JP7352143B2 - 技能情報取得装置および該方法 - Google Patents

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Description

本発明は、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の情報(技能情報)を取得する技能情報取得装置および技能情報取得方法に関する。
技能(スキル)は、実際に作業を繰り返し実施し、経験によって獲得されるため、言語化、文書化および図示化し難い。このため、技能は、他人に伝え難く、また、その定量化が難しい。このような技能に関する技術として、例えば、特許文献1ないし特許文献3に開示された各技術がある。
特許文献1に開示された技能習得支援システムは、模範者の動作に対する利用者の動作の差異を検出するシステムであって、模範者及び利用者の身体において、所定の監視部位に取り付けられ、前記模範者及び利用者のそれぞれの動作に係るデータを検出し、この検出した動作に係るデータを取得して記録する。そして、このシステムは、前記記録された模範者の動作に係るデータを時系列にグラフ化し、第1のグラフを形成して表示すると共に、利用者の動作に係るデータを時系列にグラフ化し、第2のグラフを形成して表示する。これにより、利用者は、模範者の第1のグラフと、自己の第2のグラフとを参照して比較することで、動作のずれや誤りを把握でき、より正確に動作を習得できる。
特許文献2に開示された技能伝承システムは、ユーザ間での技能の伝承を支援するシステムであって、第1ユーザに装着され、前記第1ユーザにおける視界の第1画像および視線の第1視線データを取得する第1ウェアラブル端末と、前記第1ウェアラブル端末で取得された前記第1画像および第1視線データに基づいて機械学習を行い、前記第1画像から抽出した特徴データと注目箇所データとを関連付けて登録するサーバ装置と、第2ユーザに装着される第2ウェアラブル端末とを備え、前記サーバ装置は、前記第2ウェアラブル端末から受信した前記第2ユーザの視界の第2画像にマッチングする前記特徴データに関連付けられている前記注目箇所データを読み出し、前記第2ウェアラブル端末に、注目箇所を前記第2ユーザの視界に重ね合わせるように表示させる。これにより、ユーザ間で視線を連携してユーザ間で技能を伝承させることができる。
特許文献3に開示された運動技能訓練装置は、運動技能を習得する必要のある学習者を訓練する装置であって、前記学習者が運動技能を習得するために行なった運動に応じて、運動パターンを測定し、前記測定した運動パターンと、前記学習者が理想的に運動すべき目標運動パターンとを比較し、前記学習者に目標運動パターンに対応した運動を行なわせるために修正の必要な筋肉の活動度を計算し、前記計算された筋肉の活動度に応じて、前記目標運動パターンを実現するための刺激を前記学習者に付与する。これにより運動技能を学習者に対して訓練することができる。
特開2013-088730号公報 特開2017-191490号公報 特開平07-036363号公報
前記特許文献1ないし特許文献3に開示された各技術は、それぞれ、各作用効果を有するが、模範(模範者の第1のグラフ、第1ユーザの注目箇所、目標運動パターン)にユーザの技能を近づけさせるものである。ところで、前記模範のレベルは、定量化されておらず、必ずしも明らかではないため、前記模範の適否が判断できない。このため、技能の定量化が望まれる。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、技能の定量化に資する技能情報を取得できる技能情報取得装置および技能情報取得方法を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる技能情報取得装置は、身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部と、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部とを備える。本発明の他の一態様にかかる技能情報取得方法は、身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得工程と、前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得工程とを備える。
所定の作業に対し、種々の観点から、種々のデータを取得することが可能であるから、前記所定の作業に関わる技能の定量化には、どのような観点で定量化するかが重要である。本発明者は、種々検討した結果、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化では、1つの観点として、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量が重要であるとの、新規な知見が得られた。上記技能情報取得装置および技能情報取得方法は、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得し、前記取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得するので、互いに関連付けられた前記筋部の活動量と前記作業結果とを、技能情報として、取得できる。したがって、前記新規な知見から、上記技能情報取得装置および技能情報取得方法は、技能の定量化に資する技能情報(技能の定量化に役立つ技能情報)を取得できる。
そして、上述の技能情報取得装置において、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得部をさらに備える。述の技能情報取得方法において、前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得工程をさらに備える。好ましくは、上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記視線情報は、第1時点での第1注視点位置と、前記第1時点から所定の時間経過後の第2時点での第2注視点位置との間の距離である視線移動量を含む。
前記検討において、前記技能の定量化では、他の観点として、視線移動量等や前記身体の動作等も重要であるとの、新規な知見が得られた。上記技能情報取得装置および技能情報取得方法は、前記取得した前記筋部の活動量と関連付けて、さらに、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得するので、技能の定量化に資する技能情報をさらに取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置において、前記活動量取得部は、前記身体の動作を測定する動作測定部と、前記身体に作用する外力を測定する外力測定部と、前記動作測定部で測定した前記身体の動作、および、前記外力測定部で測定した前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める活動量処理部とを備える。好ましくは、上述の技能情報取得装置において、前記動作測定部は、光学式モーションキャプチャを備える。他の一態様では、これら上述の技能情報取得方法において、前記活動量取得工程は、前記身体の動作を測定する動作測定工程と、前記身体に作用する外力を測定する外力測定工程と、前記動作測定工程で測定した前記身体の動作、および、前記外力測定工程で測定した前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める活動量処理工程とを備える。好ましくは、上述の技能情報取得方法において、前記動き測定工程は、光学式モーションキャプチャを用いて前記身体の動作を測定する。
