本願は、NRシステムにおいてHARQフィードバック情報を決定する方法を改善するための、フィードバック情報を決定する方法、端末装置、およびネットワーク装置を提供し、それにより、アグリゲーションされるまたはスケジュールされる時間単位の柔軟な量をもつシナリオをサポートし、それにより、下りリンク制御オーバーヘッドおよび上りリンク・フィードバック・オーバーヘッドを確実にすることを前提として、受信装置と送信装置との間のHARQフィードバック情報の理解の非一貫性および混乱を回避する。
第1の側面によれば、フィードバック情報を決定するための方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信された制御情報を取得する段階であって、前記制御情報は、時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックス(downlink assignment index、DAI)指示情報を含み、前記DAI指示情報は、少なくとも一つの型の全下りリンク割り当てインデックス(total DAI、T-DAI)指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックス(counter DAI、C-DAI)指示情報を含む、段階と;受信端装置によって、前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する段階と;受信端装置によって、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を送信端装置に送信する段階とを含む、方法が提供される。
受信端装置は、送信端装置によって送信された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報を取得し、該時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定し、最後に、該少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を送信端装置に送信する。これは、NRシステムにおけるHARQフィードバック情報を決定する態様を改善することができ、それにより、柔軟な量のアグリゲーション/スケジュールされた時間単位をもつシナリオをサポートし、それにより、下りリンク制御オーバーヘッドおよび上りリンク・フィードバック・オーバーヘッドを確実にすることを前提として、受信端装置と送信端装置との間のフィードバック情報の理解の非一貫性および混乱を回避する。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、一片の下りリンク制御情報DCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含み;受信端装置によって、時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定することは:受信端装置によって、前記T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定する段階と;受信端装置によって、前記C-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置に排列する段階とを含む。
フィードバック情報のビット量が、T-DAI指示情報と、あるキャリアについて構成された、一片のDCIによってスケジュールされることのできる時間単位の最大量とに基づいて得られるため、一片のDCIによってスケジュールされるビット数にかかわりなく、同じビット量のフィードバック情報がフィードバックされる。したがって、DCI喪失の場合では、フィードバック情報の混乱が回避できる。
ある可能な設計では、受信端装置によって、前記T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定することは:受信端装置によって、前記T-DAI指示情報と前記一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積が前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量であると決定することを含む。
受信端装置は、前記T-DAI指示情報と、あるキャリアについて構成された、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積に基づいて前記フィードバック情報のビット量を得るので、複数時間単位スケジューリングを通じて、DCIオーバーヘッドが低減でき、フィードバック情報の混乱が回避される。
ある可能な設計では、受信端装置によって、前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置に排列することは:一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量がNであり、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がXであり、任意的に、各片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量Xは可変であるとき、受信端装置によって、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックのためのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置における最初のXビットに排列し、該最初のXビットの後の(N-X)ビットをデフォルト値に設定することを含む。ここで、Xは1より大きくNより小さい整数である。
フィードバック情報の上記の配置態様は、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にすることができ、それによりフィードバック情報の混乱を回避し、DCI指示オーバーヘッドを低減できる。
ある可能な設計では、受信端装置によって、前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置に排列することは、具体的には:第一の時間単位において各キャリア上でDCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、キャリアの順序で、排列することである。現在排列されているキャリア上で前記DCIによって複数の時間単位がスケジュールされるときは、前記複数の時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報がまず排列される。前記複数の時間単位は前記第一の時間単位に続く時間単位を含む。次いで、その後のキャリア上で前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックのフィードバック情報が排列され、前記DCIによってスケジュールされる時間単位は、前記第一の時間単位を含んでいてもよく、前記第一の時間単位は、現在排列されている時間単位である。前記第一の時間単位におけるすべてのキャリア上で前記DCIによってスケジュールされた諸時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報が排列された後、前記第一の時間単位に続いて、各キャリア上で前記DCIによってスケジュールされた時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報が排列される。
フィードバック情報の上記の配置態様は、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にすることができ、それによりフィードバック情報の混乱を回避できる。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含み;受信端装置によって、前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定することは、具体的には:送信端装置が、受信端装置が動的コードブック機構に従って前記フィードバック情報を決定する(ある実装では、前記フィードバック情報をDAIに基づいて決定する)ように構成するとき、複数の時間単位が一片のDCIによってスケジュールされるなら、受信端装置によって、前記複数の時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行して、1ビットのフィードバック情報を生成し;受信端装置によって、該1ビットのフィードバック情報を前記DCI内のC-DAIに対応する位置に排列し;受信端装置によって、前記T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定することである。
フィードバック情報の上記の配置態様は、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にすることができ、それによりフィードバック情報の混乱を回避し、DCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを低減できる。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含み;受信端装置によって、前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定することは、具体的には:受信端装置によって、前記T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定し;一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がYであり、Yは1以上の整数である場合、受信端装置によって、前記C-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされたY個の時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置におけるYビットに排列することである。
フィードバック情報の上記の配置態様は、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にすることができ、それによりフィードバック情報の混乱を回避し、UCIフィードバック・オーバーヘッドを低減できる。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションをもって構成されているかどうかを含み;受信端装置によって、前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定することは、具体的には:時間単位アグリゲーションをもって構成されているキャリア・サブセットに対応するT-DAIおよび該キャリア・サブセットについて構成されている時間単位の最大量に基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を受信端装置によって決定し;受信端装置によって、時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットにおけるDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされている時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報に排列する;および/または、受信端装置によって、時間単位アグリゲーションなしで構成されているキャリア・サブセットに対応するT-DAIに基づいて、時間単位アグリゲーションなしで構成されている該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し;受信端装置によって、時間単位アグリゲーションなしで構成されている該キャリア・サブセットにおけるDCI内のC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションなしで構成された該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報に排列し;時間単位アグリゲーションをもって構成された前記キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報と、時間単位アグリゲーションなしで構成された前記キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報とを組み合わせることである。
キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるかどうかが、キャリア・グループ化の際に考慮され、よって、フィードバック情報は、各キャリア上の時間単位アグリゲーションの構成状態に基づいて別々に決定され、それにより、不必要なDCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを省くことができる。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、あるキャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含み;受信端装置によって、前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定することは、具体的には:受信端装置によって、キャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量に基づいて、諸キャリアをZ個のサブセットにグループ化する段階であって、一つのサブセット内の諸キャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量は同じである、段階と;Z個のサブセットのうちのi番目のサブセットについて、受信端装置によって、該i番目のサブセットについてのT-DAIおよび該i番目のサブセットのために構成された時間単位の量に基づいて、該i番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定する段階と;受信端装置によって、i番目のサブセット内のDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、該DCIによってスケジュールされる時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を該i番目のサブセットについての前記フィードバック情報に排列する段階であって、iは1以上Z以下である、段階と;Z個のサブセットについてのZ片のフィードバック情報を組み合わせる段階であって、Zは1以上である、段階とを実行することである。
諸キャリアは、各キャリア関して構成されるアグリゲーションされる時間単位の量に関する情報に基づいて諸サブセットにグループ化され、フィードバック情報は別々に決定される。これにより、不必要なDCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドが節約される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるか時間単位アグリゲーションなしで構成されるかを含む、および/または、キャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含み;受信端装置によって、時間単位アグリゲーション情報、T-DAI指示情報、およびC-DAI指示情報に基づいてフィードバック情報を決定することは、具体的には:受信端装置によって、時間単位アグリゲーションなしで構成された、または、その構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアについて、および、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/または、キャリアのために構成されたアグリゲーションされた時間単位の量が1より大きいキャリアについて、フィードバック情報を別々に決定することである。
ある可能な設計では、受信端装置は、動的コードブック機構に従って、時間単位アグリゲーションなしで構成された、またはその時間単位アグリゲーションが無効にされている、またはその構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアについてのフィードバック情報を決定する。ある実装では、受信端装置は、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいて、時間単位アグリゲーションなしで構成された、またはその時間単位アグリゲーションが無効にされている、またはその構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアについてのフィードバック情報を決定する。
ある可能な設計では、受信端装置は、半永続的コードブック機構に従って、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/またはその時間単位アグリゲーションが有効にされている、および/またはその構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアについてのフィードバック情報を決定する。ある実装では、受信端装置は、時間窓情報に基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/またはその時間単位アグリゲーションが有効にされている、および/またはその構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアについてのフィードバック情報を決定する。
上記の実施形態は、送信端と受信端の間の理解の一貫性を確実にし、柔軟な時間単位アグリゲーション構成をサポートし、不必要なDCIオーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを節約することができる。
第2の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
送信端装置によって、受信端装置に制御情報を送信する段階であって、前記制御情報は時間単位アグリゲーション情報および/またはDAI指示情報を含み、前記DAI指示情報は少なくとも一つの型のT-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含む、段階と;送信端装置によって、受信端装置によって送信された少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を受信する段階であって、前記フィードバック情報は、前記制御情報に基づいて受信端装置によって生成されたフィードバック情報である、段階とを含む、方法が提供される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、一片の下りリンク制御情報DCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含む。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含む。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるかどうかを含み、および/またはキャリアについて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含む。
第3の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信された制御情報を取得する段階であって、前記制御情報は制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期およびDAI指示情報を含み、前記DAI情報は少なくとも一つの型のT-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含む、段階と;
受信端装置によって、制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期に基づいて、諸キャリアをM個のサブセットにグループ化する段階であって、一つのサブセット内のキャリアの制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期は同じである、段階と;M個のサブセットのうちのi番目のサブセットについて、受信端装置によって、i番目のサブセットについてのT-DAIに基づいてi番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定する段階と;受信端装置によって、i番目のサブセット内のDCI内のC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、各サブセットについてのフィードバック情報に排列する段階であって、iは1以上M以下である、段階と;M個のサブセットについてのM片のフィードバック情報を組み合わせる段階であって、Mは1以上である、段階と;
受信端装置によって、送信端装置に前記フィードバック情報を送信する段階とを含む、方法が提供される。
第4の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信された制御情報を取得する段階であって、前記制御情報はT-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含み、前記T-DAI指示情報および/または前記C-DAI指示情報はまずキャリア・インデックスの昇順に、次いで帯域幅部分インデックスの昇順に、最後に時間単位インデックスの昇順にカウントされる、段階と;受信端装置によって、前記T-DAI指示情報および前記C-DAI指示情報に基づいてフィードバック情報を決定する段階と;
受信端装置によって、送信端装置に前記フィードバック情報を送信する段階とを含む、方法が提供される。
ある可能な設計では、前記制御情報は、帯域幅部分情報および時間窓情報を含み、前記帯域幅部分情報は、構成されているまたはアクティブ化されている、またはキャリア上で同時にアクティブ化されることができる帯域幅部分の量である。
ある可能な設計では、前記時間窓情報は、PDSCHを担いうる下りリンク時間単位集合(該PDSCHについてのフィードバック情報は、一片のターゲット上りリンク制御情報を通じてフィードバックされうる)、または可能なフィードバック時間シーケンスK1値の集合を含む。
ある可能な設計では、受信端装置によって、帯域幅部分情報および時間窓情報に基づいてフィードバック情報を決定することは:受信端装置によって、構成されているまたはアクティブ化されている、またはキャリア上で同時にアクティブ化されることのできる帯域幅部分の量と、時間窓サイズとに基づいて、フィードバック情報のビット量を決定することを含む。
第5の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信された制御情報を得る段階であって、前記制御情報は時間窓情報および時間単位フォーマット情報を含む、段階と;
受信端装置によって、時間窓情報および時間単位フォーマット情報に基づいてフィードバック情報を決定する段階と;
受信端装置によって、送信端装置にフィードバック情報を送信する段階とを含む、方法が提供される。
ある可能な設計では、前記時間窓情報は、PDSCHを担いうる下りリンク時間単位集合(該PDSCHについてのフィードバック情報は、一片のターゲット上りリンク制御情報を通じてフィードバックされうる)、または可能なフィードバック時間シーケンスK1値の集合を含み、前記時間単位フォーマット情報は、時間窓において上りリンク伝送を担うための時間単位の構成された量および/または位置情報を含み;受信端装置によって、時間窓情報および時間単位フォーマット情報に基づいてフィードバック情報を決定することは:受信端装置によって、時間窓サイズと、時間窓内に構成される、上りリンク伝送を担うための時間単位の量とに基づいてフィードバック情報のビット量を決定することを含む。
受信端装置によって、基地局によって構成された時間窓に基づいてフィードバック情報を決定するプロセスにおいて、時間単位についてのDL/UL伝送方向も考慮される必要があり、それにより不必要なフィードバック・オーバーヘッドを回避する。
第6の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置から送信されるT-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を取得する段階であって、前記T-DAI指示情報の統計はキャリア・グループに基づいて収集され、前記キャリア・グループはN個のサブセットを含み、前記C-DAI指示情報の統計はキャリア・グループ内のサブセットに基づいて収集される、段階と;
受信端装置によって、前記T-DAI指示情報に基づいて、フィードバック情報のビット量を決定する段階と;前記N個のサブセットの最初の(N-1)個のサブセットについてのフィードバック情報を逐次的にカスケードする段階と;前記C-DAI指示情報に基づいて、前記フィードバック情報を、前記フィードバック情報の最初のビットから始まる順序で排列する段階と、前記C-DAI指示情報に基づいて、N番目のサブセットについてのフィードバック情報を、前記フィードバック情報の最後のビットから始まる逆順で排列する段階とを含む、方法が提供される。
