JP7332750B2 - ビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法およびデバイス - Google Patents

ビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法およびデバイス Download PDF

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Description

本開示は、一般に、無線アクセス技術に関し、特に、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法、ならびに関連の端末デバイスおよびネットワークデバイスに関する。
NR(新無線)システムにおいては、カバレッジを改善し、データ速度を増大させるために、ビーム形成が広く使用されている。ビーム形成によって、ネットワークデバイスは、SINR(信号対干渉雑音電力比)を改善することができる狭ビームを介してユーザ固有データを送信することができる。ビームはかなり狭いカバレッジをもたらすため、ユーザ機器(UE)が突然ビームのカバレッジ外になる場合があり得る。よって、ネットワークデバイスは、UEに対してデータを効率的にスケジューリングできないことになり、および/またはUEは(PDCCHのような)制御チャネルを送信するためにネットワークデバイスによって使用される正しいビーム(またはビームリンク対)をモニタリングしないことになり、UEはスケジューリングされた情報を検出することができなくなる。この問題は、典型的には「ビーム障害」と呼ばれる。
したがって、本開示の実施形態の目的は、ランダムアクセスを使用してビーム障害回復を実施することができる、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を提供することである。
本開示の第1の態様によると、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのユーザ機器における方法が提供される。方法において、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定は基地局から受信される。ビーム障害の発生時に、ランダムアクセス手順は固有のランダムアクセス設定に従って行われる。
いくつかの実施形態では、第1の閾値より高いダウンリンク品質を有する少なくとも1つの候補ビームが検出され、ランダムアクセスは、対応する少なくとも1つの候補ビームを介して行われる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの候補ビームのうちで最も高いダウンリンク品質を有する候補ビームが決定され、ランダムアクセスは、決定された候補ビームを介して行われる。ランダムアクセスが失敗した場合、少なくとも1つの候補ビームのうちの別の候補ビームが決定され、ランダムアクセスは、別の候補ビームを介して行われる。
いくつかの実施形態では、決定された候補ビームに無競合ランダムアクセスリソースまたは競合ベースランダムアクセスリソースが設定されるかどうかが判断される。決定された候補ビームに無競合ランダムアクセスリソースが設定されると判断された場合、無競合ランダムアクセスは、決定された候補ビームを介して行われる。決定された候補ビームに競合ベースランダムアクセスリソースが設定されると判断された場合、決定された候補ビームのダウンリンク品質は、無競合ランダムアクセスリソースが設定される任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高いかどうかが判断される。決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定される任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高いと判断された場合、競合ベースランダムアクセスは、決定された候補ビームを介して行われる。決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定される任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高くないと判断された場合、無競合ランダムアクセスは、無競合ランダムアクセスリソースが設定される候補ビームを介して行われる。
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス手順が停止される場合、ランダムアクセス手順がビーム障害回復のためのものであるという指示が生成される。
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス手順は、プリアンブル送信試行が最大回数に達した時、または無線リンク障害タイマが満了した時に停止される。
いくつかの実施形態では、固有のランダムアクセス設定は、以下のパラメータ:プリアンブル送信試行の最大回数、ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および無競合ランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、無競合ランダムアクセスリソースは、ビーム障害回復に確保された複数の種々のランダムアクセスリソース、および/または複数回の使用試行によるビーム障害回復に確保された1つのランダムアクセスリソースとして設定される。
いくつかの実施形態では、ランダムアクセスは、複数の種々のランダムアクセスリソースが解放される前、または複数回の試行に達する前に行われる。
本開示の第2の態様によると、ユーザ機器が提供される。ユーザ機器は、プロセッサとメモリとを備え、上記のメモリは、上記のプロセッサによって実行可能である命令を含有することによって、上記のユーザ機器は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を受信し、ビーム障害の発生時に、固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を行うように動作する。
本開示の第3の態様によると、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのための基地局における方法が提供される。本方法において、固有のランダムアクセス設定は、ビーム障害回復のために設定される。次いで、固有のランダムアクセス設定は、ユーザ機器に送信される。
本開示の第4の態様によると、基地局が提供される。基地局は、プロセッサとメモリとを備え、上記のメモリが、上記のプロセッサによって実行可能である命令を含有することによって、上記の基地局は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を設定し、固有のランダムアクセス設定を送信するように動作する。
本開示の第5の態様によると、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムは、デバイスに、本開示の第1の態様によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を実行させるように、デバイスによって実行可能である。
