JP7322455B2 - flame retardant sheet - Google Patents
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Description
本発明は、難燃シートに関する。 The present invention relates to flame-retardant sheets.
従来、シート状繊維からなる基材に、難燃性の樹脂を被覆した難燃シートがある。このような難燃シートとしては、被覆用の樹脂として、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂やポリテトラフルオロエチレン系樹脂等が用いられていた。しかしながら、被覆用樹脂として、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂を用いた場合、軟質ポリ塩化ビニル系樹脂に含有されている可塑剤や難燃剤等が経時により表層へ滲み出すことによって、表面の粘着性が増し、大気中の汚れが付着したり、柔軟性、耐候性、難燃性等が低下したりする問題がある。 Conventionally, there is a flame-retardant sheet in which a substrate made of sheet-like fibers is coated with a flame-retardant resin. For such a flame-retardant sheet, soft polyvinyl chloride-based resin, polytetrafluoroethylene-based resin, or the like has been used as a coating resin. However, when a soft polyvinyl chloride resin is used as the coating resin, the plasticizer, flame retardant, etc. contained in the soft polyvinyl chloride resin ooze out to the surface over time, resulting in a decrease in surface adhesiveness. As a result, there are problems such as adhesion of dirt in the atmosphere, deterioration of flexibility, weather resistance, flame retardancy, and the like.
一方、工業用途の高分子材料には、近年、廃プラスチックの処理や環境ホルモンの問題から、環境に負荷をかけない環境適応型材料への転換が望まれている。具体的には、燃焼時のダイオキシン発生や可塑剤の毒性等の問題から、例えばポリ塩化ビニル系樹脂からポリオレフィン系樹脂への転換が検討されている。しかしながら、ポリオレフィン系樹脂は、燃焼性の高い樹脂であるので、難燃性を発現させることは困難な課題である。 On the other hand, in recent years, polymer materials for industrial use have been desired to be converted to environmentally friendly materials that do not burden the environment due to the problems of waste plastic disposal and endocrine disrupters. Specifically, due to problems such as the generation of dioxins during combustion and the toxicity of plasticizers, conversion from polyvinyl chloride resins to polyolefin resins, for example, has been investigated. However, since polyolefin resins are highly combustible resins, it is a difficult task to develop flame retardancy.
上記問題点を解決するために、現状では、難燃剤をポリオレフィン系樹脂に練り込んで使用することが多い。難燃剤のなかでも、含ハロゲン難燃剤は、難燃化の効果が高く、成形性の低下や成形品の力学的物性の低下等も比較的少ないことから多用されている。しかしながら、含ハロゲン難燃剤を用いた場合、成形加工時や燃焼時にハロゲン系ガスが発生して、機器の腐食等の恐れがあるために、安全性の面からハロゲン含有化合物を使用しない、非ハロゲン難燃化処理方法が強く望まれている(例えば特許文献1参照)。 In order to solve the above problems, at present, flame retardants are often kneaded into polyolefin resins. Among flame retardants, halogen-containing flame retardants are frequently used because they have a high flame-retardant effect and relatively little decrease in moldability and mechanical properties of molded products. However, when halogen-containing flame retardants are used, halogen-containing gases are generated during molding and combustion, and there is a risk of equipment corrosion. A flame-retardant treatment method is strongly desired (see, for example, Patent Document 1).
このような難燃シートでは、難燃性及び断熱性のさらなる特性向上が求められている。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、難燃性及び断熱性に優れた難燃シートを提供することを目的とする。
Such flame-retardant sheets are required to further improve their flame-retardant and heat-insulating properties.
The present invention has been made in view of the problems described above, and an object of the present invention is to provide a flame-retardant sheet having excellent flame-retardant properties and heat-insulating properties.
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、基材層、アンカー層及び化粧層がこの順に積層された難燃シートであって、基材層は、空孔を有する多孔質熱可塑性樹脂フィルムと、空孔内に空隙が残るように配置された無機質材料と、を備える難燃シートであることを要旨とする。 In order to solve the above problems, one aspect of the present invention is a flame-retardant sheet in which a substrate layer, an anchor layer, and a decorative layer are laminated in this order, wherein the substrate layer is a porous thermoplastic sheet having pores. A flame-retardant sheet comprising a resin film and an inorganic material arranged such that voids remain in the pores.
本発明の一態様によれば、基材層内に無機質材料と空隙とを有するため、難燃性及び断熱性に優れた難燃シートを提供することができる。 According to one aspect of the present invention, it is possible to provide a flame-retardant sheet having excellent flame-retardant properties and heat-insulating properties because the substrate layer contains an inorganic material and voids.
