JP7355332B2 - インプラント - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 開催日 令和1年9月11日~9月13日 集会名 日本金属学会 2019年秋期(第165回)講演大会 開催場所 岡山大学津島キャンパス(岡山県岡山市北区津島中2丁目1番1号)
本発明は、インプラントに関する。
インプラントとは、体内に埋め込まれる器具の総称である。医療目的で広く行われ、失われた歯根に代えて顎骨に埋め込む人工歯根、骨折・リウマチ等の治療で骨を固定するためのボルトなどがある。
歯科用のインプラントは、図7に示すように、歯槽骨50に固定されるフィクスチャー51と、このフィクスチャー51に嵌着されるアバットメント52と、このアバットメント52に嵌着される人工歯53とを備える。なお、図7の55は歯茎を示している。
このため、フィクスチャー51が歯槽骨乃至この歯槽骨の周囲の粘膜組織に密着する必要がある。このため、従来には、フィクスチャー51の外面に、微細な凹凸面を形成したものがある(特許文献1)。すなわち、この特許文献1では、フィクスチャー51の外面に、溝深さが1~30μm、溝幅が1~30μmを反復形成している。
このように、フィクスチャー51の外面に表面パターン(凹溝を反復形成したもの)を形成することによって、インプラント(歯科インプラント構造体)に近接する顎骨、顎骨に接着する軟組織(骨肉組織)における、組織毎の細胞群体の成長と成長の向き(配向)を制御するというものである。
また、従来には、約2~25ミクロンの範囲の幅で、約2~25ミクロンの範囲の深さの溝を形成し、この溝に、微小幾何学不規則パターンの微小咬合面小窩を設けたものがある(特許文献2)。この場合の微小咬合面小窩は約0.1~約4ミクロンの範囲のものである。
特開2018-198663号公報 特表2007-525280号公報
骨をつくっている組織(骨組織)は、主にコラーゲン細線維や、アパタイト類(リン酸カルシウムなどを含む)などの無機質を多く含んだ細胞外基質からできていて、これを骨基質という。この骨基質は骨芽細胞によって、合成・分泌される。また、骨組織には、骨基質を吸収する破骨細胞が存在し、このため、骨は、常に、破骨細胞が古い骨基質を取り除き、そこに、骨芽細胞が新しい骨基質に入れ替えを行うことになる。
ところで、骨は骨基質の配向により高い力学機能を発揮する。骨再生において、骨密度の回復とともに荷重作用方向に沿った骨配向化の重要性が指摘されている。しかしながら、前記特許文献1のように、細胞サイズの凹溝を反復形成したものでは、細胞-材料界面での接着斑の形成・成熟化に起因した骨基質の配向化を得ることができない。また、特許文献2では、約2~25ミクロンの範囲の幅で、約2~25ミクロンの範囲の深さの溝に、微小咬合面小窩が設けられているが、この場合であっても、接着斑の形成・成熟化に起因した骨基質の配向化を得ることができない。
そのため従来から、インプラント周囲の新生骨組織を早期に健全な骨(配向化骨)にできる構造異方性に考慮したインプラントの開発が望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みて、細胞-材料界面での接着斑の形成・成熟化に起因した骨基質配向性の向上を促進することで、力学刺激による骨配向化の前段階で、周囲の新生骨組織を早期に健全な骨(配向化骨)にできるインプラントを提供する。
本発明者は、複数の微細溝にて構成される微細周期構造上では、骨芽細胞は微細周期構造の微細溝の配向方向に沿って優先配列化する一方、配列化細胞が産生する骨基質は、微細周期構造の周期間隔が所定間隔値を境に配向方向が変化することを見出した。具体的には、微細周期構造の周期間隔が所定間隔値以上では、図8に示すように、細胞の配向方向および骨基質の配向方向がこの微細周期構造の微細溝の配向方向に倣い、所定間隔値未満では、図9に示すように、細胞の配向方向はこの微細周期構造の微細溝の配向方向に倣うが、骨基質の配向方向がこの微細周期構造の微細溝の配向方向に直交することを見出した。また、ランダム形状の微細構造上では骨芽細胞および骨基質は無配向となった。本発明のインプラントは微細周期構造を体内骨埋設部位に設けたものである。間葉系幹細胞、骨芽細胞、骨芽前駆細胞が微細周期構造上に接着斑を介して接着すると、接着斑は細胞接着・骨基質形成過程で微細周期構造の周期間隔に応じた特異的な形態を示し、骨基質の配向方向(直交性/平行性)が決定される。
本発明のインプラントによれば、微細周期構造による組織レベルでの骨基質配向化を制御できる。