本開示の第6の態様によると、デバイスに、本開示の第3の態様によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を実行させるように、デバイスによって実行可能であるコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示の第7の態様によると、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイスが提供される。デバイスは、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を受信するように設定される受信部と、ビーム障害の発生時に、固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を行うように設定される実施モジュールとを備える。
本開示の第8の態様によると、ビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイスが提供される。デバイスは、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を設定するように設定される設定モジュールと、固有のランダムアクセス設定を送信するように設定される送信部とを備える。
実施形態によるランダムアクセスのための方法が、ランダムアクセス手順を通してビーム障害回復を実施するために固有のランダムアクセス設定を利用することができることは利点である。また、固有のランダムアクセス設定に基づくランダムアクセス手順は、ビーム障害回復の成功率を高め、かつビーム障害回復の遅延を低減させる。さらに、本方法は、ビーム回復の失敗による端末デバイスの性能に対する悪影響を最小限に抑えることができる。
添付の図面における本開示のいくつかの実施形態のより詳細な説明によって、本開示の上記のならびに他の目的、特徴、および利点がより明らかとなり、同じ参照符号は、全般的に、本開示の実施形態における同じコンポーネントを指す。図面は、本開示の実施形態を容易により良く理解してもらうために示されており、必ずしも一定尺度とは限らない。
本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態によるランダムアクセスの例示のプロセスを示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態によるランダムアクセスの別の例示のプロセスを示す図である。 本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を示すフローチャートである。 本開示のいくつかの実施形態による端末デバイスの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイスの概略ブロック図である。 本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイスの概略ブロック図である。
いくつかの好ましい実施形態について、本開示の好ましい実施形態が示されている添付の図面を参照して、より詳細に説明する。しかしながら、本開示は、さまざまな手法で実施可能であるため、本明細書に開示される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。それどころか、これらの実施形態は、本開示を綿密かつ徹底的に理解してもらい、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために提供される。
本明細書に使用されるように、「無線通信ネットワーク」は、LTE-Advanced(LTE-A)、LTE、広帯域符号分割多元接続(WCDMA)、および高速パケットアクセス(HSPA)などの任意の適した通信標準に従うネットワークを指す。また、無線通信ネットワークにおける端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)、Long-Term Evolution(LTE)、および/もしくは他の適したもの、ならびに/または、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、将来の第5世代(5G)通信プロトコル、IEEE802.11標準などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)標準、ならびに/あるいは、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax)、ブルートゥース、および/もしくはZigBee標準などの任意の他の適切な無線通信標準、および/または、現在知られている、または将来開発される任意の他のプロトコルを含むがこれらに限定されない任意の適した世代通信プロトコルに従って行われてよい。
「ネットワークデバイス」という用語は、端末デバイスがこれを介してネットワークにアクセスし、ここからサービスを受信する、無線通信ネットワークにおけるデバイスを指す。ネットワークデバイスは、基地局(BS)、アクセスポイント(AP)、または無線通信ネットワークにおける任意の他の適したデバイスを指す。BSは、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、エボルブドNodeB(eNodeBまたはeNB)、もしくはgNB、リモートラジオユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、中継器、フェムト、ピコなどの低電力ノードなどであってよい。ネットワークデバイスのまたさらなる例は、マルチスタンダード無線(MSR)BSなどのMSRの無線機器、無線ネットワークコントローラ(RNC)または基地局コントローラ(BSC)などのネットワークコントローラ、無線基地局装置(BTS)、送信ポイント、送信ノードを含んでよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークデバイスは、無線通信ネットワークへの端末デバイスのアクセスを可能にするおよび/または提供するように、または無線通信ネットワークにアクセスした端末デバイスに何らかのサービスを提供するように、可能とされる、設定される、配置される、および/または動作可能な任意の適したデバイス(またはデバイスのグループ)を表すことができる。
「端末デバイス」という用語は、無線通信ネットワークにアクセスしかつここからサービスを受けることができる任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、携帯端末、ユーザ機器(UE)、または他の適したデバイスを指す。UEは、例えば、加入者局(SS)、ポータブル加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)であってよい。端末デバイスには、限定はされないが、ポータブルコンピュータ、デジタルカメラなどの画像取り込み端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージおよびプレイバック電化製品、携帯電話、セルラー電話、スマートフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、携帯情報端末(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像取り込み端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージおよびプレイバック電化製品、ウェアラブル端末デバイス、車両搭載無線端末デバイス、無線エンドポイント、移動局、ラップトップ埋め込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、および顧客宅内機器(CPE)などが含まれてよい。