JP7301670B2 - 工程管理システムおよび工程管理方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、工程管理システムおよび工程管理方法に関する。
従来、原子力発電所の廃止措置をはじめ、所定の作業の工程の管理に関連した技術として、例えば、継時的な作業予定を把握可能な図面を作成する技術が知られている。
特開2018-142146号公報
原子力発電所の廃止措置では、原子炉または配管などの機器を解体する。これらの機器は、放射性物質で汚染または放射化されているため、解体物は放射性廃棄物として管理し保管しなければならない。加えて、機器の解体作業は、放射性物質の周辺環境への飛散を防ぐため、放射性物質の取り扱いが許可された屋内または敷地内で進める必要がある。しかし、原子力施設以外で放射性廃棄物を取り扱うことができる場所または保管できる場所は多くない。廃止措置が開始されても、保管場所が未定であることが予想される。そのため、廃止措置では、原子炉建屋を、作業に伴う放射性物質の拡散防止のための施設として用いるとともに、機器の解体、解体物の保管容器への収容、一時的な保管を行うためのエリアとして活用することが検討されている。
原子炉建屋には、密に解体対象の機器が配置されており、空いている空間は少ない。そのため、廃止措置を効率的に進めるには、解体作業用の空間、廃棄物の保管用の空間などの各工程の実施エリアを確保することが重要である。これらのエリアを確保できない場合には、工程が進まず、廃止措置が遅延してしまう。そこで、限られたエリア内で廃止措置を滞りなく進めるために、各工程に合わせて各エリアの状況を把握し、各エリアの進捗状況によって各工程に遅れが出そうな場合は、早期にエリアの用途計画または作業工程の見直しを行いたいという要望がある。
本発明の実施形態は、このような事情を考慮してなされたもので、エリアの用途計画または作業工程の見直しを行うことができる工程管理技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る工程管理システムは、作業の対象となる対象施設が複数の被管理エリアに区切られ、それぞれの前記被管理エリアを識別するエリア識別処理部と、前記対象施設で発生する廃棄物の保管計画を含む計画情報に基づいて複数の前記被管理エリアのうちの少なくとも1つを前記廃棄物が保管される保管エリアとして設定するエリア情報付与部と、前記保管エリアに保管予定の前記廃棄物の発生量を含む進捗情報を処理するエリア状況処理部と、前記進捗情報に基づく前記廃棄物の前記発生量が前記計画情報で予め定められた保管量の上限規定値以上となる前記保管エリアを特定するエリア特定部と、前記保管量が前記上限規定値以上となる前記保管エリアを識別可能な態様で表示する状況表示部と、を備える。
本発明の実施形態により、エリアの用途計画または作業工程の見直しを行うことができる工程管理技術が提供される。
廃止措置の対象となる原子力施設を示す断面図。 タービン建屋の1階部分を示す見取図。 工程管理システムを示すブロック図。 工程管理コンピュータを示すブロック図。 エリア管理テーブルを示す説明図。 変形例のエリア管理テーブルを示す説明図。 廃棄物管理テーブルを示す説明図。 工程管理画面を示す画面図。 工程管理コンピュータが実行するメイン制御処理を示すフローチャート。 工程管理コンピュータが実行する初期登録処理を示すフローチャート。 工程管理コンピュータが実行する工程管理処理を示すフローチャート。 工程管理コンピュータが実行する工程管理処理を示すフローチャート。 工程管理コンピュータが実行する工程管理処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、工程管理システムおよび工程管理方法の実施形態について詳細に説明する。
図1の符号1は、本実施形態の対象施設としての原子力施設である。この原子力施設1は、例えば、原子力発電所である。原子力施設1には、原子炉建屋2とタービン建屋3とを含む。
原子炉建屋2とは、原子炉4の主要設備を格納するコンクリート製の建物である。この原子炉建屋2は、原子炉圧力容器5、原子炉格納容器6およびその他の機器7を格納し、万一、原子炉4で事故が起きた場合に、外部への放射性物質の漏洩を防止する堅牢な建物である。また、タービン建屋3とは、タービン、発電機、復水器などの機器7を格納するコンクリート製の建物である。
原子力施設1には、原子炉建屋2およびタービン建屋3以外にも、その周辺の敷地および付属の建物が含まれる。
運用を終えた原子力施設1は、廃止措置の対象となる。廃止措置とは、原子力施設1を再び運転することができない状態にする措置のことである。例えば、核燃料の搬出、機器の解体、機器に付着している放射性物質による汚染の除去、放射化した部分の除去などの作業が含まれる。これらの作業は、放射線に関する規制(法令)を遵守しながら進められる。さらに、原子力施設1に残っている放射性物質の周辺環境への拡散を防ぎ、作業者の放射線被ばくのリスクを、安全で合理的なレベルまで低減させる必要がある。この廃止措置は、20~30年程度の長期間に亘る場合がある。
この廃止措置では、汚染または放射化された原子炉4または配管などの機器の除染作業および解体作業を実施する。これらの作業は、放射性物質の取扱が許可された原子力施設1の内部で行う必要がある。本実施形態では、原子炉建屋2およびタービン建屋3の内部で除染作業および解体作業を実施する態様を例示する。
また、廃止措置では、放射性物質で汚染された廃棄物が大量に発生する。しかしながら、日本国内では、廃棄物の処分の方法、発生場所からの引渡し基準などの体制の確立には至っておらず、廃棄物を原子力施設1から迅速に払い出すことが困難な状況にある。なお、将来的には、廃棄物を適切な処分場で処分することが予定されているものの、現時点では適切な処分場が完成していない。そこで、処分場が完成するまでの間、廃止措置で発生した廃棄物は、原子力施設1の内部で保管される。この保管は、廃止措置中に行われるとともに、廃止措置の完了後も引き続き行われる。つまり、廃棄物の保管は、20~30年程度、若しくはそれ以上の長期間に亘る可能性がある。
このように廃止措置では、原子炉建屋2およびタービン建屋3の内部で、除染作業または解体作業と、これらの作業に伴って発生する廃棄物の保管とを同時に行わなければならない。しかしながら、原子炉建屋2およびタービン建屋3の内部空間の広さは限られている。このような広さに制限がある中で、除染作業または解体作業と、廃棄物の保管とを行う必要があるが、作業の計画、作業の進捗に伴う建屋2,3の内部空間の使用状況の管理が不充分である場合に、全体工程の遅延といった影響が懸念される。
例えば、除染作業または解体作業で廃棄物が発生しても、その廃棄物を保管する空間が無い場合は、廃棄物の移送先が無くなり、結果として除染作業または解体作業が滞る。また、保管する空間を過剰に設定すると、除染作業または解体作業を行う空間が少なくなり、結果としてこれらの作業が滞る。また、廃止措置の開始前に、除染作業または解体作業で発生する廃棄物の量を予想して作業工程を作成しても、実際に廃止措置が行われると、廃棄物の量が予想と異なる場合がある。このような予想と異なる事態が発生する場合に、早期に事態を管理者が把握することができれば、廃止措置を円滑に進めることができる。本実施形態の工程管理システムおよび工程管理方法は、このような課題を解決することができる。
図1に示すように、原子炉建屋2およびタービン建屋3は、複数の階層に分けられている。例えば、原子炉建屋2は、地下1階から地上6階まであり、タービン建屋3は、地上1階から地上5階まであるとする。本実施形態では、階層ごとに複数の被管理エリアに区切り、それぞれの被管理エリアを、解体作業を行う「解体エリア」と除染作業を行う「処理エリア」と廃棄物の保管を行う「保管エリア」とに設定する。このように、それぞれの被管理エリアは、それぞれの用途に応じて所定の種類のエリアとして設定される。これらの種類のエリアは、廃止措置の各期間に応じて設定される。つまり、同一の被管理エリアであっても、廃止措置の期間中にエリアの種類(用途)が変更される場合がある。さらに、廃止措置に向けて建屋またが敷地の増設がある場合には、それらの施設を含めてもよい。
なお、本実施形態では、理解を助けるために、解体エリアと処理エリアと保管エリアとの3種類のエリアのみを例示するが、これらのエリア以外の種類のエリアを設定しても良い。また、解体作業と除染作業とは同時に行われる場合がある。つまり、解体エリアでの解体作業に除染作業が含まれても良いし、処理エリアでの除染作業に解体作業が含まれても良い。これらの作業には、溶融処理、粉砕処理、化学的な処理が含まれる。また、これらの処理により発生した廃棄物を容器に収容する作業も、解体作業または除染作業に含まれる。
また、本実施形態では、原子炉建屋2およびタービン建屋3を解体せずに、廃棄物の保管を行う「保管エリア」として用いる。つまり、放射性物質の保管が可能な建築物として予め建設されたものを活用して、「保管エリア」を設定する形態を例示する。なお、その他の形態でも良い。例えば、原子炉建屋2およびタービン建屋3以外に「保管エリア」として設定可能な建築物がある場合には、原子炉建屋2およびタービン建屋3を解体しても良い。
以下の説明において、解体の対象となる物を被解体物と称する。また、除染の対象となる物を放射能汚染物と称する。放射能汚染物には、放射性物質が付着した物、長年に亘り放射線に曝されることにより放射化された物が含まれる。これらの被解体物および放射能汚染物には、原子炉4、原子炉圧力容器5、原子炉格納容器6、タービン、復水器、配管、バルブ、ポンプなどの様々な機器7が含まれる。
