JP7349683B2 - 物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラム - Google Patents

物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナを有する無線装置のアンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報を取得して物体の移動方向を検知する技術に関する。
無線LANなどの無線信号を利用して、人間などの物体の移動方向を推定するセンシング技術が知られている。例えば、無線信号を利用して物体の移動方向を検知するシステムとして、無線送信装置と無線受信装置とを焦点とした楕円体(フレネルゾーン)を用いるWinDirの手法がある(非特許文献1参照)。この手法では、フレネルゾーンにおける検知対象の物体が無線伝搬環境に及ぼす影響に基づいて物体の検知が行われる。
"WiDir: Walking Direction Estimation Using Wireless Signals," pp.351-362, UBICOMP’16. SEPTEMBER 12-16, 2016. H.Yu and T.Kim, "Beamforming transmission in IEEE 802.11ac under time-varying channels," The Scientific World J., vol. 2014, pp. 1-11, Jul. 2014, article ID 920937.
例えば従来技術では、フレネルゾーンへの検知対象の物体の影響を分析して、物体の移動方向および距離が推定される。フレネルゾーンを用いる場合、検知対象以外の無線伝搬環境が安定している必要があるが、屋外では風などの影響で無線伝搬環境が変動しやすいという問題がある。
また、上述の方法は、安定したマルチパスが多く存在することが前提であるが、屋外は屋内に比べてマルチパスが少ないという問題がある。
さらに、WiDirでは、無線LAN規格の802.11nが採用されている。しかし、通信速度の観点から今後の主流になっていくと考えられる5GHz帯の802.11acと802.11nは、無線伝搬路の状態を示すCSI(Channel State Information)の取得方法が異なる。このため、802.11acへの展開が難しいWiDir手法の実装は現実的ではない(非特許文献2参照)。
本発明は、検知対象以外の無線伝搬環境の変化が多く、マルチパスが少ない環境であっても、物体の移動方向を検知することができる物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以上のアンテナを有する第1の無線装置と、前記第1の無線装置と無線通信を行う第2の無線装置と、前記無線通信の情報を取得して通信エリア内での物体の移動方向を検知する測定装置とを備える物体検知システムにおいて、前記第1の無線装置は、前記アンテナごとに予め決められた既知信号を送信し、前記第2の無線装置は、受信した前記既知信号から、前記第1の無線装置の各アンテナと自装置との間の無線伝搬路の状態を測定し、測定した無線伝搬路の状態を示す情報を前記第1の無線装置に送信し、前記測定装置は、前記第2の無線装置が送信した無線伝搬路の状態を示す情報を取得し、前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行することを特徴とする。
また、本発明は、以上のアンテナを有する第1の無線装置と第2の無線装置とが無線通信を行う通信エリア内での物体の移動方向を検知する物体検知装置において、前記第1の無線装置のそれぞれの前記アンテナから送信される予め決められた既知信号に基づいて前記第2の無線装置が測定して前記第1の無線装置に送信する、前記第2の無線装置と前記第1の無線装置の各アンテナとの間の無線伝搬路の状態を示す情報を取得するキャプチャ部と、前記キャプチャ部が取得した前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行する判定部とを有することを特徴とする。
また、本発明は、以上のアンテナを有する第1の無線装置と、前記第1の無線装置と無線通信を行う第2の無線装置と、前記無線通信の情報を取得して通信エリア内での物体の移動方向を検知する測定装置とを備える物体検知方法であって、前記第1の無線装置は、前記アンテナごとに予め決められた既知信号を送信し、前記第2の無線装置は、受信した前記既知信号から、前記第1の無線装置の各アンテナと自装置との間の無線伝搬路の状態を測定し、測定した無線伝搬路の状態を示す情報を前記第1の無線装置に送信し、前記測定装置は、前記第2の無線装置が送信した無線伝搬路の状態を示す情報を取得し、前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行することを特徴とする。