以下の説明では、「端末デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」、および「UE」という用語は区別なく使用されてよい。1つの例として、端末デバイスは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のGSM、UMTS、LTE、および/または5G標準といった、3GPPにより発布された1つまたは複数の通信標準に従った通信のために設定されるUEを表すことができる。本明細書に使用されるように、「ユーザ機器」または「UE」は必ずしも、関連デバイスを所有するおよび/または動作させる人間のユーザの意味での「ユーザ」というわけではない場合がある。いくつかの実施形態では、端末デバイスは、直接人間が相互作用することなく情報を送信および/または受信するように設定されてよい。例えば、端末デバイスは、内部または外部イベントによってトリガされる時、または無線通信ネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計されてよい。むしろ、UEは、人間のユーザへの販売または人間のユーザによる動作を対象とするが、最初に固有の人間のユーザと関連付けられない場合があるデバイスを表すことができる。
端末デバイスは、例えば、サイドリンク通信のための3GPP標準を実装することによって、デバイス間(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと称される場合がある。
さらなる別の例として、モノのインターネット(IOT)シナリオにおいて、端末デバイスは、モニタリングおよび/または測定を行い、かつそのようなモニタリングおよび/または測定の結果を別の端末デバイスおよび/またはネットワーク機器に送信する、マシンまたは他のデバイスを表すことができる。この場合、端末デバイスは、3GPPコンテキストにおいてマシン型通信(MTC)デバイスと称される場合があるマシンツーマシン(M2M)デバイスであってよい。1つの特定の例として、端末デバイスは、3GPPの狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)標準を実装するUEであってよい。このようなマシンまたはデバイスの特定の例は、センサ、電力計などの計量デバイス、工業機械、または家庭用もしくは個人用電化製品、例えば、冷蔵庫、テレビ、腕時計などの個人用ウェアラブルなどである。他のシナリオにおいて、端末デバイスは、車両の運転ステータスまたはその運転に関連付けられた他の機能についてのモニタリングおよび/または報告が可能である、車両または他の機器を表すことができる。
本明細書に使用されるように、ダウンリンク(DL)送信はネットワークデバイスから端末デバイスへの送信を指し、アップリンク(UL)送信は反対方向の送信を指す。
本明細書において、「1つの実施形態」、「一実施形態」、および「例示の実施形態」などへの言及は、説明される実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができることを指示するが、全ての実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含む必要はない。また、このような語句は必ずしも同じ実施形態に言及しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が一実施形態に関連して説明される時、このことが、当業者の知識の範囲内で、明示的に説明されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連してこのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことが提示される。
「第1」および「第2」などの用語が本明細書においてさまざまな要素を説明するために使用される場合があるが、これらの要素がこれらの用語によって限定されるものではないことは理解されたい。これらの用語は1つの要素を別の要素と区別するためだけに使用される。例えば、例示の実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素は第2の要素と呼ばれる可能性があり、同様に、第2の要素は第1の要素と呼ばれる可能性がある。本明細書において使用されるように、「および/または」という用語は、関連の列挙された用語の1つまたは複数のありとあらゆる組合せを含む。
本明細書において使用される専門用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、例示の実施形態の限定は意図されていない。本明細書において使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、別段文脈で明確に指示されない限り、複数形も含むことが意図される。「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」は、本明細書において使用される時、述べられた特徴、要素、および/またはコンポーネントなどの存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、要素、コンポーネント、および/またはこれらの組合せの存在または追加を排除するものではない。
以下の説明および特許請求の範囲において、別段規定されない限り、本明細書で使用される全ての技術的および科学的な用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって共通して理解される同じ意味を有する。
3GPPは、ビーム障害問題の重要性を認めており、かつ、5Gシステムについて、RRC_CONNECTED状態でのUEに対するビーム障害の検出時の「ビーム回復」と呼ばれる手順を論じ始めている。ビーム回復において、RRC_CONNECTED状態におけるUEは、サービングリンクの品質に関連付けられた測定を行うことになり、この品質が所与の閾値を下回る場合、UEはビーム回復を行うことになる。この手順は、gNodeBおよびUEなどのネットワークデバイスのTXおよび/またはRXビームが調整不良になっている状況を解決することを目的とするが、gNodeBとUEとの間の接続を維持するために使用可能である追加のビームがある。
ビーム障害回復手順は以下の態様を含むことができる。
・ビーム障害検出:UEは、ある特定の周期的な参照信号(RS)をモニタリングして、サービングリンクの品質を推定することができる。サービングリンクの品質がある特定の閾値を下回ると、これは、ビーム障害が生じたことを意味し、UEはビーム回復を開始することができる。
・新しい候補ビーム識別:ビーム障害が検出されると、UEは、適当な品質を提供することになる新しい候補ビームを識別することができる。UEは、次いで、固有のRSを探索し、このRSは、同じネットワークデバイスからであるが異なる候補ビームにおいて送信される。この探索手順中、UEはこのRXビームを変更することもできる。
・ビーム障害回復要求:新しい候補ビームが見出されると、UEはある特定のULリソースを使用してアップリンク(UL)信号を送信することができる。gNodeBはこれらのULリソースにおいてUL信号を受信してよく、受信したUL信号に基づいてUEが識別したのはどの候補ビームかを判断することができる。
・ビーム障害回復応答:gNodeBは、ビーム障害回復要求を受信した時、ダウンリンク(DL)応答を送って、新しいビームの知識を使用して要求を受信したことをUEに指示する。UEは、ビーム障害回復要求への応答をモニタリングしてよい。UEが応答を成功裡に受信すると、ビーム回復は完了する。
