JP7341188B2 - 退職リスク判定システム、退職リスク判定装置、及び退職リスク判定方法 - Google Patents

退職リスク判定システム、退職リスク判定装置、及び退職リスク判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、退職リスク判定システム、退職リスク判定装置、及び退職リスク判定方法に関するものである。
多くの企業にて、退職による人財流出が問題となっている。そのため、社員の退職リスクを分析し、なるべく早く正確に退職予備軍を見つけ出し、人財流出を回避する試みが求められている。
そこで、退職リスクを判定する従来技術として、採用人材の入社後評価を多面的に予測しながら採用活動が実施されるようにする学習モデル構築装置(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、採用を予定している企業(以下、「採用企業」という)の現在又は過去の社員(以下、「既存社員」という)それぞれが所定の職務適正試験を受験した結果を試験データとして取得する試験データ取得手段と、当該既存社員それぞれの社内評価の結果を示す評価データを取得する評価データ取得手段と、当該評価データ取得手段が取得した当該評価データそれぞれをH(高い)、M(中間)、L(低い)の3水準に分けたものを、それぞれの評価ラベルとして取得するラベル取得手段と、当該試験データ取得手段が取得した試験データそれぞれと、これらに対応する当該ラベル取得手段が取得したラベルそれぞれの組を教師データとして教師あり学習を行うことにより、当該採用企業への入社を希望して当該適正試験を受験した入社希望者の入社後評価予測のための学習モデルを構築する学習手段と、を備えるものとなっている。
特開2020-191131号公報
ところが、従来技術にはいくつかの課題が残されている。例えば、モデル学習に用いる各種データの精度に関して期待しにくい点がある。そうしたデータとして想定される、社員らの勤務記録(始業・終業時刻や場所)、および残業記録等のデータは、社員本人が勤怠管理システム等にアクセスし手入力するケースも多い。
その場合、当該社員による単純ミスとは別に、意図的に又は半ば強制的に過少申告等を行う可能性もある。よって、そうして得られるデータを、客観的で精度良好なデータとして無条件に取り扱うことも難しい。
また、上述の精度の問題に加えてデータ鮮度の問題も存在する。上述のモデル学習に用いるデータの一例として、働き方や仕事への意欲、職場環境等に関するアンケートや面談の結果が存在する。
ところが、上述のアンケートや面談が実施される頻度は、社員の入社時、半期ごとの人事評価や目標管理時など、年単位や数ヶ月単位であって、高頻度とはいえない。また、アンケートや面談の実施には相応の時間や手間が必要であり、関係する社員らに多くの負荷を強いることにもなる。
その結果、新鮮なデータを取得してモデル学習に用いることができず、リアルタイムな
退職リスク分析の実施は期待できない。なお、厚生労働省の調査によれば、多くの社員は退職前にその準備を行うことが判明している。そのため、退職リスクは時間変化するとの前提で、リアルタイムな分析が重要となってくる。
そこで本発明の目的は、処理対象となるデータを効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の退職リスク判定システムは、社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置と、前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員又は在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する演算装置と、を有したリスク判定装置を含むことを特徴とする。
また、本発明の退職リスク判定装置は、社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置と、前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員のもの、当該退職済み社員の退職直前期のもの、及び在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の退職リスク判定方法は、情報処理装置が、社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置を備えて、前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員又は在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、処理対象となるデータを効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。