また、本発明の物体検知プログラムは、前記測定装置が行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラムは、検知対象以外の無線伝搬環境の変化が多く、マルチパスが少ない環境であっても、物体の移動方向を検知することができる。
本実施形態に係る物体検知システムの構成例を示す図である。 APとSTAとの無線通信におけるシーケンス例を示す図である。 圧縮されたCSIの一例を示す図である。 APから送信されるVHT NDPフレームの一例を示す図である。 測定装置の構成例を示す図である。 移動方向判定部の構成例を示す図である。 極座標から直交座標への変換方法の一例を示す図である。 アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の一例を示す図である。 アンテナごとの遅延時間の実測例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラムの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る物体検知システム100の構成例を示す。物体検知システム100は、2以上のアンテナ104を有するAP(Access Point)101と少なくとも1台のSTA(STAtion)102とを有する無線LAN(Local Area Network)システムを利用する。そして、測定装置103が無線LANシステムの通信エリア内の物体の移動方向を検知する。ここで、AP101は第1の無線装置、STA102は第2の無線装置にそれぞれ対応する。
図1において、AP101は、4つのアンテナ104(1)、アンテナ104(2)、アンテナ104(3)およびアンテナ104(4)を有する。なお、本実施形態の説明において、アンテナ104(1)からアンテナ104(4)に共通する場合は符号末尾の(番号)を省略してアンテナ104と記載する。また、特定のアンテナ104を指す場合は、符号末尾に(番号)を付加して、アンテナ104(1)のように記載する。
図1の例では、AP101は4つのアンテナ104を備えるが、AP101が2以上のアンテナ104を備える場合であれば、本実施形態の適用が可能である。また、後の実施形態で説明するように、アンテナ104(1)とアンテナ104(2)、アンテナ104(1)とアンテナ104(3)などアンテナ間の位相差や振幅比の情報を使用する場合は、3以上のアンテナ104を備える必要がある。なお、本実施形態では、STA102は1本のアンテナを備えるものとするが、複数のアンテナを備えていてもよい。
図1に示す無線LANシステムは、無線LAN規格の802.11acに対応し、AP101は、4つのアンテナ104を用いてMIMO通信を行う。STA102は、AP101と通信を行う無線LAN端末である。STA102は、AP101の4つのアンテナ104から送信される無線信号を受信する。逆に、STA102は、AP101の4つのアンテナ104に無線信号を送信する。このようにして、AP101とSTA102との間で802.11acに対応する無線通信が行われる。
802.11acでは、AP101が4つのアンテナ104からそれぞれ送信する測定用データに基づいて、STA102は各アンテナ104と自装置との間の無線伝搬路の状態を測定して、測定した無線伝搬路の状態を示す情報をAP101に送信する。
測定装置103は、物体検知装置に対応し、AP101とSTA102との間で通信される無線信号をモニタして、無線LANシステムの通信エリア内における人間などの物体の移動方向を検知する。特に本実施形態では、測定装置103は、STA102からAP101に送信される無線伝搬路の状態を示す情報をキャプチャする。そして、測定装置103は、キャプチャした無線伝搬路の状態を示す情報に基づいて、無線LANシステムの通信エリア内における物体の移動方向を検知する。
なお、図1の例では、測定装置103は、AP101とSTA102の中間位置に配置されているが、STA102から送信される無線信号を受信できる位置であればどこでもよい。また、図1の例では、AP101およびSTA102とは別に測定装置103が配置されているが、独立した測定装置103を使用せずに、測定装置103がAP101またはSTA102に一体化されていてもよい。
また、図1では、AP101およびSTA102はそれぞれ1台ずつ配置されているが、AP101またはSTA102の少なくとも一方が複数台配置されていてもよい。また、AP101が複数台ある場合に、AP101間の無線通信に本実施形態を適用してもよい。この場合、一方のAP101が本実施形態におけるSTA102と同様の機能を有する。