以下、図面を参照して、本技術の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本技術の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本技術の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本技術の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。 Hereinafter, embodiments of the present technology will be described with reference to the drawings. In the description of the drawings, the same or similar parts are denoted by the same or similar reference numerals, and overlapping descriptions are omitted. Each drawing is schematic and may differ from the actual one. The embodiments shown below exemplify devices and methods for embodying the technical ideas of the present technology, and the technical ideas of the present technology are specific to the devices and methods exemplified in the embodiments below. not something to do. The technical idea of this technology can be modified in various ways within the technical scope described in the claims. Further, the directions of "left and right" and "up and down" in the following description are merely definitions for convenience of description, and do not limit the technical idea of the present invention. Therefore, for example, if the page is rotated 90 degrees, "left and right" and "up and down" are read interchangeably, and if the page is rotated 180 degrees, "left" becomes "right" and "right" becomes "left." It goes without saying that
(難燃シート)
難燃シート1は、図1に示すように、基材層2の一方の面(以下、「おもて面」とも呼ぶ)に、第一アンカー層3及び化粧層4がこの順に積層され、基材層2の他方の面(以下、「裏面」とも呼ぶ)に、第二アンカー層5及びプライマー層6がこの順に積層されて構成されている。なお、難燃シート1の最表面にエンボス加工による凹凸模様を設けてもよい。凹凸模様を設けることで、音の反響の防止が可能となる。
(flame-retardant sheet)
As shown in FIG. 1, the flame-
また、難燃シート1は、ASTM E 1354「建築材料の燃焼性試験方法」に準拠した燃焼試験において、50kW/m2の輻射加熱条件下で30分間加熱し燃焼したときの最大発熱速度が350kW/m2以下であることが好ましく、300kW/m2以下であることがより好ましい。難燃シート1の上記最大発熱速度が350kW/m2を超えると、充分な難燃性を発現できなくなる可能性がある。
また、難燃シート1は、ASTM E 1354に準拠した燃焼試験において、50kW/m2の輻射加熱条件下で30分間加熱し燃焼することにより得られた燃焼残渣を0.1cm/秒の速度で圧縮したときの降伏点応力が4.9×103Pa以上であることが好ましい。降伏点応力が4.9×103Pa未満であると、僅かな衝撃により燃焼残渣が簡単に崩壊し、火災時に難燃シート1自体やこの難燃シート1を用いた化粧板等にドリップ現象が発生して、延焼の危険性が生じる可能性がある。
In addition, the flame-
In addition, the flame-
また、難燃シート1は、JIS A 1322「建築用薄物材料の難燃性試験方法」に規定される防炎2級以上の防炎性能を有することが好ましい。防炎性能が上記規定を満たさないと、充分な難燃性を発現せず、実用性が不充分となる可能性がある。
また、難燃シート1は、JIS L 1091「繊維製品の燃焼性試験方法」に規定される区分3以上の防炎性能を有することが好ましい。難燃シート1の防炎性能が上記規定を満たさないと、充分な難燃性を発現せず、実用性が不充分となる可能性がある。
In addition, the flame-
In addition, the flame-
また、難燃シート1は、建築基準法施工令に規定の不燃材料の技術的基準においては、ISO5660-1に準拠したコーンカロリーメータ試験機による発熱性試験において下記の要件を満たして不燃性を有することが好ましい(建築基準法施工令第108条の2第1号および第2号)。不燃性が認定されるためには、不燃性基材と貼り合わせた状態で50kW/m2の輻射熱による加熱にて20分間の加熱時間において下記の1~3の要求項目をすべて満たす必要がある。
1.総発熱量が8MJ/m2以下
2.最高発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えない
3.防炎上有害な裏面まで貫通する亀裂および穴が生じない
なお、不燃性基材としては、石こうボード、繊維混入ケイ酸カルシウム板または亜鉛メッキ鋼板から選択して用いることができる。
In addition, the flame-
1. Total calorific value is 8 MJ/m 2 or less 2 . 2. The maximum heat release rate does not exceed 200 kW/m 2 continuously for 10 seconds or more. No cracks or holes penetrating to the rear surface, which are harmful for fire prevention.The nonflammable base material can be selected from gypsum board, fiber-containing calcium silicate board, and galvanized steel sheet.
(基材層)
基材層2は、図2に示すように、多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2aと、熱可塑性樹脂フィルム2aが有する空孔2b内に配置された無機質材料2cとを有している。熱可塑性樹脂2a(例えば、ポリオレフィン系樹脂単体)をフィルム状に製膜した場合は、空間ができず密に詰まった断面になるが、熱可塑性樹脂2aに無機質材料2cを添加しかつ延伸することで、無機質材料2cの周囲に空間が発生する。この発生した空間を、本実施形態では、空孔2bと呼ぶ。空孔2bの有無は、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、基材層2の断面の無機質材料2cの周囲を観察することで確認できる。熱可塑性樹脂フィルム2a内に無機質材料2cを有することで、不燃性や難燃性を得ることが可能となる。
空孔2bの内部空間は、無機質材料2cよりも僅かに大きめに形成されている。空孔2bの内部には、無機質材料2cの周囲に空隙2dが残っている。空隙2dが残っていることで、断熱、遮音、高隠蔽、軽量化が可能となっており、天井パネル用途に好ましい。
熱可塑性樹脂フィルム2aの空孔率は、例えば10容積%以上95容積%以下であることが好ましく、50容積%以上85容積%以下であることがより好ましい。空孔率が10容積%より小さいと、樹脂リッチになるため、接着性や融着性が低くなる可能性がある。一方、空孔率が95容積%より大きいと、基材層2の強度に難が生じる可能性がある。空孔率は、調整延伸倍率、無機質材料の添加量及び粒径を調整することで調整可能である。
(Base material layer)
As shown in FIG. 2, the
The internal space of the holes 2b is formed slightly larger than the
The porosity of the
熱可塑性樹脂フィルム2aを構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等を用いることが可能である。ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、エチレン及び/又はプロピレンとこれらと共重合可能な他のα-オレフィンとの共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体及びエチレン-酢酸ビニル共重合体からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。選択される少なくとも1種としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等が好ましく、ポリプロピレンがより好ましい。また、ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等が好ましい。熱可塑性樹脂として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、ポリエステル等の少なくとも1種を使用することで、無機質材料2cの分散性を向上できる。特にポリプロピレンを使用することで、無機質材料2cの分散性をさらに向上できる。
