JP7309389B2 - ろ過方法、ろ過体、ろ過装置、及びろ過用積層体 - Google Patents
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Description
また、本発明は、本発明のろ過方法及びろ過装置に好適に用い得るろ過体、及び当該ろ過体に好適に適用されうるろ過用積層体を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、本発明のろ過方法に好適に用い得るろ過体及び当該ろ過体に好適に適用されうるろ過用積層体を提供することができる。
本発明のろ過方法は、一次側領域と二次側領域とを隔てる所定の積層構造を有するろ過用の積層体により被処理水をろ過してろ過水を得るろ過方法である。本発明のろ過方法で用いるろ過用積層体(以下、単に「積層体」とも称することが有る。)は、1枚又は複数枚のシート状体が複数層にわたり積層されてなる積層構造を含む。かかる積層体は、積層構造を形成する各層の端面よりなる積層断面を有する。そして、本発明のろ過方法は、積層体の一つの積層断面を第1積層断面、当該第一積層断面の裏面に相当する積層断面を第2積層断面として、ろ過を実施するにあたり、第1積層断面が一次側領域に面し、第2積層断面は二次側領域に面するように配置した場合に、被処理水を、一次側領域から第1積層断面を介して積層体に導入し、第2積層断面からろ過水を流出させて二次側領域に供給する工程を含むことを特徴とする。換言すると、本発明のろ過方法では、積層体の積層方向と、一次領域側から二次領域側へと向かうろ過方向とが、実質的に直交する関係が成立している。
図1に概略的に示したような、本発明のろ過方法において用い得る積層体の一例としての積層体10は、複数枚のシート状体3が積層されてなる積層構造を含む板状体である。かかる板状体は、表面(図1の第1積層断面1に相当)及び裏面(図1の第2積層断面2に相当)が厚み分の距離を介して対向してなる形状を有する。さらに、図1に示す積層体10は、「積層構造の積層高さ」の値及び「シート状体の長手方向の長さ」の値の双方よりも、「厚み」の値が小さい、板状体である。なお、シート状体3も同様に、2つの主面(即ち、表面及び裏面)が厚み分の距離を介して対向してなる形状を有している。ここで、「シート状体」と「板状体」とは、形状面では共通の特徴を有するが、「板状体」の厚みの方が「シート状体」の厚みより厚い。さらに、シート状体3により積層構造を構築した状態では、シート状体3の厚み方向と、積層体10(板状体)の厚み方向とが、直交する関係にある。
本発明のろ過体は、シート状体が複数層積層されてなる積層体と、該積層体を支持する支持体と、を備えるろ過体である。積層体は、1枚又は複数枚のシート状体が複数層積層されてなる積層構造を含む。本発明のろ過体において、積層体の積層構造を形成する各層の端面よりなる一つの積層断面を第1積層断面、該第1積層断面の裏面に相当する積層断面を第2積層断面とした場合に、支持体が、第1積層断面の少なくとも一部と、第2積層断面の少なくとも一部とを、露出した状態で、積層体を支持することを特徴とする。このような構造を有する本発明のろ過体は、ろ過効率及び洗浄容易性に優れる。
積層体としては、上述した本発明の積層体(ろ過用積層体)を好適に用いることができる。
支持体は、積層体の第1積層断面の少なくとも一部と、第2積層断面の少なくとも一部とを、露出した状態で、積層体を支持する。中でも、支持体が枠体を備えることが好ましい。枠体とは、積層体の端面を支持する部材を意味する。枠体の形状としては、例えば、図10に示すような、積層体の第1及び第2積層断面が多角形状である場合に、係る多角形状の内の一部の辺に相当する端面を覆う部材と、残る辺に相当する端面を覆う部材とから組み立てられうる形状が挙げられる。なお、図10では、積層体10’(図3を参照して説明した連結態様を満たす積層構造を有する。)の第1及び第2積層断面が四角形状である場合に、かかる積層体10’が、かかる四角形状の内の3つの辺に相当する端面を覆い、且つ、第1及び第2積層断面の各端部を覆うように成形された第1枠部材15Aと、残る一辺に相当する蓋状の第2枠部材15Bとからなる枠体により支持されてなる構成を図示する。なお、図10では、明確のために、積層体10’のサイズを小さく、より具体的には、各層の長手方向の長さを短くして図示した。しかし、実際には、積層体10’の各層の長手方向の長さは、第2枠部材15Bの長手方向の長さに一致し、各層の長手方向両端部が第2枠部材15Bにはめ込まれ、収容された状態となる。
本発明のろ過装置は、上記したような本発明のろ過体を備える。本発明のろ過装置は、本発明のろ過体を備えるため、ろ過効率が高く、且つ、ろ材の洗浄容易性に優れる。以下、例として、本発明のろ過装置の3つの実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明のろ過装置の第1実施形態では、ろ過装置は、ろ過体に加えて、ろ過体の第2積層断面側に配置され、かかる第2積層断面より流出するろ過水を貯留する処理水貯留部と、処理水貯留部に接続されろ過水を装置外へ流出させる処理水流出部と、を備えることができる。処理水貯留部及び処理水流出部の形状及び配置態様は、ろ過装置の全体構成に応じて種々の態様が有り得る。以下、図16A~図20Cを参照して、種々の構造のろ過装置における、各構成部の形状及び配置態様を説明する。なお、図16A~図18B、及び、図20A~Cでは、ろ過体として、図10を参照して説明した、積層断面の平面形状が四角形状であり、積層体の4つの端面を保護する枠体により支持されてなるろ過体を実装したものとして説明する。
図21Aは、本発明の第2実施形態に係るろ過装置205の断面図である。かかるろ過装置205は、ろ過体104と、ろ過体104により一次側領域と二次側領域とに区分された流路30と、を備える。図21AにおけるII-II断面図を図21Bに示す。図21Bから明らかなように、捲回積層体であるろ過体104は、緩衝部材32を介して、取付部材40により、流路30を形成する、断面円形の配管31内に取り付けられている。緩衝部材32は、緩衝性を呈しつつ、ろ過体104と配管31内壁との間隙を水密に維持出来る部材である限りにおいて特に限定されることなく、所謂「クッション材」として市販されている材料よりなる部材、及び、「ドーナツ」のような平面形状を有するチューブ状の部材(例えば、リング状のうきわのような部材)でありうる。なお、ろ過体104の中心部は、捲回中心である芯材7Cが配置されうる。芯材7Cは、積層断面に露出する面が、被処理水を通さないように閉塞している部材である。かかるろ過体104により、流路30が、ろ過体104を基準として、被処理水の流入側領域である一次側領域と、ろ過水の流出側領域である二次側領域とに区分されている。
本発明のろ過装置の第3実施形態では、ろ過装置は、ろ過体と、当該ろ過体により一次側領域と二次側領域とに区分された特殊な構造の流路とを有することを特徴とする。特殊な構造の流路について、図22を参照して説明する。図22に示すように、ろ過装置206の流路30’は、ろ過体104により一次側領域と二次側領域とに区分されている。そして、ろ過装置206は、ろ過体104に対して被処理水が流入する側である一次側領域において、流路30’に、軸線方向に対して垂直な断面形状が、ろ過体104の平面形状と同じであるテーパ部34を有し、且つ、流路30’の二次側領域内に、二次側領域から一次側領域に向かう方向でろ過体104を押圧可能に構成された押圧具35を有する。そして、押圧具35により押圧されたろ過体104の一部が、テーパ部34の内表面の一部に接触することにより、ろ過方向にてろ過体104が位置決めされて保持される。
また、本発明によれば、本発明のろ過方法に好適に用い得るろ過体及び当該ろ過体に好適に適用されうる積層体を提供することができる。
2~2” 第2積層断面
3~3''' シート状体
4 汚泥堆積層
5α~5ε 連結部
6a~6e 層
7A 第1の棒
7B 第2の棒
7C 芯材
8 固定具
8A 第1のガイド棒
8B 第2のガイド棒
9 ナット
10~10” 積層体
11、11’ 捲回積層体
G1~G6 ガイド孔
L レバー
12 支持棒
13 孔
14 頭部
15A 第1枠部材
15B 第2枠部材
15C 上側枠部材
15D 下側枠部材
15E~H 枠体
16~16” 挟持部材
16A~D、G~H 挟持板
16E 本体
16F 可動体
17A 蓋材
17B 底材
18、18A 筺体
18B 蓋部
19、19A~C 処理水貯留部
20 処理水流出部
20A~D ろ過水配管
21 被処理水配管
22 一次側領域
23 シール部
30、30’ 流路
31 配管
32 緩衝部材
33、33’ 逆洗弁
34 テーパ部
35 押圧具
36 弾性部材
40 取付部材
100~102 ろ過体
100A~B ろ過体
200~205 ろ過装置
400 沈殿池
401 傾斜板
500 ろ過槽
501 集合管
AP 開口部
B バンド
CV カバー
ED エッジ部分
L レバー
P ピボット
Claims (9)
- 1枚または複数枚のシート状体を1方向に積層させてなる板状のろ過用積層体であって、
前記積層させた各層のシート状体を、隣接する他の層のシート状体と連結する連結部と、
被処理水の流入口となる、前記積層させたシート状体の第1の積層断面と、
処理水の流出口となる、前記積層させたシート状体の前記第1の積層断面の裏面である第2の積層断面と、
を有するろ過用積層体。 - 前記連結部が、前記各層のシート状体の長手方向の端部及び中央部の少なくともいずれかに配置されている、請求項1に記載のろ過用積層体。
- 前記連結部が、前記各層のシート状体の長手方向の両端部と中央部とに、積層方向において交互に繰り返すように配置されている、請求項2に記載のろ過用積層体。
- 前記連結部が、前記各層のシート状体の長手方向の一方の端部と他方の端部とに、積層方向において交互に繰り返すように配置されている、請求項2に記載のろ過用積層体。
- 前記連結部が、前記各層のシート状体の長手方向の共通する一端部のみに配置されている、請求項2に記載のろ過用積層体。
- 前記連結部が、前記各層のシート状体の長手方向の両端部に配置されている、請求項2に記載のろ過用積層体。
- 請求項1に記載のろ過用積層体と、前記ろ過用積層体を支持する支持体と、を備える、ろ過体。
- 請求項7に記載のろ過体を備える、ろ過装置。
- 請求項1に記載のろ過用積層体により被処理水をろ過して処理水を得るろ過方法。
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