JP7343338B2 - medical diagnostic system - Google Patents
medical diagnostic system Download PDFInfo
- Publication number
- JP7343338B2 JP7343338B2 JP2019167721A JP2019167721A JP7343338B2 JP 7343338 B2 JP7343338 B2 JP 7343338B2 JP 2019167721 A JP2019167721 A JP 2019167721A JP 2019167721 A JP2019167721 A JP 2019167721A JP 7343338 B2 JP7343338 B2 JP 7343338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gantry
- subject
- standing
- detection
- detection range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 199
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 59
- 230000006870 function Effects 0.000 description 212
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 58
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 56
- 238000000034 method Methods 0.000 description 46
- 230000008569 process Effects 0.000 description 34
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 30
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 25
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 4
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 3
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002595 magnetic resonance imaging Methods 0.000 description 2
- 238000002600 positron emission tomography Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 238000002603 single-photon emission computed tomography Methods 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
本発明の実施形態は、医用診断システムに関する。 Embodiments of the present invention relate to medical diagnostic systems.
従来、立位や座位などの種々の体位の被検体を撮像するCT装置等の医用診断システムにおいて、ガントリが上下する際に、被検体と接触することを低減する技術が知られている。例えば、床面にガントリの内径よりも小さい径の円筒状のエリアカバー等の防護部材を設置して被検体がガントリの内径からはみ出ることを低減することにより、ガントリと被検体とが接触する可能性を低減する技術がある。また、立位の体勢の被検体を撮像する装置において、被検体がガントリの内径からはみ出ていることをセンサ等により検知する技術も知られている。 BACKGROUND ART Conventionally, in medical diagnostic systems such as CT apparatuses that image subjects in various body positions such as standing and sitting positions, techniques are known for reducing contact with the subject when a gantry moves up and down. For example, by installing a protective member such as a cylindrical area cover with a diameter smaller than the gantry's inner diameter on the floor to prevent the subject from protruding from the gantry's inner diameter, it is possible for the gantry and the subject to come into contact. There are techniques to reduce this. Furthermore, in a device that images a subject in an upright position, a technique is known in which a sensor or the like is used to detect that the subject protrudes from the inner diameter of a gantry.
本発明が解決しようとする課題は、ガントリが上下移動する医用診断システムにおける安全性を向上させることである。 The problem to be solved by the present invention is to improve the safety in a medical diagnostic system in which a gantry moves up and down.
実施形態に係る医用診断システムは、ガントリと、撮像部と、検知部と、移動制御部とを備える。ガントリは、上下方向に移動可能である。撮像部は、ガントリ内に設けられ、立位の状態の被検体を撮像する立位モードと、座位の状態の被検体を撮像する座位モードのいずれかのモードで被検体を撮像可能である。検知部は、ガントリの移動範囲に位置する物体を検知可能であり、立位モードと座位モードとで検知範囲を異ならせる。移動制御部は、検知部による検知結果に応じて、ガントリの移動を制御する。 The medical diagnostic system according to the embodiment includes a gantry, an imaging section, a detection section, and a movement control section. The gantry is movable in the vertical direction. The imaging unit is provided within the gantry and is capable of imaging the subject in either a standing mode in which the subject is imaged in a standing position or a sitting mode in which the subject is in a sitting position. The detection unit is capable of detecting objects located within the movement range of the gantry, and has different detection ranges in standing mode and sitting mode . The movement control section controls movement of the gantry according to the detection result by the detection section.
以下、図面を参照しながら、医用診断システムの実施形態について詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the medical diagnostic system will be described in detail with reference to the drawings.
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る立位CT(Computed Tomography)システム1の構成を示すブロック図である。立位CTシステム1は、X線CTシステムであり、本実施形態における医用診断システムの一例である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a standing CT (Computed Tomography)
立位CTシステム1は、被検体Pを撮像可能である。また、本実施形態の立位CTシステム1は、被検体Pを複数の異なる体位で撮像可能である。具体的には、本実施形態の立位CTシステム1は、被検体Pを立位の状態(以下、立位状態という)で撮像する「立位モード」と、被検体Pを座位の状態(以下、座位状態という)で撮像する「座位モード」の2種類の撮像モードを有するものとする。立位状態とは、被検体Pが床面5に起立した状態である。また、座位状態とは、被検体Pが車椅子または椅子(以下、車椅子等という)に座った状態である。
The standing
図1に示すように、本実施形態に係る立位CTシステム1は、架台装置10と、コンソール装置40とを有する。架台装置10とコンソール装置40とは、異なる部屋に設置されても良い。コンソール装置40が設置される部屋を、コンソール室という。立位CTシステム1による撮像中は、技師等の操作者は、コンソール室にいる。
As shown in FIG. 1, the standing
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とを有する。なお、コンソール装置40は架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10にコンソール装置40またはコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれても良い。
The
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。メモリ41は、例えば、投影データやCT画像データを記憶する。また、例えば、メモリ41は、立位CTシステム1に含まれる回路がその機能を実現するためのプログラムを記憶する。なお、メモリ41は、立位CTシステム1とネットワークを介して接続されたサーバ群(クラウド)により実現されても良い。
The
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された各種の画像を表示したり、操作者から各種の操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。ディスプレイ42は、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。ディスプレイ42は、デスクトップ型でも良いし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されても良い。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられても良い。
The
本実施形態のディスプレイ42は、例えば、立位モードと座位モードのいずれかを操作者が選択可能な選択画面を表示する。また、本実施形態のディスプレイ42は、例えば、後述のレーザセンサ3による検知結果を操作者に報知する報知画面を表示する。ディスプレイ42は、表示部ともいう。
The
入力インターフェース43は、操作者から各種の入力操作を受け付けて、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、CT画像データを再構成する際の再構成条件や、CT画像データから後処理画像を生成する際の画像処理条件等の入力操作を操作者から受け付ける。
The
例えば、入力インターフェース43は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等により実現される。なお、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられても良い。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
For example, the
また、入力インターフェース43は、マウスやキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、コンソール装置40とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。
Furthermore, the
処理回路44は、立位CTシステム1全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、スキャン制御機能441、画像生成機能442、および表示制御機能443を備える。スキャン制御機能441は、スキャン制御部の一例である。画像生成機能442は画像生成部の一例である。表示制御機能443は、表示制御部の一例である。
The
スキャン制御機能441は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各種機能を制御する。また、スキャン制御機能441は、架台装置10で行なわれるCTスキャンを制御する。例えば、スキャン制御機能441は、X線管装置11、X線検出器12、X線高電圧装置14、制御装置15、およびDAS18を制御することで、架台装置10における投影データの収集処理を制御する。また、例えば、スキャン制御機能441は、操作者から立位モードまたは座位モードの選択操作を受け付けた場合、選択されたモードを架台装置10の制御装置15に通知する。
The
画像生成機能442は、DAS21から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。なお、前処理を施す前のデータ(検出データ)および前処理後のデータを総称して投影データと称する場合もある。また、例えば、画像生成機能442は、CT画像データを生成する。具体的には、画像生成機能442は、前処理後の投影データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。また、画像生成機能442は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、CT画像データを任意断面の断層像データや3次元画像データに変換する。
