JP7339092B2 - 情報処理装置及びバーチャル接客システム - Google Patents
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Description
例えば、非特許文献1には、遠隔の人の動きをリアルタイムでバーチャルキャラクターに反映させ、ディスプレイを通して商品紹介などの接客やデモンストレーションを行うことが記載されている。
ディスプレイと、前記ディスプレイと接客対象者との間の対象距離を検出するセンサと、に接続された情報処理装置であって、
非接客行動中のスタッフの非接客動画像又は接客行動中のスタッフの接客動画像を記憶する手段を備え、
前記記憶された非接客動画像又は接客動画像を前記ディスプレイに表示させる手段を備え、
前記表示させる手段は、
前記対象距離が所定距離以上である場合、前記非接客動画像を前記ディスプレイに表示させ、
前記対象距離が前記所定距離未満である場合、前記接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
情報処理装置である。
バーチャル接客システムの構成を説明する。図1は、本実施形態のバーチャル接客システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1のバーチャル接客システムの機能ブロック図である。
・赤外線センサ
・イメージセンサ
・反射型光学センサ
・デプスセンサ
・タッチパネル式液晶ディスプレイ
・タッチパネル式有機ELディスプレイ
コントローラ10の構成を説明する。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、マイクロフォン50、センサ20、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ30及びスピーカ40である。
本実施形態の概要を説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。
記憶装置11には、店舗のスタッフが接客していないときにとる行動(以下「非接客行動」という)中のスタッフの非接客動画像、又は、店舗のスタッフが接客しているときにとる行動(以下「接客行動」という)中のスタッフの接客動画像が記憶されている。
コントローラ10は、記憶装置11に記憶された非接客動画像又は接客動画像をディスプレイ30に表示させる。具体的には、コントローラ10は、対象距離Dが所定距離Dth以上である場合、非接客動画像をディスプレイ30に表示させる(図3A)。コントローラ10は、対象距離Dが所定距離Dth未満である場合、接客動画像をディスプレイ30に表示させる(図3B)。
本実施形態のデータベースを説明する。以下のデータベースは、記憶装置11に記憶される。
本実施形態の非接客動画像データベースを説明する。図4は、本実施形態の非接客動画像データベースのデータ構造を示す図である。
非接客動画像データベースは、「非接客動画像ID」フィールドと、「非接客動画像」フィールドと、「非接客音声」フィールドと、「条件」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
・商品を棚に陳列する行動
・レジを使用する行動
本実施形態の接客動画像データベースを説明する。図5は、本実施形態の接客動画像データベースのデータ構造を示す図である。
接客動画像データベースは、「接客動画像ID」フィールドと、「接客動画像」フィールドと、「接客音声」フィールドと、「条件」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
本実施形態のサービス動画像データベースを説明する。図6は、本実施形態のサービス動画像データベースのデータ構造を示す図である。
サービス動画像データベースは、「サービス動画像ID」フィールドと、「サービス動画像」フィールドと、「サービス音声」フィールドと、「サービス名」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
本実施形態の情報処理を説明する。図7は、本実施形態の情報処理のシーケンス図である。図8は、図7の情報処理において表示される画面例を示す図である。図9は、図7の情報処理において表示される画面例を示す図である。図10は、図7の情報処理において表示される画面例を示す図である。図11は、図7の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ12は、センサ20から、ディスプレイ30と接客対象者CUとの間の対象距離に関する距離情報を取得する。
具体的には、プロセッサ12は、ステップS101で得られた距離情報を参照して、対象距離を特定する。
プロセッサ12は、対象距離が所定距離(例えば、10m)未満である場合、「接客対象者CUが接客範囲にいる」と判定する。プロセッサ12は、対象距離が所定距離以上である場合、「接客対象者CUが接客範囲にいない」と判定する。
具体的には、プロセッサ12は、非接客動画像データベース(図4)に格納された非接客動画を用いて、画面P10(図7)をディスプレイ30に表示させる。
