JP7339882B2 - ホイール内蔵電動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホイール内蔵電動装置に関する。
従来、近年の自動車や航空機の電動化に伴ってモータを高出力密度化する必要があるため、モータの冷却性能の向上やモータ自体を小型化させる技術が求められている。
本願発明の背景技術として、下記の特許文献が知られている。特許文献1には、モータのステータ両端部に円環状のオイルジャケットを設け、かつステータスロット内に軸方向の冷媒流路を設ける技術が開示されている。また、特許文献2には、タイヤホイールの内部に、モータとインバータ回路部を搭載し一体化させた技術が開示されている。
特開2001-145302号公報 特開2014-213622号公報
特許文献1の技術では、モータと電力変換器を一体化することで両機器の距離が近くなり、モータから電力変換器へと熱が伝わりやすくなることが課題であった。
また、特許文献2の技術では、放熱板による空冷方式の場合、モータの冷却を含めた発熱量に対する冷却性能が十分でない可能性があり、電気部品の寿命短縮や故障を招くことが課題であった。
本発明によるホイール内蔵電動装置は、ホイールと接続されるロータ及びステータを有するホイール内蔵電動装置であって、前記ステータは、コイルが巻回されるコア材と、前記コイルに電力を供給するインバータ回路部と、前記ロータの回転軸を回転支持するベアリングを固定する固定部材と、前記コア材と前記インバータ回路部と前記固定部材とを一体化させるためのステータカバーと、を備え、前記インバータ回路部は、前記回転軸の軸方向において前記コア材の第1コイルエンド側に配置され、前記固定部材および前記ステータカバーは、前記インバータ回路部に冷媒を流すインバータ流路と、前記インバータ流路と繋がりかつ前記コア材の前記第1コイルエンド側とは反対側の第2コイルエンド側に繋がる中継流路と、前記中継流路と繋がりかつ前記冷媒を前記第2コイルエンドに沿って導く第2コイルエンド側流路と、を形成する。
本発明によれば、ホイール内蔵電動装置の冷却性能の向上と小型化とを両立させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るホイール内蔵電動装置を示す断面図である。 図1のステータ部分のA-A断面図である。 図1のステータ部分のB-B断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るホイール内蔵電動装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るホイール内蔵電動装置を示す断面図である。 図5のステータ部分のA-A断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るホイール内蔵電動装置を示す断面図である。 図7のステータ部分のA-A断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るコア材の斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係るホイール内蔵電動装置を示す断面図である。 図10のステータ部分のA-A断面図である。 図10のステータ部分のB-B断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
(ホイール内蔵電動装置の構成、及び第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1~3を用いて説明する。図1は第1の実施形態に係るホイール内蔵電動装置の構成を表す断面図であり、図2,図3は、それぞれ図1のA-A断面図,B-B断面図である。
本発明の第1の実施形態に係るホイール内蔵電動装置であるモータ40は、回転軸Rを中心に円環状になっており、ステータ1とロータ2によって構成されている。なお、本実施形態のモータ40は、ホイールと接続されるロータ2及びステータ1を有しており、ステータ1の外周側にエアギャップ3を介してロータ2を配置したアウターロータ型のモータである。
ステータ1は、ステータ鉄心6、固定部材7、ステータカバー9a,9b、インバータ回路部10、スペーサ14a,14b,14c、隔壁23、を備える。各部の詳細は後述する。
ロータ2は、永久磁石5を備え、ステータ1の固定部材7によって固定されたベアリング4によって、回転自在に支持されている。永久磁石5は、ロータ2の周方向に複数個配置されている。
