JP7354110B2 - オーディオ処理システム及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、1以上の実施の形態において、広くオーディオ信号処理に関し、より詳細には、例えば、低電力装置における音声コマンド処理に関する。
音声コントロール装置、例えばスマートスピーカーは、近年、人気を得ている。これらの装置は、典型的な例では、1以上のマイクロフォンを通してオーディオを受信し、次に受信したオーディオ入力を処理して、1以上のキーワードと音声コマンドとを含み得る人の発話を検知する。電力を節約するため、多くの音声コントロール装置は、非アクティブのときにスリープモードに入り、オーディオ入力にキーワードが検知された後に起動して、さらなるオーディオ入力と音声コマンドとの処理とを可能にする。起動シーケンスが完了した後、装置は受信したオーディオ入力ストリームをリアルタイムで処理することができる。ある装置では、起動シークエンスの完了前に受信した音声コマンドが失われ、発話者が音声コマンドを繰り返さないといけない場合がある。他の装置では、処理の遅延をもたらす場合があり、初期音声コマンドを受信できるように、ユーザがテンポを遅くするか、またはそうでなければ、発話パターンを変化するように導く場合がある。このため、低電力装置において、音声コマンドを処理するためのシステムと方法とを改善し続けることが必要である。
オーディオ処理装置は、オーディオサンプルを生成するように、オーディオ入力信号を受信し、オーディオ入力信号を処理する動作が可能なオーディオ入力回路部を備える。オーディオ信号装置は、オーディオサンプル内のキーワードを検知する動作が可能な第1トリガーエンジンと、生成されたオーディオサンプルを続けて受信して格納する動作が可能な遅延バッファとをさらに備える。第1トリガーエンジンは、さらに、キーワードを検知した後、起動信号をホストデバイスに送信するように動作可能である。遅延バッファは、さらに、ホストデバイスからの要求に応じて、次に生成されたオーディオサンプルを送信するようになるまで、格納されたオーディオサンプルをホストデバイスに高速バスを介してリアルタイムレートよりも速いレートで送信するように動作可能である。
本開示の態様とこれらの利点を、以下の図面と以下の詳細な説明を参照して、よく理解することができる。同様の参照番号は、1以上の図面で示された同様の要素を識別するために使用され、その中の表示は、本開示の実施の形態を表すことを目的とし、同じであることに限定することを目的としていないことを認識できよう。図面内の構成要素は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに、本開示の原理を明確に表すことに重点を置いている。
図1は、1以上の実施の形態によるオーディオ処理システムの例を表す図である。
図2は、1以上の実施の形態によるオーディオ信号プロセッサとホストとの例を表す図である。
図3は、1以上の実施の形態によるオーディオ信号プロセッサの動作例を表すフローチャートである。
図4は、1以上の実施の形態によるホストの動作例を表すフローチャートである。
本発明の方法と装置とは、低電力音声コントロール装置でオーディオサンプルを処理するための改善された技術を提供する。様々な実施の形態において、スリープモード、低電力モード、または起動シーケンスの間に受信されるオーディオは、ホスト装置により低遅延で処理される。
動作中に、発話によって制御される装置は、キーワードが発話されるのを待ち、さらに音声コマンド処理を駆動させる場合が多い。電力を節約するため、ある装置は、非アクティブの間、オーディオ入力が低電力デジタル信号プロセッサ(DSP;Digital Signal Processor)に送信される間、スリープモードを担うホストプロセッサを含む。低電力DSPは、オーディオ入力を受信し、より低電力のトリガーエンジンを実行して、キーワードを検知する。キーワードを検知した後、DSPは高電力ホストプロセッサに起動信号を送信する。様々な実施の形態において、ホストシステムは、キーワードを確実に検知するためにキーワードを再確認する高性能トリガーエンジン、キーワードに続く音声コマンドを検知し実行する高性能音声コマンドプロセッサ、および/または、付加的な音声コマンドプロセッサ機能を提供し得る他の装置、例えばクラウドサーバと通信する通信インタフェースを含んでもよい。
様々な実施の形態において、低電力DSPは、ホストがスリープモードであるとき、オーディオサンプルを遅延バッファに格納する。ホストプロセッサが起動した後、DSPは、オーディオ入力サンプルのストリームが後に続くデータバスを介して、格納されたオーディオサンプルをホストプロセッサに送信し、キーワードとコマンド処理とのシームレスな移行を支える。一実施の形態において、遅延バッファは、DSPに提供される「T秒」以上のサイズの循環遅延バッファとして実装されてもよい。ここで、Tは、キーワード検知と、ホストプロセッサの起動シーケンスと、ホストプロセッサへの格納されたオーディオサンプルの送信開始との間における遅延を表す。それゆえ、ホストが起動するとき、DSPの循環遅延バッファに格納されたオーディオデータは、起動後に得られたリアルタイムオーディオデータと同様に、ホストに転送される。
