JP7306564B2 - ローミング中のネットワークスライスクォータ管理 - Google Patents
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Description
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)
5GC 5Gコアネットワーク(5G Core Network)
5GS 5Gシステム(5G System)
5G-AN 5Gアクセスネットワーク(5G Access Network)
AAA-S 認証、承認及び会計サーバ(Authentication, Authorization and Accounting Server)
AAA-P 認証、承認及び会計プロキシ(Authentication, Authorization and Accounting Proxy)
AF アプリケーション機能(Application Function)
AMF アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)
AUSF 認証サーバ機能(Authentication Server Function)
DNN データネットワーク名(Data Network Name)
gNB 次世代ノードB(Next generation Node B)
GPSI 汎用公衆加入者アイデンティティ(Generic Public Subscriber Identity)
GST 汎用スライステンプレート(Generic Slice Template)
NAS 非アクセス層(Non-Access Stratum)
NDA 秘密保持契約(Non-Disclosure Agreement)
NEF ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)
NF ネットワーク機能(Network Function)
NG-RAN 次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network)
NR New Radio
NSQ ネットワークスライスクォータ(Network Slice Quota)
NSSAA ネットワークスライス固有の認証・承認(Network Slice Specific Authentication and Authorisation)
NSSF ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function)
OAM 運用及び保守(Operations and Maintenance)
PCC ポリシー及び課金制御(Policy and Charging Control)
PCF ポリシー制御機能(Policy Control Function)
PLMN 公衆陸上移動体通信網(Public land mobile network)
(R)AN (無線)アクセスネットワーク((Radio) Access Network)
RRC 無線リソース制御(Radio Resource Control)
SLA サービスレベルアグリーメント(Service Level Agreement)
UDM 統合データ管理(Unified Data Management)
UDR 統合データリポジトリ(Unified Data Repository)
UE ユーザ装置(User Equipment)
- ネットワークスライス当たりのUEの最大数
- ネットワークスライス当たりのPDUセッションの最大数
- ネットワークスライスにおけるUE当たり最大UL及びDLデータレート
この例示的な態様は、ローミングにおけるネットワークスライス当たりのUEの最大数についてのSLAクォータ制限を監視、制御、及び実施する、例示的な方法を説明する。新たなNSQ(ネットワークスライスクォータ)サービスが提案されており、ネットワークスライスクォータが、指定されたネットワーク機能(例えば、NSQ - ネットワークスライスクォータ機能/エンティティ、又はネットワークスライスクォータ(例えばSLA(サービス水準合意))当たりのUEの最大数を監視、制御、及び実施する機能又はエンティティの他の表記)によって管理される、ということを想定する。この新たなNSQは、任意の既存のネットワークノード内の新たな機能エンティティとすることができ、例えば、NSSF、AMF、PCF、NWDAF、若しくはNSQが新たな物理エンティティとして実装することができる。以下のネットワークスライスクォータ(NSQ)サービス(Network Slice Quota (NSQ) Service)、NSQオペレーション、及び潜在的なNSQサービスコンシューマが表1に提案されており、これらはNSQが既存のネットワークノードの一部として表現される場合と新たに指定されたネットワークノードとして表現される場合との両方に適用可能である。
・記述:このサービスオペレーションにより、AMF12は、NSQ(ネットワークスライスクォータ)関連サービス(例えば、NSQクォータ可用性チェック、NSQクォータ更新、NSQクォータ通知)についてサブスクライブするか又はサブスクライブ解除(unsubscribe)することができる。
・入力:AMF12がNSQサービスについてサブスクライブする又はサブスクライブ解除することを希望するS-NSSAI(複数可)。NSQサービスのタイプ、例えば、「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ。複数の種類のNSQサービスのタイプは、パラメータとして含めることができる。