本実施形態の退職リスク判定システムを示すネットワーク構成図である。 本実施形態における退職リスク判定方法のメインフロー例を示す図である。 本実施形態におけるデータ収集フローの例を示す図である。 本実施形態における仮想PCの構成例を示す図である。 本実施形態における仮想PCの操作履歴例を示す図である。 本実施形態における仮想PCからのアップロードタイミングの制御例を示す図である。 本実施形態における仮想PCの管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態におけるパフォーマンスデータ例を示す図である。 本実施形態のデータ収集サーバの構成例を示す図である。 本実施形態におけるデータの種別分類フローの例を示す図である。 本実施形態における接続情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるファイル操作情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるサイト閲覧情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるパフォーマンスデータテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態におけるデータ集計フローの例を示す図である。 本実施形態における月毎のデータ集計テーブルの例を示す図である。 本実施形態における退職者の退職直前期のデータテーブルの例を示す図である。 本実施形態における退職者と在籍者データをマージしたテーブルの例を示す図である。 本実施形態における分析に必要なテーブルの例を示す図である。 本実施形態における説明変数一覧の例を示す図である。 本実施形態のリスク判定サーバの構成例を示す図である。 本実施形態における退職リスク学習のフロー例を示す図である。 本実施形態における退職リスク判定のフロー例を示す図である。 本実施形態における退職リスク出力結果テーブルの例を示す図である。 本実施形態における別ツールの結果と組み合わせた退職リスク出力結果テーブルの例を示す図である。 本実施形態における退職者の行動特徴分析のフロー例を示す図である。 本実施形態における相関パラメータテーブルの例を示す図である。 本実施形態における退職者の行動データ画面例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の退職リスク判定システム10を示すネットワーク構成例を示す図である。図1に示す退職リスク判定システム10は、処理対象となるデータを効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能とするコンピュータシステムである。
本実施形態の退職リスク判定システム100は、図1で示すように、ネットワーク1を介して、社員が業務使用する仮想PC20、仮想PC20の管理サーバ30、社員端末40、リスク判定サーバ100、データ収集サーバ150、及び外部判定創始200が通信可能に接続されている。
本実施形態の退職リスク判定システム10を主として構成するリスク判定サーバ100(退職リスク判定装置)は、仮想PC20の管理サーバ30やデータ収集サービス150(さらには必要に応じて外部判定装置200)と連携して、仮想PCの操作履歴やパフォーマンスデータ(リソース消費履歴)のデータを、高頻度かつ適宜継続的に取得し、退職リスク判定を実行する。退職リスク判定は、機械学習で生成し、適宜チューニングしている退職リスク判定モデル110(詳細は後述)によって行うものとする。
したがって、退職リスク判定システム10は、リスク判定サーバ100の他に、仮想PC20の管理サーバ30、データ収集サーバ150、及び外部判定装置200の少なくともいずれかを組み合わせて構成すると想定できる。
なお、仮想PC20は、例えば、適宜なハードウェアリソース(管理サーバ30が提供
するものでもよいし、別途、適宜なシステムが提供するものでもよい)をベースに仮想的に構成されたもので、ネットワーク1を介して利用可能に提供される。
また、社員端末40は、会社の社員それぞれが上述の仮想PC20を利用する際に使用する端末である。この社員らは、社員端末40を操作し、ネットワーク1を介して管理サーバ30にアクセスし、管理サーバ30におけるログオン処理を経て仮想PC20のデスクトップを操作する。社員端末40の具体的な例としては、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンなどを想定できる。
また、仮想PC20の管理サーバ30は、上述の仮想PC20に関するアクセス管理やスケーラビリティ管理など、適宜な制御を行うサーバ装置である。この管理サーバ30が、仮想PC20それぞれにおけるリソース消費を監視し、そのデータであるパフォーマンスデータをデータ収集サーバ150に配信している。
