JP7357850B2 - ブローバイガス漏れ検出装置 - Google Patents
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Description
一般に、ブローバイガス通路には、クランクケースとスロットル弁の上流側の吸気ダクトとを接続するものと、クランクケースとスロットル弁の下流側の吸気ダクトとを接続するものが知られている。これらのブローバイガス通路のうち、クランクケースとスロットル弁の下流側の吸気ダクトを接続するものは、吸気通路内の気流を検出するエアフローセンサや、吸気圧センサの検出値に基づいて、比較的容易に、漏れを検出することが可能である。これに対して、クランクケースとスロットル弁の上流側の吸気ダクトを接続するブローバイガス通路は、エンジンを作動させるために元来設けられている既存のセンサの検出値に基づいて漏れを検出することが難しい。本発明のブローバイガス漏れ検出装置は、スロットル弁の上流側に接続されるブローバイガス通路の漏れ検出用に圧力センサを設けた検出装置への適用が好適である。
まず、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置を適用したエンジンの構成について説明する。図1は、本実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置を適用したエンジンの構成を例示する図である。図2は、本実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置の主要部分を示す図である。図3は、本実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置の構成を模式的に示す断面図である。
さらに、シリンダヘッド13には、シリンダ11毎に、点火プラグ25が取り付けられている。点火プラグ25は、燃焼室17の中の混合気に強制的に点火をする。点火プラグ25は、本実施形態においては、シリンダ11の中心軸線上に配設されている。点火プラグ25の電極は、燃焼室17の中に臨んでかつ、燃焼室17の天井面の付近に位置している。
図2に示すように、可撓性の吸気ホース54が、エアクリーナー41とターボチャージャー44を接続し、吸気通路40の一部を構成している。クランクケース16と吸気通路40を連通させる一次側のブローバイガス通路47は、シリンダヘッド13から引き出され、ターボチャージャー44の近傍で吸気ホース54に接続されている。また、クランクケース16から導かれた一次側のブローバイガス通路47は、シリンダヘッド13に設けられたオイルセパレータ56を通った後、シリンダヘッド13から引き出される。オイルセパレータ56は、クランクケース16から導かれたブローバイガス中に含まれるエンジンオイルを分離するように構成されている。
図3に示すように、吸気ホース54の、第2のブローバイガス管47bに接続される部分には、ジョイント部54aが設けられており、このジョイント部54aに第2のブローバイガス管47bが接続される。ジョイント部54aは、吸気ホース54に対してほぼ直角に突出するように設けられた管であり、吸気ホース54と一体に形成されている。このジョイント部54aの先端に、第2のブローバイガス管47bの下流端が接続され、これにより、クランクケース16からオイルセパレータ56を経て導かれたブローバイガスが、スロットル弁43よりも上流側で、吸気通路40(吸気ホース54)内に環流される。
図4は、本発明の第1実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置の作用を示すフローチャートである。図5は、本実施形態のブローバイガス漏れ検出装置に備えられている圧力センサ48によって検出された圧力変動の一例を示すグラフである。図6は、ブローバイガス通路に異常がある場合において、圧力センサ48によって検出された圧力波形の一例を示すグラフである。図7は、比較例として、従来のブローバイガス漏れ検出装置において、ブローバイガス通路に異常がある場合の圧力波形の一例を示すグラフである。
図5は、圧力センサ48によって測定された圧力変動波形の一例を示す。エンジン1の始動時のクランキングにより、ピストン3が往復運動すると、これに伴いクランクケース16内の圧力も変動する。この圧力変動が一次側のブローバイガス通路47を通って伝達され、圧力センサ48によって測定される。ステップS5において、ECU10に内蔵された異常判定回路10aは、圧力センサ48によって検出された圧力の変化・変動幅が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上である場合には一次側のブローバイガス通路47に漏れ等の異常はないと判断する。
次いで、ステップS7においては、「漏れ検出完了フラグ」の値が「1」に変更され、一次側のブローバイガス通路47の異常検出処理が終了したことが記憶され、図4に示すフローチャートの1回の処理を終了する。この「漏れ検出完了フラグ」の値は、車両のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフにされるまで「1」のまま維持され、イグニッションスイッチがオフにされると、リセットされ「0」に変更される。