As the thermoplastic resin forming the
無機質材料2cは、粉末形状(粉体形状)であることが好ましい。また、無機質材料2cの平均粒子径(モード径)は、1μm以上3μm以下の範囲内であることが好ましい。無機質材料2cの平均粒子径が1μm未満であると、無機質材料2c同士の凝集力が高まり、熱可塑性樹脂への分散性が低下する可能性がある。また、無機質材料2cの平均粒子径が3μmを超えると、基材層2の表面の平坦性が低下し、第一アンカー層3や第二アンカー層5の厚さが不均一となる可能性や、ムラや欠けが発生する可能性がある。また、無機質材料2cの最大粒子径は、50μm以下であることが好ましい。無機質材料2cの最大粒子径が50μmを超えると、基材層2の表面の平坦性が低下し、第一アンカー層3や第二アンカー層5の厚さが不均一となる可能性や、ムラや欠けが発生する可能性がある。
以上説明したように、無機質材料2cの平均粒子径及び最大粒子径を、上述した範囲内とすることで、熱可塑性樹脂に対する無機質材料2cの分散性を向上させるとともに、基材層2の表面に対し、平坦性を維持することが可能となる。
The
As described above, by setting the average particle size and the maximum particle size of the
無機質材料2cの含有量は、基材層2の質量に対して、15質量%以上90質量%以下の範囲内であればよく、20質量%以上80質量%以下の範囲内であればより好ましく、60質量%以上80質量%以下の範囲であればさらに好ましい。無機質材料2cの含有量が、15質量%未満であると、相対的に熱可塑性樹脂の割合が多くなるため、不燃性や難燃性、耐候性、耐摩耗性、寸法安定性が得にくい傾向がある。さらに、基材層2の表面を、ホフマンスクラッチテスターを用いて引っ掻いた際に、視認可能な程度の傷が付く、即ち、十分な表面硬度が得られない可能性がある。
The content of the
一方、無機質材料2cの含有量が、基材層2の質量に対して、90質量%を超えると、相対的に熱可塑性樹脂の割合が少なくなる。このため、第一アンカー層3や第二アンカー層5の形成時に、基材層2の表面にいわゆる「粉吹き」が発生する可能性がある。ここで、「粉吹き」とは、基材層2に含まれた無機質材料2cが、基材層2の表面に浮き出る状態を示す。また、化粧層4の形成時に、基材層2から浮き出た無機質材料2cによってインキが積層しにくくなり、印刷適性が低下する可能性がある。また、柔軟性が低下し、第一アンカー層3、第二アンカー層5及び化粧層4の少なくとも一つを形成したシートを、ロール状又は枚葉で木質系基材及び石系基材にラミネートする際に、ラミネートが困難となり、ラミネート適性が低下する傾向がある。また、第一アンカー層3、第二アンカー層5及び化粧層4の少なくとも一つを形成したシートを折り曲げて再び開いた際に、折り曲げた部分に割れや無機質材料2cの落下が発生する可能性がある。また、化粧層4を形成したシートの表面にセロハンテープを圧着した後、強く引き剥がし、化粧層4又は第一アンカー層3と化粧層4との間で剥離が生じ、インキ密着性が低下する可能性がある。
On the other hand, if the content of the
以上説明したように、無機質材料2cの含有量を基材層2の質量に対して上述した範囲内とすることで、熱可塑性樹脂と特定料の無機質材料2cとの比率が適切なものとなるため、不燃性又は難燃性を得つつ、粉吹きの発生を低減することが可能となる。これに加え、印刷適性及びラミネート適性を向上させることが可能となり、且つシートの折り曲げ部に発生する割れや無機質材料2cの落下を低減させることが可能となり、さらに、十分な表面硬度を得ることと、インキ密着性を向上させることが可能となる。また、難燃性、耐候性、耐摩耗性及び柔軟性等の力学的物性を向上させることが可能となる。
As described above, by setting the content of the
無機質材料としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、カオリン、シリカ、パーライト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、焼成アルミナ、ケイ酸カルシウム、タルク、マイカ等を用いることが可能である。さらに、例えば、シリカ(特に、中空シリカ)、アルミナ、三酸化アンチモン、アンチモンソーダ、珪酸ジルコン、酸化ジルコン等のジルコニウム化合物、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、硼砂、ホウ酸亜鉛、三酸化モリブデンあるいはジモリブデン酸アンチモンと水酸化アルミニウムの錯体等、三酸化アンチモンとシリカの錯体、三酸化アンチモンと亜鉛華の錯体、ジルコニウムのケイ酸、ジルコニウム化合物と三酸化アンチモンの錯体、並びにそれらの塩等の少なくとも一種を用いることが可能である。特に、炭酸カルシウム及び炭酸カルシウム塩は、製造手法による粒径のコントロールや熱可塑性樹脂との相溶性の制御が容易であり、また、材料コストとしても安価であるため、樹脂シート10の低廉化の観点からも好適である。また、上述した無機質材料は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。 Examples of inorganic materials that can be used include calcium carbonate, magnesium carbonate, aluminum hydroxide, magnesium hydroxide, kaolin, silica, perlite, calcium sulfate, barium sulfate, calcined alumina, calcium silicate, talc, and mica. be. Furthermore, for example, silica (especially hollow silica), alumina, antimony trioxide, antimony soda, zirconium silicate, zirconium compounds such as zirconium oxide, magnesium hydroxide, aluminum hydroxide, basic magnesium carbonate, borax, zinc borate, complexes of molybdenum trioxide or antimony dimolybdate and aluminum hydroxide; At least one salt or the like can be used. In particular, calcium carbonate and calcium carbonate salts are easy to control the particle size and the compatibility with the thermoplastic resin by the manufacturing method, and the material cost is low, so that the resin sheet 10 can be made inexpensive. It is also suitable from the point of view. In addition, the inorganic materials described above may be used alone, or two or more of them may be used in combination.
本実施形態では、一例として、無機質材料が、炭酸カルシウムである場合について説明する。これは、無機質材料としては、炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウムが、切削性及び経済性等の点から好ましく、特に、炭酸カルシウムが好適であることが理由である。炭酸カルシウムとしては、特に制限は無く、沈降性炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム等を用いることが可能である。
炭酸カルシウムの平均粒径は、1[μm]以上3[μm]以下の範囲内が好ましい。
In this embodiment, as an example, a case where the inorganic material is calcium carbonate will be described. This is because calcium carbonate, talc, aluminum hydroxide and magnesium hydroxide are preferable as the inorganic material from the viewpoints of machinability and economy, and calcium carbonate is particularly preferable. Calcium carbonate is not particularly limited, and precipitated calcium carbonate, heavy calcium carbonate, light calcium carbonate, and the like can be used.
The average particle diameter of calcium carbonate is preferably in the range of 1 [μm] or more and 3 [μm] or less.