また、保管の対象となる廃棄物は、被解体物または放射能汚染物が適切な容器に収容された形態が含まれる。なお、廃棄物は、容器に収容しない被解体物または放射能汚染物であっても良い。例えば、被解体物を解体した後の状態であっても良い。さらに、廃棄物には、放射能汚染レベルが、比較的高いレベル(以下「L1レベル」という。)のもの、L1レベルよりも低いレベル(以下「L2レベル」という。)のもの、L2レベルよりも低いレベル(以下「L3レベル」という。)のもの、L3レベルよりもさら低く、かつクリアランスレベルを満たすものが含まれる。なお、汚染されていない一般的な廃棄物は、原子力施設1の外部に移送して処理しても良い。また、廃棄物には、解体された物を容器に収容した形態のみならず、化学的処理で発生した樹脂を容器に収容して固めた物も含まれる。
図2は、タービン建屋3の1階の見取図を例示している。例えば、1つの階層は、複数の部屋に分けられている。これらの部屋のそれぞれを被管理エリア8として区分けし、それぞれの被管理エリア8を識別可能なエリア識別情報としてのエリア番号(エリアID)を付与する。なお、エリア番号は、原子力施設1の固有条件を踏まえて付与される。
例えば、タービン建屋3の1階は、「T-1-a」~「T-1-e」までの5つの被管理エリア8に分けられる。廃止措置の初期には、タービン建屋3の1階のそれぞれの被管理エリア8には、解体対象となる被解体物としての機器7が設置されている。そのため、これらの被管理エリア8は、処理エリアまたは解体エリアとして設定される。
例えば、タービン建屋3の1階で最も広い、「T-1-a」の被管理エリア8に大型の機器7が設置されているものとする。この機器7は、放射能汚染レベルが高い物とする。そこで、廃止措置の計画を立てる際には、廃止措置の初期に、「T-1-a」の被管理エリア8を、除染作業を行う処理エリアとして設定する。そして、廃止措置の中期に、「T-1-a」の被管理エリア8を、機器7の解体作業を行う解体エリアとして設定する。機器7は解体とともに「T-1-a」の被管理エリア8から他のエリアに移送される。廃止措置の後期には、機器7が撤去されるため、この「T-1-a」の被管理エリア8を、保管エリアとして設定する。そして、他のエリアから移送される廃棄物の保管に用いる。
なお、複数の部屋を形成する壁などの構築物が撤去されたり、新たに増設されたりした場合には、被管理エリア8の設定が変更される。この被管理エリア8の設定の変更に応じてエリアの種類(用途)も再設定される。また、被管理エリア8に配置される被解体物または放射能汚染物の変更に応じてエリアの種類(用途)を再設定しても良い。
次に、本実施形態の工程管理システム10のシステム構成を図3および図4に示すブロック図を参照して説明する。なお、図3および図4のブロック図において、主な情報の流れのみを矢印で図示しているが、これら図示した矢印以外の情報の流れがあっても良い。
図3に示すように、工程管理システム10は、廃止措置の作業工程を管理する工程管理コンピュータ11と、作業者用携帯端末12と、2次元コード読取部13と、非接触通信部14と、無線通信部15と、管理タグ16,17,18とを備える。
工程管理コンピュータ11は、工程を管理する管理者が扱うコンピュータである。例えば、デスクトップPCでも良いし、ノートPCでも良い。
作業者用携帯端末12は、作業者が携帯する端末であって、スマートフォン、透過型ヘッドマウントディスプレイを備えるウェアラブルコンピュータ(スマートグラス)、タブレット型PC、ノートPCなどの装置で構成される。その他、撮影機能、通話機能、通信機能を持つ機器で構成されるものであり、それぞれの機能を持つ複数の装置で構成されるものでも良い。
なお、作業者用携帯端末12は、工程管理コンピュータ11に接続され、双方向に情報のやり取りができる。作業者は、作業者用携帯端末12を用いて工程表を確認したり、作業現場にて取得した各種情報を工程管理コンピュータ11に送信したりすることができる。
管理タグ16,17,18は、廃棄物に取り付けられる。これらの管理タグ16,17,18は、工程管理システム10に含まれる。なお、取り付けられる廃棄物に応じて様々な種類の管理タグ16,17,18が使い分けられる。例えば、第1種管理タグ16は、2次元コード19を備える。第2種管理タグ17は、RFIDチップ20を備える。第3種管理タグ18は、衛星測位部21と通信部22とを備える。
第1種管理タグ16の2次元コード19は、所定の媒体に印刷され、水平方向と垂直方向に情報を持つ表示方式のコードである。本実施形態では、小さな正方形を上下左右に配列させたマトリックス型のコードを用いる。この第1種管理タグ16の2次元コード19は、作業者が所持する2次元コード読取部13(スキャナ用携帯端末)で読み取られる。それぞれの2次元コード19には、対応する廃棄物を識別可能な廃棄物識別情報としてのタグIDが含まれる。
作業者は、作業現場にて2次元コード読取部13を用いて第1種管理タグ16の2次元コード19を読み取る。そして、2次元コード読取部13で読み取られたタグIDを含む情報が工程管理コンピュータ11に送信される。ここで、タグIDに対応付けて、その読み取りが行われた位置、廃棄物の発生場所、廃棄物の形態、廃棄物の重量、放射能汚染レベルなどを含む情報が、工程管理コンピュータ11に送信される。
第2種管理タグ17のRFIDチップ20は、電磁波または電波などを用いた近距離(数cm~数m程度)の無線通信によって情報をやり取りするための、所謂RFID(Radio Frequency Identification)技術を使用するチップである。この第2種管理タグ17のRFIDチップ20は、作業者が所持する非接触通信部14(RFIDリーダ端末)で読み取られる。それぞれのRFIDチップ20には、対応する廃棄物を識別可能な廃棄物識別情報としてのタグIDが登録されている。
作業者は、作業現場にて非接触通信部14を用いて第2種管理タグ17のRFIDチップ20の登録情報を読み取る。そして、非接触通信部14で読み取られたタグIDを含む情報が工程管理コンピュータ11に送信される。ここで、タグIDに対応付けて、その読み取りが行われた位置、廃棄物の発生場所、廃棄物の形態、廃棄物の重量、放射能汚染レベルなどを含む情報が、工程管理コンピュータ11に送信される。
第3種管理タグ18は、主に屋外に設定された保管エリアで保管される廃棄物に取り付けられる。第3種管理タグ18の衛星測位部21は、人工衛星から送信される信号を用いて位置測定を行う。そして、衛星測位部21を用いて取得した位置を示す情報が通信部22を介して工程管理コンピュータ11に送信される。例えば、第3種管理タグ18が取り付けられた廃棄物が保管される保管エリアには、第3種管理タグ18と無線通信を行う無線通信部15が設置される。この無線通信部15を介して工程管理コンピュータ11に情報が送られる。
ここで、通信部22が送信する情報には、タグIDが含まれる。つまり、タグIDに対応付けて、その読み取りが行われた位置が送信される。また、送信される情報に、廃棄物の発生場所、廃棄物の形態、廃棄物の重量、放射能汚染レベルなどを含めても良い。
管理タグ16,17,18により廃棄物を管理することにより、廃棄物を収容した容器を開放することなく、その廃棄物の発生源、収容量、放射能汚染レベルなどの情報を作業者が現場で確認することができる。
図4に示すように、工程管理コンピュータ11は、メイン制御部23と情報入力部24と通信部25と計時部26とエリア識別処理部27とエリア情報付与部28とエリア状況処理部29とエリア特定部30と状況表示部31と計画管理データベース32と進捗管理データベース33とを備える。これらは、メモリまたはHDDに記憶されたプログラムがCPUによって実行されることで実現される。
メイン制御部23は、工程管理コンピュータ11を統括的に制御する。
情報入力部24には、工程を管理する管理者の操作に応じて所定の情報が入力される。この情報入力部24には、マウスまたはキーボードなどの入力装置が含まれる。つまり、これら入力装置の操作に応じて所定の情報が情報入力部24に入力される。また、管理者が日時の指定を行う場合に、その日時が情報入力部24に入力される。
通信部25は、通信回線を介して作業者用携帯端末12と2次元コード読取部13と非接触通信部14と無線通信部15との通信を行う。これらの通信は、有線通信回線を用いても良いし、無線通信回線を用いても良い。さらに、各端末が工程管理コンピュータ11に接続されて通信が成されても良い。なお、工程管理コンピュータ11の通信部25は、所定のネットワーク機器、例えば、無線LANアクセスポイントまたはアンテナに搭載されても良い。なお、通信部25は、WAN(Wide Area Network)、インターネット回線、または携帯通信網を介して各端末と通信を行っても良い。
計時部26(RTC:Real-Time Clock)は、時間の経過を計時する。例えば、現在時刻を示す時刻情報と、日付と曜日とを示すカレンダ情報とを出力する。また、計時部26は、所定の開始時刻から所定の終了時刻までの時間を積算するタイマ機能を備えても良い。
エリア識別処理部27は、エリア識別情報としてのエリア番号に基づいて、それぞれの被管理エリア8を識別する。
