JP7316920B2 - impeller and hydraulic machine - Google Patents
impeller and hydraulic machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP7316920B2 JP7316920B2 JP2019225252A JP2019225252A JP7316920B2 JP 7316920 B2 JP7316920 B2 JP 7316920B2 JP 2019225252 A JP2019225252 A JP 2019225252A JP 2019225252 A JP2019225252 A JP 2019225252A JP 7316920 B2 JP7316920 B2 JP 7316920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- impeller
- cavitation
- heat
- cooling device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
本発明は、羽根車及び水力機械に関するものである。 The present invention relates to impellers and hydraulic machines.
下記特許文献1には、回転式ポンプにおいて、ポンプ性能を維持しつつ、キャビテーションの発生を抑制するキャビテーション抑制ポンプシステムが開示されている。このキャビテーション抑制ポンプシステムでは、該ポンプシステムに存在する低温源を利用し、この低温源により、ポンプに流入する流体と熱交換して、ポンプに流入する流体の温度を下げて、該流体の飽和蒸気圧を下げることにより、流体の圧力低下の余裕度を大きくし、キャビテーションの発生を抑制している。
しかしながら、上記ポンプシステムにおいては、回転式ポンプに流入する流体全体を冷却しなければならない。このため、例えば、流量が多いポンプなどでは、流体全体を冷却することが困難な場合がある。 However, in the above pump system, the entire fluid entering the rotary pump must be cooled. For this reason, it may be difficult to cool the entire fluid in, for example, a pump with a large flow rate.
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、効率よくキャビテーションの発生を抑制できる羽根車及び水力機械の提供を目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an impeller and a hydraulic machine that can efficiently suppress the occurrence of cavitation.
本発明の一態様に係る羽根車は、ブレードと、前記ブレードのキャビテーションが発生する部分を局所的に冷却する冷却装置と、を備える。
上記羽根車においては、前記冷却装置は、前記ブレードの表面の一部を形成し、且つ、前記ブレードよりも熱伝導率の高い熱伝導部材と、前記熱伝導部材を冷却する熱電素子と、を備えてもよい。
また、上記羽根車においては、前記ブレードと前記熱伝導部材との間に、断熱層が設けられていてもよい。
また、上記羽根車においては、前記熱伝導部材は、前記ブレードの圧力面及び負圧面のうち、少なくとも負圧面の一部を形成していてもよい。
また、上記羽根車においては、前記冷却装置は、前記ブレードのキャビテーションが発生する部分として、前記ブレードの前縁側を冷却してもよい。
また、上記羽根車においては、前記冷却装置は、前記ブレードの前縁側で冷却した熱を、前記ブレードの後縁側から放熱してもよい。
An impeller according to an aspect of the present invention includes a blade and a cooling device that locally cools a portion of the blade where cavitation occurs.
In the above impeller, the cooling device includes a thermally conductive member that forms part of the surface of the blade and has higher thermal conductivity than the blade, and a thermoelectric element that cools the thermally conductive member. You may prepare.
Further, in the impeller, a heat insulating layer may be provided between the blade and the heat conducting member.
Further, in the impeller described above, the heat conducting member may form at least part of the suction surface of the pressure surface and the suction surface of the blade.
Further, in the impeller described above, the cooling device may cool a leading edge side of the blade as a portion of the blade where cavitation occurs.
Further, in the above impeller, the cooling device may radiate the heat cooled on the leading edge side of the blade from the trailing edge side of the blade.
また、本発明の一態様に係る水力機械は、先に記載の羽根車を備える。 A hydraulic machine according to an aspect of the present invention includes the impeller described above.
また、本発明の一態様に係る水力機械は、液体流路と、前記液体流路のキャビテーションが発生する部分を局所的に冷却する冷却装置と、を備える。 Further, a hydraulic machine according to an aspect of the present invention includes a liquid flow path and a cooling device that locally cools a portion of the liquid flow path where cavitation occurs.
