JP7302857B2 - ビット及び穿孔装置 - Google Patents
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Description
(項目1)
穿孔装置のドリルロッドに接続され、穿孔対象物を穿孔するビットであって、
座部と、
前記座部とは別部材から成り、前記座部に接続されると共に前記座部から取り外し可能なヘッドと、
を備えるビット。
前記座部は、第一端面と、前記第一端面とは反対側の第二端面と、側面とを備え、前記第二端面はネジ部を有する凸部又は凹部の一方を有し、前記側面は、前記第二端面に向けて縮径するよう傾斜する傾斜面を有し、
前記ヘッドは、第一端面と、前記第一端面とは反対側の第二端面と、側面とを備え、前記第一端面は、前記座部のネジ部と螺合するネジ部を備えた凸部又は凹部の他方を有し、
前記座部はその第二端面が、前記ヘッドの第一端面と対向するよう配置され、前記凸部又は凹部の一方が前記凸部又は凹部の他方に螺合され、
前記座部と前記ヘッドとは、前記座部の前記傾斜面と前記ヘッドの前記第一端面との間に形成される空間に溶接部を形成することで接続されている、
項目1に記載のビット。
前記ビットの外面の一部を構成すると共に、前記穿孔対象物に形成される穴の側面との間の隙間の大きさを調節する隙間調節部材をさらに備える、
項目1又は2に記載のビット。
前記座部と間隔をあけて配置されるアダプタと、
前記座部と前記アダプタとを連結する連結ロッドであって、一端部が前記アダプタに取り外し可能に接続され、他端部が前記座部に取り外し可能に接続される連結ロッドと、
をさらに備え、
前記隙間調節部材は、前記連結ロッド及び前記座部を収容すると共に、前記ヘッドと前記アダプタとの間に挟まれることで固定されており、前記アダプタを前記連結ロッドから取り外すことで取り外し可能になる、
項目3に記載のビット。
ドリルロッドと、
前記ドリルロッドに接続される項目1から4のいずれか1項に記載のビットと、
を備える穿孔装置。
穿孔装置1は、ビット2と、ドリルロッド3と、駆動装置(不図示)とを備える。ドリルロッド3はパイプから成り、先端に雄ネジを有する。ビット2はドリルロッド3の先端に取り付けられている。ドリルロッド3の中心軸とビット2の中心軸とは同軸であり、この中心軸を中心軸Oと表記する。駆動装置は、ドリルロッド3(つまり、ビット2)を回転させるための装置であり、ドリルロッド3と接続されている。なお、以下で「軸方向」とは、「中心軸Oに沿った方向」を意味する。
以下では、ビット2の構造について詳細に説明する。
図4(a)及び(b)はヘッド21及び座部22の斜視図である(図4(b)は図4(a)とは異なる角度から見た斜視図である)。図5(a)はヘッド21の底面図、図5(b)はヘッド21及び座部22の側面図、図5(c)は図5(a)のVc-Vc線断面図である。なお、図5(b)及び(c)では、図2と異なり、明確性のため溶接部Wは省略している。
図4及び図5を参照して座部22について説明する。座部22は、例えばクロムモリブデン鋼などの金属製であり、ヘッド21とは別部材から成る。座部22は、第一端面221と、第二端面222と、第一側面223と、第二側面224と、第三側面225と、を備える。
図2を参照してアダプタ24について説明する。アダプタ24はドリルロッド3を接続するための部材である。アダプタ24は、例えばクロムモリブデン鋼などの金属製である。アダプタ24は、第一端面241と、第二端面242と、第一側面243と、第二側面244と、第三側面245と、を備える。
図2を参照して隙間調節部材26について説明する。隙間調節部材26は、パイプから成り、例えば鋼管から成る。隙間調節部材26は、アダプタ24とヘッド21との間に配置されており、ビット2の外面の一部を構成している。
図3を参照して、穿孔装置1の使用方法について説明する。穿孔装置1は、ヘッド21の第二端面212が穿孔対象物Xと対向するよう配置される。そして、駆動装置によってビット2を回転させ、ヘッド21により穿孔対象物Xを穿孔する。穿孔装置1の駆動中に、流体は、コンプレッサ又はポンプ等によってドリルロッド3に送られる。その後、流体は、連結ロッド25、並びに第一内部流路215及び第二内部流路216の順に通過し、ヘッド21の第二端面212側から噴出される。集塵機の吸引力により、流体は、破砕片と共に、端面流路217及び側面流路218を通り、さらに、隙間Sを通って、吸い上げられる。