ステータ鉄心6は、コア材であり、焼き嵌め等の方法により固定部材7に保持される。ステータ鉄心6の外周側には、軸方向に延伸する複数のスロットが周方向に所定間隔で設けられている。スロットにより形成されたステータ鉄心6の歯部には、銅線である巻線8が巻回されており、コイルとして機能している。なお、回転軸Rの軸方向においてインバータ回路部10のある側のコイルエンドを第1コイルエンド8a、その反対側を第2コイルエンド8bとする。
固定部材7は、ベアリング4を固定しロータ2を回転自在に支持するとともに、回転軸Rの径方向においてステータ1に並べて配置され、ステータ1内に流れる冷媒の流路を形成している。なお、ステータ1内での冷媒の流通構造については後述する。
ステータカバー9a,9bは、ホイールの開口部側に配置される第1カバー9aと、ホイールの奥側に配置される第2カバー9bと、に分けられる。また、ステータカバー9a,9bは、ステータ1内の軸方向両端に空洞領域をそれぞれ形成し、空洞領域に配置されるステータ鉄心6とインバータ回路部10を、固定部材7の一部とともに囲うように、固定部材7の一部と接合されている。この構成により、ステータ鉄心6とインバータ回路部と固定部材7とを一体化させている。
ステータカバー9aは、モータ40を液冷するための冷媒16の流路入口13と流路出口27を有し、後述するステータ1内での冷媒16の循環を可能にしている。さらに、ステータカバー9aは、モータ40に電力を供給するインバータ回路部10がステータ1の内部に収納されるように、かつ後述する冷媒16が流れるように、ステータ1内径側に拡張されている。これによりインバータ回路部10に冷媒を流す、インバータ回路部冷却流路24が形成される。なお、インバータ回路部10は、回転軸Rの軸方向において第1コイルエンド側に配置され、半導体素子により構成されるスイッチング回路部(パワーモジュール)12a,12b,12cを有する。
インバータ回路部10は、図1および図2に示すように、開口部15a,15b,15cが形成された円環状の基板11と、スイッチング回路部12a,12b,12cを有する。スイッチング回路部12a,12b,12cは、開口部15a,15b,15cにそれぞれ隣接して配置されている。これにより、流路入口13から流入した冷媒16が、図1および図2に示す16a,16b,16cの矢印のように、開口部15a,15b,15cを経由して基板11の両面に流れていくことで、スイッチング回路部12a,12b,12cを、基板11の両面から直接液冷させることができる。
隔壁23は、ステータ1内でステータ鉄心6を備える空間とインバータ回路部10を備える空間とを分けており、端部はステータカバー9aと固定部材7とに接合されている。これにより、前述したスイッチング回路部12a,12b,12cを冷媒16が直接液冷するインバータ回路部冷却流路24が形成されるとともに、ステータ鉄心6側への冷媒の漏れを抑制している。
続いて、ステータ1内での冷媒の流通構造を説明する。
前述のように冷媒16は、ステータカバー9aに設けた流路入口13から流入する。流入した冷媒16は、基板11上を周方向に広がるとともに、図1および図2に示すように、スペーサ14a,14b,14cにより区画された径方向の流路を通る。これにより、冷媒16は、図1および図2に示す矢印16a,16b,16cのように流れ、スイッチング回路部12a,12b,12cの片面を冷却した後、基板11に設けられた開口部15a、15b、15cを通る。さらに、冷媒16は、基板11の裏面に回り、ステータ1の内径側に向かいつつ、スイッチング回路部12a,12b,12cのもう一方の面を冷却する。
次に冷媒16は、基板11の裏面を周方向に流れて、図1および図2に示す矢印17のように、固定部材7によって形成される第1コイルエンド8a側の中継流路入口19から、それとは反対側の第2コイルエンド8b側に繋がる中継流路18内へ流入する。中継流路18は、固定部材7の外周部において円環状に形成された溝である。図3に示す矢印22のように、冷媒16は中継流路18内を周方向に流れて中継流路出口20へ向かう。
次に、中継流路出口20へ到達した冷媒16は、図1および図3に示す矢印21のように、ステータ冷却流路25bに流入する。ステータ冷却流路25bは、固定部材7とステータカバー9bによって形成される冷却流路であり、中継流路18と繋がりかつ冷媒16を第2コイルエンド8bに沿って導く。冷媒16は、図3に示す矢印26のようにステータ冷却流路25b内を周方向に流れる。
次に冷媒16は、ステータ鉄心6のスロットによる軸方向への連結によって、ステータ鉄心6の第2コイルエンド8b側のステータ冷却流路25bからスロットへ分流して通り抜け、第1コイルエンド8a側のステータ冷却流路25aへ向かう。