また、データ収集サーバ150は、仮想PC20(のエージェント)からリアルタイムに又は高頻度の一定間隔で配信される、当該仮想PC20における社員の操作履歴を取得し、これをリスク判定サーバ100に提供するサーバ装置である。このデータ収集サーバ150は、上述の管理サーバ30から得るパフォーマンスデータも、同様にリスク判定サーバ100に配信する。
また、外部判定装置200は、リスク判定サーバ100とは異なるロジックで退職リスク判定を行う装置である。この外部判定装置200は、上述のロジックは、例えば、既存技術によって既に市場展開されているものを適宜想定すればよい。
外部判定装置200は、リスク判定サーバ100における退職リスク判定処理に際し、判定対象となっている社員に関して、リスク判定サーバ100や管理サーバ30、或いはデータ収集サーバ150などの適宜な装置から当該社員に関するデータを取得し、当該データに基づいた退職リスク判定を行うものである。この判定の結果は、リスク判定サーバ100に提供され、リスク判定サーバ100における退職リスク判定結果とマージされることとなる(勿論、必須ではない)。
<退職リスク判定方法>
続いて、本実施形態における退職リスク判定方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する退職リスク判定方法に対応する各種動作は、退職リスク判定システム10を構成する、主として退職リスク判定装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図2は、本実施形態における退職リスク判定方法のメインフロー例を示す図である。まず、仮想PC20及びデータ収集サーバ150の協働により、仮想PC20の操作履歴及びパフォーマンスデータの収集(Step1)を行う。
その詳細を、図3~図8に基づいて説明する。このデータ収集のステップは、まず、仮想PC20が主導する。その処理の内訳としては、図3で示すとおり、操作履歴データ収集(Step1-1)、及びパフォーマンスデータ収集(Step1-2)である。
なお、仮想PC20の構成例としては、図4に示すものを想定する。本実施形態における仮想PC20は、記憶装置21、メモリ23、CPU24、及び通信装置25を有している。
このうちメモリ23には、ログイン時間、ログオフ時間、及び接続元IPに関するデー
タを収集する接続関連データ収集機能231、アクセスしたURLの値を収集するアクセス先収集機能232、オープンしたファイルのデータを収集するファイル操作収集機能233、これら各収集機能で得た操作履歴をリスク判定サーバ100に送信するデータアップロード機能234を備える。
これら機能は、CPU24が、例えば記憶装置21で保持する対応プログラムを実行することで実装される。なお、上述の収集機能らが得た操作履歴211は、例えば一定時間分、記憶装置21に格納・保持される。
上述の操作履歴211の具体的な例を図5に示す。ここで示す操作履歴211は、当該操作履歴が観測された乃至取得された日時をキーに、当該日時に行われた操作、及び当該操作の種別といった値を対応付けたものとなる。操作欄の値としては、仮想PC20のログイン時間、ログオフ時間、及び接続元IPに関するデータ、アクセスしたURL、オープンしたファイル名、が該当する。
なお、仮想PC20のデータアップロード機能234は、例えば、データ収集サーバ150のデータ収集タイミングコントロール機能1531(後述)による指示を受けて、当該指示の示すタイミングにて、操作履歴211のアップロード(すなわちリスク判定サーバ100へのデータ送信)を行うとすれば好適である。
図6に、そうしたアップロードタイミングに基づく、各仮想PC20によるアップロードの分散概念について示す。図6の例では、仮想PC20の識別情報(例:固定のIPアドレスやMACアドレスの末尾数字など)ごとに、対応する仮想PC20ごとのアップロードスケジュールを規定したテーブル600が存在するものとする。このテーブル600は、上述のデータ収集サーバ150のデータ収集タイミングコントロール機能1531が保持し利用可能であるとする。
続いて、パフォーマンスデータの収集手順について説明する。パフォーマンスデータの収集を行うのは仮想PC20の管理サーバ30となる。この管理サーバ30が、各仮想PC20に関して収集したパフォーマンスデータを、リスク判定サーバ100にアップロードすることになる。
図7にて、本実施形態における管理サーバ30の構成例を示す。本実施形態の管理サーバ30は、仮想PC20を実装するためのリソース(物理的なハードウェアやその制御アプリケーションなど)を管理するサーバ装置である。
この管理サーバ30は、記憶装置31、メモリ33、CPU34、及び通信装置35を備えている。
このうち記憶装31は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)といった不揮発性記憶手段で構成される。
また、メモリ33は、RAM(Random Access Memory)といった揮発性記憶手段で構成される。このメモリ33は、リソース情報収集機能331を備え、このリソース情報収集機能331により、各仮想PC20のパフォーマンスデータ311を収集し、これを記憶装置31に格納する。
