JP7337636B2 - ロボットハンド - Google Patents
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Description
図3、図4に示すように、ロボットハンド10は、矩形板状のベースフレーム11を有する。ベースフレーム11の中央には円形状の穴があけられている。この穴に収穫対象になり得るミニトマトMよりも大きい直径を有する円筒体15が挿通され、固定されている。円筒体15はその先端が開放され、後端の接続部19には吸引機90の吸引ホース91が接続されている。円筒体15の先端開口をミニトマトMに接近させた状態で吸引動作が開始される。吸引機90によって吸引されたミニトマトMは、円筒体15の先端開口を塞ぐことなく、円筒体15の内部に収容される。円筒体15の内部には、円筒体15の内部に吸引されたミニトマトMを円筒体15に留まらせ、保持するための保持部17が設けられる。典型的には、保持部17は、通気用の複数の小孔を有する緩衝材で構成された通気板17とすることができる。図5に示すように、通気板17は、円筒中心線Ccに対して直交する向きに円筒体15の内部に固定されている。通気板17を構成する緩衝材としては、ポリプロピレン、ポリプロエチレンなどの合成樹脂を気泡状又はビーズ状に発泡させたものやゴムなどの弾性樹脂材等を使用することができる。円筒体15に吸引されたミニトマトMは、吸引機90に吸い込まれることなく、通気板17に当接した状態で円筒体15の内部に保持される。吸引機90による吸引力が大きい場合であっても、通気板17は、ミニトマトMの形状に沿って窪むように変形するため、ミニトマトMと通気板17との間の接触面積を増やすことができ、ミニトマトMの一点に強い吸引力が働くことを防ぐことができる。それにより、ミニトマトMの果皮に傷がつくことを防ぐことができる。
本実施形態に係るロボットハンド10は、円筒体15に保持されたミニトマトMの果柄を剪断するための一対の刃体プレート24,34を有する。一対の刃体プレート24,34は対向的に揺動される一対のアーム20,30にそれぞれ支持される。剪断機構は、一対のアーム20,30を対向的に揺動させ、一対の刃体プレート24,34を円筒中心線Cc上で互いにすれ違わせることによって、ミニトマトMの果柄を剪断することができる。典型的には、剪断機構は以下のように構成される。
ロボットハンド10は、第1待機位置Pw1と第1到達位置Pa1との間の第1刃体プレート24による往復動作と第2待機位置Pw2と第2到達位置Pa2との間の第2刃体プレート34による往復動作とを連動させるための駆動機構40を有する。駆動機構40は単一のモータ41を有する。モータ41のハウジングは、一対のサイドフレーム12,13の一方に固定されている(図3参照)。モータ41の駆動軸42は他方のサイドフレームに回転自在に支持されている。図8に示すように、モータ41の駆動軸42には駆動ギア43が固定されている。駆動ギア43には第1従動ギア44と伝達ギア46(遊びギア46)とが噛み合わされている。第1従動ギア44は第2シャフト31に固定されている。伝達ギア46には第2従動ギア45が噛み合わされている。第2従動ギア45は第1シャフト21に固定されている。第1従動ギア44と第2従動ギア45とは同一の歯数を有する。伝達ギア46は、第2従動ギア45が第1従動ギア44と逆向きに回転させるために、第2従動ギア45と駆動ギア43との間に介在される。上記のように駆動機構40を構成することによって、モータ41の駆動軸42の回転に連動して第1シャフト21と第2シャフト31を互いに逆向きに同一の角速度で回転させることができる。
以下、図9を参照して剪断機構の動作を説明する。図9(a)は、剪断動作開始前の剪断機構の待機姿勢を示している。待機姿勢において、第1、第2刃体プレート24,34は円筒体15を挟んで両側の第1、第2待機位置Pw1、Pw2にそれぞれ配置されている。剪断動作が開始され、モータ41が順方向に回転されると、第1、第2刃体プレート24,34は弧を描くように互いに近づく向きに移動を開始し(図9(b)参照)、円筒体15の中心線Cc上をそれぞれ逆向きに同時に通過し(図9(c)参照)、第1、第2到達位置Pa1,Pa2に到達される(図9(d)参照)。図9(c)に示すように、第1、第2刃体プレート24,34が円筒中心線Cc上で前後にすれ違うことによって、ミニトマトMの果柄は剪断される。第1、第2刃体プレート24,34が第1、第2到達位置Pa1,Pa2に到達した後、モータ41が逆方向に回転され、第1、第2刃体プレートは第1、第2到達位置Pa1,Pa2から第1、第2待機位置Pw1、Pw2にそれぞれ戻される。