前記微細周期構造の溝幅を2μm未満に設定するのが好ましい。このように設定することによって、細胞が微細溝内に入りにくく,接着斑が微細周期構造上に接着することができる。接着斑が微細周期構造上に接着し成熟化すると特定の遺伝子(例えばTspan11など)が活性化し、骨基質の配向化を得ることができる。
前記微細周期構造の周期間隔を、骨基質の配向方向がこの微細周期構造の微細溝の配向方向に倣う所定間隔値以上に設定して、この微細周期構造の微細溝の配向方向を体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向であるように設定できる。ここで、荷重方向とは、本インプラントの体内骨埋設部位を、体内骨に埋設した状態において、この体内骨埋設部位に作用する荷重方向である。この場合、微細周期構造の微細溝の配向方向として、この荷重方向に対して30°以下で交差する直線に沿うもの(略平行)も含むものとする。このように設定することによって、力学刺激による骨配向化の前段階で、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。
前記微細周期構造の周期間隔を、骨基質の配向方向がこの微細周期構造の微細溝の配向方向に対して交差する所定間隔値未満に設定して、この微細周期構造の微細溝の配向方向を体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向に対して60°以上(略直交)となるように設定できる。このように設定することによって、力学刺激による骨配向化の前段階で、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。
また、段落0012において記載した配列化細胞が産生する骨基質の配向方向が変化する微細周期構造の周期間隔の所定間隔値は、一例としては0.6μm~0.9μmとすることができる。微細周期構造の周期間隔が所定間隔値以上であれば、微細周期構造の微細溝の配向方向を、体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向に対して交差角が30°以下(略平行)となるように配向させることができる。これによって、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。細周期構造の周期間隔が所定間隔値未満であれば、微細周期構造の微細溝の配向方向を、体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向に対して交差角が60°以上(略直交)となるように配向させることができる。これによって、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。
インプラントとして、人工歯根と、支台と、人工歯とを備え、前記人工歯根が前記体内骨埋設部位を構成するものであってもよい。すなわち、歯科用のインプラントを構成できる。
インプラントとして、ステムと、ヘッドと、ライナーと、ソケットとを備え、前記ステムが前記体内骨埋設部位を構成するものであってもよい。すなわち、人工関節を構成できる。
本発明は、これまでのインプラントでは達成できない骨配向性を有する健全な骨再生が可能となり、力学刺激による骨配向化の前段階で、周囲の新生骨組織を早期に配向化骨にできる。
本発明のインプラントに形成される微細周期構造と、荷重作用方向との関係を示し、(a)は微細周期構造の微細溝の配向方向と荷重作用方向が平行の場合の簡略図であり、(b)は微細周期構造の微細溝の配向方向と荷重作用方向が直交する場合の簡略図である。 本発明のインプラントが歯槽骨に嵌入されている状態の説明図である。 本発明のインプラントの分解状態の正面図である。 微細周期構造を示し、(a)は図1(a)の要部拡大図であり、(b)は図1(b)の要部拡大図である。 微細周期構造作成手段の簡略図である。 人工関節の分解図である。 一般的な歯科用のインプラントが歯槽骨に嵌入されている状態の説明図である。 微細周期構造の周期間隔が所定間隔値以上の細胞の配向方向および骨基質の配向方向を示す簡略図である。 微細周期構造の周期間隔が所定間隔値未満の細胞の配向方向および骨基質の配向方向を示す簡略図である。 配向性をもたないランダム形状の微細構造を導入した基板上でのコラーゲン基質免疫染色像である。 複数の微細溝にて構成される微細周期構造(周期間隔0.9μm)を導入した基板上でのコラーゲン基質免疫染色像である。 複数の微細溝にて構成される微細周期構造(周期間隔0.53μm)を導入した基板上でのコラーゲン基質免疫染色像である。