また、図1では、AP101のみが複数のアンテナ104を有するが、STA102が複数のアンテナを有してもよい。
さらに、図1では、アンテナ104がAP101に直結されているが、同軸ケーブル等で延長する構成でもよい。これにより、アンテナ104を広く張り出して設置することができるので、検知エリアの拡大が可能になる。
このように、本実施形態に係る物体検知システム100は、802.11acに準拠する無線LANシステムの通信を利用して、AP101とSTA102との間の通信エリア内の物体を検知する。
図2は、AP101とSTA102との無線通信におけるシーケンス例を示す。
AP101は、CSIを取得するためのサウンディングプロトコルの開始信号として、VHT NDP Announcementフレームをブロードキャストする。その直後に、AP101は、測定用データを含むVHT NDPフレームを宛先のSTA102に送信する。
ここで、VHTはVery High Throughputの略であり、802.11acでは超高速通信を行うためのVHTフレームを基本とする。また、NDPはNull Data Packetの略であり、VHT NDPフレームは通信用データを含まないフレームである。VHT NDP Announcementフレームは、AP101と宛先のSTA102のアドレスを含み、VHT NDPフレームの送信をSTA102に事前通知するためのフレームである。なお、VHT NDP Announcementフレームは、特定の1以上のアンテナから送信されるが、2以上のアンテナから送信する場合もすべて同じデータの信号が各アンテナから送信される。
図2において、AP101からVHT NDPフレームを受信したSTA102は、IEEE802.11acで規定された手法により、圧縮されたCSIの値を導出する。STA102は、導出した圧縮されたCSIをVHT Compressed Beamforming Reportフレームに格納して送信する。ここで、STA102は、AP101のアンテナ104ごとにCSIが得られるが、アンテナ数が多くなるとAP101にフィードバックするCSIの情報量が多くなる。このため、すべてのCSIから予め決められた条件により選択されたCSI(圧縮されたCSI)がAP101にフィードバックされる。
AP101は、STA102からフィードバックされる圧縮されたCSIの情報に基づいて、各アンテナ104とSTA102との間の無線伝搬路の状態を取得し、MIMO通信を行うことができる。
ここで、図2において、測定装置103は、STA102がAP101に送信するVHT Compressed Beamforming Reportフレームをモニタしてキャプチャする。そして、測定装置103は、VHT Compressed Beamforming Reportに格納された圧縮されたCSIの情報に基づいて、通信エリア内の物体の移動方向を検出する。
図3は、圧縮されたCSIの一例を示す。図3において、左の列から順に、送信アンテナ数×受信アンテナ数、圧縮されたCSIの数、圧縮されたCSIの一例が記載されている。なお、送信アンテナ数は2以上である。例えば、送信アンテナ数が2本、受信アンテナ数が1本の場合(2×1と記載)、圧縮されたCSIの数は2、圧縮されたCSIはφ11、ψ21である。同様に、2×2の場合、圧縮されたCSIの数は2、圧縮されたCSIはφ11、ψ21であり、3×1の場合、圧縮されたCSIの数は4、圧縮されたCSIはφ11、φ21、ψ21、ψ31である。以下、同様に、送信アンテナ数と受信アンテナ数の組み合わせに応じて、圧縮されたCSIが得られる。
図1に示す本実施形態に係る物体検知システム100では、送信アンテナ数はAP101のアンテナ104の数(4本)であり、受信アンテナ数はSTA102のアンテナの数(1本)である。この場合、図3の例の4×1に対応し、圧縮されたCSIの数は6、圧縮されたCSIはφ11、φ21、φ31、ψ21、ψ31、ψ41である。
ここで、図3に示した圧縮されたCSIは一例であり、無線LAN規格により決められている(非特許文献2参照)。上述の場合、φ11は、アンテナ104(4)とアンテナ104(1)とから送信された信号のSTA102のアンテナでの位相差を示す。同様に、φ21は、アンテナ104(4)とアンテナ104(2)との位相差、φ31は、アンテナ104(4)とアンテナ104(3)との位相差をそれぞれ示す。なお、i,jを正の整数として、φij∈[0,2π)である。また、ψ21は、アンテナ104(1)とアンテナ104(2)とから送信された信号のSTA102のアンテナでの振幅比を角度で表した値(振幅の絶対値の比のtan-1の値)を示す。同様に、ψ21は、アンテナ104(1)とアンテナ104(2)との位相差、ψ31は、アンテナ104(1)とアンテナ104(3)との振幅比に対応する。なお、i,jを正の整数として、ψij∈[0,π/2)である。