また、熱可塑性樹脂と無機質材料2cとの合計含有量は、難燃シート1の質量に対して、90質量%以上100質量%以下の範囲内であることが好ましい。熱可塑性樹脂と無機質材料2cとの合計含有量が、難燃シート1の質量に対して90質量%未満であると、十分な不燃性又は十分な難燃性が得られない可能性がある。また、印刷適性やラミネート適性が低下したり、シートの折り曲げ部に割れが発生したりする可能性がある。
以上説明したように、熱可塑性樹脂と無機質材料2cとの合計含有量を上述した数値範囲内とすることで、十分な不燃性又は十分な難燃性を得つつ、印刷適性やラミネート適性を向上させ、且つ、シートの折り曲げ部に発生する割れを低減することが可能となる。
Moreover, the total content of the thermoplastic resin and the
As described above, by setting the total content of the thermoplastic resin and the
なお、熱可塑性樹脂と無機質材料2cとの合計含有量が、難燃シート1の質量に対して、100質量%である場合には、熱可塑性樹脂の含有量を10質量%以上85質量%以下の範囲内とし、無機質材料2cの含有量を15質量%以上90質量%以下の範囲内とすることが好ましい。また、熱可塑性樹脂の含有量を20質量%以上80質量%以下の範囲内とし、無機質材料2cの含有量を20質量%以上80質量%以下の範囲内とすることがより好ましい。また、熱可塑性樹脂の含有量を20質量%以上40質量%以下の範囲内とし、無機質材料2cの含有量を60質量%以上80質量%以下の範囲内とすることがさらに好ましい。熱可塑性樹脂と無機質材料2cとの合計含有量が上述した数値範囲内であれば、十分な不燃性又は十分な難燃性を確実に得つつ、印刷適性やラミネート適性を確実に向上させ、且つ、シートの折り曲げ部に発生する割れを確実に低減することが可能となる。
When the total content of the thermoplastic resin and the
また、基材層2の厚さは、50μm以上250μm以下の範囲内であることが好ましく、70μm以上200μm以下の範囲内であることがより好ましい。基材層2の厚さが50μm未満であると、ラミネート適性が低下する傾向がある。また、基材層2の厚さが250μmを超えると、シートの折り曲げ部に割れが発生する可能性がある。したがって、基材層2の厚さが上述した数値範囲内であれば、ラミネート適性を向上させ、且つ、シートの折り曲げ部に発生する割れを低減することが可能となる。
Moreover, the thickness of the
また、基材層2は、1軸延伸又は2軸延伸の原反層であることが好ましい。1軸延伸又は2軸延伸の原反層であれば、難燃シート1の汎用性を高めることが可能となる。無機質材料2cを混ぜた熱可塑性樹脂を1軸延伸又は2軸延伸することで、無機質材料2cの周りに空隙2dが形成される。さらに、基材層2には、第一アンカー層3や第二アンカー層5を形成する前に、コロナ処理やプラズマ処理等の表面処理を施すことが好ましい。基材層2にコロナ処理やプラズマ処理等の表面処理を施すことで、第一アンカー層3や第二アンカー層5と基材層2との接着性(密着性)を、向上させることが可能となる。また、第一アンカー層3や第二アンカー層5を形成する前に基材層2をブラッシングすることで、粉吹きした無機質材料2c(例えば炭酸カルシウム)を事前に落とすようにしてもよい。
Further, the
(第一アンカー層)
第一アンカー層3は、基材層2の一方の面(おもて面)に積層されており、基材層2の一方の面(おもて面)全体を覆うように形成されている。これにより、第一アンカー層3は、基材層2に含まれる無機質材料2cの粉落ちを防止できる。印刷時や樹脂塗工時に基材層2に含まれる無機質材料2cが印刷系内、具体的には印刷装置内で粉落ちすると、印刷系内を汚染する可能性がある。また、基材層2に含まれる無機質材料2cが粉落ちすると、インキが部分的に印刷されないインキ抜け等の不具合が発生する可能性がある。
また、第一アンカー層3は、基材層2と、後述する絵柄模様層4aを形成するインキとの密着性の向上機能も備えている。第一アンカー層3を備えない構成では、絵柄模様層4aを形成するインキが、基材層2に密着せずに剥離してしまう可能性がある。
(first anchor layer)
The
The
また、第一アンカー層3は、塩酢ビニルを含むウレタン系樹脂や、塩酢ビニルを含むアクリル系樹脂を含有することが好ましい。ここで、「塩酢ビニル」とは、塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体を意味する。また、ウレタン系樹脂としては、例えば、ポリオール成分とイソシアネート成分とを含有する2液硬化型ポリウレタン系接着剤が好ましい。ポリオール成分としては、ポリエステルポリオール、ポリエステルポリウレタンポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルポリウレタンポリオール等を用いることが可能である。また、イソシアネート成分としては、TDI、MDI、HDI、PIDI、XDI等のジイソシアネート及びこれらを出発原料とする変性体を用いることが可能である。
Moreover, the
第一アンカー層3における、塩酢ビニルを含むウレタン系樹脂、又は塩酢ビニルを含むアクリル系樹脂の含有量は、例えば、第一アンカー層3の質量に対し、乾燥状態で15質量%以上100質量%以下の範囲内が好ましく、80質量%以上100質量%以下の範囲内がより好ましく、85質量%以上95質量%以下の範囲内がさらに好ましい。第一アンカー層3における、塩酢ビニルを含むウレタン系樹脂、又は塩酢ビニルを含むアクリル系樹脂の含有量が上記数値範囲内であれば、第一アンカー層3と絵柄模様層4aとの層間強度を十分なものにしつつ、均一でムラや欠けのない第一アンカー層3を形成することができる。第一アンカー層3における、塩酢ビニルを含むウレタン系樹脂、又は塩酢ビニルを含むアクリル系樹脂の含有量が第一アンカー層3の質量に対し、乾燥状態で15質量%未満であると、第一アンカー層3と絵柄模様層4aとの層間強度が不十分となる可能性がある。なお、第一アンカー層3における、塩酢ビニルを含むウレタン系樹脂、又は塩酢ビニルを含むアクリル系樹脂の含有量が第一アンカー層3の質量に対し、乾燥状態で100質量%以下であれば使用上何ら問題はないが、95質量%を超えると、第一アンカー層3にムラや欠けが生じる可能性がある。塗布量としては、固形分として概ね0.5[g/m2]以上3.5[g/m2]以下の範囲内が適当である。
また、第一アンカー層3の厚みは、例えば、0.5μm以上20μm以下の範囲内が好ましく、0.5μm以上10μm以下の範囲内がより好ましい。
The content of the urethane-based resin containing vinyl chloride acetate or the acrylic resin containing vinyl chloride-acetate in the