第7の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信された制御情報を取得する段階であって、前記制御情報は各キャリアの構成パラメータまたは帯域幅部分および時間窓情報を含む、段階と;
受信端装置によって、各キャリアの構成パラメータ関係または帯域幅部分および前記時間窓情報に基づいて、フィードバック情報のビット量を決定する段階と;
受信端装置によって、送信端装置に前記フィードバック情報を送信する段階とを含む、
方法が提供される。
第8の側面によれば、フィードバック情報を決定する方法であって:
受信端装置によって、送信端装置によって送信される第1の制御情報および第2の制御情報を取得する段階であって、前記第1の制御情報はDAI指示情報およびK2の指示情報を含み、前記第2の制御情報は時間窓情報またはK1の最小値情報を含む、段階と;
受信端装置によって、前記DAI指示情報、前記K2の指示情報、および前記時間窓情報または前記K1の最小値情報に基づいて、フィードバック情報のビット量を決定する段階と;
受信端装置によって、送信端装置に前記フィードバック情報を送信する段階とを含む、
方法が提供される。
ある可能な設計では、フィードバック情報のビット量は、DAI+Xによって決定される。ここで、Xは、時間窓内の第1の制御情報を担う時間単位に続く残りの時間単位の量である。
ある可能な設計では、X=K2-(K1の最小値)である。
第9の側面によれば、端末装置であって:
送信端装置によって送信された制御情報を取得する段階であって、前記制御情報は、時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報を含み、前記DAI情報は、少なくとも一つの型の全下りリンク割り当てインデックスT-DAI指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックスC-DAI指示情報を含む、段階と;送信端装置に前記フィードバック情報を送信する段階とを実行するよう構成されたトランシーバと;
トランシーバによって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するように構成されたプロセッサとを含み、
前記トランシーバは、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報を送信端装置に送信するようにさらに構成される、
端末装置が提供される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、一片の下りリンク制御情報DCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含み;
前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
前記T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定し;
前記C-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置に排列するよう構成される。
ある可能な設計では、前記プロセッサが、前記T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
前記T-DAI指示情報と前記一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積が前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量であると決定するよう構成される。
ある可能な設計では、前記プロセッサは、前記DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置に排列するとき、前記プロセッサは具体的には:
一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量がNであり、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がXであり、Xは1以上N以下の整数であるとき、
前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置における最初のXビットに排列し、該最初のXビットの後の(N-X)ビットをデフォルト値に設定するよう構成される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含み;
前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
複数の時間単位が一片のDCIによってスケジュールされるとき、前記受信端装置のために、前記複数の時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行して、1ビットのフィードバック情報を生成し、該1ビットのフィードバック情報を前記DCI内のC-DAIに対応する位置に排列し;
前記T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定するよう構成される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含み;
前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
前記T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定し;
一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がYであれば、前記C-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされたY個の時間単位における諸トランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、前記C-DAI指示情報に対応する位置におけるYビットに排列するよう構成され、Yは1以上の整数である。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットおよび/または時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットを含み、
前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
時間単位アグリゲーションをもって構成されているキャリア・サブセットに対応するT-DAIおよび該キャリア・サブセットについて構成される時間単位の最大量に基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットにおけるDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされている時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションをもって構成されている該キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報に排列する;および/または
時間単位アグリゲーションなしで構成されているキャリア・サブセットに対応するT-DAIに基づいて、時間単位アグリゲーションなしで構成されている該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
時間単位アグリゲーションなしで構成されている該キャリア・サブセットにおけるDCI内のC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションなしで構成された該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報に排列し;時間単位アグリゲーションをもって構成された前記キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報と、時間単位アグリゲーションなしで構成された前記キャリア・サブセットについての前記フィードバック情報とを組み合わせるよう構成される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、あるキャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含み、前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された前記時間単位アグリゲーション情報および前記DAI指示情報に基づいて少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
キャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量に基づいて、諸キャリアをZ個のサブセットにグループ化する段階であって、一つのサブセット内のすべてのキャリア上のアグリゲーションされる時間単位の構成された量は同じである、段階と;
Z個のサブセットのうちのi番目のサブセットについて、該i番目のサブセットについてのT-DAIおよび該i番目のサブセットのために構成された時間単位の量に基づいて、該i番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定する段階と;i番目のサブセット内のDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、該DCIによってスケジュールされる時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を各サブセットについてのフィードバック情報に排列する段階であって、iは1以上Z以下である、段階と;Z個のサブセットについてのZ片のフィードバック情報を組み合わせる段階であって、Zは1以上である、段階とを実行するよう構成される。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるか時間単位アグリゲーションなしで構成されるかを含む、および/または、キャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含み;
前記プロセッサが、前記トランシーバによって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するとき、前記プロセッサは具体的には:
時間単位アグリゲーションなしで構成された、または、その構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアについて、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいてフィードバック情報を決定し;
時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/または、その、キャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアについて、時間窓サイズに基づいてフィードバック情報を決定するよう構成される。
第10の側面によれば、トランシーバおよびプロセッサを含むネットワーク装置が提供され、
前記プロセッサは、受信端装置に制御情報を送信するよう前記トランシーバを制御するよう構成され、前記制御情報は時間単位アグリゲーション情報および/または下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報を含み、前記DAI指示情報は少なくとも一つの型の全下りリンク割り当てインデックスT-DAI指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックスC-DAI指示情報を含み;
前記プロセッサはさらに、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについて受信端装置によって送信されたフィードバック情報を受信するよう前記トランシーバを制御するよう構成され、前記フィードバック情報は、前記制御情報に基づいて受信端装置によって生成されたフィードバック情報である。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、一片の下りリンク制御情報DCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含む。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含む。
ある可能な設計では、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるか時間単位アグリゲーションなしで構成されるかを含む、および/またはキャリアのために構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含む。
第11の側面によれば、通信システムが提供される。該通信システムは、第9の側面の端末装置および第10の側面のネットワーク装置を含む。
第12の側面によれば、端末装置が提供される。該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能はハードウェアによってまたは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサ、メモリ、バス、および通信インターフェースを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し;前記プロセッサは、前記バスを使って前記メモリに接続され;当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第1の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置はチップであってもよく、該チップは処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第1の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第13の側面によれば、ネットワーク装置が提供される。該ネットワーク装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによってまたは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該ネットワーク装置は、プロセッサ、メモリ、バス、および通信インターフェースを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し;前記プロセッサは、前記バスを使って前記メモリに接続され;当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第2の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該ネットワーク装置は、チップであってもよく、該チップは処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第2の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定するための方法を実行するように構成されてもよい。
第14の側面によれば、端末装置が提供される。該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサ、メモリ、バス、および通信インターフェースを含み、ここで、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第3の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第3の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第15の側面によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサ、メモリ、バス、および通信インターフェースを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第4の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第4の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第16の側面によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによってまたは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサ、メモリ、バス、および通信インターフェースを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第5の側面の任意の実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第5の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第17の側面によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサと、メモリと、バスと、通信インターフェースとを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第6の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第6の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第18の側面によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサと、メモリと、バスと、通信インターフェースとを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第7の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第7の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第19の側面によれば、端末装置が提供される。当該端末装置は、上記の方法実施形態における受信端装置の機能を実装することができ、該機能は、ハードウェアによって、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてもよく、該ハードウェアまたは該ソフトウェアは、上記の機能に対応する一つまたは複数のモジュールを含む。
ある可能な設計では、当該端末装置は、プロセッサと、メモリと、バスと、通信インターフェースとを含み、前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記プロセッサは、前記バスを使って前記メモリに接続され、当該装置が稼働するとき、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、当該装置は、第8の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行する。
ある可能な設計では、当該端末装置は、チップであってもよく、チップは、処理ユニットを含む。任意的に、チップは、記憶ユニットをさらに含み、チップは、第8の側面の任意の可能な実装におけるフィードバック情報を決定する方法を実行するように構成されてもよい。
第20の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第1の側面の任意の実施における方法を実行する。
第21の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第2の側面の任意の実施における方法を実行する。
第22の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第3の側面の任意の実施における方法を実行する。
第23の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第4の側面の任意の実施における方法を実行する。
第24の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第5の側面の任意の実施における方法を実行する。
第25の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第6の側面の任意の実施における方法を実行する。
第26の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第7の側面の任意の実施における方法を実行する。
第27の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第8の側面の任意の実施における方法を実行する。
第28の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第1の側面の任意の実施における方法を実行する。
第29の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第2の側面の任意の実施における方法を実行する。
第30の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第3の側面の任意の実施における方法を実行する。
第31の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第4の側面の任意の実施における方法を実行する。
第32の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第5の側面の任意の実施における方法を実行する。
第33の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第6の側面の任意の実施における方法を実行する。
第34の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第7の側面の任意の実施における方法を実行する。
第35の側面によれば、コンピュータ読み取り可能命令を含む、コンピュータ・プログラム製品が提供される。ここで、コンピュータが前記コンピュータ読み取り可能命令を読み、実行するとき、該コンピュータが第8の側面の任意の実施における方法を実行する。
下記は、本願の添付図面を参照して、本願の技術的解決策を記述する。方法実施形態における特定の動作方法は、装置実施形態またはシステム実施形態にも適用されうる。本願の記載において、特に断らない限り、「複数」とは、少なくとも二つを意味する。
本願に記載されるアーキテクチャーおよびサービス・シナリオは、本願の技術的解決策をより明確に説明することを意図されており、本願で提供される技術的解決策を限定することは意図されていない。当業者は、ネットワーク・アーキテクチャーが進化し、新しいサービス・シナリオが出現するにつれて、本願で提供される技術的解決策が、同様の技術的課題にさらに適用されることを知りうる。
図1は、本願に適用できる、可能なネットワーク・アーキテクチャーの概略図である。ネットワーク・アーキテクチャーは、少なくとも一つの受信端装置10を含み、受信端装置10は、無線インターフェースを通じて送信端装置20と通信する。明確のため、図1は、一つの受信端装置および一つの送信端装置のみを示している。このネットワーク・アーキテクチャーにおいて、受信端装置は端末装置であってもよく、送信端装置は基地局であってもよい。記述の簡単のため、以下の動作方法手順の説明では、「端末装置」および「基地局」が使用される。
端末装置は、無線送受信機能を有する装置であり、端末装置はたとえば、屋内装置、屋外装置、ハンドヘルド装置または車載装置のように、陸上に配備されてもよく、あるいは水上(たとえば、船上)に配備されてもよく、あるいは空中(たとえば、飛行機、気球、衛星)に配備されてもよい。端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(pad)、無線送受信機能を有するコンピュータ、仮想現実感(virtual reality、VR)端末、拡張現実感(augmented reality、AR)端末、工業制御(industrial control)での無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティー(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末等でありうる。