ホストが起動し、DSPが循環遅延バッファからオーディオサンプルを送信し始めた後、現在処理されるオーディオサンプルは、循環遅延バッファにT秒の格納されたオーディオサンプルの後ろに格納される。オーディオサンプルがリアルタイムで連続して処理されると、ユーザがキーワードとコマンドとを言ったときにこのコマンドに対する反応がT秒遅れるように、システムに遅延が加えられる場合がある。一解決策は、循環遅延バッファに格納されたオーディオデータと、現在のリアルタイムデータとを個別のチャネル/オーディオストリームでホストに転送することである。しかしながら、このアプローチでは、2つのデータストリームがホストに送信され、ホストにおいて2つのストリームから音声をつなぐ必要があり、記録されたオーディオにポップノイズとクリックノイズとを引き起こし得る同期の問題をもたらす場合がある。
本開示の様々な実施の形態において、オーディオストリームから受信されたオーディオサンプルは循環バッファに格納される。循環バッファからホストプロセッサに格納されたオーディオデータを転送し始めるとき、格納されたオーディオサンプルと、現在処理されるオーディオサンプルとは同じオーディオストリームを通して(USBインタフェースを通るように)送られる。一実施の形態において、格納されたオーディオサンプルは循環バッファから、リアルタイムのオーディオ入力より速い高レートで転送される。このため、循環バッファがリアルタイムオーディオデータを格納するまで、より多量のオーディオサンプルが最初に転送される。一実施の形態において、このアプローチは低電力の2段階トリガーの実装を可能にし、低電力オーディオDSP上で1つのトリガーが実行され、第2のトリガーはホスト側に統合されたより高電力のホストプロセッサ上(または、遠隔で、例えばクラウドサーバ上)で実行される。
一実施の形態において、オーディオデータサンプルはDSPとホストプロセッサとの間でUSBプロトコルを用いて転送される。USBオーディオプロトコルにおいて、DSPがホストプロセッサに転送できるオーディオデータの量はホストが要求してもよい。例えば、クラス固有(アイソクロナスオーディオデータエンドポイント記述子)のbmAttributeの7ビットをセットすることで、ホストが最大パケットサイズを要求サイズとして使用すべきことを示す。規定より速いレートでデータを送信する一手法は、要求パケットサイズを最大(例えば1016バイト)にすることである。循環遅延バッファが空に近いとき、DSPはオーディオサンプルを通常の、リアルタイムのレートで送信し始め得る。別の実施の形態において、本明細書で説明されるシステムと処理とは、他のデータ転送プロトコルを用いてもよい。
図1を参照すると、1以上の実施の形態における例示的なオーディオ処理システムが記載されていよう。図示されているように、オーディオ処理装置100は、オーディオセンサアレイ105と、オーディオ信号プロセッサ120と、ホストシステム150とを含む。オーディオ処理装置100は、2段階のキーワード検知スキームを使用して音声コマンドを処理する音声コントロール装置(例えばスマートスピーカー)である。一実施の形態において、このスキームは、キーワードの初期経過検知を行うオーディオ信号プロセッサ120における低電力トリガーエンジンと、より正確なキーワードの検知を行うホストシステム150に実装された(または他の装置に実装された)高電力トリガーエンジンとを利用する。低電力トリガーエンジンが受信したオーディオを処理している間、高電力トリガーエンジンは電力を節約するスリープモードにある。受信したオーディオ内のキーワードを低電力トリガーエンジンが検知した後、受信したオーディオは高電力トリガーエンジンに転送され、高電力トリガーエンジンは、スリープモードから起動し、オーディオがキーワードを本当に含んでいるかを検証するようにオーディオを処理する。
オーディオセンサアレイ105は1以上のセンサを備え、各センサは音波の形式であるオーディオ入力をオーディオ信号に変換する変換器として実装され得る。図示された実施の形態において、オーディオセンサアレイ105は複数のマイクロフォン105a~105nを備え、各マイクロフォンは、オーディオ信号プロセッサ120のオーディオ入力回路部121に供給されるオーディオ入力信号を生成する。センサアレイ105はマルチチャネル・オーディオ信号を生成し、各チャネルはマイクロフォン105a~105nの1つからのオーディオ入力信号に対応する。
オーディオ信号プロセッサ120は、オーディオ入力回路部121と、デジタル信号プロセッサ(DSP;digital signal processor)123と、選択自由のオーディオ出力回路部122とを含む。様々な実施の形態において、オーディオ信号プロセッサ120は、アナログ回路部と、デジタル回路部と、ファームウェアに格納された論理を実行する動作が可能なデジタル信号プロセッサとを備える集積回路として実装されてもよい。オーディオ入力回路部121は、例えば、オーディオセンサアレイ105に接続するインタフェースと、アンチエイリアシングフィルタと、アナログ-デジタル変換回路部と、エコーキャンセル回路部と、本明細書で開示されている他のオーディオ処理回路部および構成要素とを含んでもよい。
デジタル信号プロセッサ123は、1以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス(PLD;programmable logic device)(例えばFPGA(field programmable gate array))、デジタル信号処理(DSP;digital signal processing)デバイス、もしくは、ハードウェアにより、ソフトウェア命令の実行により、または両方の組み合わせにより、本開示の実施の形態について本明細書で論じる様々な動作をするように構成された他のロジックデバイスを備えてもよい。例えば、デジタル信号プロセッサ123は、ハードウェア構成要素とソフトウェア命令との適切な任意の組み合わせに相当し得て、本明細書にさらにまた論じられる様々な動作を行うように構成されたデジタル信号処理モジュールを含んでもよい。