また、本発明の一態様に係る液体流路形成部品は、液体流路を形成し、且つ、キャビテーションが発生する部分を局所的に冷却する冷却装置を備える。 A liquid channel forming component according to an aspect of the present invention includes a cooling device that forms a liquid channel and locally cools a portion where cavitation occurs.
上記本発明の態様によれば、流体全体を冷却するのではなく、局所的な冷却によって効率よくキャビテーションの発生を抑制できる。 According to the aspect of the present invention, it is possible to efficiently suppress the occurrence of cavitation by cooling the fluid locally rather than cooling the entire fluid.
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、水力機械としてポンプを例示する。 An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, in the following description, a pump is illustrated as a hydraulic machine.
図1は、一実施形態に係る水力機械100の断面構成図である。
図1に示す水力機械100は、非容積型ポンプの一つである横軸軸流ポンプであり、液体を軸方向に吐出する羽根車1を備えている。羽根車1には、複数のブレード2が設けられている。なお、水力機械100は、立軸ポンプであっても、斜流ポンプであっても、遠心ポンプであっても構わない。
FIG. 1 is a cross-sectional configuration diagram of a
A
水力機械100は、羽根車1が固定された主軸101と、主軸101と他の軸とを連結する軸継手102と、主軸101を支持する軸受103と、羽根車1及び主軸101の一部を収容するケーシング104と、を備えている。ケーシング104は、吐出し側ケーシング104aと、吐出し側ケーシング104aに接続された吸込み側ケーシング104bと、を備えている。
A
吐出し側ケーシング104aは、水平方向に延びる筒状に形成され、羽根車1を取り囲んでいる。吸込み側ケーシング104bは、エルボ形状に形成され、吐出し側ケーシング104aの上流側に水平方向に接続されている。吸込み側ケーシング104bの吐出し側ケーシング104aと接続されていない側には、液体吸込み口105が形成されている。
The discharge-
液体吸込み口105は、鉛直下方向を向いている。つまり、吸込み側ケーシング104bは、液体吸込み口105から上方に延びた後、水平方向に延び、吐出し側ケーシング104aと接続されている。吐出し側ケーシング104aは、吸込み側ケーシング104bと接続されていない側に、液体吐出し口106を備えている。
The
主軸101は、吐出し側ケーシング104aに沿って水平方向に延び、吸込み側ケーシング104bを貫通している。軸継手102は、吸込み側ケーシング104bを貫通し、ケーシング104の外部に突出した主軸101を、図示しない駆動機と連結させさせている。吐出し側ケーシング104a内には、ガイドベーン107が設けられている。ガイドベーン107は、液体を効率的に加速するためにベーンの開放角度を変えることができる。
The
主軸101は、上述した図示しない駆動機によって回転し、主軸101の回転によって羽根車1が回転する。羽根車1の回転により、取扱い液(液体、例えば水)は、液体吸込み口105から上方に流れ、エルボ状の吸込み側ケーシング104bにより水平方向に流れが曲げられて羽根車1へ至る。液体は、羽根車1の回転によりさらに水平方向に送られ、液体吐出し口106から吐出される。
The
図2は、一実施形態に係る羽根車1が備えるブレード2の斜視図である。図3は、図2に示すブレード2を径方向から視た平面図である。
図2及び図3に示すように、羽根車1は、ブレード2の表面を局所的に冷却する冷却装置10を備えている。
FIG. 2 is a perspective view of the
As shown in FIGS. 2 and 3, the
冷却装置10は、ブレード2の表面の一部を形成し、且つ、ブレード2よりも熱伝導率の高い熱伝導部材11と、熱伝導部材11を冷却する熱電素子12と、を備えている。本実施形態の熱伝導部材11は、羽根車1の径方向に延びる棒状に形成され、ブレード2の表面に嵌め込まれている。例えば、ブレード2が鉄系の金属から形成される場合、熱伝導部材11は、鉄系の金属よりも熱伝導率の高い、銅系の金属から形成するとよい。
The
