JP7314664B2 - 異常検知装置、異常検知方法、異常検知装置の制御方法、及び制御プログラム - Google Patents
異常検知装置、異常検知方法、異常検知装置の制御方法、及び制御プログラム Download PDFInfo
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Description
まず、本発明が適用される場面の一例が説明される。複数のプーリ間に懸架された無端ベルトと、プーリを回転させることによって前記無端ベルトを駆動するモータを備えたベルト&プーリ機構に対して、本実施形態に係る異常検知装置は適用される。
以下に、図1~図13を参照しつつ、本発明が適用される場面のより具体的な例が説明される。本発明が適用される具体的な場面の例示としては、生産現場におけるファクトリーオートメーション(FA)があり得る。この場合、異常検知装置は、中央制御装置としてのプログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller:PLC)に統合され得る。以下の構成例では、そのように、PLCが異常検知装置としての機能を実装しているケースを例に説明される。
<全体の構成>
図1は、実施形態1に係る異常検知装置100と、異常検知装置100により監視されるベルト&プーリ機構200を含めた全体のシステム構成を示す概略図である。ベルト&プーリ機構200は、サーボドライバ210、サーボモータ220、サーボモータ220(モータ)の回転軸に連結されたプーリ221、可動機構230、可動機構230の回転軸に連結されたプーリ231とベルト240(無端ベルト)とを備えている。
異常検知装置100は、第1通信部101(通信部)、記録部102、制御部103、第2通信部104、異常検知部110を備える。第1通信部101は、サーボドライバ210が出力するトルク信号Stを受信する通信インターフェースである。記録部102は、トルク信号Stやその他の種々の情報を記録するメモリである。
実施形態1に係る異常検知装置100の動作が説明されるにあたり、まず、異常検知装置100が、ベルト240の異常を検知する原理について示される。
ベルト&プーリ機構200の動作に異常が生じてしまうようなベルト異常の原因としては、ベルト240のゆるみ以外にも、ベルト240への異物の噛み込みが想定される。
上述の様に、トルク信号Stを監視すれば、ベルト240のゆるみまたは異物の噛み込みによるベルト異常が検知できる可能性がある。しかし、ベルト&プーリ機構200の構成は様々であり、また、生産現場等においてPLCに制御より制御される、ベルト&プーリ機構200の動作も様々である。よって、上述の原理に基づいてベルト&プーリ機構200のベルト異常を実際に検知するには、これら多種多様な状況に対応する必要がある。
実施形態1に係る異常検知装置100は、上記機械学習処理により、ベルト&プーリ機構200が使用されている現場で取得したトルク信号Stを基に算定された判定基準に従って、ベルト&プーリ機構200のベルト異常の監視を実行する。
異常検知装置100によれば、トルク信号Stに基づいて、ベルト異常の発生が検知される。従って、ベルト&プーリ機構200にベルト240の動作の蛇行を直接検知するようなセンサを新たに設けずとも、ベルト240のゆるみといったベルト異常が検知できる。よって、ベルト240のゆるみを低コストで検知できるようになる。またベルト&プーリ機構200の改造を要することが無いため、既設のベルト&プーリ機構200に対しても容易に後付けで適用が可能である。
本発明の実施形態2が、以下に説明される。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明は繰り返されない。実施形態2は、第2特徴量の算出方法が、実施形態1とは異なる他は、同様である。
異常検知装置100の機能ブロック(特に、制御部103、異常検知部110)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
上記実施形態において、フレームを構成するベルト&プーリ機構200の動作またはトルク信号Stの周期は、1周期であるように説明された。しかしながら本発明の適用におけるフレームを構成する周期は、1周期に限らず、2周期や、3周期など、複数の周期であってもよく、この場合についても同様に本発明の効果が奏される。
101 第1通信部
102 記録部
103 制御部
104 第2通信部
110 異常検知部
111 第1特徴量算出部
112 第2特徴量算出部
113 異常度スコア算出部
114 異常判定部
200 ベルト&プーリ機構
210 サーボドライバ
220 サーボモータ(モータ)
221、231 プーリ
230 可動機構
240 ベルト(無端ベルト)
501 コンピュータ(異常検知装置の制御装置)
502 入出力装置
Claims (8)
- 1単位分の処理動作を周期的に繰り返す、複数のプーリ、前記プーリ間に懸架された無端ベルト及び前記プーリを回転させることによって前記無端ベルトを駆動するモータを有する機構における、前記モータのトルクを示すトルク信号を受信する通信部と、
前記トルク信号の前記1単位分の処理動作に相当する周期における平均値であるトルク平均を第1特徴量として算出する、第1特徴量算出部と、
前記トルク信号の当該周期における変動の大きさを示す変動パラメタを第2特徴量として算出する、第2特徴量算出部と、
当該第1特徴量及び当該第2特徴量から異常度スコアを算出する異常度スコア算出部と、
前記異常度スコアが所定の閾値を超えると、前記無端ベルトの状態が異常であると判定する異常判定部と、を備える異常検知装置。 - 前記変動パラメタは、前記トルク信号の周期における最大幅または標準偏差である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記変動パラメタは、前記トルク信号の周期における、前記トルク信号の高周波成分の最大幅または標準偏差である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記異常度スコアは、
前記無端ベルトの状態が正常であるときに取得された前記トルク信号に関しての、
多数の前記トルク平均の分布を基礎に、当該分布のばらつきが拡大するように修正された修正トルク平均を第1特徴量とし、前記変動パラメタを第2特徴量とし、
各周期における第1特徴量及び第2特徴量の2次元空間での多数の周期についての分布に基づいて、第1特徴量と第2特徴量の関数として定められている、請求項1から3のいずれか1項に記載の異常検知装置。 - 1単位分の処理動作を周期的に繰り返す、複数のプーリ、前記プーリ間に懸架された無端ベルト及び前記プーリを回転させることによって前記無端ベルトを駆動するモータを有する機構における、前記モータのトルクを示すトルク信号を受信するステップと、
前記トルク信号の前記1単位分の処理動作に相当する周期における平均値であるトルク平均を第1特徴量として算出するステップと、
前記トルク信号の当該周期における変動の大きさを示す変動パラメタを第2特徴量として算出するステップと、
当該第1特徴量及び当該第2特徴量から異常度スコアを算出するステップと、
前記異常度スコアが所定の閾値を超えると、前記無端ベルトの状態が異常であると判定するステップと、を備える異常検知方法。 - 前記異常度スコアは、
前記無端ベルトの状態が正常であるときに取得された前記トルク信号に関しての、
多数の前記トルク平均の分布を基礎に、当該分布のばらつきが拡大するように修正された修正トルク平均を第1特徴量とし、前記変動パラメタを第2特徴量とし、
各周期における第1特徴量及び第2特徴量の2次元空間での多数の周期についての分布に基づいて、第1特徴量と第2特徴量の関数として定められている、請求項5に記載の異常検知方法。 - 請求項4に記載の異常検知装置の制御方法であって、
前記異常度スコアを定めるステップと、
前記異常検知装置の前記異常度スコア算出部に、当該異常度スコアを設定するステップと、を備えた異常検知装置の制御方法。 - 請求項7に記載の各ステップをコンピュータに実行させることによって、前記コンピュータを異常検知装置の制御装置として動作させる制御プログラム。
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