以下、いくつかの実施例を参照して本開示の原理を説明する。これらの実施例は、説明のためにのみ記載されており、当業者による本開示の理解および実施を助けるようにさせ、開示の範囲へのいかなる制限も暗示しないことが理解されるべきである。ここで記載される開示の内容は、以下で説明される方法とは異なる様々な方法で実施することができる。
以下の記載および特許請求の範囲において、特に定義されない限り、本文で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示の当業者に一般に理解されるものと同じ意味を有する。
本文で使用されるように、「端末機器」という用語は、無線または有線の通信能力を有する任意の機器を意味する。端末機器の例としては、ユーザ機器(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラー電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、インターネット・オブ・エブリシングス(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、V2X通信用の車載デバイス(Xは歩行者、車両、またはインフラ/ネットワークを表す)、あるいはデジタルカメラなどの画像取得デバイス、ゲームデバイス、音楽保存および再生機器、あるいは無線または有線のインターネットアクセスおよび閲覧を可能とするインターネット家電などを含むが、これらに限定されない。「端末機器」という用語は、UE、移動局、加入者局、移動端末、ユーザ端末、または無線デバイスと互換的に使用されることができる。また、「ネットワーク機器」という用語は、端末機器が通信可能なセルまたはカバレッジを提供またはホストすることのできる機器を意味する。ネットワーク機器の例としては、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型ノードB(eNodeBまたはeNB)、次世代ノードB(gNB)、送受信点(TRP)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノードを含むが、これらに限定されない。
一実施例において、端末機器は、第1ネットワーク機器及び第2ネットワーク機器に接続することができる。第1ネットワーク機器と第2ネットワーク機器の一方はマスターノードであってもよく、他方はセカンダリ―ノードであってもよい。第1ネットワーク機器と第2ネットワーク機器は、異なるラジオアクセス技術(RAT)を使用してもよい。一実施例において、第1ネットワーク機器は第1RATデバイスであってもよく、第2ネットワーク機器は第2RATデバイスであってもよい。一実施例において、第1RATデバイスはeNBであり、第2RATデバイスはgNBである。異なるRATに関する情報は、第1ネットワーク機器と第2ネットワーク機器の少なくとも一方から端末機器に伝送されることができる。一実施例において、第1情報は、第1ネットワーク機器から端末機器に伝送されてもよく、第2情報は、第2ネットワーク機器から直接または第1ネットワーク機器を介して端末機器に伝送されてもよい。一実施例において、第2ネットワーク機器によって構成された端末機器の構成に関する情報は、第2ネットワーク機器から第1ネットワーク機器を介して伝送されることができる。第2ネットワーク機器によって構成された端末機器の再構成に関する情報は、第2ネットワーク機器から直接又は第1ネットワーク機器を介して端末機器に伝送されることができる。
本文で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含む。「含む」という用語およびその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施例」および「実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」と理解されるべきである。「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施例」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なるまたは同一の対象を指すことができる。その他の明示的および暗黙的な定義は以下に含まれることがある。
いくつかの例において、値、プロセス、または装置は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと呼ばれる。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、またはそのほかの点でより好ましい必要はないことは、理解されるべきである。
周知のように、NR技術には、直交周波数分割多重(OFDM)の数、またはPDCCHのような下りリンク制御チャネルによって時間領域で占有されるシングルキャリアシンボル、および周波数領域で占有される周波数帯域のような情報を搬送するために、制御リソースセット(CORESET)という概念が導入されている。さらに、「探索空間」という概念は、下りリンク制御チャネル搬送用の可能な下りリンクリソースブロックを定義するために使用される。
