JP7322548B2 - Hanging rope deflection determination method, data processing device, crane - Google Patents
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Description
本発明は、ブームの先端部から垂下される吊りロープの振れ状態を判定する吊りロープ振れ判定方法、データ処理装置およびクレーンに関する。 BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a suspension rope swing determination method, a data processing device, and a crane for determining the swing state of a suspension rope suspended from the tip of a boom.
クレーンは、吊りロープによって吊り荷を吊り上げ、前記吊りロープを垂下するブームを旋回させることにより前記吊り荷を移動させる。前記クレーンの操縦者にとって、前記吊りロープの振れ状態を把握することは重要である。 A crane lifts a load with a suspension rope and moves the load by swinging a boom from which the suspension rope hangs. It is important for the operator of the crane to grasp the swaying state of the suspension rope.
例えば、前記ブームの先端部に取り付けられたカメラが下方を撮影し、前記吊りロープの末端に取り付けられた目標の位置が画像処理によって検出されることにより、前記吊りロープの振れ角度を検出することが知られている(例えば、特許文献1参照)。 For example, a camera attached to the tip of the boom shoots downward, and the position of the target attached to the end of the suspension rope is detected by image processing, thereby detecting the swing angle of the suspension rope. is known (see, for example, Patent Document 1).
また、重錘および慣性センサーを備える振れ角度検出センサーが前記吊りロープに装着されることもが知られている(例えば、特許文献2参照)。 It is also known that a swing angle detection sensor including a weight and an inertia sensor is attached to the suspension rope (see, for example, Patent Document 2).
ところで、前記吊りロープの振れ角度を検出する振れ角度検出装置が、前記吊りロープなどの可動部に装着されると、前記振れ角度検出装置または前記吊りロープの破損などのトラブルが生じやすい。 By the way, when a swing angle detection device for detecting the swing angle of the suspension rope is attached to a movable part such as the suspension rope, troubles such as damage to the swing angle detection device or the suspension rope are likely to occur.
また、前記ブームの上端部から下方を撮影するカメラにより得られる画像に対する画像処理によって前記吊りロープの末端部の位置が検出される場合がある。この場合、前記吊りロープの垂下長さが長くなったときに、前記画像処理によって前記吊りロープの末端部の位置を正しく検出することが難しくなるおそれがある。 Further, the position of the terminal end of the suspension rope may be detected by image processing of an image obtained by a camera that photographs the downward direction from the upper end of the boom. In this case, when the hanging length of the suspension rope becomes long, it may become difficult to correctly detect the position of the end portion of the suspension rope by the image processing.
本発明の目的は、検出装置が吊りロープに装着されることなく、前記吊りロープの垂下長さが長い場合でも前記吊りロープの振れ状態を正しく判定できる吊りロープ振れ判定方法、データ処理装置およびクレーンを提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a suspension rope deflection determination method, a data processing device, and a crane that can accurately determine the deflection state of the suspension rope even when the suspension rope has a long hanging length without a detection device being attached to the suspension rope. is to provide
本発明の一の局面に係る吊りロープ振れ判定方法は、クレーンのブームの先端部から垂下される吊りロープの振れ状態を判定する方法である。本方法は、データ処理装置により実行される工程として、条件データ取得工程と、検出データ取得工程と、導出工程と、を含む前記条件データ取得工程は、前記ブームにおける物体検出センサーが固定された部分から前記先端部までの長さであるブーム部分長のデータおよび前記ブームの長手方向を基準にした前記物体検出センサーの視野方向のデータを含む条件データを取得する工程である。前記検出データ取得工程は、前記ブームの傾斜角度を検出するブーム角度センサーにより検出される検出ブーム角度のデータおよび前記物体検出センサーにより検出される物体の3次元の検出位置のデータを含む検出データを取得する工程である。前記導出工程は、前記ブーム部分長、前記視野方向、前記検出ブーム角度および前記検出位置のデータから、前記ブームの前記先端部を通る鉛直線に対する前記吊りロープの振れ方向および振れ角度を導出する工程である。 A suspension rope swing determination method according to one aspect of the present invention is a method for determining the swing state of a suspension rope suspended from the tip of a boom of a crane. The method includes a condition data acquisition step, a detection data acquisition step, and a derivation step as steps executed by a data processing device. is the step of obtaining condition data including data on the length of the boom portion, which is the length from the tip to the tip, and data on the viewing direction of the object detection sensor based on the longitudinal direction of the boom. The detection data obtaining step obtains detection data including data on a detected boom angle detected by a boom angle sensor for detecting the tilt angle of the boom and data on a three-dimensional detection position of an object detected by the object detection sensor. This is the step of acquiring. The deriving step is a step of deriving a swaying direction and swaying angle of the suspension rope with respect to a vertical line passing through the tip portion of the boom from data of the boom portion length, the viewing direction, the detected boom angle, and the detected position. is.
本発明の他の局面に係るデータ処理装置は、前記吊りロープ振れ判定方法を実行する装置である。 A data processing device according to another aspect of the present invention is a device that executes the suspension rope deflection determination method.
本発明の他の局面に係るクレーンは、起伏可能に支持されたブームと、前記ブームの先端部から垂下される吊りロープと、前記ブームの傾斜角度を検出するブーム角度センサーと、前記ブームに固定され視野範囲に存在する物体の3次元の位置を検出する物体検出センサーと、前記データ処理装置と、を備える。 A crane according to another aspect of the present invention includes a boom supported so as to be able to rise and fall, a suspension rope suspended from the tip of the boom, a boom angle sensor for detecting an inclination angle of the boom, and a boom fixed to the boom. an object detection sensor for detecting a three-dimensional position of an object existing in the field of view; and the data processing device.
本発明によれば、検出装置が吊りロープに装着されることなく、前記吊りロープの垂下長さが長い場合でも前記吊りロープの振れ状態を正しく判定できる吊りロープ振れ判定方法、データ処理装置およびクレーンを提供することが可能になる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the present invention, a suspension rope deflection determination method, a data processing device, and a crane that can accurately determine the deflection state of the suspension rope even when the hanging length of the suspension rope is long without a detection device being attached to the suspension rope. can be provided.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the following embodiment is an example that embodies the present invention, and does not limit the technical scope of the present invention.
