JP7334894B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯機に関する。
下記特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、排水に含まれる異物を捕獲するフィルタユニットを含む。フィルタユニットは、多数の濾過孔が形成されたバスケットを有する。洗濯乾燥機内の排水は、バスケット内を流れて濾過孔を通過し、その際に、排水に含まれる異物が濾過孔で捕獲されてバスケット内に溜まる。
特開2009-125537号公報
特許文献1に記載のフィルタユニットでは、糸くずや髪の毛などの長尺の異物がバスケットの濾過孔に絡みやすく、メンテナンス時には、濾過孔に絡んだ異物を取り除くのに手間がかかる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、排水フィルタに関するメンテナンス性の向上を図れる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、前記筐体内に配置され、洗濯物を収容し、水が溜められる洗濯槽と、前記洗濯槽内の水を前記筐体外に排出する排水路と、前記排水路に対して着脱される排水フィルタであって、前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記排水路内に配置される本体と、前記本体によって移動可能に支持され、前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記本体内に進出し、前記排水路からの前記排水フィルタの離脱に応じて前記本体内から退避する櫛部とを有し、前記排水フィルタが前記排水路に装着された状態において、前記排水路を流れる排水に含まれる異物を前記櫛部によって前記本体内で捕獲する排水フィルタとを含む、洗濯機である。
また、本発明は、前記洗濯機が、前記排水路に対する前記排水フィルタの着脱に応じて前記櫛部を進退させるガイド部をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記本体には、進退する前記櫛部が挿通される挿通穴が形成され、前記排水フィルタが、前記本体における前記挿通穴の周縁部と前記櫛部との隙間を埋めるシール部をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、排水フィルタが洗濯機の排水路に装着されて排水フィルタの本体が排水路内に配置されると、櫛部が本体内に進出する。本体内に進出した櫛部は、排水路を流れる排水に含まれる異物を本体内で捕獲する。これにより、本体内では、捕獲された異物が櫛部に絡むのだが、排水フィルタを排水路から離脱させると櫛部が本体内から退避するので、自動的に異物を櫛部から取り除いて本体内にまとめることができる。そのため、使用者は、メンテナンスのために排水路から離脱させた排水フィルタの本体内からスムーズに異物を取り出すことができるので、排水フィルタに関するメンテナンス性の向上を図れる。
また、本発明によれば、ガイド部によって、排水路に対する排水フィルタの着脱に応じて櫛部をスムーズに進退させることができる。
また、本発明によれば、排水フィルタでは、進退時の櫛部が本体の挿通穴に挿通される。本体における挿通穴の周縁部と櫛部との隙間がシール部によって埋められるので、この隙間に異物が入り込むことを防止できる。そのため、この隙間に入り込んだ異物を取り除く手間を省けるので、排水フィルタに関するメンテナンス性の一層の向上を図れる。
図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機の模式的な縦断面右側面図である。 図2は、洗濯機内に配置されたフィルタユニットの斜視図である。 図3は、フィルタユニットを構成する排水フィルタの分解斜視図である。 図4は、排水フィルタの斜視図である。 図5は、排水フィルタの平面図である。 図6は、図5のA-A矢視断面図である。 図7は、排水フィルタの斜視図である。 図8は、排水フィルタの断面図である。 図9は、フィルタユニットを構成する受け部の斜視図である。 図10は、受け部および着脱途中の排水フィルタの平面図である。 図11は、図10のB-B矢視断面図である。 図12は、受け部および装着済みの排水フィルタの平面図である。 図13は、図12のC-C矢視断面図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機1の模式的な縦断面右側面図である。図1の紙面に直交する方向を洗濯機1の左右方向Xといい、図1における左右方向を洗濯機1の前後方向Yといい、図1における上下方向を洗濯機1の上下方向Zという。左右方向Xのうち、図1の紙面における奥側を左側X1といい、図1の紙面における手前側を右側X2という。前後方向Yのうち、図1における左側を前側Y1といい、図1における右側を後側Y2という。上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。
この実施形態の洗濯機1は、いわゆるドラム式の洗濯乾燥機である。洗濯機1は、筐体2と、筐体2内に配置された外槽3と、外槽3に接続された給水路4および排水路5と、排水路5を通って外槽3から排出される水から異物を捕獲する排水フィルタ6と、外槽3内に配置されて洗濯物Lを収容する内槽7と、内槽7を回転させるモータ8と、内槽7内の洗濯物Lを乾燥させる乾燥部9とを含む。
