JP7336160B1 - 撮影装置,及び鼻紋照合システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像部と,撮影部による撮影画像を表示する表示部と,表示部に表示される枠を制御するための枠制御部と,を含む撮影装置であって,枠制御部は,枠が,被写体の輪郭を示す枠となるように表示部に表示される枠を制御する撮影装置や,撮影装置を用いた鼻紋照合システムであって,被写体は,非人動物であり,照合対象となる複数の非人動物の識別情報と,複数の非人動物の鼻紋に関する情報とを記憶する鼻紋データベースと,撮影部が撮影した被写体の画像と鼻紋データベースを用いて,撮影部により撮影された被写体を照合する照合部と,を含む。
【選択図】図1
Description
また,この発明は,そのような撮影装置を用いた鼻紋照合システムを提供することを目的とする。
鼻紋データベース13は,照合対象となる複数の非人動物の識別情報と,複数の非人動物の鼻紋に関する情報とを記憶するための要素である。
照合部15は,撮影部3が撮影した被写体の画像と鼻紋データベースを用いて,撮影部3により撮影された被写体を照合するための要素である。
犬種情報入力部21は,被写体の犬種に関する情報を受け取るための要素である。
犬種別情報記憶部23は,複数の犬種に関する情報と,複数の犬種のそれぞれの顔に関する情報と,を記憶するための要素である。
この場合,枠制御部7は,犬種情報入力部21が受け取った被写体の犬種に関する情報と,犬種別情報記憶部23とを用いて,被写体の鼻が撮影画像のうち所定の範囲に位置するように,表示部5に表示される枠を制御する。
被写体状況解析部25は,撮影部3が撮影した被写体の画像に基づいて,被写体の姿勢又は被写体の顔の向きを解析するための要素である。
この場合,枠制御部7は,被写体状況解析部25が解析した被写体の姿勢又は被写体の顔の向きに基づいて,被写体の顔の輪郭を示す枠を制御するか,被写体が正しい姿勢又は顔の向きとなるような指令を表示部に表示する。
撮影部3による撮影画像を表示部5に表示させる表示工程と,
表示部5に表示される枠を制御するための工程であって,枠は,被写体の輪郭を示す枠となるように表示部5に表示される枠を制御する枠制御工程と,
を実行させるためのプログラムである。
図1は,撮影装置の例を説明するためのブロック図である。図1に示されるように,この発明の撮影装置1は,撮像部3と,表示部5と,枠制御部7と,を含む。図1に示されるように,この撮影装置1は,表示部5に表示される文字やアイコンを制御するための表示情報制御部をさらに有してもよい。
撮影装置1は,カメラやビデオなどの画像や映像を撮影できるものであればよい。撮影装置1は,好ましくはデジタル画像やデジタル情報を撮影できるデジタル撮影装置である。撮影装置1の例は,デジタルカメラ,携帯電話,スマートフォン,ポータブルビデオ,携帯パソコン及び携帯端末である。撮影装置1は,これらの要素以外に通常の撮影装置が有する要素を適宜含んでよい。また,撮影装置1は,コンピュータやプロセッサを有してもよい。
撮影画像を得るための要素である。撮像部3の例は,携帯端末に内蔵されたカメラ及びビデオカメラである。つまり,撮影画像は,写真でもよいし,動画であってもよい。
表示部5は,撮影部3による撮影画像を表示するための要素である。表示部5の例は,カメラのファインダーである。表示部5は,撮影装置によって対象物を撮影する前に,撮影者の目で構図を決めたり,ピントを合わせたりするのに使用する表示窓を意味する。この表示窓には,撮影指示をした場合に得られる画像や映像が表示される。撮影装置内には,公知の光学系が設置されている。このため,表示部5に表示される画像や映像が,適切なものとなるように任意の光学的処理がなされてもよい。表示部は,液晶であってもよいし,有機ELパネルであってもよいし,タッチパネル式のパネルであってもよい。
鼻紋照合システム11は,携帯端末が撮影した対象物(例えば迷い犬)の画像や映像に基いて,データベースと照合し,その対象物(例えば迷い犬)に関する情報(例えば持ち主に関する情報)を得るためのシステムである。
この発明の鼻紋照合システム11は,例えば上記した撮影装置1を含んだシステムであってもよいし,上記した撮影装置1から撮影データを受け取って鼻紋照合を行うシステムであってもよい。さらにこの鼻紋照合システム11は,撮影装置1に対して情報を出力し,撮影装置1の制御を行うことができるものであってもよい。つまり,この発明の鼻紋照合システム11は,撮影装置1を用いた鼻紋照合システムである。システムは,例えば,各端末とインターネットなどのネットワークにより情報の授受を行える態様で接続されていてもよい。