これによれば、前記身体の動作および前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれが提供できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記筋部の活動量は、体幹部に関わる筋部の活動量を含む。
上記技能情報取得装置および技能情報取得方法は、前記筋部の活動量が体幹部に関わる筋部の活動量を含むので、技能の定量化に、より適切な技能情報を取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記筋部の活動量は、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含む。
上記技能情報取得装置および技能情報取得方法は、前記筋部の活動量が、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含むので、技能の定量化に、さらにより適切な技能情報を取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記作業結果は、前記作業の成果物における精度および前記作業に要した時間である。
これによれば、前記作業の成果物における精度および前記作業に要した時間を前記作業結果とした技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれが提供できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記作業は、ツールを使用する作業である。
このような技能情報取得装置および技能情報取得方法は、ツールを使用する作業に関わる技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記作業は、金型の研削または研磨の作業である。
このような技能情報取得装置および技能情報取得方法は、金型の研削または研磨の作業に関わる技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置および技能情報取得方法それぞれにおいて、前記金型は、車両に用いられる部材を成型するための車両部材成型用金型である。
このような技能情報取得装置および技能情報取得方法は、車両部材成型用金型の研削または研磨の作業に関わる技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
他の一態様では、これら上述の技能情報取得装置において、所定の閾値以上である作業結果に関連付けられている前記筋部の活動量を前記作業に関わる技能の熟練度の基準として出力する出力部をさらに備える。他の一態様では、これら上述の技能情報取得方法において、所定の閾値以上である作業結果に関連付けられている前記筋部の活動量を前記作業に関わる技能の熟練度の基準として出力する出力工程をさらに備える。
このような技能情報取得装置および技能情報取得方法は、前記技能の熟練度の基準を出力できる。
本発明にかかる技能情報取得装置および技能情報取得方法は、技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
実施形態における技能情報取得装置の構成を示すブロック図である。 作業者に対する、前記技能情報取得装置で用いられる光学式モーションキャプチャにおける複数のマーカの取り付け位置、および、前記技能情報取得装置で用いられるフォースプレートの配置位置を説明するための図である。 身体における各部位の各重心位置を説明するための図である。 作業の内容および前記作業に用いられるテストピースを説明するための図である。 実施形態における技能情報取得装置の動作を示すフローチャートである。 Eクラスに属する被験者およびAクラスに属する被験者それぞれにおける視線移動量の分布を示すヒストグラムである。 時間経過に対する、前記各重心位置の変位を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の1または複数の実施形態が説明される。しかしながら、発明の範囲は、開示された実施形態に限定されない。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における技能情報取得装置の構成を示すブロック図である。図2は、作業者に対する、前記技能情報取得装置で用いられる光学式モーションキャプチャにおける複数のマーカの取り付け位置、および、前記技能情報取得装置で用いられるフォースプレートの配置位置を説明するための図である。図3は、身体における各部位の各重心位置を説明するための図である。図3では、各部位の各重心位置は、●で示されている。
発明者は、作業中、人間が作業状況を視覚によって認識して作業状況を判断し、この判断結果に応じて身体を動作させ、作業を進行させることから、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化には、人間が判断して動作する一連の行動情報となる、眼球運動、身体動作および筋活動量を用いることができると、考え、技能情報取得装置を作成した。特に、技能における、いわゆるコツは、身体動作における力の入れ具合、すなわち、筋活動量に関係する。この技能情報取得装置は、身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部と、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部とを備えるものである。そして、この技能情報取得装置を用いて被験者を評価し、前記考えの適切性を検証し、これによって、発明者は、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化における新たな知見を得た。以下、より具体的に説明する。
実施形態における技能情報取得装置Dは、例えば、図1に示すように、動作測定部11と、外力測定部12と、視線測定部21と、形状測定部31と、計時部32と、制御処理部4と、入力部5と、出力部6と、インターフェース部(IF部)7と、記憶部8とを備える。
動作測定部11は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、作業を実施する作業者(被験者)の身体の動作を測定する装置である。動作測定部11は、その測定結果(身体の動作)を制御処理部4へ出力する。制御処理部4は、この測定結果を記憶部8に記憶する。動作測定部11は、例えば、光学式モーションキャプチャを備える。この光学式モーションキャプチャは、例えば、OptiTrack Japan社製の装置であり、作業者における所定の複数の箇所それぞれに取り付けられる複数のマーカと、前記作業者に取り付けられた前記複数のマーカを撮影する8台のカメラと、前記8台のカメラそれぞれで撮影された各画像に基づいて3次元座標値で前記複数のマーカの各位置を前記身体の動作として求める情報処理装置とを備える。