熱電素子12は、例えば、ペルチェ素子であって、羽根車1の内部に収容されている。熱電素子12は、P型端子12aと、N型端子12bと、を備え、N型端子12bから熱伝導部材11を介してP型端子12aに電流が流れるように電源13と接続されている。つまり、熱電素子12の吸熱側が、熱伝導部材11と接続されている。なお、電源13は、上述した熱電素子12と同様に羽根車1の内部に配置してもよいし、また、ケーシング104の外部に配置し、スリップリングやマイクロウェーブ送受信機などを用いて回転系の熱電素子12と電気的なやり取りをしても構わない。
The
ブレード2と熱伝導部材11との間には、断熱層20が設けられている。断熱層20は、ブレード2と熱伝導部材11との間の熱的なやり取りを抑制する。これにより、ブレード2と熱伝導部材11との間に、明確な温度差を付けることができる。断熱層20としては、ブレード2よりも熱伝導率の低い金属やセラミックス、樹脂、また、断熱空間を形成する多孔質体、発泡体、ハニカム構造体などであっても構わない。
A
図3に示すように、熱伝導部材11は、ブレード2の圧力面5及び負圧面6のうち、負圧面6の一部を形成している。本実施形態の熱伝導部材11は、負圧面6の前縁3側に設けられている。なお、ここで言う前縁3側とは、ブレード2の翼弦長Cの半分からブレード2の前側の領域を意味する。また、後縁4側とは、ブレード2の翼弦長Cの半分からブレード2の後側の領域を意味する。
As shown in FIG. 3 , the
熱伝導部材11が設けられた負圧面6の前縁3側は、ブレード2のキャビテーション200が発生する部分である。
図4は、一実施形態に係るブレード2の圧力面5及び負圧面6における圧力の変化を示すグラフである。なお、図4のグラフの縦軸は圧力Pであり、横軸は翼弦長Cである。
The
FIG. 4 is a graph showing pressure changes on the
図4に示すように、キャビテーション200は、負圧面6の最低圧力Pminとなる最低圧力部C1付近において発生する。キャビテーション200は、一種の蒸発現象であるため、圧力Pが下がるとキャビテーション200が発生し易くなる。図4に示すように、負圧面6の最低圧力部C1は、設計時の流体数値計算などで位置を推定することが可能である。また、通常の設計において、最低圧力部C1は、翼弦長Cの1/2より前半の前縁3側に存在する場合が多い。これらの情報に基づき、負圧面6の最低圧力部C1を含むように、熱伝導部材11を負圧面6に配置するとよい。
As shown in FIG. 4,
上記構成の羽根車1によれば、ブレード2のキャビテーション200が発生する部分を局所的に冷却することができる。キャビテーション200の発生に要する気化熱は、キャビテーション気泡を取り巻く温度境界層を通じ、周囲液体から供給されるものと、キャビテーション気泡が接するブレード2の表面から供給するものに大別される。両者は近接している場合が多いので、上述した一つの冷却装置10によって同時に冷却できる。なお、複数の冷却装置10により、冷却箇所を複数にしても構わない。
According to the
具体的に、上記構成の冷却装置10によれば、ブレード2の表面(キャビテーション発生箇所)を局所的に直接冷却することができ、これによりキャビテーション気泡内の蒸気を凝縮させ、キャビテーション気泡を縮小させることができる。また、冷却装置10は、当該キャビテーション発生箇所より若干上流のブレード2の表面も冷却することができ、それによりキャビテーション気泡周囲の液温も低下させることができる。
Specifically, according to the
このように、上述した本実施形態の羽根車1によれば、ブレード2と、ブレード2のキャビテーション200が発生する部分を局所的に冷却する冷却装置10と、を備えているので、液体全体を冷却するのではなく、ブレード2の表面を局所的に冷却することによって、その付近における液温を低下させ、飽和蒸気圧の低下によって、効率よくキャビテーション200の発生を抑制できる。
As described above, according to the
また、本実施形態では、冷却装置10は、ブレード2の表面の一部を形成し、且つ、ブレード2よりも熱伝導率の高い熱伝導部材11と、熱伝導部材11を冷却する熱電素子12と、を備えているので、熱伝導部材11を介してブレード2の表面を効率よく冷却することができる。また、この構成によれば、例えば、ブレード2の表面に細孔を設け、この細孔内に冷媒を供給するなどして、ブレード2の表面を冷却する構成よりも、構造的に簡単である。
In addition, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、ブレード2と熱伝導部材11との間に、断熱層20が設けられているので、ブレード2と熱伝導部材11との温度差を明確に付けると共に、熱伝導部材11よりも熱容量の大きなブレード2によって、熱伝導部材11が温められることを抑制することができる。
Further, in the present embodiment, since the
