本出願の実施形態は、メッセージ伝送における干渉防止能力を改善するためのメッセージ伝送の方法およびデバイスを提供する。
第1の態様によれば、
基地局によって、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップと、次いで、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルするステップと、最後に、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で端末に送信するステップとを含むメッセージ送信方法が提供される。
なお、第1の時間パラメータは、本出願のこの実施形態において少なくとも2つの異なる時点で異なる値を有する。
第1の時間パラメータは、少なくとも2つの異なる時点で異なる値を有するので、少なくとも2つの対応する異なる時点において決定されたスクランブリングコードは異なる。したがって、基地局が同じスクランブリングコードを使用して一定の時間周期内に繰り返し同じシステムメッセージをスクランブルする可能性が低減され、それにより、システムメッセージ伝送における干渉防止能力が改善される。
第1の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
たとえば、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号の関数である。無線フレーム番号は、システムメッセージを送信するための開始位置が配置される無線フレーム番号である。タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号の場合はこれに類似している。
システムメッセージの無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、またはシンボル番号は、時間とともに変化し、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数であるので、第1の時間パラメータは、時間とともに変化する物理的量でもある。したがって、第1の時間パラメータに従って決定されたスクランブリングコードも、時間とともに変化する。
第1の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つであるか、または
第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
そうする利点は、端末によるシステムメッセージ検出の複雑度が減ることにある。端末は、スクランブルされたシステムメッセージを検出するときに無線フレーム番号に関するすべての情報を知っているわけではないので、端末は、ブラインド検出を実行する必要がある。
たとえば、システムメッセージがMIBである場合、NB-IoTにおいて、端末は、同期化メッセージを使用することによって、8を法とする無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を知ってもよく、MIBの最小繰り返し周期は無線フレーム8個分である。したがって、第1の法が8であるときに、端末が無線フレーム番号に対してさらに多くのブラインド検出演算を実行することを防止されてもよく、良好な干渉防止利得が達成されうる。したがって、NT-IoTでは、第1の法は、システムメッセージがMIBであるときに8に設定されてもよい。
第1の態様に基づき、可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
第1の法が素数であるときに、素数の特徴を使用することによってシステムメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
第1の態様に基づき、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
基地局は、第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、ただし、第1の変数グループはセルID、RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含み、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第1の態様に基づき、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
基地局は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第1の態様に基づき、本出願の実施形態は、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たし、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
f(もしくは無線フレーム番号+ある整数)の剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、hは整数であり、たとえば、hは0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、wは0もしくは1に等しく、uは非負整数であり、たとえば、uは0、1、2、もしくは3であってもよく、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、PはセルID
に等しいか、もしくはPは
に等しいか、もしくはPは
に等しく、ただし、vは正整数であり、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
3は非負整数であり、たとえば、a
3はc
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、b
3は非負整数であり、たとえば、b
3はc
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・Pにより占有されるビットの数に等しい。
第1の態様に基づき、可能な実装形態において、スクランブリングは、ビットレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、mod-2加算は、スクランブリングコードおよびスクランブルされるべき情報に対して実行されてもよい。スクランブルされるべき情報は、システムメッセージもしくはシステムメッセージの一部であってもよく、または符号化されたシステムメッセージもしくは符号化されたシステムメッセージの一部であってもよい。
第1の態様に基づき、別の可能な実装形態において、スクランブリングは、シンボルレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、基地局は、最初に、スクランブリングコードをビット形式からシンボル形式にマッピングしてもよい。マッピング方法は限定されない。たとえば、BPSKもしくはQPSK変調または別の類似のマッピング方法が実行されてもよい。次いで、基地局は、点毎の積演算、点毎の共役積演算、または同様のものをシンボル形式のスクランブリングコードと、スクランブルされるべき情報とに実行する。スクランブルされるべき情報は、符号変調後に得られるシステムメッセージまたは符号変調後に得られるシステムメッセージの一部であってもよい。
第2の態様によれば、
端末によって、第1の時間パラメータを決定するステップと、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で受信するステップと、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップと、最後に、端末によって、スクランブリングコードに従って受信されたスクランブルされたシステムメッセージを逆スクランブルするステップとを含むメッセージ受信方法が提供される。
第1の時間パラメータは、本出願のこの実施形態において少なくとも2つの異なる時点に異なる値を有するので、少なくとも2つの対応する異なる時点においてスクランブルされ、端末によって受信されるシステムメッセージに使用されるスクランブリングコードは異なっていてもよく、それにより端末によるシステムメッセージの受信のパフォーマンスが改善される。
第2の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
たとえば、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号の関数である。無線フレーム番号は、システムメッセージを送信するための開始位置が配置される無線フレーム番号である。タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号の場合はこれに類似している。
無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、またはシンボル番号は、時間とともに変化し、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数であるので、第1の時間パラメータは、時間とともに変化する物理的量でもある。したがって、第1の時間パラメータに従って決定されたスクランブリングコードも、時間とともに変化する。
第2の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つであるか、または
第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果の値であり、第1の法は、正整数である。
そうする利点は、端末によるシステムメッセージ検出の複雑度が減ることにある。端末は、スクランブルされたシステムメッセージを検出するときに無線フレーム番号に関するすべての情報を知っているわけではないので、端末は、ブラインド検出を実行する必要がある。
たとえば、システムメッセージがMIBである場合、NB-IoTにおいて、端末は、同期化メッセージを使用することによって、8を法とする無線フレーム番号の剰余演算の結果の値を知ってもよく、MIBの最小繰り返し周期は無線フレーム8個分である。したがって、第1の法が8であるときに、端末が無線フレーム番号に対してさらに多くのブラインド検出演算を実行することを防止されてもよく、良好な干渉防止利得が達成されうる。したがって、NT-IoTでは、第1の法は、システムメッセージがMIBであるときに8に設定されてもよい。
第2の態様に基づき、可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
第1の法が素数であるときに、素数の特徴を使用することによってシステムメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
第2の態様に基づき、端末が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
端末は、第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、ただし、第1の変数グループはセルID、RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含み、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第2の態様に基づき、端末が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
端末は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第2の態様に基づき、本出願の実施形態は、端末が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たし、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
f(もしくは無線フレーム番号+ある整数)の剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、hは整数であり、たとえば、hは0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、wは0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
3は非負整数であり、たとえば、a
3はc
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、b
3は非負整数であり、たとえば、b
3はc
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・Pにより占有されるビットの数に等しい。
第3の態様によれば、
基地局によって、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップであって、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である、生成するステップと、スクランブリングコードに従って第1のメッセージをスクランブルするステップと、最後に、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で端末に送信するステップと、または
端末によって、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップであって、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である、生成するステップと、スクランブリングコードに従って第1のメッセージをスクランブルするステップと、最後に、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で基地局に送信するステップとを含むメッセージ送信方法が提供される。
本出願のこの実施形態における無線フレーム番号は、第1のメッセージを送信するための開始位置が配置される無線フレーム番号である。
本出願のこの実施形態において、無線フレーム番号は時間とともに変化し、基地局または端末によって生成されるスクランブリングコードは、第1のパラメータに従って決定される。第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である。したがって、決定されたスクランブリングコードに対して少なくとも3つの異なる時点があり、少なくとも3つの異なる時点で基地局または端末によって決定されたスクランブリングコードは、異なる。第1のメッセージは、スクランブリングコードに従ってスクランブルされる。したがって、第1のメッセージの伝送における干渉防止能力は、本出願のこの実施形態の技術的解決方法に従って改善される。
