JP7339145B2 - 3dデザイナのレーティングシステム、情報提供システム、レーティング方法及びプログラム - Google Patents

3dデザイナのレーティングシステム、情報提供システム、レーティング方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングするための3Dデザイナのレーティングシステム、情報提供システム、レーティング方法及びプログラムに関する。
3Dプリンタは、3Dデータを基に材料を積層して立体物である造形物を形成する。3Dプリンタで、所望の形状の造形物を作製する場合、その所望の形状を表す3Dデータを準備する必要がある。
特開2017-146972号公報(特許文献1)には、ウェブ基盤注文デザイン3Dプリンティングサービスシステムが開示されている。このシステムでは、ユーザ端末にて3次元スキャニングプログラムを実行することで、映像データを3次元モデリングファイルに生成する。ユーザ端末から、クラウドサーバが提供するウェブサイトを介して、3次元モデリングファイルが入力される。クラウドサーバは、3次元プリンタモデル著作プログラムを実行して、入力された3次元モデリングファイルに基づき、3次元コンテンツを生成する。プリンタモジュールは、3次元コンテンツの3次元プリンティング作業を行う。
二次元の画像データ等の2Dデータに基づいて3Dプリンタのための3Dデータを作成する作業は、デザイナが行うことが好ましい場合がある。例えば、イラストや写真から対象物の特徴を捉えて、その対象物を立体的に表現するには、デザイナによる創作活動が必要となる場合が多い。
特開2002-15033号公報(特許文献2)には、複数のデザイナに関する情報を記憶したコンピュータシステムを用いて、顧客とデザイナの取引を仲介するニーズ統合システムが記載されている。
特開2017-146972号公報 特開2002-15033号公報
上記従来のニーズ統合システムは、3Dプリンタのための3Dデータのデザイナは想定されていない。発明者らは、3Dプリンタ造形のための3Dデータを作成するデザイナをレーティングするためのコンピュータシステムの構築を検討した。検討において、デザイナをどのような基準で評価し、データ化するかが問題となった。そこで、より詳細に以下の検討を行った。
3Dデータの作成においては、2次元画像等の原案画像で示される対象物を3Dデータで表すことになる。しかしながら、作成された3Dデータを基に3Dプリンタを用いて造形物を製作しても、必ずしも所望の形状の造形物が出来上がるとは限らない。例えば、ゲームなど表示用の3Dデータを基に造形物を製作した場合、造形物が角ばったり、造形物の一部が意図せず突出した形状になるなど、依頼者やデザイナが意図する造形物にならない場合がある。すなわち、デザイナは、所望の形状の造形物を製作できる3Dデータを作成する必要がある。一方で、製作者又は依頼者は、複数のデザイナのうちどのデザイナが造形可能な3Dデータの作成に熟知しているか明確に分からない。
そこで、本願は、3Dプリンタで造形可能な3Dデータの作成に関し、3Dデザイナを評価するための3Dデザイナのレーティングシステム、情報提供システム、レーティング方法及びプログラムを開示する。
本開示の3Dデザイナのレーティングシステムは、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングする3Dデザイナのレーティングシステムである。3Dデザイナのレーティングシステムは、デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付部と、3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付部と、チェック結果を用いて評価値を算出し、評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価部とを備えてよい。チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含んでよい。
本開示によれば、3Dプリンタ造形に用いる3Dデータを作成する3Dデザイナを評価することができる。
図1は、3Dデザイナの情報提供システムの構成例を示す図である。 図2は、図1に示す記憶部に保存されているデザイナ情報の例を示す図である。 図3は、図1に示す記憶部に保存されている基準値の例を示す図である。 図4は、図1に示す記憶部に保存されているデザイナ情報の例を示す図である。 図5は、3Dデザイナのレーティングシステムの動作例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る3Dデザイナのレーティングシステムは、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングする3Dデザイナのレーティングシステムである。3Dデザイナのレーティングシステムは、デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付部と、3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付部と、チェック結果を用いて評価値を算出し、評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価部とを備えてよい。チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含んでよい。