筐体2は、ボックス状に形成される。筐体2の前面2Aは、例えば垂直面である。前面2Aには、筐体2の内外を連通させる開口2Bが形成される。前面2Aには、開口2Bを開閉する扉10が設けられる。
外槽3は、ダンパ(図示せず)を介して、筐体2によって弾性支持される。外槽3は、水平方向Hに沿って前後方向Yに延びる軸線Jを中心とした円筒状の円周壁3Aと、円周壁3Aの中空部分を後側Y2から塞いだ円盤状の背面壁3Bと、円周壁3Aの前端縁につながったリング状の正面壁3Cとを有する。背面壁3Bの中心には、軸線Jに沿って背面壁3Bを前後方向Yに貫通した貫通孔3Dが形成される。正面壁3Cは、円周壁3Aの前端縁から軸線J側へ張り出した円環状の第1部3Eと、第1部3Eの内周縁から前側Y1へ突出した円筒状の第2部3Fと、第2部3Fの前端縁から軸線J側へ張り出した円環状の第3部3Gとを有する。第3部3Gの内側には、円周壁3Aの中空部分に前側Y1から連通した出入口3Hが形成される。出入口3Hは、筐体2の開口2Bに対して後側Y2から対向して連通する。
給水路4は、蛇口(図示せず)に接続された一端(図示せず)と、外槽3の背面壁3Bに接続された他端4Aとを有する。給水時には、蛇口からの水が給水路4から外槽3内に供給される。外槽3内には、水道水や、水道水に洗剤が溶けた洗剤水などの水が溜められる。給水路4の途中には、給水を開始したり停止したりするために開閉される給水弁11が設けられる。
排水路5は、外槽3の下端部、例えば正面壁3Cの第1部3Eの下端部に接続される。外槽3内の水は、排水路5から機外つまり筐体2の外に排出される。排水路5の途中には、排水を開始したり停止したりするために開閉される排水弁12が設けられる。
排水フィルタ6は、排水路5において排水弁12よりも外槽3に近い上流部に設けられる。排水フィルタ6の前端は、筐体2の前面2Aに露出されるので、使用者は、排水フィルタ6の前端を掴んで排水フィルタ6を筐体2に対して着脱させることができる。排水フィルタ6については、追って詳説する。
内槽7は、外槽3よりも一回り小さい。外槽3および内槽7は、洗濯槽13を構成する。内槽7は、外槽3の円周壁3Aと同軸上に配置された円筒状の円周壁7Aと、円周壁7Aの中空部分を後側Y2から塞いだ円盤状の背面壁7Bと、円周壁7Aの前端縁から軸線J側へ張り出した円環状の環状壁7Cとを有する。内槽7において少なくとも円周壁7Aには、複数の貫通孔7Dが形成され、外槽3内の水は、貫通孔7Dを介して、外槽3と内槽7との間で行き来する。そのため、外槽3内の水位と内槽7内の水位とは一致する。内槽7の背面壁7Bの中心には、軸線Jに沿って後側Y2へ延びる支持軸14が設けられる。支持軸14の後端部は、外槽3の背面壁3Bの貫通孔3Dを通って背面壁3Bよりも後側Y2に配置される。
環状壁7Cの内側には、円周壁7Aの中空部分に前側Y1から連通した出入口7Eが形成される。出入口7Eは、外槽3の出入口3Hおよび筐体2の開口2Bに対して後側Y2から対向して連通する。出入口3Hおよび出入口7Eは、開口2Bとともに、扉10によって一括開閉される。洗濯機1の使用者は、開放された開口2B、出入口3Hおよび出入口7Eを介して、内槽7内に洗濯物Lを出し入れする。
モータ8は、筐体2内において、外槽3の背面壁3Bの後側Y2に配置される。モータ8は、内槽7に設けられた支持軸14に連結される。モータ8が発生した駆動力は、支持軸14に伝達され、内槽7が、支持軸14を伴って軸線Jまわりに回転する。なお、モータ8と支持軸14と間には、モータ8の駆動力を支持軸14に伝達したり遮断したりするクラッチ機構(図示せず)が設けられてもよい。
乾燥部9は、循環路20と、送風部21と、加熱部22とを含む。循環路20は、筐体2内において例えば外槽3の上側Z1に配置された流路である。循環路20の一端には取出口20Aが形成され、循環路20の一端には戻し口20Bが形成される。取出口20Aは、外槽3の背面壁3Bにおいて外槽3内の上限水位よりも高い部分に接続され、外槽3内に後側Y2から連通する。戻し口20Bは、外槽3の正面壁3Cの第2部3Fの上端部に接続され、外槽3内に上側Z1から連通する。
送風部21は、いわゆるブロアであり、循環路20内に配置された回転羽根23と、回転羽根23を回転させるモータ(図示せず)とを含む。回転羽根23が回転すると、洗濯槽13内の空気、つまり外槽3内および内槽7内の空気が、太い破線矢印で示すように、取出口20Aから循環路20内に取り出された後に、戻し口20Bから洗濯槽13内に戻される。これにより、洗濯槽13内の空気は、洗濯槽13と循環路20とを順に流れるように循環する。
加熱部22は、ヒートポンプにおける熱交換器または一般的なヒータなどであり、少なくとも一部が、循環路20内に設けられる。加熱部22において循環路20内に設けられた部分は、例えばフィン状の放熱部22Aを複数有する。加熱部22が作動すると放熱部22Aが高温になるので、循環路20内を流れる空気が放熱部22Aの周囲を通過する際に加熱されて熱風になる。
洗濯機1は、マイコンとして構成された制御部24を含む。制御部24は、モータ8、給水弁11、排水弁12、送風部21および加熱部22の動作を制御することによって洗濯運転を実行する。洗濯運転は、洗い工程と、すすぎ工程と、脱水工程と、乾燥工程とを含む。