第3の態様に基づき、可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであってもよく、またはシステムメッセージの一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであってもよく、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。別の可能な実装形態において、第1のメッセージはデータ情報もしくは制御情報であってもよく、またはデータ情報もしくは制御情報の一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報であってもよく、または第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報の一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル、物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク共有チャネル、または物理アップリンク制御チャネルである。第3の態様に基づき、可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のいずれかに加えて、第1のパラメータは、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第3の態様に基づき、可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
第1の法が素数であるときに、素数の特徴を使用することによって第1のメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
第3の態様に基づき、基地局または端末が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
基地局または端末は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第3の態様に基づき、本出願の実施形態は、基地局または端末が第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、Rは無線ネットワーク一時識別子の関数であり、たとえば、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータRがないことを意味する)、hは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、Hはタイムスロット番号の関数であり、たとえば、タイムスロット番号n
sに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータHがないことを意味する)、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
7は非負整数であり、たとえば、a
7はc
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・P、H、およびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、b
7は非負整数であり、たとえば、b
3はc
initにおいてHおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、c
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、無線フレーム番号n
f、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
、もしくは
、もしくは
、もしくは
を満たし、
ただし、k
0、k
1、...、およびk
39は非負整数であり、a
8、b
8、c
8、d
8、e
8、およびf
8は非負整数であり、u
1、u
2、...、およびu
6は非負整数である。たとえば、可能な実装方法において、k
0は1に等しく、k
1は0または1に等しく、k
2は10に等しく、k
3は1に等しく、k
4は0または1に等しく、u
1は1または2に等しく、a
8は0または9に等しく、k
5は0または1に等しく、k
6は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
18は0または1に等しく、b
8は非負整数であり、k
7は1に等しく、k
8は0または1に等しく、k
9は0または1に等しく、k
10は0または1に等しく、k
11は10に等しく、k
12は1に等しく、k
13は0または1に等しく、k
14は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
15は0または1に等しく、u
2は1または2に等しく、c
8は0または9に等しく、k
16は0または1に等しく、k
17は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
19は1に等しく、k
20は0または1に等しく、k
21は1に等しく、k
22は0または1に等しく、u
3は1または2に等しく、k
23は1に等しく、k
24は0または1に等しく、u
4は1または2に等しく、d
8は0または9に等しく、k
25は0または1に等しく、k
26は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
27は0または1に等しく、e
8は非負整数であり、k
28は1に等しく、k
29は0または1に等しく、k
30は0または1に等しく、k
31は0または1に等しく、k
32は1に等しく、k
33は0または1に等しく、k
34は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
35は0または1に等しく、u
5は1または2に等しく、k
36は1に等しく、k
37は0または1に等しく、u
6は1または2に等しく、f
8は0または9に等しく、k
38は0または1に等しく、k
39は0または1に等しい。
なお、第1のパラメータは、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。本出願のこの実施形態において、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、セルID、キャリア識別子、および同様のものは、法による剰余演算の結果得られる値を使用することによってスクランブリングコード初期化シードの決定にすべて関与してもよい。それに加えて、本出願のこの実施形態では、変数である無線フレーム番号n
f、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、タイムスロット番号n
s、およびセルID
によってc
initにおいて占有されるビットの上位ビットおよび下位ビットは交換されてもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
第3の態様に基づき、基地局は、端末に、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルする方式を指示するために使用される指示情報を送信する。
特に、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルする方式を示すために使用される指示情報の可能な実装形態は、指示情報は、第1のチャネル/第1の情報のスクランブリングコード初期化シードを決定する方式および/またはスクランブリングコード初期化方法を指示するために使用されてもよい。
特に、スクランブリングコード初期化方法は、スクランブリングコード長およびスクランブリングコード初期化頻度/周期のうちの少なくとも1つを含む。
指示情報は、システムメッセージ(MIBまたはSIB)内に配置され、PBCHまたはPDSCHを使用することによって基地局により端末に送信されてもよい。
第3の態様に基づき、端末は、端末指示情報を基地局に報告し、端末指示情報は端末のスクランブリング方式サポート能力を指示するために使用される。
通信システムでは、スクランブリング方式は、通常、完全後方互換性が可能でないことを特徴とする。したがって、端末は、端末のスクランブリング方式サポート能力を報告し、それにより、基地局は、基地局によって端末に送信されるデータに適切なスクランブリング方式を使用することができ、基地局は、正しいスクランブリング方式で、端末によって基地局に送信されたデータも受信することができる。
可能な実装方法において、端末のスクランブリング方式サポート能力は、端末によってサポートされるスクランブリング方式の数および端末がスクランブリング方式をサポートしているかどうか、または使用するかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。たとえば、通信システムは、2つのスクランブリング方式をサポートする。スクランブリング方式1は、スクランブリングコードがスクランブリングコードシード生成公式1を使用することによって生成される、ビットレベルスクランブリングである。スクランブリング方式2は、スクランブリングコードがスクランブリングコードシード生成公式2を使用することによって生成される、シンボルレベルスクランブリングである。端末指示情報は、端末が1つのスクランブリング方式をサポートするか、または2つのスクランブリング方式を両方ともサポートするかを指示するために使用されてもよく、および/または端末指示情報は、端末がスクランブリング方式1または2をサポートするかどうかを指示するために使用されてもよい。
可能な実装方法において、端末は、RRCシグナリングまたは他の上位層シグナリングを使用することによって端末指示情報を基地局に報告してもよい。
第4の態様によれば、
端末によって、第1のパラメータを決定するステップであって、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である、決定するステップと、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で受信するステップと、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップと、最後に、スクランブリングコードに従って受信されたスクランブルされた第1のメッセージを逆スクランブルするステップと、または
基地局によって、第1のパラメータを決定するステップであって、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である、決定するステップと、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で受信するステップと、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップと、最後に、スクランブリングコードに従って受信されたスクランブルされた第1のメッセージを逆スクランブルするステップと、を含むメッセージ受信方法が提供される。
無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値は、本出願のこの実施形態において少なくとも2つの異なる時点に異なる値を有し、無線フレーム番号および値は第1のパラメータに含まれるので、少なくとも2つの対応する異なる時点においてスクランブルされ、端末もしくは基地局によって受信される第1のメッセージに使用されるスクランブリングコードは異なっていてもよく、それにより端末によるシステムメッセージの受信のパフォーマンスが改善される。
第4の態様に基づき、可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであってもよく、またはシステムメッセージの一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであってもよく、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。別の可能な実装形態において、第1のメッセージはデータ情報もしくは制御情報であってもよく、またはデータ情報もしくは制御情報の一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報であってもよく、または第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報の一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル、物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク共有チャネル、または物理アップリンク制御チャネルである。
第4の態様に基づき、可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のいずれかに加えて、第1のパラメータは、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第4の態様に基づき、可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
第1の法が素数であるときに、素数の特徴を使用することによって第1のメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
第4の態様に基づき、端末または基地局が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
端末または基地局は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。
第4の態様に基づき、本出願の実施形態は、端末または基地局が第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、Rは無線ネットワーク一時識別子の関数であり、たとえば、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータRがないことを意味する)、hは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、Hはタイムスロット番号の関数であり、たとえば、タイムスロット番号n
sに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータHがないことを意味する)、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h)mod k)+w]
u・P、HおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、b
7は非負整数であり、たとえば
、c
initにおいてHおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、c
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、無線フレーム番号n
f、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
、もしくは
、もしくは
、もしくは
を満たし、
ただし、k
0、k
1、...、およびk
39は非負整数であり、a
8、b
8、c
8、d
8、e
8、およびf
8は非負整数であり、u
1、u
2、...、およびu
6は非負整数である。たとえば、可能な実装方法において、k
0は1に等しく、k
1は0または1に等しく、k
2は10に等しく、k
3は1に等しく、k
4は0または1に等しく、u
1は1または2に等しく、a
8は0または9に等しく、k
5は0または1に等しく、k
6は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
18は0または1に等しく、b
8は非負整数であり、k
7は1に等しく、k