基地局は、無線ネットワークに端末を接続する装置である。基地局は、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、家庭進化型ノードB(たとえば、home evolved nodeBまたはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、gノードB(g nodeB、gNB)、送受信ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)などを含むが、これらに限定されない。さらに、基地局は、Wi-Fiアクセスポイント(access point、AP)などをさらに含みうる。
現在、LTEシステムは、周波数分割複信(frequency division duplexing、FDD)および時分割複信(time division duplexing、TDD)の二つの伝送モードを含む。フィードバック情報決定のFDD態様では、時間単位(LTEの時間単位はサブフレーム)nにおいて、基地局が下りリンク・データを端末装置に送信し;端末装置が、フィードバック情報が正しく受信されているかどうかを時間単位(n+4)においてフィードバックする。データが一つのトランスポート・ブロック(transport block、TB)のみを含んでいる場合、端末装置は1ビットのフィードバック情報をフィードバックする;あるいは、複数入力複数出力(multiple-input multiple-output、MIMO)において二つのTBブロック(二つの符号語)がある場合、端末装置は2ビットのフィードバック情報をフィードバックする。
しかしながら、フィードバック情報決定のTDD態様においては、端末装置は、下りリンク時間単位(n-k)において下りリンク・データ伝送を検出し、端末装置は、上りリンク時間単位nにおいてフィードバック情報を送信する。ここで、k∈Kである。(ここで、複数の下りリンク時間単位におけるデータが正しく受信されるかどうかが、一つの上りリンク時間単位においてフィードバックされる必要がある。上りリンク時間単位の量が比較的少ないためである。)このことは表1に示される。
TDD構成1の場合、時間単位7が上りリンク時間単位であり(n=7)、時間単位(n-k)における下りリンク・データ(表1によればkが7または6であることがわかりうる)が正しく受信されているかどうかのフィードバック情報、すなわち、時間単位0および時間単位1における下りリンク・データについてのフィードバック情報が、時間単位7においてフィードバックされる必要がある可能性がある。端末装置に送信されたデータが一つのTBのみを含む場合、2ビットのフィードバック情報が時間単位7においてフィードバックされる;またはMIMOにおいて二つのTBブロック(二つの符号語)がある場合、4ビットのフィードバック情報がフィードバックされる。
結論として、TDDでは、一つまたは複数の下りリンク時間単位における伝送についてのフィードバック情報が各上りリンク時間単位においてフィードバックされる必要があり、受信ステータスがフィードバックされる必要がある下りリンク時間単位集合は、時間窓と称され(本願においてバンドル窓または関連集合(associated sets)とも称される)、該集合に含まれる時間単位の量は時間窓サイズと称される。
さらに、本願における時間窓は、次の二つの解釈をもちうる。
1.時間窓は、物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を担う可能性のある下りリンク時間単位の集合である。PDSCHの復号結果についてのハイブリッド自動反復要求確認応答(hybrid automatic repeat request acknowledgement、HARQ-ACK)は、一片のターゲット上りリンクUCIにおいて担われてもよい。この場合、時間窓は、K1との関係で決定されうる。たとえば、時間単位n内のターゲットUCIについて、時間単位nに対応する時間窓内の最も早い可能性があるまたは先頭の時間単位は、n-"K1の最大値"であり、時間単位nに対応する時間窓内の最も遅い可能性があるまたは最後の時間単位は、n-"K1の最小値"である。たとえば、上りリンク時間単位nについて、K1の最小値が2であり、K1の最大値が6である場合、上りリンク時間単位nに対応する時間窓の最も早い時間単位はn-6であり、時間窓の最後の時間単位はn-2であってもよい。K1は、PDSCHを送信するための時間単位と、物理上りリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)または物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を送信するための時間単位との間の時間関係である。PUCCHまたはPUSCHは、データについてのフィードバック情報またはUCIを送信するために使用される。具体的には、物理下りリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)上でn番目の時間単位において下りリンク・データが送信される場合、物理上りリンク共有チャネルPUSCHまたは物理上りリンク制御チャネルPUCCH上で前記下りリンク・データに対応する確認応答情報を送信するために使用される時間単位は、(n+K1)番目の時間単位である。
2.時間窓は、PDCCHを担う可能性のある下りリンク時間単位の集合である。PDCCHによってスケジュールされたPDSCHの復号結果についてのHARQ-ACKは、一片のターゲット上りリンクUCIにおいて担われてもよい。この場合、時間窓は、K1およびK0との関係で決定されてもよい。たとえば、時間単位n内のターゲットUCIについて、時間単位nに対応する時間窓内の最も早い可能性があるまたは先頭の時間単位は、n-「K1の最大値」-「K0の最大値」であり、時間単位nに対応する時間窓内の最も遅い可能性があるまたは最後の時間単位は、n-「K1の最小値」-「K0の最小値」である。たとえば、上りリンク時間単位nについて、K1の最小値が2であり、K1の最大値が6であり、K0の最小値が0であり、K0の最大値が4である場合、上りリンク時間単位nに対応する時間窓の最も早い時間単位はn-6-4であり、該時間窓の最後の時間単位はn-2であってもよい。K0は、PDCCHを送信するための時間単位と、物理下りリンク共有チャネルPDSCHを送信するための時間単位との間の時間関係であってもよい。具体的には、スケジューリング情報がn番目の時間単位でPDCCH上で送信される場合、PDCCHによってスケジュールされたPDSCHによって使用される時間単位は、(n+K0)番目の時間単位である。
LTEの時間窓は固定されている。すなわち、時間窓は、TDD上りリンク‐下りリンク時間単位構成に基づいて決定される。しかしながら、NRシステムの時間窓は動的であり、構成可能でありうる。具体的には、K1およびK0は、無線資源制御(radio resource control、RRC)とDCIの組み合わせを通じて構成される。言い換えれば、K1および/またはK0の可能な値の集合は、半永続的なRRCシグナリングを通して構成され、次いで、K1および/またはK0の特定の値情報が、DCIシグナリングを通して通知される。
キャリア・アグリゲーションの間、端末装置は、構成されたキャリア量に基づいてフィードバック情報を決定してもよい。たとえば、端末装置は、全下りリンク割り当てインデックス(total downlink assignment index、T-DAI)およびカウンター下りリンク割り当てインデックス(counter downlink assignment index、C-DAI)に基づいてHARQフィードバック情報を決定しうる。
T-DAIは、時間窓における、現在の時間単位までの、PDCCHによってスケジュールされた{キャリア、時間単位}対の総量(そして、半永続的スケジューリング解放を示すために使用されるPDCCHの量をさらに含んでいてもよい);または、現在の時間単位までの、PDSCH伝送の総量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までのPDCCHに関係したPDSCH伝送(たとえば、PDCCHによってスケジュールされたPDSCH伝送)の総量、および/または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、半永続的スケジューリング(SPS)解放を示すために使用されるPDCCHの{キャリア、時間単位}対の総量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされ、対応するPDCCHを有するPDSCHの総量、および/または現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、半永続的スケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)解放を示すために使用されるPDCCHSの総量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされるPDSCHの総量(ここで、該PDSCHは、対応するPDCCHを有するPDSCHおよび/またはSPS解放を示すために使用されるPDCCHを有するPDSCHである);または現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされた時間単位であって、PDSCH伝送が実行される時間単位の総量(ここで、該PDSCHは、対応するPDCCHおよび/またはSPS解放を示すPDCCHを有するPDSCHである)でありうる。本願におけるキャリアは、セルとも称されうることを注意しておくべきである。
C-DAIは、時間窓において、現在の時間単位までにPDCCHによってスケジュールされた{キャリア、時間単位}対の累積量(そして、SPS解放を示すために使用されるPDCCHの量をさらに含んでいてもよい);または、現在の時間単位までの、PDCCHの累積量;または、現在の時間単位までの、PDSCH伝送の累積量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までのPDCCHに関係したPDSCH伝送(たとえば、PDCCHによってスケジュールされたPDSCH伝送)の累積量、および/または、半永続的スケジューリング(SPS)解放を示すために使用されるPDCCHの{キャリア、時間単位}対の累積量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされ、対応するPDCCHを有するPDSCHの累積量、および/または現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、SPS解放を示すために使用されるPDCCHの累積量;または、現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされるPDSCHの累積量(ここで、PDSCHは、対応するPDCCHを有するPDSCHおよび/またはSPS解放を示すために使用されるPDCCHを有するPDSCHである);または現在のサービスするセルにおけるおよび/または現在の時間単位までの、基地局によってスケジュールされた時間単位であって、PDSCH伝送が実行される時間単位の累積量(ここで、PDSCHは、対応するPDCCHおよび/またはSPS解放を示すために使用されるPDCCHを有するPDSCHである)である。
表2に示されるように、基地局は5つのキャリアを構成し、各グリッドは1時間単位を表わす。HARQ時間窓は4つの時間単位を含み、D(m,n)で満たされたグリッドはPDSCH伝送が実行される時間単位を表わすとする。PDSCHまたは時間単位はDCI D(m,n)によってスケジュールされる。ここで、mは、前記時間単位または前記PDSCHをスケジュールするDCIにおける全DAIの値を表わし、nは、前記時間単位または前記PDSCHをスケジュールする前記DCIにおけるカウンターDAIの値を表わす。DCI D(1,1)、D(3,2)、D(4,4)およびD(6,6)によってスケジュールされたPDSCHまたはデータは受信端で正しく受信され、DCI D(3,3)によってスケジュールされたPDSCHまたはデータは受信端で誤って受信され、受信端はDCI D(6,5)を検出しないとする。時間窓内の第1の時間単位では、データはキャリア1のみでスケジュールされ、よってT-DAI=1、C-DAI=1となる。時間窓内の第2の時間単位では、データはキャリア0およびキャリア3の両方で送信され、第1時間単位におけるデータ伝送が加わってT-DAI=3であり、キャリア0ではC-DAIは2であり、キャリア2ではC-DAIは3である。第3の時間単位および第4の時間単位におけるT-DAIおよびC-DAIは、逐次的に取得できる。したがって、最終的なHARQフィードバック情報は、6ビット(これは、時間窓内で最終的に検出されたT-DAI、すなわち6によって決定される)、すなわち110101を含む。たとえば、1はACKを表わし、0はNACKを表わす。受信装置は、DCI D(6,5)を検出しないので、受信装置はまず、検出されたDCI中のPDSCHについてのフィードバック情報を、C-DAIに対応する位置にマッピングし(たとえば、DCI D(1,1)によってスケジュールされたデータを第1ビットにマップする、すなわちACK(1))、情報が満たされていない残りの位置(C-DAI=5に対応する位置、すなわち、第5ビット)はNACKで満たされる。これは、DAI機構の利点である。すなわち、データ・パケット損失を検出することができ、それにより、基地局とUEとの間のフィードバック情報の理解の非一貫性を回避する。対応するPDSCHまたはTBは、まず周波数領域で、次いで時間領域でカウントされる。言い換えると、T-DAIとC-DAIはまず周波数領域で、次いで時間領域でカウントされる。DAI値がD(1,1)であるDCIに対応するTBのHARQ-ACKは第1ビット、DAI値がD(3,2)であるDCIに対応するTBのHARQ-ACKは第2ビットなどである。DAIがまず周波数領域でカウントされ、次いで時間領域でカウントされることに注意すべきである。
本願の例におけるT-DAIおよびC-DAIの値1、2、3、4、5、6は、単に本明細書での説明を容易にするために使用されていることを注意しておくべきである。プロトコルにおいて、DCIにおける指示情報は、該DCIにおけるT-DAIおよびC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、T-DAIフィールドおよびC-DAIフィールドはそれぞれ2ビットを含んでいると想定され、1は00によって表わされ、2は01によって表わされ、3は10によって表わされ、4は11によって表わされ、5は00によって表わされ、6は01によって表わされる、などとなる。したがって、T-DAIの特定の値が計算されるときは、反復回数を考慮する必要がある。たとえば、T-DAIフィールドが1回繰り返され、T-DAIフィールドが01の場合は、T-DAIの値が6であることを示し、あるいはT-DAIフィールドが2回繰り返され、T-DAIフィールドが10の場合は、T-DAIの値が11であることを示す。C-DAIについても同じことが成り立ち、詳細は繰り返されない。詳細については表3を参照されたい。
スケジューリング制御オーバーヘッドおよびTDD上りリンク/下りリンク伝送切り換えオーバーヘッドを低減するために、より短い時間単位の使用が考慮され、よって、あるいは時間単位アグリゲーションとも称される複数時間単位スケジューリングがNRに導入されることがありうる。具体的には、一片のDCIが複数の時間単位をスケジュールし、各時間単位が一つのTBまたは二つのTBを担うことがありうる。明らかに、DCI制御オーバーヘッドは、一片のDCIによって一つの時間単位がスケジュールされる場合よりも低くできる。従来の下りリンク通信システムでは一片のDCIが一つの時間単位をスケジュールするため、一片のDCIが複数の時間単位をスケジュールするというシナリオは、従来技術の技術的解決策では考慮されない。複数時間単位スケジューリングまたは時間単位アグリゲーションが導入された後は、以下の問題が緊急に解決される必要がある:アグリゲーションされる時間単位の柔軟な量をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端の間で理解の一貫性(フィードバック情報のビット量の一貫性およびビット量に対応する時間単位におけるデータについての復号結果の一貫性を含む)を確実にし、それにより混乱の発生を回避し、通信の信頼性および堅牢性を確保するために、HARQフィードバック情報をどのように設計するべきか。たとえば、受信装置は、時間窓内で二片のDCIを受信し、一片のDCIではT-DAIは3、C-DAIは1であり、他方の一片のDCIではT-DAIは3、C-DAIは3であるとする。従来技術によれば、受信装置は、一片のDCIが失われている可能性があり、失われたDCIにおいてT-DAIが3であり、C-DAIが2であると判断することができる。しかしながら、受信装置は、失われたDCIに対応する特定のキャリアと、失われたDCIによってスケジュールされた時間単位/PDSCH/TBの量を知らない。その結果、受信装置は、実際にフィードバックされる必要のあるビット量を知らず、どの対応するビット情報がNACKまたは不連続送信(Discontinuous transmission)DTXで満たされる必要があるかを知らない。これは、送信端と受信端との間の理解の非一貫性、混乱の発生、および通信の貧弱な堅牢性につながる。
上記の説明に基づき、下記は、本願において提供されるフィードバック情報を決定する方法を詳述する。
本願におけるフィードバック情報は、HARQ-ACKビットシーケンス
として理解または表現されてもよい。ここで、o
ACKはフィードバック情報のビット量を表わし、
はi番目のビットの位置におけるHARQ-ACKビット情報を表わす。
実施形態1
図2は、本願において提供されるフィードバック情報を決定する方法を示している。本方法は、図1に示されるシステム・アーキテクチャーに適用可能であり、以下のステップを含む。
ステップ201:基地局が制御情報を送信する。前記制御情報は、時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報を含み、前記DAI指示情報は、少なくとも一つの型の全下りリンク割り当てインデックスT-DAI指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックスC-DAI指示情報を含む。
本願のこの実施形態では、基地局によって端末装置に送信される制御情報に含まれる時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報は、一片の制御情報を使用して送達されてもよい。たとえば、時間単位アグリゲーション情報とDAI指示情報の両方は、DCIを使って送達される。あるいはまた、時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報は、二片の制御情報に別々に含まれてもよい。たとえば、基地局は、RRCシグナリングまたは共通DCI(group common DCI)を端末装置に送信し、ここで、RRCシグナリングまたは共通DCI(group common DCI)は、時間単位アグリゲーション情報を含み;基地局は、UE専用DCIを端末装置に送信し、ここで、該UE専用DCIは前記DAI指示情報を含む。具体的には、DAI指示情報については二つの場合がありうる。場合1:DAI指示情報は、DAIフィールドのみを含み、これは、一片のキャリア・フィードバック情報を決定するシナリオ(たとえば、構成された一つのキャリアのみのシナリオ、または各キャリアについてのフィードバック情報を決定するシナリオ)に適用可能である。この場合のDAI指示情報の物理的な意味は、上述のC-DAIの意味と同様である。場合2:DAI指示情報が、上記のT-DAI指示情報とC-DAI指示情報を含む。特に指定のない限り、本願の実施態様の例においては、この第2の場合がデフォルトで優先するが、これは限定されない。第1の場合については、本願の概念が直接使用されうる。時間単位アグリゲーションは、複数の時間単位が一片のDCIによってスケジュールされることとして理解されうる。既存のLTEシステムでは、一片のDCIは一つの下りリンク時間単位をスケジュールするだけである。通信システムの進化に伴い、さまざまなサービス(たとえば、短時間サービス)またはより高い周波数帯での動作のために、より短い時間単位および/またはより広いサブキャリア間隔が導入される。オーバーヘッド(たとえば、DCIオーバーヘッド、またはTDD上りリンク/下りリンク切り換え保護区間ギャップ・オーバーヘッド)を低減するために、基地局は、一片DCIが複数の時間単位をスケジュールするように構成してもよい。DCIによってスケジュールされる時間単位の量は、アグリゲーションされる時間単位の量と称されてもよく、各時間単位は、図3に示されるように、一つのTB(たとえば1~4層をもつMIMOのシナリオにおいて、一つの符号語を構成する)または二つのTB(たとえば5~8層をもつMIMOのシナリオにおいて、二つの符号語を構成する)を担いうる。あるいはまた、図4に示されるように、前記複数のスケジュールされた時間単位が、一つのTB(たとえば1~4層をもつMIMOのシナリオにおいて、一つの符号語を構成する)または二つのTB(たとえば5~8層をもつMIMOのシナリオにおいて、二つの符号語を構成する)だけを担っていてもよい。本願は、主に第1の場合に焦点を当てており、すなわち、各時間単位が一つまたは二つのTBを担いうる。したがって、システムがこの二つの場合をサポートする場合、特に指定しない限り、第1の場合がデフォルトで使用される(たとえば、シグナリング構成は第1の場合において考えられるもの)。
本願では、時間単位は、サブフレーム、伝送時間区間(一つの伝送時間区間がいくつかのサブフレームの継続時間の和に等しい、またはいくつかの伝送時間区間の和が一つのサブフレームの継続時間に等しい)、一つの時間領域シンボル、複数の時間領域シンボル、一つのスロット(slot)、複数のスロット、一つのミニスロット(mini-slot)、複数のミニスロット、ミニスロットとスロットの組み合わせ、シンボルとスロットの組み合わせ、ミニスロットとスロットの組み合わせなどである。すべての時間単位のシンボル数または継続時間が同じである必要はない。一つの時間単位がPDSCH/PDCCH/UCIなどを担う場合、PDSCH/PDCCH/UCIは、その時間単位のすべての時間領域シンボルおよび/または周波数領域資源を完全に占有しなくてもよい。本願のこの実施形態において、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報の物理的意味については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度記載しない。
制御情報がT-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含んでいてもよい旨の記述が使用されることに注意すべきである。具体的な適用においては、名称は「T-DAI」および「C-DAI」に限定されなくてもよい。ただし、ある量の時間単位がインデックス付けできることを条件とする。加えて、具体的な実装解決策において、T-DAIおよびC-DAIが共存しないことがある。一つのDAIのみが要求されることがあり、それが「DAI」と称される。この態様は、特に、各キャリアごとのフィードバック情報を決定する適用シナリオ、または一つのキャリアのみが構成される適用シナリオに適用可能である。特に断わりのない限り、「制御情報は、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含む」という記載が本願で使用されるが、本願はこれに限定されるものではない。たとえば、「制御情報は、DAI指示情報を含む」などの記載も使用されうる。
ステップ202:端末装置が、基地局によって送信された制御情報を取得し、時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する。
前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報は、該トランスポート・ブロックについてのハイブリッド自動反復要求HARQ-ACK、すなわち、HARQ-ACKビットシーケンス
である。
本願のこの実施形態では、異なる時間単位アグリゲーション情報に基づいて、以下に、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する手順を、複数の態様において詳述する。
態様1
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含む。フィードバック情報のサイズは、基地局によって構成された、アグリゲーションされる時間単位の最大量に関係する。よって、端末装置は、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を得るとき、T-DAI指示情報と、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量とに基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量を決定しうる。具体的には、端末装置は、T-DAI指示情報と、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量を決定してもよい。例が以下のように記載される。
