JP7355314B2 - 害虫忌避具 - Google Patents

害虫忌避具 Download PDF

Info

Publication number
JP7355314B2
JP7355314B2 JP2019176388A JP2019176388A JP7355314B2 JP 7355314 B2 JP7355314 B2 JP 7355314B2 JP 2019176388 A JP2019176388 A JP 2019176388A JP 2019176388 A JP2019176388 A JP 2019176388A JP 7355314 B2 JP7355314 B2 JP 7355314B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
pest repellent
wrist
ankle
length adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019176388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021052596A (ja
Inventor
佐知子 長友
熙達 林
綾子 坂本
寛 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Group Foods Ltd
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Asahi Group Foods Ltd
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Group Foods Ltd, Osaka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Asahi Group Foods Ltd
Priority to JP2019176388A priority Critical patent/JP7355314B2/ja
Publication of JP2021052596A publication Critical patent/JP2021052596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7355314B2 publication Critical patent/JP7355314B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

本発明は、乳幼児や子供の手首や足首等に装着して使用するのに適した害虫忌避具に関するものである。
従来、蚊、アブ、ブユ等の害虫を寄せ付けないようにするための害虫忌避剤として、皮膚に噴霧するスプレー式のものや、皮膚に塗布するためにシ-ト状基材に浸み込ませたものが存在する。このような害虫忌避剤は、皮膚に直接、噴霧したり塗布するので、皮膚がべたついたり、含有する成分の影響により皮膚に炎症を起こす場合があるため、粘度やpH、忌避剤成分を調整するなどしていた(特許文献1、2)。
しかしながら、乳幼児や子供においては、このような忌避剤を噴霧すると、口から吸引してむせてしまったり、害になることもあり、pHや忌避剤成分を調整してはいるものの、皮膚の敏感な人などには、肌荒れや炎症を起こしたり、アレルギー症状を引き起こし、使用が制限されることがある。
そこで、皮膚に直接、噴霧したり塗布したりするのではなく、手首や足首に装着して使用するようにした害虫忌避具が実用化されている。このような害虫忌避具としては、シリコーンゴムを含有する硬度50度以下の環状ゴム成形体に、飛翔害虫忌避香料組成物を保持したものとしたり、シリコーンゴムを含有する硬度45度以下のゴム成形体に、飛翔害虫忌避香料組成物を保持したものとし、そのゴム成形体を帯状体として、この帯状体の端部どうしを結合させて、環状体としたものが存在する(特許文献3、4)。
特開2007-51097号公報 特開2018-35095号公報 特再公表WO2013-187463号公報 特再公表WO2017-170362号公報
しかしながら、前記特許文献3、4に記載された害虫忌避具においても、手首や足首に装着した状態で活動すると、その手首や足首に装着している害虫忌避具が、他の物に引っ掛かったりすることがある。特に、乳幼児や子供では、色々な場所で遊んでいる最中などに、他の物に手足が引っ張られて痛い目に合ったり、自分の体重より重い物に引っ掛かったりすると、手足が捉えられて転んだりしてケガをする場合がある。
そこで、本発明は、害虫忌避剤を皮膚に直接噴霧または塗布しないようにして、害になることも少なく、皮膚がべたつくことも少なく、肌荒れや炎症、アレルギー症状などを引き起こすことも少なく、さらに乳幼児や子供に限らず、大人においても、手首や足首に装着した害虫忌避具が他の物に引っ掛かったりすると、その害虫忌避具が破断して手足から取り外されることにより、手足が引っ張られて痛い目に合うことなく、また手足が捉えられて転んだりしてケガをすることのない害虫忌避具を提供することを目的としてなされたものである。