洗い工程の開始に先立って、内槽7内に洗剤が投入される。制御部24は、洗い工程では、排水弁12を閉じた状態で、給水弁11を所定時間開いて外槽3および内槽7に給水してから、モータ8によって内槽7を回転させる。これにより、内槽7内の洗濯物Lが、たたき洗いされる。たたき洗いでは、洗濯物Lがある程度持ち上げられてから水面に自然落下するというタンブリングが繰り返される。タンブリングによる衝撃や、内槽7に溜まった水に含まれる洗剤成分によって、洗濯物Lから汚れが取り除かれる。タンブリングの開始から所定時間が経過した後に、制御部24が排水弁12を開いて排水すると、洗い工程が終了する。
制御部24は、すすぎ工程では、排水弁12を閉じた状態で、給水弁11を所定時間開いて外槽3および内槽7に給水してから、モータ8によって内槽7を回転させる。すると、前述したタンブリングが繰り返されるので、洗濯物Lが内槽7内の水道水によってすすがれる。タンブリングの開始から所定時間が経過した後に、制御部24が排水すると、すすぎ工程が終了する。すすぎ工程は、複数回繰り返されてもよい。制御部24は、脱水工程では、排水弁12を開いた状態で、内槽7を脱水回転させる。内槽7の脱水回転により生じた遠心力によって、内槽7内の洗濯物Lが脱水される。脱水により洗濯物Lから染み出た水は、排水路5から機外に排出される。脱水工程は、すすぎ工程後だけでなく、洗い工程後にも実施されてもよい。
制御部24は、乾燥工程では、送風部21および加熱部22によって熱風を発生させて内槽7と循環路20との間で循環させ、内槽7内の洗濯物Lに供給する。これにより、洗濯物Lが乾燥する。なお、洗濯機1は、乾燥部9が省かれた洗濯機であってもよく、その場合の洗濯運転では、乾燥工程が省略される。
次に排水フィルタ6について詳説する。洗濯機1は、排水フィルタ6を有するフィルタユニット30を含む。図2は、フィルタユニット30の斜視図である。フィルタユニット30は、排水フィルタ6の他に、受け部31も有する。受け部31は、排水路5の一部を構成して、排水フィルタ6が着脱される部材である。以下の説明では、前述した左右方向X、前後方向Yおよび上下方向Zを用いて排水フィルタ6および受け部31のそれぞれの向きを特定する。なお、フィルタユニット30を構成する各部品は、以下で特に説明がない限り、樹脂製である。
図3は、排水フィルタ6の分解斜視図である。排水フィルタ6は、捕獲した異物を収容するための本体32と、排水路5内を流れる排水から実際に異物を捕獲する櫛部33とを有する。本体32は、前後方向Yに長手のボックス状の収容部34と、収容部34の前端部に連結された操作部35と、収容部34内に収容されるアタッチメント36およびシール部37とを有する。
収容部34は、前後方向Yに長い長方形板状の底壁38と、底壁38の右端から立ち上がった長方形板状の右壁39と、底壁38の左端から立ち上がった長方形板状の左壁40とを有する。収容部34は、底壁38の後端から立ち上がって右壁39および左壁40の後端間に架設された矩形板状の後壁41と、底壁38、右壁39および左壁40の各前端に接続された円盤状の前壁42とをさらに有する。収容部34内には、底壁38、右壁39、左壁40、後壁41および前壁42に囲まれて上側Z1へ開放された前後方向Yに長い収容室34Aが形成される。
底壁38の後端部には、底壁38を上下方向Zに貫通して収容室34Aに連通した略矩形状の出口38Aが形成される(後述する図5も参照)。底壁38において出口38Aよりも前側Y1の領域には、底壁38を上下方向Zに貫通した円形状の挿通穴38Bが複数形成される(後述する図6参照)。これらの挿通穴38Bは、行列状または千鳥状の配列パターンで規則的に分散配置される。
右壁39の上端の全域には、右側X2へ張り出して前後方向Yに延びるリブ状の右横ガイド部39Aが設けられる。右横ガイド部39Aは、後端部が右側X2へ一段張り出すように形成される。右壁39の後端部には、右壁39を左右方向Xに貫通して収容室34Aに連通した略矩形状の出口39Bが形成される。右壁39の右面において出口39Bよりも前側Y1の領域には、前後一対の右縦ガイド部39Cと、前後一対の右係合部39Dとが設けられる。
各右縦ガイド部39Cは、右壁39の下端から右横ガイド部39Aの手前まで上下方向Zに延びるリブである。右縦ガイド部39Cは、右壁39の右面の前端部と、右壁39の右面において出口39Bに隣接する部分とに1つずつ設けられる。右係合部39Dは、右壁39の右面の下端部において右側X2へ突出する爪状に形成される。前側Y1の右係合部39Dは、前側Y1の右縦ガイド部39Cの下端部に後側Y2から隣接して配置され、後側Y2の右係合部39Dは、後側Y2の右縦ガイド部39Cの下端部に前側Y1から隣接して配置される。
収容部34は、左右対称に構成される。そのため、左壁40の上端の全域には、右横ガイド部39Aと同形状の左横ガイド部40Aが、右横ガイド部39Aと左右対称になるように設けられる。左壁40の後端部には、右壁39の出口39Bと同形状の出口40Bが形成される。出口40Bは、収容室34Aに連通する。左壁40の左面には、右縦ガイド部39Cと同形状の前後一対の左縦ガイド部40Cが、右縦ガイド部39Cと左右対称になるように設けられる。左壁40の左面には、右係合部39Dと同形状の前後一対の左係合部40Dが、右係合部39Dと左右対称になるように設けられる。ただし、収容部34における係合部などの左右の構成は、必ずしも左右対称である必要はない。
後壁41における下寄りの領域には、後壁41を前後方向Yに貫通した略矩形状の出口41Aが形成される。出口41Aは、収容室34Aに連通する。前後方向Yから見て、後壁41は、前壁42よりも小さく、前壁42の輪郭の内側に配置される。前壁42の外周面には、その周方向に沿って延びる環状のリブ42Aが設けられる。前壁42の外周面においてリブ42Aよりも後側Y2の部分には、例えばゴム製のOリングによって構成された環状のパッキン43が嵌められる。
