JP7344064B2 - モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法 - Google Patents

モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7344064B2
JP7344064B2 JP2019171214A JP2019171214A JP7344064B2 JP 7344064 B2 JP7344064 B2 JP 7344064B2 JP 2019171214 A JP2019171214 A JP 2019171214A JP 2019171214 A JP2019171214 A JP 2019171214A JP 7344064 B2 JP7344064 B2 JP 7344064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain
motor
magnet
rotation detection
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019171214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021048743A (ja
Inventor
健太郎 鈴木
裕昭 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MinebeaMitsumi Inc
Original Assignee
MinebeaMitsumi Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MinebeaMitsumi Inc filed Critical MinebeaMitsumi Inc
Priority to JP2019171214A priority Critical patent/JP7344064B2/ja
Publication of JP2021048743A publication Critical patent/JP2021048743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7344064B2 publication Critical patent/JP7344064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)

Description

本発明は、モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法に関する。
一般に、モータにホールIC等のホールセンサを備えて回転軸の位置や速度などモータの回転軸の動作情報を検出し、検出された回転軸の動作情報に基づいて駆動制御装置がモータを駆動制御する方法が知られている。しかし、モータの回転軸の位置や速度を検出するために用いられるホールセンサは、振動や衝撃などへの耐久性(耐環境性)に改善の余地があった。
そこで、モータの回転軸の動作を検出するセンサとして、ホールセンサよりも耐環境性が優れると考えられている歪みゲージなどの歪みを検出するセンサ(以下、単に「歪みセンサ」という)を備えるモータが知られている(特許文献1参照)。
国際公開第2014/147757号
ところで、特許文献1のモータ駆動システムは、固定子に歪みセンサが取り付けられている。ここで、モータは、マグネットが回転することで固定子が引き付けられ、歪みが発生する。特許文献1のモータ駆動システムにおいて、歪みセンサは、この歪みに応じて電気信号を出力する。
しかしながら、特許文献1のモータ駆動システムは、1つの歪みセンサにより回転軸の位置を検出した場合に、回転軸とともに回転するロータを含めて回転方向(周方向)における絶対的な位置を検出することが難しかった。
本発明は、上述の課題を一例とするものであり、回転軸の位置を検出可能な歪みセンサを備えるモータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータは、回転軸を回転させるモータ本体と、前記回転軸の回転を検出するセンサユニットと、を備えるモータであって、前記センサユニットは、前記回転軸に回転可能に支持されている回転検出マグネットと、互いに前記回転軸の周方向において離間した位置に設けられていて、前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する複数の固定マグネットと、複数の前記固定マグネットに対応して設けられていて、前記固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する複数の起歪部と、複数の前記起歪部の歪みに応じた歪み信号をそれぞれ出力する複数の歪みセンサと、を有している。
本発明の一態様に係るモータにおいて、複数の前記起歪部は、平板状に形成されていて、厚み方向において前記回転検出マグネットと対向していて、複数の前記固定マグネットは、それぞれ前記起歪部の前記回転検出マグネットに対向する面に実装されていて、複数の前記歪みセンサは、それぞれ前記起歪部における前記固定マグネットが実装されている面とは反対の面に実装されている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記固定マグネットは、前記回転軸の軸線方向に着磁されている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、複数の前記固定マグネットは、それぞれ前記回転検出マグネットの径方向外周側に設けられている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、複数の前記固定マグネットは、互いに前記回転軸の周方向に90度回転した位置に設けられていて、複数の前記歪みセンサは、複数の前記固定マグネットのそれぞれに対応して生じる複数の前記起歪部の歪みを検出可能な位置に設けられている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記回転検出マグネットは、磁極が外周部における前記回転軸の中心に向かって対向する位置に配置されている。