デジタル信号プロセッサ123は、オーディオセンサアレイ105により得られたオーディオ入力信号(例えばオーディオサンプル)を処理するように動作可能である。様々な実施の形態において、トリガーエンジン(例えば低電力トリガーエンジン)125は、オーディオサンプルをオーディオ入力回路部121から受信して、受信したオーディオサンプル内の1以上のキーワード(例えば特定の命令を引き起こす言葉)を検知するように動作可能である。トリガーエンジン125は、オーディオサンプル内のキーワードの経過検知を低電力装置で動作するように構成されている。例えば、低電力トリガーエンジンは、トリガーワードの存在を高確率で識別して動作させるように構成されてもよく、誤検知を避けるためのロバスト性なしで動作するように構成されてもよい。トリガーエンジン125がオーディオサンプルのセットにおいてキーワードの初期検知を行った後に、より高電力トリガーエンジン155は、トリガーエンジン125よりロバスト性の高いキーワード検知アルゴリズムを実行し、識別されたオーディオサンプルのセットを確認し、オーディオサンプルのセットが本当にキーワードを備えているかを決定するようにキーワードのより正確な検知を行い得る。
遅延バッファ124は、オーディオサンプルをオーディオ入力回路部121から受信して格納するように動作可能である。1以上の実施の形態において、遅延バッファ124は少なくとも「T秒」のオーディオサンプルを格納するように動作可能である。ここで、Tは、トリガーエンジン125がキーワードを検知するのにかかる時間に、ホスト150を起動して、さらにホスト150が格納されたオーディオサンプルの受信を開始するのにかかる時間を加えた時間である。遅延バッファ124は、FIFO(first-in first-out)デバイスとして動作し、例えば遅延バッファ124がオーディオサンプルの記憶容量について最大容量に到達すると、遅延バッファ124内に格納された最も古いオーディオサンプルを遅延バッファ124は破棄し、次にオーディオ入力回路部121から受信されたオーディオサンプルを格納する。
トリガーエンジン125がオーディオサンプルにおいてキーワードを検知した後、DSP123は起動信号をホスト150に通信バス、例えばUSB(universal serial bus)または汎用入出力(GPIO;general-purpose input/output)線を介して送信する。ホスト150は、次に起動シークエンスを実行して、遅延バッファ125に格納されたオーディオサンプルを要求する。遅延バッファ124は、さらなる起動と音声コマンド処理のために、格納されたオーディオサンプルをホスト150にバスを介して転送するように動作可能である。一実施の形態において、遅延バッファは、読み取りポインタと書き込みポインタとを有する循環バッファとして実装される。最初に、遅延バッファ124における読み取りポインタは最初のオーディオサンプルの位置で初期化される。遅延バッファ124からオーディオサンプルの転送が始まると、遅延バッファ124において読み取りポインタから始まるオーディオサンプルがバスを通ってリアルタイムより速いレートで送信される。例えば、オーディオサンプルは、バスで有効な、実質的に使用できる最大の送信レートで送信されてもよい。格納されたオーディオサンプルをホストに送信する間、入力オーディオサンプルは書き込みポインタの位置に格納され続ける。遅延バッファ124における読み込みポインタと、書き込みポインタとの距離は、データバッファ124が空になるように、やがて小さくなり得る。格納されたオーディオサンプルがより速いレートで送信可能な長さより短いとき、入力データストリームは、遅延バッファを通ってホストにリアルタイムで送信され続ける場合がある。
選択自由のオーディオ出力回路部122は、少なくとも1つのスピーカー、例えばスピーカー110aとスピーカー110bに出力するために、デジタル信号プロセッサ123から受信されたオーディオ信号を処理する。様々な実施の形態において、オーディオ出力回路部122は、1以上のデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換するデジタル-アナログ変換器(DAC;digital-to-analog converter)と、スピーカー110aとスピーカー110bとを駆動するための増幅器とを含んでもよい。
オーディオ処理装置100は、オーディオデータを受信して応答するように動作可能な任意の装置、例えば携帯電話、スマートスピーカー、タブレット、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、音声コントロールアプライアンス、または自動車などとして、実装されてもよい。ホスト150は、オーディオ処理装置100を動作するための様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素とを備えてもよい。図示された実施の形態において、ホスト150は、プロセッサ151と、ネットワーク180(例えばインターネット、ローカルエリアネットワーク、またはセルラーネットワーク)のようなネットワークと通信するための通信インタフェース152と、メモリ153と含む。