プロセッサ12は、非接客動画像データベース(図4)に格納された非接客音声をスピーカ40から出力させる。
画像オブジェクトIMG10は、非接客動画像である。
表示オブジェクトA10には、日時、気温、湿度、及び、天気に関する情報が表示される。
具体的には、プロセッサ12は、接客動画像情報データベース(図5)を参照して、対象距離Dに対応する接客動画像及び接客音声を特定する。例えば、対象距離Dが8mである場合、プロセッサ12は、対象距離「8m」に対応する接客動画像V1及び接客音声A1を特定する。
プロセッサ12は、特定された接客動画像を用いて、画面P11(図8)をディスプレイ30に表示させ、且つ、特定された接客音声(例えば、「いらっしゃいませ」という音声)をスピーカ40から出力させる。
画像オブジェクトIMG11は、接客動画像である。
操作オブジェクトB11a~B11bには、それぞれ、サービス動画像を識別するサービス動画像IDが割り当てられている。操作オブジェクトB11a~B11bは、サービスを指定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。操作オブジェクトB11a~B11bには、それぞれ、サービス名に対応するサービス動画像IDが割り当てられている。
・カラー診断(一例として、接客対象者CUに似合う色を診断するサービス)
・メイクレッスン(一例として、接客対象者CUに似合うメーキャップを提案するサービス)
・コスメ情報提供(一例として、流行のコスメ情報を提供するサービス)
・肌解析(一例として、接客対象者CUの肌を解析するサービス)
・顔バランス診断(一例として、接客対象者CUの顔のバランスを診断するサービス)
具体的には、プロセッサ12は、画面P11(図8)をディスプレイ30に表示する。
具体的には、プロセッサ12は、特定された接客動画像を用いて、画面P12(図8)をディスプレイ30に表示し、且つ、特定された接客音声(例えば、「カラー診断を始めます。」という特定された接客動画像を用いて、音声)をスピーカ40から出力させる。
画像オブジェクトIMG12aは、ステップS103で特定されたサービス動画像である。
画像オブジェクトIMG12bは、パネル画像である。パネル画像は、印字可能なパネルの画像である。パネル画像は、印字可能なパネルを撮影することによって得られる。画像オブジェクトIMG12bには、接客対象者CUに対して提案される商品に関する商品情報(例えば、商品を識別する商品識別情報及び商品の名称)が重畳表示される。
画像オブジェクトIMG12cは、コード画像(例えば、二次元バーコード又は三次元バーコードの画像)である。画像オブジェクトIMG12cには、例えば、画像オブジェクトIMG12bに重畳表示された商品識別情報に対応する商品情報が含まれるウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)が割り当てられる。接客対象者CUは、カメラ(例えば、スマートフォンのカメラ)を用いて画像オブジェクトIMG12cを読み取ることにより、URLに対応するウェブサイトにアクセスすることができる。
操作オブジェクトB12は、サービスを終了させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
具体的には、接客対象者CUが操作オブジェクトB12を操作すると、プロセッサ12は、画面P13をディスプレイ30に表示し、且つ、サービスの終了に対応するサービス音声(例えば、「サービスを終了します。」という音声)をスピーカ40から出力する。
画像オブジェクトIMG13は、サービスの終了に対応するサービス動画像である。
表示オブジェクトA13には、サービスの終了に対応するメッセージが表示される。
本実施形態の変形例を説明する。
変形例1を説明する。変形例1は、接客対象者CUの目線の高さに応じた接客動画像を表示する例である。図12は、変形例1の概要の説明図である。
コントローラ10は、計算によって得られた目線の高さに応じた接客動画像をディスプレイ30に表示する。
図12Bに示すように、目線の高さがH2である場合、コントローラ10は、スタッフの目線が高さH2に一致するように、接客動画像をディスプレイ30に表示する。
変形例2を説明する。変形例2は、スタッフの全身をディスプレイ30に表示させる例である。
変形例2のディスプレイ30の配置を説明する。図13は、変形例2のディスプレイの配置の説明図である。図14は、変形例2のディスプレイの配置の説明図である。
ディスプレイ30のY方向の高さは、一般的な人物の身長よりも十分高い(例えば、200cmである)。
変形例2の情報処理を説明する。図15は、変形例2の情報処理において表示される画面の例を示す図である。
変形例3を説明する。変形例3は、接客対象者CUの属性に応じた接客動画像及びサービス動画像の少なくとも1つを表示する例である。
変形例3の接客動画像データベースを説明する。図16は、変形例3の接客動画像データベースのデータ構造を示す図である。
