JP7346419B2 - エンティティ間のコンテキスト的類似性の学習および適用 - Google Patents

エンティティ間のコンテキスト的類似性の学習および適用 Download PDF

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Description

[0001]本明細書に記載される様々な実施形態は、一般的にはエンティティデータ分析を対象とする。より具体的には、限定はされないが、本明細書で開示される様々な方法および装置は、エンティティコンテキスト的類似性を学習および適用するための技術に関する。
[0002]患者の短期的および/または長期的な悪化のリスクスコアを提供するために、様々な臨床意思決定支援(「CDS」)アルゴリズムが開発されてきた。これらは、リスクの高い患者の特定の向上に役立ち、インターベンションのコースを適切に計画する時間を臨床医に与える。この治療意思決定ステップは、臨床ガイドラインによって決定される場合がある。しかし、ガイドラインはパーソナライズされておらず、考えられる全ての状況を考慮することはできない。逆に、多くの場合、決定は臨床医に任され、臨床医は過去の経験に頼らなければならない。
[0003]本開示は、エンティティコンテキスト的類似性を学習および適用するための技術を対象とする。例えば、様々な実施形態において、本明細書に記載の技術は、特定の患者エンティティを治療している臨床医(例えば、医師、看護師)や介護者等が、(特に、特定の医療コンテキストにおいて)類似する他の患者を識別するために使用され得る。他のコンテキスト的に類似する患者を特定することにより、臨床医は、どの治療が効果的または非効果的であったか、どの治療が特定の転帰をもたらす傾向があったか等を知ることができる。治療されている患者(本明細書では「クエリ患者」とも呼ばれる)に関する様々な情報(様々な医学的コンテキストにおいてクエリ患者と類似する他の患者(例えば、コホート)を含む)へのアクセスを臨床医に提供する様々なポイントオブケア療法決定支援ツール(例えば、プロセッサによって実行されるソフトウェア)が本明細書に記載されている。
[0004]様々な実施形態において、コンテキスト的に類似する患者の特定を容易にするために、人工知能(例えば、ディープラーニング、機械学習、カーネル分類、マルチカーネル学習等)および/または統計的技術等の技術が使用され得る。例えば、一部の実施形態では、複数の「テンプレート類似性関数」(またはテンプレート類似性関数の「プール」)が生成され得る。テンプレート類似性関数のプールの各テンプレート類似性関数は、クエリ患者に関連付けられた特徴ベクトルの何らかのサブセットを、1人以上の他の患者(本明細書では「候補患者」と呼ばれる)に関連付けられた特徴ベクトルの対応するサブセットと比較し得る。患者等のエンティティは経時的に変化する状態を有し得る。したがって、クエリ患者特徴ベクトル等のエンティティ特徴ベクトルは、特定の瞬間または時間窓の間のエンティティの状態の「スナップショット」と見なすことができる。例えば、時間が経過して患者がより多くの検査、治療、測定等を受けると、患者の特徴ベクトルは同様に時間とともに変化する可能性がある。
[0005]一部の実施形態では、各テンプレート類似性関数は、2人の患者が、それぞれの患者に関連付けられた特徴ベクトルの所与の特徴サブセットに関してどれほど類似しているかを決定するように設計または「調整」され得る。その結果、各テンプレート類似性関数の形状は、比較される特徴サブセットに関連付けられた母集団統計(例えば、分布)によって導かれ得る。これらの母集団統計は、例えば、レトロスペクティブ患者データベースから導出されてもよい。一部の実施形態では、1つまたは複数のテンプレート類似性関数が、異常値(例えば、特定の特徴の分布の「裾」に向かって落ちる外れ値)を共有する患者間の類似性を強調または増幅するように調整され得る。全体として、テンプレート類似性関数のプールは、2人の患者の間の類似性の多様化されたビューを提供し得る。
[0006]一部の実施形態では、テンプレート類似性関数のプールからの出力は、本明細書で「複合類似性関数」と呼ばれるものへの入力として提供されてもよい(例えば、適用される)。一部の実施形態では、複合類似性関数は、テンプレート類似性関数のプールの出力に基づいて、クエリ患者および候補患者の、本明細書で「複合類似性スコア」と呼ばれるものを計算し得る。様々な実施形態において、複合類似性関数は、機械学習モデル、ディープラーニングモデル、統計的モデル等の形式を取ることができる。一部の実施形態では、複合類似性関数は、テンプレート類似性関数のプールの出力の凸結合を計算し得る。
[0007]一部の実施形態では、複合類似性関数は、複数のテンプレート類似性関数のそれぞれの出力の加重結合の形式を取り得る。異なるコンテキストでは、テンプレート類似性関数出力に異なる重みのセットが適用され得る。例えば、第1の重みのセットは血行力学的不安定性コンテキストで適用され、第2の重みのセットは急性腎障害コンテキストで適用され得る(以下同様)。特定の医療コンテキストで適用される重みは、そのコンテキストにとって比較的重要な個々のテンプレート類似性関数の出力を増幅するように調整され得る。その医療コンテキストで重要度の低い他の出力はより弱い重みを付され得る。
[0008]重みは様々な方法で学習され得る。一部の実施形態では、重みは、1つまたは複数の複数のカーネル学習技術(例えば、カーネル平滑化アルゴリズム)を使用して学習され得る。これらの重みの学習、すなわち、複合類似性関数のコンテキスト固有バージョンの訓練は、特定の医療コンテキストのためにラベル付けされたトレーニングデータに基づき得る。例えば、血行力学的不安定性コンテキストのための重みを学習するには、血行力学的不安定性の何らかの指標でラベル付けされたトレーニングデータが適用され得る。急性腎障害コンテキストの重みを学習するには、急性腎障害の何らかの指標でラベル付けされたトレーニングデータが適用され得る。以下同様である。
[0009]様々な医療コンテキストのための重みが学習された後、様々なコンテキストにおいて類似する候補患者を特定するために、テンプレート類似性関数のプールおよび複合類似性関数がクエリ患者および1人以上の候補患者の特徴ベクトルに適用され得る。例えば、血行力学的不安定性コンテキストにおいてクエリ患者に最も類似する複数の候補患者のランク付けされたリストが決定され、提供されてもよい。一部の実施形態では、このランク付けされたリストを使用して、例えば、コンテキスト的に類似する患者の「コホート」が特定され得る。そして、臨床医は、類似する患者のコホートに適用された治療およびその結果としての転帰を評価して、クエリ患者のための治療をよりインテリジェントに選択することができる。追加でまたは代替として、一部の実施形態では、テンプレート類似性関数のプールおよび複合類似性関数を使用して、例えば、関心対象のコンテキストに関連付けられた重みを選択することによって、特定のコンテキストにおけるクエリ患者の臨床的状態が予測され得る。
[0010]本明細書で記載される例はヘルスケアに関するものであるが、これは限定を意図するものではない。本明細書で記載される技術は、ヘルスケア以外の様々な分野に適用することができる。例えば、本明細書に記載の技術は、薬物および/またはアルコール乱用のリハビリテーションを必要とする個人に対してコンテキスト的に類似するエンティティを特定するために使用され、結果として、例えば、コンテキスト的に類似する個人の転帰を把握して、リハビリテーション計画を選択するために活用することができる。本明細書に記載の技術は他の分野でも使用され、例えば、旅行(例えば、最も楽しまれると思われる旅程を選択するために、類似する好みの他者を特定する)や、スポーツ(例えば、チーム選択のためにアスリートを比較する)等の分野で使用され得る。
[0011]さらに、本明細書に記載の技術は様々な技術的利点をもたらす。例えば、本明細書に記載されるようにテンプレート類似性関数を調整することにより、欠損データへの代入アプローチを回避することができる。なぜなら、テンプレート類似性関数は、値が存在する場合にのみ複合類似性関数の出力に寄与し得るからである。データ代入の必要性を排除することは不正確さを低減し、かつ/または、プロセッササイクルやメモリ等のコンピューティングリソースの節約を実現し得る。さらに、複合類似度関数を使用することにより、特に、異なるコンテキストのために学習された異なる重みとともに用いることにより、パフォーマンスを向上させないテンプレート類似性を無視することを可能にするスパース正則化(sparsifying regularizer)(例えば、L1-norm)を効果的に適用することができる。ヘルスケアの分野では、コンテキスト的に類似するコホートを正確に特定すること、特に、そのようなコホートの治療および/または転帰を評価可能であることにより、よりインテリジェントかつ/または効率的な臨床意思決定が促進され得る。