最後に冷媒16は、ステータ冷却流路25aから流路出口27を通り、ステータ1の循環の1サイクルを終了する。このような冷媒の流通構造により、コイル及びスイッチング回路部は冷媒16に直接接触されるとともに、インバータ回路部10とモータ40とそれらの冷媒流路と、をステータ1の内部にコンパクトに収納でき、高冷却化と小型化を同時に達成できる。また、本実施形態に示した中継流路18は、ステータ鉄心6を冷却するとともに、ステータ1の熱がベアリング4に伝導するのを防止し、ベアリング4を熱的に保護できる。
なお、説明した第一の実施形態はアウターロータ型のモータの場合であるため、ロータ2はステータ1の外周側に保持され、中継流路18はステータ鉄心6よりも内周側にある構造である。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)ホイール内蔵電動装置であるモータ40は、ホイールと接続されるロータ2及びステータ1を有する。ステータ1は、巻線8がコイルとして巻回されるコア材であるステータ鉄心6と、巻線8に電力を供給するインバータ回路部10と、ロータ2の回転軸Rを回転支持するベアリング4を固定する固定部材7と、コア材6とインバータ回路部と固定部材7とを一体化させるためのステータカバー9a,9bと、を備え、インバータ回路部は、回転軸Rの軸方向においてコア材6の第1コイルエンド側8aに配置され、固定部材およびステータカバー9a,9bは、インバータ回路部に冷媒を流すインバータ流路24と、インバータ流路24と繋がりかつ第1コイルエンド8a側とは反対側の第2コイルエンド側8bに繋がる中継流路18と、中継流路18と繋がりかつ冷媒を第1コイルエンド側8aへ導く第2コイルエンド側流路25bと、を形成する。このようにしたので、ホイール内蔵電動装置の冷却性能の向上と小型化とを両立させることができる。
(2)ホイール内蔵電動装置のインバータ回路部は、半導体素子により構成されるスイッチング回路部を有し、コイル及びスイッチング回路部は、冷媒に直接接触される。このようにしたので、効率よくモータ40を冷却できる。
(3)ホイール内蔵電動装置のステータカバー9a,9bは、ホイールの開口部側に配置される第1カバー9aと、ホイールの奥側に配置される第2カバー9bと、を有し、第1カバー9aおよび第2カバー9bは、それぞれ固定部材7の一部と接合し、かつ冷媒と接触する。このようにしたので、ステータ1全体を隅々まで冷却させることができる。
(4)ホイール内蔵電動装置のロータ2は、ステータ1の外周側に保持され、中継流路18は、コア材6よりも内周側にある。このようにしたので、アウター型のロータの場合、コア材6とインバータ回路部との間を冷媒によって隔て、かつ両方を効率よく冷却できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図4を用いて説明する。図4は本発明の第2の実施形態に係るホイール内蔵電動装置の構成を表す断面図である。
本発明の第2の実施形態に係るホイール内蔵電動装置であるモータ40Aは、ステータ1Aとロータ2によって構成されている。ステータ1Aは、本発明の第1の実施形態のステータカバー9a,9bに、車外側フランジ29と車体側フランジ30を設けた構造である。この場合、ステータカバー9aと9bは、外周円筒部と側面円盤部に分かれており、車外側フランジ29と車体側フランジ30はこの二つの部分を接続するためにある。
車体側フランジ30は、フランジ面が第1カバーであるステータカバー9aのステータの外周円筒面よりも外側に突出して設けられる第1接続部として形成されている。また、車外側フランジ29は、フランジ面が第2カバーであるステータカバー9bの外周円筒面よりも内側に設けられる第2接続部として形成されている。
以上説明した本発明の第2の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(5)ホイール内蔵電動装置の第1カバー9aは、ステータ1Aの外周円筒面よりも外側に突出して設けられる第1接続部を有し、第2カバーは外周円筒面よりも内側に設けられる第2接続部を有する。このようにしたので、モータ40がアウターロータ型の場合、車外側フランジ29と干渉することなくロータ2の内径側にステータ1を挿入することができる。また、ステータカバー9a内にインバータ回路部10を収納する際に、車体側フランジ30とインバータ回路部10の基板11が干渉することがない。これにより、ステータカバー内にインバータ回路部10を収納したアウターロータ型モータの組み立て性を向上することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図5,6を用いて説明する。図5は本発明の第3の実施形態に係るホイール内蔵電動装置の構成を表す断面図であり、図6は、図5のA-A断面図である。