接客動画像データベースは、「接客動画像ID」フィールドと、「接客動画像」フィールドと、「接客音声」フィールドと、「条件」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「接客動画像ID」フィールド、「接客動画像」フィールド、及び、「接客音声」フィールドは、本実施形態(図6)と同様である。
変形例3の情報処理を説明する。
プロセッサ12は、センサ20から得られた画像情報を解析することにより、対象距離Dと、接客対象者CUの属性(例えば、性別及び年代)を特定する。
・接客対象者CUの性別及び年代の組合せに応じた非接客対象動画像を提示する場合。
・対象距離D、並びに、接客対象者CUの性別及び年代の組合せに応じたサービス動画像を提示する場合。
変形例4を説明する。変形例4は、複数のディスプレイの組合せを用いる例である。
変形例4のバーチャル接客システム1の構成を説明する。図17は、変形例4のバーチャル接客システムの機能ブロック図である。
第1ディスプレイ31は、ディスプレイ30と同様である。
・通信機能を備えるタッチパネルディスプレイ
・接客対象者CUのスマートフォン又はタブレット端末
変形例4の情報処理を説明する。図18は、変形例4の情報処理において表示される画面の例を示す図である。
変形例5を説明する。変形例5は、接客対象者CUの顔の向きに応じた接客動画像を表示する例である。図19は、変形例5の概要の説明図である。
プロセッサ12は、センサ20によって得られた画像に対して画像解析を適用することにより、接客対象者CUの顔の向き及び対象距離(例えば、ディスプレイ30の表示面の中心を原点とする座標系における顔の中心線の3次元ベクトル)を特定する。
プロセッサ12は、特定された顔の向き、及び、対象距離の組合せに応じた接客動画像をディスプレイ30に表示する。
図19Bに示すように、顔の向き及び対象距離を示すベクトルがV2である(例えば、接客対象者CUを基準としてディスプレイ30とは異なる方向を向いている)場合、コントローラ10は、接客対象者CUのベクトルVEC2に応じた接客動画像(例えば、ディスプレイ30を基準として接客対象者CUとは異なる方向を向く顔の動画像)をディスプレイ30に表示する。
変形例6を説明する。変形例6は、接客対象者CUの表情に応じた接客動画像を表示する例である。
プロセッサ12は、特定された表情、及び、対象距離の組合せに応じた接客動画像をディスプレイ30に表示する。
本実施形態について小括する。
ディスプレイ30と、ディスプレイ30と接客対象者CUとの間の対象距離Dを検出するセンサ20と、に接続された情報処理装置(例えば、コントローラ10)であって、
非接客行動中のスタッフの非接客動画像又は接客行動中のスタッフの接客動画像を記憶する手段(例えば、記憶装置11)を備え、
記憶された非接客動画像又は接客動画像をディスプレイ30に表示させる手段を備え、
表示させる手段は、
対象距離Dが所定距離Dth以上である場合、非接客動画像をディスプレイ30に表示させ、
対象距離Dが所定距離Dth未満である場合、接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
接客動画像を記憶する手段(例えば、記憶装置11)は、複数の接客動画像を記憶し、
表示させる手段は、対象距離Dが所定距離Dth未満である場合、複数の接客動画像のうち接客対象者CUに応じた接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
表示させる手段は、対象距離Dに応じた接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
センサ20は、接客対象者CUの目の位置を検知し、
表示させる手段は、センサ20によって検知された目の位置に応じた接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
表示させる手段は、ディスプレイ30のサイズ及び設置位置を参照して、スタッフの等身大のサイズで、非接客動画像又は接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
非接客動画像は、スタッフの非接客行動を録画することによって生成された動画像であり、
接客動画像は、スタッフの非接客行動を録画することによって生成された動画像である、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
センサ20は、接客対象者の顔の画像を取得し、
顔の画像を解析することにより、接客対象者の顔の向きを特定する手段(例えば、プロセッサ12)を備え、
ディスプレイ30に表示させる手段は、対象距離及び特定された顔の向きの組合せに応じた接客動画像を表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
センサ20は、接客対象者の顔の画像を取得し、
顔の画像を解析することにより、接客対象者の表情を特定する手段(例えば、プロセッサ12)を備え、
ディスプレイ30に表示させる手段は、対象距離及び特定された表情に応じた接客動画像を表示させる、
情報処理装置(例えば、コントローラ10)である。