(1)少なくとも一つのキャリア上または少なくとも一つの時間単位内に二つのTBまたは二つの符号語が構成される場合(空間的バンドル化を考慮する必要があるなら空間的にバンドル化は無効にされる、たとえばLTEにおいて、空間的バンドル化(spatialBundling)が偽に設定される、または端末装置によって基地局に送信される制御メッセージが一つの閾値(たとえば、上りリンク制御メッセージの容量)を超えない)、フィードバック情報の最終ビット量oACKは2*T-DAI*Nである。
(2)少なくとも一つのキャリア上または少なくとも一つの時間単位内に二つのTBまたは二つの符号語が構成され、空間的バンドル化が有効にされる場合(たとえばLTEにおいて、spatialBundlingPUCCHが真に設定される、または端末装置によって基地局に送信される制御メッセージが一つの閾値(たとえば、上りリンク制御メッセージの容量)を超える)、フィードバック情報の最終ビット量oACKはT-DAI*Nである。
(3)各キャリア上または各時間単位内に一つのTBまたは一つの符号語が構成される場合、フィードバック情報の最終ビット量oACKはT-DAI*Nである。
次のことに注意すべきである:1。前述の場合、符号ブロック・グループ(code block group、CBG)フィードバックは考慮されない、すなわち、一つのTBについて1ビットのみがフィードバックされる、または一つのTBが一つのCBGのみを含むと想定される。CBGフィードバックが構成される場合、各TBについてのフィードバック・ビット量またはCBG量が、本願に基づいて追加的に考慮される必要がある。2。SPS PDSCH伝送がアクティブ化され、受信装置が時間窓においてSPS PDSCHを受信する必要がある場合、復号結果情報がさらにSPS PDSCHにフィードバックされてもよい。3。説明の簡単のために、特に断わりのない限り、一つの符号語または一つのTBが構成され、CBGフィードバックが無効にされており、SPS PDSCH伝送が実行されず、すべてのキャリアの構成パラメータ(numerology)が同じであり、時間単位の継続時間が同じであると想定される。4。T-DAIフィールドの実際のビット量に対する制約が考慮される場合、T-DAIの実際の値は、Lj+VDL
T-DAIである。ここで、VDL
T-DAIはDCIにおけるT-DAIフィールドの値を表し、jはT-DAIフィールドのj回の繰り返しを表わし、LはT-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4である、または、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。同じことは、本明細書のすべての実施形態に当てはまり、詳細は、再度説明されない。
また、本願における「一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量」という記述は、以下の解釈をもつ。
(1)アグリゲーションされる時間単位の量が、上位層シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を通じて構成された後、DCIの各片によってスケジュールされる時間単位の量は、固定的に、該上位層シグナリングを通じて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量である。よって、「一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量」は、「一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の量」と理解されてもよい。
(2)アグリゲーションされる時間単位の量が上位層シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を通じて構成された後、DCIの各片によってスケジュールされる時間単位の量は可変であり、たとえば、DCIの各片は、DCIによってスケジュールされる時間単位の値情報を示しうる。ただし、該値は、前記上位層シグナリングを通じて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量以下である。よって、「DCIの一片によってスケジュールできる時間単位の最大量」は、「DCIの一片によってスケジュールできる時間単位の最大量」と理解されてもよい。
(3)本願では、時間単位アグリゲーション情報は、明示的なシグナリングを通じて示されるだけでなく、暗黙的に得られてもよい。言い換えれば、時間単位の量は、明示的なシグナリングを通じて示されるだけでなく、暗黙的に示されてもよい。たとえば、DCIにおけるビットマップ(bitmap)が、スケジュールされる時間単位を表わすために使用されてもよい(1110が、最初の3つの時間単位がスケジュールされことを表わし、よって、時間単位量情報および/またはスケジュールされる時間単位情報が暗黙的に得られる)。別の例として、DCIおよび/またはRRCは、データ伝送のための開始時間単位とPDCCHとの間のオフセット、および終了時間単位とPDCCHとの間のオフセットを構成してもよい(時間単位量情報および/またはスケジュールされる時間単位情報が、開始および終了情報に基づいて暗黙的に得られる)。
(4)一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量は、各キャリアについて構成されてもよい。たとえば、i番目のキャリアについて構成された、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量はNiである、または一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量Nのみが構成され、すべてのキャリアに適用される。各キャリアについてNiを構成する場合、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量Nは、この適用におけるNiの最大値である。すべてのキャリアについて一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量のみを構成する場合、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量は、この適用ではNである。
(5)一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量は、代替的に、システムによって定義されていてもよい、すなわち、最大量は、シグナリングを通じて通知される必要はなく、時間単位アグリゲーションを有効にするかどうかだけが、シグナリングを通じて構成される必要がある。
時間単位アグリゲーションを有効にするかどうかがシグナリングを通じて構成される場合、時間単位アグリゲーションが有効にされるよう設定されるとき、次の解決策が考慮される。本願の他の実施態様は同様であり、詳細は再度説明されない。
端末装置は、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を、C-DAI指示情報に基づいて、C-DAI指示情報に対応する位置に排列する。言い換えれば、一片のDCIはC-DAI指示情報を含み、C-DAI指示情報に対応する位置における情報は、前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報である(排列アクションは任意的)。フィードバック情報の排列の間、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量がNであり、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がXであり、Xが1以上N以下の整数である場合、端末装置は、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を、C-DAI指示情報に対応する位置における最初のXビットに排列し、該Xビットに続く(N-X)ビットをデフォルト値に設定してもよい。言い換えると、端末装置は、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を、フィードバックされるNビットのフィードバック情報の最初のXビットに排列し、該Xビットに続く位置をデフォルト値に設定する。あるいはまた、言い換えれば、C-DAI指示情報に対応する位置における最初のXビットは、C-DAIを含むDCIによってスケジュールされたX個の時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報であり、最初のXビットに続く(N-X)ビットはデフォルト値である。HARQ-ACK情報は、トランスポート・ブロック上で送信されるデータについての復号結果である。たとえば、正しい受信またはACKは1で表わされ、間違った受信またはNACKは0で表わされる(これは単に例であり、本明細書において限定されない。たとえば、ACKが0で表わされてもよく、NACKが1で表わされてもよい)。
C-DAI指示情報に対応する位置は、次の可能な諸態様で決定されてもよい。
一つの符号語または一つのTBが構成され、CBGフィードバックが無効にされている場合が考慮される。VC-DAI,c,mはDCI内のC-DAIフィールドの値であり、該DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓内のm番目の時間単位におけるデータ伝送(PDSCH)に対応するDCI、または時間窓内のm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓内のm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであると想定される。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、N*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)であり、ここで、jはC-DAIのj回の繰り返しを表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4であり、あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。Nは、この態様において決定される、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量である。
CBGフィードバックが無効にされ、少なくとも一つのキャリア上または少なくとも一つの時間単位内に二つのTBまたは二つの符号語が構成される場合(空間的バンドル化を考慮する必要があるなら空間的バンドル化は無効にされる、たとえばLTEにおいて、spatialBundlingPUCCHが偽に設定される、または端末装置によって基地局に送信される制御メッセージが一つの閾値(たとえば、上りリンク制御メッセージの容量)を超えない)が考慮される。VC-DAI,c,mはDCI内のC-DAIの値であり、該DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓内のm番目の時間単位におけるデータ伝送に対応するDCI、または時間窓内のm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓内のm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであると想定される。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、2N*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)であり、ここで、jはC-DAIのj回の繰り返しを表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4であり、あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。Nは、この態様において決定される、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量である。
上記の諸公式は単に計算結果を表わすものであり、具体的な計算プロセスは厳密に上記の諸公式に従って実行されなくてもよいことに注意すべきである。たとえば、計算結果は、N*Lj+N*VDL
C-DAI,c,m-Nまたは別の形で表現されてもよい。これは、本願において限定されない。
各時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報の、フィードバック情報内での位置をより明確に記述するために、下記は、フィードバック情報を排列する諸態様を詳述する。
端末装置は、キャリア順に、第1の時間単位において各キャリア上でDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。現在排列されているキャリア上でDCIによって複数の時間単位がスケジュールされる場合、該複数の時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報がまず排列され、前記複数の時間単位は、第1の時間単位に続く時間単位を含む。次いで、その後のキャリア上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列され、前記DCIによってスケジュールされた前記時間単位は前記第1の時間単位を含んでいてもよく、前記第1の時間単位は現在排列されている時間単位である。前記第1の時間単位においてすべてのキャリア上で前記DCIによってスケジュールされた諸時間単位内の諸トランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、第1の時間単位に続く、各キャリア上で前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列され、ここで、以前に排列されたHARQ-ACK情報はスキップされる。
たとえば、図5aおよび図5bは、DCIによってスケジュールされた時間単位の二つの概略的な配置図を示す。図5aでは、CC1、CC2、CC3、CC4、CC5、およびCC6について、異なる時間単位が構成される。図5bに示されるすべてのCCについては、同じ短い時間単位が構成される。図5aまたは図5bに示されるように、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量Nは4であると想定される。時間窓において、受信装置は、最後のT-DAIの値が6であることを検出し、よって、フィードバック・ビット量が6×4=24であることを決定する。
図5aまたは図5bにおいて、第1列における時間単位は、第1の時間単位、すなわち、現在排列されている時間単位である。C-DAI指示情報に基づいて、CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,1)についてのHARQ-ACK情報がまず排列され、該HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はN*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4×0=0、ここでVC-DAI,c,m=1、L=4、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットから始まるNビットの最初のビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位内のTBについてのフィードバック情報に対応し、残りの3ビットはデフォルト値(たとえば、ACK、NACK、DTX、1、または0)で埋められてもよい。次いで、CC3上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,2)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第4ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はN*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4×1=4、ここでVC-DAI,c,m=2、L=4、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第4ビットから始まるNビットの最初のビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位内のTBについてのフィードバック情報に対応し、残りの3ビットはデフォルト値(たとえば、ACK、NACK、DTX、1、または0)で埋められてもよい。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。DCIによってスケジュールされた現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、CC5上の現在の時間単位に続く3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が連続的に排列され、次いで、CC6上のDCIの第1の片における時間単位のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列される。具体的には、CC5上の現在の時間単位内のトランスポート・ブロックD(4,3)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第8ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はN*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4×2=8、ここで、VC-DAI,c,m=3、L=4、j=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第8ビットから始まるNビットは、DCIによってスケジュールされた4つの時間単位におけるデータについてのフィードバック情報である。CC4では、第1列における時間単位はスケジュールされず、第2列における時間単位がスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まず、CC6上のDCIの第1の片における時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。具体的な位置情報が図6aに示される。
この適用では、後の時間単位におけるデータについてのフィードバック情報が、前の時間単位のデータについてのフィードバック情報より前に配置されることがある。たとえば、CC5上の第2の時間単位におけるフィードバック情報は、編成および管理の簡単のため、CC6上の第1の時間単位におけるフィードバック情報の前に配置され、それにより送信装置と受信装置との間の理解の非一貫性を回避する。次のことに注意すべきである:1。DCI喪失の場合、DCIのC-DAIに対応する位置は(DCIおよびC-DAIが失われているので)情報で埋められない。フィードバック情報で埋められない位置は、NACKまたはDTXで埋められてもよい(データ・パケットまたはDCI損失がここで主に考慮される)。2。二つのTBまたは二つの符号語が構成される場合、C-DAIに対応する位置に2Nビットのフィードバック・メッセージが配置される必要がある。最初のNビットは、第1のTBまたは第1の符号語のNビットに対応するように編成されてもよく(X個の時間単位のみがスケジュールされる場合、最初のXビットは対応するフィードバック情報であり、続く(N-X)ビットはデフォルト値である);続くNビットは、第2のTBまたは第2の符号語のNビットに対応するように編成される(X個の時間単位のみがスケジュールされる場合、最初のXビットは対応するフィードバック情報であり、続く(N-X)ビットはデフォルト値である)。あるいはまた、フィードバック情報の2Nビットが交互に配置されてもよい。たとえば、奇数番目の位置にあるN個のビットが第1のTBまたは第1の符号語のNビットに対応し、偶数番目の位置にあるNビットが第2のTBまたは第2の符号語のNビットに対応する;または偶数番目の位置にあるNビットが第1のTBまたは第1の符号語のNビットに対応し、奇数番目の位置にあるNビットが2番目のTBまたは第2の符号語のNビットに対応する。3。上記の例において、T-DAIおよびC-TDAIについての値5および6は、記述の簡単のために使用されうる。あるプロトコルでは、DCI内の指示情報は、DCI内のT-DAIおよびC-TDAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、T-DAIフィールドおよびC-TDAIフィールドの両方が2ビットを含んでいると想定され、よって5は1に訂正されるべきであり、そのことは、C-DAIフィールドが1回繰り返されることを表わし(j=1およびVC-DAI,c,m=1);6は2に訂正されてもよく、そのことはC-DAIフィールドが2回繰り返されることを表わす(j=1およびVC-DAI,c,m=2)。4。上記の例では、開始ビットは第0ビットに設定されるが、これは実装中には限定されない。たとえば、開始ビットが第1ビットに設定されてもよい(もしそうであれば、対応する公式または計算結果が調整される必要があり、詳細は記述しない)。
たとえば、図5aまたは図5bに示されるように、DCI D(4,2)が失われた後(受信装置は、DCIを検出しない)、CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,1)についてのHARQ-ACK情報は、まず、C-DAI指示情報に基づいて排列され、HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(C-DAIに対応する位置は、N*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4*0=0であり、ここで、VC-DAI,c,m=1、L=4、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットから始まるNビットの第1のビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位におけるTBについてのフィードバック情報に対応し、残りの3ビットは、デフォルト値(たとえば、ACK、NACK、DTX、1、または0)で埋められてもよい。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。DCIによってスケジュールされた現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、CC5上の現在の時間単位に続く3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が連続的に排列され、次いで、CC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列される。具体的には、CC5上の現在の時間単位内のトランスポート・ブロックD(4,3)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第8ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はN*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4×2=8、ここでVC-DAI,c,m=3、L=4、j=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第8ビットから始まるNビットは、DCIによってスケジュールされる4つの時間単位内のデータについてのフィードバック情報である。CC4上では、第1列における時間単位はスケジュールされず、第2列における時間単位がスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まずCC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。次いで、24ビットにおいて、HARQ-ACKビットで埋められない位置がNACKで埋められる。具体的には、DCI D(4,2)におけるC-DAIに対応する諸位置(第4ビットで始まる4ビット)は、DCIが検出されないため、NACKで埋められる。したがって、C-DAIに対応する位置(C-DAIに対応する位置はN*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-1)=4×1=4、ここでVC-DAI,c,m=2、L=4、およびj=0)は、HARQ-ACKビットで埋められない。具体的な位置情報が図6bに示されている。
この適用の利点は、アグリゲーション/スケジュールされる時間単位の柔軟な量をサポートするシナリオにおいて、DCIにおけるC-DAIおよびT-DAIの指示オーバーヘッドが低減されることである。上記の諸例では、C-DAI/T-DAIフィールドは2ビットしか必要としない。さもなければ、C-DAI/T-DAIフィールドのビット量は、態様3に記述されるように、少なくともlog2(N)より大きいべきである。さらに、このようにして、時間アグリゲーションなしで構成されるキャリア、または一つの時間単位のみをスケジュールするDCIについては、フィードバック情報は、Nに基づいて決定される必要もある。よって、DCI損失の場合、これは、受信装置と送信装置との間の理解の非一貫性を回避することができる(DCIがいずれかのキャリア上で失われることにかかわらず、Nビットがフィードバックされる必要があることが決定される)。