ここで、本実施形態では、アンテナ104(1)からアンテナ104(4)の4つのアンテナにより、予め決められたφ11、φ21、φ31、ψ21、ψ31、ψ41の位相差および振幅比を計算するが、他の組み合わせであってもよい。なお、本実施形態の場合、アンテナ104間の位相差や振幅比の情報を使用するので、3以上のアンテナ104を備える必要がある。
図4は、図1に示すAP101から送信されるVHT NDPフレームの一例を示す。図4において、VHT NDPフレームは、ヘッダ151(フレーム種別などを格納)、測定用データ250およびテイラー156(誤り検出などを格納)により構成される。ヘッダ151およびテイラー156は、VHT NDP Announcementと同様に送信されるが、測定用データ250は各アンテナ104から個別に送信される。図4の例では、アンテナ104(1)から測定用データ152、アンテナ104(2)から測定用データ153、アンテナ104(3)から測定用データ154およびアンテナ104(4)から測定用データ155が時分割でそれぞれ送信される。各アンテナ104から送信された測定用データ152、測定用データ153、測定用データ154および測定用データ155は、STA102において、1つのVHT NDPフレームとして受信される。
このように、VHT NDPフレームの測定用データ250は、AP101の4つのアンテナ104からそれぞれ個別に送信されるので、STA102は、アンテナ104ごとのCSIを取得することができる。そして、STA102は、図3で説明したように、圧縮されたCSIの情報をAP101に返信する。そして、測定装置103は、STA102から返信される圧縮されたCSIの情報をキャプチャして、圧縮されたCSIの情報に基づいてAP101とSTA102との間の物体の移動方向を検知する。
図5は、測定装置103の構成例を示す。図5において、測定装置103は、アンテナ201、無線インターフェース部202、キャプチャ部203、フィルタ部204、CSI抽出部205および移動方向判定部206を有する。
アンテナ201は、AP101とSTA102との間で通信される電波を受信信号に変換して無線インターフェース部202に出力する。
無線インターフェース部202は、アンテナ201から入力する受信信号から無線LANフレームを復調し、キャプチャ部203に出力する。なお、以降で説明する各部の処理は、無線LANフレームが受信されるごとに行われる。
キャプチャ部203は、無線インターフェース部202が出力する無線LANフレームをキャプチャする。
フィルタ部204は、キャプチャ部203がキャプチャした無線LANフレームの中から、予め設定された条件のフレームのみを選別し、CSI抽出部205に出力する。ここで、予め設定された条件は、フレームの送信元および送信先が対象となるAP101およびSTA102であること、フレームの種別がVHT Compressed Beamforming Reportフレームであることである。
CSI抽出部205は、フィルタ部204が選別したVHT Compressed Beamforming Reportフレーム内の圧縮されたCSIの情報を抽出し、これを受信した時刻情報とともに記録する。ここで、AP101がVHT NDPフレームを送信してSTA102がVHT Compressed Beamforming Reportフレームを返信する処理は、繰り返し実施されている。なお、繰り返しの時間間隔は、一定間隔であってもよいし、一定間隔でなくてもよい。
移動方向判定部206は、CSI抽出部205が抽出した圧縮されたCSIの情報と受信時刻の情報とに基づいて、AP101とSTA102との間の物体の移動方向を判定する。本実施形態では、教師データを用いる機械学習により物体の移動方向の判定が行われる。具体的には、学習フェーズにおいて、物体の移動方向が周知の教師データを用いて圧縮されたCSIの情報を含む学習データを蓄積しておく。そして、移動方向判定部206は、実際の物体の移動方向を判定する判定フェーズにおいて、学習データとCSI抽出部205が実際に抽出する圧縮されたCSIの情報とに基づいて物体の移動方向を判定し、判定結果を出力する。なお、移動方向判定部206の詳細は後述する。
このように、本実施形態に係る測定装置103は、802.11acに準拠する無線LANシステムの通信を利用して、AP101とSTA102との間の通信エリア内の物体を検知することができる。
図6は、移動方向判定部206の構成例を示す。図6において、移動方向判定部206は、前処理部211、特徴量抽出部212および判定部213を有する。
前処理部211は、座標変換部301および移動平均部302を有する。
座標変換部301は、圧縮されたCSIの位相差を示すφijを極座標から直交座標に変換する。