また、CPU(Central Processing Unit)34は、演算装置であって、管理サーバ30における各種処理を実行し、必要な機能を実装するものとなる。
また、通信装置35は、ネットワーク1にアクセスし、ネットワーク1の他装置と通信を実行するネットワークインターフェイスカードを想定する。
なお、記憶装置31に格納され、管理サーバ30からリスク判定サーバ100にアップロードされるパフォーマンスデータ311の具体例を図8に例示する。
ここで示すように、パフォーマンスデータ311は、当該パフォーマンスデータが取得された日時をキーに、各仮想PC20のCPU使用率、ネットワークトラフィック(受信に伴うもの。インバウンド)、及びネットワークトラフィック(送信に伴うもの。アウトバウンド)、といった値を対応付けたものとなっている。
ここでメインフロー(図2)の説明に戻る。この場合、データ収集サーバ150は、上述のStep1によって得た、仮想PC20の操作履歴及びパフォーマンスデータに関して、データの種別分類(Step2)を実行する。
まず、このStep2を実行するデータ収集サーバ150の構成例について、図9に基づき説明する。データ収集サーバ150は、記憶装置151、メモリ153、CPU154、及び通信装置155を有している。
記憶装151は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)といった不揮発性記憶手段で構成される。
また、メモリ153は、RAM(Random Access Memory)といった揮発性記憶手段で構成される。このメモリ153は、データ収集タイミングコントロール機能1531、データ種別分類機能1532、データ集計機能1533、集計データアップロード機能1534、及び個人データ閲覧機能1535を備えて、操作履歴211やパフォーマンスデータ311を分類、集計し、その結果を記憶装置151に格納する。また、適宜なタイミングでリスク判定サーバ100にアップロードする。
上述の機能のうちデータ収集タイミングコントロール機能1531は、既に述べたように、仮想PC20からデータ収集サーバ150への操作履歴211のアップロードタイミングを、仮想PC20の間で分散するようスケジューリングし、対応する仮想PC20に通知する機能である。
また、データ種別分類機能1532は、図10に基づき後述する機能であって、仮想PC20から得た操作履歴211が含む各データを項目毎に分類する機能である。
また、データ集計機能1533は、データ種別分類機能1532により分類されたデータに対して、図15以降で示すデータ集計処理を実行する機能となる。その詳細は後述する。
また、集計データアップロード機能1534は、データ集計機能1533による処理結果である集計結果を、リスク判定サーバ100にアップロードする機能である。
また、個人データ閲覧機能1535は、社員の各種個人データ(例:在籍や退職のデータ)を人事管理システム等に要求して取得する機能である。
また、CPU(Central Processing Unit)154は、演算装置であって、データ収集サーバ150における各種処理を実行し、必要な機能を実装する
ものとなる。
また、通信装置155は、ネットワーク1にアクセスし、ネットワーク1の他装置と通信を実行するネットワークインターフェイスカードを想定する。
続いて、こうしたデータ収集サーバ150における、上述のStep2の詳細フローについて、図10に基づき説明する。図10に示すフローにおいて、データ収集サーバ150は、接続データ種別分類(Step2-1)を実行する。
この接続データ種別分類は、操作履歴211のうちURLの値を含むものに関して抽出して接続情報テーブル1511(図11参照)を生成する処理となる。この処理におけるデータ収集サーバ150は、例えば、予め保持する社内IPアドレス帯テーブル1512を参照し、「接続元」が当該企業のどの拠点であるか判定する。
続いて、データ収集サーバ150は、使用したアプリケーション、及び開いたファイルの種別分類(Step2-2)を実行する。
このStep2-2に際し、データ収集サーバ150は、操作履歴211のうちファイル操作に関するものに関して抽出してファイル操作情報テーブル1513(図12参照)を生成する処理となる。この処理におけるデータ収集サーバ150は、例えば、予め保持するファイル種別分類テーブル1514を参照し、ファイル名が含む文字列に応じた分類を判定する。
また、データ収集サーバ150は、閲覧したWebサイトの種別分類(Step2-3)を実行する。
このStep2-3に際し、データ収集サーバ150は、操作履歴211のうちアクセスしたWebサイトのURLに関するものに関して抽出してサイト閲覧情報テーブル1515(図13参照)を生成する処理となる。この処理におけるデータ収集サーバ150は、例えば、予め保持するURLドメインとWebサイトの種別分類テーブル1516を参照し、URLのドメインに応じた分Webサイトの種別を判定する。