情報処理装置(例えば、コントローラ10)を備え、
ディスプレイ30を備える、
バーチャル接客システム1である。
ディスプレイ30は、接客対象者CUの接地面に表示面の下端30bが位置するように配置され、
接客動画像又は非接客動画像は、等身大のスタッフが床に立っている様子の動画像であり、
表示させる手段は、床が表示面の下端30bに位置するように、接客動画像又は非接客動画像をディスプレイ30に表示させる、
バーチャル接客システム1である。
その他の変形例を説明する。
また、記憶装置11に記憶された情報のうち比較的大容量の情報は、ネットワークNWを介してコントローラ10と接続された記憶装置に記憶されてもよい。比較的大容量の情報は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・非接客動画像及び非接客音声の組合せ
・接客動画像及び接客音声の組合せ
・サービス動画像及びサービス音声の組合せ
一例として、プロセッサ12は、ディスプレイ30のサイズ及び設置位置を参照して、スタッフが等身大で表示されるように、非接客動画像、接客動画像、及び、サービス動画像をディスプレイ30に表示させる。
・所定の差込動画像の表示
・非接客動画像又は接客動画像の巻き戻し
・非接客動画像又は接客動画像のループ再生
10 :コントローラ
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
20 :センサ
30 :ディスプレイ
31 :第1ディスプレイ
32 :第2ディスプレイ
40 :スピーカ
50 :マイクロフォン
Claims (10)
- ディスプレイと、前記ディスプレイと接客対象者との間の対象距離を検出するセンサと、に接続された情報処理装置であって、
非接客行動中のスタッフの非接客動画像及び接客行動中のスタッフの接客動画像を記憶する手段を備え、
前記記憶された非接客動画像又は接客動画像を前記ディスプレイに表示させる手段を備え、
前記表示させる手段は、
前記対象距離が所定距離以上である場合、前記非接客動画像を前記ディスプレイに表示させ、
前記対象距離が前記所定距離未満である場合、前記接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
情報処理装置。 - 前記接客動画像を記憶する手段は、複数の接客動画像を記憶し、
前記表示させる手段は、前記対象距離が前記所定距離未満である場合、前記複数の接客動画像のうち前記接客対象者に応じた接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示させる手段は、前記対象距離に応じた接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記センサは、前記接客対象者の目の位置を検知し、
前記表示させる手段は、前記センサによって検知された目の位置に応じた接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記表示させる手段は、前記ディスプレイのサイズ及び設置位置を参照して、前記スタッフの等身大のサイズで、前記非接客動画像又は前記接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
請求項1~4の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記非接客動画像は、前記スタッフの非接客行動を録画することによって生成された動画像であり、
前記接客動画像は、前記スタッフの接客行動を録画することによって生成された動画像である、
請求項1~5の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記センサは、前記接客対象者の顔の画像を取得し、
前記顔の画像を解析することにより、前記接客対象者の顔の向きを特定する手段を備え、
前記ディスプレイに表示させる手段は、前記対象距離及び前記特定された顔の向きの組合せに応じた接客動画像を表示させる、
請求項1~6の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記センサは、前記接客対象者の顔の画像を取得し、
前記顔の画像を解析することにより、前記接客対象者の表情を特定する手段を備え、
前記ディスプレイに表示させる手段は、前記対象距離及び前記特定された表情に応じた接客動画像を表示させる、
請求項1~7の何れかに記載の情報処理装置。 - 請求項1~8の何れかに記載の情報処理装置を備え、
前記ディスプレイを備える、
バーチャル接客システム。 - 前記ディスプレイは、前記接客対象者の接地面に表示面の下端が位置するように配置され、
前記接客動画像及び前記非接客動画像は、等身大のスタッフが床に立っている様子の動画像であり、
前記表示させる手段は、前記床が前記表示面の下端に位置するように、前記接客動画像又は前記非接客動画像を前記ディスプレイに表示させる、
請求項9に記載のバーチャル接客システム。
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