本発明のビット2では、ヘッド21と座部22とが別部材から成り、ヘッド21と座部22とは分離可能である。したがって、チップ23及びヘッド21が摩耗や破損した場合、使用済みのヘッド21のみを新しいヘッド21と取り替えればよく、座部22は再利用することができる。その結果、穿孔工事におけるコストを削減することができる。
ヘッド21に雄ネジを有する凸部214、座部22に雌ネジを有する凹部228を設ける代わりに、ヘッド21に雌ネジを有する凹部を設け、座部22に雄ネジを有する凸部を設けるようにしてもよい。
2 ビット
21 ヘッド
211 第一端面
212 第二端面
213 側面
214 凸部
22 座部
221 第一端面
222 第二端面
223 第一側面
224 第二側面
225 第三側面(傾斜面)
228 凹部
24 アダプタ
25 連結ロッド
26 隙間調節部材
3 ドリルロッド
S 隙間
T 空間
W 溶接部
Claims (4)
- 穿孔装置のドリルロッドに接続され、穿孔対象物を穿孔するビットであって、
座部と、
前記座部とは別部材から成り、前記座部に接続されると共に前記座部から取り外し可能なヘッドと、
を備え、
前記座部は、第一端面と、前記第一端面とは反対側の第二端面と、側面とを備え、前記第二端面はネジ部を有する凸部又は凹部の一方を有し、前記側面は、前記第二端面に向けて縮径するよう傾斜する傾斜面を有し、
前記ヘッドは、第一端面と、前記第一端面とは反対側の第二端面と、側面とを備え、前記第一端面は、前記座部のネジ部と螺合するネジ部を備えた凸部又は凹部の他方を有し、
前記座部はその第二端面が、前記ヘッドの第一端面と対向するよう配置され、前記凸部又は凹部の一方が前記凸部又は凹部の他方に螺合され、
前記座部と前記ヘッドとは、前記座部の前記傾斜面と前記ヘッドの前記第一端面との間に形成される空間に溶接部を形成することで接続されている、
ビット。 - 前記ビットの外面の一部を構成すると共に、前記穿孔対象物に形成される穴の側面との間の隙間の大きさを調節する隙間調節部材をさらに備える、
請求項1に記載のビット。 - 前記座部と間隔をあけて配置されるアダプタと、
前記座部と前記アダプタとを連結する連結ロッドであって、一端部が前記アダプタに取り外し可能に接続され、他端部が前記座部に取り外し可能に接続される連結ロッドと、
をさらに備え、
前記隙間調節部材は、前記連結ロッド及び前記座部を収容すると共に、前記ヘッドと前記アダプタとの間に挟まれることで固定されており、前記アダプタを前記連結ロッドから取り外すことで取り外し可能になる、
請求項2に記載のビット。 - ドリルロッドと、
前記ドリルロッドに接続される請求項1から3のいずれか1項に記載のビットと、
を備える穿孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019125033A JP7302857B2 (ja) | 2019-07-04 | 2019-07-04 | ビット及び穿孔装置 |
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JP2021011687A JP2021011687A (ja) | 2021-02-04 |
JP7302857B2 true JP7302857B2 (ja) | 2023-07-04 |
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Family Applications (1)
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2019
- 2019-07-04 JP JP2019125033A patent/JP7302857B2/ja active Active
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