現在、ランダムアクセス手順がビーム障害回復に使用可能であることが提案されている。ランダムアクセス手順は、回復手順としてではなく、UEの無線ネットワークへの最初のアクセス中、例えば、UEがオンになる時、または、UEの、RRC_IDLE状態および/またはRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への遷移中、ならびにハンドオーバ実行中、トリガされる通常の手順として設定されることが知られている。通常のランダムアクセス手順もビーム障害回復における必要性に応じて、ビーム選択機構を必要とするため、ランダムアクセス手順はまたビーム障害回復に使用可能であることを検討する。ビームはランダムアクセス手順が成功の時に回復される。さらに、無競合ランダムアクセス手順および競合ベースランダムアクセス手順は両方共、ビームを回復させるために使用されてよい。
しかしながら、ランダムアクセス手順の種々の目的により、UEが、同じランダムアクセス設定および通常のランダムアクセス手順としての手順に従って、ビーム障害回復を行わなければならない場合、いくつかの問題があり得る。ここで、解決されていないビーム障害回復に対するランダムアクセスについて、かなり多くの詳細がある。
上記を考慮して、本開示の実施形態は、ビーム障害回復に固有の新しいランダムアクセス機構を提供する。
図1は、本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を示すフローチャートを示す。この方法は、ビーム形成と共に無線通信ネットワークにおける端末デバイスによって行われてよい。無線通信ネットワークは、例えば、LTE(Long Term Evolution)システム、またはNRシステムなどであってよい。端末デバイスは、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、およびタブレットなどのユーザ機器であってよい。
図1に示されるように、ブロック110において、端末デバイスは、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を受信してよい。固有のランダムアクセス設定は、通常のランダムアクセス手順に対するランダムアクセス設定におけるものと同じパラメータを含むことができるが、固有のランダムアクセス設定では、パラメータのいくつかは通常のランダムアクセス手順と異なるように再設定され、このことについては後述する。さらに、固有のランダムアクセス設定は、専用シグナリングを介してネットワークデバイス(例えば、NRシステムにおける基地局、例えば、gNodeB)から受信されてよい。
容易に理解してもらうために、ランダムアクセス設定について最初に簡単に説明する。ランダムアクセス設定は、少なくとも以下を含んでよい。
1)RACH-ConfigCommon
-プリアンブル情報
・プリアンブルの数(numberOfRA-Preambles):整数値として符号化されるMAC仕様TS36.321において規定されるような非専用ランダムアクセスプリアンブルの数。LTEにおいて最大数の64のプリアンブルがある可能性があるが、NRにおいてより多数が予想され得る。共通のランダムアクセスチャネル(RACH)に対するプリアンブルが少なくなると、専用アクセスにアサインされるプリアンブルの数は増加する場合がある、および/または潜在的には、(検出される必要があるプリアンブルが少数になるため)ネットワーク側の検出複雑さが低減する可能性がある。
-プリアンブルグループ設定:プリアンブルのサイズ、メッセージサイズ、およびメッセージ電力オフセットから成る。
-電力急昇パラメータ(PowerRampingParameters):LTEにおいて、powerRampingStepおよびpreambleInitialReceivedTargetPowerから成る。NRにおいて、同様のパラメータが予想される。さらに、UEが別のTxまたはRxビームにスイッチする前の試行数に関連しているものが存在している可能性もある。
-ランダムアクセス監視パラメータ
・プリアンブル送信試行の最大回数(preambleTransMax):LTEにおいて、preambleTransMaxは、UEが、必要なランダムアクセス応答(RAR)の復号が成功しない場合にプリアンブルを送るべきタイマ数である。
・RARウィンドウのサイズ(ra-ResponseWindowSize):LTEにおいて、ra-ResponseWindowSizeは、TS36.321におけるRA応答ウィンドウの持続時間として規定され、この場合、値はサブフレームにおいて提供される。
・競合解消のタイマ(mac-ContentionResolutionTimer)。
-MSG.3に対するHARQの最大数(maxHARQ-Msg3Tx):LTEにおいて、パラメータのmaxHARQ-Msg3Txは、競合ベースランダムアクセスに使用されるTS36.321におけるMsg3 HARQ送信を規定する。
-NRに存在し得る追加のパラメータ:ネットワークデバイスによって送信され、かつ同期信号(SS)ブロックおよびSSブロック識別子の検出によってUEによって検出されるDLビームとして、CSI-RS(チャネル状態情報参照信号)のRACHへのマッピングもあり得る。
2)RACH-ConfigDedicated
-プリアンブルインデックス
-PRACHマスクインデックス
いくつかの実施形態では、固有のランダムアクセス設定は、競合ベースランダムアクセス設定(例えば、RACH-ConfigCommon)および無競合ランダムアクセス設定(例えば、RACH-ConfigDedicated)を含んでよい。固有のランダムアクセス設定において、以下のパラメータは、ビーム障害回復に固有であり、かつ通常のランダムアクセス手順と異なるように設定されてよい。
-プリアンブル送信試行の最大回数:ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順について、無線リンク障害(RLF)タイマの実行があり得る。RLFタイマが満了した時、端末デバイスは、通常のセルにおいてビームを回復する代わりに適したセルを見出すためのセル再選択を行うものとする。したがって、ビーム障害回復に対するプリアンブル送信試行の最大回数は、RLFタイマを考慮に入れるべきであり、通常のランダムアクセス手順と異なるように設定されてよい。また、ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順は、プリアンブル送信試行が最大回数に達した場合またはRLFタイマが満了した場合に停止されることになる。例えば、RLFタイマが満了した場合、端末デバイスは、プリアンブル送信試行が最大回数に達していない場合でも、ビーム障害回復に対するランダムアクセスを継続することができない。プリアンブル送信試行が最大回数に達しているが、RLFタイマが満了していない場合、ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順はまた停止されることになる。
-RARウィンドウのサイズ:上述されるように、RARウィンドウのサイズは、ネットワークデバイスからRARを受信する持続時間である。ビーム障害回復の速度を上げるために、RARウィンドウのサイズは通常のランダムアクセス手順と異なるように設定されてよい。例えば、RARウィンドウのサイズは短くなるように設定されてよい。ネットワークデバイスがビーム障害回復に使用される端末デバイスからプリアンブル信号を識別する時、ネットワークデバイスは、通常のランダムアクセス手順よりも迅速に応答を送ることができる。
-(「無競合ランダムアクセスリソース」とも称される)無競合ランダムアクセスのためのリソース:通常のランダムアクセス手順において、確保された無競合ランダムアクセスリソースは、無競合ランダムアクセスアクセスが失敗した場合、再利用できない。しかしながら、ビーム障害回復において、ビーム障害回復に適した複数の候補ビームがあり得る。したがって、以前のランダムアクセスが失敗する時、無競合ランダムアクセスは異なる候補ビームを介して継続可能であることが予想される。よって、固有のランダムアクセス設定において、無競合ランダムアクセスリソースは、ビーム障害回復に確保された複数の種々のランダムアクセスリソース、および/または複数回の使用試行によるビーム障害回復に確保された1つのランダムアクセスリソースとして設定されてよい。端末デバイスは、ビーム障害回復に確保された種々のランダムアクセスリソース、またはビーム障害回復に確保された同じランダムアクセスリソースを使用して、無競合ランダムアクセスを複数回行うことができる。
次いで、ブロック120において、ビーム障害の発生時に、端末デバイスは、受信した固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を行ってよい。図2は、本開示のいくつかの実施形態によるランダムアクセスの例示のプロセスを示す。
図2に示されるように、ブロック205において、ビーム障害が生じる、例えば、端末デバイスがこのサービングビーム外に移動する時、端末デバイスは、ビーム障害回復に適する少なくとも1つの候補ビームを検出することができる。候補ビームは所与の閾値(すなわち、第1の閾値)より高いダウンリンク品質を有する。ダウンリンク品質は参照信号受信電力(RSRP)によって表されてよい。
次いで、端末デバイスは、対応する少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを行うことができる。いくつかの実施形態では、ブロック210において、端末デバイスは、「最良候補ビーム」と称され得る、検出された少なくとも1つの候補ビームのうちで最も高いダウンリンク品質を有する候補ビームを決定することができる。その後、ブロック215において、端末デバイスは最良候補ビームを介してランダムアクセスを行ってよい。ランダムアクセスが成功の場合(すなわち、ブロック218の「Y」)、ブロック220において、最良候補ビームは端末デバイスの新しいサービングビームになり、端末デバイスは新しいサービングビームを介してネットワークデバイスと通信してよい。ランダムアクセスが失敗した場合(すなわち、ブロック218の「N」)、端末デバイスはブロック225においてRLFタイマが満了したかどうかをチェックすることができる。RLFタイマが満了した場合、ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順は、ブロック230において停止される。RLFタイマが満了していない場合、端末デバイスは、ブロック235においてプリアンブル送信試行が最大回数に達しているかどうかをチェックしてよい。プリアンブル送信試行が最大回数に達した場合、ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順はブロック230において停止される。プリアンブル送信試行が最大回数に達しない場合、ブロック240において、端末デバイスは検出される少なくとも1つの候補ビームのうちの別の候補ビーム(ある場合)を決定してよい。この候補ビームは2番目に高いダウンリンク品質を有することができる。次いで、ブロック245において、端末デバイスはこの候補ビームを介してランダムアクセスを行ってよい。ランダムアクセスが失敗した場合、端末は、ランダムアクセスが成功するまで、またはプリアンブル送信試行が最大回数に達するまで、またはRLFタイマが満了するまで、ブロック218~245を繰り返し行ってよい。
いくつかの実施形態では、候補ビームは、ビーム障害回復に対するランダムアクセスに複数回使用されてよい。例えば、2つの候補ビームがあり、プリアンブル送信試行の最大回数は4である。次いで、2つの候補ビームを介したランダムアクセスが両方共失敗する場合があるが、プリアンブル送信試行は最大回数に達しない。2つの候補ビームは、ダウンリンク品質が依然第1の閾値を上回る場合、ランダムアクセスに再び使用されてよい。無競合ランダムアクセスについて、異なる確保済みランダムアクセスリソースまたは同じ確保済みランダムアクセスリソースは(該試行回数に達しない場合)利用されてよい。
いくつかの実施形態では、端末デバイスは、候補ビームを継続的に検出することができる。このように、端末デバイスは、ランダムアクセスを行う度に現在最良の候補ビームを選択可能である。
いくつかの実施形態では、ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順が停止される時、端末デバイスは、ランダムアクセス手順がビーム障害回復のためのものであるという上位層への指示を生成することができる。通常のランダムアクセス手順において、プリアンブル送信試行が最大回数に達した時、端末デバイスのMAC層は、ランダムアクセス障害の指示を、後に無線リンク障害を宣言する端末デバイスのRRC層に送ってよい。次いで、RRC接続再確立手順がトリガされてよい。ビーム障害回復に対するランダムアクセス手順について、無線リンク障害をトリガするRLFタイマがある。RLFタイマが満了した時、RRC接続再確立手順がトリガされることになる。したがって、無線リンク障害を宣言することはRRC層には必要ではない。RRC層がMAC層から、ランダムアクセス手順がビーム障害回復のためのものであることを指示する指示を受信する時、RRC層は何も行わない。
場合によっては、無線システムにおいて、一部のビームは無競合ランダムアクセスリソースが設定され、一部のビームは競合ベースランダムアクセスリソースが設定される。図3は、このような無線システムにおいて実装可能なランダムアクセスの別の例示のプロセスを示す。
図3において、(ブロック305において)端末デバイスがビーム障害回復に対する候補ビームを決定する時、ブロック310において、端末デバイスに、決定された候補ビームは無競合ランダムアクセスリソースまたは競合ベースランダムアクセスリソースが設定されるかどうかを判断してよい。上述されるように、端末デバイスは、無競合ランダムアクセスリソースの設定を含む固有のランダムアクセス設定を既に受信している。端末デバイスは、固有のランダムアクセス設定に基づいてこの判断を行ってよい。次いで、ブロック320において、候補ビームに無競合ランダムアクセスリソースが設定される判断に応答して、端末デバイスは決定された候補ビームを介して無競合ランダムアクセスを行ってよい。候補ビームに競合ベースランダムアクセスリソースが設定される場合、ブロック330において、端末デバイスは、決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定される任意の候補ビームのダウンリンク品質よりも、N dBといった、第2の閾値だけ高いかどうかを判断することができる。決定された候補ビームが、無競合ランダムアクセスリソースによる任意の候補ビームよりダウンリンク品質が高いN dBを有する場合、ブロック340において、端末デバイスは、決定された候補ビームを介して競合ベースランダムアクセスを行ってよい。決定された候補ビームのダウンリンク品質がN dBによる無競合ランダムアクセスリソースを有する任意の候補ビームより高くない場合、端末デバイスは、無競合ランダムアクセスリソースを有する別の候補ビーム、例えば、無競合ランダムアクセスリソースを有する候補ビームのうちで最も高いダウンリンク品質を有する最良の候補ビームを選択し、ブロック350において、選択された候補ビームを介して無競合ランダムアクセスを行ってよい。
ランダムアクセスが成功の場合、決定された候補ビームは、端末デバイスがネットワークデバイスと通信することができる、端末デバイスのサービングビームになる。ランダムアクセスが失敗した場合、端末デバイスは、ランダムアクセス手順がうまくいく成功するまたは停止されるまで、ランダムアクセスを継続してよい。
上記の説明から、上記の実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法が、固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を通してビーム障害回復を実施することができることが分かる。固有のランダムアクセス設定によって、ビーム障害回復の成功率が高くなり得、ビーム障害回復の遅延を低減させることができる。さらに、ビーム回復の失敗による端末デバイスの性能に対する悪影響を最小限に抑えることができる。
図4は、本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法を示すフローチャートである。方法はネットワークデバイスによって行われてよい。ネットワークデバイスは、無線システムにおける基地局、例えば、LTEシステムにおけるeNodeB、またはNRシステムにおけるgNodeBであってよい。
図4に示されるように、ブロック410では、ネットワークデバイスはビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を設定してよい。いくつかの実施形態では、ネットワークデバイスは、プリアンブル送信試行の最大回数、ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および、固有のランダムアクセス設定におけるビーム障害回復に固有の無競合ランダムアクセスリソースを設定することができる。無競合ランダムアクセスリソースは、ビーム障害回復に確保された複数の種々のランダムアクセスリソース、および/または複数回の使用試行によるビーム障害回復に確保された1つのランダムアクセスリソースとして設定されてよい。
次いで、ブロック420において、ネットワークデバイスは、固有のランダムアクセス設定を送信してよい。ネットワークデバイスは、競合ベースランダムアクセス設定(例えば、RACH-ConfigCommon)および無競合ランダムアクセス設定(例えば、RACH-ConfigDedicated)を、専用シグナリングを介して端末デバイスに送信してよい。
上述されるような実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのための方法は、URLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communication(高信頼・低遅延通信))、MTC(Machine Type of Communication(マシン型通信))、eMBB(enhanced Mobile Broadband(高度化モバイルブロードバンド))、またはmMTC(Massive Machine Type of Communication(大規模マシン型通信))などの多くの種類のアプリケーションにおいて適用可能である。固有のランダムアクセス設定のパラメータは、端末デバイスが動作するのはどの種類のアプリケーションかに応じて設定されてよい。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による端末デバイス500の概略ブロック図である。端末デバイス500は、ユーザ機器、携帯電話、ウェアラブルデバイス、タブレット、無線通信機能性を有する車両、または無線通信機能性を有する任意の他の電子デバイスであってよい。図5に示されるように、端末デバイス500は、プロセッサ501およびメモリ502を備えてよい。メモリ502は、プロセッサ501によって実行可能な命令を含有してよい。端末デバイス500は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を受信し、ビーム障害の発生時に、固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を行うように動作する。
プロセッサ501は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つまたは複数を含んでよい。端末デバイス500は、時間的に、メインプロセッサを同期するクロックに従属する特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有することができる。
メモリ502は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、半導体ベースのメモリデバイス、フラッシュメモリ、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、ならびに取り外し可能メモリなどの任意の適したデータ記憶技術を使用して実装されてよい。メモリ520は、プログラムの少なくとも一部を記憶する。さらに、端末デバイス500は、双方向通信に動作可能であるトランシーバ503をさらに備えてよい。トランシーバ503は、通信を容易にするための1つまたは複数のアンテナを有する。通信インターフェースは、他のネットワークエレメントとの通信に必要である任意のインターフェースを表すことができる。プログラムは、関連のプロセッサ501によって実行される時、端末デバイス500が、図1~図3を参照して本明細書に論じられるように、本開示の実施形態に従って動作できるようにするプログラム命令を含むことが想定される。すなわち、本開示の実施形態は、端末デバイス500のプロセッサ501によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、ハードウェアによって、または、ソフトウェアおよびハードウェアの組合せによって実施可能である。
いくつかの実施形態では、端末デバイス500は、第1の閾値より高いダウンリンク品質を有する少なくとも1つの候補ビームを検出するように、かつ、対応する少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを行うようにさらに動作する。
いくつかの実施形態では、端末デバイス500は、最も高いダウンリンク品質を有する少なくとも1つの候補ビームの候補ビームを決定するように、決定された候補ビームを介してランダムアクセスを行うように、ランダムアクセスが失敗した場合、少なくとも1つの候補ビームのうちの別の候補ビームを決定するように、および、別の候補ビームを介してランダムアクセスを行うようにさらに動作する。
いくつかの実施形態では、端末デバイス500は、決定された候補ビームに無競合ランダムアクセスリソースまたは競合ベースランダムアクセスリソースが設定されるかどうかを判断するように、決定された候補ビームに無競合ランダムアクセスリソースが設定されると判断された場合、決定された候補ビームを介して無競合ランダムアクセスを行うように、決定された候補ビームに競合ベースランダムアクセスリソースが設定されると判断された場合、決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定された任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高いかどうかを判断するように、決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定された任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高いと判断された場合、決定された候補ビームを介して競合ベースランダムアクセスを行うように、および、決定された候補ビームのダウンリンク品質が、無競合ランダムアクセスリソースが設定された任意の候補ビームのダウンリンク品質より第2の閾値だけ高くないと判断された場合、無競合ランダムアクセスリソースが設定された候補ビームを介して無競合ランダムアクセスを行うように動作する。
いくつかの実施形態では、端末デバイス500は、ランダムアクセス手順が停止される場合、ランダムアクセス手順がビーム障害回復のためのであるという上位層への指示を生成するようにさらに動作する。
いくつかの実施形態では、端末デバイス500は、ランダムアクセス手順を、プリアンブル送信試行が最大回数に達した時、または無線リンク障害タイマが満了した時に停止するように動作する。
図6は、本開示のいくつかの実施形態によるネットワークデバイス600の概略ブロック図である。ネットワークデバイスは、無線システムにおける基地局、例えば、LTEシステムにおけるeNodeB、またはNRシステムにおけるgNodeBであってよい。図6に示されるように、ネットワークデバイス600は、プロセッサ601およびメモリ602を含んでよい。メモリ602は、プロセッサ601によって実行可能な命令を含有することができる。ネットワークデバイス600は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を設定し、固有のランダムアクセス設定を送信するように動作する。
プロセッサ601は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、特殊コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つまたは複数を含んでよい。ネットワークデバイス600は、時間的に、メインプロセッサを同期するクロックに従属する特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有することができる。メモリ602は、ローカルな技術環境に適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、半導体ベースのメモリデバイス、フラッシュメモリ、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリ、ならびに取り外し可能メモリなどの任意の適したデータ記憶技術を使用して実装されてよい。メモリ602は、プログラムの少なくとも一部を記憶する。いくつかの実施形態では、ネットワークデバイス600は、端末デバイスからの信号の送信および信号の受信を行うように動作するトランシーバ603と、バックエンドネットワークエレメントと信号を通信するように動作するネットワークインターフェース604とをさらに備えてよい。トランシーバ603は、双方向通信用である。トランシーバ603は、通信を容易にするための1つまたは複数のアンテナを有する。通信インターフェースは、他のネットワークエレメントとの通信に必要である任意のインターフェースを表すことができる。プログラムは、関連のプロセッサ601によって実行される時、ネットワークデバイス600が、図3を参照して本明細書に論じられるように、本開示の実施形態に従って動作できるようにするプログラム命令を含むことが想定される。すなわち、本開示の実施形態は、端末デバイス600のプロセッサ601によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、ハードウェアによって、または、ソフトウェアおよびハードウェアの組合せによって実施可能である。
いくつかの実施形態では、ネットワークデバイス600は、以下のパラメータ:プリアンブル送信試行の最大回数、ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および無競合ランダムアクセスリソースのうちの少なくとも1つを含む固有のランダムアクセス設定を設定するように動作する。
図7は、本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイス700の概略ブロック図である。デバイス700はユーザ機器などの端末デバイスであってよい。図7に示されるように、デバイス700は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を受信するように設定される受信部701と、ビーム障害の発生時に、固有のランダムアクセス設定に従ってランダムアクセス手順を行うように設定される実施モジュール702とを備えてよい。
図8は、本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復に対するランダムアクセスのためのデバイス800の概略ブロック図である。デバイス800は基地局などのネットワークデバイスであってよい。図8に示されるように、デバイス800は、ビーム障害回復に対する固有のランダムアクセス設定を設定するように設定される設定モジュール801と、固有のランダムアクセス設定を送信するように設定される送信部802とを備えてよい。
図7および図8が、単に、デバイス700、800におけるさまざまな機能モジュールを示しており、任意の適したソフトウェアおよびハードウェアを使用して、これらの機能モジュールを当業者が実際に実装可能であることは、留意されるべきである。よって、本明細書における実施形態は、一般的に、デバイス700、800および機能モジュールの示される構造に限定されない。
本開示のいくつかの実施形態では、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムは、デバイスに、ビーム障害回復のための上記の方法を実行させるようにデバイスによって実行可能である。
本開示のいくつかの実施形態では、デバイスに、本開示のいくつかの実施形態によるビーム障害回復のための方法を実行させるようにデバイスによって実行可能なコンピュータプログラム製品も提供される。
一般に、さまざま例示の実施形態は、ハードウェア、専用回路、ソフトウェア、論理、またはこれらの任意の組合せで実装されてよい。例えば、いくつかの態様はハードウェアで実装されてよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行されてよいファームウェアまたはソフトウェアで実装されてよいが、本開示はこれらに限定されない。本開示の例示の実施形態のさまざまな態様は、ブロック図、フローチャートとして、またはいくつかの他の図的記述を使用して示されかつ説明可能であるが、本明細書に説明されるこれらのブロック、装置、システム、技法、または方法が、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路もしくは論理、汎用ハードウェアもしくはコントローラ、または他のコンピューティングデバイス、あるいは、これらの何らかの組合せで実装されてよいことは十分理解されたい。
そのように、本開示の例示の実施形態の少なくともいくつかの態様が、集積回路チップおよびモジュールなどのさまざまなコンポーネントにおいて実践可能であることは理解されるべきである。よって、本発明の例示の実施形態が集積回路として具現化される装置において実現されてよく、この場合、集積回路が、本開示の例示の実施形態に従って動作するように設定可能である、データプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、ベースバンド回路構成、および無線周波数回路構成の少なくとも1つまたは複数を具現化するための回路構成(および場合によってファームウェア)を含んでよいことは、理解されるべきである。
本開示の例示の実施形態の少なくともいくつかの態様が、1つまたは複数のプログラムモジュールにおいて、1つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行されるなどのコンピュータ実行可能命令において具現化されてよいことは、理解されるべきである。一般的に、プログラムモジュールは、コンピュータまたは他のデバイスにおけるプロセッサによって実行される時、特定のタスクを実行する、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、ハードディスク、光ディスク、取り外し可能記憶媒体、ソリッドステートメモリ、RAMなどのコンピュータ可読媒体上に記憶されてよい。当業者には理解されるように、プログラムモジュールの機能性はさまざまな実施形態において所望されるように組み合わせまたは分散可能である。さらに、機能性は、集積回路およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのファームウェアまたはハードウェアの等価物において全てまたは一部具現化されてよい。
本開示は、任意の新規の特徴、または本明細書に開示される特徴の組合せを、明示的にまたはこれらを一般化して含む。本開示の前述の例示の実施形態に対するさまざまな修正および改造は、添付の図面と併せて読むと前述の説明を考慮して当業者には明らかとなり得る。しかしながら、ありとあらゆる修正は、依然、本開示の非限定的な例示の実施形態の範囲内にあるものとする。

Claims (9)

  1. ネットワーク内のユーザ機器における方法であって、
    ビーム障害回復のためのランダムアクセス設定を含むメッセージを前記ネットワークから受信することであって、前記ランダムアクセス設定は、少なくともプリアンブル送信試行の最大回数を含む、受信することと、
    ビーム障害の発生を決定することと、
    前記ランダムアクセス設定を用いて、ビーム障害回復のためにランダムアクセス手順を行うことであって、前記ランダムアクセス手順が、
    値より高い参照信号受信電力(RSRP)を有する少なくとも1つの候補ビームを選択することと、
    前記閾値より高いRSRPを有する選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを試行することであって、選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを再試行することを含む、試行することと、
    を含む、ランダムアクセス手順を行うことと、
    前記ランダムアクセス手順が成功した時に、
    無線リンク障害(RLF)タイマが満了した時に、または
    前記RLFタイマが満了する前にプリアンブル送信試行が最大回数に達した時に、
    前記ランダムアクセス手順を停止することと、
    を含む、
    方法。
  2. 記ランダムアクセス設定はさらに、以下のパラメータ:
    ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および
    無競合ランダムアクセスリソース
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ランダムアクセス手順が前記ビーム障害回復のためのものであるという指示を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. ユーザ機器であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行可能である命令を含有するメモリとを備え、前記ユーザ機器が、
    ビーム障害回復のためのランダムアクセス設定を含むメッセージをネットワークから受信することであって、前記ランダムアクセス設定は、少なくともプリアンブル送信試行の最大回数を含む、受信することと、
    ビーム障害の発生を決定することと、
    前記ランダムアクセス設定を用いて、ビーム障害回復のためにランダムアクセス手順を行うことであって、前記ランダムアクセス手順が、
    値より高い参照信号受信電力(RSRP)を有する少なくとも1つの候補ビームを選択することと、
    前記閾値より高いRSRPを有する選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを試行することであって、選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを再試行することを含む、試行することと、
    を含む、ランダムアクセス手順を行うことと、
    前記ランダムアクセス手順が成功した時に、
    無線リンク障害(RLF)タイマが満了した時に、または
    前記RLFタイマが満了する前にプリアンブル送信試行が最大回数に達した時に、
    前記ランダムアクセス手順を停止することと、
    を行うように動作する、
    ユーザ機器。
  5. 前記ランダムアクセス設定はさらに、以下のパラメータ:
    ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および
    無競合ランダムアクセスリソース
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項に記載のユーザ機器。
  6. 前記ユーザ機器はさらに、前記ランダムアクセス手順が前記ビーム障害回復のためのものであるという指示を生成するように動作する、請求項に記載のユーザ機器。
  7. 基地局であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行可能である命令を含有するメモリとを備え、前記基地局が、
    ビーム障害回復のためのランダムアクセス設定を設定することであって、前記ランダムアクセス設定は、少なくともプリアンブル送信試行の最大回数を含む、設定することと、
    ビーム障害回復のための前記ランダムアクセス設定を含むメッセージを、ユーザ機器(UE)がビーム障害の発生を決定するために、かつ前記UEが前記ランダムアクセス設定を用いてビーム障害回復のためのランダムアクセス手順を行うために、前記UEに送信することであって、前記ランダムアクセス手順が、
    値より高い参照信号受信電力(RSRP)を有する少なくとも1つの候補ビームを選択することと、
    前記閾値より高いRSRPを有する選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを試行することであって、選択された前記少なくとも1つの候補ビームを介してランダムアクセスを再試行することを含む、試行することと、を含む、送信することと、
    を行うように動作し、
    前記UEは、前記ランダムアクセス手順が成功した時に、無線リンク障害(RLF)タイマが満了した時に、または、前記RLFタイマが満了する前にプリアンブル送信試行が最大回数に達した時に、前記ランダムアクセス手順を停止する、
    基地局。
  8. 記ランダムアクセス設定はさらに、以下のパラメータ:
    ランダムアクセス応答ウィンドウのサイズ、および
    無競合ランダムアクセスリソース
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項に記載の基地局。
  9. 前記基地局はさらに、前記ランダムアクセス手順が前記ビーム障害回復のためのものであるという指示を受信するように動作する、請求項に記載の基地局。
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