かかる構成により、3Dプリンタ造形に用いる3Dデータを作成する3Dデザイナを的確に評価することができる。具体的には、評価部は、造形可否項目、コスト項目及び品質項目の少なくとも1つを含むチェック結果を用いて3Dデータの評価値を算出する。造形可否項目のチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、3Dプリンタを用いて造形物を製作するのに適切な3Dデータをデザイナが作成できているか否かを評価することができる。コスト項目のチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、省コストで造形物を製作できる3Dデータをデザイナが作成できているか否かを評価することができる。品質項目のチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、造形物の品質、例えば、曲面の滑らかさや色合いなどの品質を十分に表現できる3Dデータをデザイナが作成できているか否かを評価することができる。
造形可否項目は、造形物の強度に係る3Dデータの構造をチェックする強度項目、3Dデータの容量をチェックする3Dデータ容量項目及び3Dデータ構造を形成するポリゴンとポリゴンとの間に隙間があるか否かをチェックするポリゴンの隙間項目の少なくとも1つを含んでよい。例えば、強度項目に関し、厚みが薄すぎる部分や細すぎる部分を含む3Dデータを基に3Dプリンタを用いて造形物を製作すると、造形物が破損する可能性が高い。また、造形物を製作する3Dデータの容量が通常よりも明らかに小さすぎる場合、その3Dデータが造形物の製作に適さないことが多々ある。また、3Dデータ構造を形成するポリゴンとポリゴンとの間に隙間があると、この隙間部分によって意図した造形物を造形することができない場合がある。このように、強度項目、3Dデータ容量項目及びポリゴンの隙間項目の少なくとも1つのチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、適切な3Dデータをデザイナが作成できているか否かをより詳細に評価することができる。
コスト項目は、3Dプリンタによって造形物を製作する際に用いられるサポート材の量をチェックするサポート材項目を含んでよい。3Dプリンタを用いた造形物の製作において、サポート材の量の多少はコスト負担に影響し得る。そのため、より少ないサポート材で造形物を製作できる3Dデータは、省コスト化に寄与する。このように、サポート材項目のチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、省コスト化に寄与する3Dデータをデザイナが作成できているか否かをより詳細に評価することができる。
品質項目は、3Dデータの解像度をチェックする解像度項目及び3Dデータの色合いをチェックする色合い項目の少なくとも1つを含んでよい。例えば、3Dデータの解像度が粗い場合、造形物の曲面が角張った形状になる場合がある。また、3Dデータで表現された色合いが造形物に正確に表現されない場合がある。このように、解像度項目及び色合い項目のチェック結果を用いて3Dデータを評価することにより、造形物の品質、例えば、曲面の滑らかさや色合いなどの品質を十分に表現できる3Dデータをデザイナが作成できているか否かをより詳細に評価することができる。
3Dデザイナのレーティングシステムは、3Dプリンタ造形のための3Dデータを作成するデザイナの端末にネットワークを介してアクセス可能であってよい。評価部は、項目の少なくとも1つにおいて、チェック結果が所定の基準を満たしてないと判定した場合、評価結果をデザイナの端末に送信し、デザイナに3Dデータの再作成を促してよい。これにより、デザイナに3Dデータを再作成させ、3Dプリンタによる造形にとって、より適した3Dデータをデザイナに作成させることができる。
記録部には、3Dデータを再作成した再作成回数が保存されてよい。評価部は、チェック結果に加え、再作成回数も用いて評価値を算出してよい。再作成回数が少ないデザイナは、3Dデータの作成に熟知し、無駄なく3Dプリンタ造形に用いる3Dデータを作成することができる。このように、3Dデータの再作成回数を用いてデザイナを評価することにより、デザイナが3Dプリンタ造形に用いる3Dデータを作成する技量をより詳細に評価することができる。
3Dデータ受付部は、デザイナが再作成した3Dデータを受け付けてよい。チェック結果受付部は、再作成した3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けてよい。評価部は、再作成した3Dデータについて、チェック結果を用いて評価値を算出してよい。これにより、再作成された3Dデータを各項目のチェック結果を用いて再評価することができる。
記録部には、3Dデータが項目ごとに設定された所定の基準を満たさなかった場合に、項目ごとにミス回数が蓄積され、ミス回数がデザイナの識別子と対応付けて保存されてよい。評価部は、チェック結果に加え、項目ごとのミス回数も用いて評価値を算出してよい。各項目のうち同じ項目でミスを繰り返すデザイナは、自己のミスを改善する意識が低いと言える。一方で、同じ項目でミスが少ないデザイナは、元からミスが少ないか、或いは、自己のミスを改善する意識が高いと言える。このように、同じ項目で繰り返したミス回数を用いてデザイナを評価することにより、デザイナの技量をより詳細に評価することができる。