本発明の一態様に係るモータにおいて、複数の前記固定マグネットは、前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第1固定マグネットと、前記第1固定マグネットと前記回転軸の周方向において離間した位置に設けられていて、前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第2固定マグネットと、を含み、複数の前記起歪部は、前記第1固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する第1起歪部と、前記第2固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する第2起歪部と、を含み、複数の前記歪みセンサは、前記第1起歪部の歪みに応じた歪み信号を出力する第1歪みセンサと、前記第2起歪部の歪みに応じた歪み信号を出力する第2歪みセンサと、を含む。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動制御装置は、モータが備える前記回転軸の回転位置を示す位置信号を出力する回転位置信号処理回路と、前記位置信号に応じて前記モータの回転数を制御する制御信号を出力する制御部と、を備え、前記回転位置信号処理回路は、前記モータの前記センサユニットが有している複数の前記歪みセンサがそれぞれ出力する複数の歪み信号を処理して前記位置信号を出力する。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動制御方法は、モータが備える前記回転軸の回転位置を示す位置信号を出力する回転位置信号処理ステップと、前記位置信号に応じて前記モータの回転数を制御する制御信号を出力する制御ステップと、を実行し、前記回転位置信号処理ステップでは、前記モータの前記センサユニットが有している前記歪みセンサが出力する歪み信号を処理して前記位置信号を出力する。
本発明に係るモータによれば、回転軸の位置を検出可能な歪みセンサを備えるモータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るモータの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示すモータの分解斜視図である。 図1に示すモータの側面図である。 図1に示すモータの分解側面図である。 図1に示すモータの上面図である。 図1に示すモータの側面から見たA-A断面図である。 図1に示すモータのセンサユニットと回転軸の回転位置との関係を示す模式図である。 図1に示すモータのセンサユニットが有する歪みセンサが出力する歪み量の波形と回転軸の回転位置との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係るモータ駆動制御装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るモータの構成の変形例を概略的に示す斜視図である。 図10に示すモータの上面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るモータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法について図面を参照しながら説明する。
[モータの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るモータ1の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、モータ1の分解斜視図である。図3は、モータ1の側面図である。図4は、モータ1の分解側面図である。図5は、モータ1の上面図である。図6は、モータ1の側面から見たA-A断面図である。図2及び図4は、ケース部15の図示が省略されている。
以下の説明では、便宜上、軸線x方向において矢印a方向を上側aとし、矢印b方向を下側bとする。また、軸線xに垂直な径方向において、軸線xから遠ざかる方向(図6の矢印c方向)を外周側cとし、軸線xに向かう方向(図6の矢印d方向)を内周側dとする。以下の説明では、図3に示す方向をモータ1の側面とする。また、以下の説明では、図5に示すようにモータ1を上側から下側に向かって見る方向を上面、下側から上側に向かって見る方向を底面とする。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係るモータ1は、回転軸11を回転させるモータ本体10と、回転軸11の回転を検出するセンサユニット20と、を備える。センサユニット20は、回転軸11に回転可能に支持されている回転検出マグネット211と、互いに回転軸11の周方向において離間した位置に設けられていて、回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する複数の固定マグネット212a,212bとを有している。また、センサユニット20は、複数の固定マグネット212a,212bに対応して設けられていて、固定マグネット212a,212bの反応に応じて歪みが発生する複数の起歪部22としての起歪部本体221a,221bを有している。さらに、センサユニット20は、起歪部本体221a,221bの歪みに応じた歪み信号をそれぞれ出力する複数の歪みセンサ23a,23bと、を有している。以下、モータ1の構成及び動作を具体的に説明する。
[モータ本体の構成]
図2、図4、及び図6に示すように、モータ本体10は、例えば、回転軸11と、回転軸11に取り付けられているロータマグネット12とがロータを構成するインナーロータ型のブラシレスDC(Direct Current)モータである。モータ1において、モータ本体10は、上述した回転軸11及びロータマグネット12の他に、ステータ13、軸受部14、及び、ケース部15を有している。
ロータマグネット12は、回転軸11に対して回転可能に支持されている。ステータ13は、ロータマグネット12を含むロータに対して径方向外周側に配置されている。ステータ13は、その内周面がロータマグネット12の外周面と対向するように配置されている。
ステータ13は、ケース部15の例えば、下側bに固定されている。ステータ13は、具体的には、不図示の複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコア131にインシュレータ132を介して巻回されたコイル133を備えている。