いくつかの例示的な態様において、通知(Notification)、例えば、周期的(periodic)な通知、閾値ベースの通知、イベントベースの通知などのトリガを示す新たなパラメータ「通知パラメータ」を、パラメータとして含めることができる。
・潜在的なコンシューマ:AMF12、UDM15、OAM17、NEF11、AF16
・記述:このサービスオペレーションにより、AMF12は、NSQ13/NSSF14によりNSQクォータ可用性、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ可用性、をチェックすることができる。
・以下のパラメータによる入力(Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Availability要求):
・UE3がNSQ制御の対象であるか否か(例えば、UE(複数可)が、NSQクォータ可用性がチェックされるS-NSSAIに予め登録されていて、そのS-NSSAIに登録されているUEのリストに依然としてあるか)がチェックされるUE(複数可)を示すUE_Id(複数可)。
・クォータ可用性がチェックされるS-NSSAI(複数可)。
・NSQサービスのタイプ(例えば、「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ)。
・以下のパラメータによる出力(Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Availability応答):
・NSQクォータがチェックされるS-NSSAI(複数可)。
・NSQクォータステータス - NSQクォータが利用できる/NSQクォータが利用できない、又はネットワークスライス当たりのUEの最大数のクォータに到達した/到達しない、又はネットワークスライス当たりのPDUセッションの最大数のクォータに到達した/到達しない、又はNSQクォータが利用できるか否かを示す他の方法。複数の種類のNSQクォータステータスをパラメータとして含めることができる。
・潜在的なコンシューマ:AMF12、UDM15、OAM17、NEF11、AF16
・記述:このサービスオペレーションにより、AMF12は、1つ以上のネットワークスライスについてNSQ13/NSSF14におけるネットワークスライス当たりのUEの数のクォータを更新し、これらのネットワークスライスのクォータの現在のステータスを取り戻すことができる。また、AMF12がAMF12の計画された削除プロシージャ(removal procedure)を行なう又はAMF12が復元プロシージャ(restoration procedure)に遭遇(encounter)した場合、AMF12が、NSQ13/NSSF14におけるネットワークスライス当たりのUEの数のクォータを更新することを可能にしてもよい。
・以下のパラメータによる入力(Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求):
・追加される又はネットワークスライスクォータから削除されるUE(複数可)を示すUE_Id(複数可)。
・Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求メッセージの送信元のノード識別子、例えば、グローバルに一意のFQDNフォーマットによるAMF名(AMF Name)、を示すNode_Id。Node_IdがあるがUE_Id(複数可)がなく、update_flagがNnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求メッセージにおいて「デクリメント」するように設定される場合、NSQ13/NSSF14は、Node_Idに関連付けられているNSQ13/NSSF14における登録されたUE(複数可)の数をデクリメントする。
・S-NSSAI(複数可)は、どのネットワークスライスクォータが更新されるのかを示す。
・NSQサービスのタイプ(例えば、「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ)。
・update_flagは、クォータをインクリメントするべきであるか、それともデクリメントするべきであるかを示す。代替的に、update_flagは、ネットワークスライス当たりの現在のUEの数をインクリメントするべきであるか、それともデクリメントするべきであるかを示すことができる。クォータのインクリメント/デクリメントと共に、NSQ13/NSSF14は、また、UE_Id及びNode_Idを、登録時にS-NSSAIに登録されたUEのリストに追加し、登録解除時にリストから削除する。
・以下のパラメータによる出力(Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update応答):
・NSQクォータが更新されるS-NSSAI(複数可)。
・NSQクォータステータス - NSQクォータの現在のステータス(例えば、利用できるクォータ、ネットワークスライス当たりの現在のUEの数)。複数の種類のNSQクォータステータスをパラメータとして含めることができる。
・潜在的なコンシューマ:AMF12、UDM15、OAM17、NEF11、AF16
・記述:このサービスオペレーションによって、NSQ13/NSSF14は、(定期的(regularly)に又はトリガ若しくは閾値に基づいて)NSQクォータの現在のステータスを通知することができる。
・入力:UE_Id、クォータが報告されているS-NSSA(複数可)、NSQサービスのタイプ(例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ)。複数の種類のNSQクォータステータスをパラメータとして含めることができる。
