様々な実施形態が、図面を参照して、以下で説明され、同様の要素は、一般に、同様の数字によって参照される。実施形態の様々な要素の関係および機能は、以下の詳細な説明を参照することによって、より良く理解され得る。しかしながら、実施形態は、図面において例示される実施形態に限定されない。図面は、必ずしも実寸に比例しているとは限らず、ある例においては、例えば、従来の製造および組み立てなど、本明細書において開示される実施形態の理解に必要ではない詳細は、省略されていることがあることが理解されるべきである。
本発明は、特許請求の範囲によって確定され、多くの異なる形態で具体化され得、本明細書において説明される実施形態に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が、徹底的で完全であり、可能な開示を当業者に十分に伝達するように提供される。本明細書および特許請求の範囲において使用される場合、単数形にかかる「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段の指摘を明確に行わない限り、複数の指示対象を含む。本明細書における業界規格(ASTM、ANSI、IEEE規格など)への言及は、本明細書において明示的に別段の定めがない限り、それらの規格によって伝えられる単位、測定、およびテスト基準に関して、本開示の最初の出願日現在において公開されていた規格に準拠するものとして定められる。「近位」および「遠位」という用語は、本明細書においては、一般的な慣習における意味で使用され、「近位」は、デバイスまたは関連オブジェクトのハンドル/医師側、および「遠位」は、デバイスまたは関連オブジェクトのツール/患者側を指す。「約」、「実質的に」、「ほぼ」という用語、および程度についての他の用語は、いずれかの体積、寸法、比率、または他の定量的もしくは定性的な値に言及して使用されるとき、(この分野における経験を有する医療デバイスエンジニアに相当する)当業者によって理解される、標準的パラメータ内の明確で識別可能な値を伝えることを意図しており、少なくとも、任意の法的均等物、小規模で機能的に重要でない変形、標準的な製造公差を含み、(それの最大範囲ほど広いことは必要とされないが)少なくとも数学的に重要な数字を含むと解釈されるべきである。
本明細書において説明される例示的な実施形態においては、コンピューティングデバイスは、適切な末梢IV療法のための教育的ガイダンスをユーザに提供するための、結果ベース学習(CBL)アプリケーションを提供する。CBLアプリケーションを用いると、ユーザは、1つまたは複数の最適な、正しい、または最も適切な応答または選択肢と、1つまたは複数の準最適な、正しくない、または不適切な応答または選択肢とを含むリストから選択するように促される。学習プログラムが、ひとたび完了すると、ユーザは、学習プログラム中に行われた適切または不適切な選択からもたらされた結果について助言される。ある実施形態においては、ユーザは、結果がユーザに表示されるまで、最適なパスの知識なしに、学習プログラム全体にわたって、最適および/または準最適な選択となるパスを選択することを可能にされる。結果は、ユーザが、拡張現実、複合現実、および/または仮想現実アプリケーションに基づいて、ベストプラクティス情報および合併症を見ることを可能にする。さらに、学習アプリケーションは、挿入部位を適切に選択することの重要性、挿入部位を不適切に選択することの合併症および意図された治療に対する影響など、適切な末梢IV療法の重要な態様に関するトレーニング、適切なIVカテーテル選択のための考慮事項、ならびにIVカテーテルの適切な挿入、アクセス、およびメンテナンスに関連するキーポイントを提供する。
例示的な実施形態においては、機械上において教育的ガイダンスモードを提供するための方法は、IVカテーテルを挿入するための人の付属肢上の複数の潜在的な挿入部位から、挿入部位を選択するように、機械によって、ユーザに促すステップと、挿入部位において人の付属器にIVカテーテルを適切に挿入するために必要とされる複数の製品カテゴリから、第1の製品カテゴリを選択するように、機械によって、ユーザに命令するステップと、人物のプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、第1の製品カテゴリから最も適切な製品を選択するように、機械によって、ユーザに命令するステップと、選択された製品を、機械のディスプレイ上に表示するステップとを含む。方法は、限定なしに、適切な皮膚消毒を保証し、挿入部位において人の付属器にIVカテーテルを適切に挿入するための、および/または人の付属器においてIVカテーテルを適切にメンテナンスするための、IVカテーテルラインへのアクセスを可能にするために必要とされる複数の製品カテゴリから、第2の製品カテゴリを選択するように、機械によって、ユーザに命令するステップをさらに含み得る。方法は、例えば、人物のプロファイルに少なくとも部分的に基づいて、第2の製品カテゴリから第2の最も適切な製品を選択するように、機械によって、ユーザに命令するステップと、第2の選択された製品を、機械のディスプレイ上に表示するステップも含み得る。方法は、選択された製品が、最も適切な製品ではないと、機械によって決定するステップと、製品の不適切な選択と関連付けられた1つまたは複数の合併症を、ディスプレイ上に表示するステップも含み得る。
ここで図を参照すると、図1は、本明細書において説明されるように、拡張現実(AR)ステッカまたは仮想現実(VR)ステッカなどのステッカ50と、ステッカ50に動作可能に結合された、電子デバイスまたはコンピューティングデバイス、例えば、モバイルフォンまたは任意の適切なモバイルデバイスなどの機械100とを含む、血管アクセス管理のためのシステム40を概略的に例示している。例示的な実施形態においては、本明細書において説明されるように、選択された挿入部位において人の腕に付着されたステッカ50と、機械100のカメラデバイスが、ステッカ50の画像をキャプチャまたは生成するように、ステッカ50とアライメントされた、例えば、ステッカ50上に位置付けられた機械100を用いて、システム40は、コンピュータで生成された画像を、機械100のディスプレイ上に、例えば、ユーザのモバイルフォンのディスプレイ上に重ね合わせ、したがって、合成ビューを提供するように構成される。例示的な代替的実施形態においては、システム40は、機械100、および/または機械100に動作可能に結合された他の電子コンポーネントを使用して、一見現実的または物理的な方法で、人が対話することができる、3次元画像または環境のコンピュータで生成されたシミュレーションを、機械100上に表示するように構成される。
図1に示されるように、ステッカ50は、ステッカ50の第1の表面または外面53上の中央に配置されたキー52と、ステッカ50のそれぞれのコーナ56またはコーナ56の近くに配置された1つまたは複数の印54と、ステッカ50の第1の縁または下縁60に沿って位置付けられた矢印58とを含む。ステッカ50は、IVカテーテルのための潜在的な挿入部位を示す、人の腕の画像62をさらに含む。例えば、ステッカ50は、手挿入部位、手首挿入部位、および肘前挿入部位を示し得る。システム40は、同じまたは類似のキー52、印54、および/または人の腕の画像62を有する、図1に示されていない追加のステッカ50など、1つまたは複数の追加のステッカ50を含み得るが、しかしながら、追加のステッカ50は、図1に示されるステッカ50の潜在的な挿入部位とは異なる、IVカテーテルのための潜在的な挿入部位を示す。例えば、追加のステッカ50は、前腕挿入部位を示し得る。外面53の反対側のステッカ50の第2の表面または底面64は、ステッカ50を、人の皮膚など、表面に付着するための適切な接着剤を含む。本明細書において説明される方法の間、ステッカ50は、ユーザによって選択された挿入部位において、人の皮膚に位置付けられ、ある実施形態においては、付着され、矢印58は、人の腕に沿って遠位方向に、すなわち、人の指に向かう方向にアライメントされる。より具体的には、人、例えば、ユーザは、挿入部位を選択し、IVカテーテルが挿入されるべきであるとユーザが信じる、選択された挿入部位において、人の腕上にステッカ50を配置する。
挿入部位のうちの1つに配置されたステッカ50を用いて、機械100は、機械100上において教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションを開始するために、ステッカ50と対話する。ユーザは、拡張現実アプリケーションの間、機械100上のディスプレイ70から、対応する挿入部位を選択する。ユーザが、ステッカ50上に機械100を保持したとき、人の腕の表現画像が、ディスプレイ70上に表示される。例示的な実施形態においては、本明細書において説明されるような、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションの間、機械100は、好ましい挿入部位および好ましくない挿入部位を知るように構成またはプログラムされる。さらに、ユーザは、挿入部位が、好ましい挿入部位であるか、それとも好ましくない挿入部位であるかにかかわらず、選択された挿入部位と関連付けられた潜在的な合併症およびリスク因子についてより多く学習するように促される。非侵襲的であるが直観的な学習体験は、IVカテーテルの適切な挿入、アクセス、およびメンテナンスの重要性についての情報を提供する。本明細書において説明されるシステム、方法、およびアプリケーションは、臨床転帰、およびある実施形態においては、経済的結果に対する、これらの合併症の影響に関してユーザを教育するために、ユーザがこれらの合併症を視覚化することを可能にする、拡張現実アプリケーションを提供する。
図2は、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションを開始するための、様々な実施形態に従って構成された、例示的な機械100(例えば、ユーザのモバイルフォンまたは他の適切なモバイルデバイスなどの、電子デバイスまたはコンピューティングデバイス)の少なくとも一部を示す。様々な実施形態においては、機械100は、レンダリング回路102と、ネットワークインターフェース回路104と、メモリデバイス106と、ディスプレイデバイス108と、ユーザインターフェース回路110とを含む。機械100は、メモリデバイス106内に記憶された命令、またはネットワークインターフェース回路104を介して受信された命令と一緒に、様々な回路要素(例えば、レンダリング回路102、ネットワークインターフェース回路104、およびユーザインターフェース回路110)の一部を実施する、図58に示される1つまたは複数のプロセッサ702などの、1つまたは複数の処理デバイスも含み得る。レンダリング回路102は、ネットワークインターフェース回路104、メモリデバイス106、ディスプレイデバイス108、およびユーザインターフェース回路110に通信可能に結合され得、データおよび命令を様々なコンポーネントから受信し、様々なコンポーネントに送信する。ディスプレイデバイス108も、ユーザインターフェース回路110に通信可能に結合され得、ユーザインターフェースの視覚的態様を提供する。
ある例示的な実施形態においては、ネットワークインターフェース回路104は、インターネットなどのネットワーク114を介して、サーバ112などの外部デバイスと通信する。ユーザインターフェース回路110は、様々な入力コンポーネントおよび出力コンポーネントを含み得、挿入部位またはその近くにおける人の腕の表示を制御するために、ユーザが機械100とインターフェースをとることを可能にする。ディスプレイデバイス108は、機械100と統合され得、またはさもなければ機械100に接続され得る。ディスプレイデバイス108は、例えば、液晶ディスプレイ(LDC)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ(EWD)、または別の適切もしくは一般的なディスプレイタイプを含む、ディスプレイ70など、任意の適切なタイプのディスプレイを含み得る。ディスプレイデバイス108は、様々な実施形態に従って、挿入部位のレンダリングされた画像を提供する。
レンダリング回路102は、選択された挿入部位内の、または選択された挿入部位と関連付けられたデータアイテムに対応する1つまたは複数のグラフィカル画像をレンダリングすることによって、デジタル挿入部位の画像をレンダリングし得る。データアイテムは、挿入部位内の複数の異なる態様または要素に対応し得る。例えば、挿入部位内のデータアイテムは、骨格または筋肉の態様、例えば、骨、靭帯、筋肉、および/または腱、ならびに例えば、動脈、静脈、および/または毛細血管などの血管を含む、血管系態様など、挿入部位の生物学的態様を含み得る。データアイテムは、例えば、人の皮膚上に現れる、傷跡などの他の態様も含み得る。例示的な実施形態においては、機械は、開示された実施形態の拡張現実態様を提供および操作するように構成された、1つまたは複数のスライダボタンなど、適切なアクチュエータを含む。例えば、ある実施形態においては、機械は、例えば、刺激、炎症、および/もしくは感染を示す、様々な皮膚の色合い、人の血管系の様々な深さ、ならびに/またはスライダボタンがユーザによって操作されたときに開始し、進行する、合併症のタイムラプス画像などの、データアイテムを提供するように構成される。
データアイテムは、挿入部位もしくはその近くにおける個々の点、挿入部位もしくはその近くにおける構造もしくは領域、または挿入部位を取り巻く領域全体に適用可能な、テキストアイテムおよびカテゴリアイテムも含み得る。テキストアイテムおよびカテゴリアイテムは、ラベル、タイトル、関心点、境界線、および境界などを含み得る。上で説明されたデータアイテムの各タイプは、挿入部位内の異なるデータカテゴリまたはデータタイプを表し得る。例えば、異なるデータカテゴリまたはデータタイプが、挿入部位を取り巻く、および/または挿入部位内の骨格、筋肉組織、および血管態様に対して、存在し得る。様々な実施形態に従うと、様々なレベルの詳細が、これらの異なるデータカテゴリに関して、個別に、または一緒に組み合わされて、挿入部位のビュー内に提示されることができる。
挿入部位の個々の態様についてのデータは、サーバ112上に記憶され得、例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)を使用して、インターネットなどのネットワーク114を介して、機械100によって受信され得る。あるいは、挿入部位の個々の態様についてのデータは、メモリ106、または機械100に結合される(例えば、直接的に結合される)こと、および機械100によって読み取られることができる、別のコンピュータ可読媒体(例えば、フラッシュドライブ、SDカード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、コンパクトディスクなど)などの、コンピュータ可読媒体上に存在し得る。異なる態様が、与えられた挿入部位についての異なるズームレベルに対して、存在し得る。例えば、最も低いズームレベル(例えば、ズームレベル1)においては、人の腕全体が、示され得る。しかしながら、次のズームレベル(ズームレベル2など)においては、挿入部位を取り巻く人の腕の領域のより大きな画像が、示される。各ズームレベルを用いると、異なるデータおよび/または追加データが、画像に示され得る。例えば、ズームレベルが、増加するにつれて、追加の詳細データが、各画像に追加され得る。データの多くのバリエーションが、可能であり、様々なズームレベルにおいて、各挿入部位のために記憶される、データの量およびデータのタイプは、異なるアプリケーション設定において適切であるように、変化させることができる。
レンダリング回路102は、ディスプレイデバイス108上に表示された、ユーザによって選択された、挿入部位と関連付けられた、個々の態様を要求し得る。例えば、レンダリング回路102は、ディスプレイデバイス108上に挿入部位の画像を表示するための、選択された挿入部位と関連付けられたデータを要求し得る。レンダリング回路102は、ネットワークインターフェース回路104を介して、名前または識別によって、特定の態様を要求し得、または挿入部位のビューの境界線を伝達し、ビュー内のすべての態様を要求し得る。ネットワークインターフェース回路104は、その後、ネットワーク114を介して、データを受信し得、データをレンダリング回路102に、または直接的にメモリデバイス106に提供し得る。レンダリング回路102は、また、受信された態様を、メモリデバイス106に記憶し得る。あるいは、データは、機械100に結合されたコンピュータ可読媒体(例えば、SDカードまたはフラッシュドライブ)上に記憶され、またはさもなければ、機械100に提供され得る。
ある実施形態においては、ユーザは、ユーザインターフェース回路110を通して、挿入部位画像とインターフェースをとることができる。例えば、ユーザは、表示された挿入部位のロケーションを変更し得、および/またはユーザインターフェース回路110を使用して、表示された挿入部位をズームインまたはズームアウトし得る。例えば、ユーザインターフェース回路110が、タッチスクリーンインターフェースを含む場合、ユーザは、挿入部位をタッチアンドドラッグして、表示される領域を変更することによって、または2本指でのピンチインもしくは2本指でのピンチアウトを使用して、ズームインおよびズームアウトすることによって、表示される挿入部位の変更を開始し得る。ユーザインターフェース回路110を介した、挿入部位画像とのそのような対話は、同じ表示スキーマまたは異なる表示スキーマに従って、新しい挿入部位画像データをレンダリングするために、レンダリング回路102に、挿入部位画像の全部または一部を再レンダリングさせ得る。
図2を参照すると、ユーザインターフェース回路110は、表示された挿入部位の態様を制御するためのコマンドまたは命令をユーザから受け取るための、インターフェースを提供し得る。一実施形態においては、ユーザインターフェース回路110は、ユーザが挿入部位に関して異なる操作を選択することを可能にするための、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)入力を提供し得る。
例示的な代替的実施形態においては、GUI入力は、実際にはディスプレイデバイス上に表示されないことがあるが、しかしながら、ユーザインターフェース回路110は、GUI入力によって示される方向における、ポインタ、タッチパッド、タッチスクリーン、または別の入力デバイスの動きに応答し得る。例えば、ユーザは、マウスを右クリックし、挿入部位の表示に変化を引き起こすための関連付けられた方向に(例えば、ズームレベルを変化させるために上下に、詳細のレベルを変化させるために左右に)ポインタを移動し得る。さらにまた、ユーザインターフェース回路110は、マップのビューを変更するための、特に、表示される詳細のレベルを変化させるための、コマンドまたは命令として解釈され得る、デバイスを傾けること、回転させること、または動かすことに応答し得る。さらにまた、インターフェース回路110は、挿入部位のビューを変更するための、コマンドまたは命令として解釈され得る、音声コマンドに応答し得る。他の手法においては、インターフェース回路110は、カメラまたは光センサを含み得、ユーザの(手のジェスチャ、頭部のジェスチャなどの)視覚的ジェスチャ、顔の表情、または眼球運動に応答し得る。
別の実施形態においては、ユーザインターフェース回路110は、挿入部位の表示を制御するためのジェスチャを、(例えば、タッチスクリーンもしくはタッチパッドを介して、またはユーザのビデオ監視によって)受け取る。例えば、第1のジェスチャは、挿入部位のズームを制御し得、一方、第2のジェスチャは、挿入部位内に示される詳細のレベルを制御し得る。一例においては、(例えば、挿入部位のズームを制御するための)第1のジェスチャは、2本指でのピンチイン/ピンチアウトジェスチャ(一方はズームインを示し、他方はズームアウトを示す)を含み得る。(例えば、画像において提供される詳細のレベルを制御するための)第2のジェスチャは、第1のジェスチャと異なり得、3本指でのピンチイン/ピンチアウトジェスチャ(一方は詳細のレベルの増加を示し、他方は詳細のレベルの減少を示す)を含み得る。挿入部位の詳細のレベルを制御するために、2本指もしくは3本指での回転ジェスチャ、または2本指もしくは3本指でのスワイプジェスチャを含む、他のジェスチャが、可能である。入力ジェスチャおよび入力コマンドについての多くのバリエーションが、可能である。
レンダリング回路102は、様々なズームレベルにおいて、挿入部位の可視領域内にデータアイテムのグラフィカル表現を含めるように、挿入部位のグラフィカル画像をレンダリングする。ディスプレイデバイス108は、挿入部位のグラフィカル画像をディスプレイ70上に表示する。
図3A~図3Cは、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションが、結果ベース学習(CBL)プログラムまたは技法など、適切な学習プログラムまたは技法を使用して、末梢IV療法のための教育的ガイダンスを提供するための方法の一部として、システム40を使用して、ひとたびアクティブ化されると、機械100が実施し得る、ロジック300のフロー図を示している。例えば、1つまたは複数の処理デバイスなど、上で説明された様々な回路要素、および/または機械100機械の様々なコンポーネントは、図3に示されるロジック300の一部または全部を実施するように構成され得る。
ステップ302において、機械100は、ネットワーク114を介して、CBLプログラムを開始するための要求をユーザから受信し、要求に応答して、機械100は、304において、そこから選択すべき複数の例示的な人物プロファイルをユーザに提示する。例示的な実施形態においては、例示的な人物プロファイルは、機械100のディスプレイ70、または機械100に動作可能に結合されたディスプレイ上に表示される。例えば、機械100は、同じ日の内視鏡検査処置のためにいる人を示す、第1の人物プロファイルを提示し得る。腹痛のために緊急治療室におり、コンピュータ断層撮影(CT)処置を必要とする人を示す、第2の人物プロファイルが、提示される。この人物プロファイルにおいては、看護師または病院職員が、IV輸液をオーダしており、その人は、入院する可能性がある。息切れのために入院した人であり、鬱血性心不全が除外されていることを示す、第3の人物プロファイルが、提示される。その人は、2日を超える予想入院期間を用いた心臓観察のために、入院している。追加または代替の人物プロファイルが、304において、機械100によって提示され得る。これらの人物プロファイルの各々は、IV療法のための「正しい」または「適切な」処置および/または製品の異なるセットを必要とし得るが、機械100は、CBLプログラムのこの時点においては、正しいまたは最も適切な処置および/または製品をユーザに表示しない。
例えば、第1の人物プロファイルは、第1のカテーテル、延長セットまたは延長セットなし、皮膚消毒または70%イソプロピルアルコールなどの適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありフィルムまたはボーダなしフィルムどちらかのドレッシング選択を必要とすることがある。第2の人物プロファイルは、第2のカテーテル、適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありの透明なフィルムを必要とすることがあるが、しかしながら、この人物プロファイルは、延長セットを必要としないことがある。第3の人物プロファイルは、第3のカテーテル、適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありの透明なフィルムを必要とすることがあるが、しかしながら、この人物プロファイルは、延長セットを必要としない。
機械100は、305において、ディスプレイ70上に提示された人物プロファイルのうちの1つを選択することを、ユーザに問い合わせる。ユーザが、ユーザに提示された人物プロファイルのうちの1つをひとたび選択すると、機械100は、306において、IVカテーテルを挿入するための人の付属器(例えば、人の腕)上の挿入部位を選択するように、ユーザに促す。例えば、機械100は、肘前挿入部位、前腕挿入部位、手首挿入部位、および手挿入部位を含む、挿入部位の選択のための様々な選択肢を表示する。
ステップ308において、機械100は、ユーザによって選択された人物プロファイルに基づいて、選択された挿入部位において人の腕にIVカテーテルを適切に挿入するための、適切な製品および/または処置を選択するように、ユーザに命令する。例示的な実施形態においては、機械100は、トレイ上に利用可能な製品を表示し、最も適切な順番で、使用される適切な製品を選択するように、例えば、クリックアンドドラッグするように、ユーザに命令し得る。これらの実施形態においては、処置のために適切な製品であるとユーザが信じる製品を選択することによって、ユーザは、適切な製品とプラクティスとを結び付けることを要求される。
例えば、特定の実施形態においては、適切な処置は、順番に、最も適切な末梢IVカテーテルを選択すること、カテーテルの挿入のための挿入部位を準備すること、コネクタを提供し、IVカテーテルに結合すること、挿入部位またはその周囲において適切なドレッシングを提供すること、必要に応じて、延長セットを提供すること、およびその後、ラインアクセスプロセスを始めることを含み得る。例示的な実施形態においては、ユーザは、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションを開始するために、最初に、選択された人物プロファイルにとって適切なカテーテルを選択する。第1のカテーテル、第2のカテーテル、および第3のカテーテルなどの複数のカテーテルが、ディスプレイ70上に表示され得、ユーザは、処置のための最も適切なカテーテルをそこから選択するように促される。ユーザは、その後、挿入のための部位を準備するための適切なプロセスを選択する。クロルヘキシジンのアルコール溶液を用いて挿入部位を準備するかどうか、またはアルコールだけを用いて挿入部位を準備するかどうかなど、複数の可能な準備ステップが、ディスプレイ70上に表示され得る。ユーザは、選択されたカテーテルに結合するための適切なコネクタを、必要に応じて、選択する。例えば、機械100は、第1のコネクタ、第2のコネクタ、第3のコネクタ、またはコネクタなしなど、コネクタのための複数の選択肢を表示し得る。ユーザは、人物プロファイルにとって適切なコネクタ選択肢であるとユーザが信じる選択肢を選択する。コネクタ選択肢が、ひとたび選択されると、機械100は、複数のドレッシング選択肢から適切なドレッシングを選択するように、ユーザに促す。例えば、機械100は、透明フィルムドレッシング、およびボーダありの透明フィルムドレッシングを含む、いくつかの選択肢をディスプレイ70上に表示し得る。ユーザは、延長セットが必要とされるかどうかを決定する。例えば、機械100は、延長セットを使用する選択肢と、延長セットを使用しない選択肢を表示し得る。製品が、選択された人物プロファイルに基づいて、ひとたび選択されると、機械100は、ラインアクセスプロセスを続行するように、ユーザに促す。
ラインアクセスプロセスの間、ユーザは、310において、各プロセスステップを、適切な番号付けされたプロセスステップロケーションにクリック、ドラッグ、およびドロップすることによって、複数のプロセスステップを、最も適切な順番で配置する。例えば、図3Pを参照すると、機械100は、洗浄、水洗、キャップ、薬剤投与を含む、ラインアクセスプロセスの様々なステップを、順不同の列挙で、ディスプレイ70上に表示し得る。ユーザは、その後、ディスプレイ70上に表示された、番号付けされたプロセスステップロケーション内に、プロセスステップを順番に適切に配置することを要求される。例示的な実施形態においては、プロセスステップのうちの1つまたは複数は、適切なラインアクセスプロセスの間に、2回以上必要とされることがある。
ステップ312において、ユーザが、ラインアクセスプロセスステップを、最も適切な順番であるとユーザが信じる順番で、ひとたび配置すると、機械100は、次のステップに進むために、選択された腕(すなわち、右腕または左腕)上における選択された挿入部位(例えば、肘前挿入部位、前腕挿入部位、手首挿入部位、または手挿入部位)に、ステッカ50を位置付けるように、ユーザに命令する。図6に示されるように、機械100は、選択された挿入部位におけるステッカ50の配置を示す、ユーザインターフェースを表示する。ユーザインターフェースは、ステッカ50の適切なアライメントおよび向きも示し得、例えば、選択された腕上の人の手首の方を指す矢印が、ステッカ50上に表示される。
ステップ314において、機械100は、ユーザのカテーテル組み立て、およびラインアクセスプロセスの列挙の結果を、ディスプレイ70(または機械100に動作可能に結合された別の適切なディスプレイ)上に表示する。どのユーザ選択も、最も適切である場合、すなわち、カテーテルが、適切に組み立てられ、ラインアクセスプロセスステップの列挙が、最も適切な順番であった場合、機械100は、「Great Job!」など、正の強化のための祝辞応答を、ディスプレイ70上に表示する。しかしながら、1つまたは複数の選択またはプロセスステップが、最も適切ではなかった場合、機械100は、もしあるならば、不適切な選択と関連付けられた合併症を、ディスプレイ70上に表示する。
例えば、ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、カテーテルを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、人物プロファイル1を選択した場合、カテーテルについての推奨されるまたは最も適切な選択は、第3のカテーテルである。ユーザが、その状況下において、誤ったカテーテル、例えば、第1のカテーテルまたは第2のカテーテルを選択した場合、機械100は、誤ったカテーテル選択の結果としての潜在的な合併症を、ディスプレイ70上に表示する。この場合においては、第1のカテーテルまたは第2のカテーテルのどちらかを誤って選択した結果としての、潜在的な合併症は、存在しない。同様に、ユーザが、人物プロファイル2を選択した場合、カテーテルについての推奨されるまたは最も適切な選択は、第2のカテーテルである。ユーザが、その状況下において、誤ったカテーテル、例えば、第3のカテーテルまたは第1のカテーテルを選択した場合、機械100は、誤ったカテーテル選択の結果としての潜在的な合併症を、ディスプレイ70上に表示する。この場合においては、ユーザが、第3のカテーテルを誤って選択した場合、機械100は、例えば、血管外漏出、浸潤、および/または脱落を含む、この誤ったカテーテル選択と関連付けられた、潜在的な合併症を表示する。ユーザが、第1のカテーテルを誤って選択した場合、機械100は、例えば、血管外漏出および/または浸潤を含む、この誤ったカテーテル選択と関連付けられた、潜在的な合併症を表示する。同様に、ユーザが、人物プロファイル3を選択した場合、カテーテルについての推奨されるまたは最も適切な選択は、第1のカテーテルである。ユーザが、その状況下において、誤ったカテーテル、例えば、第2のカテーテルまたは第3のカテーテルを選択した場合、機械100は、誤ったカテーテル選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。この場合においては、ユーザが、第2のカテーテルを誤って選択した場合、機械100は、この誤ったカテーテル選択と関連付けられた潜在的な合併症が存在しないことを表示する。ユーザが、第3のカテーテルを誤って選択した場合、機械100は、例えば、浸潤および/または脱落を含む、この誤ったカテーテル選択と関連付けられた、潜在的な合併症を表示する。
ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、コネクタを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、誤ったコネクタを選択した場合、機械100は、例えば、静脈炎および/または閉塞を含む、誤ったコネクタ選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。
ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、ドレッシングを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、誤ったドレッシングを選択した場合、機械100は、例えば、静脈炎および/または脱落を含む、誤ったドレッシング選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。
ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、延長セットを使用するかどうかを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/またはプラクティス選択と関連付けられた潜在的な結果および/または合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、延長セットを使用すること、または使用しないことを誤って選択した場合、機械100は、例えば、浸潤、静脈炎、および/または脱落といった潜在的な結果を含む、誤った選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。
ユーザが、ラインアクセスプロセスステップのうちの1つまたは複数を誤って選択した場合、機械100は、ユーザの製品および/またはプラクティス選択と関連付けられた潜在的な結果および/または合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、ラインアクセスプロセスステップのうちの1つまたは複数を誤って選択した場合、機械100は、例えば、浸潤、脱落、静脈炎といった潜在的な結果を含む、誤った選択の結果としての潜在的な合併症、および/または発生し得る他の潜在的な合併症を表示する。例示的な実施形態においては、機械は、開示された実施形態の拡張現実態様を提供および操作するように構成された、1つまたは複数のスライダボタンなどの、適切なアクチュエータを含む。例えば、ある実施形態においては、機械は、例えば、刺激、炎症、および/もしくは感染を示す、様々な皮膚の色合い、人の血管系の様々な深さ、ならびに/またはスライダボタンがユーザによって操作されたときに開始し、進行する、合併症のタイムラプス画像など、データアイテムを提供するように構成される。
機械100が、誤った選択、ならびに1つまたは複数の誤った選択からもたらされる合併症および/または潜在的なリスクを、ひとたびユーザに表示すると、機械100は、ユーザがその人についてのより良い結果を達成したいかどうかを決定するように、ユーザに促す。ひとたび促されると、ユーザは、その人についてのより良い結果を達成するために、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションを続行することを決定し得る。ある実施形態においては、製品、例えば、カテーテル、コネクタ、ドレッシング、延長セット、および/またはラインアクセスプロセス選択が、正しくない場合、機械100は、適切な製品を再選択するために、またはラインアクセスプロセスのステップを順番通りに再配置するために、関連する選択ステップまで移動するように、ユーザに促す。例えば、ユーザが、カテーテルを誤って選択した場合、機械100は、ユーザが異なるカテーテルを選択することができるように、カテーテルを選択するためのプロンプトにユーザを向かわせる。特定の実施形態においては、ユーザが、準最適または不適切なカテーテルを再び選択した場合、機械100は、最も適切なカテーテルに関する情報を提供する。ユーザが、最初に、誤った、すなわち、最も適切ではない製品またはステップを選択した場合、他の製品、例えば、コネクタ、ドレッシング、および/もしくは延長セット、ならびに/またはラインアクセスプロセスステップを選択するために、同様のプロセスが、利用可能である。ユーザが、ひとたび、最も適切な製品を選択し、ラインアクセスプロセスステップを最も適切な順番で位置付けると、機械100は、322において、ユーザが末梢IV療法についてより多く学習したいかどうかを、ユーザに問い合わせる。ユーザが、より多く学習することに関心がない場合、教育的ガイダンスモードまたはアプリケーションは、閉じられる。一実施形態においては、機械100は、324において、適切なサイト、例えば、アプリケーション評価の結果を提供するマイクロサイトへのリンクを、ユーザに提供し、および/またはユーザが完了すべき調査を提供する、適切なサイトもしくはマイクロサイトにユーザを向かわせる。
図4~図27および図58をここで参照すると、例示的な実施形態においては、機械100は、結果ベース学習(CBL)プログラムまたはアプリケーションなどの適切な学習プログラムを使用して、末梢IV療法のための教育的ガイダンスを提供するための方法の一部として実施され得る。機械100は、様々な実施形態に従った方法の一部として、図3のフロー図に示されるロジックに類似した、またはそれと異なるロジックを実施し得る。例えば、1つまたは複数の処理デバイスなど、上で説明された様々な回路要素、および/または機械100の様々なコンポーネントは、CBLプログラムまたはアプリケーションの間に、機械100によって実施されるロジックの一部または全部を実施するように構成され得る。図4は、機械100が、様々な実施形態に従った方法の一部として実施し得る、ロジック400のフロー図を示す。図5~図27は、CBLプログラムまたはアプリケーションの間に、ロジック400の様々なステップと関連付けられ、機械100のディスプレイ70上に表示される、例示的なユーザインターフェースを例示している。
ステップ402において、機械100は、ネットワーク114を介して、ユーザからCBLプログラムを開始するための要求を受信し、要求に応答して、機械100は、404において、そこから選択すべき複数の例示的な人物プロファイルを含むメインメニューを、ユーザに提示する。例えば、機械100は、日常的な処置のために来院した、35歳の健康な右利きの男性を示す、第1の人物プロファイル(IVのための好ましい挿入部位は、利き手でない左前腕である)、右下肢虚血のために来院した、静脈が虚弱化した、85歳の糖尿病の右利きの女性を示す、第2の人物プロファイル(IVのための好ましい挿入部位は、利き手でない左前腕である)、閉塞した右前腕ループ動静脈グラフトのために来院した、50歳の血液透析中の左利き男性を示す、第3の人物プロファイル(IVのための好ましい挿入部位は、グラフトのない左前腕であるを提示し得る。追加または代替の人物プロファイルが、404において、機械100によって、提示され得る。
ユーザが、ユーザに提示された人物プロファイルのうちの1つをひとたび選択すると、機械100は、406において、IVカテーテルを挿入するための人の付属肢(例えば、人の腕)上の挿入部位を選択するように、ユーザに促す。図5に示されるように、機械100は、挿入部位をそこから選択する複数の挿入部位を示す、ユーザインターフェースを表示する。例えば、図5に示されるように、ユーザインターフェースは、肘前挿入部位、前腕挿入部位、手首挿入部位、および手挿入部位を含む、選択のための様々な選択肢を表示する。ユーザインターフェースは、選択された人物プロファイルに少なくとも部分的に応じて、好ましい挿入部位を示す、テキストインジケータ、および/または視覚インジケータ、例えば、色もしくは強調表示された選択肢を含み得る。特定の実施形態においては、機械100は、最も適切な挿入部位を選択することに関するガイダンスを提供する、情報テキストを示す。例えば、情報テキストは、カテーテル挿入中に発生することができる、潜在的な合併症についてユーザに助言し、および/またはIVのための挿入部位を選択するときに、合併症の可能性を最小限に抑えるために、ユーザが考慮すべき1つまたは複数のポイントを提供し得る。ある実施形態においては、情報テキストは、カテーテルによる合併症は、どこでも発生することができるが、肘前挿入部位または手首挿入部位などの屈曲領域は、避けられるべきであることを示す、インジケーションを含み得る。
さらに、情報テキストは、手挿入部位は、他の部位(例えば、前腕挿入部位などの好ましい挿入部位)と比較して、閉塞および偶発的な脱落の増加に結び付けられていることなど、追加情報を含み得る。情報テキストは、例えば、処方された治療のために必要とされるカテーテルの外径および/もしくは長さに最もよく適合する静脈の選択、ならびに/または限定なしに、人の年齢、診断、併存疾患、挿入部位における血管系の状態、挿入部位における人の皮膚の状態、IV挿入についての人の前歴、注入療法のタイプおよび/もしくは継続期間、IV部位選択についての人の好み、もしくはそれらの任意の適切な組み合わせを含む、人の状態の評価を含む、合併症を最小限に抑えるために考慮すべき追加のポイントも含み得る。
ステップ410において、機械100は、ユーザが、好ましい挿入部位を選択したか、それとも好ましくない挿入部位を選択したかを決定する。ユーザが、促すステップ406に応答して、好ましくない挿入部位(例えば、肘前挿入部位、手首挿入部位、または手挿入部位)を選択した場合、プロセッサ702など、機械100の処理デバイスは、選択された腕の第1のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ412において、ディスプレイ70は、図7に示されるように、第1のグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが好ましくない挿入部位を選択したことを、ユーザに示す、情報テキストを含み得る。情報テキストは、肘前挿入部位または手首挿入部位などの屈曲領域に配置されたカテーテルは、機械的な合併症につながる関節の屈曲のせいで、より高い失敗率になる傾向があることを示すインジケーションも含み得る。情報テキストは、触診で屈曲領域および痛み領域を回避するためのベストプラクティスも示し得る。情報テキストは、手挿入部位が、著しくより高い率の偶発的な外れおよび閉塞に結び付けられていることも示し得る。
ステップ414において、ディスプレイ70は、選択された好ましくない挿入部位と関連付けられた、1つまたは複数の合併症を表示する。例えば、図8に示されるような、ユーザインターフェースは、失敗の理由、ならびに/またはユーザインターフェース上において弓形もしくは円形パターンを有するメニュー内に配置された、静脈炎、感染、血管外漏出、脱落、閉塞、および浸潤など、好ましくない腕にIVカテーテルを挿入したことと関連付けられた合併症を示し得る。追加の教育的ガイダンスを提供するために、ステップ416において、機械100は、選択された合併症に関するさらなる情報のために、示された合併症のうちの1つを選択するように、ユーザに促す。ユーザインターフェースは、ユーザインターフェース上に表示されるような合併症のために、意図された滞留時間の前に、最大で50%のカテーテルは取り外さなければならないことを示すとともに、特定の合併症についてより多く学習するために、メニューから合併症のうちの1つを選択するように、ユーザに促す、情報テキストを含み得る。例示的な実施形態においては、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、選択された合併症を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、グラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、どの合併症が選択されたか、合併症の定義、および/または選択された合併症と関連付けられたリスクのインジケーションを示す、情報テキストを含み得る。
例えば、ステップ416において、ユーザが、静脈炎についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、静脈炎を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図9に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが静脈炎を選択したことを示し、「静脈炎」を、機械的、化学的、および/もしくは細菌性刺激のせいで、カニューレを挿入された静脈に沿って発生することができる、静脈の炎症として定義する、情報テキスト、ならびに/または静脈炎の影響を例示する、図10に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、カニューレの動きによる血管壁の刺激に起因する、屈曲点における増加など、静脈炎と関連付けられたリスクも示し得る。
ステップ416において、ユーザが、浸潤についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、浸潤を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図11に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが浸潤を選択したことを示し、「浸潤」を、カテーテルの静脈壁内への侵食もしくは静脈壁の貫通からもたらされる、周囲組織への非びらん性溶液の不注意な漏出として定義する、情報テキスト、および/または浸潤の影響を例示する、図12に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、浸潤が、最も一般的なカテーテル合併症であることも示し得る。情報テキストは、最も高い可能性として、貧弱な静脈壁健常性をもたらす外傷を引き起こす、血管壁に対するカニューレ先端の動きのせいで、屈曲領域(例えば、肘前挿入部位または手首挿入部位)に配置された末梢IVが、浸潤のより高い率を有する傾向があることも示し得る。
ステップ416において、ユーザが、感染についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、感染を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図13に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが感染を選択したことを示し、「感染」を、局所的もしくは全身的影響を有する病原微生物の存在および増殖として定義する、情報テキスト、ならびに/または感染の影響を例示する、図14に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、感染が、薬物投与中の貧弱な皮膚消毒、および/または受けたIV投薬治療の頻度、ならびに感染についての他のリスク因子の結果であり得ることも示し得る。
ステップ416において、ユーザが、閉塞についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、閉塞を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図15に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが閉塞を選択したことを示し、「閉塞」を、以前は機能していたカテーテルを通して液体および/もしくは薬剤を注入できないこととして定義する、情報テキスト、ならびに/または閉塞の影響を例示する、図16に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、カテーテル閉塞が、カテーテルのねじれ、カテーテル上および/もしくはカテーテル内に形成された血栓、ならびに/または浸潤もしくは血管外漏出を伴わない血管壁内へのカテーテル先端の移動など、機械的障害物の結果として起こり得ることも示し得る。情報テキストは、動きに影響される屈曲領域へのカテーテルの挿入など、閉塞についてのリスクも示し、したがって、屈曲およびねじれ、ならびに血管壁に対する動きも、組織に対する損傷、および後の血栓形成を引き起こすことができることを示し得る。
ステップ416において、ユーザが、脱落についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、脱落を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図17に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが脱落を選択したことを示し、「脱落」を、カテーテルが衣服に引っ掛かったこと、もしくは固定が貧弱だったカテーテルなど、様々な理由のために発生することができる、カテーテルの意図しない外れとして定義する、情報テキスト、および/または脱落の影響を例示する、図18に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、専用の固定デバイスを選択することが、カテーテル脱落を減らすことに直接的な効果を有し、カテーテル寿命を改善することにおいて著しい利益を示したことも示し得る。
ステップ416において、ユーザが、血管外漏出についてより多く学習することを選択した場合、ステップ418において、機械100の処理デバイスは、血管外漏出を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ420において、ディスプレイ70は、図19に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが血管外漏出を選択したことを示し、「血管外漏出」を、周囲組織へのびらん性もしくは腐食性溶液の不注意な漏出として定義する、情報テキスト、および/または血管外漏出の影響を例示する、図20に示されるような、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、他の合併症と同様に、カテーテルの配置および物理的属性が、血管外漏出の比率において役割を果たすことも示し得る。情報テキストは、浸潤とは異なり、びらん性の血管外漏出が、注入されている溶液の薬理学的特性のせいで、進行性の組織損傷を引き起こすこと、ならびに/または早期の同定および介入が、深刻な有害転帰の予防に重要であることも示し得る。
しかしながら、ユーザが、促すステップ406に応答して、好ましい挿入部位(例えば、前腕挿入部位)を選択した場合、機械100の処理デバイスは、選択された腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ステップ422において、ディスプレイ70は、図21に示されるようなグラフィカル画像をユーザインターフェース上に表示して、ユーザが、好ましい挿入部位を正しく選択したことを示す。ユーザインターフェースは、例えば、前腕挿入部位においては屈曲がない(または最小限の屈曲しかない)ので、前腕挿入部位と関連付けられたカテーテル合併症のリスクがより低いこと、ならびに手挿入部位または肘前挿入部位よりも前腕挿入部位を選択することは、滞留時間を増加させ、滞留時間中の痛みを低減させ、セルフケアを促進し、偶発的な外れおよび閉塞を予防または制限することができることを、研究が論証していることを含む、前腕挿入部位が末梢IVカテーテルのための好ましい挿入部位である理由をユーザに示す、情報テキストを含み得る。情報テキストは、挿入部位として前腕を選択したときは、挿入時の痛みおよび可能な神経損傷のため、ユーザは、手首の腹側表面を避けるべきであることを示すインジケーション、ならびに/または前腕は、肘前、手首、もしくは手領域よりも好ましい挿入部位であるが、合併症の臨床兆候および症状に対する注意深い監視が、依然として必要であることを示すインジケーションなど、カテーテル挿入に関する追加のガイダンスも含み得る。
例示的な実施形態においては、ステップ424において、機械100は、次のステップに進むために、ステッカ50を、好ましい腕(すなわち、右腕または左腕)上の好ましい挿入部位(例えば、前腕挿入部位)に位置付けるように、ユーザに命令する。図22に示されるように、機械100は、好ましい挿入部位におけるステッカ50の配置を示す、ユーザインターフェースを表示する。ユーザインターフェースは、ステッカ50の適切なアライメントおよび向きも示し得、例えば、選択された腕上の人の手首の方を指す矢印が、ステッカ50上に表示される。
ステッカ50が、前腕挿入部位に適切に位置付けられると、機械100は、その後、ステップ426において、適切な末梢IV療法についてより多く学習することにユーザが関心があるかどうかを、ユーザに問い合わせる。ユーザが、適切な末梢IV療法についてより多く学習することに関心があることを示した場合、機械100は、428において、例えば、適切なIVカテーテル選択のための考慮事項、IVカテーテルを適切に挿入するための指図情報、および/またはIVカテーテルに適切にアクセスし、メンテナンスするための指図情報を含む、1つまたは複数の学習トピックをユーザに提供する。
例えば、ユーザが、適切なIVカテーテル選択のための考慮事項についてより多く学習することを選択した場合、ディスプレイ70は、図23に示されるように、例えば、外来患者環境、撮像環境、または緊急治療室もしくは入院患者環境など、人が置かれる環境を含む、適切なIVカテーテルを選択するときの考慮事項の1つまたは複数のトピックを示す、ユーザインターフェースを表示する。ユーザインターフェースは、適切なタイプの末梢血管アクセスデバイス(VAD)は、患者環境に少なくとも部分的に応じて選択され得、いくつかの考慮事項が、特定の患者環境において、どのVADを使用すべきかに影響し得ることをユーザに示す、情報テキストを含み得る。
例えば、情報テキストは、適切なVADが、処方された療法または治療計画、療法の予想される継続期間、人の血管特性、ならびに人の年齢、併存疾患、注入療法の履歴、VADロケーションについての好み、ならびにデバイスのケアに利用可能な能力およびリソースに基づいた、人の血管アクセスニーズに適合すべきであることをユーザに示し得る。情報テキストは、選択されたVADが、管腔の数が最も少なく、最小の外径を有するべきであり、処方された療法のために必要とされる侵襲性が最小のデバイスであることを示し得る。さらに、血管アクセスを計画するときは、末梢静脈保存が、検討されることがある。小児および成人における短い末梢およびミッドラインカテーテルは、部位評価からの所見、ならびに/または全身合併症の臨床兆候および症状に基づいて、臨床的に必要とされるときは、取り外されることがある。安全設計されたデバイスが、選択され、可能なときは、一貫してアクティブ化および/または使用されることがある。カテーテル操作を減らすために、末梢カテーテルとコネクタとの間における延長セットの使用が、検討されることがある。代替的実施形態においては、そのような情報テキストは、異なり得、例えば、追加の推奨事項を含み、ある推奨事項を削除し、および/またはある推奨事項を変更し得る。
図24を参照すると、ユーザが、IVカテーテルを適切に挿入するための考慮事項についてより多く学習することを選択した場合、ディスプレイ70は、最初に皮膚消毒が実行されることをユーザに示し、最新のINS実施基準が、0.5%を超えるクロルヘキシジンのアルコール溶液の皮膚消毒剤を使用することを推奨することを示す、情報テキストを含み得る、ユーザインターフェースを表示する。さらに、情報テキストは、クロルヘキシジンアルコール溶液に対する禁忌がある場合、ヨードチンキ、ヨードフォア(ポビドンヨード)、または70%アルコールも、使用され得ることを示し得る。情報テキストは、例えば、消毒剤は、挿入前に、完全に乾くことが可能であるべきこと、新しい使い捨て手袋が、末梢IV挿入の「ノータッチ」技法とともに、使用されるべきである、すなわち、挿入部位は、皮膚消毒後、触れられないことを示し得る。情報テキストは、限定なしに、例えば、血管アクセスが困難な人に対する成功を高めるために、血管視覚化技術を使用すること、処方された療法および人のニーズに適合する、最小ゲージ末梢カテーテルを選択すること、ならびに/または末梢カテーテルは、継続的なびらん性療法、非経口栄養、もしくは900mOsm/Lを超える浸透圧を有する注入液のためには使用されるべきではない旨の警告を含む、追加の考慮事項も示し得る。ある例示的な実施形態においては、機械100は、図25に示されるような情報を含む、末梢IVカテーテルを挿入するためのベストプラクティスを例示するビデオを、ディスプレイ70上に表示するように構成される。
図26を参照すると、ユーザが、適切にIVカテーテルにアクセスし、それをメンテナンスするための考慮事項についてより多く学習することを選択した場合、ディスプレイ70は、カテーテルがひとたび所定の位置に配置されると、ユーザは、例えば、操作を最小限に抑え、複数のコンポーネントを減らすために、末梢カテーテルと無針コネクタとの間において延長セットを使用するかどうか、VAD合併症およびアクセスの意図しない喪失を防ぐために、VADを安定化および固定すること、すべての末梢カテーテル上において、滅菌ドレッシングを適用およびメンテナンスすること、各VADアクセスの前に、無針コネクタの手動消毒のために、精力的な機械的洗浄を実行し、無針コネクタが乾燥することを可能にすること、各断続的VAD使用の前に、継続的な注入に伴って臨床的に必要とされるように、逆流血液の水洗および吸引を行うことによって、VAD機能にアクセスすること、CR-BSIのリスクを低減させ、シリンジ準備のためのスタッフ時間を節約し得る、市販のプレフィルドシリンジを使用するかどうか、目視検査、および無損傷ドレッシングを通した触診によって、および痛み、感覚異常、しびれ、もしくはうずきを含む、いずれかの不快感についての人の報告を通して、赤み、圧痛、腫れ、および/もしくは排膿について、VADカテーテル-皮膚接合部位および周辺領域にアクセスすること、無針コネクタを使用するときは、VAD内への血液逆流量を減らすために、カテーテル固定および最終的なシリンジ分離の適切な順番についての製造業者の指示に従っていることを確認すること、ならびに/または、管腔内微生物汚染を低減させるために、消毒キャップの使用を検討することを考慮すべきであることをユーザに示す、情報テキストを含み得る、ユーザインターフェースを表示する。ある例示的な実施形態においては、機械100は、図27に示されるような情報を含む、末梢IVカテーテルにアクセスし、それをメンテナンスするためのベストプラクティスを例示するビデオを、ディスプレイ70上に表示するように構成される。
図28~図58をここで参照すると、例示的な実施形態においては、機械100は、結果ベース学習(CBL)プログラムまたはアプリケーションなど、適切な学習プログラムを使用して、末梢IV療法のための教育的ガイダンスを提供するための方法の一部として、実施され得る。機械100は、様々な実施形態に従った方法の一部として、図3のフロー図に示されるロジックに類似した、またはそれと異なるロジックを実施し得る。例えば、1つまたは複数の処理デバイスなどの、上で説明された様々な回路要素、および/または機械100の様々なコンポーネントは、CBLプログラムまたはアプリケーションの間に、機械100によって実施されるロジックの一部または全部を実施するように構成され得る。図28は、機械100が、様々な実施形態に従った方法の一部としてし得る、ロジック500のフロー図を示す。図29~図57は、ロジック500の様々なステップと関連付けられ、CBLプログラムまたはアプリケーションの間に、機械100のディスプレイ70上に表示される、例示的なユーザインターフェースを例示している。
例示的な実施形態においては、CBLプログラムまたはアプリケーションは、「Start」ボタン602を含む、図29に示されるような、welcome画面600で始まる。ユーザが、Startボタン602を押すことによって、ステップ502において、機械100は、ネットワーク114を介して、ユーザからCBLプログラムを開始するための要求を受信し、要求に応答して、機械100は、504において、そこから選択すべき複数の例示的な人物プロファイルを含むメインメニューを、ユーザに提示する。メインメニューを提示する前に、CBLプログラムまたはアプリケーションは、CBLプログラムまたはアプリケーションの目的および/またはプロセスを要約した、導入ビデオを起動し得る。ある実施形態においては、機械100は、例えば、図30に示されるような、適切な免責事項606、および/またはこの体験は、末梢IV内療法と関連付けられた不必要な合併症の認識を育て、これらの合併症を減らす助けとなる、製品選択および臨床診療の周りの教育リソースを提供するために、開発されたと述べている、図31Aに示されるような、welcomeメッセージ608を含む、画面を提示する。ある実施形態においては、追加の導入画面が、含まれ得る。例えば、機械100は、図31Bに示されるような、利用条件画面、図31Cに示されるような、モバイルアプリケーションエンドユーザライセンス契約、図31Dに示されるような、モバイルアプリケーションプライバシ通知画面、および/または図31Eに示されるような、参考文献画面を提示し得る。
例示的な実施形態においては、ステップ504において、機械100は、ユーザの血管アクセス管理(「VAM」)体験を開始するために、人物プロファイルをそこから選択する、複数の例示的な人物プロファイル612、614、616を含む、メインメニュー610を提示する。例えば、図32に示されるように、メインメニュー610は、同じ日の内視鏡検査処置のためにいる人を示す、「David」として識別される、第1の人物プロファイル612と、腹痛のために緊急治療室におり、CTを必要とする人を示す、「Asha」として識別される、第2の人物プロファイル614であって、IV輸液がオーダされており、Ashaは入院する可能性があることが注目される、第2の人物プロファイル614と、息切れ、および2日を超える予想入院期間による心臓観察のために入院した人を示す、「Fred」として識別される、第3の人物プロファイル616とを提示し得る。追加または代替の人物プロファイルが、504において、機械100によって提示され得る。これらの人物プロファイルの各々は、IV療法のための「正しい」、「最適な」、または「適切な」処置および/または製品の異なるセットを必要とし得るが、機械100は、CBLプログラムのこの時点においては、正しいまたは最も適切な処置および/または製品をユーザに表示しない。
ユーザが、ユーザに提示された人物プロファイルのうちの1つをひとたび選択すると、機械100は、IVカテーテルを挿入するための人の付属肢(例えば、人の腕)上の挿入部位を選択するように、ユーザに促す。図33に示されるように、機械100は、そこから挿入部位を選択する、複数の挿入部位を示す、ユーザインターフェースを表示する。例えば、図33に示されるように、ユーザが、「David」として識別される第1の人物プロファイル612を選択した後、ユーザインターフェースは、肘前挿入部位、前腕挿入部位、および手首挿入部位を含む、挿入部位の選択のための様々な選択肢を表示する。同様に、ユーザが、「Asha」として識別される第2の人物プロファイル614(図34を参照)、または「Fred」として識別される第3の人物プロファイル616(図35を参照)を選択した場合、ユーザインターフェースは、肘前挿入部位、前腕挿入部位、および手首挿入部位を含む、挿入部位を選択するための様々な選択肢を表示する。
ユーザインターフェースは、選択された人物プロファイルに少なくとも部分的に応じて、好ましい挿入部位を示す、テキストインジケータ、および/または視覚インジケータ、例えば、色もしくは強調表示された選択肢を含み得る。ユーザインターフェースは、選択された人物プロファイルの要約620も含み得る。特定の実施形態においては、機械100は、最も適切な挿入部位を選択することに関するガイダンスを提供する、情報テキストを生成する。例えば、情報テキストは、カテーテル挿入中に発生することができる、潜在的な合併症についてユーザに助言し、および/またはIVのための挿入部位を選択するときに、合併症の可能性を最小限に抑えるために、ユーザが考慮すべき1つもしくは複数のポイントを提供し得る。ある実施形態においては、情報テキストは、カテーテルによる合併症は、どこでも起こることができるが、肘前挿入部位または手首挿入部位などの屈曲領域は、避けられるべきであることを示す、インジケーションを含み得る。
さらに、情報テキストは、手挿入部位は、他の部位(例えば、前腕挿入部位などの好ましい挿入部位)と比較して、閉塞および偶発的な脱落の増加に結び付けられていることなど、追加情報を含み得る。情報テキストは、例えば、処方された治療のために必要とされるカテーテルの外径および/もしくは長さに最もよく適合する静脈の選択、ならびに/または限定なしに、人の年齢、診断、併存疾患、挿入部位における血管系の状態、挿入部位における人の皮膚の状態、IV挿入についての人の前歴、注入療法のタイプおよび/もしくは継続期間、IV部位選択についての人の好み、もしくはそれらの任意の適切な組み合わせを含む、人の状態の評価を含む、合併症を最小限に抑えるために考慮すべき追加のポイントも含み得る。
ステップ508において、機械100は、ユーザによって選択された人物プロファイルに基づいて、選択された挿入部位において人の腕にIVカテーテルを適切に挿入するための、適切な製品および/または処置を選択するように、ユーザに命令する。例えば、第1の人物プロファイルで識別された人は、第1のカテーテル、延長セットまたは延長セットなし、皮膚消毒または70%イソプロピルアルコールなどの適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありフィルムまたはボーダなしフィルムのどちらかのドレッシング選択を必要とすることがある。第2の人物プロファイルで識別された人は、第2のカテーテル、適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありの透明なフィルムを必要とすることがあるが、しかしながら、この人物プロファイルは、延長セットを必要としないことがある。第3の人物プロファイルで識別された人は、第3のカテーテル、適切な皮膚準備、適切なコネクタ、およびボーダありの透明なフィルムを必要とすることがあるが、しかしながら、この人物プロファイルは、延長セットを必要としない。
例示的な実施形態においては、CBLプログラムまたはアプリケーションは、その後、図36に示されるような、トレイ選択命令画面622を続行する。例えば、試行選択命令画面622は、ユーザが、選択された人物プロファイルで識別される個人に対するIVアクセスを獲得するために使用する、1つまたは複数の製品を選択することを要求されることを示し得る。ユーザが、サブミット(submit)ボタン624を押したとき、ステップ510において、機械100は、ネットワーク114を介して、CBLプログラムまたはアプリケーションの製品選択部分を開始するための要求を受信し、要求に応答して、機械100は、512において、図37に示されるような、IVアクセスを獲得するために利用され得る、複数の例示的な製品カテゴリを含む、メイン製品メニューを、ユーザに提示する。
例示的な実施形態においては、機械100は、トレイ上に利用可能な製品を表示し、514において、IVアクセスを獲得するために使用される最も適切な製品を選択する、例えば、クリックアンドドラッグするように、ユーザに命令し得る。これらの実施形態においては、処置のための最も適切な製品であるとユーザが信じる製品を選択することによって、ユーザは、最も適切な製品とプラクティスと結び付けることを要求される。例えば、特定の実施形態においては、適切な処置は、順番に、最も適切な末梢IVカテーテルを選択すること、カテーテルの挿入のための挿入部位を準備すること、コネクタを提供し、IVカテーテルに結合すること、挿入部位またはその周囲において適切なドレッシングを提供すること、必要に応じて、延長セットを提供すること、およびその後、ラインアクセスプロセスを始めることを含み得る。
例示的な実施形態においては、ユーザは、選択された人物プロファイルにとって最も適切なカテーテルを選択する。第1のカテーテル、第2のカテーテル、および第3の第3のカテーテルなどの複数のカテーテルが、ディスプレイ70上に表示され得、ユーザは、処置のための最も適切なカテーテルをそこから選択するように促される、ユーザは、挿入のための部位を準備するための最も適切なプロセスも選択する。クロルヘキシジンのアルコール溶液を用いて挿入部位を準備するかどうか、またはアルコールだけを用いて挿入部位を準備するかどうかなど、複数の可能な準備ステップが、ディスプレイ70上に表示され得る。ユーザは、選択されたカテーテルに結合するための最も適切なコネクタも、必要に応じて、選択する。例えば、機械100は、第1のコネクタ、第2のコネクタ、第3のコネクタ、またはコネクタなしなど、コネクタのための複数の選択肢を表示し得る。ユーザは、人物プロファイルにとって最も適切なコネクタ選択であるとユーザが信じる選択を選択する。同様に、ユーザは、複数のドレッシングの選択肢から最も適切なドレッシングを選択する。例えば、機械100は、透明フィルムドレッシング、およびボーダありの透明フィルムドレッシングを含む、いくつかの選択肢をディスプレイ70上に表示し得る。ユーザは、延長セットが必要とされるどうかをさらに決定し得る。例えば、機械100は、「Yes」として示される、延長セットを使用するための選択肢、および「No」として示される、延長セットを使用しないための選択肢を表示し得る。
図37~図40を参照すると、例示的な実施形態においては、例えば、コネクタ(Connector)ウィンドウ626上においてクリックすることによって、ユーザが、「コネクタ」ウィンドウ626を選択した場合、ユーザは、図38において識別されるコネクタA628、図39において識別されるコネクタB630、図40に示される、コネクタC632、例えば、Maxzero(商標)無針コネクタを選択し得る。人物プロファイルと関連付けられた最も適切なコネクタであるとユーザが信じるコネクタを選択するために、ユーザは、選択されたコネクタをクリックアンドドラッグし、選択されたコネクタを、「Place Product Here」と書かれたテキストを含む、図37に示されるような、マーカ634まで移動することができる。同様に、図41に示されるように、例えば、PIVCウィンドウ636上においてクリックすることによって、ユーザは、末梢静脈カテーテル(「PIVC」)を選択する。PIVCウィンドウ636内において、ユーザは、ディスプレイ70上に表示された、第1のカテーテル、例えば、BD NexIVa(商標)Difusics(商標)カテーテル、第2のカテーテル、および第3のカテーテルなど、1つまたは複数の利用可能なPIVCから、選択された人物プロファイルにとって適切または最も適切なPIVCを選択し得る。図42をさらに参照すると、処置のための、人物プロファイルと関連付けられた最も適切なPIVCであるとユーザが信じるPIVCを選択するために、ユーザは、選択されたPIVCをクリックアンドドラッグし、選択されたPIVCを、「Place Product Here」と書かれたテキストを含む、マーカ638まで移動することができる。ある実施形態においては、ユーザは、図42に示されるような、リムーブ(remove)ボタン640を使用して、選択されたPIVCを削除し、選択されたPIVCを、処置のためにより適切であるとユーザが信じる別のPIVCで置き換えることができる。
ユーザが、選択された人物プロファイルに最も適切な製品であるとユーザが信じる製品をひとたび選択すると、CBLプログラムまたはアプリケーションは、ラインアクセスプロセスを続行する。例示的な実施形態においては、CBLプログラムまたはアプリケーションは、図43に示されるような、ラインアクセスプロセス命令画面642を続行する。例えば、画面642は、ユーザが、適切な投薬ステップを、最も適切な順序または順番で配置すること要求されることを示し得る。ユーザに適切な命令を提供するために、例えば、ビデオが、画面642上で実行され得る。ユーザが、サブミットボタン644を押したとき、ステップ516において、機械100は、ネットワーク114を介して、CBLプログラムまたはアプリケーションのラインアクセスプロセス部分を開始するための要求を受信し、要求に応答して、機械100は、図44および図45に示されるような、IVアクセスを獲得するために利用され得る、複数の例示的なラインアクセスプロセスステップを含む、メインラインアクセスプロセスメニューをユーザに提示する。
ラインアクセスプロセス中、ユーザは、518において、図44および図45に示されるように、適切な番号が付けられたプロセスステップロケーションに、各プロセスステップをクリック、ドラッグ、およびドロップすることによって、最も適切な順番で、複数のプロセスステップを位置付け、または配置する。例えば、機械100は、例えば、ディスプレイ70上に、順番通りでない列挙で、「ハブを洗浄」、「キャップを配置」、「投薬」、「生理食塩水で水洗」、および/または「ラインをロック」を含む、ラインアクセスプロセスの様々なステップを表示し得る。ユーザは、その後、ディスプレイ70上に表示された、番号が付けられたラインアクセスプロセスステップ位置内に、最も適切な順番で、ラインアクセスプロセスステップを適切に配置することを要求される。選択されたラインアクセスプロセスステップは、ディスプレイ70上に表示された適切なボタンを使用して、追加または削除されることができる。例示的な実施形態においては、ラインアクセスプロセスステップのうちの1つまたは複数は、適切なラインアクセスプロセス中に、2回以上必要とされ得る。図45に示されるように、ラインアクセスプロセスステップが、最も適切な順番であるとユーザが信じる順番で位置付けられると、ユーザは、サブミットボタン646を押す。例示的な実施形態においては、ユーザが、サブミットボタン646を押したとき、ステップ520において、機械100は、ネットワーク114を介して、最も適切な順次的ラインアクセスプロセスステップのユーザの選択の再検討を開始するための要求を受信し、要求に応答して、機械100は、図46に示されるような、「Next」ボタン650を含む画面648を、ユーザに提示し、(a)ユーザが、選択された人物プロファイルで識別される人のためのIVアクセスを獲得するために、最も適切なアクセス部位を選択したかどうか、(b)ユーザが、選択された人物プロファイルで識別される人のためのIVアクセスを獲得するために、1つまたは複数の製品カテゴリについて、最も適切な製品を選択したかどうか(図29~図42を参照)、および/または(c)ユーザが、IVアクセスを獲得するために利用される最も適切な順次的ラインアクセスステップを選択したかどうか(図43~図45を参照)を学習するために、ユーザが、CBLプログラムまたはアプリケーションを続行することを可能にする。
ある実施形態においては、ユーザが、最も適切な順番であるとユーザが信じる順番で、ラインアクセスプロセスステップをひとたび配置すると、機械100は、次のステップに進むために、選択された腕(すなわち、右腕または左腕)上の選択された挿入部位(例えば、肘前挿入部位、前腕挿入部位、手首挿入部位、または手挿入部位)に、ステッカ50を位置付けるように、ユーザに命令する。ある例示的な実施形態においては、機械100は、選択された挿入部位におけるステッカ50の配置を示す、ユーザインターフェースを表示する。
例示的な実施形態においては、ステップ522において、機械100は、ユーザのカテーテル組み立て、および選択されたラインアクセスプロセスステップの列挙の結果を、ディスプレイ70(または機械100に動作可能に結合された別の適切なディスプレイ)上に表示する。どのユーザ選択も、最も適切である場合、すなわち、カテーテルが、適切に組み立てられ、ラインアクセスプロセスステップの列挙が、最も適切な順番であった場合、機械100は、図47に示されるような、「Great Job!」など、正の強化のための祝辞応答を、ディスプレイ70の画面652上に表示する。ある実施形態においては、ディスプレイ70は、「カテーテル挿入」ベストプラクティスビデオ、もしくは「カテーテルアクセスおよびメンテナンス」ベストプラクティスビデオなど、ベストプラクティスビデオを見るための、および/または次のステップに進むためのリンクを含み得る。
しかしながら、1つまたは複数の選択またはプロセスステップが、最も適切でなかった場合、機械100は、図48に示されるような、ディスプレイ70の選択再検討画面654を表示する。選択再検討画面654は、ユーザが行った選択が、次の画面上に現れること、および選択のうちの1つまたは複数が、準最適な選択と見なされることを示し得る。ある実施形態においては、準最適な選択は、図49に示されるように、選択再検討画面656上において、強調表示、または縁取り、例えば、ピンクで縁取りされる。選択再検討画面は、これらの選択がなぜ準最適な選択と見なされるのかに関するより多くの情報へのアクセスを提供する、情報アイコンを含み得る。
図49をさらに参照すると、ユーザの選択、例えば、ロケーション選択、トレイ選択、および/またはプロセス選択が、選択再検討画面656上に表示される。この実施形態においては、準最適な選択は、適切な色、例えば、ピンクで縁取りされる。各準最適選択は、特定の選択がなぜ準最適と見なされるのかに関するより多くの情報へのリンクを提供する、情報アイコンも含む。例えば、図49においては、選択再検討画面656は、ピンク色の縁取りによって示されるように、準最適な選択と見なされる、「洗浄」ラインアクセスプロセス選択658を含む。「洗浄」ラインアクセスプロセス選択658は、情報アイコン660も含む。ユーザが、情報アイコン660をクリックした場合、図50に示されるような、準最適選択画面662が、ディスプレイ70上に表示される。例示的な実施形態においては、準最適選択画面662は、ラインアクセスプロセスステップおよび投薬プロセスステップを最適化するための、1つもしくは複数の命令、および/または1つもしくは複数の推奨を含む。
図51~図53を参照すると、例示的な実施形態においては、本明細書において説明されるような追加の画面において、機械100は、524において、1つまたは複数の不適切な選択と関連付けられた合併症を、もしあれば、ディスプレイ70の画面上に表示する。図51を参照すると、ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、カテーテルを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、機械100をステッカ50上に配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある例示的な実施形態に従うと、ユーザが、例えば、第1の人物プロファイル612で識別される人のIVアクセスを獲得するための状況下において、誤ったカテーテルを選択した場合、機械100は、誤ったカテーテル選択の結果としての潜在的な合併症を、ディスプレイ70上に表示する。例えば、図51をさらに参照すると、準最適なカテーテルを選択したことは、血管外漏出、浸潤、および/または脱落など、1つまたは複数の合併症をもたらし得る。この場合、機械100は、誤ったカテーテル選択の結果としての潜在的な合併症を、ディスプレイ70上に表示する。例示的な実施形態においては、AR技法を利用すると、機械は、開示された実施形態の拡張現実態様を提供および操作するように構成された、図51に示される1つまたは複数のスライダボタン663A、663B、663Cなど、適切なアクチュエータを含む。例えば、ある実施形態においては、機械は、例えば、刺激、炎症、および/もしくは感染を示す、様々な皮膚の色合い、人の血管系の様々な深さ、ならびに/またはスライダボタンがユーザによって操作されたときに開始し、進行する、合併症、例えば、血管外漏出、浸潤、および/もしくは脱落のタイムラプス画像など、データアイテムを提供するように構成される。
ユーザが、血管外漏出についてより多く学習することを選択した場合、ある例示的な実施形態においては、機械100の処理デバイスは、血管外漏出を示す人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。これらの実施形態においては、ユーザインターフェースは、ユーザが血管外漏出を選択したことを示し、「血管外漏出」を、周囲組織へのびらん性もしくは腐食性溶液の不注意な漏出として定義する、情報テキスト、および/または血管外漏出の影響を例示する、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、他の合併症と同様に、カテーテルの配置および物理的属性が、血管外漏出の比率において役割を果たすことも示し得る。情報テキストは、浸潤とは異なり、びらん性の血管外漏出が、注入されている溶液の薬理学的特性のせいで、進行性の組織損傷を引き起こすこと、ならびに/または早期の同定および介入が、深刻な有害転帰の予防に重要であることも示し得る。
ユーザが、浸潤についてより多く学習することを選択した場合、ある例示的な実施形態においては、機械100の処理デバイスは、浸潤を示す人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。これらの実施形態においては、ユーザインターフェースは、ユーザが浸潤を選択したことを示し、「浸潤」を、カテーテルの静脈壁内への侵食もしくは静脈壁の貫通からもたらされる、周囲組織への非びらん性溶液の不注意な漏出として定義する、情報テキスト、および/または浸潤の影響を例示する、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、浸潤が、最も一般的なカテーテル合併症であることも示し得る。情報テキストは、最も高い可能性として、貧弱な静脈壁健常性をもたらす外傷を引き起こす、血管壁に対するカニューレ先端の動きのせいで、屈曲領域(例えば、肘前挿入部位または手首挿入部位)に配置された末梢IVが、浸潤のより高い率を有する傾向があることも示し得る。
ユーザが、脱落についてより多く学習することを選択した場合、ある例示的な実施形態においては、機械100の処理デバイスは、脱落を示す人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。これらの実施形態においては、ユーザインターフェースは、ユーザが脱落を選択したことを示し、「脱落」を、カテーテルが衣服に引っ掛かったこと、もしくは固定が貧弱だったカテーテルなど、様々な理由のために発生することができる、カテーテルの意図しない外れとして定義する、情報テキスト、および/または脱落の影響を例示する、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、例えば、専用の固定デバイスを選択することが、カテーテル脱落を減らすことに直接的な効果を有し、カテーテル寿命を改善することにおいて著しい利益を示したことも示し得る。
同様に、図52をさらに参照すると、ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、コネクタを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、誤ったコネクタを選択した場合、機械100は、例えば、静脈炎および/または閉塞を含む、誤ったコネクタ選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。例示的な実施形態においては、機械は、開示された実施形態の拡張現実態様を提供および操作するように構成された、図52に示される1つまたは複数のスライダボタン664A、664B、664Cなど、適切なアクチュエータを含む。
加えて、ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、ドレッシングを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/もしくはプラクティス選択の潜在的な結果、ならびに/またはユーザの製品および/もしくはプラクティス選択と関連付けられた合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、誤ったドレッシングを選択した場合、機械100は、例えば、静脈炎および/または脱落を含む、誤ったドレッシング選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。ユーザが、選択された人物プロファイルに基づいて、延長セットを使用するかどうかを誤って選択した場合、機械100は、対応する人物プロファイルについての、ユーザの製品および/またはプラクティス選択と関連付けられた潜在的な結果および/または合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、延長セットを使用すること、または使用しないことを誤って選択した場合、機械100は、例えば、浸潤、静脈炎、および/または脱落といった潜在的な結果を含む、誤った選択の結果としての潜在的な合併症を表示する。
図53をさらに参照すると、ユーザが、ラインアクセスプロセスステップのうちの1つまたは複数を誤って選択した場合、機械100は、ユーザの製品および/またはプラクティス選択と関連付けられた潜在的な結果および/または合併症について学習するために、ステッカ50上に機械100を配置するように、ユーザに命令する。例えば、ある実施形態に従うと、ユーザが、ラインアクセスプロセスステップのうちの1つまたは複数を誤って選択した場合、機械100は、例えば、血管外漏出、浸潤、脱落、静脈炎、閉塞といった潜在的な結果を含む、誤った選択の結果としての潜在的な合併症、および/または発生し得る他の潜在的な合併症を表示する。
例示的な実施形態においては、ユーザが、好ましくないまたは準最適なカテーテル配置または挿入部位を選択した場合、プロセッサ702などの、機械100の処理デバイスは、選択された腕の第1のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが好ましくない挿入部位を選択したことをユーザに示す、情報テキストを含み得る。情報テキストは、肘前挿入部位または手首挿入部位などの屈曲領域に配置されたカテーテルは、機械的な合併症につながる関節の屈曲のせいで、より高い失敗率になる傾向があることを示すインジケーションも含み得る。情報テキストは、触診で屈曲領域および痛み領域を回避するためのベストプラクティスも示し得る。情報テキストは、手挿入部位が、著しくより高い率の偶発的な外れおよび閉塞に結び付けられていることも示し得る。
ディスプレイ70は、選択された好ましくない挿入部位と関連付けられた、1つまたは複数の合併症も表示し得る。例えば、ユーザインターフェースは、失敗の理由、ならびに/または静脈炎、感染、血管外漏出、脱落、閉塞、および/もしくは浸潤など、好ましくない腕にIVカテーテルを挿入したことと関連付けられた合併症を示し得る。追加の教育的ガイダンスを提供するために、機械100は、選択された合併症に関するさらなる情報のために、示された合併症のうちの1つを選択するように、ユーザに促す。例示的な実施形態においては、機械100の処理デバイスは、選択された合併症を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、どの合併症が選択されたか、合併症の定義、および/または選択された合併症と関連付けられたリスクのインジケーションを示す、情報テキストを含み得る。
例えば、ユーザが、静脈炎についてより多く学習することを選択した場合、ある例示的な実施形態においては、機械100の処理デバイスは、静脈炎を示す、人の腕のグラフィカル画像をレンダリングし、ディスプレイ70は、グラフィカル画像を、ユーザインターフェース上に表示する。ユーザインターフェースは、ユーザが静脈炎を選択したことを示し、「静脈炎」を、機械的、化学的、および/もしくは細菌性刺激のせいで、カニューレを挿入された静脈に沿って発生することができる、静脈の炎症として定義する、情報テキスト、ならびに/または静脈炎の影響を例示する、追加のグラフィカル画像を含み得る。情報テキストは、カニューレの動きによる血管壁の刺激に起因する、屈曲点における増加など、静脈炎と関連付けられたリスクも示し得る。
機械100が、誤った選択、ならびに1つまたは複数の誤った選択からもたらされる合併症および/または潜在的なリスクを、ひとたびユーザに表示すると、機械100は、ユーザがその患者について再びトライしたいかどうか、および/またはユーザが最適な選択を見たいかどうかについてのユーザへの問い合わせを、図54に示されるように、画面665上に表示する。ユーザは、その人についてのより良い結果をどのようにして達成するかを学習するために、CBLプログラムまたはアプリケーションを続行することを決定し得る。ユーザが、より多く学習することに関心がない場合、CBLプログラムまたはアプリケーションは、閉じられる。一実施形態においては、機械100は、適切なサイト、例えば、アプリケーション評価の結果を提供するマイクロサイトへのリンクを、ユーザに提供し、および/またはユーザが完了すべき調査を提供する、適切なサイトもしくはマイクロサイトにユーザを向かわせる。
図55A、図55B、および図56を参照すると、例示的な実施形態に従った再検討プロセス中に、機械100は、選択された人物プロファイルで識別される人について、IVアクセスを適切に獲得するための最適な選択を表示する。例えば、機械100は、最適な選択が表示されることを示す、図55Aおよび図55Bに示されるような、画面666を表示し得る。画面666は、選択再検討プロセス中に最適な選択を学習するために、ユーザが、CBLプログラムまたはアプリケーションを続行することを可能にする、図55Bに示されるような、「Next」ボタン668を含む。ユーザが、「Next」ボタン668を押したとき、ステップ526において、機械100は、ネットワーク114を介して、選択された人物プロファイルと関連付けられた最適な選択の再検討を開始するための要求を受信する。図56に示されるように、機械100は、最も適切な選択、例えば、最も適切なロケーション選択、最も適切なトレイ選択、および最も適切なプロセス選択を含む、選択再検討画面670を、ディスプレイ70上に表示する。ある実施形態においては、最適または最も適切な選択は、選択再検討画面670上において、強調表示、または縁取り、例えば、青緑で縁取りされる。図57に示されるように、再検討プロセスが完了した後、機械100は、例えば、ユーザが調査を完了し、および/またはアプリケーションを評価したいかどうかを、ユーザに問い合わせる、画面672を表示し得る。ユーザが、調査を完了するための、またはアプリケーションを評価するためのリンクを選択しない場合、アプリケーションは、528において、終了する。
例示的な実施形態においては、結果ベース学習アプリケーションの使用は、ユーザが、選択顧客をターゲットにして、狙いを定めたメッセージングを用いることを可能にするための、メトリックを収集する(例えば、顧客Xは、アプリケーションのカテーテル選択部分において、過度により多くの準最適な選択を行い、または過度により多くの時間を費やしており、狙いを定めた教育/販売メッセージングは、カテーテル選択に焦点を絞る)。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、スケジューリングおよび設備制約を克服する助けとなり、また挿入コンピテンシを強化する助けとなる、看護師および/または研修医が、IVの挿入および/またはメンテナンスについて学習するためのシミュレーションラボとして役立つように、仮想現実(VR)または複合現実(MR)環境を使用する。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、アプリケーションレバレッジ、ある実施形態においては、拡張現実、仮想現実、および/または複合現実技術を介して、機械と通信することができる、システムに組み込まれた、またはシステムに動作可能に結合された超音波技術を含む。これは、人の実際の血管系に基づいた、カスタマイズされたトレーニングを可能にすることができる。これは、超音波でガイドされる挿入のサポートも可能にすることができる。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、ユーザのグループまたはコミュニティが、IVアクセスが困難な人においてカテーテル挿入に成功した、彼らの手法を示すために、ビデオ、写真、および/またはVR/MRビデオを撮影することを可能にする。これは、DVA挿入技法に関するトレーニングおよび教育をサポートするための、コミュニティが発信元のコンテンツおよび/またはケーススタディのライブラリを構築する。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、画像ライブラリと比較することによって、血管アクセスデバイス部位画像を照合することによって、より良い部位評価を可能にし、早期のリスク識別および軽減準備を可能にする。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、挿入トレーニングおよび実際のカテーテル挿入に役立つ、触覚フィードバックを可能にするために、仮想現実および/または複合現実技術を使用する。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、ユーザのコミュニティが、ベストプラクティスの知識、ベストプラクティスの順守、トレーニングドリルなどにおいて、互いに競争することを可能にすることによって、血管アクセス、ならびにトレーニングおよび教育を「ゲーム化」する。このアプリケーションは、看護学校において使用され得る(看護学校がそれを達成する時間または設備を現在有していない血管アクセスおよびケアを、看護学校が教えることを可能にする)。アプリケーションは、また、以下のものと組み合わされ得、アプリケーションは、ユーザ入力されたデータが、臨床医が、IV部位を何回評価したか、臨床医が、皮膚消毒後、適正な乾燥時間を可能にした場合、臨床医が、ベストプラクティスによってラインを水洗した場合、臨床医が、ハブを洗浄し、適正な乾燥時間を可能にした場合、臨床医が、針を刺す試みを何回体験したか、および/または臨床医が、望まれるよりも早くカテーテルを引き抜くことを何回必要としたかについて、臨床医が追跡することを助けることを可能にする。これは、早期評価のための報酬システム、および/もしくはIV成功の個人ダッシュボードを提供し、ならびに/またはアプリケーションは、上で列挙されたものについての、IDN内およびIDN間におけるベンチマークを可能にする。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、血管アクセスおよびメンテナンスに関する、人および/または介護人教育を提供する。これは、急性治療から、非急性治療および/または在宅環境への人の移行に役立つ。システムは、IDNが、ポピュレーションヘルス管理を通して、IDNのリスクプールを管理することを可能にするために、使用メトリックを追跡し得る。
例示的な実施形態においては、アプリケーションは、血管アクセスデバイス選択の適切な選択を可能にするための、チェックリストおよび/またはテクニカルサポートを含む。
図58は、いくつかの実施形態に従った、例示的な機械100の例示的な選択コンポーネントを例示している。機械100は、本明細書において説明される技法に従って、マップの表示を制御するための、プロセッサ702およびメモリ(例えば、コンピュータ可読媒体704)を含む、数々の異なるタイプの電子デバイスのいずれかとして実施され得る。
様々な構成において、機械100は、少なくとも1つの制御論理回路、中央処理ユニット、もしくは処理デバイス(「プロセッサ」)702、および1つもしくは複数のコンピュータ可読媒体704(例えば、メモリ)などの、コンポーネントを含み、またはコンポーネントにアクセスする。各プロセッサ702は、それ自体が、1つまたは複数のプロセッサまたは処理コアを備え得る。例えば、プロセッサ702は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理ユニット、状態機械、論理回路、および/または動作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして、実施されることができる。いくつかのケースにおいては、プロセッサ702は、本明細書において説明されるアルゴリズムおよびプロセスを実行するように、特別にプログラムまたは構成された、任意の適切なタイプの1つまたは複数のハードウェアプロセッサおよび/または論理回路であり得る。プロセッサ702は、コンピュータ可読媒体704または他のコンピュータ可読媒体内に記憶された、コンピュータ可読命令をフェッチして実行するように、構成されることができる。プロセッサ702は、機械100に帰される、ならびに特に、レンダリング回路102、ネットワークインターフェース回路104、および/またはユーザインターフェース回路110に帰される機能のうちの1つまたは複数を実行することができる。
機械100の構成に応じて、コンピュータ可読媒体704は、有形な非一時的コンピュータ記憶媒体の例であり得、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶するための、任意のタイプの技術で実施された、揮発性および不揮発性メモリ、ならびに/またはリムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体704は、限定されることなく、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、もしくは他のコンピュータ可読媒体技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、もしくは他の光ストレージ、磁気カセット、磁気テープ、ソリッドステートストレージ、および/または磁気ディスクストレージを含み得る。さらに、いくつかのケースにおいては、機械100は、RAIDストレージシステム、ストレージアレイ、ネットワーク接続されたストレージ、ストレージエリアネットワーク、クラウドストレージ、または情報を記憶するために使用されることができ、プロセッサ702によって、直接的に、もしくは別のコンピューティングデバイスもしくはネットワークを通して、アクセスされることができる、他の任意の媒体など、外部ストレージにアクセスし得る。したがって、コンピュータ可読媒体704は、プロセッサ702によって実行され得る、命令、モジュール、またはコンポーネントを記憶することができる、コンピュータ記憶媒体であり得る。
コンピュータ可読媒体704は、プロセッサ702によって実行可能な、任意の数の機能コンポーネントを記憶および維持するために、使用され得る。いくつかの実施においては、これらの機能コンポーネントは、プロセッサ702によって実行可能であり、実行されたときに、上で機械100に帰されたアクションを実行するための動作ロジックを実施する、命令またはプログラムを含む。コンピュータ可読媒体704内に記憶された、機械100の機能コンポーネントは、機械100の様々な機能を制御および管理するための、また機械100のディスプレイデバイス108上に、1つまたは複数のユーザインターフェースを生成するための、オペレーティングシステムおよびユーザインターフェースモジュール706を含み得る。
加えて、コンピュータ可読媒体704は、機能コンポーネントによって使用される、データ、およびデータ構造なども記憶し得る。例えば、コンピュータ可読媒体704によって記憶されるデータは、ユーザ情報と、任意選択で、1つまたは複数のコンテンツアイテム708とを含み得る。機械100のタイプに応じて、コンピュータ可読媒体704は、任意選択で、プログラムおよびドライバなど、ならびに機能コンポーネントによって使用されるデータを含み得る、他のモジュールおよびデータ710などの、他の機能コンポーネントおよびデータを含み得る。さらに、機械100は、多くの他の論理コンポーネント、プログラムコンポーネント、および物理コンポーネントを含み得、それらのうちの説明されるコンポーネントは、本明細書の説明に関連する単なる例にすぎない。さらに、図は、機械100の機能コンポーネントおよびデータを、機械100上に存在し、機械100上のプロセッサ702によって実行されるものとして示しているが、これらのコンポーネントおよび/またはデータは、任意の方式で、異なるコンピューティングデバイスおよびロケーションにわたって分散され得ることが理解されるべきである。
図58は、さらに、機械100内に含まれ得る、他のコンポーネントの例を例示している。そのような例は、例えば、ディスプレイデバイス108、GPSデバイス712、加速度計714、1つもしくは複数のカメラ716、コンパス718、ジャイロスコープ720、および/またはマイクロフォン722を含み得る、様々なタイプのセンサを含む。ディスプレイデバイス108は、LCDディスプレイ、コレステリックディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、電気流体ピクセルディスプレイ、フォトニックインクディスプレイ、またはエレクトロウェッティングディスプレイパネルであり得る。
機械100は、さらに、ネットワークインターフェース回路104の構造および機能の全部または一部を含み得る、1つまたは複数の通信インターフェース724を含み得る。通信インターフェース724は、例えば、セルラネットワーク、無線、Wi-Fiネットワーク、近距離無線接続、ニアフィールド接続、赤外線信号、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、および/またはインターネットなど、様々なネットワークへの有線接続および無線接続の両方をサポートし得る。通信インターフェース724は、さらに、ユーザが、リモートコンピューティングデバイスなどの別のデバイス上の、ネットワーク接続ストレージデバイスもしくはクラウドストレージなどのストレージに、または別のデバイスを通して、ネットワーク接続ストレージデバイスもしくはクラウドストレージなどのストレージにアクセスすることを可能にし得る。加えて、通信インターフェース724は、機械100の様々な要素、コンポーネント、および回路部分の間の相互通信を達成するための、システムバスを含み得る。例示的なシステムバスの実装形態は、周辺コンポーネント相互接続エクスプレス(PCIe)、シリアルアドバンストテクノロジアタッチメントまたはパラレルアドバンストテクノロジアタッチメント(SATAまたはPATA)、および統合ドライブエレクトロニクス(IDE)ベースのバスを含む。
機械100は、さらに、1つまたは複数のスピーカ726と、様々な他の入力/出力(I/O)コンポーネント728を備え得る。I/Oコンポーネント728は、ユーザインターフェース回路110の一部を形成し得る。そのようなI/Oコンポーネント728は、例えば、タッチスクリーンおよび様々なユーザコントローラ(例えば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、および/もしくはキーパッド)、力覚または触覚出力デバイス、接続ポート、ならびに/または体調センサを含み得る。例えば、機械100のオペレーティングシステム706は、I/Oコンポーネント728として含まれる、キーパッド、キーボード、または他のユーザコントロールおよびデバイスから入力を受け入れるように構成された、適切なドライバを含み得る。加えて、機械100は、図示されていない様々な他のコンポーネントを含み得、それらの例は、リムーバブルストレージ、バッテリおよび電力制御ユニットなどの電源、ならびに/またはPCカードコンポーネントを含む。本明細書において説明される様々な命令、方法、および技法は、コンピュータ記憶媒体上に記憶され、本明細書におけるプロセッサによって実行される、プログラムモジュールなど、コンピュータ実行可能命令の一般的な文脈において考察され得る。一般に、プログラムモジュールは、例えば、特定のタスクを実行するための、または特定の抽象データ型を実施するための、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、および/またはデータ構造を含む。これらのプログラムモジュールなどは、ネイティブコードとして実行され得、または仮想機械もしくは他の実行時コンパイル実行環境などにおいて、ダウンロードおよび実行され得る。一般に、プログラムモジュールの機能は、様々な実施において望まれるように、組み合わされ、または分散され得る。これらのモジュールおよび技法の実施は、コンピュータ記憶媒体上に記憶され、または何らかの形態の通信を介して送信され得る。
上で説明された方法、デバイス、処理、回路、構造、アーキテクチャ、およびロジックは、多くの異なる方法で、ならびにハードウェアおよびソフトウェアの多くの異なる組み合わせで、実施され得る。例えば、実施の全部または一部は、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、もしくはマイクロプロセッサなどの、または、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、もしくはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの、または、アナログ回路コンポーネント、デジタル回路コンポーネント、もしくは両方を含む、個別ロジックもしくは他の回路コンポーネントを含む回路などの、またはそれらの任意の組み合わせの、命令プロセッサを含む回路であり得る。回路は、個別の相互接続されたハードウェアコンポーネントを含み得、または例として、単一の集積回路ダイ上において組み合わされ、複数の集積回路ダイにわたって分散され、または共通パッケージ内の複数の集積回路ダイのマルチチップモジュール(MCM)で実施され得る。
したがって、回路は、命令を記憶し、もしくは実行のために命令にアクセスし得、または回路の機能をハードウェアだけで実施し得る。命令は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラム可能リードオンリメモリ(EPROM)などの、一時的信号以外の有形な記憶媒体を含み得る、1つもしくは複数の非一時的コンピュータ可読媒体内に、またはコンパクトディスクリードオンリメモリ(CDROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、もしくは他の磁気ディスクもしくは光ディスクなどの、磁気ディスクもしくは光ディスク上に、または別の機械可読媒体内もしくは媒体上に記憶され得る。コンピュータプログラム製品などの製品は、記憶媒体と、媒体内または媒体上に記憶された命令とを含み得、命令は、デバイス内の回路によって実行されたとき、上で説明され、または図面に例示された処理のいずれかを、デバイスに実施させ得る。コンピュータ可読媒体は、回路要素によって実行されたとき、本開示において説明される1つまたは複数のステップを含む方法を回路要素に実行させる、命令を含み得る。
実施は、分散され得る。例えば、回路は、複数のプロセッサおよびメモリなど、複数の異なるシステムコンポーネントを含み得、複数の分散処理システムにまたがり得る。パラメータ、データベース、およびその他のデータ構造は、別々に記憶および管理され得、単一のメモリまたはデータベースに組み込まれ得、多くの異なる方法で論理的および物理的に編成され得、多くの異なる方法で実施され得る。例示的な実施は、リンクリスト、プログラム変数、ハッシュテーブル、配列、レコード(例えば、データベースレコード)、オブジェクト、および暗黙的な記憶メカニズムを含む。命令は、単一のプログラムの一部(例えば、サブルーチンまたは他のコードセクション)を形成し得、複数の別々のプログラムを形成し得、複数のメモリおよびプロセッサにわたって分散され得、多くの異なる方法で実施され得る。例示的な実施は、スタンドアロンプログラムを含み、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)のような共用ライブラリなどのライブラリの一部として含む。ライブラリは、例えば、共用データと、回路によって実行されたときに、上で説明された、または図面に例示された、処理のいずれかを実行する命令を含む、1つまたは複数の共用プログラムとを含み得る。
本主題は、構造的特徴および/または方法論的行為に特有のことばで説明されたが、添付の特許請求の範囲において定義される本主題は、説明された特定の特徴または行為に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。むしろ、特定の特徴および行為は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示される。当業者は、上述の説明に対する事実上無限の数のバリエーションが可能であること、ならびに例および添付の図は、実施の1つまたは複数の例を説明するだけであることを理解する。特許請求される本主題から逸脱することなく、様々な他の変更を行うことができ、均等物を代わりに用いることができることが、当業者には理解されるであろう。加えて、本明細書において説明される中心的概念から逸脱することなく、特定の状況を特許請求される本主題の教示に適合させるために、多くの変更が行われることができる。したがって、特許請求される本主題は、開示された特定の実施形態に限定されず、そのような特許請求される本主題は、添付の特許請求の範囲、およびその均等物の範囲内に含まれる、すべての実施形態も含むことができることが意図される。
上述の詳細な説明において、特許請求される本主題の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が、説明された。しかしながら、特許請求される本主題は、これらの具体的な詳細なしで実施されることができることが、当業者には理解されるであろう。他の例においては、当業者によって知られている方法、デバイス、またはシステムは、特許請求される本主題を曖昧にしないように、詳細には説明されていない。
「一実施形態」または「実施形態」への本明細書全体における言及は、特定の実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、特許請求される本主題の少なくとも1つの実施形態内に含まれることができることを意味することができる。したがって、本明細書全体の様々な場所における「一実施形態において」または「実施形態」という句の出現は、同じ実施形態または説明される任意の1つの特定の実施形態に言及することを必ずしも意図するものではない。さらに、説明される特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の実施形態において、様々な方法で組み合わされることができることが理解されるべきである。もちろん、一般に、これらの問題点および他の問題点は、使用の特定の文脈とともに変化することができる。したがって、説明またはこれらの用語の使用の特定の文脈は、その文脈について引き出される推論に関して、有用なガイダンスを提供することができる。
様々な実施が、具体的に説明された。しかしながら、多くの他の実施も、可能である。
異なる実施形態のために本明細書において説明される特徴が、特許請求の範囲内にとどまりながら、互いに、および/または現在知られている、もしくは将来開発される技術と組み合わされ得ることを含めて、本明細書において明示的に例示されていない実施形態が、特許請求の範囲内で実施され得ることを、当業者は理解するであろう。本明細書においては、特定の用語が使用されるが、特定の用語は、もっぱら一般的かつ説明的な意味で使用され、文脈、使用、または他の明示的な指定による特段の定めがない限り、限定の目的では使用されない。したがって、上述の詳細な説明は、限定的ではなく、例示的であると見なされることが意図される。また、すべての均等物を含む、以下の特許請求の範囲は、本発明の主旨および範囲を明確にすることを意図していることが理解されるべきである。さらに、上で説明された利点は、必ずしも本発明の唯一の利点であるとは限らず、説明された利点のすべてが、どの実施形態を用いても達成されることは、必ずしも期待されない。参照によって含まれるいずれかの文書と対立する、何らかの矛盾する開示または定義が本出願にある場合には、本明細書における開示または定義が優先するものと見なされるべきである。