端末機器が下りリンク制御チャネルでDCIを受信すべきである場合、CORESETおよび探索空間から下りリンク制御チャネルの可能な位置または時間周波数リソースのセットを決定することができ、時間周波数リソースのセット内でブラインド検出プロセスを実行することによってDCIを決定することができる。ブラインド検出プロセス中、時間周波数リソースのセット内の各時間周波数リソースについて、端末機器は、CRCが成功して所望の時間周波数リソースが決定されるまで、巡回冗長検査(CRC)を実行することによって、その時間周波数リソースが所望の時間周波数リソースであるか否かを決定することができる。これにより、所望の時間周波数リソースからDCIを得ることができる。
シングルキャリアに基づく下りリンク制御チャネルのコンテキストで、また、上記のブラインド検出プロセスを考慮して、本開示の実施例は、シングルキャリアに基づく下りリンク制御チャネル構造を利用して低いPAPRおよびより良いカバレージをサポートすると同時に、下りリンク制御チャネルのブラインド検出の複雑度を下げるために、DCIを送受信するための改善された案を提供する。以下、添付図面を参照して、本開示の原理および実施態様について詳細に説明する。
図1は本開示のいくつかの実施例を実施できる例示的な通信ネットワーク100を示す模式図である。図1に示すように、通信ネットワーク100は、ネットワーク機器110と、ネットワーク機器110からサービスを受ける端末機器120とを含むことができる。図1における機器の数は説明の目的で与えられており、本開示に対するいかなる制限も暗示していないことは、理解されるであろう。通信ネットワーク100は、本開示の実施態様を実施するのに適した任意の適切な数のネットワーク機器および/または端末機器を含むことができる。
図1に示すように、ネットワーク機器110は、無線通信下りリンクチャネル等の下りリンクチャネルを介して端末機器120と通信することができる。例えば、ネットワーク機器110は、PDCCH等の下りリンク制御チャネルを介して、端末機器120にDCIを伝送することができる。さらに、ネットワーク機器110は、チャネル評価および下りリンク伝送の関連復調のために、参照信号を端末機器120に伝送することができる。例えば、参照信号は、DMRS、セル参照信号(CRS)、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)参照信号、ポジショニング参照信号(PRS)、およびチャネル状態情報-参照信号(CSI-RS)のうちのいずれか1つまたは複数であってもよい。参照信号は、従来技術において既存の、または将来開発される任意の下りリンク参照信号であってもよいことに留意されたい。
通信ネットワーク100における通信は、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、符号分割多元接続(CDMA)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、マシンタイプ通信(MTC)などを含むが、これらに限定されない任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、または将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されることができる。通信プロトコルの例としては、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。
図2は本開示の実施例によるシングルキャリアに基づく下りリンク制御チャネルにおいてDCIを送受信するプロセス200を示す概略図である。論議のために、図1を参照してプロセス200を説明する。プロセス200は、図1に示すネットワーク機器110と端末機器120を含むことができる。
図2に示すように、ネットワーク機器110は、端末機器120に関連付けられた下りリンク制御チャネルの参照信号の伝送用に割り当てられる第1時間周波数リソースと、下りリンク制御チャネルに割り当てられる第2時間周波数リソースとを決定210することができる。上記のように、参照信号は、従来技術において既存の、または将来開発される任意の下りリンク参照信号であってもよい。論議のために、以下では、DMRSを参照信号の一例として、且つPDCCHを下りリンク制御チャネルの一例として以下に説明する。
いくつかの実施例において、第1時間周波数リソースおよび第2時間周波数リソースは予め定められている。いくつかの代替実施例において、参照信号伝送用に割り当てられた第1時間周波数リソースのセットから第1時間周波数リソースを選択することができる。いくつかの代替実施例において、下りリンク制御チャネルに割り当てられた第2時間周波数リソースのセットから第2時間周波数リソースを選択することができる。この点について、図3に関連して例を説明する。
図3は、本開示のいくつかの実施例による模式的な時間周波数図形300であり、端末機器に関連する、シングルキャリアに基づくPDCCHにおけるデータ伝送を示す。論議のために、図1を参照して図形300を説明する。図形300は、図1に示すネットワーク機器110と端末機器120を含むことができる。
図3に示すように、CORESET 330内で定義された時間周波数リソースは端末機器(例えば、端末機器120)に割り当てられ、当該リソースはPDCCH検出に使用される。広帯域DMRSは、CORESET 330内の連続的なリソースブロック(RB)セットのすべてのリソースエレメントグループ(REG)内で構成される。
いくつかの実施例において、CORESET 330の周波数範囲内のすべてのRBまたはREGの第1シンボル310が、PDCCHのDMRSの伝送用に割り当てられる。第1シンボル310後のM個のシンボル320は、PDCCHに割り当てられ、ここで、Mは、1、2、または3であってもよい。端末機器120に関連付けられた第2時間周波数リソースセットのうちの1つの第2時間周波数リソースは、340で示され、ここではPDCCH候補とも呼ばれる。
