所定の実行内容に対応付けられていた第1の音波IDを、第1の音波IDとは異なる第2の音波IDに更新する。また、サーバ装置10は、所定の実行内容と、第2の音波IDとを、実行装置100に送信する。さらに、サーバ装置10は、所定の実行内容と、第2の音波IDを表す音波データとを、出力装置30に送信する。
これにより、実行装置100は、例えば、録音装置等から、第1の音波IDを含む音波が出力された場合でも、誤って所定の動作内容を実行してしまうことを抑制することができる。さらに、実行装置100は、出力装置30から出力される第2の音波IDを含む音波に応じて、所定の実行内容を実行することができる。
以上、本実施形態によれば、出力装置30が出力する音波に含まれる識別情報(音波ID)に応じて所定の動作内容を実行する実行装置100が、録音された音波等により、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制することができる。
<ハードウェア構成>
続いて、情報処理システム1に含まれる各装置のハードウェア構成の例について説明する。
(サーバ装置、登録端末、及び出力端末のハードウェア構成)
サーバ装置10は、例えば、図2に示すようなコンピュータ200のハードウェア構成を有している。或いは、サーバ装置10は、複数のコンピュータ200により構成される。また、登録端末20、及び出力装置30は、例えば、図2に示すようなコンピュータ200のハードウェア構成を有している。
図2は、一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。コンピュータ200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HD(Hard Disk)204、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ205、ディスプレイ206、外部機器接続I/F(Interface)207、ネットワークI/F208、キーボード209、ポインティングデバイス210、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ212、メディアI/F214、音出力I/F215、及びバスライン216等を備えている。
これらのうち、CPU201は、コンピュータ200の全体の動作を制御する。ROM202は、例えば、IPL(Initial Program Loader)等のコンピュータ200の起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ205は、CPU201の制御に従ってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ206は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F207は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。外部機器には、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の様々な機器が含まれる。ネットワークI/F208は、通信ネットワーク2を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。
キーボード209は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス210は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。
DVD-RWドライブ212は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW211に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RW211は、DVD-RWに限らず、DVD-R等であっても良い。メディアI/F214は、フラッシュメモリ等のメディア213に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。音出力I/F215は、例えば、スピーカ31等を用いて音を出力するためのインタフェースである。バスライン216は、上記の各構成要素に電気的に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
(実行装置のハードウェア構成)
図3は、一実施形態に係る実行装置のハードウェア構成の例を示す図である。実行装置100は、例えば、CPU301、メモリ302、ストレージデバイス303、ネットワークI/F304、音入出力I/F305、マイク306、スピーカ307、入力装置308、表示装置309、駆動装置310、及び311等を有する。なお、実行装置100が、サイネージシステム100a、又は情報端末100bである場合、実行装置100は、駆動装置310を有していなくても良い。実行装置100が、出力装置30である場合、実行装置100は、スピーカ307に代えて、外部のスピーカ31を利用して音波を出力しても良い。
CPU301は、例えば、ストレージデバイス303等に格納されたプログラムやデータをメモリ302上に読み出し、処理を実行することで、実行装置100の各機能を実現する演算装置である。メモリ302には、例えば、CPU301のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリであるRAM、及び実行装置100の起動用のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリであるROM等が含まれる。ストレージデバイス303は、OS(Operating System)、アプリケーション、及び各種のデータ等を記憶する不揮発性の大容量の記憶装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等によって実現される。ネットワークI/F304は、実行装置100を通信ネットワーク2に接続するための通信インタフェースである。
