JP7325492B2 - 場所推薦方法及びシステム - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 1.ネイバー コーポレーションが、2020年11月16日、https://www.etnews.com/20201116000127にて公開した「場所推奨方法及びシステム」。2.ネイバー コーポレーションが、2020年11月25日~2020年11月27日、https:/deview.kr/2020/exhibitionsにて公開した「あなた好みの美味しいレストランをご紹介します」。3.ネイバー コーポレーションが、2020年12月1日、https:/tv.naver.com/v/16968206にて公開した「あなた好みの美味しいレストランをご紹介します」。
本発明は、場所を推薦する方法及びシステムに関する。
技術が発展するにつれて、電子機器(例えば、スマートフォン、タブレットPCなど)の普及が進み、よって、日常生活の多くの部分でインターネット依存度がますます高くなっている。
このようなインターネットを含む様々な技術の発展に伴い、従来のオフライン(off-line)への依存度が高かった消費パターンは、次第にオンライン(on-line)に移り、現在は、オンライン中心の消費が幾何級数的に増えている。
また、旅行産業や食品産業のように、サービスの特性上、オフラインをベースとした産業分野においても、オンラインでの様々なマーケティングにより顧客を誘致することが普遍化している。
さらに、顧客においても、オフラインをベースとした場所を訪問する前に、オンラインで場所に関する情報を検索する行為が普遍化している。
このように、オンライン情報検索への依存度が高くなるにつれて、ユーザにより検索された場所に関する情報を提供し、さらに、ユーザに適切な場所(例えば、グルメ店などの関連場所)を推薦する方法に関する研究が盛んに行われている。
このような技術として、特許文献1は、場所推薦システム及び方法に関する技術を開示しており、特にユーザの好みを考慮した場所推薦方法を提案している。
しかし、従来の技術は、ユーザ毎の特性を考慮するのではなく、全てのユーザに対して画一的な場所推薦方法を適用しており、一部のユーザには有用でない場所が推薦されることがしばしば発生する。
韓国公開特許第10-2020-0070072号公報
本発明は、ユーザの特性を考慮するユーザカスタマイズ型場所推薦方法及びシステムを提供する。
より具体的には、本発明は、場所に対するユーザの関心度を反映して場所を推薦するユーザカスタマイズ型場所推薦方法及びシステムを提供する。
また、本発明は、推薦場所に関する情報をより直観的にユーザに提供する場所推薦方法及びシステムを提供する。
上記課題を解決するために、本発明による場所推薦方法は、少なくとも1つの関心場所に関する特定のユーザのヒストリ情報を収集するステップと、前記ヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定するステップと、複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するステップとを含むようにしてもよい。
また、本発明による場所推薦方法は、ユーザの端末機から場所推薦要求イベントを受信するステップと、前記ユーザの少なくとも1つの関心場所に関するヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定するステップと、複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するステップとを含むようにしてもよい。
さらに、本発明による場所推薦システムは、少なくとも1つの関心場所に関する特定のユーザのヒストリ情報を保存する保存部と、前記ヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定する制御部とを含み、前記制御部は、複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するようにしてもよい。
さらに、本発明による電子機器で1つ以上のプロセスにより実行され、コンピュータ可読記録媒体に格納可能なプログラムは、少なくとも1つの関心場所に関する特定のユーザのヒストリ情報を収集するステップ、前記ヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定するステップ、及び複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するステップを実行させるコマンドを含むようにしてもよい。
前述したように、本発明による場所推薦方法及びシステムは、ユーザのヒストリ情報に基づいて、場所に対するユーザの関心度を判断することができ、場所に対するユーザの関心度に基づいて、ユーザに適切な場所推薦方法により推薦場所に関する情報を提供することができる。その結果、本発明による場所推薦方法及びシステムは、全てのユーザに対して画一的な推薦場所に関する情報を提供するのではなく、ユーザ毎の場所に対する関心度を考慮して、ユーザカスタマイズ型の推薦場所に関する情報を提供することができる。よって、ユーザは、場所に対する普段の関心度レベルに合う場所情報の提供を受けることができる。
また、本発明による場所推薦方法及びシステムは、ユーザのヒストリ情報に基づいて、ユーザに推薦された場所の推薦根拠に関する情報を提供することができる。よって、ユーザは、当該場所を利用する上で推薦根拠を参考することができ、それにより、推薦場所の利用に関する判断を容易に行うことができる。
本発明による場所推薦システムを説明するための概念図である。 図1に示す場所推薦システムにおける場所推薦方法を説明するためのブロック図である。 データ構造を説明するためのブロック図である。 本発明による場所推薦方法を説明するためのフローチャートである。 本発明におけるユーザのヒストリ情報を収集する方法を説明するための概念図である。 複数のユーザグループを説明するための概念図である。 複数のユーザグループを説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の一例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の他の例を説明するための概念図である。 場所推薦方法の他の例を説明するための概念図である。 場所推薦情報を説明するための概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面番号に関係なく同一又は類似の構成要素には同一の符号を付し、それについての重複する説明は省略する。以下の説明で用いられる構成要素の接尾辞である「モジュール」や「部」は、明細書の作成を容易にするために付与又は混用されるものであり、それ自体が有意性や有用性を有するものではない。また、本発明の実施形態について説明するにあたり、関連する公知技術についての具体的な説明が本発明の実施形態の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。さらに、添付図面は本発明の実施形態の理解を助けるためのものにすぎず、添付図面により本発明の技術的思想が限定されるものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解すべきである。
「第1」、「第2」などのように序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために用いられるが、上記構成要素は上記用語により限定されるものではない。上記用語は1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的でのみ用いられる。
ある構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されていると言及された場合は、他の構成要素に直接連結又は接続されていてもよく、中間にさらに他の構成要素が存在してもよいものと解すべきである。それに対して、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されていると言及された場合は、中間にさらに他の構成要素が存在しないものと解すべきである。
単数の表現には、特に断らない限り複数の表現が含まれる。
本明細書において、「含む」や「有する」などの用語は、本明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
本発明は、ユーザの端末機から収集されるユーザのヒストリ情報に基づいて、当該ユーザ及び任意の第3のユーザに有用な情報を生成し、それを提供するためのものであり、特に、場所情報に基づいて推薦場所データを生成及び加工する方法に関する。
本発明においては、説明の便宜上、「場所」の推薦を中心に説明するが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、本発明における推薦情報には、場所の推薦だけでなく、特定のアイテム(例えば、本、衣類、スポーツ、旅先など)の推薦など、各種アイテムの推薦が全て含まれる。
なお、本発明における「場所」とは、その種類に関係なく、ある物事が行われたり起こったりするところをいい、地理学的、概念的又は物理的に区分される場所であればよい。
例えば、本発明における「場所」は、営利的な目的のための場所であって、事業所番号などにより区分される特定の事業所を含む概念のものであり得る。この場合、場所には、飲食店、宿泊施設(例えば、ホテル、ペンション、民宿、コンドミニアム、リゾートなど)、テーマパーク、遊戯施設、ビューティ管理サロン(例えば、ヘアサロン、ネイルサロンなど)、不動産屋、病院など、特定の商業的な目的の事業所が含まれる。
一例として、推薦対象場所が「飲食店」である場合、本発明においては、図1に示すように、場所推薦のターゲットとなるユーザに適した飲食店を推薦する(符号200、210参照)。このような推薦サービスは、「グルメ店推薦」サービス、「今日のPICK!」サービスなど、様々なサービス名で呼ぶことができる。
また、本発明における「場所」は、非営利的な目的のための場所であり得る。この場合、場所には、公共又は公益の目的やその他の目的のために非営利的に運営される場所(例えば、美術館、特定の財団の社屋など)が含まれる。
このように、本発明における「場所」は、様々な概念を含むものであり、推薦の対象となる場所であれば、その種類及び位置は限定されない。
なお、本発明においては、ユーザに場所を推薦する上で、推薦の対象となる場所に関する情報210(例えば、「サンクス・オート」という飲食店)だけでなく、当該場所の推薦根拠に関する情報220をユーザにさらに提供するようにしてもよい。よって、ユーザは、当該場所がユーザ自身に推薦された理由を直観的に把握し、ユーザ自身の性向や嗜好に合う場所であるかを把握することができる。当該場所の推薦根拠に関する情報220には、推薦対象場所の推薦指数221及び推薦対象場所の推薦理由(根拠)222の少なくとも一方に関する情報が含まれてもよい。
以下、前述した場所の概念と共に、本発明による場所推薦システム及び方法についてより具体的に説明する。図1は、本発明による場所推薦システムを説明するための概念図であり、図2は、図1に示す場所推薦システムにおける場所推薦方法を説明するためのブロック図である。また、図3は、データ構造を説明するためのブロック図である。
まず、図1に示すように、場所推薦情報200は、ユーザ端末機(又はユーザの端末機)(符号未指定)のディスプレイ部に出力することができ、ここでいうユーザ端末機は、電子機器を意味するものと理解できる。ここで、電子機器は、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC、キオスク(KIOSK)、コンピュータ、ノートブックコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)及びPMP(Portable Multimedia Player)の少なくとも1つを含む。また、ユーザ端末機は、ユーザアカウントがログイン、接続又は登録された電子機器であり得る。
以下、ユーザ端末機にログインされたユーザアカウントについては重複説明を省略する。以下に説明されるユーザ端末機は、ユーザアカウントがログインされた電子機器、又は本発明による場所推薦システム100により情報を収集できる電子機器であると理解されることは言うまでもない。
一方、本発明による場所推薦システム100は、通信部110、保存部120及び制御部130の少なくとも1つを含むようにしてもよい。
通信部110は、ユーザ端末機、外部ストレージ(例えば、データベース(database, DB)140)、外部サーバ及びクラウドサーバの少なくとも1つと通信を行うことができる。
一方、外部サーバ又はクラウドサーバは、制御部130の少なくとも一部の役割を果たすように構成されてもよい。すなわち、データ処理やデータ演算などの実行は、外部サーバ又はクラウドサーバで行われるようにしてもよく、本発明においてその方式は特に制限されない。
一方、通信部110は、通信対象(例えば、電子機器、外部サーバ、デバイスなど)の通信規格に準拠して、様々な通信方式をサポートすることができる。
例えば、通信部110は、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)、Wi-Fi Direct(Wireless Fidelity Direct)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、WiBro(Wireless Broadband)、WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)、5G(5th Generation Mobile Telecommunication)、ブルートゥース(BluetoothTM)、RFID(Radio Frequency Identification)、IrDA(Infrared Data Association)、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)及びワイヤレスUSB(Wireless Universal Serial Bus)技術の少なくとも1つを用いて、通信対象と通信を行うようにしてもよい。
次に、保存部120は、本発明に係る様々な情報を保存するようにしてもよい。本発明において、保存部120は、場所推薦システム100自体に備えられてもよい。それとは異なり、保存部120の少なくとも一部は、データベース(DB)140及びクラウドストレージ(又はクラウドサーバ)の少なくとも一方であってもよい。すなわち、保存部120は、本発明による場所推薦システム及び方法のために必要な情報が保存される空間であれば十分であり、物理的な空間の制約はないものと解される。よって、以下では、保存部120、データベース140、外部ストレージ、クラウドストレージ(又はクラウドサーバ)を区分せず、全てを保存部120とする。
本発明による場所推薦方法を提供するために保存部120に保存される情報には、ユーザに関する様々な情報、推薦の対象となる場所に関する情報が含まれてもよい。
ここで、「ユーザに関する様々な情報」には、ユーザのヒストリ(history)情報及びユーザのメタデータ(metadata)の少なくとも一方が含まれてもよい。
具体的には、ユーザのヒストリ情報は、ユーザの関心場所に関する情報として理解される。ここで、関心場所とは、ユーザの自発的な意思(又は選択)により、ユーザが当該場所に関心を持っていると判断するに値するイベントが発生した場所を意味する。
例えば、前記イベントには、少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書(例えば、ウェブページ、イメージ、画像など)の選択、情報の保存、コール発信、場所検索(例えば、検索ポータルサイトによる検索など)、経路検索(例えば、ナビゲーションサービスや地図サービスなどによる検索など)などがある。
一方、検索イベントは、ユーザ端末機に入力された検索語に対する検索結果のいずれかがユーザにより選択又はクリックされる行為により発生し得る。
ユーザのヒストリ情報には、前記イベントが発生した(実行された)回数に関するカウント情報が含まれてもよい。
このように、ユーザのヒストリ情報には、少なくとも1つの関心場所に関する場所情報と共に、前記少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書の選択、情報の保存、コール発信、場所検索及び経路検索の少なくとも1つを行った回数に関するカウント情報が含まれてもよい。このような回数に関するカウント情報を頻度情報ともいう。
なお、ユーザのヒストリ情報には、前記イベントが発生した時点及び日付の少なくとも一方に関する日時情報がさらに含まれてもよい。
このようなユーザのヒストリ情報は、ユーザ毎に保存されるようにしてもよい。ユーザ毎の保存は、本発明による場所推薦システム100に連携したユーザデータベース(DB)に含まれるユーザのID(identification, identification number)毎にマッチングされて行われるようにしてもよい。
また、ユーザのメタデータは、ユーザを特定するための情報であって、ユーザの個人情報又は身元情報として理解される。
ユーザのメタデータには、ユーザ(又は特定のユーザ)の性別及び年齢の少なくとも一方に関する情報が含まれてもよい。ユーザのメタデータには、ユーザの住居地域、勤務地域、関心事、趣味、職業など、様々な情報がさらに含まれてもよい。
なお、ユーザのメタデータには、前述したユーザのヒストリ情報が共にマッチングされて存在するようにしてもよい。すなわち、ユーザのメタデータには、当該ユーザが関心を持っている場所に関する情報、場所に対して関心を示したイベントの回数に関する情報(カウント情報)などが共に保存されるようにしてもよい。その場合、ユーザのメタデータは、ユーザのヒストリ情報を含む概念として理解される。
次に、制御部130は、本発明による場所推薦システム100の全般的な動作を制御するように構成される。制御部130は、上記構成要素により入力又は出力される信号、データ、情報などを処理したり、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理することができる。
制御部130は、ユーザのヒストリ情報(又はユーザヒストリ情報、ユーザヒストリ)及びユーザのメタデータ(又はユーザメタデータ、メタデータ)に基づいて、ユーザへの推薦場所を抽出することができ、推薦場所に関する情報をユーザ端末機に提供することができる。
制御部130は、ユーザの現在位置(もしくはユーザが現在位置している地域)又はユーザが選択(もしくは入力)した位置(もしくは地域)に基づいて、当該位置(もしくは地域)に対応する場所に関する推薦情報を抽出することができる。ここで、ユーザの現在位置は、ユーザ端末機から収集される位置情報に基づいて特定することができる。
一方、推薦場所に関する情報は、ユーザ端末機にインストールされたアプリケーション、ウェブブラウザ、プログラム、ソフトウェアなど、様々なサービスプラットホームにより提供することができる。
制御部130は、少なくとも1つの中央処理装置(Central Processing Unit, CPU)を含み、本発明による機能を実行することができる。また、制御部130は、人工知能ベースのデータ処理を行うことができる。
一方、本発明による制御部130は、図2に示すシステム300の構造(又はフレームワーク構造)により、本発明による場所推薦を行うことができ、図2に示すフレームワークは、場合に応じて少なくとも一部を変形可能である。
なお、本発明による制御部130は、図2に示すシステム300の構造に限定されるものではなく、図2に示すシステム300を含む概念として理解される。すなわち、以下に説明されるシステム300は、制御部130の制御下にあるものと理解される。このようなシステム300は、ヒストリ情報ベースの推薦システム(History based recommendation system)ともいう。
本発明においては、説明の便宜上、システム300に含まれる要素をそれぞれ「モジュール(module)」という。
一方、システム300は、データ(Data)モジュール310、ユーザモデリング(User Modeling)モジュール320、嗜好モデリング(Preference Modeling)モジュール(又は場所嗜好モデリングモジュール)330、推薦モデリング(Recommendation Modeling)モジュール(又は場所推薦モデリングモジュール)340及び後処理(Postprocess)モジュール350の少なくとも1つを含んでもよい。以下、場合によって、各モジュールを指称して本発明を説明したり、制御部130と命名して本発明を説明したりするが、それは本発明の本質に影響を及ぼす要素ではなく、全てを制御部130と称してもよい。
本発明によるシステム300のデータモジュール310は、ユーザヒストリ情報(User History)311及びユーザメタデータ(User Metadata)312を含んでもよい。
本発明によるシステム300のユーザモデリングモジュール320は、データモジュール310に保存されたユーザヒストリ情報311及びユーザメタデータ312の少なくとも一方を用いる。
ユーザモデリングモジュール320は、場所推薦のターゲットとなるユーザが異なる複数のユーザグループのいずれのユーザグループに属するユーザであるかを判断するユーザグループ(User Group)モジュール321を含んでもよい。
ここで、複数のユーザグループは、場所に対する関心度によって分類してもよい。図3に示すように、ユーザモデリングモジュール320(又は制御部130、以下制御部130と称する)は、ユーザメタデータ410及びユーザヒストリ情報の少なくとも一方に基づいて、ユーザが複数のユーザグループ430のいずれのユーザグループに属するかを判断するようにしてもよい。図3においては、ユーザグループを大きく3つのグループに分類しているが、それは一例に過ぎず、ユーザグループを分類する基準及び数は様々に変更可能である。
例えば、複数のユーザグループ430のうち、第1ユーザグループ(ヘビー(Heavy))431は、場所に対する関心度が最も高いグループにし、第2ユーザグループ(ミドル(Middle))432は、場所に対する関心度が第1ユーザグループよりは低いが、ある程度あるグループにし、第3ユーザグループ(ライト(Light))433は、場所に対する関心度が低いグループにしてもよい。
このような複数のユーザグループは、場所に対する関心度に基づいて分類され、その関心度の程度は、前述したように、場所に関心を持っていると判断するに値するユーザの行動に関するイベントの発生の程度に基づいて算出又は抽出されるようにしてもよい。
制御部130は、i)ユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、上位xx%(例えば、13%)に対応する場所に関心を持っているユーザを第1ユーザグループ431に分類し、ii)ユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、上位yy%(例えば、38%)に対応する場所に関心を持っているユーザから第1ユーザグループ431のユーザを除くユーザを第2ユーザグループ432に分類し、iii)その他のユーザを第3ユーザグループ433に分類するようにしてもよい。
この場合、全てのユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、第1ユーザグループのユーザが占める割合は13%であり、第2ユーザグループのユーザが占める割合は25%であり、第3ユーザグループのユーザが占める割合は62%である。
このように、それぞれのユーザグループには、ユーザの場所に対する関心度の程度がそれぞれマッチングされて存在するようにしてもよい。
このように、制御部130は、分類の対象となるユーザ間の相対的な関心度を考慮して、ユーザグループを分類することができる。
一方、制御部130は、前述したように、場所に関心を持っていると判断するに値するユーザの行動に関するイベントの発生の程度に基づいて、ユーザの関心度の程度を算出又は抽出することにより、当該関心度の程度に基づいて、ユーザがいずれのユーザグループに属するかを判断することができる。
前記イベントには、少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書(例えば、ウェブページ、イメージ、画像など)の選択、情報の保存、コール発信、場所検索(例えば、検索ポータルサイトによる検索など)、経路検索(例えば、ナビゲーションサービスや地図サービスなどによる検索など)などがある。
前述したように、ユーザのヒストリ情報又はユーザのメタデータには、前記イベントが発生した(実行された)回数に関するカウント情報が含まれてもよい。
このように、制御部130は、複数のユーザのメタデータ(又はヒストリ情報)に基づいて、ユーザ(特定のユーザ)がいずれのユーザグループに属するかを判断することができる。
このように、制御部130は、ユーザヒストリ情報(又はユーザメタデータ)を用いて、ユーザ毎の場所に対する関心度の程度を判断することができる。また、制御部130は、複数のユーザグループのうち、前記判断された関心度の程度にマッチしたユーザグループを、特定のユーザが属するユーザグループとして特定することができる。
一方、このようなユーザグループとは、ユーザメタデータの特定の要素を基準に分類されたユーザ内で分類されたユーザグループを意味する。
すなわち、制御部130は、ユーザ毎の代表共通点を抽出し、当該共通点を有するユーザを同じユーザグループに分類し、分類されたユーザグループ内で、細分化されたユーザグループ(前述した第1~第3ユーザグループ(図3の符号431~433参照))に分類することができる。
例えば、当該共通点は、性別及び年齢帯の少なくとも一方に関するものであってもよい。
一例として、制御部130は、「女性」及び「20代」という共通点を有するユーザを1次分類し、その後1次分類されたユーザ内で第1~第3ユーザグループ(図3の符号431~433参照)にさらに分類するようにしてもよい。
この場合、制御部130は、場所推薦のターゲットとなるユーザのユーザメタデータに基づいて、当該ユーザの性別及び年齢帯を抽出し、抽出された性別及び年齢帯に基づいて、場所推薦のターゲットとなるユーザが、異なるメタデータを有する複数のユーザグループ内で、いずれのユーザグループに属するかを1次分類(又は抽出)するようにしてもよい。
このように、共通点を基準にユーザを1次分類するのは、当該共通点を有するユーザ毎の場所に対する関心特性が異なるからである(例えば、20代女性は「パスタ」が好きな特性を有し、50代男性は「カレーライス」が好きな特性を有する)。
このように、本発明におけるユーザグループは、ユーザメタデータを基準に1次分類され、1次分類されたユーザグループ内でユーザの場所に対する関心度に基づいて2次分類されるようにしてもよい。本発明における「ユーザグループを特定する」とは、前述した1次分類及び2次分類を両方とも行うことを意味し得る。
また、制御部130は、推薦対象場所の地域がユーザの関心地域(又は活動地域)であるか否かによって、二次的にマッチしたユーザグループに基づいて場所を推薦するか否かを決定することができる。以下に説明されるユーザグループは、1次分類及び2次分類が行われたユーザグループとして理解される。
制御部130は、ユーザ毎に地域嗜好440を区分することができる。地域嗜好440は、ユーザの活動地域(又は関心地域)441と、その他の地域442とからなる。ユーザの活動地域441は、ユーザが主に訪問する場所が位置する地域、ユーザの住居地域、勤務地域などであり、その他の地域442は、ユーザの活動地域441以外の地域である。
本発明においてユーザ毎に地域嗜好440を区分するのは、ユーザのヒストリ情報がユーザの活動地域441に含まれる場所情報から構成される可能性が高いからである。すなわち、ユーザは、ユーザの活動地域441においては、第1ユーザグループ(ヘビー)431又は第2ユーザグループ(ミドル)432に属するユーザであるが、その他の地域442においては、第3ユーザグループ(ライト)433に属するユーザである。
このように、制御部130は、ユーザのヒストリ情報に基づいて、ユーザの活動地域を特定し、推薦対象場所を抽出する地域がユーザの活動地域であるか否かを考慮して、特定のユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法で推薦場所を抽出するか否かを決定することができる。
例えば、制御部130は、i)ユーザに場所を推薦する地域がユーザの活動地域である場合、ユーザにマッチしたユーザグループを基準に場所を推薦し、ii)ユーザに場所を推薦する地域がユーザの非活動地域である場合、ユーザにマッチしたユーザグループではなく、場所に対する関心度が最も低いユーザグループ(第3ユーザグループ(ライト))を基準に場所を推薦するようにしてもよい。
制御部130は、ユーザ毎に、地域嗜好440を区分し、ユーザのメタデータ(又はユーザのヒストリ情報)に保存することができる。よって、ユーザのメタデータ(又はユーザのヒストリ情報)には、ユーザの活動地域に関する情報とユーザの非活動地域に関する情報が保存されて存在する。
一方、制御部130は、このようなユーザのメタデータ(又はユーザのヒストリ情報)に基づいて、ユーザ毎に特化した場所推薦情報(個人化された推薦リスト)450を生成することはもとより、それぞれのユーザグループに関する場所推薦情報(グループ単位の推薦リスト)460を生成することができる。
以下、本発明によるシステム300の嗜好モデリングモジュール(又は場所嗜好モデリングモジュール)330及び推薦モデリングモジュール(又は場所推薦モデリングモジュール)340について説明する。
本発明において、制御部130は、ユーザグループ毎に異なる場所推薦方法により、ユーザに場所を推薦することができる。
制御部130は、複数の場所推薦方法のうち、場所推薦のターゲットとなるユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出することができる。
まず、本発明によるシステム300の嗜好モデリングモジュール(又は場所嗜好モデリングモジュール)330は、ユーザ関心場所嗜好(User-POI Preference)モジュール331及び関心場所関連性(POI-POI Relevance)モジュール332を含んでもよい。ここでいうPOIは、Point of Interestの略字であり、本発明におけるPOIは、ユーザの関心場所に移行され得る。このようなPOIに関する情報は、ユーザのヒストリ情報に含まれるようにしてもよい。
ユーザ関心場所嗜好(User-POI Preference)モジュール331は、同じユーザグループに属するユーザのヒストリ情報を用いて、当該ユーザグループに属するユーザの関心場所に関する情報を抽出するようにしてもよい。ここで、「同じユーザグループ」は、前述した1次分類及び2次分類により区分されたユーザグループであってもよく、1次分類により区分されたユーザグループであってもよい。1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザには、場所に対する関心度の程度が異なる複数のグループのそれぞれに属するユーザが全て含まれ得る。
関心場所関連性(POI-POI Relevance)モジュール332は、関心場所間の関連性を抽出するモジュールであり、ユーザのヒストリ情報に基づいて、共に頻繁に出現する場所を抽出し、当該場所間の関連性を関連付ける役割を果たす。ここで、「共に頻繁に出現する」とは、第1場所におけるイベントが発生すると、それに近い時点で第2場所におけるイベントも共に発生することを意味する。制御部130は、ユーザ毎のヒストリ情報内で、共に頻繁に出現する場所に関する情報を抽出することができる。
制御部130は、嗜好モデリングモジュール330により抽出されたユーザの関心場所に関する情報及び場所間の関連性情報に基づいて、前述した複数のユーザグループのうち、少なくとも1つのユーザグループに関する推薦場所情報を抽出することができる。
次に、本発明によるシステム300の推薦モデリングモジュール(又は場所推薦モデリングモジュール)340は、ユーザグループ毎にそれぞれマッチした場所推薦方法で推薦場所を抽出するようにしてもよい。
複数の場所推薦方法のそれぞれは、複数のユーザグループのうち、場所推薦のターゲットとなるユーザが属するユーザグループに含まれる複数のユーザのヒストリ情報を用いて、推薦場所を抽出するようにしてもよい。
また、複数の場所推薦方法は、複数のユーザのヒストリ情報を処理する方法が異なるようにしてもよい。
複数の場所推薦方法のうち、第1場所推薦方法は、CoFactor(341)モデリング方法である。第1場所推薦方法は、i)複数のユーザと前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所との第1関係性、及びii)複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所間の第2関係性に基づいて、推薦場所を抽出するようにしてもよい。
ここで、第1関係性は、ユーザ関心場所嗜好(User-POI Preference)モジュール331により抽出され、第2関係性は、関心場所関連性(POI-POI Relevance)モジュール332により抽出されるようにしてもよい。
第1場所推薦方法は、前記第1関係性を定義した第1行列と前記第2関係性を定義した第2行列とで前記関心場所に対応する要素を共有するように、前記第1行列及び前記第2行列に対する行列分解(Matrix Factorization, MF)を行う過程を含んでもよい。
制御部130は、前記第1場所推薦方法に基づいて、複数のユーザグループのうち、場所に対する関心度が最も高いユーザグループ(第1ユーザグループ431、図3参照)に関する推薦場所を抽出することができる。
また、複数の場所推薦方法のうち、第2場所推薦方法は、POI2VEC(342)モデリング方法である。第2場所推薦方法は、複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語をベクトル空間上に表現する過程と、前記ベクトル空間から前記推薦場所を抽出する過程とを含んでもよい。ここで、「複数のユーザ」は、前述した1次分類及び2次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよく、1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよい。1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザには、場所に対する関心度の程度が異なる複数のグループのそれぞれに属するユーザが全て含まれ得る。
制御部130は、前記第2場所推薦方法により、前記複数のユーザのそれぞれを基準に、関心場所にそれぞれ対応する単語のうち少なくとも一部を含む文章(sentence)を生成することができる。また、制御部130は、前記文章に対して単語の埋め込み(word embedding)を行い、前記文章に含まれる単語をベクトル空間上に表現することができる。さらに、制御部130は、ベクトル空間上に表現された単語間の距離に基づいて、ユーザに対して推薦場所を抽出することができる。
さらに、複数の場所推薦方法のうち、第3場所推薦方法は、統計モデル(Statistical Model)(343)モデリング方法である。
第3場所推薦方法は、複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所の統計に基づいて、推薦場所を抽出する過程を含んでもよい。ここで、「複数のユーザ」は、前述した1次分類及び2次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよく、1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよい。1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザには、場所に対する関心度の程度が異なる複数のグループのそれぞれに属するユーザが全て含まれ得る。
第3場所推薦方法により場所が推薦される場合、推薦対象場所が含まれる地域で最も有名な場所(例えば、最も有名なグルメ店)が推薦され得る。
このように、制御部130は、前述した複数のユーザグループのうち、i)場所に対する関心度が最も高い第1ユーザグループ431に対しては、第1場所推薦方法(CoFactor(341)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出し、ii)場所に対する関心度が中間程度である第2ユーザグループ432に対しては、第2場所推薦方法(POI2VEC(342)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出し、iii)場所に対する関心度が最も低い第3ユーザグループ433に対しては、第3場所推薦方法(統計モデル(343)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出する。
一方、本発明によるシステム300の後処理モジュール350は、アンサンブルモデル(Ensemble Model)モジュール351、多様性モデル(Diversity Model)モジュール352及び説明モデル(Explanation Model)モジュール353の少なくとも1つを含んでもよい。
より具体的には、アンサンブルモデルモジュール351は、推薦モデリングモジュール340に基づいて、それぞれの場所推薦方法により、推薦された場所及びそれらをグループ化した候補群を混ぜる(ミックスする)役割を果たす。
さらに具体的には、アンサンブルモデルモジュール351は、いずれかの場所推薦方法により推薦された推薦対象場所の少なくとも一部を、他の場所推薦方法により推薦された推薦対象場所の少なくとも一部と混ぜる(ミックスする)役割を果たす。例えば、アンサンブルモデルモジュール351により、場所に対する関心度が高い第1ユーザグループ(ヘビー)に対応する第1場所推薦方法により推薦された推薦場所候補群(少なくとも1つの推薦場所が含まれるグループ)に含まれる場所の少なくとも一部は、第3ユーザグループ(ライト)に対応する第3場所推薦方法により推薦された推薦場所候補群に含まれるようにすることができる。
また、多様性モデルモジュール352は、所定期間内に同じ場所(例えば、同じグルメ店)がユーザに繰り返し推薦されないようにするものであり、所定期間内に同じユーザに対して同じ推薦対象場所が抽出されると、それを他の推薦対象場所に変更する役割を果たす。その結果、所定期間内に同じユーザに対して同じ場所が推薦されなくなり、ユーザは様々な場所に関する情報の提供を受けることができる。
さらに、説明モデルモジュール353は、推薦対象場所が推薦された根拠(又は理由)に関する説明情報を提供する役割を果たす。説明モデルモジュール353は、推薦対象場所がユーザに推薦される根拠を生成ようにしてもよい。説明モデルモジュール353は、ユーザと推薦対象場所との関連性及び推薦対象場所が属する推薦対象場所候補群(候補グループなど)内での当該推薦対象場所の順位の少なくとも一方を考慮して、推薦対象場所の推薦指数を生成ようにしてもよい。その場合、説明モデルモジュール353は、ユーザのヒストリ情報やユーザのメタデータなどを考慮して、ユーザと推薦対象場所との関連性を抽出するようにしてもよい。
このような後処理モジュール350は、システム300に含まれるそれぞれのモジュールで処理されたデータの信頼度、正確度などを補う役割を果たす。
以下、前述した場所推薦システムを参照して、本発明による場所推薦方法について添付図面と共に具体的に説明する。図4は、本発明による場所推薦方法を説明するためのフローチャートであり、図5は、本発明におけるユーザのヒストリ情報を収集する方法を説明するための概念図である。また、図6及び図7は、複数のユーザグループを説明するための概念図である。図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14及び図15は、場所推薦方法の一例を説明するための概念図であり、図16及び図17は、場所推薦方法の他の例を説明するための概念図であり、図18は、場所推薦情報を説明するための概念図である。
まず、本発明による場所推薦方法においては、図4に示すように、ユーザのヒストリ情報を収集する過程が行われる(S310)。
制御部130は、図6に示すように、ユーザ端末機から、ユーザ600のヒストリ情報610を収集することができる。本発明におけるヒストリ情報を収集する方法は、非常に様々であり、その具体的な方法は限定されない。
一方、ユーザのヒストリ情報は、ユーザの関心場所に関する情報として理解される。ここで、関心場所とは、ユーザの自発的な意思(又は選択)により、ユーザが当該場所に関心を持っていると判断するに値するイベントが発生した場所を意味する。
例えば、前記イベントには、少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書(例えば、ウェブページ、イメージ、画像など)の選択、情報の保存、コール発信、場所検索(例えば、検索ポータルサイトによる検索など)、経路検索(例えば、ナビゲーションサービスや地図サービスなどによる検索など)などがある。
一方、検索イベントは、ユーザ端末機に入力された検索語に対する検索結果のいずれかがユーザにより選択又はクリックされる行為により発生し得る。
ユーザのヒストリ情報には、前記イベントが発生した(実行された)回数に関するカウント情報が含まれてもよい。
このように、ユーザのヒストリ情報には、少なくとも1つの関心場所に関する場所情報と共に、前記少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書の選択、情報の保存、コール発信、場所検索及び経路検索の少なくとも1つを行った回数に関するカウント情報が含まれてもよい。このような回数に関するカウント情報を頻度情報ともいう。
なお、ユーザのヒストリ情報には、前記イベントが発生した時点及び日付の少なくとも一方に関する日時情報がさらに含まれてもよい。
このようなユーザのヒストリ情報は、図5に示すように、ユーザ毎に存在及び保存される情報510、520、530、540、550であってもよい。ユーザ毎の保存は、本発明による場所推薦システム100に連携したユーザデータベース(DB)に含まれるユーザのID(identification, identification number)毎にマッチングされて行われるようにしてもよい。
図5に示すように、ヒストリ情報には、場所(本発明においては、異なる場所の区分のためにアルファベット(A~Dなど)を用いる)に関する情報及び場所におけるイベントに関する情報(又はイベントの種類)(例えば、文書(例えば、ブログ)検索、コール発信(電話)、ルート検索など)が含まれてもよい。
次に、本発明による場所推薦方法においては、ヒストリ情報に基づいて、ユーザが属するユーザグループを特定する過程が行われる(S320)。
より具体的には、制御部130は、ユーザのヒストリ情報及びユーザのメタデータの少なくとも一方を用いて、ユーザが属するユーザグループを特定することができる。
ユーザのメタデータは、ユーザを特定するための情報であって、ユーザの個人情報又は身元情報として理解される。
ユーザのメタデータには、ユーザ(又は特定のユーザ)の性別及び年齢の少なくとも一方に関する情報が含まれてもよい。ユーザのメタデータには、ユーザの住居地域、勤務地域、関心事、趣味、職業など、様々な情報がさらに含まれてもよい。
すなわち、ユーザのメタデータには、当該ユーザが関心を持っている場所に関する情報、場所に対して関心を示したイベントの回数に関する情報(カウント情報)などが共に保存されるようにしてもよい。その場合、ユーザのメタデータは、ユーザのヒストリ情報を含む概念として理解される。
前述したように、本発明においては、図6に示すように、複数のユーザグループ620が存在し、それぞれのユーザグループ621、622、623は、場所に対する関心度を基準に区分される。
制御部130は、ユーザメタデータ及びユーザヒストリ情報の少なくとも一方に基づいて、ユーザが複数のユーザグループ620のいずれのユーザグループに属するかを判断することができる。図6においては、ユーザグループを大きく3つのグループに分類しているが、それは一例に過ぎず、ユーザグループを分類する基準及び数は様々に変更可能である。
複数のユーザグループ620のうち、i)第1ユーザグループ(Heavy User)621は、場所に対する関心度が最も高いグループにし、ii)第2ユーザグループ(Middle User)622は、場所に対する関心度が第1ユーザグループよりは低いが、ある程度あるグループにし、iii)第3ユーザグループ(Light User)623は、場所に対する関心度が低いグループにしてもよい。
このような複数のユーザグループは、場所に対する関心度に基づいて分類され、その関心度の程度は、前述したように、場所に関心を持っていると判断するに値するユーザの行動に関するイベントの発生の程度に基づいて算出又は抽出されるようにしてもよい。
制御部130は、i)ユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、上位xx%(例えば、13%)に対応する場所に関心を持っているユーザを第1ユーザグループ621に分類し、ii)ユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、上位yy%(例えば、38%)に対応する場所に関心を持っているユーザから第1ユーザグループ621のユーザを除くユーザを第2ユーザグループ622に分類し、iii)その他のユーザを第3ユーザグループ623に分類するようにしてもよい。
この場合、全てのユーザグループの分類の対象となるユーザのうち、第1ユーザグループのユーザが占める割合は13%であり、第2ユーザグループのユーザが占める割合は25%であり、第3ユーザグループのユーザが占める割合は62%である。
このように、それぞれのユーザグループには、ユーザの場所に対する関心度の程度がそれぞれマッチングされて存在するようにしてもよい。
このように、制御部130は、分類の対象となるユーザ間の相対的な関心度を考慮して、ユーザグループを分類することができる。
一方、制御部130は、前述したように、場所に関心を持っていると判断するに値するユーザの行動に関するイベントの発生の程度に基づいて、ユーザの関心度の程度を算出又は抽出することにより、当該関心度の程度に基づいて、ユーザがいずれのユーザグループに属するかを判断することができる。
前記イベントには、少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書(例えば、ウェブページ、イメージ、画像など)の選択、情報の保存、コール発信、場所検索(例えば、検索ポータルサイトによる検索など)、経路検索(例えば、ナビゲーションサービスや地図サービスなどによる検索など)などがある。
前述したように、ユーザのヒストリ情報又はユーザのメタデータには、前記イベントが発生した(実行された)回数に関するカウント情報が含まれてもよい。
このように、制御部130は、複数のユーザのメタデータ(又はヒストリ情報)に基づいて、ユーザ(特定のユーザ)がいずれのユーザグループに属するかを判断することができる。
より具体的には、制御部130は、ヒストリ情報(又はメタデータ)に含まれる前記カウント情報と、前記特定のユーザのメタデータに対応する他のユーザのヒストリ情報に含まれるカウント情報とを比較することができる。また、制御部130は、前記比較に基づいて、前記特定のユーザ(ユーザグループの分類の対象となるユーザ)の場所に対する関心度の程度を算出することができる。
前記特定のユーザのカウント情報に含まれる回数が、前記他のユーザのカウント情報に含まれる回数より多い場合、前記特定のユーザの前記場所に対する関心度は、前記他のユーザの前記場所に対する関心度より高いものとして算出される。この場合、制御部130は、分類の対象となるユーザ間の相対的な関心度を考慮して、ユーザグループを分類することができる。
より具体的には、制御部130は、ヒストリ情報(又はメタデータ)に含まれる前記カウント情報と、前記特定のユーザのメタデータに対応する他のユーザのヒストリ情報に含まれるカウント情報とを比較することができる。また、制御部130は、前記比較に基づいて、前記特定のユーザ(ユーザグループの分類の対象となるユーザ)の場所に対する関心度の程度を算出することができる。
前記特定のユーザのカウント情報に含まれる回数が、前記他のユーザのカウント情報に含まれる回数より多い場合、前記特定のユーザの前記場所に対する関心度は、前記他のユーザの前記場所に対する関心度より高いものとして算出される。この場合、制御部130は、分類の対象となるユーザ間の相対的な関心度を考慮して、ユーザグループを分類することができる。
一方、このようなユーザグループとは、ユーザメタデータの特定の要素を基準に分類されたユーザ内で分類されたユーザグループを意味する。
すなわち、制御部130は、ユーザ毎の代表共通点を抽出し、当該共通点を有するユーザを同じユーザグループに分類(1次分類)し、分類されたユーザグループ内で、細分化されたユーザグループ(前述した第1~第3ユーザグループ(図6の符号621~623参照))に分類することができる。
例えば、当該共通点は、性別及び年齢帯の少なくとも一方に関するものであってもよい。
一例として、制御部130は、「女性」及び「20代」という共通点を有するユーザを1次分類し、その後1次分類されたユーザ内で第1~第3ユーザグループ(図6の符号621~623参照)にさらに分類するようにしてもよい。
この場合、制御部130は、場所推薦のターゲットとなるユーザのユーザメタデータに基づいて、当該ユーザの性別及び年齢帯を抽出し、抽出された性別及び年齢帯に基づいて、場所推薦のターゲットとなるユーザが、異なるメタデータを有する複数のユーザグループ内で、いずれのユーザグループに属するかを1次分類(又は抽出)するようにしてもよい。
このように、共通点を基準にユーザを1次分類するのは、当該共通点を有するユーザ毎の場所に対する関心特性が異なるからである(例えば、20代女性は「パスタ」が好きな特性を有し、50代男性は「カレーライス」が好きな特性を有する)。
このように、本発明におけるユーザグループは、ユーザメタデータを基準に1次分類され、1次分類されたユーザグループ内でユーザの場所に対する関心度に基づいて2次分類されるようにしてもよい。本発明における「ユーザグループを特定する」とは、前述した1次分類及び2次分類を両方とも行うことを意味し得る。
このように、制御部130は、共通点を有するユーザを基準に分類した複数のユーザグループのうち、場所推薦のターゲットとなるユーザが属するユーザグループを特定することができる。
次に、本発明による場所推薦方法においては、ユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出する過程が行われる(S330)。
より具体的には、制御部130は、ユーザグループ毎に異なる場所推薦方法により、ユーザに場所を推薦することができる。制御部130は、複数の場所推薦方法のうち、場所推薦のターゲットとなるユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出することができる。
制御部130は、複数のユーザグループのうち、i)場所に対する関心度が最も高い第1ユーザグループ621に対しては、第1場所推薦方法(CoFactor(631)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出し、ii)場所に対する関心度が中間程度である第2ユーザグループ622に対しては、第2場所推薦方法(POI2VEC(632)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出し、iii)場所に対する関心度が最も低い第3ユーザグループ623に対しては、第3場所推薦方法(統計モデル(633)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出する(それぞれの場所推薦方法の詳細については後述する)。
一方、制御部130は、ユーザに場所を推薦する地域がユーザの関心地域(又は活動地域)であるか否かによって、ユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法で推薦場所を抽出するか否かを決定することができる。
すなわち、制御部130は、ユーザに場所を推薦する地域がユーザの関心地域(又は活動地域)である場合に限り、ユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法で推薦場所を抽出することができる。
制御部130は、ユーザ毎に地域嗜好を区分することができる。図7の(a)に示すように、地域嗜好(又は地域関心度)は、ユーザの活動地域(又は主活動地域、関心地域)710と、その他の地域720とからなる。ユーザの活動地域710は、ユーザが主に訪問する場所が位置する地域、ユーザの住居地域、勤務地域など(例えば、江南区、盆唐区、竜山区)であり、その他の地域720は、ユーザの活動地域710以外の地域である。
本発明においてユーザ毎に地域嗜好を区分するのは、ユーザのヒストリ情報がユーザの活動地域に含まれる場所情報から構成される可能性が高いからである。すなわち、ユーザは、ユーザの活動地域においては、第1ユーザグループ(Heavy User)621又は第2ユーザグループ(Middle user)622に属するユーザであるが、その他の地域においては、第3ユーザグループ(Light User)623に属するユーザである。
このように、制御部130は、ユーザのヒストリ情報に基づいて、ユーザの活動地域を特定し、推薦対象場所を抽出する地域がユーザの活動地域であるか否かを考慮して、特定のユーザが属するユーザグループにマッチした場所推薦方法で推薦場所を抽出するか否かを決定することができる。
例えば、制御部130は、図7の(b)に示すように、ユーザに場所を推薦する地域がユーザ702の活動地域711である場合、ユーザにマッチしたユーザグループを基準に場所を推薦(個人化推薦方法、ユーザカスタマイズ型推薦方法:符号730参照)するようにしてもよい。また、制御部130は、図7の(c)に示すように、ユーザに場所を推薦する地域がユーザ703の非活動地域(又はその他の地域721)である場合、ユーザにマッチしたユーザグループではなく、場所に対する関心度が最も低いユーザグループにマッチした場所推薦方法(統計的方法(第3場所推薦方法)など:符号740参照)で推薦場所を抽出するようにしてもよい。第3場所推薦方法により場所が推薦される場合、推薦対象場所が含まれる地域で最も有名な場所(例えば、最も有名なグルメ店)が推薦され得る。
以下、それぞれの場所推薦方法により推薦場所を抽出する方法についてより具体的に説明する。
まず、場所に対する関心度が最も高い第1ユーザグループ621にマッチした第1場所推薦方法(CoFactor(631)モデリング方法)について説明する。
制御部130は、複数のユーザグループのうち、場所に対する関心度が最も高い第1ユーザグループ621に対しては、第1場所推薦方法(CoFactor(631)モデリング方法)に基づいて、推薦場所を抽出するようにしてもよい。
複数の場所推薦方法のうち、第1場所推薦方法は、CoFactor(631)モデリング方法である。第1場所推薦方法は、i)複数のユーザと前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所との第1関係性、及びii)複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所間の第2関係性に基づいて、推薦場所を抽出するようにしてもよい。
ここで、第1関係性は、ユーザ関心場所嗜好(User-POI Preference)アルゴリズムにより抽出され、第2関係性は、関心場所関連性(POI-POI Relevance)アルゴリズムにより抽出されるようにしてもよい。
第1場所推薦方法は、図8に示すように、前記第1関係性を定義した第1行列920(図10参照)と前記第2関係性を定義した第2行列1410(図14参照)とで前記関心場所に対応する要素を共有するように、第1行列920及び第2行列1410に対する行列分解(Matrix Factorization, MF)を行う過程1510を含んでもよい。
制御部130は、前記第1場所推薦方法に基づいて、複数のユーザグループのうち、場所に対する関心度が最も高いユーザグループ(第1ユーザグループ621、図6参照)に関する推薦場所を抽出することができる。
まず、第1関係性を抽出する方法について説明する。制御部130は、ユーザのヒストリ情報に基づいて、図8に示すように、ユーザ・アイテム(場所)行列(マトリクス)830をできるだけ埋める。ここで、各行810には、異なるユーザに関する情報が含まれ、各列820には、異なるアイテム(場所)に関する情報が含まれるようにしてもよい。よって、行列は、ユーザベクトルとアイテムベクトル(場所ベクトル)とで表される。
異なる場所に関する情報には、各場所におけるユーザのイベントの回数(関心場所と判断するに値する行動に関するイベントの回数)に関する情報が含まれてもよい。
図5のヒストリ情報に基づいて図8の行列830を埋めると、制御部130は、ヒストリ情報に含まれるイベントの回数を用いて、行列830を埋めることができる。例えば、ユーザ1のユーザヒストリ情報に基づいて、場所Aにおいては1回のイベント(ルート検索)が発生し、場所Bにおいては3回のイベント(ブログ検索2回、電話1回)が発生し、場所Cにおいては2回のイベント(ルート検索1回、電話1回)が発生し、場所Dにおいてはイベントが発生していないことを確認できる。
このように、図8の行列830において、ユーザ1に対応する行の各列には、1、3、2、0の要素がそれぞれ埋まる。
上記方法により、制御部130は、同じユーザグループ(ここでいうユーザグループは、1次分類によるユーザグループであり得る)に含まれるユーザのヒストリ情報を用いて、行列830を完成することができる。図示のように、ユーザ1~ユーザ4毎に、各列に含まれる場所におけるイベントの回数に関する情報が含まれるようにしてもよい。
制御部130は、図9の(a)に示すように、行列830から、ユーザベクトルとアイテムベクトルを分離することができる。また、制御部130は、図9の(b)に示すように、ユーザベクトルとアイテムベクトルの積であるExpected Preference(場所に対するユーザの嗜好行列)とActual Preference(場所に対するユーザの実際の嗜好行列)との差が小さくなるように、RMSE(Root Mean Square Error)が小さくなる方向にユーザベクトルとアイテムベクトルを学習させることができる。このような過程を行列分解という。
さらに、制御部130は、図10の(a)及び(b)に示すように、上記過程で得られたユーザベクトルとアイテムベクトルの内積(Inner Product)により、Expected Preference行列920(図10の(b)参照)全体を求めることにより、行列を完成する(Matrix Completion)ことができる。その結果、図11に示すように、従来ユーザのヒストリ情報が存在しない場所に対応する要素(又は因子)831、832、833、834、835、836が全て埋まる。すなわち、制御部130は、上記過程により、Missing Preference(ユーザの関心度の程度が存在しない場所に関する情報)を抽出することができる。その結果、ユーザ3の場所Bにヒストリ情報が埋められ、図11の符号833のように、ユーザ3の場所Bにおけるヒストリ情報として「1」が埋まる。
このようなExpected Preference行列920には、従来ユーザが関心を示していない場所に関する関心度情報が含まれ、制御部130は、このような行列920に基づいて、各ユーザ毎にカスタマイズ型場所を推薦することができる。
制御部130は、当該行列920から、因子(又は要素)別に数値が最も高い場所を推薦場所として抽出することができる。例えば、ユーザ4に対しては、場所C及び場所Dを推薦する。
一方、制御部130は、図5のユーザのヒストリ情報に基づいて埋められた、図8のユーザ・アイテム(又は場所)行列(マトリクス)830に対して暗黙的フィードバック(Implicit Feedback)を行い、図12の(a)に示すように、暗黙的フィードバックベースのユーザ・アイテム(又は場所)行列(マトリクス)830’を導出することができる。その場合、イベントが存在する場所(アイテム)に対応する因子に1を付与し、当該場所におけるイベントの回数(例えば、クリックの回数)に所定の信頼水準(confidence level)を乗じ、最終的に当該場所に関する嗜好情報を算出する。
このように、暗黙的フィードバックベースの行列に基づいて上記過程を行うと、図12の(b)に示すように、Expected Preference行列920’が導出される。このような暗黙的フィードバックに基づく場所推薦は、ユーザのイベントの回数が相対的に多い場所のみ集中して推薦される問題を防止することができる。
次に、第2関係性を抽出する方法について説明する。以下、前述したExpected Preference行列を用いて、920による行列と920’による行列をどちらも用いることができるので、Expected Preference行列の符号を統一して920とする。
第2関係性は、関心場所関連性(POI-POI Relevance, POI-POI Interaction)アルゴリズムにより抽出されるようにしてもよい。
ここで、関心場所関連性(POI-POI Relevance)アルゴリズムは、ユーザのヒストリ情報に基づいて、共に頻繁に出現する場所を抽出するものであり、制御部130は、当該アルゴリズムに基づいて、関連性のある場所間に関連性を関連付ける役割を果たす。ここで、「共に頻繁に出現する」とは、第1場所におけるイベントが発生すると、それに近い時点で第2場所におけるイベントも共に発生することを意味する。制御部130は、ユーザ毎のヒストリ情報内で、共に頻繁に出現する場所に関する情報を抽出することができる。
例えば、図13に示すように、ユーザ1は、場所A、B、Cに関心を持っており、ユーザ2は、場所B、C、Dに関心を持っており、ユーザ4は場所B、Cに関心を持っていると仮定する。
ここで、場所B、Cは、ユーザ1、ユーザ2及びユーザ4に対応する複数のユーザのヒストリ情報に共に出現することが分かる。このように、関心場所関連性は、場所間の関連性について具体的に定義されていなくても、場所が複数のユーザのヒストリ情報に共に頻繁に出現するだけで、「場所間で類似した属性(又は特徴)を有する」と定義することから始まる。
制御部130は、このような仮定に基づいて、場所間の関連性を抽出するために、図14に示すように、場所間のアイテム・アイテム行列1410を生成することができる。アイテム・アイテム行列1410は、n×nの行列からなるようにしてもよい。
制御部130は、場所間の関連性が存在しない場所(アイテム)に対しても行列の因子を付与するために、PMI(Pointwise Mutual Information)技法に基づいて、アイテム間で共に出現する確率を求めることができる。
制御部130は、PMI技法に基づいて、全てのアイテム(場所)の組み合わせに対して、共に出現する確率を求め、アイテム・アイテム行列1410の全ての因子の値を埋めることができる。全ての因子が埋まった行列をPMI行列ともいう。このようなPMI行列は、アイテム(場所)ベースの埋め込み(embedding)に活用することができる。
また、制御部130は、前述したRMSEが小さくなる方向に行列分解を行うことができる。その結果、Expected PMI行列が導出される。このようなExpected PMI行列には符号1410を同様に用いる。
一方、制御部130は、Expected PMI行列1410をアイテムベクトルとコンテクストベクトルに分解(又は因数分解)することができる。このように分解されたアイテムベクトルとコンテクストベクトルは、図14に示すように、ベクトル空間1420上に表現され、ベクトル空間上でのアイテム(場所)間の距離が近いほど関連性が高い場所と理解できる。すなわち、分解されたベクトルは、Word2vecのSkip-Gramに類似した属性を有し得る。
一方、制御部130は、前述したように、前記第1関係性を定義した第1行列(Expected Preference行列)920と前記第2関係性を定義した第2行列1410とで場所に対応する要素(アイテムベクトル)を共有するように、第1行列920及び第2行列(Expected PMI行列)1410に対する行列分解(Matrix Factorization, MF)を行うことができる(図15参照)。
第1行列920と第2行列1410とでアイテムベクトルが共有されるので、それぞれの行列で分解(又は因数分解)に用いられたロス(loss)は1つのロスに特定される。その結果、制御部130は、第1行列920と第2行列1410とを組み合わせ、アイテムベクトル、ユーザベクトル、コンテクストベクトルに分解(又は因数分解)できるCoFactor Modelを生成することができる。
制御部130は、上記方法で導出されたアイテムベクトルとユーザベクトルとによりExpected Preference(又はExpected Preference行列)を求め、それに基づいて推薦場所を抽出することができる。
このような第1場所推薦方法によれば、ユーザが関心を示した場所に類似した属性を有する場所を推薦することができ、より様々な場所を推薦することができる。
次に、第2ユーザグループにマッチした第2場所推薦方法(POI2VEC)は、複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語をベクトル空間上に表現する過程と、前記ベクトル空間から前記推薦場所を抽出する過程とを含んでもよい。
POI2VECとは、Word2vec技法に基づいて、POI(ユーザの関心場所)の埋め込みを行ったものを意味する。
ここで、「複数のユーザ」は、前述した1次分類及び2次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよく、1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザであってもよい。1次分類により区分されたユーザグループに含まれるユーザには、場所に対する関心度の程度が異なる複数のグループのそれぞれに属するユーザが全て含まれ得る。
制御部130は、前記第2場所推薦方法により、前記複数のユーザのそれぞれを基準に、図16に示すように、ユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語のうち少なくとも一部を含む文章を生成することができる。制御部130は、ユーザ毎にそれぞれ対応する文章を生成することができる。
例えば、制御部130は、ユーザ1~ユーザ5によるユーザのヒストリ情報にそれぞれ含まれる単語1610~1650を用いて、文章を生成することができる。ここで、生成される文章は、それぞれのユーザに対して互いに区分される文章で構成されてもよい。例えば、ユーザ1に対しては、ユーザ1のヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語1610が含まれる文章が生成され、ユーザ2に対しては、ユーザ2のヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語1620が含まれる文章が生成され、このような方式で、ユーザ3~ユーザ5に対してもそれぞれ対応する単語が含まれる文章が生成されるようにしてもよい。
本発明における単語とは、制御部130でデータ処理できる形態の情報をいい、予め設定されたデータベースに登録されたそれぞれの単語に対応する場所のID(identification number)(又は事業所のID)を意味する。
また、制御部130は、前記文章に対して単語の埋め込みを行い、図17に示すように、前記文章に含まれる単語をベクトル空間1710上に表現することができる。さらに、制御部130は、ベクトル空間1710上に表現された単語間の距離に基づいて、ユーザに対して推薦場所を抽出することができる。
制御部130は、ユーザのヒストリ情報に基づいて、図17に示すように、場所をベクトル空間1710上に表現し、ユーザのベクトルに近い位置のアイテム(場所)を推薦することができる。ここで、ユーザのベクトルとは、場所推薦のターゲットとなる特定のユーザが過去に関心を示した関心場所に対応するベクトルを意味する。
また、制御部130は、場所に対する関心度が最も低い第3ユーザグループ433に対しては、第3場所推薦方法(統計モデル(343)モデリング方法)に基づいて推薦場所を抽出する。第3場所推薦方法により場所が推薦される場合、推薦対象場所が含まれる地域で最も有名な場所(例えば、最も有名なグルメ店)が推薦され得る。
一方、前述したように、場所推薦のターゲットとなるユーザに提供する推薦場所の抽出が完了すると、制御部130は、図18に示すように、抽出された推薦場所情報をユーザの端末機に提供することができる。
制御部130は、ユーザの端末機から受信する場所推薦関連イベント(又は場所推薦要求イベント)に基づいて、前記推薦対象場所に関する推薦情報を前記ユーザの端末機に提供することができる。
ここで、場所推薦関連イベントとは、ユーザの端末機から場所推薦要求を受信することを意味する。ユーザは、端末機に対して場所推薦を要求するユーザ入力を供給することができる。場所推薦要求イベントは、非常に様々な経路で受信することができる。例えば、場所推薦要求イベントは、ウェブページ、アプリケーションを介して受信することができる。
制御部130は、場所推薦要求を受信すると、ユーザ端末機(又はユーザアカウント)に対応するユーザのヒストリ情報又はユーザのメタデータに基づいて、場所推薦要求に対応する特定のユーザが属するユーザグループを特定することができる。
この場合、制御部130は、場所推薦の対象となる地域が特定のユーザの活動地域(又は関心地域)であるか否かを確認し、その後ユーザが属するユーザグループ及び場所推薦方法を決定するようにしてもよい。
例えば、制御部130は、場所推薦の対象となる地域が特定のユーザの活動地域である場合、前述した第1及び第2場所推薦方法のうち特定のユーザのユーザグループにマッチした方法で、特定のユーザへの推薦場所を抽出することができる。
この場合、制御部130は、場所推薦の対象となった地域で、特定のユーザが関心を持つに値する場所を抽出することができる。
例えば、特定のユーザの主活動地域が「江南区」であり、場所推薦の対象となった地域が「江南区論硯洞」である場合、制御部130は、特定のユーザが属するユーザグループを特定し、当該ユーザグループにマッチした場所推薦方法により、推薦場所を抽出することができる。一例として、特定のユーザが第1ユーザグループ又は第2ユーザグループに属する場合、制御部130は、図18に示すように、第1場所推薦方法(CoFactor(1841)モデリング方法)又は第2場所推薦方法(POI2VEC(1842)モデリング方法)に基づいて、特定のユーザに提供する「江南区論硯洞」に位置する推薦場所を抽出するようにしてもよい。
この場合、制御部130は、ユーザの端末機に、推薦場所に関する情報1820(飲食店「ルモンブラン」)に関する情報及び当該推薦場所の推薦根拠に関する情報1830の少なくとも一方を提供するようにしてもよい。
当該推薦場所の推薦根拠に関する情報1830には、推薦対象場所の推薦指数1831及び推薦対象場所の推薦理由(根拠)1832の少なくとも一方に関する情報が含まれてもよい。
ここで、推薦指数は、前述した第1場所推薦方法(CoFactor(1841)モデリング方法)又は第2場所推薦方法(POI2VEC(1842)モデリング方法)に基づいて特定のユーザに対して推薦場所が抽出された場合、当該特定のユーザに推薦された場所の適合度に関するものであり、当該推薦指数が高いほど特定のユーザが関心を持つ確率が高い場所として理解される。
また、推薦理由は、前述した第1場所推薦方法(CoFactor(1841)モデリング方法)又は第2場所推薦方法(POI2VEC(1842)モデリング方法)に基づいて特定のユーザが推薦場所を好むに値する根拠、推薦場所が推薦された根拠に関するものであり、ユーザのヒストリ情報に基づいて抽出される。
一方、制御部130は、場所推薦の対象となる地域が特定のユーザの活動地域でない場合、前述した第3場所推薦方法で、特定のユーザへの推薦場所を抽出することができる。
この場合、制御部130は、場所推薦の対象となった地域で、最も有名な場所をユーザが関心を持つに値する場所として抽出することができる。
例えば、特定のユーザの主活動地域が「ソウル」であり、場所推薦の対象となった地域が「釜山」である場合、制御部130は、場所推薦の対象となった地域に特定のユーザのヒストリ情報に基づいた推薦場所が存在しないと判断することができる。この場合、制御部130は、第3場所推薦方法により、推薦対象場所(例えば、釜山)で最も有名な場所を、特定のユーザに場所推薦情報として提供するようにしてもよい。
前述したように、本発明による場所推薦方法及びシステムは、ユーザのヒストリ情報に基づいて、場所に対するユーザの関心度を判断することができ、場所に対するユーザの関心度に基づいて、ユーザに適切な場所推薦方法により推薦場所に関する情報を提供することができる。その結果、本発明による場所推薦方法及びシステムは、全てのユーザに対して画一的な推薦場所に関する情報を提供するのではなく、ユーザ毎の場所に対する関心度を考慮して、ユーザカスタマイズ型の推薦場所に関する情報を提供することができる。よって、ユーザは、場所に対する普段の関心度レベルに合う場所情報の提供を受けることができる。
また、本発明による場所推薦方法及びシステムは、ユーザのヒストリ情報に基づいて、ユーザに推薦された場所の推薦根拠に関する情報を提供することができる。よって、ユーザは、当該場所を利用する上で推薦根拠を参考することができ、それにより、推薦場所の利用に関する判断を容易に行うことができる。
一方、前述した本発明は、コンピュータで1つ以上のプロセスにより実行され、コンピュータ可読媒体(又は記録媒体)に格納可能なプログラムとして実現することができる。
また、前述した本発明は、プログラム記録媒体にコンピュータ可読コード又はコマンドとして実現することができる。すなわち、本発明は、プログラムの形態で提供することができる。
一方、コンピュータ可読媒体は、コンピュータシステムにより読み取り可能なデータが記録されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータ可読媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などが挙げられる。
また、コンピュータ可読媒体は、ストレージを含み、電子機器が通信によりアクセスできるサーバ又はクラウドストレージであり得る。この場合、コンピュータは、有線又は無線通信により、サーバ又はクラウドストレージから本発明によるプログラムをダウンロードすることができる。
さらに、本発明において、前述したコンピュータは、プロセッサ、すなわち中央処理装置(CPU)が搭載された電子機器であり、その種類は特に限定されない。
一方、本発明の詳細な説明は例示的なものであり、あらゆる面で制限的に解釈されてはならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈により定められるべきであり、本発明の等価的範囲内でのあらゆる変更が本発明の範囲に含まれる。
100場所推薦システム
110: 通信部
120: 保存部
130: 制御部
140: データベース(DB)
300: システム(ヒストリ情報ベースの推薦システム)
310: データ(Data)モジュール
320: ユーザモデリング(User Modeling)モジュール
330: 嗜好モデリング(Preference Modeling)モジュール
340: 推薦モデリング(Recommendation Modeling)モジュール
350: 後処理(Postprocess)モジュール

Claims (20)

  1. 場所推薦システムにより実行される場所推薦方法であって、前記場所推薦システムが、
    特定のユーザの端末機から場所推薦関連イベントを受信するステップと、
    前記特定のユーザの少なくとも1つの関心場所に関するヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定するステップと、
    複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するステップとを含むことを特徴とする場所推薦方法。
  2. 前記場所推薦システムが、前記特定のユーザの端末機から受信する場所推薦関連イベントに基づいて、前記推薦対象場所に関する推薦情報を前記特定のユーザの端末機に提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の場所推薦方法。
  3. 前記推薦情報には、
    前記推薦対象場所の場所名、前記推薦対象場所の推薦指数及び前記推薦対象場所の推薦根拠の少なくとも1つに関する情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載の場所推薦方法。
  4. 前記推薦指数は、
    前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法により抽出された前記推薦対象場所と前記ヒストリ情報との関係性に基づいて算出されることを特徴とする請求項3に記載の場所推薦方法。
  5. 前記ユーザグループを特定するステップにおいては、
    前記ヒストリ情報を用いて、前記特定のユーザの前記場所に対する関心度の程度を判断し、
    前記複数のユーザグループのうち、前記判断された関心度の程度にマッチしたユーザグループを、前記特定のユーザが属するユーザグループとして特定することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の場所推薦方法。
  6. 前記ヒストリ情報には、
    前記少なくとも1つの関心場所に関する場所情報と、
    前記少なくとも1つの関心場所に関する予約、文書の選択、情報の保存、コール発信、場所検索及び経路検索の少なくとも1つを行った回数に関するカウント情報とが含まれることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の場所推薦方法。
  7. 前記ユーザグループを特定するステップにおいては、
    前記ヒストリ情報に含まれる前記カウント情報と、前記特定のユーザのユーザメタデータに対応する他のユーザのヒストリ情報に含まれるカウント情報とを比較するステップと、
    前記比較に基づいて、前記特定のユーザの前記場所に対する関心度の程度を算出するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の場所推薦方法。
  8. 前記特定のユーザのカウント情報に含まれる回数が、前記他のユーザのカウント情報に含まれる回数より多い場合、
    前記特定のユーザの前記場所に対する関心度は、前記他のユーザの前記場所に対する関心度より高いものとして算出されることを特徴とする請求項7に記載の場所推薦方法。
  9. 前記ユーザメタデータには、前記特定のユーザの性別及び年齢の少なくとも一方に関する情報が含まれることを特徴とする請求項7に記載の場所推薦方法。
  10. 前記複数の場所推薦方法のそれぞれは、
    前記複数のユーザグループのうち、場所推薦のターゲットとなるユーザが属するユーザグループに含まれる複数のユーザのヒストリ情報を用いることを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の場所推薦方法。
  11. 前記複数の場所推薦方法は、前記複数のユーザのヒストリ情報を処理する方法が異なることを特徴とする請求項10に記載の場所推薦方法。
  12. 前記複数の場所推薦方法のうち、第1場所推薦方法は、
    前記複数のユーザと前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所との第1関係性、及び前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所間の第2関係性に基づいて、前記推薦対象場所を抽出する過程を含むことを特徴とする請求項11に記載の場所推薦方法。
  13. 前記第1場所推薦方法は、
    前記第1関係性を定義した第1行列と前記第2関係性を定義した第2行列とで前記関心場所に対応する要素を共有するように、前記第1行列及び前記第2行列に対する行列分解(Matrix Factorization, MF)を行う過程を含むことを特徴とする請求項12に記載の場所推薦方法。
  14. 前記複数の場所推薦方法のうち、第2場所推薦方法は、
    前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所にそれぞれ対応する単語をベクトル空間上に表現する過程と、
    前記ベクトル空間から前記推薦対象場所を抽出する過程とを含むことを特徴とする請求項11に記載の場所推薦方法。
  15. 前記第2場所推薦方法は、
    前記複数のユーザのそれぞれを基準に、前記関心場所にそれぞれ対応する単語のうち少なくとも一部を含む文章を生成する過程と、
    前記文章に対して単語の埋め込みを行い、前記文章に含まれる単語をベクトル空間上に表現する過程と、
    前記ベクトル空間上に表現された単語間の距離に基づいて、前記推薦対象場所を抽出する過程とを含むことを特徴とする請求項14に記載の場所推薦方法。
  16. 前記複数の場所推薦方法のうち、第3場所推薦方法は、
    前記複数のユーザのヒストリ情報に含まれる関心場所の統計に基づいて、前記推薦対象場所を抽出する過程を含むことを特徴とする請求項11に記載の場所推薦方法。
  17. 前記ユーザグループを特定するステップにおいては、
    前記特定のユーザのヒストリ情報に基づいて、前記特定のユーザの活動地域を特定し、
    前記推薦対象場所を抽出する地域が前記特定のユーザの活動地域であるか否かを考慮して、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定することを特徴とする請求項1~16のいずれかに記載の場所推薦方法。
  18. 場所推薦システムにより実行される場所推薦方法であって、前記場所推薦システムが、
    少なくとも1つの関心場所に関する特定のユーザのヒストリ情報を収集するステップと、
    前記ヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定するステップと、
    複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出するステップとを含むことを特徴とする場所推薦方法。
  19. 少なくとも1つの関心場所に関する特定のユーザのヒストリ情報を保存する保存部と、
    前記ヒストリ情報に基づいて、場所に対する関心度によって分類される複数のユーザグループのうち、前記特定のユーザが属するユーザグループを特定する制御部とを含み、
    前記制御部は、
    複数の場所推薦方法のうち、前記特定されたユーザグループにマッチした場所推薦方法に基づいて、推薦対象場所を抽出することを特徴とする場所推薦システム。
  20. コンピュータシステムに請求項1~17のいずれか一項に記載の場所推薦方法を実行させるコンピュータプログラム。
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