[クレーン10の構成]
本発明の第1実施形態に係るクレーン10は、不図示の吊り荷を吊り上げ、さらに前記吊り荷を移動させる作業機械である。以下、クレーン10が移動式クレーンである場合の例について説明する。
[Configuration of Crane 10]
A
図1に示されるように、クレーン10は、下部走行体11、上部旋回体12、キャブ13、ガントリ15、ウインチ装置16、カウンターウェイト17、ブーム21、フック30、起伏ロープ31および吊りロープ32などを備える。ウインチ装置16は、第1ウインチ装置161および第2ウインチ装置162を含む。
As shown in FIG. 1, the
ガントリ15は、上部旋回体12から起立する状態で上部旋回体12に固定されている。カウンターウェイト17は、上部旋回体12に連結され、上部旋回体12の後方に張り出している。
The
下部走行体11は、上部旋回体12を支持する台座部分である。上部旋回体12は、下部走行体11の上部に、下部走行体11に対し旋回可能に設けられている。上部旋回体12は、下部走行体11に設けられた不図示の旋回モーターによって旋回駆動される。下部走行体11は、ブーム21を起伏可能に支持する基体の一例である。
The lower traveling
キャブ13は、操縦室である。キャブ13は、上部旋回体12に連結されている。上部旋回体12は、キャブ13、ガントリ15、ウインチ装置16およびカウンターウェイト17とともに一体に旋回する旋回部を構成している。
図1に示されるクレーン10は移動式クレーンである。そのため、走行装置14が下部走行体11に連結されている。図1は、走行装置14がクローラー式の装置である例を示す。
The
ブーム21は、上部旋回体12から延びて形成されている。ブーム21は、上部旋回体12によって起伏可能に支持されている。ブーム21は、その先端部に設けられたブームポイントアイドラーシーブ22から吊りロープ32を垂下する。
The
吊りロープ32の末端にはフック30が連結されている。吊りロープ32は、ブーム21の先端部に設けられたブームポイントアイドラーシーブ22に掛けられている。これにより、吊りロープ32はブーム21の先端部から垂下される。
A
起伏ロープ31は、ガントリ15の先端部に設けられたガントリシーブ23に掛けられ、起伏ロープ31の先端は、ブーム21の先端部に連結されている。
The
第1ウインチ装置161は、起伏ロープ31を介してブーム21を支える。また、第2ウインチ装置162は、吊りロープ32を介してフック30を支える。
The
第1ウインチ装置161は、起伏ロープ31の巻き取り、または、繰り出しを行うことにより、ブーム21の傾斜角度を変更する。即ち、ブーム21は、第1ウインチ装置161および起伏ロープ31によって傾斜角度を変更可能に駆動される。
The
第2ウインチ装置162は、吊りロープ32の巻き取り、または、繰り出しを行うことにより、フック30を昇降させる。前記吊り荷は、フック30に吊される。カウンターウェイト17は、ブーム21、フック30および前記吊り荷の荷重とのバランスをとる。
The
図2に示されるように、クレーン10は、エンジン41、油圧ポンプ42、油圧制御弁43などの駆動系の機器と、操作装置51と、表示装置52と、メインコントローラー61と、補助記憶装置62と、ECU(Engine Control Unit)63とを備える。
As shown in FIG. 2, the
操作装置51および表示装置52などのヒューマンインターフェース装置は、キャブ13内に設けられている。さらに、クレーン10は、クレーン10が備える各種の機器の状態を検出する状態検出装置44も備える。
Human interface devices such as an operating
操作装置51は、操縦者の操作を受け付ける装置であり、例えば、操作レバー511、操作ボタン512および操作入力装置513などを含む。操作レバー511は、乗降遮断レバーおよび旋回レバーなどを含む。操作入力装置513は、タッチパネルまたはキーボードなどである。
The
表示装置52は情報を表示する装置であり、例えば液晶表示ユニットなどのパネル表示装置である。
The
状態検出装置44は、ブーム角度センサー441および繰り出し長さ検出装置442などを含む。ブーム角度センサー441は、ブーム21の傾斜角度を検出する。繰り出し長さ検出装置442は、吊りロープ32の繰り出し長さを検出する。
The
ブーム角度センサー441は、例えばブーム21に取り付けられた傾斜計である。ブーム角度センサー441は、検出ブーム角度θ1のデータを出力する(図1参照)。図1に示される例では、検出ブーム角度θ1は、ブーム長手方向D1と鉛直方向とが成す角度である。
A
また、繰り出し長さ検出装置442は、例えば吊りロープ32に接触して従動回転する回転体の回転数をカウントすることによって吊りロープ32の繰り出し長さを検出する。繰り出し長さ検出装置442は、検出繰り出し長さLx1のデータをメインコントローラー61へ出力する。
Further, the pay-out
メインコントローラー61は、操作装置51に対する操作に応じた各種の制御またはデータ処理、表示装置52の制御、およびECU63の制御などを実行する。
The
補助記憶装置62は、メインコントローラー61によって参照されるデータ、または、メインコントローラー61によって記録されるデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置62が、SSD(Solid State Drive)またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などであることが考えられる。
The
ECU63は、各種の状態検出装置44の検出結果に応じて、または、メインコントローラー61からの前記制御指令に従って、エンジン41および油圧制御弁43などを制御する。
The
メインコントローラー61は、操作装置51、ECU63および状態検出装置44などとの間でCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワーク9を通じて通信可能である。各種の状態検出装置44の検出結果は、車載ネットワーク9を通じてメインコントローラー61またはECU63へ伝送される。
The
なお、状態検出装置44は、不図示の荷重計および旋回角度検出装置なども含む。前記荷重系は、前記吊り荷の重さを検出する。前記旋回角度検出装置は、上部旋回体12が下部走行体11に対して旋回した角度を検出する。
The
図3に示されるように、メインコントローラー61およびECPU63は、それぞれMPU(Miro Processing Unit)601、RAM(Random Access Memory)602、不揮発性メモリー603、信号インターフェイス604および通信インターフェイス605などを備える。なお、RAM602および不揮発性メモリー603は、コンピューター読み取り可能な記憶装置である。
As shown in FIG. 3, the
MPU601は、予め不揮発性メモリー603に記憶されたプログラムを実行することにより、各種のデータ処理および制御を実行するプロセッサーの一例である。
The
RAM602は、MPU601によって実行される前記プログラムおよびMPU601が導出もしくは参照するデータを一時記憶する揮発性のメモリーである。
The
不揮発性メモリー603は、MPU601によって実行される前記プログラムおよびMPU601が参照するデータを予め記憶する。例えば、不揮発性メモリー603がROM(Read Only Memory)またはフラッシュメモリーなどであることが考えられる。
The
信号インターフェイス604は、外部から入力されるアナログ信号をデジタルデータへ変換し、前記デジタルデータをMPU601へ伝送する。さらに、信号インターフェイス604は、MPU601から外部へ出力される指令データをアナログの指令信号へ変換して外部へ出力する。
The
通信インターフェイス605は、車載ネットワーク9を通じて状態検出装置44などの他の機器と通信する装置である。MPU601は、通信インターフェイス605を通じて状態検出装置44の検出結果を取得する。さらに、MPU601は、通信インターフェイス605を通じて他の機器へ制御指令を出力する。
The
クレーン10は、フック30に掛けられた前記吊り荷を吊りロープ32によって吊り上げ、吊りロープ32を垂下するブーム21を旋回させることにより前記吊り荷を移動させる。クレーン10の操縦者にとって、吊りロープ32の振れ状態を把握することは重要である。