音入出力I/F305は、例えば、マイク306から出力される音波信号を実行装置100に入力するためのインタフェース、及び音波信号をスピーカ307等に出力して音波を出力するためのインタフェースを含む。マイク306は、実行装置100の周辺の音を取得し、取得した音を音波信号に変換して音入出力I/Fに出力する。スピーカ307は、音入出力I/F305から出力された音波信号を音波に変換して出力する。
入力装置308は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、操作ボタン、タッチパネル等)である。表示装置309は、表示画面を表示するための表示デバイス、投影デバイス等である。駆動装置310は、例えば、実行装置100がスマートロボット100cである場合等に、スマートロボット100cの手、足、頭、胴体等を動かすためアクチュエータである。バスライン311は、上記の各構成要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号、及び各種の制御信号等を伝送する。
<機能構成>
続いて、情報処理システム1の機能構成について説明する。図4は、一実施形態に係る情報処理システムの機能構成の例を示す図である。なお、登録端末20は、ウェブブラウザ421を備えた、一般的なコンピュータで良いので、ここでは説明を省略する。
(実行装置の機能構成)
実行装置100は、例えば、図3のCPU301で所定のプログラムを実行することにより、通信部401、取得部402、検出部403、要求情報送信部404、実行部405、及び記憶部406等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部はハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部401は、例えば、図3のネットワークI/F304等を用いて、実行装置100を通信ネットワーク2に接続し、サーバ装置10等と通信を行う。また、通信部401は、サーバ装置10から、実行装置100が実行する実行内容と、当該実行内容を識別する音波ID(識別情報)とを受信した場合、記憶部406等に記憶された対応情報に記憶する。
図5(A)は、実行装置100が、サイネージシステム100aである場合の対応情報510aのイメージを示している。図5(A)の例では、対応情報510aには、項目として、「実行内容」、「音波ID」等が含まれる。実行装置100がサイネージシステム100aである場合、「実行内容」には、例えば、画像や音声等のコンテンツが記憶される。「音波ID」は、各「実行内容」を識別するための識別情報である。
図5(B)は、実行装置100が、スマートロボット100c(又は情報端末100b)である場合の対応情報510bのイメージを示している。実行装置100がスマートロボット100c等である場合、「実行内容」には、スマートロボット100c等に実行させる動作、発話内容等が記憶される。なお、「実行内容」は、例えば、スマートロボット100cにプログラムされた抽象的な動作項目であっても良いし、詳細な駆動箇所と時間等を指定したものであっても良いし、両者の組合せ等であっても良い。「音波ID」は、各「実行内容」を識別するための識別情報である。
なお、以下の説明において、対応情報510a、510bのうち、任意の対応情報を示す場合、「対応情報510」を用いる。
ここで、図4に戻り、実行装置100の機能構成の説明を続ける。
取得部402は、例えば、図3のマイク306、及び音入出力I/F305等を用いて、実行装置100の周辺の音波を取得し、取得した音波を音波データに変換して記憶部406等に記憶する。
検出部403は、例えば、取得部402が記憶部等に記憶した音波データを解析することにより、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDを検出する。
要求情報送信部404は、例えば、検出部403が検出した音波ID(第1の識別情報)が記憶部406に記憶されている場合、当該音波ID(第1の識別情報)の更新を要求する要求情報を、通信部401を介してサーバ装置10に送信する。例えば、実行装置100の記憶部406に、図5(A)に示すような対応情報510aが記憶されており、検出部403が音波ID「0000001」を検出した場合、要求情報送信部404は、当該音波IDの更新要求をサーバ装置10に送信する。
実行部405は、検出部403が検出した音波ID(第1の識別情報)が記憶部406に記憶されている場合、当該音波ID(第1の識別情報)で識別される実行内容を実行する。例えば、実行装置100の記憶部406に、図5(A)に示すような対応情報510aが記憶されており、検出部403が音波ID「0000001」を検出した場合、実行部405は、コンテンツ「mov1.mp4」を再生して、スピーカ307から出力する。
また、例えば、実行装置100の記憶部406に、図5(B)に示すような対応情報510bが記憶されており、検出部403が音波ID「0001001」を検出したものとする。この場合、実行部405は、駆動装置310を制御して、実行装置100(例えば、スマートロボット100c)に、実行内容「お辞儀」を実行させる。
記憶部406は、例えば、図3のCPU301で実行されるプログラム、及びストレージデバイス、メモリ302等によって実現され、対応情報510等の様々な情報を記憶する。
(サーバ装置の機能構成)
