JP7304075B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかるぱちんこ遊技機1(以下、単に遊技機と称する)の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
2-1)当たり抽選
始動領域904への遊技球の進入を契機として乱数源から数値(以下、抽選情報と称することもある)が取得される。当該数値を用いて当たり抽選が実行される。当該数値が予め定められた当たり用数値と同じであれば当たりとなり、異なる場合にはずれとなる。本実施形態では、当たりの態様(種別)として、大当たりおよび小当たりの二種類が設定されている。つまり、乱数源から取得された数値が大当たり用数値と同じであれば大当たりとなり、小当たり用数値と同じであれば小当たりとなる(それ以外ははずれである)。
抽選結果は、表示領域911に表示される装飾図柄80により報知される。本実施形態では、それぞれが複数種の装飾図柄80を含む三つの装飾図柄群80gが設定される。具体的には、表示領域911の左側に表示される左装飾図柄群80gL、右側に表示される右装飾図柄群80gR、左装飾図柄群80gLと右装飾図柄群80gRの間に表示される中装飾図柄群80gCの三つである。各装飾図柄群80gから選択されて表示された三つの装飾図柄80の組み合わせにより抽選結果が報知される。当該三つの装飾図柄群80gが変動を開始してから、当該変動が停止して抽選結果を示す組み合わせが表示されるまでの演出が報知演出(一変動分の演出)である。なお、一部の図面においては、装飾図柄80の図示を省略する。
始動領域904に遊技球が進入し、新たな抽選情報が取得されたとき、それよりも先に取得された抽選情報に対応する報知演出が実行されている場合(装飾図柄80の変動中である場合)には、当該新たな抽選情報は保留情報(保留)として記憶手段(図示せず)に記憶される。本実施形態では、第一抽選情報として取得された第一保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二抽選情報(特図2保留)として取得された第二保留情報の最大の記憶数は二つである。
遊技者が大当たり獲得を目指して遊技する遊技状態として、通常遊技状態と特定遊技状態(いわゆる時短状態である)が設定されている(図3(a)、図4、図5参照)。通常遊技状態は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させるべき状態である。第一始動領域904aは、遊技領域902の左側を流下する遊技球が進入可能な位置に設けられている。すなわち、通常遊技状態は、遊技者に対し左打ち遊技が促される(左打ち遊技を行うべき)状態であり(右打ちでは第一始動領域904aに遊技球は進入しない)、第一抽選を経て大当たり獲得を目指す状態である。第一抽選は、その結果が大当たりまたははずれとなる抽選である。つまり、第一抽選の結果として小当たりは発生しない。通常遊技状態における大当たり確率(第一抽選の大当たり確率)は約1/319.8である。それ以外ははずれである(図3(b)参照)。つまり、通常遊技状態は、小当たり経由で大当たりを獲得することができない状態である。なお、第一抽選の結果として小当たりが発生するようにしてもよいが、その小当たりによって特典領域10に遊技球が進入することが無いようにされる。例えば、第一抽選にて小当たりに当選した場合は、特典領域10の開放時間が極めて短く、特典領域10に遊技球が進入する可能性はほぼ無い構成とされる。
全ての第二大当たりが(第二通常大当たりか第二特定大当たりかに関係なく)、単位遊技数(ラウンド数)が最大の大当たり(マックスラウンド大当たり)である設定とする。具体的には、ラウンド数に関し、二種以上の大当たりが設定されていることを前提とした上で、第二大当たりは当該ラウンド数が最大となる設定とする。例えば、3ラウンド大当たり、7ラウンド大当たり、9ラウンド大当たりが設定された構成とするのであれば、第二大当たり(第二通常大当たり、第二特定大当たり)は全て9ラウンド大当たりとされる。上記実施形態のように「三回ループ」の設定とするのであれば、特定遊技状態に移行した場合には、マックスラウンド大当たりを少なくとも三回獲得できることになる。このようにすることで、特定遊技状態に移行したときに遊技者が得られる利益(最低三回の大当たり獲得によって確約される利益)が大きくなる遊技性が実現される。