エリア情報付与部28は、用途に応じて、それぞれの被管理エリア8に「保管エリア」、「解体エリア」または「処理エリア」の設定を行う。例えば、設計情報34または計画情報35に基づいて複数の被管理エリア8のうちの少なくとも1つを廃棄物が保管される保管エリアとして設定する。また、設計情報34または計画情報35に基づいて複数の被管理エリア8のうちの少なくとも1つを被解体物の解体作業を行う解体エリアとして設定する。また、設計情報34または計画情報35に基づいて複数の被管理エリア8のうちの少なくとも1つを放射能汚染物の除染作業を行う処理エリアとして設定する。
また、エリア情報付与部28は、廃棄物の実際の発生量の変化に応じて保管エリアの設定の変更を受け付ける。このようにすれば、廃棄物の実際の発生量が多い場合は保管エリアを増やし、廃棄物の実際の発生量が少ない場合は保管エリアを減らすことができる。そのため、限られた広さの原子力施設1を有効に利用することができる。
さらに、エリア情報付与部28は、作業の進捗に応じて、所定の被管理エリア8に対する「保管エリア」、「解体エリア」または「処理エリア」の設定の変更を受け付ける。なお、被管理エリア8の設定の変更(設計情報34または計画情報35の変更)は、管理者の入力によって行っても良いし、自動的に行っても良い。
例えば、機器7の解体、建築物の柱の解体、被解体物の搬出などの作業が進んだ場合に、エリア内の機器の量、エリア床耐荷重、エリア寸法、エリア内の付帯設備の量などが増減する。ここで、これらのものが増減した場合に、そのエリアで行える作業内容、保管できる廃棄物の量なども増減するようになる。そこで、エリア情報付与部28は、作業の進捗に応じて、エリアの設定の変更を受け付ける。つまり、計画管理データベースの設計情報は、作業の進捗とともに変更されるようになっている。
なお、被管理エリア8の設定の変更には、原子力施設1の区分けの変更が含まれる。つまり、被管理エリア8の寸法、面積、高さ、容積、階層、床荷重などが、作業の進捗に応じて変更される場合がある。
また、エリア情報付与部28は、進捗管理データベース33の進捗情報37の更新に基づいて計画管理データベース32の計画情報35の変更を受け付ける。このようにすれば、作業の実績を計画管理データベース32にフィードバックさせることができる。なお、このフィードバックによりエリアの設定の変更が行われても良い。
例えば、所定の被管理エリア8に配置されていた機器7が撤去された場合には、その撤去された旨を示す進捗情報37が進捗管理データベース33に入力された時点で、計画管理データベース32の計画情報35の変更を行う。この変更は、自動的に行っても良いし、管理者の入力によって行っても良い。例えば、状況表示部31が、計画管理データベース32の計画情報35の変更をするか否かの選択項目をディスプレイに表示し、これに基づいて管理者が変更の可否を選択しても良い。
エリア状況処理部29は、作業現場にて実際に取得される現場の状況を示す進捗情報37に基づいて、進捗情報37が対応する被管理エリア8の工程に関する処理を行う。また、エリア状況処理部29は、保管エリアに保管予定の廃棄物の発生量を含む進捗情報37を処理する。また、エリア状況処理部29は、管理タグ16,17,18に基づいて廃棄物の少なくとも位置を特定する。このようにすれば、管理タグ16,17,18により廃棄物の追跡を行うことができる。
また、エリア状況処理部29は、解体エリアに対応する解体作業に伴う廃棄物の発生量を含む進捗情報37を処理する。このようにすれば、被解体物の解体作業と、この作業に伴う廃棄物の発生量を把握することができる。
また、エリア状況処理部29は、処理エリアに対応付する除染作業に伴う廃棄物の発生量を含む進捗情報37を処理する。このようにすれば、放射能汚染物の除染作業と、この作業に伴う廃棄物の発生量を把握することができる。
また、エリア状況処理部29は、作業に関わる物の初期位置と、物の形態と、作業に伴い発生する廃棄物の移送先とを、被管理エリア8に対応付けて処理を行う。このようにすれば、作業に関わる物と、その作業の内容と、その作業に関わる被管理エリアとが紐付けられるため、作業に関わる物の追跡を行うことができる。
エリア特定部30は、作業工程を管理する際に、エリアの用途計画または作業工程の見直しを行う必要がある被管理エリア8、つまり、管理者に報知を行う必要がある被管理エリア8を特定する。
状況表示部31には、工程管理コンピュータ11に設けられるディスプレイなどの表示装置が含まれる。つまり、状況表示部31は、ディスプレイに表示される画像の制御を行う。なお、ディスプレイはコンピュータ本体と別体であっても良いし、一体であっても良い。本実施形態の状況表示部31は、主に工程管理画面60(図8参照)を表示する。
なお、本実施形態では、表示装置としてディスプレイを例示するが、その他の態様であっても良い。例えば、プロジェクタを用いて情報の表示を行っても良い。さらに、紙媒体に情報を印字するプリンタをディスプレイの替りとして用いても良い。
図4に示すように、計画管理データベース32には、設計情報34と計画情報35と管理テーブル36とが登録(記憶)される。なお、設計情報34と計画情報35と管理テーブル36とは、廃止措置の開始前に予め登録される。さらに、廃止措置中にも計画の変更に応じて、登録内容が更新される。また、進捗管理データベース33には、進捗情報37が登録(記憶)される。なお、進捗情報37は、廃止措置中に作業現場で実際に取得される実績値に応じて新規登録または更新される。つまり、進捗管理データベース33には、作業の実績の入力に基づいて更新される進捗情報37が記憶される。また、実績の入力は、作業者が所持する作業者用携帯端末12を用いて行っても良いし、工程管理コンピュータ11に直接実績が入力されても良い。
計画管理データベース32に登録される設計情報34には、図面データ38とエリア内機器データ39とエリア寸法データ40とエリア床耐荷重データ41と付帯設備データ42とが含まれる。なお、これらのデータ以外のデータが設計情報34に含まれても良い。
図面データ38は、例えば、原子炉建屋2またはタービン建屋3の各階ごとのフロアマップ(見取図)である。この図面データ38には、原子炉建屋2またはタービン建屋3の設計図を示すデータまたは3次元 Computer Aided Design データ(3DCADデータ)が含まれる。なお、エリア情報付与部28は、原子力施設1の設計図を含む設計情報34に基づいて保管エリアを設定する。このようにすれば、原子力施設1の適切な場所に保管エリアを設定することができる。
エリア内機器データ39は、エリア番号が付与された被管理エリア8に設置される被解体物または放射能汚染物としての機器7に関する情報である。例えば、機器7の重量、機器7の占有容積、機器7の線量などのデータである。
エリア寸法データ40は、エリア番号が付与された被管理エリア8の寸法、面積、高さ、容積、階層、床荷重などのデータである。
付帯設備データ42は、解体しないで建屋2,3とともに維持する設備、または廃止措置のために建屋2,3に搬入される設備であって、天井クレーン、建屋2,3の補強材、除染作業に用いる機材などの付帯設備に関するデータである。
計画管理データベース32に登録される計画情報35には、作業工程の計画データ43とエリア用途の計画データ44とエリア内作業の計画データ45と廃棄物の保管量の計画データ46とが含まれる。なお、これらのデータ以外のデータが計画情報35に含まれても良い。
作業工程の計画データ43は、廃止の対象ごとに定められる廃止措置の作業スケジュールと手順とを示すデータである。この作業工程の計画データ43には、例えば、原子力施設1で発生する廃棄物の保管計画と、被解体物の解体計画と、放射能汚染物の除染計画とを含む。
エリア用途の計画データ44は、作業工程の計画データ43に基づいて設定される各被管理エリア8の用途、各被管理エリア8の作業工程、各被管理エリア8の物量のスケジュールを示すデータである。また、対象施設としての原子力施設1の区分けに関するデータ、エリア番号の付与に関するデータが含まれる。このエリア用途の計画データ44に基づいて、それぞれの被管理エリア8の用途を、解体作業が行われる「解体エリア」、被解体物の除染または容器への収容が行われる「処理エリア」、廃棄物を保管する「保管エリア」のいずれかに設定する。
エリア内作業の計画データ45は、各被管理エリア8で行われる廃止対象の機器7の解体、被解体物の除染または容器収容といった処理、廃棄物の運搬作業、廃棄物の保管といった作業の詳細な工程を示すデータである。なお、作業のスケジュールでは、その作業の進捗の計画値も設定されている。
廃棄物の保管量の計画データ46は、保管エリアにて保管可能な廃棄物の物量を示す計画値である。例えば、保管エリアで保管可能な物量は、廃止対象または廃棄物が、そのエリア内で占める空間、そのエリア内を占める割合、その物の重量、その物の線量(mSv/h)、その物の数などの値に基づいて設定される。これらの計画段階の値が計画データ46となっている。
なお、エリア情報付与部28は、廃棄物の放射能汚染レベルを対応付けて保管エリアを設定する。このようにすれば、放射能汚染レベルに応じた保管エリアを設定することができる。
本実施形態の計画情報35には、いずれかの被管理エリア8に関わる計画量であって、被解体物の解体計画に伴う廃棄物の発生量と、放射能汚染物の除染計画に伴う廃棄物の発生量と、廃棄物の保管計画に伴う廃棄物の保管量とが含まれる。
計画管理データベース32に登録される管理テーブル36には、例えば、被管理エリア8を管理するエリア管理テーブルと、廃棄物を管理する廃棄物管理テーブルとが含まれる。なお、これらの以外のテーブルが管理テーブル36に含まれても良い。例えば、被解体物を管理するテーブルまたは放射能汚染物を管理するテーブルが管理テーブル36に含まれても良い。