鼻紋データベース13は,照合対象となる複数の非人動物(犬)の識別情報と,複数の非人動物(犬)の鼻紋に関する情報とを記憶するための要素である。鼻紋に関する情報は,鼻紋照合に用いられるアルゴリズムに応じて適宜調整すればよい。例えば,鼻紋画像同士を比較する場合は,鼻紋画像を記憶しておけばよい。また,鼻紋画像は,2値化データであってもよいし,グレイスケールデータであってもよい。鼻紋に関する情報は,特徴点に関する情報であってもよい。特徴点に関する情報の例は,鼻紋に含まれる1又は複数の分岐点の形と位置に関する情報である。鼻紋データベース13には,犬の持ち主に関する情報(氏名,連絡先,メールアドレスなど)が記憶されてもよい。
この例では,犬αの飼い主Aが,犬αについて,撮影装置1を用いて事前に犬αの鼻紋を撮影し,鼻紋データベース13に飼い主Aの連絡先のほか,犬αの鼻紋照合に必要な情報を記録してある。そして,飼い主Aは,犬αがいなくなったため,このシステムに関するアプリケーションを起動し,システムに犬αがいなくなったことを入力する。すると,飼い主Aの端末から,システムに犬αがいなくなったことに関する情報が,送信され,システムに,犬αがいなくなったという情報が入力される。すると,鼻紋データベース13に,犬αと関連して,迷い犬情報が記憶される。
あるユーザAが,迷い犬αを発見する。このユーザAは,この迷い犬αの挙動から,ナ良い犬ではないかと考える。そこで,ユーザAは,迷い犬αを撮影し,撮影した迷い犬αの画像をシステムに送信する。すると,システムには,迷い犬αの画像が入力される。システムは,その迷い犬αの画像から,鼻紋情報を抽出してもよい。
鼻紋データベース13は,照合対象となる複数の非人動物(犬)の識別情報と,複数の非人動物(犬)の鼻紋に関する情報とを記憶している。ここではこれらをまとめて識別情報とよぶ。システムは,鼻紋データベース13から,照合に必要な識別情報を読み出し,鼻紋照合を行う。鼻紋照合のためのアルゴリズムは公知である。まずは,犬種を絞り,その後に,特定の犬の鼻紋を照合してもよい。この場合,システムに入力された鼻紋照合に必要な情報を用いて,犬種を求め,そのうえで, 鼻紋データベース13に含まれる特定の犬種についても照合に必要な情報を読み出して,マッチングを行ってもよい。マッチングは,機械学習による画像認証を行ってもよいし,特徴点に関する情報を用いたマッチングを行ってもよい。撮影装置1から,鼻紋照合に必要な鼻紋に関する情報である鼻紋情報が,照合部15に入力されてもよい。また,撮影装置1から出力された鼻紋を含む画像に基づいて,照合部が鼻紋情報を求める演算を行い,鼻紋情報を得てもよい。照合部15は,識別情報と鼻紋情報とを用いて,マッチングを行えばよい。
鼻紋照合工程(S103)で,鼻紋データベース13に登録された犬とヒットしなかった場合,鼻紋照合システム11は,対象となる犬がいなかった旨の照合結果を,ユーザAの携帯端末(例えばスマートフォン)に出力する。ユーザAのスマートフォンは,照合結果を受取り,表示部にその照合結果を表示する。すると,ユーザAは,迷い犬αが,鼻紋照合システム11に登録された犬ではないと諦めるか,再度撮影を行って,迷い犬αの特定を行う。
犬種情報入力部21は,被写体の犬種に関する情報を受け取るための要素である。被写体の犬種の例は,トイプードル,チワワ,ロングコートチワワ,柴犬,タイニープードル,フレンチブルドッグ,ミニチュアダックスフンド,豆柴,ポメラニアン,ミニチュアシュナウザー,ティーカッププードル,シーズー,パグ,カニンヘンダックスフンド,ヨークシャーテリア,スムースコートチワワ,コーギー,ボストンテリア,秋田犬,ゴールデンレトリバー,パピヨン,マルチーズ,スタンダードプードル,ラブラドールレトリバー,ミニチュアピンシャー,ペキニーズ,ブルドッグ,ビーグル,ボーダーコリー,ビションフリーゼ及び犬種不明である。これらは,プルタブ形式になっており,ユーザが選択することにより犬種に関する情報が,システムに入力されるようになっていてもよい。例えば,ユーザがアプリケーションを起動し,犬種に関する情報を入力するモードとなったとき,スマートフォンの記憶部から,上記の犬種に関する情報を選択させるための情報が読み出され,ユーザのスマートフォンに表示される。ユーザがいずれかの犬種を選択すると,選択された犬種に関する情報は,スマートフォンに適宜記憶される。そして,選択された犬種に関する情報は,ユーザのスマートフォンからシステム11へ出力される。システム11は,選択された犬種に関する情報をユーザに関する情報とともに記憶部に記憶する。このようにして,鼻紋データベース13にユーザに関する情報とともに,飼い犬の犬種に関する情報が記憶される。