軸受部14は、回転軸11の軸線x方向に離間して配置されている。軸受部14は、回転軸11の中央部付近、例えば、軸線x方向において回転検出マグネット211とロータマグネット12との間を支持する。軸受部14は、不図示の内輪、外輪、及び、転動体を有している。内輪は、回転軸11の外周面に装着可能な内周面を有する環状の部材である。内輪は、回転軸11の外周面に装着されることにより、回転軸11とともに回転可能である。外輪は、内輪の外周側cに設けられている。外輪は、内輪と同軸で内輪よりも大径の環状の部材である。転動体は、内輪と外輪との間に複数配置されている球状の部材である。
図6に示すように、ケース部15は、ロータマグネット12を含むロータ及びステータ13を収容している。ケース部15は、軸受部14を支持して回転軸11を収容するとともにセンサユニット20の後述する回転検出マグネット211を収容する。ケース部15は、例えば回転検出マグネット211を収容する回転検出マグネット収容部151と、軸受部14を収容する軸受ハウジング153と、ステータ13を支持するステータ支持部154と、センサユニット20の起歪部22を支持するベース部157とを有する。
軸受ハウジング153は、軸線xと同軸の中空の筒状部分である。軸受ハウジング153は、軸受部14を介して回転軸11を回転可能に支持している。ステータ支持部154は、軸受ハウジング153の軸線x方向の他端側(下側b)と連接して形成されている。ステータ支持部154は、下側bの内周面においてステータ13を支持している。ベース部157は、円筒形状または略円筒形状に形成されているケース部15の軸線x方向における一方側(上側a)に形成されている。ベース部157には、後述するセンサユニット20の起歪部22が搭載されている。
なお、本実施の形態に係るモータ1は、インナーロータ型またはアウターロータ型、あるいはDCモータまたはACモータなどの種類、及び、相数、極数などの仕様に限定されない。
[センサユニットの構成]
図1、図2、図4、図5、及び、図6に示すように、センサユニット20は、上述したように回転検出マグネット211が回転軸11に回転可能に支持されている。また、センサユニット20は、起歪部本体221a,221bを有する起歪部22が、上述したようにケース部15のベース部157に支持されている。そして、センサユニット20は、複数の歪みセンサ23a,23bが複数の起歪部本体221a,221bの上側aの面にそれぞれに設けられている。
図5に示すように、回転検出マグネット211は、径方向外周側に向かって磁力を出すように、着磁方向が中心の軸線xから外周側、つまり、回転軸11の軸線x方向となるように構成されている。また、回転検出マグネット211は、N極とS極との2つの磁極(2極)が回転軸11を中心として周方向に対して、例えば、180°の範囲に区分して、等分に配置されている。つまり、回転検出マグネット211は、その外周部において回転軸11の中心に向かって対向する位置にN極とS極との組み合わせが1組配置されている。なお、回転検出マグネット211の磁極の数は、上述の例に限定されず、2つの磁極の組み合わせが2組以上あってもよい。
回転検出マグネット211は、例えば、回転軸11を中心とした円環状(ドーナツ状)の1つの磁石により形成されている。なお、回転検出マグネット211は、複数個、例えば、4つに分割されているものを組み合わせることにより径方向外周側にN極及びS極それぞれの磁力を発生していてもよい。
図1、図4、及び、図6に示すように、複数の固定マグネット212a,212bは、回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応するような位置、例えば、回転検出マグネット211の径方向外周側に設けられている。固定マグネット212a,212bは、回転検出マグネット211と軸線x方向において対向するように、起歪部22の軸線x方向において下側bの面に設けられている。固定マグネット212aと固定マグネット212bは、互いに回転軸11の周方向において異なる位置、例えば、90度回転した位置に設けられている。固定マグネット212aは、回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第1固定マグネットとして機能する。また、固定マグネット212aと回転軸11の周方向において離間した位置に設けられている固定マグネット212bは、回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第2固定マグネットとして機能する。なお、複数の固定マグネット212a,212bの数は、起歪部本体221a,221bの数に対応していればよいため、上述のように2つに限定されない。なお、起歪部本体221a,221b及び固定マグネット212a,212bの位相の相違は上述した90°には限定されないが、歪みセンサ23a,23bからそれぞれ出力される複数の歪み量の変化を示す波形に基づいて回転軸11の回転方向(周方向)における絶対位置を特定するためには、0°以上180°以下の位相差であることが望ましい。
固定マグネット212a,212bは、例えば、回転検出マグネット211と軸線x方向において対向する下側bの面がともにS極、その反対側の起歪部22と対向する軸線x方向において上側aの面がともにN極となるように、回転軸11の軸線x方向に着磁されている。ここで、複数の固定マグネット212a,212bのそれぞれの磁極は、軸線方向に着磁されているものに限らず、回転検出マグネット211の磁力に反応することができればよい。固定マグネット212a,212bは、例えば、起歪部22が回転検出マグネット211の周方向に配置された場合には径方向に着磁されているものであってもよい。また、固定マグネット212a,212bの下側bを向いている磁極、つまり回転検出マグネット211と対向している磁極は、N極とS極とのいずれであってもよい。固定マグネット212は、上述のように磁力を発して回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応するものであるため、例えば、磁石により構成される。なお、固定マグネット212は、磁極及び磁力の変化に反応することができればよいため、コイルによる電磁石により構成されていてもよい。