プロセッサ151は、1以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス(PLD)(例えばFPGA(field programmable gate array))、デジタル信号処理(DSP)デバイス、もしくは、ハードウェアにより、ソフトウェア命令の実行により、または両方の組み合わせにより、本開示の実施の形態について本明細書で論じる様々な動作をするように構成された他のロジックデバイスを備えてもよい。例えば、プロセッサ151は、ハードウェア構成要素とソフトウェア命令との適切な任意の組み合わせに相当し得て、本明細書にさらにまた論じられる様々な動作を行うように構成されたデジタル信号処理モジュールを含んでもよい。プロセッサ151は、オーディオ信号プロセッサ120とインタフェースで接続して通信するように構成されている。
オーディオ信号プロセッサ120とホスト150とは、ハードウェア構成要素と回路部とを組み込むように表されているが、ある実施の形態において、これらのハードウェア構成要素と回路部とが実行可能な動作の機能範囲の少なくとも一部またはすべてが、デジタル信号プロセッサ123のメモリ153またはファームウェアに格納されたソフトウェア命令および/または構成データに応じて、プロセッサ151および/またはデジタル信号プロセッサ123により実行されるソフトウェアモジュールで実現され得ることが認識されよう。
メモリ153は、オーディオデータとプログラム命令とを含むデータと情報とを格納するように構成された1以上のメモリデバイスとして実装されてもよい。メモリ153は、揮発性および非揮発性メモリデバイスを含む1以上の様々な形式のメモリデバイス、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically-Erasable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクデバイス、および/または他の形式のメモリを備えてもよい。
プロセッサ151は、メモリ153に格納されたソフトウェア命令を実行するように構成されてもよい。様々な実施の形態において、入力バッファ154はオーディオサンプルをオーディオ信号プロセッサ120から受信して格納するように動作可能である。トリガーエンジン(例えば高電力トリガーエンジン)155は、入力バッファ154に格納された入力オーディオストリームにおいてキーワード検知(言い換えれば、低電力トリガーエンジン125により検知されたキーワードを検証すること)を行うように動作可能である。図示されているように、トリガーエンジン155は、トリガーエンジン125よりロバスト性の高いトリガーエンジンであり、それ自体、より正確なキーワード検知と誤起動の検知とのために、より大きな処理能力とメモリとの要件で動作してもよい。コマンドプロセッサ156は、検証されたキーワードに続くコマンドを検知して実行するように動作可能である。様々な実施の形態において、コマンドプロセッサ156は、トリガーエンジン155で行われる起動検証なしで音声コマンド処理のためにオーディオサンプルを受信してもよい。
通信インタフェース152は、オーディオ処理装置100とリモートサーバ181との間のデータの通信を容易にする。例えば、通信インタフェース152は、ネットワーク180(例えばインターネットまたはクラウド)を通るような、オーディオ処理装置100と、リモートサーバ181にアクセスするネットワークを提供する1以上の無線ルータとの間のWi-Fi(例えば802.11)またはブルートゥース(登録商標)接続を可能にする。様々な実施の形態において、通信インタフェース152は、オーディオ処理装置100と1以上のリモートサーバ181との間の直接または間接の通信を容易にする他の有線および無線通信コンポーネントを含んでもよい。
リモートサーバ181を、入力バッファ154に格納されたオーディオサンプルに見つけられるキーワードの検証と、コマンドの検知と実行とに、使用することを自由に選択してもよい。様々な実施の形態において、リモートサーバ181は、オーディオサンプル内のキーワードを検証するトリガーエンジン(例えば高電力トリガーエンジン)182と、検証されたキーワードに続くコマンドを検知して実行するコマンドプロセッサ183と、処理に必要なデータを格納するデータベース184とを含んでもよい。
動作中、ホスト150は、電力を節約するため非アクティブ状態のときスリープモードに入る。オーディオセンサアレイ105のマイクロフォン105a~105nが周囲環境からオーディオ入力を受信する。オーディオセンサアレイ105は音波をマルチチャネル・オーディオ入力信号に変換し、マルチチャネル・オーディオ入力信号はオーディオ信号プロセッサ120のオーディオ入力回路部120に供給される。オーディオ入力回路部120は、オーディオ入力信号を処理して(例えば、環境ノイズを削除することでオーディオ入力信号を強調して)、オーディオサンプルを生成する。オーディオサンプルはデジタル信号プロセッサ123の遅延バッファ124とトリガーエンジン125とに供給される。一実施の形態において、マルチチャネル・オーディオ信号のただ1つのチャネルが、さらなる処理のためにトリガーエンジン125と遅延バッファ124とに供給される。
遅延バッファ124は続いてオーディオサンプルをリアルタイムでFIFO準拠で格納する。遅延バッファ124がオーディオサンプルを格納している間、トリガーエンジン125は受信されたオーディオサンプルを解析して、少なくとも1つの予め決定されたキーワードの存在を検知する。トリガーエンジン125がキーワードを検知した後、デジタル信号プロセッサ123は起動コマンドをホスト150に送信して、ホスト150をスリープモードから起動する。1以上の実施の形態において、デジタル信号プロセッサ123とホスト150との間の通信はUSBプロトコルまたは他のデータ送信プロトコルを使用して送信される。少なくとも1つの実施の形態において、起動コマンドは、ホスト150にオーディオサンプルの転送に使用される通信チャネルと異なる通信チャネル(例えば第2バス)上を送られてもよい。ホスト150は起動コマンドを受信した後、ホスト150は、スリープモードから起動するために起動シークエンスを実行し、オペレーションモードに移行する。その時、ホスト150は、デジタル信号プロセッサ123にオーディオサンプルの要求を送信することで、応答してもよい。