上記第一具体例とは異なり、第二大当たりのラウンド数が一定ではない設定とする。例えば、3ラウンド大当たり、7ラウンド大当たり、9ラウンド大当たりが設定された構成とし、第二大当たり(第二通常大当たり、第二特定大当たり)としていずれのラウンド数の大当たりにも当選しうるものとする。このようにすることで、特定遊技状態に移行したときに遊技者が得られる利益(最低三回の大当たり獲得によって得られる利益)が、その都度大きく変化することになる。上記例でいえば、三回の大当たりが全て9ラウンド大当たりとなることが遊技者にとって最高のケースであり、三回の大当たりが全て3ラウンド大当たりとなることが遊技者にとって最低のケースであるという遊技性となる。
上記実施形態では特定遊技状態の時短回数N=1であることを説明したが、N=2以上である設定としてもよい。ただし、第二抽選の結果としてはずれがない設定(大当たりまたは小当たりとなる設定)とするのであれば、結局のところ特定遊技状態に移行してから一回目の第二抽選(最終報知演出に対応する第二抽選)にて第二通常大当たりまたは第二特定大当たりが獲得でき、その大当たりに応じた遊技状態(通常遊技状態または特定遊技状態)が新たに設定されるのであるから、N=2以上としても実質的な遊技性は変わらない。
上記実施形態では、第二抽選の結果としてはずれが生じない設定であることを説明したが、はずれが生じうる設定としてもよい。例えば、第二抽選は、310.8/319.8が大当たりまたは小当たりである(「小当たり=大当たり」であることに照らせば310.8/319.8が大当たりとなる)が、残りの9.0/319.8の確率ではずれとなる設定とする。
上記実施形態では、特定遊技状態にて継続的に右打ちを行っていれば確実に第二始動領域904bに遊技球が進入し、最大数Mの第二保留情報を取得できる(特図2保留を満タンにできる)設定であることを説明したが、第二始動領域904bに遊技球が容易に進入するものではない設定とする。つまり、容易に大当たり獲得の権利が得られるわけではない設定とする。
上述した通り、特定遊技状態は、第二始動領域904bを狙って遊技球を進入させるべき状態(本実施形態では右打ちを行うべき状態)である。特定遊技状態にて継続的に右打ちが行われないと、遊技者が本来得るべき利益が得られないという状況が生じうる。このような状況が生じないようにするため「発射指示」(第二始動領域904bに遊技球を進入させることを促す指示)が実行される。以下、当該発射指示について詳細に説明する。
基本的な遊技性は異なるものであってもよい。ある報知演出中に、保留情報を取得しなければ遊技者が不利益を受けてしまう状況に適用することが可能である。例えば、特定遊技状態が終了するまでに実行される抽選の回数(時短回数)が2以上の構成であってもよく、その場合の最終報知演出にて上記実施形態にて説明した発射指示がなされるようにすればよい。
上記実施形態では、最終報知演出の途中時点で保留満タン状態であること(M個の第二保留情報が記憶されていること)が所定条件(保留条件)の成立として設定されていることを説明したが、m個(ただし、0<m<Mである)の第二保留情報が記憶されていることが所定条件の成立として設定されている構成としてもよい。上記実施形態のようにM=2であれば、m=1に設定される。途中時点でm個以上の第二保留情報が取得されていれば(M>特図2保留の数≧mであれば)、所定条件(保留条件)を満たしており、第二指示がなされない(図7(c-1)参照)構成とする。一方、途中時点で取得された第二保留情報の数がm個未満であれば(特図2保留の数<mであれば)、所定条件(保留条件)を満たさず、第二指示がなされる(図7(c-2)参照)構成とする。最終報知演出の途中時点で保留満タン状態ではなくとも、所定数(m個以上)の第二保留情報が取得されていれば、第二保留情報を取得しなければならないことを遊技者が認識しているとして、第二指示がなされないようにする。
