JP7357025B2 - Protective devices, protective device design methods, radioactive material storage containers - Google Patents
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Description
本開示は、保護装置、保護装置の設計方法、放射性物質収納容器に関する。 The present disclosure relates to a protection device, a method of designing a protection device, and a radioactive substance storage container.
例えば、特許文献1に記載のキャスク(放射性物質収納容器)用緩衝体は、キャスクの端面に沿う端面側部材およびキャスクの端部外周面に沿う周面側部材が鋼材からなり、これら端面側部材および周面側部材の外側に、変形することで衝撃を吸収する衝撃吸収体が設けられる。
For example, in the buffer body for a cask (radioactive material storage container) described in
放射性物質収納容器は、輸送後、数十年の間、貯蔵場所にて保管される。このような場合、緩衝体は、緩衝性能を確保すること、貯蔵期間に渡って緩衝材の健全性を確保すること、放熱性能を確保すること、が望まれている。 Radioactive material storage containers are stored in storage locations for several decades after being transported. In such a case, the buffer is desired to ensure buffering performance, to ensure the soundness of the buffer material over the storage period, and to ensure heat dissipation performance.
本開示は、上述した課題を解決するものであり、緩衝性能、健全性、および放熱性能を確保することのできる保護装置、保護装置の設計方法、放射性物質収納容器を提供することを目的とする。 The present disclosure solves the above-mentioned problems, and aims to provide a protective device, a protective device design method, and a radioactive material storage container that can ensure buffering performance, soundness, and heat dissipation performance. .
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る保護装置は、放射性物質収納容器の胴部の軸方向の端部において径方向外側を囲むようにリング状に形成される金属部材を備え、前記金属部材は、規則的に配置して設けられた複数の穴部を有する。 In order to achieve the above object, a protection device according to one aspect of the present disclosure includes a metal member formed in a ring shape so as to surround the outside in the radial direction at the end in the axial direction of the body of the radioactive material storage container. The metal member has a plurality of regularly arranged holes.
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る保護装置の設計方法は、上述した保護装置の設計方法であって、前記穴部を有する前記金属部材の要素体モデルを作成する工程と、前記要素体モデルに基づく試験片を圧潰試験して圧潰特性を計測する工程と、前記圧潰特性から緩衝性能を算出する工程と、を含む。 In order to achieve the above object, a method for designing a protective device according to an aspect of the present disclosure includes the step of creating an element body model of the metal member having the hole portion. , a step of performing a crushing test on a test piece based on the element body model to measure crushing characteristics, and a step of calculating cushioning performance from the crushing characteristics.
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る放射性物質収納容器は、胴部と、前記胴部の軸方向の一端部を密閉する蓋部と、上述した保護装置と、を含む。 In order to achieve the above object, a radioactive substance storage container according to one aspect of the present disclosure includes a body, a lid that seals one end of the body in the axial direction, and the above-mentioned protection device. .
本開示は、緩衝性能、健全性、および放熱性能を確保することができる。 The present disclosure can ensure buffering performance, soundness, and heat dissipation performance.
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。 Embodiments according to the present disclosure will be described in detail below based on the drawings. Note that this disclosure is not limited to this embodiment. Furthermore, the constituent elements in the embodiments described below include those that can be easily replaced by those skilled in the art, or those that are substantially the same.
図1は、放射性物質収納容器の一部裁断概略図である。 FIG. 1 is a partially cutaway schematic diagram of a radioactive substance storage container.
