JP7310179B2 - 制御装置の設計装置及び設計方法 - Google Patents
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Description
<実施例1>
図1は、実施形態の制御装置の一例を示す図である。
状態フィードバック制御器12は、計測装置4から出力される計測値xpが目標値rに追従するように、操作量を出力する。
図2に示す目標値rは、トロリー2の移動速度x・ T、吊荷6の位置xの時間微分x・、トロリー2の位置xT、及び吊荷6の位置xから構成されており、トロリー2の移動速度x・ Tが、フィードフォワード制御の操作量として用いられる。
ロバスト外乱フィードバック制御器Lは、ノミナル値xpnと計測値xpとの差εが入力され、操作量ulを出力する。
例えば、制御対象Gの状態方程式を下記式1とする。
また、B1行列を重み関数に置き換えることで、制御性能を向上させたい周波数領域を指定した設計にしても良い。B1行列を重み関数に置き換える場合は、重み関数を定義した上で、上記式9~式15を再設計する。
ここで、Xはリアプノフ行列であり、X1、X2はリアプノフ行列Xの要素となる行列である。また、Y:=LX1、W:=LX2とする。μは、制御信号(トロリー2の速度指令値)の上限値である。
<実施例2>
上記実施例1では、様々な外乱wに対してロバスト性が向上するようにロバスト外乱フィードバック制御器Lを設計する構成である。外乱wとしては、例えば、吊荷6に当たる風または吊荷6への衝撃による振れ角センサ(図1に示す角度θを計測するセンサ)の計測誤差など時定数が比較的小さい外乱やトロリー2の移動でレーンがしなることによる振れ角センサの位置ずれなど時定数が比較的大きい外乱などが考えられる。
次に、ステップS11において、設計装置は、式25に示す線形行列不等式を満たす解があると(ステップS11:Yes)、外乱推定機能Hが求められたと判断して、処理を終了する。
図12に示すように、設計装置は、プロセッサ1501と、主記憶装置1502と、補助記憶装置1503と、入力装置1504と、出力装置1505と、入出力インタフェース1506と、通信制御装置1507と、媒体駆動装置1508と、を備える。要素1501~1508は、バス1510により相互に接続されており、要素間でのデータの受け渡しが可能になっている。
なお、上記の実施の形態では、制御対象として、ガントリークレーンの制御を挙げているが、これに限定されない。本発明は、例えば、電力システムの蓄電池制御、鉄鋼プラントの圧延制御など、外乱を含む制御系を設計する際に広く適用することができる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
2 トロリー
3 移動装置
4 計測装置
5 ロープ
6 吊荷
7 垂線
11 フィードフォワード制御器
12 状態フィードバック制御器
13 ロバスト外乱フィードバック制御器
Claims (10)
- パラメトリックな不確かさを含む制御対象の出力値と目標値との差が入力される、一つまたは複数の既存制御器と、ロバスト外乱フィードバック制御器とを備える制御装置を設計する設計装置であって、
前記ロバスト外乱フィードバック制御器と拡大系プラントとからなる閉ループシステムを表現する状態方程式を設定し、
前記状態方程式に基づき線形行列不等式による最適化問題を定式化し、最適解を算出することを特徴とする設計装置。 - 請求項1に記載の設計装置であって、
前記拡大系プラントは、前記既存制御器と、前記既存制御器の操作量と前記ロバスト外乱フィードバック制御器の操作量との加算値が入力される前記制御対象と、前記制御対象の出力値に対応するノミナル値を出力するノミナルプラントモデルとを含み、
前記ロバスト外乱フィードバック制御器は、前記制御対象の出力値と前記ノミナル値との差が入力され前記操作量を出力することを特徴とする設計装置。 - 請求項2に記載の設計装置であって、
前記制御対象に対して、周波数領域の不確かさとなる重み関数を追加し、
前記重み関数を含めたシステムの操作量出力から入力までの感度関数を演算し、
周波数領域の不確かさに対してもロバスト安定性を満たすかどうかを評価する
ことを特徴とする設計装置。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の設計装置であって、
前記拡大系プラントは、外乱を推定する外乱推定機能を含み、
前記拡大系プラントが安定となる制約条件を線形行列不等式で表現し、その線形行列不等式が成立する前記外乱推定機能を求める
ことを特徴とする設計装置。 - パラメトリックな不確かさを含む制御対象の出力値と目標値との差が入力される、一つまたは複数の既存制御器と、ロバスト外乱フィードバック制御器とを備える制御装置を設計する設計方法であって、
拡大系プラントと、前記ロバスト外乱フィードバック制御器とからなる閉ループシステムを表現する状態方程式を設定し、
前記状態方程式に基づき、線形行列不等式による最適化問題を定式化し、最適解を算出する
ことを特徴とする設計方法。 - 請求項5に記載の設計方法であって、
前記拡大系プラントは、前記既存制御器と、前記既存制御器の操作量と前記ロバスト外乱フィードバック制御器の操作量との加算値が入力される前記制御対象と、前記制御対象の出力値に対応するノミナル値を出力するノミナルプラントモデルとを含み、
前記ロバスト外乱フィードバック制御器は、前記制御対象の出力値と前記ノミナル値との差が入力され、前記操作量を出力する
ことを特徴とする設計方法。 - 請求項6に記載の設計方法であって、
前記制御対象に対して、周波数領域の不確かさとなる重み関数を追加し、
前記重み関数を含めたシステムの操作量出力から入力までの感度関数を演算し、
周波数領域の不確かさに対してもロバスト安定性を満たすかどうかを評価する
ことを特徴とする設計方法。 - 請求項5~7のいずれか1項に記載の設計方法であって、
前記拡大系プラントは、外乱を推定する外乱推定機能を含み、
前記拡大系プラントが安定となる制約条件を線形行列不等式で表現し、その線形行列不等式が成立する前記外乱推定機能を求める
ことを特徴とする設計方法。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の設計装置で設計されたことを特徴とする制御装置。
- 請求項5~8のいずれか1項に記載の設計方法で設計されたことを特徴とする制御装置。
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