・潜在的なコンシューマ:AMF12、UDM15、OAM17、NEF11、AF16
図2は、hPLMN(ホームPLMN)による、すなわち、新たなネットワークノードとして実装された新たな機能エンティティ又は任意の既存のネットワークノード(例えば、NSSF14、AMF12、PCF、NWDAF)内の機能エンティティとすることができるhNSQ13(home Network Slice Quota:ホームネットワークスライスクォータ)機能による、ローミング中のネットワークスライスクォータ管理のための例示的なプロシージャを概略的に示す。サードパーティAF(例えば、図2におけるAF1及びAF2)は、hPLMNのhNSQ13との関連づけを有してもよい。ローミング中には、グローバルネットワークスライスクォータ(例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数)は、N8インタフェースを使用して、hPLMNにおけるhNSQ13によってカウントされる。hNSQ13エンティティは、任意の既存のネットワークノード内の新たな機能エンティティとすることができ、例えば、hNSSF14、hAMF12、hPCF、hNWDAF、又はhNSQ13は、新たな指定されたネットワークノードとして実装することができる。
図6は、vPLMN(visiting PLMN:訪問PLMN)による、すなわち、新たなネットワークノードとして実装された新たな機能エンティティ又は任意の既存のネットワークノード(例えば、vNSSF、vAMF、vPCF、vNWDAF)内の機能エンティティとすることができるvNSQ(visiting Network Slice Quota:訪問ネットワークスライスクォータ)機能による、ローミング中のネットワークスライスクォータ管理のための例示的なアーキテクチャを概略的に示す。サードパーティAFは、各PLMN(すなわちホーム及び訪問)においてOAMシステムとの関連づけを有する。ホームクォータは、hPLMNにおいてカウントされる、すなわち、ローミングクォータは、vPLMNにおいてカウントされる。グローバルクォータは、hPLMNとvPLMNとの両方で、関連するすべてのNSQに対して問い合わせることによって、AFにおいてカウントされる。
図7は、ローミングにおけるvNSQ13/vNSSF14によるネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ更新のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル2)。
ステップ1)。ローミングにおけるUE3は、S-NSSAI_1を含む登録要求を送信することによってS-NSSAI_1についての登録を要求する。この図で示した例はS-NSSAI_1用であるが、本プロシージャは、1つ以上のネットワークスライスの登録をする場合にも同様に有効である。
図8は、NSQ13に対するネットワークスライスクォータのサブスクライブ/サブスクライブ解除(Subscribe/Unsubscribe)のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル2)。
ステップ1)。OAM17は、NSQ13に対して、Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Subscribe/Unsubscribe(S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUE数」のクォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ)を送信し、通知、例えば、周期的な(periodic)通知、閾値ベースの通知、イベントベースの通知などのトリガを示す新たなパラメータ「通知パラメータ」を、パラメータとして含めることができる。
図9は、NSQ13に対するネットワークスライスクォータ可用性チェックのための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル2)。
ステップ1)。OAM17は、Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Availability要求(UE_Id、S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ)を送信する。 - OAM17は、NSQ13/NSSF14に対して、ネットワークスライスクォータ可用性(例えばネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ可用性)チェックのための要求を送信する。AF16は、AF16がクォータ可用性のチェックを希望するS-NSSAI(複数可)(例えば、S-NSSAI_1)と、NSQサービスのタイプ(例えば「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ)とを、パラメータとして、含める。
図10は、NSQ13に対するネットワークスライスクォータ更新のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル2)。