図1に示すように、放射性物質収納容器としてのキャスク11は、胴部12と蓋部13とから構成される。胴部12は、容器本体21を有する。容器本体21は、筒状(本実施形態では円筒形状)の上端に開口部22が形成され、下端が閉塞して形成される。容器本体21は、内部にキャビティ23を有し、このキャビティ23にバスケット24が設けられる。バスケット24は、放射性物質(例えば、使用済燃料集合体)を個々に収納可能な複数のセル25が設けられる。容器本体21は、γ線遮蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品となっているが、炭素鋼の代わりにステンレス鋼を用いることもできる。また、容器本体21は、球状黒鉛鋳鉄や炭素鋼鋳鋼などの鋳造品を用いることもできる。
As shown in FIG. 1, a
胴部12は、容器本体21の外周面に所定の隙間を開けて外筒26が配設される。容器本体21の外周面と外筒26の内周面との間に、熱伝導を行う銅製の伝熱フィン27が周方向に複数設けられる。胴部12は、容器本体21と外筒26と伝熱フィン27とで囲まれる空間部に、水素を多く含有する高分子材料であって中性子遮蔽機能を有するボロンまたはボロン化合物を含有したレジン(中性子遮蔽体)28が設けられる。
In the
胴部12は、容器本体21の閉塞された下端の下側に突出する底部29が設けられる。底部29は、容器本体21の外径よりも小さく形成され、容器本体21の閉塞された下端とで囲まれる空間部を有し、この空間部にレジン(中性子遮蔽体)が設けられる。
The
胴部12は、容器本体21にキャスク11を吊上げるためのトラニオン30が設けられる。トラニオン30は、容器本体21から外筒26を貫通して設けられ、キャスク11において最も外周に突出する。
The
蓋部13は、容器本体21の開口部22に設けられ、開口部22を閉塞して容器本体21(胴部12))を密閉する。蓋部13は、一次蓋31と二次蓋32と三次蓋33を含んで構成される。一次蓋31は、γ線を遮蔽する炭素鋼やステンレス鋼を材料として円盤形状に形成される。二次蓋32は、一次蓋31を覆ってキャスク11の外側に表れるもので、一次蓋31と同様に、γ線を遮蔽する炭素鋼やステンレス鋼を材料として円盤形状に形成される。一次蓋31と二次蓋32との間は、レジン(中性子遮蔽体)28が設けられていてもよい。二次蓋の更に外側に三次蓋33が取り付けられる場合もある。三次蓋33は、一次蓋31及び二次蓋32と同様に、γ線を遮蔽する炭素鋼やステンレス鋼を材料として円盤形状に形成される。
The
一次蓋31は、容器本体21の開口部22に形成された第一段部22aに対し、炭素鋼やステンレス鋼を材料とするボルト(図示せず)により固定されて容器本体21に取り付けられる。二次蓋32は、容器本体21の開口部22に形成された第二段部22bに対し、炭素鋼やステンレス鋼を材料とするボルト(図示せず)により固定されて容器本体21に取り付けられる。図には明示しないが、一次蓋31と第一段部22aとの間、および二次蓋32と第二段部22bとの間には、金属ガスケットが設けられる。これら、金属ガスケットにより、一次蓋31と第一段部22aとの間、および二次蓋32と第二段部22bとの間の密封性が確保される。三次蓋33は、容器本体21の開口部22に形成された第一段部22cに対し、炭素鋼やステンレス鋼を材料とするボルト(図示せず)により固定されて容器本体21に取り付けられる。
The
また、胴部12において、容器本体21の開口部22には、二次蓋32の周りを囲み、キャスク11の外側に表れる筒状の上端縁22cが形成される。上端縁22cは、その上面が二次蓋32の表面よりも高い位置にあって、二次蓋32の周りを囲む。上端縁22cの上面には、三次蓋33や、キャスク11を輸送する際に用いられる緩衝体や、実施形態の保護装置1が取り付けられるボルト穴34が周方向に複数設けられている。緩衝体と保護装置1は同時に装着しないため、ボルト穴を共用する場合がある。
Further, in the
放射性物質収納容器であるキャスク11は、原子力発電設備において、例えば、使用済燃料集合体が容器本体21のバスケット24のセル25収納され、蓋部13によって密閉される。このキャスク11は、例えば、原子力発電設備から貯蔵設備に輸送される。輸送にかかり、キャスク11は、輸送用緩衝体(図示せず)が取り付けられる。輸送用緩衝体は、国際原子力機関(IAEA:International Atomic Energy Agency)の安全基準、放射性物質安全輸送規則において、事故時の輸送条件に耐える能力(密閉性、遮蔽性、未臨界性の維持)を実証するための落下試験として、高さ9mからの落下事象(落下試験I)や、直立した直径15cmの丸棒上への高さ1mからの落下事象(落下試験II)が課せられている。落下事象は、例えば(1)中心軸CLを垂直方向に向けた垂直落下、(2)中心軸CLを水平方向に向けた水平落下、(3)中心軸CLを斜めに向けた角部落下、がある。この輸送用緩衝体は、胴部12の上端縁22cおよび底部29にそれぞれ被さるように配置される。上端縁22cに被さる輸送用緩衝体は、上端縁22cに設けられたボルト穴34に取り付けられるボルト(図示せず)により、胴部12に固定される。輸送中、輸送用緩衝体が取り付けられたキャスク11は、中心軸CLを水平方向に向けた横置き状態で輸送される。そして、貯蔵場所である貯蔵設備に輸送されたキャスク11は、輸送用緩衝体が外され、保護装置1が取り付けられた保管状態とされる。
The