サーバ装置10は、例えば、図2のCPU201、又は複数のコンピュータ200で所定のプログラムを実行することにより、通信部411、対応情報管理部412、対応情報配信部413、音波情報管理部414、音波情報提供部415、識別情報管理部416、及び記憶部417等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部411は、例えば、図3のネットワークI/F304等を用いて、サーバ装置10を通信ネットワーク2に接続し、実行装置100、登録端末20、出力装置30等と通信を行う。
対応情報管理部412は、例えば、図5(A)、(B)に示すような対応情報510a、510bを記憶部417に記憶して管理する。例えば、対応情報管理部412は、実行装置100が実行する所定の実行内容を登録するためのウェブページを提供するウェブサーバの機能を有し、登録端末20によって登録された所定の実行内容に、音波IDを割り当てて、対応情報510を作成する。また、対応情報管理部412は、実行装置100から受信した、第1の音波IDの更新を要求する要求情報に応じて、所定の実行内容に対応する第1の音波IDを、第1の音波IDとは異なる第2の音波ID(第2の識別情報)に更新し、対応情報510に記憶する。
対応情報配信部413は、対応情報管理部412が作成又は更新した対応情報を、実行装置100に配信(送信)する。このとき、対応情報配信部413は、例えば、図5(A)に示すような対応情報510aのうち、更新された対応情報(更新された音波IDと、当該音波IDに対応する実行内容)を実行装置100に送信しても良い。或いは、対応情報配信部413は、対応情報510aを実行装置100に送信しても良い。ここでは、対応情報配信部413が、更新されたレコードを実行装置100に送信するものとして、以下の説明を行う。
音波情報管理部414は、対応情報管理部412が、記憶部417等に記憶して管理する対応情報510に基づいて、例えば、図5(C)に示すような音波情報520を作成し、作成した音波情報520を記憶部417等に記憶して管理する。
図5(C)は、音波情報管理部414が管理する音波情報520のイメージを示している。図5(C)の例では、音波情報520には、項目として、「実行内容」、「音波データ」等を含む。「実行内容」は、実行装置100に実行させる実行内容であり、図5(C)の例では、図5(B)の対応情報510bに含まれる「お辞儀」、「右手を振る」、「前へ歩く」等の実行内容が記憶されている。
「音波データ」は、「実行内容」に対応する音波IDを含む音波を出力するための音波データである。例えば、「音波データA」は、実行内容「お辞儀」に対応する音波ID「0001001」を含む音波を出力するための音波データ(例えば、WAVファイル等)である。
なお、音波データは、例えば、音波情報管理部414等が、利用可能な音波データを、予め記憶部417等に記憶しておく。また、別の一例として、音波情報管理部414は、音波データを提供する外部サーバ等に、音波IDを含む音波データの取得要求を送信して、外部サーバ等から提供される音波データを用いても良い。
音波情報提供部415は、音波情報管理部414が作成した音波情報520を、出力装置30に提供する。例えば、音波情報提供部415は、出力装置30から送信される音波情報520の取得要求に応じて、音波情報520を要求元の出力装置30に送信する。また、音波情報提供部415は、音波情報管理部414が音波情報520を更新したとき等に、更新された音波情報(更新された音波IDを表す音波データと、当該音波IDに対応する実行内容)を、出力装置に送信する。
識別情報管理部416は、情報処理システム1で利用する音波IDを、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530に記憶して管理する。
図5(D)は、識別情報管理部416が管理する音波ID管理情報530のイメージを示している。図5(D)の例では、音波ID管理情報530には、項目として、「音波ID」、「状態」、「変更日時」の情報が含まれる。「音波ID」は、情報処理システム1で利用する音波IDの情報である。「状態」は、音波IDの状態を示す情報であり、図5(D)の例では、音波IDが使用可能であることを示す「使用可」、音波IDが使用不可であることを示す「使用不可」、及び音波IDが使用中であることを示す「使用中」の3つの状態が管理されている。「変更日時」は、音波IDの「状態」が、最後に変更された日時を示す情報である。
記憶部417は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム、及びHD204、HDDコントローラ205、RAM203等によって実現され、対応情報510、音波情報520等の様々な情報を記憶する。
(出力装置の機能構成)
出力装置30は、例えば、図2のCPU201で所定のプログラムを実行することにより、通信部431、音波情報取得部432、記憶部433、操作受付部434、及び出力部435等を実現している。なお、上記の各機能構成のうち、少なくとも一部は、ハードウェアによって実現されるものであっても良い。
通信部431は、例えば、図2のネットワークI/F208等を用いて、出力装置30を通信ネットワーク2に接続し、サーバ装置10等と通信を行う。
音波情報取得部432は、サーバ装置10から、音波情報520を取得し、取得した音波情報520を記憶部433等に記憶する。また、音波情報取得部432は、サーバ装置10から、更新された音波情報を受信した場合、更新された音波情報を、記憶部433に記憶した音波情報520に反映させる。
記憶部433は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム、及びHD204、HDDコントローラ205、RAM203等によって実現され、音波情報520等の様々な情報を記憶する。