図5に示すように、エリア管理テーブルには、エリア番号に対応付けて、初期用途と中期用途と後期用途と保管予定廃棄物と保管実績廃棄物と現状占有率とが登録されている。なお、その他の情報が登録されても良い。
初期用途、中期用途および後期用途の項目には、各期間に対応して被管理エリア8に設定される用途が登録される。例えば、「解体エリア」、「処理エリア」、「保管エリア」のいずれかが登録される。また、各期間に対応して、その被管理エリア8で取り扱われる物の放射能汚染レベルが登録される。
例えば、エリア番号「T-1-a」では、初期用途として「処理エリア」が設定され、この期間の放射能汚染レベルが「L1レベル」として設定される。そして、除染作業が完了して放射能汚染レベルが下がると、中期用途の期間では、放射能汚染レベルが「L3レベル」として設定される。また、後期用途として「保管エリア」が設定されると、このエリアで保管可能な廃棄物の放射能汚染レベルが設定される。
なお、本実施形態では、理解を助けるために、エリア管理テーブルにおいて、初期と中期と後期の3つの期間(時期)が設定される態様を例示しているが、他の態様でも良い。例えば、被管理エリア8の用途を、年単位、月単位、週単位、日単位、または時刻単位で設定しても良い。つまり、エリア管理テーブルにおいて、年、月、週、日、時刻などの時期(時点)を設定しても良い。
保管予定廃棄物の項目には、対応する被管理エリア8が「保管エリア」に設定された場合に、この保管エリアに保管が予定されている廃棄物のタグIDが登録される。
保管実績廃棄物の項目には、対応する被管理エリア8が「保管エリア」に設定された場合に、この保管エリアに実際に保管された廃棄物のタグIDが登録される。
なお、エリア特定部30は、エリア管理テーブルに基づいて、保管予定廃棄物の項目に登録されていないタグIDが、保管実績廃棄物の項目に登録されている保管エリアを特定しても良い。そして、状況表示部31は、保管予定廃棄物の項目に登録されていないタグIDが、保管実績廃棄物の項目に登録されている場合に、所定の報知表示を行っても良い。さらに、状況表示部31は、所定の廃棄物が放射能汚染レベルの異なる保管エリアに保管されている場合に、所定の報知表示を行っても良い。このようにすれば、廃棄物が適切な保管エリアに保管されていないことを管理者が把握することができる。
現状占有率の項目には、対応する被管理エリア8が「保管エリア」に設定された場合に、この保管エリアの現状の占有率が登録される。この占有率は、保管予定廃棄物の項目と保管実績廃棄物の項目に基づいて算出することができる。
なお、本実施形態では、理解を助けるために、保管エリアの現状の占有率のみを例示しているが、廃止措置のそれぞれの時期に応じた占有率を算出しても良い。また、廃止措置のそれぞれの時期に対応する複数の保管実績廃棄物の項目を設けても良い。そして、それぞれの保管実績廃棄物の項目には、対応する時期に応じて保管が予定される廃棄物のタグIDが登録されても良い。
本実施形態の占有率は、保管エリアに保管される廃棄物の個数、廃棄物の容積、廃棄物の重量、廃棄物の線量、廃棄物の性質などの予定値と実績値とに基づいて算出される。
なお、エリア管理テーブルは、その他の態様でも良い。例えば、図6に示すように、変形例のエリア管理テーブルは、作業期間の日付ごとに設けられる。例えば、エリア管理テーブルには、エリア番号に対応付けて、使用用途と保管廃棄物と占有率が登録されている。なお、その他の情報が登録されても良い。
使用用途の項目には、日付に対応して被管理エリア8に設定される用途が登録される。さらに、その被管理エリア8で取り扱われる物の放射能汚染レベルが登録される。対応する日付が未来の場合は、予定されている使用用途および放射能汚染レベルが登録される。対応する日付が現在の場合は、本日の使用用途および放射能汚染レベルが登録される。対応する日付が過去の場合は、実際の使用用途および放射能汚染レベルが登録される。
保管廃棄物の項目には、日付に対応して被管理エリア8で保管される廃棄物のタグIDが登録される。対応する日付が未来の場合は、保管予定廃棄物が登録される。対応する日付が現在の場合は、本日の保管予定廃棄物が登録される。対応する日付が過去の場合は、保管実績廃棄物が登録される。
占有率の項目には、日付に対応した被管理エリア8の占有率が登録される。この占有率は、保管予定廃棄物と保管実績廃棄物に基づいて算出することができる。なお、それぞれの日付に対応するエリア管理テーブルを参照することで、廃止措置のそれぞれの時期に応じた占有率を算出しても良い。
図7に示すように、廃棄物管理テーブルには、タグIDに対応付けて、初期位置エリアと現状位置と保管予定エリアと放射能汚染レベルと現状形態とが登録される。なお、その他の情報が登録されても良い。
初期位置エリアの項目には、タグIDに対応する廃棄物が初期に存在する被管理エリア8が登録される。この初期位置エリアは、主に廃棄物の発生場所を示す。例えば、廃棄物として解体される前の被解体物または除染前の放射能汚染物の存在場所を示す。
現状位置の項目には、タグIDに対応する廃棄物が存在する現在の位置が登録される。
保管予定エリアの項目には、タグIDに対応する廃棄物が保管を予定している被管理エリア8(保管エリア)が登録される。現状位置に登録された被管理エリア8が、この保管予定エリアと一致する場合には、既に廃棄物が保管済みであることを示す。
放射能汚染レベルの項目には、タグIDに対応する廃棄物の放射能汚染レベルが登録される。なお、状況表示部31は、廃棄物管理テーブルに基づいて、保管予定エリアが保管エリアとして設定された場合の放射能汚染レベルが、廃棄物の放射能汚染レベルと異なる場合に、所定の報知表示を行っても良い。
現状形態の項目には、タグIDに対応する廃棄物の現在の形態が登録される。例えば、既に容器に収容済みであるか、または解体後の状態であるかを示す情報が登録される。なお、解体前の状態、つまり、廃棄物となる予定の段階であることを示す情報が登録されても良い。
図4に示すように、進捗管理データベース33に登録される進捗情報37には、作業工程の進捗データ47とエリア内線量率の進捗データ48とエリア別作業状況の進捗データ49と廃棄物の発生量の進捗データ50と廃棄物の搬送量の進捗データ51と廃棄物の保管量の進捗データ52とが含まれる。なお、これらのデータ以外のデータが計画情報35に含まれても良い。これらのデータは、主に作業現場において作業者により取得される。また、進捗情報37は、主に実績に基づいて更新される情報である。しかし、未だ実際に作業されていなくとも、短期間のうちに作業を行う予定である場合には、その予定に関する情報が進捗情報37に含まれても良い。
作業工程の進捗データ47は、廃止の対象ごとに定められる廃止措置の作業スケジュールと手順とが実際に行われたか否かを示すデータである。
エリア内線量率の進捗データ48は、作業工程の計画データ43に基づいて設定される各被管理エリア8の実際の線量率を示すデータである。
エリア別作業状況の進捗データ49は、作業工程の計画データ43に基づいて設定される各被管理エリア8で行われている実際の作業状況を示すデータである。
廃棄物の発生量の進捗データ50は、所定の被管理エリア8で実際に発生した廃棄物の発生量を示すデータである。
廃棄物の搬送量の進捗データ51は、所定の被管理エリア8から実際に搬送される廃棄物の発生量を示すデータである。
廃棄物の保管量の進捗データ52は、作業工程の計画データ43に基づいて「保管エリア」として設定された被管理エリア8で実際に保管される廃棄物の保管量を示すデータである。つまり、進捗情報37は、保管エリアに保管予定の廃棄物の実際の発生量を含む。
本実施形態の進捗情報37には、いずれかの被管理エリア8に関わる実績量であって、実際の解体作業に伴う廃棄物の発生量と、実際の除染作業に伴う廃棄物の発生量と、実際に保管される廃棄物の保管量とが含まれる。
なお、エリア情報付与部28は、進捗情報37に基づいて、エリア用途の計画データ44を自動的に書き換えても良い。例えば、エリア用途の計画データ44で「解体エリア」と設定されていても、既に解体作業が終わっている場合には、エリア用途を「保管エリア」として自動的に書き換えても良い。このようにすることで、進捗情報37を計画情報35にフィードバックすることができる。そして、作業の実績を反映した作業計画、作業工程の見直しを行うことができる。
次に、工程管理画面60について図8を用いて説明する。なお、前述の図3から図7を適宜参照する。
図8に示すように、工程管理コンピュータ11の状況表示部31は、工程管理画面60を生成し、ディスプレイなどの表示装置に表示させる。なお、工程管理画面60は、マウスまたはキーボードなどの入力装置(情報入力部24)を用いて所定の情報が入力可能な入力用画面としても機能させても良い。また、この工程管理画面60は、作業者用携帯端末12が備えるディスプレイに表示させても良い。
工程管理画面60には、作業の工程を示す作業工程表61と、それぞれの被管理エリア8の状況を示すエリア状況表62とが並べて表示される。なお、作業工程表61が上段に表示され、エリア状況表62が下段に表示される。つまり、作業工程表61とエリア状況表62とが同一ウィンドウに表示される。なお、工程管理画面60をプリンタで印刷する場合には、作業工程表61とエリア状況表62とが同一紙面上に印刷される。
作業工程表61には、作業内容に関する情報が表示される。例えば、被解体物としての機器7の解体作業のスケジュール、放射能汚染物としての機器7の除染作業のスケジュールが表示される。この作業工程表61は、一目でタスク管理ができるように、横に伸びる棒グラフ63で各タスクを表示する、所謂ガントチャート式の表示形態を成す。
