JP7362536B2 - 消火システム - Google Patents
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Description
また、バイオマス発電の木質ペレットや木質チップ以外にも、石炭の保管設備やゴミピット等でも可燃物が大量に保管されるため自然発火することがある。
中央操作盤23から全てのノズルユニット21に向けて、炎4を探索するための探索指示信号を送信する(ステップS2)。各ノズルユニット21では、探索動作(ステップS3)を行う。探索動作では、横回動装置215によりノズル211を旋回させると、ノズル211の下方に設置された赤外線カメラ213も旋回する。そして、赤外線情報である赤外線画像によって防護区域における高温領域の方向を探索し、最も温度が高い高温領域が赤外線カメラ213の左右方向の中心になる位置で止まる。このとき、赤外線カメラ213と同じ方向を向いて取り付けられている炎検知装置214は高温領域に向いている。そうして、炎検知装置214は、炎特有のCO2共鳴放射とその強度の揺らぎを検出することにより炎判断を行う。炎でないと判断された場合には、次に温度が高い高温領域を探索して炎判断を行う。
次に、中央操作盤23は、炎4の位置に最も近いノズルユニット21を放水ユニットとして選定する。そして、炎4の3次元的な位置と放水ユニットの位置から水平距離データを算出する(ステップS6)。そして、中央操作盤23から選出したノズルユニット21である放水ユニットに、放水指示信号と水平距離データを送信する(ステップS7)。さらに、ポンプ制御盤25にポンプ作動信号を送信し(ステップS8)、ポンプ(図示せず)を作動させる。
放水が開始すると、放水ユニットでは図示しない放水センサーにより放水を検出し(ステップS12)、放水確認信号を中央操作盤23に送信する(ステップS13)。中央操作盤23は、記憶している炎の3次元位置とノズルユニット21の位置から、各ノズルユニット21の水平角度データを算出する(ステップS14)。そして、放水信号をうけた中央操作盤23は、放水ユニット以外のノズルユニット21に、撮影指示信号と水平角度データを送信する。撮影指示信号を受けたノズルユニット21は、水平角度データに従い赤外線カメラ213を炎4の方向へ向けて撮影する(ステップS15)。これにより、放水ユニット以外のノズルユニット21の水平方向のずれを修正する。そして、赤外線映像を中央操作盤23へ送信する(ステップS16)。
放水ユニット以外のノズルユニット21による画像信号は中央操作盤23に送り続けられ、ずれの量と方向の算出及び水平角データとデフレクタ212の強度信号を送る。このフィードバック制御より、放水の落下点と炎4のずれは収束して炎4に放水が落下する。炎4の位置に低温の放水が落下することが赤外線画像により確認されてから一定時間経過後に、中央操作盤23は、放水ユニットに放水停止信号を送信し(ステップS20)、放水ユニットは現地制御盤27へ弁閉鎖信号を送信する(ステップS21)。そして現地制御盤27は開放弁28の弁を閉鎖する(ステップS22)。放水ユニットの弁が閉じて放水は一旦停止する。そして、再び炎検知動作、放水開始動作、放水修正動作をおこなう。これを繰り返す。
さらに、再動作により、複数の箇所で炎4が発生している場合に順番に炎4を消していくことができる。
放水開始動作において、実施例1では放水の前に放水の落下点が炎位置となるように計算して位置制御する。しかし、上記の位置制御を行わないか、一部を省略して制御してもよい。たとえば、水平距離データを算出せずに水平方向だけとして放水を開始し、放水修正動作で放水の落下点が炎位置になるようにしてもよい。
実施例1の繰り返し動作では、炎4の位置に放水が落下することが赤外線画像により確認されてから一定時間経過後に弁を閉鎖して放水を一旦停止し、再び炎検知動作等を行う。しかし、赤外線情報により放水の落下位置の近傍に炎4の熱の位置を確認できなくなったとき、放水を一旦停止し、再び炎検知動作等を行ってもよい。
実施例2では、炎検知装置294を用いたが、赤外線カメラ293から得られた赤外線映像によりちらつきを解析して炎検知を行うこともできる。変形例では炎検知装置294はなく、赤外線カメラ293はノズル291の真下に設けられ、ノズル軸291aとカメラ軸293aの水平方向が一致する。本変形例においても、2つの回動装置で各装置の上下左右の方向制御を行うことができる。なお、赤外線カメラ293とノズル291は上記のように一体的に設けられていなくても良く、個別に回転する機構を持つものでも良い。
図10は、放水ユニットの赤外線カメラ293からみた貯蔵施設1内の内部である。本実施例の消火システムは、炎検知動作において以下のように動作する。
中央操作盤23から全てのノズルユニット29に向けて、炎の探索指示信号を送信する。各ノズルユニット29では、横回動装置295によりノズル291を旋回させると、ノズル291の下方に設置された赤外線カメラ293が旋回して高温領域6の方向を探索し、最も温度が高い高温領域6が赤外線カメラ293の左右の中心になる位置で止まる。そして、このときのカメラ軸293aの位置が炎検知軸294aの位置になるように、横回動装置295を回動する。これにより、炎検知装置294は高温領域6に向く。そうして、炎検知装置214は、炎特有のCO2共鳴放射とその強度の揺らぎを検出することにより炎判断を行い、結果を中央操作盤23に送信する。複数のノズルユニット29で炎4を認識できない場合には、炎4の位置を特定できない。この場合、ブロー動作に移る。
複数のノズルユニット29で炎4を認識できなかった場合、中央操作盤23からのカメラ水平信号により、全てのノズルユニットの縦回動装置296により縦方向回転角を制御して、検知方向であるカメラ軸293aを水平にする。そして横回動装置295により、水平回転して探索し高温領域6の方向にカメラ軸293aを向ける。そして、水平方向の角度を取得して横回動角とし、赤外線画像と横回動角のデータを中央操作盤23に送信する。中央操作盤23は赤外線画像に写った高温領域6の位置から高温領域6の平面位置を算出する。そうして、最も近いノズルユニット29を放水ユニットとして選定する。放水ユニットでは、赤外線画像に写った高温領域6の下端にノズル291を向け、デフレクタ292は棒状放水ができる状態とする。次に、中央操作盤23からポンプ制御盤25にポンプ作動信号を送信してポンプを作動させ、放水ユニットの弁を開放する。ここで、ブロー放水は堆積物の一部に水をあてて移動させる放水であり、実施例3の棒状放水はブロー放水の一種である。
上記の実施例3のブロー動作では、図10に放水の動き51として示したように、放水の方向を移動しながら木質ペレット3を吹き飛ばす。しかし、放水の方向を動かすことなくブロー動作することもできる。また、上下方向だけに動かすこともできる。棒状放水の太さがある程度太い場合や、木質ペレット3が吹き飛ばされた場所に崩れやすい場合には、上記のようなブロー動作も有効である。
Claims (3)
- 防護区画に、赤外線検知部と、炎検知部と放水部が回転するノズルユニットを備え、
火災信号が得られたときに、前記ノズルユニットの前記赤外線検知部を回転させて前記赤外線検知部により高温領域を検出し、前記炎検知部を前記高温領域に向けて炎であることを検知し、炎であると検知された位置に向けて前記放水部から放水することにより消火する消火システムにおいて、
前記赤外線検知部が前記高温領域を検出したにもかかわらず、前記高温領域において前記炎検知部が炎の検知をしないとき、前記高温領域の下方領域に向けてブロー放水を行うことを特徴とする消火システム。 - 前記ブロー放水の際に、前記放水部が所定の角度範囲内で左右に移動することを特徴とする請求項1に記載された消火システム。
- 複数の前記ノズルユニットを同じ高さに設置し、
前記赤外線検知部が前記高温領域を検出したにもかかわらず、前記高温領域において前記炎検知部が炎の検知をしないとき、
縦方向回転角により前記赤外線検知部の検知方向を水平方向へ向け、水平回転して探索することにより前記高温領域の方向を向いた状態として、水平方向の角度を取得し、
複数の前記ノズルユニットにおける水平方向の角度から、前記高温領域の平面位置を計算し、
前記高温領域の平面位置から最も近い前記ノズルユニットを放水ユニットとして選定し、
前記ブロー放水を行うことを特徴とする請求項1または2に記載された消火システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020065148A JP7362536B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020065148A JP7362536B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 消火システム |
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JP2021159419A JP2021159419A (ja) | 2021-10-11 |
JP7362536B2 true JP7362536B2 (ja) | 2023-10-17 |
Family
ID=78001732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020065148A Active JP7362536B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 消火システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP7362536B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001276272A (ja) | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Nohmi Bosai Ltd | 消火設備及びその自動指向消火ノズル |
JP2017086519A (ja) | 2015-11-11 | 2017-05-25 | 能美防災株式会社 | 火災抑制方法 |
US20170291053A1 (en) | 2016-04-08 | 2017-10-12 | Kenneth Wendlin Heck | Fire suppressant systems |
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- 2020-03-31 JP JP2020065148A patent/JP7362536B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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US20170291053A1 (en) | 2016-04-08 | 2017-10-12 | Kenneth Wendlin Heck | Fire suppressant systems |
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JP2021159419A (ja) | 2021-10-11 |
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