操作部35は、前壁42と同軸上に配置された円盤部35Aと、円盤部35Aの前面から前側Y1へ突出した取っ手35Bとを有する。円盤部35Aの外周面には、その周方向に延びるロック溝35Cが形成される。ロック溝35Cは、複数存在してもよく、その場合には、円盤部35Aの周方向に並んで設けられる。操作部35は、円盤部35Aの中心を通って前後方向Yに延びる回転軸(図示せず)まわりに収容部34に対して相対回転可能である。
アタッチメント36は、前後方向Yに長い長方形板状の底板36Aと、底板36Aの右端から立ち上がった長方形板状の右板36Bと、底板36Aの左端から立ち上がった長方形板状の左板36Cとを有し、前後方向Yから見て略U字状に形成される。アタッチメント36の全体が、収容部34の収容室34Aに収容される。この状態では、底板36Aが、収容部34の底壁38において出口38Aよりも前側Y1の部分に上側Z1から重なる。底板36Aには、底板36Aを上下方向Zに貫通する円形状の挿通穴36Dが、底壁38の挿通穴38Bと同数形成される。挿通穴36Dは、挿通穴38Bより一回り大きい。挿通穴36Dは、挿通穴38Bと同じ配列パターンで規則的に分散配置される。そのため、上下方向Zから見ると、挿通穴36Dと挿通穴38Bとは、1つずつ重なる(図6参照)。
シール部37は、前後方向Yに長い長方形板状のベース37Aと、ベース37Aの上面から上側Z1へ突出した円筒部37Bとを有する。円筒部37Bは、挿通穴36Dおよび挿通穴38Bのそれぞれと同数設けられ、これらの挿通穴と同じ配列パターンで規則的に分散配置される。円筒部37Bの外径は、挿通穴36Dの内径と同じである。各円筒部37Bの内側には、上下方向Zにおいて円筒部37Bおよびベース37Aの両方を貫通する円形状の貫通穴37Cが形成される。貫通穴37Cの内径は、収容部34の底壁38の挿通穴38Bの内径と同じである。
シール部37では、ベース37Aが、収容部34の底壁38とアタッチメント36の底板36Aとの間に配置され、各円筒部37Bが、底板36Aの挿通穴36Dに対して下側Z2から1つずつぴったりと嵌め込まれる。上下方向Zから見ると、挿通穴36Dと挿通穴38Bと円筒部37Bの貫通穴37Cとは、1つずつ重なる(図6参照)。
櫛部33は、前後方向Yに長い長方形板状の底板33Aと、底板33Aの右端の前端部および後端部に1つずつ設けられて底板33Aから上側Z1へ突出する右係合部33Bと、底板33Aに左端の前端部および後端部に1つずつ設けられて底板33Aから上側Z1へ突出する左係合部33Cとを有する。櫛部33は、左右対称に構成される。底板33Aにおいて、左端部および右端部は上側Z1へ傾斜し、左端部と右端部との間の中央部は平坦である。底板33Aの中央部の上面には、上側Z1へ延びる細長い円柱状のピン33Dが複数形成される。ピン33Dは、シール部37の貫通穴37Cと同数設けられ、貫通穴37Cと同じ配列パターンで規則的に分散配置される。これらのピン33Dは、櫛部33における櫛歯を構成する。ピン33Dの外径は、貫通穴37Cの内径と同じである。
各右係合部33Bには、上下方向Zに長い右ガイド穴33BAが、右係合部33Bを左右方向Xに貫通して形成される。各左係合部33Cには、上下方向Zに長い左ガイド穴33CAが、左係合部33Cを左右方向Xに貫通して形成される。
櫛部33は、底板33Aの右端において前後一対の右係合部33Bの間から上側Z1へ延びる右側板33Eを有する。右側板33Eは、後上側へ傾斜して延びる上端を有する直角三角形状に形成される。右側板33Eの上端の全域には、右側X2へ張り出したリブ状の右横ガイド部33EAが設けられる。
櫛部33は、底板33Aの左端において前後一対の左係合部33Cの間から上側Z1へ延びる左側板33Fを有する。左側板33Fは、右側板33Eと同じ直角三角形状に形成される。左側板33Fの上端の全域には、左側X1へ張り出したリブ状の左横ガイド部33FAが設けられる。
櫛部33は、本体32の収容部34に対して下側Z2から被さるように配置される。櫛部33では、底板33Aが、収容部34の底壁38において出口38Aよりも前側Y1の領域に下側Z2から対向し、各右係合部33Bおよび右側板33Eが収容部34の右壁39に右側X2から対向し、各左係合部33Cおよび左側板33Fが収容部34の左壁40に左側X1から対向する。各右係合部33Bの右ガイド穴33BAには、右壁39の右面に設けられた右係合部39Dが1つずつ左側X1から嵌め込まれる。各左係合部33Cの左ガイド穴33CAには、左壁40の左面に設けられた左係合部40Dが1つずつ右側X2から嵌め込まれる。これにより、櫛部33は、本体32に連結され、本体32によって支持される。
櫛部33は、右係合部39Dが右ガイド穴33BA内で上下方向Zに移動できる範囲、換言すれば左係合部40Dが左ガイド穴33CA内で上下方向Zに移動できる範囲において上下方向Zにスライドすることができる。これにより、櫛部33は、本体32に対して相対移動可能である。前側Y1の右係合部39Dに前側Y1から隣接する右縦ガイド部39Cと、後側Y2の右係合部39Dに後側Y2から隣接する右縦ガイド部39Cとによって、櫛部33の移動がガイドされる。前側Y1の左係合部40D(図示せず)に前側Y1から隣接する左縦ガイド部40Cと、後側Y2の左係合部40Dに後側Y2から隣接する左縦ガイド部40Cとによっても、櫛部33の移動がガイドされる。