被写体状況解析部25は,撮影部3が撮影した被写体の画像に基づいて,被写体の姿勢又は被写体の顔の向きを解析するための要素である。撮影部3が被写体を撮影する。すると,撮影装置1の記憶部に撮影画像が適宜記憶される。撮影装置1の制御部は,記憶部に記憶された撮影画像を読み出すとともに,撮影画像を鼻紋照合システム11に出力する。撮影画像を受け取った,鼻紋照合システム11は,撮影画像を鼻紋照合システム11に入力し,適宜記憶部に記憶する。鼻紋照合システム11は,記憶部からプログラムを読み出すとともに,記憶部から撮影画像を読み出す。そして,鼻紋照合システム11は,読み出した画像を解析し,被写体の姿勢及び被写体の顔の向きのいずれか又は両方を解析する。解析された被写体の姿勢の例は,鼻が画面の右上に存在する(鼻のおおよその位置を特定した)姿勢である,画面より近い,画面より遠い,鼻が撮影されていない姿勢である,鼻がぼやける姿勢であるといったものである。例えば,システムは,被写体の画像から,鼻の領域を分析する。そのうえで,枠9の領域に比べ,鼻の領域の面積が一定値以下の場合,被写体が撮影部から遠いと判断する。すると,システムは,記憶部から「もっと近づいて!」という被写体にもっと近づかせるための注意文を読み出し,撮影装置の表示部に表示させる。すると,枠が,被写体の鼻の輪郭を示す枠となるように制御できることとなる。
3 撮像部
5 表示部
7 枠制御部
8 注意文(状況表示文)
9 枠
11 鼻紋照合システム
13 鼻紋データベース
15 照合部
21 犬種情報入力部
23 犬種別情報記憶部
25 被写体状況解析部
Claims (5)
- 撮像部と,
前記撮像部による撮影画像を表示する表示部と,
前記表示部に表示される枠を制御するための枠制御部と,を含む撮影装置であって,
前記枠制御部は,
前記枠が,被写体の輪郭を示す枠となるように前記表示部に表示される枠を制御し,
前記被写体の輪郭は,非人動物の鼻の輪郭である,
撮影装置であって,
前記非人動物は,イヌであり,
前記被写体の犬種に関する情報を受け取る犬種情報入力部と,
複数の犬種に関する情報と,前記複数の犬種のそれぞれの顔に関する情報と,を記憶する犬種別情報記憶部をさらに有し,
前記犬種情報入力部が受け取った前記被写体の犬種に関する情報と,前記犬種別情報記憶部とを用いて,前記被写体の犬種に応じた形状となるように、前記表示部に表示される枠の形状を制御する,
撮影装置。 - 請求項1に記載の撮影装置であって,
前記枠制御部は,
前記非人動物の鼻部分を認識できた後に,前記枠が前記表示部に表示されるように制御する,
撮影装置。 - 請求項1に記載の撮影装置を用いた鼻紋照合システムであって,
照合対象となる複数の非人動物の識別情報と,前記複数の非人動物の鼻紋に関する情報とを記憶する鼻紋データベースと,
前記撮像部が撮影した前記被写体の画像と前記鼻紋データベースを用いて,前記撮像部により撮影された前記被写体を照合する照合部とを含む,
鼻紋照合システムであって,
前記非人動物はイヌであり,
前記被写体の犬種に関する情報を受け取る犬種情報入力部と,
複数の犬種に関する情報と,前記複数の犬種のそれぞれの顔に関する情報と,を記憶する犬種別情報記憶部をさらに有し,
前記犬種情報入力部が受け取った前記被写体の犬種に関する情報と,前記犬種別情報記憶部とを用いて,前記被写体の鼻が前記撮影画像のうち所定の範囲に位置するように,前記表示部に表示される枠を制御する,鼻紋照合システム。 - 請求項3に記載の鼻紋照合システムであって,
前記撮像部が撮影した前記被写体の画像に基づいて,前記被写体の姿勢又は前記被写体の顔の向きを解析する被写体状況解析部をさらに有し,
前記枠制御部は,
前記被写体状況解析部が解析した前記被写体の姿勢又は前記被写体の顔の向きに基づいて,前記被写体の顔の輪郭を示す枠を制御するか,被写体が正しい姿勢又は顔の向きとなるような指令を表示部に表示する,
鼻紋照合システム。 - コンピュータに,
撮像部による撮影画像を表示部に表示させる表示工程と,
前記表示部に表示される枠を制御するための工程であって,前記枠が,被写体の輪郭を示す枠となるように前記表示部に表示される枠を制御する枠制御工程であって,前記被写体の輪郭は,非人動物の鼻の輪郭である工程,と,
を実行させるためのプログラムであって,
前記非人動物は,イヌであり,
前記プログラムは、前記コンピュータに前記被写体の犬種に関する情報を受け取る工程をさらに実行させ、
前記表示部に表示される枠を制御するための工程は、
(1)複数の犬種に関する情報と,前記複数の犬種のそれぞれの顔に関する情報と,を記憶する犬種別情報記憶部と,(2)前記被写体の犬種に関する情報と,を用いて,前記被写体の犬種に応じた形状となるように、前記表示部に表示される枠の形状を制御する工程である,
プログラム。
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JP2013065110A (ja) | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Omron Corp | 検出装置、該検出装置を備えた表示制御装置および撮影制御装置、物体検出方法、制御プログラム、ならびに、記録媒体 |
JP2019113959A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | 株式会社リクルート | 鼻紋照合システム、鼻紋照合方法及び鼻紋照合プログラム |
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