The
表示制御機能443は、CT画像、または各種の画像データをディスプレイ42に表示する。また、表示制御機能443は、例えば、立位モードまたは座位モードの選択画面、または、検知結果の報知画面等をディスプレイ42に表示する。
The
図1に示す立位CTシステム1においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ41へ記憶されている。処理回路44は、メモリ41からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路44は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
In the standing
なお、図1においては、スキャン制御機能441、画像生成機能442、および表示制御機能443の各処理機能が単一の処理回路44によって実現される場合を示したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、処理回路44は、複数の独立したプロセッサを組み合わせて構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路44が有する各処理機能は、単一または複数の処理回路に適宜に分散または統合されて実現されても良い。
Note that although FIG. 1 shows a case where each processing function of the
架台装置10は、X線管装置11と、X線検出器12と、ガントリ13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS(Data Acquisition System)18と、投光部30a~30nと、支柱19a,19bと、水平材20とを有する。また、架台装置10が設置された床面5には、受光部31a~31nが設けられる。
The
支柱19a,19b(以下、特に区別しない場合は単に支柱19という)は、床面5に対して垂直に設けられ、ガントリ13を支持する。また、支柱19の内部には、制御装置15が設けられる。支柱19は、例えば、ガントリ13を上下方向に移動させる駆動機構191a,191b(以下、特に区別しない場合は単に駆動機構191という)と、上下方向に延伸する不図示のレールと、を備える。
The
駆動機構191は、例えば、モータおよびアクチュエータ等を備え、制御装置15からの制御の下、ガントリ13を移動または停止させる。また、駆動機構191は、制御装置15からの制御の下、ガントリ13内の回転フレームを回転させる機能を有しても良い。
The drive mechanism 191 includes, for example, a motor and an actuator, and moves or stops the
水平材20は、支柱19aと支柱19bの間に渡された、床面5と水平な部材である。
The
ガントリ13は、内部にX線管装置11と、X線検出器12と、ガントリ13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS(Data Acquisition System)18とを備える。また、ガントリ13は、円筒状の空洞131を有している。空洞131はガントリ13を上下に貫通しているため、ガントリ13の上下にそれぞれ開口部が設けられている。ガントリ13は、ガントリドームまたは架台本体等ともいう。なお、本実施形態で「円筒状」という場合には、円筒の軸に直交する断面が楕円状となるものを含むものとする。また、「円状」という場合にも、楕円状を含むものとする。
The
ガントリ13は、上下方向に移動可能であり、例えば、駆動機構191によって、支柱19に設けられたレール上を上下に移動する。例えば、ガントリ13は、下方の開口部から、被検体Pを収容する。なお、ガントリ13の移動の手段は、図1に示す例に限定されるものではない。また、図1では、駆動機構191は支柱19に設けられるものとしたが、ガントリ13に設けられても良い。
The
ここで、ガントリ13の動作について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るガントリ13の動作の一例を示す図である。
Here, the operation of the
ガントリ13は、撮像に使用されていないときは、図2の一番左の図に示すように、上方に位置する。この状態で、被検体Pがガントリ13の中央の下方に位置する撮像可能範囲132に移動する。
When the
また、図2の中央の図は、ガントリ13が支柱19の上下方向の略中央位置まで下降した状態を示す。ガントリ13がこの状態までの移動を「ハーフストローク」という。
Further, the center diagram in FIG. 2 shows a state in which the
また、図2の一番右の図は、ガントリ13が上下方向の下限位置まで下降した状態を示す。ガントリ13がこの状態までの移動を「フルストローク」という。
Further, the rightmost diagram in FIG. 2 shows a state in which the
ガントリ13の移動範囲は、被検体Pの体位に応じて異なる。立位モードの場合は、ガントリ13の移動範囲はフルストロークであり、座位モードの場合は、ガントリ13の移動範囲はハーフストロークである。
The movement range of the
撮像可能範囲132は、立位モードでの撮像時に被検体Pが位置すべき範囲であり、被検体Pの立ち位置ともいう。床面5における撮像可能範囲132の位置は、ガントリ13の空洞131の開口部と対向する位置である。また、撮像可能範囲132の径の大きさは、ガントリ13の空洞131の径の大きさ以下である。立位状態の被検体Pが撮像可能範囲132に位置する場合に、ガントリ13がフルストロークの移動をした場合、被検体Pの全身が空洞131内に入る。
The imaging
また、座位モードでの撮像時は、被検体Pは車椅子等に座った状態で、撮像可能範囲132に位置する。この場合、被検体Pが撮像可能範囲132の中央に位置しても、被検体Pの脚または車椅子等が撮像可能範囲132の外に出る場合がある。このため、座位モードでの撮像時は、ガントリ13はフルストロークはせず、ハーフストロークで移動する。
Further, when imaging in the sitting mode, the subject P is located in the imaging
被検体Pが座位状態である場合に、ガントリ13がハーフストロークの移動をした場合、被検体Pの上半身が空洞131内に入る。また、ハーフストロークにおける最も低い位置でガントリ13が停止した場合に、ガントリ13の最下部の高さは、車椅子等、および車椅子等に座った状態の被検体Pの脚等に接触しない高さであるものとする。
When the subject P is in a sitting position and the
図1に戻り、X線管装置11は、X線管と偏向部とを有する。X線管は、電子を発生する陰極(フィラメント)と、熱電子の衝突を受けてX線を発生する陽極(ターゲット)とを有する真空管である。X線管は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極から陽極に向けて熱電子を照射して、陽極の焦点においてX線を放出することで、被検体Pに対し照射するX線を発生する。例えば、X線管には、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
Returning to FIG. 1, the
偏向部は、陰極から照射される熱電子を偏向させることで、熱電子の入射方向を変化させ、陽極における焦点の位置を変化させる。すなわち、偏向部は、陽極から放出されるX線の方向を変更する。 The deflection unit deflects the thermoelectrons irradiated from the cathode, thereby changing the incident direction of the thermoelectrons and changing the position of the focal point on the anode. That is, the deflection section changes the direction of the X-rays emitted from the anode.
X線検出器12は、X線を検出する検出素子を複数有する。X線検出器12における各検出素子は、X線管装置11から照射されて被検体Pを通過したX線を検出し、検出したX線量に対応した信号をDAS18へと出力する。
The
また、X線管装置11とX線検出器12とは、ガントリ13内で回転フレームに支持され、空洞131の周囲を回転しながら被検体PへのX線の照射、および被検体Pを通過したX線の検出をしても良い。
The
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)および整流器等の電気回路を有し、X線管装置11に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線管装置11が発生するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であっても良いし、インバータ方式であっても良い。
The X-ray high voltage device 14 has an electric circuit such as a transformer and a rectifier, and includes a high voltage generator that generates a high voltage to be applied to the
ウェッジ16は、X線管装置11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管装置11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管装置11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。例えば、ウェッジ16は、ウェッジフィルタ(wedge filter)やボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウム等を加工したフィルタである。
The
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。なお、コリメータ17は、X線絞りと呼ばれる場合もある。また、図1においては、X線管装置11とコリメータ17との間にウェッジ16が配置される構成を示すが、X線管装置11とウェッジ16との間にコリメータ17が配置される構成であっても良い。
The
DAS18は、X線検出器12が有する各検出素子によって検出されるX線の信号を収集する。例えば、DAS18は、各検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18は、例えば、プロセッサにより実現される。
The
DAS18が生成したデータは、ガントリ13に設けられた送信機および受信機を介して、コンソール装置40へと転送される。DAS18と送信機および受信機との通信手段は例えば光通信を採用できるが、非接触型の他のデータ伝送方式を採用しても良いし、接触型のデータ伝送方式を採用しても良い。
The data generated by the
なお、X線管装置11とX線検出器12は、本実施形態における撮像部の一例である。あるいは、X線管装置11、X線検出器12、X線高電圧装置14、ウェッジ16、コリメータ17、およびDAS18を撮像部の一例としても良い。撮像部を構成する上記の各構成は、立位モードの場合には、立位状態の被検体Pを撮像し、座位モードの場合には、座位状態の被検体Pを撮像する。
Note that the
投光部30a~30n(以下、特に区別しない場合は単に投光部30という)は、ガントリ13に設けられる。例えば、投光部30a~30nは、ガントリ13の開口部に沿って設置される。より詳細には、投光部30a~30nは、空洞131に面したガントリ13の内壁に、空洞131を囲むように円状に設置される。また、投光部30a~30nは、下方に向けてレーザ光32a~32n(以下、特に区別しない場合は単にレーザ光32という)を投光する。なお、図1では説明のためにレーザ光32を図示しているが、レーザ光32は可視光でなくとも良い。
The
受光部31a~31nは、ガントリ13の開口部を床面5に投影した円状の範囲に沿って、床面5に設置される。受光部31a~31nは、投光部30a~30nから投稿されたレーザ光32a~32nを受光し、受光結果を制御装置15に送出する。
The
投光部30a~30nと、受光部31a~31nとは、レーザセンサ3a~3nを構成する。具体的には、投光部30a~30nの各々は、床面5に設置された受光部31a~31n(以下、特に区別しない場合は単に受光部31という)の各々と対になっており、1対の投光部30と受光部31とが、1つのレーザセンサ3を構成する。
The
図1に示す例では、投光部30aと、投光部30aに対向する受光部31aとが1つのレーザセンサ3aを構成し、投光部30nと、投光部30nに対向する受光部31nとが1つのレーザセンサ3nを構成する。すなわち、レーザセンサ3a~3nは、ガントリ13の開口部に沿って設置される。レーザセンサ3は、本実施形態における検知部の一例である。なお、個々のレーザセンサ3a~3nを検知部の一例としても良いし、全てのレーザセンサ3a~3nを総称して1つの検知部としても良い。なお、ガントリ13に設けられた投光部30を、検知部の一例としても良い。
In the example shown in FIG. 1, a
レーザセンサ3は、ガントリ13の移動範囲に位置する物体を検知可能であり、被検体Pの体位に応じて検知範囲を変更する。より詳細には、レーザセンサ3は、ガントリ13が下降を開始する前に、ガントリ13の下方に位置する物体を検知する。本実施形態において、“物体”という場合は、被検体Pを含むものとする。具体的には、レーザセンサ3は、投光部30と受光部31との間に位置する物体を検知する。
The laser sensor 3 is capable of detecting objects located within the movement range of the
例えば、投光部30aと、受光部31aとの間に物体が存在しない場合、受光部31aは、投光部30aが投光したレーザ光32aを受光する。投光部30aと受光部31aとの間に物体が存在する場合は、レーザ光32aが遮られるため、受光部31aは投光部30aが投光したレーザ光32aを受光しない。なお、投光部30、受光部31、およびレーザセンサ3の数は、特に限定されるものではない。また、レーザセンサ3による物体検知の手法は公知の技術を採用することが可能であり、特に限定されるものではない。