前記作業は、身体の動作によって実施される作業であれば、任意の作業であって良く、技能の継承の観点から、物品の製造作業や物品の運搬作業等だけでなく、芸能やスポーツ等を含んで良い。本実施形態では、前記作業は、好適には、ツールを使用する作業であり、より具体的には、車両に用いられる部材を成型するための車両部材成型用金型の研削または研磨の作業である。この場合では、前記ツールは、一例では、ハンドグラインダー(Hand Grinder)である。もちろん、これに限定されるものではなく、例えば、前記作業は、溶接の作業であり、前記ツールは、例えばトーチ等の溶接機であり、また例えば、前記作業は、塗装の作業であり、前記ツールは、例えばスプレーガン等の塗装用具である。好適には、前記作業は、車両の製造に関わる作業であり、前記ツールは、前記車両の製造に関わる作業で用いられるツールである。
前記光学式モーションキャプチャにおける複数のマーカMKは、図2に示すように、19個の各身体部位の各重心位置を測定するために、作業者の身体LBにおける41個の各箇所それぞれに取り付けられ、さらに、前記ツールの重心位置を測定するために、前記ツールにおける3個の各箇所それぞれに取り付けられる。19個の身体部位は、本実施形態では、例えば、頭部、首部、胸部、右肩部、左肩部、右上腕部、左上腕部、右前腕部、左前腕部、右手部、左手部、腰部、尻部、右腸骨部、左腸骨部、右膝部、左膝部、右足部および左足部である。前記光学式モーションキャプチャにおけるサンプリング周波数は、身体の動作を好適に解析するために、例えば100[Hz]である。前記作業者における身体の動作を表す、前記身体の動作に関する身体動作情報は、前記光学式モーションキャプチャによって各サンプリングタイミングそれぞれで測定された複数のマーカの各位置であって良いが、本実施形態では、例えば、図3に示すように、19個の各身体部位それぞれの各重心位置(各重心位置の時間変位)を含み、前記作業者における身体の動作により生じる前記ツールの動きを表す、前記ツールの動きに関するツール動き情報は、前記ツールの重心位置(重心位置の時間変位)を含む。
外力測定部12は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、前記作業者の身体に作用する外力を測定する装置である、外力測定部12は、その測定結果(身体に作用する外力)を制御処理部4へ出力する。制御処理部4は、動作測定部11の測定結果と関連付けて、この測定結果を記憶部8に記憶する。外力測定部12は、例えば、XYZの各成分で、変位、速度および加速度それぞれを測定するAMTI社製のフォースプレートを備える。本実施形態では、3個の第1ないし第3フォースプレート12-1~12-3が用いられ、図2に示すように、第1フォースプレート12-1は、前記作業者の右足部に作用する外力を測定するように、床上に配置され、第2フォースプレート12-2は、前記作業者の左足部に作用する外力を測定するように、第1フォースプレート12-1と左右方向に沿って並置して前記床上に配置され、第3フォースプレート12-3は、前記ツールを把持する手部に作用する外力(前記ツールからの反力)を測定するように、作業対象(後述の検証実験の例ではテストピースTP)が載置され、前記作業者が作業する作業台上に配置される。これら第1ないし第3フォースプレート12-1~12-3におけるサンプリング周波数は、前記光学式モーションキャプチャのサンプリングに同期するように、100[Hz]である。
視線測定部21は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、前記作業者における注視点の位置(注視点位置)を測定する装置である。視線測定部21は、その測定結果(注視点位置)を制御処理部4へ出力する。制御処理部4は、動作測定部11の測定結果と関連付けて、この測定結果を記憶部8に記憶する。視線測定部21は、例えば、角膜反射法により非接触で注視点を3次元座標値で測定するTobii Technology社製のアイトラッカーを備える。前記アイトラッカーにおけるサンプリング周波数は、注視点の動きを好適に解析するために、例えば50[Hz]である。
形状測定部31は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、測定対象(後述の検証実験の例では作業後のテストピースTP)の形状を測定する装置である。形状測定部31は、その測定結果(測定対象の形状)を制御処理部4へ出力する。制御処理部4は、動作測定部11の測定結果と関連付けて、この測定結果を記憶部8に記憶する。形状測定部31は、例えば、3次元座標値で測定対象の形状を測定する、KEYENCE社製の3D形状測定機を備える。
計時部32は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、前記作業に要した時間(作業時間)を測定する装置であり、例えば、ストップウォッチ等である。計時部32は、その測定結果(作業時間)を制御処理部4へ出力する。制御処理部4は、動作測定部11の測定結果と関連付けて、この測定結果を記憶部8に記憶する。
入力部5は、制御処理部4に接続され、例えば、取得開始を指示するコマンド等の各種コマンド、および、例えば作業者名等の技能情報を取得する上で必要な各種データを技能情報取得装置Dに入力する機器であり、例えば、所定の機能を割り付けられた複数の入力スイッチやキーボードやマウス等である。出力部6は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、入力部5から入力されたコマンドやデータ、各部11、12、21、22、3の各測定結果、および、技能情報取得装置Dによって取得された技能情報等を出力する機器であり、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイおよび有機ELディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置等である。前記技能情報は、技能に関する所定の情報であり、本実施形態では、互いに関連付けられた、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量および前記所定の作業における作業結果である。さらに、本実施形態では、視線情報、身体動作情報およびツール動き情報もこれらに関連付けられ、前記技能情報に含まれる。
なお、入力部5および出力部6からいわゆるタッチパネルが構成されてもよい。このタッチパネルを構成する場合において、入力部5は、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等の操作位置を検出して入力する位置入力装置であり、出力部6は、表示装置である。このタッチパネルでは、前記表示装置の表示面上に前記位置入力装置が設けられ、前記表示装置に入力可能な1または複数の入力内容の候補が表示され、ユーザが、入力したい入力内容を表示した表示位置を触れると、前記位置入力装置によってその位置が検出され、検出された位置に表示された表示内容がユーザの操作入力内容として技能情報取得装置Dに入力される。このようなタッチパネルでは、ユーザは、入力操作を直感的に理解し易いので、ユーザにとって取り扱い易い技能情報取得装置Dが提供される。
