JP7357751B1 - 蓄光レジャー用品 - Google Patents

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【解決手段】蓄光剤を含まない透明容器もしくは透明材料で外装し、蓄光剤と充填剤の混合物を内装する蓄光レジャー用品であり、外装の透明容器もしくは透明材料の530nmの光の屈折率が、充填剤の屈折率との比率が0.85~1.26になる材質で構成され、内装する蓄光剤に対し充填剤の体積の比率が0.4~2.5倍であり、充填剤が蓄光剤と透明な容器もしくは透明な材料の内側に密着もしくは溶着されおり、上記の形状が円筒、円錐、楕円、雫状、丸みのある円筒、球であり、外装の素材と同じかその他の材料で蓄光剤と充填剤が密閉されていることを特徴とする蓄光レジャー用品。

Description

本発明は、外環境に応じて蓄光剤の視認性を向上させるレジャー用品に関するものである。
従来の蓄光剤を用いたレジャー用品は、蓄光剤を水分から遮断し蓄光性能維持と形状維持のために、蓄光剤を透明の樹 脂や無機ガラスなどの容器に封入するか、樹脂や無機ガラスに混ぜ込み成形して使用されている。近年、蓄光性能が高い 蓄光剤が開発されており、発光の時間が長く、光量が強い蓄光剤を用いたレジャー用品等が製造され、より楽しまれている。サイズを大きくすると発光範囲や光量が高まるためより視認性を高めより楽しむことができる。
しかし、光量を上げるため蓄光剤の量を増やすと物体の強度が低下し、形状の維持が困難になる。また、蓄光剤は水分により劣化する傾向があるため、適宜工夫が必要である。たとえば、蓄光剤を充填剤と混ぜ密閉状態で混錬し成形したものの光量を上げる場合は、蓄光剤の比率を上げると蓄光剤が表面に露出し、強度や密閉性が低下する。蓄光剤を容器に敷詰め密閉して使用する場合は、容器の内壁で光が屈折するため、蓄光剤の光量を上げる効果が薄まる。そのため、容器のサイズを大きくし光量を上げているが、その分容積が増えるため、運搬性が落ちるなどの問題があった。
レジャー用品は、キーホルダーや飾り、釣り具、防災用品、登山具、アクセサリー、おもちゃなどがある。蓄光剤は、紫外線や可視光などの電磁波を吸収し励起状態となったものが元に戻るときに可視光の光を放出するものであり、現在はアルミン酸ストロンチウムや硫化亜鉛を基材としたものが一般的に使用されている。該充填剤は、蓄光剤と容器内面の間に充填される透明の有機物(樹脂、油)や透明の無機物(ガラス)があり故意に水分を含有しないものが用いられている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特願平6-293415
[特許文献2]特願平8-9433
[特許文献3]特願平8-132056
[特許文献4]特願平10-3911
[特許文献5]特願平11-109524
[特許文献6]特願平11-331715
[特許文献7]特願2000-23407
先行文献1(特願平6-293415)には、視認性を向上させるため、容器内の蓄光剤に透明の固体粒子を混ぜたもの を入れ、蓋をした構造が紹介されている。 特許文献2(特願平8-9433)には、ガラスの容器に蓄光剤と水分を含有する液体と蓄光剤と充填剤を適当な比 率で混合し成形した構造が紹介されている。 特許文献3(特願平8-132056)、特許文献4(特願平10-3911)、 特許文献5(特願平11-109524)には、蓄光剤と充填剤を適当な比率で混合し成形した構造が紹介されている。 特許文献6(特願平11-331715)には、蓄光剤と充填剤をプラスチック樹脂で被覆した構造が紹介されている。
しかしながら、蓄光レジャー用品の大きさを維持しつつ、大気中や水中などの外部環境に応じて視認性を高める構造に ついては解明されていなかった。