For example, when there is no object between the light projecting
図1に示す例では、受光部31は、床面5に埋め込まれており、床面5と受光部31の表面とが段差がなく、平坦な状態になっている。なお、受光部31の設置態様は、これに限定されるものではない。
In the example shown in FIG. 1, the
また、レーザセンサ3a~3nの各々は、制御装置15の制御の下、有効状態と無効状態を個別に切り替え可能である。無効状態となったレーザセンサ3は、物体の検知をしない。このため、制御装置15がレーザセンサ3a~3nのうち、いずれのレーザセンサ3を有効状態にするかによって、レーザセンサ3a~3nの検知範囲が変化する。被検体Pの体位に応じた検知範囲の変更の詳細については後述する。
Further, each of the
制御装置15は、レーザセンサ3による検知結果、またはコンソール装置40からの指示等に基づいて駆動機構191を制御することにより、ガントリ13の動作を制御する。なお、図1では制御装置15は支柱19に設けられるものとしたが、制御装置15はガントリ13またはコンソール装置40に設けられても良い。
The
次に、制御装置15の機能の詳細について説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置15の構成の一例を示すブロック図である。
Next, details of the functions of the
図3に示すように、制御装置15は、メモリ151と、処理回路152とを有する。なお、制御装置15は、さらにディスプレイまたは入力インターフェースを備えても良い。
As shown in FIG. 3, the
メモリ151は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。メモリ151は、例えば、制御装置15に含まれる回路がその機能を実現するためのプログラムを記憶する。
The
処理回路152は、取得機能1521と、検知制御機能1522と、移動制御機能1523と、報知機能1524とを備える。取得機能1521は取得部の一例である。検知制御機能1522は、検知制御部の一例である。移動制御機能1523は、移動制御部の一例である。報知機能1524は、報知部の一例である。なお、処理回路152を移動制御部の一例としても良いし、制御装置15を移動制御部の一例としても良い。
The
制御装置15においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ151へ記憶されている。処理回路152は、メモリ151からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路152は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
In the
なお、図3においては、取得機能1521、検知制御機能1522、移動制御機能1523、および報知機能1524の各処理機能が単一の処理回路152によって実現される場合を示したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、処理回路152は、複数の独立したプロセッサを組み合わせて構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路44が有する各処理機能は、単一または複数の処理回路に適宜に分散または統合されて実現されても良い。
Note that although FIG. 3 shows a case where the processing functions of the
取得機能1521は、コンソール装置40から、各種の制御信号を取得する。例えば、取得機能1521は、撮像開始に伴うガントリ13の移動を指示する制御信号を取得する。取得機能1521は、ガントリ13の移動を指示する制御信号を取得した場合、ガントリ13の移動の指示を、検知制御機能1522と、移動制御機能1523とに送出する。
The
また、取得機能1521は、コンソール装置40から、モードの選択結果、すなわち立位モードと座位モードのいずれが操作者によって選択されたかを通知する信号を取得する。あるいは、取得機能1521は、フルストロークとハーフストロークのいずれかを指示する信号を、コンソール装置40から取得しても良い。取得機能1521は、モードの選択結果を取得した場合、取得したモードの選択結果を検知制御機能1522と、移動制御機能1523とに送出する。
The
また、取得機能1521は、レーザセンサ3から、検知結果を取得する。取得機能1521は、取得した検知結果を、移動制御機能1523と、報知機能1524とに送出する。
Furthermore, the
検知制御機能1522は、被検体Pの体位に応じて、レーザセンサ3の検知範囲を変更する。より詳細には、検知制御機能1522は、取得機能1521によって取得されたガントリ13の移動の指示およびモードの選択結果に応じて、レーザセンサ3の有効状態と無効状態とを切り替える。例えば、ガントリ13の移動の指示を受ける前、つまり通常時は、全てのレーザセンサ3が無効状態であるものとする。そして、検知制御機能1522は、ガントリ13の移動の指示を受けた場合に、モードの選択結果に応じて、全てまたは一部のレーザセンサ3を有効状態に切り替える。
The
ここで、図4~8を用いて、被検体Pの体位に応じた検知範囲の変更の詳細について説明する。図4は、本実施形態に係るガントリ13および支柱19の上面図の一例である。
Here, details of changing the detection range according to the body position of the subject P will be explained using FIGS. 4 to 8. FIG. 4 is an example of a top view of the
図4に示す例では、ガントリ13の開口部に沿って、12個の投光部30a~30lが空洞131を囲むように円状に設置されている。図4では、上方が架台装置10の正面方向を示し、下方が架台装置10の背面方向を示すものとする。なお、図4に示す投光部30の数および設置位置は一例であり、これに限定されるものではない。なお、図4では省略しているが、投光部30a~30lの各々に対応する12個の受光部31が、床面5に設けられているものとする。すなわち、ガントリ13の開口部に沿って、12個のレーザセンサ3a~3lが空洞131を囲むように円状に設置されている。
In the example shown in FIG. 4, twelve
まず、立位モードの場合について説明する。検知制御機能1522は、立位モードの場合には、12個のレーザセンサ3a~3lを全て有効状態にする。この場合、ガントリ13と床面5との間の空間におけるガントリ13の開口部に沿った円筒状の空間領域が、検知範囲となる。該検知範囲を、第1の検知範囲という。
First, the case of standing mode will be explained. The
図5は、本実施形態に係る第1の検知範囲301の上面図の一例である。図5に示すように、第1の検知範囲301は上方から見ると空洞131を囲む円形状となる。レーザセンサ3は、立位モードの場合には、ガントリ13の下方の第1の検知範囲301に位置する被検体P等の物体を検知する。
FIG. 5 is an example of a top view of the
図6は、本実施形態に係る立位モードの場合に投光されるレーザ光32の一例を示す図である。図6では、被検体Pが撮像可能範囲132内の床面5に立位状態で位置する。投光部30a~30lから照射されたレーザ光32(図6では、レーザ光32a,32b,32i,32j,32kを図示する)が、撮像可能範囲132の周囲を囲む第1の検知範囲301に投光されている。もし、被検体Pの身体が撮像可能範囲132の外に出ている場合、被検体Pの身体がレーザ光32を遮ることにより、レーザセンサ3が第1の検知範囲301に物体(被検体Pを含む)が存在することを検知する。
FIG. 6 is a diagram showing an example of the laser beam 32 projected in the standing mode according to the present embodiment. In FIG. 6, the subject P is positioned in an upright position on the
次に、座位モードの場合について説明する。検知制御機能1522は、座位モードの場合には、12個のレーザセンサ3a~3lのうち、一部を有効状態にし、残りを無効状態のままにする。
Next, the case of sitting mode will be explained. In the sitting mode, the
具体的には、検知制御機能1522は、レーザセンサ3a~3lのうち、被検体Pの左右方向に位置するレーザセンサ3を有効状態にする。また、検知制御機能1522は、被検体Pの前後方向(正面方向と背後方向)に位置するレーザセンサ3を無効状態にする。これは、被検体Pが座位状態である場合は、被検体Pの脚や車椅子等の一部が被検体Pの前後方向にせり出すため、撮像可能範囲132からはみ出すためである。すなわち、座位状態の場合、被検体Pの前後方向においては、被検体Pが正常な立ち位置に位置しても、撮像可能範囲132外に被検体Pの身体の一部や他の物体が存在するため、レーザセンサ3による検知の対象としない。また、被検体Pの左右方向においては、座位状態の場合であっても、撮像可能範囲132外に被検体Pの身体の一部や他の物体が存在しないことが正常な状態である。このため、検知制御機能1522は、座位モードの場合も、被検体Pの左右方向のレーザセンサ3は有効状態にする。
Specifically, the
例えば、被検体Pが架台装置10の正面方向(図面4の上方)を向いて座位状態で撮像される場合、検知制御機能1522は、検知制御機能1522は、レーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3h(図4で斜線を付したレーザセンサ3)を有効状態にする。また、検知制御機能1522は、レーザセンサ3i,3j,3k,3e,3d,3c(図4でドットを付したレーザセンサ3)を無効状態のままにする。この場合、ガントリ13と床面5との間の空間におけるガントリ13の開口部に沿った円筒状の空間領域のうち、有効状態のレーザセンサ3によって検知可能な範囲が、検知範囲となる。該検知範囲を、第2の検知範囲という。
For example, when the subject P is imaged in a sitting state facing the front direction of the gantry device 10 (above the drawing 4), the
図7は、本実施形態に係る第2の検知範囲302の上面図の一例である。図7に示すように、第2の検知範囲302は、図5に示した第1の検知範囲301の一部が除外された領域である。より詳細には、第2の検知範囲302は、第1の検知範囲301における被検体Pの前後方向に位置する部分が除外された領域である。また、換言すれば、第2の検知範囲は、第1の検知範囲の一部である。
FIG. 7 is an example of a top view of the
図8は、本実施形態に係る座位モードの場合に投光されるレーザ光32の一例を示す図である。図8では、被検体Pが架台装置10の正面方向を向いて座位状態で車椅子6に乗っている。図8に示すように、被検体Pの脚および車椅子6の一部は、撮像可能範囲132の外に出ている。しかしながら、座位モードの場合は、ガントリ13はフルストロークではなくハーフストロークで動作するため、図8に示す撮像可能範囲132の外に出ている被検体Pの脚および車椅子6の一部に接触する位置までは下降しない。
FIG. 8 is a diagram showing an example of the laser beam 32 projected in the sitting mode according to the present embodiment. In FIG. 8, the subject P is sitting on the
有効状態の投光部30l,30a,30b,30f,30g,30hから照射されたレーザ光32(図8では、レーザ光32l,32a,32b,32g,32hを図示する)が、第2の検知範囲302に投光されている。もし、被検体Pの身体が、左右方向において、撮像可能範囲132の外に出ている場合、例えば、車椅子6の位置が撮像可能範囲132から左右方向にずれた位置にある場合は、被検体Pの身体または車椅子6がレーザ光32を遮ることにより、レーザセンサ3は、第2の検知範囲302に物体(被検体Pを含む)が存在することを検知する。
The laser beams 32 (in FIG. 8,
なお、図4、7、8においては、被検体Pが架台装置10の正面方向を向いて座位状態で撮像する場合を説明したが、被検体Pの向きはこれに限定されるものではない。例えば、被検体Pは、架台装置10の支柱19aまたは支柱19bの方を向いて(すなわち、架台装置10の正面方向が、被検体Pの左右方向になる向きで)座位状態になっても良い。この場合、検知制御機能1522は、被検体Pの左右方向に位置するレーザセンサ3i,3j,3k,3e,3d,3cを有効状態にする。また、検知制御機能1522は、被検体Pの前後方向に位置するレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hを無効状態にする。また、被検体Pは、架台装置10の正面方向に対して斜めを向いて座位状態になっても良い。
In FIGS. 4, 7, and 8, the case where the subject P is imaged in a sitting position facing the front direction of the
座位モードにおける被検体Pの向きは、例えば、操作者が入力インターフェース43から入力するものとしても良い。この場合、取得機能1521がコンソール装置40から被検体Pの向きを取得し、検知制御機能1522に送出する。
The orientation of the subject P in the sitting mode may be input by the operator from the
図3に戻り、移動制御機能1523は、取得機能1521によって取得されたガントリ13の移動の指示、モードの選択結果、およびレーザセンサ3による検知結果に応じて、ガントリ13の移動を制御する。例えば、移動制御機能1523は、被検体Pの体位に応じた検知範囲内で物体が検知された場合に、ガントリ13の移動を許可しないインタロックの機能を備える。