本発明の害虫忌避具は、害虫忌避剤を含有した熱可塑性エラストマーからなり、手首または足首の表面に当てる装着体1と、装着体1の一端より延長した長さ調節体2と、装着体1の他端より延長した係止体3とからなるものとしている。前記長さ調節体2は、破断部5aを介して複数のボール5bを連結してボールチェーン状とした先端に係止部6を有している。前記係止体3は、前記長さ調節体2のボール5bおよび係止部6の係止孔7を有している。そして、この害虫忌避具を手首または足首に装着した状態で、前記長さ調節体2に一定以上の引っ張り力が作用したときに、前記破断部5aで破断するようにしている。
本発明の害虫忌避具においては、前記係止体3の係止孔7に前記長さ調節体2の係止部6を押入して、この係止部6を一定の力で引っ張ることにより、前記係止体3を適切なボール5b間の破断部5aに位置決めすることにより、使用者の手首または足首の周長に合わせて適宜寸法に調節することができるようにしている。
本発明の害虫忌避具においては、前記長さ調節体2の破断部5aの引張強度を、20~50Nとしている。
本発明の害虫忌避具においては、全体としての引張ひずみを、200~300%としている。
本発明の害虫忌避具は、害虫忌避剤を皮膚に直接噴霧または塗布しないようにしており、手首または足首に装着した場合に害虫忌避剤がしみ出すことがあっても、極少量であるので、害になることも少なく、皮膚がべたつくことも少なく、肌荒れや炎症、アレルギー症状などを引き起こすことも少ないものとなる。
さらに、本発明の害虫忌避具は、乳幼児や子供に限らず、大人においても、手首や足首に装着した害虫忌避具が他の物に引っ掛かったりしても、その害虫忌避具が破断して手足から取り外されることにより、手足が引っ張られて痛い目に合うことなく、また手足が捉えられて転んだりしてケガをすることのないものとなる。
本発明の害虫忌避具の平面図である。 本発明の害虫忌避具の図1中AーA線による断面図である。 本発明の害虫忌避具を手首に装着した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の害虫忌避具を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の害虫忌避具は、害虫忌避剤を含有した熱可塑性エラストマーからなり、手首または足首の表面に当てる装着体1と、装着体1の一端より延長した長さ調節体2と、装着体1の他端より括れ部3aを介して延長した係止体3とからなるリストバンド形態としている。
前記熱可塑性エラストマーに害虫忌避剤を含有させるには、ポリスチレン系(SBC、TPS)、ポリオレフィン系(TPO)、ポリ塩化ビニル系(TPVC)、ポリウレタン系(TPU)、ポリエステル系(TPEE、TPC)などの熱可塑性エラストマーに、後に述べる害虫忌避剤を加えて均一に混合し、金型形状へ射出成型することにより行った。
なお、本発明において、熱可塑性エラストマーとしたのは、害虫忌避具を、手首または足首に装着する際、装着し易いように弾性を持たす必要があり、また害虫忌避具の製造工程として、簡便で種々の形状を作製し易い射出成型を採用するためである。
前記害虫忌避剤としては、本発明の害虫忌避具が肌に触れることから天然精油等を配合することが望ましい。このような忌避剤としては、例えば、グレープフルーツ、ゼラニウム、ローズマリー、アニス、アルモワーズ、イランイラン、オレンジ、カナンガ、カモミール、カルダモン、カユプテ、クラリセージ、コリアンダー、サイプレス、サンダルウッド、シダーウッド、シトロネラ、ジュニパーベリー、ジンジャー、スペアミント、セージ、ティートリー、ナツメグ、ネロリ、パインニードル、バジル、パチョリー、パルマローザ、フェンネル、ブラックペッパー、ペチグレン、ベチバー、ペパーミント、ベルガモット、マージョラム、マンダリン、レモンユーカリ、ユーカリプタス、コパイバ、ライム、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズウッド、月桃葉、桂皮、薄荷などの植物より抽出された精油が好ましい。そして、これらのうち1種の植物より抽出された精油を配合して、または2種以上の植物より抽出された精油を配合して使用することができる。
上記植物から得られる精油には、揮発性を有する種々の化合物である精油成分が含有されている。グレープフルーツには、d-リモネン、ミルセン、α-ピネンなどが含有されている。ゼラニウムには、シトロネロール、ゲラニオール、リナロールなどが含有されている。ローズマリーには、α-ピネン、カンファー、1,8-シネオールなどが含有されている。アニスには、(E)-アネトール、リモネン、アニスアルデヒドなどが含有されている。アルモアーズには、1,8-シネオール、ツジョン、ボルネオール、カンファー、ピネン、アルテミシニン(セスキテルペン・ラクトン)リナロール、ネロールなどが含有されている。イランイランには、リナロール、β-カリオレフィン、ゲルマクレンDなどが含有されている。オレンジには、リモネン、ミルセン、β-ビサボレンなどが含有されている。カナンガには、カリオフィレン、酢酸ゲラニル、テルピネオールなどが含有されている。