態様2
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量またはDCIによってスケジュールされる時間単位を含んでいてもよい。
フィードバック情報のサイズは、アグリゲーションされる時間単位の量とは無関係である。LTEシステムにおいて構成される一つの符号語の場合と同様に、フィードバック情報のビット量oACKはT-DAIの値である。
基地局が、端末装置について動的コードブックを構成する(または、動的な仕方でHARQ-ACK情報を決定するとも称され、ある態様では、たとえば、DAIに基づいてHARQ-ACK情報を決定する)とき、任意的に、少なくとも二つのキャリアが構成されるとき、一片のDCIが複数の時間単位をスケジュールする場合、端末装置は、前記複数の時間単位の中のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報に対してAND演算を実行して、1ビットのHARQ-ACK情報を生成し;次いで、該1ビットのHARQ-ACK情報をDCI内のC-DAIに対応する位置に排列する。言い換えれば、DCIの中のC-DAIに対応する位置にある情報が、前記1ビットのHARQ-ACK情報である(排列アクションは任意的である)。端末装置は、T-DAI指示情報に基づいて、フィードバック情報のビット量を決定する。
C-DAI指示情報に対応する位置を決定するプロセスは、次のようなものであってもよい。
一つの符号語または一つのTBが構成され、CBGフィードバックが無効になっている場合が考慮される。VC-DAI,c,mはDCIにおけるC-DAIの値であり、DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓におけるm番目の時間単位でのデータ伝送に対応するDCI、または時間窓におけるm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓におけるm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであるとする。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1であり、jはC-DAIの繰り返しのj回を表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4である。あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。
CBGフィードバックが無効にされ、少なくとも一つのキャリア上または少なくとも一つの時間単位内に二つのTBまたは二つの符号語が構成される場合(空間的バンドル化を考慮する必要があるなら空間的バンドル化は無効にされる、たとえばLTEにおいて、spatialBundlingPUCCHが偽に設定される、または端末装置によって基地局に送信される制御メッセージが一つの閾値(たとえば、上りリンク制御メッセージの容量)を超えない)が考慮される。VC-DAI,c,mはDCI内のC-DAIの値であり、該DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓内のm番目の時間単位におけるデータ伝送に対応するDCI、または時間窓内のm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓内のm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであると想定される。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1であり、ここで、jはC-DAIのj回の繰り返しを表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4であり、あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。
上記の諸公式は単に計算結果を表わすものであり、具体的な計算プロセスは厳密に上記の諸公式に従って実行されなくてもよいことに注意すべきである。これは本願において限定されない。
態様2では、フィードバック情報のビット量を決定する仕方は、LTEシステムと同様である。具体的には、一つの符号語が構成されている場合、フィードバック情報のビット量はT-DAIの値であり、すなわち、DCIの各片によってスケジュールされる複数の時間単位について1ビットのみがフィードバックされる。違いは、この1ビットが、DCIによってスケジュールされる複数の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報に対して実行された「AND」演算の結果であるという点にある。たとえば、一片のDCIが3つの時間単位をスケジュールし、該3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのデコード結果がACK(1)、ACK(1)、ACK(1)であるときは、デコード結果に対して「AND」演算が実行された後、デコード結果はいまだACK(1)であるが、3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについての時間単位がACK(0)、ACK(1)、ACK(1)であるときは、デコード結果に対して「AND」演算が実行された後、復号結果はNACK(0)となる。
たとえば、図5aまたは図5bに示されるように、時間窓において、受信装置は、最後のT-DAIの値が6であることを検出し、したがって、受信装置は、フィードバック・ビット量oACKが6であることを決定する。
図5aまたは図5bにおいて、第1列における時間単位は、第1の時間単位、すなわち、現在排列されている時間単位である。CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,1)についてのHARQ-ACK情報は、まずC-DAI指示情報に基づいて排列され、HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(C-DAIに対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1=0であり、ここで、VC-DAI,c,m=1、L=4、およびj=0である)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットは、DCIによってスケジュールされる時間単位におけるTBについてのフィードバック情報に対応する。次いで、CC3上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,2)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第1ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-1=0であり、ここでVC-DAI,c,m=2、L=4、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第1ビットはDCIによってスケジュールされる時間単位におけるTBについてのフィードバック情報に対応する。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。具体的には、CC5上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,3)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第2ビットに位置される(C-DAIに対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1=0であり、ここでVC-DAI,c,m=3、L=4、およびj=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第3ビットは、DCIによってスケジュールされる4つの時間単位におけるデータについてのフィードバック情報に対して実行された「AND」演算の結果である。CC4上では、第1列における時間単位はスケジュールされないが、第2列における時間単位はスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まずCC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片内の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。具体的な位置情報が図7aに示されている。
DCI喪失の場合、DCI内のC-DAIに対応する位置は(DCIおよびC-DAIが失われているので)情報で満たされず、フィードバック情報で満たされていない位置は、NACKまたはDTXで満たされてもよい。
たとえば、図5aまたは図5bに示されるように、DCI D(4,2)が失われた後、CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,1)についてのHARQ-ACK情報は、C-DAI指示情報に基づいてまず排列され、該HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(C-DAIに対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1=0であり、ここでVC-DAI,c,m=1、L=4、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットはDCIによってスケジュールされる時間単位におけるTBについてのフィードバック情報に対応する。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。具体的には、CC5上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(4,3)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第2ビットに位置される(C-DAIに対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-1=0であり、ここで、VC-DAI,c,m=3、L=4、j=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第3ビットは、DCIによってスケジュールされる4つの時間単位におけるデータについてのフィードバック情報に対して実行された「AND」演算の結果である。CC4上では、第1列における時間単位はスケジュールされず、第2列における時間単位はスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まず、CC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。その際、6ビットにおいて、HARQ-ACKビットで満たされていない位置はNACKに設定される。具体的には、DCI D(4,2)中のC-DAIに対応する位置(第1ビット)は、DCIが検出されないため、NACKである。したがって、C-DAIに対応する位置(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-1=2であり、ここでVC-DAI,c,m=2、L=4、およびj=0)は、HARQ-ACKビットで満たされない。特定の位置情報が図7bに示されている。
このようにして、「AND」演算は、(たとえば、DAI機構による)動的コードブックに従ってフィードバック情報が決定される構成において、また、任意的には、少なくとも二つのキャリアの構成において実行されるデフォルト演算であることが理解されうる。つまり、たとえば、「AND」演算は、追加的なシグナリング通知を必要とすることなく実行される。具体的には、動的コードブックがフィードバック情報を決定するよう、(たとえば、DAI機構に従って)構成され、任意的には少なくとも二つのキャリアが構成されるとき、一片のDCIが複数の時間単位をスケジュールするなら、送信端および受信端の両方がフィードバック情報を決定するために「AND」演算を実行することを知っている。もちろん、「AND」演算を有効にするかどうかを通知するために、追加的にシグナリングが導入されてもよい。
このようにして、態様1と同様に、アグリゲーション/スケジュールされる時間単位の柔軟な量をサポートするシナリオにおいて、DCIにおけるC-DAIおよびT-DAIの指示オーバーヘッドが低減できる。前述の諸例では、C-DAI/T-DAIフィールドは2ビットしか必要としない。さもなければ、C-DAI/T-DAIフィールドのビット量は、態様3に記述されるように、少なくともlog2(N)より大きいべきである。さらに、フィードバック・オーバーヘッドは、さらに低減でき、たとえば、フィードバック・オーバーヘッドは、3倍低減できる。DCI喪失の場合、この態様も、受信装置と送信装置との間の理解の非一貫性を避けることができる(前記DCIがいずれかのキャリア上で失われることに関わりなく、1ビットがフィードバックされる必要があると決定される)。
態様3
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量またはDCIによってスケジュールされる時間単位を含む。端末装置は、T-DAI指示情報に基づいて、フィードバック情報のビット量を決定する。Nビットが固定的にフィードバックされる態様1とは異なり、態様3では、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量は、フィードバック情報のフィードバック・ビット量に等しい。
一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の数量がYであり、ここで、Yは1以上の整数である場合、受信端装置は、C-DAI指示情報に基づいて、DCIによってスケジュールされるY個の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を、C-DAI指示情報に対応する位置におけるYビットに排列する。言い換えると、C-DAI指示情報に対応する位置にあるYビットが、DCIによってスケジュールされるY個の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報である。
C-DAI指示情報に対応する位置を決定するプロセスは、次のようなものであってもよい。
一つの符号語または一つのTBが構成され、CBGフィードバックが無効になっている場合が考慮される。VC-DAI,c,mはDCIにおけるC-DAIの値であり、DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓におけるm番目の時間単位でのデータ伝送に対応するDCI、または時間窓におけるm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓におけるm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであるとする。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,mまたはLj+VDL
C-DAI,c,mであり(これは、現在のDCIによってスケジュールされる時間単位の量Nc,mがDAI統計収集の間に含まれるかどうかに依存し、もし含まれるなら、前記位置は前者の公式の結果であり;そうでなければ前記位置は後者の公式の結果である)、ここで、Nc,mはDCIによってスケジュールされる時間単位の量を表わし、jはC-DAIの繰り返しのj回を表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4である。あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。
CBGフィードバックが無効にされ、少なくとも一つのキャリア上または少なくとも一つの時間単位内に二つのTBまたは二つの符号語が構成される場合(空間的バンドル化を考慮する必要があるなら空間的バンドル化は無効にされる、たとえばLTEにおいて、spatialBundlingPUCCHが偽に設定される、または端末装置によって基地局に送信される制御メッセージが一つの閾値(たとえば、上りリンク制御メッセージの容量)を超えない)が考慮される。VC-DAI,c,mはDCI内のC-DAIの値であり、該DCIは、キャリアcをスケジュールし、時間窓内のm番目の時間単位におけるデータ伝送に対応するDCI、または時間窓内のm番目の時間単位において担われ、キャリアcをスケジュールするDCI、または時間窓内のm番目の時間単位においてキャリアc上に担われるDCIであると想定される。したがって、C-DAI指示情報に基づいて決定される対応する位置は、2*(Lj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m)または2*(Lj+VDL
C-DAI,c,m)であり(これは、現在スケジュールされる時間単位の量がDAI統計収集の間に含まれるかどうかに依存し、もし含まれるなら、前記位置は前者の公式の結果であり;そうでなければ前記位置は後者の公式の結果である)、ここで、Nc,mはDCIによってスケジュールされる時間単位の量を表わし、jはC-DAIのj回の繰り返しを表わし、LはC-DAIフィールドのビット量に依存する。たとえば、LTEでは、2ビットの場合、対応するLは4であり、あるいは、4ビットの場合、対応するLは16である(L回のカウントはサイクルである)。この適用では、すべてのキャリアをスケジュールするDCIについて、T-DAIフィールドの同じビット量およびC-TDAIフィールドの同じビット量が構成されてもよい。ただし、それらの量はlog2(時間単位の最大量)より大きい。これは、設計を統一し、単純化することができる。あるいはまた、T-DAIフィールドおよびC-TDAIフィールドの両方の値がlog2(Ni)より大きければ、各キャリア上のDCIにおけるT-DAIフィールドおよびC-TDAIフィールドは、そのキャリア上の時間単位アグリゲーション情報に関係していてもよい。このようにして、DCIのオーバーヘッドを減らすことができる。
なお、上記の公式は単に計算結果を表わすものであり、具体的な計算プロセスは、厳密に上記の公式に従って実行されなくてもよい。これは、本願において限定されない。DAI統計収集の間、実際にスケジュールされる時間単位の量を考慮する必要があり、DCIの片の数またはPDCCHの数(DCIにおけるC-DAIは毎回1だけ増加する)を示すだけでは十分ではない。
各時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報の、フィードバック情報内での位置をより明確に記述するために、下記は、フィードバック情報を排列する諸態様を詳述する。
端末装置は、キャリア順に、第1の時間単位において各キャリア上でDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。現在排列されているキャリア上でDCIによって複数の時間単位がスケジュールされる場合、該複数の時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報がまず排列され、前記複数の時間単位は、第1の時間単位に続く時間単位を含む。次いで、その後のキャリア上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列され、前記DCIによってスケジュールされた前記時間単位は第1の時間単位を含んでいてもよく、第1の時間単位は現在排列されている時間単位である。第1の時間単位においてすべてのキャリア上で前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、第1の時間単位に続く、各キャリア上で前記DCIによってスケジュールされている時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列され、ここで、以前に排列されたHARQ-ACK情報はスキップされる。
たとえば、図8aおよび図8bは、諸キャリア上でDCIによってスケジュールされた時間単位の二つの概略的な配置図を示す。図8aに示されるところでは、CC1、CC2、CC3、CC4、CC5、およびCC6について、異なる時間単位が構成される。図8bに示されるすべてのCCについては、同じ時間単位が構成される。図8aまたは図8bに示されるように、時間窓において、受信装置は、最後のT-DAIの値が11であることを検出し、よって、受信装置は、フィードバック・ビット量が11であることを決定する。
図8aまたは図8bにおいて、第1列における時間単位は、第1の時間単位、すなわち、現在排列されている時間単位である。C-DAI指示情報に基づいて、CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(8,1)についてのHARQ-ACK情報がまず排列され、該HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(現在のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がDAI統計収集の間に含まれ、C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m=0であり、ここでVC-DAI,c,m=1、Nc,m=1、L=16、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットから始まる第1ビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位内のTBについてのフィードバック情報に対応する。次いで、CC3上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(8,2)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第1ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m=1、ここでVC-DAI,c,m=2、Nc,m=1、L=16、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第1ビットから始まる最初のビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位内のTBについてのフィードバック情報に対応する。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、CC5上の現在の時間単位に続く3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が連続的に排列され、次いで、CC6上のDCIの第1の片における時間単位のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列される。具体的には、CC5上の現在の時間単位内のトランスポート・ブロックD(8,6)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第2ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m=2であり、ここで、VC-DAI,c,m=6、Nc,m=4、L=16、j=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第2ビットから始まる4ビットは、DCIによってスケジュールされた4つの時間単位におけるデータについてのフィードバック情報である。CC4上では、第1列における時間単位はスケジュールされず、第2列における時間単位がスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まず、CC6上のDCIの第1の片における時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。具体的な位置情報が図9aに示される。
DCI喪失の場合、DCIにおけるC-DAIに対応する位置は(DCIおよびC-DAIが失われているので)情報で埋められない。フィードバック情報で埋められない位置は、NACKまたはDTXで埋められてもよい。
たとえば、図8aまたは図8bに示されるように、DCI D(8,2)が失われた後、C-DAI指示情報に基づいて、CC1上の現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックD(8,1)についてのHARQ-ACK情報がまず排列され、HARQ-ACK情報は、フィードバック情報の第0ビットに位置される(現在のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がDAI統計収集の間に含まれると想定され、C-DAIに対応する位置は、Lj+VDL