Moreover, the thickness of the
(化粧層)
化粧層4は、第一アンカー層3に積層されており、第一アンカー層3を間に挟んで、基材層2の一方の面(おもて面)と対向するように形成されている。
また、化粧層4は、絵柄模様層4aと、トップコート層4bを備えている。
(Cosmetic layer)
The decorative layer 4 is laminated on the
The decorative layer 4 includes a
(絵柄模様層)
絵柄模様層4aは、第一アンカー層3に積層されている。具体的には、絵柄模様層4aは、図1において、第一アンカー層3の上側の面に積層されている。
絵柄模様層4aの材料としては、加工適性に優れ、燃焼時に有害なガスを発生しないこと等から、例えば、飽和ポリエステル、低密度ポリエチレン(線状低密度ポリエチレンを含む)、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、エチレンαオレフィン共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン-プロピレン共重合体、プロピレン-ブテン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコール共重合体、或いは、これらの混合物等からなるフィルム系基材を用いることが可能である。これらの材料は、未延伸の状態であっても、1軸又は2軸方向に延伸した状態のいずれの状態であってもよく、厚さとしては、25μm以上125μm以下の範囲内が適当である。また、絵柄模様層4aの材料としては、例えば、建材用プリント用紙(建材用薄葉紙)、純白紙、或いは、合成樹脂を混抄させて層間強度を強化した薄葉紙、酸化チタン等の不透明顔料を混抄したチタン紙等の紙質系基材を用いることも可能である。
(Pattern layer)
The
Examples of materials for the
絵柄模様層4aの坪量は、例えば、23g/m2以上100g/m2以下の範囲内とする。これらのフィルム系基材又は紙質系基材は、必要に応じて必要な面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の適宜の易接着処理を施してもよいものである。
また、絵柄模様層4aには、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様柄等の絵柄を、グラビア印刷法、オフセット印刷法、シルクスクリーン印刷法等、周知の印刷法でインキを用いて形成する。インキとしては、ビヒクルとして塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールを含むポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド樹脂等を1種又は2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものを用いることが可能であるが、環境問題を考慮すると、ポリエステル、イソシアネートとポリオールを含むポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等の1種又は2種以上混合した非塩素系のビヒクルが適当であり、より好ましくは、ポリエステル、イソシアネートとポリオールを含むポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種又は2種以上混合したものを用いる。
The basis weight of the
Further, on the
また、白色顔料として、酸化チタンを含有することが好ましい。酸化チタンを含有させることで、白色性や隠蔽力が向上し、難燃性も向上する。酸化チタンとしては、特に限定されるものではないが、例えば、アナターゼ型酸化チタンやルチル型酸化チタン等が挙げられ、いずれの酸化チタンが用いられてもよいが、特に難燃化効果や耐候性の面からは、ルチル型酸化チタンを用いることが好ましい。また、難燃シート1が防汚性の要求される用途に用いられる場合には、光触媒効果を有する酸化チタンを用いることが好ましい。
酸化チタンの含有量は、ビヒクル100質量部に対して、酸化チタン1質量部以上20質量部以下が好ましく、2質量部以上7質量部以下がより好ましい。酸化チタンの配合量が1質量部未満であると、白色性、隠蔽力及び難燃化効果を充分に得られない可能性がある。また、酸化チタンの配合量が20質量部を超えると、白色性、隠蔽力及び難燃化効果は充分に得られるものの、成形加工性の低下や、柔軟性の低下の可能性がある。
Moreover, it is preferable to contain titanium oxide as a white pigment. By containing titanium oxide, whiteness and hiding power are improved, and flame retardancy is also improved. Titanium oxide is not particularly limited, and examples thereof include anatase-type titanium oxide and rutile-type titanium oxide. From this point of view, it is preferable to use rutile-type titanium oxide. Moreover, when the flame-
The content of titanium oxide is preferably 1 part by mass or more and 20 parts by mass or less, more preferably 2 parts by mass or more and 7 parts by mass or less with respect to 100 parts by mass of the vehicle. If the amount of titanium oxide to be blended is less than 1 part by mass, there is a possibility that sufficient whiteness, hiding power and flame-retardant effect cannot be obtained. On the other hand, if the amount of titanium oxide is more than 20 parts by mass, sufficient whiteness, hiding power and flame retardant effect can be obtained, but there is a possibility of deterioration in moldability and flexibility.