いくつかの実施例において、DMRSはPDCCHと時分割多重化される。すなわち、第1シンボル上でPDCCHの伝送はなく、当該M個のシンボル上でDMRSの伝送はない。いくつかの実施例において、当該M個のシンボルのうちのN個のシンボル上で位相追跡参照信号(PTRS)を周波数分割多重化してもよく、ここで、0≦N≦Mである。例えば、PTRSは、1つの物理リソースブロック(PRB)内の#1、#5、#9リソースエレメント(RE)のうちの1つまたは複数にマッピングされてもよい。
例えば、いくつかの実施例において、ネットワーク機器110は、端末機器120に対して、周波数領域内のX個のRBと時間領域内のY個のシンボルを構成することができ、ここで、XとYは正の整数である。例えば、1≦X≦400、且つ、1≦Y≦4である。いくつかの実施例において、周波数領域内のX個のRBと時間領域内のY個のシンボルは、CORESETとして表されることができる。いくつかの実施例において、ネットワーク機器110は、PDCCH内で端末機器120にDCIを伝送することができる。いくつかの実施例において、PDCCHは、CORESETの時間および周波数範囲内でマッピングされてもよい。いくつかの実施例において、PDCCHは、周波数領域内のR個のリソースブロックと、時間領域内のS個のシンボルにマッピングすることができ、ここで、RおよびSは正の整数であり、1≦R≦X且つ1≦S≦Yである。いくつかの実施例において、PDCCHに関連する参照信号が存在する。例えば、参照信号はDMRSであってもよい。いくつかの実施例において、参照信号を伝送するためのシーケンスが存在する。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータ(ここでは第2所定パラメータとも呼ばれる)が存在してもよい。このパラメータは、アグリゲーションレベル、制御チャネルエレメント(CCE)の開始インデックス、探索空間のセットのインデックス、探索空間のインデックス、CORESETのインデックス、PDCCH候補のインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。なお、PDCCH用のパラメータは、リストアップされた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なパラメータであってもよいことに留意されたい。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータについてG個の可能な値が存在してもよく、ここで、Gは正の整数であり、且つ、G>1である。
いくつかの実施例において、参照信号のためのリソースマッピングおよび/またはシーケンス生成のパラメータ(本文では第1所定パラメータとも呼ばれる)が存在してもよい。当該パラメータは、参照信号のシーケンスのインデックス、参照信号のシーケンスの長さ、参照信号のシーケンスの初期値、参照信号のシーケンスのベースシーケンスグループのインデックス、ベースシーケンスグループ内のベースシーケンスのインデックス、およびシーケンスのマッピング用のREオフセットのうちの少なくとも1つを含むことができる。なお、参照信号のシーケンスのパラメータは、挙がられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なパラメータであってもよいことに留意されたい。
いくつかの実施例において、参照信号のシーケンス生成のパラメータのH個の可能な値が存在してもよく、ここで、Hは正の整数であり、且つ、H>1である。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータの少なくとも2つの異なる値について、PDCCHに関連する参照信号のシーケンス生成のパラメータ値は異なってもよい。いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータの2つの異なる値は、同じCORESET内にあってもよい。いくつかの実施例において、異なるパラメータ値を有するPDCCHに関連する参照信号のシーケンスの長さは、同じであってもよい。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータは、PDCCHに関連する参照信号のシーケンス生成のパラメータの1つであってもよい。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連するパラメータのG(ここで、Gは正の整数であり、且つ、G>1)個の可能な値を、F個のグループ(ここで、Fは正の整数であり、且つ、1<F≦G)に分けることができる。いくつかの実施例において、異なるグループにおいて、値の数は同じであっても、異なっていてもよい。いくつかの実施例において、G個の値をグループ分けする必要がなくてもよく、あるいは、G個のグループが存在し、各グループ内に1つの値が存在してもよい。
いくつかの実施例において、F個の異なるグループおよび/またはG個の異なるパラメータ値があるPDCCHに関連する参照信号のシーケンスのF個および/またはG個の異なるパラメータ値が存在してもよい。そして、参照信号のシーケンスのパラメータの各値は、前記PDCCH用のパラメータの一つのグループおよび/または値に関連付けられる。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連する参照信号のシーケンス生成について、循環シフトの値および/またはシーケンスインデックスの値および/またはシーケンスグループインデックスの値は、アグリゲーションレベルの値に基づく。