近年、光量及び発光時間が倍増した蓄光剤が開発され蓄光剤を用いたレジャー用品が多く作られており、目的に応じて、蓄光剤と成形剤の比率や形状は数多く提案されている。
本発明が解決しようとする課題は、これまで放出され視認されていなかった光を外部環境に合わせて視認者の方向に屈折させる構造にすることで、視認性を最大にできる蓄光レジャー用品を提供することにある。
発明は、蓄光剤を入れる蓄光剤を含有しない透明材料の内側に、所定の屈折率を持つ透明な流体や固体または弾性体を蓄光剤の隙間(粒子間空隙)に充填し透明材料の内面に密着させることで、容器内の蓄光剤が発した光を容器の内壁と外壁の界面で屈折させ視認者側に放射させる構造にしたことにより、蓄光剤の充填比率を増やした場合でも強度や密閉性を維持し、光量を最大にできる構造とし視認性を高めたことを特徴とする蓄光レジャー用品を提供する。
発明の蓄光レジャー用品によれば、図2の様に蓄光剤の光を視認者がいる方向に屈折させ発光の範囲と光量を高め、更に内部に大量の蓄光剤を含有できる構造にしたことで、従来品よりも視認性を高めた蓄光レジャー用品を提供することができる。
代表図 本発明の一蓄光レジャー用品を示す図である。(実施例1) 従来の蓄光レジャー用品を示す図である。(比較例1) 透明容器もしくは透明材料の形状の例を示す図である。 透明容器もしくは透明材料の形状の例を示す図である。
図1は、本発明の一実施例1の蓄光レジャー用品の平面図である。
この図に示すように、本実施例の蓄光レジャー用品は、透明材料の内壁の近くにある蓄光剤からの光を曲面の接線の傾きとスネルの法則「屈折率A×sin(θ1)=屈折率B×sin(θ2)」に算出された屈折角の合計によって、これまで見えていなかった光も視認者側に届く様に屈折させることで、視認性が高くなることを示している。
外装の透明容器や透明材料の材質は形状を維持することができ、且つ、充填剤の組み合わせで内装する蓄光剤からの屈折光を視認者側の方向に放出する屈折率を持つ素材でれば選択できる。水中の場合は、外部環境の屈折率が1.33となるため、テフロン(登録商標)等屈折率の低い樹脂を選定することで視認性低下を防ぐことができる。また、安価で劣化、変質しにくい素材ではれば更によい。一例として、メタクリル樹脂、無機ガラス、ポリスチレン、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、ポリエーテルサルホン、ポリ塩化ビニル、ポリサルホン、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ポリアリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂などのUV硬化樹脂、ウレタン樹脂、テフロン(登録商標)などがある。好ましくは、無機ガラス、ポリカーボネート、さらに好ましくは、メタクリル樹脂、ポリスチレンなどの材質がある。
外装の透明容器や透明材料の形状は、円筒状や球体や半球体、正方形や多角状など様々あるが、多角形の場合は、面の角度により屈折する方向が大よそ固定されるため、屈折させた光が必ずしも視認者の方向に向かう分けではないため、視認性向上の効果は視認者の見る角度により制限される。しかし、図4,5の様に、蓄光剤と透明充填剤が含まれる部分の透明材料の断面、円や楕円状にし、均一な曲面を持つ形状であれば屈折させた光が視認者の見る角度によらず視認者の方向に向かうため、視認性が確実に向上する。また、透明容器や透明材料の内外表面に粗さがあると屈折光が散乱し、その分光量が低下するため、外装材はきれいに成形された透明容器などの均一な面を有する方が望ましい。また透明容器や透明材料は、デザイン性向上のため適度に着色しても楽しめ、視認性を阻害しない範囲において有色透明でもよい。また、視認性は低下するが、微量の光沢物を蓄光剤と混ぜても楽しめる。