8は0または1に等しく、k
9は0または1に等しく、k
10は0または1に等しく、k
11は10に等しく、k
12は1に等しく、k
13は0または1に等しく、k
14は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
15は0または1に等しく、u
2は1または2に等しく、c
8は0または9に等しく、k
16は0または1に等しく、k
17は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
19は1に等しく、k
20は0または1に等しく、k
21は1に等しく、k
22は0または1に等しく、u
3は1または2に等しく、k
23は1に等しく、k
24は0または1に等しく、u
4は1または2に等しく、d
8は0または9に等しく、k
25は0または1に等しく、k
26は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
27は0または1に等しく、e
8は非負整数であり、k
28は1に等しく、k
29は0または1に等しく、k
30は0または1に等しく、k
31は0または1に等しく、k
32は1に等しく、k
33は0または1に等しく、k
34は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
35は0または1に等しく、u
5は1または2に等しく、k
36は1に等しく、k
37は0または1に等しく、u
6は1または2に等しく、f
8は0または9に等しく、k
38は0または1に等しく、k
39は0または1に等しい。
なお、第1のパラメータは、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。本出願のこの実施形態において、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、セルID、キャリア識別子、および同様のものは、法による剰余演算の結果得られる値を使用することによってスクランブリングコード初期化シードの決定にすべて関与してもよい。それに加えて、本出願のこの実施形態では、変数である無線フレーム番号n
f、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、タイムスロット番号n
s、およびセルID
によってc
initにおいて占有されるビットの上位ビットおよび下位ビットは交換されてもよい。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。
第5の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを備える基地局が提供され、処理モジュールは、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルするように構成され、送信モジュールは、端末に物理ブロードキャストチャネル上で、処理モジュールによってスクランブルされたシステムメッセージを送信するように構成される。
第5の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
第5の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つであるか、または
第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
第5の態様に基づき、可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
第5の態様に基づき、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することであり、第1の変数グループはセルID、無線ネットワーク一時識別子RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第5の態様に基づき、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
第5の態様に基づき、本出願の実施形態は、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たすか、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
f(もしくは無線フレーム番号+ある整数)の剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、hは整数であり、たとえば、hは0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、b
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・Pにより占有されるビットの数に等しい。
第5の態様に基づき、可能な実装形態において、スクランブリングは、ビットレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、mod-2加算は、スクランブリングコードおよびスクランブルされるべき情報に対して実行されてもよい。スクランブルされるべき情報は、システムメッセージもしくはシステムメッセージの一部であってもよく、または符号化されたシステムメッセージもしくは符号化されたシステムメッセージの一部であってもよい。
第5の態様に基づき、別の可能な実装形態において、スクランブリングは、シンボルレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、基地局は、最初に、スクランブリングコードをビット形式からシンボル形式にマッピングしてもよい。マッピング方法は限定されない。たとえば、BPSKもしくはQPSK変調または別の類似のマッピング方法が実行されてもよい。次いで、基地局は、点毎の積演算、点毎の共役積演算、または同様のものをシンボル形式のスクランブリングコードと、スクランブルされるべき情報とに実行する。スクランブルされるべき情報は、符号変調後に得られるシステムメッセージまたは符号変調後に得られるシステムメッセージの一部であってもよい。
第6の態様によれば、処理モジュールと受信モジュールとを備える端末が提供され、処理モジュールは、第1の時間パラメータを決定するように構成され、受信モジュールは、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で受信するように構成され、処理モジュールは、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って、処理モジュールによってスクランブルされた受信されたシステムメッセージを逆スクランブルするようにさらに構成される。
第6の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
第6の態様に基づき、可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つであるか、または
第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
第6の態様に基づき、可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
第6の態様に基づき、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することであり、第1の変数グループはセルID、無線ネットワーク一時識別子RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第6の態様に基づき、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
第6の態様に基づき、本出願の実施形態は、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たすか、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
f(もしくは無線フレーム番号+ある整数)の剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、hは整数であり、たとえば、hは0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、b
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・Pにより占有されるビットの数に等しい。
第6の態様に基づき、可能な実装形態において、逆スクランブリングは、ビットレベル逆スクランブリングまたはシンボルレベル逆スクランブリングであってもよい。特定の実装方法は、第5の態様において基地局によって実行されるスクランブリングステップに対応している。
第7の態様によれば、第5の態様において提供される基地局と、第6の態様において提供される端末とを備える通信システムが提供される。
第8の態様によれば、処理モジュールと送信モジュールとを備える基地局または端末が提供され、処理モジュールは、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って第1のメッセージをスクランブルするように構成され、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数であり、送信モジュールは、端末または基地局に第1のチャネル上で、処理モジュールによってスクランブルされた第1のメッセージを送信するように構成される。
第8の態様に基づき、可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであるか、または第1のメッセージはシステムメッセージの一部であるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。別の可能な実装形態において、第1のメッセージはデータ情報もしくは制御情報であってもよく、またはデータ情報もしくは制御情報の一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報であってもよく、または第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報の一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル、物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク共有チャネル、または物理アップリンク制御チャネルである。
第8の態様に基づき、可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値に加えて、第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第8の態様に基づき、可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
第8の態様に基づき、処理モジュールが第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
第8の態様に基づき、本出願の実施形態は、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、Rは無線ネットワーク一時識別子の関数であり、たとえば、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータRがないことを意味する)、hは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、Hはタイムスロット番号の関数であり、たとえば、タイムスロット番号n
sに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータHがないことを意味する)、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h)mod k)+w]
u・P、HおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、b
7は非負整数であり、たとえば
、c
initにおいてHおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、c
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、無線フレーム番号n
f、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
、もしくは
、もしくは
、もしくは
を満たし、
ただし、k
0、k
1、...、およびk
39は非負整数であり、a
8、b
8、c
8、d
8、e
8、およびf
8は非負整数であり、u
1、u
2、...、およびu
6は非負整数である。たとえば、可能な実装方法において、k
0は1に等しく、k
1は0または1に等しく、k
2は10に等しく、k
3は1に等しく、k
4は0または1に等しく、u
1は1または2に等しく、a
8は0または9に等しく、k
5は0または1に等しく、k
6は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
18は0または1に等しく、b
8は非負整数であり、k
7は1に等しく、k
8は0または1に等しく、k
9は0または1に等しく、k
10は0または1に等しく、k
11は10に等しく、k
12は1に等しく、k
13は0または1に等しく、k
14は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
15は0または1に等しく、u
2は1または2に等しく、c
8は0または9に等しく、k
16は0または1に等しく、k
17は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
19は1に等しく、k
20は0または1に等しく、k
21は1に等しく、k
22は0または1に等しく、u
3は1または2に等しく、k
23は1に等しく、k
24は0または1に等しく、u
4は1または2に等しく、d
8は0または9に等しく、k
25は0または1に等しく、k
26は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
27は0または1に等しく、e
8は非負整数であり、k
28は1に等しく、k
29は0または1に等しく、k
30は0または1に等しく、k
31は0または1に等しく、k
32は1に等しく、k
33は0または1に等しく、k
34は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
35は0または1に等しく、u
5は1または2に等しく、k
36は1に等しく、k
37は0または1に等しく、u
6は1または2に等しく、f
8は0または9に等しく、k
38は0または1に等しく、k
39は0または1に等しい。
第9の態様によれば、処理モジュールと受信モジュールとを備える端末または基地局が提供され、処理モジュールは、第1のパラメータを決定するように構成され、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数であり、受信モジュールは、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で受信するように構成され、処理モジュールは、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って、処理モジュールによってスクランブルされた受信された第1のメッセージを逆スクランブルするようにさらに構成される。
第9の態様に基づき、可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであるか、または第1のメッセージはシステムメッセージの一部であるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。別の可能な実装形態において、第1のメッセージはデータ情報もしくは制御情報であってもよく、またはデータ情報もしくは制御情報の一部であってもよい。第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報であってもよく、または第1のメッセージは符号化されたデータ情報もしくは制御情報の一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル、物理ダウンリンク制御チャネル、物理アップリンク共有チャネル、または物理アップリンク制御チャネルである。
第9の態様に基づき、可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値に加えて、第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
第9の態様に基づき、可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
第9の態様に基づき、処理モジュールが第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
第9の態様に基づき、本出願の実施形態は、処理モジュールが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(nf mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、Rは無線ネットワーク一時識別子の関数であり、たとえば、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータRがないことを意味する)、hは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、Hはタイムスロット番号の関数であり、たとえば、タイムスロット番号n
sに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータHがないことを意味する)、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h)mod k)+w]
u・P、HおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、b
7は非負整数であり、たとえば
、c
initにおいてHおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、c
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、無線フレーム番号n
f、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
、もしくは
、もしくは
、もしくは
を満たし、
ただし、k
0、k
1、...、およびk
39は非負整数であり、a
8、b
8、c
8、d
8、e
8、およびf
8は非負整数であり、u
1、u
2、...、およびu
6は非負整数である。たとえば、可能な実装方法において、k
0は1に等しく、k
1は0または1に等しく、k
2は10に等しく、k
3は1に等しく、k
4は0または1に等しく、u
1は1または2に等しく、a
8は0または9に等しく、k
5は0または1に等しく、k
6は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
18は0または1に等しく、b
8は非負整数であり、k
7は1に等しく、k
8は0または1に等しく、k
9は0または1に等しく、k
10は0または1に等しく、k
11は10に等しく、k
12は1に等しく、k
13は0または1に等しく、k
14は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
15は0または1に等しく、u
2は1または2に等しく、c
8は0または9に等しく、k
16は0または1に等しく、k
17は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
19は1に等しく、k
20は0または1に等しく、k
21は1に等しく、k
22は0または1に等しく、u
3は1または2に等しく、k
23は1に等しく、k
24は0または1に等しく、u
4は1または2に等しく、d
8は0または9に等しく、k
25は0または1に等しく、k
26は0または1に等しい。可能な実装方法において、k
27は0または1に等しく、e
8は非負整数であり、k
28は1に等しく、k
29は0または1に等しく、k
30は0または1に等しく、k
31は0または1に等しく、k
32は1に等しく、k
33は0または1に等しく、k
34は素数であるかまたは2の整数冪乗であり、k
35は0または1に等しく、u
5は1または2に等しく、k
36は1に等しく、k
37は0または1に等しく、u
6は1または2に等しく、f
8は0または9に等しく、k
38は0または1に等しく、k
39は0または1に等しい。
第10の態様によれば、第8の態様による基地局と、第9の態様において提供される端末とを備える、または第8の態様による端末と、第9の態様において提供される基地局とを備える、通信システムが提供される。
第11の態様によれば、
基地局によって、セルIDおよび/または第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成するステップと、次いで、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルするステップと、最後に、スクランブルされたシステムメッセージを第1のチャネル上で端末に送信するステップとを含むメッセージ送信方法が提供される。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。第1のチャネルは、物理ブロードキャストチャネルまたは物理ダウンリンク共有チャネルである。システムメッセージは、MIBまたはSIBである。
基地局によって、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルするステップは、特に、基地局によって、システムメッセージを繰り返すステップと、繰り返されたシステムメッセージを一緒にスクランブルするステップとを含む。基地局によって、繰り返されたシステムメッセージを一緒にスクランブルするステップは、特に、基地局によって、初期化シードを使用することによって生成された完全なスクランブリングコードを使用することによって、繰り返されたシステムメッセージをスクランブルするステップを含み、初期化シードを使用することによって生成された完全なスクランブリングコードに含まれるシンボルの数またはビットの数は、繰り返されたシステムメッセージに含まれるシンボルの数またはビットの数に等しい。
第11の態様に基づき、可能な実装形態において、スクランブリングは、ビットレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、mod-2加算は、スクランブリングコードおよびスクランブルされるべき情報に対して実行されてもよい。スクランブルされるべき情報は、システムメッセージもしくはシステムメッセージの一部であってもよく、または符号化されたシステムメッセージもしくは符号化されたシステムメッセージの一部であってもよい。
第11の態様に基づき、別の可能な実装形態において、スクランブリングは、シンボルレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、基地局は、最初に、スクランブリングコードをビット形式からシンボル形式にマッピングしてもよい。マッピング方法は限定されない。たとえば、BPSKもしくはQPSK変調または別の類似のマッピング方法が実行されてもよい。次いで、基地局は、点毎の積演算、点毎の共役積演算、または同様のものをシンボル形式のスクランブリングコードと、スクランブルされるべき情報とに実行する。スクランブルされるべき情報は、符号変調後に得られるシステムメッセージまたは符号変調後に得られるシステムメッセージの一部であってもよい。
次に、添付図面を参照しつつ本出願の実施形態についてさらに詳細に説明する。
本出願の実施形態は、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムに適用され得るか、またはGSM(Global System for Mobile Communications、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)システム、および5G(5th-Generation)ネットワークシステムなどの新しいネットワークシステムなどの、他のワイヤレス通信システムに適用され得る。
本出願の実施形態における基地局は、受信された無線フレームとIP(Internet Protocol、インターネットプロトコル)パケットとの間の変換を実行し、ワイヤレス端末とアクセスネットワークの残り部分との間でルーターとしての役目を果たすように構成されてもよい。アクセスネットワークの残り部分は、IPネットワークを含んでもよい。本出願の実施形態における基地局は、エアインターフェース上の属性管理を調整するようにさらに構成されてもよい。たとえば、本出願の実施形態における基地局は、GSMシステムもしくはCDMAシステムにおけるBTS(Base Transceiver Station、基地トランシーバ局)であってもよく、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)におけるNodeB(ノードB)であってもよく、またはLTEシステムにおけるeNB(evolutional Node B、発展型NodeB)であってもよい。これは、本出願の実施形態において限定されない。
本出願の実施形態における端末は、ユーザに音声および/またはデータ接続性を提供するように構成されているデバイス、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続される別の処理デバイスであってもよい。代替的に、端末は、ワイヤレス端末であってもよい。ワイヤレス端末は、RAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)を通じて1つ以上のコアネットワークと通信してもよい。ワイヤレス端末は、携帯電話(もしくは「セルラー」フォンと称される)などの携帯端末または携帯端末を備えるコンピュータであってもよい。たとえば、携帯端末を備えるコンピュータは、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換するポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載型モバイル装置であってもよい。たとえば、代替的に、ワイヤレス端末は、PCS(Personal Communication Service、パーソナル通信サービス)電話機、コードレス電話機、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)電話機、WLL(Wireless Local Loop、ワイヤレスローカルループ)局、またはPDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)などのデバイスであってもよい。ワイヤレス端末は、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、モバイル(Mobile)、リモート局(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、ユーザ機器(User Equipment)などとも称されてもよい。
本出願の実施形態において、時間変数が、基地局によって生成されるスクランブリングコードの間で、いくつかの2つの異なる時点において生成されるスクランブリングコードが異なるようにスクランブリングコード生成プロセスに加えられる。2つの異なる時点において決定されるスクランブリングコードは異なるので、システムメッセージ伝送における干渉防止パフォーマンスは改善される。
実施形態1
物理ブロードキャストチャネル上で伝送されるMIBなどのシステムメッセージについては、特に、図1に示されているように、本出願のこの実施形態におけるメッセージ送信方法は、次のステップを含む。
ステップ100:基地局は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する。
なお、第1の時間パラメータは、本出願のこの実施形態において少なくとも2つの異なる時点で異なる値を有する。第1の時間パラメータは、少なくとも2つの異なる時点で異なる値を有するので、少なくとも2つの対応する異なる時点において生成されるスクランブリングコードは異なる。したがって、基地局が同じスクランブリングコードを使用して一定の時間周期内に繰り返し同じシステムメッセージをスクランブルする可能性が低減され、それにより、システムメッセージ伝送における干渉防止能力が改善される。
ステップ110:基地局は、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルする。
なお、本出願のこの実施形態において、システムメッセージは完全なシステムメッセージであってもよく、または完全なシステムメッセージの一部であってもよい。システムメッセージは符号化されたシステムメッセージであってもよく、または符号化されていないメッセージであってもよい。たとえば、完全なシステムメッセージがMIBであるときに、本出願のこの実施形態におけるシステムメッセージはMIBであってもよく、またはMIBの一部であってもよい。本出願のこの実施形態におけるシステムメッセージがMIBであるときに、MIBは符号化されたMIBであってもよく、または符号化前のMIBであってもよい。本出願のこの実施形態におけるシステムメッセージがMIBの一部であるときに、この部分は符号化されたMIBの一部であってもよく、または符号化されていないMIBの一部であってもよい。
ステップ120:基地局は、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で端末に送信する。
たとえば、本出願のこの実施形態は、物理ブロードキャストチャネル以外のチャネル、たとえば、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel、物理アップリンク共有チャネル)、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)、PUCCH(Physical Uplink Control Channel、物理アップリンク制御チャネル)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel、物理制御フォーマットインジケータチャネル)、PMCH(Physical Multicast Channel、物理マルチキャストチャネル)、またはPRACH(Physical Random Access Channel、物理ランダムアクセスチャネル)などのチャネルにも適用されてもよい。チャネルの名前は、すべて、LTEの従来の命名規則に従って提供されるが、チャネルは、別の通信システムでは他の名前を有していてもよい。たとえば、物理ブロードキャストチャネルは、NB-IoT(NarrowBrand Internet of Things、狭帯域IoT)ではNPBCH(Narrowband Physical Broadcast Channel、狭帯域物理ブロードキャストチャネル)と名付けられる。さらなる詳細は、ここでは説明されない。
ステップ130:端末は、第1の時間パラメータを決定する。
たとえば、特に、スクランブルされたシステムメッセージを端末に送信する前に、基地局は、同期化メッセージを端末に送信する。同期化メッセージは、第1の時間パラメータに関する情報(または第1の時間パラメータに関する情報の一部、たとえば、第1の時間パラメータがNB-IoTシステムにおける無線フレーム番号であるときに、端末は、同期化メッセージを使用して法8による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を決定してもよい)を指示するために使用されてもよい。第1の時間パラメータは、基地局がスクランブリングコードを生成するときのベースとして使用されるパラメータである。スクランブリングコードは、システムメッセージをスクランブルするために基地局によって使用されるスクランブリングコードである。端末は、基地局によって送信される同期化メッセージに従って第1の時間パラメータを決定する。端末が第1の時間パラメータを決定するステップ130は、ステップ120の前に実行されてもよく、またはステップ120の後に実行されてもよい。代替的に、ステップ130およびステップ120は、同時に実行されてもよい。
ステップ140:端末は、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で受信する。
基地局がスクランブルされたシステムメッセージを別のチャネル上で送信するときに、端末は、スクランブルされたシステムメッセージを対応するチャネル上で受信することは理解されるべきである。PDSCHが、一例として使用される。基地局がスクランブルされたシステムメッセージをPDSCH上で送信するときに、端末は、スクランブルされたシステムメッセージをPDSCH上で受信する。
ステップ150:端末は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する。
たとえば、端末が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式は、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式に類似している。詳細は、ここでは再び説明されない。
なお、ステップ140およびステップ130に対する、ならびにステップ140およびステップ150に対する確定した順序はなく、ステップ130はステップ150の前に実行される。
ステップ160:端末は、スクランブリングコードに従って、受信されたスクランブルされたシステムメッセージを逆スクランブルする。
たとえば、本出願のこの実施形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数であってもよい。
たとえば、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号の関数である。第1の時間パラメータがyであり、無線フレーム番号がnfである場合、y=f(nf)であり、ただし、f()はyとnfとの間の関数関係である。基地局において予め設定されたポリシーに従って特定の関数関係が決定される。たとえば、f()は一次関数であり、傾きは2であり、切片は0である。この場合、y=2・nfである。代替的に、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つまたは複数の関数であってもよい。詳細は、ここでは説明されない。
たとえば、本出願のこの実施形態における無線フレーム番号は、システムメッセージを送信するための開始位置が配置される無線フレーム番号であってもよく、または無線フレーム番号は、システムメッセージを送信するための最後の位置が配置される無線フレーム番号、または同様のものであってもよい。タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号の場合はこれに類似しており、ここでは説明されない。
システムメッセージを伝えるために使用される無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、またはシンボル番号は、時間とともに変化し、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数であるので、第1の時間パラメータは、時間とともに変化する物理的量、たとえば、サブフレーム番号でもある。したがって、第1の時間パラメータに従って決定されたスクランブリングコードも、時間とともに変化する。
たとえば、代替的に、第1の時間パラメータは、時間とともに変化する別の物理的量、たとえば、サブフレーム番号であってもよく、本出願のこの実施形態における無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号に限定されない。
特に、図2に示されているように、図2は、LTEシステムにおける無線フレームのフレーム構造の概略図である。無線フレームは、別の通信システムでは別の名前を有していてもよい。
ハイパーフレームは1つ以上の無線フレームを含む。
たとえば、本出願のこの実施形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つであるか、または第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
たとえば、第1の法の値は2nであってもよく、ただし、nは正整数である。たとえば、第1の法の値は、2、4、8、16、32、64、128、256、または512であってもよい。代替的に、第1の法の値は、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、または61などの素数であってもよい。たとえば、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号である。第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値である。したがって、そうする利点は、端末によるシステムメッセージ検出の複雑度が減ることにある。端末は、スクランブルされたシステムメッセージを検出するときに無線フレーム番号に関するすべての情報を知っていない可能性があるので、端末は、ブラインド検出を実行する必要がある。
たとえば、システムメッセージがMIBである場合、NB-IoTにおいて、端末は、同期化メッセージを使用することによって、8を法とする無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を知ってもよく、MIBの最小繰り返し周期は無線フレーム8個分である。したがって、第1の法が8であるときに、端末が無線フレーム番号に対してさらに多くのブラインド検出演算を実行することを防止されてもよく、良好な干渉防止利得が達成されうる。したがって、NT-IoTでは、第1の法は、通常、システムメッセージがMIBであるときに8に設定される。
それに加えて、ステップ100において、基地局は第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する。特に、スクランブリングコードは、第1の時間パラメータに従って直接生成されてもよい。第1の時間パラメータは無線フレーム番号であると仮定すると、スクランブリングコードは2進法を使用することによって表される無線フレーム番号であってもよい。
それに加えて、基地局は、2つの異なる実装形態において第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成してもよい。可能な一実装形態は、基地局は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。可能な他の実装形態は、基地局は、第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。第1の変数グループはセルID、無線ネットワーク一時識別子RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。本出願のこの実施形態におけるスクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する方式は従来技術のものに類似しているので、詳細はここでは説明されないことは理解されるべきである。
基地局は、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成する。特に、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号nfであり、初期化スクランブリングコードシードcinitは、式cinit=nfを満たす。代替的に、第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号nfの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードcinitは、式cinit=nf mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数である。なお、cinit=nfは一例として使用されており、線形変形もcinit=nf上で実行されてもよい。nfが2進法を使用することによって表されている一例が、使用されている。この場合、スクランブリングコード初期化シードの数列長は予め設定された閾値以下であるという条件が満たされたときに、cinit=nfは、cinit=nf+Nに変形されてもよく、ただし、Nは予め設定された定数2進数列であり、またはcinit=nfは、cinit=2n・nf+Nに変形されてもよく、ただし、nはcinitにおいて定数2進数列Nによって占有されるビットの数である。代替的に、cinit=nfに対して実行されるものに似た変形は、cinit=nf mod kであるときに実行されてもよい。第1の時間パラメータがタイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、またはシンボル番号であるときに使用される方式は、第1の時間パラメータが無線フレーム番号nfであるときに使用されるものに類似しており、詳細はここでは説明されないことは理解されるべきである。
cinit=2n・nf+Nが一例として使用される。cinitの長さは16であり、nf=1011 0111、N=1100 0101、およびn=8と仮定する。この場合、cinitにおいて、nfは上位8ビットであり、Nは下位8ビットである。cinit=1011 0111 1100 0101。
基地局は、第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成する。たとえば、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、a
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、b
1はc
initにおいてn
fによって占有されるビットの数である。
別の可能な実施例において、第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)によって占有されるビットの数である。
別の可能な実施例において、第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
f(もしくは無線フレーム番号+ある整数)の剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、hは整数であり、たとえば、hは0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しく、b
3は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h) mod k)+w]
u・Pにより占有されるビットの数に等しい。
この実施形態において、スクランブリングは、ビットレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、mod-2加算は、スクランブリングコードおよびスクランブルされるべき情報に対して実行されてもよい。スクランブルされるべき情報は、システムメッセージもしくはシステムメッセージの一部であってもよく、または符号化されたシステムメッセージもしくは符号化されたシステムメッセージの一部であってもよい。
この実施形態において、スクランブリングは、シンボルレベルスクランブリングであってもよい。たとえば、基地局は、最初に、スクランブリングコードをビット形式からシンボル形式にマッピングしてもよい。マッピング方法は限定されない。たとえば、BPSKもしくはQPSK変調または別の類似のマッピング方法が実行されてもよい。次いで、基地局は、点毎の積演算、点毎の共役積演算、または同様のものをシンボル形式のスクランブリングコードと、スクランブルされるべき情報とに実行する。スクランブルされるべき情報は、符号変調後に得られるシステムメッセージまたは符号変調後に得られるシステムメッセージの一部であってもよい。
なお、本出願のこの実施形態において、
、n
f、およびn
f mod kは、すべて2進法を使用することによって表される。
は一例として使用されている。n
fに
を掛けると、
はc
initにおいて下位a
1ビットを占有する。
なお、本出願のこの実施形態において、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、セルID、キャリア識別子、および同様のものは、法による剰余演算の結果得られる値を使用することによってスクランブリングコード初期化シードの生成にすべて関与してもよい。特に、法は、素数または2の冪乗などの、正整数であってもよい。たとえば、
である。
実施形態2
物理ダウンリンク共有チャネルにおけるSIB1などの第1のメッセージについては、図3に示されているように、本出願のこの実施形態におけるメッセージ送信方法は、次のステップを含む。
ステップ300:基地局は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である。
たとえば、本出願のこの実施形態における無線フレーム番号は、第1のメッセージを送信するための開始位置が配置される無線フレーム番号であってもよく、または無線フレーム番号は、第1のメッセージを送信するための最後の位置が配置される無線フレーム番号、または同様のものであってもよい。タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号の場合はこれに類似しており、ここでは説明されない。
なお、本出願のこの実施形態において、無線フレーム番号は時間とともに変化し、基地局によって生成されるスクランブリングコードは、第1のパラメータに従って決定される。第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である。したがって、決定されたスクランブリングコードに対して少なくとも3つの異なる時点があり、少なくとも3つの異なる時点で基地局によって生成されたスクランブリングコードは、異なる。第1のメッセージは、スクランブリングコードに従ってスクランブルされる。したがって、第1のメッセージの伝送における干渉防止能力は、本出願のこの実施形態に従って改善される。
たとえば、第1のメッセージはSIB1である。NB-IoTにおいて、SIB1を伝える無線フレーム番号は、偶数個数の無線フレーム番号によって分離される。したがって、第1の法が3以上である正整数であるときに、第1の法による時間に関して変化する無線フレーム番号の剰余演算の結果から得られる値に対して少なくとも3つの異なる値がある。
ステップ310:基地局は、スクランブリングコードに従って第1のメッセージをスクランブルする。
特に、第1のメッセージは完全なシステムメッセージであってもよく、または完全なシステムメッセージの一部であってもよい。代替的に、第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであってもよく、または符号化されたシステムメッセージの一部であってもよい。なお、代替的に、第1のメッセージは符号化前のシステムメッセージであってもよく、または符号化前のシステムメッセージの一部であってもよい。たとえば、完全なシステムメッセージがSIB1であるときに、本出願のこの実施形態における第1のメッセージはSIB1であってもよく、特に、第1のメッセージは符号化されたSIB1であってもよく、または符号化されていないSIB1であってもよい。代替的に、第1のメッセージは、SIB1の一部であってもよく、特に、第1のメッセージは符号化されたSIB1の一部であってもよく、または符号化されていないSIB1の一部であってもよい。
ステップ320:基地局は、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で端末に送信する。
本出願のこの実施形態において、第1のチャネルは物理ダウンリンク共有チャネルであってもよい。
それに加えて、本出願のこの実施形態は、物理ダウンリンク共有チャネルに加えたチャネル、たとえば、PUSCH、PDCCH、PUCCH、PCFICH、PMCH、またはPRACHなどのチャネルに適用されてもよい。チャネルの名前は、すべて、LTEの従来の命名規則に従って提供されるが、チャネルは、別の通信システムでは他の名前を有していてもよい。たとえば、物理ダウンリンク共有チャネルは、NB-IoTではNPDSCH(Narrowband Physical Downlink Shared Channel、狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル)と名付けられる。詳細は、ここでは説明されない。
ステップ330:端末は、第1のパラメータを決定する。
特に、スクランブルされた第1のメッセージを端末に送信する前に、基地局は、同期化メッセージを端末に送信する。同期化メッセージは、第1のパラメータに関する情報(または第1のパラメータに関する情報の一部、たとえば、第1のパラメータがNB-IoTシステムにおける無線フレーム番号のみを含むときに、端末は、同期化メッセージを使用して法8による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を決定してもよい)を指示するために使用されてもよい。第1のパラメータは、基地局がスクランブリングコードを生成するときのベースとして使用されるパラメータである。スクランブリングコードは、第1のメッセージをスクランブルするために基地局によって使用されるスクランブリングコードである。端末は、基地局によって送信される同期化メッセージに従って第1のパラメータを決定する。端末が第1のパラメータを決定するステップ330は、ステップ320の前に実行されてもよく、またはステップ320の後に実行されてもよい。代替的に、ステップ330およびステップ320は、同時に実行されてもよい。
ステップ340:端末は、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で受信する。
第1のチャネルが物理ダウンリンク共有チャネルである一例において、基地局がスクランブルされたシステムメッセージを物理ダウンリンク共有チャネル上で送信したときに、端末は、スクランブルされたシステムメッセージを物理ダウンリンク共有チャネル上で受信することは理解されるべきである。
ステップ350:端末は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する。
端末が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式は、基地局が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式に類似している。本出願のこの実施形態において、基地局が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式は、詳細に説明される。端末が第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式については、基地局が本出願のこの実施形態における第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する方式を参照されたい。
なお、ステップ340およびステップ330に対する、ならびにステップ340およびステップ350に対する確定した順序はなく、ステップ330はステップ350の前に実行される。
ステップ360:端末は、スクランブリングコードに従って、受信されたスクランブルされた第1のメッセージを逆スクランブルする。
本出願のこの実施形態において、第1の法の値は2nであってもよく、ただし、nは1より大きい正整数である。たとえば、第1の法の値は、4、8、16、32、64、128、256、または512であってもよい。代替的に、第1の法の値は、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、または61などの、3以上の素数であってもよい。
さらに、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のいずれかに加えて、第1のパラメータは、RNTI(Radio Network Temporary Identifier、無線ネットワーク一時識別子)、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第1のメッセージがシステムメッセージであるときに、RNTIはSI-RNTIであってもよい。
たとえば、第1のパラメータは、無線フレーム番号を含む。スクランブリングコードは、無線フレーム番号に従って生成されるので、第1のパラメータに従って生成されるスクランブリングコードも時間とともに変化し、したがって、第1のメッセージの送信における干渉防止能力が高められる。本出願のこの実施形態において、第1の法は3以上の正整数であるので、少なくとも3つの異なる値が、第1の法による異なる無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる。したがって、第1のパラメータに従って生成される少なくとも3つのスクランブリングコードは異なり、それによって、無線フレーム番号がスクランブリングコード初期化シードの生成をよりランダムにすることができる。
第1のパラメータが第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含むときに、得られたスクランブリングコードのビットの数は、より容易にビットの予め設定された最大数以下になる。第1の法が3以上の素数であるときに、素数の特徴を使用することによって第1のメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
たとえば、素数5は、正確に5および1のみで割ることができる。したがって、第1の法が素数であるときに、第1の法による異なる無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる異なる値の数は、第1の法が非素数であるときに得られる値より大きい。したがって、第1の法が素数であるときに、第1のメッセージを送信する際のより良い干渉防止能力が達成されうる。
ステップ300において、基地局は第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する。特に、スクランブリングコードは、第1のパラメータに従って直接生成されてもよい。第1のパラメータは無線フレーム番号のみを含むと仮定すると、スクランブリングコードは2進法を使用することによって表される無線フレーム番号であってもよい。第1のパラメータは、第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のみを含むと仮定すると、スクランブリングコードは第1の法による2進法を使用することによって表される無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値であってもよい。
それに加えて、基地局は、2つの異なる実装形態において第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成してもよい。可能な一実装形態は、基地局は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。第1のパラメータは、無線フレーム番号のみを含むか、または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のみを含む。可能な他の実装形態は、スクランブリングコードを生成する、前述の可能な実装形態と同じステップを含む。基地局は、第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、次いで、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成する。しかしながら、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値のいずれかに加えて、第1のパラメータは、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
特に、実施例1において、第1のパラメータは、無線フレーム番号nfのみを含み、初期化スクランブリングコードシードcinitは、式cinit=nfを満たすか、または第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号nfの剰余演算の結果得られる値のみを含み、スクランブリングコード初期化シードcinitは、式cinit=nf mod kを満たす。なお、cinit=nfは一例として使用されており、線形変形もcinit=nf上で実行されてもよい。nfが2進法を使用することによって表されている一例が、使用されている。この場合、スクランブリングコード初期化シードの数列長は予め設定された閾値以下であるという条件が満たされたときに、cinit=nfはcinit=nf+Nに変形されてもよく、ただし、Nは予め設定された定数2進数列であり、またはcinit=nfは、cinit=2n・nf+Nに変形されてもよく、ただし、nはcinitにおいて定数2進数列Nによって占有されるビットの数である。代替的に、cinit=nfに対して実行されるものに似た変形は、cinit=nf mod kであるときに実行されるものとしてよい。詳細は、ここでは再び説明されない。
cinit=2n・nf+Nが一例として使用される。cinitの長さは16であり、nf=1011 0111、N=1100 0101、およびn=8と仮定する。この場合、cinitにおいて、nfは上位8ビットであり、Nは下位8ビットである。cinit=1011 0111 1100 0101。
実施例2:第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数である。
たとえば、c
initは16ビット以下である2進数列であり、n
RNTI=1011、(n
f mod k)=0001、
、および
であると仮定する。この場合、a
1=12、b
1=8、およびc
1=4である。
なので、c
init=1011 0001 0101 1010である。すなわち、n
RNTIはc
initにおいて最上位4ビットを占有し、(n
f mod k)はc
initにおいて上位4ビットを占有し、
はc
initにおいて下位4ビットを占有し、
は最下位4ビットを占有する。
なお、この実施形態において、c
initにおいてn
RNTI、(n
f mod k)、
、および
によってそれぞれ占有される特定のビットは、交換されてもよい。これは、本出願において限定されない。たとえば、
である。この場合、c
initが16ビット以下の2進数列であり、a
1=12、b
1=8、c
1=4であれば、n
RNTIはc
initにおいて最下位4ビットを占有し、(n
f mod k)はc
initにおいて下位4ビットを占有し、
はc
initにおいて上位4ビットを占有し、
は最上位4ビットを占有する。
実施例3:第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数である。
実施例4:第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数である。
実施例5:第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数である。
実施例6:第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて
によって占有されるビットの数である。
実施例7:第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて
によって占有されるビットの数である。
実施例8:第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTI、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値、タイムスロット番号n
s、およびセルID
のうちの少なくとも1つを含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
を満たし、ただし、Rは無線ネットワーク一時識別子の関数であり、たとえば、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータRがないことを意味する)、hは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、wは整数であり、たとえば、0もしくは1に等しく、uは非負整数、たとえば、0、1、2、もしくは3であり、PはセルIDおよび/もしくは無線フレーム番号の関数であり、たとえば、セルID
に等しいか、もしくは
に等しく、ただし、vは正整数であり、Hはタイムスロット番号の関数であり、たとえば、タイムスロット番号n
sに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータHがないことを意味する)、QはセルIDの関数であり、たとえば、セルIDに等しいか、もしくは0に等しく(公式の中にパラメータQがないことを意味する)、a
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいて[(n
f+h)mod k)+w]
u・P、HおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、b
7は非負整数であり、たとえば
、c
initにおいてHおよびQにより占有されるビットの数の総和に等しく、c
7は非負整数であり、たとえば、c
initにおいてQにより占有されるビットの数に等しい。
なお、実施例3から実施例8は、実施例2に類似している。本出願のこの実施形態において、第1のパラメータに含まれる変数によってcinitにおいて占有される上位ビットおよび下位ビットは、交換されてもよい。実施例1から実施例8は、本出願のこの実施形態の技術的解決方法を説明するための例にすぎず、本出願のこの実施形態の技術的解決方法を制限することを意図されていない。
なお、第1のパラメータは、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つをさらに含んでもよい。本出願のこの実施形態において、RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、ハイパーフレーム番号、セルID、キャリア識別子、および同様のものは、法による剰余演算の結果得られる値を使用することによってスクランブリングコード初期化シードの生成にすべて関与してもよい。特に、法は、素数または2の冪乗であってもよい。たとえば、第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて
によって占有されるビットの数である。
本出願のこの実施形態の可能な実装形態において、基地局は、端末に、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルする方式を指示するために使用される指示情報を送信する。
特に、基地局が、端末に、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルする方式を指示するために使用される指示情報を送信することは、次のことを含む。指示情報は、第1のチャネル/第1の情報のスクランブリングコード初期化シードを決定する方式および/またはスクランブリングコード初期化方法を指示するために使用されてもよい。
特に、スクランブリングコード初期化方法は、スクランブリングコード長およびスクランブリングコード初期化頻度/周期のうちの少なくとも1つを含む。
指示情報は、システムメッセージ(MIBまたはSIB)内に配置され、PBCHまたはPDSCHを使用することによって基地局により端末に送信されてもよい。
たとえば、第1のメッセージはSIB1などのシステムメッセージであり、第1のチャネルはPDSCHである。指示情報は、システムメッセージMIB内に配置され、PBCHで伝送されてもよい。
たとえば、指示情報は、2つの2進値0および1を含んでもよく、指示情報の異なる値は、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルする異なる方式に対応していてもよい。たとえば、0はスクランブリングコード初期化シードを決定するための方法1を示し、1はスクランブリングコード初期化シードを決定するための方法2を示す。
たとえば、指示情報は、第1のチャネル/第1の情報をスクランブルするM個の方式にそれぞれ対応している、たとえば、第1のチャネル/第1の情報のスクランブリングコード初期化シードを決定するためのM個の方法にそれぞれ対応してもよい4個の2進値00、01、10、および11を含んでもよい。Mの値の範囲は{1, 2, 3, 4}である。M<4のときに、4つの状態00、01、10、および11のうちの少なくとも1つが選択的に使用されてもよい。
前述の例において、指示情報は、値の別の個数を含んでもよく、詳細は、ここでは説明されない。
同じ発明概念によれば、本発明の実施形態は、図4aに示されている基地局と、図5aに示されている端末と、図6に示されている通信システムとをさらに提供する。図4aに示されている基地局、図5aに示されている端末、および図6に示されている通信システムに対応する方法は、本出願の実施形態における図1に示されているメッセージ伝送方法である。したがって、本出願の実施形態において、図4aに示されている基地局、図5aに示されている端末、および図6に示されている通信システムの実装形態については、図1に示されている方法の実装形態を参照されたい。説明は繰り返されない。
図4aに示されているように、本出願の実施形態における基地局400aは、処理モジュール410aと送信モジュール420aとを備える。処理モジュール410aは、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルするように構成される。送信モジュール420aは、端末に物理ブロードキャストチャネル上で、処理モジュール410aによってスクランブルされたシステムメッセージを送信するように構成される。
可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つである。
代替的に、第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
処理モジュール410aが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することであり、第1の変数グループはセルID、無線ネットワーク一時識別子RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
処理モジュール410aが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
本出願のこの実施形態は、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たすか、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数である。
なお、本出願のこの実施形態において、処理モジュール410aはプロセッサによって実装されてもよく、送信モジュール420aはトランシーバによって実装されてもよい。図4bに示されているように、基地局400bは、プロセッサ410bと、トランシーバ420bと、メモリ430bとを備えてもよい。メモリ430bは、基地局400bが工場から配送されるときに予めインストールされたプログラム/コードを記憶するように構成されてもよく、またはプロセッサ410bによって実行されるコード、もしくは同様のものを記憶してもよい。
プロセッサ410bは、汎用CPU(Central Processing Unit、中央演算処理装置)、マイクロプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)、または1つ以上の集積回路であってもよく、本出願のこの実施形態において提供される技術的解決方法を実装するために、関係する演算を実行するように構成される。
なお、プロセッサ410b、トランシーバ420b、およびメモリ430bのみが図4bに示されている基地局400bにおいて図示されているが、特定の実装プロセスにおいて、当業者であれば、基地局400bが通常実行を実装するのに必要な別のデバイスをさらに備えることを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、特定の要件に応じて、基地局400bは、別の追加の機能を実装するハードウェアデバイスをさらに備えてもよいことを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、基地局400bは、本出願のこの実施形態を実装するのに必要なデバイスもしくはモジュールのみを備えてもよいが、必ずしも図4bに示されているすべてのデバイスを備えるわけではないことを理解するはずである。
当業者であれば、これらの実施形態における方法のプロセスの全部または一部が関連するハードウェアに命令を送るコンピュータプログラムによって実装されてもよいことを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、これらの実施形態における方法のプロセスが含まれてもよい。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM(Read-Only Memory、読取り専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、または同様のものであってもよい。
図5aに示されているように、本出願の実施形態における端末500aは、処理モジュール510aと受信モジュール520aとを備える。処理モジュール510aは、第1の時間パラメータを決定するように構成される。受信モジュール520aは、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で受信するように構成される。処理モジュール510aは、第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って、受信モジュール520aによって受信されたスクランブルされたシステムメッセージを逆スクランブルするようにさらに構成される。
可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちの少なくとも1つの関数である。
可能な実装形態において、第1の時間パラメータは、無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つである。
代替的に、第1の時間パラメータは、第1の法による無線フレーム番号、タイムスロット番号、ハイパーフレーム番号、およびシンボル番号のうちのいずれか1つの剰余演算の結果得られる値であり、第1の法は、正整数である。
可能な実装形態において、nが3に等しくない正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は8であるか、または第1の法は素数である。
処理モジュール510aが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1の時間パラメータおよび第1の変数グループに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することであり、第1の変数グループはセルID、無線ネットワーク一時識別子RNTI、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
処理モジュール510aが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成する別の可能な実装形態は、
第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
本出願のこの実施形態は、端末が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
fを満たすか、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式c
init=n
f mod kを満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、または
第1の時間パラメータは、無線フレーム番号n
fであり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
1はc
initにおいてn
fにより占有されるビットの数であり、または
第1の時間パラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値であり、第1の変数グループは、セルID
を含み、初期化スクランブリングコードシードc
initは、式
もしくは
を満たし、ただし、k=8であるか、kは素数であるか、もしくはkは8でも素数でもない正整数であり、a
2はc
initにおいて
により占有されるビットの数であり、b
2はc
initにおいて(n
f mod k)により占有されるビットの数である。
なお、本出願のこの実施形態において、処理モジュール510aはプロセッサによって実装されてもよく、受信モジュール520aはトランシーバによって実装されてもよい。図5bに示されているように、端末500bは、プロセッサ510bと、トランシーバ520bと、メモリ530bとを備えてもよい。メモリ530bは、端末500bが工場から配送されるときに予めインストールされたプログラム/コードを記憶するように構成されてもよく、またはプロセッサ510bによって実行されるコード、もしくは同様のものを記憶してもよい。
プロセッサ510bは、汎用CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、または1つ以上の集積回路であってもよく、本出願のこの実施形態において提供される技術的解決方法を実装するために、関係する演算を実行するように構成される。
なお、プロセッサ510b、トランシーバ520b、およびメモリ530bのみが図5bに示されている端末500bにおいて図示されているが、特定の実装プロセスにおいて、当業者であれば、端末500bが通常実行を実装するのに必要な別のデバイスをさらに備えることを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、特定の要件に応じて、端末500bは、別の追加の機能を実装するハードウェアデバイスをさらに備えてもよいことを理解するばずである。それに加えて、当業者であれば、端末500bは、本出願のこの実施形態を実装するのに必要なデバイスもしくはモジュールのみを備えてもよいが、必ずしも図5bに示されているすべてのデバイスを備えるわけではないことを理解するはずである。
当業者であれば、これらの実施形態における方法のプロセスの全部または一部が関連するハードウェアに命令を送るコンピュータプログラムによって実装されてもよいことを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、これらの実施形態における方法のプロセスが含まれてもよい。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM、RAM、または同様のものであってもよい。
図6に示されているように、本出願の実施形態における通信システム600は、図4aに示されている基地局400aと図5aに示されている端末500aとを備える。
同じ発明概念によれば、本発明の実施形態は、図7aに示されている基地局と、図8aに示されている端末と、図9に示されている通信システムとをさらに提供する。図7aに示されている基地局、図8aに示されている端末、および図9に示されている通信システムに対応する方法は、本出願の実施形態における図3に示されているメッセージ伝送方法である。したがって、本出願の実施形態において、図7aに示されている基地局、図8aに示されている端末、および図9に示されている通信システムの実装形態については、図3に示されている方法の実装形態を参照されたい。説明は繰り返されない。
図7aに示されているように、本出願の実施形態における基地局700aは、処理モジュール710aと送信モジュール720aとを備える。処理モジュール710aは、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って第1のメッセージをスクランブルするように構成される。第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である。送信モジュール720aは、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で端末に送信するように構成される。
可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであるか、または第1のメッセージはシステムメッセージの一部であるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。
可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値に加えて、第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
処理モジュール710aが第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
本出願のこの実施形態は、基地局が第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて
によって占有されるビットの数である。
なお、本出願のこの実施形態において、処理モジュール710aはプロセッサによって実装されてもよく、送信モジュール720aはトランシーバによって実装されてもよい。図7bに示されているように、基地局700bは、プロセッサ710bと、トランシーバ720bと、メモリ730bとを備えてもよい。メモリ730bは、基地局700bが工場から配送されるときに予めインストールされたプログラム/コードを記憶するように構成されてもよく、またはプロセッサ710bによって実行されるコード、もしくは同様のものを記憶してもよい。
プロセッサ710bは、汎用CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、または1つ以上の集積回路であってもよく、本出願のこの実施形態において提供される技術的解決方法を実装するために、関係する演算を実行するように構成される。
なお、プロセッサ710b、トランシーバ720b、およびメモリ730bのみが図7bに示されている基地局700bにおいて図示されているが、特定の実装プロセスにおいて、当業者であれば、基地局700bが通常実行を実装するのに必要な別のデバイスをさらに備えることを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、特定の要件に応じて、基地局700bは、別の追加の機能を実装するハードウェアデバイスをさらに備えてもよいことを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、基地局700bは、本出願のこの実施形態を実装するのに必要なデバイスもしくはモジュールのみを備えてもよいが、必ずしも図7bに示されているすべてのデバイスを備えるわけではないことを理解するはずである。
当業者であれば、これらの実施形態における方法のプロセスの全部または一部が関連するハードウェアに命令を送るコンピュータプログラムによって実装されてもよいことを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、これらの実施形態における方法のプロセスが含まれてもよい。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM、RAM、または同様のものであってもよい。
図8aに示されているように、本出願の実施形態における端末800aは、処理モジュール810aと受信モジュール820aとを備える。処理モジュール810aは、第1のパラメータを決定するように構成される。第1のパラメータは、無線フレーム番号、もしくは第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値を含み、第1の法は、3以上の正整数である。受信モジュール820aは、スクランブルされた第1のメッセージを第1のチャネル上で受信するように構成される。処理モジュール810aは、第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、スクランブリングコードに従って、受信モジュール820aによって受信されたスクランブルされた第1のメッセージを逆スクランブルするようにさらに構成される。
可能な実装形態において、第1のメッセージはシステムメッセージであるか、または第1のメッセージはシステムメッセージの一部であるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージであるか、または第1のメッセージは符号化されたシステムメッセージの一部である。第1のチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネルまたは物理ブロードキャストチャネルである。
可能な実装形態において、無線フレーム番号または第1の法による無線フレーム番号の剰余演算の結果得られる値に加えて、第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子RNTI、タイムスロット番号、シンボル番号、セルID、およびキャリア識別子のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装形態において、nが1より大きい正整数である場合に第1の法は2nであるか、または第1の法は、3以上の素数である。
処理モジュール810aが第1のパラメータに従ってスクランブリングコードを生成する可能な実装形態は、
第1のパラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成し、スクランブリングコード初期化シードに従ってスクランブリングコードを生成することである。
本出願のこの実施形態は、処理モジュール810aが第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコード初期化シードを生成するいくつかの可能な実装形態をさらに提供する。
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
1はc
initにおいて(n
f mod k)、
、および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
1はc
initにおいて、
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
1はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
2はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
2はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、タイムスロット番号n
sと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
3はc
initにおいて
および
によって占有されるビットの数の総和であり、c
3はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線ネットワーク一時識別子n
RNTIと、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値と、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、a
4はc
initにおいて(n
f mod k)および
によって占有されるビットの数の総和であり、b
4はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、セルID
と、第1の法kによる無線フレーム番号n
fの剰余演算の結果得られる値とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
5はc
initにおいて、
によって占有されるビットの数であり、または
第1のパラメータは、無線フレーム番号n
fと、セルID
とを含み、スクランブリングコード初期化シードc
initは、式
を満たし、ただし、b
6はc
initにおいて
によって占有されるビットの数である。
なお、本出願のこの実施形態において、処理モジュール810aはプロセッサによって実装されてもよく、受信モジュール820aはトランシーバによって実装されてもよい。図8bに示されているように、端末800bは、プロセッサ810bと、トランシーバ820bと、メモリ830bとを備えてもよい。メモリ830bは、端末800bが工場から配送されるときに予めインストールされたプログラム/コードを記憶するように構成されてもよく、またはプロセッサ810bによって実行されるコード、もしくは同様のものを記憶してもよい。
プロセッサ810bは、汎用CPU、マイクロプロセッサ、ASIC、または1つ以上の集積回路であってもよく、本出願のこの実施形態において提供される技術的解決方法を実装するために、関係する演算を実行するように構成される。
なお、プロセッサ810b、トランシーバ820b、およびメモリ830bのみが図8bに示されている端末800bにおいて図示されているが、特定の実装プロセスにおいて、当業者であれば、端末800bが通常実行を実装するのに必要な別のデバイスをさらに備えることを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、特定の要件に応じて、端末800bは、別の追加の機能を実装するハードウェアデバイスをさらに備えてもよいことを理解するはずである。それに加えて、当業者であれば、端末800bは、本出願のこの実施形態を実装するのに必要なデバイスもしくはモジュールのみを備えてもよいが、必ずしも図8bに示されているすべてのデバイスを備えるわけではないことを理解するはずである。
当業者であれば、これらの実施形態における方法のプロセスの全部または一部が関連するハードウェアに命令を送るコンピュータプログラムによって実装されてもよいことを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、これらの実施形態における方法のプロセスが含まれてもよい。前述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、ROM、RAM、または同様のものであってもよい。
図9に示されているように、本出願の実施形態における通信システム900は、図7aに示されている基地局700aと図8aに示されている端末800aとを備える。
結論として、本出願の実施形態では、基地局が第1の時間パラメータに従ってスクランブリングコードを生成し、次いで、スクランブリングコードに従ってシステムメッセージをスクランブルし、最後に、スクランブルされたシステムメッセージを物理ブロードキャストチャネル上で端末に送信する。この技術的解決方法において、第1の時間パラメータは、少なくとも2つの異なる時点で異なる値を有するので、少なくとも2つの対応する異なる時点において決定されたスクランブリングコードは異なる。したがって、基地局が同じスクランブリングコードを使用して一定の時間周期内に繰り返し同じシステムメッセージをスクランブルする可能性が低減され、それにより、システムメッセージ伝送における干渉防止能力が改善される。
当業者であれば、本出願の実施形態が方法、システム、またはコンピュータプログラム製品として提供されてもよいことを理解するはずである。したがって、本出願の実施形態では、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実施形態の形態を使用してもよい。それに加えて、本出願の実施形態では、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(限定はしないが、磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光メモリ、および同様のものを含む)上に実装されるコンピュータプログラム製品の形態を使用してもよい。
本出願の実施形態は、本出願の実施形態に係る方法、デバイス(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照しつつ説明されている。フローチャートおよび/またはブロック図内の各処理および/または各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図内の処理および/またはブロックの組み合わせを実装するためにコンピュータプログラム命令が使用されてもよいことが理解されるはずである。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサに対して提供されてもよく、これにより、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令が、フローチャート内の1つ以上の処理で、および/またはブロック図内の1つ以上のブロックで、指定された機能を実装するための装置を生成する。
コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理デバイスに特定の様式で動作することを指令することができるこれらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリ内に記憶されてもよく、これにより、コンピュータ可読メモリ内に記憶される命令は命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ以上の処理で、および/またはブロック図内の1つ以上のブロックで、指定された機能を実装する。
これらのコンピュータプログラム命令も、コンピュータまたは別のプログラム可能データ処理デバイス上にロードされてもよく、これにより、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で一連のオペレーションおよびステップが実行され、これにより、コンピュータによって実装される処理を生成する。したがって、コンピュータまたは別のプログラム可能デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の処理で、および/またはブロック図内の1つ以上のブロックで、指定された機能を実装するためのステップを提供する。
明らかに、当業者であれば、本出願の精神および範囲から逸脱することなく、本出願の実施形態に対し様々な変更および変形を加えることができる。本出願は、以下の請求項およびその同等の技術によって定義された保護の範囲内に収まる限りこれらの変更および変形も対象とすることを意図されている。