IF部7は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、外部機器との間でデータの入出力を行う回路であり、例えば、シリアル通信方式であるRS-232Cのインターフェース回路、Bluetooth(登録商標)規格を用いたインターフェース回路、IrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の赤外線通信を行うインターフェース回路、および、USB(Universal Serial Bus)規格を用いたインターフェース回路等である。また、IF部7は、外部機器との間で通信を行う回路であり、例えば、データ通信カードや、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路等であっても良い。
記憶部8は、制御処理部4に接続され、制御処理部4の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、動作測定部11で測定した身体の動作、および、外力測定部12で測定した外力に基づいて前記作業者の各身体部位における各筋活動量(各筋部の各活動量)を求める活動量処理プログラムや、前記作業者における身体の動作に関する身体動作情報および前記ツールの動きに関するツール動き情報を求める第1付加処理プログラムや、前記作業者における視線移動量に関する視線情報を求める第2付加処理プログラムや、寸法精度(加工精度)を求める作業結果処理プログラムや、技能情報取得装置Dの各部11、12、21、22、3、5~8を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御する制御プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、各部11、12、21、22、3の各測定結果、各測定結果を所定の処理手法に従って情報処理した処理結果(例えば上述の視線情報や身体動作情報等)および作業者名等の、これら各プログラムを実行する上で必要なデータが含まれる。このような記憶部8は、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、記憶部8は、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆる制御処理部4のワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
制御処理部4は、技能情報取得装置Dの各部11、12、21、22、3、5~8を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、所定の技能情報を取得するための回路である。制御処理部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。制御処理部4には、前記制御処理プログラムが実行されることによって、第1付加処理部41、活動量処理部42、第2付加処理部43、作業結果処理部44および制御部45が機能的に構成される。
制御部45は、技能情報取得装置Dの各部11、12、21、22、3、5~8を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、技能情報取得装置D全体の制御を司るものである。
活動量処理部42は、動作測定部11で測定した身体の動作、および、外力測定部12で測定した外力に基づいて前記作業者の各身体部位における各筋活動量を求めるものである。前記活動量処理プログラムは、筋骨格モデリングシミュレーションソフトウェアであり、例えば、株式会社テラバイト社製のAnyBodyである。前記筋骨格モデリングシミュレーションでは、動作測定部11で測定した身体の動作に基づき求められた関節角度(より具体的には前記AnyBodyでは光学式モーションキャプチャによって測定された複数のマーカの各位置から求められた関節角度)と、外力測定部12で測定した外力とに基づいて関節トルクが推定され、筋活動量が推定される。このAnyBodyをインストールすることによって、活動量処理部42が機能的に構成される。
そして、活動量処理部42は、前記求めた各身体部位における各筋活動量に基づいて、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量(筋活動量)を求める。本実施形態では、前記作業がグラインダー作業であり、後述の知見から、活動量処理部42は、体幹部に関わる筋部の活動量、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量として求める。より具体的には、活動量処理部42は、頭部、首部、胸部、腰部および尻部の各筋活動量を集約(総和)することによって、体幹部に関わる筋部の活動量を求め、左腸骨部、左膝部および左足部の各筋活動量を集約することによって、左下肢部に関わる筋部の活動量を求め、そして、右腸骨部、右膝部および右足部の各筋活動量を集約することによって、右下肢部に関わる筋部の筋活動量を求める。なお、さらに、左下肢部に関わる筋部の活動量と右下肢部に関わる筋部の筋活動量とが集約(加算)され、下肢部に関わる筋部の活動量とされても良い。
第1付加処理部41は、前記作業者における身体の動作に関する身体動作情報および前記ツールの動きに関するツール動き情報を求めるものである。より具体的には、第1付加処理部41は、各サンプリングタイミング(上述の例ではサンプリング周波数100[Hz]での各サンプリングタイミング)それぞれにおいて、動作測定部11の測定結果に基づいて、19個の各身体部位それぞれの各重心位置およびツールの重心位置を前記身体動作情報および前記ツール動き情報の1つとして求める。例えば、19個の各身体部位それぞれにおいて、当該身体部位に関わる複数のマーカの位置から当該身体部位の重心位置を求める第1演算式、および、ツールに関わるマーカの位置からツールの重心位置を求める第2演算式それぞれが予め求められて記憶部8に記憶され、第1付加処理部41は、19個の各身体部位それぞれについて、動作測定部11で求めた当該身体部位に関わる複数のマーカの各位置から前記第1演算式に基づいて当該身体部位の重心位置を求め、動作測定部11で求めたツールに関わる複数のマーカの各位置から前記第2演算式に基づいてツールの重心位置を求める。本実施形態では、さらに、第1付加処理部41は、19個の各身体部位それぞれにおいて、当該身体部位の重心の移動範囲(最大変位)を前記身体動作情報の他の1つとして求め、ツールの重心の移動範囲を前記ツール動き情報の他の1つとして求める。
第2付加処理部43は、前記作業者における視線移動量に関する視線情報を求めるものである。より具体的には、第2付加処理部43は、第1時点での第1注視点位置と、前記第1時点から所定の時間経過後の第2時点での第2注視点位置との間の距離である視線移動量を前記視線情報の1つとして求める。より詳しくは、第2付加処理部43は、各サンプリングタイミング(上述の例ではサンプリング周波数50[Hz]での各サンプリングタイミング)それぞれにおいて、互いに隣接する2個のサンプリングタイミング間における注視点の移動距離を前記作業者の視線移動量として求める。すなわち、各サンプリングタイミングそれぞれにおいて、前回のサンプリングタイミングで測定された注視点の位置から、今回のサンプリングタイミングで測定された注視点の位置までの距離が前記作業者の視線移動量として求められる。本実施形態では、さらに、第2付加処理部43は、前記作業者の視線移動量における平均値および標準偏差を前記視線情報の他の1つとして求める。