図7は、極座標から直交座標への変換方法の一例を示す。図7において、x軸からの角度φijは、半径1の円周上の対応するx,y座標に変換することができる。なお、角度0と2πは同一の値であるが、数値として不連続になるため機械学習への入力としては不適切である。そこで、式(1)および式(2)に示すように、角度φijをx,y座標の数値に変換することにより、数値の連続性が保たれる。
xij=cosφij …(1)
yij=sinφij …(2)
なお、圧縮されたCSIのψijは振幅比を角度で表した値なので、φijと同様に座標変換を行うことができるが、数値が不連続にならないので、本実施形態では行わない。
図6において、移動平均部302は、xij、yijおよびψijの移動平均をとり、その結果を特徴量抽出部212に出力する。これにより、屋外における検出対象以外の伝搬環境の変動による影響が除去される。
特徴量抽出部212は、CSI記憶部303、相互相関計算部304および正規化部305を有する。
CSI記憶部303は、半導体メモリなどで構成され、前処理部211で座標変換後に移動平均がとられた圧縮されたCSIの値が記憶される。
相互相関計算部304は、xij、yijおよびψijについて、式(3)により、相互相関を計算する。
s1,s2(Δt)=∫{s(t)s(t+Δt)}dt …(3)
ここで、Δtは時間差である。
図1の実施形態では、s(t)とs(t)の組み合わせとして、(x11,x21)、(x21,x31)、(x31,x11)、(y11,y21)、(y21,y31)、(y31,y11)、(ψ21,ψ31)、(ψ31,ψ41)、(ψ41,ψ21)を用いる。そして、相互相関計算部304は、各組み合わせにおいて、時間tに対応したCSI(もしくは座標変換されたCSI)の値を用いて相互相関を計算する。
なお、本実施形態では、アンテナ間の位相差および振幅比に関する情報の相互相関を計算するが、例えばアンテナごとのRSSI(Received Signal Strength Indicator)、位相、遅延時間などの電波伝搬に関する情報の相互相関を計算してもよい。
ここで、801.11acではOFDMを用いているため、計算対象とする圧縮されたCSIの値はOFDMのサブキャリア数だけ存在し、相互相関の計算はサブキャリアごとに個別に行われる。なお、図1の例では、AP101のアンテナ104の数が4、STA102のアンテナの数が1なので、圧縮されたCSIの数は、図3で説明したように、φ11,φ21,φ31,ψ21,ψ31およびψ41の6つである。そして、6つの圧縮されたCSIから座標変換により展開された上述の9つの組み合わせについてそれぞれ相互相関の計算が行われる。
次に、相互相関計算部304は、計算された各相互相関値を最大にするΔtmaxを求める。図1の例では、上述の9つの組み合わせのそれぞれについて、各組み合わせの相互相関値を最大にするΔtmaxを求める(式(4))。ここで、時間差Δtの値は圧縮されたCSIの組み合わせごとに個別に導出され、サブキャリア別に行われる。
Δtmax=(argmax (Rx11,x21(Δt))、argmax((Rx21,x31(Δt)),…,argmax((Rψ31,ψ41(Δt))) …(4)
正規化部305は、導出されたΔtmaxの各要素の値を同じスケールで使用できるように、各要素の値の正規化を行う。正規化の方法は、例えば、予め定められた値の範囲に変換する方法、予め定められた平均値および分散となるように変換する方法、など周知の手法が用いられる。そして、正規化されたΔtmaxは、特徴量として判定部213に入力される。
判定部213は、学習フェーズと判定フェーズとによる処理を行う機械学習部306を有する。学習フェーズでは、移動方向が周知の教師データを用いて特徴量の学習データ350を事前に作成する処理が行われる。また、判定フェーズでは、実際の物体の特徴量を計算し、当該特徴量に合致する学習データ350から移動方向を判定する処理が行われる。
ここで、学習フェーズでは、予め図1の本実施形態に係る物体検知システム100の環境下において実際に学習用の物体を移動させて、そのときに得られる特徴量と周知の物体の移動方向とにより学習データ350が作成される。
以上、図1から図7を用いて説明したように、AP101がアンテナ104ごとに送信する測定用データ(既知信号)に基づいて、STA102が各アンテナ104の無線伝搬路の状態を測定し、測定結果をAP101に送信する無線LANの手順を利用する。このとき、測定装置103は、STA102がAP101に送信する無線伝搬路の状態を示す情報をキャプチャして物体を検知する。本実施形態では、上述の一連の処理を時間軸にそって複数回連続で実施することにより、特徴量の変化を知ることができ、物体の移動方向を検知する。
