JP7357283B2 - 空間演出決定方法、プログラム、空間演出決定システム、及び、空間演出管理システム - Google Patents

空間演出決定方法、プログラム、空間演出決定システム、及び、空間演出管理システム Download PDF

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Description

本開示は、一般に、空間演出決定方法、プログラム、空間演出決定システム、及び、空間演出管理システムに関する。本開示は、特に、対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させるための空間演出決定方法、プログラム、空間演出決定システム、及び、空間演出管理システムに関する。
従来から、空間に光を射出することで空間を演出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-067764号公報
課題は、対象空間の利用によって得られる効果を向上できる、空間演出決定方法、プログラム、空間演出決定システム、及び、空間演出管理システムを提供することである。
本開示の一態様の空間演出決定方法は、取得ステップと、推定ステップと、決定ステップとを含む。前記取得ステップは、対象空間に関連し、前記対象空間にいる人の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得するステップである。前記推定ステップは、前記空間情報に基づいて前記対象空間での前記人の活動状況の推定をするステップである。前記決定ステップは、前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システムが実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を含む。前記推定ステップは、前記人の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる人の体動に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の実施している作業に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の感情情報を利用する。前記内容決定処理は、前記推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、前記人の活動状況が前記目的の活動状況となるように、前記演出処理の内容を決定する。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、前記空間演出決定方法を実行させるための、プログラムである。
本開示の一態様の空間演出決定システムは、取得部と、推定部と、決定部とを含む。前記取得部は、対象空間に関連し、前記対象空間にいる人の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得する。前記推定部は、前記空間情報に基づいて前記対象空間での前記人の活動状況の推定をする。前記決定部は、前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システムが実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を行う。前記推定部は、前記人の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる人の体動に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の実施している作業に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の感情情報を利用する。前記内容決定処理は、前記推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、前記人の活動状況が前記目的の活動状況となるように、前記演出処理の内容を決定する。
本開示の一態様の空間演出管理システムは、前記空間演出決定システムと、前記対象空間に関連する情報を収集して前記空間演出決定システムに前記空間情報を提供する情報収集システムと、前記空間演出システムとを備える。
本開示の態様によれば、対象空間の利用によって得られる効果を向上できる、という利点がある。
図1は、一実施形態の空間演出決定方法が適用される対象空間の概略説明図である。 図2は、上記対象空間での空間演出の第1例の説明図である。 図3は、上記対象空間での空間演出の第2例の説明図である。 図4は、上記対象空間での空間演出の第3例の説明図である。 図5は、上記空間演出決定方法のフローチャートである。 図6は、上記空間演出決定方法を実施する空間演出管理システムのブロック図である。 図7は、上記空間演出管理システムに含まれる空間演出決定システムのブロック図である。 図8は、上記空間演出管理システムに含まれる空間演出システムの一部である空間演出サブシステムのブロック図である。 図9は、上記対象空間の説明図である。 図10は、上記空間演出サブシステムの第1制御ユニットのブロック図である。 図11は、上記空間演出サブシステムの第2制御ユニットのブロック図である。 図12は、上記空間演出管理システムの動作の説明図である。 図13は、上記空間演出管理システムの動作のフローチャートである。
(1)実施形態
(1-1)概要
一実施形態の空間演出決定方法は、図1に示すような施設100の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させるために利用され得る。本実施形態では、施設100は、ビル、特に、オフィスビルを想定している。図1に示すように、施設100は、様々な空間を人(従業員、客等)の利用に提供する。本実施形態では、人による利用の対象となり得る空間を対象空間110という。特に、本実施形態では、対象空間110は、人が対象空間110の内部での活動によって何らかの目的を達成するために利用される空間である。対象空間110の例としては、会議室、ワーキングスペース、コワーキングスペース、レクリエーションルームが挙げられる。なお、施設100は、1以上の建物だけではなく、建物とその建物が存在する敷地とを含んでいてもよい。施設100の例としては、住宅(例えば、戸建住宅、集合住宅)、非住宅(例えば、工場、公園、病院、商業施設、宿泊施設、アミューズメント施設、事務所、ビル、MICE施設)が挙げられる。
本実施形態の空間演出決定方法は、図1~図4に示すような、対象空間110の内部での空間演出の内容の決定に利用され得る。対象空間110の内部での空間演出は、空間演出システム20(図6参照)により実行される。ここで、図1~図4は、いずれも同じ対象空間110を示している。図1~図4は、空間演出システム20による空間演出の内容が互いに異なっている。例えば、図1~図4の空間演出は、異なる色彩効果を与えるように設定されている。具体的には、図1では、対象空間110内を白色光で照らす空間演出が実施されている。図2では、対象空間110の壁面110a,100bを青色にライトアップする空間演出が実施されている。図3では、対象空間110の壁面110a,100bを緑色にライトアップする空間演出が実施されている。図4では、対象空間110の壁面110a,100bをオレンジ色にライトアップする空間演出が実施されている。このように、対象空間110では、空間演出システム20によって異なる空間演出を行うことが可能である。
本実施形態の空間演出決定方法は、空間演出システム20に行わせる空間演出の内容を決定する方法である。本実施形態の空間演出決定方法は、図5に示すように、取得ステップS11と、推定ステップS12と、決定ステップS13とを含む。取得ステップS11は、対象空間110に関連し、対象空間110にいる人P10の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得するステップである。推定ステップS12は、空間情報に基づいて対象空間110での人P10の活動状況の推定をするステップである。決定ステップS13は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム20が実行する演出処理の内容を、推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を含むステップである。
本実施形態の空間演出決定方法では、対象空間110での演出処理の内容を、対象空間110にいる人P10の挙動に関する挙動情報を含む空間情報から得られる対象空間110での人P10の活動状況に基づいて、決定する。そのため、本実施形態の空間演出決定方法では、対象空間110の内部での人P10の活動状況を、対象空間110の利用目的に適した活動状況とすることが可能となる。例えば、人P10の活動状況を活発な状況から落ち着いた状況としたい場合には、演出内容は、図2に示すような、対象空間110の壁面110a,100bを青色にライトアップする内容に決定され得る。逆に、人P10の活動状況を落ち着いた状況から活発な状況としたい場合には、演出内容は、図4に示すような、対象空間110の壁面110a,100bをオレンジ色にライトアップする内容に決定され得る。このように、本実施形態の空間演出決定方法によれば、対象空間110の内部で人P10の活動状況に応じた演出処理を実行することが可能となる。したがって、対象空間110の利用によって得られる効果を向上できる。
(1-2)詳細
以下、本実施形態の空間演出決定方法について、図面を参照して更に詳細に説明する。本実施形態の空間演出決定方法は、図6に示す空間演出管理システム1で実行される処理に含まれている。
空間演出管理システム1は、空間演出決定システム10と、空間演出システム20と、情報収集システム60と、センサシステム70と、管理システム80とを含む。
空間演出決定システム10は、本実施形態の空間演出決定方法を実行するシステムである。空間演出決定システム10は、空間演出システム20及び情報収集システム60と通信ネットワークを介して接続可能である。なお、通信ネットワークは、インターネットを含み得る。通信ネットワークは、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成され得る。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。図6では簡略化されているが、通信ネットワークは、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
空間演出決定システム10は、図7に示すように、通信部11と、記憶部12と、処理部13とを備える。
通信部11は、通信インターフェースである。通信部11は、通信ネットワークに接続可能であり、通信ネットワークを通じた通信を行う機能を有する。通信部11は、所定の通信プロトコルに準拠している。所定の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。通信部11は、情報収集システム60と空間演出システム20に通信可能に接続される。これによって、空間演出決定システム10は、情報収集システム60と空間演出システム20と通信可能である。
記憶部12は、処理部13が利用する情報を記憶するために用いられる。例えば、記憶部12は、空間演出システム20で実行可能な演出処理の内容の記憶に利用され得る。記憶部12は、1以上の記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
処理部13は、空間演出決定システム10の全体的な制御、すなわち、通信部11及び記憶部12を制御するように構成される。処理部13は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上の(コンピュータ)プログラム(アプリケーション)を実行することで、処理部13として機能する。プログラムは、ここでは処理部13のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部13は、図7に示すように、取得部131と、推定部132と、決定部133とを備える。図7において、取得部131と推定部132と決定部133とは、実体のある構成を示しているわけではなく、処理部13によって実現される機能を示している。
取得部131は、空間情報を取得する。空間情報は、対象空間110に関連する情報である。空間情報は、対象空間110にいる人P10の挙動に関する挙動情報を含む。挙動情報は、人P10の体動に関する情報、人P10が実施している作業に関する情報、人P10の情報発信に関する情報を含み得る。人P10の体動に関する情報は、体動の大きさ(動いている、動きが少ない、動いていない等)を含み得る。人P10の実施している作業に関する情報は、対象空間110の利用目的に貢献する作業、対象空間110の利用目的に貢献しない作業が挙げられる。例えば、対象空間110の利用目的が会議である場合に、対象空間110の利用目的に貢献する作業は、PC等の情報端末を利用した議事録の作成が挙げられる。一方で、対象空間110の利用目的に貢献しない作業は、PC等の情報端末を利用した会議とは関係のない資料の作成が挙げられる。人P10の情報発信に関する情報は、発言量(発言の頻度)、声の波長、声の大きさが挙げられる。また、空間情報は、人P10の属性情報を含み得る。人P10の属性情報は、性別、年齢、職種等の人P10の個人情報に関連する情報であり得る。また、空間情報は、人P10の位置情報を含み得る。人P10の位置情報は、対象空間110での人P10の位置に関する情報である。また、空間情報は、対象空間110自体の情報を含む。例えば、対象空間110自体の情報は、対象空間110の種類、利用スケジュール、レイアウトを含み得る。種類の例としては、会議室、ワーキングスペース、コワーキングスペース、レクリエーションルームが挙げられる。利用スケジュールは、対象空間110の利用目的と当該利用目的での対象空間110の利用期間とを含み得る。利用目的の例としては、公式会議、非公式な会議(相談会等)、アイデア検討会等が挙げられる。レイアウトは、対象空間110の構造に関する情報、及び、対象空間110内における什器(机120や椅子130等)や機器等の配置情報を含み得る。取得部131は、空間情報を、情報収集システム60から取得する。
情報収集システム60は、種々の情報を収集して、空間演出決定システム10に空間情報を提供可能とするシステムである。本実施形態では、情報収集システム60は、通信ネットワークを通じて、センサシステム70と管理システム80と通信可能に接続されており、センサシステム70と管理システム80とから情報を収集する。例えば、情報収集システム60は、サーバにより実現され得る。
センサシステム70は、施設100(対象空間110)の内部にいる人P10の挙動情報を取得する。センサシステム70は、例えば、施設100に設置される複数のセンサを含み得る。複数のセンサは、人感センサ、イメージセンサ、音量センサ等を含み得る。センサシステム70に用いられるセンサは、空間演出決定システム10でどのような挙動情報を利用するかによって決定され得る。
管理システム80は、施設100の管理・運用のためのデータを集中的に扱うためのシステムである。管理システム80は、主に、施設100にいる人(従業員、客等)の管理、施設100の対象空間110の管理等に利用され得る。管理システム80は、サーバにより実現され得る。管理システム80は、施設100にいる人P10の情報を管理する。例えば、管理システム80は、施設100にいる人P10の情報を、人管理データベースに登録する。人P10の情報は、人P10の識別情報、人P10の属性情報、人P10の利用情報(利用履歴、予約履歴)等を含み得る。また、管理システム80は、施設100の対象空間110の情報を管理する。例えば、管理システム80は、対象空間110自体の情報を、対象空間管理データベースに登録する。対象空間110自体の情報は、上述したように、対象空間110の種類、利用スケジュール、レイアウトを含み得る。
情報収集システム60は、センサシステム70及び管理システム80と通信することによって、センサシステム70及び管理システム80から情報を収集する。これによって、空間演出決定システム10では、取得部131が、情報収集システム60から空間情報を取得可能となる。
推定部132は、空間情報に基づいて対象空間110での人P10の活動状況の推定をする。空間情報は、推定部132によって情報収集システム60から取得され得る。対象空間110での人P10の活動状況の例としては、活性度(活動度合い)の高い状況、活性度の低い状況、及び活性度が普通の状況が挙げられる。活性度が高い状況は、対象空間110で人P10の活発に活動している状況を想定している。対象空間110が会議室110Bである場合、対象空間110で議論が活発に行われている状況は、人P10の活動状況が、活性度が高い状況であると考えられる。また、活性度が高い状況は、過度に活性度が高い状況を含み得る。例えば、会議において、批判、否定、混乱が生じている状況は、過度に活性度が高い状況であるともいえる。活性度が低い状況は、対象空間110で人P10が受動的な態度をとっている状況を想定している。対象空間110が会議室である場合、対象空間110で議論があまり行われていない状況は、人P10の活性度が低い状況であると考えられる。また、活性度が低い状況は、過度に活性度が低い状況を含み得る。例えば、会議において、行き詰まりから抜け出せない状況、疲労やモチベーションの低下が見られる状況、ネガティブな心理状態になっている状況等は、人P10の活動状況が過度に活性度が低い状況であると考えられる。活性度が普通の状況は、活性度が高い状況と活性度が低い状況との間の状況を想定している。つまり、活性度が低い普通の状況は、活発でも落ち着いてもいない状況である。
本実施形態では、推定部132は、人P10の活動状況の推定に、挙動情報から得られる人P10の体動に関する情報を利用する。例えば、人P10の体動の大きさが大きい場合、人P10の活動状況が、活性度が高い状況にあると考えられる。一方で、人P10の体動の大きさが小さい場合、人P10の活動状況が、活性度が低い状況にあると考えられる。また、推定部132は、人P10の活動状況の推定に、挙動情報から得られる人P10の実施している作業に関する情報を利用する。例えば、対象空間110の利用目的が会議である場合に、人P10が対象空間110の利用目的に貢献する作業をしている場合、人P10の活動状況が、活性度が高い状況にあると考えられる。一方で、人P10が対象空間110の利用目的に貢献しない作業は、人P10の活動状況が、活性度が低い状況にあると考えられる。更に、推定部132は、人P10の活動状況の推定に、挙動情報から得られる人P10の感情情報を利用する。例えば、推定部132は、挙動情報に含まれる、人P10の情報発信に関する情報から、人P10の感情情報を得ることが可能である。感情の例としては、喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖等がある。人P10の情報発信に関する情報において、発言量(発言の頻度)が多く、声の波長が高く、声の大きさが大きい場合には、人P10は感情が高ぶっていると考えられる。一方で、人P10の情報発信に関する情報において、発言量(発言の頻度)が少なく、声の波長が低く、声の大きさが小さい場合には、人P10は感情が落ち着いていると考えられる。そして、人P10の感情が高ぶっている場合、人P10の活動状況が、活性度が高い状況にあると考えられる。一方で、人P10の感情が落ち着いている場合、人P10の活動状況が、活性度が低い状況にあると考えられる。また、人P10の感情情報を得る場合には、イメージセンサで得た人P10の画像に写る人P10の様子(表情や体動)を利用できる。
決定部133は、内容決定処理と、タイミング決定処理とを実行する。
内容決定処理は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム20が実行する演出処理の内容を、推定の結果(推定部132での推定の結果)に基づいて決定する処理である。本実施形態では、内容決定処理は、推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、人P10の活動状況が目的の活動状況となるように、空間演出の内容を決定する。つまり、内容決定処理は、推定の結果が目的の活動状況と異なるというイベントの発生時に、空間演出の内容を決定し、これによって、空間演出の変更を開始する。なお、内容決定処理は、推定の結果が目的の活動状況と異なるというイベントの終了時に、空間演出の変更を終了する。ここで、内容決定処理は、空間情報に基づいて、目的の活動状況を決定する。内容決定処理は、空間情報に含まれる対象空間110の利用スケジュールに基づいて、目的の活動状況を決定する。例えば、対象空間110の利用目的が会議であれば、目的の活動状況を、活性度が高い状況に設定し得る。これによって、対象空間110の会議の活性度が低い場合に、会議を盛り上げてアイデアを浮かぶようにするための空間演出を行うことができて、これより、会議での空気を切替えさせることが可能となる。例えば、対象空間110の利用目的がリラクゼーション(瞑想等)であれば、目的の活動状況を、活性度が低い状況に設定し得る。また、内容決定処理は、対象空間110の利用の進行度に応じて目的の活動状況を決定する。この場合に、内容決定処理は、空間情報に基づいて、対象空間110の利用の進行度を決定する。進行度の決定には、対象空間110の利用開始からの経過時間も利用することができる。対象空間110の利用スケジュールは、対象空間110の利用目的と利用期間とを含む。一例では、対象空間110の利用目的が会議である場合、利用期間は、導入フェーズ、進行フェーズ、及び収束フェーズに分類され得る。ここで、導入フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が普通の状況に設定し得る。また、進行フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が高い状況に設定し得る。また、収束フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が低い状況に設定し得る。別例では、対象空間110の利用目的がプレゼンテーションである場合、利用期間は、プレゼンテーションのフェーズ、質疑応答のフェーズに分類され得る。ここで、プレゼンテーションのフェーズでは、目的の活動状況を、活性度が低い状況に設定し得る。また、質疑応答のフェーズでは、目的の活動状況を、活性度が高い状況に設定し得る。別例では、対象空間110の利用目的がリラクゼーションである場合、利用期間は、導入フェーズ、集中フェーズ、及び復帰フェーズに分類され得る。ここで、導入フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が普通の状況に設定し得る。また、集中フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が低い状況に設定し得る。また、復帰フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が普通の状況に設定し得る。
タイミング決定処理は、空間情報に基づいて、演出処理の内容の変更のタイミングを決定する処理である。タイミング決定処理は、空間情報から得られる対象空間110の利用目的と、挙動情報の履歴との少なくとも一つに基づいて、タイミングを決定する。一例として、タイミング決定処理は、対象空間110の利用目的が会議であって、活性度の低下を目的として演出処置を変更する場合には、人P10の発言が終了するタイミングを、演出処理の内容の変更のタイミングとして決定してよい。また、タイミング決定処理は、対象空間110の利用目的が会議であって、活性度の増加を目的として演出処置を変更する場合には、活性度が低い状況に陥ったタイミングを、演出処理の内容の変更のタイミングとして決定してよい。活性度が低い状況は、会議の行き詰まりから抜け出せない状況、疲労やモチベーションの低下が見られる状況、ネガティブな心理状態になっている状況が挙げられる。
空間演出システム20は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させるためのシステムである。特に、空間演出システム20は、人P10の五感の2以上に対する刺激を発生させるとよい。本実施形態では、空間演出システム20は、人P10の視覚、聴覚、及び触覚の少なくとも一つに対する刺激を発生させることが可能である。空間演出システム20は、図6に示すように、複数の空間演出サブシステム200を含む。例えば、複数の空間演出サブシステム200は、施設100の複数の対象空間110にそれぞれ設置され得る。つまり、施設100では、対象空間110毎に、空間演出が可能であり得る。
各空間演出サブシステム200は、図6及び図8に示すように、制御システム30と、演出システム40と、検知システム50とを備える。
演出システム40は、施設100において対応する対象空間110の内部で人P10の五感(特に、視覚、聴覚、及び触覚)の少なくとも一つに対する刺激を発生させるために用いられる。演出システム40は、1以上の演出装置を含み得る。本実施形態では、演出装置は、視覚と聴覚と触覚との少なくとも一方に対する刺激を生じる装置である。視覚に対する刺激を生じる演出装置の例としては、シーリングライト、ダウンライト、スポットライト、ルームライト、ウォールウォッシャ、投光器等の照明器具が挙げられる。触覚に対する刺激を生じる演出装置の例としては、エアコンディショナ、ファン、ヒータ等の空調装置が挙げられる。聴覚に対する刺激を生じる演出装置の例としては、スピーカ等の電気音響変換器が挙げられる。
本実施形態では、演出システム40は、第1照明システム411、第1空調システム421、第1音響システム431、第2照明システム412、第2空調システム422、及び、第2音響システム432を含む。ここで、第1照明システム411、第1空調システム421、及び第1音響システム431は、対象空間110の全体的な空間演出に利用され得る。一方で、第2照明システム412、第2空調システム422、及び第2音響システム432は、対象空間110の局所的な空間演出に利用され得る。
図9は、対象空間110の一例を示す。対象空間110は、互いに対向する両壁面110a,110bと、窓110cと、入口側の壁面110dとを含む。対象空間110には、机120と、複数の椅子130とが配置されている。
対象空間110の天井には、複数(図示例では4つ)のダウンライト4111が設置されている。複数のダウンライト4111は、第1照明システム411に含まれる。また、天井に、複数(図示例では2つ)の投光器4121が設置されている。複数の投光器4121は、両壁面110a,110bそれぞれを全体的に照らす。複数の投光器4121は、光色が変更可能である。複数の投光器4121は、両壁面110a,110bを、青色、緑色、オレンジ色等に照らすことができる。また、天井に、複数(図示例では2つ)のウォールウォッシャ4122が設置されている。複数のウォールウォッシャ4122は、両壁面110a,110bの上端部分をそれぞれ照らす。複数のウォールウォッシャ4122は、光色が変更可能である。複数のウォールウォッシャ4122は、両壁面110a,110bの上端部を、青色、緑色、オレンジ色等に照らすことができる。複数の投光器4121及び複数のウォールウォッシャ4122は、第2照明システム412に含まれる。
更に、対象空間110の天井には、複数(図示例では2つ)の空調装置4211,4221が設置されている。空調装置4211は、第1空調システム421に含まれる。空調装置4221は、第2空調システム422に含まれる。また、対象空間110には、複数(図示例では2つ)のスピーカ4311,4321が設置されている。スピーカ4311は、第1音響システム431に含まれる。スピーカ4321は、第2音響システム432に含まれる。
演出システム40によれば、図1~図4に示すような内容の演出処理が実行可能である。
図1は、対象空間110内を白色光で照らす空間演出である。この場合、演出システム40では、複数のダウンライト4111が白色光を放射する。複数の投光器4121及び複数のウォールウォッシャ4122は使用されない。この白色光を用いた空間演出は、人P10の活動状況に対する影響が少ないと考えられる。よって、人P10の活性度の現状維持をする場合には、白色光を用いた空間演出が利用され得る。
図2は、対象空間110の壁面110a,110bを青色にライトアップする空間演出である。この場合、演出システム40では、複数のダウンライト4111が白色光を放射する。複数の投光器4121及び複数のウォールウォッシャ4122は青色光を放射する。この青色光を用いた空間演出は、人P10の心を落ち着かせ、想像力を発揮する論理性を重んじるコミュニケーションに適していると考えられている。図3は、対象空間110の壁面110a,110bを緑色にライトアップする空間演出である。この場合、演出システム40では、複数のダウンライト4111が白色光を放射する。複数の投光器4121及び複数のウォールウォッシャ4122は緑色光を放射する。この緑色光を用いた空間演出は、人P10の心を落ち着かせるとともに、クリエイティブな活動に適していると考えられている。このように、論理的思考や収束作業には寒色系や緑色が適すると考えられている。よって、人P10の活性度を低下させる場合には、青色光や緑色光を用いた空間演出が利用され得る。
図4は、対象空間110の壁面110a,110bを暖色(例えばオレンジ色)にライトアップする空間演出である。この場合、演出システム40では、複数のダウンライト4111が電球色の光を放射する。複数の投光器4121及び複数のウォールウォッシャ4122はオレンジ色の光を放射する。このオレンジ色の光を用いた空間演出は、リラックスできて、打ち解けたコミュニケーションに適していると考えられている。つまり、拡散型思考や会議の活発化には暖色系が適していると考えられている。よって、人P10の活性度を増加させる場合には、オレンジ色の光を用いた空間演出が利用され得る。
検知システム50は、施設100において対応する対象空間110にいる人P10に関する検知情報を取得する。本実施形態では、検知情報は、人P10の生体情報を含む。生体情報は、人P10の呼吸及び心拍を含み得る。生体情報は、人P10の生体リズムの決定に利用され得る。このような検知システム50は、1以上のセンサ等を含み得る。1以上のセンサは、人P10の生体情報を取得するためのセンサである。このようなセンサの例としては、脈拍センサ及び心拍センサが挙げられる。
制御システム30は、図8に示すように、第1制御ユニット31と、第2制御ユニット32とを含む。
第1制御ユニット31は、図10に示すように、通信部311と、記憶部312と、処理部313とを備える。
通信部311は、通信インターフェースである。通信部311は、通信ネットワークに接続可能であり、通信ネットワークを通じた通信を行う機能を有する。通信部311は、所定の通信プロトコルに準拠している。所定の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。通信部311は、演出システム40、検知システム50、及び空間演出決定システム10に通信可能に接続される。
記憶部312は、処理部313が利用する情報を記憶するために用いられる。例えば、記憶部312は、空間演出決定システム10から受け取った演出処理の内容の記憶に利用され得る。記憶部312は、1以上の記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、RAM、EEPROMである。
処理部313は、第1制御ユニット31の全体的な制御、すなわち、通信部311及び記憶部312を制御するように構成される。処理部313は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。処理部313は、演出内容取得部3131と、演出実行部3132とを備える。図10において、演出内容取得部3131と演出実行部3132とは、実体のある構成を示しているわけではなく、処理部313によって実現される機能を示している。
演出内容取得部3131は、空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容を取得する。空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容は、記憶部312に記憶され得る。演出実行部3132は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる演出システム40に、空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容に基づく演出処理を実行させる。特に、演出実行部3132は、演出システム40に、空間演出決定システム10で決定されたタイミングで、演出処理を実行させる。
第2制御ユニット32は、図11に示すように、通信部321と、記憶部322と、処理部323とを備える。
通信部321は、通信インターフェースである。通信部321は、通信ネットワークに接続可能であり、通信ネットワークを通じた通信を行う機能を有する。通信部321は、所定の通信プロトコルに準拠している。所定の通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。通信部321は、演出システム40、検知システム50、及び空間演出決定システム10に通信可能に接続される。
記憶部322は、処理部323が利用する情報を記憶するために用いられる。例えば、記憶部322は、空間演出決定システム10から受け取った演出処理の内容の記憶に利用され得る。記憶部322は、1以上の記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、RAM、EEPROMである。
処理部323は、第2制御ユニット32の全体的な制御、すなわち、通信部321及び記憶部322を制御するように構成される。処理部323は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。処理部323は、演出内容取得部3231と、検知情報取得部3232と、演出実行部3233とを備える。図11において、演出内容取得部3231と、検知情報取得部3232と、演出実行部3233とは、実体のある構成を示しているわけではなく、処理部323によって実現される機能を示している。
演出内容取得部3231は、空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容を取得する。空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容は、記憶部322に記憶され得る。検知情報取得部3232は、検知システム50の検知情報を取得する。検知システム50の検知情報は、記憶部322に記憶され得る。演出実行部3233は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる演出システム40に、空間演出決定システム10で決定された演出処理の内容に基づく演出処理を実行させる。特に、演出実行部3233は、演出システム40に、空間演出決定システム10で決定されたタイミングで、演出処理を実行させる。ただし、演出実行部3233は、空間演出決定システム10で決定されたタイミングの調整を行う。本実施形態では、演出実行部3233は、検知システム50で検知された生体情報に基づいて、タイミングを調整する。より詳細には、演出実行部3233は、生体情報から人P10の生体リズムを求め、この生体リズムに同期するように、演出処理の実行のタイミングを調整する。このように、演出実行部3233は、検知システム50で検知された生体情報に基づくタイミングで、空間演出決定システム10で決定された内容に基づく演出処理を、演出システム40に実行させる。これによって、人P10により適切なタイミングで演出処理の実行が可能となるから、対象空間110の利用によって得られる効果を向上できる。
(1-3)動作
以下、図5、図12及び図13を参照して、空間演出決定システム10の動作について簡単に説明する。以下の説明では、対象空間110は、会議室であって、会議に利用されることを想定している。
まず、空間演出決定システム10では、決定部133は、空間情報に基づいて、対象空間110の利用の進行度に応じて目的の活動状況を決定する。決定部133は、対象空間110の利用目的が会議であるから、対象空間110の利用期間を、導入フェーズ、進行フェーズ、及び収束フェーズに分類する(図12参照)。ここで、導入フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が普通の状況に設定する。進行フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が高い状況に設定する。収束フェーズでは、目的の活動状況を、活性度が低い状況に設定する。決定部133は、対象空間110の利用の開始時には、対象空間110の演出処理の内容を、白色光を用いた空間演出とする。
そして、空間演出決定システム10では、取得部131が、情報収集システム60から、空間情報を取得する(S11)。次に、推定部132は、空間情報に基づいて対象空間110での人P10の活動状況の推定をする(S12)。
そして、決定部133は、対象空間110の演出処理の内容を決定する(S13)。
ステップS13では、決定部133は、推定部132での推定の結果が目的の活動状況と異なるというイベントが発生したかどうかを判断する(S21)。そして、当該イベントの発生時に(S21:Yes)に、決定部133は、人P10の活動状況が目的の活動状況となるように空間演出の内容を決定し、更に空間演出の変更のタイミングを決定する。これによって、空間演出システム20は、決定されたタイミングで、空間演出の変更を開始する(S22)。そして、当該イベントの終了時に(S23:Yes)に、決定部133は、空間演出の内容を、変更前の内容に決定し、これによって、空間演出システム20は、空間演出の変更を終了する(S24)。
(1-4)まとめ
以上述べたように、空間演出決定システム10は、取得部131と、推定部132と、決定部133とを備える。取得部131は、対象空間110に関連し、対象空間110にいる人P10の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得する。推定部132は、空間情報に基づいて対象空間110での人P10の活動状況の推定をする。決定部133は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム20が実行する演出処理の内容を、推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を行う。この空間演出決定システム10によれば、対象空間110の利用によって得られる効果を向上できる。
換言すれば、空間演出決定システム10は、図5に示すような方法(空間演出決定方法)を実行しているといえる。空間演出決定方法は、空間演出システム20に行わせる空間演出の内容を決定する方法である。本実施形態の空間演出決定方法は、図5に示すように、取得ステップS11と、推定ステップS12と、決定ステップS13とを含む。取得ステップS11は、対象空間110に関連し、対象空間110にいる人P10の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得するステップである。推定ステップS12は、空間情報に基づいて対象空間110での人P10の活動状況の推定をするステップである。決定ステップS13は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム20が実行する演出処理の内容を、推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を含むステップである。この空間演出決定方法によれば、空間演出決定システム10と同様に、対象空間110の利用によって得られる効果を向上できる。
空間演出決定システム10は、コンピュータシステムを利用して実現されている。つまり、空間演出決定システム10が実行する方法(空間演出決定方法)は、コンピュータシステムがプログラムを実行することにより実現され得る。このプログラムは、1以上のプロセッサに、空間演出決定方法を実行させるためのコンピュータプログラムである。このようなプログラムによれば、空間演出システム20と同様に、対象空間110の利用によって得られる効果を向上できる。
(2)変形例
本開示の実施形態は、上記実施形態に限定されない。上記実施形態は、本開示の課題を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上記実施形態では、空間演出システム20は、対象空間110の内部で人P10の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる複数の演出装置として、複数のダウンライト4111、複数の投光器4121、複数のウォールウォッシャ4122、複数の空調装置4211,4221、及び複数のスピーカ4311,4321を含む。この場合に、空間情報は、対象空間110での人P10の位置情報と、対象空間110内での複数の演出装置の配置情報とを含んでいてもよい。そして、決定部133は、位置情報と配置情報とに基づいて、複数の演出装置から演出処理に利用する演出装置を選択してよい。例えば、図9において、左側の人P10の活動状況に着目する場合には、左側の人P10に対応する演出装置を利用すればよい。このようにすれば、対象空間110の利用によって得られる効果を更に向上できる。
一変形例では、推定部132は、人P10の活動状況の推定に、対象空間110にいる人P10の属性に関する属性情報を利用してよい。これによって、人P10の活動状況の推定の精度の向上が図れる。その結果、対象空間110の利用によって得られる効果を更に向上できる。
一変形例では、内容決定処理は、演出処理の内容の決定に、対象空間110にいる人P10の属性に関する属性情報を利用してよい。これによって、人P10により適した演出処理の内容を決定することが可能となる。したがって、対象空間110の利用によって得られる効果を更に向上できる。
一変形例では、対象空間110は、一つの区切られた空間ではなく、区切られていない空間であってもよい。例えば、会議室の場合、対象空間110は、会議室の前方や後方であってよい。
一変形例では、対象空間110の利用目的は、スケジューラの会議予約情報、対象空間110の利用者、対象空間110の音圧情報から得られる時間単位の発話量等からベイズ推定によって推定することが可能である。
一変形例では、推定部132は、学習済みモデルを利用して、人P10の活動状況の推定をすることができる。つまり、学習済みモデルは、人工知能のアルゴリズムに、空間情報と人P10の活動状況との対応関係を学習させることで生成され得る。人工知能のアルゴリズムとしては、ニューラルネットワーク等の従来周知の構成を採用できる。また、学習方法としては、教師あり学習、教師なし学習等の従来周知の学習方法を採用できる。
一変形例では、空間演出システム20による空間演出は、視覚的な刺激と聴覚的な刺激を同時に与える演出であってよい。例えば、空間演出システム20の演出システム40のスピーカ4311,4321からリズミカルな音楽を流し,その音楽に同期して、高揚感を高めるため橙色や赤色のカラーを投光器4121によって部分的に対象空間110に照射してよい。空間演出システム20による空間演出は、目的に応じて適宜設定され得る。なお、空間演出を変更するにあたっては、空間演出の変更を人P10が気付かないようにしてもよい。この場合は、一例として、投光器4121の光色を、白色から別の色に徐々に変化させればよい。また、スピーカ4311,4321から音楽を流す場合も、音楽の音量を徐々に大きくすればよい。また、空間演出システム20は、臭覚に刺激を与えてもよい。臭覚に刺激を与える演出装置としては、アロマディフューザ等が挙げられる。
上記実施形態の空間演出システム20は、必ずしも、図6及び図8に示す例に限定されない。空間演出システム20は、必ずしも、複数の空間演出サブシステム200を備えている必要はない。また、空間演出サブシステム200は、制御システム30と、演出システム40と、検知システム50とに区分されている必要はない。空間演出システム20は、少なくとも、演出内容取得部3131と、演出実行部3132とを備えていればよい。
本開示における空間演出決定システム10は、例えば、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における空間演出決定システム10としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、空間演出決定システム10における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは空間演出決定システム10に必須の構成ではなく、空間演出決定システム10の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、空間演出決定システム10の少なくとも一部の機能、例えば、処理部13の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