図1、図2、図5、及び図6に示すように、起歪部22は、中央部に開口部224が形成された円形の平板状に形成されている。起歪部22は、起歪部本体221a,221bと、支持部222とを有する。起歪部22は、回転軸11の径方向外周側に位置するように、起歪部本体221a,221bが複数個、例えば、2個設けられている。起歪部22は、複数の起歪部として機能する起歪部本体221a,221b及び支持部222が、一体となって形成されている。つまり、円板状に形成されている起歪部22は、軸線xの位置に相当する径方向の中央部から放射状に形成されている複数の切り欠き部225により、起歪部本体221a,221bが支持部222から回転軸11に向かって(回転軸11の径方向外周側から内周側に向かって)延びる片持ち梁状に形成されている。
起歪部本体221a,221bは、上述のように支持部222の径方向外周側から回転軸11の中心に向かって延びるように形成されている。起歪部本体221a,221bは起歪部22の厚み方向において回転検出マグネット211と対向している。起歪部本体221a,221bの下側bの面には、上述のように固定マグネット212a,212bが設けられている。起歪部本体221a,221bは、固定マグネット212a,212bと同様に、回転軸11の中心に対して回転方向(周方向)において異なる位置、例えば、起歪部本体221aと起歪部本体221bとが互いに回転軸11の周方向に90度回転した位置に設けられている。起歪部本体221a,221bは、回転検出マグネット211が回転軸11とともに回転することによる、固定マグネット212a,212bの反応に応じて歪みが生じるような材料により形成されている。起歪部本体221aは、固定マグネット212a(第1固定マグネット)の反応に応じて歪みが発生する第1起歪部として機能する。また、起歪部本体221aと回転軸11の周方向において離間した位置に設けられている起歪部本体221bは、固定マグネット212b(第2固定マグネット)の反応に応じて歪みが発生する第2起歪部として機能する。
なお、複数の起歪部本体221a,221bの数は、固定マグネット212a,212bの数に対応していればよいため、上述のように2つに限定されない。また、起歪部本体221a,221bの形状は、固定マグネット212a,212bの反応に応じて歪みを生じうる形状であれば、図1乃至図3などに示した形状には限定されない。さらに、起歪部22において、起歪部本体221a,221bの歪み方向は特に限定しない。
支持部222は、起歪部22の径方向外周側の外周端部223に設けられている。支持部222は、起歪部22をケース部15のベース部157に支持する。支持部222の形状は、起歪部22をモータ本体10側に固定可能であればよい。また、支持部222の形状は、上述のように円弧状または略円弧状に形成されているものに限定されない。なお、支持部222は、分割されて形成されている場合、ベース部157への取り付け位置を調整することにより、歪み出力の位相を調整することができる。
図1,図2、及び図5に示すように、歪みセンサ23a,23bは、起歪部22における起歪部本体221a,221bのそれぞれに設けられている。図4、及び図6に示すように、歪みセンサ23a,23bは、起歪部22において磁極変化に応じて歪みが生じ、この歪みが検出可能な箇所、例えば、起歪部本体221a,221bにおいて固定マグネット212a,212bが設けられている下側bの面と反対側の面である上側aの面に実装されている。歪みセンサ23a,23bは、具体的には、固定マグネット212a,212bが回転検出マグネット211の磁力線の中心にあるときに、歪みが最大となるような位置に取り付けるのが望ましい。歪みセンサ23a,23bは、取り付けられている部材に生じる歪みを検出し、検出した歪みに応じて変化する電気信号を出力する歪みゲージ、圧電素子などのセンサである。歪みセンサ23aは、起歪部本体221aの歪みに応じた歪み信号を出力する第1歪みセンサとして機能する。また、歪みセンサ23bは、起歪部本体221bの歪みに応じた歪み信号を出力する第2歪みセンサとして機能する。
なお、歪みセンサ23a,23bは、起歪部22において磁極変化に応じて所望の歪みを生じる箇所に取り付ければよく、上述の箇所に限定されない。また、歪みセンサ23a,23bは、起歪部本体221a,221bなど起歪部22に生じる歪みの方向により、取り付ける方向を合わせることが可能である。また、歪みセンサ23a,23bは、歪みに応じて変化する電気信号を出力することができれば歪みゲージに限定されない。また、センサユニット20において、取り付けられている起歪部及び歪みセンサの数は、2つに限定されず、例えば、周方向に所定の距離または角度離間した位置に3個以上の複数個の起歪部及び歪みセンサが設けられているものであってもよい。
[モータの動作]
次に、以上説明した構成を備えるモータ1の動作について説明する。
モータ1は、駆動電流が流れることで、回転軸11が回転する。モータ1の回転軸11は、図1乃至図6に示すように、軸受ハウジング153に装着された軸受部14によって回転可能に支持されている。センサユニット20の回転検出マグネット211は、回転軸11とともに回転可能に取り付けられている。このため、モータ1が駆動されることによって回転軸11が軸線xを中心に回転し、それに伴って回転検出マグネット211も軸線xを中心に回転する。
図7は、モータ1のセンサユニット20と回転軸11の回転位置との関係を示す模式図である。図7は、モータ1が備えるモータ本体10の回転軸11、及び、センサユニット20のみを図示している。以下の説明において、センサユニット20の固定マグネット212aのS極が回転検出マグネット211のS極に近接している状態を回転角θ=0°とする。図7において、固定マグネット212a,212bの磁極は図示を省略しているが、いずれもS極が回転検出マグネット211と面する側(下側b)を向いている。
図7に示すように、センサユニット20は、回転角θ=0°,360°のとき、回転検出マグネット211のS極の中点付近が、固定マグネット212aのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の径方向外周側から、S極の磁力が、起歪部22の起歪部本体221aの軸線x方向下側bの面に取り付けられている固定マグネット212aに向かって発生している。固定マグネット212aは、上述のように下側bに向かってS極が配置されているため、回転検出マグネット211のS極に反応して反発する。起歪部本体221aは、固定マグネット212aが回転検出マグネット211から受けた磁力に反応して反発することにより軸線x方向上側aに向かって歪みが生じる。