(トップコート層)
トップコート層4bは、絵柄模様層4aに積層されている。具体的には、トップコート層4bは、図1において、絵柄模様層4aの上側の面に積層されている。
また、トップコート層4bは、絵柄模様層4aの保護、難燃シート1に要求される耐汚染性、耐擦傷性、耐摩耗性等の表面物性を付与するために設けられる。
(top coat layer)
The
The
トップコート層4bを形成する樹脂としては、例えば、ポリオール成分とイソシアネート成分とを含有する2液硬化型ポリウレタン系樹脂、或いはフッ素樹脂、アクリル樹脂及びエチレン-ビニルアルコール-酢酸ビニル共重合体からなる群より選択される少なくとも1種からなる樹脂を用いることが好ましい。ポリオール成分としては、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等を用いることが可能である。イソシアネート成分としては、無黄変タイプでも黄変タイプでも使用可能であるが、無黄変タイプのほうが耐光性においても樹脂塗膜の柔軟性においても好ましい。具体的には、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネート等を使用することが望ましい。また、キシリレンジイソシアネートは黄変性が少ないので、用途によっては好適に使用可能である。
The resin forming the
なお、トップコート層4b上に模様状の艶出樹脂層を設ける場合には、トップコート層4bに使用する樹脂にはリコート性(再塗装性)が必要である。完全に硬化するとリコート性を失う性質を有する硬化性樹脂を使用する場合には、トップコート層4bが完全に硬化する前に、艶出樹脂層を設ける必要がある。そのためには、2液硬化型ポリウレタン系樹脂のように、常温で液状の硬化性樹脂を使用した場合、模様状の艶出樹脂層を形成する前に、トップコート層4bを非流動性の半硬化状態とする必要があるが、溶剤分の蒸発により指触乾燥状態となる熱乾燥性の硬化性樹脂を使用すると、上記のような半硬化の工程が不要となり、トップコート層4bと艶出樹脂層との密着性も安定するので好適である。
In the case of providing a pattern-like glossy resin layer on the
また、2液硬化型ポリウレタン系樹脂でトップコート層4bを形成する方法としては、例えば、2液硬化型ポリウレタン系樹脂を塗布可能な粘度に調節し、グラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布することにより形成することが可能である。塗布量としては、固形分として概ね3g/m2以上15g/m2以下の範囲内が適当である。
また、絵柄模様層4aとトップコート層4bとの間には、インキ用のプライマー層やトップコート層用のプライマー層を設け、層間の接着強度を向上させることが可能である。これらのプライマー層の形成は、第一アンカー層3に用いるポリオール成分とイソシアネート成分を含む2液硬化型ポリウレタン系接着剤を用いて、グラビア印刷法、ロールコート法等の周知の塗布方法で形成すればよいものである。インキ用のプライマー層やトップコート層用のプライマー層の乾燥後の塗布量としては0.1g/m2以上5.0g/m2以下の範囲内であり、好ましくは0.5g/m2以上1.0g/m2以下の範囲内である。
Further, as a method of forming the
Further, a primer layer for ink or a primer layer for the topcoat layer may be provided between the
なお、トップコート層4bには、難燃シート1の耐候性を向上させるために、紫外線吸収剤及び光安定化剤を適宜添加してもよい。また、各種機能を付与するために、抗菌剤、防カビ剤、艶の調整のための艶消剤等の機能性添加剤を添加してもよい。艶消剤は、例えば、シリカ又は炭酸カルシウム等の無機質粉体や、ガラスビーズ、合成樹脂ビーズ等が使用され、平均粒径0.5μm以上5μm以下のものが使用される。艶消剤の添加量は、意匠上所望の艶消感の程度に応じて任意であるが、通常は樹脂100質量部に対して1質量部以上20質量部以下とするのがよい。トップコート層4bの形成用の塗料組成物は、大粒径で比重が高く沈降しやすい無機耐摩剤を含むので、無機耐摩剤の沈降により塗工作業の継続が困難とならないように、沈降防止剤を添加しておくことが好ましい。
In order to improve the weather resistance of the flame-
さらに、耐摩耗性を付与するために、無機耐摩剤を添加してもよい。無機耐摩剤は、例えば、アルミナ又は炭化珪素等の硬質の無機化合物の粉粒体で、平均粒形5μm以上50μm以下の範囲内のものがよい。添加量は、樹脂100質量部に対して2質量部以上30質量部以下が好ましい。無機耐摩剤の形状は、不定形、鱗片形、球形、多面体形等のいずれでもよいが、鱗片形や球形、多面体形等のほうが、耐摩耗効果が高く望ましい。
また、トップコート層4b表面から突出した無機耐摩剤が離脱しにくいように、シランカップリング剤を添加して、無機耐摩剤の保持性を向上しておくことも推奨される。トップコート層4bの厚さには特に制限はないが、薄過ぎると無機耐摩剤を十分に保持することができず、逆に厚過ぎると可撓性が低下して割れやすくなるので、3μm以上50μm以下の範囲内とすることが望ましい。
Furthermore, an inorganic antiwear agent may be added to impart wear resistance. The inorganic anti-friction agent is, for example, powdery particles of a hard inorganic compound such as alumina or silicon carbide, and preferably has an average particle size of 5 μm or more and 50 μm or less. The amount to be added is preferably 2 parts by mass or more and 30 parts by mass or less with respect to 100 parts by mass of the resin. The shape of the inorganic anti-wear agent may be amorphous, scaly, spherical, polyhedral, etc., but scaly, spherical, polyhedral, etc. are desirable because of their high anti-wear effect.