外装の透明容器や透明材料に取り付ける蓋は、金属、ガラス、容器と同じ材質または、水分を通しにくい材質のものであれば問わない。持ち運びする場合は、保持具を取り付けるために、蓄光剤と充填剤が内装されていない部分や蓋部に貫通孔を設けても良い。蓄光剤と充填剤に貫通孔が生じると露出した蓄光剤水分に晒され、貫通孔部の蓄光剤の耐久性や強度が低下する。
蓄光剤の材質は、可視光や紫外線を吸収し、可視光を放出するものであれば何でもよい。蓄光性能が高いアルミン酸ストロンチウムを主剤とする蓄光剤が良く、粒径は何でもよいが、一般的に大きい方が光量が強く発光時間が長いため好ましくは、0.5mm以上更に好ましくは1mm以上がよい。
充填剤は、故意に水分を含有しない透明の有機物もしくは透明の無機物であり、外装する透明容器や透明材料の屈折率の比率を元にスネルの法則と曲面の接線なす角から計算し、蓄光剤からの光が真っ直ぐ視認者の方向に放出される屈折率をもつ素材で、最終的に透明容器や透明材料の内面に溶着もしくは密着する素材がよい。具体的には、熱可塑性樹脂、エポキシ硬化樹脂、紫外線硬化樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、エタノール、グリセリン、シリコン油、など液状化できる素材であり、蓄光剤の隙間に浸透するものが良い。充填剤が外装の透明材料の内側と溶着もしくは密着していない場合は屈折率が1の空気等が入るため発光の光が外側に屈折するため視認者の方向に放出されず視認性が落ちるため、収縮率が高いものや透明材料の材質と硬度が異なるものなどは外装の透明材料の変形に追従できず剥離するため不適である。また、容器の外側が水中である場合は、透明材料と水の界面のスネルの法則により視認者方向に光が屈折しにくくなるため、充填剤と透明材料の界面の屈折比率が高いものを選択すると視認性が向上する。
たとえば、透明材料の屈折率が1.59で、容器内の充填剤の比率が1.49で、容器外の空気の屈折率が1で、透明材料の内径が5mmで透明材料の外径が8mmある場合、透明材料の内壁付近の蓄光剤から発する光のうち、視認者に対して真っ直ぐ進む光の下限は、入射角70度以上である。具体的には、視認者から見て側面方向を0度として、視認者の方向を90度とすると、透明材料の側面方向0度位置の蓄光剤から発した入射角70度の光は、充填剤と透明材料の界面で62度になり、更に透明材料と空気の界面(45度傾いた円筒の接線対し、17度の入射で侵入し)で、28度屈折し、62度と28度の合計で90度方向に屈折する。蓄光剤からの入射角がこれより浅いと光の放出方向が90度以下となるため、光は放射方向に拡散し視認者には届かない光が存在する。逆に、入射角70度以上の光は視認者方向に放出されるため、透明材料側面にある蓄光剤の44%((90度-70度)/90度×2(両側))の光は視認性の向上に寄与することができる。実際の光量は、蓄光剤のみ透明材料に入れ発光させた場合6Lxであり、同量の蓄光剤をいれ、隙間に充填剤を入れた本願を利用した場合は10Lx(概ね1.5倍)になった。視認距離は前者31mに対し、後者は44mであった。また、透明材料の屈折率が1.49で、透明材料内の充填剤の屈折率が1.33の場合は、透明材料側面にある蓄光剤の光の内、86度以上の光しか視認者に届かないため理論上は6%の光が届く、実際は透明材料の表面には粗さがあるため、透明材料の屈折率が1.59で、透明材料内の充填剤の屈折率が1.33の場合は、理論上は透明材料側面の蓄光剤からの光は視認者側には届かないが、容器の表面に粗さがあるため、実際は外周部がやや欠けて見えるため、屈折率の比率による限界は、1.33÷1.59で0.84となる。透明材料の大小により透明材料外部の接線の傾きが異なり屈折角が変化するが、曲率が同じであれば上記と同様になる。