作業結果処理部44は、寸法精度(加工精度)を求めるものである。形状測定部31で測定した前記作業の成果物における形状が作業結果の1つとされて良いが、本実施形態では、作業結果処理部44は、前記作業の成果物における精度(寸法精度、加工精度)を作業結果の1つとして求める。
そして、作業結果処理部44は、活動量処理部42で求めた前記作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量(本実施形態では、体幹部の筋活動量、左下肢部の筋活動量、右下肢部の筋活動量(または下肢部の筋活動量))と関連付けて、前記作業における作業結果(本実施形態では、寸法精度および作業時間)を記憶部8に記憶し、必要に応じて出力部6やIF部7に出力する。第1付加処理部41は、活動量処理部42で求めた前記筋部の活動量と関連付けて、前記作業における作業者の身体動作情報およびツール動き情報を記憶部8に記憶し、必要に応じて出力部6やIF部7に出力する。第2付加処理部43は、活動量処理部42で求めた前記筋部の活動量と関連付けて、前記作業における作業者の視線情報を記憶部8に記憶し、必要に応じて出力部6やIF部7に出力する。
ここで、これら動作測定部11、外力測定部12および活動量処理部42は、身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部1を構成し、活動量取得部の一例に相当する。これら動作測定部11および第1付加処理部41は、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得部の一例に相当し、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記身体の動作に関する身体動作情報を取得する第1付加取得部2-1を構成する。これら視線測定部21および第2付加処理部43は、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得部の他の一例に相当し、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報を取得する第2付加取得部2-2を構成する。
これら形状測定部31、計時部32および作業結果処理部44は、前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部3を構成し、作業結果取得部の一例に相当する。本実施形態では、前記作業は、上述したように、その一例として、車両部材成型用金型の研削または研磨の作業であるため、前記作業の成果物は、研削または研磨された作業後の車両部材成型用金型である。このため、本実施形態では、前記作業結果は、前記作業の成果物における精度(加工精度、寸法精度)および前記作業に要した時間(作業時間)であり、これらを測定するために、作業結果取得部の一例として、形状測定部31および計時部32が用いられている。したがって、形状測定部31および計時部32は、前記作業および前記作業結果に応じて適宜な装置に変更される。
なお、上述では、動作測定部11、外力測定部12、視線測定部21、形状測定部31および計時部32は、それぞれ、制御処理部4に接続され制御処理部4の制御に従って稼働したが、動作測定部11、外力測定部12、視線測定部21、形状測定部31および計時部32のうちの1または複数(全部を含む)は、制御処理部4とは個別に稼働し、その測定結果が入力部5からオペレータ(ユーザ)によって技能情報取得装置Dに入力されて取得されても良く、あるいは、その測定結果を記録または記憶した記録媒体(例えばCD-R等)または記憶媒体(USBメモリ等)からIF部7を介して取得されても良い。この場合では、入力部5やIF部7が、前記活動量取得部や前記作業結果取得部や付加取得部の一例に相当する。
次に、前記新たな知見の検証および技能情報取得装置の動作について説明する。図4は、作業の内容および前記作業に用いられるテストピースを説明するための図である。図4Aは、模式的に作業前のテストピースを示す斜視図であり、図4Bは、模式的に作業後のテストピースを示す斜視図である。図5は、実施形態における技能情報取得装置の動作を示すフローチャートである。図6は、Eクラスに属する被験者およびAクラスに属する被験者それぞれにおける視線移動量の分布を示すヒストグラムである。図6の横軸は、視線移動量の各階級であり、その縦軸は、頻度である。図7は、時間経過に対する、前記各重心位置の変位を説明するための図である。
この検証では、前記作業は、前記ツールとしてグラインダーを用いた、上述の金型の研削または研磨の作業(グラインダー作業)である。より具体的には、このグラインダー作業は、金型を粗く削る荒工程と、粗く削った表面を滑らかな表面になるように研磨する仕上工程の2工程を備えるが、グラインダー作業による切削精度(作業対象の寸法精度、加工精度)を向上させるためには、通常、荒工程の作業を高精度かつ高効率に実施することが重要である。このため、前記検証の実験として、金型に見立てたテストピースTPに対しグラインダー作業における荒工程の作業を被験者に実施させ、技能情報取得装置Dによる各測定が実施された。
このテストピースTPは、例えば、図4Aに示すように、中央部に機械加工により深さ0.1mmで一方向に帯状に延びる凹条TPbを形成した100×100×35mmのSS材(一般構造用圧延鋼材)である。このテストピースTPに対し、前記荒工程の作業は、凹条TPbを形成することによって凹条TPbの両側それぞれに形成された高さ0.1mmの凸部TPa、TPcの一方、例えば、凸部TPcをハンディ型のグラインダーで均一に0.1mmだけ研削する作業である。このような荒工程の作業後、テストピースTPには、図4Bに示すように、凹条TPbの底面と略面一な研削平面部TPdが形成される。被験者は、初級者から熟練者までを含む46名である。
これら46名の各被験者は、順次に、前記テストピースTPに対し前記荒工程の作業を実施する。その実施中、上述の技能情報取得装置Dが用いられ、図5において、まず、動作測定部11によって当該被験者における身体の動作が測定され、当該被験者の被験者名(被験者ID)と互いに関連付けられて記憶部8に記憶され(S1-1)、外力測定部12(12-1~12-3)によって当該被験者における身体に作用する外力が測定され、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶され(S1-2)、第1付加処理部41によって、処理S1-1で測定された身体の動作(複数のマーカの各位置)に基づいて身体動作情報(各身体部位の各重心位置およびその移動範囲)および物動き情報(ツールの重心位置およびその移動範囲)が求められ、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶され(S2)、これら測定された前記身体の動作および前記外力に基づいて活動量処理部42によって当該被験者の各身体部位における各筋活動量(各筋部の各活動量)が求められ、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶される(S3)。続いて、活動量処理部42によって、これら求められた各身体部位の各筋活動量に基づいて前記作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量として、体幹部(Trunk)の筋活動量(Muscle active mass)、左下肢部の筋活動量(Left foot)、右下肢部の筋活動量(Right foot)(または下肢部の筋活動量))が求められ、記憶部8に記憶される(S4)。ここで、この検証では、さらに、左肩部、左上腕部、左前腕部および左手部の各筋活動量が左上肢部(Left arm)の筋活動量として集約され、右肩部、右上腕部、右前腕部および右手部の各筋活動量が、右上肢部(Right arm)の筋活動量として集約され、これら体幹部、左下肢部、右下肢部、左上肢部および右上肢部の各筋活動量が総筋活動量(Total)として集約される。