It is also recommended to add a silane coupling agent to improve retention of the inorganic anti-wear agent so that the inorganic anti-wear agent protruding from the surface of the
(第二アンカー層)
第二アンカー層5は、基材層2の他方の面(裏面)に積層されており、基材層2の他方の面(裏面)全体を覆うように形成されている。これにより、第二アンカー層5は、基材層2に含まれる無機質材料2cの粉落ちを防止する。印刷時や樹脂塗工時に基材層2に含まれる無機質材料2cが印刷系内、具体的には印刷装置内で粉落ちすると、印刷系内を汚染する可能性がある。また、基材層2に含まれる無機質材料2cが粉落ちすると、インキ抜け等の不具合が発生する可能性がある。また、第二アンカー層5は、基材層2とプライマー層6との密着性を向上させる機能も備えている。第二アンカー層5を備えない場合には、プライマー層6を形成する塗液が、基材層2に密着せずに剥離する可能性がある。
第二アンカー層5は、第一アンカー層3と同様の材料及び手法を用いて形成する。
(second anchor layer)
The
The
(プライマー層)
プライマー層6は、第二アンカー層5に積層されており、第二アンカー層5を間に挟んで、基材層2の裏面と対向している。
プライマー層6の材料としては、例えば、バインダーとしての硝化綿、セルロース、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、アクリル、ポリエステル系等の単独もしくは各変性物の中から適宜選定して用いることが可能である。これらは水性、溶剤系、エマルジョンタイプ等特にその形態を問わない。また、硬化方法についても、単独で硬化する1液タイプ、主剤と合わせて硬化剤を使用する2液タイプ、紫外線や電子線等の照射により硬化させるタイプ等から適宜選択して用いることが可能である。一般的な硬化方法としては、ウレタン系の主剤に対して、イソシアネート系の硬化剤を合わせることによって硬化させる2液タイプが用いられており、この2液タイプを用いる方法は作業性、価格、樹脂自体の凝集力の観点から好適である。上述したバインダー以外には、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、各種添加剤等が添加されている。
特に、プライマー層6は、難燃シート1の最背面に位置するため、難燃シート1を連続的なプラスチックフィルム(ウエブ状)として巻き取りを行うことを考慮すると、フィルム同士が密着して滑りにくくなることや、剥がれなくなる等のブロッキングが生じることを避けるとともに、接着剤との密着を高めるために、例えば、シリカ、アルミナ、マグネシア、酸化チタン、硫酸バリウム等の無機充填剤を添加してもよい。また、プライマー層6の厚さは、例えば、0.1μm以上3.0μm以下の範囲内とすることが好ましい。
(primer layer)
The primer layer 6 is laminated on the
As the material of the primer layer 6, for example, nitrocellulose as a binder, cellulose, vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, polyvinyl butyral, polyurethane, acrylic, polyester, etc. can be selected as appropriate from single or modified materials. It is possible to use These may be aqueous, solvent-based, emulsion-type, etc., regardless of their form. Also, as for the curing method, it is possible to appropriately select and use from a one-liquid type that cures alone, a two-liquid type that uses a curing agent together with the main agent, and a type that cures by irradiation with ultraviolet rays, electron beams, etc. be. As a general curing method, a two-liquid type that cures by combining an isocyanate-based curing agent with a urethane-based main agent is used. It is suitable from the viewpoint of its own cohesive strength. Colorants such as pigments and dyes, extender pigments, solvents, and various additives are added in addition to the binders described above.
In particular, since the primer layer 6 is located on the backmost surface of the flame-
(難燃シート1の製造方法)
以下、図1を参照して、実施形態の難燃シート1の製造方法を説明する。
まず、熱可塑性樹脂に無機質材料2cを混ぜ、混ぜ終えた熱可塑性樹脂を1軸又は2軸延伸して、無機質材料2cの位置に空孔2bを有する多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2aを形成し、基材層2を形成する。その際、熱可塑性樹脂が1軸延伸又は2軸延伸されることで、空孔2bが延伸方向に拡大され、無機質材料2cの周りに空隙2dが形成される。
続いて、基材層2の一方の面(おもて面)に、第一アンカー層3の形成用の樹脂等を塗工して、第一アンカー層3を形成する。続いて、第一アンカー層3の基材層2と対向する面と反対側の面に、絵柄模様層4aの形成用のインキを塗工して、絵柄模様層4aを形成する。続いて、絵柄模様層4aの第一アンカー層3と対向する面と反対側の面に、トップコート層4bの形成用の樹脂等を塗工して、トップコート層4bを形成する。
(Manufacturing method of flame-retardant sheet 1)
Hereinafter, a method for manufacturing the flame-
First, the thermoplastic resin is mixed with the
Subsequently, one surface (front surface) of the
続いて、基材層2の他方の面(裏面)に、第二アンカー層5の形成用の樹脂等を塗工して、第二アンカー層5を形成する。続いて、第二アンカー層5の基材層2と対向する面と反対側の面に、プライマー層6の形成用の樹脂を塗工して、プライマー層6を形成する。
このような手順により、本発明の実施形態に係る難燃シート1を製造する。
なお、第二アンカー層5は、第一アンカー層3と同時に形成してもよい。また、プライマー層6は、絵柄模様層4a及びトップコート層4bを形成する前に形成してもよい。この場合、第二アンカー層5は、第一アンカー層3よりも先に形成するようにしてもよい。
Subsequently, a resin or the like for forming the
By such procedures, the flame-
The
以上説明したように、本発明の実施形態に係る難燃シート1では、基材層2は、空孔2bを有する多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2aと、空孔2b内に空隙2dが残るように空孔2b内に配置された無機質材料2cとを備えるようにした。それゆえ、基材層2内に無機質材料2cと空隙2dとを有するため、難燃性及び断熱性に優れた難燃シート1を提供することができる。
As described above, in the flame-
(変形例)
上記実施形態では、第一アンカー層3に化粧層4を積層する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、第一アンカー層3と化粧層4との間に、第一アンカー層3と化粧層4との接着性(密着性)を向上させるための接着剤層を形成してもよい。
また、上記実施形態では、第二アンカー層5にプライマー層6を積層する例を示したが、他の構成を使用することもできる。例えば、第二アンカー層5とプライマー層6との間に、第二アンカー層5とプライマー層6との接着性を向上させるための接着剤層を形成してもよい。接着剤層の材料としては、例えば、加熱時に粘着性を示す材料を用いることが可能である。加熱時に粘着性を示す材料としては、例えば塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル-酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリアミド系樹脂、アイオノマー系樹脂等を主成分とする材料が挙げられる。
(Modification)
In the above embodiment, an example in which the decorative layer 4 is laminated on the
Moreover, although the example which laminated|stacked the primer layer 6 on the
以下、実施例の難燃シートと、比較例の難燃シートについて説明する。
(実施例1)
まず、厚さが50μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2a)を基材層2として用意した。基材層2の空孔2b内には、空孔2b内に空隙2dが残るように炭酸カルシウム(無機質材料2c)を配置した。続いて、基材層2の一方の面(おもて面)に、乾燥後の質量が0.5g/m2となるように2液硬化型ポリウレタン系接着剤をグラビア印刷法で塗布して、第一アンカー層3を形成した。続いて、第一アンカー層3の表面に、アクリル系インキを用いてグラビア印刷法で絵柄模様層4aを形成した。続いて、絵柄模様層4aの表面に2液硬化型ウレタン系樹脂をロールコート法にて塗布して、乾燥後の質量が10g/m2のトップコート層4bを形成した。
続いて、基材層2の他方の面(裏面)に、乾燥後の質量が0.5g/m2となるように2液硬化型ポリウレタン系接着剤をグラビア印刷法で塗布して、第二アンカー層5を形成した。さらに、第二アンカー層5の表面に、乾燥後の質量が0.5g/m2となるように2液硬化型ポリウレタン系接着剤をグラビア印刷法で塗布して、プライマー層6を形成した。これにより、実施例1の難燃シート1を作製した。
The flame-retardant sheets of Examples and the flame-retardant sheets of Comparative Examples are described below.