本発明の第3の実施形態に係るホイール内蔵電動装置であるモータ40Bは、ステータ1Bとロータ2によって構成されている。ステータ1Bは、本発明の第1の実施形態の固定部材7に、インバータ回路部10の基板11を支持するための基板支持部31を周方向に複数備えている。なお、基板11は、図5,6に示すように、基板固定ボルト32a,32b,32c,32dにより基板支持部31に固定されている。
図5に表されているように、基板支持部31は中継流路18の内径側から突出し、インバータ回路部10を支持する回路支持部として設けられており、これにより、インバータ回路部10は、回転軸Rの径方向において第1回路部と第2回路部とに分けられる。第2回路部は、基板支持部31bの内周側に配置される。この構造により、ステータ鉄心6からの熱は中継流路18により冷却除去されるため、基板11において第2回路部には熱が伝わりにくくなる。
また、基板11において、基板支持部31bよりも外周側には比較的耐熱性が高い部品を配置した第1回路部が設けられ、基板支持部31bよりも内周側にはキャパシタなどの低耐熱部品35を配置した第2回路部が設けられる。これにより、低耐熱部品35は熱から保護される。
以上説明した本発明の第3の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(6)ホイール内蔵電動装置の固定部材7は、中継流路18よりも内径側からインバータ回路部10に向かって突出し、かつインバータ回路部10を支持する回路支持部31を有し、インバータ回路部10は、回路支持部31よりも外周側に配置される第1回路部と、回路支持部31よりも内周側に配置される第2回路部と、を有する。このようにしたので、耐熱性が高い部品とそうでない部品を分けて配置することができる。
(7)ホイール内蔵電動装置の第2回路部には、第1回路部に配置された部品よりも耐熱性が低い低耐熱部品35が配置される。このようにしたので、コンデンサなどの低耐熱部品35を熱から保護することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図7,8を用いて説明する。図7は本発明の第4の実施形態に係るホイール内蔵電動装置の構成を表す断面図であり、図8は、図7のA-A断面図である。
本発明の第4の実施形態に係るホイール内蔵電動装置であるモータ40Cは、ステータ1Cとロータ2によって構成されている。ステータ1Cは、本発明の第1の実施形態の固定部材7に、中継流路18よりも内径側からインバータ回路部10に突出しかつインバータ回路部10の基板11を支持する第1回路支持部として、環状基板支持部33を備えている。また、第1カバー9aから突出する第2回路支持部として、基板11と車体側のステータカバー9aとの間に環状支持部材34が挿入されており、基板固定ボルト32により基板11および環状支持部材34が環状基板支持部33に固定されている。
基板11は、環状基板支持部33と環状支持部材34とに挟まれる被挟持部を有する構造になり、この構造によって、インバータ回路部10を、被挟持部の外周側に設けられる第1電気回路部と被挟持部の内周側に設けられる第2電気回路部とに分けることができる。これにより、第2電気回路部は、第1電気回路部よりも低い耐熱であるため、低耐熱部品35を収容している低耐熱部品収容空間36と、インバータ回路冷却流路24とを完全に隔離することができる。また、低耐熱部品35が冷却冷媒に対する耐性(例えば冷媒が油の場合は耐油性)がない場合に、低耐熱部品35が冷却冷媒に晒されることを防止し、たとえば、第2電気回路部だけ空冷にすることができる。
以上説明した本発明の第4の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(8)ホイール内蔵電動装置の固定部材7は、中継流路18よりも内周側でインバータ回路部10に向かって突出しかつインバータ回路部10を支持する第1回路支持部33、を有し、第1カバー9aは、第1回路支持部33と対向して配置され、インバータ回路部10に向かって第1回路支持部33と反対方向に突出する、第2回路支持部34を有し、インバータ回路部10は、第1回路支持部33と第2回路支持部34とに挟まれる被挟持部を有し、被挟持部は、インバータ回路部10を、被挟持部の外周側に設けられる第1電気回路部と被挟持部の内周側に設けられる第2電気回路部と、を有し、第2電気回路部は、第1電気回路部よりも低い耐熱である。このようにしたので、第2電気回路部を第1電気回路部から完全に隔離し、第2電気回路部には低耐熱部品を配置することができる。