C-DAI,c,m-N c,m=0であり、ここで、VC-DAI,c,m=1、Nc,m=1、L=16、およびj=0)。DCIは一つの時間単位しかスケジュールしないので、第0ビットから始まる最初のビットは、DCIによってスケジュールされた時間単位におけるTBについてのフィードバック情報に対応する。CC5が排列されるときは、CC5上のDCIは4つの時間単位をスケジュールする。現在の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列された後、CC5上の現在の時間単位に続く3つの時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が連続的に排列され、次いで、CC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報が排列される。具体的には、CC5上の現在の時間単位内のトランスポート・ブロックD(8,6)についてのHARQ-ACK情報が排列され、該HARQ-ACK情報はフィードバック情報の第2ビットに位置される(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m=2、ここでVC-DAI,c,m=6、Nc,m=4、L=16、j=0)。DCIは4つの時間単位をスケジュールするので、第2ビットから始まる4ビットは、DCIによってスケジュールされる4つの時間単位内のデータについてのフィードバック情報である。CC4上では、第1列における時間単位はスケジュールされず、第2列における時間単位がスケジュールされる。よって、端末装置はCC4をスキップする必要があり、まずCC6上のDCIの第1の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。CC6上のDCIの第1の片における時間単位を排列した後、端末装置は、CC4上のDCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。最後に、端末装置は、CC6上のDCIの第2の片における時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を排列する。次いで、11ビットにおいて、HARQ-ACKビットで埋められない位置がNACKに設定される。具体的には、DCI D(8,2)におけるC-DAIに対応する位置(第1ビット)は、DCIが検出されないため、NACKである。したがって、C-DAIに対応する位置(C-DAIに対応する位置はLj+VDL
C-DAI,c,m-Nc,m=1、ここでVC-DAI,c,m=2、L=16、j=0、Nc,m=1)は、HARQ-ACKビットで埋められない。具体的な位置情報が図9bに示されている。
このようにして、DCIによって実際にスケジュールされる可変量の時間単位が、DAI統計収集の間に考慮される必要がある。送信端と受信端との間の理解の非一貫性を避けるために、C-DAI/T-DAIフィールドのビット量は、少なくともlog2(N)より大きいべきである。たとえば、前述の例では、C-DAIフィールドとT-DAIフィールドのビット量は4ビットであると想定され、よってL=16である。そうでなければ、送信端と受信端との間に理解の非一貫性が引き起こされる可能性がある。たとえば、C-DAIは2ビットを含み、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の最大量が8であり、DCIの第1の片におけるC-DAIは1(00)であり、DCIの第2の片におけるC-DAIは2(01)であると想定される。よって、少なくとも二つの可能な場合がある:場合1、二片のDCIのそれぞれによって一つの時間単位がスケジュールされるだけで、パケット損失は発生しない。場合2、DCIの第1の片は一つのパケットをスケジュールし、DCIの第2の片は一つの時間単位をスケジュールし、一片のDCIが失われ、ここで、失われたDCIは4つの時間単位をスケジュールする。この態様は、不必要なフィードバック・オーバーヘッドを節約することができる。たとえば、デフォルト値は、態様1でフィードバックされる必要がない。
態様4
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションが構成されるかどうか(または時間アグリゲーションが有効にされているかどうか)を含む。キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるかどうかに基づいて、キャリア・グループ(たとえば、PUCCHキャリア・グループ)内のキャリアは、時間単位アグリゲーションをもって構成されるキャリア・サブセットと、時間単位アグリゲーションなしで構成されるキャリア・サブセットにグループ分けされる。言い換えると、時間単位アグリゲーションをもって構成されるキャリアは、一つのサブセットにグループ化され、時間単位アグリゲーションなしで構成されるキャリアは、別のサブセットにグループ化される。あるいはまた、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセット、および/または時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットを直接含む。
時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットについては、端末装置は、時間単位アグリゲーションをもって構成された該キャリア・サブセットに対応するT-DAIと、該キャリア・サブセットについて構成された時間単位の最大量とに基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し、一片のフィードバック情報を決定する。前記ビット量および前記フィードバック情報を決定する方法は、上記の態様に記載されており(態様1~3のいずれかまたは他の可能な態様を参照されたい。これは本願において限定されない)、詳細を再び述べることはしない。
時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットについては、端末装置は、時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットに対応するT-DAIに基づいて、時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し、一片のフィードバック情報を決定する。前記ビット量および前記フィードバック情報を決定する方法は、LTEシステムの場合と同様であってもよく(表2に示される例における決定の態様または他の可能な態様を参照されたい。これは本願において限定されない)、詳細を再び述べることはしない。
端末装置は、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットについてのフィードバック情報と、時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットについてのフィードバック情報とを組み合わせて、最終的なフィードバック情報を得る。
たとえば、図5cに示されるように、キャリア1ないしキャリア6については、複数時間単位アグリゲーションが有効にされている、および/または、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の構成された量が1より大きい一方、キャリア7ないしキャリア10については、複数時間単位アグリゲーションが無効にされている、および/または、一片のDCIによってスケジュールされた時間単位の構成された量が1に等しいと想定される。よって、CC1からCC6までは一つのサブセットにグループ化される。態様1で決定されるこのサブセットについてのフィードバック情報は、24ビットを含む(詳細については態様1を参照)、または態様2で決定されるこのサブセットについてのフィードバック情報は、6ビットを含む(詳細については態様2を参照)、または態様3で決定されるこのサブセットについてのフィードバック情報は、11ビットを含む(詳細については態様3を参照)と想定される;あるいはフィードバック情報のビット量は、別の可能な態様で決定されてもよい。加えて、CC7~CC10は、別のサブセットにグループ化され、LTE式に決定されるフィードバック情報は、6ビットを含む(表2に示される例における決定態様を参照)、またはフィードバック情報のビット量は、別の可能な態様で決定される。次いで、サブセット1についてのフィードバック情報とサブセット2についてのフィードバック情報がカスケード接続されて、最終的なフィードバック情報が得られる。サブセット1についてのフィードバック情報が、サブセット2についてのフィードバック情報の前に置かれてもよいし、あるいはサブセット1についてのフィードバック情報が、サブセット2についてのフィードバック情報の後に置かれてもよい。
このようにして、不必要なDCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを省くために、フィードバック情報は、各キャリア上に構成される時間単位アグリゲーションの状態に基づいて別々に決定されてもよい。
次のことに注意すべきである。1。この実施形態において、時間単位アグリゲーション情報のみがサブセット・グループ化で議論される。加えて、他の要因も考慮されてもよく、たとえば、CBG送信/フィードバックが構成されているかどうか、および/または、numerology〔ヌメロロジー〕または時間単位継続時間が構成されているかどうかが考慮されてもよい。具体的には、「CBGフィードバックをもって構成され、時間単位アグリゲーションをもって構成された」キャリアが一つのサブセット内になるよう決定されてもよく、「CBGフィードバックなしで構成され、時間単位アグリゲーションをもって構成された」キャリアが一つのサブセット内になるように決定されてもよく、「CBGフィードバックをもって構成され、時間単位アグリゲーションなしで構成された」キャリアが一つのサブセット内になるように決定されてもよく、「CBGフィードバックなしで構成され、時間単位アグリゲーションなしで構成された」キャリアが一つのサブセット内になるように決定されてもよい。限定ではなく例として、「CBGフィードバックをもって構成され、時間単位アグリゲーションをもって構成される」サブセットについては、フィードバック情報のビット量は、時間単位の最大量および最大CBG量に基づいて決定され;「CBGフィードバックなしで構成され、時間単位アグリゲーションをもって構成される」サブセットについては、フィードバック情報のビット量は、時間単位の最大量に基づいて決定され;「CBGフィードバックをもって構成され、時間単位アグリゲーションなしで構成される」サブセットについては、フィードバック情報のビット量は、最大CBG量に基づいて決定される。2。これらのサブセットは、時間単位アグリゲーション情報に基づいて直接的および暗黙的に決定されてもよく、よって、追加的なシグナリング・オーバーヘッドは要求されない。もちろん、柔軟性の目的のために、送信装置は、シグナリングを通じてサブセット分割結果を受信装置に通知してもよい。すなわち、どのキャリアが一つのサブセット内になるように決定されるかである。本明細書におけるシグナリングは、無線資源制御(radio resource control、RRC)シグナリング、マスター情報ブロック(master information block、MIB)メッセージ、システム情報ブロック(system information block、SIB)メッセージ、無線資源制御(radio resource control、RRC)シグナリング、媒体アクセス制御制御エレメント(media access control control element、MAC CE)シグナルリング、または一つまたは複数の型の物理層シグナルリングであってもよい。詳細は記載しない。
態様5
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアについて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量を含む。端末装置は、キャリア・グループ(たとえば、PUCCHキャリア・グループ)内のキャリアを、キャリアについて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量に基づいてZ個のサブセットにグループ分けする。ここで、一つのサブセット内のすべてのキャリア上のアグリゲーションされる時間単位の構成される量は同じである。たとえば、それぞれ4つのアグリゲーションされる時間単位をもって構成されたキャリアが一つのサブセットにグループ化され、それぞれ二つのアグリゲーションされる時間単位をもって構成されたキャリアは別のサブセットにグループ化され、それぞれ一つのアグリゲーションされる時間単位をもって構成されたキャリアはさらに別のサブセットにグループ化される。
Z個のサブセットのi番目のサブセットについて、端末装置は、i番目のサブセットについてのT-DAIおよびi番目のサブセットについて構成された時間単位の量に基づいて、i番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定する。すなわち、i番目のサブセットについてのT-DAIとi番目のサブセットについて構成された時間単位の量の積が、i番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量であると決定する(上記の態様1~4のいずれかまたは本願の態様とは異なる他の可能な態様を参照)。端末装置は、i番目のサブセットにおけるDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、該DCIによってスケジュールされる時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報を、i番目のサブセットについてのフィードバック情報に排列する(上記の態様1~4のいずれか、または本願の態様とは異なる他の可能な態様を参照)。言い換えると、i番目のサブセットについてのフィードバック情報の中のC-DAI指示情報に対応する位置が、i番目のサブセットの中のDCIによってスケジュールされた時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのHARQ-ACK情報に対応し、i番目のサブセットについてのフィードバック情報が得られる。最後に、端末装置は、Z個のサブセットについてのフィードバック情報を組み合わせて、最終的なフィードバック情報を得る。時間単位アグリゲーションなしに構成されたキャリアまたはサブセット、またはその時間単位アグリゲーションが無効にされているキャリアまたはサブセットは、構成された、時間単位の量が1であるキャリアまたはサブセットとして理解されうることを注意しておくべきである。
態様6
この態様では、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションが構成されるかどうか、またはキャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるか時間単位アグリゲーションなしで構成されるか、および/またはキャリアのために構成されているアグリゲーション時間単位の量を含む。
受信端装置は、時間単位アグリゲーションなしで構成された、またはその構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアのためのフィードバック情報を、動的コードブック機構に従って決定する。ある実装では、受信端装置は、時間単位アグリゲーションなしで構成された、またはその構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアのためのフィードバック情報を、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいて決定する。詳細については、LTEの決定態様(詳細については、表2に示した例における決定態様を参照)または他の可能な態様を参照されたい。
受信端装置は、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/またはキャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアのためのフィードバック情報を、半永続的コードブック機構に従って、決定する(各キャリアについて一片のフィードバック情報が決定されてもよく、次いで、すべてのキャリアについてのフィードバック情報が組み合わされる;あるいは、一片のフィードバック情報が統合的に決定されてもよい)。ある実装では、受信端装置は、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/またはキャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアのためのフィードバック情報を、時間窓情報に基づいて、半永続的な仕方で決定する。時間窓情報は、構成されたHARQ時間シーケンスK1集合に基づいて決定されてもよい。具体的には、半永続的コードブックのサイズは、構成されたHARQ時間シーケンスK1集合のサイズ(または、時間窓サイズ)に等しい。RRCを通じて半永続的に構成されたK1集合は{3,4,5,6}であると想定され、時間窓サイズもまた4であると決定されてもよい。言い換えれば、時間単位アグリゲーションをもって構成された、および/またはキャリアのために構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1より大きい一つのキャリアのためのフィードバック情報のサイズは、4ビットである。排列の間、任意的に、フィードバック情報は、時間的順序で、対応する位置に排列される。半永続的な仕方(半永続的コードブック機構とも称される)でフィードバック情報を決定することは、決定されるフィードバック情報のサイズが、実際にスケジュールされる/送信されるデータ片の量に依存しないことを意味する。具体的には、時間窓内でPDSCH(該PDSCHについての復号結果が前記フィードバック情報において担われる)が送信される時間単位に対応する位置は、対応するPDSCHについてのその復号結果であり;PDSCHが送信されない時間単位に対応する位置は、デフォルト値、たとえば、NACKまたはDTXであってもよい。上記の態様は、フィードバック情報を決定する可能な半永続的な態様にすぎず、別の半永続的コードブック決定態様も本願に適用可能であることを注意しておくべきである。たとえば、下記の他の実施形態、または本願におけるものとは異なる他の可能な態様を参照されたい。
次いで、受信端装置は、フィードバック情報の二つの部分を組み合わせて、最終的なフィードバック情報を得る。
上記の態様の概念は、CBG伝送にも適用可能であることを注意しておくべきである。具体的には、受信端装置は、CBGフィードバックなしで構成された、またはその構成されたCBG量が1であるキャリアについてのフィードバック情報を、動的コードブック機構に従って決定する。ある実装では、受信端装置は、CBGフィードバックなしで構成された、またはその構成されたCBG量が1であるキャリアについてのフィードバック情報を、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいて決定する。詳細については、LTE決定態様(詳細については、表2に示した例の決定態様を参照)または他の可能な態様を参照されたい。
受信端装置は、CBGフィードバックをもって構成された、またはその構成されたCBG量が1より大きいキャリアについてのフィードバック情報を、半永続的コードブック機構に従って決定する。ある実装では、受信端装置は、CBGフィードバックをもって構成された、またはその構成されたCBG量が1より大きいキャリアについてのフィードバック情報を、時間窓サイズおよび構成されたCBG量に基づいて決定する。
この態様も、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にし、柔軟な時間単位アグリゲーション構成をサポートし、不必要なDCIオーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを節約することができる。
本願のすべての実施形態において、時間単位アグリゲーション情報は、より上位層のシグナリング(たとえば、RRCシグナリングまたはMAC CE)を通じて、物理層シグナリング(たとえば、(グループ)共通DCIまたはUE固有DCI)を通じて、またはより上位層のシグナリングおよび物理層シグナリングの組み合わせを通じて(たとえば、一つのセットは、RRCシグナリングを通じて構成され、特定の値または有効/無効にするかどうかはDCIを通じて示される)担われてもよいことを注意しておくべきである。
この態様の別の可能な態様では、CBGフィードバック/送信を構成するためのシグナリングと、時間単位アグリゲーション情報を構成するためのシグナリングは、同じものではない。よって、キャリアは、CBGフィードバック/送信および時間単位アグリゲーション情報の両方をもって構成されてもよい。この場合、すべての構成シグナリングが有効であることができる。
(1)態様1では、Lビット(Lは構成された最大CBG量)がすべてのTBについてフィードバックされる。すなわち、フィードバック・ビット量はT-DAI*N*Lによって決定される。排列態様も同様である。一片のDCIによってスケジュールされる諸TBについてのLビットは、C-DAIに対応する諸位置に逐次的に配置されるか、またはC-DAIに対応する諸位置に交互に配置されうる。言い換えれば、C-DAIに対応する諸位置のLビットは、前記一片のDCIによってスケジュールされた諸TBとして逐次的に配置され、C-DAIに対応する諸位置のLビットは、前記一片のDCIによってスケジュールされた諸TBとして交互に配置される。むろん、最大CBG量のフィードバック情報は、すべてのTBについてフィードバックされる必要はない。これは、態様3と同様でありうる。すなわち、スケジュールされたCBGの量は、フィードバックされる必要があるフィードバック情報のビット量に等しい。しかしながら、この場合、C-DAI/T-DAIフィールドのビット量は、少なくともlog2(NL)より大きいべきである。
(2)態様2では、LビットがDCIの各片によってスケジュールされた符号語についてフィードバックされる。具体的には、複数の時間単位におけるすべてのCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算が実行されて、1ビットのフィードバック情報を生成する。たとえば、DCIは、X個の時間単位に対応する一つの符号語をスケジュールし、よって、X個の時間単位における第1のCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行することによって1ビットが生成され、X個の時間単位における第2のCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行することによって1ビットが生成され、類推によりLビットが生成される。あるいはまた、DCIの各片によってスケジュールされた符号語についてNビットがフィードバックされる。具体的には、複数の時間単位のそれぞれにおいて複数のCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行することによって1ビットが生成される。たとえば、DCIは、X個の時間単位に対応する一つの符号語をスケジュールし、よって、X個の時間単位の第1の時間単位における複数のCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行することによって1ビットが生成され、X個の時間単位の第2の時間単位における複数のCBGについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行することによって1ビットが生成され、類推によりNビットが生成される。
(3)態様3では、Lビット(Lは構成された最大CBG量)がすべてのTBについてフィードバックされる。すなわち、フィードバック・ビット量はT-DAI*Lによって決定される。排列態様も同様である。一片のDCIによってスケジュールされる諸TBのためのLビットは、C-DAIに対応する諸位置に逐次的に配置されるか、またはC-DAIに対応する諸位置に交互に配置されうる。言い換えれば、C-DAIに対応する諸位置のLビットは、前記一片のDCIによってスケジュールされた諸TBとして逐次的に配置され、C-DAIに対応する諸位置のLビットは、前記一片のDCIによってスケジュールされた諸TBとして交互に配置される。
過度に高いUCIまたはDCIのオーバーヘッドが、以下の仕方で回避されうる。1。アグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいと設定されている(または、時間単位アグリゲーションが有効にされている)場合、CBGフィードバック/送信を使用する/有効にする代わりに、TBレベルのフィードバックがデフォルトで使用される。ただし、CBGフィードバック/送信を構成するためにシグナリングが使用される。この態様では、時間単位アグリゲーションは、CBGフィードバック/送信よりも高い優先度を有することが理解されうる。2。CBG送信が構成されている場合、アグリゲーションされる時間単位の量はデフォルトで1に設定される(または、時間単位アグリゲーションが無効にされる)。ただし、アグリゲーションされる時間単位の量を1より大きいように構成する(または時間単位アグリゲーションが有効にされる)ためにシグナリングが使用される。この態様では、時間単位アグリゲーションは、CBGフィードバック/送信よりも低い優先度を有することが理解されうる。