[0012]一般的に、一側面において、方法は、クエリエンティティのための第1の値をインターフェース上に表示するステップであって、前記第1の値は第1のコンテキストに関連する、ステップと、複数の訓練された類似性関数から、前記第1のコンテキストに関連付けられた第1の訓練された類似性関数を選択するステップと、選択された前記第1の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた特徴セット、および複数の候補エンティティにそれぞれ関連付けられた複数の特徴セットに適用するステップと、前記第1の訓練された類似性関数の適用に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティのセットを選択するステップと、前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットに関連付けられた情報を前記インターフェース上に表示するステップとを含み得る。
[0013]様々な実施形態において、方法は、第2のコンテキストに関連する前記クエリエンティティのための第2の値を前記インターフェース上に表示するステップと、前記複数の訓練された類似性関数から、前記第2のコンテキストに関連付けられた第2の訓練された類似性関数を選択するステップと、選択された前記第2の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた前記特徴セット、および前記複数の候補エンティティのそれぞれの前記特徴セットに適用するステップと、前記第2の訓練された類似性関数の適用に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットを選択するステップと、前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットに関連付けられた情報を前記インターフェース上に表示するステップとをさらに含み得る。
[0014]様々な実施形態において、前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットに関連付けられた情報を表示するステップは、前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットの少なくとも1つの属性のそれぞれの値に従って、前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットを複数のグループにグループ分けするステップと、前記複数のグループのそれぞれについて、前記第1のコンテキストに関連する第1の値を取得するステップと、各グループに関する情報を、前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けて前記インターフェースに表示するステップとを含み得る。
[0015]様々な実施形態において、前記第1のコンテキストに関連する前記第1の値は、臨床意思決定支援アルゴリズムによって取得されるスコアである。様々な実施形態において、前記少なくとも1つの属性は施された治療である。様々な実施形態において、前記少なくとも1つの属性は患者転帰である。様々な実施形態において、前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けられた、各グループに関する前記情報は、患者転帰統計情報を含み得る。
[0016]上記の概念と以下でより詳細に説明されるさらなる概念のあらゆる組み合わせが(概念が相互に矛盾しない限り)本明細書に開示される発明的主題の一部として考えられることを理解されたい。特に、本開示の末尾でクレームされる主題のあらゆる組み合わせが、本明細書に開示される発明的主題の一部であると考えられる。また、参照により援用される任意の開示にも現れ得る、本明細書で明示的に使用される用語は、本明細書で開示される特定の概念に最も則する意味を与えられるべきであることを理解されたい。
[0017]図中、類似する参照符号は一般的に、異なる図面を通して同じ部分または部品を指す。また、図面は必ずしも縮尺通りではなく、一般的に、本明細書で説明される実施形態の様々な原理を示すことに重点が置かれている。
[0018]図1は、様々な実施形態に係る、本開示の選択された側面が実施され得る環境を概略的に示す。 [0019]図2は、様々な実施形態に係るテンプレート類似性関数を生成するための技術を示す。 [0020]図3、図4、および図5は、本明細書に記載される技術を使用して決定された情報を提示し得る例示的なグラフィカルユーザインターフェースを示す。 [0021]図6および図7は、本開示の選択された側面を実施するための例示的な方法を示す。 [0022]図8は、例示的なコンピューティングシステムアーキテクチャを概略的に示す。
[0023]患者の短期的および/または長期的な悪化のリスクスコアを提供するために、様々な臨床意思決定支援(「CDS」)アルゴリズムが開発されてきた。これらは、リスクの高い患者の特定の向上に役立ち、インターベンションのコースを適切に計画する時間を臨床医に与える。この治療意思決定ステップは、臨床ガイドラインによって決定される場合がある。しかし、ガイドラインはパーソナライズされておらず、考えられる全ての状況を考慮することはできない。逆に、多くの場合、決定は臨床医に任され、臨床医は過去の経験に頼らなければならない。一般に、様々な領域において、様々な目的で、患者等のエンティティ間のコンテキスト的類似性を決定可能であることは有益であろう。
[0024]上記を考慮して、本開示の様々な実施形態および実施形態は、エンティティコンテキスト的類似性を学習および適用することを対象とする。図1を参照すると、本開示の選択された側面が実施され得る環境が概略的に示されている。1つまたは複数のクライアントデバイス102、エンティティ類似性システム104、レトロスペクティブ(後向き)患者データベース106、およびトレーニングデータベース108が、インターネット等の1つまたは複数のネットワーク110を介するネットワーク通信内に示されている。様々な実施形態において、コンポーネント102~108のうちの1つまたは複数が省略されてもよく、他のコンポーネントと組み合わされてもよく、また、他のコンポーネントが追加されてもよい。
[0025]1つまたは複数のクライアントデバイス102は、例えば、デスクトップコンピューティングデバイス、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、携帯電話コンピューティングデバイス、ユーザの車両のコンピューティングデバイス(例えば、車載通信システム、車載エンターテイメントシステム、車載ナビゲーションシステム)、スタンドアロンインタラクティブスピーカー、スマートテレビ等のスマート機器、および/またはコンピューティングデバイスを含むユーザのウェアラブル機器(例えば、コンピューティングデバイスを備えるユーザの腕時計、コンピューティングデバイスを備えるユーザの眼鏡、仮想または拡張現実コンピューティングデバイス)のうちの1つまたは複数を含むことができる。追加および/または代替のクライアントコンピューティングデバイスが設けられてもよい。
[0026]様々な実施形態において、1つまたは複数のクライアントデバイス102は多様なアプリケーション、例えばウェブブラウザ、電子メールクライアント、メッセージングクライアント、ソーシャルメディアクライアント等を動作させ得る。本開示にとって最も重要な事項として、クライアントデバイス102(本明細書で単数形で言及される)は、臨床医決定アプリケーション112を動作させ得る。臨床医決定アプリケーション112は、例えば臨床医、または特定の患者の状態に関心のある別の個人(例えば、介護者、研究者等)によって、本開示の様々な態様を使用して決定された情報を評価するために操作可能なソフトウェアであり得る。図3~図5は、様々な実施形態に係る、臨床医決定アプリケーション112によって生成および/または提示され得る例示的なグラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)を示す。
[0027]エンティティ類似性システム104は、コンテキスト的に類似するエンティティ(この例および本明細書で説明される他の例では医療患者であり得る)を識別するために使用可能なデータを収集、生成、および/または計算するために集合的に動作し得る1つまたは複数のコンピューティングデバイスを含み得る。一部の実施形態では、エンティティ類似性システム104は1つまたは複数のモジュールまたはエンジンを含み、これらのいずれも、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の組み合わせを使用して実施され得る。図1では、例えば、エンティティ類似性システム104は、類似性トレーニングエンジン114および類似性検出エンジン116を含む。他の実施形態では、エンジン114および116は単一のエンジンまたはモジュールに結合されてもよい。一部の実施形態では、以下でより詳細に説明するように、エンティティ類似性システム104は、複数の類似性テンプレート関数118および/または1つまたは複数の機械学習モデル120を使用して、患者等のエンティティ間のコンテキスト的類似性を計算することができる。