記録部には、1つの造形物が製作されるたびに3Dデータ作成の実績回数が蓄積され、実績回数がデザイナの識別子と対応付けて保存されてよい。評価部は、チェック結果に加え、実績回数も用いて評価値を算出してよい。デザイナは、3Dデータを作成した実績回数が多いほど、3Dデータ作成の経験を有する。そのため、実績回数が多いデザイナは、造形物の製作に適した3Dデータを作成できる可能性が高い。このように、実績回数を用いてデザイナを評価することにより、デザイナの技量をより詳細に評価することができる。
記録部には、1つの造形物の製作に要した3Dデータの作成期間が3Dデータごとに蓄積され、3Dデータごとの作成期間が前記デザイナの識別子と対応付けて保存されてよい。評価部は、チェック結果に加え、作成期間も用いて評価値を算出してよい。3Dデータの作成期間が短いと、依頼者は、少ない待ち時間で造形物を取得することができる。そのため、3Dデータを短い作成期間で作成できるデザイナは、3Dデータを作成する技量が優れている可能性が高い。このように、3Dデータの作成期間を用いてデザイナを評価することにより、デザイナの技量をより詳細に評価することができる。
本実施形態に係る3Dデザイナの情報提供システムは、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングし、レーティングされた3Dデザイナの情報を提供する3Dデザイナの情報提供システムであってよい。3Dデザイナの情報提供システムは、3Dデザイナのレーティングシステムと、3Dプリンタ造形を依頼する依頼者の端末とを備えてよい。依頼者の端末は、レーティングシステムの記録部から、評価値を読み出す読出部を含んでよい。これにより、依頼者は、比較的短い作成期間で3Dプリンタ造形に適した3Dデータを作成できるデザイナを知ることができ、そのようなデザイナを複数のデザイナの中から選択することができる。
本開示の実施形態に係る3Dデザイナのレーティング方法は、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをコンピュータでレーティングする3Dデザイナのレーティング方法であってよい。3Dデザイナのレーティング方法は、コンピュータが、デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付ステップと、コンピュータが、3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付ステップと、コンピュータが、チェック結果を用いて評価値を算出し、評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価ステップとを含んでよい。チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータであるか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含んでよい。
本開示の実施形態に係るプログラムは、3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングする処理をコンピュータに実行させるプログラムであってよい。プログラムは、デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付処理と、3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付処理と、チェック結果を用いて評価値を算出し、評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価処理とをコンピュータに実行させてよい。チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータであるか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含んでよい。
[実施形態]
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。図中同一及び相当する構成については同一の符号を付し、同じ説明を繰り返さない。なお、説明を分かりやすくするために、以下で参照する図面においては、構成が簡略化または模式化して示されたり、一部の構成部材が省略されたりしている。
(システム構成例)
図1は、本実施形態における3Dデザイナの情報提供システム100の構成例を示す図である。図1に示す例では、情報提供システム100は、記録部2、依頼者端末3、デザイナ端末4、製作者端末5及びレーティングシステム10を備える。レーティングシステム10は、依頼者端末3、デザイナ端末4及び製作者端末5にネットワークNを介してアクセス可能である。依頼者は、3Dプリンタ造形を依頼する者である。デザイナは、3Dプリンタ造形のための3Dデータを作成する者である。製作者は、3Dプリンタを用いて造形物を製作する者である。レーティングシステム10は、3Dプリンタ造形に関わるデザイナを評価するコンピュータシステムである。なお、依頼者、デザイナ及び製作者の各々は、自然人であってもよいし、法人であってもよい。ネットワークNは、特に限定されないが、例えば、インターネット又はイントラネット等の通信ネットワークである。
レーティングシステム10は、3Dデータ受付部11、チェック結果受付部12及び評価部13を備える。レーティングシステム10は、記録部2にアクセス可能である。