上記実施形態では、最終報知演出の途中時点にて保留条件が満たされていない場合には、第一指示画像41に代えて第二指示画像42が表示される(第一指示画像41が見えなくなる)ものであることを説明したが、第一指示画像41と第二指示画像42の両方が表示される(途中時点後、第二指示画像42が加えられる)構成としてもよい(図8参照)。図示しないが、第二指示画像42が表示されることで、第一指示画像41の一部が覆われるものとしてもよい。このようにしても、新たに第二指示画像42が表示されることで右打ちすべき状況であることが強調される。
途中時点に到達するまでの時間を表す画像(以下、時間画像50と称する)が表示される構成とする。例えば、最終報知演出が開始されてからカウントダウンされる時間画像50が表示される(図9(a)(b)参照)ものとし、当該時間画像50が示す時間がタイムアップする(例えば0になる)時点が途中時点である設定とする。換言すれば、時間画像50は、最終報知演出の前半部分が終了するまでの時間を示すものであるといえる。タイプアップ時点で保留満タン状態でなければ第二指示が実行される(図9(c)参照)。タイムアップ後、そのまま時間画像50が表示され続ける(タイムアップしたことが示され続ける)ようにしてもよいし、タイムアップを契機として消去されるようにしてもよい。このようにすることで、遊技者はタイムアップ時点までに保留(第二保留情報)を貯めるべき(右打ちを継続すべき)であると感じるであろうから、ほとんどの場合は途中時点までに保留条件が満たされた状態となる。よって、第二指示は、あくまで「保険」として機能するような構成となる。
・基本構成
第二保留情報が取得されることが、必ず大当たりの獲得に繋がる(第二抽選が直当たりまたは小当たりとなる)設定でなくてもよい。例えば、第二抽選の結果として大当たり、小当たりだけでなく、はずれが生じるような態様であってもよい。このような構成であっても、最終報知演出にて第二保留情報を取得すること(保留満タン状態)にすることは、大当たり当選や小当たり経由での大当たり獲得の可能性がある権利を得ることになるから、遊技者がその権利を得ない状況となってしまわないよう、上述した発射指示が実行されるようにするとよい。
上記基本構成であることを前提とし、保留満タン状態に至った場合には、それを契機として第一指示および第二指示とは異なる態様の第三指示が実行されるものとする。最終報知演出の途中時点に至るよりも前に保留満タン状態に至った場合には第一指示(図12(a)参照)から第三指示(図12(b)参照)へ、途中時点後に保留満タン状態に至った場合には第二指示(図12(c)参照)から第三指示(図12(d)参照)へ移行するものとする。第三指示は、表示領域911に第三指示画像43が表示されるものである。第三指示画像43は、第一指示画像41や第二指示画像42と同じく、第二始動領域904bに向かって遊技球を発射させることを促す画像ではあるが、第一指示画像41や第二指示画像42とは態様が異なる。例えば、「○○を狙ってパワーをためろ」(○○は第二始動領域904bを表す)といった文字を含む画像が第三指示画像43とされる(図12(b)(d)参照)。第三指示画像43は最終報知演出が終了する(第二始動領域904bが開放しやすい状態が終了する)まで表示される。なお、第三指示では、第三指示画像43と併せて第一指示画像41や第二指示画像42が表示されるものとしてもよいし、第一指示画像41や第二指示画像42が消去されるものとしてもよい。
また、上記基本構成を前提とし、最終報知演出の途中時点にて、保留満タン状態になくとも、既に大当たりまたは小当たりとなる第二抽選情報が取得されていた場合には、第二指示を実行しない構成としてもよい。つまり、いわゆる「先読み」を行い、最終報知演出に対応する第二抽選結果、または、既に取得された1~3個の第二保留情報(1~3個の特図2保留)に対応する第二抽選結果の少なくともいずれか(すなわち、最大四つの第二抽選結果の少なくともいずれか)が大当たりまたは小当たりとなる場合には、第二指示が実行されない(図14(a)(b-1)参照)。このような場合は、最終報知演出の途中時点にて既に大当たり獲得が確約されている(その大当たり遊技終了後再び特定遊技状態に移行する)のであるから、保留満タン状態にしなくても遊技者にそれほど大きな不利益はない。よって、保留満タン状態でなくても第二指示は実行されない。一方、大当たりまたは小当たりとなる第二抽選情報が取得されていない場合には、第二指示が実行される(図14(a)(b-2)参照)。このようにする場合、途中時点にて保留満タン状態にない場合、第二指示が実行されるか否かで、既に大当たりまたは小当たりとなることが確定しているか否かが判別可能であるという作用も奏される。