ステップ1)。OAM17は、Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求(UE_Id、S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ、update_flag)を送信する。 - OAM17は、NSQ13/NSSF14に対して、ネットワークスライスクォータの更新、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータの更新のための要求を送信する。OAM17は、UE_Idと、OAM17がクォータの更新を希望するS-NSSAI(複数可)、例えばS-NSSAI_1と、NSQサービスのタイプ、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータと、クォータがインクリメントされるのか又はデクリメントされるのかを示すための更新フラグとを、パラメータとして、含める。
図11は、OAM17に対するネットワークスライスクォータ通知のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル2)。
ステップ1)。Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Notify(S-NSSAI(複数可)、NSQクォータステータス=「ネットワークスライス当たりのUE数」のクォータステータス、NSQクォータステータス=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータステータス) - NSQ13/NSSF14は、ネットワークスライスクォータステータス(NSQクォータステータス)に関する通知を送信する。NSQ13/NSSF14は、報告されたクォータステータスが適用可能なS-NSSAI(複数可)(例えばS-NSSAI_1)を、利用できるクォータ(例えば「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータステータス(NSQクォータステータス))とともに、パラメータとして、含める。通知は、周期的にトリガされるか、又はOAM17による通知サブスクリプションに基づくイベント又は閾値によってトリガされ得る。
図12は、NEF11を介したAF16によるローミング中のネットワークスライスクォータ管理のための例示的なアーキテクチャを概略的に示す。サードパーティAF(例えば、AF1及びAF2)は、NEF11を介して各PLMNにおいてNSQ13とのそれぞれの関連づけを有する。グローバルクォータは、各PLMNにおけるNEF11との相互に作用を介してAF16によってカウントされる。
図13は、ローミングにおけるvNSQ13/vNSSF14によるネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ更新のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル3)。
ステップ1)。ローミングにおけるUE3は、S-NSSAI_1を含む登録要求を送信することによってS-NSSAI_1の登録を要求する。この図で示した例はS-NSSAI_1用であるが、本プロシージャは、1つ以上のネットワークスライスの登録をする場合にも同様に有効である。
図14は、NEF11を介したAF16によるネットワークスライスクォータ情報サブスクリプションのための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル3)。
ステップ1)。Nnef_NetworkSliceQuota_Subscribe/Unsubscribe(S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUE数」クォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」クォータ) - AF16は、NEF11に対して、ネットワークスライスクォータサービス、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ管理のためのサブスクリプション/サブスクリプション解除のための要求を送信する。AF16は、AF16がNSQサービスについてサブスクライブ又はサブスクライブ解除したいS-NSSAI(複数可)、例えばS-NSSAI_1と、NSQサービスのタイプ、例えば「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ)とを、パラメータとして、含めて、更に、通知、例えば、周期的な通知、閾値ベースの通知、イベントベースの通知などのトリガを示す新たなパラメータ「通知パラメータ」を、パラメータとして含めることができる。
図15は、NEF11を介したAF16によるネットワークスライスクォータ可用性チェックのための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル3)。
ステップ1)。Nnef_NetworkSliceQuota_Availability要求(S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ) - AF16は、NEF11に対して、ネットワークスライスクォータ可用性チェック、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータ可用性のための要求を送信する。AF16は、UE3がNSQ制御の対象であるか否か(例えば、UE3が、NSQクォータ可用性がチェックされるS-NSSAIに予め登録されていて、そのS-NSSAIに登録されているUEのリストに依然としてあるか)がチェックされるUE3を示すUE_Idと、AF16がクォータ可用性のチェックを希望するS-NSSAI(複数可)、例えば、S-NSSAI_1と、NSQサービスのタイプ、例えば「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータとを、パラメータとして、含める。