Returning to FIG. 3, the
具体的には、移動制御機能1523は、立位モードにおいて、ガントリ13の移動の指示を受けた場合であっても、レーザセンサ3によって第1の検知範囲301に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。また、移動制御機能1523は、立位モードにおいて、レーザセンサ3によって第1の検知範囲301に位置する物体が検知されない場合には、ガントリ13の移動の指示に従って、駆動機構191を制御することにより、ガントリ13を移動させる。この場合、移動制御機能1523は、例えば、ガントリ13をフルストロークで上下に移動させる。
Specifically, even if the
また、移動制御機能1523は、座位モードにおいて、ガントリ13の移動の指示を受けた場合であっても、レーザセンサ3によって第2の検知範囲302に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。また、移動制御機能1523は、座位モードにおいて、レーザセンサ3によって第2の検知範囲302に位置する物体が検知されない場合には、ガントリ13の移動の指示に従って、駆動機構191を制御することにより、ガントリ13を移動させる。この場合、移動制御機能1523は、例えば、ガントリ13をハーフストロークで上下に移動させる。
Furthermore, even if an instruction to move the
報知機能1524は、取得機能1521によって取得されたレーザセンサ3による検知結果に基づいて、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302で物体が検知されたことを、報知する。具体的には、報知機能1524は、レーザセンサ3による検知結果に基づいて、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302で物体が検知された位置を、コンソール装置40に送信する。例えば、報知機能1524は、有効状態であるレーザセンサ3a~3nのうち、物体を検知したレーザセンサ3を特定する情報を、コンソール装置40に送信する。
The
上記コンソール装置40および制御装置15についての説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。なお、メモリ41またはメモリ151にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
The word "processor" used in the description of the
次に、以上のように構成された本実施形態の立位CTシステム1で実行される物体検知処理の流れについて説明する。
Next, the flow of object detection processing executed in the standing
図9は、本実施形態に係る立位CTシステム1で実行される物体検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、例えば、コンソール装置40の入力インターフェース43が、操作者による撮像開始の操作を受け付けた場合に開始する。
FIG. 9 is a flowchart showing an example of the flow of object detection processing executed by the standing
制御装置15の取得機能1521は、コンソール装置40から、ガントリ13の移動の指示と、モード選択結果とを取得する(S1)。取得機能1521は、取得結果を検知制御機能1522と、移動制御機能1523とに送出する。
The
検知制御機能1522は、取得機能1521によって取得されたモード選択結果が、立位モードまたは座位モードのいずれであるかを判定する(S2)。
The
検知制御機能1522は、立位モードが選択されたと判定した場合(S2“立位モード”)、全てのレーザセンサ3を有効化する(S3)。例えば、図4で説明した例のように、検知制御機能1522は、12個のレーザセンサ3a~3lを全て有効状態にする。
When the
そして、取得機能1521は、レーザセンサ3a~3lから、検知結果を取得する(S4)。取得機能1521は、取得した検知結果を、移動制御機能1523と、報知機能1524とに送出する。
Then, the
そして、移動制御機能1523は、レーザセンサ3a~3lが、レーザセンサ3a~3lの検知範囲である第1の検知範囲301で物体を検知したか否かを判定する(S5)。
Then, the
移動制御機能1523は、レーザセンサ3a~3lのうちのいずれかが物体を検知している場合、第1の検知範囲301で物体が検知されたと判定する(S5“Yes”)。この場合、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動を許可しない(S6)。
If any of the
また、報知機能1524は、取得機能1521によって取得されたレーザセンサ3による検知結果に基づいて、第1の検知範囲301内で物体が検知されたことを報知する(S7)。例えば、報知機能1524は、レーザセンサ3a~3lのうち、物体を検知したレーザセンサ3を特定する情報を、検知結果としてコンソール装置40に送信する。この場合、コンソール装置40の表示制御機能443は、検知結果に基づく報知画面を、ディスプレイ42に表示する。
Furthermore, the
図10は、本実施形態に係る報知画面420の一例を示す図である。図10に示すように、表示制御機能443は、例えば、有効状態のレーザセンサ3a~3lのうち、物体を検知したレーザセンサ3k,3lを、物体を検知していないレーザセンサ3a~3jとは異なる態様で表示する。表示制御機能443は、物体を検知したレーザセンサ3k,3lの色を変えて表示しても良いし、点滅させても良い。また、表示制御機能443は、報知画面420に、第1の検知範囲301内で物体が検知されたためにガントリ13の移動を許可しないことを操作者に通知するメッセージを表示しても良い。
FIG. 10 is a diagram showing an example of the
なお、報知画面420は図10に示す例に限定されるものではなく、例えば、表示制御機能443は、架台装置10が設置された部屋に設置された撮像装置によって撮像された、第1の検知範囲301を含む静止画または動画を報知画面420に表示しても良い。この場合、操作者は、第1の検知範囲301内のどの位置にどのような物体が存在するかを、報知画面420上で視認することができる。
Note that the
S7の処理の後は、S4の処理に戻り、第1の検知範囲301で物体が検知されなくなるまで、S4~S7の処理を繰り返す。なお、S7の処理の後、このフローチャートの処理を停止し、操作者による再開操作を受けた場合に処理を再開するものとしても良い。
After the processing in S7, the process returns to S4, and the processing in S4 to S7 is repeated until no object is detected in the
また、移動制御機能1523は、レーザセンサ3a~3lのいずれも物体を検知していない場合、第1の検知範囲301で物体が検知されていないと判定する(S5“No”)。この場合、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動を許可する(S8)。
Further, if none of the
そして、立位モードが選択されている場合、移動制御機能1523は、フルストロークでガントリ13を移動させる(S9)。この場合、ガントリ13は、図2の一番右の図に示したように、下限の位置まで下降する。
Then, if the standing mode is selected, the
そして、コンソール装置40のスキャン制御機能441は、架台装置10における投影データの収集処理を制御し、立位状態の被検体Pを撮像する撮像処理を実行する(S10)。
Then, the
そして、移動制御機能1523は、撮像処理の終了後、ガントリ13を上昇させて、元の位置に戻す(S11)。
After the imaging process is completed, the
また、検知制御機能1522は、座位モードが選択されたと判定した場合(S2“座位モード”)、一部のレーザセンサ3を有効化する(S3)。例えば、図4で説明した例のように、検知制御機能1522は、12個のレーザセンサ3a~3lのうち、被検体Pの左右方向に位置するレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hを有効状態にする。また、検知制御機能1522は、被検体Pの前後方向に位置するレーザセンサ3i,3j,3k,3e,3d,3cを無効状態のままにする。
Further, when the
そして、取得機能1521は、有効状態のレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hから、検知結果を取得する(S13)。取得機能1521は、取得した検知結果を、移動制御機能1523と、報知機能1524とに送出する。
Then, the
そして、移動制御機能1523は、レーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hが、レーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hの検知範囲である第2の検知範囲302内の物体を検知したか否かを判定する(S14)。
The
移動制御機能1523は、レーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hのうちのいずれかが物体を検知している場合、第2の検知範囲302内の物体が検知されたと判定する(S14“Yes”)。この場合、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動を許可しない(S15)。
If any of the
また、報知機能1524は、取得機能1521によって取得されたレーザセンサ3による検知結果に基づいて、第2の検知範囲302内で物体が検知されたことを報知する(S16)。例えば、報知機能1524は、有効状態であるレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hのうち、物体を検知したレーザセンサ3を特定する情報を、検知結果としてコンソール装置40に送信する。この場合、コンソール装置40の表示制御機能443は、検知結果に基づく報知画面420を、ディスプレイ42に表示する。
Furthermore, the
図11は、本実施形態に係る報知画面420の他の一例を示す図である。図11では、有効状態であるレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hのうち、レーザセンサ3lが物体を検知している。座位モードの場合は、移動制御機能1523は、図11に示すように、有効状態であるレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hのみを表示対象としても良い。また、移動制御機能1523は、無効状態であるレーザセンサ3i,3j,3k,3e,3d,3cを、有効状態であるレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hとは異なる態様で表示しても良い。
FIG. 11 is a diagram showing another example of the
S16の処理の後は、S13の処理に戻り、第2の検知範囲302で物体が検知されなくなるまで、S13~S16の処理を繰り返す。なお、S16の処理の後、このフローチャートの処理を停止し、操作者による再開操作を受けた場合に処理を再開するものとしても良い。
After the process in S16, the process returns to S13, and the processes in S13 to S16 are repeated until no object is detected in the
また、移動制御機能1523は、有効状態であるレーザセンサ3l,3a,3b,3f,3g,3hのいずれも物体を検知していない場合、第2の検知範囲302で物体が検知されていないと判定する(S14“No”)。この場合、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動を許可する(S17)。
Further, if none of the
そして、座位モードが選択されている場合、移動制御機能1523は、ハーフストロークでガントリ13を移動させる(S18)。この場合、ガントリ13は、図2の中央の図に示したように、支柱19の上下方向の略中央位置まで下降する。
Then, if the sitting mode is selected, the
そして、コンソール装置40のスキャン制御機能441は、架台装置10における投影データの収集処理を制御し、座位状態の被検体Pを撮像する撮像処理を実行する(S19)。そして、移動制御機能1523は、撮像処理の終了後、ガントリ13を上昇させて、元の位置に戻す(S20)。ここで、このフローチャートの処理は終了する。
Then, the
本実施形態における立位CTシステム1の比較例として、架台装置が設置された床にアクリル製のエリアカバー等の防護部材を設置することにより、被検体がガントリと接触することを低減する技術がある。このような比較例においては、床に防護部材を設置するための床堀工事が必要となるため、立位CTシステムの設置場所の制約になる場合があった。
As a comparative example of the standing
また、上述の比較例においては、エリアカバーに隙間がある場合や、エリアカバーの高さが被検体の身長よりも低い場合、エリアカバーが存在する部分と、エリアカバーが存在しない部分とでX線の収集結果に差異が生じてしまう場合があった。 In addition, in the above comparative example, if there is a gap in the area cover or if the height of the area cover is lower than the height of the subject, the area where the area cover is present and the area where the area cover is not present are There were cases where differences occurred in the line collection results.