図8は、本実施形態によるブローバイガス漏れ検出装置の構成を模式的に示す断面図である。本実施形態のブローバイガス漏れ検出装置は、第2のブローバイガス管と、吸気ダクトである吸気通路との間の接続構造、及び圧力センサの圧力導管の構成が上述した第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、本発明の第2実施形態の、第1実施形態とは異なる部分のみを説明し、同様の構成、作用、効果については説明を省略する。
3 ピストン
6 インジェクタ
10 ECU
10a 異常判定回路
10b 空気量調整回路
11 シリンダ
12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド
14 コネクティングロッド
15 クランクシャフト
16 クランクケース
17 燃焼室
18 吸気ポート
19 排気ポート
21 吸気弁
22 排気弁
23 吸気電動SVT(可変動弁機構)
24 排気電動SVT
40 吸気通路(吸気ダクト)
41 エアクリーナー
42 サージタンク
43 スロットル弁
43a スロットル弁アクチュエータ
44 ターボチャージャー
44a タービン
44b コンプレッサ
45 インタークーラー
46 二次側のブローバイガス通路
46a PCVバルブ
47 一次側のブローバイガス通路
47a 第1のブローバイガス管
47b 第2のブローバイガス管
48 圧力センサ
48a 圧力導管
50 排気通路
51 触媒コンバーター
52 触媒コンバーター
54 吸気ホース
54a ジョイント部
54b 絞り部
55 枝管
56 オイルセパレータ
58a クランプ
58b クランプ
140 吸気通路(吸気ダクト)
140a 分岐部
142 クランプ
147 ブローバイガス管
148 圧力センサ
148a 圧力導管
Claims (7)
- ブローバイガス通路の漏れを検出するブローバイガス漏れ検出装置であって、
エンジンのクランクケースと、上記エンジンの吸気ダクトとを連通させるブローバイガス通路内の圧力を検出するための圧力センサと、
上記エンジンの燃焼室内の空気量を調整する、空気量調整回路と、
上記圧力センサによる検出信号に基づいて、上記ブローバイガス通路の異常診断を実行する異常判定回路と、
を有し、
上記空気量調整回路は、上記異常判定回路が上記ブローバイガス通路の異常診断を実行する際、上記エンジンの吸気弁を開閉させる可変動弁機構に信号を送り、上記吸気弁が閉じられる時期を早めることにより、上記エンジンの燃焼室内で圧縮される空気量を増加させることを特徴とするブローバイガス漏れ検出装置。 - ブローバイガス通路の漏れを検出するブローバイガス漏れ検出装置であって、
エンジンのクランクケースと、上記エンジンの吸気ダクトとを連通させるブローバイガス通路内の圧力を検出するための圧力センサと、
上記エンジンの燃焼室内の空気量を調整する、空気量調整回路と、
上記圧力センサによる検出信号に基づいて、上記ブローバイガス通路の異常診断を実行する異常判定回路と、
を有し、
上記空気量調整回路は、上記異常判定回路が上記ブローバイガス通路の異常診断を実行する際、上記エンジンのスロットル弁を制御するスロットル弁アクチュエータに信号を送り、上記スロットル弁の開度を増加させることにより、上記エンジンの燃焼室内で圧縮される空気量を増加させることを特徴とするブローバイガス漏れ検出装置。 - 上記異常判定回路は、上記エンジンの始動時において、上記圧力センサによって検出された検出信号に基づいて、上記ブローバイガス通路の異常診断を実行する請求項1又は2に記載のブローバイガス漏れ検出装置。
- さらに、上記ブローバイガス通路を形成するように、上記吸気ダクトと接続されるブローバイガス管と、上記ブローバイガス通路と連通し、上記ブローバイガス通路内の圧力を上記圧力センサに導く圧力導管と、を有し、上記圧力導管は、上記吸気ダクト内を通って上記ブローバイガス管の内部まで延び、上記ブローバイガス管内の圧力を上記圧力センサに導く請求項1乃至3の何れか1項に記載のブローバイガス漏れ検出装置。
- さらに、上記エンジンのクランクケースと、上記エンジンの吸気ダクトとを接続して、上記ブローバイガス通路を形成するブローバイガス管と、上記ブローバイガス通路と連通し、上記ブローバイガス通路内の圧力を上記圧力センサに導く圧力導管と、を有し、上記吸気ダクトには、上記ブローバイガス管を接続するためのジョイント部が設けられ、上記圧力導管は、圧力を上記ジョイント部から上記圧力センサに導く請求項1乃至3の何れか1項に記載のブローバイガス漏れ検出装置。
- 上記ジョイント部には、上記ブローバイガス通路の通路断面積を縮小した絞り部が設けられ、上記圧力導管は、上記ジョイント部に接続されている上記ブローバイガス管と、上記絞り部の間から圧力を上記圧力センサに導く請求項5記載のブローバイガス漏れ検出装置。
- 上記ブローバイガス通路は、上記エンジンのスロットル弁よりも上流側の吸気ダクトと、上記クランクケースとを連通させる請求項1乃至6の何れか1項に記載のブローバイガス漏れ検出装置。
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