上記実施形態における発射指示は、第一指示から第二指示というように変化する、すなわち二段階で実行されるものであることを説明したが、三段階以上で実行されるものとしてもよい。つまり、最終報知演出において複数の途中時点を設定し、各途中時点に到達する度に保留満タン状態であるか否かを判断し、保留満タン状態でなければ指示の態様(指示画像の態様)が変化するようにすればよい。
常態において閉鎖されている特定始動領域に遊技球が進入することで特定抽選情報が取得され、当該特定抽選情報に基づく特定抽選により大当たりに当選した場合、および、当該特定抽選により小当たりに当選したときに開放される特典領域に遊技球が進入した場合に特典遊技を付与する特典付与手段と、所定数を限度として前記特定抽選情報を記憶する記憶手段と、を備え、前記小当たりに当選して前記特典領域が開放されたときには、当該特典領域に向かって遊技球を継続的に発射していれば当該特典領域に遊技球が進入するように設定されており、前記特定抽選は、前記大当たりおよび前記小当たりのいずれかに当選するように設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、特定抽選が実行されること(特定始動領域に遊技球を進入させること)がそのまま特典遊技の獲得に繋がるため、記憶手段に記憶可能な特定抽選情報の数に応じた数の特典遊技の獲得が一気に確約されるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
前記特典遊技が終了した後の遊技状態として、遊技者に対し前記特定始動領域を狙って遊技球を発射することを促す状態であって、当該特定始動領域が容易に開放される特定遊技状態と、遊技者に対し前記特定始動領域に進入しない箇所を狙って遊技球を発射することを促す通常遊技状態と、が設定されていることを特徴とする手段1-1に記載の遊技機。
このようにすることで、特定遊技状態への移行が、特典遊技を獲得する権利を得るための条件となる遊技性が実現される。
前記特定遊技状態は、一回の前記特定抽選が終了することを契機として終了するものであることを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
特定抽選は大当たりまたは小当たりとなるものである(はずれがない)から、特定遊技状態が終了する条件となる特定抽選の数は、一回で十分である。
前記記憶手段が記憶可能な前記特定抽選情報の数は、2以上であることを特徴とする手段1-1から手段1-3のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、一気に三つ以上の特典遊技の獲得が確約される状況が生じうるという遊技性が実現される。
前記特典遊技は、その数が多くなるほど遊技者が得られる利益の期待値が大きくなる一または複数の単位遊技を含むものであり、前記単位遊技の数が異なる複数種の前記特典遊技が設定されており、前記特定抽選を経て得られた前記特典遊技は、複数種の前記特典遊技のうち、前記単位遊技の数が最大のものとなるように設定されていることを特徴とする手段1-1から手段1-4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、大きな利益を得ることが確約される状況になりうる遊技性が実現される。
常態において閉鎖されている特定始動領域に遊技球が進入することで特定抽選情報が取得され、当該特定抽選情報に基づく特定抽選を実行する抽選実行手段と、所定の最大数を限度として前記特定抽選情報を記憶する記憶手段と、通常遊技状態よりも前記特定始動領域に遊技球が進入しやすい遊技状態であって、当該遊技状態が開始されてから前記特定抽選がN回(Nは自然数である)実行されるまで継続する特定遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、前記特定遊技状態が開始されてから前記N回目の前記特定抽選の結果を報知する最終報知演出にて、前記特定始動領域に向かって遊技球を発射させることを促す指示を段階的に実行することが可能な発射指示手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、特定始動領域に向かって遊技球を発射させないことで、遊技者が不利益を受けてしまう状況が発生してしまうおそれが低減される。