3Dデータ受付部11は、デザイナ端末4からデザイナが作成した3Dデータを受け付ける。3Dデータ受付部11は、デザイナ端末4から受信した3Dデータを記録部2に保存する。3Dデータ受付部11は、製作者端末5へ3Dデータのチェック依頼を送信し、3Dデータを製作者端末5からアクセス可能とする。3Dデータ受付部11は、例えば、チェック依頼とともに3Dデータにアクセスするための情報を製作者端末5へ提供する。
チェック依頼は、製作者が扱う3Dプリンタの造形に3Dデータを用いた場合に、3Dデータで示される通りの造形物ができるか否か、すなわち、3Dデータが3Dプリンタによって造形物を造形可能であるか否かをチェックする造形可否項目を含めることができる。また、チェック依頼は、3Dデータに基づいて造形物を製作する際に掛かるコストをチェックするコスト項目を含めることができる。また、チェック依頼は、造形物の表現に係る3Dデータの品質項目を含めることができる。製作者は、3Dプリンタの機能や特性に関する情報を有している。そのため、製作者において、3Dデータが3Dプリンタの造形に適しているかを判断することができる。なお、製作者における3Dデータのチェックは、人が行ってもよいし、コンピュータの処理によって実行されてもよい。
造形可否項目は、造形物の強度に係る3Dデータの構造をチェックする強度項目、3Dデータの容量をチェックする3Dデータ容量項目及び3Dデータ構造を形成するポリゴンとポリゴンとの間に隙間があるか否かをチェックするポリゴンの隙間項目の少なくとも1つを含むことができる。強度項目について、3Dデータ構造の一部に薄すぎる部分や細すぎる部分がある場合、造形物が破損する可能性が高い。3Dデータ容量項目について、例えば、造形物の製作にあたり、3Dデータの容量が通常よりも明らかに小さすぎると、その3Dデータは、造形物の製作に適さないことがあり得る。ポリゴンの隙間項目について、ポリゴンとポリゴンとの間に隙間があると、隙間に対応する造形物の部分が適切に造形されないことがあり得る。このように、造形可否項目では、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータであるか否かがチェックされる。なお、造形可否項目は、造形の可否に係るチェック項目であれば、強度項目、3Dデータ容量項目及びポリゴンの隙間項目に限られるものではない。
コスト項目は、3Dプリンタによって造形物を製作する際に用いられるサポート材の量をチェックするサポート材項目を含むことができる。3Dプリンタ造形において造形物のサポート材の量が比較的多くなる場合、造形物の製作に掛かる費用は増大する。そのため、サポート材の量は、少ない方が好ましい。比較的少ない量のサポート材は、省コスト化に寄与する。例えば、両腕を左右に広げた人型の造形物を製作する場合、サポート材は、両腕を支持するために両腕の下方に形成される。このように形成されるサポート材の量を極力減らすことができれば、省コスト化を図れる。このように、コスト項目では、3Dデータを基に造形物を製作する際のコストがチェックされる。なお、コスト項目は、造形物の製作に掛かるコストをチェックする項目であれば、サポート材項目に限られるものではない。
品質項目は、造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする項目であって、3Dデータの解像度をチェックする解像度項目及び3Dデータの色合いをチェックする色合い項目の少なくとも1つを含むことができる。解像度項目は、例えば、造形物の表面に表現される形状が、依頼者の意図する形状と異なる可能性があるか否か、すなわち、造形物の表面の形状による表現と、3Dデータの表面の形状による表現とが異なる可能性があるか否かをチェックする項目である。色合い項目は、3Dデータを用いて3Dプリンタで造形した場合の造形物の表面の色に関し、例えば、造形物の色により表現される模様が、3Dデータで示される模様と異なる可能性があるか否か、すなわち、造形物の表面の色による表現と、3Dデータの表面の色による表面とが異なるか否かをチェックする項目である。なお、品質項目は、3Dデータの品質をチェックする項目であれば、解像度項目及び色合い項目に限られるものではない。
チェック結果受付部12は、製作者端末5から、上述の造形可否項目、コスト項目及び品質項目の少なくとも1つにおいてチェックされたチェック結果を受信する。チェック結果受付部12は、チェック結果をデザイナID(識別子)に対応付けて記録部2に保存する。また、後述するように、製作者端末5から受け付けたチェック結果が所定の基準を満たす場合には、製作者によって3Dプリンタを用いて造形物が製作される。製作された造形物の画像は、レーシングシステム10を介して依頼者端末4に送信される。依頼者端末4は、造形物の画像を受信する。依頼者は、造形物の画像を確認し、所望の造形物が製作されているか否かをチェックする。依頼者によるチェック結果は、依頼者端末4からチェック結果受付部12に送信される。チェック結果受付部12は、依頼者のチェック結果を依頼者端末4から受信し、デザイナIDに対応付けて記録部2に保存する。
評価部13は、製作者端末5から受信したチェック結果が項目ごとに設定された所定の基準を満たすか否かを評価する。評価部13による評価結果は、デザイナIDに対応付けて記録部2に保存される。各々のチェック結果が所定の基準値を満たしている場合、評価部13は、製作者端末5に3Dプリンタを用いた造形物の製作を依頼する。一方、チェック結果が所定の基準を満たしていない場合、評価部13は、デザイナ端末4へ評価結果を送信し、3Dデータを再作成するように促す。なお、評価結果は、デザイナ端末4へ送信されてもよいし、記録部2に記録された評価結果へアクセスするための情報がデザイナ端末4へ送信されてもよい。