起歪部本体221a及び固定マグネット212aは、回転角θ=90°,270°のとき、回転検出マグネット211のS極とN極との境界部付近が、固定マグネット212aのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の径方向外周側から発生する磁力は、N極及びS極ともに固定マグネット212aからは離れた方向に向かって発生している。このため、固定マグネット212aは、回転検出マグネット211のS極に反応して反発する磁力が弱い、または磁力が発生していない。従って、起歪部本体221bは、回転角θ=90°,270°のとき、歪みが極小、または生じていない。
また、センサユニット20は、回転角θ=180°のとき、回転検出マグネット211のN極の中点付近が、固定マグネット212aのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の外周部から、N極の磁力が、起歪部本体221aの軸線x方向下側bの面に取り付けられている固定マグネット212aに向かって発生している。固定マグネット212aは、上述のように下側bの面にS極が配置されているため、回転検出マグネット211のN極に吸引される。起歪部本体221aは、固定マグネット212aが回転検出マグネット211から受けた磁力に反応することにより軸線x方向下側bに向かって歪みが生じる。
一方、起歪部本体221b及び固定マグネット212bは、起歪部本体221a及び固定マグネット212aとは異なる位相、具体的には、周方向に90°異なる位置に設けられている。このため、起歪部本体221b及び固定マグネット212bは、回転角θ=0°,360°のとき、回転検出マグネット211のS極とN極との境界部付近が、固定マグネット212bのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の径方向外周側から発生する磁力は、N極及びS極ともに固定マグネット212bからは離れた方向に向かって発生している。このため、固定マグネット212bは、回転検出マグネット211のS極に反応して反発する磁力は弱い、または磁力が発生していない。従って、起歪部本体221bは、回転角θ=0°,360°のとき、歪みが極小、または生じていない。
また、センサユニット20は、回転角θ=90°のとき、回転検出マグネット211のS極の中点付近が、固定マグネット212aのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の径方向外周側から、S極の磁力が、起歪部22の起歪部本体221bの軸線x方向下側bの面に取り付けられている固定マグネット212bに向かって発生している。固定マグネット212bは、上述のように下側bに向かってS極が配置されているため、回転検出マグネット211のS極に反応して反発する。起歪部本体221bは、固定マグネット212bが回転検出マグネット211から受けた磁力に反応することにより軸線x方向上側aに向かって歪みが生じる。
また、センサユニット20は、回転角θ=270°のとき、回転検出マグネット211のN極の中点付近が、固定マグネット212bのS極と径方向において対向している。このとき、回転検出マグネット211の外周部から、N極の磁力が、起歪部本体221bの軸線x方向下側bの面に取り付けられている固定マグネット212bに向かって発生している。固定マグネット212bは、上述のように下側bの面にS極が配置されているため、回転検出マグネット211のN極に吸引される。起歪部本体221bは、固定マグネット212bが回転検出マグネット211から受けた磁力に反応することにより軸線x方向下側bに向かって歪みが生じる。
図8は、モータ1のセンサユニット20が有する歪みセンサ23a,23bが出力する歪み量ε1,ε2の波形と回転軸11の回転位置との関係を示す図である。図8において、横軸は、回転軸11及び回転検出マグネット211の回転角θを示している。また、図8において、縦軸は、歪みセンサ23a,23bが出力する歪み量ε1,ε2を示している。
図8に示すように、歪みセンサ23a,23bは、上述した回転軸11に取り付けられている回転検出マグネット211の回転位置と固定マグネット212a,212bとの位置の関係により、それぞれの位置に対応した歪み量ε1,ε2を示す電気信号(歪み信号)を出力する。
具体的には、起歪部本体221aに取り付けられている固定マグネット212aが回転検出マグネット211の磁力に反応して反発することにより、回転角θ=0°,360°のとき、起歪部本体221aに取り付けられている歪みセンサ23aが出力する歪み量ε1は、延び方向(プラス方向)に最も大きな値となる。一方、起歪部本体221bに取り付けられている固定マグネット212bが回転検出マグネット211の磁力に反応して反発することにより、回転角θ=90°のとき、起歪部本体221bに取り付けられている歪みセンサ23bが出力する歪み量ε2は、延び方向(プラス方向)に最も大きな値となる。
また、起歪部本体221aに取り付けられている固定マグネット212aが回転検出マグネット211の磁力に反応して吸引されることにより、回転角θ=180°のとき、起歪部本体221aに取り付けられている歪みセンサ23aが出力する歪み量ε1は、引っ張り方向(マイナス方向)に最も大きな値となる。一方、起歪部本体221bに取り付けられている固定マグネット212bが回転検出マグネット211の磁力に反応して吸引されることにより、回転角θ=270°のとき、起歪部本体221bに取り付けられている歪みセンサ23bが出力する歪み量ε2は、引っ張り方向(マイナス方向)に最も大きな値となる。
モータ1は、回転角θ=90°,270°のとき、回転検出マグネット211のN極またはS極の中点付近が、周方向において固定マグネット212aから離間した位置にある。このとき、回転検出マグネット211の径方向外周側から発生する強い磁極の磁力は、上記中間位置に向かって発生している。このため、起歪部22に取り付けられている固定マグネット212aは、いずれも回転角θ=0°,180°,360°のときよりも弱い磁力により吸引または反発し、起歪部本体221aにはその磁力に応じた歪みが生じる。また、モータ1は、回転角θ=0°,180°,360°のとき、回転検出マグネット211のN極またはS極の中点付近が、周方向において固定マグネット212bから離間した位置にある。このため、起歪部22に取り付けられている固定マグネット212bは、いずれも回転角θ=90°,270°のときよりも弱い磁力により吸引または反発し、起歪部本体221bにはその磁力に応じた歪みが生じる。