(9)ホイール内蔵電動装置の第2電気回路部は、空冷である。このようにしたので、第2電気回路部には、冷却冷媒に耐性のない部品を配置することできる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について図9を用いて説明する。図9は本発明の第5の実施形態に係るコア材6Dの斜視図である。
コア材6Dは本発明の第1の実施形態におけるステータ鉄心6の外周側であり、第1カバー及び第2カバーであるステータカバー9a,9bは、円筒カバー部材により外周側円筒部が形成され、金属製であるブラケット部材により軸方向が形成される。円筒カバー部材には、トランスファーモールドにより形成された別体の樹脂材37が用いられる。このようなモールドを施すことにより、ロータ2と対向するステータ1の外周部が強い交番磁界にさらされることがなく、この場所に金属の部材を用いることによる渦電流の損失が発生しない。これにより、温度の上昇や効率の低下などの問題を回避できる。
以上説明した本発明の第5の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(10)ホイール内蔵電動装置の第1カバー9a及び第2カバー9bは、コア材の外周面に沿って配置される外周円筒部を形成する円筒カバー部材と外周円筒部を形成する円筒カバー部材と、コア材の前記軸方向の端面に沿って配置される金属製のブラケット部材と、をそれぞれ有し、円筒カバー部材は、樹脂材37である。このようにしたので、渦電流の損失が発生することがないため、モータ40の温度の上昇や効率の低下を回避できる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態にについて図10~12を用いて説明する。図10は第6の実施形態に係るホイール内蔵電動装置の構成を表す断面図であり、図11,図12は、それぞれ図10のA-A断面図,B-B断面図である。
本発明の第6の実施形態に係るホイール内蔵電動装置であるモータ40Eは、アウターロータ型である第1の実施形態の別タイプであるインナーロータ型のモータである。
モータ40Eは、ステータ1Eとロータ2Eによって構成されている。ステータ1Eの内周側にエアギャップ3を介してロータ2Eが配置されており、ロータ2Eはベアリング4Eにより、回転自在に支持されている。また、ステータ鉄心6は、焼き嵌め等の方法によりステータフレーム28に保持されている。
中継流路入口19の半径位置が異なるため、スペーサ14cの代わりに、スペーサ14d,14e,14fを設けて、冷媒16を中継流路入口19へ導いている。
本実施形態は、ステータ冷却流路25bの外周側から流入する。そのため、ロータ2は、モータ40の内周側に保持され、中継流路18Eは、コア材6よりも外周側にある構造になっている。これにより、モータがインナーロータ型である場合にも、インバータ回路部10とコア材6、およびそれらの冷媒流路をステータ1のケース内部にコンパクトに収納でき、モータ40の高冷却化と小型化を同時に達成できる。
以上説明した本発明の第6の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(11)ホイール内蔵電動装置Eのロータ2Eは、モータ40Eの内周側に保持され、中継流路18Eは、コア材6よりも外周側にある。このようにしたので、インナーロータ型のモータ40Eである場合も、ステータ1E内を循環できる冷媒の流通構造を実現できる。
以上、各実施形態や各種変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。同時に、上記では種々の実施形態や変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1,1A,1B,1C,1E ステータ
2,2E ロータ
3 エアギャップ
4,4E ベアリング
5,5E 永久磁石
6,6D ステータ鉄心(コア材)
7,7B,7C 固定部材
8 巻線
8a 第1コイルエンド
8b 第2コイルエンド
9a,9b ステータカバー
10 インバータ回路部
11 基板
12a、12b、12c スイッチング回路部
13 流路入口
14a、14b、14c、14d、14e、14f スペーサ
15a、15b、15c 基板の開口部
16 冷媒
16a、16b、16c 冷媒の流れ
17 中継流路入口へ流入する冷媒の流れ
18,18E 中継流路
19 中継流路入口
20 中継流路出口
21 中継流路出口から流出する冷媒の流れ
22 中継流路内の冷媒の流れ
23 隔壁