そして、前記実施中、計時部32によって当該被験者の作業時間が作業結果の1つとして測定され、作業結果処理部44によって、て前記作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量と関連付けられて記憶部8に記憶され(S1-3)、視線測定部21によって当該被験者の注視点が測定され、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶され(S1-4)、第2付加処理部43によって、当該被験者の視線情報(視線移動量、その平均値および標準偏差)が求められ、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶される(S5)。さらに、作業の終了後に、形状測定部31によって作業後のテストピースTPの形状が測定され、当該被験者の被験者名と互いに関連付けられて記憶部8に記憶され(S1-5)、作業結果処理部44によって、前記測定された形状に基づいて寸法精度が求められ、前記作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量と関連付けられて記憶部8に記憶される(S6)。なお、当該被験者における身体の動作、外力および注視点の各測定(動作分析の時間)は、荒工程の研削開始からの2分間とされた。そして、これら測定や演算された身体の動作、外力、作業時間、注視点、テストピースTPの形状、身体動作情報、ツール動き情報、視線情報および寸法精度が前記作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量(この例では体幹部、左下肢部および右下肢部の各筋活動量)共に制御処理部4によって出力部6に出力され、終了される(S7)。
技能の定量化の検証に当たって、まず、技能の熟練度に応じて5個のAクラスないしEクラスが設定された。Aクラスは、熟練度が最低である初級者のクラスである。Bクラスは、熟練度が普通(中級)である中級者のクラスである。Cクラスは、熟練度が準上級である準上級者のクラスである。Dクラスは、熟練度が上級である上級者のクラスである。Eクラスは、熟練度が最高である最上級者のクラスである。上述のグラインダー作業における荒工程では、その技能の熟練度が上がるほど、寸法精度(加工精度)が高く、作業効率が高い、すなわち、作業時間が短い、と考えられ、さらに、バラツキが少ないと考えられる。そこで、本実施形態では、寸法精度および作業時間それぞれの各標準偏差σが求められ、寸法精度が高く作業時間が短い方から、略3σ以内の範囲がEクラスに設定され、略3σを超え、略2.5σ以内である範囲がDクラスに設定され、略2.5σを超え、略2σ以内である範囲がCクラスに設定され、略2σを超え、略1σ以内である範囲がDクラスに設定され、略1σを超える範囲がAクラスに設定されるように、各クラスを分ける寸法および作業時間の各閾値(寸法閾値、作業時間閾値)が設定された。具体的には、各クラスを分ける各寸法閾値[mm]および各作業時間閾値[min]は、表1の通りである。
ここで、テストピースTPに対する寸法精度は、例えば、凹条TPbの底面を含む平面を基準平面とし、研削平面部TPdに仮想的に設定された正方格子の各格子点を各測定点とし、各測定点それぞれにおいて、前記基準平面に対する高さ方向の差(前記基準平面からの高さまたは深さ)を求め、各測定点の各差の各絶対値における平均値として求められる。寸法精度の平均値Avesは、0.032[mm]であり、その標準偏差σsは、0.022[mm]であり、作業時間の平均値Avetは、14.4[min]であり、その標準偏差σtは、8.0[min]であった。
このようなクラス分けでは、46名の被験者は、3名がAクラスに属し、11名がBクラスに属し、13名がCクラスに属し、14名がDクラスに属し、5名がEクラスに属するように、分けられた。Eクラスに属する5名は、官能評価であるが、他の被験者等から、熟練度が最上級であると見られており、Aクラスに属する3名は、新人であることから、表1によるクラス分けは、妥当である。なお、上述では、AクラスとEクラスとの間に、Bクラス、CクラスおよびDクラスの3個のクラスが設けられたが、AクラスとEクラスとの間のクラス数は、任意で良く、1個でも、2個でも4個以上であっても良い。
そこで、Eクラスに属する被験者PeとAクラスに属する被験者Paとを、筋活動量、視線情報および身体動作情報それぞれの観点から、比較が行われた。
筋活動量は、最大可能筋力Fmax[N]に対する筋力F[N]の割合であり、単位は、[%]である。筋活動量の比較に当たって、活動量処理部42によって求められた19個の各身体部位における各筋活動量(各筋部の各活動量)は、身体を大きく分けると、体幹部、右上肢部、左上肢部、右下肢部および左下肢部に分けられるので、上述のように、これら5個の部位に集約された。この5大部位の各筋活動量におけるEクラスに属する被験者PeとAクラスに属する被験者Paとの比較結果は、表2の通りである。
表2から分かるように、Eクラスに属する被験者Peの筋活動量は、Aクラスに属する被験者Paと比較すると、グラインダー作業に要求される姿勢を維持するための体幹部の筋活動量の割合が最も高く、左右下肢部の各筋活動量の差が少ない。一方、Aクラスに属する被験者Paの筋活動量は、左側の割合が高く、左に偏っている。さらに、Eクラスに属する被験者Peの総筋活動量は、Aクラスに属する被験者Paと比較すると、少なく、したがって、Eクラスに属する被験者Peは、少ない総筋活動量でグラインダーに反力を与えている(表2におけるTotalおよびTool reaction forceの各欄参照)。以上から、Eクラスに属する被験者Peは、Aクラスに属する被験者Paに較べ、作業中、身体の軸がしっかりしており、左右のずれが少なく、自身の発した力を効率よくグラインダー(ツール)に伝達している。
以上のことから、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化では、1つの観点として、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量が重要であり、Eクラスに属する被験者Peの筋活動量とAクラスに属する被験者Paの筋活動量とは、有意な差がある。そして、前記筋部の活動量は、体幹部に関わる筋部の活動量を含むことが好ましく、前記筋部の活動量は、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含むことが好ましい。