図8に示すように、モータ1は、歪みセンサ23aが出力する歪み量ε1及び歪みセンサ23bが出力する歪み量ε2により、回転軸11の1回転(360°)の1周期に応じてセンサユニット20が有する歪みセンサ23a,23bの歪み量ε1,2の変化を示す波形を取得することができる。この波形は、回転軸11が1回転するごとに1つのパルスを出力する信号、すなわち、歪み信号として認識することができる。また、この歪みセンサ23a,23bが出力する歪み量ε1,ε2の信号(歪み信号)の波形は、回転検出マグネット211の等分に配置されている磁極の極数分に応じた信号である。
ここで、歪みセンサ23a,23bの歪み量ε1,ε2の変化を示す波形は、起歪部本体221a,221b、固定マグネット212a,212b、及び歪みセンサ23a,23bの周方向における取り付け位置の相違に起因して、位相が、例えば、90°異なっている。モータ1によれば、センサユニット20の複数の歪みセンサ23a,23bから出力される歪み量ε1,ε2の変化を示す波形の位相の相違を利用して、回転検出マグネット211、つまり、回転軸11の周方向(回転方向)における絶対位置を検出することができる。
なお、起歪部22における起歪部本体221a,221b及び固定マグネット212a,212bの位相の相違は、上述のように90°に限定されない。つまり、センサユニット20において、歪みセンサ23a,23bが取り付けられている起歪部本体221a,221bの位相差(0°~180°)に応じて出力される歪み信号を用いて回転軸11の絶対位置を取得することができる。
図9は、本発明の実施の形態に係るモータ駆動制御装置30の構成を概略的に示す機能ブロック図である。モータ駆動制御装置30は、以上説明したモータ1の駆動を制御する方法(モータ駆動制御方法)を実行する。モータ駆動制御装置30は、例えば、MCU(Micro Controller Unit)のように、本発明に係るモータ駆動制御装置による下記の機能ブロックを実現するためのプログラムを含む各種コンピュータプログラムを実行可能な情報処理装置と、コンピュータプログラムやプログラム実行時のデータなどを記憶するROM(Read Only Memory)のような記憶装置とにより実現される。
図9に示すように、モータ駆動制御装置30は、回転位置信号処理回路31と、制御部32と、PWM信号生成回路33と、モータ駆動部34とを備える。
回転位置信号処理回路31は、モータ1のセンサユニット20が有している歪みセンサ23a,23bが出力する、起歪部本体221a,221bに生じる歪み量ε1,ε2に応じた歪み信号を増幅する。また、回転位置信号処理回路31は、歪みセンサ23a,23bが出力したアナログ信号である歪み信号をA/D変換処理してデジタル信号にする。それぞれの歪み信号は、上述のようにモータ1のモータ本体10が有する回転軸11が1回転するごとに、回転軸11を中心として周方向に対してN極とS極との磁極が等分に配置されている回転検出マグネット211の周方向における回転位置により変化する磁極及び磁力に応じて変化する。そして、複数の歪み信号は、図6に示したように1回転ごとに1つの周期のパルス波形が所定(例えば、90°)の位相のずれが生じて出力される。そして、回転位置信号処理回路31は、これらの位相の異なる複数の歪み信号と位相差とに基づいて回転軸11の回転方向の絶対的な位置を示す位置信号を算出して出力する。なお、回転軸11の回転方向の絶対的な位置の算出は、回転位置信号処理回路31の代わりに、制御部32で行うようにしてもよい。
制御部32は、位置信号に応じてモータ1の回転数を制御する制御信号(PWMデータ)、つまりモータ1を所望の回転数で駆動するのに必要なパルス幅を設定するための信号を出力する。
PWM信号生成回路33は、制御部32から出力された制御信号に基づいてPWM信号をモータ駆動部34に出力する。
モータ駆動部34は、PWM信号生成回路33から出力されたPWM信号に基づいてモータ1を駆動するための駆動信号を出力する。
以上のように、モータ1は、モータ本体10の回転軸11の回転を検出するセンサユニット20が、回転軸11に回転可能に支持されている回転検出マグネット211と、回転検出マグネット211の回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する複数の固定マグネット212a,212bと、固定マグネット212a,212bの反応に応じて歪みが発生する複数の起歪部本体221a,221bと、起歪部本体221a,221bの歪みに応じた歪み信号を出力する歪みセンサ23a,23bとを有する。このように構成されているモータ1によれば、回転検出マグネット211及び固定マグネット212により、回転軸11の回転位置により変化する磁極及び磁力に応じて歪みセンサ23a,23bが取り付けられている起歪部本体221a,221bに、回転軸11の1回転に応じて位相の異なる1パルスの周期的な歪みが生じることで、回転軸11の絶対的な位置、この位置に基づいて回転軸11の速度を検出することができる。また、モータ1によれば、回転軸11に取り付けられている回転検出マグネット211と、その径方向外周側に取り付けられている固定マグネット212a,212bの回転検出マグネット211に対する磁力による反発または吸引に応じて起歪部22に生じる歪みに応じて歪み信号を出力する歪みセンサ23a,23bという簡易な構成により、回転軸11の絶対的な位置を算出することができる。
すなわち、モータ1は、固定マグネット212a,212bが取り付けられている起歪部本体221a,221bが、例えば、互いに前記回転軸の周方向に90度回転した位置に設けられている。このため、モータ1によれば、このように設けられている起歪部本体221a,221bに生じる歪み量ε1,ε2に応じて出力される位相の異なる複数の歪み信号により、回転軸11の絶対的な位置を算出することができる。
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のモータの構成を適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、回転検出マグネット211は、上述のように円環状に形成されているのが好ましいが、その形状は限定されない。
また、例えば、起歪部22及び歪みセンサ23a,23bを複数有するように構成した場合は、複数の歪みセンサ23a,23b出力した歪み量ε1,ε2の値を比較することで、歪み量ε1,ε2の値に含まれるノイズのキャンセル処理、あるいは歪み量εの値に対する温度補償処理などを行うことができる。