The
ところで、吊りロープ32の振れ角度を検出する振れ角度検出装置が、吊りロープ32などの可動部に装着されると、前記振れ角度検出装置または吊りロープ32の破損などのトラブルが生じやすい。
By the way, if a swing angle detection device for detecting the swing angle of the
また、ブーム21の上端部から下方を撮影するカメラにより得られる画像に対する画像処理によって吊りロープ32の末端部の位置が検出される場合がある。この場合、吊りロープ32の垂下長さが長くなったときに、前記画像処理によって吊りロープ32の末端部の位置を正しく検出することが難しくなるおそれがある。
Further, the position of the terminal end of the
一方、クレーン10は、後述する吊りロープ振れ判定処理を実行する(図4参照)。これにより、クレーン10は、検出装置が吊りロープ32に装着されることなく、吊りロープ32の垂下長さが長い場合でも吊りロープ32の振れ状態を正しく判定できる。
On the other hand, the
図2に示されるように、クレーン10は、前記吊りロープ振れ判定処理を実行するために、物体検出センサー45および位置データ処理装置64をさらに備える。
As shown in FIG. 2, the
物体検出センサー45は、視野範囲に存在する物体の3次元の位置を検出する。物体検出センサー45により検出される前記物体の3次元の位置は、物体検出センサー45の位置を基準とする位置である。
The
例えば、TOF(Time Of Flight)センサーが、物体検出センサー45として採用されることが考えられる。前記TOFセンサーは、固有の視野範囲内に存在する物体の三次元の位置を検出する。前記TOFセンサーは、赤外光を出射し、物体で反射した前記赤外光を二次元に配列された複数の受光素子で受光する。
For example, a TOF (Time Of Flight) sensor may be employed as the
さらに、前記TOFセンサーは、前記受光素子それぞれについて前記赤外光の出射時点から受光時点までの時間を計測することにより、二次元に配列された複数の画素について前記物体までの距離を検出する。 Furthermore, the TOF sensor detects the distance to the object for a plurality of two-dimensionally arranged pixels by measuring the time from the time when the infrared light is emitted to the time when the infrared light is received for each of the light receiving elements.
物体検出センサー45から出力される前記物体の検出位置PX1のデータは、画像データと同様に、二次元に配列された複数の画素についての画素値のデータである。前記画素値は前記TOFセンサーから前記物体までの距離を表す。
The data of the object detection position PX1 output from the
図1に示されるように、物体検出センサー45は、ブーム21における先端部と根元部の間の部分に固定される。通常、物体検出センサー45は、ブーム21における長手方向の中央部分よりも先端部寄りの部分に固定される。物体検出センサー45は、その視野範囲に吊りロープ32の垂下部分が入るように固定される。
As shown in FIG. 1, the
即ち、図1に示されるように、物体検出センサー45の視野方向D2が、ブーム21が起伏する方向、即ち、上部旋回体12の前方に設定される。
That is, as shown in FIG. 1 , the visual field direction D2 of the
位置データ処理装置64は、物体検出センサー45から出力される検出位置PX1のデータを処理する。検出位置PX1のデータは、画像データと同様に構成されているため、位置データ処理装置64は、画像データを処理する画像処理装置である。
The position
例えば、図3に示されるように、位置データ処理装置64は、メインコントローラー61と同様にMPU601、RAM602、不揮発性メモリー603、信号インターフェイス604および通信インターフェイス605などを備える。
For example, as shown in FIG. 3, the position
位置データ処理装置64は、信号インターフェイス604を通じて物体検出センサー45から検出位置PX1のデータを取得する。さらに、位置データ処理装置64は、検出位置PX1のデータについて処理した結果を表すデータを、通信インターフェイス605を通じてメインコントローラー61へ出力する。
The position
メインコントローラー61は、メインコントローラー61のMPU601がコンピュータープログラムを実行することにより実現される複数の処理モジュールを含む。前記複数の処理モジュールは、主処理部6a、条件データ取得部6b、検出データ取得部6c、振れ判定部6d、判定結果出力部6eおよび視野方向較正部6fなどを含む。
The
メインコントローラー61および位置データ処理装置64は、前記吊りロープ振れ判定処理を実行するデータ処理装置の一例である。前記吊りロープ振れ判定処理は、吊りロープ32の振れ状態を判定する処理である。
The
[吊りロープ振れ判定処理]
以下、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、前記吊りロープ振れ判定処理の手順の一例について説明する。前記吊りロープ振れ判定処理の手順は、吊りロープ振れ判定方法の一例である。
[Suspension Rope Deflection Processing]
Hereinafter, an example of the procedure of the suspension rope deflection determination process will be described with reference to the flowchart shown in FIG. The procedure of the suspension rope deflection determination process is an example of a suspension rope deflection determination method.
メインコントローラー61の主処理部6aは、予め定められた判定開始条件が成立するときに前記吊りロープ振れ判定処理を開始させる。例えば、前記判定開始条件が、操作レバー511の一部である前記乗降遮断レバーに対して遮断解除操作が行われたという条件、または操作入力装置513に対して予め定められた開始操作が行われたという条件などである。
The
以下の説明において、S101,S102,…は、前記吊りロープ振れ判定処理における複数の工程の識別符号を表す。 In the following description, S101, S102, .
<工程S101>
前記吊りロープ振れ判定処理において、まず、条件データ取得部6bが、補助記憶装置62から条件データDT1を取得する。工程S101は、条件データ取得工程の一例である。
<Step S101>
In the suspension rope deflection determination process, first, the condition
条件データDT1は、ブーム長L1のデータおよび視野方向D2のデータを含む(図1および図2参照)。本実施形態では、条件データDT1は、ブーム部分長L2のデータも含む。条件データDT1は、予め設定されるデータである。 The condition data DT1 includes data on the boom length L1 and data on the direction of view D2 (see FIGS. 1 and 2). In this embodiment, the condition data DT1 also includes data on the boom portion length L2. The condition data DT1 is preset data.