図2は、実施形態の保護装置の側断面図である。図3は、実施形態の保護装置の平面図である。図4は、実施形態の保護装置の金属部材の平面図である。図5は、実施形態の保護装置の金属部材の側面図である。図6は、実施形態の保護装置の金属部材の平面図である。図7は、実施形態の保護装置の金属部材の平面図である。図8は、実施形態の保護装置の金属部材の部分拡大図である。図9は、実施形態の保護装置の金属部材の部分拡大図である。図10は、実施形態の保護装置の一部拡大平面図である。図11は、実施形態の保護装置の一部拡大平面図である。図12は、図11に示す保護装置の部分側面図である。 FIG. 2 is a side sectional view of the protection device of the embodiment. FIG. 3 is a plan view of the protection device of the embodiment. FIG. 4 is a plan view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 5 is a side view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 6 is a plan view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 7 is a plan view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 8 is a partially enlarged view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 9 is a partially enlarged view of the metal member of the protection device of the embodiment. FIG. 10 is a partially enlarged plan view of the protection device of the embodiment. FIG. 11 is a partially enlarged plan view of the protection device of the embodiment. FIG. 12 is a partial side view of the protection device shown in FIG. 11.
ここで、保護装置1において、軸方向、周方向、径方向を定義する。軸方向、周方向、径方向は、保護装置1が取り付けられるキャスク11を基準とする。軸方向は、胴部12の中心を通り開口部22と底部29を貫く中心軸CLを設け、この中心軸CLに沿う方向を言う。軸方向は、胴部12が中心軸CLに沿って連続することから胴部長手方向とも言う。周方向は、中心軸CLの周りを囲む方向(中心軸CLを中心とする周り方向)を言う。径方向は、中心軸CLに交差する方向を言い、ある位置より中心軸CLから遠ざかる方向を径方向外側と言い、ある位置より中心軸CLに近づく方向を径方向内側と言う。
Here, in the
保護装置1は、図2に示すように、キャスク11における胴部12の端部であって、容器本体21の上端縁22cに取り付けられる。保護装置1は、図2および図3に示すように、蓋部材2と、ケーシング3と、金属部材4と、を有する。
As shown in FIG. 2, the
蓋部材2は、板状に形成され、キャスク11の蓋部13であって外側に表れる二次蓋32又は三次蓋33の表面に沿って配置される。図2および図3に示す蓋部材2は、二次蓋32の表面および容器本体21の上端縁22cの表面を覆うように構成される。蓋部材2は、上端縁22cに設けられたボルト穴34に取り付けられるボルト(図示せず)により、容器本体21に固定される。蓋部材2は、実施形態では、胴部12の外形よりも大きい円形状に形成される。
The
蓋部材2は、二次蓋32又は三次蓋33の表面に配置された上面に第一補強リブ2aが設けられる。第一補強リブ2aは、蓋部材2の上面に対して上方に延びるように設けられる。第一補強リブ2aは、図3に示すように、キャスク11への装着状態において、中心軸CLを中心として径方向外側へ延びて放射状に配置される。第一補強リブ2aは、実施形態では、放射状に8カ所に配置される。また、蓋部材2は、二次蓋32又は三次蓋33の表面に配置された下面に第二補強リブ2bが設けられる。第二補強リブ2bは、蓋部材2の下面に対して下方に延びるように設けられる。第二補強リブ2bは、図2および図3に示すように、容器本体21の上端縁22cの外周から径方向外側へ延びて放射状に配置される。第二補強リブ2bは、実施形態では、放射状に24カ所に配置される。
The
蓋部材2は、第一補強リブ2aおよび第二補強リブ2bを含み、剛体で形成される。剛体とは、所定の荷重を受け止めて変形を抑制されているもので、例えば、鋼材からなる。
The
ケーシング3は、蓋部材2の外周に設けられる。ケーシング3は、中空状に構成され、周方向に沿って円形状に形成され、軸方向および径方向において矩形状の断面に形成される。ケーシング3は、所定の荷重により変形することが可能に構成される。ケーシング3は、アルミ合金やステンレス鋼や炭素鋼などの金属材で構成されている。ケーシング3は、蓋部材2の板状の外周端、第一補強リブ2aの径方向外側端、および第二補強リブ2bの径方向外側端に接合される。
The
金属部材4は、中空状のケーシング3の内部に配置される。金属部材4は、中実でブロック状に形成される。金属部材4は、実施形態では、周方向に沿ってリング状に形成され、軸方向および径方向において矩形状の断面に形成される。金属部材4は、所定の荷重により変形することが可能に構成される。金属部材4は、アルミ合金やステンレス鋼や炭素鋼などの金属材で構成されている。金属部材4は、アルミ合金で構成される場合、非熱処理系(1000番台、3000番台、5000番台)のO材からなる。金属部材4は、設計引張強さSuと設計降伏点Syとが、望ましくは1≦Su/Sy≦1.5の関係を満たし、1≦Su/Sy≦2.5の関係でも良い。
The
金属部材4は、一体構造のリング状に形成される。または、金属部材4は、図4に示すように、周方向で複数(図4では8個)に分割されて、分割構造である各分割金属部材4aが組み合わされてリング状に形成される。または、金属部材4は、図5に示すように、軸方向で複数(図5では2個)に分割されたリング状に構成され、分割構造である各分割金属部材4bが組み合わされてリング状に形成される。金属部材4が分割構造とされた場合、ケーシング3は、分割構造が組み合わされてリング状とされた金属部材4を纏めて収容する構成や、分割構造の金属部材4を個々に収容しリング状に組み合わされる構成がある。従って、金属部材4は、胴部12を密閉する蓋部13の径方向外側を囲むようにリング状に形成される。
The
また、金属部材4は、図6から図12に示すように、穴部5を有する。穴部5は、中実でブロック状の金属部材4に形成される。穴部5は、形状および直径Dを一定にして金属部材4を貫通して設けられる。穴部5は、好ましくは円形状に形成される。穴部5は、図6および図7に示す実施形態では、軸方向に沿って設けられる。穴部5は、図6に示す実施形態では、貫通方向から視て、規則的な三角配列(三角格子配列とも言う)によって配列される。三角配列の穴部5は、図8に示すように、貫通方向から視て、平行に並ぶ列で隣接する中心間距離(ピッチ)Pを基準とした二点鎖線で示す正三角形に基づき配列される。また、穴部5は、図7に示す実施形態では、貫通方向から視て、規則的な正方配列によって配列される。正方配列の穴部5は、図9に示すように、貫通方向から視て、平行に並ぶ列で隣接する中心間距離(ピッチ)Pを基準とした二点鎖線で示す正方形に基づき配列される。
Further, the
また、穴部5は、図10および図11に示す実施形態では、周方向に沿って設けられる。この穴部5は、貫通方向から視て、三角配列または正方配列によって配列される。周方向に沿って設けられる穴部5は、図10および図11に示すように、周方向で複数に分割された各分割金属部材4aに対して周方向に沿って形成される。そして、金属部材4は、分割構造である各分割金属部材4aが組み合わされてリング状に形成される。穴部5は、各分割金属部材4aが組み合わされて連通される。穴部5は、各分割金属部材4aが組み合わされて連通されなくてもよい。なお、図11に示す実施形態では、各分割金属部材4aは、図12に示すように、径方向で複数に分割された小分割金属部材4aaが組み合わされて形成される。穴部5は、各小分割金属部材4aaに設けられる。穴部5は、各小分割金属部材4aaが組み合わされることで、三角配列または正方配列によって配列される。
Further, in the embodiment shown in FIGS. 10 and 11, the
穴部5は、図6から図12に示す実施形態において、金属部材4が一体構造のリング状に形成される場合、形状、ピッチP、直径Dが全て同じに形成される。また、穴部5は、金属部材4が分割構造(分割金属部材4a、小分割金属部材4aa)を組み合わされてリング状に形成される場合、形状、ピッチP、直径Dの少なくとも1つが異なっていてもよい。なお、穴部5は、金属部材4が分割構造を組み合わされてリング状に形成される場合、個々の分割構造において、形状、ピッチP、直径Dが全て同じに形成される。また、穴部5は、ピッチPと直径Dとが、0.7≦D/P≦0.9の関係を満たすことが好ましい。
In the embodiment shown in FIGS. 6 to 12, when the
また、穴部5は、金属部材4の高さHに対して直径Dが、3≦H/Dの関係を満たすことが好ましい。金属部材4の高さHとは、穴部5の衝突方向の差し渡し寸法である。衝突方向とは、金属部材4に衝突などによる荷重がかかる想定される方向である。即ち、3≦H/Dの関係を満たすとき、穴部5は、衝突方向に対して直角に並ぶ行が金属部材4に3段以上存在することとなる。
Further, it is preferable that the diameter D of the
なお、穴部5は、図には明示しないが、金属部材4を非貫通に設けられてもよい。即ち、穴部5は、金属部材4に対し、形成する方向における途中まで設けられる。金属部材4を非貫通に設けられる場合、穴部5は、形成する方向で対向しない非対向位置に配置されることが好ましい。
Although not clearly shown in the drawings, the
図13は、放射性物質収納容器の載置例を示す側断面図である。図14は、実施形態の保護装置の使用例を示す側面図である。 FIG. 13 is a side sectional view showing an example of placement of a radioactive substance storage container. FIG. 14 is a side view showing an example of how the protection device of the embodiment is used.
図2では、キャスク11が底部29を床G側に向けて中心軸CLを立てるように置かれた、いわゆる縦置きの形態を示している。この縦置きの場合、保護装置1は、キャスク11における胴部12の軸方向の端部であって、容器本体21の上端縁22cに取り付けられる。この他、キャスク11を載置例として、図13に示すように、床Gに中心軸CLが沿うように置かれた、いわゆる横置きの形態もある。横置きの形態では、キャスク11は、架台40にトラニオン30が支持されて床Gから離れて浮いた状態で置かれる。この横置きの形態の場合、保護装置1は、キャスク11における胴部12の軸方向の両端部であって、容器本体21の上端縁22c、および底部29にそれぞれ取り付けられる。横置きの形態のキャスク11に取り付けられる各保護装置1は、床Gに面して床Gから間隔を置いて配置される。各保護装置1は、キャスク11が架台40から落下した場合にキャスク11の荷重を支える。各保護装置1は、図14に示すように、同じ金属部材4で同じく穴部5が設けられる。図14で示す実施形態では、各金属部材4は、穴部5が同形状(円形状)、同ピッチ、同直径で、正方配列によって配列される。各金属部材4は、図14に示すように、周方向に位相がズレて穴部5の位置をずらして配置される場合もある。なお、図14で示す実施形態に限らず、各金属部材4は、穴部5が同ピッチ、同直径でなく、軸方向で位置がずれている場合もある。なお、図には明示しないが、各金属部材4は、穴部5が正方配列に限らず、三角配列によって配列されてもよい。
FIG. 2 shows a so-called vertical arrangement in which the
図15は、実施形態の保護装置の金属部材の設計方法のフローチャートである。図16は、実施形態の保護装置の金属部材の設計方法の1工程を示す図である。 FIG. 15 is a flowchart of a method for designing a metal member of a protection device according to an embodiment. FIG. 16 is a diagram showing one step of a method for designing a metal member of a protection device according to an embodiment.
上述したような保護装置1の金属部材4の設計方法について、図15および図16を参照して説明する。まず、所定の形態(形状、ピッチP、直径D、深さなど)の穴部5を有する金属部材4の要素体モデル(図8または図9参照)を作成する(ステップS1)。穴部5を有する金属部材4の要素体モデルは、三次元CAE(Computer Aided Engineering)によって作成される。要素体モデルの穴部5の直径Dは、保護装置1の1/1~1/4スケールの範囲であることが望ましい。また、要素体モデルの穴部5は、要素体モデルの高さHに対して直径Dが、3≦H/Dの関係を満たすことが好ましい。要素体モデルの高さHとは、穴部5の圧縮方向平行に並ぶ列に交差(直交)する方向の差し渡し寸法である。即ち、3≦H/Dの関係を満たすとき、穴部5は、衝突方向に対して直角に並ぶ行が要素体モデルに3段以上存在することとなる。また、穴の列数についても3列以上とすることが望ましい。次に、要素体モデルに基づく試験片を作り、当該試験片を圧潰試験して圧潰特性を計測する(ステップS2および図16)。次に、圧潰特性から緩衝体性能である衝撃加速度を算出する。衝撃加速度は、貯蔵中の地震時や竜巻飛来物衝突時による上方からの重量物落下・転倒や、貯蔵設備構内輸送中の落下・転倒などを想定し、例えば、構造解析(CRUSHコード・LS-DYNA)によって算出される(ステップS3)。そして、この落下時の衝撃加速度が適正値の範囲(例えば40G-60G)であれば(ステップS4:Yes)、穴部5の形態が確定する(ステップS5)。ステップS4において、落下時の衝撃加速度が適正値の範囲以外の場合(ステップS4:No)、ステップS1に戻って要素体モデルを再検討する。ステップS4からステップS1に戻る場合、要素体モデルにおいて、60Gを越えている場合は金属部材4の外形を大きくし、40Gを下回る場合は外形を小さくする(ステップS6)。
A method of designing the
このように、実施形態の保護装置1は、キャスク11の胴部12の軸方向の端部において径方向外側を囲むようにリング状に形成される金属部材4を備え、金属部材4は、規則的に配置して設けられた複数の穴部5を有する。
As described above, the
この保護装置1によれば、キャスク11の胴部12の軸方向の端部において径方向外側を囲む金属部材4に複数の穴部5を設けたことで、荷重に対して金属部材4が変形して衝撃を吸収できる。また、この保護装置1によれば、緩衝部材が金属部材4からなるため、貯蔵設備での長期の保管において腐食や熱劣化などの経年劣化を抑制できると共に耐熱性を有し、緩衝性能の低下を防げる。また、この保護装置1によれば、緩衝部材が穴部5を有する金属部材4からなるため、木材性や樹脂製の緩衝体に比べて高い放熱性能と耐熱劣化性を有する。この結果、実施形態の保護装置1は、緩衝性能、健全性、および放熱性能を確保することができる。また、実施形態の保護装置1は、金属部材4をリング状に形成することで、キャスク11の胴部12の軸方向の任意の位置にも取り付けが可能である。また、実施形態の保護装置1は、穴部5を中性子遮へい材の充填に用いることで、中性子遮へい性能を有することができる。また、実施形態の保護装置1は、穴部5が規則的に配置されることで、キャスク11へどの方向から荷重が作用してもエネルギー吸収性能を同等レベルにできる。
According to this
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4は、アルミ合金であって、非熱処理系のO材からなることが好ましい。従って、この保護装置1は、単位体積当たりのエネルギー吸収量が多く、緩衝性能を向上できる。
Further, in the
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4は、設計引張強さSuと設計降伏点Syとが、1≦Su/Sy≦2.5の関係を満たすことが好ましい。従って、この保護装置1は、強度と緩衝性とを両立でき、緩衝性能、健全性、および放熱性能を向上できる。なお、金属部材4は、破断伸びの大きい5052材が最も適している。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4は、一体構造のリング状に形成されることが好ましい。従って、この保護装置1は、金属部材4が一体構造のリング状に形成されることで、周方向において緩衝性および強度を確保できる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4が一体構造のリング状に形成される場合、穴部5は、形状、ピッチ、直径が全て同じに形成されることが好ましい。従って、この保護装置1は、キャスク11へどの方向から荷重が作用してもエネルギー吸収性能を同等レベルにできる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4は、分割構造が組み合わされてリング状に形成されることが好ましい。従って、この保護装置1は、吸収すべき落下エネルギーの大きさに応じて分割構造の組み合わせを選択することで緩衝性能が調整可能となる。具体的に、実施形態の保護装置1では、分割構造において、形状、ピッチ、直径の少なくとも1つを変更することで、緩衝性能が調整可能となる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、金属部材4の少なくとも径方向、周方向または軸方向に沿って設けられることが好ましい。従って、この保護装置1は、金属部材4の少なくとも径方向、周方向または軸方向に沿って穴部5を設けることで、キャスク11へ作用する加速度を径方向、周方向または軸方向で一定以下にでき、キャスク11の安全性能を維持できる。なお、穴部5は、径方向、周方向または軸方向の少なくとも2方向を組み合わせた方向に沿って設けられ、異なる方向同士が繋がっていてもよく、緩衝性能が調整可能となる。
Further, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、ピッチPと直径Dとが、0.7≦D/P≦0.9の関係を満たすことが好ましい。従って、この保護装置1は、荷重が急激に上昇するまでの変形量を確保できるように、必要な緩衝性能を得るための指標となる空孔率を50%以上確保できる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、金属部材4を貫通して設けられてもよい。従って、この保護装置1は、穴部5が金属部材4を貫通することで、放熱性能を向上できる。
Further, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、金属部材4を非貫通に設けられてもよい。従って、この保護装置1は、穴部5が金属部材4を非貫通に設けられることで、加工が容易になるほか、緩衝性能が調整可能となる。
Further, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5が金属部材4を非貫通に設けられる場合、穴部5は、非対向位置に配置される。従って、この保護装置1は、キャスク11へ作用する加速度を一定以下にでき、キャスク11の安全性能を維持できる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、金属部材4のリング状の軸方向にのみ開口して設けられることが好ましい。即ち、穴部5は、金属部材4のリング状の径方向において外周面および内周面に開口しない。従って、この保護装置1は、径方向からの荷重において金属部材4へ均一に荷重が入力されるように構成できる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5の開口を覆う態様で金属部材4の表面に配置されるケーシング3を含むことが好ましい。従って、この保護装置1は、穴部5への塵埃や小動物の侵入を防止できる。ケーシング3は、金属部材4の穴部5が開口する面にのみカバー部材として設けられていてもよい。
Moreover, it is preferable that the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、金属部材4の高さHに対して直径Dが、3≦H/Dの関係を満たすことが好ましい。従って、この保護装置1は、金属部材4の高さHに対して直角に並ぶ穴部5の行を3段以上配置でき、緩衝性能を十分に確保できる。
Further, in the
また、実施形態の保護装置1では、穴部5は、中実でブロック状の金属部材4に設けられることが好ましい。従って、この保護装置1は、緩衝性および強度を確保できる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護装置1では、金属部材4が胴部12の軸方向の両端部に配置される場合、各金属部材4は、穴部5の位置をずらして配置される。従って、この保護装置1は、穴部5が胴部12の軸方向の両端部で位置をずらして設けられることで、キャスク11へどの方向から荷重が作用しても、胴部12の軸方向の両端部においてエネルギー吸収性能を同等レベルにできる。
Moreover, in the
また、実施形態の保護方法は、保護装置1の設計方法であって、穴部5を有する金属部材4の要素体モデルを作成する工程と、要素体モデルに基づく試験片を圧潰試験して圧潰特性を計測する工程と、圧潰特性から緩衝性能を算出する工程と、を含む。
The protection method of the embodiment is a design method for the
この保護方法によれば、キャスク11へ作用する加速度を算出でき、この加速度を用いてキャスク11の安全性能が維持できることを推定できる。
According to this protection method, the acceleration acting on the
また、実施形態の放射性物質収納容器(キャスク11)は、胴部12と、胴部12の軸方向の一端部を密閉する蓋部13と、上述した保護装置1と、を含む。
Moreover, the radioactive substance storage container (cask 11) of the embodiment includes a
このキャスク11によれば、キャスク11の胴部12の軸方向の端部において径方向外側を囲む金属部材4に複数の穴部5を設けたことで、荷重に対して金属部材4が変形して衝撃を吸収できる。また、このキャスク11によれば、緩衝部材が金属部材4からなるため、貯蔵設備での長期の保管において腐食や熱劣化などの経年劣化を抑制できると共に耐熱性を有し、緩衝性能の低下を防げる。また、このキャスク11によれば、緩衝部材が穴部5を有する金属部材4からなるため、放熱性能を有する。この結果、実施形態のキャスク11は、緩衝性能、健全性、および放熱性能を確保することができる。また、実施形態のキャスク11は、金属部材4をリング状に形成することで、胴部12の軸方向の任意の位置にも取り付けが可能である。また、実施形態のキャスク11は、穴部5を中性子遮へい材の充填に用いることで、中性子遮へい性能を有することができる。また、実施形態のキャスク11は、穴部5が規則的に配置されることで、どの方向から荷重が作用してもエネルギー吸収性能を同等レベルにできる。
According to this
1 保護装置
4 金属部材
5 穴部
11 キャスク(放射性物質収納容器)
12 胴部
13 蓋部
1
12
Claims (18)
前記金属部材は、規則的に配置して設けられた複数の穴部を有し、前記穴部は、ピッチPと直径Dとが、0.7≦D/P≦0.9の関係を満たしており、平行に並ぶ列で隣接するピッチを基準とした三角形に基づき規則的な三角配列によって配列され、前記金属部材の高さHに対して直径Dが、3≦H/Dの関係を満たして衝突方向に対して直角に並ぶ行が前記金属部材に3段以上存在し、
前記蓋部材は、前記胴部の端部の表面を覆い、前記胴部の外形よりも大きい板状に形成され、前記蓋部材の一方面に設けられ、前記胴部への装着状態において中心軸を中心として径方向外側へ延びて放射状に配置される第一補強リブと、前記蓋部材の他方面に設けられ、前記胴部の端部の外周から径方向外側へ延びて放射状に配置される第二補強リブと、を含み、所定の荷重を受け止めて変形を抑制される剛体として形成されて、前記第一補強リブおよび前記第二補強リブの外周にリング状の前記金属部材が取り付けられる、
保護装置。 A metal member formed in a ring shape along the circumferential direction so as to surround the radially outer side at the axial end of the body of the radioactive material storage container, and having a rectangular cross section in the axial and radial directions; a lid member fixed to an end of the body to which the metal member is attached ;
The metal member has a plurality of regularly arranged holes, and the holes have a pitch P and a diameter D that satisfy a relationship of 0.7≦D/P≦0.9. The metal members are arranged in a regular triangular arrangement based on triangles based on adjacent pitches in parallel rows, and the diameter D with respect to the height H of the metal member satisfies the relationship 3≦H/D. three or more rows arranged perpendicularly to the collision direction exist in the metal member;
The lid member covers the surface of the end portion of the trunk, is formed in a plate shape larger than the outer shape of the trunk, is provided on one side of the lid member, and has a center axis when attached to the trunk. first reinforcing ribs extending radially outward from the center and disposed radially; and first reinforcing ribs provided on the other surface of the lid member extending radially outward from the outer periphery of the end of the body. a second reinforcing rib, formed as a rigid body that can receive a predetermined load and suppress deformation, and the ring-shaped metal member is attached to the outer periphery of the first reinforcing rib and the second reinforcing rib;
Protective device.