カモミールには、ファルネセン、カマズレン、α-ビサボロールオキサイドBなどが含有されている。カルダモンには、1,8-シネオール、α-テルピニルアセテート、リモネンなどが含有されている。カユプテには、1,8-シネオール、α-テルピネオール、パラ-シメンなどが含有されている。クラリセージには、酢酸リナリル、リナロール、ゲルマクレンDなどが含有されている。クローブには、オイゲノール、β-カリオフィレン、オイゲニルアセテートなどが含有されている。コリアンダーには、d-リナロール、カンファー、α―ピネンなどが含有されている。サイプレスには、α―ピネン、δ-3-カレンなどが含有されている。サンダルウッドには、シス-α-サンタロール、シス-β-サンタロール、epi-β-サンタロールなどが含有されている。シダーウッドには、ツヨプセン、α-セドレン、セドロールなどが含有されている。シトロネラには、ゲラニオール、リモネン、シトロネロール、カンフェン、シトロネラール、酢酸ゲラニル、α-ピネン、α-テルピネオールなどが含有されている。ジュニパーベリーには、α-ピネン、ミルセン、β-ファルネセンなどが含有されている。ジンジャーには、ar-クルクメン、α-ジンジベレン、β-セスキフェランドレンなどが含有されている。スペアミントには、(-)-カルボン、ジヒドロカルボン、1,8-シネオールなどが含有されている。セージには、α-ツヨン、β-ツヨン、カンファーなどが含有されている。ティートリーには、テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、α-テルピネンなどが含有されている。ナツメグには、α-ピネン、サビネン、β-ピネンなどが含有されている。ネロリには、リナロール、リモネン、βピネンなどが含有されている。パインニードルには、α-ピネン、β-ピネン、ミルセンなどが含有されている。バジルには、リナロール、メチルチャビコール、β-カリオフィレンなどが含有されている。パチョリーには、パチュリアルコール、α-パチュレン、β-カリオフィレンなどが含有されている。パルマローザには、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、リナロールなどが含有されている。フェンネルには、(E)-アネトール、リモネン、メチルチャビコールなどが含有されている。ブラックペッパーには、β-3-カリオフィレン、δ-3-カレン、リモネンなどが含有されている。ペチグレンには、リナリルアセテート、リナロール、α―テルピネオールなどが含有されている。ベチバーには、ベチベロール、ベチベン、α-ベチボールなどが含有されている。ベルガモットには、リモネン、リナリルアセテート、リナロールなどが含有されている。マージョラムには、テルピネン-4-オール、シス-サビネンヒドレート、パラ-シメンなどが含有されている。マンダリンには、リモネン、γ-テルピネン、β-ピネンなどが含有されている。レモンユーカリには、シトロネラール、シトロネロール、シトラールなどが含有されている。ユーカリプタスには、1,8-シネオール、α-ピネン、リモネン、アロマデンドレン、p-サイメン、t-ピノカルベオール、グロブロールなどが含有されている。コパイバには、β-カリオレフィン、α-フュムレン、α-コパエン、t-α-ベルガモッテン、ゲルマクレンD、カジネン、α-ビサボレン、γ-ムロレン、β-エレメン、σ-エレメンなどが含有されている。ライムには、リモネン、γ-テルピネン、β-ピネンなどが含有されている。ラベンダーには、酢酸リナリル、リナロール、(Z)-β-オシメンなどが含有されている。レモンには、リモネン、β-ピネン、γ-テルピネンなどが含有されている。レモングラスには、ゲラニアール、シトラール、エレモールなどが含有されている。ローズウッドには、リナロール、α-テルピネオール、シスーリナロールオキサイドなどが含有されている。ペパーミントには、l-メントール、l-メントン、メントフランなどが含有されている。桂皮には、シンナムアルデヒド、t-2-メトキシシンナムアルデヒド、クマリンなど含有されている。月桃葉には、1,8-シネオール、テルピネン-4-オール、p―サイメンなどが含有されている。薄荷には、l-メントール、l-メントン、メントフランなどが含有されている。
前記装着体1は、帯状体としており、動物の顔や乗り物、幾何図形等の輪郭を象った複数の孔4を形成したものとしている。これらの孔4は、図示したように、大勢の子供が興味を引く動物(例えば、コアラ等)の顔の輪郭とするのが好ましい。さらに、前記装着体1には、全周にリブ1aを設けたものとしている。このリブ1aを設けたのは、後に述べるように手首や足首に装着した場合に、このリブ1aにより装着体1の表面が使用者の皮膚に接触し難くなるようにして、装着体1と使用者の皮膚との接触面積を小さくするためである。