[0028]レトロスペクティブ患者データベース106は、年齢、体重、診断、バイタルサイン、実施された検査、検査結果、処方された/適用された治療、投薬等の患者に関する情報を含み得る。一部の実施形態では、レトロスペクティブ患者データベース106は、例えば複数の患者に関連付けられた電子カルテ(「EMR」)を保存するために使用される病院情報システム(「HIS」)の形態を取り得る。後により詳細に説明するように、レトロスペクティブ患者データベース106内の患者記録、および場合によっては、それらの記録から生成/抽出された特徴ベクトルを使用して、本明細書に記載される技術の実行のための候補患者が表され得る。図1では単一のデータベースとして示されているが、レトロスペクティブ患者データベース106(および本明細書に記載の他のデータベースまたはインデックス)は、実際には任意の数のデータベースを使用して実施され、これらのデータベースは1つまたは複数のコンピューティングシステム、例えば、いわゆる「クラウド」コンピューティングシステムまたはアーキテクチャを提供するために協力するコンピューティングシステムのグループによって操作され得る。
[0029]トレーニングデータベース108は、例えば、1つまたは複数の機械学習モデル120を訓練するために使用される1つまたは複数のコンテキストトレーニングデータセット1221~Nを格納し得る。一部の実施形態では、トレーニングデータベース108およびレトロスペクティブ患者データベース106は単一の論理的および/または物理的データベースに結合されてもよい。一部の実施形態では、複数のコンテキストトレーニングデータセット1221-Nがトレーニングデータベース108に保存されてもよい。後により詳細に説明するように、一部の実施形態では、各コンテキストトレーニングデータセット122は、特定のコンテキストラベルを付された個々のトレーニング例を含み得る。これらのラベルは、例えば、異なるコンテキストにおいて使用可能な機械学習モデル120の異なるインスタンスのトレーニングを容易にし得る。一例として、第1のコンテキストトレーニングデータセット122の個々のトレーニング例は、血行力学的不安定性の指標を示すようにラベル付けされ得る。第2のコンテキストトレーニングデータセット122の個々のトレーニング例は、急性腎障害の指標を示すようにラベル付けされ得る。同様に第3、第4と続き得る。一部の実施形態では、ラベルは、例えば特定の病状の有無を示すために、バイナリであり得る。加えて、または代替として、ラベルは非バイナリであってもよく、代わりに特定の特徴値の(例えば、ある連続的な範囲内の)指標を示してもよい。
[0030]エンティティ類似性システム104は、例えば、類似性トレーニングエンジン114および/または類似性検出エンジン116によって、本開示の様々な態様を実行するように構成され得る。例えば、一部の実施形態では、エンティティ類似性システム104は、複数のテンプレート類似性関数118を提供/取得するように構成され得る。各テンプレート類似性関数118は、クエリエンティティ特徴ベクトル(例えば、クエリ患者特徴ベクトル)の特徴サブセットを、候補エンティティ特徴ベクトル(例えば、候補患者特徴ベクトル)の対応する特徴サブセットと比較し得る。
[0031]一部の実施形態では、エンティティ類似性システム104はまた、複数のテンプレート類似性関数118の出力を入力として受け取り、それらの値に基づいて複合類似性スコアを計算する1つまたは複数の上記機械学習モデル120を含み得る。一部の実施形態では、各機械学習モデル120は、複合類似性関数の形態を取ることができ、一部の実施形態では、複数のテンプレート類似性関数118のそれぞれの出力の重み付けされた組み合わせであり得る。
[0032]様々な実施形態において、類似性トレーニングエンジン114は、例えばトレーニングデータベース108から、第1の複数のラベル付けされたエンティティベクトルを第1のコンテキストトレーニングデータとして取得するように構成され得る。例えば、機械学習モデル120が、血行力学的不安定性コンテキストにおける患者間の類似性を計算するように訓練される場合、類似性トレーニングエンジン114は、血行力学的安定性(またはその欠如)を示すようにラベル付けされたトレーニング例を含むコンテキストトレーニングデータセット122を取得し得る。以下でより詳細に説明するように、類似性トレーニングエンジン114は、血行力学的不安定性コンテキストにおける患者間の類似性を計算するにあたり機械学習モデル120を調整するために、これらのトレーニング例を使用して機械学習モデル120を訓練し得る。様々な実施形態において、複数の機械学習モデル120が訓練されてもよく、例えば、所望のコンテキストごとに1つのモデルが訓練されてもよい。例えば、1つの機械学習モデル120は、血行力学的不安定性コンテキストにおける患者間の類似性を計算するために訓練され得る。別のモデルは、急性腎障害コンテキストにおける患者間の類似性を計算するために訓練され得る。以下同様である。
[0033]類似性検出エンジン116は、エンティティから抽出された複数の特徴を含み得るクエリエンティティ特徴ベクトルを、例えば複数の類似性テンプレート関数118と1つまたは複数の訓練された機械学習モデル120とを使用して、1つまたは複数の候補エンティティ特徴ベクトルに適用するように構成され得る。医療的なコンテキストにおいて、例えば、類似性検出エンジン116は、例えばバイタルサイン、年齢、体重、治療等のクエリ患者の特徴(リアルタイムでおよび/またはレトロスペクティブ患者データベース106から取得され得る)を、複数の類似性テンプレート関数118と機械学習モデル120とを使用して、レトロスペクティブ患者データベース106から取得された候補患者の対応する特徴比較するように構成され得る。類似性検出エンジン116は出力として、単純にクエリエンティティと候補エンティティの間のコンテキスト的類似性スコアを提供してもよいし、または、クエリエンティティに対する類似性に基づいてランク付けされた複数の候補エンティティのリストを提供してもよい。
[0034]類似性検出エンジン116の出力は、臨床医がクエリ患者について、情報に基づいた決定を行うことを可能にする情報および/またはツールを臨床医または他の担当者に提供するために臨床医決定アプリケーション112によって使用され得る。非限定的な例として、臨床医は、どのような治療が適用されたか、およびそれらの治療の(例えば、統計的)結果を見ることができるよう、コンテキスト的に類似する患者のコホートを閲覧可能であり得る。この情報に基づいて、臨床医は措置の方針を決定し得る。追加でまたは代替として、治療が(例えば、ロボットによって)自動的に実行される一部の実施形態では、適用される治療は、類似性検出エンジン116によって提供される情報に少なくとも部分的に基づいて自動的に選択されてもよい。別の例として、臨床医決定アプリケーション112は、本明細書に記載の技術を使用して、特定のコンテキストにおけるクエリ患者の臨床状態を予測し得る。
テンプレート類似性関数
[0035]次に、テンプレート類似性関数118を生成するための1つの技術について説明する。この説明は限定を意味するものではなく、他の技術および/またはテンプレート類似性関数が使用され得ることを理解されたい。本明細書では「テンプレート類似性関数」との表現が使用されているが、これは限定を意味するものではない。これらの関数は「カーネル」とも呼ばれ得る。この議論の目的のために、クエリ患者(例えば、臨床医が治療等に関する決定を行おうとしている患者)はpとして表され、pと比較される各候補患者はpと表され得る。
[0036]一部の実施形態では、m個のテンプレート類似性関数S(p,p)、・・・、S(p,p)のプールが生成され得る。これらは、以下で説明する後続のコンテキスト的類似性学習フェーズのための基礎としての役割を果たす。各テンプレート類似性関数S(p,p)は、入力として、2つの特徴ベクトル(クエリ患者pから1つ、候補患者pから1つ)を使用し、pとpの間の類似度を定量化する出力(例えば、スコア)を戻す。各テンプレート類似性関数は、患者の特徴ベクトルの異なるサブセットを考慮することにより、異なる態様で類似性を判断する。例えば、各テンプレート類似性関数は、異なる特徴のために調整され、例えば、心拍数または血圧に基づく類似性関数が考えられる。特徴間のインタラクションに対応するために、小さな特徴グループが考慮されてもよい。結果として得られるテンプレート類似性関数S(p,p)、・・・、S(p,p)のプールは類似性の多様化されたビューを提供し得る。この多様化されたビューは、コンテキスト固有の機械学習モデル120(以下でより詳細に説明される)を使用して、臨床コンテキストに基づき単一のスコアに融合され得る。