上述の一連の処理の中で物体が移動した場合、無線伝搬環境が変化し、物体の移動に伴いアンテナ104ごとの無線伝搬路の状態の変化が時間差で現れる。例えば図1の場合、物体がアンテナ104(1)側からアンテナ104(4)側に横切って移動する場合、アンテナ104(2)の変化はアンテナ104(1)の変化よりも時間的に遅れて現れる。同様に、アンテナ104(3)の変化はアンテナ104(2)の変化よりも遅れて現れ、アンテナ104(4)の変化はアンテナ104(3)の変化よりも遅れて現れる。逆に、物体がアンテナ104(4)側からアンテナ104(1)側に横切って移動する場合は、アンテナ104(4)、アンテナ104(3)、アンテナ104(2)およびアンテナ104(1)の順に変化が遅れて現れる。
このように、本実施形態に係る物体検知システム100は、無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化から、物体の移動方向を判定することができる。
なお、本実施形態では、時間変化を検出する手段として、各アンテナ104のパラメータ(位相や振幅など)の差分もしくは比率を用い、それらの相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する。ここで、本実施形態に係る物体検知システム100は、学習フェーズにおいて、各アンテナ104のパラメータの相互相関の相関値が最大となる時間差を特徴量として機械学習に学習データを作成し、判定フェーズで実際の物体の移動方向の判定が行われる。
図8は、図1の4つのアンテナ104ごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の一例を示す。ここで、無線伝搬路の状態を示す情報は、例えばRSSI、位相、遅延時間などである。
図8において、4つのアンテナ104のそれぞれの無線伝搬路の状態が変化する時間に着目する。先ず、アンテナ104(1)の状態が時間的に最初に変化し(T1)、次にアンテナ104(2)の状態が変化し(T2)、その次にアンテナ104(3)の状態が変化し(T3)、最後にアンテナ104(4)の状態が変化する(T4)。
このように、アンテナ104(1)、アンテナ104(2)、アンテナ104(3)およびアンテナ104(4)の無線伝搬路の状態が順番に変化しているので、物体がアンテナ104(1)側からアンテナ104(4)側に移動したと判定可能である。物体が逆方向に移動した場合は、図8の変化は時間的に逆になり、アンテナ104(4)、アンテナ104(3)、アンテナ104(2)およびアンテナ104(1)の順に無線伝搬路の状態が変化する。
ここで、本実施形態では、上述の視覚的な判定を行うために、802.11acに準拠する無線LANシステムのCSIを利用して、CSIの相互相関値を計算する。相互相関値は時間差Δtの関数であり、相互相関値を最大とする時間差Δtmaxを求める。時間差Δtmaxは、図8の場合、例えばアンテナ104(1)の状態が変化した時刻T1とアンテナ104(2)の状態が変化した時刻T2との時間差に相当する。このようにして、複数のアンテナ104間における無線伝搬路の状態が変化する時間関係の抽出が可能となり、物体の移動方向が判定される。なお、本実施形態では、物体の移動方向の判定は教師データを用いた機械学習により実施される。
図9は、アンテナごとの遅延時間の実測例を示す。ここで、図9は、図1の送信側が3本のアンテナの例を示し、Phi j1は、送信側のアンテナjと受信側のアンテナとの間の遅延時間(位相差)を示す。なお、Phi j1∈[0,2π)である。
図9において、横軸は、時間に対応するVHT Compressed Beamforming Reportフレームの数を示すpacket indexで、縦軸は、位相差Phi j1である。破線はPhi11の時間変化、実線はPhi21の時間変化、2点鎖線はPhi31の時間変化をそれぞれ示す。
図9において、Phi31は、packet indexが65付近で低下し、73付近で上昇している。Phi21は、packet indexが67付近で低下し、75付近で上昇している。Phi11は、packet indexが70付近で低下し、78付近で上昇している。
図9の例では、phi 31->phi 21->phi 11の順番に変化しているので、アンテナ104(3)->アンテナ104(2)->アンテナ104(1)の方向に物体が移動していることを視覚的に判定できる。
先の図8で説明したように、視覚的な判定を行うために、CSIの相互相関値を最大とする時間差Δtmaxを求め、複数のアンテナ104間における無線伝搬路の状態が変化する時間関係を抽出し、物体の移動方向が判定される。なお、本実施形態では、物体の移動方向の判定は教師データを用いた機械学習により実施される。