図4は、排水フィルタ6の斜視図である。図5は、排水フィルタ6の平面図である。図6は、図5のA-A矢視断面図である。図4、図5および図6のそれぞれに示す櫛部33は、下限の退避位置にある。
退避位置にある櫛部33では、底板33Aが本体32の収容部34の底壁38から下側Z2へ離れ、各右係合部33Bの右ガイド穴33BAの上端に収容部34の右係合部39Dが位置し、各左係合部33Cの左ガイド穴33CAの上端に収容部34の左係合部40Dが位置する。また、右横ガイド部33EAおよび左横ガイド部33FAのそれぞれのほとんどが底壁38よりも低い位置にある。櫛部33の底板33Aから上側Z1へ突出する各ピン33Dでは、その上端部が、底壁38において対応する位置にある挿通穴38Bと、アタッチメント36の底板36Aにおいて対応する位置にある挿通穴36Dと、シール部37において対応する位置にある円筒部37Bの貫通穴37Cとに対して下側Z2から挿通される。しかし、各ピン33Dの上端部は、貫通穴37Cから上側Z1へはみ出さず、本体32内つまり収容部34の収容室34Aから下側Z2へ退避した状態にある。
排水フィルタ6は、各右係合部33Bの右ガイド穴33BAおよび各左係合部33Cの左ガイド穴33CAに1つずつ配置される付勢部材44をさらに含む(図4参照)。付勢部材44は、右ガイド穴33BAおよび左ガイド穴33CAのそれぞれの長手方向に伸縮可能なばねである。右ガイド穴33BA内の付勢部材44は、右係合部39Dよりも下側Z2において圧縮された状態にあり、右係合部33Bを常に下側Z2へ付勢する。左ガイド穴33CA内の付勢部材44は、左係合部40Dよりも下側Z2において圧縮された状態にあり、左係合部33Cを常に下側Z2へ付勢する(図示せず)。これにより、櫛部33が、付勢部材44によって、退避位置へ向けて常に付勢される。なお、図4以外の各図では、付勢部材44の図示が省略される。
付勢部材44の付勢力に抗して櫛部33を退避位置から上昇させると、櫛部33が上限の進出位置に配置される。つまり、櫛部33は、進出位置と退避位置との間において進退可能である。図7は、櫛部33が進出位置にあるときの排水フィルタ6の斜視図である。図8は、櫛部33が進出位置にあるときの排水フィルタ6を図6と同じ切断位置で切断したときの断面図である。
進出位置にある櫛部33では、底板33Aが本体32の収容部34の底壁38に下側Z2から接触し、各右係合部33Bの右ガイド穴33BAの下端に収容部34の右係合部39Dが位置し、各左係合部33Cの左ガイド穴33CAの下端に収容部34の左係合部40Dが位置する。また、右側板33Eの全体が底壁38よりも高い位置にあって収容部34の右壁39に右側X2から対向する。また、左側板33Fの全体が底壁38よりも高い位置にあって収容部34の左壁40に左側X1から対向する。櫛部33の底板33Aから上側Z1へ突出する各ピン33Dでは、その上端部を含む大部分が、底壁38において対応する位置にある挿通穴38Bと、シール部37において対応する位置にある円筒部37Bの貫通穴37Cとを通って貫通穴37Cから上側Z1へはみ出し、収容部34の収容室34Aに進出した状態にある。
図9は、受け部31の斜視図である。受け部31は、前後方向Yに長手のボックス状に形成されたケース51と、ケース51の前端に接続された円筒部52と、ケース51の後端部および円筒部52のそれぞれから下側Z2へ突出したブラケット53と、円筒部52の前端に接続された縦板54とを有する。
ケース51は、後側Y2へ向かうにつれて下降するように水平方向Hに対して傾斜して構成される。そのため、ケース51は、後側Y2へ向かうにつれて下降するように傾斜する底壁55と、底壁55の上側Z1に配置されて底壁55と同様に後下側へ傾斜する長方形板状の天壁56とを有する。ケース51は、底壁55および天壁56の右端間に架設された長方形板状の右壁57と、底壁55および天壁56の左端間に架設された長方形板状の左壁58と、底壁55、天壁56、右壁57および左壁58の各後端に接続された後壁59とを有する。ケース51の内部空間51Aは、底壁55および天壁56によって上下方向Zの両側から塞がれて、右壁57および左壁58によって左右方向Xの両側から塞がれて、後壁59によって後側Y2から塞がれる。内部空間51Aは、後側Y2へ向かうにつれて下降するように傾斜する。
底壁55は、前後方向Yから見てU字状に湾曲する。天壁56の途中には、上側Z1へ突出した円筒状のリブ56Aが設けられる。リブ56Aに囲まれた部分は、入口56Bであり、天壁56を貫通してケース51の内部空間51Aに上側Z1から連通する。
右壁57においてケース51の内部空間51Aに臨む左面には、当該左面の上端部において天壁56に沿って傾斜しながら直線状に延びる右上ガイド溝57Aと、右上ガイド溝57Aよりも下側Z2において後側Y2へ延びる右下ガイド溝57Bとが形成される。右上ガイド溝57Aは、右壁57の前端部から後壁59の手前まで延び、右上ガイド溝57Aの前端は、前側Y1へ開放される。
右壁57の左面には、右下ガイド溝57Bを下側Z2から区画する右下リブ57Cと、右下ガイド溝57Bを上側Z1から区画する右上リブ57Dとが設けられる。右下リブ57Cは、略水平に延び、後側Y2へ向かうにつれて右上ガイド溝57Aに接近する。右上リブ57Dは、後側Y2へ向かうにつれて徐々に下降しながら右下リブ57Cに接近する前部分57DAと、前部分57DAの後端から後側Y2へ右下リブ57Cと平行に延びる後部分57DBとを有する。そのため、右下ガイド溝57Bにおける上下方向Zの溝幅は、前部分57DAと右下リブ57Cとの間の領域では後側Y2へ向かうにつれて狭くなり、後部分57DBと右下リブ57Cとの間の領域では一定になる。後部分57DBの後端は、右下リブ57Cの後端よりも前側Y1に位置する。右下ガイド溝57Bの前端は、前側Y1へ開放される。