構成されたCBG伝送の場合、DCIの一片が複数の時間単位をスケジュールするなら、DCIは以下の内容を含んでいてもよい。
1。一つのCBG指示(indication)(ビット量は、RRCシグナリングを通じて構成されるCBGの量に依存)。該一つのCBG指示は、どのCBG送信がスケジュールされているかを示すために使用される。DCIによってスケジュールされる複数の時間単位が、一つのCBG指示indicationを共有する。たとえば、4ビットのCBG指示は1101である。これは、第1の時間単位がCBG1、CBG2、およびCBG4をスケジュールすること;第2の時間単位がCBG1、CBG2、およびCBG4をスケジュールすること;および類推により第Xの時間単位がCBG1、CBG2、およびCBG4をスケジュールすることを意味する。むろん、DCIは、二つの符号語の指示に対応する二つのCBG指示を含んでいてもよい。DCIオーバーヘッドは、XまたはN個のCBG指示の場合よりも低いことがありうる。
2。一つのフラッシュ指示(flush indication)(たとえば、1ビット)。該一つのフラッシュ指示は、現在スケジュールされているCBGまたはデータ・バッファが特別な処理(たとえば、フラッシュする前にデータ・バッファを受け取る、および/またはHARQの組み合わせに参加しない)を必要とすることを示すために使用される。DCIによってスケジュールされた複数の時間単位は、一つのフラッシュ指示indicationを共有する。たとえば、1ビットのフラッシュ指示は1である。これは、第1の時間単位によってスケジュールされたCBG/データ・バッファ(buffer)がフラッシュされ、HARQの組み合わせに参加しないこと;第2の時間単位によってスケジュールされたCBG/データ・バッファ(buffer)がフラッシュされ、HARQの組み合わせに参加しないこと;類推により、第Xの時間単位によってスケジュールされたCBG/データ・バッファ(buffer)がフラッシュされ、HARQの組み合わせに参加しないことを意味する。むろん、DCIは、二つの符号語の指示に対応する二つのフラッシュ指示を含んでいてもよく、あるいはDCIは、依然として一つのフラッシュ指示(たとえば、1ビット)を含んでいてもよく、該一つのフラッシュ指示が、二つの符号語の処理を示すために使用される。DCIオーバーヘッドは、XまたはN個のCBG指示の場合よりも低いことがありうる。
ステップ203:端末装置は、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を送信する。
上記の実施形態によれば、端末装置は、基地局によって送信された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報を取得し、時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定し、最後に、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を基地局に送信する。これは、NRシステムにおけるHARQフィードバック情報を決定する仕方を改善することができ、それにより、柔軟な量のアグリゲーション/スケジュールされる時間単位を有するシナリオをサポートし、それによって、下りリンク制御オーバーヘッドおよび上りリンク・フィードバック・オーバーヘッドを確実にすることを前提として、端末装置と基地局との間でのHARQフィードバック情報の理解の非一貫性および混乱を回避する。
同じ技術的概念に基づいて、下記は、本願におけるフィードバック情報を決定する手順を説明するための他の実施形態をさらに提供する。
実施形態2
基地局は、さらに、端末装置について、一つのキャリア上の一つまたは複数の帯域幅部分(bandwidth part、BWP)を構成することがあるので、各BWPは、一つの型のnumerology〔ヌメロロジー〕、たとえばサブキャリア間隔、巡回プレフィックス(Cyclic Prefix、CP)または別のパラメータに対応する。よって、本願のある可能な実装では、フィードバック情報は、構成もしくはアクティブ化された、またはキャリア上で同時にアクティブ化されることができるBWPに基づいて決定されてもよい。
具体的には、動的コードブック態様および半永続的コードブック態様の二つの態様がありうる。
動的コードブック態様については、図10に示される手順を参照されたい。この手順は具体的には以下のステップを含んでいてもよい。
ステップ1001:受信端装置は、送信端装置によって送信された制御情報を取得する。ここで、制御情報は、BWP情報とDAI情報とを含み、DAI情報は、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報の少なくとも一つの型を含む。
本願のある可能な実装では、制御情報は、BWP情報(たとえば、構成もしくはアクティブ化されているまたは同時にアクティブ化できるBWPまたはBWPについてのアクティブ化/非アクティブ化シグナリングおよび/またはBWP構成情報)を含んでいてもよい。第二の制御情報は、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報を含んでいてもよい。T-DAIおよびC-DAIの定義については、上記の記載を参照されたい。違いは、T-DAI/C-DAIがCC、BWP、時間単位の順にカウントされることにある。たとえば、表4を参照されたい。
ステップ1002:受信端装置は、T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいてフィードバック情報を決定する。
フィードバック情報を決定するプロセスにおいて、時間単位アグリゲーション情報が考慮されてもよい。詳細については、態様1~6を参照されたい。時間単位アグリゲーションが構成されていない場合は、表2に示した例における決定態様の記述を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
ステップ1003:受信端装置は、フィードバック情報を送信端装置に送信する。
半永続的なコードブック態様では、BWPアグリゲーション情報は、構成もしくはアクティブ化されている、またはキャリア上で同時にアクティブ化できるBWPの量であってもよい。端末は、BWPアグリゲーション情報および時間窓サイズに基づいてフィードバック情報のビット量を決定する。
たとえば、3つのキャリアがあり、第1のキャリア上のBWPの量は2であり、第2のキャリア上のBWPの量は1であり、第3のキャリア上のBWPの量は3であるとする。時間窓サイズは2である。よって、フィードバック・ビット量は(2+1+3)*2=12ビットである。すべてのキャリアについてのフィードバック情報の配置順序は、以下の通りであってもよい。
配置態様1:図11に示されるようにすべてのキャリアについてのフィードバック情報が逐次的に配置される。
配置態様2:図12に示されるようにすべてのBWPについてのフィードバック情報が逐次的に配置される。
配置態様3:図13に示されるように、フィードバック情報は、まず周波数領域で、次いで時間領域で配置される。
実施形態3
この実施形態では、フィードバック情報は、時間窓情報および時間単位フォーマット情報(slot format information、SFI)に基づいて決定される。ある実装では、時間窓情報は、K1の構成された可能な値の集合に基づいて決定されてもよく、SFIは、より上位層のシグナリング(たとえば、RRCシグナリング)および/または物理層シグナリング(たとえば、グループ共通DCI(group common DCI))において担われる。
NRシステムでは、柔軟で動的なTDDをサポートするために、各時間単位(スロット、シンボル等)のDL/UL伝送方向が、より上位層のシグナリングおよび/または物理層のグループ共通DCIを通じて構成されうる。ある可能な実装では、一つの周期が構成され、たとえば、その周期の継続時間は5msまたは10msである。この周期内で、いくつかの固定された資源/時間単位はUL伝送のために構成されてもよく、他の固定された資源/時間単位はDL伝送のために構成されてもよく、いくつかのリザーブされた資源が構成されてもよい;そして周期内の残りの資源/時間単位は、柔軟かつ動的にDLもしくはULまたはリザーブされた/空白の資源として指定されうる。
たとえば、図14に示されるように、時間単位0~2はDL伝送のために固定的に使用され、時間単位7~9はUL伝送のために固定的に使用され、時間単位3~6は、柔軟かつ動的にDLもしくはULまたはリザーブされている/空白の資源として指定されうる。この周期は10個の時間単位を含む。図14は、ULのために固定的に構成された時間単位が、時間窓またはフィードバック情報内に存在するべきではないことを明確に示している。よって、端末装置が基地局によって構成された時間窓に基づいてフィードバック情報を決定するとき、時間単位についてのDL/UL伝送方向がさらに考慮される必要があり、それによって不必要なフィードバック・オーバーヘッドを回避する。
RRCを通じて半永続的に構成されたK1集合は{3,4,5,6}であるとする。上りリンク時間単位#7においてフィードバックされる可能性のあるTBは、下りリンク時間単位#1(n+6)、下りリンク時間単位#2(n+5)、下りリンク時間単位#3(n+4)、および下りリンク時間単位#4(n+3)に由来する。したがって、時間窓は、時間単位#1~#4を含み、フィードバック情報のビット量は4ビットであると決定されてもよい。上りリンク時間単位#9においてフィードバックされる可能性のあるTBは、下りリンク時間単位#3(n+6)、下りリンク時間単位#4(n+5)、下りリンク時間単位#5(n+4)、および下りリンク時間単位#6(n+3)に由来する。したがって、時間窓は、時間単位#3~#6を含み、フィードバック情報のビット量は4ビットであると決定されてもよい。特定の時間単位において送信されるPDSCHをスケジュールするDCI内のK1指示情報が、時間単位#7においてフィードバックされない場合、対応するビットは、任意的に、NACKまたはDTXに設定されてもよいことを注意しておくべきである。たとえば、時間単位#2においてPDSCHをスケジュールするDCIにおけるK1指示情報は5ではなく(時間単位#7においてフィードバックされない)、対応するビットは、任意的に、フィードバック情報においてNACKまたはDTXに設定されてもよいと想定される。
時間単位#3が上りリンク伝送のために固定的に構成されている場合、上りリンク時間単位#7においてフィードバックされるフィードバック情報は、時間単位#3を含む必要がなく、対応して、端末装置は、フィードバック情報のビット量が3ビットであると決定しうる。上りリンク時間単位#9においてフィードバックされるフィードバック情報は、時間単位#3を含む必要はなく、対応して、端末装置は、フィードバック情報のビット量が3ビットであると決定しうる。換言すれば、フィードバック情報のビット量を決定するプロセスにおいて、時間窓内の時間単位が上りリンク伝送のために構成されるか下りリンク伝送のために構成されるかが検出される必要がある。上りリンク伝送(これは、上位層のシグナリングを通じて半永続的に構成される固定した上りリンク伝送であってもよく、および/または物理層シグナリングによって動的に示される上りリンク伝送であってもよい)が含まれている場合、該上りリンク伝送(これは、上位層のシグナリングを通じて半永続的に構成される固定した上りリンク伝送であってもよく、および/または物理層シグナリングによって動的に示される上りリンク伝送であってもよい)は除外される必要があり、下りリンク伝送のために構成された対応する時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のみがフィードバックされる必要がある。このようにして、上りリンク伝送時間単位に対応するフィードバックが除外され、それにより、不必要なフィードバック・オーバーヘッドが節約される。
上記の例では、上りリンク伝送時間単位のみが考慮されている。同様に、任意的に、リザーブされた/空白の時間単位に対応するフィードバックがさらに除外されてもよい。
上記の例では、時間窓は、K1の可能な値の構成された集合によって決定される。加えて、時間窓は、シグナリングを通じて直接設定されてもよい。ある実装では、RRC構成シグナリングを使って、時間窓サイズおよび/またはK1の最小値;時間窓内の最後の時間単位とフィードバック情報および/またはK1の最大値を担うPUCCH/PUSCHの時間単位との間の距離;および時間窓内の第1の時間単位とフィードバック情報を担うPUCCH/PUSCHの時間単位との間の距離を構成してもよい。このようにして、時間窓を柔軟に管理/構成することができる。
図15に示されるように、時間窓サイズは4に設定され、時間窓K1の最小値は2に設定され、よって、時間単位10においてフィードバックされるコードブック・サイズは4であり、これは時間単位4~7での伝送に対応する。上記の構成は、各時間単位について構成されてもよく、および/または各キャリアについて構成されてもよく、あるいはUEについて一つの構成(すべての時間単位およびすべてのキャリアが該一つの構成を共有する)のみが構成されてもよい。
加えて、時間窓を決定する他の態様も適用可能であり、これは、本願において限定されない。
実施形態4
ある可能な実装では、5Gにおいて、各キャリアのPDSCHをスケジュールするDCIについてのPDCCHまたは制御チャネル資源の周期が構成可能である。したがって、モニタリング周期は、次のように考えられてもよい:たとえば、一つの時間領域シンボルまたは複数の時間領域シンボルの区間に1回、または一つの時間単位または複数の時間単位の区間に1回、モニタリングが実行される。シンボルまたは時間単位の同じ量が構成されていると想定されており、もしサブキャリア間隔構成またはヌメロロジー構成が異なるならば、周期も異なると考えられる。
DCIに担われるDAIの設計を単純化するために(たとえば、カウントをより簡単にするため;そうしないと時間不整列および複雑なカウントが引き起こされることがありうる)、キャリア・サブセットをグループ化する上記のプロセスでは、端末装置は、制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期に基づいてグループ化することを通じて諸サブセットをさらに取得してもよい。具体的には、端末装置は、制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期に基づいて諸キャリアをM個のサブセットにグループ分けし、一つのサブセット内の諸キャリアの制御チャネルまたは制御チャネル資源のモニタリング周期は同じである。たとえば、いくつかのキャリアはサブセット1にグループ化され、該キャリア上でPDSCHをスケジュールするDCIを担う制御チャネルまたは制御チャネル資源または制御資源集合(control resource set、CORESET)のモニタリング周期は1であり;いくつかのキャリアはサブセット2にグループ化され、該キャリア上でPDSCHをスケジュールするDCIを担う制御チャネルまたは制御チャネル資源またはCORESETのモニタリング周期は2である。
M個のサブセットのうちi番目のサブセットについて、端末装置は、上記の諸実施形態または本願の実施形態とは異なる他の可能な実施形態に基づいて、一片のフィードバック情報を決定してもよく、次いで、端末装置は、M個のサブセットについてのフィードバック情報を組み合わせて、最終的なフィードバック情報を得る。詳細は記載しない。
実施形態5
ある可能な実装では、T-DAIおよびC-DAIの統計を諸サブセット(たとえば、上記の諸実施形態に記載されているような)または諸キャリアに基づいて収集する態様において、特定のキャリア上のDCIが失われると、基地局と端末装置との間で理解の非一貫性が生じ、システムの貧弱な堅牢性を引き起こすことがありうる。図16に示されるように、DCI D(3,3)が失われると、最後に受信されたT-DAIは第1のサブセットについての2であり、最後に受信されたT-DAIは第2のサブセットについての7である。符号語が一つだけ構成され、CBGは構成されていない場合、UEは9(2+7)ビットをフィードバックする。しかしながら、基地局は、端末装置が10(3+7)ビットをフィードバックすることを必要とする。その結果、基地局と端末機器との間に理解の非一貫性が生じ、基地局は、端末機器によってフィードバックされたHARQ情報を受信できない。
これに鑑み、この実施形態は、キャリア・グループ・ベースのT-DAI統計収集およびサブセット・ベースのC-DAI統計収集の態様を提供する。図17を参照すると(図17の左の図は、T-DAIが、現在の最短の時間単位においてカウントされたスケジュールされたPDSCHの総量を示し、図17の右の図は、T-DAIが、現在の最長の時間単位内のスケジュールされたPDSCHの総量を示すことを示す)。T-DAIは、キャリア・グループ(たとえば、PUCCHキャリア・グループ)内の6つのキャリアすべての統計収集に固有である。物理的意味については、上記の説明を参照されたい。C-DAIは、キャリア・グループ(たとえば、PUCCHキャリア・グループ)内のあるサブセットの中に含まれるキャリアの統計収集に固有である。物理的意味については、上記の説明を参照されたい。
図17に示されるように、統計は、キャリア・グループ内のすべてのスケジュールされたサブセットの総T-DAIが10であることを示し、ここで、第1のサブセットについてのC-DAIは3であり、第2のサブセットについてのC-DAIは7である。一つの符号語が構成され、CBGフィードバックは構成されていない場合、端末装置は、10ビットのフィードバック情報が生成される必要があることを知り、その3ビットは、第1のサブセットについてのフィードバック情報として配置され、その7ビットは、第2のサブセットについてのフィードバック情報として配置される。
さらに、この応用では、N個のサブセットがあり、最初の(N-1)個のサブセットについてのフィードバック情報は、逐次的にカスケード接続され、全フィードバック情報の第1のビットから始まる順序で排列され、N番目のサブセットについてのフィードバック情報は、全フィードバック情報の最後のビットから始まる逆順で排列されると想定される。表5に示されるように、第1のサブセットの3ビットは、全フィードバック情報(10ビット)のうちの最初の3ビットに逐次的に排列される(D(4,1)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第1ビット、D(4,2)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第2ビットなど)。第2のサブセットの7ビットは、全フィードバック情報の終わりに逆順に排列される(D(4,1)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第10ビット、D(4,2)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第9ビットなど)。
あるいはまた、表6に示されるように、第1のサブセットの3ビットは、全フィードバック情報(10ビット)のうちの最初の3ビットに逐次的に排列される(D(7,1)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第1ビット、D(7,2)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第2ビットなど)。第2のサブセットの7ビットは、全フィードバック情報の終わりに逆順に排列される(D(7,1)に対応するTBについてのHARQ-ACK情報は第10ビット、D(7,2)に対応するTBのHARQ-ACK情報は第9ビットなど)。
第1のサブセットについてのフィードバック情報は、代替的に、全フィードバック情報の第1のビットから始まる順序で排列されてもよく、最後の(N-1)個のサブセットについてのフィードバック情報は、全フィードバック情報の最後のビットから始まる逆順で排列されることを注意しておく。この実施形態は単に例であり、各サブセットについてのフィードバック情報の排列順序は限定されない。
したがって、図17において、DCI D(9,3)が失われると想定され、端末装置は依然として10ビットのフィードバック情報を生成し、基地局は、端末装置によってフィードバックされた10ビットのフィードバック情報から10ビットのフィードバック情報を正しく抽出することができる。しかしながら、従来技術では、9ビットのみが生成され、第3ビットから誤ったマッピングが発生する。第3ビットは、第1のサブセットの最後の一つのTBについてのHARQ-ACK情報に対応するべきである。しかしながら、端末機器によってフィードバックされる第3ビットは、第2のサブセットの第1のTBについてのHARQ-ACK情報である。よって、この実施形態は、フィードバック情報の堅牢性を高めることができる。
同様に、この実施形態では、キャリア・グループ・ベースのC-DAI統計収集およびサブセット・ベースのT-DAI統計収集の態様が代替的に使用されてもよく、詳細は説明されない。
実施形態6
フィードバック情報は、各キャリアまたはBWPのヌメロロジー(または時間単位継続時間)に基づいて、かつ時間窓サイズに基づいて決定される。具体的には、第1のキャリア上のHARQフィードバック情報が第2のキャリア上の上りリンク制御チャネル上で伝送のために担われる場合、第1のキャリア上のHARQフィードバック情報のサイズは、時間窓サイズ(たとえばRRCで構成された時間窓K1集合中の値の量)*Nであり、ここで、N=第2のキャリアの時間単位継続時間/第1のキャリアの時間単位継続時間である(または、N=第1のキャリアのサブキャリア間隔/第2のキャリアのサブキャリア間隔である、または、N個の第1のキャリアの時間単位が、一つの第2のキャリアの時間単位と揃っている)。
たとえば、RRCで構成されたK1集合が{1,2}である場合、RRCで構成された時間窓K1集合のサイズは2である。図18に示されるように、第2のキャリアの時間単位継続時間/第1のキャリアの時間単位継続時間=2であり(または第1のキャリアのサブキャリア間隔/第2のキャリアのサブキャリア間隔=2である、または二つの第1のキャリアの時間単位が一つの第2のキャリアの時間単位と揃っている)、よって、第1のキャリアについてのHARQフィードバック情報のサイズは2×2=4である。
図19に示されるように、第2のキャリアの時間単位継続時間/第1のキャリアの時間単位継続時間=1/2であり(または第1のキャリアのサブキャリア間隔/第2のキャリアのサブキャリア間隔=1/2である、または一つの第1のキャリアの時間単位が二つの第2のキャリアの時間単位と揃っている)、よって、第1のキャリアについてのHARQフィードバック情報のサイズは2×1/2=1である。
N<1の場合は、結果は四捨五入を通じて得られてもよいことに注意すべきである。
時間単位アグリゲーションが考慮される場合、一つのTBが複数のアグリゲーションされた時間単位にマッピングされた後は、時間単位継続時間が増加すること、すなわち、時間単位継続時間=1時間単位の継続時間×時間単位の量であることが理解されうる。
むろん、上記の実施形態を参照するに、時間窓内の前記キャリア上の固定した上りリンク時間単位の量がさらに除外されてもよい。
別の可能な実装は、以下の通りである。
フィードバック情報は、DAI、K2、および時間窓に基づいて決定される。K2は、PDCCHを送信するための時間単位と、PUSCHを送信するための時間単位との間の時間関係を表わす。ここで、PDCCHは、PUSCHをスケジュールするために使用される。具体的には、スケジューリング情報がn番目の時間単位においてPDCCH上で送信される場合、対応して、PUSCHによって使用される時間単位は、(n+K2)番目の時間単位である。
半永続的なコードブックについては、コードブック・サイズは時間窓サイズである。たとえば、時間窓サイズは、M時間単位であり、一つのキャリアで、単一の符号語が構成され、CBGは構成されない場合、半永続的コードブックのサイズはMビットである(実際にスケジュールされるPDSCHの量に依存しない)。フィードバック・オーバーヘッドを節約するために、時間窓内の最後の時間単位においてPUSCHをスケジュールするDCIがあってもよい。ここで、DCIはDAI指示を担持し、時間窓内で実際にスケジュールされたPDSCHの量を示してもよい。よって、UEによってフィードバックされるコードブック・サイズはMより小さくてもよく、フィードバック情報は、基地局にフィードバックされるよう、スケジュールされたPUSCH上で担われてもよい。LTEでは、DCIをスケジューリングするための時間単位とPUSCHを伝送するための時間単位との間の間隔は固定されている(たとえば4)。さらに、この間隔は、最後のPDSCH時間単位の時間単位と、最後のPDSCHについてのHARQ-ACKをフィードバックするための時間単位との間の間隔に等しい。したがって、HARQ-ACKを担うPUSCHをスケジュールするDCIの時間単位は、明確に時間窓の最後の時間単位である。