操作受付部434は、実行装置100に所定の実行内容を実行させるための操作画面を、ディスプレイ206等に選択可能に表示し、操作者等による実行内容の選択操作を受け付ける。
出力部435は、操作者等により、操作画面で選択された実行内容に対応する音波IDを含む音波を出力する。
上記の構成により、操作受付部434は、記憶部433に記憶された、例えば、図5(C)に示すような音波情報520を用いて、実行内容「お辞儀」、「右手を振る」、「前へ歩く」を選択可能に表示する操作画面を表示し、操作者等による選択操作を受け付ける。
また、出力部435は、操作受付部434が受け付けた実行内容に対応する音波データを、音波情報520から取得して再生することにより、実行内容に対応する音波IDを含む音波を、スピーカ31、又はスピーカ307等から出力する。
なお、図4に示す情報処理システムの機能構成は一例である。例えば、図4に示すサーバ装置10が有する各機能構成は、複数のサーバ装置に分散されて配置されていても良い。また、サーバ装置10が有する各機能構成のうち、少なくとも一部は、出力装置30、実行装置100等が有していても良い。
例えば、図4に示すサーバ装置10が有する音波情報管理部414は、出力装置30が有していても良い。この場合、サーバ装置10の対応情報配信部413は、対応情報510を、実行装置100に加えて、出力装置30にも配信する。また、出力装置30が有する音波情報管理部414は、配信された対応情報510に基づいて、例えば、図5(C)に示すような音波情報520を作成する。
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る情報処理方法の処理の流れについて、説明する。
[第1の実施形態]
(実行装置の処理)
図6は、第1の実施形態に係る実行装置の処理の例を示すフローチャートである。実行装置100は、起動した後、例えば、図6に示す実行装置の処理を繰返し実行する。
ステップS601において、実行装置100の検出部403は、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDを検出する検出処理を実行する。例えば、検出部403は、取得部402が記憶部406等に記憶した、実行装置100の周辺における音波の音波データを解析して、出力装置30が出力する音波に含まれる音波IDを検出する。
ステップS602において、ステップS601の検出処理で、音波IDが検出された場合、検出部403は、処理をステップS603に移行させる。一方、ステップS601の検出処理で、音波IDが検出されない場合、検出部403は、図6の処理を終了する。
ステップS603に移行すると、実行装置100の要求情報送信部404は、記憶部406に記憶されている対応情報510を参照して、ステップS601の検出処理で検出された音波IDに対応する動作内容が記憶されているか否かを判断する。検出された音波IDに対応する動作内容が記憶されている場合、要求情報送信部404は、処理をステップS604に移行させる。一方、検出された音波IDに対応する動作内容が記憶されていない場合、要求情報送信部404は、図6の処理を終了する。
ステップS604に移行すると、要求情報送信部404は、ステップS602で検出され、ステップS603で、対応する動作内容が記憶されていると判断された音波ID(以下、第1の音波IDと呼ぶ)の更新を要求する更新要求を、サーバ装置10に送信する。
ステップS605において、実行装置100の実行部405は、第1の音波IDに対応する動作内容を実行する。例えば、実行部405は、記憶部406等に記憶した対応情報510を参照して、第1の音波IDに対応する操作内容と特定し、特定した動作内容を実行する。
(音波IDの更新処理)
図7は、第1の実施形態に係る音波IDの更新処理の例を示すフローチャートである。この処理は、サーバ装置10が、実行装置100から送信される第1の音波IDの更新要求を受け付けたときに実行する、音波IDの更新処理の例を示している。
ステップS701において、サーバ装置10は、通信部411が、第1の音波IDの更新を要求する音波IDの更新要求を受信すると、ステップS702以降の処理を実行する。
ステップS702、S703において、サーバ装置10の識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530を検索して、使用可能な音波ID(状態が「使用可」の音波ID)があるか否かを判断する。使用可能な音波IDがない場合、識別情報管理部416は、図7の処理を終了する。一方、使用可能な音波IDがある場合、識別情報管理部416は、処理をステップS704に移行させる。
好ましくは、識別情報管理部416は、使用可能な音波IDがなくならないように、十分な数の音波IDを、音波ID管理情報530に記憶しておく。
ステップS704において、識別情報管理部416は、使用可能な音波IDを1つ抽出し、音波ID管理情報530を更新する。例えば、識別情報管理部416は、音波IDの更新要求に含まれる第1の音波IDの状態を「使用中」から「使用不可」に更新し、抽出した音波ID(以下、第2の音波IDと呼ぶ)の状態を「使用可」から「使用中」に更新する。
ステップS705において、サーバ装置10の対応情報管理部412は、抽出された第2の音波IDを用いて、対応情報510を更新する。例えば、対応情報管理部412は、対応情報510において、所定の動作内容に対応付けて記憶されている第1の音波IDを、抽出された第2の音波IDに書き換える。
ステップS706において、サーバ装置10の音波情報管理部414は、抽出された第2の音波IDを用いて、音波情報520を更新する。例えば、音波情報管理部414は、音波情報520において、所定の動作内容に対応付けて記憶されている第1の音波IDを表す音波データを、抽出された第2の音波IDを表す音波データに書き換える。