また、水中で使用する場合は、外装の透明材料の屈折率が1.59で、容器内の充填剤の比率が1.49の場合は発光幅が狭く暗く見える。そのため、透明材料の屈折率が1.29などのテフロン(登録商標)樹脂容器内の充填剤の比率が1.36になる材質を用いると外装の透明材料の内径が5mmで透明容器の外径が8mmある場合、容器外の水の屈折率が1.33であるため、54度方向に放たれた蓄光剤の光は、外装の透明材料に入る際に69度になり、透明容器から水中に入る際に23度になり合計で90度以上となり視認者側に屈折する。このことから、透明容器や透明材料の材質及び充填剤の材質は、外部環境に応じて、適宜設計することが望ましい。
蓄光剤に対する充填剤の体積比率は、蓄光剤を透明材料に入れその隙間に充填剤を流し込む場合は、発光部の断面から0.7倍(重量比の場合は、0.5倍)であった。製造性を上げるため、充填剤の体積比率を3倍まで上げて行くとある比率から光量が低下する。これは、充填剤の比率を下げても蓄光剤の隙間から内部の蓄光剤の光が表面まで出てくるためである。特に充填剤の量を2.5倍以上にすると流動性が向上するため製造性は良くなるが光量が低下し、視認性が低下する。逆に、充填剤を減らしすぎると気泡が入りやすくなるため、透明材料の内壁に充填剤が密着する面積が低下し本願の効果が低下する。
実施例の一覧
Figure 0007357751000001
性能の評価方法
透明材料(透明部)の形状は、透明なパイプを切断し両端に蓋を溶着したものを用いた。パイプの長さは50mm、蓋の長さは10mmで確認した。
1. 各材質の屈折率は可視光550nmの光を中心にした文献値を使用した。
2. 蓄光剤に対する充填剤の比率は、画像解析ソフトを用いて算出した。
蓄光剤と充填剤の断面の画像を取得し、ソフトを用いて蓄光剤粒子の外周を指定し、算出された値を使用した。
3. 透明材料の内面と充填剤の隙間の密着性は、目視により確認した。95%以上密着していれば〇、90%以上密着していれば△、90%以下は×とした。
4. 光量は、1000Lxの蛍光灯の直下に30秒晒し、消灯した後、1分後の値を照度計で測定した。
5. 発光幅は、大気中及び水中で定規を使用して測定した。
6. 視認性は、夜間に同じ人間がレジャー用品の光を大気中で視認できる最大の距離を測定した。
7. 強度は、試験品の中心を支点として、18Nの力で2mm以上変形するか確認した。変形した場合は×、変形しない場合は〇とした。
8. 密閉性は、試験品を水中に漬けた後、表面の水分をふき取り、重量の増加があるか確認した。重量が増加した場合は×、重量が増加しなければ〇とした。
9. 運搬性は、既存の視認性を維持、向上させても、レジャー用品の大きさが大きくなるか確認した。大きくなる場合は×、小さくなる場合や変わらない場合は〇とした。
比較例の説明
[比較例1]
長さが50mm、容器外径が8mm、容器内径が5mm、蓋の長さが10mmのポリスチレン製の円柱容器に、アルミン酸ストロンチウム製の緑色に発光する蓄光剤を前記容器内に封入し蓋を溶着した蓄光レジャー用品を作製し性能を確認した。
蓄光剤の大気中及び水中の発光幅は容器内径と同じ5mmで、大気中の視認距離(=視認距離)は31mであった。これは実施例1よりも1.5倍低い値となった。荷重を加えても変形しなかったため強度は〇、表面が透明樹脂製となっており密閉されているため水による重量変化がなく密閉性は〇、容器の大きさはキーホルダーとして邪魔とならない大きさであるため〇(ベース)とした。
[比較例2]
蓄光剤の隙間にウレタンアクリレート樹脂を蓄光剤の体積に対し0.7倍の比率で充填し、充填剤と容器が密着しない状態で入れ蓋を溶着したことを除き、比較例1同様に性能を確認した。蓄光剤の大気中及び水中の発光幅は、比較例1と同様に5mmであり、視認距離にも優位性が見られなかった。その他性能は比較例1と同様であった。
[比較例3]
