JP7333932B2 - 基礎杭支持層深度推定装置及びその方法 - Google Patents
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Description
前記基礎杭の杭芯の位置を示す杭芯位置情報を取得する杭芯位置取得手段と、
前記杭芯位置情報に基づき、複数の前記参照位置を選定する選定手段と、
選定された前記参照位置の支持層の深度である参照位置支持層深度を示す参照位置支持層深度情報を、複数の前記参照位置毎に取得する地盤データ取得手段と、
複数の前記参照位置及びこれらの前記参照位置支持層深度情報に基づき、前記基礎杭支持層深度を推定する推定手段と、を備え、
前記選定手段は、前記杭芯の位置を囲む3つの前記参照位置を選定し、
前記推定手段は、
前記選定手段が選定した3つの前記参照位置に対して、前記参照位置における基準面から前記参照位置支持層深度に達した位置である参照地点を、前記参照位置に含まれるX座標及びY座標、当該参照位置の前記参照位置支持層深度をZ座標として、それぞれ特定し、
これらの3つの前記参照地点により形成される三角形の仮想平面を算出し、
前記仮想平面における前記杭芯位置情報に含まれるX座標及びY座標によって特定される位置のZ座標を、前記基礎杭支持層深度と推定することを特徴とする基礎杭支持層深度推定装置。
杭芯位置取得手段は、基礎杭の杭芯の位置を示す杭芯位置情報を取得する。
選定手段は、杭芯位置情報に基づき、複数の参照位置を選定する。
地盤データ取得手段は、選定された参照位置の支持層の深度である参照位置支持層深度を示す参照位置支持層深度情報を、複数の参照位置毎に取得する。
推定手段は、複数の参照位置及びこれらの参照位置支持層深度情報に基づき、基礎杭支持層深度を推定する。
前記選定手段は、前記参照位置距離が所定距離以内の前記参照位置を選定することを特徴とする(1)に記載の基礎杭支持層深度推定装置。
参照位置の地盤データ120は、参照位置を識別する識別情報としての参照位置No.に、各参照位置の緯度・経度(図2に示す例では、緯度・経度を10進法で示している。)と、各参照位置の支持地盤深度(基準面(地盤面や、いわゆる海抜等)からの深度(m))と、が対応付けられて、記憶手段100に記憶されている。
図3は、基礎杭支持層深度推定装置が実行する基礎杭支持層深度を推定する第1方法を説明する図である。
第1方法において、選定手段14は、杭芯の位置Pを囲む3つの参照位置(図3に示す例では、No.8、No.13、No.16)を選定する。例えば、選定手段14は、杭芯の位置Pに最も近い参照位置No.13を選定し、次に、杭芯の位置P及び選定した杭芯の位置Pに最も近い参照位置No.13より、緯度が大きいものと、小さいものをそれぞれ1点ずつ仮選定し、これらの選定した1点と仮選定した2点とで形成される三角形内に、杭芯の位置Pが存在するか否かを判定する。そして、選定手段14は、杭芯の位置Pが存在しない場合には、杭芯の位置Pに最も近い参照位置No.13の選定を固定し、杭芯の位置P及び選定した杭芯の位置Pに最も近い参照位置No.13より、緯度が大きいものと、小さいものとで仮選定する2点を、例えば、杭芯の位置Pに近い順に変えていき、選定を固定した杭芯の位置Pに最も近い参照位置No.13と、仮選定した2点とで形成される三角形内に、杭芯の位置Pが存在すると判定した場合には、仮選定した2点(図3に示す例では、No.8、No.16)を選定することで、計3つの参照位置を選定する。
第1方法において、推定手段15は、例えば、選定手段14が選定した3つの参照位置により形成される三角形の平面の方程式におけるZの値を、ベクトルの外積と法線ベクトルを用いて求める。
推定手段15は、図4に示す方程式のZを、推定する杭芯の位置Pの基礎杭支持層深度として、このZを、参照位置の地盤データ120(図2参照)に記憶された杭芯の位置PのX座標(経度)及びY座標(緯度)と、選定手段14が選定した参照位置No.8,13,16のX座標(経度)、Y座標(緯度)及び支持地盤深度を用いて求める。
第2方法において、選定手段14は、参照位置距離が所定距離(例えば、1500m)以内の参照位置を選定する(図5に示す例では、No.1~20)。
図5は、第2方法における推定手段の推定例を説明する図である。
具体的には、推定手段15は、参照位置の参照位置距離の逆数を、当該参照位置の係数Bとし、この係数(B)を参照位置支持層深度(A)に乗じた補正値(A×B)に基づき、基礎杭支持層深度を推定する。詳細には、推定手段15は、選定手段14が選定した参照位置(図5に示す例では、No.1~20)に対して、それぞれ、参照位置距離の逆数を算出し(例えば、参照位置No.1であれば1/1,204=0.0008308)し、この逆数を係数(B)とし、この係数(B)に参照位置支持層深度(A)に乗じた補正値(A×B)を算出する。そして、推定手段15は、選定手段14が選定した参照位置それぞれに算出した係数(B)を合算し、合算係数(Σ(B))を算出する(図5に示す例では0.0456810)。また、推定手段15は、選定手段14が選定した参照位置それぞれに算出した補正値(A×B)を合算し、合算補正値(Σ(A×B))を算出する(図5に示す例では0.5604268)。