この作業工程表61は、全体の作業の流れ、および進捗状況を表する。例えば、棒グラフ63において、左端部は作業開始日を示し、右端部は作業完了予定日を示す。つまり、横軸に日時(時間)を示し、棒グラフ63よって行う期間と進捗状況などを視覚的に示すことができる。なお、作業工程表61には、主に現在から将来に関する作業予定が表示される。また、過去に関する作業の実績を作業工程表61に表示させても良い。
また、作業工程表61には、時期を指定する2つのチャートカーソル64,65が表示されている。これらのチャートカーソル64,65により指定された時期の詳細な情報がエリア状況表62に表示される。本実施形態では、第1時期を示すチャートカーソル64と、第2時期を示すチャートカーソル65とが設けられている。なお、3つ以上のチャートカーソル64,65を設けても良い。それぞれのチャートカーソル64,65に対応して日付66,67が表示される。
また、チャートカーソル64,65は、マウスポインタ68で選択することで、左右方向にドラッグ(移動)することができる。つまり、エリア状況表62において表示させたい時期を、チャートカーソル64,65をドラッグすることにより指定することができる。この操作は、工程管理コンピュータ11を扱う管理者が行う。なお、工程管理画面60を作業者用携帯端末12に表示させた場合は、作業者がこの操作を行っても良い。
なお、工程管理画面60に基づいて管理者は、廃止措置の作業の管理をすることができる。そして、エリアの種類(用途)の再設定をしたり、それぞれの作業の日程を変更したりすることができる。このようにすれば、被管理エリア8の用途計画または作業工程の見直しを行うことができる。
エリア状況表62には、それぞれの被管理エリア8のエリア番号に対応付けて、使用計画(用途)と初期条件と第1時期のエリア状況と第2時期のエリア状況の項目が表示されている。
使用計画(用途)の項目には、対応する被管理エリア8に対して現在設定中の用途が表示される。この項目には、例えば、「解体エリア」、「処理エリア」または「保管エリア」などが表示される。
なお、使用計画(用途)の項目には、対応する被管理エリア8に対して過去の用途が表示されても良いし、将来の用途が表示されても良い。つまり、使用計画(用途)の項目を、管理者が適宜選択できるようにしても良い。
初期条件の項目には、対応する被管理エリア8における廃止措置開始当初の状況が表示される。この項目には、例えば、対応する被管理エリア8から発生予定の廃棄物の量(計画情報35)が表示される。また、対応する被管理エリア8の広さ(面積、高さ、容積)が表示される。また、対応する被管理エリア8が保管エリアとして設定された場合には、その保管エリアで保管可能な廃棄物の量が表示される。なお、廃棄物の量は、容器の個数(単位は「体」)で表示される。また、保管エリアの占有率で廃棄物の量を示しても良い。
本実施形態の状況表示部31は、工程管理画面60によって、それぞれの被管理エリア8を識別可能なエリア識別情報としてのエリア番号と、作業工程表61とを並べて表示する。このようにすれば、それぞれの被管理エリア8に対応する作業の工程を管理者が把握することができる。
第1時期のエリア状況の項目には、対応する被管理エリア8の第1時期の状況が表示される。この第1時期は、作業工程表61のチャートカーソル64により指定される。
第2時期のエリア状況の項目には、対応する被管理エリア8の第2時期の状況が表示される。この第2時期は、作業工程表61のチャートカーソル65により指定される。
これらエリア状況の項目に表示される状況には、例えば、被解体物の解体状況、放射能汚染物の除染状況、廃棄物の保管状況が含まれる。さらに、対応する被管理エリア8から実際に発生する廃棄物の表が実績量(進捗情報37)として表示される。また、対応する被管理エリア8が保管エリアとして設定された場合には、その保管エリアの占有率が表示される。
また、エリア状況の項目は、原則的に白色の下地で表示される。これらのエリア状況の項目には、被管理エリア8の状況を示す文字情報が表示される。なお、状況表示部31は、エリアの用途計画または作業工程の見直しを行う必要がある被管理エリア8の項目の下地を白色から所定の報知色(警告色)に切り換える制御を行う。つまり、報知対象となる被管理エリア8の項目を、他の被管理エリア8の項目とは異なる態様で表示する。
本実施形態のエリア特定部30は、チャートカーソル64,65により指定された時期において、進捗情報37に基づく廃棄物の発生量が計画情報35で予め定められた保管量の第1上限規定値(例えば、70%)以上となる保管エリアを特定する。そして、工程管理画面60において、保管エリアの占有率が第1上限規定値以上となるエリア状況の項目69が所定の報知色(例えば、橙色)で表示される。つまり、状況表示部31は、保管量が第1上限規定値以上となる保管エリアを識別可能な態様で表示する。このようにすれば、保管エリアの保管量が第1上限規定値以上に達する時期を管理者が把握することができる。
また、エリア特定部30は、チャートカーソル64,65により指定された時期において、進捗情報37に基づく廃棄物の発生量が計画情報35で予め定められた保管量の第2上限規定値(例えば、90%)以上となる保管エリアを特定する。そして、工程管理画面60において、保管エリアの占有率が第2上限規定値以上となるエリア状況の項目70が所定の報知色(例えば、赤色)で表示される。つまり、状況表示部31は、保管量が第2上限規定値以上となる保管エリアを識別可能な態様で表示する。このようにすれば、保管エリアの保管量が第2上限規定値以上に達する時期(保管エリアが逼迫する時期)を管理者が把握することができる。
また、エリア特定部30は、チャートカーソル64,65により指定された時期において、進捗情報37に基づく廃棄物の発生量が計画情報35で予め定められた保管量の下限規定値(例えば、10%)以下となる保管エリアを特定する。そして、工程管理画面60において、保管エリアの占有率が下限規定値以下となるエリア状況の項目71が所定の報知色(例えば、青色)で表示される。つまり、状況表示部31は、保管量が下限規定値以下となる保管エリアを識別可能な態様で表示する。このようにすれば、保管量が少ない保管エリアを管理者が把握することができる。なお、保管量が少ない場合に保管エリアを他の用途のエリアとして再設定することができるため、対象施設を効率的に使用できる。
また、エリア特定部30は、報知色(例えば、青色)で表示する保管エリアを特定する際に、その保管量が下限規定値以下となる時期が、予め定められた特定期間以上に亘って続く場合に、その保管エリアのエリア状況の項目71を報知色で表示しても良い。つまり、保管エリアとして設定された当初は、保管量が下限規定値以下となる時期が続いてしまう。このような初期の保管エリアまで含めて報知対象としてしまうと、不要な報知が多数生じてしまう。この不要な報知を防ぐために、保管量が下限規定値以下となる時期が、予め定められた特定期間以上に亘って続く場合にのみ報知を行う。このようにすれば、長期間に亘って保管量が少ない状態が続き、無駄に保管エリアとして設定されている被管理エリア8を管理者が把握することができる。そして、管理者は、無駄な保管エリアを他の用途として再設定することができる。そのため、被管理エリア8を効率的に使用できる。
本実施形態のエリア特定部30は、計画管理データベース32と進捗管理データベース33とを参照し、チャートカーソル64,65により指定された時期において、計画量と実績量との間に報知対象となる差異が生じる被管理エリア8を特定する。
例えば、所定の被管理エリア8(解体エリアまたは処理エリア)で発生する廃棄物の発生量の予定値が定められる。さらに、報知対象となる差異として一定の閾値(例えば、30%)を設定する。そして、実際の解体作業に伴う廃棄物の発生量が予定値よりも、30%以上多い場合、または30%以上少ない場合に、その被管理エリア8を特定する。なお、報知対象となる差異として設定される閾値は、一定の値に限らず、それぞれの被管理エリア8の用途、または廃止措置の時期に応じて異なる値を設定しても良い。
そして、工程管理画面60において、計画量と実績量との間に報知対象となる差異が生じる被管理エリア8のエリア状況の項目72が所定の報知色(例えば、黄色)で表示される。つまり、状況表示部31は、計画量と実績量との間に報知対象となる差異が生じる被管理エリア8を識別可能な態様で表示する。このようにすれば、計画量と実績量とが異なる被管理エリア8を管理者が把握することができる。
本実施形態の状況表示部31は、工程管理画面60によって、エリア番号と、表示中の被管理エリア8に対応する計画情報35と、表示中の被管理エリア8に対応する進捗情報37とを並べて表示する。このようにすれば、それぞれの被管理エリア8に対応する計画情報35と進捗情報37を把握することができる。
また、本実施形態では、作業工程表61およびチャートカーソル64,65が設けられ、これらチャートカーソル64,65により指定された時期に対応するエリア状況表62が表示される。つまり、状況表示部31は、表示対象となる時期(時点)の指定を受け付けて、指定された時期の複数の被管理エリア8の状況を並べて表示する。このようにすれば、所定の時期の被管理エリア8の状況を把握することができる。
また、状況表示部31は、チャートカーソル64,65により、第1時期と、この第1時期とは異なる第2時期の指定を受け付け可能である。そして、指定された第1時期と第2時期における同一の被管理エリア8の状況を並べて表示する。このようにすれば、複数の時期に亘って被管理エリア8の用途計画または作業工程の見直しを行うことができる。