以下本発明の実施の形態を図1~図12に基づいて説明する。
図2は本発明に係るインプラントが歯槽骨Bに嵌入されている状態を示し、図3はこのインプラントの分解状態を示す。インプラントは、歯槽骨Bに固定されるフィクスチャー1と、このフィクスチャー1に嵌着されるアバットメント2と、このアバットメント2に嵌着される人工歯3とを備える。フィクスチャー1は、フィクスチャー本体1aと、このフィクスチャー本体1aの上部に配設されるカラー1bとからなる。フィクスチャー本体1aが歯槽骨B内に嵌入され、カラー1bが歯肉4に対応する。
また、フィクスチャー1及びアバットメント2は、この種のフィクスチャー及びアバットメントに一般的に使用されるものであって、チタン、チタン合金、ステンレス、セラミックス等で構成される。また、人工歯3は、例えば、レジン(プラスチック)、セラミック(陶器)、セラミックとレジンを混ぜたハイブリッドセラミック、金合金などがある。
ところで、このような歯科用のインプラントには、フィクスチャー1に雄ねじが形成されたスクリュウ型と、また、雄ねじが形成されないシリンダ型とがあり、この実施形態では、雄ねじが形成されないシリンダ型である。また、このフィクスチャー1の本体部1bを体内骨埋設部位Mと呼ぶことができる。
そして、フィクスチャー1のフィクスチャー本体1aには、図1(a)(b)に示すように、複数の微細溝8からなる微細周期構造6(図4参照)が設けられている。
微細周期構造6は、加工閾値近傍の照射強度で直線偏光のレーザを照射し、その照射部分をオーバーラップさせながら走査して、自己組織的に形成している。このため、微細周期構造作成手段として、図5に示すレーザ表面加工装置を使用する。レーザ発生器11で発生したレーザは、ミラー12により加工材料Wに向けて折り返され、メカニカルシャッタ13に導かれる。レーザ照射時はメカニカルシャッタ13を開放し、レーザ照射強度は1/2波長板14と偏光ビームスプリッタ16によって調整可能とし、1/2波長板15によって偏光方向を調整し、集光レンズ17によって、XYθステージ19上の加工材料W表面に集光照射する。
微細周期構造の微細溝8の配向方向として、図1(a)では、フィクスチャー1の軸心方向(長手方向)であって、体内骨埋設部位M(フィクスチャー1の本体部1a)の埋設状態において作用する荷重方向Fに沿ったものであり、図1(b)では、フィクスチャー1の周方向であって、体内骨埋設部位M(フィクスチャー1の本体部1a)の埋設状態において作用する荷重方向Fに直交する方向に沿ったものである。
微細周期構造の微細溝8の周期間隔は2μm未満に設定することによって、微細周期構造の微細溝内に骨芽細胞が入りにくく、接着斑が微細周期構造上に接着することができる。接着斑が微細周期構造上に接着し成熟化すると特定の遺伝子(例えばTspan11など)が活性化し、骨基質の配向化を得ることができる。
体内骨埋設部位Mを歯槽骨Bに埋め込んだ場合、荷重作用方向に沿った微細溝8からなる微細周期構造6を設けたものであって、溝間が、所定間隔値以上であれば、微細溝8の配向方向に沿って配向する配向化骨を形成することができる。これに対して、所定間隔値未満とした場合、微細溝8の配向方向と直交する配向化骨を形成することができる。
このため、図1(a)に示すものでは、微細周期構造6の溝間を所定間隔値以上に設定すると、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。ところで、図1(a)では、微細溝8の配向方向と荷重作用方向とを平行に配設していたが、微細溝8の配向方向が、荷重作用方向に対して30°以下で交差したものであってもよく、この場合であっても、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。
また、図1(b)に示すものでは、微細周期構造6の溝間を所定間隔値未満に設定すると、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。図1(b)では、微細溝8の配向方向と荷重作用方向とを直交に配設していたが、微細溝8の配向方向が、荷重作用方向に対して60°以上で交差したものであってもよく、この場合であっても、骨基質を荷重作用方向に配向させることができる。
本発明のインプラントは、細胞-材料界面での接着斑の形成・成熟化に起因した骨基質配向性を制御するものである。このため、本発明のインプラントによれば、力学刺激による骨配向化の前段階で、周囲の新生骨組織を早期に健全な骨(配向化骨)に誘導することができる。
