以下で、添付図面を参照して本出願の技術的解決策を記載する。
図1および図2を参照して本出願の実施形態のアプリケーションシナリオが最初に記載される。図1および図2は、それぞれ、本出願の実施形態によるシステムアーキテクチャ100の概略図およびシステムアーキテクチャ200の概略図である。図1は、非ローミングシナリオにおける4Gネットワークおよび5Gネットワークのインターワーキングシステムアーキテクチャ100を示し、図2は、ホームルーテッドローミングシナリオにおける4Gネットワークおよび5Gネットワークのインターワーキングシステムアーキテクチャ200を示す。
具体的には、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200は、4Gネットワーク内のネットワーク要素および5Gネットワーク内のネットワーク要素を含んでよい。システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200の中のいくつかのモジュールは、4Gネットワーク内のネットワーク要素および5Gネットワーク内のネットワーク要素の機能、たとえば、ユーザプレーン機能(user plane function、UPF)+PGW-Uモジュール、セッション管理機能(session management function、SMF)+PDNゲートウェイ制御プレーン機能(PDN gateway control plane function、PGW-C)モジュール、ポリシー制御機能(policy control function、PCF)+ポリシーおよび課金規則機能(policy and charging rules function、PCRF)モジュール、ならびにホームサブスクライバサーバ(home subscriber server、HSS)+統合データ管理(unified data management、UDM)モジュールを有する。
UPF+PGW-Uモジュールは、ユーザデータ送信管理に使用される。インターワーキングシステムアーキテクチャでは、モジュールは4Gデータ送信に使用できるだけでなく、5Gデータ送信機能も提供することができる。
SMF+PGW-Cモジュールは、セッションの確立、削除、および修正管理に使用される。インターワーキングシステムアーキテクチャでは、モジュールは4Gセッション管理機能と5Gセッション管理機能の両方を提供することができる。
PCF+PCRFモジュールは、ポリシーおよび課金制御に使用される。インターワーキングシステムアーキテクチャでは、モジュールは4Gポリシーおよび課金制御と5Gポリシーおよび課金制御の両方を端末に提供することができる。
HSS+UDMモジュールは、ユーザのサブスクリプションデータを格納するように構成される。インターワーキングシステムアーキテクチャでは、モジュールは端末の4Gサブスクリプション情報と5Gサブスクリプション情報の両方を格納する。
「+」は統合構成を示すことを理解されたい。UPFは5Gネットワークのユーザプレーン機能であり、PGW-UはUPFに対応する4Gネットワークのゲートウェイユーザプレーン機能であり、SMFは5Gネットワークのセッション管理機能であり、PGW-CはSMFに対応する4Gネットワーク内にあるゲートウェイ制御プレーン機能であり、PCFは5Gネットワークのポリシー制御機能であり、PCRFはPCFに対応する4Gネットワークのポリシーおよび課金規則機能である。本明細書での「統合構成」は、1つのモジュールが2つのネットワーク機能エンティティの機能を有することができることを意味する。
本出願の実施形態では、説明を簡単にするために、HSS+UDMエンティティはユーザデータ管理ネットワーク要素と呼ばれ、SMFHPGW-Cは制御プレーン機能ネットワーク要素と呼ばれ、UPF+PGW-Uはユーザプレーン機能ネットワーク要素と呼ばれる。これは本明細書で今回に限り記載され、詳細は以下では再び記載されない。確かに、統合構成の前述のネットワークデバイスは、代替として他の名前を有してよい。このことは、本出願の実施形態では特に限定されない。
加えて、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200は、5Gネットワークのアクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function、AMF)モジュール、MMEモジュール、ならびにサービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)モジュールをさらに含んでよい。
MMEモジュールは、ユーザのモビリティ管理に使用される。たとえば、ユーザのモビリティ管理には、主に、ユーザのアタッチメント管理、アクセシビリティ管理、モビリティ管理、ページング管理、アクセス認証および認可、ならびに非アクセス層シグナリング暗号化および完全性保護が含まれる。
SGWモジュールはユーザプレーンゲートウェイであり、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(evolved universal terrestrial radio access network、E-UTRAN)のユーザプレーン終端点である。SGWモジュールは、データパケットのルーティングおよび送信を管理し、トランスポート層のパケットタグを追加し、などを行う。
AMFモジュールは、ユーザのアクセスおよびモビリティ管理に使用され、それには、主に、ユーザの登録管理、アクセシビリティ管理、モビリティ管理、ページング管理、アクセス認証および認可、ならびに非アクセス層シグナリング暗号化および完全性保護などが含まれる。
端末はE-UTRANを使用して4Gネットワークにアクセスし、端末は次世代無線アクセスネットワーク(next generation radio access network、NG-RAN)を使用して5Gネットワークにアクセスする。
NG-RANは、対応するサービスを取得するために、コアネットワークにアクセスする無線エアインターフェースを端末に提供するために使用される。
E-UTRANは、無線リソースの管理、端末用のエアインターフェースリソースの確立、修正、または削除、端末へのデータおよびシグナリング送信の提供などに使用される。
以下は、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200の中の前述のモジュール間の通信インターフェースを記載する。
S1-MMEインターフェースは、MMEとE-UTRANとの間の制御プレーンインターフェースである。
S1-Uインターフェースは、S-GWとE-UTRANとの間のユーザプレーンインターフェースである。
S5-Uインターフェースは、SGWとPGW-Uとの間のユーザプレーンインターフェースであり、UEのユーザプレーンデータを送信するように構成される。
S5-Cインターフェースは、SGWとPGW-Uとの間の制御プレーン管理インターフェースであり、UE向けのSGWおよびPGW-Uのユーザプレーン接続を確立するように構成される。
S6aインターフェースは、MMEとHSSとの間のインターフェースであり、ユーザのサブスクリプションデータを取得し、UE用の認証および認可機能を実行するように構成される。
S11インターフェースは、SGWとMMEとの間のインターフェースであり、ユーザプレーンベアラを確立するように構成される。
N1インターフェースは、UEとAMFとの間のインターフェースであり、非アクセス層シグナリングの管理および送信に使用される。
N2インターフェースは、NG-RANとAMFとのの間のインターフェースであり、シグナリング送信に使用される。
N3インターフェースは、UPFとNG-RANとの間のインターフェースであり、ユーザデータを送信するように構成される。
N4インターフェースは、SMFとUPFとの間のインターフェースであり、ユーザプレーン送信チャネルを確立するように構成される。
N7インターフェースは、SMFとPCFとの間のインターフェースであり、ポリシー制御および課金情報を考案し配信するように構成される。
N8インターフェースは、AMFとUDMとの間のインターフェースであり、ユーザのモビリティ関連のサブスクリプション情報などを取得するように構成される。
N10インターフェースは、SMFとUDMとの間のインターフェースであり、ユーザのセッション管理関連のサブスクリプション情報などを取得するように構成される。
N11インターフェースは、SMFとAMFとの間のインターフェースであり、セッション管理情報などを送信するように構成される。
N15インターフェースは、AMFとPCFとの間のインターフェースであり、アクセスおよびモビリティ関連のポリシー情報を取得するように構成される。
加えて、システムアーキテクチャ200では、HPLMNはローカルネットワークを示し、VPLMNは訪問先ネットワークまたはローミングネットワークを示す。たとえば、HPLMNは(home)パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network、HPLMN)を示し、VPLMNは訪問先(visit)またはローミングPLMNを示す。具体的には、v-SMFはローミングネットワーク内のSMFを示し、v-UPFはローミングネットワーク内のUPFを示す。
4Gネットワークおよび5Gネットワークのインターワーキングをサポートするために、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200に第1のインターフェースが導入されることを理解されたい。第1のインターフェースは、5Gネットワーク内のAMFと4Gネットワーク内のMMEとの間の通信インターフェースであり、第1のインターフェースはN26インターフェースを使用することによって示されてよい。システムアーキテクチャは、オプションでN26インターフェースをサポートする。ハンドオーバプロセスは、サービスの継続性を保証するために、N26インターフェースをサポートするインターワーキングシステムアーキテクチャにおいてのみ使用することができる。
本出願の実施形態は、4Gネットワークと5Gネットワークとの間で端末をハンドオーバするプロセスを含むので、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200は、N26インターフェースをサポートすることをさらに理解されたい。
システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200では、モジュール間のインターフェースの名前は単なる例であり、インターフェースは特定の実装形態では他の名前を有してよいことに留意されたい。このことは、本出願の実施形態では特に限定されない。
システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200では、5Gネットワーク内のNG-RANはアクセスデバイスと呼ばれる場合もあることにさらに留意されたい。アクセスデバイスは、コアネットワークにアクセスするためのデバイスであり、たとえば、基地局、ブロードバンドネットワークゲートウェイ(broadband network gateway、BNG)、アグリゲーションスイッチ、または非3GPPアクセスデバイスであってよい。基地局は、様々な形態、たとえば、マクロ基地局、(スモールセルとも呼ばれる)マイクロ基地局、中継局、またはアクセスポイントであってよい。このことは、本出願の実施形態では限定されない。
確かに、システムアーキテクチャ100およびシステムアーキテクチャ200では、4Gネットワークおよび5Gネットワークは、他のモジュールをさらに含んでよい。たとえば、4Gネットワークは、汎用パケット無線システム(general packet radio system、GPRS)サービングGPRSサポートノード(serving GPRS support node、SGSN)モジュールをさらに含んでよく、5Gネットワークは、認証サーバ機能(authentication server function、AUSF)モジュールおよびネットワークスライス選択機能(network slice selection function、NSSF)モジュールをさらに含んでよい。このことは、本出願の実施形態では限定されない。
本出願の実施形態における端末(terminal)には、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、およびコンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイスを含んでよく、さらに、加入者ユニット(subscriber unit)、携帯電話(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、ワイヤレスデータカード、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、ワイヤレスモデム(modem)、ハンドヘルドデバイス(handheld)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、コードレス電話(cordless phone)またはワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、端末デバイス(terminal device)などが含まれてよい。説明を簡単にするために、前述のすべてのデバイスは端末と総称される。
端末は常に移動するので、端末の位置の変化は、異なるネットワーク間の端末のハンドオーバをもたらす可能性があることを理解されたい。たとえば、端末が4Gネットワークから5Gネットワークに移動するとき、4Gネットワーク内のPDN接続は5Gネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があり、または端末が5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされるとき、5Gネットワーク内のPDUセッションは4Gネットワーク内のPDN接続に切り替えられる必要がある。
4Gネットワークでは、PDN接続に対応する制御プレーントンネルがPDN接続に割り当てられる。制御プレーントンネルは、PDN接続に対応する制御シグナリングを送信するために使用される。PDN接続は少なくとも1つのベアラを含み、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルがベアラに割り当てられる。各ベアラに対応するユーザプレーントンネルは、ベアラに含まれる少なくとも1つのデータフローを送信するために使用される。
言い換えれば、1つのPDN接続は1つの制御プレーントンネルに対応し、1つのPDN接続内の1つのベアラは1つのユーザプレーントンネルに対応する。
5Gネットワークでは、PDUセッションは少なくとも1つのデータフローを含む。PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルがPDUセッションに割り当てられる。5G内のPDUセッションに対応する制御プレーントンネルは存在しない。
言い換えれば、制御プレーントンネルはPDUセッションに割り当てられず、1つのPDUセッションは1つのユーザプレーントンネルに対応する。
したがって、端末が2つのネットワーク間でハンドオーバされるときに以下の問題が存在する。
(1)端末が4Gネットワークから5Gネットワークにハンドオーバされるとき、PDN接続に対応する少なくとも1つのユーザプレーントンネル(たとえば、複数のユーザプレーントンネル)をPDUセッションに対応する1つのユーザプレーントンネルにどのようにマッピングするかという問題が存在する。
(2)端末が5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされるとき、PDUセッションに対応する1つのユーザプレーントンネルをPDN接続に対応する少なくとも1つのユーザプレーントンネル(たとえば、複数のユーザプレーントンネル)にどのようにマッピングするかという問題が存在する。
(3)端末が5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされるとき、4Gネットワーク内のPDN接続に対応する制御プレーントンネルのをどのように確立するかという問題が存在する。
前述の問題は、ネットワークハンドオーバプロセスにおけるデータパケットの損失をもたらす可能性があり、その結果、データパケットの正常送信が影響を受ける。
本出願の実施形態において提供されるハンドオーバ方法および装置は、ネットワークハンドオーバプロセスにおけるデータパケットの損失を防止するのに役立ち、それにより、データパケットの正常送信が保証される。
図3は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法300の概略フローチャートである。方法300は、図1または図2に示されたシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法300は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法300は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素によって実行されてよいことを理解されたい。第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、たとえば、図1または図2に示されたSMF-PGW-Cであってもよい。
S310.第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定する。
S320.第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、PDN接続のトンネル情報を取得し、PDN接続のトンネル情報は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を含む。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。第1のネットワーク内のPDUセッションは第2のネットワーク内のPDN接続に相当することをさらに理解されたい。
場合によっては、S310において、第1のネットワーク内のPDUセッションが確立または修正される必要があると判断すると、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定することができる。
場合によっては、S310において、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、複数の場合において、第1のネットワーク内のPDUセッションが確立または修正される必要があると判断することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、AMFから第1の要求メッセージを受信する場合があり、第1の要求メッセージは、第1のネットワーク内のPDUセッションを確立するように要求するために使用され、PDUセッションは少なくとも1つのデータフローを含み、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の要求メッセージに基づいて、第1のネットワーク内のPDUセッションが確立される必要があると判断する。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、別のネットワーク要素から第2の要求メッセージを受信する場合があり、第2の要求メッセージは、第1のネットワーク内のPDUセッションを修正するように第1の制御プレーン機能ネットワーク要素をトリガするために使用され、たとえば、第2の要求メッセージは、少なくとも1つのデータフローをPDUセッションに追加するように第1の制御プレーン機能ネットワーク要素をトリガするために使用される。
さらに別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素のプロセスにより、第1のネットワーク内のPDUセッションを修正するようにトリガされる場合がある。
場合によっては、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのデータフローおよび割当てポリシーに基づいて少なくとも1つのベアラを決定することができる。
場合によっては、少なくとも1つのデータフローは、たとえば、サービス品質(quality of service、QoS)フロー(flow)であってよい。QoSフローは、保証されたビットレート(guaranteed bit rate、GBR)のQoSフローまたは非GBRのQoSフローであってよい。
場合によっては、割当てポリシーは事前に構成されてもよく、指示情報を使用して別のネットワーク要素によって示されてもよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
場合によっては、割当てポリシーの具体的な内容は、本出願のこの実施形態では限定されない。たとえば、割当てポリシーは、
(1)1つのPDUセッション内のすべての非GBR QoSフローはデフォルトベアラを共有する、
(2)1つのPDUセッション内の異なるGBR QoSフローは異なる専用ベアラを使用する、または
(3)1つのPDUセッション内のいくつかの異なるGBR QoSフローは専用ベアラを共有する
であってよい。
たとえば、セッションの確立中に、少なくとも1つのデータフローが5つのGBR QoSフローおよび6つの非GBR QoSフローを含むとき、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、5つのGBR QoSフローの各々に1つの専用ベアラを確立し、6つの非GBR QoSフローに1つの公共デフォルトベアラを確立する。
別の例として、セッションの修正中、専用ベアラ1および専用ベアラ2がPDUセッションの確立中にPDUセッション用に確立され、少なくとも1つのデータフローが1つのGBR QoSフローおよび1つの非GBR QoSフローを含む場合、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、GBR QoSフロー用に専用ベアラ3を確立し、非GBR QoSフロー用に公共デフォルトベアラを確立する。
別の例として、セッションの修正中に、PDUセッションの確立中に、専用ベアラ1、専用ベアラ2、およびデフォルトベアラがPDUセッション用に確立され、少なくとも1つのデータフローが1つのGBR QoSフローおよび1つの非GBR QoSフローを含む場合、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、GBR QoSフロー用に専用ベアラ3を確立し、非GBR QoSフローはデフォルトベアラ内の他の非GBR QoSフローとデフォルトベアラを共有する。
場合によっては、S320において、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報は、ベアラに対応するユーザプレーントンネルのトンネル識別子、およびトンネルに対応するインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスなどのユーザプレーントンネルに関する他の情報を含んでよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
場合によっては、S320において、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、複数の方式で、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を取得することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素自体が、少なくとも1つのベアラの各々にユーザプレーントンネル情報を割り当てることができる。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのベアラの各々にユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求し、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素から、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報を取得することができる。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定し、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を取得し、その結果、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションがPDN接続に切り替えられるべきときにPDN接続内のベアラに対応するユーザプレーントンネルを確立する。これは、ネットワークハンドオーバプロセスにおいてPDN接続に含まれるベアラ内のデータパケットの損失を防止するのに役立ち、それにより、データパケットの正常な送信が保証される。
この実施形態における第1の制御プレーン機能ネットワーク要素およびPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、それぞれ、図1または図2に示されたシステムアーキテクチャにおけるSMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uであってよいことを理解されたい。
場合によっては、方法300は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素にアップリンクデータ送信規則を送信するステップをさらに含み、アップリンクデータ送信規則は、PDN接続に対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用され、たとえば、アップリンクデータ送信規則は、指定された転送経路を介して外部データネットワークにアップリンクデータパケットを送信するように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理要求を送信する場合があり、第1のセッション管理要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するダウンリンクユーザプレーントンネルを確立または修正するように要求するために使用され、第1のセッション管理要求はアップリンクデータ送信規則を搬送する。
それに対応して、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素から第1のセッション管理要求を受信し、第1のセッション管理要求に基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理応答を送信することができる。
場合によっては、第1のセッション管理要求はN4セッション管理要求であってよく、第1のセッション管理応答はN4セッション管理応答であってよい。
本出願のこの実施形態では、N4セッション管理要求は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素とPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素との間で、N4インターフェースを介して送信されるN4セッション確立要求またはN4セッション修正要求であってよいことを理解されたい。それに対応して、N4セッション管理応答は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素とPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素との間で、N4インターフェースを介して送信されるN4セッション確立応答またはN4セッション修正応答であってよい。
場合によっては、第1の制御プレーンネットワーク要素自体が、少なくとも1つのベアラの各々にユーザプレーントンネル情報を割り当てるとき、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を第1のセッション管理要求に追加することができ、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、少なくとも1つのベアラの各々にユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求するとき、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を第1のセッション管理応答に追加することができる。
少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報およびベアラに対応するアップリンクデータ送信規則を知った後、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素上にベアラのアップリンクユーザプレーントンネルを確立することができる。
場合によっては、S320において、PDN接続のトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をさらに含んでよい。
それに対応して、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素はさらに、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を取得する必要がある。
PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、PDN接続の制御シグナリングを送信するために使用されることを理解されたい。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。
場合によっては、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、複数の方式で、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を取得することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションの確立中に、PDN接続に制御プレーントンネル情報を割り当てることができる。
場合によっては、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネルのトンネル識別子、および制御プレーントンネルに対応するインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスなどの制御プレーントンネルに関する他の情報を含んでよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、PDN接続に対応するトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をさらに含み、その結果、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立する。これは、ネットワークハンドオーバプロセスにおいてPDN接続の制御シグナリングの損失を防止するのに役立ち、それにより、制御シグナリングの正常な送信が保証される。
場合によっては、S320において、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、セッションの確立/修正中にPDN接続のトンネル情報を取得することができるか、または第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ準備中にPDN接続のトンネル情報を取得することができる。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションの確立もしくは修正中またはハンドオーバ準備中に、PDN接続のトンネル情報を取得し、その結果、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行前に、PDN接続内のベアラに対応するユーザプレーントンネルおよびPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立し、それにより、ハンドオーバプロセス内の遅延が削減される。
場合によっては、方法300は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するステップであって、その結果、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、各ベアラに対応するベアラ識別子を各ベアラに対応するユーザプレーントンネルと関連付ける、ステップをさらに含む。
少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子は、モビリティ管理ネットワーク要素によって割り当てられ、その結果、各ベアラに対応するベアラ識別子は、PDUセッション内で一意であり得ることを理解されたい。言い換えれば、各ベアラに対応するベアラ識別子は、ベアラに対応するユーザプレーントンネルを一意に識別することができる。
加えて、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報は、PDN接続を一意に識別することができる。
以下で、図1および図2に示されたアプリケーションシナリオを参照して、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が各ベアラに対応するベアラ識別子を取得するプロセスを記載する。
(1)図1に示されたアプリケーションシナリオにおいて:
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、モビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信する場合があり、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるために使用される。それに対応して、モビリティ管理ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素からベアラ識別子要求を受信し、ベアラ識別子要求に基づいて各ベアラにベアラ識別子を割り当て、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信する。
第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続に対応するベアラコンテキストに、取得された少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を格納し、ハンドオーバ準備中にモビリティ管理ネットワーク要素にベアラコンテキストを送信することができることに留意されたい。
それに対応して、モビリティ管理ネットワーク要素は、PDN接続に対応するベアラコンテキストに基づいて、第2のネットワーク内の(図1に示されたSGWなどの)サービングゲートウェイからPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素へのアップリンクトンネルを確立することができる。
(2)図2に示されたアプリケーションシナリオにおいて:
図2では、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素であり、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するホーム制御プレーンネットワーク要素であることを理解されたい。したがって、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素を使用して各ベアラに対応するベアラ識別子を取得する必要があり、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、端末のネットワークハンドオーバに関与する。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素を使用してモビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信し、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用され、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素を使用してモビリティ管理ネットワーク要素から、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信する。
少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を取得した後、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションの確立/修正中に、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を第2の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信することができることに留意されたい。
それに対応して、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続のベアラコンテキストに、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素から取得された少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を格納することができる。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信し、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得することができる。それに対応して、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を格納することができる。
言い換えれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信し、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続のトンネル情報に基づいて、モビリティ管理ネットワーク要素が少なくとも1つのベアラにベアラ識別子を割り当てるように要求される必要があるかどうかを判定し、モビリティ管理ネットワーク要素が少なくとも1つのベアラにベアラ識別子を割り当てるように要求される必要があるとき、モビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信する。
具体的には、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、最初に、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報に関連付けられたベアラ識別子がPDN接続の取得されたトンネル情報に存在するかどうかを確認し、少なくとも1つのベアラのいくつかにベアラ識別子が割り当てられていない場合、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ベアラにベアラ識別子を割り当てるようにモビリティ管理ネットワーク要素に要求する。
第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続のベアラコンテキストに、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を格納することができることに留意されたい。
図2に示されたアプリケーションシナリオにおける2つの実装形態では、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素によって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、各ベアラに対応するベアラ識別子、およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を含むので、モビリティ管理ネットワーク要素は、ハンドオーバ準備中に第2の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを取得し、PDN接続に対応するベアラコンテキストに基づいて、第2のネットワーク内の(図1または図2に示されたSGWなどの)サービングゲートウェイからPDUに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素へのアップリンクトンネルを確立することができる。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素なので、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを取得することと比較して、モビリティ管理ネットワーク要素により、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを取得することは、ハンドオーバプロセス内で発生する遅延を削減することができる。
場合によっては、方法300は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDN接続に対応するダウンリンクデータ送信規則を送信するステップであって、ダウンリンクデータ送信規則が、対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたダウンリンクデータを転送するように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される、ステップをさらに含む。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行中にPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第3のセッション管理要求を送信する場合があり、第3のセッション管理要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するダウンリンクユーザプレーントンネルを確立または修正するように要求するために使用され、第3のセッション管理要求はダウンリンクデータ送信規則を搬送する。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションの要求/修正中に、ダウンリンクデータ送信規則および第1の規則指示情報を第1のセッション管理要求に追加することができ、第1の規則指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にしないように示すために使用される。それに対応して、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行中にPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第3のセッション管理要求を送信し、第3のセッション管理要求は第2の規則指示情報を搬送し、第2の規則指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にするように示すために使用される。
場合によっては、第3のセッション管理要求はN4セッション管理要求であってよく、第3のセッション管理応答はN4セッション管理応答であってよい。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行フェーズ内でPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素にダウンリンクデータ送信規則を示し、その結果、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、ダウンリンクデータ送信規則に従って、受信されたダウンリンクデータを対応するダウンリンクトンネルと照合し、ダウンリンクトンネルを介して第2のネットワーク内の(図1または図2に示されたSGWなどの)サービングゲートウェイに受信されたダウンリンクデータを送信する。
以下で、図4を参照して詳細に、前述の方法300の実施形態における第2の制御プレーン機能ネットワーク要素の機能を記載する。
図4は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法400の概略フローチャートである。方法400は、図2に示されたシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法400は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法400は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素によって実行されてよく、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、たとえば、図2に示されたv-SMFであってよいことを理解されたい。
S410.第2の制御プレーン機能ネットワーク要素が、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続のトンネル情報を受信し、PDN接続のトンネル情報は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を含み、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続に対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素であり、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続に対応するホーム制御プレーンネットワーク要素である。それに対応して、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信する。
S420.第2の制御プレーン機能ネットワーク要素が、モビリティ管理ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信する。
場合によっては、PDN接続のトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を含んでよい。
可能な実装形態では、方法400は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素により、モビリティ管理ネットワーク要素に、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素によってモビリティ管理ネットワーク要素に送信されたベアラ識別子要求を転送するステップであって、ベアラ識別子要求が、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用される、ステップと、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に、少なくとも1つのベアラの各々に対応し、モビリティ管理ネットワーク要素によって第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信されたベアラ識別子を転送するステップとをさらに含む。
言い換えれば、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素とPDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素との間で送信されるメッセージを透過的に送信する機能を有する。
場合によっては、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子をさらに受信することができる。
このようにして、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素によって格納されたPDN接続に対応するコンテキストは、PDN接続のトンネル情報、および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含んでよい。
別の可能な実装形態では、方法400は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDN接続のトンネル情報に基づいてモビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信するステップであって、ベアラ識別子要求が、PDN接続に含まれる少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用される、ステップと、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素により、モビリティ管理ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信するステップとをさらに含む。
具体的には、第2の制御プレーンネットワーク要素は、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報に関連付けられたベアラ識別子がPDN接続内のトンネル情報に存在するかどうかを確認し、少なくとも1つのベアラにベアラ識別子が割り当てられていない場合、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ベアラ識別子が割り当てられていない少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるようにモビリティ管理ネットワーク要素に要求する。
言い換えれば、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、処理機能を有することができる。
場合によっては、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を格納し、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信することができる。
このようにして、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素によって格納されたPDN接続に対応するコンテキストは、PDN接続のトンネル情報、および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含んでよい。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素によって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、PDN接続のトンネル情報および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含み、その結果、モビリティ管理ネットワーク要素は、ハンドオーバ準備中に第2の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを直接取得し、PDN接続に対応するベアラコンテキストに基づいて、第2のネットワーク内の(図1または図2に示されたSGWなどの)サービングゲートウェイからPDUに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素へのアップリンクトンネルを確立することができる。
加えて、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素なので、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを取得することと比較して、モビリティ管理ネットワーク要素により、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素からPDN接続に対応するベアラコンテキストを取得することは、ハンドオーバプロセス内で発生する遅延を削減することができる。
図5は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法500の概略フローチャートである。方法500は、図1または図2に示されたシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法500は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法500は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素によって実行されてよいことを理解されたい。第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、たとえば、図1または図2に示されたSMF-PGW-Cであってもよい。
S510.第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、第2のネットワーク内の端末のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があると判断する。
S520.第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得する。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。第1のネットワーク内のPDUセッションは第2のネットワーク内のPDN接続に相当することをさらに理解されたい。
場合によっては、S510において、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、複数の方式で、第2のネットワーク内の端末のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があると判断することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
(1)セッションの確立/修正中
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は第3の要求メッセージを受信する場合があり、第3の要求メッセージは、第2のネットワーク内のPDN接続を確立するように要求するために使用され、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第3の要求メッセージに基づいて、第2のネットワーク内の端末のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があると判断する。
(2)ハンドオーバ準備中
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は第2のセッション管理要求を受信する場合があり、第2のセッション管理要求は第1の指示情報を搬送し、第1の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように示すために使用され、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の指示情報に基づいて、第2のネットワーク内のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があると判断することができる。
場合によっては、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、AMFから第2のセッション管理要求を受信するか、またはv-SMFから第2のセッション管理要求を受信することができる。
場合によっては、S520において、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、複数の方式で、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素自体が、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報をPDUセッションに割り当てることができる。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求し、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素から、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得する。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第2のネットワーク内の端末のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられる必要があると判断し、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得し、その結果、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続がPDUセッションに切り替えられるべきときにPDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを確立する。これは、ネットワークハンドオーバプロセスにおいてPDUセッション内のデータパケットの損失を防止するのに役立ち、それにより、データパケットの正常な送信が保証される。
PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、図1または図2に示されたシステムアーキテクチャにおけるUPF+PGW-Uであってよいことを理解されたい。
場合によっては、方法500は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素にアップリンクデータ送信規則を送信するステップをさらに含み、アップリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用され、たとえば、指定された転送経路を介して外部データネットワークにアップリンクデータパケットを送信するように、アップリンクデータ送信規則は、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理要求を送信し、第1のセッション管理要求は、PDUセッションに対応するダウンリンクユーザプレーントンネルを確立または修正するように要求するために使用され、第1のセッション管理要求はアップリンクデータ送信規則を搬送する。
それに対応して、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素から第1のセッション管理要求を受信し、第1のセッション管理要求に基づいて、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理応答を送信することができる。
場合によっては、第1のセッション管理要求はN4セッション管理要求であってよく、第1のセッション管理応答はN4セッション管理応答であってよい。
本出願のこの実施形態では、N4セッション管理要求は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素とPDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素との間で、N4インターフェースを介して送信されるN4セッション確立要求またはN4セッション修正要求であってよいことを理解されたい。それに対応して、N4セッション管理応答は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素とPDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素との間で、N4インターフェースを介して送信されるN4セッション確立応答またはN4セッション修正応答であってよい。
場合によっては、第1の制御プレーンネットワーク要素自体がPDUセッションにユーザプレーントンネル情報を割り当てるとき、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を第1のセッション管理要求に追加することができ、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素が、PDUセッションにユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求するとき、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を第1のセッション管理応答に追加することができる。
場合によっては、セッションの修正中に、第2のネットワーク内のPDN接続が更新される場合があり、たとえば、いくつかのベアラが新しく確立される。したがって、これらのベアラに対応するデータフローをPDUセッションに対応するユーザプレーントンネルと関連付けるために、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、更新されたアップリンクデータ送信規則を知る必要がある。
具体的には、可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は別のネットワーク要素から第4の要求メッセージを受信する場合があり、第4の要求メッセージは第2のネットワーク内のPDN接続の修正をトリガする、たとえば、第4の要求メッセージはPDN接続への少なくとも1つのベアラの追加をトリガする。
さらに別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素のプロセスにより、第2のネットワーク内のPDN接続を修正するようにトリガされる場合がある。
場合によっては、方法500は、アップリンクデータ送信規則が変わったと判断すると、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に更新されたアップリンクデータ送信規則を送信するステップをさらに含む。
場合によっては、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素自体が、PDUセッションにユーザプレーントンネル情報を割り当てるとき、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得し、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、同じフェーズのPDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を送信するか、またはPDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得し、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、異なるフェーズのPDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を送信することができる。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、セッションの確立/修正中に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を取得し、セッションの確立/修正中に、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を送信することができる。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ネットワークハンドオーバ準備中に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を取得し、ネットワークハンドオーバ準備中に、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を送信することができる。
さらに別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、セッションの確立/修正中に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を取得し、ネットワークハンドオーバ準備中に、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を送信することができる。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、ハンドオーバ準備フェーズ内で、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を決定し、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を送信し、その結果、セッションの確立/修正中に新しく追加されたベアラに起因するアップリンクデータ送信規則の更新を防止することができる。
場合によっては、方法500は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素により、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するダウンリンクデータ送信規則を送信するステップであって、ダウンリンクデータ送信規則が、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素によって受信されたダウンリンクデータパケットを送信するように示すために使用される、ステップをさらに含む。
可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行中にPDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第3のセッション管理要求を送信する場合があり、第3のセッション管理要求は、PDUセッションに対応するダウンリンクユーザプレーントンネルを修正するように要求するために使用され、第3のセッション管理要求はダウンリンクデータ送信規則を搬送する。
別の可能な実装形態では、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、セッションの確立/修正中に、ダウンリンクデータ送信規則および第1の規則指示情報を第1のセッション管理要求に追加することができ、第1の規則指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にしないように示すために使用される。それに対応して、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行中にPDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第3のセッション管理要求を送信し、第3のセッション管理要求は第2の規則指示情報を搬送し、第2の規則指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にするように示すために使用される。
場合によっては、第3のセッション管理要求はN4セッション管理要求であってよく、第3のセッション管理応答はN4セッション管理応答であってよい。
本出願のこの実施形態において提供されるハンドオーバ方法によれば、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素は、ハンドオーバ実行フェーズ内でPDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素にダウンリンクデータ送信規則を示し、その結果、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素は、ダウンリンクデータ送信規則に従って、受信されたダウンリンクデータを対応するダウンリンクトンネルと照合し、ダウンリンクトンネルを介して第1のネットワーク内の(図1または図2のV-UPFまたはアクセスネットワークなどの)V-UPFまたはアクセスネットワークに受信されたダウンリンクデータを送信する。
図6A、図6B、および図6Cは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法600の概略フローチャートである。方法600は、図1に示された非ローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法600は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
方法600は、セッション確立/修正フェーズ、ハンドオーバ準備フェーズ、およびハンドオーバ実行フェーズの合計3つのフェーズを含むことを理解されたい。以下で、図6A、図6B、および図6Cを参照して、3つのフェーズを詳細に記載する。
1.セッション確立/修正フェーズ:
S601およびS602は、SMF+PGW-Cが第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するプロセスであることに留意されたい。
S601.SMF+PGW-CがAMFからセッション確立/修正要求を受信し、セッション確立/修正要求は、第1のネットワーク内の端末のPDUセッションを確立するか、または第1のネットワーク内のPDUセッションの修正をトリガするために使用される。それに対応して、AMFはセッション確立/修正要求をSMF+PGW-Cに送信する。
S602.SMF+PGW-Cが、S601におけるセッション確立/修正要求に基づいて、第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のパケットデータネットワークPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定する。
S603a~S605aまたはS603b~S605bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立することは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uにより、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータパケット送信規則を取得することを含んでよいことを理解されたい。
場合によっては、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報は、SMF+PGW-CまたはUPF+PGW-Uによって割り当てられてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
SMF+PGW-Cがユーザプレーントンネル情報を割り当てる場合、S603a~S605aが実行される。UPF+PGW-Uがユーザプレーントンネル情報を割り当てる場合、S603b~S605bが実行される。
(1)SMF+PGW-Cがユーザプレーントンネル情報を各ベアラに割り当てる。
S603a.SMF+PGW-Cがユーザプレーントンネル情報を各ベアラに割り当てる。
S604a.SMF+PGW-CがN4セッション確立/修正要求をUPF+PGW-Uに送信し、N4セッション確立/修正要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立するように要求するために使用され、N4セッション確立/修正要求は、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータパケット送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDN接続に対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDUセッションに対応する(図6A、図6B、および図6CのUPF+PGW-Uなどの)ユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-Uは、SMF+PGW-CからN4セッション確立/修正要求を受信する。
S605a.UPF+PGW-Uが、S604aにおいて受信されたN4セッション確立/修正要求に基づいて、SMF+PGW-CにN4セッション確立/修正応答を送信する。それに対応して、SMF+PGW-Cは、UPF+PGW-UからN4セッション確立/修正応答を受信する。
(2)UPF+PGW-Uがユーザプレーントンネル情報を各ベアラに割り当てる。
S603b.SMF+PGW-CがN4セッション確立/修正要求をUPF+PGW-Uに送信し、N4セッション確立/修正要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立するように要求するために使用され、N4セッション確立/修正要求はアップリンクデータパケット送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDN接続に対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDUセッションに対応する(図6A、図6B、および図6CのUPF+PGW-Uなどの)ユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-Uは、SMF-PGW-CからN4セッション確立/修正要求を受信する。
S604b.UPF+PGW-Uが、S603bにおいて受信されたN4セッション確立/修正要求に基づいて、各ベアラにユーザプレーントンネル情報を割り当てる。
S605b.UPF+PGW-UがSMF+PGW-CにN4セッション確立/修正応答を送信し、N4セッション確立/修正応答は各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-Cは、UPF+PGW-UからN4セッション確立/修正応答を受信する。
S603aまたはS605bの後、SMF-PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報は、各ベアラに対応するユーザプレーントンネルの識別子を含んでよいことをさらに理解されたい。
場合によっては、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報は、各ベアラに対応するユーザプレーントンネルのインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス、または各ベアラに対応するユーザプレーントンネルに関する他の情報をさらに含んでよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
S606は、SMF+PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
SMF+PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立することは、SMF+PGW-CがPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をPDN接続に割り当てることであると理解されてよいことを理解されたい。
S606.SMF+PGW-CがPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を取得する。
S606の後、SMF-PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、UPF+PGW-UにPDN接続の制御シグナリングを送信するために使用されることを理解されたい。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。したがって、S606はセッション確立フェーズ内でのみ実行される、すなわち、S606はセッション修正フェーズでは実行されない。
PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの識別子を含んでよいことをさらに理解されたい。
場合によっては、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネルのインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス、またはPDN接続に対応する制御プレーントンネルに関する他の情報をさらに含んでよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
S607~S609は、SMF+PGW-Cが少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S607.SMF+PGW-CがAMFにベアラ更新要求を送信し、ベアラ更新要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を要求するために使用される。それに対応して、AMFはSMF+PGW-Cからベアラ更新要求を受信する。
S608.AMFが、ベアラ更新要求に基づいて、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てる。
S609.AMFがSMF+PGW-Cにベアラ更新応答を送信し、ベアラ更新応答は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-CはAMFからベアラ更新応答を受信する。
S609の後、SMF-PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々のベアラ識別子を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
各ベアラのベアラ識別子は、ベアラに対応するユーザプレーントンネルを識別することができることを理解されたい。
場合によっては、S603a~S605a(またはS603b~S605b)のプロセス、S606のプロセス、およびS607~S609のプロセスの間に順番は存在しない。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
前述の説明に基づいて、S601a(またはS601b)~S609の後、SMF+PGW-Cによって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含んでよい。
場合によっては、PDN接続に対応するベアラコンテキストは、後続のハンドオーバ準備フェーズおよびハンドオーバ実行フェーズにおいて必要な他の情報、たとえば、各ベアラのQoSパラメータをさらに含んでよく、各ベアラのQoSパラメータは、QoSクラス識別子(QoS class identifier、QCI)、割当て保持優先度(allocation retention priority、ARP)、パケットフィルタ、またはパケットフィルタ優先度のうちの少なくとも1つを含む。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
2.ハンドオーバ準備フェーズ:
S610.AMFが、第1のネットワークの(図6A、図6B、および図6CのgNBなどの)ソースアクセスネットワークからハンドオーバ要求を受信し、ハンドオーバ要求は、(図6A、図6B、および図6CのeNBなどの)ターゲットアクセスネットワークに関する情報を搬送する。それに対応して、ソースアクセスネットワークはAMFにハンドオーバ要求を送信する。
S611.AMFが、ターゲットアクセスネットワークに関する情報に基づいて、端末が第1のネットワークから第2のネットワークにハンドオーバされるべきと判断する。
S612.AMFがSMF+PGW-Cにベアラコンテキスト要求を送信し、ベアラコンテキスト要求は、PDN接続に対応するベアラコンテキストを要求するために使用される。それに対応して、SMF+PGW-CはAMFからベアラコンテキスト要求を受信する。
S613.SMF+PGW-Cが、ベアラコンテキスト要求に基づいて、PDN接続に対応するベアラコンテキストをAMFに送信する。それに対応して、AMFは、SMF+PGW-CからPDN接続に対応するベアラコンテキストを受信する。
S614.AMFが第2のネットワーク内のMMEにPDN接続に対応するベアラコンテキストを送信する。それに対応して、MMEはAMFからPDN接続に対応するベアラコンテキストを受信する。
S615.MMEがPDN接続に対応するベアラコンテキストからPDN接続のトンネル情報を取得する。
S616.MMEが第2のネットワーク内のSGWにPDN接続のトンネル情報を送信する。それに対応して、SGWはMMEからPDN接続のトンネル情報を受信する。
セッション確立/修正フェーズおよびハンドオーバ準備フェーズにおけるユーザプレーントンネルおよび制御プレーントンネルは、PGW-U+UPF上のアップリンクユーザプレーントンネルおよびPGW-C+SMF上のアップリンク制御プレーントンネルであることを理解されたい。
S610~S616の後、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルが確立され、端末が第1のネットワーク内のソースアクセスネットワークから第2のネットワーク内のターゲットアクセスネットワークにハンドオーバされると、アップリンクデータは、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルにシームレスに切り替えられ、データネットワークに送信することができることに留意されたい。
方法600のハンドオーバ準備フェーズは、前述のプロセスのみに限定されず、別のプロセスをさらに含んでよい(たとえば、従来技術のハンドオーバ準備フェーズ内のプロセスが参照されてよい)ことを理解されたい。本出願のこの実施形態はそれに限定されない。
3.ハンドオーバ実行フェーズ:
S617.端末がターゲットアクセスネットワークを使用して第2のネットワークにアクセスすると、ターゲットアクセスネットワークがMMEにハンドオーバ通知を送信し、ハンドオーバ通知は、端末が第1のネットワークから第2のネットワークにハンドオーバされたことを通知するために使用される。それに対応して、MMEはハンドオーバ通知を受信する。
S618.MMEがSGWにベアラ修正要求を送信し、ベアラ修正要求はアクセスネットワークのダウンリンクトンネル情報を搬送し、アクセスネットワークのダウンリンクトンネル情報は、アクセスネットワーク上の少なくとも1つのベアラの各々に対応するダウンリンクユーザプレーントンネル情報を含む。それに対応して、SGWはMMEからベアラ修正要求を受信する。
S619.SGWが、S618におけるベアラ修正要求に基づいて、PDN接続に対応する制御プレーントンネルを介してSMF+PGW-Cにベアラ修正要求を送信し、ベアラ修正要求はSGWのダウンリンクトンネル情報を搬送し、SGWのダウンリンクトンネル情報は、SGW上の少なくとも1つのベアラの各々に対応するダウンリンクユーザプレーントンネル情報を含む。それに対応して、SMF+PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネルを介してSGWからベアラ修正要求を受信する。
S620.SMF+PGW-Cが、SGWによって送信されたメッセージに基づいて、端末が第2のネットワークにハンドオーバされたと判断する。
S621.SMF+PGW-CがUPF+PGW-UにN4セッション確立/修正要求を送信し、N4セッション確立/修正要求は、SGW上のダウンリンクトンネル情報およびダウンリンクデータ送信規則を搬送し、ダウンリンクデータ送信規則は、対応するユーザプレーントンネルを介してSGWに受信されたダウンリンクデータを転送するように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-Uは、SMF+PGW-CからN4セッション確立/修正要求を受信する。
S622.UPF+PGW-Uが、S621において受信されたN4セッション確立/修正要求に基づいて、SMF+PGW-CにN4セッション確立/修正応答を送信する。それに対応して、SMF+PGW-Cは、UPF+PGW-UからN4セッション確立/修正応答を送信する。
場合によっては、第3のセッション管理要求は、N4インターフェースを介してSMF+PGW-CによってUPF+PGW-Uに送信される第2のN4セッション修正要求内で搬送されてよく、第3のセッション管理応答は、N4インターフェースを介してUPF+PGW-UによってSMF+PGW-Cに送信される第2のN4セッション修正応答内で搬送されてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
可能な実装形態では、S621におけるN4セッション確立/修正要求はダウンリンクデータ送信規則を搬送しない場合があり、ダウンリンクデータ送信規則はS604aまたはS603bにおけるN4セッション確立/修正要求内で搬送されてよく、S604aまたはS603bにおけるN4セッション確立/修正要求は第1の規則指示情報をさらに搬送することができ、第1の規則指示情報はダウンリンクデータ送信規則を有効にしないように示すために使用される。
それに対応して、S621におけるN4セッション確立/修正要求は第2の規則指示情報を搬送することができ、第2の規則指示情報は、ダウンリンクデータパケット送信規則を有効にするように示すために使用され、UPF+PGW-Uは、第2の規則指示情報に従ってダウンリンクデータパケット送信規則を有効にする。
前述の説明に基づいて、S622の後、UPF+PGW-UからSGWへのダウンリンクトンネルが確立され、端末が第2のネットワークにハンドオーバされた後、データネットワーク内のダウンリンクデータがUPF+PGW-UからSGWへのユーザプレーントンネルに切り替えられ、ターゲットアクセスネットワークに送信されてよい。
図7A、図7B、および図7Cは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法700の概略フローチャートである。方法700は、図2に示されたローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法700は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
方法700は、セッション確立/修正フェーズ、ハンドオーバ準備フェーズ、およびハンドオーバ実行フェーズの合計3つのフェーズを含むことを理解されたい。以下で、図7A、図7B、および図7Cを参照して、3つのフェーズを詳細に記載する。
1.セッション確立/修正フェーズ:
S701およびS702は、SMF+PGW-Cが第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するプロセスであることに留意されたい。
S701およびS702はS601およびS602と同様である。
S703a~S705aまたはS703b~S705bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S703a~S705aはS603a~S605aと同様である。
S703b~S705bはS603b~S605bと同様である。
S703aまたはS705bの後、SMF-PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S706は、SMF-PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S706はS606と同様である。
S706の後、SMF-PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、UPF+PGW-UにPDN接続の制御シグナリングを送信するために使用されることを理解されたい。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。したがって、S706はセッション確立フェーズ内でのみ実行される、すなわち、S706はセッション修正フェーズでは実行されない。
S707~S709は、SMF+PGW-Cが少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S707.SMF+PGW-Cがv-SMFを使用してAMFにベアラ更新要求を送信し、ベアラ更新要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を要求するために使用される。それに対応して、AMFはv-SMFを使用してSMF+PGW-Cからベアラ更新要求を受信する。
S707において、v-SMFは、メッセージ転送機能のみを提供する、すなわち、SMF+PGW-CによってAMFに送信されたメッセージをAMFに転送することを理解されたい。
具体的には、v-SMFは、端末の識別子に基づいて対応するAMFに、SMF+PGW-CによってAMFに送信されたメッセージを送信し、PDUセッションの識別子および端末の識別子に基づいて対応するSMF+PGW-Cに、AMFによってSMF+PGW-Cに送信されたメッセージ送信することができる。
S708はS608と同様である。
S709.AMFがv-SMFを使用してSMF+PGW-Cにベアラ更新応答を送信し、ベアラ更新応答は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-Cは、v-SMFを使用してAMFからベアラ更新応答を受信する。
S709において、v-SMFは、メッセージ転送機能のみを提供する、すなわち、AMFによってSMF+PGW-Cに送信されたメッセージをSMF+PGW-Cに転送することを理解されたい。
S709の後、SMF+PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々のベアラ識別子を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S710.SMF+PGW-CがPDN接続に対応するベアラコンテキストをv-SMFに送信し、PDN接続に対応するベアラコンテキストは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含む。
S710の後、v-SMFはPDN接続に対応するベアラコンテキストを格納する。
場合によっては、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、UPF+PGW-UにPDN接続の制御シグナリングを送信するために使用される。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。したがって、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、セッション確立フェーズ内のS710におけるPDN接続に対応するベアラコンテキストのみに含まれる。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、セッション修正フェーズ内のS710においてSMF+PGW-Cによってv-SMFに送信されるPDN接続に対応するベアラコンテキストに含まれない。実際には、セッション修正フェーズ内のS710は、PDN接続に対応するベアラコンテキストの更新であり、具体的には、PDN接続に対応するベアラコンテキストは、新しく追加されたベアラのベアラ識別子および対応するユーザプレーントンネル情報を含む。
場合によっては、703a~705a(または703b~705b)のプロセス、S706のプロセス、およびS707~S709のプロセスの間に順番は存在しない。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
S707~S709のプロセスより前に703a~705a(または703b~705b)のプロセスが実行された場合、SMF+PGW-CがS709においてベアラ識別子応答を受信した後、特定のベアラによって要求されたベアラ識別子の割当てが失敗した場合、SMF+PGW-CはPGW-U+UPFにメッセージを送信して、ベアラに対応するユーザプレーントンネルを削除することに留意されたい。
前述の説明に基づいて、S701~S710の後、v-SMFおよびSMF-PGW-Cによって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報、および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含んでよい。
場合によっては、SMF+PGW-Cは、後続のハンドオーバ準備フェーズおよびハンドオーバ実行フェーズにおいて必要な他の情報、たとえば、各ベアラのQoSパラメータをv-SMFにさらに送信する場合があり、各ベアラのQoSパラメータは、QoSクラス識別子(QoS class identifier、QCI)、割当て保持優先度(allocation retention priority、ARP)、パケットフィルタ、またはパケットフィルタ優先度のうちの少なくとも1つを含む。それに対応して、v-SMFはSMF+PGW-Cから情報を受信し、PDN接続に対応するベアラコンテキストに情報を格納する。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
2.ハンドオーバ準備フェーズ:
S711およびS712はS610およびS611と同様である。
S713.AMFがv-SMFにベアラコンテキスト要求を送信し、ベアラコンテキスト要求は、PDN接続に対応するベアラコンテキストを要求するために使用される。それに対応して、v-SMFはAMFからベアラコンテキスト要求を受信する。
S714.v-SMFが、ベアラコンテキスト要求に基づいて、PDN接続に対応するベアラコンテキストをAMFに送信する。それに対応して、AMFは、v-SMFからPDN接続に対応するベアラコンテキストを受信する。
S715~S717はS614~S616と同様である。
方法700のハンドオーバ準備フェーズは、前述のプロセスのみに限定されず、別のプロセスをさらに含んでよい(たとえば、従来技術のハンドオーバ準備フェーズ内のプロセスが参照されてよい)ことを理解されたい。本出願のこの実施形態はそれに限定されない。
3.ハンドオーバ実行フェーズ:このフェーズは方法600のハンドオーバ実行フェーズと同じである。
方法700におけるv-SMFは、SMF+PGW-CとAMFとの間でメッセージを透過的に送信する機能を有することに留意されたい。
図8Aおよび図8Bは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法800の概略フローチャートである。方法800は、図2に示されたローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法800は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法800は、セッション確立/修正フェーズ、ハンドオーバ準備フェーズ、およびハンドオーバ実行フェーズの合計3つのフェーズを含むことをさらに理解されたい。以下で、図8Aおよび図8Bを参照して、3つのフェーズを詳細に記載する。
1.セッション確立/修正フェーズ:
S801およびS802は、SMF+PGW-Cが第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するプロセスであることに留意されたい。
S801およびS802はS601およびS602と同様である。
S803a~S805aまたはS803b~S805bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S803a~S805aはS603a~S605aと同様である。
S803b~8805bはS603b~S605bと同様である。
S803aまたはS805bの後、SMF-PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S806は、SMF-PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S806はS606と同様である。
S806の後、SMF-PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、UPF+PGW-UにPDN接続の制御シグナリングを送信するために使用されることを理解されたい。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。したがって、S806はセッション確立フェーズ内でのみ実行される、すなわち、S806はセッション修正フェーズでは実行されない。
S807~S811は、SMF+PGW-Cが少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S807.SMF+PGW-Cがv-SMFにPDN接続のトンネル情報を送信し、PDN接続のトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報および少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を含む。それに対応して、v-SMFはSMF+PGW-CからPDN接続のトンネル情報を受信する。
場合によっては、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、UPF+PGW-UにPDN接続の制御シグナリングを送信するために使用される。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルの粒度は、PDN接続単位である。したがって、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、セッション確立フェーズ内のS807におけるPDN接続に対応するベアラコンテキストに含まれる。言い換えれば、PDN接続に対応する制御プレーントンネルは、セッション修正フェーズ内のS807においてSMF+PGW-Cによってv-SMFに送信されるPDN接続のトンネル情報に含まれない。実際には、セッション修正フェーズ内のS807は、PDN接続に対応するベアラコンテキストの更新であり、具体的には、PDN接続に対応するトンネル情報は、新しく追加されたベアラのベアラ識別子および対応するユーザプレーントンネル情報を含む。
S807の後、v-SMFは、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報およびPDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S808.v-SMFが、S807において受信されたPDN接続のトンネル情報に基づいて、AMFにベアラ識別子要求を送信し、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用される。それに対応して、AMFはv-SMFからベアラ識別子要求を受信する。
S809.AMFが、ベアラ識別子要求に基づいて、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てる。
S810.AMFがv-SMFにベアラ識別子情報を送信し、ベアラ識別子情報は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を含む。それに対応して、v-SMFはAMFからベアラ識別子情報を受信する。
S810の後、v-SMFは、PDN接続に対応するベアラコンテキストに各ベアラのベアラ識別子を格納する。
S811は、SMF+PGW-Cが各ベアラのベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S811.v-SMFがSMF-PGW-Cにベアラ識別子情報を送信する。それに対応して、SMF+PGW-Cはv-SMFからベアラ識別子情報を受信する。
具体的には、v-SMFは、各ベアラに対応するベアラ識別子と各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報の両方をSMF+PGW-Cに送信し、その結果、SMF+PGW-Cは、各ベアラに対応するベアラ識別子をユーザプレーントンネル情報と関連付ける。
S811の後、SMF-PGW-Cは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
場合によっては、S803a~S805a(またはS803b~S805b)のプロセスとS806のプロセスとの間に順番は存在しない。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
前述の説明に基づいて、S801~S811の後、v-SMFおよびSMF-PGW-Cによって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報、および各ベアラに対応するベアラ識別子を含んでよい。PDN接続に対応するベアラコンテキストは、第1のネットワークから第2のネットワークに端末をハンドオーバするために使用される。
場合によっては、SMF+PGW-Cは、後続のハンドオーバ準備フェーズおよびハンドオーバ実行フェーズにおいて必要な他の情報、たとえば、各ベアラのQoSパラメータをv-SMFにさらに送信する場合があり、各ベアラのQoSパラメータは、QoSクラス識別子(QoS class identifier、QCI)、割当て保持優先度(allocation retention priority、ARP)、パケットフィルタ、またはパケットフィルタ優先度のうちの少なくとも1つを含む。それに対応して、v-SMFはSMF+PGW-Cから情報を受信し、PDN接続に対応するベアラコンテキストに情報を格納する。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
2.ハンドオーバ準備フェーズ:このフェーズは方法700のハンドオーバ準備フェーズと同じである。
3.ハンドオーバ実行フェーズ:このフェーズは、図6A、図6B、および図6Cのハンドオーバ実行フェーズと同じである。
方法800におけるv-SMFは処理機能を有することに留意されたい。
具体的には、v-SMFは、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報と関連付けられたベアラ識別子が、PDN接続のトンネル情報に存在するかどうかを確認し、少なくとも1つのベアラにベアラ識別子が割り当てられていない場合、v-SMFは、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるようにAMFに要求する。
上記は、図6A~図8Bを参照して、本出願の実施形態において提供されるハンドオーバ方法を記載し、SMF-PGW-Cまたはv-SMFはセッション確立/修正フェーズにおいてPDN接続のトンネル情報を取得する。以下で、図9A~図11Bを参照して、SMF-PGW-Cまたはv-SMFがハンドオーバ準備フェーズにおいてPDN接続のトンネル情報を取得する場合を記載する。
図9A、図9B、および図9Cは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法900の概略フローチャートである。方法900は、図1に示された非ローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法900は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法900は、セッション確立/修正フェーズ、ハンドオーバ準備フェーズ、およびハンドオーバ実行フェーズの合計3つのフェーズを含むことをさらに理解されたい。以下で、3つのフェーズを詳しく記載する。
1.セッション修正フェーズ:
S901およびS902は、SMF+PGW-Cが第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するプロセスであることに留意されたい。
S901およびS902はS601およびS602と同様である。
S903~S905は、SMF+PGW-Cが少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S903~S905はS607~S609と同様である。
S905の後、SMF-PGW-Cは、各ベアラに対応するベアラ識別子をPDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
前述の説明に基づいて、S905の後、SMF+PGW-Cによって格納されたPDN接続に対応するベアラコンテキストは、各ベアラに対応するベアラ識別子を含んでよい。
2.ハンドオーバ準備フェーズ:
S906~S908はS610~S612と同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
S909a~S911aまたはS909b~S911bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが各ベアラに対応するユーザプレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S909a~S911aはS603a~S605aと同様であり、S909b~S911bはS603b~S605bと同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
S909aまたはS911bの後、SMF-PGW-Cは、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報をPDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S912は、SMF-PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S912はS606と同じであることを理解されたい。
S912の後、SMF-PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を、PDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
後続のS913~S916はS613~S616と同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
前述の説明に基づいて、S916の後、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルが確立され、端末が第1のネットワーク内のソースアクセスネットワークから第2のネットワーク内のターゲットアクセスネットワークにハンドオーバされると、アップリンクデータは、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルにシームレスに切り替えられ、データネットワークに送信することができる。
3.ハンドオーバ実行フェーズ:このフェーズは、図6A、図6B、および図6Cのハンドオーバ実行フェーズと同じである。
図10A、図10B、および図10Cは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法1000の概略フローチャートである。方法1000は、図2に示されたローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法1000は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
方法1000は、セッション確立/修正フェーズ、ハンドオーバ準備フェーズ、およびハンドオーバ実行フェーズの合計3つのフェーズを含むことをさらに理解されたい。以下で、3つのフェーズを詳しく記載する。
1.セッション確立/修正フェーズ:
S1001およびS1002は、SMF+PGW-Cが第1のネットワーク内の端末のPDUセッションが第2のネットワーク内のPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するプロセスであることに留意されたい。
S1001およびS1002はS601およびS602と同様である。
S1003~S1005は、PGW-C+SMFが各ベアラに対応するベアラ識別子を取得するプロセスであることに留意されたい。
S1003~S1005はS707~S709と同様である。
S1005の後、SMF-PGW-Cは、各ベアラに対応するベアラ識別子をPDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
2.ハンドオーバ準備フェーズ:
S1006およびS1007はS610およびS611と同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
S1008.AMFが、v-SMFを使用してSMF+PGW-Cにベアラコンテキスト要求を送信し、ベアラコンテキスト要求は、PDN接続に対応するベアラコンテキストを要求するために使用される。それに対応して、SMF+PGW-Cは、v-SMFを使用してAMFからベアラコンテキスト要求を受信する。
S1008において、v-SMFは、メッセージ転送機能のみを提供する、すなわち、AMFによってSMF+PGW-Cに送信されたメッセージをSMF+PGW-Cに転送することを理解されたい。
S1009a~S1011aまたはS1009b~S1011bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-Uが各ベアラに対応するユーザプレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S1009a~S1011aはS603a~S605aと同様であり、S1009b~S1011bはS603b~S605bと同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
S1009aまたはS10010bの後、SMF-PGW-Cは、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報をPDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S1012は、SMF-PGW-CがPDN接続用のPDN接続に対応する制御プレーントンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
S1012の後、SMF-PGW-Cは、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をPDN接続に対応するベアラコンテキストに格納する。
S1013.SMF+PGW-Cが、v-SMFを使用してAMFにPDN接続に対応するベアラコンテキストを送信する。それに対応して、AMFは、SMF+PGW-CからPDN接続に対応するベアラコンテキストを受信する。S1013において、v-SMFは、メッセージ転送機能のみを提供する、すなわち、SMF+PGW-CによってAMFに送信されたメッセージをAMFに転送することを理解されたい。
後続のS1014~S1016はS614~S616と同様であることを理解されたい。詳細は本明細書では再び記載されない。
前述の説明に基づいて、S1016の後、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルが確立され、端末が第1のネットワーク内のソースアクセスネットワークから第2のネットワーク内のターゲットアクセスネットワークにハンドオーバされると、アップリンクデータは、SGWからUPF+PGW-Uへのアップリンクトンネルにシームレスに切り替えられ、データネットワークに送信することができる。
3.ハンドオーバ実行フェーズ:このフェーズは、図6A、図6B、および図6Cのハンドオーバ実行フェーズと同じである。
上記は、図6A~図10Cを参照して、端末が5Gネットワークから4Gネットワークにハンドオーバされるプロセスを記載し、以下で、図11A、図11B、図12A、図12B、および図12Cを参照して、端末が4Gネットワークから5Gネットワークにハンドオーバされるプロセスを記載する。
図11Aおよび図11Bは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法1100の概略フローチャートである。方法1100は、図1に示された非ローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法1100は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
第1のネットワークにはPDUセッションに対応する制御プレーントンネルが存在しないことをさらに理解されたい。したがって、本出願のこの実施形態では、PDUセッションに対応するトンネルは、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルであり、PDUセッションに対応するトンネル情報は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報である。
S1101.SMF+PGW-CがAMFからセッション確立/修正要求を受信し、セッション確立/修正要求は、第2のネットワーク内のPDN接続を確立するか、または第2のネットワーク内のPDN接続の修正をトリガするために使用される。それに対応して、AMFはセッション確立/修正要求をSMF+PGW-Cに送信する。
S1102.SMF+PGW-Cが、第1の要求メッセージに基づいて、第2のネットワーク内の端末のPDN接続が第1のネットワーク内のPDUセッションに切り替えられるべきときにPDUセッションのトンネル情報を取得する。
S1103a~S1105aまたはS1103b~S1105bは、SMF+PGW-CおよびUPF+PGW-UがPDUセッション用のトンネルを確立するプロセスであることに留意されたい。
場合によっては、PDUセッションに対応するトンネル情報は、SMF+PGW-CまたはUPF+PGW-Uによって割り当てられてよい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
SMF+PGW-Cがトンネル情報を割り当てる場合、S1103a~S1105aが実行される。UPF+PGW-Uがトンネル情報を割り当てる場合、S1103b~S1105bが実行される。
(1)SMF+PGW-Cがトンネル情報をPDUセッションに割り当てる。
S1103a.SMF+PGW-Cがユーザプレーントンネル情報をPDUセッションに割り当てる。
S1104a.SMF+PGW-CがN4セッション確立/修正要求をUPF+PGW-Uに送信し、N4セッション確立/修正要求は、PDUセッションに対応するトンネルを確立するように要求するために使用され、N4セッション確立/修正要求は、PDUセッションのトンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-Uは、SMF+PGW-CからN4セッション確立/修正要求を受信する。
S1105a.UPF+PGW-Uが、S1104aにおいて受信されたN4セッション確立/修正要求に基づいて、SMF+PGW-CにN4セッション確立/修正応答を送信する。それに対応して、SMF+PGW-Cは、UPF+PGW-UからN4セッション確立/修正応答を受信する。
(2)UPF+PGW-Uがトンネル情報をPDUセッションに割り当てる。
S1103b.SMF+PGW-CがN4セッション確立/修正要求をUPF+PGW-Uに送信し、N4セッション確立/修正要求は、PDUセッションに対応するトンネルを確立するように要求するために使用され、N4セッション確立/修正要求は、PDUセッションのトンネル情報およびアップリンクデータ送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-Uは、SMF-PGW-CからN4セッション確立/修正要求を受信する。
S1104b.UPF+PGW-Uが、S1103bにおいて受信されたN4セッション確立/修正要求に基づいて、PDUセッションにトンネル情報を割り当てる。
S1105b.UPF+PGW-UがSMF+PGW-CにN4セッション確立/修正応答を送信し、N4セッション確立/修正応答はPDUセッションに対応するトンネル情報を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-CはUPF+PGW-UからN4セッション確立/修正応答を受信する。
S1105bの後、SMF+PGW-CはPDUセッションに対応するトンネル情報を格納する。
場合によっては、SMF+PGW-CまたはUPF+PGW-Uは、第1のネットワーク内のPDUセッションに対応するトンネルとして、第2のネットワーク内の1つのベアラに対応するトンネルを使用する、たとえば、PDUセッションに対応するトンネルとしてデフォルトベアラのトンネルを使用することができる。この場合、SMF+PGW-CによってPDUセッションに割り当てられたアップリンクトンネル情報は、PGW-U+UPF上のデフォルトベアラに対応するユーザプレーントンネルのトンネル情報である。あるいは、SMF+PGW-Cは、第1のネットワーク内のPDUセッションに新しいアップリンクトンネル情報を割り当てることができる。
本出願のこの実施形態は、以下の可能な実装形態を提供する。
オプションの方式1では、S1103aのみが実行され、S1104aおよびS1105aは実行されない。
オプションの方式2では、S1103a~S1105aが実行される。
オプションの方式3では、S1103bか~S1105bが実行される。
オプションの方式4では、S1103a~1105aもS1103b~1105bも実行されない。
具体的には、SMF+PGW-Cは、PDN接続の各ベアラのTFT(Traffic Filter Template、トラフィックフィルタテンプレート)情報に基づいてアップリンクデータ送信規則を決定し、TFTはベアラによってサポートされるデータフローのパケットフィルタを含む。
S1106.第2のネットワーク内の(図11Aおよび図11BのeNBなどの)ソースアクセスネットワークは、第2のネットワーク内のMMEにハンドオーバ要求を送信し、ハンドオーバ要求は、(第1のネットワーク内のgNBなどの)ターゲットアクセスネットワークに関する情報を搬送する。それに対応して、MMEはソースアクセスネットワークからハンドオーバ要求を受信する。
本出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークは、たとえば、基地局であってよいことを理解されたい。
S1107.MMEが、ターゲットアクセスネットワークに関する情報に基づいてAMFを選択し、AMFにハンドオーバ要求を送信し、ハンドオーバ要求はEPSベアラコンテキストを搬送する。それに対応して、AMFはMMEからハンドオーバ要求を受信する。
S1108.AMFが、EPSベアラコンテキスト内の各PDN接続に対応するSMF+PGW-Cにセッション確立要求を送信し、セッション確立要求はPDN接続に対応するデフォルトのベアラ識別子を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-CはAMFからセッション確立要求を受信する。
可能な実装形態では、S1108におけるセッション確立要求内で搬送されるデフォルトのベアラ識別子は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように、SMF+PGW-Cを示すために使用されてよい。
別の可能な実装形態では、S1108におけるセッション確立要求は、第1の指示情報をさらに搬送することができ、第1の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように、SMF+PGW-Cを示すために使用され、第1の指示情報は、たとえば、少なくとも1ビットであってよい。
方式1が使用された場合、S1108の後にS1104aおよびS1105aが実行される。
方式4が使用された場合、S1108の後に方式2または方式3が実行される。
S1109.SMF+PGW-Cが、デフォルトのベアラ識別子に基づいてセッションコンテキストを照会し、セッションコンテキスト内の情報に基づいてN2セッション要求を生成し、N2セッション要求は、PDUセッションの識別子、PDUセッションに対応するS-NSSAI、セッションAMBR、およびPDUセッション内の各QoSフローに関する情報を含む。
場合によっては、N2セッション要求メッセージは、UPF+PGW-U上のPDUセッションのアップリンクトンネル情報をさらに含む。
S1110.SMF+PGW-CがAMFにN2セッション要求を送信する。それに対応して、AMFはSMF+PGW-CからN2セッション要求を受信する。
場合によっては、S1110の後、AMFは、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするようにターゲットアクセスネットワークに示し、たとえば、無線リソースを割り当てるようにターゲットアクセスネットワークに示し、(アクセスネットワークのダウンリンクトンネルなどの)アクセスネットワークのトンネル情報を切り替えられるべきセッションに割り当てることができる。
S1111.端末がターゲットアクセスネットワークにアクセスした後、AMFはSMF+PGW-Cにセッション更新要求を送信し、セッション更新要求は、アクセスネットワークに対応する受信されたダウンリンクトンネル情報を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-CはAMFからセッション更新要求を受信する。
場合によっては、セッション更新要求は第3の指示情報を搬送し、第3の指示情報は、第1のネットワークに経路を切り替えるようにSMF+PGW-Cに示すために使用され、たとえば、PGW-U+UPFは、第1のネットワーク内のアクセスネットワークを使用してダウンリンクデータを送信するように切り替えられる。
S1112.SMF+PGW-CがUPF+PGW-UにN4セッション更新要求を送信し、N4セッション更新要求は、ダウンリンク転送規則およびターゲットアクセスネットワークのダウンリンクトンネル情報を搬送し、ダウンリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素によって受信されたダウンリンクデータパケットを送信するように示すために使用される。それに対応して、UPF+PGW-UはSMF+PGW-CからN4セッション更新要求を受信する。
S1113.UPF+PGW-UがSMF+PGW-CにN4セッション更新応答を送信する。
可能な実装形態では、S1112におけるN4セッション更新要求はダウンリンクデータ送信規則を搬送しなくてよく、ダウンリンクデータ送信規則はS1104aまたはS1103bにおけるN4セッション確立/修正要求内で搬送されてよく、S1104aまたはS1103bにおけるN4セッション確立/修正要求は第1の規則指示情報をさらに搬送し、第1の規則指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にしないように示すために使用される。
それに対応して、S1112におけるN4セッション更新要求は第2の規則指示情報を搬送することができ、第2の規則指示情報は、ダウンリンクデータパケット送信規則を有効にするように示すために使用され、UPF+PGW-Uは、第2の規則指示情報に従ってダウンリンクデータパケット送信規則を有効にする。
図12A、図12B、および図12Cは、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ方法1200の概略フローチャートである。方法1200は、図2に示されたローミングシナリオ内のシステムアーキテクチャに適用されてよく、または方法1200は、別の同様のアーキテクチャに適用されてよい。
第1のネットワークは5Gネットワークを含んでよく、第2のネットワークは4Gネットワークを含んでよいことを理解されたい。このことは、本出願のこの実施形態では限定されない。
第1のネットワークにはPDUセッションに対応する制御プレーントンネルが存在しないことをさらに理解されたい。したがって、本出願のこの実施形態では、PDUセッションに対応するトンネルは、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルであり、PDUセッションに対応するトンネル情報は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報である。
S1201およびS1202はS1101およびS1102と同様である。
S1203a~S1205aはS1103a~S1105aと同様である。
S1203b~S1205bはS1103b~S1105bと同様である。
本出願のこの実施形態は、以下の可能な実装形態を提供する。
オプションの方式1では、S1203aのみが実行され、S1204aおよびS1205aは実行されない。
オプションの方式2では、S1203a~S1205aが実行される。
オプションの方式3では、S1203b~S1205bが実行される。
オプションの方式4では、S1203a~1205aもS1203b~1205bも実行されない。
S1206.第2のネットワーク内の(図12A、図12B、および図12CのeNBなどの)ソースアクセスネットワークは、第2のネットワーク内のMMEにハンドオーバ要求を送信し、ハンドオーバ要求は、(第1のネットワーク内のgNBなどの)ターゲットアクセスネットワークに関する情報を搬送する。それに対応して、MMEはソースアクセスネットワークからハンドオーバ要求を受信する。
本出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークは、たとえば、基地局であってよいことを理解されたい。
S1207はS1107と同様である。
S1208.AMFがv-SMFを選択し、v-SMFにセッション確立要求を送信し、セッション確立要求は、PDN接続に対応するデフォルトのベアラ識別子、およびEPSベアラコンテキスト内のPDN接続に対応するSMF+PGW-Cの識別子を搬送する。それに対応して、v-SMFはAMFからセッション確立要求を受信する。
場合によっては、セッション確立要求は第4の指示情報を搬送し、第4の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように示すために使用される。
場合によっては、第4の指示情報はデフォルトのベアラ識別子であってよい。
場合によっては、第4のセッション管理要求は、デフォルトのベアラ識別子および第4の指示情報を搬送し、第4の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように示すために使用され、第4の指示情報は少なくとも1ビットであってよい。
S1209.v-SMFが、SMF+PGW-Cの識別子に基づいて、SMF+PGW-Cにセッション修正要求を送信し、セッション修正要求は、PDN接続に対応するデフォルトのベアラ識別子を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-Cはv-SMFからセッション修正要求を受信する。
可能な実装形態では、S1209におけるセッション修正要求内で搬送されるデフォルトのベアラ識別子は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように、SMF+PGW-Cを示すために使用されてよい。
別の可能な実装形態では、S1209におけるセッション修正要求は、第1の指示情報をさらに搬送することができ、第1の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように、SMF+PGW-Cを示すために使用され、第1の指示情報は、たとえば、少なくとも1ビットであってよい。
方式1が使用された場合、S1209の後にS1204aおよびS1205aが実行される。
方式4を使用された場合、S1209の後に方式2または方式3が実行される。
S1210.SMF+PGW-Cが、デフォルトのベアラ識別子に基づいてセッションコンテキストを照会し、セッションコンテキスト内の情報に基づいてN2セッション要求を生成し、N2セッション要求は、PDUセッションの識別子、PDUセッションに対応するS-NSSAI、セッションAMBR、およびPDUセッション内の各QoSフローに関する情報を含む。
S1211.SMF+PGW-Cが、S1210において受信されたN2セッション要求およびUPF+PGW-U上のPDUセッションのアップリンクトンネル情報をv-SMFに送信する。それに対応して、v-SMFは、SMF+PGW-Cから、S1210において受信されたN2セッション要求、およびUPF+PGW-U上のPDUセッションのアップリンクトンネル情報を受信する。
S1212.v-SMFがv-UPFを割り当て、v-UPFにN4セッション要求を送信し、N4セッション要求は、UPF+PGW-U上のPDUセッションのアップリンクトンネル情報を搬送する。それに対応して、v-UPFはv-SMFからN4セッション要求を受信する。
場合によっては、S1212の後、v-UPFからUPF+PGW-Uへの対応するアップリンクトンネルがPDUセッション用のv-UPF上に確立され、v-UPF上のN3アップリンクトンネル情報が割り当てられる。
S1213.v-SMFが、S1211において受信されたN2セッション要求にv-UPF上のN3アップリンクトンネル情報を追加する。
S1214.v-SMFがAMFにセッション確立応答を送信し、AMFにN2セッション要求を送信する。それに対応して、AMFはv-SMFからセッション確立応答およびN2セッション要求を受信する。
場合によっては、S1214の後、AMFは、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするようにターゲット基地局に示し、たとえば、無線リソースを割り当てるようにターゲット基地局に示し、(基地局のダウンリンクトンネルなどの)基地局のトンネル情報を切り替えられるべきセッションに割り当てることができる。
S1215.UEが(図12A、図12B、および図12CのgNBなどの)ターゲットアクセスネットワークにアクセスした後、ターゲットアクセスネットワークはAMFにハンドオーバ通知メッセージを送信する。それに対応して、AMFはターゲットアクセスネットワークからハンドオーバ通知メッセージを受信する。
S1216.AMFがv-SMFにセッション更新要求を送信し、セッション更新要求は、アクセスネットワークの受信されたダウンリンクトンネル情報を搬送する。それに対応して、v-SMFはAMFからセッション更新要求を受信する。
場合によっては、メッセージはハンドオーバ完了指示情報を搬送し、v-SMFは、指示に基づいてハンドオーバが完了したと判断することができる。
S1217.v-SMFがv-UPFにN4セッション更新要求を送信し、N4セッション更新要求は、ターゲットアクセスネットワークのダウンリンクトンネル情報を搬送する。それに対応して、v-UPFはv-SMFからN4セッション更新要求を受信する。
S1218.v-SMFがSMF+PGW-Cにセッション更新要求を送信し、セッション更新要求はv-UPFのダウンリンクトンネル情報を搬送する。それに対応して、SMF+PGW-Cはv-SMFからセッション更新要求を受信する。
場合によっては、セッション更新要求はハンドオーバ完了指示情報をさらに搬送し、ハンドオーバ完了指示情報は、ハンドオーバが完了したことを示すために使用される。
S1219.SMF+PGW-CがUPF+PGW-UにN4セッション更新要求を送信し、N4セッション更新要求は、ダウンリンクデータ送信規則およびv-UPFのダウンリンクトンネル情報を搬送し、ダウンリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素によって受信されたダウンリンクデータパケットを送信するように示すために使用される。
S1220.SMF+PGW-Cがv-SMFにセッション更新応答を送信する。それに対応して、v-SMFはSMF+PGW-Cからセッション更新応答を受信する。
S1221.v-SMFがAMFにセッション更新応答を送信する。それに対応して、AMFはv-SMFからセッション更新応答を受信する。
可能な実装形態では、S1219におけるN4セッション更新要求はダウンリンクデータ送信規則を搬送しなくてよく、ダウンリンクデータ送信規則はS1204aまたはS1203bにおけるN4セッション確立/修正要求内で搬送されてよく、N4セッション確立/修正要求は第1の指示情報をさらに搬送し、第1の指示情報は、ダウンリンクデータ送信規則を有効にしないように示すために使用される。
それに対応して、S1219における第3のセッション管理要求は第2の指示情報を搬送することができ、第2の指示情報は、ダウンリンクデータパケット送信規則を有効にするように示すために使用され、UPF+PGW-Uは、第2の指示情報に従ってダウンリンクデータパケット送信規則を有効にする。
場合によっては、SMF+PGW-Cは、S1218におけるハンドオーバ完了指示情報に基づいて、ハンドオーバが完了したと判断して、ダウンリンク転送を有効にするようにPGW-U+UPFに指示するか、またはダウンリンク転送を有効にするためにPGW-U+UPFにダウンリンクデータ送信規則を送信することができる。
上記は、図3~図12Cを参照して、本出願の実施形態において提供されるハンドオーバ方法を記載し、以下で、図13~図18を参照して、本出願の実施形態において提供されるハンドオーバ装置を記載する。
図13は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ装置1300の概略ブロック図である。ハンドオーバ装置1300は、決定ユニット1310および取得ユニット1320を含む。
決定ユニット1310は、第1のネットワーク内の端末のプロトコルデータユニットPDUセッションが第2のネットワーク内のパケットデータネットワークPDN接続に切り替えられるべきときに確立される必要がある少なくとも1つのベアラを決定するように構成される。
取得ユニット1320は、PDN接続のトンネル情報を取得するように構成され、PDN接続のトンネル情報は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を含む。
場合によっては、取得ユニット1320は、具体的に、対応するユーザプレーントンネル情報を少なくとも1つのベアラの各々に割り当てるか、または各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求し、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素から、各ベアラに対応するユーザプレーントンネル情報を取得するように構成される。
場合によっては、PDN接続のトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をさらに含み、取得ユニット1320は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報を取得するようにさらに構成される。
場合によっては、装置1300は、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理要求を送信するように構成された第1の送信ユニットをさらに含み、第1のセッション管理要求は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネルを確立または修正するように要求するために使用され、第1のセッション管理要求はアップリンクデータ送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDN接続に対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。
場合によっては、取得ユニット1320は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を取得するようにさらに構成される。
場合によっては、取得ユニット1320は、具体的に、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素を使用してモビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信し、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用され、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素はPDUセッションに対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素であり、装置はPDUセッションに対応するホーム制御プレーンネットワーク要素であり、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素を使用してモビリティ管理ネットワーク要素から、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信するように構成される。
場合によっては、装置1300は、PDN接続のトンネル情報および少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を第2の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信するように構成された第2の送信ユニットをさらに含む。
場合によっては、装置1300は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信するように構成された第3の送信ユニットをさらに含み、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素はPDUセッションに対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素であり、装置はPDUセッションに対応するホーム制御プレーンネットワーク要素であり、取得ユニット1320は、第2の制御プレーン機能ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信するようにさらに構成される。
場合によっては、取得ユニット1320は、具体的に、端末のPDUセッションが第1のネットワーク内で確立される必要があるか、または第1のネットワーク内のPDUセッションが修正される必要があると判断すると、PDN接続のトンネル情報を取得するように構成される。
場合によっては、装置1300は、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDN接続に対応するダウンリンクデータ送信規則を送信するように構成された第4の送信ユニットをさらに含み、ダウンリンクデータ送信規則は、対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたダウンリンクデータを転送するように、PDUセッションに対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。
本出願のこの実施形態では、決定ユニット1310はプロセッサを使用して実装されてよく、取得ユニット1320はトランシーバを使用して実装されてよいことに留意されたい。図14に示されたように、ハンドオーバ装置1400は、プロセッサ1410、メモリ1420、およびトランシーバ1430を含んでよい。メモリ1420は、プロセッサ1410などによって実行されるコードを記憶するように構成されてよく、プロセッサ1410は、データまたはプログラムを処理するように構成されてよい。
一実装プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1410内のハードウェアの集積論理回路を使用することにより、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装することができる。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に配置されてよい。記憶媒体はメモリ1420内に配置され、プロセッサ1410はメモリ1420内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
図13に示されたハンドオーバ装置1300または図14に示されたハンドオーバ装置1400は、前述の方法実施形態における第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に対応するプロセスを実装することができる。具体的には、ハンドオーバ装置1300またはハンドオーバ装置1400については、前述の説明が参照されてよい。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
図15は、本出願の一実施形態による、別のハンドオーバ装置1500の概略ブロック図である。ハンドオーバ装置は、取得ユニット1510および送信ユニット1520を含む。
取得ユニット1510は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素からパケットデータネットワークPDN接続のトンネル情報を受信するように構成され、PDN接続のトンネル情報は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するユーザプレーントンネル情報を含み、装置はPDN接続に対応する訪問先制御プレーンネットワーク要素であり、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素はPDN接続に対応するホーム制御プレーンネットワーク要素である。
送信ユニット1520は、モビリティ管理ネットワーク要素にPDN接続のトンネル情報を送信するように構成される。
場合によっては、PDN接続のトンネル情報は、PDN接続に対応する制御プレーントンネル情報をさらに含む。
場合によっては、送信ユニット1520は、モビリティ管理ネットワーク要素に、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素によってモビリティ管理ネットワーク要素に送信されたベアラ識別子要求を転送し、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用され、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に、少なくとも1つのベアラの各々に対応し、モビリティ管理ネットワーク要素によって第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信されたベアラ識別子を転送するようにさらに構成される。
場合によっては、取得ユニット1510は、第1の制御プレーン機能ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信するようにさらに構成される。
場合によっては、送信ユニット1520は、PDN接続のトンネル情報に基づいてモビリティ管理ネットワーク要素にベアラ識別子要求を送信するようにさらに構成され、ベアラ識別子要求は、少なくとも1つのベアラの各々にベアラ識別子を割り当てるように要求するために使用され、取得ユニット1510は、モビリティ管理ネットワーク要素から少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を受信するようにさらに構成される。
場合によっては、装置は格納ユニットをさらに含み、格納ユニットは、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を格納するように構成され、送信ユニット1520は、少なくとも1つのベアラの各々に対応するベアラ識別子を第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に送信するようにさらに構成される。
本出願のこの実施形態では、取得ユニット1510および送信ユニット1520は、トランシーバを使用して実装されてよいことに留意されたい。図16に示されたように、ハンドオーバ装置1600は、プロセッサ1610、メモリ1620、およびトランシーバ1630を含んでよい。メモリ1620は、プロセッサ1610などによって実行されるコードを記憶するように構成されてよく、プロセッサ1610は、データまたはプログラムを処理するように構成されてよい。
一実装プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1610内のハードウェアの集積論理回路を使用することにより、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装することができる。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に配置されてよい。記憶媒体はメモリ1620内に配置され、プロセッサ1610はメモリ1620内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
図15に示されたハンドオーバ装置1500または図16に示されたハンドオーバ装置1600は、前述の方法実施形態における第2の制御プレーンネットワーク要素に対応するプロセスを実装することができる。具体的には、ハンドオーバ装置1500またはハンドオーバ装置1600については、前述の説明が参照されてよい。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
図17は、本出願の一実施形態による、ハンドオーバ装置1700の概略ブロック図である。ハンドオーバ装置1700は、決定ユニット1710および取得ユニット1720を含む。
決定ユニット1710は、第2のネットワーク内の端末のパケットデータネットワークPDN接続が、第1のネットワーク内のプロトコルデータユニットPDUセッションに切り替えられる必要があると判断するように構成される。
取得ユニット1720は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得するように構成される。
場合によっては、取得ユニット1720は、具体的に、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報をPDUセッションに割り当てるか、またはPDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を割り当てるように、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に要求し、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素からPDUセッションに対応するユーザプレーントンネル情報を取得するように構成される。
場合によっては、装置1700は、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に第1のセッション管理要求を送信するように構成された第1の送信ユニットをさらに含み、第1のセッション管理要求は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを確立または修正するように要求するために使用され、第1のセッション管理要求はアップリンクデータ送信規則を搬送し、アップリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して受信されたアップリンクデータを転送する方法を、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に示すために使用される。
場合によっては、第1の送信ユニットは、アップリンクデータ送信規則が変わったと判断すると、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に更新されたアップリンクデータ送信規則を送信するようにさらに構成される。
場合によっては、取得ユニット1720は、第2のセッション管理要求を受信するようにさらに構成され、第2のセッション管理要求は第1の指示情報を搬送し、第1の指示情報は、第2のネットワークから第1のネットワークに端末をハンドオーバするための準備をするように示すために使用される。
場合によっては、装置1700は、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素に、PDUセッションに対応するダウンリンクデータ送信規則を送信するように構成された第2の送信ユニットをさらに含み、ダウンリンクデータ送信規則は、PDUセッションに対応するユーザプレーントンネルを介して、PDN接続に対応するユーザプレーン機能ネットワーク要素によって受信されたダウンリンクデータパケットを送信するように示すために使用される。
本出願のこの実施形態では、決定ユニット1710はプロセッサを使用して実装されてよく、取得ユニット1720はトランシーバを使用して実装されてよいことに留意されたい。図18に示されたように、通信装置1800は、プロセッサ1810、メモリ1820、およびトランシーバ1830を含んでよい。メモリ1820は、プロセッサ1810などによって実行されるコードを記憶するように構成されてよく、プロセッサ1810は、データまたはプログラムを処理するように構成されてよい。
一実装プロセスでは、前述の方法のステップは、プロセッサ1810内のハードウェアの集積論理回路を使用することにより、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって実装することができる。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せを使用して実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ、プログラマブル読取り専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタなどの、当技術分野の成熟記憶媒体内に配置されてよい。記憶媒体はメモリ1820内に配置され、プロセッサ1810はメモリ1820内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法のステップを完了する。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
図17に示されたハンドオーバ装置1700または図18に示されたハンドオーバ装置1800は、前述の方法実施形態における第1の制御プレーン機能ネットワーク要素に対応するプロセスを実装することができる。具体的には、ハンドオーバ装置1700またはハンドオーバ装置1800については、前述の説明が参照されてよい。繰返しを避けるために、詳細は本明細書では再び記載されない。
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムは、前述の方法実施形態における第1の制御プレーン機能ネットワーク要素または第2の制御プレーン機能ネットワーク要素に対応する方法を実行するために使用される命令を含む。
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードが通信ユニットおよび処理ユニットまたは(端末デバイスもしくはネットワークデバイスなどの)通信デバイスのトランシーバおよびのプロセッサによって実行されると、通信デバイスは、前述の方法実施形態のいずれか1つにおける第1の制御プレーン機能ネットワーク要素または第2の制御プレーン機能ネットワーク要素に対応する方法を実行することが可能になる。
本出願の一実施形態は通信チップをさらに提供し、通信チップは命令を記憶する。命令が通信装置上で実行されると、通信チップは、前述の方法実施形態における第1の制御プレーン機能ネットワーク要素または第2の制御プレーン機能ネットワーク要素に対応する方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態は、別々にまたは一緒に使用されてよい。このことは本明細書では限定されない。
本出願の実施形態における「第1」および「第2」などの説明は、例としてのみ使用され、対象を区別するために使用されるが、本出願の実施形態における順番を示したり、デバイスの数量に関する具体的な制限を示したりせず、本出願の実施形態に対するいかなる制限も構成することができないことを理解されたい。
前述のプロセスのシーケンス番号は、本出願の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能および内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本出願の実施形態の実装プロセスに対するいかなる制限とも解釈されるべきではない。
本明細書に開示された実施形態を参照して記載された例におけるユニットおよびアルゴルズムステップは、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実装され得ることを、当業者なら認識されよい。機能がハードウェアによって実行されるか、またはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、様々な方法を使用して、特定の用途ごとに記載された機能を実装することができるが、その実装形態が本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
容易かつ簡潔な説明の目的で、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法実施形態における対応するプロセスが参照されてよく、詳細は本明細書では再び記載されないことは当業者なら明確に理解されよう
本出願において提供されたいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実装されてよいことを理解されたい。たとえば、記載された装置実施形態は一例にすぎない。たとえば、ユニット分割は論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素は組み合わされてよく、別のシステムに統合されてよく、または、いくつかの特徴は無視されるか、もしくは実行されなくてよい加えて、表示または説明された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実装されてよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気、機械、または他の形態で実装されてよい。
別個の部分として記載されたユニットは、物理的に分かれていてもいなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであってもそうでなくてもよく、1つの場所に配置されてもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部またはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に応じて選択されてよい。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、またはユニットの各々は物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は本質的に、または従来技術に寄与する部分は、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態に記載された方法のステップのうちのすべてまたはいくつかを実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体には、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体が含まれる。
前述の説明は、本出願の具体的な実装形態にすぎず、本出願の保護範囲を限定するものではない。本出願に開示された技術的範囲内で当業者が容易に考え付くいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に入るべきである。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。