24 インバータ回路部冷却流路
25a、25b ステータ冷却流路
26 ステータ冷却流路25b内の冷媒の流れ
27 流路出口
28 ステータフレーム
29 車外側フランジ
30 車体側フランジ
31,31b 基板支持部
32a,32b,32c,32d 基板固定ボルト
33 環状基板支持部
34 環状支持部材
35 低耐熱部品(コンデンサ)
36 低耐熱部品収容空間
37 樹脂材
40 モータ
R 回転軸

Claims (9)

  1. ホイールと接続されるロータ及びステータを有するホイール内蔵電動装置であって、
    前記ステータは、
    コイルが巻回されるコア材と、
    前記コイルに電力を供給するインバータ回路部と、
    前記ロータの回転軸を回転支持するベアリングを固定する固定部材と、
    前記コア材と前記インバータ回路部と前記固定部材とを一体化させるためのステータカバーと、を備え、
    前記インバータ回路部は、前記回転軸の軸方向において前記コア材の第1コイルエンド側に配置され、
    前記固定部材および前記ステータカバーは、前記インバータ回路部に冷媒を流すインバータ流路と、前記インバータ流路と繋がりかつ前記コア材の前記第1コイルエンド側とは反対側の第2コイルエンド側に繋がる中継流路と、前記中継流路と繋がりかつ前記冷媒を前記第2コイルエンドに沿って導く第2コイルエンド側流路と、を形成するホイール内蔵電動装置。
  2. 請求項1に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記インバータ回路部は、半導体素子により構成されるスイッチング回路部を有し、
    前記コイル及び前記スイッチング回路部は、前記冷媒に直接接触されるホイール内蔵電動装置。
  3. 請求項2に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記ステータカバーは、前記ホイールの開口部側に配置される第1カバーと、前記ホイールの奥側に配置される第2カバーと、を有し、
    前記第1カバーおよび前記第2カバーは、それぞれ前記固定部材の一部と接合し、かつ前記冷媒と接触するホイール内蔵電動装置。
  4. 請求項3に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記ロータは、前記ステータの外周側に保持され、
    前記中継流路は、前記コア材よりも内周側にあるホイール内蔵電動装置。
  5. 請求項4に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記固定部材は、前記中継流路よりも内周側で前記インバータ回路部に向かって突出し、かつ前記インバータ回路部を支持する、回路支持部を有し、
    前記インバータ回路部は、前記回路支持部よりも外周側に配置される第1回路部と、前記回路支持部よりも内周側に配置される第2回路部と、を有するホイール内蔵電動装置。
  6. 請求項に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記第2回路部には、前記第1回路部に配置された部品よりも耐熱性が低い低耐熱部品が配置されるホイール内蔵電動装置。
  7. 請求項4に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記固定部材は、前記中継流路よりも内周側で前記インバータ回路部に向かって突出し、かつ前記インバータ回路部を支持する、第1回路支持部を有し、
    前記第1カバーは、前記第1回路支持部と対向して配置され、前記インバータ回路部に向かって前記第1回路支持部と反対方向に突出する、第2回路支持部を有し、
    前記インバータ回路部は、前記第1回路支持部と前記第2回路支持部とに挟まれる被挟持部を有し、
    前記被挟持部は、前記インバータ回路部を、前記被挟持部の外周側に設けられる第1電気回路部と前記被挟持部の内周側に設けられる第2電気回路部と、を有し、
    前記第2電気回路部は、前記第1電気回路部よりも低い耐熱であるホイール内蔵電動装置。
  8. 請求項に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記第2電気回路部は、空冷であるホイール内蔵電動装置。
  9. 請求項3に記載のホイール内蔵電動装置において、
    前記ロータは、前記ステータの内周側に保持され、
    前記中継流路は、前記コア材よりも外周側にあるホイール内蔵電動装置。
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