ブーム長L1は、ブーム21の長さである。ブーム部分長L2は、ブーム21における物体検出センサー45が固定された部分からブーム21の先端部までの長さである。視野方向D2は、物体検出センサー45からその視野範囲の中心P00へ向かう方向である(図8参照)。視野方向D2のデータは、ブーム長手方向D1を基準にした方向のデータである。
A boom length L1 is the length of the
図8において、仮想線(二点鎖線)で表される視野中心横断面F1は、物体検出センサー45の視野範囲の中心P00を通り前記視野範囲を真横に横断する平面である。視野方向D2は、視野中心横断面F1に沿う方向である。
In FIG. 8, a field-of-view center cross section F1 represented by a virtual line (a two-dot chain line) is a plane that passes through the center P00 of the field-of-view range of the
また、図8において、第1基準点P1は、物体検出センサー45の位置である。第2基準点P2は、ブーム21の先端部の位置である。
8, the first reference point P1 is the position of the
例えば、視野方向D2のデータが、第1視野角度φ1のデータと第2視野角度φ2のデータとを含む。第1視野角度φ1は、ブーム長手方向D1と視野中心横断面F1とが成す角度である。第2視野角度φ2は、ブーム21の先端部の位置および物体検出センサー45の位置を通る鉛直平面と視野方向D2とが成す角度である。
For example, the data on the viewing direction D2 includes data on the first viewing angle φ1 and data on the second viewing angle φ2. The first viewing angle φ1 is an angle between the boom longitudinal direction D1 and the viewing center cross section F1. The second viewing angle φ2 is the angle between the viewing direction D2 and a vertical plane passing through the position of the tip of the
なお、第2視野角度φ2が0°であるとみなされる場合、視野方向D2のデータは、第1視野角度φ1のデータのみである。 Note that when the second viewing angle φ2 is considered to be 0°, the data for the viewing direction D2 is only the data for the first viewing angle φ1.
<工程S102>
次に、検出データ取得部6cおよび位置データ処理装置64が、検出データを取得する。工程S102は、検出データ取得工程の一例である。
<Step S102>
Next, the detection
前記検出データは、検出ブーム角度θ1のデータおよび検出位置PX1のデータを含む。本実施形態では、前記検出データは、検出繰り出し長さLx1のデータも含む。 The detected data includes data on the detected boom angle θ1 and data on the detected position PX1. In this embodiment, the detection data also includes the data of the detection payout length Lx1.
具体的には、検出データ取得部6cが、ブーム角度センサー441および繰り出し長さ検出装置442から前記検出ブーム角度のデータおよび検出繰り出し長さLx1のデータを取得する。さらに、位置データ処理装置64が、物体検出センサー45から検出位置PX1のデータを取得する。
Specifically, the detected
<工程S103>
次に、位置データ処理装置64が、検出位置PX1のデータから縦方向に延びる線状物g2の3次元の位置であるロープ位置R1のデータを抽出する(図6参照)。工程S103は、第1導出工程の一例である。
<Step S103>
Next, the position
位置データ処理装置64は、抽出したロープ位置R1のデータをメインコントローラー61へ出力する。
The position
図6は、物体検出センサー45から出力される検出位置PX1のデータを画像で表す物体検出画像g1の一例である。
FIG. 6 is an example of an object detection image g1 representing the data of the detection position PX1 output from the
図6に示されるように、検出位置PX1のデータは、物体検出センサー45の視野範囲を縦断する線状物g2のデータの他に、ノイズ物g3のデータを含む場合がある。縦方向に延びる線状物g2は吊りロープ32に相当する。
As shown in FIG. 6, the data of the detection position PX1 may include the data of the noise object g3 in addition to the data of the linear object g2 that traverses the visual field range of the
位置データ処理装置64は、検出位置PX1のデータから、視野範囲を縦断する線状物g2のデータをロープ位置R1のデータとして抽出する。このロープ位置R1のデータが、吊りロープ32の振れ状態の判定に用いられる。これにより、ノイズ物g3の検出結果が、誤って吊りロープ32の振れ状態の判定に用いられることを回避することができる。
The position
また、吊りロープ32の垂下部が、並列に並ぶ複数本のロープで構成される場合、検出位置PX1のデータは、複数の線状物g2のデータを含む。この場合、位置データ処理装置64は、複数の線状物g2のデータの代表データを、ロープ位置R1のデータとして抽出する。
Further, when the hanging portion of the
例えば、前記代表データが、複数の線状物g2のデータにおける縦方向の位置ごとの平均値のデータであることが考えられる。この場合、前記代表データは、並列に並ぶ前記複数本のロープの中央に存在する仮想の1本の吊りロープ32の位置を表すデータである。なお、前記代表データが、最も右側または最も左側に存在する線状物g2のデータであることも考えられる。
For example, it is conceivable that the representative data is average value data for each vertical position in the data of the plurality of linear objects g2. In this case, the representative data is data representing the position of one
<工程S104>
次に、振れ判定部6dが、ブーム部分長L2、視野方向D2およびロープ位置R1のデータから、吊りロープ32の振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する(図7参照)。工程S104は、第2導出工程の一例である。
<Step S104>
Next, the
なお、工程S103および工程S104は、ブーム部分長L2、視野方向D2、検出ブーム角度θ1および検出位置PX1のデータから、基準鉛直線Ln1に対する吊りロープ32の振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する工程であり、導出工程の一例である。さらに、前記フック振れ幅が導出される工程S105も、前記導出工程の一例である。
Steps S103 and S104 are steps of deriving the deflection direction D3 and deflection angle θ2 of the
図7(A)に示されるように、振れ方向D3は、ブーム21の先端部を通る鉛直線である基準鉛直線Ln1に対して吊りロープ32が振れている方向である。図7(A)は、ブーム21の先端部から鉛直下方に向かって見た吊りロープ32を示す。
As shown in FIG. 7A, the swing direction D3 is the direction in which the
図7(B)に示されるように、振れ角度θ2は、基準鉛直線Ln1に対して吊りロープ32が振れている角度である。図7(B)は、振れ方向D3に直交する方向に沿って見た吊りロープ32を示す。
As shown in FIG. 7B, the swing angle θ2 is the angle at which the
以下、振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する方法の一例について説明する。なお、振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する方法は各種考えられ、以下に示される方法はあくまで参考例である。 An example of a method for deriving the shake direction D3 and the shake angle θ2 will be described below. Various methods are conceivable for deriving the shake direction D3 and the shake angle θ2, and the method shown below is merely a reference example.