このように、本実施形態に係る物体検知システム100は、802.11acに準拠する無線LANシステムの通信を利用して、AP101とSTA102との間の通信エリア内の物体の移動方向を検知することができる。
なお、図1に示したAP101の4つのアンテナ104を幅広く張り出す(紙面上では左右方向に広げる)ことにより、検知エリアを拡大することができる。STA102が複数のアンテナを有する場合も同様に、複数のアンテナを幅広く張り出すことにより、検知エリアを拡大することができる。
以上説明したように、本発明に係る物体検知システム、物体検知装置、物体検知方法および物体検知プログラムは、検知対象以外の無線伝搬環境の変化が多く、マルチパスが少ない環境であっても、物体の移動方向を検知することができる。
ここで、測定装置103の移動方向判定部206が行う処理に対応するプログラムを汎用のコンピュータもしくはFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路で実行するようにしてもよい。また、プログラムは、記憶媒体に記録して提供されてもよいし、ネットワークを通して提供されてもよい。
100・・・物体検知システム;101・・・AP;102・・・STA;103・・・測定装置;104・・・アンテナ;201・・・アンテナ;202・・・無線インターフェース部;203・・・キャプチャ部;204・・・フィルタ部;205・・・CSI抽出部;206・・・移動方向判定部;211・・・前処理部;212・・・特徴量抽出部;213・・・判定部;251・・・教師データ;301・・・座標変換部;302・・・移動平均部;303・・・CSI記憶部;304・・・相互相関計算部;305・・・正規化部;306・・・機械学習部;350・・・学習データ

Claims (5)

  1. 以上のアンテナを有する第1の無線装置と、前記第1の無線装置と無線通信を行う第2の無線装置と、前記無線通信の情報を取得して通信エリア内での物体の移動方向を検知する測定装置とを備える物体検知システムにおいて、
    前記第1の無線装置は、前記アンテナごとに予め決められた既知信号を送信し、
    前記第2の無線装置は、受信した前記既知信号から、前記第1の無線装置の各アンテナと自装置との間の無線伝搬路の状態を測定し、測定した無線伝搬路の状態を示す情報を前記第1の無線装置に送信し、
    前記測定装置は、前記第2の無線装置が送信した無線伝搬路の状態を示す情報を取得し、前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行する
    ことを特徴とする物体検知システム。
  2. 請求項1に記載の物体検知システムにおいて、
    前記測定装置は、前記第1の無線装置または前記第2の無線装置に一体化されている
    ことを特徴とする物体検知システム。
  3. 以上のアンテナを有する第1の無線装置と第2の無線装置とが無線通信を行う通信エリア内での物体の移動方向を検知する物体検知装置において、
    前記第1の無線装置のそれぞれの前記アンテナから送信される予め決められた既知信号に基づいて前記第2の無線装置が測定して前記第1の無線装置に送信する、前記第2の無線装置と前記第1の無線装置の各アンテナとの間の無線伝搬路の状態を示す情報を取得するキャプチャ部と、
    前記キャプチャ部が取得した前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行する判定部と
    を有することを特徴とする物体検知装置。
  4. 以上のアンテナを有する第1の無線装置と、前記第1の無線装置と無線通信を行う第2の無線装置と、前記無線通信の情報を取得して通信エリア内での物体の移動方向を検知する測定装置とを備える物体検知方法であって、
    前記第1の無線装置は、前記アンテナごとに予め決められた既知信号を送信し、
    前記第2の無線装置は、受信した前記既知信号から、前記第1の無線装置の各アンテナと自装置との間の無線伝搬路の状態を測定し、測定した無線伝搬路の状態を示す情報を前記第1の無線装置に送信し、
    前記測定装置は、前記第2の無線装置が送信した無線伝搬路の状態を示す情報を取得し、前記第1の無線装置の前記アンテナごとの無線伝搬路の状態を示す情報の時間変化の特徴量として前記アンテナごとのパラメータの差分または比率を抽出し、抽出された前記差分または前記比率の相互相関の相関値が最大となる時間差を計算して物体の移動方向を判定する処理を、機械学習により作成した学習データに基づいて実行する
    ことを特徴とする物体検知方法。
  5. 請求項に記載の前記物体検知装置が行う処理をコンピュータに実行させることを特徴とする物体検知プログラム。
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