また、評価部13は、デザイナが3Dデータを再作成した再作成回数、3Dデータが項目ごとに設定された所定の基準を満たさなかった場合に項目ごとに蓄積されたミス回数、デザイナが3Dデータを作成した実績回数及びデザイナが3Dデータの作成に要した作成期間を、デザイナIDに対応付けて記録部2に保存する。
また、評価部13は、上述の各項目、再作成回数、ミス回数、実績回数、作成期間及び依頼者のチェック結果の各情報に基づき、少なくとも1つの評価値を算出し、デザイナの総合的な評価をする。評価部13は、評価値をデザイナIDに対応付けて記録部2に保存する。このように評価されたデザイナの総合的な評価は、依頼者端末3又は製作者端末5の読出部(特に図示しない。)によって記録部2から読み出され、依頼者端末3又は製作者端末5のディスプレイなどの表示部に出力される。
レーティングシステム10は、プロセッサとメモリを備えるコンピュータにより構成される。3Dデータ受付部11、チェック結果受付部12、評価部13の各機能部は、プロセッサが、プログラムを実行することで実現される。コンピュータに、各機能部の処理を実行させるプログラム、及び、そのようなプログラムを記録した非一時的(non-transitory)な記録媒体も、本発明の実施形態に含まれる。レーティングシステム10は、複数のコンピュータによって構成されてもよい。記録部2は、レーティングシステム10を構成するコンピュータからアクセス可能な記録装置により実現できる。レーティングシステム10は、複数のコンピュータで構成されてよい。記録部2は、レーティングシステム10を構成するコンピュータからアクセス可能な記録装置によって実現される。記録部2は、レーティングシステム10からネットワークNを介してアクセス可能としてもよく、また、レーティングシステム10を構成するコンピュータに内蔵される記録装置で構成されてもよい。また、レーティングシステム10の少なくとも一部の機能は、依頼者端末3、デザイナ端末4又は製作者端末5を構成するコンピュータにより実現されてもよい。
(データベース)
図2~4は、記録部2に保存されるデザイナ情報などのデータベースの一例を示す図である。
図2に示すテーブルでは、デザイナ情報を作品ごとに保存している。製作者によるチェック結果は、作品IDごとに、例えば、製作者によって5段階の官能評価がされ、記録部2に保存されている。「5段階」は、造形可否項目及び品質項目であれば、3Dプリンタを用いて造形物をどの程度適切に製作できる3Dデータであるか、コスト項目であれば、どの程度省コスト化を図って造形物を製作できる3Dデータであるかに応じて製作者によってチェックされる。製作者によるチェックは、10段階や100段階であってもよく、製作者によって3Dデータをチェックできれば段階評価に限られるものではない。
また、図2に示すテーブルには、作品IDごとに3Dデータの作成期間も保存されている。図2に示すテーブルの「作成回」項目は、同じ作品IDの造形物を製作するにあたり、何回目の3Dデータの作成かを示す。例えば、作品ID「0003」の場合、デザイナが最初に3Dデータを作成した作成回は「1」である。再作成により2回目に3Dデータを作成した作成回は「2」である。このように、1つの作品で複数回にわたって3Dデータを作成した場合、作成期間は、加算される。作品ID「0003」の場合、1回目の作成期間は、26日であり、2回目の作成期間は7日である。この場合、作品ID「0003」の作成期間は、33日となる。なお、作成回ごとの作成期間は、例えば、デザイナ端末4が3Dデータの作成依頼(再作成依頼)を受信してからレーティングシステム10がデザイナ端末4から3Dデータを受け付けるまでの期間、或いは、レーティングシステム10がデザイナ端末4に3Dデータの作成依頼(再作成依頼)を送信してからレーティングシステム10がデザイナ端末4から3Dデータを受け付けるまでの期間などであってよい。また、作品ごとの作成期間は、デザイナ端末4が3Dデータの最初の作成依頼を受信してから、或いは、レーティングシステム10がデザイナ端末4に3Dデータの最初の作成依頼を送信してから、実際に造形物を製作可能な3Dデータをレーティングシステム10が受け付けるまで、或いは、レーティングシステム10が製作者端末5に造形物の製作を依頼するまでの期間としてもよい。このように、作成期間は、デザイナの技量を評価できれば特に限定されるものではない。
図3に示すテーブルには、上述の各項目の基準値が保存されている。この基準値に基づき、評価部13は、項目ごとにチェック結果を評価する。評価部13がチェック結果を評価する動作例については、後述する。
図4に示すテーブルでは、デザイナごとの評価を保存している。「ミス回数」は、造形物が製作されるたび、3Dデータが項目ごとに設定された所定の基準値を満たさなかった場合に、項目ごとに蓄積されている。「実績回数」は、1つの造形物が製作されるたびに3Dデータ作成の実績回数が蓄積されている。「平均再作成回数」は、デザイナの総再作成回数を実績回数で除算したものである。「平均作成期間」は、デザイナの総作成期間を実績回数で除算したものである。
(動作例)
次に、図5を参照し、レーティングシステム10の動作例を示す。
3Dデータ受付部11は、デザイナ端末4から3Dデータを受け付ける。3Dデータ受付部11は、製作者端末5に3Dデータのチェック依頼を送信する(S1)。