左壁58においてケース51の内部空間51Aに臨む右面には、当該右面の上端部において天壁56に沿って傾斜しながら直線状に延びる左上ガイド溝58Aと、左上ガイド溝58Aよりも下側Z2において後側Y2へ延びる左下ガイド溝58Bとが形成される(後述する図11を参照)。左上ガイド溝58Aは、右上ガイド溝57Aと左右対称に構成される。左上ガイド溝58Aは、左壁58の前端部から後壁59の手前まで延び、左上ガイド溝58Aの前端は、前側Y1へ開放される。
左下ガイド溝58Bは、右下ガイド溝57Bと左右対称に構成される。左壁58の右面には、左下ガイド溝58Bを下側Z2から区画する左下リブ58Cと、左下ガイド溝58Bを上側Z1から区画する左上リブ58Dとが設けられる(図11参照)。左下リブ58Cは、略水平に延び、後側Y2へ向かうにつれて左上ガイド溝58Aに接近する。左上リブ58Dは、後側Y2へ向かうにつれて徐々に下降しながら左下リブ58Cに接近する前部分58DAと、前部分58DAの後端から後側Y2へ左下リブ58Cと平行に延びる後部分58DBとを有する。そのため、左下ガイド溝58Bにおける上下方向Zの溝幅は、前部分58DAと左下リブ58Cとの間の領域では後側Y2へ向かうにつれて狭くなり、後部分58DBと左下リブ58Cとの間の領域では一定になる。後部分58DBの後端は、左下リブ58Cの後端よりも前側Y1に位置する。左下ガイド溝58Bの前端は、前側Y1へ開放される。
左壁58の後端部には、左側X1へ突出した円筒状のリブ58Eが設けられる。リブ58Eに囲まれた部分は、出口58Fであり、左壁58を貫通してケース51の内部空間51Aの後端部に左側X1から連通する(後述する図10を参照)。天壁56の入口56Bと左壁58の出口58Fとが排水路5の途中に接続される(図9および図10参照)。これにより、ケース51は、排水路5に組み込まれ、ケース51の内部空間51Aは、排水路5内の一部を構成する。
円筒部52の内部空間は、円形状の出入口52Aとして、ケース51の内部空間51Aに前側Y1から連通する。円筒部52において出入口52Aを区画する内周面の途中には、円環状の段部52Bが設けられる。これにより、円筒部52の内周面では、段部52Bよりも前側Y1の前領域が、段部52Bよりも後側Y2の後領域よりも大径である。円筒部52の内周面の前領域には、その周方向に延びるロック爪52Cが設けられる。ロック爪52Cは、複数設けられてもよく、その場合には、円筒部52の内周面の周方向に並んで配置される。
各ブラケット53には、貫通穴53Aが形成される。貫通穴53Aにねじ(図示せず)を挿通して筐体2に組み付けることによって、受け部31の全体が筐体2に固定される。受け部31を筐体2の一部とみなしてもよい。
縦板54は、前側Y1から見て略矩形の額縁状に形成される。円筒部52の出入口52Aは、縦板54の内側から前側Y1へ露出される。ケース51における右上ガイド溝57A、右下ガイド溝57B、左上ガイド溝58Aおよび左下ガイド溝58Bのそれぞれの前端は、出入口52Aから前側Y1へ開放される。縦板54は、筐体2の前面2A(図1参照)の一部を構成してもよい。出入口52Aと、これらのガイド溝とは、筐体2の前面2Aから前側Y1に臨む。縦板54の下部は、前側Y1のブラケット53の一部を構成する。
次に、受け部31に対する排水フィルタ6の着脱について説明する。図10は、受け部31および着脱途中の排水フィルタ6の平面図である。図11は、図10のB-B矢視断面図である。図12は、受け部31および装着済みの排水フィルタ6の平面図である。図13は、図12のC-C矢視断面図である。
排水フィルタ6を装着する場合、図11を参照して、まず、使用者は、排水フィルタ6の本体32の操作部35における取っ手35Bを掴んで、本体32を受け部31の出入口52Aの前側Y1まで移動させる。このとき、排水フィルタ6の櫛部33は、退避位置にある(図4参照)。そして、使用者は、本体32を、後側Y2へ移動させて、収容部34側から出入口52Aに挿入する。
すると、収容部34が出入口52Aを通って受け部31のケース51の内部空間51Aに収容されていく。また、収容部34の右横ガイド部39Aが、ケース51内の右上ガイド溝57Aの前端に受け入れられて、右上ガイド溝57A内を後側Y2へ進む(図4および図9参照)。また、収容部34の左横ガイド部40Aが、ケース51内の左上ガイド溝58Aの前端に受け入れられて、左上ガイド溝58A内を後側Y2へ進む。また、排水フィルタ6の櫛部33の右横ガイド部33EAが、ケース51内の右下ガイド溝57Bの前端に受け入れられて、右下ガイド溝57B内を後側Y2へ進む(図4および図9参照)。また、櫛部33の左横ガイド部33FAが、ケース51内の左下ガイド溝58Bの前端に受け入れられて、左下ガイド溝58B内を後側Y2へ進む。