これに応じて、遅延バッファ124は格納されたオーディオサンプルをホスト150に転送する。一実施の形態において、遅延バッファ124に格納されたオーディオサンプルは、遅延バッファ124が空になるまで通信バスの下で可能な最大レートで送信され、その後、オーディオサンプルは遅延バッファ124から同じオーディオストリーム上をリアルタイムレートで送信される。
入力バッファ154は、送信されたオーディオサンプルを受信して、ファーストイン、ファーストアウト準拠で格納する。一実施の形態において、トリガーエンジン155は、オーディオサンプルを解析して、トリガーワードの存在を検証する。あるいは、オーディオサンプルがリモートサーバ181に配置されたトリガーエンジン182に送信されてもよい。トリガーエンジン155またはトリガーエンジン182は、オーディオサンプルを受信して、受信したオーディオサンプルにおいてキーワードの存在を検証する。キーワードが検証された後、キーワードに続くオーディオサンプルは、1以上の音声コマンドを検知し実行するため、コマンドプロセッサ156に転送される1以上の実施の形態において、トリガーエンジン155および/またはトリガーエンジン182は、代わりにまたは追加で、オーディオサンプルをリモートサーバ181に配置されたコマンドプロセッサ183に転送してもよい。
コマンドプロセッサ156および/またはコマンドプロセッサ183は、オーディオサンプルを自然言語として解析し、キーワードに続くコマンドを確認する。コマンドプロセッサ156および/またはコマンドプロセッサ183はコマンドを確認した後、ホスト150(またはサーバ181)はコマンドを実行する(例えば、スピーカー110aとスピーカー110bとより出力されるオーディオ応答を送信する)。活動しない一定期間の後、ホスト150はデジタル信号プロセッサ123に、遅延バッファ124から入力バッファ154へのオーディオサンプルの転送を停止するために、停止コマンドを送信してもよい。ホスト150は停止コマンドを送信した後、ホスト150はスリープモードに入ってもよい。デジタル信号プロセッサ123は停止コマンドをホスト150から受信した後、デジタル信号プロセッサ123は、ホスト150へのオーディオサンプルの転送を停止して、入力オーディオ信号を遅延バッファ124に格納し続け、低電力トリガーエンジン125を用いて1以上のキーワードを検知する。
一実施の形態において、オーディオ処理装置は、オーディオ入力信号を受信し、第1データレートを有するオーディオサンプルのストリームを生成する動作が可能なオーディオ入力回路部121と、オーディオサンプルのストリーム内のキーワードを検知し、起動コマンドをホストデバイスにデータバスを介して送信する動作が可能なトリガーエンジン125と、オーディオサンプルのストリームをファーストイン、ファーストアウト準拠で格納する動作が可能な遅延バッファ124とを含む。データバッファは、ホストデバイス150からのデータ転送要求を受信し、次のオーディオサンプルを遅延バッファに格納していなくなるまで、ホストデバイス150に格納されたオーディオサンプルを、第1データレートより大きい第2データレートで送信するように動作可能である。格納されたオーディオサンプルが遅延バッファ124からホストデバイス150に送信された後、遅延バッファは、停止コマンドがホストデバイスから受信されるまでオーディオサンプルのストリームをホストデバイスに第1データレートで送信するように動作可能である。
図2は、1以上の実施の形態によるオーディオ信号プロセッサ200とホスト235とを表した図である。オーディオ信号プロセッサ200は、アナログ回路部と、デジタル回路部と、デジタル信号プロセッサが実装された論理を含む1以上の集積回路、例えば図1のオーディオ信号プロセッサ120として具現化される。図示されているように、オーディオ信号プロセッサ200は、オーディオ回路部215と、デジタル信号処理および強調コンポーネント220と、遅延バッファ225と、トリガーエンジン230とを含む。1以上の実施の形態において、遅延バッファ225は循環遅延バッファでもよい。
ホスト235は、アナログ回路部と、デジタル回路部と、デジタル信号プロセッサが実装された論理を含む1以上の集積回路、例えば図1のホスト150として具現化されてもよい。図示されているように、ホスト235は、トリガーエンジン255と、コマンドプロセッサ256と、入力バッファ240とを含む。トリガーエンジン255は、トリガーエンジン230より高電力で、よりロバスト性の高いトリガーエンジンでよく、より正確なキーワードの検知を可能にする。