そして、推定手段15は、合算補正値(Σ(A×B))(図5に示す例では0.5604268)を、合算係数(Σ(B))(図5に示す例では0.0456810)で除算することで算出した値(図5に示す例では12.3)を、基礎杭支持層深度と推定する。
図6は、本発明の実施形態に係る基礎杭支持層深度推定装置が実行する基礎杭支持層深度推定処理フローを示す図である。
基礎杭支持層深度推定装置1によれば、複数の測定済みの地盤データの参照位置を選定し、選定したこれらの参照位置の支持層の深度である参照位置支持層深度に基づき、基礎杭の支持層の深度である基礎杭支持層深度を推定できるので、推定した支持層の深度の信頼性を向上することが可能となる。
10 制御手段
11 杭芯位置取得手段
12 地盤データ取得手段
13 距離算出手段
14 選定手段
15 推定手段
100 記憶手段
110 測定済みの地盤データ
120 参照位置の地盤データ
Claims (5)
- 基礎杭の支持層の深度である基礎杭支持層深度を、測定済みの地盤データの参照位置における支持層の深度から推定する基礎杭支持層深度推定装置であって、
前記基礎杭の杭芯の位置を示す杭芯位置情報を取得する杭芯位置取得手段と、
前記杭芯位置情報に基づき、複数の前記参照位置を選定する選定手段と、
選定された前記参照位置の支持層の深度である参照位置支持層深度を示す参照位置支持層深度情報を、複数の前記参照位置毎に取得する地盤データ取得手段と、
複数の前記参照位置及びこれらの前記参照位置支持層深度情報に基づき、前記基礎杭支持層深度を推定する推定手段と、を備え、
前記選定手段は、前記杭芯の位置を囲む3つの前記参照位置を選定し、
前記推定手段は、
前記選定手段が選定した3つの前記参照位置に対して、前記参照位置における基準面から前記参照位置支持層深度に達した位置である参照地点を、前記参照位置に含まれるX座標及びY座標、当該参照位置の前記参照位置支持層深度をZ座標として、それぞれ特定し、
これらの3つの前記参照地点により形成される三角形の仮想平面を算出し、
前記仮想平面における前記杭芯位置情報に含まれるX座標及びY座標によって特定される位置のZ座標を、前記基礎杭支持層深度と推定することを特徴とする基礎杭支持層深度推定装置。 - 前記杭芯の位置から、前記参照位置までの距離である参照位置距離を算出する距離算出手段を、更に備え、
前記選定手段は、前記参照位置距離が所定距離以内の前記参照位置を選定することを特徴とする請求項1に記載の基礎杭支持層深度推定装置。 - 前記推定手段は、前記参照位置の前記参照位置距離に応じた係数を、当該参照位置の前記参照位置支持層深度に乗じた補正値に基づき、前記基礎杭支持層深度を推定することを特徴とする請求項2に記載の基礎杭支持層深度推定装置。
- 前記推定手段は、前記参照位置の前記参照位置距離の逆数を、当該参照位置の前記係数とした前記補正値に基づき、前記基礎杭支持層深度を推定することを特徴とする請求項3に記載の基礎杭支持層深度推定装置。
- 基礎杭の支持層の深度である基礎杭支持層深度を、測定済みの地盤データの参照位置における支持層の深度から推定する基礎杭支持層深度推定装置が実行する方法であって、
前記基礎杭の杭芯の位置を示す杭芯位置情報を取得するステップと、
前記杭芯位置情報に基づき、複数の前記参照位置を選定するステップと、
選定した前記参照位置の支持層の深度である参照位置支持層深度を示す参照位置支持層深度情報を、複数の前記参照位置毎に取得するステップと、
複数の前記参照位置及びこれらの前記参照位置支持層深度情報に基づき、前記基礎杭支持層深度を推定するステップと、を含み、
前記選定するステップにおいて、前記杭芯の位置を囲む3つの前記参照位置を選定し、
前記推定するステップにおいて、
選定した3つの前記参照位置に対して、前記参照位置における基準面から前記参照位置支持層深度に達した位置である参照地点を、前記参照位置に含まれるX座標及びY座標、当該参照位置の前記参照位置支持層深度をZ座標として、それぞれ特定し、
これらの3つの前記参照地点により形成される三角形の仮想平面を算出し、
前記仮想平面における前記杭芯位置情報に含まれるX座標及びY座標によって特定される位置のZ座標を、前記基礎杭支持層深度と推定することを特徴とする基礎杭支持層深度推定方法。
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