図8は、物体検出センサー45の位置、ブーム21の先端部の位置、および吊りロープ32の位置と関連する4つの基準点の関係を模式的に示す。
FIG. 8 schematically shows the relationship between the position of the
前述したように、視野中心横断面F1は、物体検出センサー45の視野範囲の中心P00を通り前記視野範囲を真横に横断する平面である。
As described above, the field-of-view center cross section F1 is a plane that passes through the center P00 of the field-of-view range of the
また、第1基準点P1は、物体検出センサー45の位置であり、第2基準点P2は、ブーム21の先端部の位置である。
The first reference point P1 is the position of the
また、第3基準点P3は、吊りロープ32と視野中心横断面F1との交点である。図8において、第1基準点P1を基点とする第3基準点P3の方向が、第3基準点方向Ds3として示されている。
Further, the third reference point P3 is the intersection of the
また、第4基準点P4は、基準鉛直線Ln1と視野中心横断面F1との交点である。図8において、第1基準点P1を基点とする第4基準点P4の方向が、第4基準点方向Ds4として示されている。 The fourth reference point P4 is the intersection of the reference vertical line Ln1 and the visual field center cross section F1. In FIG. 8, the direction of the fourth reference point P4 with the first reference point P1 as the base point is indicated as the fourth reference point direction Ds4.
図8に示されるように、第1基準点P1、第2基準点P2および第4基準点P4を頂点とする三角形において、第1基準点P1の内角の角度が第1視野角度φ1であり、第2基準点P2の内角の角度が検出ブーム角度θ1である。また、第1基準点P1と第2基準点P2との距離がブーム部分長L2である。 As shown in FIG. 8, in a triangle having the vertices of the first reference point P1, the second reference point P2 and the fourth reference point P4, the internal angle of the first reference point P1 is the first viewing angle φ1, The inside angle of the second reference point P2 is the detected boom angle θ1. Also, the distance between the first reference point P1 and the second reference point P2 is the boom portion length L2.
従って、振れ判定部6dは、ブーム部分長L2および検出ブーム角度θ1から、第2基準点P2を基準にした第1基準点P1の位置を導出することができる。
Therefore, the
さらに、振れ判定部6dは、正弦定理または余弦定理に基づいて、ブーム部分長L2、第1視野角度φ1および検出ブーム角度θ1から、第4基準点P4の位置および第4基準点方向Ds4を導出することができる。
Further, the
また、図6に示されるように、振れ判定部6dは、物体検出センサー45の視野範囲の中心P00を通る中心横断線Ln2とロープ位置R1との交点であるロープ交点P01の座標を導出する。
Further, as shown in FIG. 6, the
さらに、図6に示されるように、振れ判定部6dは、前記視野範囲の中心P00とロープ交点P01とのずれ幅dx1と、物体検出センサー45からロープ交点P01までの距離であるロープ基準距離Lx1を導出する。
Further, as shown in FIG. 6, the
例えば、振れ判定部6dは、ロープ位置R1のデータにおけるロープ交点P01から予め定められた近傍範囲内のデータの平均値をロープ基準距離Lx1として導出する。また、振れ判定部6dが、ロープ位置R1のデータにおけるロープ交点P01のデータの値をロープ基準距離Lx1として導出することも考えられる。
For example, the
振れ判定部6dは、ずれ幅dx1およびロープ基準距離Lx1から、視野方向D2に対する振れ方向D3の角度であるロープずれ角度ψ1を導出することができる(図8参照)。
The
例えば、振れ判定部6dは、ずれ幅dx1を、物体検出センサー45からロープ基準距離Lx1だけ離れた位置での実際の横ずれ距離に換算し、前記横ずれ距離およびロープ基準距離Lx1を逆三角関数に適用する。これにより、振れ判定部6dは、ロープずれ角度ψ1を導出することができる。
For example, the
また、図8に示されるように、第4基準点方向Ds4と視野方向D2とが成す角度が第2視野角度φ2である。 Further, as shown in FIG. 8, the angle formed by the fourth reference point direction Ds4 and the viewing direction D2 is the second viewing angle φ2.
そして、振れ判定部6dは、第1基準点P1の位置、第4基準点P4の位置、第4基準点方向Ds4、第2視野角度φ2、ロープずれ角度ψ1およびロープ基準距離Lx1から、第2基準点P2を基準にした第3基準点P3の位置を導出することができる。
Then, the
従って、振れ判定部6dは、第4基準点P4の位置および第3基準点P3の位置から、振れ方向D3および振れ角度θ2を導出することができる。
Therefore, the
<工程S105>
さらに、振れ判定部6dは、振れ角度θ2、検出ブーム角度θ1、ブーム長L1、および検出繰り出し長さLx1のデータからフック振れ幅を導出する。前記フック振れ幅は、吊りロープ32の末端部の振れ幅である。
<Step S105>
Furthermore, the
吊りロープ32における第2ウインチ装置162からブーム21の先端部に亘る部分の長さである中継長さは、ブーム21の長さと検出ブーム角度θ1との組み合わせに対応して一意に定まる。
The relay length, which is the length of the portion of the
従って、振れ判定部6dは、ブーム21の長さ、検出ブーム角度θ1および検出繰り出し長さLx1を予め定められた計算式に適用することにより、吊りロープ32の垂下長さL3を導出する(図1参照)。
Therefore, the
さらに、振れ判定部6dは、垂下長さL3および振れ角度θ2を三角関数に適用することにより、前記フック振れ幅を導出する。
Furthermore, the
<工程S106>
次に、判定結果出力部6eが、前記フック振れ幅が予め設定された設定範囲を超えているか否かを判定する。そして、判定結果出力部6eは、前記フック振れ幅が前記設定範囲を超えていると判定する場合に工程S107の処理を実行し、そうでない場合に工程S108の処理を実行する。
<Step S106>
Next, the determination
<工程S107>
工程S107において、判定結果出力部6eは、前記フック振れ幅、振れ角度θ2および振れ方向D3の情報を表示装置52に出力するとともに、操縦者に注意を促す警報を出力する。その後、判定結果出力部6eは、処理を工程S109へ移行させる。
<Step S107>
In step S107, the determination
<工程S108>
工程S108において、判定結果出力部6eは、特に警報を出力することなく、前記フック振れ幅、振れ角度θ2および振れ方向D3の情報を表示装置52に出力する。その後、判定結果出力部6eは、処理を工程S109へ移行させる。
<Step S108>
In step S108, the determination
<工程S109>
工程S109において、主処理部6aが、予め定められた終了条件が成立するか否かを判定する。
<Step S109>
In step S109, the
主処理部6aは、前記終了条件が成立すると判定する場合に、前記吊りロープ振れ判定処理を終了させ、そうでない場合に、処理を工程S102へ移行させる。
The
以上に示されるように、クレーン10において、吊りロープ32の振れを検出するための装置は吊りロープ32に装着されない。
As described above, in the
また、クレーン10において、物体検出センサー45から吊りロープ32までの距離の変動は、吊りロープ32の垂下長さL3の変動ほど大きくない。
Moreover, in the
従って、クレーン10は、前記吊りロープ振れ判定処理を実行することにより、吊りロープ32の垂下長さL3に関わらず、吊りロープ32の振れ状態を安定的に正しく判定できる。
Therefore, the
条件データDT1において、ブーム長L1およびブーム部分長L2は、比較的確認が容易である。また、ブーム長L1およびブーム部分長L2の多少の誤差は、吊りロープ32の振れ状態の判定への影響が小さい。