柔軟な時間シーケンスの導入のため、具体的には、DCIをスケジュールするための時間単位とPUSCHを伝送するための時間単位との間の間隔が柔軟かつ可変なK2である(たとえば、背景に記載されているK0とK1について、可能な値の集合がまずRRCシグナリングを通じて構成され、その後、DCIを使用して特定の値情報が通知される)。したがって、HARQ-ACKを担うPUSCHをスケジュールするDCIの時間単位は、必ずしも時間窓における最後の時間単位ではない。図20に示されるように、この場合、HARQ-ACKを担うPUSCHをスケジュールするDCIの時間単位のDAIは、現在の位置で終わるスケジュールされたPDSCH/時間単位の量を示す。よって、コードブック・サイズはDAI+Xによって決定されるべきである。ここで、DAIは、現在の位置で終わるスケジュールされたPDSCH/時間単位の量であり、Xは、図20におけるサブ窓2のサイズ、または時間窓における残りの時間単位の量である(これはK2に関係し、残りの時間単位の量=K2の値-構成されたK1の最小値であることが理解されうる)の量である。
そのような態様は、柔軟なK2時間シーケンスをサポートし、それにより不必要なフィードバック・オーバーヘッドを回避することができる。
上記の諸実施形態におけるいくつかの技術的説明、技術的仮説、および技術用語は、上記の実施形態すべてによって共有されてもよく、技術的解決策は、特に断りのない限り、または論理が意味をなさないのでない限り、組み合わされてもよいことが理解されうる。詳細は記載していない。
同じ技術的概念に基づいて、本願のある実施形態は、さらに、端末装置を提供する。通信システムにおける端末装置の位置については、図1に示される端末装置を参照されたい。端末装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線送受信機能を有するコンピュータ、仮想現実感端末装置、拡張現実感端末装置、工業制御での無線端末、自動運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、輸送安全における無線端末、スマートシティーにおける無線端末、スマートホームにおける無線端末等でありうる。
具体的には、図21は、本願のある実施形態による端末装置21を示している。端末装置21は、トランシーバ2108およびプロセッサ2104を含む。
端末装置21は、さらに、メモリ2119を含んでいてもよく、メモリ2119は、コンピュータ実行可能命令を記憶する。
トランシーバ2108は:送信端装置によって送信される制御情報を取得する段階であって、前記制御情報は、時間単位アグリゲーション情報および下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報を含み、DAI情報は、少なくとも一つの型の全下りリンク割り当てインデックスT-DAI指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックスC-DAI指示情報を含む、段階と;フィードバック情報を送信端装置に送信する段階とを実行するよう構成され;
プロセッサ2104は、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定するように構成され;
トランシーバ2108は、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を送信端装置に送信するようにさらに構成される。
さらに、時間単位アグリゲーション情報は、一片の下りリンク制御情報DCIによってスケジュールできる時間単位の最大量を含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報を決定するとき、プロセッサ2104は、具体的には:
T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
DCIによってスケジュールされた時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、C-DAI指示情報に基づいて、C-DAI指示情報に対応する位置に排列するよう構成される。
さらに、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされる時間単位の量を含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報を決定するとき、プロセッサ2104は、具体的には:
複数の時間単位が一片のDCIによってスケジュールされるときは、前記複数の時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報に対してAND演算を実行して1ビットのフィードバック情報を生成し、該1ビットのフィードバック情報を、DCI内のC-DAIに対応する位置に排列し;
T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについての前記フィードバック情報のビット量を決定するよう構成される。
プロセッサ2104は、上記の方法実施形態に記載された、端末装置によって内部的に実装されるアクションを実行するように構成されてもよく、トランシーバ2108は、上記の方法実施形態に記載される、端末装置から基地局への伝送または送信アクションを実行するように構成されてもよい。詳細については、上記の方法実施形態の説明を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
プロセッサ2104およびメモリ2119は、一つの処理装置に統合されてもよい。プロセッサ2104は、上記の機能を実装するために、メモリ2119に記憶されたプログラム・コードを実行するように構成される。具体的な実装の間、メモリ2119は、代替的に、プロセッサ2104に統合されてもよい。
端末装置は、さらに、端末装置のさまざまなコンポーネントまたは回路に電力を供給するように構成された電源2112を含んでいてもよい。端末装置は、無線信号を通じて、トランシーバ2108によって出力される上りリンク・データまたは上りリンク制御シグナリングを送信するように構成されたアンテナ2110を含んでいてもよい。
さらに、端末装置の機能を改善するために、端末装置は、入力ユニット2114、表示ユニット2116、オーディオ回路2118、カメラ2120、およびセンサー2122のうちの一つまたは複数をさらに含んでいてもよい。オーディオ回路は、スピーカー21182、マイクロホン21184などをさらに含んでいてもよい。
本願のこの実施形態において提供される端末装置は、基地局によって送信される時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報を取得し、時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいてフィードバック情報を決定し、最後にフィードバック情報を基地局に送信する。これは、NRシステムにおけるHARQフィードバック情報を決定する仕方を改善して、柔軟な量のアグリゲーションされる/スケジュールされる時間単位を有するシナリオをサポートし、それにより、下りリンク制御オーバーヘッドおよび上りリンク・フィードバック・オーバーヘッドを確実にすることを前提として、端末装置と基地局との間のHARQフィードバック情報の理解の非一貫性および混乱を回避することができる。
任意的に、プロセッサ2104が、T-DAI指示情報および一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量を決定するとき、プロセッサ2104は、具体的には:
T-DAI指示情報と、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積が、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量であると決定するよう構成される。
端末装置は、T-DAI指示情報と、キャリアのために構成された、一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大量との積に基づいてフィードバック情報のビット量を取得し、それにより、DCIオーバーヘッドが低減でき、複数時間単位スケジューリングを通じてフィードバック情報の乱れが回避される。
任意的に、プロセッサ2104が、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、C-DAI指示情報に対応する位置に排列する場合、プロセッサ2104は、具体的には:
一片のDCIによってスケジュールできる時間単位の最大数がNであり、一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がXであり、Xが1以上N以下の整数であるときは、
DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、C-DAI指示情報に対応する位置における最初のXビットに排列し、該最初のXビットに続く(N-X)ビットをデフォルト値に設定するよう構成される。
フィードバック情報の上記の配置態様は、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて端末装置と基地局との間の理解の一貫性を保証し、それによりフィードバック情報の混乱を回避することができる。
任意的に、時間単位アグリゲーション情報は、DCIによってスケジュールされた時間単位の量を含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する場合、プロセッサ2104は、具体的には:
T-DAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
一片のDCIによってスケジュールされる時間単位の量がYである場合、C-DAI指示情報に基づいて、DCIによってスケジュールされたY時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、C-DAI指示情報に対応する位置におけるYビットに排列するよう構成される。ここで、Yは1以上の整数である。
フィードバック情報の上記の配置態様はさらに、柔軟な量のアグリゲーションされる時間単位をサポートするシナリオにおいて、送信端と受信端との間の理解の一貫性を確実にし、それによりフィードバック情報の混乱を回避することができる。
任意的に、時間単位アグリゲーション情報は、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセット、および/または時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットを含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する場合、プロセッサ2104は、具体的には:
時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットに対応するT-DAIと、該キャリア・サブセットについて構成された時間単位の最大量とに基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成された前記キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセット内のDCI中のC-DAI指示情報に基づいて、DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションをもって構成されたキャリア・サブセットについてのフィードバック情報に排列する;および/または
時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセットに対応するT-DAIに基づいて、時間単位アグリゲーションなしで構成された該キャリア・サブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定し;
時間単位アグリゲーションなしで構成されたキャリア・サブセット内のDCI内のC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされた時間単位内のトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、時間単位アグリゲーションなしで構成された前記キャリア・サブセットについてのフィードバック情報に排列し;時間単位アグリゲーションをもって構成された前記キャリア・サブセットについてのフィードバック情報および時間単位アグリゲーションなしで構成された前記キャリア・サブセットについてのフィードバック情報をカスケード接続するよう構成される。
キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるかどうかは、キャリア・グループ化の間に考慮され、よって、フィードバック情報は、各キャリア上で、時間単位アグリゲーションの構成状態に基づいて別々に決定されてもよく、それにより、不必要なDCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドが節約される。
任意的に、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアのために構成されたアグリゲーションされた時間単位の量を含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する場合、プロセッサ2104は、具体的には:
キャリアについて構成された、アグリゲーションされる時間単位の量に基づいて、諸キャリアをZ個のサブセットにグループ分けする段階であって、一つのサブセット内のすべてのキャリア上のアグリゲーションされる時間単位の、構成される量は同じである、段階と;
Z個のサブセットのうちi番目のサブセットについて、i番目のサブセットについてのT-DAIおよびi番目のサブセットについて構成された時間単位の量に基づいてi番目のサブセットについてのフィードバック情報のビット量を決定する段階と;i番目のサブセットにおけるDCIにおけるC-DAI指示情報に基づいて、前記DCIによってスケジュールされた時間単位におけるトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を、各サブセットについてのフィードバック情報に排列する段階であって、iは1以上Z以下である、段階と;Z個のサブセットについてのZ片のフィードバック情報を組み合わせる段階であって、Zは1以上である、段階とを実行するよう構成される。
諸キャリアは、各キャリアに関して構成された、アグリゲーションされる時間単位の量に関する情報に基づいて諸サブセットにグループ分けされ、フィードバック情報は別々に決定され、それにより、不必要なDCI指示オーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドが節約される。
任意的に、時間単位アグリゲーション情報は、キャリアが時間単位アグリゲーションをもって構成されるか時間単位アグリゲーションなしで構成されるかを含む、および/またはキャリアについて構成されたアグリゲーションされる時間単位の量を含み;
プロセッサ2104が、トランシーバ2108によって取得された時間単位アグリゲーション情報およびDAI指示情報に基づいて、前記少なくとも一つのトランスポート・ブロックについてのフィードバック情報を決定する場合、プロセッサ2104は具体的には:
T-DAI指示情報およびC-DAI指示情報に基づいて、時間単位のアグリゲーションなしで構成された、またはその構成されたアグリゲーションされる時間単位の量が1であるキャリアについてのフィードバック情報を決定し;
時間窓サイズに基づいて、時間単位アグリゲーションをもって構成されている、および/またはキャリアについて構成されているアグリゲーションされる時間単位の量が1より大きいキャリアについてのフィードバック情報を決定するよう構成される。
上記の実施形態は、端末装置と基地局との間の理解の一貫性を確実にし、柔軟な時間単位アグリゲーション構成をサポートし、不必要なDCIオーバーヘッドおよびUCIフィードバック・オーバーヘッドを節約することができる。
本願のある実施形態は、さらに、ネットワーク装置を提供する。通信システムにおけるネットワーク装置の位置については、図1における基地局を参照されたい。ネットワーク装置は、端末装置と通信するように構成された装置であってもよい。ネットワーク装置は、基地局であってもよく、またはクラウド無線アクセス・ネットワーク・シナリオにおける無線コントローラであってもよく、またはネットワーク装置は、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置、将来の発展したPLMNネットワークにおけるネットワーク装置などであってもよい。
図22は、本願のある実施形態によるネットワーク装置22を示している。ネットワーク装置22は、少なくともトランシーバ2208およびプロセッサ2204を含む。
ネットワーク装置22は、メモリ2203をさらに含んでいてもよく、メモリ2203は、コンピュータ実行可能命令を記憶する;
プロセッサ2204は、受信端装置に制御情報を送信するようにトランシーバ2208を制御するように構成され、制御情報は、時間単位アグリゲーション情報および/または下りリンク割り当てインデックスDAI指示情報を含み、DAI指示情報は、全下りリンク割り当てインデックスT-DAI指示情報およびカウンター下りリンク割り当てインデックスC-DAI指示情報の少なくとも一つの型を含む;
プロセッサ2204は、少なくとも一つのトランスポート・ブロックについて受信端装置によって送信されたフィードバック情報を受信するようにトランシーバ2208を制御するようにさらに構成され、ここで、フィードバック情報は、制御情報に基づいて受信端装置によって生成されたフィードバック情報である。
プロセッサ2204およびメモリ2203は、一つの処理装置に統合されてもよい。プロセッサ2204は、上記の機能を実装するために、メモリ2203に格納されたプログラム・コードを実行するように構成される。
ネットワーク装置は、トランシーバ2208によって出力される下りリンク・データまたは下りリンク制御シグナリングを無線信号を通じて送信するように構成されたアンテナ2210をさらに含んでいてもよい。
端末装置のプロセッサ2104およびネットワーク装置のプロセッサ2204のそれぞれは、中央処理装置(central processing unit、略CPU)、ネットワーク・プロセッサ(network processor、略NP)、またはCPUとNPの組み合わせであってもよいことに注意すべきである。プロセッサは、ハードウェアチップをさらに含んでいてもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、略PLD)、またはそれらの組み合わせであってもよい。PLDは、複雑プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、略CPLD)、フィールドプログラマブル論理ゲートアレイ(field-programmable gate array、略FPGA)、汎用アレイ論理(generic array logic、略GAL)、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。
端末装置のメモリ2119およびネットワーク装置のメモリ2203のそれぞれは、揮発性メモリ(volatile memory)、たとえば、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含んでいてもよく、さらに、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、たとえば、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、略HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、略SSD)を含んでいてもよい。メモリはさらに、上記の型のメモリの組み合わせを含んでいてもよい。
図21の端末装置および図22のネットワーク装置の実施形態に記載された解決策は、前述の技術的問題を解決し、それによって、受信端装置と送信端装置との間のHARQフィードバック情報の混乱および理解の非一貫性を回避することができる。本願のこの実施形態は、さらに、他の実施形態を提供する。たとえば、実施形態2~実施形態6の実装の任意のものが、基地局および端末装置に適用できる。ここでの具体的な説明については、実施形態2~実施形態6における記述を参照されたい。詳細は、再度記載しない。
本願は、さらに通信システムを提供する。図1に示されるように、通信システムは、図21に示され、対応する実施形態における詳細な記述において記述されたような任意の端末装置と、図22に示され、対応する実施形態における詳細な記述において記述されたような任意のネットワーク装置とを含む。
本願のこの装置実施形態のネットワーク装置は、本願の方法実施形態1~実施形態6における基地局に対応していてもよく、端末装置は、本願の方法実施形態1~実施形態6における端末装置に対応していてもよい。また、ネットワーク装置および端末装置のモジュールの上記および他の動作および/または機能はそれぞれ実施形態1~実施形態6において対応する手順を実装するために使われる。簡潔のため、本願の方法実施形態の記述は、装置実施形態に適用可能である。詳細は、ここでは再度説明しない。
当業者は、本明細書に開示された実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズム段階が、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装されうることを認識しうる。機能がハードウェアによって実行されるかソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の具体的な用途および設計制約条件に依存する。当業者であれば、具体的な用途ごとに、記載された機能を実装するために種々の方法を用いることができるが、かかる実装が本願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
当業者は、便宜および簡便のため、システム、装置、およびユニットの詳細な稼働プロセスについて、方法実施形態における対応するプロセスが参照されうることを明確に理解しうる。詳細は、ここでは再度説明しない。
本願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は、他の仕方で実装されうることを理解しておくべきである。たとえば、記載された装置実施形態は、単に例である。たとえば、ユニット分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実装においては他の分割であってもよい。たとえば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わされてもよく、または別のシステム中に統合されてもよく、あるいはいくつかの特徴が無視されてもよく、または実行されなくてもよい。さらに、表示または議論された相互結合または直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形で実装されうる。
別個の部分として記載されるユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、また、ユニットとして表示される部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、一つの位置に位置されていてもよく、または複数のネットワーク・ユニット上に分散されていてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してもよく、または二つ以上のユニットが一つのユニットに統合されてもよい。
これらの機能がソフトウェア機能単位の形態で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、これらの機能は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的に、先行技術に寄与する部分、または技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形で実装されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(これはパーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク装置などであってもよい)に、本願の実施形態に記載される方法の全部または一部のステップを実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクのようなプログラム・コードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の記述は、単に本願の具体的な実装であり、本願の保護範囲を限定することは意図されていない。本願に開示された技術的範囲内で、当業者によって容易に割り出される任意の変形または置換は、本願の保護範囲内にはいる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。