蓄光剤に対する充填剤の比率を2.5倍に上げ、容器内側に充填剤を密着させたことを除き比較例2同様に性能を確認した。蓄光剤の大気中及び水中の発光幅は、容器外径と同じ8mmになったが、発光強度が6Lxになったため視認距離は実施例1同様になった。その他性能は比較例1と同様であった。
[比較例4]
蓄光剤に対する充填剤の比率を3.0倍に上げたことを除き、比較例3と同様に性能を確認した。発光強度が2Lxとなりさらに落ちたため視認距離は12mとなり低下した。
[比較例5]
蓄光剤に対する充填剤の比率を0.4倍に下げたことを除き、比較例3と同様に性能を確認した。発光強度が7Lxとなり上がったが容器と充填剤の隙間に空隙(粒子間空隙)が多く発生しているため発光幅が疎らに広がったため視認距離にあまり変化がなかった。
[比較例6]
蓄光剤に対する充填剤の比率を0.7倍にした長さ50mm、直径8mmの円柱を作製し性能を確認した。大気中及び水中の発光幅は8mmとなり、視認距離は実施例1同様に上がったが、粉状の蓄光剤が表層に露出する箇所があるため、荷重を加えた場合変形がみられ強度が×となり、吸水による重量変化がったため密閉性が×となった。大きさは比較例1と同じため比較例1と同様に〇となった。
[比較例7]
蓄光剤に対する充填剤の比率を3.0倍にしたことを除き、比較例6と同様に性能を確認した。粉状の蓄光剤が表層に露出することなくなったため強度や密閉性は〇となったが、蓄光剤が減り発光強度が2Lxとなったため視認
距離は低下し12mとなった。
[比較例8]
円柱の直径を16mmにしたことを除き、比較例7と同様に性能を評価した。発光強度が10Lxとなり向上し、大気中及び水中の発光幅も16mmとなり視認距離が向上したが、大きさが倍になるため、運搬性が×となった。
[比較例9]
充填剤に水を用いたことを除き比較例1と同様に性能を評価した。
実施例1同様に視認性は向上したが、蓄光剤劣化させる水分を容器内に含有するため、密閉性を×とした。
[比較例10]
容器の形状を四角状にし、容器外径を8mm角、容器内径を5mm角にし、充填剤を容器側面に密着させたことを除き、比較例1同様に性能を評価した。発光強度は7Lxになったが、発光幅が5mmとなり視認距離に大きな変化はなかった。(以下略)
[比較例11]
充填剤を0.5mmの固体ガラス粒子に変更したことを除き比較例2と同様に性能を評価した。結果、発光強度は7Lxになったが、発光幅が5mmとなり視認距離に大きな変化はなかった。
[比較例12]
透明材料の形状を球体とし、内部に蓄光剤を入れ、半円割の容器を溶着したことを除き、比較例1と同様に性能を評価した。結果、発光強度は6Lxになり、発光幅が5mmとなり視認距離に大きな変化はなかった。
[実施例1]
蓄光剤と充填剤を容器内面に密着させたことを除き、比較例2同様に性能を確認した。結果、発光強度が10Lxとなり、発光幅が8mmとなり、視認距離が44mとなった。その他強度、密閉性、運搬性は、比較例2と同様であった。
[実施例2]
容器の材質をメタクリル樹脂(アクリル樹脂)にし、屈折率の比率を変更したことを除き実施例1同様に性能を確認した。結果実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例3]
容器の材質をケイ素酸のガラス製にし、屈折率の比率を変更したことを除き実施例1同様に性能を確認した。結果、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例4]蓄光剤と充填剤の比率を2.0倍にしたことを除き、実施例1と同様に性能を評価した。結果、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例5]
容器の材質をテフロン(登録商標)性とし、充填剤をポリエステルにし屈折率の比率を1.26にしたことを除き、実施例1と同様に性能を評価した。結果、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例6]
充填剤をエタノールにし屈折率の比率を1.05にしたことを除き、実施例5と同様に性能を評価した。結果、大気中の発光幅に加えて水中の発光幅が8mmとなり、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例7]容器内径を4mmにしたことを除き、実施例1と同様に性能を評価した。結果、発光強度は9になったが、結果、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例8]
充填剤の量を減らし充填剤の体積比率を0.6倍にしたことを除き、実施例1同様に性能を確認した。結果、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例9]
充填剤の量を減らし充填剤の体積比率を0.5倍にしたことを除き、実施例1同様に性能を確認した。結果、充填剤と容器側面に空隙が発生し、空隙部の光が欠け視認性が低下したが、実施例1同様に視認性は改善された。
[実施例10]
充填剤をウレタンアクリレートにしたことを除き、比較例12と同様に性能を確認した。結果、発光強度が10Lxとなり発光幅が8mm、視認距離が45mとなったことを除き実施例1同様になった。
[実施例11]
容器の形状を丸みのある円状にしたこと除き実施例2と同様に性能を評価した。結果、実施例2同様に視認性は改善された。
[実施例12]
充填剤の材質をエタノールに変更し、屈折率の比率を0.86にしたことを除き、実施例1と同様に性能を確認した。結果、実施例1と同様に視認性が改善された。
[実施例13]
円筒パイプに蓄光剤と充填剤を詰め、固めた丸棒を作製し、実施例1と同様に性能を確認した。結果、実施例1と同様に視認性が改善された。丸棒の端部は蓄光剤の比率が高く充填剤の隙間から露出しているため、重量変化があったが、丸棒の部分に接着剤の塗布やシールを張る等簡単な処置を施すと問題なく使用できるため密閉性は〇とした。
本発明に係る蓄光レジャー用品を用いれば、強度及び気密性、運搬性保持しながらも、大気中、水中を問わず高い視認性を有し、災害やレジャー時に有用に利用可能である。
(a)透明容器もしくは透明材料
(b)蓄光剤及び透明な充填剤
(c)透明材料もしくは蓋
(d)貫通孔
(e)実施例1の光の屈折方向
(f)実施例1の視認状態
(g)蓄光剤+空気
(h)比較例1の光の屈折方向
(j)比較例1の視認状態

Claims (3)

  1. 蓄光剤を含まない透明容器もしくは透明材料で外装し、蓄光剤と充填剤の混合物を内装する蓄光レジャー用品であり、外装の透明容器もしくは透明材料の530nmの光の屈折率が、充填剤の屈折率との比率が0.85~1.26になる材質で構成され、内装する蓄光剤に対し充填剤の体積の比率が0.4~2.5倍であり、充填剤が蓄光剤と透明な容器もしくは透明な材料の内側に密着もしくは溶着されおり、上記外装の形状が円、円錐、楕円、雫状、丸みのある円、球であり、外装の素材と同じかその他の材料で蓄光剤と充填剤が、密閉されていることを特徴とする蓄光レジャー用品。
  2. 蓄光剤を含まない透明容器もしくは透明材料で外装し、蓄光剤と充填剤の混合物を内装する蓄光レジャー用品であり、外装の透明容器もしくは透明材料の530nmの光の屈折率が、充填剤の屈折率との比率が0.85~1.26になる材質で構成され、内装する蓄光剤に対し充填剤の体積の比率が0.4~2.5倍であり、充填剤が蓄光剤と透明な容器もしくは透明な材料の内側に密着もしくは溶着されていることを特徴とする丸棒。
  3. 蓄光剤と充填剤が充填されていない箇所に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の蓄光レジャー用品。
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