また、本実施形態では、熱伝導部材11は、ブレード2の圧力面5及び負圧面6のうち、少なくとも負圧面6の一部を形成している。図4に示すように、負圧面6は、圧力面5よりも圧力Pが低くなるので、負圧面6を冷却することで、効率よくキャビテーション200の発生を抑制できる。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態では、冷却装置10は、ブレード2のキャビテーション200が発生する部分として、ブレード2の前縁3側を冷却している。図4に示すように、ブレード2の前縁3側は、後縁4側よりも圧力Pが低くなるので、前縁3側を冷却することで、効率よくキャビテーション200の発生を抑制できる。
Further, in the present embodiment, the
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。 While the preferred embodiments of the invention have been described and described, it is to be understood that they are illustrative of the invention and should not be considered limiting. Additions, omissions, substitutions, and other modifications may be made without departing from the scope of the invention. Accordingly, the invention should not be viewed as limited by the foregoing description, but rather by the claims appended hereto.
図5は、一実施形態に係る水力機械100の運転点が変更された場合のブレード2の圧力面5及び負圧面6における圧力の変化を示すグラフである。
例えば、図5に示すように、水力機械100の運転点(例えばブレード2に対する流体の流入方向の変化など)によっては、負圧面6の最低圧力Pmin1となる最低圧力部C1だけでなく、圧力面5の最低圧力Pmin2となる最低圧力部C2においてもキャビテーション200が発生する場合がある。そのため、羽根車1の圧力面5を冷却する冷却装置10を設置してもよい。
FIG. 5 is a graph showing changes in pressure on the
For example, as shown in FIG. 5, depending on the operating point of the hydraulic machine 100 (for example, changes in the inflow direction of the fluid with respect to the blades 2), not only the lowest pressure portion C1 , which is the
図6は、一実施形態に係る羽根車1の変形例を示す斜視図である。
例えば、図6に示すように、羽根車1は、ブレード2の前縁3を形成する熱伝導部材11を備えていてもよい。この熱伝導部材11は、ブレード2の圧力面5及び負圧面6の前縁3側の一部を形成している。この構成によれば、熱伝導部材11を介してブレード2の圧力面5及び負圧面6の両方を同時に冷却し、負圧面6だけでなく、上述した圧力面5のキャビテーション200の発生も抑制することができる。
FIG. 6 is a perspective view showing a modification of the
For example, as shown in FIG. 6, the
図7は、一実施形態に係る羽根車1の変形例を示す斜視図である。
また、例えば、図7に示すように、羽根車1は、ブレード2の圧力面5及び負圧面6の両方に、断熱層20によって熱的に隔てられた複数の熱伝導部材11A,11Bを備えていてもよい。この構成によれば、ブレード2の圧力面5及び負圧面6の両方を局所的に冷却し、負圧面6だけでなく、上述した圧力面5のキャビテーション200の発生も抑制することができる。また、冷却装置10は、熱伝導部材11A,11Bのそれぞれに、上述した熱電素子12を接続することで、圧力面5と負圧面6とを選択的に冷却することもできる。
FIG. 7 is a perspective view showing a modification of the
Further, for example, as shown in FIG. 7, the
また、図8に示す構成を採用してもよい。
図8は、一実施形態に係る羽根車1の変形例を示す断面構成図である。
図8に示す羽根車1は、ブレード2の前縁3側で冷却した熱を、ブレード2の後縁4側から放熱する構成となっている。つまり、冷却装置10の熱電素子12は、吸熱側がブレード2の前縁3側に接続され、放熱側がブレード2の後縁4側に接続されている。ブレード2の後縁4側は、前縁3側と比べてキャビテーション200が発生し難いため、前縁3側で吸熱した熱を問題なく放熱できる。なお、ブレード2の前縁3には、上述した熱伝導部材11を配置してもよいし、ブレード2の前縁3と後縁4との間には、上述した断熱層20ないし断熱壁を形成してもよい。
Also, the configuration shown in FIG. 8 may be employed.