前記金属部材は、規則的に配置して設けられた複数の穴部を有し、前記穴部は、ピッチPと直径Dとが、0.7≦D/P≦0.9の関係を満たしており、平行に並ぶ列で隣接するピッチを基準とした正方形に基づき規則的な正方配列によって配列され、前記金属部材の高さHに対して直径Dが、3≦H/Dの関係を満たして衝突方向に対して直角に並ぶ行が前記金属部材に3段以上存在し、
前記蓋部材は、前記胴部の端部の表面を覆い、前記胴部の外形よりも大きい板状に形成され、前記蓋部材の一方面に設けられ、前記胴部への装着状態において中心軸を中心として径方向外側へ延びて放射状に配置される第一補強リブと、前記蓋部材の他方面に設けられ、前記胴部の端部の外周から径方向外側へ延びて放射状に配置される第二補強リブと、を含み、所定の荷重を受け止めて変形を抑制される剛体として形成されて、前記第一補強リブおよび前記第二補強リブの外周にリング状の前記金属部材が取り付けられる、
保護装置。 A metal member formed in a ring shape along the circumferential direction so as to surround the radially outer side at the axial end of the body of the radioactive material storage container, and having a rectangular cross section in the axial and radial directions; a lid member fixed to an end of the body to which the metal member is attached ;
The metal member has a plurality of regularly arranged holes, and the holes have a pitch P and a diameter D that satisfy a relationship of 0.7≦D/P≦0.9. The metal members are arranged in a regular square arrangement based on squares based on adjacent pitches in parallel rows, and the diameter D with respect to the height H of the metal member satisfies the relationship 3≦H/D. three or more rows arranged perpendicularly to the collision direction exist in the metal member;
The lid member covers the surface of the end portion of the trunk, is formed in a plate shape larger than the outer shape of the trunk, is provided on one side of the lid member, and has a center axis when attached to the trunk. first reinforcing ribs extending radially outward from the center and disposed radially; and first reinforcing ribs provided on the other surface of the lid member extending radially outward from the outer periphery of the end of the body. a second reinforcing rib, formed as a rigid body that can receive a predetermined load and suppress deformation, and the ring-shaped metal member is attached to the outer periphery of the first reinforcing rib and the second reinforcing rib;
Protective device.
前記穴部を有する前記金属部材の要素体モデルを作成する工程と、
前記要素体モデルに基づく試験片を圧潰試験して圧潰特性を計測する工程と、
前記圧潰特性から緩衝性能を算出する工程と、
を含む、保護装置の設計方法。 A method for designing a protective device according to any one of claims 1 to 16, comprising:
creating an element body model of the metal member having the hole;
a step of performing a crushing test on a test piece based on the element body model to measure crushing characteristics;
a step of calculating buffering performance from the crushing characteristic;
How to design protective devices, including:
前記胴部の軸方向の一端部を密閉する蓋部と、
請求項1から16のいずれか1項に記載の保護装置と、
を含む、放射性物質収納容器。
The torso and
a lid that seals one end of the body in the axial direction;
A protective device according to any one of claims 1 to 16,
Containers containing radioactive materials.
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