[0037]図2は、特定の患者の特徴、すなわち心拍数に対して単一のテンプレート類似性関数を適用する態様の例を示す。他の患者ベクトル特徴間の他の種類の類似性を評価する他のテンプレート類似性関数も同様に動作し得る。様々な実施形態において、患者の心拍数について母集団分布が決定され得る。これは、例えば、トレーニングデータベース108内のトレーニングデータ120のセットから心拍数のヒストグラムを計算することによって達成することができる。
[0038]この例では、クエリ患者pの心拍数(「HR」)は70であり、候補患者pの心拍数は120である。クエリ患者および候補患者から伸びる矢印は、患者の心拍数の分布を示す、ベルカーブに似た(これは必須ではない)ヒストグラムに導く。このようなヒストグラムは確率分布PHR(x)を提供し得る。一部の実施形態では、以下のような方程式を使用して、未正規化テンプレート類似性関数が計算され得る。
Figure 0007346419000001
一部の実施形態では、関数fは単調減少関数、例えばf(x)=(1‐x)であってもよい。この例では、PHR(x≦HR≦x)は、心拍数がp~pの間である患者の累積確率であり得る。関数fは単調減少であるため、累積確率が増加(または減少)すると、pおよびpそれぞれの心拍数の間の類似性は減少(または増加)する。累積確率は、図2のベルカーブ下の面積Aによって表される。
[0036]一部の実施形態では、以下のような方程式を使用して、テンプレート類似性関数が正規化され得る。
Figure 0007346419000002
式(2)において、分母の項は、レトロスペクティブ患者データベース106内の他の全ての患者に対するpおよびpそれぞれの予想平均未正規化テンプレート類似性関数出力を表す。Eは期待値(平均値)を表す。この正規化は、テンプレート類似性関数の出力を共通の範囲に正規化する役割を果たし得る。
[0037]このアプローチでは、類似性を定量化するために、特徴の母集団分布またはコホート母集団分布を使用する。この手順の効果は、pおよびpの2つの心拍数値の間の類似性を、両者がどれだけ近いかだけでなく、どれだけ異常であるかによっても決定されることである。類似性スコアは、2つの値の間の確率分布下の面積(図2のA)に反比例するため、分布の裾の近くに位置する異常値は高いスコアを受け取ることになる。これには、臨床医が懸念する可能性のある異常値を強調するという利点がある。直感的には、2人の患者(より一般的には、2つのエンティティ)を考えたとき、両者の類似性は、両者の間に存在する予想患者(またはより一般的には、エンティティ)数に反比例する。
[0038]この心拍数の例は、患者間で単一の特徴(心拍数)が比較される場合に適用されるが、これは限定的なものではない。これらのステップは、患者(またはより一般的には、エンティティ)ベクトルの複数の特徴を考慮したテンプレート類似性指標に一般化され得る。特に、多次元確率分布が使用されてもよい。
[0039]一般的に言えば、テンプレート類似性ベクトル、つまり「カーネル」は様々なやり方で生成され得る。例えば、状態ベクトルxおよびzを有する2つのエンティティの対応する特徴値をxおよびzとする。そして、範囲[min(x,z),max(x,z)]内の値を有する予想エンティティ数は、その区間内のXについての母集団分布P(X)の下の面積によって与えられる。一部の実施形態では、特徴Xに対して以下のカーネルが使用されてもよい。
Figure 0007346419000003
様々な実施形態において、カーネルは、バイナリ特徴または順序的離散(ordinal discrete)特徴に適用され得る。例えば、Xは、患者が症状を示すか否か、または、まれな病状もしくは併存症を示すか否かを特徴づけるベルヌーイ確率変数であり得る。この場合、方程式(A)は次のように単純化される。
Figure 0007346419000004
したがって、患者xとzの間の類似性は、両方の患者が当該病態を有している又は有していない場合は、病態の有病率または不在に反比例し、病態の状態が異なる場合は類似性がない可能性がある。上記カーネルは、確率変数の値に関して順序的関係を想定する。しかし、c個のカテゴリに関する名義変数をc個のベルヌーイ確率変数に変換するOne-hotエンコーディングにより、これを名義カテゴリ変数に拡張することが可能である。
機械学習モデルトレーニング
[0040]次に、1つまたは複数の機械学習モデル120を訓練することにより、m個のテンプレート類似性関数118の集約された出力に基づき複合類似性スコアを生成するための技術の例について説明する。一部の実施形態では、機械学習モデル120は、m個のテンプレート類似性関数出力の凸結合であり得る複合類似性関数S(p,p)であり得る。例えば、一部の実施形態では、複合類似性関数は以下のようにモデル化されてもよい。
Figure 0007346419000005
Figure 0007346419000006
Figure 0007346419000007
したがって、この例のSは、m個の個々のテンプレート類似性関数出力の加重平均であり、重みはa、a、・・・、aによって表されている。
[0039]機械学習モデル120を訓練する(これは、例えば、重みa、a、・・・、aを学習することを意味し得る)ために、様々な実施形態において、n個のトレーニング例のペア(p(1),y(1)),・・・,(p(n),y(n))が、例えばトレーニングデータベース108から提供され得る。p(i)は、所与の患者の複数の入力特徴(バイタル、ラボ、人口統計等)のベクトルであり、y(i)は、その患者の臨床的コンテキスト状態を示すラベルであり得る。臨床的コンテキストは、反映する臨床状態に依存して、バイナリラベルまたは実数値であり得る。例えば、y(i)は、患者(i)が2つの疾患状態のうちのどちらに属するかを示すバイナリラベルであり得る。
[0041]一部の実施形態では、重みa、a、・・・、aは、ラベル付けされたトレーニングセット(p(1),y(1)),・・・,(p(n),y(n))に対して実行されるマルチカーネル学習アルゴリズム(例えば、カーネル平滑化アルゴリズム)を使用して訓練されてもよい。例えば、一部の実施形態では、患者ごとに近似ラベル
Figure 0007346419000008
を計算するために、以下の近似関数が使用され得る。
Figure 0007346419000009
直感的には、式(6)は、i番目の患者の複数の隣人の「真の」ラベル(y)を加重平均することによってi番目のための患者のラベル
Figure 0007346419000010
を近似しようと試み、ここで、隣人は複合類似性Sによって定められる。したがって、Sの出力が、2人の隣接する患者が類似していることを示す場合、一方の隣人の「真の」ラベル(y)は他方の隣人の近似されたラベル
Figure 0007346419000011
により大きな影響を及ぼす。
[0042]近似ラベルの計算後、近似ラベルと「真の」ラベルの差を使用して、重みa、a、・・・、aが決定され得る。例えば、真のラベルyとその近似値
Figure 0007346419000012
の間の相違を測定するために、損失関数
Figure 0007346419000013
が使用され得る。例えば、ラベルがバイナリの場合、バイナリ交差エントロピーが使用されてもよい。ラベルが連続値の場合、二乗誤差が損失として使用されてもよい。いずれの場合でも、全てのトレーニング例にわたる総損失を最小にするために、次のような式が使用され得る。
Figure 0007346419000014
この目的は、暗示的に、Sを介して重みa、a、・・・、aの関数であることに留意されたい。次に、このコンテキストにおける最適な重みを学習するために、例えば勾配降下法(例えば、確率的(stochastic)、バッチ等)を使用して最小化が進み得る。
[0043]一部の実施形態では、式(6)は、類似する対象に関連付けられた「真の」ラベル(y)に基づいて特定の対象の臨床的コンテキスト(すなわち、ラベル)を予測するためにも使用され得る。例えば、未知の臨床的ステータスを有する、ある対象について決定されたラベルの近似
Figure 0007346419000015
は、例えば上記の式(3)~(5)のうちの1つまたは複数を使用して決定された複数の対象に関連付けられた対応する複数の真のラベルyによって影響され得る。
使用例
[0044]図3~図5は、図1の臨床医決定アプリケーション112によってディスプレイ画面上に表示され得る例示的なグラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)を示す。図3を参照すると、ダッシュボードGUI300は、例えば、臨床医がクエリ患者の記録を引き上げるときに、臨床医によって見られてもよい。この例では、ダッシュボードGUI300のタイトルバー内に示されるように、クエリ患者の名前は「John Doe」である。ダッシュボードGUI300は、臨床医がクエリ患者の現在の臨床的状態の概要を取得することを可能にする。多数の異なるパネル(図3には4つのパネル(3301-4)が描かれている)は、それぞれ、クエリ患者の状態のコンテキスト固有側面、例えば、特定の解剖学的システムの概要や、特定の疾患の状態等を伝達し得る。例えば、第1のパネル330は心臓血管の健康状態の概要を与え得る。第2のパネル330は、クエリ患者の心腎症候群(「CRS」)の概要を与える。第3のパネル330は、クエリ患者の腎臓系の概要を与える。第4のパネル330は、クエリ患者の呼吸器系の概要を与える。これらのパネル3301-4は単なる例であり、他の臨床的コンテキストの概要を提供する、より多くのまたは少ないパネルが提供され得る。
[0045]さらに、クエリ患者の様々な臨床医意思決定支援(「CDS」)統計の概要を提供する第5のパネル330が示されている。図3では、このパネルは、クエリ患者の血行力学的不安定性指数(「HII」)の概要、並びにクエリ患者の急性腎障害(「AKI」)の状態および急性呼吸窮迫症候群(「ARDS」)の概要を含む。図3では、クエリ患者のHIIが高いので(78)、クエリ患者のHIIに関する追加情報332が示されている。
[0046]臨床医は、例えばマウスを使用して、またはタッチスクリーンに触れることによっていずれかのパネル330を選択することで、対応する臨床的コンテキストに関するより詳細な情報を取得することができる。例えば、クエリ患者の高いHIIに鑑み、臨床医は、追加情報を得るためにHIIに関連する第5のパネル330の部分を選択する可能性が高い。これにより、図4に示されるGUI400等の別のGUIが表示され得る。
[0047]図4において、GUI400は、クエリ患者の血行力学的不安定性指数のより詳細な概要を含み、このより詳細な概要には、78というHIIスコアに寄与した様々なデータ(例えば、年齢、CVP、心拍数等)が含まれている。GUI400はまた、クエリ患者のHIIを経時的に示すチャート438を含み得る。さらに、GUI400は、臨床医が類似する患者を閲覧するために選択することができるボタン440または他の選択可能な要素を含み得る。選択が行われると、複数のテンプレート類似性関数(図1の118)にわたる、クエリ患者に関連付けられた特徴ベクトルの適用がトリガーされて、それぞれの出力が計算され得る。上述したように、これらの出力は、コンテキスト固有機械学習モデル120にわたる入力として適用され、コンテキスト固有機械学習モデルは、上記したように、現在のコンテキストについて学習された重みを複数のテンプレート類似性関数の出力に適用することで複合コンテキスト類似性スコアを計算する複合類似性関数(例えば、式(3))であり得る。特に、トレーニングデータベース108からのコンテキストトレーニングデータセット122を上記の様々な方程式とともに使用することによって学習された重みが、複数のテンプレート類似性関数のそれぞれの出力に適用され得る。一部の実施形態では、本技術は、例えばレトロスペクティブ患者データベース106からの情報を使用して、複数の候補患者特徴ベクトルを候補患者の特徴ベクトルと比較するために適用され、そして、クエリ患者との類似性によってランク付けされた候補患者のリストが返され得る。一部の実施形態では、x人の最も類似する患者のみが返されてもよく、ここでxは、例えば、何らかの類似性閾値を満たす候補患者の数または割合に基づいて手動で選択または決定される正の整数である。
[0048]図5は、ボタン440の選択に応答して表示され得るGUI500の例を示す。図5では、クエリ患者のHIIスコア78が、そのスコアを複数の治療オプショングループに接続する線とともに示されている。図5では、これらのオプションは治療なし、輸液療法、輸血療法、変力作用剤による治療、および昇圧剤による治療を含む。しかし、これらは限定を意味するものではない。治療オプショングループごとに、その治療オプションが適用された多数の類似患者が、平均転帰(この例では平均HII治療後)とともに示されている。
[0049]例えば、コンテキスト的に類似する20人の患者に対して治療が適用されず、結果として、平均HIIスコアが85に増加した。コンテキスト的に類似する15人の患者に輸液療法が適用された結果、平均HIIスコアが74とわずかに減少した。コンテキスト的に類似する30人の患者に輸血療法が適用された結果、平均HIIスコアが73とわずかに減少した。コンテキスト的に類似する30人の患者に変力作用剤による治療が適用された結果、平均HIIスコアが69とわずかに減少した。コンテキスト的に類似する患者の大半(100人)に昇圧剤による治療が適用されており、結果として、平均HIIスコアが45と大きく減少した。したがって、臨床医は、昇圧剤が、コンテキスト的に類似する患者に適用された治療オプションとして、群を抜いて最も効果的であったことを容易に理解することができる。様々な実施形態において、各治療オプショングループ内のコンテキスト的に類似する患者、および当該患者らが受けた治療に関するさらなる情報(例えば、より洗練された統計)を表示するために、各治療オプショングループ自体が選択可能であってもよい。
[0050]図示されていないが、様々な実施形態において、本明細書に記載の技術は、図5に描かれる情報以外の他の情報を臨床医に提供するように実施され得る。例えば、一部の実施形態では、任意の数の最もコンテキスト的に類似する患者が例えばリストとして臨床医に提示されてもよい。一部のそのような実施形態では、臨床医はコンテキスト的に類似する特定の患者を選択可能であり、選択することにより、コンテキスト的に類似する患者についてさらに知ること、例えば、病歴、具体的な測定結果(例えばバイタルサイン、検査結果)、適用/処方された治療、家族歴等を知ることが可能であり得る。
[0040]図6は、様々な実施形態に係る、本開示の選択された側面を実施するための例示的な方法600を示す。便宜上、動作を実行するシステムを参照しながらフローチャートの動作を説明する。このシステムは、エンティティ類似性システム104を含む様々なコンピュータシステムの様々なコンポーネントを含み得る。さらに、方法600の動作は特定の順番で示されているが、これは限定を意味するものではない。1つまたは複数の動作が並べ替え、省略、または追加され得る。また、臓器不全の割合、滞在期間、死亡率等、他の中期または長期の転帰が表示されてもよい。
[0041]ブロック602において、システムは、複数のテンプレート類似性関数(例えば、図1の118)を提供し得る。複数のテンプレート関数は様々な態様で提供され得る。一部の実施形態では、複数のテンプレート関数は、例えば、1人または複数の臨床医によって手動で作成されてもよい。上記したように、各テンプレート類似性関数は、クエリ患者に関連付けられたクエリエンティティ特徴ベクトルの特徴サブセットを、候補患者に関連付けられた候補エンティティ特徴ベクトルの対応する特徴サブセットと比較するように設計され得る。ブロック604において、システムは機械学習モデル、例えば、複数のテンプレート類似性関数のそれぞれの出力の加重結合を含む複合類似性関数を提供し得る。上記の式(3)は、複合類似性関数の非限定的な一例である。
[0042]ブロック606において、システムは、例えばトレーニングデータベース108から、第1の複数のラベル付けされたエンティティベクトルを第1のコンテキストトレーニングデータ(例えば、図1の120)として提供および/または取得し得る。一部の実施形態では、この第1のコンテキストトレーニングデータは、特定のコンテキストにおいて類似するエンティティ(例えば、患者)を見つけるために適用される複合類似性関数のための重みを訓練するために特定的に選択され得る。例えば、II型糖尿病と診断された患者に類似する患者を見つけることを目的とする場合、第1のコンテキストトレーニングデータは、II型糖尿病の有無を示すラベルが付された患者特徴ベクトルの形式のトレーニング例を含み得る。
[0043]ブロック608において、システムは、例えば類似性トレーニングエンジン114によって、上記の式(6)のような近似関数を適用することで、第1のコンテキストトレーニングデータのそれぞれのラベル付きエンティティベクトルについて、当該ラベル付きエンティティベクトルデータのための第1のコンテキストラベル
Figure 0007346419000016
を近似し得る。一部の実施形態では、第1のコンテキストラベルは、複合類似性関数の出力、および、第1のコンテキストトレーニングデータのその他のラベル付きエンティティベクトルのそれぞれの「真の」第1のコンテキストラベル(y)に基づいて近似され得る。上記のように、これは直感的に、2人の患者の類似性が高いほど、一方の患者の真のラベル(y)が他方の患者の近似ラベル
Figure 0007346419000017
に大きく寄与する(その逆も同様)。
[0044]ブロック610において、システムは、複合類似性関数(例えば、上記の式(3))に基づいて、第1のコンテキスト固有複合類似性関数を訓練し得る。これは例えば、第1のコンテキストトレーニングデータに近似関数(例えば、上記の式(6))を適用した出力に基づき、第1の損失関数(例えば、
Figure 0007346419000018
を使用して、複数のテンプレート類似性関数(例えば、図1の118)のための複数の第1のコンテキスト重みa、a、・・・、aを学習することを含み得る。様々な実施形態において、第1の重みは、第1のコンテキスト固有複合類似性関数の一部として後に使用するために保存されてもよい。
[0051]上記のように、様々な実施形態において、複数の異なるエンティティコンテキストのために、複数の異なるコンテキスト固有複合類似性関数(またはより一般的には、機械学習モデル120)が学習されてもよい。例えば、第1のコンテキスト固有複合類似性関数は血行力学的不安定性のために、第2の関数は急性腎障害のために、第3の関数はある種類の癌のために、第4の関数は別の種類の癌のために、第5の関数はI型糖尿病のために、第6の関数はII型糖尿病のために(以下同様)学習され得る。したがって、ブロック612において、システムは、ブロック606と同様に、第2の複数のラベル付きエンティティベクトルを第2のコンテキストトレーニングデータとして提供することができる。
[0052]ブロック614において、システムは近似関数(例えば、上記の式(6))を適用することで、第2のコンテキストトレーニングデータのそれぞれのラベル付きエンティティベクトルについて、複合類似性関数の出力と、第2のコンテキストトレーニングデータのその他のラベル付きエンティティベクトルのそれぞれの第2のコンテキストラベルとに基づき、各ラベル付きエンティティベクトルデータのための第2のコンテキストラベルを近似することができる。この動作はブロック608と同様であり得る。ブロック616において、システムは、ブロック610と同様に、複合類似性関数に基づいて第2のコンテキスト固有複合類似性関数を訓練し得る。一部の実施形態では、ブロック606~610は、必要に応じた数の複数の異なるコンテキストのために繰り返されてもよく、その結果、コンテキスト的に類似するエンティティを見つけるために、および/または特定のコンテキストにおけるクエリエンティティの状態を予測するために後に選択的に適用され得る複数のコンテキスト固有複合類似性関数からなる「ライブラリ」が得られる。
[0053]図7は、コンテキスト的に類似するエンティティを識別するために、本開示の選択された側面を実施する、すなわち、複数のテンプレート類似性関数、および図6に示されるような動作を使用して学習が行われた1つまたは複数のコンテキスト固有機械学習モデル(例えば、複合類似性関数)を適用する方法700の例を示す。便宜上、動作を実行するシステムを参照しながらフローチャートの動作を説明する。このシステムは、エンティティ類似性システム104および/または臨床医決定アプリケーション112を含む様々なコンピュータシステムの様々なコンポーネントを含み得る。さらに、方法700の動作は特定の順番で示されているが、これは限定を意味するものではない。1つまたは複数の動作が並べ替え、省略、または追加され得る。
[0054]ブロック702において、システムは、インターフェース上にクエリエンティティの第1の値を表示することができる。様々な実施形態において、第1の値は第1のコンテキストに関連し、第1のクエリエンティティは関心対象のエンティティ、例えば、臨床医によって検査されているクエリ患者であってもよい。第1のコンテキストに関連する第1の値の例は図3~図4に示されており、コンテキストは血行力学的不安定性で、値はHIIスコアとしての78である。ブロック704において、システムは、複数の訓練された類似性関数から、第1のコンテキストに関連付けられた第1の訓練された類似性関数を選択することができる。複数の訓練された類似性関数は、例えば、図6の動作を使用して学習された複数のコンテキスト固有複合類似性関数を含み得る。一例として、臨床医が図4のボタン440を選択すると、血行力学的不安定性のために訓練されたコンテキスト固有複合類似性関数の選択がトリガーされ得る。特に、選択されたコンテキスト固有複合類似性関数は、上記の式(6)~(7)等の式を使用して学習された血行力学的不安定性に固有の重みを含み得る。
[0055]ブロック706において、システムは、選択された第1の訓練された類似性関数を、クエリエンティティに関連付けられた特徴セット、および複数の候補エンティティに関連付けられたそれぞれの特徴セットに適用し得る。例えば、クエリ患者特徴ベクトルは人口統計(例えば、年齢、体重、性別等)、併存症、バイタルサイン(例えば、心拍数、収縮期血圧等)、および/または検査結果(例えば、ナトリウム、乳酸、マグネシウム等)等の特徴を含み得る。候補患者特徴ベクトルはレトロスペクティブ患者データベース106から選択されてもよく、同様の特徴を含み得る。一部の実施形態では、患者特徴ベクトル(クエリまたは候補)は、潜在変数モデルから抽出された特徴、例えば、ディープニューラルネットワークの隠れ層から抽出された特徴を含み得る。様々な実施形態において、クエリ患者特徴ベクトルおよび候補患者特徴ベクトルは、テンプレート類似性関数118のプールへの入力として適用されてもよい。これらの関数のそれぞれの出力は機械学習モデル120への入力として適用され、機械学習モデルは、上記のように、選択されたコンテキストのために訓練された類似性関数(例えば、式(3)の複合類似性関数)であり得る。
[0056]ブロック708において、システムは、ブロック706での第1の訓練された類似性関数の適用に基づいて、複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティのセットを選択し得る。例えば、一部の実施形態では、システムは、クエリ患者に対するコンテキスト的類似性によってランク付けされた候補患者のリストを返し得る。ブロック710において、システムは、例えば臨床医決定アプリケーション112によって、1つまたは複数の類似する候補エンティティからなる第1のセットに関連付けられた情報をインターフェース上に表示し得る。
[0057]ブロック710で表示される情報は様々な形式を取り得る。一部の実施形態では、例えば、返されるコンテキスト的に類似した候補患者ごとに別個のパネルが含まれ得る。各パネルは、それぞれの候補患者に関する様々なコンテキスト固有の情報を表示し得る。一部の実施形態では、候補患者に関するより詳細な情報を表示するために、対応するパネルが臨床医によって選択されてもよい。追加でまたは代替として、この情報は、転帰や、適用された治療等の属性によってグループ分けされたコンテキスト的に類似する患者の複数のグループの中で、コンテキスト的に類似する患者に関する様々な統計情報(例えば、治療や転帰等に関する統計情報)を含み得る。このような統計情報の例は図5に示されている。
[0058]図8は、コンピュータシステム810の例のブロック図である。コンピュータシステム810は、典型的には、バスサブシステム812を介して多数の周辺デバイスと通信する少なくとも1つのプロセッサ814を含む。これらの周辺デバイスは、例えばメモリサブシステム825およびファイルストレージサブシステム826を含むストレージサブシステム824と、ユーザインターフェース出力デバイス820と、ユーザインターフェース入力デバイス822と、ネットワークインターフェースサブシステム816とを含み得る。入力デバイスおよび出力デバイスは、ユーザがコンピュータシステム810とインタラクションすることを可能にする。ネットワークインターフェースサブシステム816は、外部ネットワークへのインターフェースを提供し、他のコンピュータシステムの対応するインターフェースデバイスに結合される。
[0059]ユーザインターフェース入力デバイス822は、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、またはグラフィックタブレット)、スキャナ、ディスプレイに組み込まれたタッチスクリーン、オーディオ入力デバイス(例えば、音声認識システム、マイク)、および/または他の種類の入力デバイスを含み得る。一般的に、「入力デバイス」という用語の使用は、コンピュータシステム810または通信ネットワークに情報を入力するためのあらゆる可能な種類のデバイスおよび方法を含むことが意図される。
[0060]ユーザインターフェース出力デバイス820は、ディスプレイサブシステム、プリンタ、ファックス機、またはオーディオ出力デバイス等の非視覚的ディスプレイを含み得る。ディスプレイサブシステムは、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等のフラットパネルデバイス、投影デバイス、または視認可能な画像を作成するための他の何らかのメカニズムを含み得る。ディスプレイサブシステムは、例えばオーディオ出力デバイス等を介して、非視覚的ディスプレイを提供してもよい。一般的に、「出力デバイス」という用語の使用は、コンピュータシステム810からの情報を、対象者または別のマシンもしくはコンピュータシステムに出力するためのあらゆる可能な種類のデバイスおよび方法を含むことが意図される。
[0061]ストレージサブシステム824は、本明細書に記載のモジュール/エンジンの一部または全ての機能を提供するプログラミングおよびデータ構造を保存する。例えば、ストレージサブシステム824は、方法600および/または700の選択された側面を実行するため、および/または様々な図面に示される1つまたは複数のコンポーネントを実施するためのロジックを含み得る。ストレージサブシステム824内で使用されるメモリ825は、プログラム実行中に命令およびデータを格納するためのメインランダムアクセスメモリ(RAM)830と、固定命令が格納されるリードオンリーメモリ(ROM)832とを含む多数のメモリを含み得る。ファイルストレージサブシステム826は、プログラムおよびデータファイルのための永続的(persistent)ストレージを提供し、ハードディスクドライブ、CD-ROMドライブ、光学ドライブ、またはリムーバブルメディアカートリッジを含み得る。特定の実施の機能を実施するモジュールが、ストレージサブシステム824内のファイルストレージサブシステム826によって、またはプロセッサ814によってアクセス可能な他のマシン内に格納され得る。
[0062]バスサブシステム812は、コンピュータシステム810の様々なコンポーネントおよびサブシステムが意図したとおりに互いに通信することを可能にするメカニズムを提供する。バスサブシステム812は単一のバスとして概略的に示されているが、バスサブシステムの代替的実施は複数のバスを使用してもよい。
[0063]コンピュータシステム810は、ワークステーション、サーバ、コンピューティングクラスター、ブレードサーバ、サーバファーム、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス、セットトップボックス、タブレットコンピュータ、ラップトップ、または他の任意のデータ処理システムもしくはコンピューティングデバイスを含む様々なタイプのものであり得る。コンピュータおよびネットワークの絶えず変化する性質のため、図8に示されるコンピュータシステム810の記載は、一部の実施を例示するための具体例としてのみ意図される。図8に示されるコンピュータシステムよりも多いまたは少ないコンポーネントを有するコンピュータシステム810の他の多くの構成が可能である。
[0064]本明細書ではいくつかの独創的実施形態を記載および図示してきたが、当業者は、機能を実行するための、および/または、結果および/または本明細書に記載される1つまたは複数の利点を得るための様々な他の手段および/または構造を容易に思いつくであろう。そのようなバリエーションおよび/または変形は、本明細書に記載の独創的実施形態の範囲内に含まれると見なされる。より一般的には、当業者は、本明細書に記載されている全てのパラメータ、寸法、材料、および構成が例示であり、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成は、本発明の教示が利用される具体的用途に依存することを容易に理解するであろう。当業者は、本明細書に記載の具体的な独創的実施形態に対する多くの均等物を認識する、または、慣例的な実験より多くを使用することなく確認することができるであろう。したがって、上記実施形態は例として提示されたに過ぎず、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内で、具体的に記載および請求された以外の態様で独創的実施形態を実施できることを理解されたい。本開示の独創的実施形態は、本明細書に記載の個々の特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法を対象とする。また、2つ以上のそのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法の任意の組み合わせが、そのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法が互いに矛盾しない場合、本開示の発明の範囲内に含まれる。
[0065]本明細書で定義および使用される全ての定義は、辞書の定義、参照により組み込まれる文書内の定義、および/または定義された用語の通常の意味に優先するものと理解されたい。
[0066]本明細書および特許請求の範囲において使用される単数形は、特に明記しない限り、「少なくとも1つ」を意味すると理解されるべきである。
[0067]本明細書および特許請求の範囲において使用される「および/または」という表現は、結合された要素の「いずれかまたは両方」を意味すると理解されるべきであり、すなわち、それらの要素はある場合には結合して存在し、他の場合には分離して存在する。「および/または」によって列挙された複数の要素も同様に解釈されるべきであり、すなわち、結合された要素の「1つまたは複数」を意味する。「および/または」の節によって具体的に特定された要素以外の要素が、具体的に特定された要素に関連するか否かに関わらず、任意選択的に存在し得る。したがって、非限定的な例として、「備える」等の非限定的な言語と合わせて使用される場合、「Aおよび/またはB」への言及は、一実施形態ではAのみ(任意選択的にB以外の要素を含む)を指し、別の実施形態ではBのみ(任意選択的にA以外の要素を含む)を指し、さらに別の実施形態ではAおよびBの両方(任意選択的に他の要素を含む)を指し得る。
[0068]本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、「または」は、上記で定義された「および/または」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、列挙される項目を区切る場合、「または」または「および/または」は包括的であると解釈されるべきであり、すなわち、複数の要素または列挙される要素のうちの少なくとも1つを含むが、2つ以上も含まれ、また、任意選択的に列挙されていない追加の項目が含まれる。「1つのみ」または「ただ1つ」、またはクレームで使用されている場合の「からなる」等、明確に反する旨を示す用語に限り、複数の要素または列挙される要素のうちのただ1つを含むことを指す。一般的に、本明細書で使用される「または」という用語は、「どちらか」、「~のうちの1つ」、「~のうちの1つのみ」、または「ただ1つ」等の排他性を示す用語が先行する場合に限り、排他的な選択肢(すなわち、「両方ではなくどちらか一方」)を示すと解釈されるべきである。「から本質的になる」は、クレームで使用される場合、特許法の分野で使用される通常の意味を有するものとする。
[0069]本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、列挙される1つまたは複数の要素に関する「少なくとも1つ」という表現は、列挙される要素内の任意の1つまたは複数の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味し、必ずしも、列挙される要素内に具体的に記されている全ての要素を少なくとも1つ含む必要はなく、また、列挙される要素内の複数の要素のいかなる組み合わせも除外しないことを理解されたい。この定義はまた、「少なくとも1つ」という表現が言及する要素のリスト内に具体的に特定される要素以外の要素の任意選択的存在を許容し、具体的に特定される要素に関連するか否かは問わない。したがって、非限定的な例として、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」(または同等に、「AまたはBのうちの少なくとも1つ」、もしくは同等に「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」)は、一実施形態では少なくとも1つの(任意選択的に2つ以上含む)Aを指し、Bは存在せず(任意選択的にB以外の要素が含まれる)、別の実施形態では少なくとも1つの(任意選択的に2つ以上含む)Bを指し、Aは存在せず(任意選択的にA以外の要素が含まれる)、さらに別の実施形態では少なくとも1つの(任意選択的に2つ以上含む)A、および少なくとも1つの(任意選択的に2つ以上含む)Bを指す(任意選択的に他の要素が含まれる)。
[0070]また、特に明記しない限り、2つ以上のステップまたは動作を含む、請求されるいかなる方法においても、方法のステップまたは動作の順序は必ずしも、方法のステップまたは動作が列挙されている順序に限定されないことを理解されたい。
[0071]特許請求の範囲および上記の明細書において、「備える」、「含む」、「保持する」、「有する」、「保有する」、「包含する」、「持つ」、および「構成する」等の全ての移行句が非限定的であるとして、すなわち、当該要素を含むが当該要素に限定されないことを意味すると理解されるべきである。米国特許庁特許審査手続便覧のセクション2111.03に記載されているように、「からなる」および「から本質的になる」という移行句のみが、それぞれ限定的または準限定的な移行句である。特許協力条約(「PCT」)の規則6.2(b)に従ってクレーム内で使用される特定の表現および参照符号は範囲を制限しないことを理解されたい。

Claims (15)

  1. 1つまたは複数の類似するエンティティをユーザに提示するためのコンピュータ実施方法であって、前記コンピュータ実施方法は、1つまたは複数のプロセッサによって実施され、
    クエリエンティティの第1の値をインターフェース上に表示するステップであって、前記第1の値は第1のコンテキストに関連する、表示するステップと、
    機械学習アルゴリズムによって訓練された複数の異なる類似性関数である複数の訓練された類似性関数から、第1の訓練された類似性関数を選択するステップであって、前記第1のコンテキストに関連付けられている前記第1の訓練された類似性関数選択される、選択するステップと、
    選択された前記第1の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた特徴セット、および複数の候補エンティティにそれぞれ関連付けられた複数の特徴セットに適用するステップと、
    適用された前記第1の訓練された類似性関数に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットを選択するステップと、
    前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットに関連付けられた臨床情報を前記インターフェース上に表示するステップとを含む、コンピュータ実施方法。
  2. 第2のコンテキストに関連する前記クエリエンティティの第2の値を前記インターフェース上に表示するステップと、
    前記複数の訓練された類似性関数から、第2の訓練された類似性関数を選択するステップであって、前記第2のコンテキストに関連付けられている前記第2の訓練された類似性関数選択される、選択するステップと、
    選択された前記第2の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた前記特徴セット、および前記複数の候補エンティティのそれぞれの前記特徴セットに適用するステップと、
    適用された前記第2の訓練された類似性関数に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットを選択するステップと、
    前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットに関連付けられた臨床情報を前記インターフェース上に表示するステップとをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  3. 前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットに関連付けられた臨床情報を表示するステップは、
    前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットの少なくとも1つの属性のそれぞれの値に従って、前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットを複数のグループにグループ分けするステップと、
    前記複数のグループのそれぞれについて、前記第1のコンテキストに関連する第1の値を取得するステップと、
    各グループに関する臨床情報を、前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けて前記インターフェースに表示するステップとを含む、請求項1に記載のコンピュータ実施方法。
  4. 前記第1のコンテキストに関連する前記第1の値は、臨床意思決定支援アルゴリズムによって取得されるスコアである、請求項3に記載のコンピュータ実施方法。
  5. 前記少なくとも1つの属性は施された治療である、請求項4に記載のコンピュータ実施方法。
  6. 前記少なくとも1つの属性は患者転帰である、請求項4に記載のコンピュータ実施方法。
  7. 前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けられた、各グループに関する前記臨床情報は、患者転帰統計情報を含む、請求項3に記載のコンピュータ実施方法。
  8. 1つまたは複数のプロセッサと、前記1つまたは複数のプロセッサに動作可能に結合されたメモリとを備えるシステムであって、前記メモリは命令を保存し、前記1つまたは複数のプロセッサによって前記命令が実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサは、
    クエリエンティティの第1の値をインターフェース上に表示することであって、前記第1の値は第1のコンテキストに関連する、表示することと、
    機械学習アルゴリズムによって訓練された複数の異なる類似性関数である複数の訓練された類似性関数から、第1の訓練された類似性関数を選択することであって、前記第1のコンテキストに関連付けられている前記第1の訓練された類似性関数選択される、選択することと、
    選択された前記第1の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた特徴セット、および複数の候補エンティティにそれぞれ関連付けられた複数の特徴セットに適用することと、
    適用された前記第1の訓練された類似性関数に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットを選択することと、
    前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第1のセットに関連付けられた臨床情報を前記インターフェース上に表示することとを実行する、システム。
  9. 第2のコンテキストに関連する前記クエリエンティティの第2の値を前記インターフェース上に表示することと、
    前記複数の訓練された類似性関数から、第2の訓練された類似性関数を選択することであって、前記第2のコンテキストに関連付けられている前記第2の訓練された類似性関数選択される、選択することと、
    選択された前記第2の訓練された類似性関数を、前記クエリエンティティに関連付けられた前記特徴セット、および前記複数の候補エンティティのそれぞれの前記特徴セットに適用することと、
    適用された前記第2の訓練された類似性関数に基づいて、前記複数の候補エンティティから1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットを選択することと、
    前記1つまたは複数の類似する候補エンティティの第2のセットに関連付けられた臨床情報を前記インターフェース上に表示することとを実行するための命令をさらに含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットに関連付けられた臨床情報を表示することは、
    前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットの少なくとも1つの属性のそれぞれの値に従って、前記1つまたは複数の候補エンティティの第1のセットを複数のグループにグループ分けすることと、
    前記複数のグループのそれぞれについて、前記第1のコンテキストに関連する第1の値を取得することと、
    各グループに関する臨床情報を、前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けて前記インターフェース上に表示することとを含む、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記第1のコンテキストに関連する前記第1の値は、臨床意思決定支援アルゴリズムによって取得されるスコアである、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記少なくとも1つの属性は施された治療である、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記少なくとも1つの属性は患者転帰である、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記第1のコンテキストに関連するそれぞれの前記第1の値に関連付けられた、各グループに関する前記臨床情報は、患者転帰統計情報を含む、請求項10に記載のシステム。
  15. コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、請求項1から7のいずれか一項に記載のコンピュータ実施方法を実施するコンピュータプログラムコード手段を含む、コンピュータプログラム。
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