以上説明した本実施形態に係るロボットハンド10によれば、以下の効果を奏する。すなわち、ロボットハンド10は、第1、第2アーム20,30を円筒体15を跨いで対向的に揺動させる剪断動作を採用することによって、剪断動作中のロボットハンド10の動作領域を省スペース化することができる。具体的には、剪断動作が開始されると、円筒体15の先端縁151の後方、円筒体15を挟んで両側に待機していた刃体プレート24,34は、円筒体15の前方に弧を描きながら互いに近づく向きに移動され、円筒中心線Cc上ですれ違い、それによりミニトマトの果柄は剪断される。このとき、ロボットハンド10の動作領域は、第1待機位置Pw1から第2待機位置Pw2までの距離を直径とする略半球形状で表すことができ、円筒体15の前方のわずかな領域である。これは、収穫対象以外の他のミニトマトMがロボットハンド10に接触する可能性を低減させることに寄与する。
Claims (6)
- 農作物を吸引するために、先端が開放され、後端が外部の吸引機に接続される筒体と、
前記吸引された農作物を前記筒体の内部に保持するために、前記筒体の内部に設けられる保持部と、
前記筒体の内部に保持された前記農作物の果柄を剪断するための一対の刃体と、
前記筒体の外周面の外側であって前記筒体を挟んで両側に互いに平行に配置される一対の回転軸と、
前記一対の回転軸の一方に接続され、前記一対の刃体の一方を、前記筒体の外周面の外側の第1待機位置と、前記筒体の先端開口の前方であって前記第1待機位置から見て前記筒体の中心線を含む前記回転軸に平行な中心面を超えた第1到達位置との間を第1円弧軌道に沿って移動自在に支持する第1アームと、
前記一対の回転軸の他方に接続され、前記一対の刃体の他方を、前記筒体の外周面の外側であって前記中心面を挟んで前記第1待機位置の反対側の第2待機位置と、前記筒体の先端開口の前方であって前記第2待機位置から見て前記中心面を超えた第2到達位置との間を第2円弧軌道に沿って移動自在に支持する第2アームと、
前記一方の刃体の前記第1待機位置から前記第1到達位置への移動と前記他方の刃体の前記第2待機位置から前記第2到達位置への移動とを連動させるために前記一対の回転軸を駆動する駆動機構と、を具備するロボットハンド。 - 前記第1待機位置は、前記一方の刃体が前記第1待機位置に配置されている状態で、前記第1アーム及び前記一方の刃体が前記筒体の先端縁から前方に突き出ない位置に設定され、
前記第2待機位置は、前記他方の刃体が前記第2待機位置に配置されている状態で、前記第2アーム及び前記他方の刃体が前記筒体の先端縁から前方に突き出ない位置に設定される、請求項1記載のロボットハンド。 - 前記第1アームは前記一方の刃体を両側で支持する一対の第1アーム部分を有し、
前記第2アームは前記他方の刃体を両側で支持する一対の第2アーム部分を有する、
請求項1記載のロボットハンド。 - 前記第1アームと前記第2アームとは、前記筒体の外周面に沿って屈曲または湾曲した形状を有する、請求項1記載のロボットハンド。
- 前記刃体は複数の溝刃が連設されてなる、請求項1記載のロボットハンド。
- 前記駆動機構は、
前記第1アーム及び前記第2アームを回転させる動力を発生するモータと、
前記モータの回転軸に固定される駆動ギアと、
前記一対の回転軸の一方に固定され、前記駆動ギアに噛み合わされる第1従動ギアと、
前記一対の回転軸の他方に固定され、前記第1従動ギアと同一の歯数を有する第2従動ギアと、
前記第2従動ギアを前記第1従動ギアと逆向きに回転させるために、前記駆動ギアと前記第2従動ギアとの間に介在される伝達ギアとを有する、請求項1記載のロボットハンド。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP7337636B2 true JP7337636B2 (ja) | 2023-09-04 |
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ID=75381123
Family Applications (1)
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JP2019182621A Active JP7337636B2 (ja) | 2019-10-03 | 2019-10-03 | ロボットハンド |
Country Status (1)
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Citations (1)
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WO2019158610A1 (en) | 2018-02-13 | 2019-08-22 | Norwegian University Of Life Sciences | Device for picking fruit |
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Patent Citations (1)
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Also Published As
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