チェック結果受付部12は、製作者端末5から上述の造形可否項目、コスト項目及び品質項目のチェック結果を受け付ける(S2)。
評価部13は、3Dデータの造形可否項目のチェック結果を評価する(S3)。造形可否項目は、強度項目や3Dデータの容量項目などを含む。具体的には、評価部13は、製作者によって5段階でチェックされたチェック結果(図2)が所定の基準値(図3)を満たすか否かを評価する。例えば、図2に示す作品ID「0001」の場合、強度項目のチェック結果は「3」であり、図3に示す強度項目の基準値は「3」である。この場合、作品ID「0001」の強度項目のチェック結果は基準値を満たす。逆に、作品ID「0003」の作成回「1」の場合、容量項目のチェック結果は「3」であるため基準値「4」を満たさない。
評価部13は、コスト項目のチェック結果を評価する(S4)。造形可否項目と同様に、評価部13は、チェック結果と基準値とを比較してコスト項目のチェック結果を評価する。
評価部13は、品質項目のチェック結果を評価する(S5)。造形可否項目と同様に、評価部13は、チェック結果と基準値とを比較して品質項目のチェック結果を評価する。
S3~S5の評価を終えると、評価部13は、造形可否項目、コスト項目及び品質項目の各項目において、全ての項目が基準値を満たしているか否かを判定する(S6)。評価部13は、全ての項目が基準値を満たしていると判定すると、製作者端末5に造形物の製作依頼を送信する。逆に、評価部13は、上述の各項目のうち1つでも基準値を満たしていない項目があると判定すると、デザイナ端末4に3Dデータの再作成依頼を送信し、デザイナに3Dデータの再作成を促す。例えば、図2に示す作品ID「0003」の作成回「1」の場合、容量項目、サポート材項目及び解像度項目は、図3に示す基準値を満たしていない。その場合、評価部13は、デザイナ端末4に3Dデータの再作成依頼を送信する。
デザイナ端末4が再作成依頼を受信すると、デザイナは、作品ID「0003」に係る3Dデータを再作成する。再作成依頼には、基準値を満たさなかった項目などの情報を含むことができる。3Dデータ受付部11は、再作成された3Dデータを受け付けたのち、再作成された3Dデータのチェック依頼を製作者端末5に送信する。したがって、3Dデータのチェック結果が各項目の基準値を1つでも満たさない場合、S1~S6のステップを繰り返す。図2に示す作品ID「0003」の作成回「2」の場合、再作成された3Dデータは、各項目のチェック結果は基準値を満たしている。そのため、評価部13は、製作者端末5に造形物の製作依頼を送信する。
なお、本実施形態では、S6において、造形可否項目、コスト項目及び品質項目の各項目の全てが基準値を満たすか否かを判定する。一方で、S3において、造形可否項目のチェック結果が基準値を満たすか否かを判定し、チェック結果が基準値を満たさない場合には、評価部13がデザイナ端末4に3Dデータの再作成依頼を送信するようにすることもできる。すなわち、S3~S5の各ステップにおいて、それぞれ造形可否項目、コスト項目及び品質項目のチェック結果が基準値を満たすか否かを判定し、それぞれのステップでチェック結果が基準値を満たさないと判定されると、その段階で評価部13がデザイナ端末4に3Dデータの再作成依頼を送信するようにすることもできる。
また、評価部13は、製作者端末5に造形物の製作依頼を送信するタイミングで、3Dデータの再作成回数、各々の項目ごとに基準値を満たさなかった回数(ミス回数)、3Dデータ作成の実績回数及び3Dデータの作成期間を記録部2に保存する(図4)。上述の通り、3Dデータの再作成回数及び作成期間は、図4に示すように平均値が算出されて保存される。なお、平均作成期間は、同じIDの作品において作成回ごとに作成期間が保存されて加算される場合、実際に造形物を製作可能な3Dデータが完成してから算出されるようにしてもよい。
製作者端末5が造形物の製作依頼を受信すると、製作者は3Dプリンタを用いて3Dデータを基に造形物を製作する(S7)。製作者端末5は、依頼者端末3に直接又はレーティングシステム10を介して造形物の画像などの造形物を確認できる情報を送信する。
依頼者端末3は、造形物を確認できる情報を受信すると、例えば造形物の画像を依頼者端末2の表示部に表示させる。依頼者は、造形物を確認し、所望の造形物が出来上がっているか否かの満足度を例えば5段階評価でチェックする。依頼者端末3は、依頼者のチェック結果をレーティングシステム10に送信する。
チェック結果受付部12が依頼者のチェック結果を受け付けると、評価部13は、上述の各項目などの情報に基づき、デザイナを総合的に評価する(S9)。具体的には、評価部13は、造形可否項目、コスト項目及び品質項目の各項目の作成回1回目の評価、蓄積された各々の項目ごとのミス回数、実績回数、平均再作成回数、平均作成期間、依頼者のチェック結果に基づき、デザイナの総合的な評価値を算出する。このように算出されたデザイナの総合的な評価は、記録部2に保存され、依頼者端末3又は製作者端末5からアクセス可能とすることができる。デザイナの総合的な評価は、依頼者端末3又は製作者端末5の読出部によって記録部2から読み出され、依頼者端末3又は製作者端末5のディスプレイなどの表示部に出力される。このように、情報提供システム100によれば、依頼者又は製作者は、複数のデザイナの中から3Dプリンタ造形に適した3Dデータを作成できるデザイナを知り、選択することができる。
各項目の作成回1回目の評価は、例えば、各項目のチェック結果が基準値をどの程度上回っているか(超過率)、チェック結果が基準値からどの程度下回っているか(不足率)に基づき評価値を算出してもよい。また、全項目のうち基準値を満たした項目の割合(基準値を満たした項目の数/全項目の数)に基づき評価値を算出してもよい。
各項目の作成回1回目のチェック結果だけでなく、再作成された3Dデータの2回目以降のチェック結果に基づく評価も含めて、デザイナの総合的な評価をしてもよい。
デザイナの総合的な評価に用いられる再作成回数及び作成期間の情報は、上述の平均再作成回数及び平均作成期間に限られず、蓄積された作品ごとの再作成回数の中央値及び作成期間の中央値であってもよい。
また、各項目のミス回数は、造形物が製作されるたびに蓄積されていく。そのため、実績回数が多いデザイナほど、ミス回数が多くなり得る。そのため、各項目のミス回数を実績回数で除算し、デザイナの総合的な評価に用いてもよい。
評価部13がデザイナの総合的な評価をする際、「造形可否項目、コスト項目及び品質項目の各項目の評価、蓄積された各々の項目ごとのミス回数、実績回数、平均再作成回数、平均作成期間、依頼者のチェック結果」のうち、全ての情報に基づいて1つの評価値を算出してもよい。また、製作者がデザイナの技量を判断するために、これら情報のうち「依頼者のチェック結果」を除く情報、或いは、「造形可否項目、コスト項目及び品質項目」の情報に基づいて1つの評価値を算出してもよい。また、依頼者がデザイナの技量を判断するために、「再作成回数、ミス回数、実績回数、作成期間」の少なくとも1つの情報に基づいて少なくとも1つの評価値を算出してもよい。このように、どの情報に基づいて1又は2以上の評価値を算出するかは、適宜決定することができる。また、評価値は、各項目などで算出された評価値を加算することによって総合的な評価値を算出してもよいし、100点を満点とするように算出してもよく、依頼者、製作者がデザイナの技量を判断しやすい値とすることができれば限定されるものではない。
また、依頼者端末3は、「再作成回数、ミス回数、実績回数、作成時間」の少なくとも1つから算出された評価値にアクセス可能になっていてもよい。これにより、依頼者は、比較的短い作成期間で3Dプリンタ造形に適した3Dデータを作成できるデザイナを知ることができ、そのようなデザイナを複数のデザイナの中から選択することができる。なお、これらの情報に「依頼者のチェック結果(満足度)」や「デザイナの受賞歴(例えば、賞の大きさに応じて数値化したもの)」を加えて評価値を算出してもよい。また、依頼者端末3又は製作者端末5は、記録部2に保存された「造形可否項目、コスト項目及び品質項目の各項目の評価、蓄積された各々の項目ごとのミス回数、実績回数、平均再作成回数、平均作成期間、依頼者のチェック結果」の少なくとも1つから算出された少なくとも1つの評価値にアクセス可能であってもよい。
なお、S8において、チェック結果受付部12が依頼者のチェック結果を受信したのち、評価部13は、依頼者のチェック結果が所定の基準値(特に図示しない。)を満たすか否かを判定してもよい。評価部13は、依頼者のチェック結果が所定の基準値を満たしていないと判定した場合、デザイナ端末4に評価結果を送信し、デザイナに3Dデータの再作成を促してもよい。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施例に限られない。
100:情報提供システム、2:記録部、3:依頼者端末、4:デザイナ端末、5:製作者端末、10:レーティングシステム、11:3Dデータ受付部、12:チェック結果受付部、13:評価部

Claims (13)

  1. 3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングする3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付部と、
    前記3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付部と、
    前記チェック結果を用いて評価値を算出し、前記評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価部と、を備え、
    前記チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含む、3Dデザイナのレーティングシステム。
  2. 請求項1に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記造形可否項目は、造形物の強度に係る3Dデータの構造をチェックする強度項目、3Dデータの容量をチェックする3Dデータ容量項目及び3Dデータ構造を形成するポリゴンとポリゴンとの間に隙間があるか否かをチェックするポリゴンの隙間項目の少なくとも1つを含む、3Dデザイナのレーティングシステム。
  3. 請求項1又は2に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記コスト項目は、3Dプリンタによって造形物を製作する際に用いられるサポート材の量をチェックするサポート材項目を含む、3Dデザイナのレーティングシステム。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記品質項目は、3Dデータの解像度をチェックする解像度項目及び3Dデータの色合いをチェックする色合い項目の少なくとも1つを含む、3Dデザイナのレーティングシステム。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記3Dデザイナのレーティングシステムは、3Dプリンタ造形のための3Dデータを作成するデザイナの端末にネットワークを介してアクセス可能であり、
    前記評価部は、前記項目の少なくとも1つにおいて、前記チェック結果が所定の基準を満たしてないと判定した場合、評価結果をデザイナの端末に送信し、デザイナに3Dデータの再作成を促す、3Dデザイナのレーティングシステム。
  6. 請求項5に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記記録部には、前記3Dデータを再作成した再作成回数が保存され、
    前記評価部は、前記チェック結果に加え、前記再作成回数も用いて前記評価値を算出する、3Dデザイナのレーティングシステム。
  7. 請求項5又は6に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記3Dデータ受付部は、デザイナが再作成した3Dデータを受け付け、
    前記チェック結果受付部は、再作成した3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付け
    前記評価部は、再作成した3Dデータについて、前記チェック結果を用いて前記評価値を算出する、3Dデザイナのレーティングシステム。
  8. 請求項5~7のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記記録部には、前記3Dデータが前記項目ごとに設定された所定の基準を満たさなかった場合に、前記項目ごとにミス回数が蓄積され、該ミス回数が前記デザイナの識別子と対応付けて保存されており、
    前記評価部は、前記チェック結果に加え、前記項目ごとのミス回数も用いて前記評価値を算出する、3Dデザイナのレーティングシステム。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記記録部には、1つの造形物が製作されるたびに3Dデータ作成の実績回数が蓄積され、該実績回数が前記デザイナの識別子と対応付けて保存されており、
    前記評価部は、前記チェック結果に加え、前記実績回数も用いて前記評価値を算出する、3Dデザイナのレーティングシステム。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムであって、
    前記記録部には、1つの造形物の製作に要した3Dデータの作成期間が3Dデータごとに蓄積され、前記3Dデータごとの作成期間が前記デザイナの識別子と対応付けて保存されており、
    前記評価部は、前記チェック結果に加え、前記作成期間も用いて前記評価値を算出する、3Dデザイナのレーティングシステム。
  11. 3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングし、レーティングされた3Dデザイナの情報を提供する3Dデザイナ情報提供システムであって、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の3Dデザイナのレーティングシステムと、
    3Dプリンタ造形を依頼する依頼者の端末と、を備え、
    前記依頼者の端末は、前記レーティングシステムの記録部から、前記評価値を読み出す読出部を含む、3Dデザイナ情報提供システム。
  12. 3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをコンピュータでレーティングする3Dデザイナのレーティング方法であって、
    前記コンピュータが、デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付ステップと、
    前記コンピュータが、前記3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付ステップと、
    前記コンピュータが、前記チェック結果を用いて評価値を算出し、前記評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価ステップと、を含み、
    前記チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータであるか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含む、3Dデザイナのレーティング方法。
  13. 3Dプリンタによる造形物の製作に用いられる3Dデータのデザイナをレーティングする処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    デザイナが作成した3Dデータを受け付ける3Dデータ受付処理と、
    3Dデータを3Dプリンタによる造形の観点からチェックしたチェック結果を受け付けるチェック結果受付処理と、
    前記チェック結果を用いて評価値を算出し、前記評価値をデザイナの識別子と対応付けて記録部に保存する評価処理とを、コンピュータに実行させ、
    前記チェック結果は、3Dプリンタによって造形物を造形可能な3Dデータであるか否かをチェックする造形可否項目、造形物の製作に掛かるコストをチェックするコスト項目及び造形物の表現に係る3Dデータの品質をチェックする品質項目の少なくとも1つを含む、プログラム。
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