また、例えば、起歪部22は、図1乃至図6に示したように磁石またはコイルによる電磁石により形成されている固定マグネット212a,212bとは別体で構成されているものには限定されず、例えば、起歪部22全体が磁石またはコイルによる電磁石により形成されているものであってもよい。
図10は、本発明の実施の形態に係る変形例の構成のモータ1Aを概略的に示す斜視図である。図11は、モータ1Aの上面図である。
図10及び図11に示すように、モータ1Aのセンサユニット20Aは、モータ1Aにおいて、起歪部本体221aA,221bAは、支持部222Aの径方向外周側から回転軸11の中心に向かって延びるように形成されている。起歪部本体221aA,221bAの径方向内周側の先端部には、固定マグネット212aA,212bAが取り付けられている。そして、歪みセンサ23a,23bは、支持部222Aの外周端部223Aに取り付けられて起歪部本体221aA,221bAに生じる歪みを検出する。
以上のように、モータ1Aのセンサユニット20Aは、起歪部本体221aA,221bA及び支持部222Aが、必ずしも一体に形成されている必要はない。支持部222Aは、例えば、モータ1Aのように、複数の起歪部本体221aA,221bAを支持する構造を有していれば、別体であってもよい。また、モータ1Aにおいて、起歪部本体221aA,221bAの形状は、特に限定されず、例えば、ケース部15の外周部から内周側に向かって延びる棒状に形成されていてもよい。
1,1A…モータ、10…モータ本体、11…回転軸、12…ロータマグネット、13…ステータ、14…軸受部、15…ケース部、20,20A…センサユニット、22…起歪部、23a,23b…歪みセンサ、30…モータ駆動制御装置、31…回転位置信号処理回路、32…制御部、33…信号生成回路、34…モータ駆動部、131…ステータコア、132…インシュレータ、133…コイル、151…回転検出マグネット収容部、153…軸受ハウジング、154…ステータ支持部、157,157A…ベース部、211…回転検出マグネット、212a,212b,212aA,212bA…固定マグネット、221a,221b,221aA,221bA…起歪部本体、222,222A…支持部、223,223A…外周端部、224…開口部、225…切り欠き部

Claims (8)

  1. 回転軸を回転させるモータ本体と、前記回転軸の回転を検出するセンサユニットと、を備えるモータであって、
    前記センサユニットは、
    前記回転軸に回転可能に支持されている回転検出マグネットと、
    互いに前記回転軸の周方向において離間した位置に設けられていて、前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する複数の固定マグネットと、
    複数の前記固定マグネットに対応して設けられていて、前記固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する複数の起歪部と、
    複数の前記起歪部の歪みに応じた歪み信号をそれぞれ出力する複数の歪みセンサと、
    を有していて、
    複数の前記固定マグネットは、
    前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第1固定マグネットと、前記第1固定マグネットと前記回転軸の周方向において離間した位置に設けられていて、前記回転検出マグネットの回転位置により変化する磁極及び磁力に反応する第2固定マグネットと、を含み、
    複数の前記起歪部は、
    前記第1固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する第1起歪部と、前記第1起歪部と前記回転軸の周方向において離間した位置に設けられていて、前記第2固定マグネットの反応に応じて歪みが発生する第2起歪部と、を含み、
    複数の前記歪みセンサは、
    前記第1起歪部の歪みに応じた歪み信号を出力する第1歪みセンサと、前記第2起歪部の歪みに応じた歪み信号を出力する第2歪みセンサと、を含む、モータ。
  2. 複数の前記起歪部は、平板状に形成されていて、厚み方向において前記回転検出マグネットと対向していて、
    複数の前記固定マグネットは、それぞれ前記起歪部の前記回転検出マグネットに対向する面に実装されていて、
    複数の前記歪みセンサは、それぞれ前記起歪部における前記固定マグネットが実装されている面とは反対の面に実装されている、
    請求項1に記載のモータ。
  3. 前記固定マグネットは、前記回転軸の軸線方向に着磁されている、
    請求項1または2に記載のモータ。
  4. 複数の前記固定マグネットは、それぞれ前記回転検出マグネットの径方向外周側に設けられている、
    請求項1に記載のモータ。
  5. 複数の前記固定マグネットは、互いに前記回転軸の周方向に90度回転した位置に設けられていて、
    複数の前記歪みセンサは、複数の前記固定マグネットのそれぞれに対応して生じる複数の前記起歪部の歪みを検出可能な位置に設けられている、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記回転検出マグネットは、磁極が外周部における前記回転軸の中心に向かって対向する位置に配置されている、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. モータが備える前記回転軸の回転位置を示す位置信号を出力する回転位置信号処理回路と、
    前記位置信号に応じて前記モータの回転数を制御する制御信号を出力する制御部と、
    を備えるモータ駆動制御装置であって、
    前記モータは、請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータであり、
    前記回転位置信号処理回路は、前記モータの前記センサユニットが有している複数の前記歪みセンサがそれぞれ出力する複数の歪み信号を処理して前記位置信号を出力する、
    モータ駆動制御装置。
  8. モータが備える前記回転軸の回転位置を示す位置信号を出力する回転位置信号処理ステップと、
    前記位置信号に応じて前記モータの回転数を制御する制御信号を出力する制御ステップと、
    を実行するモータ駆動制御方法であって、