ステップS707において、サーバ装置10の対応情報配信部413は、更新した対応情報(第2の音波IDと、第2の音波IDに対応する実行内容)を、実行装置100に配信(送信)する。
ステップS708において、サーバ装置10の音波情報提供部415は、更新された音波情報(第2の音波IDを表す音波データと、第2の音波IDに対応する実行内容)を、出力装置30に提供(送信)する。
(情報処理システムの処理)
図8は、第1の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。この処理は、図6で説明した実行装置の処理、及び図7で説明した音波IDの更新処理を含む、情報処理システム1の処理の例を示している。なお、ここでは、図6、7で説明した処理に対する詳細な説明は省略する。
ステップS801において、操作者等が、出力装置30に対して、情報処理システム1に対応するアプリの起動操作を行うものとする。
ステップS802において、出力装置30がアプリを起動すると、ステップS803において、出力装置30の音波情報取得部432は、サーバ装置10に音波情報520の取得要求を送信する。
ステップS804において、サーバ装置10の音波情報提供部415は、出力装置30から受け付けた音波情報520の取得要求に応じて、最新の音波情報520を、要求元の出力装置30に送信する。
ステップS805において、出力装置30の音波情報取得部432は、サーバ装置10から取得した最新の音波情報520を、記憶部433等に記憶する。
ステップS806において、出力装置30の操作受付部434は、実行装置100に実行させる複数の実行内容を選択可能に表示する操作画面を表示する。例えば、操作受付部434は、記憶部433等に記憶した、例えば、図5(C)に示すような音波情報520に基づいて、図9に示すような操作画面900を、ディスプレイ206等に表示する。
図9は、第1の実施形態に係る操作画面の例を示す図である。操作画面900には、実行装置100に実行させる実行内容を選択するための複数の操作ボタン910が、選択可能に表示されている。例えば、図9の例では、操作画面900には、実行内容「お辞儀」を選択するための操作ボタン911、実行内容「右手を振る」を選択するための操作ボタン912、及び実行内容「前へ歩く」を選択するための操作ボタン913が表示されている。
ここで、図8に戻り、シーケンス図の説明を続ける。
ステップS807において、操作者等が、操作画面900に対して実行内容の選択操作を行うと、ステップS808において、出力装置30の出力部435は、選択された実行内容に対応する音波IDを含む音波を出力する。
例えば、図9に示すような操作画面900において、実行内容「お辞儀」を選択するための操作ボタン911が選択されると、出力部435は、図5(C)に示すような音波情報520から、実行内容「お辞儀」に対応する音波データ「音波データA」を取得する。また、出力部435は、取得した「音波データA」を再生することにより、実行内容「お辞儀」に対応する第1の音波IDを含む音波を、スピーカ31、スピーカ307等から出力する。
ステップS809において、実行装置100の検出部403が、出力装置が出力した音波から、第1の音波IDを検出すると、ステップS810以降の処理が実行される。
ステップS810において、実行装置100の要求情報送信部404は、第1の音波IDの更新を要求する更新要求を、サーバ装置10に送信する。
ステップS811において、実行装置100の実行部405は、検出された第1の音波IDに対応する実行内容を実行する。
ステップS812において、サーバ装置10の対応情報管理部412は、対応情報510に記憶されている第1の音波IDを、識別情報管理部416によって抽出された第2の音波IDに更新する。この処理は、例えば、図7のステップS702~S705の処理に対応している。
ステップS813において、サーバ装置10の音波情報管理部414は、第2の音波IDを用いて、音波情報520を更新する。この処理は、例えば、図7のステップS706の処理に対応している。
ステップS814において、サーバ装置10の対応情報配信部413は、更新した対応情報を、実行装置100に送信する。この処理は、例えば、図7のステップS707の処理に対応している。
ステップS815において、実行装置100の通信部401は、サーバ装置10から受信した対応情報を、記憶部406等に記憶する。
ステップS816において、サーバ装置10の音波情報提供部415は、更新した音波情報を、出力装置30に送信する。この処理は、例えば、図7のステップS708の処理に対応している。
ステップS817において、出力装置30の音波情報取得部432は、サーバ装置10から取得した音波情報を、記憶部433等に記憶する。
上記の処理により、実行装置100は、例えば、録音装置等から、第1の音波IDを含む音波が出力されたとしても、誤って所定の動作内容を実行してしまうことを抑制することができる。また、実行装置100は、出力装置30から出力される第2の音波IDを含む音波に応じて、所定の実行内容を実行することができる。
以上、本実施形態によれば、出力装置30が出力する音波に含まれる識別情報(音波ID)に応じて所定の動作内容を実行する実行装置100が、録音された音波等により、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、実行装置100の実行部405が、第1の音波IDに対応する実行内容を実行するときに、第1の識別情報を無効にする場合の処理について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る実行装置の処理の例を示すフローチャートである。なお、図10に示す処理のうち、ステップS601、S602、S603~S605の処理は、図7で説明した第1の実施形態に係る実行装置の処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1001において、実行装置100の実行部405は、ステップS601で検出された音波IDが、検出済の音波IDであるか否かを判断する。検出された音波IDが検出済の音波IDである場合、実行部405は図10に示す処理を終了する。一方、検出された音波IDが検出済の音波IDである場合、実行部405は、処理をステップS1002に移行させる。