前記最終報知演出にて前記特定始動領域に向かって遊技球を発射させることを促す第一指示が実行された後、当該最終報知演出が開始されてから所定時間経過時点で前記記憶手段に記憶されている前記特定抽選情報に関し所定条件が成立していない場合には、前記第一指示とは異なる態様で前記特定始動領域に向かって遊技球を発射させることを促す第二指示が実行されることを特徴とする手段2-1に記載の遊技機。
記憶手段に記憶されている特定抽選情報に基づき、遊技者が不利益を受ける可能性がある(蓋然性が高い)場合には、第一指示とは異なる第二指示が実行されるようにすればよい。
○手段2-3
前記最終報知演出が開始されてから前記所定時間経過時点で前記記憶手段に前記最大数の前記特定抽選情報が記憶されている場合には、前記所定条件が成立していると判断することを特徴とする手段2-2に記載の遊技機。
記憶手段に記憶されている特定抽選情報が最大数に到達しているときには、遊技者が不利益を受ける可能性がないとして第二指示が実行されないようにする。
前記第一指示は、表示装置に第一指示画像を表示するものであり、前記第二指示は、前記第一指示画像を覆うように前記表示装置に第二指示画像を表示するものであることを特徴とする手段2-2または手段2-3に記載の遊技機。
このようにすることで、第一指示と第二指示の違いが明確になり、第二指示実行に、特定始動領域に向かって遊技球を発射すべき状況であることに遊技者が気づきやすい。
前記記憶手段に記憶されている前記特定抽選情報に関し前記所定条件が成立したと判断されたときには、前記第一指示および前記第二指示とは異なる態様で前記特定始動領域に向かって遊技球を発射させることを促す第三指示が実行されることを特徴とする手段2-2から手段2-4のいずれかに記載の遊技機。
所定条件が満たされた後も、特定始動領域に向かって遊技球を発射させる(発射させたい)遊技性とするのであれば、上記のような第三指示が実行されるようにするとよい。
10 特典領域
20 特定画像
41 第一指示画像
42 第二指示画像
43 第三指示画像
45 完了画像
50 時間画像
80 装飾図柄
90 遊技盤
902 遊技領域
904 始動領域
(904a 第一始動領域 904b 第二始動領域(特定始動領域))
91 表示装置
911 表示領域
Claims (1)
- 常態において閉鎖されている特定始動領域に遊技球が進入することで特定抽選情報が取得され、当該特定抽選情報に基づく特定抽選により大当たりに当選した場合、および、当該特定抽選により小当たりに当選したときに開放される特典領域に遊技球が進入した場合に特典遊技を付与する特典付与手段と、
X個(Xは2以上である)を限度として前記特定抽選情報を記憶する記憶手段と、
を備え、
前記小当たりに当選して前記特典領域が開放されたときには、当該特典領域に向かって遊技球を継続的に発射していれば当該特典領域に遊技球が進入するように設定されており、
前記特定抽選は、前記大当たりおよび前記小当たりのいずれかに当選するように設定されており、
前記特定抽選を経て獲得した前記特典遊技が終了した後の遊技状態として、
遊技者に対し前記特定始動領域を狙って遊技球を発射することを促す状態であって、当該特定始動領域が容易に開放される特定遊技状態と、
遊技者に対し前記特定始動領域に進入しない箇所を狙って遊技球を発射することを促す通常遊技状態と、
が設定されており、
前記特定遊技状態は遊技者が前記特定始動領域を狙って継続的に遊技球を発射していれば当該特定遊技状態が終了するまでに前記記憶手段にX個の前記特定抽選情報が記憶された状態となることが通常とされたものであり、当該特定遊技状態が終了しても少なくともX回の前記特定抽選を受けることができるように構成されていることを特徴とする遊技機。
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