なお、本実施形態では、チャートカーソル64,65により時期を指定しているが、管理者がキーボードを用いて日付を入力することで、時期の指定を行っても良い。
また、状況表示部31は、チャートカーソル64,65により、3つ以上の時期の指定を受け付けるようにしても良い。そして、指定された3つ以上の時期同一の被管理エリア8の状況を並べて表示するようにしても良い。
なお、本実施形態では、エリア状況表62において所定の被管理エリア8のエリア状況の項目69,70,71,72を所定の報知色(警告色)で表示しているが、所定の被管理エリア8を識別可能な態様で表示することには、紙面上に表示させること、つまり、エリア状況表62を紙面に印刷する態様でも良い。
本実施形態の工程管理コンピュータ11を用いることで、廃止措置の工程管理を支援し、被解体物の解体作業および廃棄物の保管場所が限られる原子力施設1の廃止措置を円滑に進めることができる。
また、廃止措置の作業工程に合わせて、それぞれの被管理エリア8の状況を把握し、進捗状況によって廃止措置の作業工程に遅れが出そうな場合は、早期に被管理エリア8の用途計画または作業工程の見直しをすることができる。
次に、工程管理コンピュータ11が実行するメイン制御処理について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、図3および図4に示すブロック図、図5から図7に示す管理テーブル、図8に示す工程管理画面60を適宜参照する。
この処理は、一定時間毎に繰り返される処理である。この処理が繰り返されることで、工程管理コンピュータ11で工程管理方法が実行される。なお、工程管理コンピュータ11が他のメイン処理を実行中に、この処理を割り込ませて実行しても良い。
図9に示すように、まず、ステップS11において、メイン制御部23は、情報入力処理を実行する。この情報入力処理では、情報入力部24が各種情報の入力を受け付ける。
例えば、情報入力部24は、廃止措置中に作業現場で実際に取得される実績値である作業実績の入力を受け付ける。また、計画管理データベース32の登録内容を変更するか否かの入力操作を受け付ける。また、工程管理画面60をディスプレイに表示するか否かの入力操作を受け付ける。また、エリア状況表62の表示対象となる時期の指定操作を受け付ける。また、計画管理データベース32に登録された設計情報34の変更を受け付ける。また、計画管理データベース32に登録された計画情報35の変更を受け付ける。また、対象施設としての原子力施設1の区分けの変更を受け付ける。また、所定の被管理エリア8の用途の変更を受け付ける。さらに、これらの入力以外の入力を受け付けても良い。なお、この情報入力処理では、主に廃止措置の作業中に各種情報が入力される。また、計画管理データベース32に対する初期登録は、初期登録処理にて別途に実行される。
次のステップS12において、メイン制御部23は、廃止措置の開始前に、計画管理データベース32に各種の情報を登録する初期登録処理を実行する。
次のステップS13において、メイン制御部23は、廃止措置の作業工程を管理する工程管理処理を実行する。そして、処理を終了する。
次に、工程管理コンピュータ11が実行する初期登録処理について図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図3および図4に示すブロック図、図5から図7に示す管理テーブル、図8に示す工程管理画面60を適宜参照する。
図10に示すように、まず、ステップS21において、メイン制御部23は、既に計画管理データベース32に廃止措置に必要な各種情報が登録されているか否か、つまり、初期登録済みであるか否かを判定する。ここで、初期登録済みである場合(ステップS21がYES)は、処理を終了する。一方、初期登録済みでない場合(ステップS21がNO)は、ステップS22に進む。
次のステップS22において、情報入力部24は、設計情報34の入力を受け付ける。入力された設計情報34は、計画管理データベース32に登録される。
次のステップS23において、情報入力部24は、計画情報35の入力を受け付ける。入力された計画情報35は、計画管理データベース32に登録される。
次のステップS24において、エリア識別処理部27は、対象施設としての原子力施設1の区分けを受け付ける。例えば、原子炉建屋2およびタービン建屋3の各部屋を被管理エリア8として区分けする。
次のステップS25において、エリア識別処理部27は、計画管理データベース32に登録された設計情報34または計画情報35に基づいて、それぞれの被管理エリア8にエリア識別情報としてのエリア番号を付与する。
次のステップS26において、エリア情報付与部28は、計画管理データベース32に登録された設計情報34または計画情報35に基づいて、用途に応じて、それぞれの被管理エリア8に「保管エリア」、「解体エリア」または「処理エリア」の設定を行う。
次のステップS27において、メイン制御部23は、計画管理データベース32のエリア管理テーブルに、エリア番号を登録するとともに、それぞれのエリア番号に対応付けて、設計情報34または計画情報35に基づく各種情報を登録する。そして、処理を終了する。
次に、工程管理コンピュータ11が実行する工程管理処理について図11から図13のフローチャートを用いて説明する。なお、図3および図4に示すブロック図、図5から図7に示す管理テーブル、図8に示す工程管理画面60を適宜参照する。
図11に示すように、まず、ステップS31において、メイン制御部23は、情報入力部24に、廃止措置中に作業現場で実際に取得される実績値である作業実績が入力されたか否かを判定する。ここで、作業実績の入力がない場合(ステップS31がNO)は、後述のステップS33に進む。一方、作業実績の入力がある場合(ステップS31がYES)は、ステップS32に進む。
次のステップS32において、メイン制御部23は、情報入力部24に入力された作業実績に基づいて、進捗管理データベース33の登録内容を更新する。
次のステップS33において、メイン制御部23は、情報入力部24が計画管理データベース32の登録内容の変更を受け付けたか否かを判定する。つまり、管理者が、作業実績に基づいて計画管理データベース32の登録内容を変更する入力操作をしたか否かを判定する。ここで、計画管理データベース32の登録内容の変更を受け付けていない場合(ステップS33がNO)は、後述のステップS35に進む。一方、計画管理データベース32の登録内容の変更を受け付けた場合(ステップS33がYES)は、ステップS34に進む。
次のステップS34において、メイン制御部23は、進捗管理データベース33の登録内容に基づいて、計画管理データベース32の登録内容を更新(変更)する。なお、計画管理データベース32の登録内容の変更は、管理者の入力操作にかかわらず、自動的に行っても良い。
次のステップS35において、状況表示部31は、ディスプレイに工程管理画面60が表示中であるか否かを判定する。ここで、工程管理画面60が表示中である場合(ステップS35がYES)は、後述のステップS40に進む。一方、工程管理画面60が表示中でない場合(ステップS35がNO)は、ステップS36に進む。
次のステップS36において、状況表示部31は、情報入力部24が工程管理画面60をディスプレイに表示する入力操作を受け付けたか否かを判定する。つまり、管理者が、工程管理画面60を表示する入力操作をしたか否かを判定する。ここで、工程管理画面60を表示する入力操作を受け付けていない場合(ステップS36がNO)は、後述のステップS51に進む。一方、工程管理画面60を表示する入力操作を受け付けた場合(ステップS36がYES)は、ステップS37に進む。
次のステップS37において、状況表示部31は、計画管理データベース32の登録内容に基づいて作業工程表61を作成する。
次のステップS38において、エリア状況処理部29は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33の登録内容に基づいて、現在の状況に対応する被管理エリア8のエリア状況表62を作成する。
次のステップS39において、状況表示部31は、作成された作業工程表61およびエリア状況表62をディスプレイに表示する。
次のステップS40において、状況表示部31は、情報入力部24がエリア状況表62にて表示の対象となる時期の指定を受け付けたか否かを判定する。例えば、管理者は、作業工程表61に重畳して表示されるチャートカーソル64,65を操作して時期の指定を行う。ここで、表示対象の時期の指定を受け付けていない場合(ステップS40がNO)は、後述のステップS43に進む。一方、表示対象の時期の指定を受け付けた場合(ステップS40がYES)は、ステップS41に進む。
次のステップS41において、エリア状況処理部29は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33の登録内容に基づいて、指定された時期に対応する被管理エリア8のエリア状況表62を作成する。
次のステップS42において、状況表示部31は、ディスプレイに表示中のエリア状況表62を、指定された時期に対応するものに更新する。