前述したように、右下ガイド溝57Bを下側Z2から区画する右下リブ57C(図9参照)は、後側Y2へ向かうにつれて右上ガイド溝57Aに接近する。また、左下ガイド溝58Bを下側Z2から区画する左下リブ58Cは、後側Y2へ向かうにつれて左上ガイド溝58Aに接近する。そのため、収容部34が内部空間51Aに収容されていくにつれて、櫛部33の右横ガイド部33EAおよび左横ガイド部33FAが、右下リブ57Cおよび左下リブ58Cによってそれぞれ下側Z2から押し上げられる。これにより、櫛部33が、退避位置から進出位置へ向けて上昇する。このように、右下リブ57Cおよび左下リブ58Cは、受け部31に対する排水フィルタ6の装着に応じて櫛部33を進出位置側へ進出させるガイド部の一例として機能する。右下リブ57Cおよび左下リブ58Cによって、櫛部33をスムーズに進出させることができる。
図13に示すように、収容部34の前壁42のパッキン43が、収容部34の出入口52Aにおける段部52Bに前側Y1から接触すると、収容部34の全体が内部空間51Aに収容されることによって、受け部31への排水フィルタ6の装着が完了する。この状態では、内部空間51Aが前壁42によって前側Y1から塞がれ、前壁42と段部52Bとの隙間がパッキン43によって塞がれる。使用者は、操作部35における取っ手35Bを掴んで捩ることによって操作部35を回動させる。これにより出入口52A内のロック爪52C(図9参照)が操作部35の円盤部35Aのロック溝35C(図4参照)に入り込むと、操作部35が前後方向Yに動けなくなるので、排水フィルタ6が受け部31に装着された状態でロックされる。
受け部31に装着された排水フィルタ6では、本体32の収容部34が受け部31のケース51の内部空間51Aつまり排水路5内に配置され、櫛部33が収容位置に配置される。つまり、受け部31に対する排水フィルタ6の装着に応じて櫛部33が収容位置まで移動して、櫛部33の各ピン33Dが、本体32の収容部34内の収容室34Aに進出する(図8参照)。排水路5内の収容部34は、ケース51の傾きに応じて、後側Y2へ向かうにつれて下降するように水平方向Hに対して傾いて配置される。
排水フィルタ6が受け部31に装着された状態において、洗濯機1において洗濯運転が実行され、その際に排水弁12が開くと、洗濯槽13から排水路5に流れる排水が、ケース51の天壁56の入口56Bからケース51の内部空間51A内の収容部34の収容室34Aに流れ落ちる。排水は、収容室34Aにおいて後側Y2へ流れ落ち、収容部34における出口38A、出口39B、出口40Bおよび出口41Aのいずれかから流出し、ケース51の左壁58の出口58Fを通って排水路5の下流端へ向かう。収容室34Aにおいて後側Y2へ流れる排水は、進出位置の櫛部33におけるいずれかのピン33Dの周辺を通過するので、排水に含まれる異物Fがピン33Dに引っ掛かることによって捕獲される(図8参照)。これにより、本体32内では、捕獲された異物Fがピン33Dに絡む。
受け部31に装着された排水フィルタ6では、取っ手35Bが、筐体2の前面2Aから露出される。排水フィルタ6を離脱させる場合、まず、使用者は、取っ手35Bを掴んで操作部35を装着時とは逆向きに回動させる。これにより、出入口52A内のロック爪52C(図9参照)が操作部35の円盤部35Aのロック溝35C(図4参照)から外れるので、排水フィルタ6のロックが解除され、操作部35が前後方向Yに動けるようになる。次に、使用者は、取っ手35Bを掴んで前側Y1へ引くことにより、本体32を前側Y1へ移動させる。
すると、図11に示すように、本体32の収容部34が、受け部31のケース51の内部空間51Aから前側Y1へ移動し、出入口52Aから引き出されていく。また、収容部34の右横ガイド部39Aが、前側Y1へ移動して、ケース51内の右上ガイド溝57Aから外れていく(図4および図9参照)。また、収容部34の左横ガイド部40Aが、前側Y1へ移動して、ケース51内の左上ガイド溝58Aから外れていく。また、排水フィルタ6の櫛部33の右横ガイド部33EAが、ケース51の右下ガイド溝57B内で前側Y1へ移動する(図4および図9参照)。また、櫛部33の左横ガイド部33FAが、ケース51の左下ガイド溝58B内で前側Y1へ移動する。
右下ガイド溝57Bを上側Z1から区画する右上リブ57Dの後部分57DBは、前側Y1へ向かうにつれて右上ガイド溝57Aから離れる(図9参照)。左下ガイド溝58Bを上側Z1から区画する左上リブ58Dの後部分58DBは、前側Y1へ向かうにつれて左上ガイド溝58Aから離れる。そのため、本体32の収容部34が、受け部31のケース51の内部空間51Aおよび出入口52Aから前側Y1へ引き出されていくにつれて、櫛部33の右横ガイド部33EAおよび左横ガイド部33FAが、右上リブ57Dの後部分57DBおよび左上リブ58Dの後部分58DBによってそれぞれ上側Z1から押し下げられる。これにより、櫛部33が、収容位置から退避位置へ向けて下降する。このように、右上リブ57Dおよび左上リブ58Dは、受け部31からの排水フィルタ6の離脱に応じて櫛部33を退避位置側へ退避させるガイド部の一例として機能する。右上リブ57Dおよび左上リブ58Dによって、櫛部33をスムーズに退避させることができる。
そして、本体32の収容部34の全体が受け部31の出入口52Aよりも前側Y1へ引き出されると、受け部31からの排水フィルタ6の離脱が完了する。このとき、排水フィルタ6の櫛部33は、退避位置に配置される。つまり、受け部31からの排水フィルタ6の離脱に応じて、櫛部33が退避位置まで移動して、櫛部33の各ピン33Dが、本体32の収容部34内の収容室34Aから退避して隠れる(図6参照)。この際、前述した付勢部材44が櫛部33を退避位置へ向けて常に付勢するので、各ピン33Dは、収容室34Aから完全に隠れるようにアシストされる。