図16は、NEF11を介したAF16によるネットワークスライスクォータ更新のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル3)。
ステップ1)。Nnef_NetworkSliceQuota_Update要求(UE_Id、S-NSSAI(複数可)、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータ、NSQサービスのタイプ=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータ、update_flag) - AF16は、NEFに対して、ネットワークスライスクォータの更新、例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータの更新のための要求を送信する。AF16は、パラメータとして、UE_Idを含める。Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求メッセージの送信元のノード識別子、例えば、グローバルに一意のFQDNフォーマットによるAMF名、を示すNode_Id。Node_IdがあるがUE_Id(複数可)がなく、update_flagがNnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Update要求メッセージにおいて「デクリメント」するように設定される場合、NSQ13/NSSF14は、Node_Idと、AF16がクォータの更新を希望するS-NSSAI(複数可)(例えばS-NSSAI_1)と、NSQサービスのタイプ、例えば「ネットワークスライス当たりのUEの数」のクォータと、クォータがインクリメントされるものとするか又はデクリメントされるものとするかを示す更新フラグとに関連付けられているNSQ13/NSSF14における登録されたUE(複数可)の数をデクリメントする。
図17は、NEF11を介したAF16に対するネットワークスライスクォータ通知のための例示的なプロシージャを、以下のように、概略的に示す(モデル3)。
ステップ1)。Nnsq/nssf_NetworkSliceQuota_Notify(S-NSSAI(複数可)、NSQクォータステータス=「ネットワークスライス当たりのUE数」のクォータステータス、NSQクォータステータス=「ネットワークスライス当たりのPDUセッション数」のクォータステータス) - NSQ13/NSSF14は、ネットワークスライスクォータステータスに関する通知を送信する。NSQ13/NSSF14は、報告されたクォータステータスが適用可能なS-NSSAI(複数可)(例えばS-NSSAI_1)を、利用できるクォータ(例えば、ネットワークスライス当たりのUEの数のクォータステータス(NSQクォータステータス))とともに、パラメータとして含める。通知は、周期的にトリガされるか、又はAF16による通知サブスクリプションに基づくイベント又は閾値によってトリガされ得る。
有利なことに、上記の例示的な態様は以下の機能のうちの1つ又は複数を含むが、それらに限定されない。
・hPLMNによるローミングにおけるネットワークスライス当たりのUEの数の監視、更新、及び実施。グローバルクォータ(ホーム使用及びローミングでの使用)は、hNSQによって管理される。
入力 - vAMFは、hUDMルートを介してNetworkSliceQuota_Availability要求メッセージによりクォータ可用性チェックをhNSQに要求し、クォータチェック対象であるS-NSSAI(複数可)とチェックするクォータのタイプを示すフラグとを含む。
処理 - hNSQは、要求されたクォータが利用できるか否かをチェックする。
出力 - hNSQは、hUDMルートを介してvAMFに対してクォータが利用できる/利用できないの結果を返す。出力に基づいて、vAMFは、ローミングにおける登録をキャンセルし、クォータが利用できないS-NSSAI(複数可)をリジェクトすることで、クォータ制限を実施し、時間、リソース、及びシグナリングを節約するか、それとも、クォータが利用できる場合にはvPLMNへの登録プロシージャを継続するか、のいずれかを行う。
入力 - vAMFは、UE_Idと、クォータ更新の対象であるS-NSSAI(複数可)と、ネットワークスライスにおけるUEの増加又は減少を示すupdate_flagとを含むNetworkSliceQuota_Update要求メッセージにより、hUDMルートを介して、クォータ更新をhNSQに要求する。
処理 - hNSQは、vAMFからの要求に基づいて、クォータを増加又減少させる。クォータが検証可能になるように、hNSQは、また、UE_Idを、リスト/テーブルに追加する、又はリスト/テーブルから削除する。
出力 - hNSQは、hUDMルートを介して、NetworkSliceQuota_Update応答によりvAMFに応答し、S-NSSAI(複数可)を示し、さらに、現在のクォータステータスを示してもよい。
入力 - vAMFは、NetworkSliceQuota_Availability要求メッセージによりクォータ可用性チェックをhNSQに要求し、クォータチェック対象であるS-NSSAI(複数可)とチェックするクォータのタイプを示すフラグとを含む。
処理 - vNSQは、要求されたS-NSSAIのクォータがローミングにおいて利用できるか否かをチェックする。