前記長さ調節体2は、破断部5aを介して複数のボール5bを連結してボールチェーン状とした先端に係止部6を有したものとしている。この長さ調節体2は、後に述べる係止体3の係止孔7に挿脱自在となっている。そして、前記ボール5bは幅方向を長径とした楕円球とし、前記係止孔7はボール5bの長径より小さい長径の楕円形としており、長さ調節体2に一定の引っ張り力を作用させたときに、この係止孔7が変形して、前記ボール5bを通過するようにし、前記引っ張り力を解除させたときに、前記係止孔7が元の形状に戻り、前記ボール5bを通過しないようにしている。
前記係止体3は、動物の顔や乗り物、幾何図形等の輪郭を象った形状としている。この係止体3には、前記長さ調節体2のボール5bおよび係止部6の係止孔7を有している。この係止孔7に前記長さ調節体2の係止部6を押入して、この係止部6を一定の力で引っ張ることにより、前記係止体3を適切なボール5b間の破断部5aに位置決めすることにより、リストバンド形態の周長を、使用者の手首または足首の周長に合わせて適宜寸法に調節することができるようにしている。なお、前記係止部6は、係止孔7の長径より大きい長径の楕円体としているが、この係止部6を指で折り曲げることにより、係止部6の長径を係止孔7の長径より小さくして、係止孔7に押入できるようにしている。
そして、本発明の害虫忌避具は、手首または足首に装着した状態で、前記長さ調節体2に一定以上の引っ張り力が作用したときに、前記破断部5aで破断するようにしている。
本発明の害虫忌避具の使用者が乳幼児や子供の場合には、乳幼児が「ハイハイ」をして移動を始める時期が一般的に生後10か月頃といわれているため、この時期以後の乳幼児や子供が害虫忌避具を手首や足首に装着すると、他の物に引っ掛かったりすることが多くなる。そこで、この時期の体重(厚生労働省の平成22年度乳幼児身体発育調査による)が、7. 34~10. 59kg(男)、6. 86kg~10. 06kg(女)であるので、手首や足首に装着している害虫忌避具が、他の物に引っ掛かったりしたときに、手足が捉えられて転んだりしない範囲の前記長さ調節体2に作用する引っ張り力は、安全性を見込んで前記体重の約1/3~1/2である約2~5kgfと判断した。そのため、前記長さ調節体2の破断部5aの引張強度は、20~50N(約2~5kgf)とするのが好ましいが、この範囲に限定されることはない。
さらに、本発明の害虫忌避具は、前記装着体1の引張ひずみを110~350%にしており、前記長さ調節体2の引張ひずみを370~490%にしており、前記係止体3から括れ部3aにかけての引張ひずみを870~970%にしており、全体としての引張ひずみを200~300%にしている。なお、全体としての引張ひずみが200~300%であれば、前記装着体1、長さ調節体2、および係止体3から括れ部3aにかけての引張ひずみは、前記した引張ひずみの範囲外であってもよい。
本発明の害虫忌避具において、全体としての引張ひずみを200~300%にしたのは、以下の理由による。本発明の害虫忌避具は、後に述べるように、手首の表面に装着体1を当てた状態で、係止体3の係止孔7に長さ調節体2の係止部6を押入し、長さ調節体2の適当なボール5b間の破断部5aにこの係止体3を位置決めして、手首に少し隙間が空くように余裕を持って装着するようにしている。しかし、本発明の害虫忌避具では、係止体3の係止孔7に長さ調節体2の係止部6を押入し、手首に装着した場合に少し隙間が空くような周長になるように、長さ調節体2の適当なボール5b間の破断部5aに係止体3を位置決めしたものを、手首や足首に差し込んで装着することができれば、乳幼児や子供に限らず、大人においても非常に装着し易いものなる。この場合、前記周長を2~3倍に伸ばすことができるようにすれば、手首や足首に差し込み易くなって装着し易いものなる。そのため、本発明の害虫忌避具は、全体としての引張ひずみを200~300%にしたのである。
本発明の害虫忌避具は、以上に述べたように構成されているので、乳幼児や子供が使用する場合には、図1、2に示した状態にある物を大人が手に取って、乳幼児や子供の手首の表面にその装着体1を当て、係止体3の係止孔7に長さ調節体2の係止部6を押入し、長さ調節体2の適当なボール5b間の破断部5aに位置決めして、図3に示したように、その手首に少し隙間が空くように余裕を持って装着する。
また、本発明の害虫忌避具は、全体としての引張ひずみを200~300%にしたものでは、先に述べたように、係止体3の係止孔7に長さ調節体2の係止部6を押入し、乳幼児や子供、または大人の手首に装着した場合に少し隙間が空くような周長になるように、長さ調節体2の適当なボール5b間の破断部5aに係止体3を位置決めしたものを、装着する手の指に引っ掛けて、もう一方の手の指で引っ張って、この害虫忌避具の周長を2~3倍に伸ばした状態にして、装着する手の指から手首にずらせて行き、引っ張った手の指の力を抜いて行けば、その手首に非常に装着し易いものとなる。
本発明の害虫忌避具では、このように手首に装着した状態で、装着体1が皮膚に接触して害虫忌避剤がしみ出すことがあっても、極少量であるので、害になることも少なく、皮膚がべたつくことも少なく、肌荒れや炎症、アレルギー症状などを引き起こすことも少ないものとなる。