また、データ収集サーバ150は、社員毎の月次平均CPU使用率を算出し(Step、本フローを終了する。
このStep2-4に際し、データ収集サーバ150は、パフォーマンスデータ311が示すCPU使用率及びネットワークトラフィックの各値を抽出してパフォーマンスデータデータテーブル1517(図14参照)を生成する処理となる。
ここでメインフロー(図2)の説明に戻る。この場合、データ収集サーバ150は、上述のStep2までで分類された、仮想PC20の操作履歴及びパフォーマンスデータに関するデータを集計(Step3)を実行する。
まず、このStep3を実行するデータ収集サーバ150は、まず、月毎のデータ集計(Step3-1)を実行する。このStep3-1におけるデータ収集サーバ150は、ここまでに生成している、接続情報テーブル1511、オープンしたファイルの情報テーブル1513、閲覧したWebサイトテーブル1515、及びパフォーマンスデータテーブル1517、のそれぞれのレコードにおける日時データに基づき、各社員における仮想PC20のログイン時間、ログオフ時間に基づく業務時間の他、当該時間外であっても業務を行っている(業務対象に関して何らかの操作を行っている)時間についても抽出し
、直近1ヶ月間、1ヶ月前、2ヶ月前、3ヶ月前、といった所定期間毎に集計する。
データ収集サーバ150は、この集計により、直近での月間合計勤務時間、1ヶ月前の月間合計勤務時間、2ヶ月前の月間合計勤務時間、3ヶ月前の月間合計勤務時間、を記録した月毎のデータ集計テーブル1518を生成する(図16)。
なお、この時、データ収集サーバ150は、退職者データテーブル1519を参照して、今次集計対象となった社員のうち、既に退職している者について特定し、月毎のデータ集計テーブル1518における該当者のレコードに、所定のフラグ(例:1)をセットする。
続いて、データ収集サーバ150は、退職者の退職直前期のデータ抽出(Step3-2)を実行する。
このStep3-2におけるデータ収集サーバ150は、上述のStep3-1でセットした退職者のフラグに基づき、月毎のデータ集計テーブル1518のレコードのうち退職者のものについて抽出し、退職者の退職直前期のデータテーブル1520を生成する。
また、データ収集サーバ150は、退職者と在籍者データのマージ処理(Step3-3)を実行する。
このStep3-3におけるデータ収集サーバ150は、例えば、退職直前期のデータテーブル1520のレコード数、すなわち退職者のレコード数と同数か、2倍程度までの在籍者のレコードを、月毎のデータ集計テーブル1518からランダムに抽出し、退職者の退職直前期のデータテーブル1520とマージし、退職者と在籍者データをマージしたテーブル1521を生成する。
続いて、データ収集サーバ150は、分析に不要なデータを削除し(Step3-4)、フローを終了する。
このStep3-4におけるデータ収集サーバ150は、上述のStep3-3で得ている、退職者と在籍者データをマージしたテーブル1521における項目のうち、退職リスク判定モデル110での説明変数ではないもの(例:年月、社員ID、月間の行動データなど)を、削除する。なお、説明変数ではないものを削除する場合、図20に示す説明変数一覧1523に記載の無いものを削除することとする。
ここでメインフロー(図2)の説明に戻る。この場合、リスク判定サーバ100は、上述のデータ収集サーバ150によるStep3までの処理で得た集計結果に基づいて、退職リスク判定モデル110の学習を進める(Step4)。
なお、本実施形態におけるリスク判定サーバ100は、図21に例示するように、記憶装置101、メモリ103、CPU104、及び通信装置105を含む構成となっている。
このうち記憶装置101は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)といった不揮発性記憶手段で構成される。
また、メモリ103は、RAM(Random Access Memory)といった揮発性記憶手段で構成される。このメモリ103は、退職リスク学習機能1031、退職リスク判定機能1032、及び退職リスク相関パラメータ特定機能1033を備える。
このうち退職リスク学習機能1031は、既知の機械学習モデルに適宜な学習用データを与えることで退職リスク判定モデル110を作成し、その後も学習用データを継続的に与えることでその学習を進める機能である。
また、退職リスク判定機能1032は、退職リスク判定モデル110に対して、仮想PC20の操作者である社員の操作履歴211は、やパフォーマンスデータ311を適宜に分類・集計等を施した上で付与し、当該社員の退職リスクを判定する機能である。