(Example 1)
First, a biaxially stretched polyethylene terephthalate film (porous
Subsequently, a two-component curable polyurethane adhesive was applied to the other surface (back surface) of the
(比較例1)
比較例1では、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2a)に代えて、エポキシ樹脂フィルム(多孔質の熱硬化性樹脂フィルム)を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、比較例1の難燃シート1を作製した。
(比較例2)
比較例2では、炭酸カルシウム(無機質材料2c)に代えて、ウレタンビーズや球状有機微粒子(有機材料)を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、比較例2の難燃シート1を作製した。
(比較例3)
比較例3では、炭酸カルシウム(無機質材料2c)に代えて、ウレタンビーズや球状有機微粒子(有機材料)を用いた。また、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(多孔質の熱可塑性樹脂フィルム2a)に代えて、エポキシ樹脂フィルム(多孔質の熱硬化性樹脂フィルム)を用いた。それ以外は実施例1と同様にして、比較例3の難燃シート1を作製した。
(比較例4)
比較例4では、空孔2b内に空隙2dが残っていないポリエチレンテレフタレートフィルム(熱可塑性樹脂フィルム2a)を基材層2として用いた。この熱可塑性樹脂フィルム2aは、無機質材料2cを添加した熱可塑性樹脂を延伸せずにフィルム状として形成した。それ以外は実施例1と同様にして、比較例3の難燃シート1を作製した。
(Comparative example 1)
In Comparative Example 1, an epoxy resin film (porous thermosetting resin film) was used instead of the biaxially stretched polyethylene terephthalate film (porous
(Comparative example 2)
In Comparative Example 2, instead of calcium carbonate (
(Comparative Example 3)
In Comparative Example 3, instead of calcium carbonate (
(Comparative Example 4)
In Comparative Example 4, a polyethylene terephthalate film (
(性能評価)
(難燃性試験)
難燃性試験では、ASTM E 1354に準拠して、コーンカロリーメータによって試験片(100mm×100mm×3mm厚)に50kW/m2 の熱線を照射し、試験片を燃焼させた。加熱開始後から試験片に着火するまでの時間を測定して、最大発熱速度を求めた。そして、最大発熱速度が350kW/m2以下である場合を合格「○」とし、最大発熱速度が350kW/m2より大きい場合を不合格「×」とした。
(断熱性試験)
断熱性試験では、50×50×50cmのボックス内部に温度センサーを設置し、ボックスの1面に設けられたガラス板のボックス内部側の面へ難燃シート1を貼り付け、ボックス外部側からボックス内部側へガラス板を介して赤外線ランプを照射し、照射前と1時間照射後とでボックス内部の温度上昇を測定した。そして、1時間照射前後の温度上昇が16℃未満である場合を合格「〇」とし、16℃以上である場合を不合格「×」とした。
(評価結果)
評価結果を、表1に示す。
(performance evaluation)
(Flame retardant test)
In the flame retardancy test, a test piece (100 mm x 100 mm x 3 mm thick) was irradiated with a heat ray of 50 kW/m 2 using a cone calorimeter in accordance with ASTM E 1354 to burn the test piece. The maximum heat release rate was obtained by measuring the time from the start of heating until the test piece was ignited. A case where the maximum heat release rate was 350 kW/m 2 or less was rated as "good", and a case where the maximum heat release rate was greater than 350 kW/m 2 was rated as "failed".
(Heat insulation test)
In the heat insulation test, a temperature sensor was installed inside a box of 50 × 50 × 50 cm, a flame-
(Evaluation results)
Table 1 shows the evaluation results.
上記表1に示すように、実施例1の難燃シート1は、「難燃性試験」及び「断熱性試験」の何れも合格「○」となった。一方、比較例1~4の難燃シート1は、「難燃性試験」及び「密着性試験」の少なくとも何れかが不合格「×」となった。
したがって、実施例1の難燃シート1は、比較例1~4の難燃シート1と異なり、難燃性と断熱性との両方に優れることが確認された。
As shown in Table 1 above, the flame-
Therefore, it was confirmed that the flame-
1…難燃シート、2…基材層、2a…熱可塑性樹脂フィルム、2b…空孔、2c…無機質材料、2d…空隙、3…第一アンカー層、4…化粧層、4a…絵柄模様層、4b…トップコート層、5…第二アンカー層、6…プライマー層
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記基材層は、空孔を有する多孔質の熱可塑性樹脂フィルムと、前記空孔内に空隙が残るように前記空孔内に配置された無機質材料と、を備え、
前記無機質材料の含有量は、前記基材層の質量に対して60質量%以上80質量%以下であり、
前記熱可塑性樹脂フィルムの空孔率は、50容積%以上85容積%以下であることを特徴とする難燃シート。
A flame-retardant sheet in which a substrate layer, an anchor layer and a decorative layer are laminated in this order,
The base material layer comprises a porous thermoplastic resin film having pores, and an inorganic material arranged in the pores so that the pores remain voids ,
The content of the inorganic material is 60% by mass or more and 80% by mass or less with respect to the mass of the base material layer,
A flame-retardant sheet , wherein the thermoplastic resin film has a porosity of 50% by volume or more and 85% by volume or less .
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