そして、本発明の害虫忌避具を乳幼児や子供が手首に装着した状態で、遊んでいる最中に装着体1などが、他の物、例えば玩具や遊具などに引っ掛かったりして、長さ調節体2に一定以上の引っ張り力が作用したときに、前記位置決めした破断部5a、または他の何れかの破断部5aから長さ調節体2が破断し、その害虫忌避具が手首から取り外されることになる。なお、本発明の害虫忌避具は、足首に装着した場合にも、同様のことが言え、足首から取り外されることになる。
したがって、本発明の害虫忌避具では、乳幼児や子供に限らず、大人においても、手首や足首に装着した状態で他の物に引っ掛かったりすると、その害虫忌避具が破断して手足から取り外されることにより、手足が引っ張られて痛い目に合うことなく、また手足が捉えられて転んだりしてケガをすることのないものとなる。
1 装着体
2 長さ調節体
3 係止体
4 孔
5 ボールチェーン状体
5a 破断部
5b ボール
6 係止部
7 係止孔

Claims (4)

  1. 害虫忌避剤を含有した熱可塑性エラストマーからなり、手首または足首の表面に当てる装着体(1)と、装着体(1)の一端より延長した長さ調節体(2)と、装着体(1)の他端より延長した係止体(3)とからなるものとし、前記長さ調節体(2)は、破断部(5a)を介して複数のボール(5b)を連結してボールチェーン状とした先端に係止部(6)を有しており、前記係止体(3)は、前記長さ調節体(2)のボール(5b)および係止部(6)の係止孔(7)を有しており、手首または足首に装着した状態で、前記長さ調節体(2)に一定以上の引っ張り力が作用したときに、前記破断部(5a)で破断するようにしたことを特徴とする害虫忌避具。
  2. 前記係止体(3)の係止孔(7)に前記長さ調節体(2)の係止部(6)を押入して、この係止部(6)を一定の力で引っ張ることにより、前記係止体(3)を適切なボール(5b)間の破断部(5a)に位置決めすることにより、使用者の手首または足首の周長に合わせて適宜寸法に調節することができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の害虫忌避具。
  3. 前記長さ調節体(2)の破断部(5a)の引張強度を、20~50Nとしたことを特徴とする請求項1または2に記載の害虫忌避具。
  4. 全体としての引張ひずみを、200~300%としたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の害虫忌避具。
JP2019176388A 2019-09-27 2019-09-27 害虫忌避具 Active JP7355314B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019176388A JP7355314B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 害虫忌避具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019176388A JP7355314B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 害虫忌避具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021052596A JP2021052596A (ja) 2021-04-08
JP7355314B2 true JP7355314B2 (ja) 2023-10-03

Family

ID=75269225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019176388A Active JP7355314B2 (ja) 2019-09-27 2019-09-27 害虫忌避具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7355314B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024053748A2 (ja) * 2024-01-15 2024-03-14 株式会社無有 防虫粘着テープ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031571U (ja) 1996-05-22 1996-11-29 有限会社四国真珠販売 お守り念珠時計
JP2009102277A (ja) 2007-10-25 2009-05-14 Masakazu Oya 害虫忌避具
US20170013824A1 (en) 2015-07-17 2017-01-19 William H. Jackson Wearable device and system for chemically repelling sharks
WO2017170362A1 (ja) 2016-03-31 2017-10-05 大日本除蟲菊株式会社 飛翔害虫忌避製品、及び飛翔害虫忌避方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840159Y1 (ja) * 1970-04-20 1973-11-26