いくつかの実施例において、PDCCHに関連する参照信号のリソースマッピングのREオフセットは、{0,1,2,3}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施例において、PDCCHに関連する参照信号のリソースマッピングについて、REオフセットの値はアグリゲーションレベルの値に基づく。
いくつかの実施例において、1つのCORESET内のPDCCH候補について、アグリゲーションレベルの値の数はEであってもよい。例えば、Eは、{1,2,3,4,5,6,7,8}のうちの少なくとも1つであってもよい。例えば、アグリゲーションレベルの値は、{1,2,4,8,16,32,64}のうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施例において、PDCCHのアグリゲーションレベルのE個の異なる値は、参照信号の同じベースシーケンスの循環シフトのE個の異なる値と関連付けられてもよい。いくつかの実施例において、PDCCHのアグリゲーションレベルのE個の異なる値は、参照信号のシーケンスおよび/またはシーケンスグループインデックスのE個の異なる値に関連付けられてもよい。いくつかの実施例において、PDCCHのアグリゲーションレベルのE個の異なる値は、参照信号のリソースマッピング用のREオフセットのE個の異なる値と関連付けられてもよい。
図2に戻り、ネットワーク機器110は、第2時間周波数リソースに基づいて参照信号を決定220することができる。上述した本開示の実施例によれば、参照信号の異なるパラメータは、下りリンク制御チャネル用の第2時間周波数リソースの異なるパラメータに関連付けられてもよい。このようにして、参照信号は、第2時間周波数リソースに関するいくつかの情報を搬送することができ、そして参照信号の復調後に、下りリンク制御チャネルのブラインド検出の範囲が縮小されることができるとともに、下りリンク制御チャネルのブラインド検出の効率を向上させることができる。
いくつかの実施例において、ネットワーク機器110は、第2時間周波数リソースの所定パラメータ(ここでは第2所定パラメータとも呼ばれる)を決定221することができる。いくつかの実施例において、当該第2所定パラメータは、第2時間周波数リソースのアグリゲーションレベル、第2時間周波数リソースのCCEの開始インデックス、第2時間周波数リソースのインデックス、第2時間周波数リソースのセットのインデックス、端末機器120に関連付けられた探索空間のインデックス、および端末機器120に関連付けられた探索空間のセットのインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。下りリンク制御チャネル用の第2時間周波数リソースの第2所定パラメータは、挙がられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なパラメータであってもよいことに留意されたい。
第2時間周波数リソースの第2所定パラメータを決定すると、ネットワーク機器110は、第2所定パラメータに基づいて参照信号の所定パラメータ(ここでは第1所定パラメータとも呼ばれる)を決定222することができる。いくつかの実施例において、当該第1所定パラメータは、参照信号のシーケンス、参照信号のシーケンスの循環シフト、および参照信号の時間周波数リソースのうちの少なくとも1つを含むことができる。参照信号の第1所定パラメータは、挙がられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なパラメータであってもよいことに留意されたい。
いくつかの実施例において、参照信号のシーケンスは、参照信号のシーケンスのインデックス、参照信号のシーケンスの長さ、参照信号のシーケンスの初期値、参照信号のシーケンスのベースシーケンスグループのインデックス、ベースシーケンスグループ内のベースシーケンスのインデックス、およびシーケンスのマッピング用のREオフセットのうちの少なくとも1つを含むことができる。なお、参照信号シーケンスのパラメータは、挙がられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なパラメータであってもよいことに留意されたい。
例えば、参照信号の異なるシーケンスが、下りリンク制御チャネルの異なる第2時間周波数リソースに関連付けられていると仮定する。ネットワーク機器110は、下りリンク制御チャネルの第2時間周波数リソースのインデックスを決定221することができ、さらに、決定されたインデックスに基づいて、参照信号の対応するシーケンスを決定222することができる。
図4は本開示のいくつかの実施例による、DMRSのシーケンスとPDCCH用の時間周波数リソースとの関連性を示す模式的な時間周波数図形400を示す。図4における参照符号410および411は、第1シンボルによって搬送されるそれぞれのDMRSシーケンスを示し、図4における参照符号420は、後続のシンボルによって搬送されるDCIを示し、図4における参照符号430は、CORESETを示し、図4における参照符号440および441は、それぞれのPDCCH候補を示す。図4における時間周波数図形401は、DMRSシーケンス410がPDCCH候補440に関連付けられていることを示し、図4における時間周波数図形402は、別のDMRSシーケンス411が別のPDCCH候補441に関連付けられていることを示す。
別の例として、参照信号の異なるシーケンスが、下りリンク制御チャネルの第2時間周波数リソースの異なるアグリゲーションレベルに関連付けられていると仮定する。ネットワーク機器120は、下りリンク制御チャネルの第2時間周波数リソースのアグリゲーションレベルを決定221することができ、さらに、決定されたアグリゲーションレベルに基づいて、参照信号の対応するシーケンスを決定222することができる。
図5は本開示のいくつかの実施例による、DMRSのシーケンスとPDCCH用の時間周波数リソースのアグリゲーションレベルとの関連性を示す模式的な時間周波数図形500を示す。図5における参照符号510および511は、第1シンボルによって搬送されるそれぞれのDMRSシーケンスを示し、図5における参照符号520は、後続のシンボルによって搬送されるDCIを示し、図5における参照符号530は、CORESETを示し、図5中の参照符号540および541は、それぞれのアグリゲーションレベルを有するPDCCH候補を示す。図5における時間周波数図形501は、DMRSシーケンス510がPDCCH候補540に関連付けられていることを示し、図5における時間周波数図形502は、別のDMRSシーケンス511が別のPDCCH候補541に関連付けられていることを示す。
さらに別の例として、参照信号の異なる時間周波数リソースが下りリンク制御チャネルの異なる時間周波数リソースに関連付けられていると仮定する。ネットワーク機器120は、下りリンク制御チャネルの第2時間周波数リソースのインデックスを決定221することができ、さらに、第2時間周波数リソースのインデックスに基づいて、参照信号用の第1時間周波数リソースの対応するインデックスを決定222することができる。
図6は本開示のいくつかの実施例による、DMRS用の第1時間周波数リソースとPDCCH用の第2時間周波数リソースとの関連性を示す模式的な時間周波数図形600を示す。図6における参照符号601~604は、DMRSを搬送する第1シンボルをそれぞれ示す。図6における参照符号610~640は、DMRS用の異なる時間周波数リソースを示す。時間周波数リソース610~640は、異なるPDCCH候補に関連付けられる。なお、図4~図6は説明のための例示のみであり、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、本開示に基づいて多くの他の実施例が考えられることに留意されたい。
図2に戻り、参照信号の第1所定パラメータを決定すると、ネットワーク機器110は、第1所定パラメータに基づいて参照信号を生成223することができる。いくつかの実施例において、第1所定パラメータに従ってベースシーケンスを変換することによって参照信号を生成することができる。例えば、ベースシーケンスは、Zadoff-Chu(ZC)ルートシーケンスであってもよく。上記の例の場合、ZCルートシーケンスに対して対応する循環シフトを実行することによって参照信号を生成することができる。参照信号のベースシーケンスは、挙げられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切なシーケンスであってもよいことに留意されたい。
参照信号を決定すると、ネットワーク機器110は、第1時間周波数リソースおよび第2時間周波数リソースを介して参照信号およびDCIをそれぞれ伝送230することができる。いくつかの実施例において、ネットワーク機器110は、参照信号をDCIと時分割多重化することができる。例えば、図3に関連して上述したように、ネットワーク機器110は、第1シンボル上で参照信号を伝送し、後続のシンボル上でDCIを伝送することができる。参照信号およびDCIの伝送は、挙げられた例に限定されるものではなく、他の任意の適切な方法で実行されてもよいことに留意されたい。
相応して、端末機器120は、参照信号を受信240することができる。第1時間周波数リソースが所定であるいくつかの実施例において、端末機器120は、所定の第1時間周波数リソースを介して参照信号を取得することができる。第1時間周波数リソースのセットが参照信号伝送用に割り当てられているいくつかの実施例において、端末機器120は、参照信号が正しく受信されるまで、当該第1時間周波数リソースのセット内の各第1時間周波数リソースから参照信号を受信しようと試みることができる。
参照信号を受信すると、端末機器120は、参照信号に基づいて、下りリンク制御チャネルに割り当てられた第2時間周波数リソースのセットから、第2時間周波数リソースのサブセットを決定250することができる。上述したように、端末機器120は、端末機器120に関連付けられた探索空間およびCORESET内の情報に基づいて、第2時間周波数リソースのセットを決定することができるが、端末機器120は、どの第2時間周波数リソースがそれに関連付けられたDCIを搬送するかを知らない。受信された参照信号に基づいて、端末機器120は、決定された第2時間周波数リソースのセットから第2時間周波数リソースのサブセットを決定することができる。
いくつかの実施例において、端末機器120は、参照信号の第1所定パラメータを決定251し、そして第1所定パラメータに基づいて、第2時間周波数リソースのサブセットに関連付けられる第2所定パラメータを決定252することができる。第1所定パラメータと第2所定パラメータとの関連性は、プロセス221および222、ならびに図4~図6に記載されたものと似ているので、ここではその詳細な説明を繰り返さない。
第2時間周波数リソースのサブセットに関連付けられる第2所定パラメータを決定すると、端末機器120は、第2時間周波数リソースのセットから第2所定パラメータを有する第2時間周波数リソースを、第2時間周波数リソースのサブセットのうちの1つの第2時間周波数リソースとして決定することができる。
第2時間周波数リソースのサブセットを決定すると、端末機器120は、第2時間周波数リソースのサブセットを介してDCIを受信260することができる。いくつかの実施例において、端末機器120は、第2時間周波数リソースのサブセット内の各第2時間周波数リソースから、それに関連するDCIを、当該DCIが正しく受信されるまで、受信しようと試みることができる。
図2のプロセスによれば、端末機器120に関連付けられた下りリンク制御チャネルのブラインド検出の範囲を縮小することができるとともに、ブラインド検出の複雑度を下げることもできる。同時に、シングルキャリアに基づく下りリンク制御チャネル構造により、低いPAPRおよびより良いカバレッジを達成することができる。
図2に記載のプロセスに対応し、本開示の実施例は、端末機器およびネットワーク機器において実施される通信方法を提供する。図7から8を参照し、以下にこれらの方法を説明する。
図7は本開示のいくつかの実施例による、端末機器で実施される例示的な通信方法700を示す。例えば、方法700は、図1に示す端末機器120において実行できる。論議のために、以下では、図1を参照して方法700を説明する。方法700は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、および/または図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことが理解されるべきである。
ブロック710において、端末機器120は、参照信号伝送用に割り当てられた第1時間周波数リソースを介して、端末機器に関連付けられた下りリンク制御チャネルの参照信号を受信することができる。いくつかの実施例において、参照信号はDMRSであってもよい。いくつかの代替または追加の実施例では、参照信号は、セル参照信号(CRS)、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)参照信号、ポジショニング参照信号(PRS)、およびチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)のうちのいずれか1つまたは複数であってもよい。参照信号は、従来技術において既存の、または将来開発される任意の下りリンク参照信号であってもよいことに留意されたい。いくつかの実施例において、第1時間周波数リソースは、参照信号伝送用に割り当てられた第1時間周波数リソースのセットから選択される。
ブロック720において、端末機器120は、参照信号に基づいて、下りリンク制御チャネルに割り当てられた第2時間周波数リソースのセットから、第2時間周波数リソースのサブセットを決定することができる。いくつかの実施例において、第1時間周波数リソースは、第2時間周波数リソースと時分割多重化されることができる。
いくつかの実施例において、端末機器120は、参照信号の第1所定パラメータを決定し、第1所定パラメータに基づいて第2時間周波数リソースのサブセットに関連付けられる第2所定パラメータを決定し、第2時間周波数リソースのセットから第2所定パラメータを有する第2時間周波数リソースを、第2時間周波数リソースのサブセットのうちの1つの第2時間周波数リソースとして決定することができる。
いくつかの実施例において、第1所定パラメータは、参照信号のシーケンス、参照信号のシーケンスの循環シフト、および参照信号の時間周波数リソースのうちの少なくとも1つを含むことができる。いくつかの実施例において、参照信号のシーケンスは、参照信号のシーケンスのインデックス、参照信号のシーケンスの長さ、参照信号のシーケンスの初期値、参照信号のシーケンスのベースシーケンスグループのインデックス、ベースシーケンスグループ内のベースシーケンスのインデックス、およびシーケンスのマッピング用のREオフセットのうちの少なくとも1つを含むことができる。
いくつかの実施例において、この第2所定パラメータは、第2時間周波数リソースのアグリゲーションレベル、第2時間周波数リソースの制御チャネルエレメントの開始インデックス、第2時間周波数リソースのインデックス、第2時間周波数リソースのセットのインデックス、端末機器120に関連付けられた探索空間のインデックス、および端末機器120に関連付けられた探索空間のセットのインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。
ブロック730において、端末機器120は、第2時間周波数リソースのサブセットを介してDCIを受信することができる。こうして、端末機器120に関連付けられた下りリンク制御チャネルのブラインド検出の範囲を縮小することができるとともに、ブラインド検出の複雑度を下げることもできる。
図8は本開示のいくつかの実施例による、ネットワーク機器で実施される例示的な通信方法800を示す。例えば、方法800は、図1に示すネットワーク機器110において実行できる。論議のために、以下では、図1を参照して方法800を説明する。方法800は、図示されていない追加のブロックを含むことができ、および/または図示されているいくつかのブロックを省略することができ、本開示の範囲はこの点で限定されないことが理解されるべきである。
図8に示すように、ブロック810において、ネットワーク機器110は、端末機器に関連付けられた下りリンク制御チャネルの参照信号の伝送用に割り当てられる第1時間周波数リソースと、当該下りリンク制御チャネルに割り当てられる第2時間周波数リソースとを決定することができる。いくつかの実施例において、第1時間周波数リソースおよび第2時間周波数リソースは所定であってもよい。いくつかの実施例において、参照信号伝送用に割り当てられた第1時間周波数リソースのセットから第1時間周波数リソースを選択することができる。いくつかの実施例において、下りリンク制御チャネルに割り当てられた第2時間周波数リソースのセットから第2時間周波数リソースを選択することができる。
ブロック820において、ネットワーク機器110は、第2時間周波数リソースに基づいて参照信号を決定することができる。いくつかの実施例において、ネットワーク機器110は、第2時間周波数リソースの第2所定パラメータを決定し、第2所定パラメータに基づいて参照信号の第1所定パラメータを決定し、そして第1所定パラメータに基づいて参照信号を生成することができる。
いくつかの実施例において、当該第1所定パラメータは、参照信号のシーケンス、参照信号のシーケンスの循環シフト、および参照信号の時間周波数リソースのうちの少なくとも1つを含むことができる。いくつかの実施例において、参照信号のシーケンスは、参照信号のシーケンスのインデックス、参照信号のシーケンスの長さ、参照信号のシーケンスの初期値、参照信号のシーケンスのベースシーケンスグループのインデックス、ベースシーケンスグループ内のベースシーケンスのインデックス、およびシーケンスのマッピング用のREオフセットのうちの少なくとも1つを含むことができる。
いくつかの実施例において、この第2所定パラメータは、前記第2時間周波数リソースのアグリゲーションレベル、前記第2時間周波数リソースの制御チャネルエレメントの開始インデックス、前記第2時間周波数リソースのインデックス、前記第2時間周波数リソースのセットのインデックス、前記端末機器に関連付けられた探索空間のインデックス、および前記端末機器に関連付けられた探索空間のセットのインデックスのうちの少なくとも1つを含むことができる。
ブロック830において、ネットワーク機器110は、第1時間周波数リソースおよび第2時間周波数リソースを介して参照信号および下りリンク制御情報をそれぞれ伝送することができる。いくつかの実施例において、第1時間周波数リソースは、第2時間周波数リソースと時分割多重化されることができる。
図7と図8に記載の方法の実現は、基本的に図2に関連して説明したプロセスに対応しているため、これ以外の詳細はここでは省く。本開示の実施例による方法700および800により、端末機器に関連付けられた下りリンク制御チャネルのブラインド検出の範囲を縮小することができるとともに、ブラインド検出の複雑度を下げることもできる。同時に、シングルキャリアに基づく下りリンク制御チャネル構造により、低いPAPRおよびより良いカバレッジを達成することができる。
図9は本開示の実施例を実施するのに好適な機器900の簡略化されたブロック図である。機器900は、図1に示すネットワーク機器110または端末機器120の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、機器900は、第1ネットワーク機器110又は端末機器120において、または第1ネットワーク機器110又は端末機器120の少なくとも一部として実現することができる。
図示されるように、機器900は、プロセッサ910と、プロセッサ910に結合されたメモリ920と、プロセッサ910に結合された適切な伝送機(TX)および受信機(RX)940と、TX/RX940に結合された通信インターフェースとを含む。メモリ920は、プログラム930の少なくとも一部を記憶する。TX/RX940は双方向通信用である。TX/RX940について、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができるが、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有する。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、またはeNBと端末機器との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
プログラム930は、図1から図8を参照して本文で説明したように、関連するプロセッサ910によって実行されたときに、デバイス900が本開示の実施例に従って動作することを可能にするプログラム指令を含むと仮定する。本文の実施例は、機器900のプロセッサ910によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、またはハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組合せによって実現できる。プロセッサ910は、本開示の様々な実施例を実施するように構成することができる。さらに、プロセッサ910とメモリ920との組み合わせは、本開示の様々な実施例を実現するのに適した処理部950を形成することができる。
メモリ920は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、半導体に基づくメモリ機器、磁気メモリ機器およびシステム、光学メモリ機器およびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。機器900内には1つのメモリ920のみが示されているが、機器900内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ910は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含むことができる。装置900は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
通常、本開示の様々な実施例は、ハードウェアまたは専用回路、ソフトウェア、論理、またはそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティング機器によって実行できるファームウェアまたはソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施例の様々な態様は、ブロック図、フローチャートまたは他の何らかの絵画的表現を用いて図示および説明されているが、本明細書に記載されたブロック、装置、システム、技術、または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路または論理、汎用ハードウェアまたはコントローラまたは他のコンピューティング機器、またはそれらの何らかの組み合わせで実施できることを理解されたい。
本開示はまた、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図6から図11を参照して上述したプロセスまたは方法を実行するために、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上の機器内で実行される、プログラムモジュールに含まれる指令などのコンピュータ実行可能な指令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実施したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施例において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合または分割されることができる。プログラムモジュールの機械実行可能指令は、ローカルまたは分散型機器内で実行することができる。分散型機器において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体およびリモート記憶媒体両方内に配置されていてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供され、プロセッサまたはコントローラによって実行されたときに、プログラムコードで、フローチャートおよび/またはブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシン上で、部分的にマシン上で、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上でかつ部分的にリモートマシン上で、または完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行することができる。
上述のプログラムコードは、機械読み取り可能な媒体上で実施することができ、機械読み取り可能な媒体は、指令実行システム、装置、または機器によって使用されるか、またはそれらに関連するプログラムを含むかまたは記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体とすることができる。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、または機器、あるいは上記の任意の適切な組合せを含むことができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶機器、磁気記憶機器、または上述の任意の適切な組合せを含むことができる。
また、特定の順序で動作が記述されているが、これは、所望の結果を得るために、示された特定の順序または連続した順序で動作を実行すること、又は示された全ての動作を実行することが要求されていると理解すべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実施の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、特定の実施例に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施例の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施例において組み合わされて実施されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施例において別々に、または任意の適切なサブ組合せで実施されてもよい。
本開示は、構造的特徴および/または方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴または動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上述した特定の特徴および動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。