この判定で得られるのが、退職リスク出力結果テーブル1011及び別ツールの結果と組み合わせた退職リスク出力結果テーブル1013となる。なお、別ツールの結果と組み合わせた退職リスク出力結果テーブル1013を生成するためには、外部判定装置200において、同じ社員に関して別の判定ロジックで判定した判定結果である、別ベンダーツールによって得られた退職リスク出力結果テーブル1012を用いることとする(詳細は後述)。
また、退職リスク相関パラメータ特定機能1033は、上述の退職リスク学習機能1031における機械学習の結果に基づき、実際の退職実績に基づく退職リスクを目的関数、操作履歴211が示す各事象のデータを説明変数とした場合の、当該事象それぞれについて相関係数を算定し、当該相関係数の情報を管理者等に向けて出力する機能である。なお、ここで出力する情報は、退職リスク相関パラメータテーブル1014である。
また、CPU(Central Processing Unit)104は、演算装置であって、リスク判定サーバ100における各種処理を実行し、必要な機能を実装するものとなる。
また、通信装置105は、ネットワーク1にアクセスし、ネットワーク1の他装置と通信を実行するネットワークインターフェイスカードを想定する。
続いて、こうしたリスク判定サーバ100における、上述のStep4の詳細フローについて、図22に基づき説明する。図22に示すフローにおいて、リスク判定サーバ100は、学習モデルの作成(Step4-1)を実行する。
この学習モデルの作成は、例えば、一般的な機械学習モデル(未学習)に対し、教師データ(目的関数と言える)としての社員の退職実績、及び説明変数としての当該社員の操作履歴211と、それと同数以上の未退職社員すなわち在籍中社員の操作履歴211を付与することで行われることとなる。
ここでメインフロー(図2)の説明に戻る。この場合、リスク判定サーバ100は、上述のStep4にて得られた退職リスク判定モデル110に対し、各社員による仮想PC20の操作履歴及びパフォーマンスデータに関するデータ(の分類、集計した結果)を入力することで、当該社員らの退職リスク判定を行う(Step5)。
図23のフローに示すように、このStep5を実行するリスク判定サーバ100は、まず退職リスク判定(Step5-1)を実行する。
この退職リスク判定の処理において、リスク判定サーバ100は、退職リスク判定モデル110に対し、例えば、最新の操作履歴211及びパフォーマンスデータ311についてStep1~Step3までの処理を実行したデータを入力し、対応する社員の退職リスク判定結果を出力として得る。この退職リスク判定結果は、図24に示す退職リスク出
力結果テーブル1011である。このテーブルで示すように、各社員の社員IDをキーに、当該社員の退職リスク判定結果が紐付いたテーブルが、出力されることとなる。
また、リスク判定サーバ100は、既存技術との組合せ(Step5-2)を実行し、本フローを終了する。このStep5-2におけるリスク判定サーバ100は、Step5-1での退職リスク判定対象となった社員に関して、外部判定装置200において判定した退職リスク判定の結果を取得し、これをStep5-1で得ている退職リスク出力結果テーブル1011とマージする。
この外部判定装置200は、例えば、機械学習モデルを用いた判定を行うロジックを採用せず、別のロジックを用いて退職リスクを判定する装置を想定できる。或いは、リスク判定サーバ100と同様に機械学習モデルを用いるものの、入力データの種類が異なるものを想定できる。
そうして外部判定装置200において生成された退職リスク出力結果テーブル1012は、図25で例示するように、例えば、社員IDをキーとして、当該社員の退職リスクを、退職リスクがほぼ無い「青」から、ややリスクが高い「黄」、「黄」の2倍リスクが高い「赤」に至る、3段階で判定したものである。このままでは上述のマージはできない。
そこで、リスク判定サーバ100は、「青」から「赤」までの3段階のリスクの値の合計値を「1」とし、「青」のリスクを「0」、「黄」のリスクを「0.33」、「赤」のリスクを「0.67」、と正規化する。リスク判定サーバ100は、この正規化を経た退職リスクの値を、Step5-1で得ている値に合算、または平均値をとって、別ツールの結果と組み合わせた退職リスク出力結果テーブル1013を生成する。
ここでメインフロー(図2)の説明に戻る。この場合、リスク判定サーバ100は、上述のStep5までで得た、各社員の操作履歴211やパフォーマンスデータ311、及びそれらの集計等を行った集計データ、集計データと退職者のデータを与えることで機械学習を進めて判定精度を上げている退職リスク判定モデル110の判定結果、のそれぞれを踏まえて、退職者の行動特徴分析(Step6)を実行する。
まず、このStep6を実行するリスク判定サーバ100は、退職フラグとの相関パラメータ特定(Step6-1)を実行する。この相関パラメータ特定の処理におけるリスク判定サーバ100は、退職リスクを目的関数、操作履歴211が示す各事象のデータを説明変数とした場合の、当該事象それぞれについての相関係数を算定する。ここで算定した相関係数の出力情報が、図27で例示する相関パラメータテーブル1014となる。