JPS5134858Y2 (ja) * 1972-06-01 1976-08-28
JPS5499876U (ja) * 1977-12-23 1979-07-14
JPS6038585U (ja) * 1983-08-24 1985-03-16 フマキラ−株式会社 防虫剤容器
JPS61207212U (ja) * 1985-06-18 1986-12-27
JPH0711623Y2 (ja) * 1989-03-17 1995-03-22 山形カシオ株式会社 腕時計のバンド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031571U (ja) 1996-05-22 1996-11-29 有限会社四国真珠販売 お守り念珠時計
JP2009102277A (ja) 2007-10-25 2009-05-14 Masakazu Oya 害虫忌避具
US20170013824A1 (en) 2015-07-17 2017-01-19 William H. Jackson Wearable device and system for chemically repelling sharks
WO2017170362A1 (ja) 2016-03-31 2017-10-05 大日本除蟲菊株式会社 飛翔害虫忌避製品、及び飛翔害虫忌避方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021052596A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Tavares et al. Trends in insect repellent formulations: A review
Lupi et al. The efficacy of repellents against Aedes, Anopheles, Culex and Ixodes spp.–A literature review
US10238575B2 (en) Therapeutic substance and acupressure system
Park et al. Monoterpenes from thyme (Thymus vulgaris) as potential mosquito repellents
JP7355314B2 (ja) 害虫忌避具
WO2014063109A1 (en) Arthropod control compositions and methods
US20200060289A1 (en) Method for Applying a Powder Insect Repellent Composition
US11395496B2 (en) Multipurpose mosquito repellant composition and method of manufacturing the same
CN107049884A (zh) 一种香薰精油
US20060147562A1 (en) Insect repellent based on a mixture of essential oils
CN107773453A (zh) 一种儿童花露水
KR101761471B1 (ko) 해충기피 및 탈취효과가 우수한 식물성 오일 혼합물
KR20140122381A (ko) 왁스형태의 향기보습 성분을 함유한 다기능성 천연비누 제조방법
EP1578217B1 (de) Kleidungsstück zur verbesserung der haftung der knie krabbelnder kleinkinder
Yarnell et al. Botanical prevention and treatment of malaria: Part 1—Herbal mosquito repellants
JP2008012077A (ja) 足指パッド
KR200480989Y1 (ko) 모기 퇴치기
TWI708551B (zh) 寵物用輔具裝置
KR20210043613A (ko) 흡수 촉진제, 비상 해충 기피 향료 함유 조성물, 및 비상 해충 기피 제품
Raccagni et al. Erythema-multiforme-like contact dermatitis due to capsicum.
KR200306654Y1 (ko) 해충 기피제를 함유한 초극세사 섬유 밴드
ES2678493A1 (es) Repelente natural de mosquitos
Fung et al. Clinical quiz: A potentially toxic primate bite
Made Essential oils
KR101956301B1 (ko) 콘택트렌즈의 착용을 돕는 렌즈착용기구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7355314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150