以上のように、排水フィルタ6を受け部31から離脱させると櫛部33が収容室34Aから退避するので、櫛部33のピン33Dに絡まった異物Fが自動的にピン33Dから取り除かれて収容室34Aにまとめられる(図6参照)。そのため、使用者は、メンテナンスのために離脱させた排水フィルタ6の収容室34Aからスムーズに異物Fを取り出すことができるので、排水フィルタ6のお手入れが簡単になる。また、収容部34には、糸くずや髪の毛などの長尺の異物Fが絡まりやすい小穴が存在しないので、使用者は、収容部34に絡まった異物Fを除去する手間をかけずに済む。よって、排水フィルタ6に関するメンテナンス性の向上を図れる。
進出位置と退避位置との間で進退する櫛部33では、櫛部33の各ピン33Dがアタッチメント36の底板36Aの挿通穴36Dに挿通される。底板36Aにおける挿通穴36Dの周縁部とピン33Dとの隙間は、シール部37の円筒部37Bによって埋められる(図6および図8参照)。そのため、この隙間に異物Fが入り込むことを防止できる。そのため、この隙間に入り込んだ異物Fを取り除く手間を省けるので、排水フィルタ6に関するメンテナンス性の一層の向上を図れる。なお、シール部37およびアタッチメント36の少なくともいずれかは、収容部34と一体形成されてもよい。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態におけるドラム式の洗濯機1では、軸線Jが水平方向Hに傾斜するように内槽7が配置されてもよい。また、洗濯機1は、軸線Jが縦に延びる縦型の洗濯乾燥機であってもよい。
1 洗濯機
2 筐体
5 排水路
6 排水フィルタ
13 洗濯槽
32 本体
33 櫛部
36D 挿通穴
37 シール部
57C 右下リブ
57D 右上リブ
58C 左下リブ
58D 左上リブ
F 異物
L 洗濯物

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、洗濯物を収容し、水が溜められる洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の水を前記筐体外に排出する排水路と、
    前記排水路に対して着脱される排水フィルタであって、前記排水路に装着された状態において、前記排水路を流れる排水に含まれる異物を櫛部によって本体内で捕獲する排水フィルタと、を含み、
    前記排水フィルタは、
    前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記排水路内に配置される前記本体と、
    前記本体に対して移動可能に連結され、前記排水路に対する前記排水フィルタの装着動作に連動して前記本体内に進出し、前記排水路からの前記排水フィルタの離脱動作に連動して前記本体内から退避する前記櫛部と、を有する、洗濯機。
  2. 前記排水路に対する前記排水フィルタの着脱に応じて前記櫛部を進退させるガイド部をさらに含む、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記本体には、進退する前記櫛部が挿通される挿通穴が形成され、
    前記排水フィルタは、前記本体における前記挿通穴の周縁部と前記櫛部との隙間を埋めるシール部をさらに有する、請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、洗濯物を収容し、水が溜められる洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の水を前記筐体外に排出する排水路と、
    前記排水路に対して着脱される排水フィルタであって、前記排水路に装着された状態において、前記排水路を流れる排水に含まれる異物を櫛部によって本体内で捕獲する排水フィルタと、を含み、
    前記排水フィルタは、
    前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記排水路内に配置されると共に、前記異物を収容する収容室を含む前記本体と、
    前記本体によって移動可能に支持され、前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記本体内の前記収容室に進出し、前記排水路からの前記排水フィルタの離脱に応じて前記本体内の前記収容室から退避する複数のピンを含む前記櫛部と、を有する、洗濯機。
  5. 筐体と、
    前記筐体内に配置され、洗濯物を収容し、水が溜められる洗濯槽と、
    前記洗濯槽内の水を前記筐体外に排出する排水路と、
    前記排水路に対して着脱される排水フィルタであって、前記排水路に装着された状態において、前記排水路を流れる排水に含まれる異物を櫛部によって本体内で捕獲する排水フィルタと、を含み、
    前記排水フィルタは、
    前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記排水路内に配置される前記本体と、
    前記本体によって移動可能に支持され、前記排水路に対する前記排水フィルタの装着に応じて前記本体内に進出し、前記排水路からの前記排水フィルタの離脱に応じて前記本体内から退避する前記櫛部と、を有し、
    前記櫛部は、前記本体に対して前記排水フィルタが装着されるとき上側へ移動し、前記本体から前記排水フィルタが離脱するとき下側へ移動する、洗濯機。
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