また、リスク判定サーバ100は、退職者の行動データ詳細出力(Step6-2)を実行し、フローを終了する。この行動データ詳細出力の処理におけるリスク判定サーバ100は、ここまでの各Stepで処理対象とした、又は処理結果として取得した各種データを、図28で示すごとく月次形式のテーブル形式に生成し、これを社員の上司や人事管理者などの社員端末40に配信する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、処理対象となるデータを効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。退職予備軍の発見を高精度に行うことが可能になることで、当該社員に対し早期にフォローを行って、人材流出を回避できる可能性が高まる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の退職リスク判定システムにおいて、前記演算装置は、前記操作履歴として、仮想PCにおけるログインおよびログオフの各時刻、接続元IPアドレス、操作対象ファイル、及びアクセス先URLの少なくともいずれかのデータを取得し、前記リソース消費履歴としてCPU使用率のデータを取得するものである、としてもよい。
これによれば、適宜な具体的事象に基づいて退職リスク判定を精度良く行えることになる。ひいては、処理対象となるデータを効率良く収集し、より適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。
また、本実施形態の退職リスク判定システムにおいて、前記仮想PC、前記管理サーバ、及び前記リスク判定装置と通信する通信装置と、前記仮想PCから前記操作履歴を取得し、前記管理サーバから前記前記リソース消費履歴を取得し、前記取得した前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、前記リスク判定装置に送信する演算装置と、を有したデータ収集サーバをさらに含むとしてもよい。
これによれば、リスク判定モデルの学習に必要なデータ収集に関して負荷を分散し、効率的なデータ収集が可能となる。ひいては、処理対象となるデータをより効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。
また、本実施形態の退職リスク判定システムにおいて、前記データ収集サーバの演算装置は、前記仮想PCの使用状態が所定レベル以下のタイミングにおいて、前記操作履歴を前記リスク判定装置に送信するものである、としてもよい。
これによれば、仮想PCにおけるデータ送信等の処理負荷や、仮想PCとデータ収集サーバとの間のネットワーク負荷を適宜に分散させることが可能となる。ひいては、処理対象となるデータをより効率良く収集し、適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。
また、本実施形態の退職リスク判定システムにおいて、前記リスク判定装置の演算装置は、前記退職リスクの判定に際し、前記判定の対象社員に関して、他の判定ロジックに基づく判定エンジンから得た、退職リスクの外部判定結果を取得し、前記取得した外部判定結果と、本リスク判定装置で前記判定モデルによって得た判定結果とをマージし、退職リスクを判定するものである、としてもよい。
これによれば、リスク判定モデルの学習が不十分な段階などであっても、適宜な判定精度で退職リスクを効率良く判定可能となる。ひいては、処理対象となるデータを効率良く収集し、より適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。 また、本実施形態の退職リスク判定システムにおいて、前記リスク判定装置の演算装置は、前記機械学習の結果に基づき、退職リスクを目的関数、前記操作履歴が示す各事象のデータを説明変数とした場合の、前記事象それぞれについての相関係数を算定し、当該相関係数の情報を出力するものである、としてもよい。
これによれば、どういった操作履歴が退職リスクに結びついているのか、人事関係者等に提示可能となり、当該社員に対するフォローアップを迅速、的確に行える環境づくりに結びつくことも期待できる。ひいては、処理対象となるデータを効率良く収集し、より適宜な精度で退職リスク判定を実施可能となる。
1 ネットワーク
10 退職リスク判定システム
20 仮想PC
21 記憶装置
211 操作履歴
23 メモリ
24 CPU
25 通信装置
30 仮想PCの管理サーバ
31 記憶装置
311 パフォーマンスデータ(リソース消費履歴)
33 メモリ
34 CPU
35 通信装置
40 社員端末
100 リスク判定サーバ(退職リスク判定装置)
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
110 退職リスク判定モデル
150 データ収集サーバ
151 記憶装置