ステップS1002に移行すると、実行部405は、ステップS601で検出された音波IDを、検出済の音波IDとして、記憶部406等に記憶する。
上記の処理により、実行装置100は、例えば、図8のステップS810~S815の処理で、第1の音波IDを第2の音波IDに更新しているときに、再度、第1の音波IDが検出された場合に、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、サーバ装置10が、第1の音波IDを第2の音波IDに更新した後、所定の期間(第1の期間)、第1の音波IDの更新を禁止する場合の処理の例について説明する。
図11は、第3の実施形態に係る音波IDの更新処理の例を示すフローチャートである。なお、図11に示す処理のうち、S701、S702~S704、S705~S708の処理は、図7で説明した第1の実施形態に係る音波IDの更新処理と同様なので、ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明を行う。
ステップS1101において、サーバ装置10の識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530を参照して、更新対象となる音波IDの状態が、「使用不可」であるか否かを判断する。更新対象の音波IDの状態が「使用不可」である場合、識別情報管理部416は、図11の処理を終了する。一方、更新対象となる音波IDの状態が「使用不可」でない場合、識別情報管理部416は、処理をステップS702に移行させる。
ステップS1102において、サーバ装置10の識別情報管理部416は、更新対象の音波IDを、所定の期間、「使用不可」状態に設定する。例えば、識別情報管理部416は、図5(D)に示すような音波ID管理情報530において、更新対象の音波IDに対応する「状態」を「使用不可」に設定し、「変更日時」に現在の日時を記憶する。
上記の処理を追加することにより、サーバ装置10は、例えば、複数の実行装置100から、同一の音波IDの更新要求を受信した場合等に、無駄な更新処理の実行を抑制することができる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、サーバ装置10が、実行装置100に対応情報を配信した後、所定の更新期間(第2の期間)を経過したときに、音波IDを自動的に更新する場合の処理の例について説明する。
図12は、第4の実施形態に係る情報処理システムの処理の例を示すシーケンス図である。
ステップS1201において、登録者等が、登録端末20に対して、実行内容の登録画面の表示操作を行うものとする。例えば、登録者等は、登録端末20のウェブブラウザ421に、サーバ装置10の対応情報管理部412が提供するウェブサーバに接続するためのURL(Uniform Resource Locator)等の宛先情報を入力する。
ステップS1202において、登録端末20は、登録画面の表示要求を送信する。
ステップS1203、S1204において、サーバ装置10の対応情報管理部412は、登録画面を登録端末20に送信し、登録端末20に登録画面を表示させる。
ステップS1205において、登録者等は、表示された登録画面に対して、実行内容の登録操作を行うものとする。一例として、登録者等は、実行装置100(情報端末100b等)に表示させる、画像データ等のコンテンツの登録操作を行う。
ステップS1206において、登録端末20は、実行内容の登録要求を、サーバ装置10に送信する。
ステップS1207において、サーバ装置10の対応情報管理部412は、実行内容の登録要求を受け付けると、登録要求に含まれる実行内容と、音波IDとを対応付けて、対応情報510に記憶する。
ステップS1208において、サーバ装置10の音波情報管理部414は、ステップS1207で更新された対応情報510に従って、登録要求に含まれる実行内容と、当該実行内容を識別する音波IDを表す音波データとを対応付けて、音波情報520に記憶する。
ステップS1209において、サーバ装置10の対応情報配信部413は、実行内容と、音波IDとを対応付けた対応情報(更新した対応情報)を、実行装置100に送信する。
ステップS1210において、サーバ装置10の音波情報提供部415は、実行内容と、音波IDを表す音波データとを対応付けた音波情報(更新した音波情報)を、出力装置30に送信する。
また、本実施形態では、サーバ装置10の対応情報管理部412は、更新した対応情報を、実行装置100に送信してから、所定の更新期間(第2の期間)を経過する毎に、ステップS1211~S1214の処理を実行する。
ステップS1211において、サーバ装置10の対応情報管理部412は、更新した対応情報において、実行内容に対応する音波IDを、別の音波IDに更新する。
ステップS1212において、サーバ装置10の音波情報管理部414は、更新した音波情報において、実行内容を識別する音波IDを表す音波データを、別の音波IDを表す音波データに更新する。
ステップS1209において、サーバ装置10の対応情報配信部413は、実行内容と、音波IDとを対応付けた対応情報(更新した対応情報)を、実行装置100に送信する。
ステップS1210において、サーバ装置10の音波情報提供部415は、実行内容と、音波IDを表す音波データとを対応付けた音波情報(更新した音波情報)を、出力装置30に送信する。
上記の処理により、サーバ装置10は、実行装置100に対応情報を配信した後、所定の更新期間(第2の期間)を経過したときに、音波IDを自動的に更新することができる。例えば、サーバ装置10の対応情報管理部412は、第1の音波IDを第2の音波IDに更新した後、実行装置100から音波IDの更新要求がない場合でも、第2の音波IDを、第2の音波IDとは異なる第3の音波ID(第3の識別情報)に更新することができる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、サーバ装置10が実行する音波IDの管理処理の例について説明する。
図13は、第5の実施形態に係る音波IDの管理処理の例を示す図である。この処理は、サーバ装置10の識別情報管理部416が、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530に記憶された複数の音波IDの使用状態を管理する処理の例を示している。ここでは、音波ID管理情報530に、音波ID[1]から音波ID[N](Nは2以上の整数)までのN個の音波IDが記憶されているものする。
ステップS1201において、サーバ装置10の識別情報管理部416は、例えば、変数iを1に初期化して、ステップS1202以降の処理を実行する。
ステップS1202において、識別情報管理部416は、iがNを超えるまで、ステップS1203~S1210の処理を繰返し実行する。これにより、音波ID[1]から音波ID[N]までの各音波IDに対して、ステップS1203~S1207の処理が実行される。
ステップS1203において、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530の「状態」を参照して、音波ID[i]が「使用中」であるか否かを判断する。音波ID[i]が「使用中」である場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1204に移行させる。一方、音波ID[i]が「使用中」でない場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1207に移行させる。
ステップS1204に移行すると、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530の「変更日時」を参照して、音波ID[i]が、所定の更新期間(第2の期間)を経過したか否かを判断する。音波ID[i]が所定の更新期間を経過している場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1205に移行させる。一方、音波ID[i]が所定の更新期間を経過していない場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1206に移行させる。
ステップS1205に移行すると、識別情報管理部416は、音波ID[i]に対して、例えば、図12のステップS1211~S1214に示すような音波IDの更新処理を実行する。
ステップS1206に移行すると、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530において、更新前の音波ID[i]の状態を「使用不可」に設定するとともに、変更日時を記憶する。
一方、ステップS1203からステップS1207に移行すると、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530の「状態」を参照して、音波ID[i]が「使用不可」であるか否かを判断する。音波ID[i]が「使用不可」である場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1208に移行させる。一方、音波ID[i]が「使用不可」でない場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1210に移行させる。
ステップS1208に移行すると、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530の「変更日時」を参照して、音波ID[i]が「使用不可」に設定されてから所定の期間(第4の期間)を経過したか否かを判断する。使用不可に設定後に所定の期間を経過している場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1209に移行させる。一方、使用不可に設定後に所定の期間を経過していない場合、識別情報管理部416は、処理をステップS1210に移行させる。
ステップS1209に移行すると、識別情報管理部416は、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530において、音波ID[i]の状態を「使用可」に設定するとともに、変更日時を、例えば、初期化(削除)する。
ステップS1210において、識別情報管理部416は、変数iに1を加算して、処理をステップS1202に戻す。
上記の処理により、サーバ装置10の識別情報管理部416は、上記の処理を定期的に実行することにより、例えば、図5(D)に示すような音波ID管理情報530を最新の状態に管理することができる。また、サーバ装置10の識別情報管理部416は、例えば、第1の音波IDを第2の音波IDに更新したときに、所定の期間(第3の期間)、第1の音波IDの再利用を禁止することができる。
以上、本発明の各実施形態によれば、出力装置30が出力する音波に含まれる識別情報(音波ID)に応じて所定の動作内容を実行する実行装置100が、録音された音波等により、意図と異なる動作をしてしまうことを抑制することができる。