FIG. 8 is a cross-sectional configuration diagram showing a modification of the
The
また、上記実施形態では、水力機械100としてポンプを例示したが、水車であっても構わない。
図9は、一実施形態に係る水力機械100の変形例(水車)のブレード2の圧力面5及び負圧面6における圧力の変化を示すグラフである。
図9に示すように、水車であっても、キャビテーション200は、負圧面6の最低圧力Pminとなる最低圧力部C1において発生するので、羽根車1に上述した冷却装置10を設置するとよい。なお、水車の場合、図9に示すように、負圧面6の最低圧力部C1が、翼弦長Cの1/2よりも後半の後縁4側に存在する場合があるため、冷却装置10は、ブレード2のキャビテーション200が発生する部分として、ブレード2の後縁4側を冷却してもよい。
Further, in the above-described embodiment, a pump is exemplified as the
FIG. 9 is a graph showing changes in pressure on the
As shown in FIG. 9, even in a water turbine,
また、上記実施形態では、水力機械100として非容積型ポンプ(ターボ型ポンプ)を例示したが、容積型ポンプであっても構わない。
図10は、一実施形態に係る水力機械100の変形例(容積型ポンプ)を示す構成図である。
図10に示す水力機械100は、ポンプ室を形成するシリンダ110と、シリンダ110内の容積を変化させるピストン111と、を備えている。シリンダ110には、逆止弁114を介して液体吸込管112が接続され、また、逆止弁115を介して液体吐出管113が接続されている。シリンダ110、液体吸込管112及び液体吐出管113は、液体流路を形成している。
Further, in the above embodiment, a non-displacement pump (turbo pump) was used as the
FIG. 10 is a configuration diagram showing a modification (displacement pump) of the
A
上記構成によれば、ピストン111の移動によって、シリンダ110内の容積が小さくなると、逆止弁115を介して液体吐出管113から液体が吐出される。この際、液体吐出管113の接続部付近では、液体の流速が早くなるため、ベルヌーイの定理により圧力が下がり、キャビテーション200が発生し易くなる。このため、液体吐出管113の接続部付近においても、液体流路(図10の例ではシリンダ110の側壁)を局所的に冷却するために、上述した冷却装置10を設けるとよい。
According to the above configuration, when the movement of the
また、上記実施形態では、本発明の適用例として水力機械を例示したが、液体の流速が早くなり、圧力が下がるものであれば、液体流路形成部品であっても構わない。
図11は、一実施形態に係る液体流路形成部品120の構成図である。
図11に示す液体流路形成部品120は、バルブの一例であって、液体流路を形成する配管部121と、配管部121を開閉する弁体122と、を備えている。弁体122は、回動軸122aを介して外部から操作(回動)可能に配管部121に支持されている。この構成では、弁体122を僅かに開き、流路面積が小さいときに、液体の流速が早くなって圧力が下がり、キャビテーション200が発生し易くなるので、弁体122の一部(先端部)ないし配管部121の一部(弁体122の先端部に対向する部分)に上述した冷却装置10を設けるとよい。
なお、キャビテーション200が発生し易い液体流路形成部品としては、バルブの他に、オリフィスなどを例示することができる。
Further, in the above-described embodiment, a hydraulic machine was exemplified as an application example of the present invention.
FIG. 11 is a configuration diagram of a liquid
A liquid
In addition to valves, orifices and the like can be exemplified as liquid flow path forming components that are likely to cause
また、例えば、上記実施形態では、熱電素子12としてペルチェ素子を例示したが、ゼーベック効果、トムソン効果などにより、熱伝導部材11を冷却する熱電素子を備えていても構わない。
Further, for example, in the above-described embodiment, a Peltier element was exemplified as the
1 羽根車
2 ブレード
3 前縁
4 後縁
5 圧力面
6 負圧面
10 冷却装置
11 熱伝導部材
12 熱電素子
20 断熱層
100 水力機械
120 液体流路形成部品
200 キャビテーション
REFERENCE SIGNS
Claims (6)
前記ブレードのキャビテーションが発生する部分を局所的に冷却する冷却装置と、を備え、
前記冷却装置は、
前記ブレードの表面の一部を形成し、且つ、前記ブレードよりも熱伝導率の高い熱伝導部材と、
前記熱伝導部材を冷却する熱電素子と、を備える、ことを特徴とする羽根車。 a blade;
a cooling device that locally cools a portion of the blade where cavitation occurs ,
The cooling device
a thermally conductive member forming part of the surface of the blade and having a higher thermal conductivity than the blade;
and a thermoelectric element that cools the heat-conducting member .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019225252A JP7316920B2 (en) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | impeller and hydraulic machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019225252A JP7316920B2 (en) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | impeller and hydraulic machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021095844A JP2021095844A (en) | 2021-06-24 |
JP7316920B2 true JP7316920B2 (en) | 2023-07-28 |
Family
ID=76431244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019225252A Active JP7316920B2 (en) | 2019-12-13 | 2019-12-13 | impeller and hydraulic machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7316920B2 (en) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101672240A (en) | 2009-10-14 | 2010-03-17 | 上海大学 | Method and device for inhibiting cavitation in liquid machinery |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58144690A (en) * | 1982-02-22 | 1983-08-29 | Hitachi Ltd | Centrifugal pump for high-temperature liquid |
-
2019
- 2019-12-13 JP JP2019225252A patent/JP7316920B2/en active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101672240A (en) | 2009-10-14 | 2010-03-17 | 上海大学 | Method and device for inhibiting cavitation in liquid machinery |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021095844A (en) | 2021-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7766613B2 (en) | Pump and liquid supply system | |
JP4935051B2 (en) | Centrifugal fan | |
TWI329162B (en) | Pump and liquid supply apparatus | |
JP2008075608A (en) | Pump and fluid supply device | |
JP5964378B2 (en) | Turbocharger | |
US7255154B2 (en) | Cooling device | |
JP2010151034A (en) | Centrifugal compressor | |
JP2007524245A (en) | Cooling system | |
WO2013187786A1 (en) | Electric pump motor cooled by closed circuit | |
JP2003161284A (en) | Thin vortex pump and cooling system provided therewith | |
JP7316920B2 (en) | impeller and hydraulic machine | |
JP2013057286A (en) | Electric blower and vacuum cleaner using the same | |
JP3741092B2 (en) | Ultra-thin pump and cooling system equipped with it | |
CN217421545U (en) | Pump device | |
JP2020068301A (en) | Cooling device | |
CN114294230A (en) | Oil extraction cooling structure of high-pumping-speed rotary vane pump | |
TWM492957U (en) | Water-cooling electric water pump | |
CN112160909A (en) | Axial-flow type explosion-proof water pump | |
KR101272684B1 (en) | Bearing cooling unit with forced circulation flow line and liquid fuel pump including the unit | |
JP3163387U (en) | Flow pump for delivering cooling working fluid to engine cooling system | |
CN110594162A (en) | High-efficiency energy-saving self-priming pump | |
JP2014117119A (en) | Spindle cooling structure | |
JP2006083774A (en) | Inline pump | |
CN212803716U (en) | Water pump rotor with cooling channel | |
JP4770207B2 (en) | Pump and liquid supply apparatus having the same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220725 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230718 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7316920 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |