JP7324019B2 - 油圧チェーンテンショナ - Google Patents

油圧チェーンテンショナ Download PDF

Info

Publication number
JP7324019B2
JP7324019B2 JP2019051700A JP2019051700A JP7324019B2 JP 7324019 B2 JP7324019 B2 JP 7324019B2 JP 2019051700 A JP2019051700 A JP 2019051700A JP 2019051700 A JP2019051700 A JP 2019051700A JP 7324019 B2 JP7324019 B2 JP 7324019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
valve assembly
bypass passage
oil
chain tensioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019051700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020153429A (ja
Inventor
清史 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2019051700A priority Critical patent/JP7324019B2/ja
Publication of JP2020153429A publication Critical patent/JP2020153429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7324019B2 publication Critical patent/JP7324019B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

本発明は、タイミングチェーンに適正な張力を付与する油圧チェーンテンショナに関する。
一般に、自動車等の車両においては、エンジンのクランク軸からカム軸に動力を伝達するタイミングチェーンには、タイミングチェーンを押圧して適正な張力を付与する油圧チェーンテンショナが設けられている。このような油圧チェーンテンショナの基本的な構成は、例えば、特許文献1の図8に例示されている。
特許文献1の図8に示される油圧チェーンテンショナは、テンショナボディのプランジャ収容穴に摺動自在に挿入され、一方が開放した円筒状の円筒状のプランジャと、プランジャ収容穴からプランジャを突出方向に付勢する圧縮コイルばねとを備えている。
プランジャ収容穴にはオイル供給孔が設けられ、このオイル供給孔からオイルを供給することで、プランジャ収容穴とプランジャとの間に形成された圧油室にオイルが満たされ、コイルばねの付勢力と圧油室の圧力によりプランジャを突出方向に付勢するとともに、チェックバルブでオイル供給孔からのオイルの流出が阻止される。また、プランジャの往復動にともなってプランジャとプランジャ収容穴の間の僅かな隙間をオイルが流れ、その流路抵抗によってプランジャの往復動を減衰させるオイルダンピング効果を得ている。
この場合、タイミングチェーンにはエンジンの回転数や負荷の変化に応じて張力変動が発生し、それらの張力変動の周期、変動幅は運転条件によって一様ではないため、プランジャも多様な周期、速度で往復動を行う必要がある。しかしながら、コイルばねの反力は一定のばね定数に従ってプランジャの位置に応じて決まり、オイルダンピング効果もプランジャの速度に従って決まるため、従来の基本的な油圧チェーンテンショナでは、多様な張力変動に対して常に適切な反力、ダンピング特性を発揮することは困難であり、特定の運転条件では共振したり張力変動を増幅させる虞がある。
このため、特許文献1では、一方が開放した円筒状のプランジャ収容穴を有するテンショナボディと、プランジャ収容穴に摺動自在に挿入される円筒状のプランジャと、プランジャ収容穴とプランジャとの間に形成される圧油室に伸縮自在に収納されてプランジャを突出方向に付勢するコイルばねとを備えたチェーンテンショナであって、プランジャが、先端側に開放する先端収容穴を有し、先端収容穴に摺動自在に挿入される円筒状の先端プランジャと、先端収容穴と先端プランジャとの間に形成される第2圧油室に伸縮自在に収納されて先端プランジャを突出方向に付勢するコイルばねとを備え、圧油室から第2圧油室に流入するオイルの逆流を抑制するチェックバルブユニットと、第2圧油室の所定以上の高圧でオイルを圧油室側に開放するリリーフバルブユニットとを備えることで、プランジャ全体の往復動、先端プランジャの往復動のいずれにも適切な反力、ダンピング特性を発揮するように設定することが可能なチェーンテンショナを提案している。
特開2017-89842号公報
上述の特許文献1に開示されるチェーンテンショナは、プランジャ及び先端プランジャの2つのプランジャを可動部として設け、プランジャ側の圧油室から先端プランジャ側の第2圧油室に流入するオイルの逆流を抑制するチェックバルブユニットと、第2圧油室の所定以上の高圧でオイルを圧油室側に開放するリリーフバルブユニットとを設けている。このため、小さな部品の狭い空間の中で複雑な構成となり、可動部及びテンショナ全体の重量が増加するばかりでなく、コスト上昇を招いてしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、特に複雑な構成とすることなく油圧を適切に保ち、軽量化及びコスト低減を図りつつタイミングチェーンの張力を適切に維持することのできる油圧チェーンテンショナを提供することを目的としている。
本発明の一態様による油圧チェーンテンショナは、タイミングチェーンに所定の張力を付与する油圧チェーンテンショナにおいて、先端部側が前記タイミングチェーンを押圧自在にハウジングから突没し、基端部が開放されたキャップ状のプランジャと、前記プランジャの内面との間で所定のオイルダンピングを発生する隙間を有して前記プランジャ内に設けられ、前記プランジャの基端部側から先端部側へのオイルの流れのみ許容するチェックバルブを有するバルブアッセンブリと、前記バルブアッセンブリと前記プランジャの先端部とが離間する方向に付勢するリターンスプリングと、前記プランジャをスライド自在に外装し、基端側の一端面が前記ハウジングと当接されて先端側の他端面が前記バルブアッセンブリと当接される円筒状のスリーブと、を備え、前記バルブアッセンブリに、前記チェックバルブをバイパスして前記隙間と前記スリーブ内とを連通する第1バイパス通路を設けるとともに、前記プランジャの内周面の設定位置に溝状に形成され、前記プランジャが前記バルブアッセンブリに接近する方向に設定量移動したとき前記プランジャの先端部の内部と前記第1バイパス通路とを連通する第2バイパス通路を設けたものである。
本発明によれば、特に複雑な構成とすることなく油圧を適切に保ち、軽量化及びコスト低減を図りつつタイミングチェーンの張力を適切に維持することができる。
水平対向型エンジンの左バンク側のカムチェーン室内を示す概略説明図 油圧チェーンテンショナの要部断面図 バルブアッセンブリを示す説明図 チェーンの高張力によりプランジャが押し込まれた状態を示す説明図 チェーンの高張力により更にプランジャが押し込まれた状態を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明を水平対向型エンジンのタイミングチェーンに適用した例を示し、図1における符号1は、水平対向型エンジンの左バンク側のカムチェーン室内を示す。尚、エンジンの右バンク側のカムチェーン室内も略同様に構成されるため、説明は省略する。
エンジンのクランク軸2には、クランクスプロケット3が取り付けられている。このクランクスプロケット3と、左バンクの吸気カム軸4L、排気カム軸5Lにそれぞれ取り付けられたカムスプロケット6L,7Lとの間に、タイミングチェーン8が巻掛けられている。そして、このタイミングチェーン8により、クランク軸2の回転が左バンクの吸気カム軸4L、排気カム軸5Lに伝達される。
また、クランクスプロケット3の左右両側には、油圧チェーンテンショナ9に押圧されてタイミングチェーン8に当接するチェーンテンショナレバー10が介装されている。チェーンテンショナレバー10は、タイミングチェーン8に張力を付加すると共に、チェーンの軌道ガイドやばたつき防止を行うものであり、その一端側がエンジンのシリンダブロックに揺動自在に軸支されている。
本実施の形態においては、チェーンテンショナレバー10は、吸気側カムスプロケット6Lとクランクスプロケット3との間に設けられている。また、排気側カムスプロケット7Lとクランクスプロケット3との間には、所定のチェーン軌道に沿ってタイミングチェーン8に当接する固定ガイド11が配置されている。
チェーンテンショナレバー10は、細長の湾曲した板状のレバー本体10aの長手方向一端側に、シリンダブロックに軸支するためのボルト等が挿通されるボス部10bが設けられている。このボス部10bから離間したレバー本体10aの他端側には、油圧チェーンテンショナ9のプランジャ22が当接されるプランジャ当接部10cが設けられている。
また、レバー本体10aの湾曲形状外側には、レバー長手方向に沿ってタイミングチェーン8に接触摺動するチェーン案内面10dが形成されている。このチェーン案内面10dのボス部10b近辺の両側部には、タイミングチェーン8を幅方向で挟持してチェーン外れを防止するための側壁部10eが立設されている。
油圧チェーンテンショナ9は、図2に示すように、エンジンに固定されるハウジング21と、タイミングチェーン8をチェーンテンショナレバー10を介して押圧自在なプランジャ22とを主として備えている。ハウジング21には、エンジンのオイルギャラリ15と連通するシリンダ21aが形成されている。プランジャ22は、先端部22a側がシリンダ21aから突没自在で、基端部22bが開放されたキャップ状に形成されている。
また、シリンダ21a内には、プランジャ22をスライド自在に外装する円筒状のスリーブ26が設けられている。スリーブ26は、基端側の一端面26aがハウジング21と当接され、先端側の他端面26bがプランジャ22内に設けられたバルブアッセンブリ24と当接されている。バルブアッセンブリ24は、プランジャ22の内面との間で所定のオイルダンピングを発生する隙間23を有して、プランジャ22にスライド自在に内装されている。
バルブアッセンブリ24とプランジャ22の先端部22a内面の間には、バルブアッセンブリ24とプランジャ22の先端部22aとが離間する方向に常時付勢するリターンスプリング25が設けられている。更に、ハウジング21には、プランジャ22のハウジング21からの突没長さを所定範囲内に規制するラチェット機構27が設けられている。
バルブアッセンブリ24は、詳細には、図3に示すように、スリーブ26内に開口されるオイル通路31aを略中央部に有し、プランジャ22内に隙間23をもって配設されるバルブ本体31と、バルブ本体31のオイル通路31aの一端部を閉塞自在なチェックボール32と、バルブ本体31の一端側に設けられたリテーナ33と、リテーナ33とチェックボール32との間でチェックボール32をオイル通路31aの一端部に常時付勢するように設けたバルブスプリング34とからなるチェックバルブ30を有している。このチェックバルブ30により、プランジャ22の基端部22b側から先端部22a側へのオイルの流れを許容する逆止弁が形成される。
また、バルブアッセンブリ24は、チェックバルブ30をバイパスして、プランジャ22の内面との間の隙間23とスリーブ26内とを連通する第1バイパス通路35を有している。第1バイパス通路35は、具体的には、プランジャ22の内面との隙間23とスリーブ26内とを、オイル通路31aを介して連通する。本実施の形態においては、第1バイパス通路35は、バルブ本体31の外周面に設けられた所定深さの環状溝35aと、環状溝35a内からオイル通路31aに貫通される貫通孔35bとによって形成されている。貫通孔35bは、少なくとも1つ設けられていれば良い。
さらに、バルブ本体31の第1バイパス通路35に対応して、プランジャ22の内周面には、プランジャ22の先端部22aがバルブアッセンブリ24に接近する方向にプランジャ22が所定深さまで押し込まれたとき、プランジャ22の先端部22a内面の圧力室と環状溝35aとを連通する第2バイパス通路40が設けられている。
すなわち、バルブ本体31の第1バイパス通路35とプランジャ22内周面の第2バイパス通路40とにより、プランジャ22がシリンダ21a内に押し込まれて所定量移動したとき、第1バイパス通路35と第2バイパス通路40とが連通してプランジャ22の先端部側の圧力が過度に高圧とならないようリリーフするリリーフ弁としての機能が実現される。
本実施の形態においては、第2バイパス通路40は、プランジャ22の内周面に設けられた長手方向の2つの縦溝40a,40bとして形成されている。縦溝40a,40bは、プランジャ22の先端部22a側の溝開始位置と、バルブアッセンブリ24側の溝終端位置とが互いに異なり、それぞれの溝開始位置及び溝終端位置がエンジン仕様によって定まるプランジャ22のストローク範囲に応じて設定されている。
また、プランジャ22の縦溝40a,40bに対して、バルブアッセンブリ24側に環状溝35aを設けることにより、バルブアッセンブリ24が回転しても、プランジャ22のプランジャ22の先端部22a内面の圧力室とスリーブ26内とが確実に連通するように形成されている。
尚、プランジャ22側の第2バイパス通路40は、2つの縦溝40a,40bを合わせて1本の縦溝としても良く、また、縦溝に限定されることなく、プランジャ22の軸方向に対して斜め方向の螺旋状の溝としても良い。
更に、本実施の形態においては、プランジャ22側の第2バイパス通路40としての縦溝40a,40bに対して、バルブアッセンブリ24側の第1バイパス通路35として環状溝35a及び貫通孔35bを備えているが、これに限定されるものではない。
例えば、バルブアッセンブリ24側の環状溝35aを省略して複数の貫通孔35bを第1バイパス通路35として、プランジャ22の内周面に、複数の貫通孔35bのうちの少なくとも2つの貫通孔を跨ぐ周方向の横溝と、この横溝に連通する縦溝とを組み合わせて第2バイパス通路40を形成するようにしても良い。
次に、上述の油圧チェーンテンショナ9を適用した本実施の形態の作用について説明する。
エンジンが回転してオイルギャラリ15からオイルが供給されると、供給されたオイルはスリーブ26の内側を通過し、チェックバルブ30を経てバルブアッセンブリ24の先端側のプランジャ22内に送り込まれる。これにより、バルブアッセンブリ24の先端側のプランジャ22内がタイミングチェーン8の張力を受けて高圧室となる。尚、バルブアッセンブリ24の基端側のスリーブ26内は、高圧室より低い低圧室となる。
エンジンが低負荷の運転状態でタイミングチェーン8の張力が小さい場合、リターンスプリング25の付勢力によってプランジャ22がハウジング21から突出されると、プランジャの突出により不足するオイルは、スリーブ26の内側からチェックバルブ30を経て供給され、高圧室の高圧状態が維持される。
逆に、タイミングチェーン8の張力が大きくなり、プランジャ22が押し込まれると、高圧室内のオイルは、プランジャ22の内面とチェックバルブ30のバルブ本体31との隙間23を介してスリーブ26の外側へと導かれる。このとき、オイルが隙間23を流れる際の流路抵抗によりプランジャ22の動きが所定のダンピング特性で規制され、タイミングチェーン8のばたつきが防止される。
次に、エンジンが高負荷運転状態となり、タイミングチェーン8の張力が更に大きくなると、プランジャ22がバルブアッセンブリ24側に急激に押し込まれる状況が発生する。プランジャ22が予め設定されたストローク量だけバルブアッセンブリ24側に移動すると、図4に示すように、プランジャ22の内周面に設けられた第2バイパス通路40の一方の縦溝40aと、バルブアッセンブリ24の第1バイパス通路35を形成するバルブ本体31外周の環状溝35aとが連通する。その結果、高圧室のオイルがプランジャ22内周面の縦溝40aからバルブアッセンブリ24の環状溝35aを経て貫通孔35b及びオイル通路31aを通り、スリーブ26内に排出される。
これにより、タイミングチェーン8の張力が急激に増大してプランジャ22が急激に移動しても、第2バイパス通路40及び第1バイパス通路35を通して高圧室のオイルを迅速に排出することができる。すなわち、プランジャ22の急激な移動に対して、プランジャ22の内面とチェックバルブ30のバルブ本体31との隙間23からのオイル排出量が間に合わずに高圧室の圧力が過度に上昇するといったことを防止することができる。
更に、エンジンの運転負荷が増大してタイミングチェーン8の張力がより大きくなると、図5に示すように、プランジャ22が更に押し込まれて縦溝40a全体がバルブ本体31の長さとオーバラップしてしまい、縦溝40aからのオイルの排出が妨げられる場合がある。このような場合に備えて、プランジャ22内周面には、縦溝40aとは溝開始位置及び溝終端位置が異なる他の縦溝40bが備えられている。
縦溝40bは、縦溝40a全体がバルブ本体31とオーバラップしたとき、縦溝40bの溝終端位置が環状溝35aと一致するように配置されている。このため、タイミングチェーン8からの過大な張力によってプランジャ22の一方の縦溝40aが有効に機能する範囲を超えた場合であっても、他方の縦溝40bと環状溝35aとが連通し、高圧室の圧力が過大となることを回避することができる。
このように本実施の形態においては、タイミングチェーン8の張力の急激な増大によるプランジャ22の急激な移動に対して、プランジャ22内の高圧室の圧力を、プランジャ22の内周面に設けた第2バイパス通路40と、バルブアッセンブリ24に設けた第1バイパス通路35とを通してスリーブ26の内側にリリーフする簡素な構成としている。これにより、可動部を含む油圧チェーンテンショナー全体の軽量化を実現してコスト低減を図りつつ、エンジンの回転数や負荷の変化に応じて発生するタイミングチェーンの張力変動を確実に吸収し、タイミングチェーンの張力を適切に維持することが可能となる。
また、本実施の形態では、プランジャ22側の第2バイパス通路40を縦溝40a,40bとして、バルブアッセンブリ24側の第1バイパス通路35をバルブ本体31外周面の環状溝35a及び環状溝35a内からオイル通路31aに貫通される貫通孔35bによって形成したので、プランジャ22及びバルブアセンブリ24の組み付けにおいて方向性を気にすることなく組み付けることが可能であり、組み付け性を向上して製造コストの低減に寄与することができる。
1 カムチェーン室内
2 クランク軸
3 クランクスプロケット
4L 吸気カム軸
5L 排気カム軸
6L 吸気側カムスプロケット
7L 排気側カムスプロケット
8 タイミングチェーン
9 油圧チェーンテンショナ
10 チェーンテンショナレバー
10c プランジャ当接部
15 オイルギャラリ
21 ハウジング
21a シリンダ
22 プランジャ
22a 先端部
22b 基端部
23 隙間
24 バルブアッセンブリ
25 リターンスプリング
26 スリーブ
26a 一端面
26b 他端面
27 ラチェット機構
30 チェックバルブ
31 バルブ本体
31a オイル通路
32 チェックボール
33 リテーナ
34 バルブスプリング
35 第1バイパス通路
35a 環状溝
35b 貫通孔
40 第2バイパス通路
40a,40b 縦溝

Claims (4)

  1. タイミングチェーンに所定の張力を付与する油圧チェーンテンショナにおいて、
    先端部側が前記タイミングチェーンを押圧自在にハウジングから突没し、基端部が開放されたキャップ状のプランジャと、
    前記プランジャの内面との間で所定のオイルダンピングを発生する隙間を有して前記プランジャ内に設けられ、前記プランジャの基端部側から先端部側へのオイルの流れのみ許容するチェックバルブを有するバルブアッセンブリと、
    前記バルブアッセンブリと前記プランジャの先端部とが離間する方向に付勢するリターンスプリングと、
    前記プランジャをスライド自在に外装し、基端側の一端面が前記ハウジングと当接されて先端側の他端面が前記バルブアッセンブリと当接される円筒状のスリーブと、
    を備え、
    前記バルブアッセンブリに、前記チェックバルブをバイパスして前記隙間と前記スリーブ内とを連通する第1バイパス通路を設けるとともに、
    前記プランジャの内周面の設定位置に溝状に形成され、前記プランジャが前記バルブアッセンブリに接近する方向に設定量移動したとき前記プランジャの先端部の内部と前記第1バイパス通路とを連通する第2バイパス通路を設けた
    ことを特徴とする油圧チェーンテンショナ。
  2. 前記第1バイパス通路を、前記チェックバルブの外周面に設けた環状溝と、前記環状溝内と前記スリーブ内とを連通する貫通孔とにより形成し、
    前記第2バイパス通路を、前記プランジャの内周面の前記プランジャの長手方向に設けた縦溝によって形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧チェーンテンショナ。
  3. 前記縦溝を、溝開始位置及び溝終端位置が互いに異なる2つの縦溝とすることを特徴とする請求項2に記載の油圧チェーンテンショナ。
  4. 前記プランジャは、前記バルブアッセンブリより先端側にオイルの高圧室を形成し、前記バルブアッセンブリより基端側に前記高圧室より圧力の低いオイルの低圧室を形成することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の油圧チェーンテンショナ。
JP2019051700A 2019-03-19 2019-03-19 油圧チェーンテンショナ Active JP7324019B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019051700A JP7324019B2 (ja) 2019-03-19 2019-03-19 油圧チェーンテンショナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019051700A JP7324019B2 (ja) 2019-03-19 2019-03-19 油圧チェーンテンショナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020153429A JP2020153429A (ja) 2020-09-24
JP7324019B2 true JP7324019B2 (ja) 2023-08-09

Family

ID=72558341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019051700A Active JP7324019B2 (ja) 2019-03-19 2019-03-19 油圧チェーンテンショナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7324019B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286090A (ja) 2009-06-15 2010-12-24 Ntn Corp チェーンテンショナ
JP2015203428A (ja) 2014-04-11 2015-11-16 株式会社椿本チエイン チェーンテンショナ
JP2019143657A (ja) 2018-02-16 2019-08-29 株式会社椿本チエイン チェーンテンショナ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013830A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Otics Corp ラッシュアジャスタ
JP6378661B2 (ja) * 2015-11-16 2018-08-22 株式会社椿本チエイン チェーンテンショナ
JP6806994B2 (ja) * 2016-11-07 2021-01-06 株式会社椿本チエイン テンショナ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286090A (ja) 2009-06-15 2010-12-24 Ntn Corp チェーンテンショナ
JP2015203428A (ja) 2014-04-11 2015-11-16 株式会社椿本チエイン チェーンテンショナ
JP2019143657A (ja) 2018-02-16 2019-08-29 株式会社椿本チエイン チェーンテンショナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020153429A (ja) 2020-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6378661B2 (ja) チェーンテンショナ
CN106051079B (zh) 链条张紧装置及安全阀单元
KR102245904B1 (ko) 길이-조정 가능 커넥팅 로드
EP1201964B1 (en) Tensioner with relief valve mechanism
US6609987B1 (en) Hydraulic timing chain tensioner assembly
US6086497A (en) Hydraulic tensioner having a plunger with a self-contained reservoir and high pressure chamber for buffering
JP5205070B2 (ja) 無端伝動帯用テンショナ
KR102125033B1 (ko) 체인 텐셔너
JP4480789B1 (ja) チェーンテンショナ
US20060089221A1 (en) Hydraulic tensioner with improved relief valve
US8272856B2 (en) High-pressure pump, in particular for a fuel injection apparatus of an internal combustion engine
US20040067806A1 (en) Hydraulic chain tensioner
US11028908B2 (en) Tensioner and relief valve unit
US10900545B2 (en) Chain tensioner
US4761155A (en) Tensioner for wrapping connector transmission device for internal combustion engine
JP2002147551A (ja) カートリッジ型テンショナ
WO2020032094A1 (ja) チェーンテンショナ
US20050059517A1 (en) Tensioner for a chain or belt
JP7324019B2 (ja) 油圧チェーンテンショナ
US11448292B2 (en) Tensioner
KR102692049B1 (ko) 텐셔너
JP4025694B2 (ja) チェーンテンショナ
JP4017427B2 (ja) 油圧式テンショナリフタ
JP2020153383A (ja) チェーンテンショナ
JP5967355B2 (ja) エンジンのチェーンテンショナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7324019

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150