    前記モータは、請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータであり、
    前記回転位置信号処理ステップでは、前記モータの前記センサユニットが有している前記歪みセンサが出力する歪み信号を処理して前記位置信号を出力する、
    モータ駆動制御方法。
JP2019171214A 2019-09-20 2019-09-20 モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法 Active JP7344064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019171214A JP7344064B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019171214A JP7344064B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021048743A JP2021048743A (ja) 2021-03-25
JP7344064B2 true JP7344064B2 (ja) 2023-09-13

Family

ID=74878877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019171214A Active JP7344064B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7344064B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252096A (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Mitsuba Corp ブラシレスモータ
JP2011072061A (ja) 2009-09-24 2011-04-07 Panasonic Corp インバータ制御装置と電動圧縮機および電気機器
JP2013050172A (ja) 2011-08-31 2013-03-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 電磁サスペンション
JP2014171293A (ja) 2013-03-01 2014-09-18 Mitsuba Corp 冷却ファンの制御装置、及び制御方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6142408U (ja) * 1984-08-24 1986-03-19 横河電機株式会社 角度変換器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007252096A (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Mitsuba Corp ブラシレスモータ
JP2011072061A (ja) 2009-09-24 2011-04-07 Panasonic Corp インバータ制御装置と電動圧縮機および電気機器
JP2013050172A (ja) 2011-08-31 2013-03-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 電磁サスペンション
JP2014171293A (ja) 2013-03-01 2014-09-18 Mitsuba Corp 冷却ファンの制御装置、及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021048743A (ja) 2021-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102066879B (zh) 磁编码器及致动器
JP5551408B2 (ja) 回転角度検出装置
JP5764929B2 (ja) 直動回転アクチュエータ
JP5306384B2 (ja) モータ
US20120229066A1 (en) Variable field magnet rotating electrical machine
US9293976B2 (en) Stepping motor and system thereof
EP3407024A1 (en) Halbach array for rotor position sensing
JP2007014189A (ja) ブラシレスdcモーターおよびモーターの磁気補償方法
KR20060101998A (ko) 교류모터의 로터 위치 감지 장치
JP7344064B2 (ja) モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法
JP7301698B2 (ja) モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法
JP2012120423A (ja) 電動機
JP7336329B2 (ja) モータ、モータ駆動制御装置及びモータ駆動制御方法
US6362549B1 (en) Magnetic bearing device
JP2006090831A (ja) 回転センサ付軸受
JP2016093093A (ja) 電動モータ
JP5623219B2 (ja) モータ
JP4414217B2 (ja) 磁気式エンコーダ装置内蔵モータ
JP2008215514A (ja) 補助転がり軸受を有する高剛性転がり軸受装置
JP2008215513A (ja) 電磁石による予圧付与構造を有する転がり軸受装置
JP2007252039A (ja) ブラシレスモータ
JP4877599B2 (ja) Srモータの回転角度検出装置
US20230221147A1 (en) Rotation angle detector
JP5440125B2 (ja) エンコーダ
JP2007043814A (ja) 回転センサ内蔵モータ

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20220209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7344064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150