出力 - hNSQは、vAMFに対して、クォータが利用できる/利用できないの結果を返す。出力に基づいて、vAMFは、ローミングにおける登録をキャンセルし、ローミングでクォータが利用できないS-NSSAI(複数可)をリジェクトすることで、クォータ制限を実施し、時間、リソース、及びシグナリングを節約するか、それとも、クォータが利用できる場合にはvPLMNへの登録プロシージャを継続するか、のいずれかを行う。hNSQがグローバルクォータを管理している場合、vNSQは、また、hUDMルートを介してhNSQに対して、利用できるクォータを示してもよい。これは、必要に応じて、hPLMNがローミングパートナー(vPLMNs)の間でクォータ番号を再分配することを可能にする。
入力 - vAMFは、UE_Idと、クォータ更新の対象であるS-NSSAI(複数可)と、クォータの増加又は減少を示すフラグとを含むNetworkSliceQuota_Update要求メッセージにより、クォータ更新をvNSQに要求する。
処理 - vNSQは、vAMFからの要求に基づいて、クォータを増加又減少させる。クォータが検証可能になるように、vNSQは、また、UE_Idを、リスト/テーブル内に追加する、又はリスト/テーブルから削除する。
出力 - vNSQは、NetworkSliceQuota_Update応答によりvAMFに応答し、S-NSSAI(複数可)を示し、さらに、現在のクォータステータスを示してもよい。vAMFは、ローミングにおける登録プロシージャを終了させる。
ステップ1)。ローミングにおけるhNSQによるS-NSSAI当たりのUEの数のクォータチェック。
ステップ2)。ローミングにおけるhNSQによるS-NSSAI当たりのUE数のクォータの更新。
ステップ1)。ローミングにおけるvNSQによるS-NSSAI当たりのUE数のクォータチェック。
ステップ2)。ローミングにおけるvNSQによるS-NSSAI当たりのUE数のクォータの更新。
上記の例示的な態様は、ローミングにおけるネットワークスライスに登録されたUEの数を監視及び制御することを可能にする。例示的な態様は、また、ネットワークスライス当たりのUEの最大数のクォータに到達した場合に、ローミングUEのためのネットワークスライスにおけるアクセス及びサービスの制限を実施することを可能にする。
図18は、上記の例示的な態様が適用可能な、モバイル(セルラ又は無線)通信システム1を概略的に示す。
図19は、図18に示すUE(モバイル装置3)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示したように、UEは、1つ以上のアンテナ33を介して、接続されたノード(複数可)に信号を送信し、当該ノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路31を含む。図19には必ずしも示されていないが、UEは、当然ながら、(ユーザインタフェース35などの)従来のモバイル装置の通常の機能のすべてを有することになり、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせによって提供されてもよい。コントローラ37は、メモリ39に記憶されたソフトウェアに従って、UEの動作を制御する。ソフトウェアは、例えば、メモリ39に予めインストールされていてもよく、及び/又は通信ネットワーク1を介して、若しくは取り外し可能なデータ記憶装置(RMD:removable data storage device)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム41と通信制御モジュール43とを含む。通信制御モジュール43は、UE3と、(R)ANノード5、アプリケーション機能及びコアネットワークノードを含む他のノードとの間の、シグナリングメッセージ及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理する(生成する/送信する/受信する)ことを担う。このようなシグナリングは、ネットワークスライスクォータ管理に関する適切にフォーマットされた要求および応答を含む。
図20は、図18に示す例示的な(R)ANノード5(基地局)の主要な構成要素を示すブロック図である。図示したように、(R)ANノード5は、1つ以上のアンテナ53を介して、接続されたUE3(複数可)に信号を送信し、当該UE3から信号を受信し、ネットワークインタフェース55を介して(直接的あるいは間接的に)他のネットワークノードに信号を送信し、当該ノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路51を含む。ネットワークインタフェース55は、典型的には、適切な基地局-基地局インタフェース(X2/Xnなど)と、適切な基地局-コアネットワークインタフェース(S1/N2/N3など)とを含む。コントローラ57は、メモリ59内に格納されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。ソフトウェアは、例えば、メモリ59に予めインストールされていてもよく、及び/又は通信ネットワーク1を介して、若しくは取り外し可能なデータ記憶装置(RMD:removable data storage device)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム61と通信制御モジュール63とを含む。通信制御モジュール63は、(R)ANノード5と、UE3、AF16、及びOAM17などの他のノードとの間のシグナリングを処理する(生成する/送信する/受信する)役割を果たす。このようなシグナリングは、ネットワークスライスクォータ管理に関する適切にフォーマットされた要求および応答を含む。