視線情報に関し、視線移動量におけるEクラスに属する被験者PeとAクラスに属する被験者Paとの比較結果は、図6の通りである。なお、まばたき等によるエラー値は、除去されている。
図6から分かるように、この例では、Eクラスに属する被験者Peの視線移動量は、約350付近に集中し、視線移動量の標準偏差は、12.9である。一方、Aクラスに属する被験者Paの視線移動量は、約300付近から約750付近までに拡がり、視線移動量の標準偏差は、111.5である。したがって、Eクラスに属する被験者Peの視線移動量は、Aクラスに属する被験者Paの視線移動量に較べ、少なく、Eクラスに属する被験者Peは、グラインダー作業における注目部位を理解しており、前記注目部位に視線を集中させていると考えられる。一方、Aクラスに属する被験者Paの視線移動量は、多く、Aクラスに属する被験者Paは、グラインダー作業における注目部位が定まらず、グラインダー作業を進行させるための情報探しや判断遅れが生じ、これによって時間が消費されていると考えられる。さらに、視線移動量に応じて頭部が変位して姿勢に影響を与えるから、切削精度(加工精度、寸法精度)にも影響すると考えられる。このため、相対的に視線移動量の少ないEクラスに属する被験者Peは、相対的に、寸法精度が高く、作業時間が短い一方、相対的に視線移動量の多いAクラスに属する被験者Paは、相対的に、寸法精度が低く、作業時間が長い。
以上のことから、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化では、他の1つの観点として、前記所定の作業に伴う視線移動量が重要であり、Eクラスに属する被験者Peにおける視線移動量のバラツキ(一例では上述の分布の拡がり範囲や標準偏差)とAクラスに属する被験者Paにおける視線移動量のバラツキとは、有意な差がある。
身体動作情報に関し、身体の動きにおけるEクラスに属する被験者PeとAクラスに属する被験者Paとの比較結果は、図7の通りである。図7の上段は、時間経過に対する、各重心位置の各変位を示すグラフであり、その左側は、Eクラスに属する被験者Peのグラフを示し、その右側は、Aクラスに属する被験者Paのグラフを示す。図7の下段は、前記重心の移動範囲(最大変位)を示し、その左側は、Eクラスに属する被験者Peの移動範囲を示し、その右側は、Aクラスに属する被験者Paの移動範囲を示す。図7には、ツール(Tool)の結果も示されている。
図7から分かるように、この例では、Eクラスに属する被験者Peでは、体幹部の動きが小さく、ツールのグラインダーと前腕部における左右への動きが同調している。一方、Aクラスに属する被験者Paでは、ツールのグラインダーと体幹部を含む全身の動きが同調している。
以上のことから、身体の動作によって実施される所定の作業に関わる技能の定量化では、他の1つの観点として、前記所定の作業に伴う身体の動作が重要であり、Eクラスに属する被験者Peにおける身体の動作とAクラスに属する被験者Paにおける身体の動作とは、有意な差がある。
なお、前記処理S7において、制御処理部4は、左上肢部の筋活動量および右上肢部の筋活動量も出力部6に出力しても良い。
以上説明したように、実施形態における技能情報取得装置Dおよびこれに実装された技能情報取得方法は、前記所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得し、前記取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得するので、互いに関連付けられた前記筋部の活動量と前記作業結果とを、技能情報として、取得できる。したがって、上述の新規な知見から、上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、技能の定量化に資する技能情報(技能の定量化に役立つ技能情報)を取得できる。
上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、前記取得した前記筋部の活動量と関連付けて、さらに、視線情報を取得するので、上述の新規な知見から、技能の定量化に資する技能情報をさらに取得できる。上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、前記取得した前記筋部の活動量と関連付けて、さらに、身体動作情報を取得するので、上述の新規な知見から、技能の定量化に資する技能情報をさらに取得できる。
上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、前記筋部の活動量が体幹部に関わる筋部の活動量を含むので、上述の新規な知見から、技能の定量化に、より適切な技能情報を取得できる。
上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、前記筋部の活動量が、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含むので、上述の新規な知見から、技能の定量化に、さらにより適切な技能情報を取得できる。
上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、ツールを使用する作業に関わる技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
上記技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法は、車両部材成型用金型の研削または研磨の作業に関わる技能の定量化に資する技能情報を取得できる。
本実施形態によれば、前記身体の動作および前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法それぞれが提供できる。
本実施形態によれば、前記作業の成果物における精度および前記作業に要した時間を前記作業結果とした技能情報取得装置Dおよび技能情報取得方法それぞれが提供できる。
なお、上述の実施形態において、技能情報取得装置Dおよびこれに実装された技能情報取得方法は、制御処理部4によって、所定の閾値以上である作業結果に関連付けられている前記筋部の活動量を前記技能の熟練度の基準として出力部6に出力しても良い。これによれば、前記技能の熟練度の基準が出力できる。例えば、グラインダー作業の例では、熟練度が最高である最上級者のEクラスを弁別する寸法精度および作業時間(表1に示す例では、0.03[mm]および10[min])が前記所定の閾値とされ、Eクラスに属する被験者Peにおける体幹部に関わる筋部の活動量、左下肢部に関わる筋部の活動量、右下肢部に関わる筋部の活動量(または下肢部に関わる筋部の活動量)が出力部6に出力される。この場合において、さらに、Eクラスに属する被験者Peにおける視線情報が出力部6に出力され、Eクラスに属する被験者Peにおける身体動作情報が出力部6に出力されても良い。さらに、これらの場合において、技能を継承する作業者における体幹部に関わる筋部の活動量、左下肢部に関わる筋部の活動量、右下肢部に関わる筋部の活動量(または下肢部に関わる筋部の活動量)が出力部6に出力されても良い。これによれば、このような技能の定量化に資する基準と前記作業者の測定結果とを比較参照することで、前記作業者は、定量的な観点から、自己と基準との相違を認識でき、効率よく、技能を習熟できる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