(3)態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様は、空間演出決定方法であって、取得ステップ(S11)と、推定ステップ(S12)と、決定ステップ(S13)とを含む。前記取得ステップ(S11)は、対象空間(110)に関連し、前記対象空間(110)にいる人(P10)の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得するステップである。前記推定ステップ(S12)は、前記空間情報に基づいて前記対象空間(110)での前記人(P10)の活動状況の推定をするステップである。前記決定ステップ(S13)は、前記対象空間(110)の内部で人(P10)の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム(20)が実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を含むステップである。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を向上できる。
第2の態様は、第1の態様に基づく空間演出決定方法である。第2の態様では、前記内容決定処理は、前記推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、前記人(P10)の活動状況が前記目的の活動状況となるように、前記演出処理の内容を決定する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を向上できる。
第3の態様は、第2の態様に基づく空間演出決定方法である。第3の態様では、前記内容決定処理は、前記対象空間(110)の利用の進行度に応じて前記目的の活動状況を決定することを含む。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第4の態様は、第3の態様に基づく空間演出決定方法である。第4の態様では、前記内容決定処理は、前記空間情報に基づいて、前記対象空間(110)の利用の進行度を決定することを含む。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第5の態様は、第1~第4の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第5の態様では、前記推定ステップ(S12)は、前記人(P10)の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる前記人(P10)の感情情報を利用する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第6の態様は、第1~第5の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第6の態様では、前記決定ステップ(S13)は、前記空間情報に基づいて、前記演出処理の内容の変更のタイミングを決定するタイミング決定処理を含む。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第7の態様は、第6の態様に基づく空間演出決定方法である。第7の態様では、前記タイミング決定処理は、前記空間情報から得られる前記対象空間(110)の利用目的と、前記挙動情報の履歴との少なくとも一つに基づいて、前記タイミングを決定する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第8の態様は、第1~第7の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第8の態様では、前記空間演出システム(20)は、人(P10)の五感の2以上に対する刺激を発生させる。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第9の態様は、第1~第8の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第9の態様では、前記空間演出システム(20)は、前記対象空間(110)の内部で人(P10)の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる複数の演出装置(4111,4121,4122,4211,4212,4311,4321)を有する。前記空間情報は、前記対象空間(110)での人(P10)の位置情報と、前記対象空間(110)内での前記複数の演出装置(4111,4121,4122,4211,4212,4311,4321)の配置情報とを含む。前記決定ステップ(S13)は、前記位置情報と前記配置情報とに基づいて、前記複数の演出装置から前記演出処理に利用する演出装置(4111,4121,4122,4211,4212,4311,4321)を選択する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第10の態様は、第1~第9の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第10の態様では、前記推定ステップ(S12)は、前記人(P10)の活動状況の推定に、前記対象空間(110)にいる人(P10)の属性に関する属性情報を利用する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第11の態様は、第1~第10の態様のいずれか一つに基づく空間演出決定方法である。第11の態様では、前記内容決定処理は、前記演出処理の内容の決定に、前記対象空間(110)にいる人(P10)の属性に関する属性情報を利用する。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第12の態様は、プログラムであって、1以上のプロセッサに、第1~第11の態様のいずれか一つの空間演出決定方法を実行させるための、プログラムである。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を更に向上できる。
第13の態様は、空間演出決定システム(10)であって、取得部(131)と、推定部(132)と、決定部(133)とを備える。前記取得部(131)は、対象空間(110)に関連し、前記対象空間(110)にいる人(P10)の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得する。前記推定部(132)は、前記空間情報に基づいて前記対象空間(110)での前記人(P10)の活動状況の推定をする。前記決定部(133)は、前記対象空間(110)の内部で人(P10)の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システム(20)が実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を行う。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を向上できる。