<補足>
上記で説明した各実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものに過ぎない。
ある実施形態では、サーバ装置10は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、実行装置100は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。また、サーバ装置10の各要素は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
1 情報処理システム
10 サーバ装置
30 出力装置
100 実行装置
403 検出部
404 要求情報送信部
405 実行部
406 記憶部
412 対応情報管理部
413 対応情報配信部
415 音波情報提供部
416 識別情報管理部
434 操作受付部
435 出力部
特開2018-170602号公報

Claims (10)

  1. 出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の実行内容を実行する実行装置であって、
    前記所定の実行内容と、前記実行内容を識別する識別情報とを記憶する記憶部と、
    前記出力装置が出力する前記音波に含まれる識別情報を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した第1の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記出力装置に識別情報を表す音波の情報を提供するサーバ装置に、前記第1の識別情報の更新を要求する要求情報を送信する要求情報送信部と、
    を有する、実行装置。
  2. 前記第1の識別情報で識別される前記実行内容を実行する実行部を有し、
    前記実行部は、前記実行内容を実行するときに、前記第1の識別情報を無効にする、請求項1に記載の実行装置。
  3. 前記実行内容は、前記実行装置の駆動、画像の表示、又は音声の出力のうち、1つ以上の処理を含む、請求項1又は2に記載の実行装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の実行装置と、
    前記実行装置、及び前記出力装置と通信可能なサーバ装置と、
    を含む情報処理システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記実行装置から送信される第1の識別情報の更新を要求する要求情報に応じて、前記第1の識別情報を、前記第1の識別情報とは異なる第2の識別情報に更新する対応情報管理部と、
    前記第2の識別情報と、前記第2の識別情報で識別される実行内容とを、前記実行装置に配信する対応情報配信部と、
    前記実行内容と、前記第2の識別情報を表す音波の情報とを前記出力装置に提供する音波情報提供部と、
    を有する、情報処理システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記第1の識別情報を前記第2の識別情報に更新した後、予め設定された第1の期間、前記第2の識別情報に更新された識別情報の更新を禁止する識別情報管理部を有する、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記対応情報管理部は、前記対応情報配信部が、前記第2の識別情報と、前記第2の識別情報で識別される実行内容とを、前記実行装置に配信した後、予め設定された第2の期間を経過したときに、前記第2の識別情報を、前記第2の識別情報とは異なる第3の識別情報に更新する、請求項4乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記識別情報管理部は、前記第1の識別情報を前記第2の識別情報に更新した後、予め設定された第3の期間、前記第1の識別情報の再利用を禁止する、請求項5に記載の情報処理システム。
  8. 前記出力装置は、
    前記実行装置に実行させる実行内容の選択を受け付ける操作受付部と、
    選択された前記実行内容に対応する識別情報を含む音波を出力する出力部と、
    を有する、請求項4乃至7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の実行内容を実行する実行装置が、
    前記所定の実行内容と、前記実行内容を識別する識別情報とを記憶部に記憶する処理と、
    前記出力装置が出力する前記音波に含まれる識別情報を検出する検出処理と、
    前記検出処理で検出した第1の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記出力装置に識別情報を表す音波の情報を提供するサーバ装置に、前記第1の識別情報の更新を要求する要求情報を送信する処理と、
    を実行する、情報処理方法。
  10. 出力装置が出力する音波に含まれる識別情報に応じて所定の実行内容を実行する実行装置に、
    前記所定の実行内容と、前記実行内容を識別する識別情報とを記憶部に記憶する処理と、
    前記出力装置が出力する前記音波に含まれる識別情報を検出する検出処理と、
    前記検出処理で検出した第1の識別情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記出力装置に識別情報を表す音波の情報を提供するサーバ装置に、前記第1の識別情報の更新を要求する要求情報を送信する処理と、
    を実行させる、プログラム。
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