図21は、図18に示す、一般的なコアネットワークノード(又は機能)、例えば、NEF11、AMF12、NSQ/NSSF13/14、及びUDM15の主要な構成要素を示すブロック図である。同じブロック図がAF16、OAMエンティティ17にも適用可能であることが理解されよう。図示したように、コアネットワークノードは、ネットワークインタフェース75を介して他のノード(UE3及び(R)ANノード5を含む)に信号を送信し、当該他のノードから信号を受信するように動作可能なトランシーバ回路71を含む。コントローラ77は、メモリ79に記憶されたソフトウェアに従って、コアネットワークノードの動作を制御する。ソフトウェアは、例えば、メモリ79に予めインストールされていてもよく、及び/又は通信ネットワーク1を介して、若しくは取り外し可能なデータ記憶装置(RMD:removable data storage device)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム81と、少なくとも通信制御モジュール83とを含む。通信制御モジュール83は、コアネットワークノードと、UE3、(R)ANノード5、及び他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理する(生成する/送信する/受信する)役割を果たす。このようなシグナリングは、ネットワークスライスクォータ管理に関する適切にフォーマットされた要求および応答を含む。
以上、詳細な例示的な態様について説明してきた。当業者が理解しうるように、上記の例示的な態様に対して、多数の変形及び代替を行うことができ、そこで実施される本開示の利点を得ることができる。ここでは、例示のために、これらの代替例及び変形例のうちのいくつかのみを説明する。
[1]3GPP TR 21.905:「3GPP仕様書のボキャブラリ」(Vocabulary for 3GPP Specifications).V15.0.0(2018-03)
[2]3GPP TS 23.501:「5Gシステムのシステムアーキテクチャ;ステージ2」(System Architecture for the 5G System; Stage 2).V16.1.0(2019-06)
http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.501/23501-g20.zip
[3]3GPP TS 23.502:「5Gシステムの手続き;ステージ2」”Procedures for the 5G System; Stage 2” V16.140(2019-06)
http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.502/23502-g20.zip
[4]汎用ネットワークスライステンプレート
https://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/NG.116-v1.0.pdf
[5]2019年6月、日本、札幌、SA2#134 24-28で合意されたネットワークスライシングフェーズ2の強化に関するSA2 SID
http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/23_series/23.700-40/23700-40-020.zip
3 モバイル装置(UE)
5 基地局
7 コアネットワーク
11 ネットワーク露出機能(NEF)
12 アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)
13 ネットワークスライスクォータ(NSQ)
14 ネットワークスライス選択機能(NSSF)
15 統合データ管理(UDM)機能
16 アプリケーション機能(AF)
17 運用及び保守(OAM)エンティティ
20 外部IPネットワーク
31 トランシーバ回路
33 アンテナ
35 ネットワークインタフェース
37 コントローラ
39 メモリ
41 オペレーティングシステム
43 通信制御モジュール
51 トランシーバ回路
53 アンテナ
55 ネットワークインタフェース
57 コントローラ
59 メモリ
61 オペレーティングシステム
63 通信制御モジュール
71 トランシーバ回路
75 ネットワークインタフェース
77 コントローラ
79 メモリ
81 オペレーティングシステム
83 通信制御モジュール
Claims (15)
- ネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能(Network Function)ノードであって、
ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(UE)の数を管理する手段と、
前記ネットワークスライスの可用性をチェックするための第1の要求であって、前記ネットワークスライスを示す情報を含む第1の要求を、コアネットワークにおけるコアネットワークノードから受信する手段と、
前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に従って、前記ネットワークスライスの前記可用性をチェックする手段と、
前記可用性を示す、前記第1の要求に対する第1の応答を、前記コアネットワークノードに対して送信する手段と、を備え、
前記第1の応答は、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に基づいて、前記コアネットワークノードにUEのための登録プロシージャをリジェクトさせ、
前記コアネットワークノードは、前記UEの訪問PLMN(visited Public Land Mobile Network)に含まれ、
前記受信する手段は、前記コアネットワークノードから、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数を減少させることを示す更新フラグを受信し、