D 技能情報取得装置
1 活動量取得部
2-1 第1付加取得部
2-2 第2付加取得部
3 作業結果取得部
4 制御処理部
5 入力部
6 出力部
7 インターフェース部(IF部)
8 記憶部
11 動作測定部
12 外力測定部
21 視線測定部
31 形状測定部
32 計時部
41 第1付加処理部
42 活動量処理部
43 第2付加処理部
44 作業結果処理部44
45 制御部

Claims (22)

  1. 身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部と、
    前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部
    前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得部とを備える、
    技能情報取得装置。
  2. 前記視線情報は、第1時点での第1注視点位置と、前記第1時点から所定の時間経過後の第2時点での第2注視点位置との間の距離である視線移動量を含む、
    請求項に記載の技能情報取得装置。
  3. 身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部と
    前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部とを備え
    前記作業結果は、前記作業の成果物における精度および前記作業に要した時間である、
    能情報取得装置。
  4. 身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得部と
    前記活動量取得部で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得部と
    所定の閾値以上である作業結果に関連付けられている前記筋部の活動量を前記作業に関わる技能の熟練度の基準として出力する出力部を備える、
    能情報取得装置。
  5. 前記活動量取得部は、
    前記身体の動作を測定する動作測定部と、
    前記身体に作用する外力を測定する外力測定部と、
    前記動作測定部で測定した前記身体の動作、および、前記外力測定部で測定した前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める活動量処理部とを備える、
    請求項1ないし請求項に記載の技能情報取得装置。
  6. 前記動作測定部は、光学式モーションキャプチャを備える、
    請求項に記載の技能情報取得装置。
  7. 前記筋部の活動量は、体幹部に関わる筋部の活動量を含む、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の技能情報取得装置。
  8. 前記筋部の活動量は、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含む、
    請求項に記載の技能情報取得装置。
  9. 前記作業は、ツールを使用する作業である、
    請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の技能情報取得装置。
  10. 前記作業は、金型の研削または研磨の作業である、
    請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の技能情報取得装置。
  11. 前記金型は、車両に用いられる部材を成型するための車両部材成型用金型である、
    請求項10に記載の技能情報取得装置。
  12. コンピュータによって実行される
    身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得工
    前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得工程、および
    前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、視線移動量に関する視線情報および前記身体の動作に関する身体動作情報のうちの少なくとも一方を取得する付加取得工程を備える、
    技能情報取得方法。
  13. 前記視線情報は、第1時点での第1注視点位置と、前記第1時点から所定の時間経過後の第2時点での第2注視点位置との間の距離である視線移動量を含む、
    請求項12に記載の技能情報取得方法。
  14. コンピュータによって実行される
    身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得工程、および
    前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得工程を備え
    前記作業結果は、前記作業の成果物における精度および前記作業に要した時間である、
    能情報取得方法。
  15. コンピュータによって実行される
    身体の動作によって実施される所定の作業に要求される姿勢を維持する筋部の活動量を取得する活動量取得工程
    前記活動量取得工程で取得した前記筋部の活動量と関連付けて、前記所定の作業における作業結果を取得する作業結果取得工程、および、
    所定の閾値以上である作業結果に関連付けられている前記筋部の活動量を前記作業に関わる技能の熟練度の基準として出力する出力工程を備える、
    能情報取得方法。
  16. 前記活動量取得工程は、
    前記身体の動作を測定する動作測定工程と、
    前記身体に作用する外力を測定する外力測定工程と、
    前記動作測定工程で測定した前記身体の動作、および、前記外力測定工程で測定した前記外力に基づいて前記筋部の活動量を求める活動量処理工程とを備える、
    請求項12ないし請求項15に記載の技能情報取得方法。
  17. 前記動作測定工程は、光学式モーションキャプチャを用いて前記身体の動作を測定する、
    請求項16に記載の技能情報取得方法。
  18. 前記筋部の活動量は、体幹部に関わる筋部の活動量を含む、
    請求項12ないし請求項17のいずれか1項に記載の技能情報取得方法。
  19. 前記筋部の活動量は、さらに、下肢部に関わる筋部の活動量を含む、
    請求項18に記載の技能情報取得方法。
  20. 前記作業は、ツールを使用する作業である、
    請求項12ないし請求項19のいずれか1項に記載の技能情報取得方法。
  21. 前記作業は、金型の研削または研磨の作業である、
    請求項12ないし請求項20のいずれか1項に記載の技能情報取得方法。
  22. 前記金型は、車両に用いられる部材を成型するための車両部材成型用金型である、
    請求項21に記載の技能情報取得方法。
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