153 メモリ
154 CPU
155 通信装置
200 外部判定装置

Claims (8)

  1. 社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、
    社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置と、
    前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員又は在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する演算装置と、
    を有したリスク判定装置を含むことを特徴とする退職リスク判定システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記操作履歴として、仮想PCにおけるログインおよびログオフの各時刻、接続元IPアドレス、操作対象ファイル、及びアクセス先URLの少なくともいずれかのデータを取得し、前記リソース消費履歴としてCPU使用率のデータを取得するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の退職リスク判定システム。
  3. 前記仮想PC、前記管理サーバ、及び前記リスク判定装置と通信する通信装置と、
    前記仮想PCから前記操作履歴を取得し、前記管理サーバから前記リソース消費履歴を取得し、前記取得した前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、前記リスク判定装置に送信する演算装置と、
    を有したデータ収集サーバをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の退職リスク判定システム。
  4. 前記データ収集サーバの演算装置は、
    前記仮想PCの使用状態が所定レベル以下のタイミングにおいて、前記操作履歴を前記リスク判定装置に送信するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の退職リスク判定システム。
  5. 前記リスク判定装置の演算装置は、
    前記退職リスクの判定に際し、前記判定の対象社員に関して、他の判定ロジックに基づく判定エンジンから得た、退職リスクの外部判定結果を取得し、前記取得した外部判定結果と、本リスク判定装置で前記判定モデルによって得た判定結果とをマージし、退職リスクを判定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の退職リスク判定システム。
  6. 前記リスク判定装置の演算装置は、
    前記機械学習の結果に基づき、退職リスクを目的関数、前記操作履歴が示す各事象のデータを説明変数とした場合の、前記事象それぞれについての相関係数を算定し、当該相関係数の情報を出力するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の退職リスク判定システム。
  7. 社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、
    社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置と、
    前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員又は在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する演算装置と、
    を備えることを特徴とするリスク判定装置。
  8. 情報処理装置が、
    社員の在籍管理情報を保持する記憶装置と、社員それぞれが使用する仮想PC及び当該仮想PCを自身のハードウェアリソースで構築し前記社員それぞれに提供している管理サーバと通信する通信装置を備えて、
    前記仮想PCのデスクトップに所定端末でログオンして利用する前記社員による、当該仮想PCの操作履歴を、仮想PC間でタイミングが分散したスケジュールでの、当該仮想PCからのアップロードを受けて取得し、前記管理サーバから、当該管理サーバが管理対象としている前記仮想PCのリソース消費履歴を取得し、前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を、退職済み社員又は在籍中社員いずれに関するものか、前記在籍管理情報に基づき分類し、前記分類がなされた前記操作履歴及び前記リソース消費履歴を学習用データとした、退職リスク判定モデルの機械学習を実行し、前記退職リスク判定モデルに対し、前記機械学習以後に取得した操作履歴及びリソース消費履歴を入力して退職リスクを判定する、
    ことを特徴とするリスク判定方法。
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