当該ネットワーク機能ノードは、前記更新フラグに基づいて、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数を減少させる手段を備える、
ネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - 前記受信する手段は、前記コアネットワークノードから、UEのアイデンティティを受信し、
当該ネットワーク機能ノードは、前記更新フラグに基づいて、前記ネットワークスライスに登録されたUEのアイデンティティのリストから、前記UEのアイデンティティを削除する手段を備える、
請求項1記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - 前記第1の応答は、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に基づいて前記ネットワークスライスが利用できると決定された場合に、前記コアネットワークノードにUEのための登録プロシージャをアクセプトさせる、
請求項1に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記UEのホームPLMNに含まれる、
請求項1に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記UEの前記訪問PLMNに含まれる、
請求項1に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記訪問PLMNに含まれる、
請求項1に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - 前記UEは、前記訪問PLMNに含まれる、
請求項1に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノード。 - ネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能(Network Function)ノードのための制御方法であって、
ネットワークスライスに登録されたユーザ装置(UE)の数を管理することと、
前記ネットワークスライスの可用性をチェックするための第1の要求であって、前記ネットワークスライスを示す情報を含む第1の要求を、コアネットワークにおけるコアネットワークノードから受信することと、
前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に従って、前記ネットワークスライスの前記可用性をチェックすることと、
前記可用性を示す、前記第1の要求に対する第1の応答を、前記コアネットワークノードに対して送信することと、を含み、
前記第1の応答は、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に基づいて、前記コアネットワークノードにUEのための登録プロシージャをリジェクトさせ、
前記コアネットワークノードは、前記UEの訪問PLMN(visited Public Land Mobile Network)に含まれ、
前記受信することは、前記コアネットワークノードから、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数を減少させることを示す更新フラグを受信することを含み、
当該制御方法は、前記更新フラグに基づいて、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数を減少させることを含む、
制御方法。 - 前記コアネットワークノードから、UEのアイデンティティを受信することと、
前記更新フラグに基づいて、前記ネットワークスライスに登録されたUEのアイデンティティのリストから、前記UEのアイデンティティを削除することを含む、
請求項8記載の制御方法。 - 前記第1の応答は、前記ネットワークスライスに登録されたUEの前記数に基づいて前記ネットワークスライスが利用できると決定された場合に、前記コアネットワークノードにUEのための登録プロシージャをアクセプトさせる、
請求項8に記載の制御方法。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記UEのホームPLMNに含まれる、
請求項8に記載の制御方法。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記UEの前記訪問PLMNに含まれる、
請求項8に記載の制御方法。 - ネットワークスライスクォータのための前記ネットワーク機能ノードは、前記訪問PLMNに含まれる、
請求項8に記載の制御方法。 - 前記UEは、前記訪問PLMNに含まれる、
請求項8に記載の制御方法。 - 請求項1~7の何れか一項に記載のネットワークスライスクォータのためのネットワーク機能ノードを備える通信システム。
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Nokia, Nokia Shanghai Bell, Telecom Italia, Sprint, KDDI,Solution on KI#1: AMF/NSSF based counting of UEs in a Network Slice[online],3GPP TSG SA WG2 #136 S2-1912736,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_136_Reno/Docs/S2-1912736.zip>,2019年11月22日 |
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