In the condition data DT1, it is relatively easy to confirm the boom length L1 and the boom portion length L2. In addition, a slight error in the boom length L1 and the boom portion length L2 has little effect on the determination of the deflection state of the
一方、視野方向D2は、比較的確認が難しい。さらに、視野方向D2の誤差は、吊りロープ32の振れ状態の判定への影響が大きい。
On the other hand, the viewing direction D2 is relatively difficult to confirm. Furthermore, the error in the visual field direction D2 has a great influence on the determination of the swaying state of the
そこで、メインコントローラー61および位置データ処理装置64は、以下に示される視野方向較正処理を実行することにより、視野方向D2を導出することができる。
Therefore, the
[視野方向較正処理]
以下、図5に示されるフローチャートを参照しつつ、前記視野方向較正処理の手順の一例について説明する。
[View direction calibration process]
An example of the viewing direction calibration process will be described below with reference to the flow chart shown in FIG.
前記視野方向較正処理は、吊りロープ32が基準鉛直線Ln1に沿う鉛直垂下状態に保持されているときに実行される。メインコントローラー61の主処理部6aは、操作入力装置513に対して予め定められた較正開始操作が行われたときに、前記視野方向較正処理を開始させる。
The visual field direction calibration process is executed when the hanging
本実施形態において、操作入力装置513に対する前記較正開始操作は、メインコントローラー61の動作モードとして較正モードを選択する操作である。主処理部6aは、前記較正開始操作に応じて前記較正モードへ移行し、前記視野方向較正処理を開始させる。
In this embodiment, the calibration start operation on the
以下の説明において、S201,S202,…は、前記視野方向較正処理における複数の工程の識別符号を表す。 In the following description, S201, S202, .
<工程S201>
まず、条件データ取得部6bが、図4の工程S101と同様に、補助記憶装置62から条件データDT1を取得する。
<Step S201>
First, the condition
但し、工程S201において、ブーム長L1のデータおよびブーム部分長L2のデータが取得さればよい。即ち、視野方向D2のデータは取得されなくてもよい。工程S201は、第1較正工程の一例である。 However, in step S201, the data of the boom length L1 and the data of the boom portion length L2 should be acquired. That is, the data for the viewing direction D2 may not be acquired. Step S201 is an example of a first calibration step.
<工程S202>
さらに、検出データ取得部6cおよび位置データ処理装置64が、図4の工程S102と同様に、前記検出データを取得する。工程S202は、第2較正工程の一例である。
<Step S202>
Furthermore, the detection
但し、工程S202において、検出ブーム角度θ1のデータおよび検出位置PX1のデータが取得さればよい。即ち、検出繰り出し長さLx1のデータは取得されなくてもよい。 However, in step S202, the data of the detected boom angle θ1 and the data of the detected position PX1 may be acquired. That is, it is not necessary to acquire the data of the detected payout length Lx1.
<工程S203>
次に、位置データ処理装置64が、図4の工程S103と同様に、検出位置PX1のデータから縦方向に延びる線状物g2の3次元の位置であるロープ位置R1のデータを抽出し、メインコントローラー61へ出力する(図6参照)。
<Step S203>
Next, the position
<工程S204>
次に、視野方向較正部6fが、ロープ位置R1のデータが表す横方向および奥行き方向の位置のばらつきが、予め定められた許容範囲内であるか否かを判定する。
<Step S204>
Next, the viewing
前記横方向の位置のばらつきは、ロープ位置R1のデータが表す横方向の座標値のばらつきである。前記奥行き方向の位置のばらつきは、ロープ位置R1のデータが表す距離のばらつき、即ち、ロープ位置R1のデータにおける画素値のばらつきである。 The lateral position variation is the lateral coordinate value variation represented by the rope position R1 data. The variation in the position in the depth direction is variation in the distance represented by the data on the rope position R1, that is, variation in pixel values in the data on the rope position R1.
工程S204の処理は、ロープ位置R1のデータが、基準鉛直線Ln1に沿う吊りロープ32を検出したデータであることを確認する処理である。
The process of step S204 is a process of confirming that the data of the rope position R1 is the data obtained by detecting the
そして、視野方向較正部6fは、ロープ位置R1のデータが前記表す横方向および前記奥行き方向の位置のばらつきが前記許容範囲内であると判定する場合に、工程S205および工程S206の処理を実行し、そうでない場合に処理を工程S207へ移行させる。
Then, when the viewing
<工程S205>
工程S205において、視野方向較正部6fは、ロープ位置R1がブーム21の先端部の鉛直下方の位置であるという前提条件と、ブーム部分長L2およびロープ位置R1のデータと、に基づいて視野方向D2を導出する。工程S205は第3較正工程の一例である。
<Step S205>
In step S205, the line-of-sight
振れ判定部6dが図4の工程S104で行った処理では、未知の値である吊りロープ32の振れ方向D3および振れ角度θ2が、既知の値であるブーム部分長L2、視野方向D2およびロープ位置R1から導出された。
In the process performed in step S104 of FIG. 4 by the
工程S205において、視野方向較正部6fは、工程S104と同様の論理により、振れ角度θ2が0°であるという前提条件の下で、既知の値であるブーム部分長L2およびロープ位置R1から、未知の値である第1視野角度φ1および第2視野角度φ2を導出する。
In step S205, the line-of-sight
<工程S206>
工程S206において、視野方向較正部6fは、工程S205で導出した第1視野角度φ1および第2視野角度φ2のデータを、視野方向D2のデータとして補助記憶装置62に記録する。その後、視野方向較正部6fは、前記視野方向較正処理を終了させる。
<Step S206>
In step S206, the viewing
なお、工程S206は、導出された視野方向D2のデータを記憶装置に記憶させる第4較正工程の一例である。また、工程S201~S206は、予め前記較正モードが選択されている場合に、視野方向D2を導出する較正工程の一例である。 Note that step S206 is an example of a fourth calibration step of storing the derived data of the viewing direction D2 in the storage device. Steps S201 to S206 are an example of a calibration process for deriving the visual field direction D2 when the calibration mode is selected in advance.
<工程S207>
一方、工程S207において、主処理部6aが、表示装置52に予め定められたエラー通知メッセージを出力した後、前記視野方向較正処理を終了させる。
<Step S207>
On the other hand, in step S207, the
図4の工程S101において、条件データ取得部6bは、工程S206で記録された視野方向D2のデータを、補助記憶装置62から取得する。前記視野方向較正処理が実行されることにより、視野方向D2を容易に設定することができる。
In step S101 of FIG. 4, the condition
[第2実施形態]
以下、図9を参照しつつ、クレーン10の応用例である第2実施形態に係るクレーンについて説明する。
[Second embodiment]
Hereinafter, a crane according to a second embodiment, which is an application example of the
本実施形態における振れ判定部6dは、図4の工程S104の処理の代わりに、以下に示される代替工程の処理を実行する。
The
前記代替工程において、振れ判定部6dは、ロープ位置R1のデータにおける縦方向の複数の箇所のデータから、吊りロープ32の振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する。前記代替工程は、第2導出工程の一例である。
In the alternative step, the
例えば、前記代替工程において、振れ判定部6dは、ロープ位置R1のデータにおける上端位置P001のデータと、下端位置P002のデータから吊りロープ32の振れ方向D3および振れ角度θ2を導出する。
For example, in the alternative step, the
具体的には、振れ判定部6dは、上端位置P001のデータが表す第1座標位置と下端位置P002のデータが表す第2座標位置とを結ぶ直線と鉛直方向とが成す角度を振れ角度θ2として導出する。
Specifically, the
さらに、振れ判定部6dは、鉛直方向に沿って見たときの前記第1座標位置を通る鉛直線に対する前記第2座標位置の方向を振れ方向D3として導出する。
Furthermore, the
また、前記第1座標位置が、上端位置P001のデータにおける右端、左端または左右方向の中央の画素に対応する座標であることが考えられる。同様に、前記第2座標位置が、下端位置P002のデータにおける右端、左端または左右方向の中央の画素に対応する座標であることが考えられる。 Further, it is conceivable that the first coordinate position is the coordinate corresponding to the pixel at the right end, the left end, or the center in the left-right direction in the data of the upper end position P001. Similarly, it is conceivable that the second coordinate position is the coordinate corresponding to the right end, left end, or center pixel in the left-right direction in the data of the lower end position P002.
本実施形態が採用される場合も、第1実施形態が採用される場合と同様の効果が得られる。また、本実施形態が採用される場合、図4における工程S101および工程S102を省略することができる。 Even when this embodiment is adopted, the same effects as when the first embodiment is adopted can be obtained. Moreover, when this embodiment is adopted, step S101 and step S102 in FIG. 4 can be omitted.
[応用例]
以下、第1実施形態または第2実施形態の応用例について説明する。
[Application example]
An application example of the first embodiment or the second embodiment will be described below.
本応用例において、物体検出装置45が、物体の3次元の位置を計測するステレオカメラ装置である。
In this application example, the
前記ステレオカメラ装置は、監視領域を異なる方向から撮影する一対のカメラと、前記一対のカメラにより得られる一対の撮影画像に対する画像処理により、物体の3次元の位置を導出する画像処理装置とを備える。 The stereo camera device includes a pair of cameras that capture images of a monitoring area from different directions, and an image processing device that derives the three-dimensional position of an object by performing image processing on a pair of captured images obtained by the pair of cameras. .
前記画像処理装置は、前記一対の撮影画像各々から線状物g2の画像を抽出する。さらに、前記画像処理装置は、抽出した線状物g2の2次元平面内の位置、および、前記一対のカメラから線状物g2までの距離を表すデータを、検出位置Px1のデータとしてメインコントローラー61へ出力する。本応用例が採用される場合も、第1実施形態または第2実施形態が採用される場合と同様の効果が得られる。
The image processing device extracts an image of the linear object g2 from each of the pair of captured images. Further, the image processing device converts the extracted position of the linear object g2 in the two-dimensional plane and the data representing the distance from the pair of cameras to the linear object g2 into the
6a :主処理部
6b :条件データ取得部
6c :検出データ取得部
6d :判定部
6e :判定結果出力部
6f :視野方向較正部
9 :車載ネットワーク
10 :クレーン
11 :下部走行体
12 :上部旋回体
13 :キャブ
14 :走行装置
15 :ガントリ
16 :ウインチ装置
17 :カウンターウェイト
21 :ブーム
22 :ブームポイントアイドラーシーブ
23 :ガントリシーブ
30 :フック
31 :起伏ロープ
32 :吊りロープ
41 :エンジン
42 :油圧ポンプ
43 :油圧制御弁
44 :状態検出装置
45 :物体検出センサー
51 :操作装置
52 :表示装置
61 :メインコントローラー
62 :補助記憶装置
63 :ECU
64 :位置データ処理装置
161 :第1ウインチ装置
162 :第2ウインチ装置
441 :ブーム角度センサー
442 :検出装置
511 :操作レバー
512 :操作ボタン
513 :操作入力装置
601 :MPU
602 :RAM
603 :不揮発性メモリー
604 :信号インターフェイス
605 :通信インターフェイス
D1 :ブーム長手方向
D2 :視野方向
D3 :方向
DT1 :条件データ
Ds3 :第3基準点方向
Ds4 :第4基準点方向
F1 :視野中心横断面
L1 :ブーム長
L2 :ブーム部分長
Ln1 :基準鉛直線
Ln2 :中心横断線
Lx1 :ロープ基準距離
P00 :視野範囲の中心
P001 :上端位置
P002 :下端位置
P01 :ロープ交点
P1 :第1基準点
P2 :第2基準点
P3 :第3基準点
P4 :第4基準点
PX1 :検出位置
R1 :ロープ位置
dx1 :ずれ幅
g1 :物体検出画像
g2 :線状物
g3 :ノイズ物
θ1 :検出ブーム角度
θ2 :振れ角度
φ1 :第1視野角度
φ2 :第2視野角度
ψ1 :ロープずれ角度
6a:
64: Position data processing device 161: First winch device 162: Second winch device 441: Boom angle sensor 442: Detection device 511: Operation lever 512: Operation button 513: Operation input device 601: MPU
602: RAM
603: Nonvolatile memory 604: Signal interface 605: Communication interface D1: Boom longitudinal direction D2: View direction D3: Direction DT1: Condition data Ds3: Third reference point direction Ds4: Fourth reference point direction F1: View center cross section L1 : Boom length L2 : Boom portion length Ln1 : Reference vertical line Ln2 : Center transverse line Lx1 : Rope reference distance P00 : View range center P001 : Upper end position P002 : Lower end position P01 : Rope intersection P1 : First reference point P2 : Second Second reference point P3: Third reference point P4: Fourth reference point PX1: Detection position R1: Rope position dx1: Deviation width g1: Object detection image g2: Linear object g3: Noise object θ1: Detected boom angle θ2: Swing angle φ1: First viewing angle φ2: Second viewing angle ψ1: Rope deviation angle
Claims (6)
前記クレーンが、前記ブームに固定され視野範囲に存在する物体の3次元の位置を検出する物体検出センサーと、前記ブームの傾斜角度を検出するブーム角度センサーと、を備え、
データ処理装置により実行される工程として、
前記ブームにおける前記物体検出センサーが固定された部分から前記先端部までの長さであるブーム部分長のデータおよび前記ブームの長手方向を基準にした前記物体検出センサーの視野方向のデータを含む条件データを取得する条件データ取得工程と、
前記物体検出センサーにより検出される物体の3次元の検出位置のデータおよび前記ブーム角度センサーにより検出される検出ブーム角度のデータを含む検出データを取得する検出データ取得工程と、
前記ブーム部分長、前記視野方向、前記検出ブーム角度および前記検出位置のデータに基づいて前記吊りロープの振れ方向および振れ角度を導出する導出工程と、を含む、吊りロープ振れ判定方法。 A suspension rope swing determination method for determining the swing state of a suspension rope hanging from the tip of a crane boom, comprising:
The crane comprises an object detection sensor that detects the three-dimensional position of an object that is fixed to the boom and exists within the field of view, and a boom angle sensor that detects the tilt angle of the boom,
As steps performed by the data processing device,
Condition data including data on the boom portion length, which is the length from the portion of the boom to which the object detection sensor is fixed, to the tip, and data on the viewing direction of the object detection sensor based on the longitudinal direction of the boom. a condition data acquisition step of acquiring
a detection data acquisition step of acquiring detection data including data on the three-dimensional detection position of the object detected by the object detection sensor and data on the detected boom angle detected by the boom angle sensor;
and a derivation step of deriving the swing direction and swing angle of the suspension rope based on the data of the boom portion length, the viewing direction, the detected boom angle, and the detected position.
前記検出位置のデータから縦方向に延びる線状物の3次元の位置であるロープ位置のデータを抽出する第1導出工程と、
前記ブーム部分長、前記視野方向、前記検出ブーム角度および前記ロープ位置のデータから前記振れ方向および前記振れ角度を導出する第2導出工程と、を含む、請求項1に記載の吊りロープ振れ判定方法。 The derivation step includes
a first derivation step of extracting rope position data, which is a three-dimensional position of a linear object extending in the vertical direction, from the detected position data;
A second deriving step of deriving the swing direction and the swing angle from data of the boom portion length, the viewing direction, the detected boom angle, and the rope position. .
前記較正工程は、
前記ブーム部分長のデータを取得する第1較正工程と、
前記検出ブーム角度のデータおよび前記物体検出センサーにより検出される前記検出位置のデータを取得する第2較正工程と、
前記検出位置が前記ブームの前記先端部の鉛直下方の位置であるという前提条件と前記ブーム部分長および前記検出位置のデータとに基づいて前記視野方向を導出する第3較正工程と、
導出された前記視野方向のデータを記憶装置に記憶させる第4較正工程と、を含み、
前記条件データ取得工程において、前記視野方向のデータが前記記憶装置から取得される、請求項1または請求項2に記載の吊りロープ振れ判定方法。 further comprising a calibration step of deriving the viewing direction if a calibration mode has been previously selected;
The calibration step includes:
a first calibration step of obtaining data on the boom section length;
a second calibration step of obtaining data of the detected boom angle and data of the detected position detected by the object detection sensor;
a third calibration step of deriving the line-of-sight direction based on the precondition that the detected position is a position vertically below the tip of the boom and data on the boom portion length and the detected position;
a fourth calibration step of storing the derived viewing direction data in a storage device;
3. The suspension rope swing determination method according to claim 1, wherein in said condition data obtaining step, said visual field direction data is obtained from said storage device.
前記検出データは、前記吊りロープの繰り出し長さを検出する装置により検出される検出繰り出し長さのデータを含み、
前記導出工程は、前記振れ角度、前記検出ブーム角度、前記ブームの長さ、および前記検出繰り出し長さのデータから前記吊りロープの末端部の振れ幅を導出する工程を含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吊りロープ振れ判定方法。 the condition data includes data on the length of the boom;
The detection data includes data of a detected pay-out length detected by a device that detects the pay-out length of the suspension rope,
The deriving step includes a step of deriving a swing width of the end portion of the suspension rope from data of the swing angle, the detected boom angle, the length of the boom, and the detected pay-out length. Item 3. The suspension rope deflection determination method according to any one of items 3.
前記ブームの先端部から垂下される吊りロープと、
前記ブームの傾斜角度を検出するブーム角度センサーと、
前記ブームに固定され視野範囲に存在する物体の3次元の位置を検出する物体検出センサーと、
請求項5に記載のデータ処理装置と、を備えるクレーン。 a hoistably supported boom;
a hanging rope suspended from the tip of the boom;
a boom angle sensor that detects the tilt angle of the boom;
an object detection sensor that detects the three-dimensional position of an object that is fixed to the boom and that exists within the field of view;
A crane comprising a data processing device according to claim 5.
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JP2019118853A JP7322548B2 (en) | 2019-06-26 | 2019-06-26 | Hanging rope deflection determination method, data processing device, crane |
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