また、上述の比較例においては、例えば、被検体が転倒した場合等に、エリアカバーのエッジに接触してしまい、被検体の身体に負荷をかける可能性があった。また、エリアカバーがあると被検体の動線が制約されるため、エリアカバー内の被検体の容態が急変した場合等の緊急時に、被検体を迅速に移動させることが困難な場合があった。 Further, in the above-mentioned comparative example, for example, when the subject falls down, there is a possibility that the subject will come into contact with the edge of the area cover, and this will put a load on the subject's body. In addition, since the area cover restricts the flow line of the subject, it may be difficult to move the subject quickly in an emergency such as when the condition of the subject inside the area cover suddenly changes. .
また、座位モードでの撮像の際は、上述の比較例においては、例えば、エリアカバーの一部を開放することにより、被検体の脚または車椅子等がガントリの内径の範囲からはみ出した状態で被検体を固定していた。しかしながら、このような比較例においては、エリアカバーによって車椅子の動線が制約されるため、座位状態の被検体を様々な向きで撮像することは困難な場合があった。 In addition, when imaging in sitting mode, in the comparative example described above, for example, by opening a part of the area cover, the subject's legs or wheelchair may be exposed to the subject with them protruding from the inner diameter of the gantry. The specimen was fixed. However, in such a comparative example, since the flow line of the wheelchair is restricted by the area cover, it may be difficult to image the subject in a sitting state in various orientations.
また、他の比較例においては、立位の体勢の被検体を撮像する装置において、被検体がガントリの内径からはみ出ていることをセンサ等により検知する技術がある。しかしながら、このような比較例においては検知範囲が固定であるため、被検体の様々な体位に対応することが困難な場合があった。 In another comparative example, there is a technique in which, in an apparatus for imaging a subject in an upright position, a sensor or the like is used to detect that the subject protrudes from the inner diameter of a gantry. However, in such a comparative example, since the detection range is fixed, it may be difficult to respond to various body positions of the subject.
これに対して、本実施形態の立位CTシステム1は、レーザセンサ3の検知範囲を被検体Pの体位に応じて変更し、レーザセンサ3による検知結果に応じて、ガントリ13の移動を制御する。このため、本実施形態の立位CTシステム1によれば、撮像の際の被検体Pの体位に応じたガントリ13の移動範囲に被検体Pまたは他の物体が存在する場合に、該被検体Pまたは他の物体を検知し、検知結果に応じてガントリ13の移動を制御することができる。このため、実施形態の立位CTシステム1によれば、防護部材が設置されていなくとも、ガントリ13が被検体Pに接触する可能性を低減することができる。すなわち、本実施形態によれば、ガントリ13が上下移動する立位CTシステム1における安全性を向上させることができる。
In contrast, the standing
また、本実施形態の立位CTシステム1は、立位モードの場合にはガントリ13の開口部に沿った空間領域である第1の検知範囲301に位置する物体を検知し、座位モードの場合には、第1の検知範囲301の一部が除外された第2の検知範囲302に位置する物体を検知する。このため、本実施形態の立位CTシステム1は、立位モードと座位モードで検知範囲を変更することにより、被検体Pが各モードにおける正常な位置からはみ出している場合に、検知することができる。
In addition, the standing
また、本実施形態の立位CTシステム1において、第1の検知範囲301は、ガントリ13と床面5との間の空間におけるガントリ13の開口部に沿った円筒状の空間領域である。また、第2の検知範囲302は、第1の検知範囲301における被検体Pの前後方向に位置する部分が除外された領域である。このため、本実施形態の立位CTシステム1においては、立位モードの場合は被検体Pの全身が撮像可能範囲132からはみ出さないように監視することができると共に、座位モードの場合は、被検体Pの脚または車椅子等が撮像可能範囲132から出ることを許容することができるため、車椅子等に座った状態の被検体Pを撮像することができる。
Furthermore, in the standing
また、本実施形態の立位CTシステム1は、ガントリ13の開口部に沿って設置された1以上のレーザセンサ3を備え、立位モードにおいて、レーザセンサ3によって第1の検知範囲301に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。また、本実施形態の立位CTシステム1は、座位モードにおいて、レーザセンサ3によって第2の検知範囲302に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。このため、実施形態の立位CTシステム1によれば、被検体Pが各モードにおける正常な位置からはみ出している場合、または、各モードにおけるガントリ13の移動範囲に物体が存在する場合に、ガントリ13が被検体P等の物体に接触することを回避することができる。
Further, the standing
また、本実施形態の立位CTシステム1において、1以上のレーザセンサ3a~3nの各々は、ガントリ13の開口部に沿って設置された1つの投光部30と、ガントリ13に対向する床面5に設置された1つの受光部31とを備える。このため、本実施形態の立位CTシステム1によれば、ガントリ13と床面5との間の、ガントリ13と接触する可能性のある位置に存在する被検体P等の物体を検出することができる。また、本実施形態の立位CTシステム1においては、被検体Pの上方からレーザ光32を投光するため、被検体Pがレーザ光32を直視する可能性を低減することができる。
In the standing
なお、本実施形態においては、複数のレーザセンサ3a~3nがガントリ13の開口部に沿って設けられるとしたが、レーザセンサ3の数または位置は、上述の例に限定されるものではない。例えば、1つの投光部30が、ガントリ13の開口部に沿って回転しながらレーザ光32を投光する構成を採用しても良い。当該構成を採用する場合、床面5に撮像可能範囲132の外周に沿って設置された複数の受光部31が該レーザ光32を受光することにより、第1の検知範囲301位置する物体の有無を検知する。また、当該構成を採用する場合、座位モードにおいては、移動制御機能1523は、第2の検知範囲302内に位置する物体の検知結果は採用するが、第2の検知範囲302外に位置する物体の検知結果を採用しないものとする。
Note that in this embodiment, a plurality of
また、本実施形態においては、投光部30はガントリ13の内壁に設けられるものとしたが、投光部30の設置場所はこれに限定されるものではない。また、レーザセンサ3は、架台装置10に含まれるものであっても良いし、架台装置10外に設けられても良い。例えば、投光部30は、ガントリ13の下面における開口部の縁、水平材20、架台装置10が設置された天井、または床面5等に設けられても良い。投光部30が床面5に設けられる場合は、投光部30は、上方にむけてレーザ光32を投光する。この場合、受光部31は、例えば、ガントリ13の内壁、ガントリ13の下面における開口部の縁、水平材20、または架台装置10が設置された天井等に設けられても良い。投光部30は、上方にむけてレーザ光32を投光する。また、レーザセンサ3がレーザ光32の反射を検出可能な機能を有する場合、投光部30と受光部31が共にガントリ13に設けられても良い。
Further, in the present embodiment, the light projecting section 30 is provided on the inner wall of the
なお、本実施形態においては、レーザセンサ3の有効状態と無効状態とを、レーザ光32の投光の有無で切り替えるものとしたが、レーザセンサ3の有効状態と無効状態との切り替えはこれに限定されるものではない。例えば、レーザセンサ3は無効状態であってもレーザ光32の投光を継続し、移動制御機能1523は、無効状態のレーザセンサ3の検知結果を採用しないものとしても良い。また、本実施形態においては、制御装置15がガントリ13の移動の指示を受ける前、つまり通常時は、全てのレーザセンサ3が無効状態であるものとしたが、架台装置10の稼動中は全てのレーザセンサ3が有効状態である状態を通常の状態としても良い。
In addition, in this embodiment, the valid state and the invalid state of the laser sensor 3 are switched depending on whether or not the laser beam 32 is emitted, but the switching between the valid state and the disabled state of the laser sensor 3 is It is not limited. For example, the laser sensor 3 may continue to emit the laser beam 32 even if it is in the disabled state, and the
また、本実施形態においては、ガントリ13の移動の開始前に物体の存在の有無をレーザセンサ3が検知するものとしたが、ガントリ13の移動の開始後も、物体の存在の有無の検知を継続しても良い。例えば、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動を開始した後にレーザセンサ3によって物体が検知された場合は、ガントリ13を停止させるものとしても良い。
Furthermore, in the present embodiment, the laser sensor 3 detects the presence or absence of an object before the
また、本実施形態においては、報知機能1524は、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302で物体が検知された位置を、コンソール装置40に送信するものとしたが、報知の手段はこれに限定されるものではない。例えば、架台装置10またはコンソール装置40がスピーカを備える場合、報知機能1524は、メッセージや警告音等の音声を出力することによって物体が検知されたことを報知しても良い。
Further, in this embodiment, the
なお、本実施形態においては、立位CTシステム1は被検体Pを立位状態または座位状態で撮像可能であるものとしたが、さらに他の体位で撮像可能であっても良い。
In the present embodiment, the standing
なお、本実施形態においては、立位CTシステム1を医用診断システムの一例としたが、医用診断システムはこれに限定されるものではない。例えば、医用診断システムは、立位MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、立位PET(Positron Emission Tomography)装置、立位SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、等であっても良い。
In this embodiment, the standing
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、レーザセンサ3を検知部として採用したが、この第2の実施形態では、測距センサを検知部として採用する。
(Second embodiment)
In the first embodiment described above, the laser sensor 3 is used as the detection section, but in this second embodiment, a distance measurement sensor is used as the detection section.
