JP7355391B2 - 声と口輪筋および表情筋のトレーニング器具 - Google Patents
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Description
さらに詳細には、歌い手の豊かな表情と美しい声と姿を演出するためのボイストレーニングに適した器具を提供するものである。
したがって、口輪筋を適時に継続して鍛えることは体の健康にも大変良い影響をもたらす。
このようなことから、表情筋や口輪筋を強化するためのトレーニング器具が提供されている。例えば、特許文献1乃至3が挙げられる。
このようなことから、とりわけ、歌い手がトレーニングする器具としてはまったく不十分である。
また、上記特許文献1及び2と同様に、口輪筋や表情筋の強化を十分に考慮したものではない。
加えて、美姿勢に必須のウエストのシェイプアップを図るべく、発声時に腹式呼吸を取り入れる事ができる器具構造を検討した。複式呼吸は、腹筋、腰筋を使用するため、上記ウエストのシェイプアップに適したものだからである。
また、唇を支点として、モーメントが掛かるよう更に口唇指示部から一定の距離を置いて重心バランスをとりつつ、呼気道を設けて器具全体を構成するに至ったものである。
(1)口唇支持部と、口唇支持部の上部から前方に延在する重心バランス円柱部及び略円錐状の負荷加重部とを備え、口唇支持部から負荷加重部の先端に向けて貫通する呼気道を設けたことを特徴とする口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
(2)口唇支持部自体の輪郭の原型が略三角形であって、該三角形の口唇側の1辺が歯列に沿って略半楕円状に成型されたことを特徴とする上記(1)に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
(3)略円錐状の負荷加重部には、その先端に向かう長手方向の上下各2箇所に凹面を設けたことを特徴とする上記(1)乃至(2)に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
すなわち、必要な部位で無駄のない口輪筋や表情筋が強化されることで、無理のない発声が叶う結果、良好な声帯ケアへと繋がり、それがポリープの予防にもなる。姿勢矯正が促される結果、嚥下機能の低下予防へと繋がり、誤嚥の防止・改善にもなる。
(1)口唇支持部と、口唇支持部の上部から前方に延在する重心バランス円柱部及び略円錐状の負荷加重部とを備え、口唇支持部から負荷加重部の先端に向けて貫通する呼気道を設けたことを特徴とする口輪筋及び表情筋のトレーニング器具が提供される。
(2)口唇支持部自体の輪郭の原型が略三角形であって、該三角形の口唇側の1辺が歯列に沿って略半楕円状に成型されたことを特徴とする上記(1)に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具が提供される。
(3)略円錐状の負荷加重部には、その先端に向かう長手方向の上下各2箇所に凹面を設けたことを特徴とする上記(1)乃至(2)に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具が提供される。
一連の手順は、5つのステップで構成される。
1. 顔を正面に向ける
2. 口角をあげて器具の口唇支持部を唇で挟む(歯でかまない)
3. 器具先端部が少し上向きになるように姿勢を正して維持する
4. ロングトーンの練習(腹式呼吸)
5. 発声(ロングトーンと高低音の発声トレーニング)
6. 舌を使って声を切る練習
以下、このステップに沿って、順次、実効性を高めるための注意点と得られる効果について詳述する。
唇は口角を少し上げ気味に横に引っ張りながら挟むのが好ましい。
さらに、大切なことは、少し器具の先端が上向きになる様に挟む事である。先が重いと感じた時は、親指で下から支える。便宜的に下部左右に凹面(図3の(6))を設けていることから、利き腕の親指を軽く充てることで楽にセッティングが可能である。これで正しい使用スタートの準備が完了である。
上記トレーニング実施の結果、得られる効果として、口元のシワの軽減やほうれい線の軽減が促され、若々しい笑顔の保持に役立つ。
また、発声による声帯の振動を増幅して、唇の力(口輪筋)や笑顔の力(表情筋)などの血行を良くしたり、筋肉をリラックスさせたりと、マッサージと同等の効果を発揮し得るものである。
まずは深呼吸をするように姿勢を正し、胸を張る。続いて顔を正面にむけて、上述のとおり、口唇支持部(図1の(1))を唇で挟む。
「ウー」と少し長めに、自分に負担がない、自然な声を出し、テイルの部分が振動していることを感じ取れたら、さらに「ウー」と声を息が切れるまで発声してみる。声の大きさは、初期訓練ではあくまでも自然な感じで無理なく出す程度で良い。器具の先端部(図1参照)が少し上向きになっている状態を維持するのが重要である。
すなわち、「ウー」と一つの音を一定に保ち長く発声する事をロングトーンと言うが、本発明に係る器具使用においては、当該ロングトーンの時に腹式呼吸を使いながらトレーニングを重ねることで所望の口輪筋及び表情筋強化の実効性をあげることができるものである。この点、腹式呼吸は歌を上手に歌うのに大切なものであることを勘案するに、実に理にかなったトレーニング法である。しかも、この呼吸法がウエストのシェイプアップに繋がるという点で美姿勢と一体の本発明の効果が期待できるものである。
まず背もたれのある椅子を用意し、椅子に浅く腰掛け後、胸を張り正面を向きつつ、本発明の器具を上記要領で唇に挟んでみる。先端は上向きである。そしてそのまま、背中を倒し背もたれに当てる(この時、腰から頭の先まで一直線上にある事を認識する点に注意)。顔は斜め上を向いている状態であるが、同時に「ウー」と無理のない声でロングトーンを行う。
伸びのある発声には、声帯、口輪筋、表情筋などの脱力が必要であるところ、本発明に係る器具は、このようなトレーニングにも適しているものである。また、声帯のケアにも繋がり、無理のない発声はポリープの予防にもなる。
また、結果的には、トレーニングの波及効果として、口元のシワの軽減や、ほうれい線の軽減に繋がり、若々しい笑顔の保持になるのである。
なお、舌の稼働は自ずと首元のシェイプアップにも繋がるため、上記の訓練メニューは美姿勢上も合理的な訓練である。
また、高音を発声する時は瞬時に上半身の筋肉を絞める動きが必要であり、表情筋を横に引き上げ(笑顔)、声帯を絞めるのではなく、横に張るような感覚で高音を出す事が大切である。
これらのことを応用しながらロングトーンの訓練を重ね、だんだんとロングトーンが長くできるようトレーニングすることによって声量アップが実現できる。
その為には、一曲好きな曲に合わせて(約4分から5分)「ウ―」とか「トゥー」と発声しながら、音程、リズム及びブレスを合わせると、口輪筋、表情筋、舌筋、腹筋及び腰筋などを楽しく、実践的に鍛える事ができる。
(2)重心バランス円柱部
(3)略円錐状の負荷加重部
(4)呼気道
(5)歯列に沿って構成された略半楕円状の成型部
(6)加重調整または親指支持用の凹部
Claims (3)
- 口唇支持部と、口唇支持部の上部から前方に延在する重心バランス円柱部及び略円錐状の負荷加重部とを備え、口唇支持部から負荷加重部の先端に向けて貫通する呼気道を設けたことを特徴とする口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
- 口唇支持部自体の輪郭の原型が略三角形であって、該三角形の口唇側の1辺が歯列に沿って略半楕円状に成型されたことを特徴とする請求項1に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
- 略円錐状の負荷加重部には、その先端に向かう長手方向の上下各2箇所に凹面を設けたことを特徴とする請求項1乃至2に記載の口輪筋及び表情筋のトレーニング器具。
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JP2020215942A JP7355391B2 (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 声と口輪筋および表情筋のトレーニング器具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020215942A JP7355391B2 (ja) | 2020-12-24 | 2020-12-24 | 声と口輪筋および表情筋のトレーニング器具 |
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JP2022101409A JP2022101409A (ja) | 2022-07-06 |
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US20020115533A1 (en) | 1997-10-09 | 2002-08-22 | Ballon-Muller Ag | Method of treatment of groups of muscles in an orofacial region by using an inflatable rubber balloon as logopedic aid |
JP2019025135A (ja) | 2017-08-01 | 2019-02-21 | 株式会社パタカラ | 口腔挿入具 |
JP2019201787A (ja) | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 吉川英男 | 美容器具 |
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