図6は人工関節を示し、この人工関節は、ステム21と、ヘッド22と、ソケット23と、ソケット23の内側にはめ込まれるライナー24とを備える。ライナー24以外は、チタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス合金、タンタル、セラミックなどの材質からなり、ライナー24は、超高分子ポリエチレン、セラミック等からなる。
ステム21が、体内骨埋設部位Mを構成し、この体内骨埋設部位Mに図1(a)(b)に示すような複数の微細溝8からなる微細周期構造6が設けられている。このため、歯科用のインプラントと同様の作用効果を奏することになる。
本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、インプラントとして、歯科用インプラントや人工関節に限るものではなく、髄内釘、体内に埋め込まれるボルト、スクリュー、プレート等であってもよい。また、歯科用インプラントとして、前記実施形態では、雄ねじが形成されないシリンダ型であったが、雄ねじが形成されたスクリュウ型であってもよい。
フェムト秒レーザ(中心波長;1.03μmおよび0.8μm)の直線偏光照射により、Ti-6Al-4V基板に複数の微細溝にて構成される微細周期構造を導入した。微細周期構造の周期間隔は、レーザの中心波長が1.03μmの場合は0.9μmとなり、レーザの中心波長が0.8μmの場合は0.53μmとなった。対照群として、同等の表面粗さを保ちつつ配向性をもたないランダム形状の微細構造をフェムト秒レーザ(中心波長;1.03μmおよび0.8μm)の円偏光照射により、Ti-6Al-4V基板に導入した。
マウス新生児頭蓋冠より単離した初代骨芽細胞を基板上で培養し、初期接着に基づく細胞配向性および細胞骨格たんぱく質・接着斑の形態を免疫細胞化学にて定量的に解析した。長期培養では、石灰化誘導を行い、レーザラマン顕微鏡によりコラーゲン配向性を解析した。
配向性をもたないランダム形状の微細構造を導入した基板上では、骨芽細胞およびコラーゲン基質は無配向を示した(図10参照)。複数の微細溝にて構成される微細周期構造を導入した基板上では、骨芽細胞は微細周期構造の微細溝の配向方向に沿って優先配列化した一方、配列化骨芽細胞が産生する骨基質(コラーゲン/アパタイト)は、微細周期構造の周期間隔に応じて異なる応答を示した。微細周期構造の周期間隔が0.9μm場合、配列化骨芽細胞が産生するコラーゲン基質は、微細周期構造の微細溝および細胞の配向方向に沿って線維形成され(図8、図11参照)、微細周期構造の周期間隔が0.53μm場合、配列化骨芽細胞が産生するコラーゲン基質は、微細周期構造の微細溝および細胞の配向方向に垂直に線維形成する(図9、図12参照)ことが認められた。
複数の微細溝にて構成される微細周期構造を導入した基板上では、骨芽細胞の接着斑は微細周期構造の周期間隔に応じた特異的な形態を示し、接着斑成熟化が細胞配列化とともに、骨基質配向化を制御する可能性が示唆された。
6 微細周期構造
8 微細溝
M 体内骨埋設部位

Claims (3)

  1. 間葉系幹細胞、骨芽細胞、骨芽前駆細胞が接着斑を介して接着する複数の微細溝にて構成される微細周期構造を体内骨埋設部位に設けたインプラントであって、
    前記微細周期構造の周期間隔が0.6μm~0.9μm以上の範囲で、微細周期構造の微細溝の配向方向を、体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向に対して交差角が30°以下となるように配向させ、微細周期構造の周期間隔が0.6μm~0.9μm未満の範囲で、微細周期構造の微細溝の配向方向を、体内骨埋設部位の埋設状態において作用する荷重方向に対して交差角が60°以上となるように配向させてなることを特徴とするインプラント。
  2. 人工歯根と、支台と、人工歯とを備え、前記人工歯根が前記体内骨埋設部位を構成することを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
  3. ステムと、ヘッドと、ライナーと、ソケットとを備え、前記ステムが前記体内骨埋設部位を構成することを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
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