図12に示すように、次のステップS43において、エリア特定部30は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33を参照し、ディスプレイに表示中のエリア状況表62において、占有率が第1上限規定値(例えば、70%)以上となる保管エリアがあるか否かを判定する。なお、この判定では、占有率が第1上限規定値以上、かつ第2上限規定値未満の保管エリアがあるか否かを判定する。ここで、占有率が第1上限規定値以上となる保管エリアがない場合(ステップS43がNO)は、後述のステップS45に進む。一方、占有率が第1上限規定値以上となる保管エリアがある場合(ステップS43がYES)は、ステップS44に進む。
次のステップS44において、状況表示部31は、占有率が第1上限規定値以上となる保管エリアのエリア状況の項目69を所定の報知色(例えば、橙色)で表示する。
次のステップS45において、エリア特定部30は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33を参照し、ディスプレイに表示中のエリア状況表62において、占有率が第2上限規定値(例えば、90%)以上となる保管エリアがあるか否かを判定する。ここで、占有率が第2上限規定値以上となる保管エリアがない場合(ステップS45がNO)は、後述のステップS47に進む。一方、占有率が第2上限規定値以上となる保管エリアがある場合(ステップS45がYES)は、ステップS46に進む。
次のステップS46において、状況表示部31は、占有率が第2上限規定値以上となる保管エリアのエリア状況の項目70を所定の報知色(例えば、赤色)で表示する。
次のステップS47において、エリア特定部30は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33を参照し、ディスプレイに表示中のエリア状況表62において、占有率が下限規定値(例えば、10%)以下となる保管エリアがあるか否かを判定する。なお、この判定では、保管量が下限規定値以下となる時期が、予め定められた特定期間以上に亘って続く保管エリアがあるか否かを判定しても良い。ここで、占有率が下限規定値以下となる保管エリアがない場合(ステップS47がNO)は、後述のステップS49に進む。一方、占有率が下限規定値以下となる保管エリアがある場合(ステップS47がYES)は、ステップS48に進む。
次のステップS48において、状況表示部31は、占有率が下限規定値以下となる保管エリアのエリア状況の項目71を所定の報知色(例えば、青色)で表示する。
次のステップS49において、エリア特定部30は、計画管理データベース32および進捗管理データベース33を参照し、ディスプレイに表示中のエリア状況表62において、計画量と実績量との間に報知対象となる差異が生じる被管理エリア8があるか否かを判定する。ここで、報知対象となる差異が生じる被管理エリア8がない場合(ステップS49がNO)は、後述のステップS51に進む。報知対象となる差異が生じる被管理エリア8がある場合(ステップS49がYES)は、ステップS50に進む。
次のステップS50において、状況表示部31は、報知対象となる差異が生じる被管理エリア8のエリア状況の項目72を所定の報知色(例えば、黄色)で表示する。
図13に示すように、次のステップS51において、メイン制御部23は、情報入力部24が計画管理データベース32に登録された設計情報34の変更を受け付けたか否かを判定する。ここで、設計情報34の変更を受け付けていない場合(ステップS51がNO)は、後述のステップS53に進む。一方、設計情報34の変更を受け付けた場合(ステップS51がYES)は、ステップS52に進む。
次のステップS52において、メイン制御部23は、計画管理データベース32に登録された設計情報34の変更を行う。なお、この変更は、進捗管理データベース33の登録内容に基づいて行っても良いし、情報入力部24に入力された情報に基づいて行っても良い。
次のステップS53において、メイン制御部23は、情報入力部24が計画管理データベース32に登録された計画情報35の変更を受け付けたか否かを判定する。ここで、計画情報35の変更を受け付けていない場合(ステップS53がNO)は、後述のステップS55に進む。一方、計画情報35の変更を受け付けた場合(ステップS53がYES)は、ステップS54に進む。
次のステップS54において、メイン制御部23は、計画管理データベース32に登録された計画情報35の変更を行う。なお、この変更は、進捗管理データベース33の登録内容に基づいて行っても良いし、情報入力部24に入力された情報に基づいて行っても良い。
次のステップS55において、エリア識別処理部27は、情報入力部24が対象施設としての原子力施設1の区分けの変更を受け付けたか否かを判定する。ここで、区分けの変更を受け付けていない場合(ステップS55がNO)は、後述のステップS58に進む。一方、区分けの変更を受け付けた場合(ステップS55がYES)は、ステップS56に進む。
次のステップS56において、エリア識別処理部27は、計画管理データベース32に登録された原子力施設1の区分けに関する情報の変更を行う。なお、この変更は、進捗管理データベース33の登録内容に基づいて行っても良いし、情報入力部24に入力された情報に基づいて行っても良い。
次のステップS57において、エリア識別処理部27は、計画管理データベース32に登録された被管理エリア8のエリア番号の変更を行う。なお、この変更は、情報入力部24に入力された情報に基づいて行う。
次のステップS58において、エリア情報付与部28は、情報入力部24が所定の被管理エリア8の用途の変更を受け付けたか否かを判定する。ここで、所定の被管理エリア8の用途の変更を受け付けていない場合(ステップS58がNO)は、処理を終了する。一方、所定の被管理エリア8の用途の変更を受け付けた場合(ステップS58がYES)は、ステップS59に進む。
次のステップS59において、エリア情報付与部28は、計画管理データベース32に登録された登録内容のうち、変更を受け付けた被管理エリア8の用途の設定を変更する。
次のステップS60において、メイン制御部23は、計画管理データベース32のエリア管理テーブルにおいて、変更を受け付けた被管理エリア8のエリア番号に対応付けて、設計情報34または計画情報35に基づく各種情報を登録する。そして、処理を終了する。
なお、本実施形態において、基準値(例えば、上限規定値、下限規定値または閾値)を用いた任意の値(例えば、保管量、発生量、計画量または実績量)の判定は、「任意の値が基準値以上か否か」の判定でも良いし、「任意の値が基準値を超えているか否か」の判定でも良い。或いは、「任意の値が基準値以下か否か」の判定でも良いし、「任意の値が基準値未満か否か」の判定でも良い。また、基準値が固定されるものでなく、変化するものであっても良い。従って、基準値の代わりに所定範囲の値を用い、任意の値が所定範囲に収まるか否かの判定を行っても良い。また、予め装置に生じる誤差を解析し、基準値を中心として誤差範囲を含めた所定範囲を判定に用いても良い。
なお、本実施形態のフローチャートにおいて、各ステップが直列に実行される形態を例示しているが、必ずしも各ステップの前後関係が固定されるものでなく、一部のステップの前後関係が入れ替わっても良い。また、一部のステップが他のステップと並列に実行されても良い。
本実施形態のシステムは、CPU、ROM、RAM、HDDなどのハードウェア資源を有し、CPUが各種プログラムを実行することで、ソフトウェアによる情報処理がハードウェア資源を用いて実現されるコンピュータで構成される。さらに、本実施形態の工程管理方法は、プログラムをコンピュータに実行させることで実現される。
本実施形態のシステムは、専用のチップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)、またはCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを高集積化させた制御装置と、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置と、ディスプレイなどの表示装置と、マウスまたはキーボードなどの入力装置と、通信インターフェースとを備える。このシステムは、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。
なお、本実施形態のシステムで実行されるプログラムは、ROMなどに予め組み込んで提供される。もしくは、このプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、メモリカード、DVD、フレキシブルディスク(FD)などのコンピュータで読み取り可能な非一過性の記憶媒体に記憶されて提供するようにしても良い。
また、このシステムで実行されるプログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせて提供するようにしても良い。また、このシステムは、構成要素の各機能を独立して発揮する別々のモジュールを、ネットワークまたは専用線で相互に接続し、組み合わせて構成することもできる。
なお、本実施形態では、対象施設として原子力施設を例示し、その廃止措置の工程管理に本実施形態の工程管理システムを用いているが、その他の態様であっても良い。例えば、火力発電所または工場などの施設を解体するときの工程管理に本実施形態の工程管理システムを用いても良い。