図12は、本実施形態に係る立位CTシステム1の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態の立位CTシステム1は、図1で説明した第1の実施形態に係る立位CTシステム1におけるレーザセンサ3(投光部30、受光部31)の代わりに、測距センサ7a~7n(以下、特に区別しない場合には、単に測距センサ7という)を備える。測距センサ7は、本実施形態における検知部の一例である。なお、測距センサ7の数は、特に限定されるものではない。立位CTシステム1のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
FIG. 12 is a block diagram showing an example of the configuration of the standing
測距センサ7は、物体との距離を測定可能なセンサである。測距センサ7は、例えば、公知の超音波センサ、あるいは、光学式のセンサ等である。 The distance sensor 7 is a sensor that can measure the distance to an object. The distance measuring sensor 7 is, for example, a known ultrasonic sensor or an optical sensor.
測距センサ7は、例えば、ガントリ13の開口部に沿って設置され、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302に位置する物体とガントリ13との間の距離dを計測する。例えば、図12に示すように、被検体Pの身体の一部が、測距センサ7の第1の検知範囲301内に位置する場合、測距センサ7は、測距センサ7と、第1の検知範囲301に入った被検体Pの身体との間の距離dを計測する。なお、図1ではガントリ13と被検体Pとの距離としたが、例えば、車椅子6等が第2の検知範囲302に位置する場合、測距センサ7は、ガントリ13と車椅子6等との間の距離dを計測する。
The distance measurement sensor 7 is installed along the opening of the
また、本実施形態の立位モードにおける第1の検知範囲301と、座位モードにおける第2の検知範囲302の定義は、第1の実施形態と同様とする。例えば、本実施形態においては、複数の測距センサ7が、ガントリ13の開口部に沿って円状に設置されるものとする。
Furthermore, the definitions of the
測距センサ7は、計測結果を、制御装置15に送信する。
The distance measurement sensor 7 transmits the measurement result to the
図13は、本実施形態に係る制御装置15の構成の一例を示すブロック図である。制御装置15は、第1の実施形態と同様に、メモリ151と、処理回路152とを有する。
FIG. 13 is a block diagram showing an example of the configuration of the
また、本実施形態の制御装置15は、取得機能11521と、検知制御機能11522と、移動制御機能11523と、報知機能11524と、判定機能1525とを備える。判定機能1525は、演算部の一例である。
Further, the
本実施形態の検知制御機能11522は、レーザセンサ3の代わりに測距センサ7を制御する。より詳細には、検知制御機能11522は、第1の実施形態と同様に、立位モードの場合に、全ての測距センサ7を有効状態にし、座位モードの場合には、一部の測距センサ7を有効状態にする。
The
本実施形態の取得機能11521は、第1の実施形態の機能に加えて、測距センサ7から、計測結果を取得する。取得機能11521は、取得した計測結果を、判定機能1525に送出する。
The
判定機能1525は、取得機能11521によって取得された測距センサ7の計測結果に基づいて、ガントリ13と検知された物体との距離dが、閾値以下であるか否かを判定する。判定機能1525は、ガントリ13と検知された物体との距離dが閾値以下であると判定した場合に、ガントリ13と検知された物体との距離dが閾値以下であることを、移動制御機能11523と、報知機能11524とに通知する。本実施形態における閾値は特に限定されるものではない。
The
なお、図13では、測距センサ7は、ガントリ13と検知された物体との距離を直接的に計測していたが、計測結果はこれに限定されるものではない。例えば、判定機能1525は、測距センサ7がガントリ13の上部に位置する場合には、測距センサ7と物体との距離から、測距センサ7からガントリ13の開口部までの距離を減算することにより、ガントリ13と検知された物体との距離dを求めても良い。
Note that in FIG. 13, the distance measurement sensor 7 directly measures the distance between the
移動制御機能11523は、第1の実施形態の機能に加えて、ガントリ13と物体との間の距離が閾値以下になった場合に、ガントリ13を停止させる。
In addition to the functions of the first embodiment, the
報知機能11524は、第1の実施形態の機能に加えて、ガントリ13と物体との間の距離が閾値以下になった場合に、ガントリ13と物体とが接近していることをコンソール装置40に送信する。また、報知機能11524は、音声など他の手法によってガントリ13と物体とが接近していることを報知しても良い。
In addition to the functions of the first embodiment, the
次に、以上のように構成された本実施形態の立位CTシステム1で実行される物体検知処理の流れについて説明する。
Next, the flow of object detection processing executed in the standing
図14は、本実施形態に係る立位CTシステム1で実行される物体検知処理の流れの一例を示すフローチャートである。S1のガントリの移動の指示およびモード選択結果の取得処理から、S2の立位モードと座位モードの判定の処理までは、第1の実施形態と同様である。
FIG. 14 is a flowchart showing an example of the flow of object detection processing executed by the standing
次に、立位モードの場合(S2“立位モード”)、検知制御機能11522は、全ての測距センサ7を有効化する(S101)。そして、取得機能11521は、測距センサ7から計測結果を取得する(S102)。
Next, in the case of standing mode (S2 "standing mode"), the
判定機能1525は、取得機能11521によって取得された測距センサ7の計測結果に基づいて、ガントリ13と検知された物体との間の距離dが、閾値以下であるか否かを判定する(S103)。
The
ガントリ13と検知された物体との間の距離dが、閾値よりも大きいと判定された場合(S103“No”)、移動制御機能11523は、ガントリ13の移動を開始する(S104)。立位モードの場合は、移動制御機能11523は、ガントリ13をフルストロークの移動範囲で移動させる。
If it is determined that the distance d between the
移動制御機能11523がガントリ13を規定の位置まで移動完了させたと判定していない間は(S105“No”)、S102の処理に戻り、取得機能11521は、測距センサ7から計測結果を継続的に取得する。
While the
そして、ガントリ13と検知された物体と間の距離dが、閾値以下であると判定された場合(S103“Yes”)、移動制御機能11523は、ガントリ13の移動を停止する(S106)。また、この場合、報知機能11524は、ガントリ13と物体とが接近していることをコンソール装置40に送信するS(S107)。S107の処理の後は、S102の処理に戻る。
If it is determined that the distance d between the
また、移動制御機能11523がガントリ13を規定の位置まで移動完了させたと判定した場合(S105“Yes”)、S10の撮像処理に進む。S10の処理と、S11のガントリ13を元の位置に戻す処理は、第1の実施形態と同様である。
If the
次に、座位モードの場合(S2“座位モード”)、検知制御機能11522は、一部の測距センサ7を有効化する(S109)。S110の計測結果の取得処理から、S114の報知処理までは、上述のS102からS107までと同様である。ただし、S111の処理においては、移動制御機能11523は、ガントリ13をハーフストロークの移動範囲で移動させる。また、S19の撮像処理と、S20のガントリ13を元の位置に戻す処理は、第1の実施形態と同様である。
Next, in the case of the sitting mode (S2 "sitting mode"), the
このように、本実施形態の立位CTシステム1は、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302に位置する物体とガントリ13との間の距離を計測する1以上の測距センサ7を備え、ガントリ13と物体との間の距離dが閾値以下になった場合にガントリ13を停止させる。このため、本実施形態の立位CTシステム1によれば、第1の実施形態の効果を備えた上で、被検体P等の物体との距離dが閾値以下になるまではガントリ13の移動を継続することができる。
In this way, the standing
なお、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、立位モードと座位モードとで検知範囲を変更したが、座位モードにおいても、立位モードと同様に第1の検知範囲301を測距センサ7の検知範囲としても良い。また、立位モードと座位モードとで、異なる閾値を採用しても良い。
Note that in this embodiment, the detection range is changed between the standing mode and the sitting mode as in the first embodiment, but the
また、測距センサ7の設置位置は、図12の例に限定されるものではなく、例えば、床面5に設けられても良い。
Furthermore, the installation position of the distance measurement sensor 7 is not limited to the example shown in FIG. 12, and may be provided on the
(第2の実施形態の変形例)
上述の第2の実施形態では、移動制御機能11523は、ガントリ13と物体との間の距離が閾値以下になった場合に、ガントリ13を停止させるものとしたが、第1の検知範囲301または第2の検知範囲302に物体が検知された場合にはガントリ13の移動を許可しないインタロックを構成するものとしても良い。
(Modified example of second embodiment)
In the second embodiment described above, the
例えば、本変形例の移動制御機能11523は、立位モードにおいて、測距センサ7によって第1の検知範囲301に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。また、移動制御機能11523は、座位モードにおいて、測距センサ7によって第2の検知範囲302に位置する物体が検知された場合には、ガントリ13を移動しない。
For example, the
なお、本変形例においては、制御装置15は、判定機能1525を備えなくとも良い。また、本変形例においては、測距センサ7は、被検体Pの下方に設置されても良い。例えば、測距センサ7は、床面5に設けられても良い。
Note that in this modification, the
(第3の実施形態)
この第3の実施形態では、立位CTシステム1は、第1の実施形態と同様の構成に加えて、さらに、荷重センサを備える。
(Third embodiment)
In the third embodiment, the standing
図15は、本実施形態に係る荷重センサ8a~8k(以下、特に区別しない場合には単に荷重センサ8という)の設置位置の一例を示す図である。図15に示すように荷重センサ8は、ガントリ13と対向する床面5に設置される。さらに詳細には、荷重センサ8は、立位モードにおける被検体Pの立ち位置1331a,1331bを含む立位範囲133の外に設置される。
FIG. 15 is a diagram showing an example of installation positions of
立ち位置1331a,1331b(以下、立ち位置1331aと立ち位置1331bとを総称する場合は、単に立ち位置1331という)は、立位モードにおいて被検体Pの足が置かれる位置である。図15においては、一例として、被検体Pの左右の足のうちの一方の足が立ち位置1331aに置かれ、もう一方の足が立ち位置1331bに置かれた状態が、正常な立位の姿勢であるものとする。また、図15に示す立位範囲133は、撮像可能範囲132よりも小さい範囲であり、立位モードにおける立ち位置1331を含む円形の領域である。換言すれば、立ち位置1331は、立位範囲133に含まれる。被検体Pの左右の足が立ち位置1331からずれた場合でも、被検体Pの左右の足が立位範囲133内に位置する場合は、被検体Pがガントリ13に接触する可能性は低いものとする。立位範囲133の形状は、例えば撮像可能範囲132を縮小した形状であるが、これに限定されるものではない。なお、立位範囲133を、被検体Pの立ち位置と称しても良い。
The standing
なお、本実施形態においては、図15に示すように、荷重センサ8は立位範囲133の外縁と撮像可能範囲132の外縁の間に設置される。また、荷重センサ8は、撮像可能範囲132の外に設置されても良い。
In this embodiment, as shown in FIG. 15, the load sensor 8 is installed between the outer edge of the
図15に示す荷重センサ8は、第1の荷重センサの一例である。なお、荷重センサ8の数は特に限定されるものではなく、図15では複数の荷重センサ8を記載したが、単一の荷重センサが設置されても良い。 The load sensor 8 shown in FIG. 15 is an example of a first load sensor. Note that the number of load sensors 8 is not particularly limited, and although a plurality of load sensors 8 are shown in FIG. 15, a single load sensor may be installed.