オーディオ信号プロセッサ200は、マルチチャネル・オーディオ入力を少なくとも1つのオーディオセンサ、例えば少なくとも1つのセンサ205a~205nを備えるマイクロフォンアレイ205から受信する。オーディオセンサ205a~205nは、図1のオーディオ信号プロセッサ120のようなオーディオ処理デバイスで実装されたマイクロフォンでもよい。オーディオ信号は、最初にオーディオ入力回路部215に処理されてもよく、オーディオ入力回路部215はアンチエイリアシングフィルタ、アナログ-デジタル変換器、および/または他のオーディオ入力回路部を含んでよい。オーディオ入力回路部215は、Nチャネルを有するデジタル・マルチチャネル・オーディオ信号を出力し、Nはマイクロフォンの入力の数である。マルチチャネル・オーディオ信号がデジタル信号処理および強調コンポーネント220に送られ、デジタル信号処理および強調コンポーネント220は、環境ノイズを除去することで信号を強調するようにマルチチャネル・オーディオ信号を処理し、随意にオーディオ信号内のエコー成分を削除して、発話信号を分離したチャネルを少なくとも1つ生成する(例えば、ビームフォーミング技術、ブラインド信号源分離、または他のオーディオ強調技術が用いられる)。次に、強調オーディオ信号は遅延バッファ225とトリガーエンジン230とに供給される。遅延バッファ225は、続いて、強調オーディオ信号のサンプルをファーストイン、ファーストアウト準拠で格納するように動作可能である。トリガーエンジン230は、デジタル信号処理および強調コンポーネント220から強調オーディオ信号を受信するように動作可能であり、オーディオ信号内の少なくとも1つのキーワードを検知するように動作可能である。1以上の実施の形態において、トリガーエンジン230は、オーディオ信号内の言葉の開始と終了とを検索して、対応するオーディオ信号をメモリ内に格納された少なくとも1つのキーワードと比較して解析する。
トリガーエンジン230がキーワードを検知したとき、トリガーエンジンは起動コマンドをホスト235に送信して、ホスト235を低電力のスリープモードから起動させる。ホスト235が起動コマンドを受信した後、ホスト235は、起動シークエンスを実行してスリープモードから起動し、オペレーションモードに移行し、オーディオ信号プロセッサ200にオーディオサンプルについての要求を送信することで応答する。これに応じて、オーディオ信号プロセッサ200は格納されたオーディオサンプルを遅延バッファ225から入力バッファ240に転送する。一実施の形態において、格納されたオーディオサンプルは、オーディオ信号プロセッサ200とホスト235とを接続するバスのプロトコルによる最大転送可能速度で転送される。格納されたオーディオサンプルがホストに転送された後、遅延バッファ225は、デジタル信号処理および強調コンポーネント220からオーディオサンプルを受信し続け、ホスト235にリアルタイムレートで転送し続ける。
一実施の形態において、入力バッファ240に格納されたオーディオサンプルは、キーワードの存在を検証するために、トリガーエンジン255に供給される。トリガーエンジン255がオーディオサンプルを受信した後、トリガーエンジン255はよりロバスト性の高いトリガーエンジン255を使用してキーワードの存在を検知して、キーワードの存在を検証する。キーワードを検知した後、検証されたキーワードに続くオーディオサンプル(言葉のコマンドを含んでもよい)は、音声コマンドプロセッサ256に供給される。
音声コマンドプロセッサ256は、オーディオサンプルにおける発話を認識して(例えば自然言語アルゴリズムを使用して)、検証されたキーワードに続く音声コマンドを検知する。コマンドプロセッサ256がコマンドを確認した後、ホスト235はコマンドを実行してもよい。様々な実施の形態において、コマンドは、システムコマンドを実行すること、メディアを検索して配信すること、スピーカー(例えば図1の110aと110bとを参照)で出力されるオーディオ応答を送信すること、ユーザの質問への回答についてインターネットを検索すること、または、システム仕様に従った他のコマンドを実行することで、処理されてもよい。非アクティブの一定期間の後、ホスト235は、遅延バッファ225から入力バッファ240へのオーディオサンプルの転送を停止するために、停止コマンドをオーディオ信号プロセッサ200に送信してもよい。ホスト235が停止コマンドを送信した後、ホスト235はスリープモードを再開してもよい。オーディオ信号プロセッサ200が停止コマンドをホスト235から受信した後、オーディオ信号プロセッサ200はホスト235へのオーディオサンプルの転送を停止する。
オーディオ信号プロセッサ200を動作するための方法の一実施の形態において、マイクロフォンアレイ205からのオーディオ入力信号は、デジタル信号処理と強調コンポーネント220により受信され、音声強調オーディオサンプルのストリームを第1レートで生成するように処理される。音声強調オーディオサンプルは遅延バッファ225にファーストイン、ファーストアウト準拠で格納される。トリガーエンジン230は音声強調オーディオサンプル内のキーワードを検知する。格納された音声強調オーディオサンプルは、ホストデバイス235にデータバスを介して、第1レートより大きい第2レートで送信される。次に、生成された音声強調オーディオサンプルのストリームは、ホストデバイスから停止コマンドを受信するまで、ホストデバイスに第1レートで送信される。
図3は、1以上の実施の形態におけるオーディオ信号プロセッサの動作例を表したフローチャートである。ある実施の形態において、この方法は、図1におけるオーディオ処理装置100のオーディオ信号プロセッサ120内の1以上のコンポーネントで実施されてもよい。この方法が開始されるとき、オーディオ信号プロセッサは、強調オーディオ信号(例えばオーディオサンプル)を生成するように、マルチチャネル・オーディオ信号を受信して処理する(300)。次に、オーディオ信号プロセッサは強調オーディオ信号(例えばオーディオサンプル)をトリガーエンジンと遅延バッファとに送信する(302)。次に、オーディオ信号プロセッサは、トリガーワードを検知しているか否かを確認する(304)。オーディオ信号プロセッサはトリガーワードが検知されていないと確認すると、次にこの方法はステップ300に移る。
トリガーワードが検知されているとオーディオ信号プロセッサが確認すると、次にステップ306において、オーディオ信号プロセッサは起動コマンドをホストに送信する。オーディオ信号プロセッサは、ステップ308において、オーディオデータの要求をホストから受信する。次に、オーディオ信号プロセッサの遅延バッファは、ステップ310において、リアルタイムより速いレートでホストに移される。その後、ステップ312において、遅延バッファに受信されたオーディオサンプルは、ホストにリアルタイムレートで転送される。オーディオ信号プロセッサは、ステップ314において、停止コマンドを受信しているかを確認する。オーディオ信号プロセッサが停止コマンドを受信していないと確認すると、次にこの方法はステップ312に移る。しかし、オーディオ信号プロセッサが停止信号を受信していると確認すると、次にステップ316において遅延バッファからホストへのデータの転送が停止される。次にこの方法は、ステップ300に移り、繰り返される。
図4は、1以上の実施の形態におけるホストの動作例を表すフローチャートである。ある実施の形態において、この方法は、図1におけるオーディオ処理装置100のホスト150内の1以上のコンポーネントで行われてもよい。この方法が開始されるとき、ホストはスリープモードに入る(400)。ホストは、ステップ402において、起動コマンドを低電力プロセッサから受信して、起動シークエンスを実行する。ホストは、次にステップ404において、オーディオデータの要求を送信する。ホストは低電力プロセッサからオーディオデータを受信して(406)、ホストが現在のオーディオ入力ストリームに到達するまで、入力ストリームをリアルタイムより速いレートで処理する。次に、ホストは、ステップ408において、トリガーワードがオーディオサンプルに存在するかを確認する。トリガーワードが確認されないとホストが決定すると、この方法はステップ400に移る。しかし、トリガーワードの存在が確認されたとホストが決定すると、ホストは音声コマンドとしてオーディオデータを処理する(410)。次にステップ412において、ホストは、音声コマンドを実行して、適切にユーザに応答する。非アクティブの一定期間の後、ステップ414において、ホストは、データの送信を停止するように、停止コマンドを低電力プロセッサに送信する。次にこの方法はステップ400に移る。
適用できる場合、本開示で提示された様々な実施の形態を、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを用いて実装してもよい。また、適用できる場合、本開示の範囲を逸脱することなく、本明細書で記載された様々なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素をソフトウェア、ハードウェア、および/または両方を備える複合の構成要素に組み合わせてもよい。適用できる場合、本開示の範囲を逸脱することなく、本明細書で記載された様々なハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素を、ソフトウェア、ハードウェア、または両方を備える副構成要素に分離してもよい。加えて、適用できる場合、ソフトウェア構成要素をハードウェア構成要素として実装することが、またその逆が予期される。
本開示におけるソフトウェア、例えばプログラムコードおよび/またはデータを1以上のコンピュータの読み取り可能な媒体に格納してもよい。また、本明細書で明らかにされたソフトウェアが1以上の汎用目的または特定目的のコンピュータおよび/またはコンピュータシステム、ネットワーク、および/またはその他を使用して実装され得ることが予期される。適用できる場合、本明細書で説明された様々なステップの順番は、変更され、複合ステップに組み合わされ、および/または、サブステップに分離されて、本明細書に説明された特徴を提供してもよい。
前述の開示は、開示された方法の厳密な形態または特定の分野に本開示を限定することを意図していない。それ自体、様々な別の実施の形態および/または本開示への変更を、本明細書に明確に記載していようと暗示されていようと、本開示の真理内で実行できることが予期される。したがって、開示された本開示の実施の形態の説明があれば、当業者は、本開示の範囲を逸脱することなく、形式と詳細とを変更され得ることを認識できよう。したがって、本開示は請求項にのみ限定される。
本出願は、2017年12月29に出願された米国特許出願番号15/859242、「VOICE COMMAND PROCESSING IN LOW POWER DEVICES」の優先権と利益とを主張し、参照によりその全体を本明細書に組み込む。

Claims (10)

  1. デジタル信号プロセッサを用いて第1データレートで音声強調オーディオサンプルのストリームを生成するようにオーディオ入力信号を処理することと、
    ファーストイン、ファーストアウト準拠の遅延バッファに前記音声強調オーディオサンプルを格納することと、
    前記デジタル信号プロセッサの第1トリガーエンジンにより、前記音声強調オーディオサンプルにおいてキーワードを検知することと、
    前記音声強調オーディオサンプルにおける前記キーワードの検知に応じてホストデバイスに起動コマンドを送信することと、
    格納した前記音声強調オーディオサンプルを前記ホストデバイスにデータバスを介して第2データレートで送信し、前記第2データレートは前記第1データレートより大きいことと、
    前記ホストデバイスの第2トリガーエンジンにより、前記音声強調オーディオサンプルにおける前記キーワードの存在を検証することと、
    前記ホストデバイスから停止コマンドを受信するまで、生成された前記音声強調オーディオサンプルのストリームを前記ホストデバイスに前記第1データレートで送信することと、
    前記ホストデバイスが、前記起動コマンドに応じて、スリープモードからオペレーションモードに移ることと、
    前記ホストデバイスが、前記キーワードが前記第2トリガーエンジンによって検証されなかったことに応じて前記オペレーションモードから前記スリープモードに移ることと、
    を含み、
    前記第1トリガーエンジンが、前記第2トリガーエンジンよりも低電力である
    方法。
  2. 前記オーディオ入力信号をオーディオセンサアレイから受信し、前記オーディオ入力信号はオーディオ信号であることをさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記遅延バッファは、T秒のオーディオ入力データに相当する前記音声強調オーディオサンプルを格納するように構成され、前記Tは前記オーディオ入力信号を受信してから最初に送信された音声強調オーディオサンプルを前記ホストデバイスが受信するまでの時間である請求項1に記載の方法。
  4. 前記ホストデバイスが前記起動コマンドを受信することと、
    前記ホストデバイスが前記オペレーションモードに移った後、前記ホストデバイスからオーディオサンプルの要求を送信することと、
    をさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  5. 音声コマンドプロセッサが、コマンドを決定するように、前記キーワードに続く前記音声強調オーディオサンプルを処理することと、
    決定された前記コマンドを実行することと、
    をさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記ホストデバイスの非アクティブの期間を検知することと、
    前記ホストデバイスが停止コマンドを送信することと、
    前記ホストデバイスがオペレーションモードからスリープモードに移行することと、
    をさらに含む
    請求項1に記載の方法。
  7. ホストデバイスと、
    オーディオ入力信号を受信して、第1データレートを有するオーディオサンプルのストリームを生成するように動作可能なオーディオ入力回路部と、
    前記オーディオサンプルのストリームにおいてキーワードを検知し、前記オーディオサンプルのストリームにおける前記キーワードの検知に応じて起動コマンドを前記ホストデバイスにデータバスを介して送信するように動作可能な第1トリガーエンジンと、
    遅延バッファと、
    を備え、
    前記遅延バッファは、前記オーディオサンプルのストリームを、ファーストイン、ファーストアウト準拠で格納して、データの転送要求を前記ホストデバイスから受信した後、格納された前記オーディオサンプルを前記ホストデバイスに前記第1データレートより大きい第2データレートで、次のオーディオサンプルが前記遅延バッファに格納されなくなるまで送信するように動作可能であり、
    前記遅延バッファは、格納された前記オーディオサンプルを前記遅延バッファから前記ホストデバイスに送信した後、停止コマンドを前記ホストデバイスから受信するまで、前記オーディオサンプルのストリームを前記ホストデバイスに前記第1データレートで送信するように動作可能であり、
    前記ホストデバイスが、前記オーディオサンプルにおける前記キーワードの存在を検証するように動作可能な第2トリガーエンジンを備え、
    前記第1トリガーエンジンが前記第2トリガーエンジンよりも低電力であり、
    前記ホストデバイスが、
    前記起動コマンドに応じてスリープモードからオペレーションモードに移り、
    前記第2トリガーエンジンによって前記キーワードが検証されなかったことに応じて前記オペレーションモードから前記スリープモードに移るように動作可能である
    オーディオ処理システム。
  8. 前記遅延バッファは、前記オーディオ入力信号の少なくともT秒に相当する前記オーディオサンプルのストリームのサブセットを格納するように動作可能なメモリであり、前記は前記オーディオサンプルのストリームを受信したときから前記ホストデバイスが最初に格納された前記オーディオサンプルを受信するときまでの間の時間である
    請求項に記載のオーディオ処理システム。
  9. 前記ホストデバイスは、
    前記起動コマンドを前記データバスから受信し、起動シークエンスを実行し、前記データバスにオーディオサンプルの要求を送信し、格納された前記オーディオサンプルを受信するように動作可能なホストプロセッサ
    を備える
    請求項に記載のオーディオ処理システム。
  10. 前記ホストデバイスは
    前記データバスから受信した前記オーディオサンプルを格納するように動作可能な入力バッファと、
    前記入力バッファに格納された前記オーディオサンプルにおいて前記キーワードに続く音声コマンドを認識し、認識された前記音声コマンドを実行するように動作可能な音声コマンドプロセッサと、
    を備える
    請求項に記載のオーディオ処理システム。
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