以上説明した実施形態によれば、進捗情報に基づく廃棄物の発生量が計画情報で予め定められた保管量の上限規定値以上となる保管エリアを特定するエリア特定部を備えることにより、エリアの用途計画または作業工程の見直しを行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…原子力施設、2…原子炉建屋、3…タービン建屋、4…原子炉、5…原子炉圧力容器、6…原子炉格納容器、7…機器、8…被管理エリア、10…工程管理システム、11…工程管理コンピュータ、12…作業者用携帯端末、13…2次元コード読取部、14…非接触通信部、15…無線通信部、16…第1種管理タグ、17…第2種管理タグ、18…第3種管理タグ、19…2次元コード、20…RFIDチップ、21…衛星測位部、22…通信部、23…メイン制御部、24…情報入力部、25…通信部、26…計時部、27…エリア識別処理部、28…エリア情報付与部、29…エリア状況処理部、30…エリア特定部、31…状況表示部、32…計画管理データベース、33…進捗管理データベース、34…設計情報、35…計画情報、36…管理テーブル、37…進捗情報、38…図面データ、39…エリア内機器データ、40…エリア寸法データ、41…エリア床耐荷重データ、42…付帯設備データ、43…作業工程の計画データ、44…エリア用途の計画データ、45…エリア内作業の計画データ、46…廃棄物の保管量の計画データ、47…作業工程の進捗データ、48…エリア内線量率の進捗データ、49…エリア別作業状況の進捗データ、50…廃棄物の発生量の進捗データ、51…廃棄物の搬送量の進捗データ、52…廃棄物の保管量の進捗データ、60…工程管理画面、61…作業工程表、62…エリア状況表、63…棒グラフ、64,65…チャートカーソル、66,67…日付、68…マウスポインタ、69,70,71,72…エリア状況の項目。

Claims (19)

  1. 作業の対象となる対象施設が複数の被管理エリアに区切られ、それぞれの前記被管理エリアを識別するエリア識別処理部と、
    前記対象施設で発生する廃棄物の保管計画を含む計画情報に基づいて複数の前記被管理エリアのうちの少なくとも1つを前記廃棄物が保管される保管エリアとして設定するエリア情報付与部と、
    前記保管エリアに保管予定の前記廃棄物の発生量を含む進捗情報を処理するエリア状況処理部と、
    前記進捗情報に基づく前記廃棄物の前記発生量が前記計画情報で予め定められた保管量の上限規定値以上となる前記保管エリアを特定するエリア特定部と、
    前記保管量が前記上限規定値以上となる前記保管エリアを識別可能な態様で表示する状況表示部と、
    を備える、
    工程管理システム。
  2. 前記状況表示部は、前記保管量の前記上限規定値以上となる時期を識別可能な態様で表示する、
    請求項1に記載の工程管理システム。
  3. 前記エリア特定部は、前記進捗情報に基づく前記廃棄物の前記発生量が前記計画情報で予め定められた前記保管量の下限規定値以下となる前記保管エリアを特定し、
    前記状況表示部は、前記保管量が前記下限規定値以下となる前記保管エリアを識別可能な態様で表示する、
    請求項1または請求項2に記載の工程管理システム。
  4. 前記状況表示部は、表示対象となる時期の指定を受け付けて、指定された時期の複数の前記被管理エリアの状況を並べて表示する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  5. 前記状況表示部は、第1時期と前記第1時期とは異なる第2時期の指定を受け付け可能であり、指定された前記第1時期と前記第2時期における同一の前記被管理エリアの状況を並べて表示する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  6. 前記状況表示部は、それぞれの前記被管理エリアを識別可能なエリア識別情報と、表示中の前記被管理エリアに対応する前記計画情報と、表示中の前記被管理エリアに対応する前記進捗情報とを並べて表示する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  7. 前記状況表示部は、それぞれの前記被管理エリアを識別可能なエリア識別情報と、前記作業の工程表とを並べて表示する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  8. 前記エリア情報付与部は、被解体物の解体計画を含む前記計画情報に基づいて複数の前記被管理エリアのうちの少なくとも1つを前記被解体物の解体作業を行う解体エリアとして設定し、
    前記エリア状況処理部は、前記解体エリアに対応する前記解体作業に伴う前記廃棄物の前記発生量を含む前記進捗情報を処理する、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  9. 前記計画情報は、いずれかの前記被管理エリアに関わる計画量であって、前記被解体物の解体計画に伴う前記廃棄物の前記発生量と、前記廃棄物の保管計画に伴う前記廃棄物の前記保管量とを含み、
    前記進捗情報は、いずれかの前記被管理エリアに関わる実績量であって、実際の前記解体作業に伴う前記廃棄物の前記発生量と、実際に保管される前記廃棄物の前記保管量とを含み、
    前記エリア特定部は、前記計画量と前記実績量との間に報知対象となる差異が生じる前記被管理エリアを特定し、
    前記状況表示部は、前記エリア特定部が特定した前記被管理エリアを識別可能な態様で表示する、
    請求項8に記載の工程管理システム。
  10. 前記エリア情報付与部は、放射能汚染物の除染計画を含む前記計画情報に基づいて複数の前記被管理エリアのうちの少なくとも1つを前記放射能汚染物の除染作業を行う処理エリアとして設定し、
    前記エリア状況処理部は、前記処理エリアに対応付する前記除染作業に伴う前記廃棄物の前記発生量を含む前記進捗情報を処理する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  11. 前記計画情報は、いずれかの前記被管理エリアに関わる計画量であって、前記放射能汚染物の除染計画に伴う前記廃棄物の前記発生量と、前記廃棄物の保管計画に伴う前記廃棄物の前記保管量とを含み、
    前記進捗情報は、いずれかの前記被管理エリアに関わる実績量であって、実際の前記除染作業に伴う前記廃棄物の前記発生量と、実際に保管される前記廃棄物の前記保管量とを含み、
    前記エリア特定部は、前記計画量と前記実績量との間に報知対象となる差異が生じる前記被管理エリアを特定し、
    前記状況表示部は、前記エリア特定部が特定した前記被管理エリアを識別可能な態様で表示する、
    請求項10に記載の工程管理システム。
  12. 前記進捗情報は、前記保管エリアに保管予定の前記廃棄物の実際の前記発生量を含み、
    前記エリア情報付与部は、前記廃棄物の実際の前記発生量の変化に応じて前記保管エリアの設定の変更を受け付ける、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  13. 前記エリア情報付与部は、前記廃棄物の放射能汚染レベルを対応付けて前記保管エリアを設定する、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  14. 前記計画情報が登録される計画管理データベースと、
    前記進捗情報が登録されるとともに前記作業の実績の入力に基づいて登録内容が更新される進捗管理データベースと、
    を備え、
    前記エリア情報付与部は、前記進捗管理データベースの前記進捗情報の更新に基づいて前記計画管理データベースの前記計画情報の変更を受け付ける、
    請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  15. 前記廃棄物に取り付けられる管理タグを備え、
    前記エリア状況処理部は、前記管理タグに基づいて前記廃棄物の少なくとも位置を特定する、
    請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  16. 前記エリア状況処理部は、前記作業に関わる物の初期位置と、前記物の形態と、前記作業に伴い発生する前記廃棄物の移送先とを、前記被管理エリアに対応付けて処理を行う、
    請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  17. 前記エリア情報付与部は、前記対象施設の設計図を含む設計情報に基づいて前記保管エリアを設定する、
    請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  18. 前記対象施設が原子炉建屋を含む原子力施設であり、前記作業が前記原子力施設の廃止措置である、
    請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の工程管理システム。
  19. 作業の対象となる対象施設が複数の被管理エリアに区切られ、それぞれの前記被管理エリアを識別するステップと、
    前記対象施設で発生する廃棄物の保管計画を含む計画情報に基づいて複数の前記被管理エリアのうちの少なくとも1つを前記廃棄物が保管される保管エリアとして設定するステップと、
    前記保管エリアに保管予定の前記廃棄物の発生量を含む進捗情報を処理するステップと、
    前記進捗情報に基づく前記廃棄物の前記発生量が前記計画情報で予め定められた保管量の上限規定値以上となる前記保管エリアを特定するステップと、
    前記保管量が前記上限規定値以上となる前記保管エリアを識別可能な態様で表示するステップと、
    コンピュータが実行する
    工程管理方法。
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