第14の態様は、空間演出管理システム(1)であって、第13の態様の基づく空間演出決定システム(10)と、前記対象空間(110)に関連する情報を収集して前記空間演出決定システム(10)に前記空間情報を提供する情報収集システム(60)と、前記空間演出システム(20)とを備える。この態様によれば、対象空間(110)の利用によって得られる効果を向上できる。
第15の態様は、第14の態様に基づく空間演出管理システム(1)である。第15の態様では、前記空間演出システム(20)は、演出システム(40)と、検知システム(50)と、制御システム(30)とを備える。前記演出システム(40)は、前記対象空間(110)の内部で人(P10)の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる。前記検知システム(50)は、前記対象空間(110)にいる人(P10)に関する生体情報を検知する。前記制御システム(30)は、前記検知システム(50)で検知された前記生体情報に基づくタイミングで、前記空間演出決定システム(10)で決定された内容に基づく演出処理を、前記演出システムに実行させる。この態様によれば、人(P10)により適切なタイミングで演出処理の実行が可能となるから、対象空間(110)の利用によって得られる効果を向上できる。
なお、第2~第11の態様は、第12~第15の態様にも適宜変更して適用することが可能である。
1 空間演出管理システム
10 空間演出決定システム
131 取得部
132 推定部
133 決定部
20 空間演出システム
30 制御システム
40 演出システム
4111 ダウンライト(演出装置)
4121 投光器(演出装置)
4122 ウォールウォッシャ(演出装置)
4211 空調装置(演出装置)
4212 空調装置(演出装置)
4311 スピーカ(演出装置)
4321 スピーカ(演出装置)
50 検知システム
60 情報収集システム
110 対象空間
P10 人
S11 取得ステップ
S12 推定ステップ
S13 決定ステップ

Claims (14)

  1. 対象空間に関連し、前記対象空間にいる人の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得する取得ステップと、
    前記空間情報に基づいて前記対象空間での前記人の活動状況の推定をする推定ステップと、
    前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システムが実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を含む決定ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、前記人の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる人の体動に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の実施している作業に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の感情情報を利用し、
    前記内容決定処理は、前記推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、前記人の活動状況が前記目的の活動状況となるように、前記演出処理の内容を決定する、
    空間演出決定方法。
  2. 前記内容決定処理は、前記対象空間の利用の進行度に応じて前記目的の活動状況を決定することを含む、
    請求項1の空間演出決定方法。
  3. 前記内容決定処理は、前記空間情報に基づいて、前記対象空間の利用の進行度を決定することを含む、
    請求項2の空間演出決定方法。
  4. 前記推定ステップは、前記人の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる前記人の感情情報を利用する、
    請求項1~3のいずれか一つの空間演出決定方法。
  5. 前記決定ステップは、前記空間情報に基づいて、前記演出処理の内容の変更のタイミングを決定するタイミング決定処理を含む、
    請求項1~4のいずれか一つの空間演出決定方法。
  6. 前記タイミング決定処理は、前記空間情報から得られる前記対象空間の利用目的と、前記挙動情報の履歴との少なくとも一つに基づいて、前記タイミングを決定する、
    請求項5の空間演出決定方法。
  7. 前記空間演出システムは、人の五感の2以上に対する刺激を発生させる、
    請求項1~6のいずれか一つの空間演出決定方法。
  8. 前記空間演出システムは、前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる複数の演出装置を有し、
    前記空間情報は、前記対象空間での人の位置情報と、前記対象空間内での前記複数の演出装置の配置情報とを含み、
    前記決定ステップは、前記位置情報と前記配置情報とに基づいて、前記複数の演出装置から前記演出処理に利用する演出装置を選択する、
    請求項1~7のいずれか一つの空間演出決定方法。
  9. 前記推定ステップは、前記人の活動状況の推定に、前記対象空間にいる人の属性に関する属性情報を利用する、
    請求項1~8のいずれか一つの空間演出決定方法。
  10. 前記内容決定処理は、前記演出処理の内容の決定に、前記対象空間にいる人の属性に関する属性情報を利用する、
    請求項1~9のいずれか一つの空間演出決定方法。
  11. 1以上のプロセッサに、請求項1~10のいずれか一つの空間演出決定方法を実行させるための、
    プログラム。
  12. 対象空間に関連し、前記対象空間にいる人の挙動に関する挙動情報を含む空間情報を取得する取得部と、
    前記空間情報に基づいて前記対象空間での前記人の活動状況の推定をする推定部と、
    前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる空間演出システムが実行する演出処理の内容を、前記推定の結果に基づいて決定する内容決定処理を行う決定部と、
    を備え、
    前記推定部は、前記人の活動状況の推定に、前記挙動情報から得られる人の体動に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の実施している作業に関する情報、又は、前記挙動情報から得られる人の感情情報を利用し、
    前記内容決定処理は、前記推定の結果が目的の活動状況と異なる場合に、前記人の活動状況が前記目的の活動状況となるように、前記演出処理の内容を決定する、
    空間演出決定システム。
  13. 請求項12の空間演出決定システムと、
    前記対象空間に関連する情報を収集して前記空間演出決定システムに前記空間情報を提供する情報収集システムと、
    前記空間演出システムと、
    を備える、
    空間演出管理システム。
  14. 前記空間演出システムは、
    前記対象空間の内部で人の五感の少なくとも一つに対する刺激を発生させる演出システムと、
    前記対象空間にいる人に関する生体情報を検知する検知システムと、
    前記検知システムで検知された前記生体情報に基づくタイミングで、前記空間演出決定システムで決定された内容に基づく演出処理を、前記演出システムに実行させる制御システムと、
    を含む、
    請求項13の空間演出管理システム。
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