荷重センサ8は、荷重の検出結果を制御装置15に送信する。
The load sensor 8 transmits the load detection result to the
また、本実施形態の立位CTシステム1は、第1の実施形態と同様の構成を備える。
Further, the standing
また、本実施形態の制御装置15は、第1の実施形態と同様に、メモリ151と、処理回路152とを有する。また、処理回路152は、第1の実施形態と同様に、取得機能1521と、検知制御機能1522と、移動制御機能1523と、報知機能1524とを備える。
Further, the
本実施形態の取得機能1521は、第1の実施形態の機能を備えた上で、荷重センサ8から荷重の検出結果を取得する。
The
また、本実施形態の移動制御機能1523は、第1の実施形態の機能に加えて、荷重センサ8によって荷重が検出された場合には、ガントリ13を移動しない。例えば、本実施形態の移動制御機能1523は、立位モードにおいて、ガントリ13の移動の指示を受けた場合に、レーザセンサ3によって第1の検知範囲301に位置する物体が検知されていなくとも、荷重センサ8によって荷重が検出された場合には、ガントリ13を移動しない。
Further, in addition to the function of the first embodiment, the
また、移動制御機能1523は、ガントリ13の移動中に荷重センサ8によって荷重が検出された場合に、ガントリ13を停止させるものとしても良い。なお、移動制御機能1523は、立位モードの場合にのみ、荷重センサ8の計測結果を採用し、座位モードの場合には採用しないものとしても良い。
Further, the
このように、本実施形態の立位CTシステム1によれば、第1の実施形態の効果に加えて、さらに、被検体Pがふらつき等によって立位範囲133から外れ、ガントリ13と接触することを低減することができる。
As described above, according to the standing
なお、本実施形態の構成を、第2の実施形態または第2の実施形態の変形例と組み合せても良い。また、報知機能1524は、荷重センサ8によって荷重が検出された場合に、報知するものとしても良い。例えば、報知機能1524は、コンソール装置40に被検体Pの移動または荷重の変動が検知されたことを送信しても良いし、音声等によって報知をしても良い。
Note that the configuration of this embodiment may be combined with the second embodiment or a modification of the second embodiment. Further, the
(第3の実施形態の変形例)
上述の第3の実施形態では、荷重センサ8は、立位モードにおける被検体Pの立ち位置1331a,1331bの外に設置されるとしたが、本変形例においては、立位範囲133の中に、さらに他の荷重センサが設置される。当該他の荷重センサは、第2の荷重センサの一例である。
(Modification of third embodiment)
In the third embodiment described above, the load sensor 8 is installed outside the standing
例えば、第2の荷重センサは、ガントリ13と対向する床面5において、ガントリ13の開口部を床面5に投影した範囲よりも小さい範囲であって、かつ被検体Pの立位モードにおける立ち位置1331を含む範囲に設置される。一例として、第2の荷重センサは、図15に示す立位範囲133内に設置される
For example, the second load sensor detects an area on the
第2の荷重センサは、被検体Pが、立位範囲133を出ていない場合でも、被検体Pの移動、または被検体Pのふらつき等による荷重の変化を検知する。
The second load sensor detects a change in load due to movement of the subject P, wobbling of the subject P, etc. even when the subject P has not left the
本変形例の報知機能1524は、第2の荷重センサによって被検体Pの移動または荷重の変動が検知された場合に報知する。報知機能1524は、コンソール装置40に被検体Pの移動または荷重の変動が検知されたことを送信しても良いし、音声等によって報知をしても良い。
The
このように、本変形例の立位CTシステム1によれば、被検体Pがガントリ13の第1の検知範囲301に位置していなくとも、被検体Pのふらつき等を検知するため、被検体Pがガントリ13と接近することを未然に回避することができる。
As described above, according to the standing
(その他の変形例)
上述の各実施形態においては、立位モードまたは座位モードが予め選択された後に、物体検知処理が実行されていたが、処理の流れはこれに限定されるものではない。例えば、レーザセンサ3または測距センサ7による検知結果に応じて、立位モードと座位モードとが切り替えられる構成を採用しても良い。例えば、コンソール装置40のスキャン制御機能441は、第1の検知範囲301で物体が検出されない場合には、立位モードでの撮像を実行し、第1の検知範囲301で物体が検出されるが、第2の検知範囲302では物体が検出されない場合には、座位モードでの撮像を実行しても良い。
(Other variations)
In each of the embodiments described above, the object detection process is executed after the standing mode or the sitting mode is selected in advance, but the flow of the process is not limited to this. For example, a configuration may be adopted in which the standing mode and the sitting mode are switched according to the detection result by the laser sensor 3 or the distance measuring sensor 7. For example, if an object is not detected in the
また、コンソール装置40のスキャン制御機能441は、測距センサ7によって計測されたガントリ13と物体との距離dの長さに応じて、立位モードと座位モードとを切り替えても良い。
Further, the
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、ガントリが上下移動する医用診断システムにおける安全性を向上させることができる。 According to at least one embodiment described above, safety in a medical diagnostic system in which a gantry moves up and down can be improved.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, substitutions, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and their modifications are included within the scope and gist of the invention as well as within the scope of the invention described in the claims and its equivalents.
1 システム
3,3a~3n レーザセンサ
5 床面
6 車椅子
7,7a~7n 測距センサ
8,8a~8k 荷重センサ
10 架台装置
11 X線管装置
12 X線検出器
13 ガントリ
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 DAS
19,19a,19b 支柱
20 水平材
30,30a~30n 投光部
31,31a~31n 受光部
32,32a~32n レーザ光
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
131 空洞
132 撮像可能範囲
133 立位範囲
151 メモリ
152 処理回路
301 第1の検知範囲
302 第2の検知範囲
420 報知画面
441 スキャン制御機能
442 画像生成機能
443 表示制御機能
1331,1331a,1331b 立ち位置
1521,11521 取得機能
1522,11522 検知制御機能
1523,11523 移動制御機能
1524,11524 報知機能
1525, 判定機能
1
19, 19a,
Claims (10)
前記ガントリ内に設けられ、立位の状態の被検体を撮像する立位モードと、座位の状態の前記被検体を撮像する座位モードのいずれかのモードで前記被検体を撮像可能な撮像部と、
前記ガントリの移動範囲に位置する物体を検知可能であり、前記立位モードと前記座位モードとで検知範囲を異ならせる検知部と、
前記検知部による検知結果に応じて、前記ガントリの移動を制御する移動制御部と、
を備える医用診断システム。 A gantry that can be moved vertically,
an imaging unit provided in the gantry and capable of imaging the subject in either a standing mode for imaging the subject in a standing position or a sitting mode for imaging the subject in a sitting position; ,
a detection unit capable of detecting an object located within a movement range of the gantry, and having a detection range different between the standing mode and the sitting mode ;
a movement control unit that controls movement of the gantry according to a detection result by the detection unit;
A medical diagnostic system equipped with
請求項1に記載の医用診断システム。 The detection unit is provided in the gantry in the case of the standing mode, and detects the object located in a first detection range that is a spatial region along the opening that accommodates the subject; Detecting the object located in a second detection range from which a part of the first detection range is excluded in the case of sitting mode;
The medical diagnostic system according to claim 1.
前記第2の検知範囲は、前記第1の検知範囲における前記被検体の前後方向に位置する部分が除外された領域である、
請求項2に記載の医用診断システム。 The first detection range is a cylindrical spatial area along the opening in the space between the gantry and the floor surface,
The second detection range is an area in which a portion of the first detection range located in the front-rear direction of the subject is excluded.
The medical diagnostic system according to claim 2.
前記移動制御部は、前記立位モードにおいて前記1以上のレーザセンサによって前記第1の検知範囲に位置する前記物体が検知された場合には、前記ガントリを移動せず、前記座位モードにおいて前記1以上のレーザセンサによって前記第2の検知範囲に位置する前記物体が検知された場合には、前記ガントリを移動しない、
請求項2に記載の医用診断システム。 The detection unit is one or more laser sensors installed along the opening of the gantry,
When the object located in the first detection range is detected by the one or more laser sensors in the standing mode, the movement control unit does not move the gantry and moves the object in the sitting mode. If the object located in the second detection range is detected by the laser sensor, the gantry is not moved;
The medical diagnostic system according to claim 2.
請求項4に記載の医用診断システム。 Each of the one or more laser sensors includes one light projector installed along the opening of the gantry, and one light receiver installed on the floor facing the gantry.
The medical diagnostic system according to claim 4.
前記移動制御部は、前記ガントリと前記物体との間の距離が閾値以下になった場合に前記ガントリを停止させる、
請求項2または3に記載の医用診断システム。 The detection unit is one or more distance measuring sensors that measure the distance between the object located in the first detection range or the second detection range and the gantry,
The movement control unit stops the gantry when the distance between the gantry and the object becomes less than or equal to a threshold.
The medical diagnostic system according to claim 2 or 3.
前記移動制御部は、前記立位モードにおいて前記1以上の測距センサによって前記第1の検知範囲に位置する前記物体が検知された場合には、前記ガントリを移動せず、前記座位モードにおいて前記1以上の測距センサによって前記第2の検知範囲に位置する前記物体が検知された場合には、前記ガントリを移動しない、
請求項2または3に記載の医用診断システム。 The detection unit is one or more distance measuring sensors that measure the distance between the object located in the first detection range or the second detection range and the gantry,
When the object located in the first detection range is detected by the one or more distance measuring sensors in the standing mode, the movement control unit does not move the gantry and moves the object in the sitting mode. not moving the gantry when the object located in the second detection range is detected by one or more distance measuring sensors;
The medical diagnostic system according to claim 2 or 3.
前記移動制御部は、前記第1の荷重センサによって荷重が検出された場合には、前記ガントリを移動しない、
請求項2から7のいずれか1項に記載の医用診断システム。 further comprising a first load sensor installed on a floor surface facing the gantry outside a range including a standing position of the subject in the standing mode;
The movement control unit does not move the gantry when a load is detected by the first load sensor.
The medical diagnostic system according to any one of claims 2 to 7.
前記第2の荷重センサによって前記被検体の移動または荷重の変動が検知された場合に報知する報知部と、をさらに備える、
請求項8に記載の医用診断システム。 A second sensor installed on the floor surface facing the gantry in a range smaller than the range projected onto the floor surface and including the standing position of the subject in the standing mode. load sensor,
further comprising a notification unit that notifies when movement of the subject or variation in load is detected by the second load sensor;
The medical diagnostic system according to claim 8.
前記ガントリ内に設けられ、立位の状態の被検体を撮像する立位モードと、座位の状態の前記被検体を撮像する座位モードのいずれかのモードで前記被検体を撮像可能な撮像部と、 an imaging unit provided in the gantry and capable of imaging the subject in either a standing mode for imaging the subject in a standing position or a sitting mode for imaging the subject in a sitting position; ,
前記立位モードの場合には前記被検体を収容する前記ガントリの開口部に沿った空間領域である第1の検知範囲に位置する物体を検知し、前記座位モードの場合には前記第1の検知範囲の一部が除外された第2の検知範囲に位置する前記物体を検知する検知部と、 In the case of the standing mode, an object located in the first detection range, which is a spatial region along the opening of the gantry that accommodates the subject, is detected; in the case of the sitting mode, the object located in the first detection range is detected. a detection unit that detects the object located in a second detection range from which a part of the detection range is excluded;
前記検知部による検知結果に応じて、前記ガントリの移動を制御する移動制御部と、 a movement control unit that controls movement of the gantry according to a detection result by the detection unit;
を備える医用診断システム。 A medical diagnostic system equipped with
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019167721A JP7343338B2 (en) | 2019-09-13 | 2019-09-13 | medical diagnostic system |
JP2023141278A JP7532618B2 (en) | 2019-09-13 | 2023-08-31 | Medical diagnostic system and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019167721A JP7343338B2 (en) | 2019-09-13 | 2019-09-13 | medical diagnostic system |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023141278A Division JP7532618B2 (en) | 2019-09-13 | 2023-08-31 | Medical diagnostic system and method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021041093A JP2021041093A (en) | 2021-03-18 |
JP7343338B2 true JP7343338B2 (en) | 2023-09-12 |
Family
ID=74861845
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019167721A Active JP7343338B2 (en) | 2019-09-13 | 2019-09-13 | medical diagnostic system |
JP2023141278A Active JP7532618B2 (en) | 2019-09-13 | 2023-08-31 | Medical diagnostic system and method |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023141278A Active JP7532618B2 (en) | 2019-09-13 | 2023-08-31 | Medical diagnostic system and method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7343338B2 (en) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240066A (en) | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Hitachi Medical Corp | X-ray ct apparatus |
JP2018130378A (en) | 2017-02-16 | 2018-08-23 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | X-ray computer tomographic apparatus |
CN109363701A (en) | 2018-09-29 | 2019-02-22 | 上海联影医疗科技有限公司 | A kind of mthods, systems and devices of adjustment scanning gantry interference |
JP2021023545A (en) | 2019-08-05 | 2021-02-22 | 株式会社島津製作所 | Radiographic apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10363003B2 (en) | 2015-11-02 | 2019-07-30 | Toshiba Medical Systems Corporation | X-ray computed tomography imaging apparatus and display apparatus |
-
2019
- 2019-09-13 JP JP2019167721A patent/JP7343338B2/en active Active
-
2023
- 2023-08-31 JP JP2023141278A patent/JP7532618B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240066A (en) | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Hitachi Medical Corp | X-ray ct apparatus |
JP2018130378A (en) | 2017-02-16 | 2018-08-23 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | X-ray computer tomographic apparatus |
CN109363701A (en) | 2018-09-29 | 2019-02-22 | 上海联影医疗科技有限公司 | A kind of mthods, systems and devices of adjustment scanning gantry interference |
JP2021023545A (en) | 2019-08-05 | 2021-02-22 | 株式会社島津製作所 | Radiographic apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7532618B2 (en) | 2024-08-13 |
JP2021041093A (en) | 2021-03-18 |
JP2023155451A (en) | 2023-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9968318B2 (en) | Estimating apparatus, X-ray diagnosis apparatus, and estimating method | |
CN113331854A (en) | Medical information processing apparatus, medical image diagnosis apparatus, and medical information processing method | |
JP2010187812A (en) | Medical bed apparatus | |
JP7343338B2 (en) | medical diagnostic system | |
JP7313818B2 (en) | MEDICAL IMAGE PROCESSING APPARATUS, MEDICAL IMAGE DIAGNOSTIC APPARATUS, AND MEDICAL IMAGE PROCESSING METHOD | |
JP7443153B2 (en) | X-ray computed tomography device and weight distribution sheet | |
US11344275B2 (en) | Medical diagnostic-imaging apparatus | |
US11617547B2 (en) | Medical image diagnostic system and medical image diagnostic apparatus | |
JP7418950B2 (en) | X-ray CT device, imaging planning device, and X-ray CT imaging method | |
JP6818559B2 (en) | Medical diagnostic imaging equipment | |
JP7462506B2 (en) | X-ray computed tomography equipment | |
US11944479B2 (en) | Medical image diagnosis apparatus, x-ray computed tomography apparatus, and medical image diagnosis assisting method | |
JP7566453B2 (en) | X-ray CT scanner and medical image processing device | |
JP7399780B2 (en) | Medical image diagnostic equipment | |
JP2022114281A (en) | X-ray ct apparatus, control method for x-ray ct apparatus, and program | |
JP7210133B2 (en) | X-ray CT device | |
US20230284984A1 (en) | Pet apparatus, pet-ct apparatus, image generation and display method, and nonvolatile computer-readable storage medium storing image generation and display program | |
JP7140566B2 (en) | X-ray CT device and imaging planning device | |
JP2022081295A (en) | Foot switch device, bed device and medical image diagnostic device | |
JP2023070936A (en) | X-ray computer tomographic apparatus | |
JP2024017301A (en) | Medical image diagnostic apparatus, and method of operating medical image diagnostic apparatus | |
JP2023056290A (en) | Medical image diagnostic apparatus, medical information display control apparatus, medical image diagnostic method and program | |
JP2022011905A (en) | Medical information processing device, medical information processing method, program and ct mounted vehicle | |
JP2021186367A (en) | X-ray ct apparatus | |
JP2023067495A (en) | Medical image diagnostic apparatus, x-ray ct apparatus and control method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230516 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7343338 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |